JP2005048640A - ガスタービンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧縮が困難であった酸素含有ガスをタービンの燃焼ガスとして使用することができるガスタービンシステムを提供する。
【解決手段】 圧縮機11、燃焼器12およびタービン13からなるガスタービン1を備え、酸素を含有する第1燃料ガスF1を使用するガスタービンシステムであって、タービン13からの排ガスGを熱源として第1燃料ガスF1を触媒によって部分酸化することにより酸素濃度を可燃範囲以下に低減させる反応器24と、反応器24を経た第2燃料ガスF2を昇圧して燃焼器12に供給する燃料ガス圧縮機4とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 圧縮機11、燃焼器12およびタービン13からなるガスタービン1を備え、酸素を含有する第1燃料ガスF1を使用するガスタービンシステムであって、タービン13からの排ガスGを熱源として第1燃料ガスF1を触媒によって部分酸化することにより酸素濃度を可燃範囲以下に低減させる反応器24と、反応器24を経た第2燃料ガスF2を昇圧して燃焼器12に供給する燃料ガス圧縮機4とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、炭層ガスのような酸素含有燃料ガスを、重油などの液体燃料に代わるガスタービン用燃料として使用して運転することができるガスタービンシステムに関する。
石炭の採掘現場から発生するメタンを主成分とする炭層ガス(Coal Mine Gas:CMG)のような酸素含有燃料ガスは、とりわけ安価でかつ大量に入手できる新たな燃料として注目されはじめている。
この炭層ガスは、石炭の採掘現場においては、安全管理上、回収されているものの、これまでその大部分は有効に活用されることなく、そのまま大気中へ排出されている。炭層ガスが大気中に大量に排出されると、環境への悪影響が大きいことから、その有効活用が探求されている。その有効活用の一環として、特にガスタービンシステムで燃料としての使用が検討されている。
なお、炭層ガスの有効活用の一例として、炭層ガスを改質して炭層ガス中のメタン濃度を低下させる方法が知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、改質用に使用する二酸化炭素を供給する装置が必要になるため、システムが大型で複雑になる。
特開2002−363578号公報
上記炭層ガスをガスタービン燃料として使用する場合、圧縮によりガス性状がガス中の酸素とメタンの可燃範囲に入るため、圧縮が困難で、ガスタービンの燃料ガスとして使用するのが難しかった。そこで、燃焼を回避するため、前記ガス中の酸素を低減する方法として、部分酸化によりメタンと反応させる方法は知られていたが、その予熱のための熱や反応により発生する熱の損失があるため、熱効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、炭層ガスのような燃料ガス中の酸素濃度を効率よく低下させて、ガスタービンの燃料として使用可能にしたガスタービンシステムを提供することを目的とする。
本発明は、圧縮機、燃焼器およびタービンからなるガスタービンを備え、酸素を含有する第1燃料ガスを使用するガスタービンシステムであって、前記タービンからの排ガスを熱源として前記第1燃料ガスを触媒によって部分酸化することにより酸素濃度を可燃範囲以下に低減させる反応器と、前記反応器を経た第2燃料ガスを昇圧して前記燃焼器に供給する燃料ガス圧縮機とを備えている。第1燃料ガスは、例えば、炭層ガス(CMG)である。
この構成によれば、酸素を含有する第1燃料ガスの酸素濃度を可燃範囲以下に低減させてからガスタービンの燃焼器に供給して駆動用燃料として使用できるようになる。つまり、これまで前記酸素を含有する第1燃料ガスをそのまま、燃料ガス圧縮機で圧縮してガスタービンの燃料として使用しようとすると、前記酸素濃度が高いために、圧縮による昇温で爆発するおそれがあり、使用が困難であったが、酸素濃度を可燃範囲以下に低減させてから燃料ガス圧縮機に供給するようにしたので、そのようなおそれなく、使用できる。したがって、例えば、これまで、ガスタービンの燃料として有望視されながらも、多くは大気中に排出されてきた炭層ガスを有効活用でき、環境汚染対策上からも好ましい。
本発明の好ましい実施形態では、さらに、タービンからの排ガスを冷媒として前記反応器を出た第2燃料ガスを冷却する冷却器を備えている。この構成によれば、タービンからの排ガスは、反応器を経た第2燃料ガスに比べ、低温であるので、この排ガスを利用して第2燃料ガス間の熱交換によって前記第2燃料ガスを効率的に冷却できる。これにより、前記反応器を出た第2燃料ガスの温度が低くなり、燃料ガス圧縮機に供給されるまでに発熱反応によるエネルギー損失を発生するのが抑制される。
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記ガスタービンの起動時に、前記第1燃料ガスを燃焼させて前記反応器に熱源として供給する起動用燃焼器を備えている。この構成によれば、起動時に起動用燃焼器からの燃焼ガスによって反応器を予熱して触媒反応温度にまで予熱できるから、ガスタービンシステムが円滑に起動される。しかも、ガスタービンの燃料となる第1燃料ガスを予熱用にも使用するので、別途液体燃料のような予熱用燃料を用意する必要がない。
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記燃料ガス圧縮機により昇圧された第2燃料ガスの圧力を調整する圧力調整器と、ガスタービンの起動時に第2燃料ガスの濃度に基づいて前記圧力調整器を制御し、第2燃料ガスの圧力を可燃範囲以下にする圧力制御手段を備えている。この構成によれば、ガスタービンの起動時に反応器が未だ十分作動しない状態であっても、第2燃料ガスがガスタービンの圧縮機に供給されるまでの間、第2燃料ガスの圧力が常時、可燃範囲以下になるように制御されるので、ガス爆発を防止できる。
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記第1燃料ガスと第2燃料ガスとの間で熱交換して第1燃料ガスを昇温する熱交換器を備えている。この構成によれば、反応器前の第1燃料ガスを予熱できるので、反応器におけるガスタービン排ガスによる予熱量を低減できる。他方、熱交換器により第2燃料ガスは低温化されるので、発熱反応による第2燃料ガスのエネルギー損失が抑制される。
本発明の好ましい実施形態では、さらに、前記排気の通路における反応器の下流側に、排気を熱源として蒸気を生成する排熱ボイラを備えている。この構成によれば、反応器の発生熱が排熱ボイラで回収されて、有効利用される。
本発明のガスタービンシステムによれば、これまで酸素を多く含むことで圧縮が難しく、ガスタービンの燃料としての使用が困難であった酸素を含有する燃料ガスが、その酸素濃度を可燃範囲以下に低減することで、ガスタービン用燃料として使用可能になった。これにより、例えば、これまで有効に活用されることなく、その多くが大気中へ放散されてきた炭層ガスの有効活用を実現できるとともに、環境汚染の問題も解決される。しかも、反応器の熱源としてタービン排ガスが使用されるから、熱効率も向上する。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。図1は、本発明のガスタービンシステムの実施形態を示す系統図であって、同装置は、ガスタービン1と、これに付設した排熱回収装置2と、これらの間を接続する配管C1〜C5とを備えている。
前記ガスタービン1は、圧縮機11と燃焼器12とタービン13とを有し、その回転軸15に負荷である発電機14が連結されている。なお、前記圧縮機1には、必要に応じて可変静翼11Aが設けられている。
酸素を含有する炭層ガスのような第1燃料ガスF1は、排熱回収装置2を通ったのち、ガスタービン1に燃料として供給される。すなわち、前記排熱回収装置2はタービン13からの排ガスGの通路を形成しており、この通路の上流部には、タービン13からの排ガスGが保有する熱によって暖められる予熱器22が設けられており、ガスタービンの運転時、この予熱器22内を第1燃料ガスF1が配管C1を通って送り込まれ、第1燃料ガスF1が予熱される。
排熱回収装置2における前記予熱器22よりも下流側には、内部にパラジウム触媒(Pd)、ニッケル触媒(Ni)、白金触媒(Pt)またはロジウム触媒(Rh)を保持した反応器24が設けられている。この反応器24の設置位置は、触媒反応に適した部位に設置するが、例えば触媒がパラジウム触媒(Pd)の場合には、触媒反応上、排ガス温度300℃以上となる部位が好ましく、触媒がニッケル触媒(Ni)の場合には、排ガス温度400℃以上となる部位が好ましい。
前記予熱器22と反応器24との間は、配管C3で接続され、前記予熱器22で一定温度に予熱された第1燃料ガスF1は、配管C3を通って予熱器22から前記反応器24に送り込まれ、この反応器24を通過する過程で、前記触媒による部分酸化反応によって、酸素濃度が、後述する燃料ガス圧縮機4による昇圧後の可燃範囲以下に低減されるようになっている。この反応器24での反応後のガス温度は約600℃である。
前記反応器24での触媒反応後のガス温度が使用材料の規定最大温度以上になるおそれがある場合は、前記反応器24の出口に、冷却部24aを設ける。なお、冷却部24aの出口のガス温度は温度センサ63で常時計測されている。この冷却部24aを設けることで、前記反応器24で酸素濃度を可燃範囲以下に低減された高温の酸素含有ガスである第2燃料ガスF2が、排ガスGとの熱交換によって冷却される。この冷却により、前記反応後の第2燃料ガスの温度は約350℃にまで低下する。反応冷却部24aを出た第2燃料ガスF2は、配管C4を経由して冷却器26により反応熱が回収されて冷却される。
冷却器26を出た第2燃料ガスF2は、配管C5を通ってガスタービン1の燃焼器12に供給される。この配管C5の途中には、熱交換器3が設けられており、常温の第1燃料ガスF1と高温の反応後ガスである第2燃料ガスF2との間で熱交換が行われ、前記第2燃料ガスF2の冷却と第1燃料ガスF1の予熱が同時に行われる。
さらに、前記熱交換器3とガスタービン1の燃焼器12との間には、配管C5により送り込まれる前記第2燃料ガスを昇圧して前記燃焼器12に供給するモータ駆動の燃料ガス圧縮機4が設けられ、この燃料ガス圧縮機4の下流側には、空気冷却器41が設けられている。この空気冷却器41により、燃料ガス圧縮機4により昇圧された第2燃料ガスF2の温度上昇を抑制している。
また、燃料ガス圧縮機4および空気冷却器41に対して並列に第2燃料ガス2の圧力を調整する圧力制御弁6Aが設けられ、空気冷却器41の下流側には、第2燃料ガスF2中の酸素濃度を測定する酸素濃度センサ61と放散弁6Bが接続されている。これら圧力制御弁6Aおよび放散弁6Bにより圧力調整器6が形成されている。前記酸素濃度センサ61が、反応後の第2燃料ガスF2中の酸素残存量を測定して、測定結果をコントローラ5の圧力制御手段5Aに入力し、この測定結果に応じた圧力制御手段5Aからの指令により、前記圧力制御弁6Aの調整と放散弁6Bの開閉を行うようになっている。
また、放散弁6Bとガスタービン1の燃焼器12との間には、遮断弁7および燃料調整弁8が設けられており、必要に応じて燃焼器12への第2燃料ガスの供給を停止したり、あるいはその供給量を調整できるようになっている。配管C5における遮断弁7と燃料調整弁8の間にはフィルタ9が設けられている。
また、ガスタービン起動前には、タービン13からの排ガスGで反応器24を予熱できないため、排熱回収装置2における予熱器22の上流側に、反応器予熱用のガス排出器21を設けている。配管C1から分岐した配管C2に起動用燃焼器31を接続し、フィルタ10を経た空気Aと前記配管C2からの第1燃焼ガスF1とを混合したものを起動用燃焼器31で燃焼させ、得られた燃焼ガスG1が、配管C6を経てガス排出器21に送り込まれるようになっている。なお、この起動用燃焼器31は、蒸気需要が増加した場合には、後述する排熱ボイラ20の追焚き装置としても使用される。
前記ガスタービンシステムにおける蒸気生成系統は、つぎのような構成となっている。給水タンク50から揚水された水は配管C7を経て排熱ボイラ20の上流で給水加熱器51により加熱され、脱気器52に入る。排熱ボイラ20の前段部20aで発生した蒸気は復水ドラム53を経て、脱気器52に入って水の加熱に使用され、脱気器52には、排熱ボイラ20の前段部20aの復水ドラム53で発生した蒸気が送り込まれ、液体分が脱気器52から配管C8によりエコノマイザ27を経て排熱ボイラ20の後段20bの復水ドラム54に入り込む。
復水ドラム54からの蒸気は、必要に応じてその一部が前記脱気器52に戻され、他の一部は配管C9により、ガスタービン1の出力および熱効率向上を目的として燃焼器12に注入される。さらに他の一部は、配管C10を通って、排熱回収装置2における予熱器22と反応器24の間に設置された過熱器28で加熱して蒸気タービン55用に、または暖房用の温水56として利用するようにしている。なお、図示しないが、前記復水ドラム53、54中のチューブに、反応器24を出た高温の第2燃料ガスF2を流すことで、第2燃料ガスF2と復水ドラム53、54中の復水との熱交換による追加の蒸気発生も可能である。
こうして、タービン13から排出される排ガスGは、排熱回収装置2内で第2燃料ガスF2や排ガスボイラ20の水および蒸気と熱交換され、熱エネルギーが回収されて低温となったのちに、煙突57から大気中へ放出される。
つぎに、前記構成によるガスタービンシステムの動作について説明する。まず、起動時の動作例1として、リヒート起動方式について説明する。配管C2からの第1燃料ガスF1を起動用燃焼器31にて燃焼して高温ガスG1を発生させ、これをガス排出器21から排出して反応器24を事前加熱する。反応器24の事前加熱を図示しないセンサで確認した後、コントローラ5の圧力制御手段5Aの作動により、圧力調整器6の圧力制御弁6Aを全開とし、燃料ガス圧縮機4を起動する。また、圧力調整器6の放散弁6Bは全開とする。放散弁6Bは圧縮機定格容量の5〜20%程度とし、この複数容量は配管内のガス置換時間より決定する。酸素濃度センサ61にて残存酸素量を計測し、酸素残存量が圧縮可能な下限である、例えば4%以下となった後、酸素残存量が4%以下であることを確認しながら、圧力制御弁6Aの設定値を順次定格値まで上昇させる。その後、前記放散弁6Bを全閉する。
続いて、図示しないスタータでガスタービン1を起動し、排ガスGの温度が反応器24の触媒反応温度以上となった後、起動用燃焼器31を停止し、定格運転に入る。このように、ガスタービン1の起動時に反応器24が未だ十分作動しない状態であっても、第2燃料ガスF2がガスタービン1の圧縮機11に供給されるまでの間、第2燃料ガスF2の圧力が常時、燃料ガス圧縮機4による昇圧後の可燃範囲以下になるように制御されるので、ガス爆発を防止できる。また、起動時に起動用燃焼器31からの燃焼ガスG1によって反応器24を予熱して触媒反応温度にまで予熱できるから、ガスタービンシステムが円滑に起動される。しかも、ガスタービン1の燃料となる第1燃料ガスF1を予熱用にも使用するので、別途液体燃料のような予熱用燃料を用意する必要がない。
つぎに、起動時の動作例2について説明する。この動作例2は、起動用燃焼器31を使用しないで、ガスタービン1の燃焼器12に軽油のような液体燃料を供給して起動する。排ガスGの温度が反応器24の触媒反応温度以上になった後、圧力調整器6の圧力制御弁6Aを全開とし、燃料ガス圧縮機4を起動する。また、圧力調整器6の放散弁6Bは全開とする。放散弁6Bは燃料ガス圧縮機4の定格容量の5〜20%程度とし、この容量は配管内のガス置換時間より決定する。続いて、酸素濃度センサ61にて残存酸素量を計測し、酸素残存量が4%以下になった後、酸素残存量が4%以下であることを確認しながら圧力制御弁1Aの設定値を順次定格値まで上昇させる。その後、前記放散弁6Bを全閉し、液体燃料から第1燃料ガスF1に切り替えて定格運転する。
前記起動方式のいずれの場合においても、起動時には、供給燃料圧力を第1燃料ガスF1に含まれるメタン(CH4)と酸素の可燃範囲以下とした状態でガスタービン1を起動する。ガスタービン1の燃焼器12の圧力は前記供給燃料圧力にて燃料を投入できるように徐々に上昇させる。起動時に燃焼器12の圧力、つまり圧縮機11の出口圧力を徐々に上昇させるための減圧方法としては、ガスタービン1の回転数を徐々に上げるか、または圧縮機11入口の可変静翼11Aを絞る方法がある。さらに、圧縮機11の中断に設けた逃がし弁11Bにより圧縮空気を外部に逃がすことによって減圧する方法もある。ガスタービン1の起動後、排ガスGの温度が上昇し、反応器24によって酸素の除去が可能になれば、燃焼器12の圧力を徐々に上昇させる。これに伴い、燃料ガス圧縮機4の供給圧力も上昇させる。このように制御することにより、燃料ガス圧縮機4は起動時の低圧用と定常運転時の高圧用の2台を備える必要がなく、1台で足り、ガスタービンシステムの構成が単純化され、かつコストダウンが図れる。
定格運転に入ると、第1燃料ガスF1は、配管C1を通って予熱器22で予熱されたのち、反応器24で部分酸化され、第1燃料ガスF1中の酸素濃度が、燃料ガス圧縮機4による昇圧後の可燃範囲以下に低減される。ここで、反応器24は排ガスGを熱源とするから、他の熱源を必要としないので、ガスタービンシステム全体の熱効率が向上する。反応器24の冷却部24aを出た第2燃料ガスF2は冷却器26により、排ガスGを冷媒として冷却される。タービンからの排ガスは、反応器を経た第2燃料ガスに比べ、低温であるので、この排ガスを利用して第2燃料ガス間の熱交換によって前記第2燃料ガスを効率的に冷却できる。これにより、反応器24を出た第2燃料ガスF2の温度が低くなり、燃焼器12に供給されるまでに発熱反応によるエネルギー損失が発生するのが抑制される。その結果、第2燃料ガスF2のエネルギーが後段の排熱回収装置2で蒸気として回収され、有効に活用される。
冷却器26を出た第2燃料ガスF2は配管C5を通って燃焼器12に供給される。その際、熱交換器3において、低温の第1燃料ガスF1と熱交換されることで、第1燃料ガスF1は昇温するので、反応器24での予熱負担が軽減される。一方、第2燃料ガスF2は第1燃料ガスF1との熱交換によって低温化されるので、発熱反応による第2燃料ガスF2のエネルギー損失が一層抑制される。また、排熱回収装置2内の排ガス通路における反応器24の下流側に設けた排熱ボイラ20により、反応器24からの発生熱が有効に回収される。
定格運転時の第1燃料ガスF1と第2燃料ガスF2の組成を図2に示す。酸素除去反応平衡計算結果(メタン=40%)において、ケース1,2はそれぞれ、酸素残存量が4%および0%になるまで反応させた場合を示している。ケース1,2ではメタン(CH4)が酸素と反応することで、メタン量は反応前の第1燃料ガスF1から目減りするものの、水素および一酸化炭素が大幅に増加しており、ガス体積比やガス総発熱量比から推察して、ガスタービン用燃料として安定して使用できることが明らかである。
本発明のガスタービンシステムを備えた施設を石炭採掘現場近くに建設するか、石炭採掘現場から回収される炭層ガスをパイプラインで遠隔地にあるガスタービンシステムを備えた施設に継続的に供給することで、石炭採掘現場からの炭層ガスを第1燃料ガスとして、有効活用することができる。
本発明のガスタービンシステムを備えた施設を石炭採掘現場近くに建設するか、石炭採掘現場から回収される炭層ガスをパイプラインで遠隔地にあるガスタービンシステムを備えた施設に継続的に供給することで、石炭採掘現場からの炭層ガスを第1燃料ガスとして、有効活用することができる。
1 ガスタービン
2 排熱回収装置
3 熱交換器
4 燃料ガス圧縮機
5A 圧力制御手段
6 圧力調整器
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
20 排熱ボイラ
24 反応器
26 冷却器
31 起動用燃焼器
F1 第1燃料ガス
F2 第2燃料ガス
2 排熱回収装置
3 熱交換器
4 燃料ガス圧縮機
5A 圧力制御手段
6 圧力調整器
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
20 排熱ボイラ
24 反応器
26 冷却器
31 起動用燃焼器
F1 第1燃料ガス
F2 第2燃料ガス
Claims (6)
- 圧縮機、燃焼器およびタービンからなるガスタービンを備え、酸素を含有する第1燃料ガスを使用するガスタービン装置であって、
前記タービンからの排ガスを熱源として前記第1燃料ガスを触媒によって部分酸化することにより酸素濃度を可燃範囲以下に低減させる反応器と、
前記反応器を経た第2燃料ガスを昇圧して前記燃焼器に供給する燃料ガス圧縮機とを備えたガスタービンシステム。 - 請求項1において、さらに、前記排ガスを冷媒として前記反応器を出た第2燃料ガスを冷却する冷却器を備えたガスタービンシステム。
- 請求項1または2において、さらに、前記ガスタービンの起動時に、前記第1燃料ガスを燃焼させて前記反応器に熱源として供給する起動用燃焼器を備えたガスタービンシステム。
- 請求項1から3のいずれかにおいて、さらに、前記燃料ガス圧縮機により昇圧された第2燃料ガスの圧力を調整する圧力調整器と、ガスタービンの起動時に、第2燃料ガスの濃度に基づいて前記圧力調整器を制御し、第2燃料ガスの圧力を可燃範囲以下にする圧力制御手段を備えたガスタービンシステム。
- 請求項1から4のいずれかにおいて、さらに、前記第1燃料ガスと第2燃料ガスとの間で熱交換して第1燃料ガスを昇温する熱交換器を備えたガスタービンシステム。
- 請求項1から5のいずれかにおいて、さらに、前記排気の通路における反応器の下流側に、排気を熱源として蒸気を生成する排熱ボイラを備えたガスタービンシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003280659A JP2005048640A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | ガスタービンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003280659A JP2005048640A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | ガスタービンシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005048640A true JP2005048640A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34266410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003280659A Pending JP2005048640A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | ガスタービンシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005048640A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008162822A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mitsui Zosen Plant Engineering Inc | 炭層ガスの改質システム |
| WO2015045778A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-02 | 三菱重工業株式会社 | クアトロ・ジェネレーションシステム |
-
2003
- 2003-07-28 JP JP2003280659A patent/JP2005048640A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008162822A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mitsui Zosen Plant Engineering Inc | 炭層ガスの改質システム |
| WO2015045778A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-02 | 三菱重工業株式会社 | クアトロ・ジェネレーションシステム |
| JP2015063954A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 三菱重工業株式会社 | クアトロ・ジェネレーションシステム |
| US10138758B2 (en) | 2013-09-25 | 2018-11-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Quatro-generation system |
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