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JP2005044461A - レンズ及びそれを用いた光学系、光ヘッド並びに光ディスク装置 - Google Patents

レンズ及びそれを用いた光学系、光ヘッド並びに光ディスク装置 Download PDF

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JP2005044461A
JP2005044461A JP2003279507A JP2003279507A JP2005044461A JP 2005044461 A JP2005044461 A JP 2005044461A JP 2003279507 A JP2003279507 A JP 2003279507A JP 2003279507 A JP2003279507 A JP 2003279507A JP 2005044461 A JP2005044461 A JP 2005044461A
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JP
Japan
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lens
wavelength
dvd
light
wavefront aberration
Prior art date
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Application number
JP2003279507A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Sugi
靖幸 杉
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】透明基板の厚さが異なる複数種の光記録媒体夫々に対し高い光利用効率で光ビー
ムを情報記録面に集光させることができる。
【解決手段】本発明にかかるレンズは、波長λiの複数種の単色光を集光させる多波長用
のレンズにおける一方のレンズ面のうちの全ての単色光での共通使用領域が屈折力の異な
る複数の非球面部に分割されている。各非球面部の各々隣接する非球面部同士の隣接部に
おけるレンズ光軸に平行な方向の段差量をレンズ光軸に近い順にDjとしたときに、隣接
部における段差のうちの半分以上の段差で、各波長λiに対するAijの値のうち最小のも
のをMIN(Aij)、最大のものをMAX(Aij)としたときに下記式を満足する。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<3
ここで、Aij=絶対値(Bij−mij)、Bij=(絶対値(Dj))*(ni-1)/λi−C、ni:波長λi
におけるレンズの屈折率、mij:Bijに最も値が近い整数、C:補正項である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の単色光を用いる多波長用光学系であって、例えばCD(Compact
Disc:CD−RなどのCDも含む)やDVD(Digital Versatile Disc)や、ブルーレー
ザー対応ディスク(AOD)など種類が異なる光記録媒体に対応できる互換型の記録再生
装置に用いられうる汎用の多波長用レンズ、多波長用光学系、光ヘッド、及び光ディスク
装置に関する。
従来より、CDやDVDなどの種類が異なる光ディスクをともに再生することができる
ようにした互換型光ディスク装置が提案されている。CDやDVDなど(以下、これらを
まとめて光ディスクという)は、いずれも透明な基板が用いられ、この透明基板の一方の
面に情報記録面が設けられている。そして、光ディスクは、透明基板を2枚、それらの情
報記録面を向かい合わせにして貼り合わせた構成をなすか、あるいは、かかる透明基板を
透明な保護基板と、透明基板の情報記録面が保護基板と向かい合うようにして貼り合わせ
た構成をなしている。かかる構成の光ディスクに記憶された情報信号を再生する場合には
、光ディスク装置により光源からのレーザビームを光ディスクの情報記録面に透明基板を
介して集光させる必要がある。レーザビームの波長は、後に述べるようにCDにおいて用
いられる場合とDVDにおいて用いられる場合とでは異なる。レーザビームを集光させる
ために、光ディスク装置では、対物レンズが使用されている。ここで、CDにおいて用い
られる透明基板の厚さは1.2mmであるのに対して、DVDにおいて用いられる透明基板
の厚さは0.6mmであり、光ディスクの種類(レーザビームの波長の違い)に応じて情報
記録面が設けられている透明基板の厚さが異なる。種類が異なる光ディスクを再生する光
ディスク装置では、光ディスクの種類に応じて透明基板の厚さが異なっても、レーザビー
ムを情報記録面に集光させる必要がある。また、近年提案されている新しい光ディスク装
置は、情報の再生のために波長400nm程度の青色レーザを用いることが提案されてい
る。従って、光ディスク装置では、下位互換のためCD及び現行のDVDに加えて、その
ような新しい光ディスクも同時に利用できることが期待されている。
このような互換型光ディスク装置としては、ピックアップに光ディスクの種類毎に対物
レンズを設け、使用する光ディスクの種類に応じて対物レンズを交換したり、光ディスク
の種類毎にピックアップを設け、使用する光ディスクの種類に応じてピックアップを交換
したりすることが考えられる。しかしながら、コストの面や装置の小型化を実現するため
には、対物レンズとして、光ディスクのいずれの種類にも同じレンズを用いることができ
るようにすることが望ましい。
かかる対物レンズの一代表例として、特許文献1に記載のものがある。この文献に記載
された対物レンズは、半径方向に3以上の輪帯状レンズ面に区分され、1つおきの輪帯状
レンズ面と他の1つおきの輪帯状レンズ面とは屈折力を異にしている。そして、同じ波長
のレーザビームに対し、1つおきの輪帯状レンズ面が、例えば、薄い透明基板(0.6mm
)の光ディスク(DVD)の情報記録面にレーザビームを集光させ、他の1つおきの輪帯
状レンズ面が、例えば、厚い透明基板(1.2mm)の光ディスク(CD)の情報記録面に
レーザビームを集光させる。
また、他の代表例として、特許文献2に記載のものがある。この文献には、薄い透明基
板のDVDに対しては、短波長(635nmまたは650nm)のレーザビームを使用し、厚い
透明基板のCDに対しては、長波長(780nm)のレーザビームを使用する光ディスク装
置が開示されている。この光ディスク装置は、これらレーザビームに共通に使用される対
物レンズを有している。そして、この対物レンズは、正のパワーを有する屈折レンズの一
方の面に輪帯状の微細な段差が密に設けられてなる回折レンズ構造が形成されたものであ
る。かかる回折レンズ構造は、薄い透明基板のDVDに対して短波長のレーザビームの回
折光を、厚い透明基板のCDに対して長波長のレーザビームの回折光を情報記録面に集光
するように設計されている。そして、いずれの回折光も同一次数の回折光を情報記録面に
集光するように設計されている。なお、DVDに対して短波長のレーザビームを用いるの
は、CDに比べてDVDの記録密度は高く、このために、ビームスポットを小さく絞る必
要があるためである。よく知られているように、光スポットの大きさは、波長に比例し、
開口数NAに反比例する。
レンズ面に輪帯状位相シフタを設けた輪帯位相補正レンズ方式の対物レンズも提案され
ている(例えば、特許文献3)。この対物レンズでは、まず、DVDに使用する、波長λ
1が640nmのレーザビームによる波面収差をなくすようにしたレンズ面を基準とする。さ
らに、この対物レンズでは、半径方向に複数の輪帯状の屈折面に区分し、これら屈折面を
夫々この基準レンズ面から所定の段差(レンズ中心からi番目の段差をdiとする)をもっ
て形成する。かかる段差diにより、夫々の屈折面によってDVDのレーザビームが基準
レンズ面に対してこの波長λ1の整数mi倍だけ位相シフトすることにより、CD系の波面
収差を低減するものである。
特開平9−145995号公報 特開2000−81566号公報 特開2001−51192号公報
上記いずれの従来例でも、DVD,CDともに共通の対物レンズを用いることができる
から、対物レンズを含めてDVD,CD毎に使用部材を交換するための手段などが不要と
なり、コストの面や構成の簡略化の点で有利となる。しかしながら、上記特許文献1では
、DVD、CD毎に対物レンズでの利用する輪帯状レンズ面が異なるため、入射レーザビ
ームに対して無効となる部分が多く、光利用効率が著しく低いという問題がある。
また、上記特許文献2では、回折レンズ構造による回折光を利用しているため、異なる
波長の夫々に対する回折効率を同時に100%にすることはできないという問題がある。な
お、この回折レンズでは、DVDに用いる短波長(635nmまたは650nm)のレーザビー
ムとCDに用いる長波長(780nm)のレーザビームに対し、それらのほぼ中間の波長で
回折効率が100%となるようにして、使用したレーザビームに対して回折効率がバランス
するようにしている。また、レンズ面に回折レンズ構造を設けるため、微小な段差が必要
になるが、製造上の誤差の影響を受け易く、回折構造が設計からずれた場合、回折効率の
劣化を招くことになる。このように、回折効率の劣化やそもそも回折効率が100%に達し
ないということは、入射光の全てを光ディスクの透明基板に設けられた情報記録面に集光
することはできないことを意味しており、これが光量損失となる。
さらに、上記特許文献3に開示された輪帯位相補正レンズ方式では、DVDのレーザビ
ームに対して波面収差をなくすように設計したレンズ面を基準面とし、これより、CDの
レーザビームに対する波面収差を低減するように、この基準面からDVDのレーザビーム
の波長λ1の整数mi倍の段差diだけ窪ませて屈折面としている。また、その際に前記段
差の形成により各輪帯域での集光点位置が前記段差形成でシフトするため、集光点位置が
シフトしないように各輪帯域の曲面形状を設計するというものである。しかし前記特許文
献3の従来例ではDVDの波面収差は充分に低減できているが、CDのレーザビームに対
して、波面収差を充分に低減することができていない。波面収差の値としては、RMS波
面収差値としてマレシャル評価基準の0.07λRMS以下とすれば良いことが多数の先
行文献(オプトロニクス社発行の光学入門の198ページ、平成2年11月26日発行、
など)に記載されており、前記特許文献3でも0.07λRMS以下とするような実施形
態が記述されている。しかし、0.07λRMS以下というのは光ディスク装置の場合、
光ディスク装置全体としての目標値となるべき値であり、対物レンズ単体での目標値とし
てはまだ不十分な値である。光ディスク装置全体としては、レーザーの非点隔差やコリメ
ータレンズの収差、反射ミラーや透過ミラーの収差や、光ピックアップと光ディスクとの
チルトズレなど、RMS波面収差を劣化させる要因は多々あるので、対物レンズ単体とし
ては0.07λRMS以下ということではなく、できるだけ小さいRMS波面収差値とす
ることが求められている。具体的には対物レンズ単体では0.035λRMS以下のRM
S波面収差値とすることが望ましいが、更に望ましくは0.030λRMS以下、更に望
ましくは0.025λRMS以下のRMS波面収差値とすることが望ましいが、前記特許
文献3では、実施形態1でDVDが0.001λRMS、CDが0.047λRMSであ
り、実施形態2ではDVDが0.019λRMS、CDが0.037λRMSであって、
DVDの波面収差は良好な値であるが、CDにおいて0.037λRMS以上の値にしか
なっておらず、DVD、CD共に良好な波面収差値を得るに至ってはいない。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、複数種の光記録媒体夫々に対し、可及的に波面
収差が低減された状態で、しかも、高い光利用効率で光ビームを情報記録面に集光させる
ことができるようにしたレンズとそのレンズを用いた光学系、光ヘッド、光ディスク装置
を提供することにある。
本発明にかかる多波長用レンズは、波長λi(i=1、2、3、4、・・・)の複数種類の
単色光をそれぞれ屈折作用により集光させる多波長用のレンズにおける少なくとも一方の
レンズ面のうちの全ての単色光での共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面部に分割
されており、分割されている各非球面部のそれぞれ隣接する非球面部同士の隣接部におけ
るレンズ光軸に平行な方向の段差量をレンズ光軸に近い順にDj(j=1、2、3、4、
・・・)としたときに、前記隣接部における段差のうちの少なくとも半分以上の段差にお
いて、各波長λiに対する下記Aijの値のうち最小のものをMIN(Aij)、最大のものをMAX(
Aij)としたときに下記数式を満足するものである。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<3
ここで、
Aij=絶対値(Bij−mij)
Bij=(絶対値(Dj))*(ni-1)/λi−C
ni:波長λiにおけるレンズの屈折率
mij:Bijに最も値が近い整数
C:補正項
好適な実施の形態における補正項Cは、前記隣接部の波長λi時のNAに基づいて算出
されるものである。
さらに、好適には、本発明にかかる多波長用レンズは、波長λi(i=1、2、3、4、
・・・)の複数種類の単色光をそれぞれ屈折作用により集光させる多波長用のレンズにお
ける少なくとも一方のレンズ面のうちの全ての単色光での共通使用領域が屈折力の異なる
複数の非球面部に分割されており、分割されている各非球面部のそれぞれ隣接する非球面
部同士の隣接部におけるレンズ光軸に平行な方向の段差量をDj(j=1、2、3、4、
・・・:レンズ光軸に近い順とする)、波長λiの光が入射したときのj番目の隣接部間
のNAをNAijとしたときに、前記隣接部における段差のうちの少なくとも半分以上の
段差において、各波長λiに対する下記Aijの値のうち最小のものをMIN(Aij)、最大のも
のをMAX(Aij)としたときに次式を満足するものである。さらに、全ての隣接段差におい
てこの式を満足することが好ましい。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<3
ここで、Aij=絶対値(Bij−mij)
Bij=(絶対値(Dj))*(ni-1)/λi−(NAij2)*K/λi
ni:波長λiにおけるレンズの屈折率
mij:Bijに最も値が近い整数
K=0.0004ミリメートル (NAij<0.55のとき)
K=0.0005ミリメートル (NAij>=0.55のとき)
さらに、次式を満足することが望ましい。また、全ての隣接段差においてこの式を満足
することが好ましい。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<2
本発明にかかる他の多波長用レンズは、波長λi(i=1、2、3、4、…)の複数種類の
単色光をそれぞれ屈折作用により集光させる多波長用のレンズにおける少なくとも一方の
レンズ面のうちの全ての単色光での共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面部に分割
されており、前記分割されている各非球面部は非球面部同士の隣接部において微小な範囲
が前記非球面とは異なる形状を有しており、前記分割されている各非球面部を前記隣接部
まで延長した場合におけるレンズ光軸に平行な方向の前記隣接部での前記延長した非球面
同士の段差量をレンズ光軸に近い順にDj(j=1、2、3、4、・・・:レンズ光軸に
近い順とする)、波長λiの光が入射したときのj番目の隣接部間のNAをNAijとした
ときに、、前記隣接部における段差のうちの少なくとも半分以上の段差において、各波長
λiに対する下記Aijの値のうち最小のものをMIN(Aij)、最大のものをMAX(Aij)とした
ときに次式を満足するものである。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<3
ここで、Aij=絶対値(Bij−mij)
Bij=(絶対値(Dj))*(ni-1)/λi−(NAij2)*K/λi
ni:波長λiにおけるレンズの屈折率
mij:Bijに最も値が近い整数
K=0.0004ミリメートル (NAij<0.55のとき)
K=0.0005ミリメートル (NAij>=0.55のとき)
上述のいずれかの多波長用レンズにおいて、微小な範囲において前記非球面とは異なる
形状は、金型抜き方向の抜き勾配を有していることが望ましい。また、上述のいずれかの
多波長用レンズにおいて、前記微小な範囲において前記非球面とは異なる形状は、微小な
R形状であることがさらに望ましい。
上述のレンズは、光学系、光学ヘッド、光ディスク装置に用いられる。
また、本発明にかかる他の正のパワーを有し、光源からの光を集光してあるピント面上
に光スポットを形成するレンズにおいて、前記レンズの片側もしくは両側のレンズ面に使
用領域とその外側に位置する不使用領域を設け、当該不使用領域にも前記光源からの光が
入射した場合において、前記使用領域のみに前記光源からの光を入射させたときに得られ
る光スポット径よりも前記使用領域及び不使用領域の双方に前記光源からの光を入射させ
たときの光スポット径の方が小さいことを特徴とするものである。
このレンズにおいて、前記レンズは複数の波長の単色光を集光する多波長用レンズであ
って、第1の波長に対する不使用領域は前記第1の波長とは別の第2の波長においては使
用領域となっていることが好ましい。さらにこの多波長用レンズにおいて、前記第1の波
長に対する不使用領域であって、前記第2の波長に対して使用領域となっている領域にお
いて、レンズ面の片側もしくは両側の面が分割されており、前記分割されている面のそれ
ぞれを前記第2の波長を有する光が通過することによって生じる波面収差に基づく位相差
がほぼ整数倍であることが望ましい。
本発明によれば、透明基板の厚さが異なる2種類以上の光ディスクに対して、回折レン
ズ構造を用いずに、屈折作用によって記録または再生に必要な開口(NA)で全ての光束
を所望とする位置に可及的に少ない収差で集光させることができ、光利用効率をより高め
ることができる。また、本発明は複数の単色光を用いる多波長用光学系において、分割さ
れたいずれの非球面も各単色光の固有の波長に対応した単一の焦点を有するとともに、前
記各単色光の固有の波長に対応した焦点はそれぞれ異なる位置に配置することができ、光
通信等における光学系においてもその利用が可能である。
いま、厚さt1の透明基板を用いた第1の光ディスクに対し、これを用いる光ディスク
装置での対物レンズが良好に収差補正され、この基板に設けられた情報記録面にレーザビ
ームが良好に集光するものとする。かかる光ディスク装置にこの透明基板とは異なる厚さ
t2の透明基板を用いた第2の光ディスクを使用した場合、この透明基板の厚さt2が厚さ
t1と異なるために、この対物レンズと厚さt2の透明基板とによって球面収差が生じ、こ
の厚さt2の透明基板に設けられている情報記録面にレーザビームが良好に集光しない。
一方、かかる対物レンズと透明基板からなる光学系に異なる波長のレーザビームを用い
ると、色収差が生ずる。ここで、色収差とは、波長の異なるレーザビームを対物レンズに
照射した場合に各々のレーザビームに対応して生ずる球面収差の差をいう。例えば、波長
655nmのレーザビームと、波長790nmのレーザビームを対物レンズに照射する場
合における色収差は、波長655nmのレーザビームを対物レンズに照射した場合に生じ
る球面収差と、波長790nmのレーザビームを対物レンズに照射した場合に生じる球面
収差の差である。
つまり、厚みがt1の場合の球面収差をSA(t1)、厚みがt2の場合の球面収差を
SA(t2)とし、また、波長λ1のレーザビームに対して生じる球面収差をSA(λ1
)、波長λ2のレーザビームに対して生じる球面収差をSA(λ2)とすると、波長が異
なることによる色収差は、前記球面収差の差(SA(λ2)−SA(λ1))で表される
。このとき、次の数式が出来るだけ、成り立つようにレンズ面を設計することが好ましい

(t)−S(t)=−(S(λ)−S(λ))
このことは、基板の厚さが異なる光ディスクのいずれに対しても、その基板の厚さに対
応する波長のレーザビームを用いた場合、このレーザビームの対物レンズと基板を通った
全ての光線がこの基板の情報記録面上で良好に集光するような光路長を経るようにするも
のである。なお、この時本発明の一実施形態のレンズは後の実施形態で具体的に説明する
ように、そのレンズ面が複数の非球面に分割されてなり、分割されたいずれの非球面も各
単色光の固有の波長に対応した単一の焦点を有するとともに、前記各単色光の固有の波長
に対応した焦点はそれぞれ異なる位置に配置されるよう設計されている。
いま、図3において、対物レンズ1を用いて基板2の情報記録面2aにレーザビームを
集光させる場合について説明する。ここで、対物レンズ1の面Aは光入射側面、面Bは光
出射側面であり、基板2の情報記録面2aは対物レンズ1側とは反対側にある。
図3は、対物レンズ1に入射するレーザビームは平行光とし(従って、図3に示す光学
系は、いわゆる無限光学系である)、対物レンズ1の光軸OAからこれに垂直な方向の距
離(光線高さ)hの位置P1を通る光線が光軸OAを横切る点(集光点)P5に達するまで
の光路を摸式的に示すものである。ここで、かかる光路での対物レンズ1への入射点をP
2、対物レンズ1からの出射点をP3、透明基板2への入射点をP4とし、
点P1〜入射点P2:空間距離=S1h 屈折率=n1
入射点P2〜出射点P3:空間距離=S2h 屈折率=n2
出射点P3〜入射点P4:空間距離=S3h 屈折率=n3
入射点P4〜集光点P5:空間距離=S4h 屈折率=n4
とすると、点P1から集光点P5までの光路長Lhは、
=n×S1h+n×S2h+n×S3h+n×S4h
で表わされる。なお、光軸OA上での光路長Lhは、この式において、h=0の場合であ
る。
この式は任意の光線高さhについて該当するものであり、収差補正されている場合には
、夫々の光線高さhに対する集光点P5が夫々の許容範囲内で情報記録面2a上にある。
すなわち、例えば厚さが異なる複数の基板夫々毎に異なる波長のレーザビームを用いるこ
とにより、色収差と球面収差とが相殺し合って夫々の光線高さhに対する集光点P5が夫
々の許容範囲内で情報記録面2a上にあるようにすることが好ましい。
例えば、CDにおける790nmの単色光(λ1)とDVDにおける655nmの単色
光(λ2)が用いられる場合で、これらの両波長が共通して使用される領域を複数の非球
面部に分割したレンズ面とする手法では、任意の前記非球面部の光路長が他の非球面部の
光路長と該各単色光の波長λiのほぼ整数倍異ならせ、なおかつ前記各非球面部における
前記各単色光の波面収差の最大値と最小値の差をΔVd(λ1)とΔVd(λ2)(dは
1,2・・・・の整数で各非球面部を意味する)とした時に、いずれの非球面部において
も各単色光の前記差の比を0.4以上2.5以下、好ましくは0.5以上2.0以下とす
ることにより両波長においてレンズ全体として許容範囲のRMS波面収差を確保すること
ができる。なお、ここでいう波面収差は光線高さ(h)をh=0の場合の光路長をL0と
し、各光線高さにおける光路長をLhとすると、波面収差Vhは、次の式で表される。
Vh=(Lh−L)/λi
図10は、CDとDVDの波長におけるレンズの波面収差を対比して模式図的に示した
ものであり、横軸は光線高さ、縦軸は波面収差で、上側がCDの各非球面部の波面収差を
、下側がDVDの各非球面部の上記式で求められる波面収差を表している。例えば非球面
部の第1領域におけるその非球面部内の波面収差の最大値と最小値の差は、ΔV1(λ1
)、ΔV1(λ2)で定義される。本発明の実施の形態では、後の実施形態で明らかにさ
れているように、いずれの非球面部においても各波長の波面収差の最大値と最小値の差の
比は0.4以上2.5以下である。すなわち、本発明の実施の形態はいずれの波長におい
ても各非球面部で波面収差に一定の分布を有する点でも、従来の一方の波長を基準にレン
ズ面を構成し、他方の波長においてのみ位相ずれを利用して波面収差を補正する方式と異
なる。なお、前記整数倍としては分割する非球面の数にもよるが0倍〜±10倍とするこ
とが好ましく、0倍〜±5倍とすることが好ましい。
また、本発明の実施の形態にかかる多波長用レンズはいずれの非球面部の各領域におい
ても各波長の前記波面収差の最大値と最小値の差が0.14λi以下(例えば波長が79
0nmである場合には±110.6nm以下、波長が655nmである場合には±91.
7nm以下)、好ましくは、0.12λi以下、さらに好ましくは0.10λi以下とす
ることにより各波長においてさらに良好な光学特性を確保することができる。
さらに、本発明の実施の形態では、二波長用光学系の場合、各波長の波面収差をそれら
がほぼ対称形となる多波長用レンズを用いることにより、二波長のバランスが取れ、さら
にRMS波面収差を低減することができる。
なお、RMS波面収差を低減することを考えると、CDの場合には図10の光線高さ1
.58mmまでのDVDとCDの共通使用領域のみの波面収差からRMS波面収差が決ま
ってしまうが、DVDの場合には、前記共通使用領域の外側にDVD専用領域(図10で
は光線高さ1.58〜2.02mmの範囲)があり、前記共通使用領域と前記専用領域の
両方の波面収差からRMS(Root Mean Square)波面収差値が求まる。よってDVDの場
合には、前記共通使用領域の波面収差が多少悪くても、DVD専用領域の波面収差につい
ては、CDを全く無視してDVDのみを良くするようにすれば、DVDのRMS波面収差
を許容値内に十分低減することができる。例えば、図10の模式図では、DVDとCDの
共通使用領域においてDVDの波面収差は0〜−0.106λであり、CDの波面収差は
0〜+0.088であって、CDの波面収差の方がDVDの波面収差よりも小さい。また
DVD専用領域の波面収差は−0.052λである。この結果、RMS波面収差としては
、DVDは0.0212λRMS、CDは0.0222λRMSと、RMS波面収差はD
VDもCDもほぼ等しい値となっている。このように、RMS波面収差として、DVDも
CDも同一の値としたい場合には、DVDとCDの共通使用領域においてはCDの波面収
差をDVDの波面収差よりも良くしておき、DVDのRMS波面収差については共通使用
領域で劣化している分をDVD専用領域で補ってやるようにすることが有効である。DV
DとCDのRMS波面収差の比率を変えたい場合にも同様に、DVDについては、共通使
用領域の波面収差が多少悪くても専用領域で補えることを考慮すると良い。
また、基板の厚さが異なっていない光ディスク、例えばAOD(波長405nm、基板
厚0.6mm)とDVD(波長655nm、基板厚0.6mm)のような場合にも本発明
は有効である。
本発明の実施形態により、例えば基板の厚さが異なるいずれの光ディスクに対しても、
情報記録面に良好な光スポットを形成することが可能となる。なおこのことは、ディスク
基板の厚みが異なっていなくても、つまり、厚みが同じで波長が異なるような場合でも前
記集光点P5を夫々の許容範囲内にすることにより適用可能である。また、光記録媒体に
限らず、光通信などで異なる波長のレーザビームを同一のレンズもしくは光学系を通過さ
せるような場合にも適用可能である。
以下、本発明の実施形態を、透明基板の厚さが異なる2種類の光ディスク、即ち、DV
DとCDとを例に、図面を用いて説明する。なお、本発明の第1実施形態のレンズは製造
上の容易さから非晶質ポリオレフィンからなる樹脂を射出成形により作成したものである
。第2実施形態のレンズはガラスの屈折率のものであるが、レンズ材質をプラスチック樹
脂としたい場合にはプラスチック樹脂の屈折率で設計すれば良い。
図1は本発明による対物レンズの第1の実施形態の作用を示す図であって、同図(a)
はDVDに対するもの、同図(b)はCDに対するものである。図において、1はこの実
施形態の対物レンズ、2はDVDの透明基板(以下、DVD基板という)、3はCDの透
明基板(以下、CD基板という)、4,5はレーザビームである。
まず、図1(a)において、対物レンズ1が図示しない光ディスク装置の光ヘッドに設
けられている。そして、DVDがこの光ディスク装置に装着されて、対物レンズ1によっ
て平行光として入射されるレーザビーム4が集光されることにより、記録再生が行なわれ
る。ここで、DVD基板2の厚さt1は0.6mmであり、このときのレーザビーム4とし
ては、波長λ1=655nmのレーザビームが開口数NA=0.63の光束として用いられる。か
かる条件のもとに、かかるレーザビームは、DVD基板2の対物レンズ1側とは反対側の
面の情報記録面2aに集光される。
図1(b)は上記と同じ光ディスク装置にCDが装着され、同じ対物レンズ1を用いて
記録再生が行なわれる場合を示す。ここで、CD基板3の厚さt2は1.2mmであり、この
ときのレーザビーム5としては、波長λ2=790nmのレーザビームがほぼ開口数NA=0.
63の光束として用いられるが、実質的には、開口数NA=0.47の光束がCD基板3の情報
記録面3aに集光し、ハッチングして示すほぼNA=0.47〜0.63の対物レンズ1の光軸O
Aから離れた部分を通る光束はこの情報記録面3aで集光しない。このように、この開口
数NAがほぼ0.47までの上記のレンズ領域は、DVD,CDの共通使用領域となる。
このように、この第1の実施形態は、DVD,CDともに収差が良好に低減されて、情
報記録面2a,3aで良好な光スポットが得られるようにするものであるが、このために
、DVD,CDの両方共に、任意の光線高さhに対して上記光路長Lhが収差を低減して
許容値内とするような値とするように、対物レンズ1のレンズ面形状を設定するものであ
る。以下、かかるレンズ面形状の一具体例を図2により説明する。
図2において、対物レンズ1の光出射側面Bについて、光線高さhの点をc、この点c
から光軸OAに平行な方向での光出射側面B上の点をdとすると、この光出射側面Bの面
形状は、任意の光線高さhに対する点c,d間の距離ZBにより、
Figure 2005044461
但し、C=-0.12301、K=3.312138、A4=0.01628151、A6=-0.004311717、A8=0.000682316、
A10=-0.00004157469で表わされるようにする。
なお、数1において、上記係数C,K,A4,A6,A8,A10の値を代入して任意の光
線高さh(≠0)に対する距離ZBを求めると、その値は負の値となるが、これは光出射
側面B上の点dが点c、従って、この光出射側面Bの光軸OAが通る面頂点eよりも出射
面側(図2での左側)に位置することを示している。距離ZBが正の値である場合には、
逆の右側に位置することを示している。
次に、対物レンズ1の光入射側面Aについて、光線高さhの点をa、この点aから光軸
OAに平行な方向での光入射側面A面上の点をbとすると、光入射側面Aの面形状は、光
線高さh(mm)とこの光線高さhに対する点a,b間の距離ZA(mm)とが次の表1
に示す関係となるレンズ面形状に設定される。
Figure 2005044461
対物レンズ1の上記数1で表わされる光出射側面Bも、また、上記表1の点列データで
表わされる光入射側面Aも、連続した非球面をなすものである。また、対物レンズ1の光
軸上の面頂点f,e間の距離、即ち、中心厚t0は2.2mmであって、波長λ1=655nm
(DVD)での屈折率nは1.54014であり、波長λ2=790nm(CD)での屈折率nは1.53
65である。
(i)ここで、収差を評価するための上記の収差の許容値としては、対物レンズ1への
入射レーザビームが入射角0゜である場合(即ち、光軸OAに平行な平行光)について、
DVD(波長λ1=655nm),CD(波長λ2=790nm)ともに、RMS波面収差で0.03
5λ、好ましくは、0.033λ、さらに好ましくは、0.030λとする。この第1の実施形態で
は、DVD,CDの波面収差がかかる許容値以下となるように、光出射面Bと光入射面A
を上記の面形状に設定しているものである。
この第1の実施形態では、2種類の異なる波長λ1,λ2を用いた場合を示しているが、
一般に、n種類(但し、nは2以上の整数)の異なる波長λi(但し、i=1,2,.....
.,n)を用いる場合も、同様である。
(ii)また、このようにn種類の波長λiを用いた場合について、これら波長λiの入射レ
ーザビームが入射角0゜である場合の夫々のRMS波面収差をWi・λiとすると、これら
収差は、
Figure 2005044461
(但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,2,......)、全ての波長にわたる
個々のRMS波面収差の二乗の総和をΣWi2、波長λiの光ビームのRMS波面収差をWi
・λiとする)を満足するようにする。このときの許容値W0としては、0.028、好ましく
は0.026,さらに好ましくは0.025、さらに好ましくは0.023とする。上記第1の実施形態
では、DVDのRMS波面収差をW1、CDのRMS波面収差をW2とし、かつi=1,2
であるから、上記数2は、
Figure 2005044461
となる。
(iii)あるいはまた、異なるn種類の波長λiのレーザビームを用いる場合、夫々の波長
λiのうちで最大のRMS波面収差をWmax、最小のRMS波面収差をWminとすると、
1<Wmax/Wmin<Wth
とする。この場合の許容値Wthとしては、1.8、好ましくは1.6、さらに好ましくは1.4と
する。上記第1の実施形態の場合には、DVDのRMS波面収差W1とCDのRMS波面
収差W2とのいずれか一方が最大のRMS波面収差Wmaxとなり、他方が最小のRMS波面
収差Wminとする。
図4はこの第1の実施形態でのRMS波面収差の計算結果を示すものであって、横軸に
像高(mm)を取り、縦軸にRMS波面収差を取っている。
図4(a)はDVD(波長λ1=655nm)に対するRMS波面収差を示しており、像高
=0mmのときには、RMS波面収差=0.02130λ1である。また、図4(b)はCD(波
長λ2=790nm)に対するRMS波面収差を示しており、像高=0mmのときには、RM
S波面収差=0.02410λ2である。
かかる数値を評価するために、上記の各条件式に挿入すると、
(i)まず、DVD,CDについて、RMS波面収差が0.02130λ,0.02410λと上記の
許容値0.035λ、好ましくは、0.033λ、さらに好ましくは、0.030λよりも小さい。
(ii)DVD,CDについて、上記数3により、
Figure 2005044461
であるから、上記の許容値0.028、好ましくは0.026、さらに好ましくは0.025、さらに好
ましくは0.023以下となっている。
(iii)DVD,CDについて、Wmax/Wminをみると、
Wmax/Wmin=0.02410/0.02130=1.1315
となるから、上記の許容値1.8、好ましくは1.6、さらに好ましくは1.4以下となっている
図5は上記数1で示す面形状の光出射側面Bと上記表1で示す面形状の入射側面Aとを
有する対物レンズ1を用いたことによるDVD,CDの情報記録面上での光スポットの計
算結果を示す図であって、横軸は情報記録面での光軸を基準点とした光軸に垂直方向の位
置を距離(mm)で表わしたものであり、縦軸はこの基準点(=0mm)での光強度を1
としたときの各位置の相対的光強度を表わしている。
図5(a)はDVDに対する光スポットを示すものであって、相対的光強度が1/e2
=13.5%)となる光スポット直径ΦDは0.85μmである。また、図5(b)はCDに対す
る光スポットを示すものであって、相対的光強度が1/e2となる光スポット直径ΦCは1.37
μmである。このように、DVD,CDともに、情報記録面に良好な光スポットが得られ
る。
次に、本発明による対物レンズの第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、その基本的構成は上記の第1の実施形態と同様であるが、光入
射面Aを光軸から半径方向に複数の区間に区分し、夫々の区間の面形状を、DVD,CD
ともに収差が許容値内に良好に低減されるように、設定するものである。
この第2の実施形態の光入射面Aの面形状を図2を用いて説明する。いま、この光入射
面Aの光線高さh方向(半径方向)の光軸OA側からj番目の区間での点a,b間の距離
を次の関数ZAjで、即ち、
Figure 2005044461

で表わされる。なお、数5での光源高さhは、j番目の区間でのものである。
そして、DVD,CDともに収差を許容値内に良好に低減するための数5での区間毎に
、その範囲(hの範囲)とその各定数B,C,K,A4,A6,A8,A10,A12,A14,A16を示すと
、次の表2に示すようになる。
Figure 2005044461
また、この第2の実施形態での光出射面Bの面形状ZBは、次の数6で表わされる。
Figure 2005044461

但し、 C=-0.0747792、K=15.7398、A4=0.012308、A6=-0.0037652、A8=0.00068571、A1
0=-0.000048284
また、対物レンズ1の光軸上の面頂点f,e間の距離、即ち、中心厚さt0は2.2mmで
あって、波長λ1=655nm(DVD)での屈折率nは1.604194であり、波長λ2=790nm
(CD)での屈折率nは1.599906である。
また、透明基板の厚さと屈折率は、波長λ1=655nm(DVD)では、厚み0.6
mmで屈折率1.57995であり、波長λ1=790nm(CD)では厚み1.2mm
で屈折率は1.573071である。また、DVD時のNAは0.60で、CD時のNA
は0.47である。またDVD時の焦点距離は3.360mmで、CD時の焦点距離は3
.383mmである。入射平行光束の絞りについては、DVD用の絞りのみ(図示しない
)であってその絞り直径=2×NA×焦点距離であって、その値はφ4.032である。
CD時でも絞り径はφ4.032のままである。よって、CDでの光入射面での使用領
域はDVD/CD共通使用領域である第1〜第6区間までであるのでφ3.178732
であるにもかかわらず、φ4.032の光が入射することになる。よって、φ3.178
732〜φ4.032の領域はDVD専用領域であるにもかかわらず、CDの時にも光線
が入射されるため、この部分の光がCDの時に有害な光として作用しないようにする必要
があり、それが有害に作用していないことは、図7(b)に示す光スポット図より明らか
である。
またその曲率(=曲率半径の逆数)、すなわち表2のCについて着目してみると、DV
DとCDの共通使用領域である第1〜6区間において、大、小の関係について見てみると
、第1区間
ここで、収差を評価するための上記収差の許容値としては、上記第1の実施形態と同様
である。
図6はこの第2の実施形態でのRMS波面収差の計算結果を示すものであって、横軸、
縦軸は図4と同様である。
図6(a)はDVD(波長λ1=655nm)に対するRMS波面収差を示しており、像高
=0mmのときには、RMS波面収差=0.01945λ1である。また、図6(b)はCD(波
長λ2=790nm)に対するRMS波面収差を示しており、像高=0mmのときには、RM
S波面収差=0.02525λ2である。
図11に上記のレンズの共通使用領域の波面収差を計算した結果を、各非球面部におけ
る波面収差の差及びその比を表3に示す。
Figure 2005044461
表3に示すように、790nmと655nmの共通使用領域において各波面収差の差の
比ΔVd(λ790)/ΔVd(λ655)は、1.00〜1.04の間に入っている。また、比Δ
Vd(λ655)/ΔVd(λ790)は、0.96〜1.00の間に入っている。そして、その各
領域の波面収差自体も両波長において0.14λ以下となっている。また、このレンズで
は波面収差が790nmの波長において+側に、655nmの波長において−側に現れる
ようにしていて、両波面収差がほぼ対称形となる。
なお、光軸を中心に分割された隣接する各非球面部で光路長の差が生じているが、その
差は各波長に対応してほぼ整数倍になるように設計されていて、またこの実施形態では偶
数の分割された非球面部からなっている。
かかる数値を評価するために、第1の実施形態と同様、上記の各条件式に挿入すると、
(i)まず、DVD,CDについて、RMS波面収差が0.01945λ1,0.02525λ2と上記
の許容値0.035λ、好ましくは、0.033λ、さらに好ましくは、0.030λよりも小さい。
(ii)DVD,CDについて、上記数6により、
Figure 2005044461

であるから、上記の許容値0.028、好ましくは0.026,さらに好ましくは0.025、さらに好
ましくは0.023以下となっている。
(iii)DVD,CDについて、Wmax/Wminをみると、
Wmax/Wmin=0.02525/0.01945=1.298
となるから、上記の許容値1.8、好ましくは1.6、さらに好ましくは1.4以下となっている
図7は上記数6で示す面形状の光出射側面Bと上記数5及び表2で示す面形状の入射側
面Aとを有する対物レンズ1を用いたことによるDVD,CDの情報記録面上での光スポ
ットの計算結果に示す図であって、横軸,縦軸は図5と同様である。
図7(a)はDVDに対する光スポットを示すものであって、相対的光強度が1/e2
=13.5%)となる光スポット直径ΦDは0.89μmである。また、図7(b)はCDに対す
る光スポットを示すものであって、相対的光強度が1/e2となる光スポット直径ΦCは1.30
μmである。このとき、CD及びDVDの双方とも同じ絞りの光が入射され、その絞りは
、レンズのDVD/CD共通使用領域及びDVD専用領域の双方に対して入射するような
範囲に設定される。このように、DVD,CDともに、情報記録面に良好な光スポットが
得られる。なおこの光スポットについて、波面収差が0.0000λrmsのほぼ理想レ
ンズに近い、CD用レンズで同一NAのNA0.47の場合と比較してみる。前記CD用
レンズでの光スポット図を図22に示す。図22での相対的光強度が1/e2(=13.5%)
となる光スポット直径は1.3804μmである。つまり本第2実施形態でのCDの光ス
ポットは理想レンズに近い通常のCD用レンズに比べて、NAが同じであるにもかかわら
ず小さい。すなわち本第2実施形態についてCDに着目して考えてみると、本来のCD領
域、第1〜第6区間だけでなく、波面収差の位相差を持った第7、第8区間のDVD専用
領域が加わっていることにより、より小さいCD光スポットを実現できていると考えられ
る。前述の波面収差の位相差とは、DVD専用領域の第7区間と第8区間とでDVD65
5nmの波長で2λ1の波面収差を有しているということである。このことを証明するた
めに、本第2実施形態について第7、8区間を遮蔽して、つまり絞り径をΦ3.178に
設定して第1〜6区間のみのCD光スポットを計算してみた。その結果を図23に示す。
この図23での1/e2の相対光強度の光スポット直径は1.3924μmで、図22に示
すCD用レンズよりも0.01μmほど大きく、図7(b)に示す第2実施形態のCDよ
りも0.09μmほど大きい。以上のことはすなわち、波長λ2用レンズの外側に光を通
す他の波長λ1用の使用領域を設けて、なお好ましくは前記外側領域内に前記他の波長λ1
での波面収差の位相差を持たせることにより、波長λ2の光スポット径を、前記外側領域
を設けない場合に比べて小さくしているということになる。
なお、本実施形態2では、前記の表3において前記比が0.96〜1.04であって、
RMS波面収差としてはDVDが0.01945λ1でCDが0.02525λ2であるが、図10の説明
で述べたように、共通使用領域におけるDVDの波面収差をもう少し劣化させて、CDの
波面収差を良くすれば、DVD、CD共にRMS波面収差として0.022〜0.023
λ程度の同等のRMS波面収差とすることも可能である。
なお、一例として、先の特開2001−51192号公報に記載のDVDとCDとのR
MS波面収差をみると、
例1) DVD:0.001λ1 CD:0.047λ2
例2) DVD:0.019λ1 CD:0.037λ2
但し、λ1=640nm λ2=780nm
の2つの例が挙げられているが、いずれにおいても、CDについては、上記の許容値0.03
5λを越えるものである。
また、この例2)のレンズの各波長における波面収差を公報記載のレンズデータを用い
て計算による求めると下記表4及び図12に示すように、その比が0.03〜33.44
と本発明の範囲外であり、そのため両者のバランスがずれている。さらにDVD側の波面
収差は0.14λ以下となるが、CD側の波面収差が大きくなり、レンズ全体のRMS波
面収差も大きくなってしまう。
Figure 2005044461
Figure 2005044461

は、上記の例1、例2の夫々について0.0332,0.0294となり、いずれも上記の許容値0.02
8、0.026、0.025、0.023の全ての値を越えており、さらに、これらのWmax/Wminも例1
、例2の夫々について47,1.847となり、いずれも上記の許容値1.8、1.6、1.4の全ての値
を越えている。
このように、上記第1,第2の実施形態とも、収差を上記の許容値内に抑えることがで
きるものであるが、これは、収差がかかる許容値内に収まるように、基板厚の差による球
面収差と色収差とがキャンセルし合うレンズ面形状としていることによるものである。こ
れに対し、先の特開2001−51192号公報では、単に入射レーザビームをDVDレ
ーザビームの波長の整数倍分位相シフトすることにより、CDの収差低減を図るようにし
たものであるから、いずれか1つの波長に対しては、収差を充分小さく抑えることができ
るとしても、全ての波長に対して、上記のような小さい値の許容値内に収差を同時に納め
ることができないのである。
以上の実施形態では、DVDとCDとで基板厚さが夫々0.6mmと1.2mmと異なること
による球面収差が655nmと790nmとの波長の差による色収差により打ち消して総合的な
収差が低減されていることが、図5及び図7に示す光スポット及び図4,図6に示す波面
収差のグラフから明らかである。また、以上の実施形態では、対物レンズ1の光入射側面
Aの面形状は上記表1に示す点列データ、数5及び表2で与えられ、光出射側面Bの面形
状は上記数1、数6に示す非球面の式により与えられるので、先の従来例のような回折レ
ンズ構造を用いておらず、また、記録または再生に必要な開口(NA)に対してほぼ全て
の光束を集光することができるので、高い光利用効率が得られることになる。
なお、以上の実施形態では、図1に示すように、ほぼ開口数NA=0.47から開口数NA
=0.63またはNA=0.60までの対物レンズ1の外側領域はDVDのみに使用され、C
Dでは使用しないので、かかる外側領域での光入射側面A,光出射側面Bのいずれか一方
または双方にDVDのときの波長655nmの光を透過し、CDのときの波長790nmの光を
透過しない薄膜処理を施したり、あるいは、かかる外側領域での光入射側面A,光出射側
面Bのいずれか一方または双方二波長655nmの光には作用しないが、波長790nmの光に
作用するような回折格子を形成して、波長655nmの光利用効率を落とさず二波長790nm
の光利用効率を落とすようにしてもよい。
即ち、以上の実施形態のごとく、異なる開口数の系に共用する際に、開口数に応じた絞
りを設定できない場合には、開口数の小さな光学系においては、余分の光束をも受容する
ことになるので、開口数の大きな光学系に合致して設計されたレンズの外側領域部分を通
過する光が、開口数が小さな光学系に悪影響を及ぼさないような配慮をすることが望まし
い。例えば、レンズの外側領域を通過した光がディスク面には集光しないように、横収差
量が0.015mm以上となるようにするのが望ましい。
また、以上の実施形態では、DVDとCDとの2種類の光ディスクを例としたが、本発
明は、これに限らず、これら以外の種類が異なる光ディスクであってもよいし、また、基
板の厚みが異なる3種類以上の光ディスクに対しても、適用可能であり、夫々毎に使用す
るレーザビームの波長を異ならせ、これらに応じて、色収差が波面収差を打ち消すように
、レンズ面形状を設定すればよい。またさらに、基板厚みが同じでも使用する波長が異な
るために従来の通常のレンズでは大きな収差が発生してしまうような場合にも本発明を適
用することにより収差低減をすることができる。
図8は本発明による対物レンズを用いた光ヘッドの一実施形態を示す構成図であって、
11はDVDレーザ、12はCDレーザ、13,14はハーフプリズム、15はコリメー
タレンズ、16は検出レンズ、17は光検出器、18は回析格子、19はアクチュエータ
であり、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、DVDディスク2を記録または再生する場合には、DVDレーザ11を
駆動する。DVDレーザ11から発生される波長655nmのレーザビームが、ハーフプリ
ズム13で反射し、ハーフプリズム14を透過してコリメータレンズ15に入射する。コ
リメータレンズ15を通過して平行光となってレーザビームは、対物レンズ1に入射して
集光され、DVDディスク2の情報記録面に光スポットを形成する。そして、DVDディ
スク2で反射した反射光が対物レンズ1により平行光となり、コリメータレンズ15に入
射する。コリメータレンズ15はこの平行光を収束光にし、この収束光はハーフプリズム
14,13を透過し、検出レンズ16を通って光検出器17に到達する。光検出器17の
検出出力信号は信号処理回路(図示せず)に供給され、情報記録再生信号やフォーカス誤
差信号,トラッキング誤差信号が得られる。図示しないシステム制御回路は、得られたフ
ォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号をもとに、適正なフォーカス位置とトラッキン
グ位置に対物レンズ1が位置するように、アクチュエータ駆動回路(図示せず)を制御し
てアクチュエータ19を駆動する。
CDディスク3を記録または再生する場合には、CDレーザ12を駆動する。CDレー
ザ12から発生される波長790nmのレーザビームが回折格子18を通り、ハーフプリズ
ム14で反射されてコリメータレンズ15に入射する。コリメータレンズ15を通過して
平行光となったレーザビームは、対物レンズ1に入射して集光され、CDディスク3の情
報記録面に光スポットを形成する。そして、CDディスク3で反射した反射光が対物レン
ズ1により平行光となり、コリメータレンズ15に入射する。コリメータレンズ15はこ
の平行光を収束光にし、この収束光はハーフプリズム14,13を透過し、検出レンズ1
6を通って光検出器17に到達する。光検出器17の検出出力信号は図示しない信号処理
回路に供給され、情報記録再生信号やフォーカス誤差信号,トラッキング誤差信号が得ら
れる。
なお、CDディスク3の場合のトラッキング誤差信号は、CDレーザ12からのレーザ
ビームを、回折格子18により、0次光と±1次光の3ビームに分岐し、これら±1次光
によりトラッキング誤差信号を得るようにしている。
このようにして得られたトラッキング誤差信号とフォーカス誤差信号とにより、DVD
ディスク2と同様にして、適正なフォーカス位置とトラッキング位置に対物レンズ1が位
置するように、アクチュエータ19を駆動する。
なお、本発明において、対物レンズ1の代わりに、コリメータレンズ15あるいはハー
フプリズム14など両ディスクに共通する光学系において、本発明における対物レンズと
同様の機能を持つように光学設計することもできる。また、図示しないが、本発明の対物
レンズと同等の機能を有する他の光学要素をハーフプリズム14からディスク2またはデ
ィスク3に至る光路に配置することによってもよい。
なお、コリメータレンズ15は必ずしも必要ではなく、いわゆる有限系の光学系でも、
本発明は適用可能である。
図9は本発明による対物レンズを用いた光ディスク装置の一実施形態を示す構成図であ
って、20はアクチュエータ駆動回路、21は信号処理回路、22はレーザ駆動回路、2
3はシステム制御回路、24はディスク判別手段であり、図8に対応する部分には同一符
号をつけている。
同図において、光ピックアップ装置部分については、図8に示す構成と同様である。
まず、装着されたディスクの種類をディスク判別手段24により判別する。そのディス
ク判別方法としては、ディスクの基板の厚さを光学的もしくは機械的な方法で検出する方
法、ディスクまたはディスクのカートリッジに予め記録された識別マークを検出する方法
などが考えられる。もしくは、ディスクの厚さ,種類を仮定してディスクの信号を再生し
、正常な信号が得られなければ、別の厚さ,種類のディスクであると判断する方法でもよ
い。ディスク判別結果は、ディスク判別手段24からシステム制御回路23に伝達される
DVDディスクであると判別された場合には、システム制御回路23よりレーザ駆動回
路22に対してDVDレーザを点灯させるような信号が伝達され、レーザ駆動回路22に
よりDVDレーザ11が点灯される。これにより、光ヘッドでは、図8に示した実施形態
と同様二波長655nmのレーザビームが光検出器17に到達する。この光検出器17から
の検出信号が信号処理回路21に送られて情報記録再生信号とフォーカス誤差信号とトラ
ッキング誤差信号とが生成され、システム制御回路23に送られる。システム制御回路2
3では、これらフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号とに基づいて、アクチュエー
タ駆動回路20を制御し、この制御に基づいてアクチュエータ駆動回路20がアクチュエ
ータ19を駆動して対物レンズ1をフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させる、
いわゆるサーボ回路の動作により、フォーカス制御及びトラッキング制御が正規に行なわ
れて、対物レンズ1がDVDディスク2に対して正しい位置に位置するように、上記の各
回路及びアクチュエータ19が動作するものとし、その結果、情報記録再生信号が良好に
得られる。
装着されたディスクがCDディスク3であると判別された場合には、システム制御回路
23より、レーザ駆動回路22に対してCDレーザ12を点灯させるような信号が伝達さ
れる。これにより、CDレーザ12から波長790nmのレーザビームが発生する。これ以
降の動作は図8に光ヘッドの場合と同様であり、このレーザビームが光検出器17に到達
し、上記のDVDディスク2の場合と同様に、各回路やアクチュエータ19が作動してサ
ーボ動作が行なわれ、情報記録再生信号が良好に得られる。
第2の実施の形態について、さらに次のような点を見出すことができた。即ち、前述し
た波面収差を得るためのレンズ面形状としては、波長λi(i=1、2、3、4、...)の複
数種類の単色光をそれぞれ屈折作用により集光させる多波長用のレンズにおける少なくと
も一方のレンズ面のうちの全ての単色光での共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面
部に分割されており、分割されている各非球面部のそれぞれ隣接する非球面部同士の隣接
部におけるレンズ光軸に平行な方向の段差量をレンズ光軸に近い順にDj(j=1、2、
3、4、・・・:レンズ光軸に近い順とする)、波長λiの光が入射したときのj番目の
隣接部間の開口数NAをNAijとしたときに、隣接部における段差のうちの少なくとも
半分以上の段差において、各波長λiに対する下記Aijの値のうち最小のものをMIN(Aij)
、最大のものをMAX(Aij)としたときに次の式(1)を満足するとよい。
MAX(Aij)/MIN(Aij)<3 ・・・(1)
ここで、
Aij=絶対値(Bij−mij)
Bij=(絶対値(Dj))*(ni-1)/λi−(NAij2)*K/λi
ni:波長λiにおけるレンズの屈折率
mij:Bijに最も値が近い整数
K=0.0004ミリメートル (NAij<0.55のとき)
K=0.0005ミリメートル (NAij>=0.55のとき)
または上記式(1)におけるAijが0.15以下であることが望ましい。また、MAX(
Aij)/MIN(Aij)<2.5であることが望ましく、さらには、MAX(Aij)/MIN(Aij)<2
(以下、式(2)とする)であることが好ましい。
上記式(1)における、絶対値(Dj)*(ni-1)は、隣接段差量Djによる光路長の
ズレ量を示している。K*(NAij2)は光路長の補正項であり、球面収差を低減する
ためには、NAが0.55未満の領域では0.0004×NA2(mm)、NAが0.55以
上の領域では0.0005×NA2 (mm)だけ光路長を隣接段差部で補正しておく必要があ
る。そしてBijの値が最も近い整数からどの位ズレているかがAijで表されている。各A
ijの値が小さい程波面収差値が少なくなる傾向にあり、各波長λiに対してバランス良く
Aijの値を小さくするのが良い。また前記段差量Djのうちの少なくとも半分以上の段差
において絶対値はレンズ光軸から離れるに従って増えるようにすると良い。
前記第2実施形態における具体的な数値を表5に示す。
Figure 2005044461
前記第2実施形態における各非球面部の隣接部が段差量D1〜D7を有する場合の構造
を図14に示す。なお、本第2実施形態では表2の区間1〜6までがDVD/CD共通使
用領域であり、区間7〜8はDVD専用使用領域である。よって、式(1)、(2)での
計算対象としては、DVD/CD共通使用領域内の段差についてのみなので、D1〜D5
までが計算対象であり、D6とD7は式(1)、(2)の計算対象外である。また段差量
D1〜D7については、段差部においてレンズ光軸に近い側の非球面が図の左側にある場
合を正符号とし、右側にある場合を負符号とする。つまり本第2実施形態、図14、表5
の場合にはD1、D2、D3がプラス符号の段差量で、D4、D5、D6、D7がマイナ
ス符号の段差量である。また段差量DjのうちのDVD/CD共通使用領域全ての段差D
1からD5において、その絶対値がレンズ光軸から離れるに従って大きくなっている。第
2実施形態の段差部の形状として図14に示したが、レンズを実際に作製する場合、レン
ズがプラスチック製の場合には射出成形、ガラス製の場合にはガラス成形レンズとするこ
とが考えられる。いずれの場合でも金型を作製してその形状を転写して製品を得ることに
なるが、その金型作製や成形を考慮した形状を図15、図16に示す。
図15は図14の段差量D1の部分の拡大図で、図14に示す形状から、抜きテーパー
θ度と、左側の角をRをつけた形状としている(実線で示す)。前記のRは金型製作時の
バイトRを考慮したもので、抜きテーパーθ度は射出成形またはガラス成形の際に成形し
やすくしたものである。この場合にこの隣接部における、第1区間の非球面と第2区間の
非球面との段差量D1をどう定義するかを図の点線で示す。所定の半径まで第1区間の非
球面と第2区間の非球面を延長し、前記所定の半径におけるレンズ光軸に平行な方向の第
1区間非球面と第2区間非球面との距離が段差量D1である。また所定の半径が不明の場
合には図に示すΦE1からΦE2の任意の径の部分を所定の半径として良い。
なお、図15において寸法E3の部分は光学的な結像に寄与しない無効領域となってし
まうが、図15に示すものでも0.0005〜0.001mm程度でDVDの有効領域Φ
4.032mm、CDの有効領域Φ3.179mmに比べると微小な量であって問題にな
るレベルではない。前記の無効領域を更に小さくするために抜きテーパーの角度を小さく
したり、バイトRを小さくするかゼロにしてしまうことも有効である。また逆に前記無効
領域を図15に示すものよりも更に大きくして、抜きテーパーをもっと増やしたり、バイ
トRをもっと大きくすることも有効である。
図16は図14の段差量D4の部分の拡大図で、図14に示す形状から、抜きテーパー
θ度と、左側の角をRつけた形状としている(実線で示す)。以下、段差量D4の定義や
抜きテーパーやバイトRについては図15で説明した内容と同じである。
なお前記第2実施形態で図11に示す波面収差を得ることが出来ると説明したが、ある
部分の波面収差を低減した方が良い場合が考えられる。たとえば、第1区間におけるCD
の波面収差を図11に示すものよりも更に低減したい、という場合には、たとえば下記の
表6に示す第3実施形態とするのが良い。
Figure 2005044461
本第3実施形態は表2に示す第2実施形態から第1区間のA4の値を変えたものである
。本第3実施形態の波面収差図を図17に、式(1)、(2)についての計算結果を表7
に示す。
Figure 2005044461
DVD/CD共通使用領域内の段差D1~D5についてはD2、D3、D4、D5の段
差においてレンズ光軸から離れるに従ってその絶対値が大きくなっている。D1の段差に
ついては、D2よりも光軸に近いにもかかわたずその絶対値が大きい。そのために第1区
間でのDVD波面収差の増大を招いているが全体としてのRMS波面収差としては0.0
35λRMS以下の値はキープできている。
図17より、第1区間でのCD波面収差が低減されていることがわかる。RMS波面収
差では、第2実施形態では、第1区間においてCDの波面収差が図11の第2実施形態で
は0〜0.095λまでの値を取っていたのに対して、図17に示す第3実施形態では、
0〜0.03λまでの値となっていて改善されていることがわかる。しかし、第1区間で
のDVDの波面収差については図11の第2実施形態では0〜−0.1λの値であったが
、図17の第3実施形態では0〜−0.2λと劣化した値となっている。RMS波面収差
値としては、
DVD CD
第2実施形態 0.01945λrms 0.02525λrms
第3実施形態 0.02495λrms 0.02574λrms
となっており、DVDで第3実施形態の方が劣化しているが、まだ0.025λRMS以
下の値をキープできている。表7に示す式(1)、(2)の値については、段差量D1に
相当する部分でMAX(Aij)/MIN(Aij)の値が第3実施形態では18.13
24と3よりも大きく、また2よりも大きい。D2、D3、D4、D5に相当する部分で
は2未満の値となっており、MAX(Aij)/MIN(Aij)については5つのうち
4つは2未満を満足し、1つは不満足である。5つのうち4つを満足していればDVD、
CD共にRMS波面収差で0.025λRMS以下を満足できているが、5つとも満足し
ている場合に比べるとDVDでの波面収差の劣化が認められる例である。なお第3実施形
態で第1区間におけるCD波面収差を低減する例について記述したが、同様にして第1区
間でDVD波面収差を低減させることも可能であり、その場合にはRMS波面収差におい
てCD側が劣化してくる。
また更に、第2区間におけるCDの波面収差を低減したい場合には表8に示す第4実施
形態とするのが良い。
Figure 2005044461
本第4実施形態は表6に示す第3実施形態から第2区間のA16の値を変えたものであ
る。本第4実施形態の波面収差図を図18に、式(1)、(2)についての計算結果を表
9に示す。
Figure 2005044461
DVD/CD共通使用領域内の段差D1~D5についてはD3、D4、D5の段差にお
いてレンズ光軸から離れるに従ってその絶対値が大きくなっている。D1、D2の段差に
ついては、D3よりも光軸に近いにもかかわたずその絶対値が大きい。そのために第1、
第2区間でのDVD波面収差の増大を招いているが全体としてのRMS波面収差としては
0.035λRMS以下の値はキープできている。
図18より、第3実施形態に比べて更に第2区間でのCD波面収差が低減されているこ
とがわかる。RMS波面収差では、第2、第3実施形態に比べて第4実施形態は、第2区
間においてCDの波面収差が図11の第2実施形態、図17の第3実施形態では0〜0.
098λまでの値を取っていたのに対して、図18の第4実施形態では0〜0.05λま
での値となっていて改善されていることがわかる。しかし、第2区間でのDVDの波面収
差については図11の第2実施形態、図17の第3実施形態では0〜−0.1λの値であ
ったが、図18の第4実施形態では0〜−0.2λと劣化した値となっている。RMS波
面収差値としては、
DVD CD
第2実施形態 0.01945λrms 0.02525λrms
第3実施形態 0.02495λrms 0.02574λrms
第4実施形態 0.02926λrms 0.02489λrms
となっており、第4実施形態ではDVDのRMSの波面収差が第3実施形態に比べて更に
劣化しているが、まだ0.03λRMS以下の値をキープできている。表9に示す式(1
)、(2)の値について、段差量D1、D2に相当する部分でMAX(Aij)/MIN
(Aij)の値が第4実施形態では17.8242、31.8655と3よりも大きく、
また2よりも大きい。D3、D4、D5に相当する部分では2未満の値となっており、M
AX(Aij)/MIN(Aij)については5つのうち3つは2未満を満足し、2つは
不満足である。5つのうち3つを満足していればDVD、CD共にRMS波面収差で0.
030λRMS以下を満足できているが、5つとも満足している場合及び5つのうち4つ
で満足している場合に比べるとDVDでの波面収差の劣化が認められる例である。なお第
4実施形態で第1、第2区間におけるCD波面収差を低減する例について記述したが、同
様にして第1、第2区間でDVD波面収差を低減させることも可能であり、その場合には
RMS波面収差においてCD側が劣化してくる。
また更に、第3区間におけるCDの波面収差を低減したい場合には表10に示す比較例
とするのが良い。
Figure 2005044461
本比較例は表8に示す第4実施形態から第3区間のA16の値を変えたものである。本
比較例の波面収差図を図19に、式(1)、(2)についての計算結果を表11に示す。
Figure 2005044461
DVD/CD共通使用領域内の段差D1~D5についてはD4、D5の段差においてレ
ンズ光軸から離れるに従ってその絶対値が大きくなっている。D1、D2、D3の段差に
ついては、D4よりも光軸に近いにもかかわたずその絶対値が大きい。そのために第1、
第2、第3区間でのDVD波面収差の増大を招いており全体としてのRMS波面収差も0
.035λRMS以上の値となってしまっている。
図19より、第4実施形態に比べて更に第3区間でのCD波面収差が低減されているこ
とがわかる。RMS波面収差では、第2、第3、第4実施形態に比べて比較例は、第3区
間においてCDの波面収差が図11の第2実施形態、図17の第3実施形態、図18の第
4実施形態では0〜0.098λまでの値を取っていたのに対して、図19の比較例では
−0.01〜0.04λまでの値となっていて改善されていることがわかる。しかし、第
3区間でのDVDの波面収差については図11の第2実施形態、図17の第3実施形態で
は0〜−0.1λの値であったが、図18の第4実施形態では0〜−0.2λと劣化した
値となっている。RMS波面収差値としては、
DVD CD
第2実施形態 0.01945λrms 0.02525λrms
第3実施形態 0.02495λrms 0.02574λrms
第4実施形態 0.02926λrms 0.02489λrms
比較例 0.03503λrms 0.02477λrms
となっており、比較例ではDVDのRMSの波面収差が第4実施形態に比べて更に劣化し
て0.035λrms以上となってしまっている。表11に示す式(1)、(2)の値につ
いて、段差量D1、D2、D3に相当する部分でMAX(Aij)/MIN(Aij)の
値が比較例では17.8242、24.6772、6.6199と3よりも大きく、また
2よりも大きい。D4、D5に相当する部分では2未満の値となっており、MAX(Ai
j)/MIN(Aij)については5つのうち2つは2未満を満足し、3つは不満足であ
る。5つのうち2つしか満足できていないためにDVD、CD共にRMS波面収差で0.
035λRMS以下を満足できていないというのが本比較例である。
また、今までDVDとCDの場合について述べてきたが、例えば基板厚が同じで波長が
ことなる場合でも本発明は有効である。例として、いわゆるブルーレーザー、波長405
nmで基板厚0.6mm、とDVD、波長655nmで基板厚0.6mmの場合などであ
る。この場合につき以下第5実施形態として記述する。
第5実施形態では、基本的なレンズ構成は図2に示す第2実施形態と同じで、A面側よ
り平行光を入射させてB面側にあるディスク基板(図示しない)の記録面上に良好な光ス
ポットを形成するものである。光源側のA面は数4によりZAとhの関係が表される。その
具体的な数値を表12の上側欄の区間1〜9に示す。また光源と反対側、ディスク側のB
面は数6でZBとhの関係が表される。その具体的な数値は、表12の下側欄に示す。
Figure 2005044461
また、対物レンズの光軸上の面頂点f,e間の距離、即ち、中心厚さt0は1.94m
mであって、波長λ1=405nm(ブルー)での屈折率nは1.54972であり、波
長λ2=655nm(DVD)での屈折率nは1.53である。透明基板の厚さと屈折率
は、波長λ1=405nm(ブルー)では、厚み0.6mmで屈折率1.6235であり
、波長λ2=655nm(DVD)では厚み0.6mmで屈折率は1.58である。
また、波長405nmのブルーの時のNAは0.65、焦点距離は3.1015mmで
、波長655nmのDVDの時のNAは0.6277で、焦点距離は3.2116mmで
ある。入射平行光束有効直径はブルーでもDVDでもφ4.032である。また本第5実
施例では、第1〜第4実施例のときのDVD専用領域に相当するものはなく、φ4.03
2のA面側レンズ全面が、ブルー/DVD共通使用領域である。その曲率(=曲率半径の
逆数)、すなわち表12のCについて着目してみると、ブルーとDVDの共通使用領域で
ある第1〜9区間において、大、小の関係について見てみると、第2、3、4区間におい
て小、大、小の関係、第3、4、5区間において大、小、大の関係、第4、5、6区間に
おいて小、大、小の関係、第5、6、7区間において大、小、大の関係となっていて、小
、大、小 と 大、小、大 の区間が存在しており、このように曲率を設計して、本
文に示しているような波面収差の値が実現できている。
図20に本第5実施形態の波面収差図を示す。ブルーのRMS波面収差が0.0315
2λrmsであり、DVDのRMS波面収差が0.03237λrmsで、ブルーもDVDも0.
035λrms以下となっている。式(1)、(2)の値について表13に表す。
Figure 2005044461
式(1)、(2)の値についてはD1〜D8の全ての隣接段差部において1.23以下
となっており、式(1)、(2)を全ての隣接段差部で満足している。
また本第5実施形態の光スポット図を図21に示す。1/e2(=0.135)の相対光強度と
なる光スポット直径は、405nmのブルーのときで0.5149μmで、655nmの
DVDで0.8606μmとなっている。
また本第5実施形態での前記Wmax/Wminは、
Wmax/Wmin=0.03237/0.03152=1.026967 となるから
、前記許容値1.8、好ましくは1.6、さらに好ましくは1.4以下となっている。ま
た、本第5実施形態の前記表3に相当する値としては、第1〜第4、第6〜9領域ではΔ
Vd(λ405)=0.11〜0.12λ、でΔVd(λ655)=0.11〜0.12λとな
っており、各波面収差の差の比ΔVd(λ405)/ΔVd(λ655)、及びΔVd(λ655)
/ΔVd(λ405)、共に0.9〜1.1の間に入っている。また第5領域については、
ΔVd(λ405)=0.075λ、でΔVd(λ655)=0.078λとなっている。なお
図20での波面収差図では、相対瞳座標0〜1の範囲内で相対瞳0.01刻みの計算結果
となっているが、もっと細かく計算すれば、各波面収差は上記の値となる。
本発明による対物レンズの第1の実施形態を示す図である。 図1に示す第1の実施形態のレンズ面形状の一具体例を示す図である。 対物レンズと光ディスクの透明基板とからなる光学系での光路長を説明するための図である。 図1に示す第1の実施形態の第1の実施形態の波面収差の測定結果の一具体例を示すグラフ図である。 図1に示す第1の実施形態を用いた光ディスク装置での種類が異なる光ディスクに対する光スポットの計算結果を示す図である。 本発明による対物レンズの第2の実施形態の波面収差の測定結果の一具体例を示すグラフ図である。 本発明による対物レンズの第2の実施形態を用いた光ディスク装置での種類が異なる光ディスクに対する光スポットの計算結果を示す図である。 本発明による光ヘッドの一実施形態を示す図である。 本発明による光ディスク装置の一実施形態を示す図である。 光線高さに対する各波長の波面収差を示す模式図である。 第2実施形態における光線高さに対する各波長の波面収差を示す図である。 特開2001−51192号に記載のレンズを用いた場合の光線高さに対する各波長の波面収差を示す図である。 第2実施形態における数式を説明するための図である。 第2実施形態における各非球面部の隣接部が段差量D1〜D7を有する場合の構造を示す図である。 金型作成や成形を考慮した形状を有するレンズを示す図である。 金型作成や成形を考慮した形状を有するレンズを示す図である。 第3実施形態にかかるレンズの波面収差図である。 第4実施形態にかかるレンズの波面収差図である。 比較例にかかるレンズの波面収差図である。 第5実施形態にかかるレンズの波面収差図である。 第5実施形態にかかるレンズの光スポット図である。 CD用レンズの光スポット図である。 第2実施形態にかかるレンズの絞り径を設定した場合の光スポット図である。
符号の説明
1 実施形態の対物レンズ
2 DVDの透明基板
2a 情報記録面
3 CDの透明基板
3a 情報記録面
4,5 レーザビーム
11 DVDレーザ
12 CDレーザ
13,14 ハーフプリズム
15 コリメータレンズ
16 検出レンズ
17 光検出器
18 回析格子
19 アクチュエータ
20 アクチュエータ駆動回路
21 信号処理回路
22 レーザ駆動回路
23 システム制御回路
24 ディスク判別手段

Claims (3)

  1. 波長λi(i=1、2、3、4、・・・)の複数種類の単色光をそれぞれ屈折作用により集
    光させる多波長用のレンズにおける少なくとも一方のレンズ面のうちの全ての単色光での
    共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面部に分割されており、分割されている各非球
    面部の曲率(=曲率半径の逆数)は、レンズ光軸に近い順に、大、小、大、である非球面
    部を含むことを特徴とする多波長用レンズ。
  2. 波長λi(i=1、2、3、4、・・・)の複数種類の単色光をそれぞれ屈折作用により集
    光させる多波長用のレンズにおける少なくとも一方のレンズ面のうちの全ての単色光での
    共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面部に分割されており、分割されている各非球
    面部の曲率(=曲率半径の逆数)は、レンズ光軸に近い順に、小、大、小、である非球面
    部を含むことを特徴とする多波長用レンズ。
  3. 波長λi(i=1、2、3、4、・・・)の複数種類の単色光をそれぞれ屈折作用により集
    光させる多波長用のレンズにおける少なくとも一方のレンズ面のうちの全ての単色光での
    共通使用領域が屈折力の異なる複数の非球面部に分割されており、分割されている各非球
    面部のそれぞれ隣接する非球面部同士の隣接部におけるレンズ光軸に平行な方向の段差量
    が、前記隣接部における段差のうちの少なくとも半分以上の段差において、レンズ光軸か
    ら離れるに従って増大していることを特徴とする多波長用レンズ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323986A (ja) * 2005-04-21 2006-11-30 Hitachi Maxell Ltd 光ピックアップレンズ及び光ピックアップ装置
CN102290069A (zh) * 2005-04-21 2011-12-21 日立麦克赛尔株式会社 光学拾波器透镜及光学拾波器装置
CN114859640A (zh) * 2022-05-09 2022-08-05 无锡视美乐激光显示科技有限公司 一种光整形系统、光源装置以及光源装置的设计方法

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