JP2005041010A - 駆動波形テーブル作成装置、駆動波形テーブル作成方法、駆動波形テーブル作成プログラム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】予め格納する駆動波形テーブルの周囲温度と駆動波形との対応関係は、各周囲温度における印刷装置の吐出インク重量特性が一定となるように設定してある。
【解決手段】吐出されるインク重量を規定するパルス変化率を温度環境に対応させた駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納しておき、測定された温度データに対応させて使用するパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1から特定することによって温度環境に適した発色特性を実現することが可能になる。また、この駆動波形テーブルTBL1を作成するにあたり、基準パッチPAと、評価パッチPB1〜PB30とを形成するとともに、色差ΔEが最小となる評価パッチPB1〜PB30におけるパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1に設定することによって、発色特性を向上させた色再現を実現可能な駆動波形テーブルTBL1を作成することが可能になる。
【選択図】 図11
【解決手段】吐出されるインク重量を規定するパルス変化率を温度環境に対応させた駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納しておき、測定された温度データに対応させて使用するパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1から特定することによって温度環境に適した発色特性を実現することが可能になる。また、この駆動波形テーブルTBL1を作成するにあたり、基準パッチPAと、評価パッチPB1〜PB30とを形成するとともに、色差ΔEが最小となる評価パッチPB1〜PB30におけるパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1に設定することによって、発色特性を向上させた色再現を実現可能な駆動波形テーブルTBL1を作成することが可能になる。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動波形テーブル作成装置、駆動波形テーブル作成方法、駆動波形テーブル作成プログラム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムに関する。
【従来の技術】
この種の装置は、ROM内に印刷装置の温度環境と、印刷ヘッドの圧力発生素子に対して供給する駆動波形の波形補正値との対応関係を規定した駆動波形テーブルを予め格納しておき、この駆動波形テーブルから印刷装置が設置されている環境温度に対応する駆動波形を取得し、同駆動波形にて圧力発生素子を制御する。これによって、環境温度の変化に起因したインクの吐出特性の変動を補償する駆動制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0002】
【特許文献1】
特開平10−202884号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の駆動制御装置において、予め格納する駆動波形テーブルの周囲温度と駆動波形との対応関係は、各周囲温度における印刷装置の吐出インク重量特性が一定となるように設定してある。
しかし、各温度環境にて吐出インク重量特性を一定にしたとしても、必ずしも印刷媒体に吐出させた際の発色特性が略同一になるとは限らない。すなわち発色特性が異なってくるという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、各温度環境にて発色特性を略同一にする駆動波形テーブルを作成することが可能な駆動波形テーブル作成装置、駆動波形テーブル作成方法、駆動波形テーブル作成プログラム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記目的を達成するため、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給され同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成装置であって、基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ基準色の基準パッチを形成させる基準パッチ形成手段と、上記基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ複数の評価パッチを形成させる評価パッチ形成手段と、上記基準パッチおよび評価パッチを測色して色データを生成するパッチ測色手段と、上記測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成手段とを具備することを要旨とする。
【0006】
印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に駆動波形を供給すると、この駆動波形に応じたインク重量のインクが吐出される。このインク重量は温度環境にて変動するインクの粘性によって変化する。このインク重量が変化すると、吐出された印刷媒体の発色特性等が異なってくる。すなわち、温度環境によって発色特性等が異なってくる。このとき温度環境に応じた駆動波形を圧力発生素子に供給することができると、発色特性等の面で有利になる。そこで、本発明では、印刷装置に搭載され、印刷時の温度環境に応じて所定の駆動波形を決定するための、駆動波形と温度環境とを対応させた駆動波形テーブルを作成する好適な手法を提供する。かかる駆動波形テーブルを作成するに際して、基準パッチ形成手段は、基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させることにより、同印刷媒体上に基準色の基準パッチを形成させる。ここで、上述した駆動波形は駆動電圧の波形であっても良いし、駆動電流の波形であっても良い。
【0007】
一方、評価パッチ形成手段は、この基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させることにより、同印刷媒体上に複数の評価パッチを形成させる。ここで、パッチ測色手段にて基準パッチおよび評価パッチを測色し、基準パッチおよび評価パッチの色データを生成する。駆動波形テーブル作成手段は、パッチ測色手段にて測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。そして、この検出した評価パッチを形成する駆動波形と、同評価パッチが形成された際の温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する。このように、本発明では基準の温度環境において基準の駆動波形を圧力発生素子に供給して基準色、例えば所定の発色特性を有する基準パッチを形成し、この基準の温度環境とは異なる温度環境にて複数の駆動波形にを圧力発生素子に供給することにより、複数の評価パッチを形成する。
【0008】
そして、この複数の評価パッチの中から、基準パッチと色差が最小となる評価パッチを検出して、この評価パッチを形成する駆動波形を異なる温度環境に対応した駆動波形とし、この対応関係を示す駆動波形テーブルを作成する。これにより、印刷装置にて印刷を行うにあたり、印刷時の温度環境に応じて適宜駆動波形テーブルから所定の駆動波形を選択し、同駆動波形に基づいたインク重量を吐出させることによって、印刷媒体上の発色特性等を温度環境に左右されることなく、調整することが可能になる。基準パッチおよび評価パッチを形成する際の温度環境は、特に限定されず、周囲温度でも良いし、印刷ヘッドのヘッド温度でも良い。ここで、印刷媒体に吐出されたインクの発色特性等は印刷媒体の媒体温度に影響されることが分かっている。そこで、基準パッチ形成手段および評価パッチ形成手段は、印刷媒体の媒体温度を基準の温度環境および異なる温度環境とする。このように印刷媒体の媒体温度に基づいて駆動波形テーブルを作成することができ、かかる駆動波形テーブルを使用して印刷を行うことにより、印刷媒体上での発色特性等を向上させることが可能になる。
【0009】
インクを使用して印刷を行う印刷装置では各色を表現するために、少なくともシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させる。このとき、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させて形成するグレー色(コンポジットグレー色)にて基準パッチ、評価パッチを形成して発色特性等を考慮した駆動波形テーブルを作成すると、各単色においても発色特性等を合わせることが可能となる。そこで、基準パッチ形成手段は、基準の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の基準パッチを形成させる。また、評価パッチ形成手段は、複数の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の評価パッチを形成させる。そして、駆動波形テーブル作成手段は、このコンポジットグレー色に基づいて基準パッチと評価パッチとを比較し、色差が最小となる評価パッチを形成するための駆動波形と温度環境との対応関係を駆動波形テーブルに規定する。このように規定した駆動波形にてインク重量を吐出させることによって発色特性を改善することが可能になる。
【0010】
印刷装置にて複数のインクを使用する場合、全てのインクの駆動波形テーブルを同一のものとしても良いし、各インク毎に駆動波形テーブルを設けても良い。インク毎に粘性の温度環境における変化が異なるため、より高精度に発色特性を調整することができる。そこで、基準パッチ形成手段は、基準の駆動波形にてインク毎に基準パッチを形成させる。そして、評価パッチ形成手段は、基準の駆動波形と異なる複数の駆動波形にて同インク毎に評価パッチを形成させ、駆動波形テーブル作成手段は、同インク毎にパッチ測色手段で測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と、同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した各インク毎の駆動波形テーブルを作成する。
【0011】
基準パッチとの色差を最小にする評価パッチを検出する手法の一例として、Lab色空間にて基準パッチとの色差を検出する。このとき、パッチ測色手段は、先ず基準パッチおよび評価パッチについてLab色空間における色データを生成する。そして、駆動波形テーブル作成手段は、このLab色空間にて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。Lab色空間において簡易に色差を求める手法の一例として、駆動波形テーブル作成手段は、Lab色空間の明度軸方向からの投影平面上にて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。本来的には3次元のLab色空間にて色差を求めることになるが3次元における演算は演算負荷が大きくなる。一方このように2次元の平面にて色差を求める場合、ある程度の精度を確保しつつ、簡易に色差を求めることが可能になる。
【0012】
印刷媒体の湿度環境も当該印刷媒体の発色特性に影響を及ぼすことが知られている。そこで、駆動波形テーブルを作成するに際して、この湿度環境も考慮する。このとき、基準パッチ形成手段は、基準の温度環境にて異なる湿度環境毎に基準パッチを形成する。また、評価パッチ形成手段は、基準の温度環境とは異なる温度環境毎で各湿度環境毎に評価パッチを形成する。そして、駆動波形テーブル作成手段は、駆動波形と温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを各湿度環境毎に作成する。
【0013】
ここで、上述してきた駆動波形テーブル作成装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該駆動波形テーブル作成装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0014】
むろん、上述してきた駆動波形テーブル作成装置にて作成した駆動波形テーブルを搭載し、実際の環境温度に応じて適宜駆動波形テーブルを切り換えて印刷を行う印刷装置としても発明が成立することは言うまでもない。そこで、所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷装置であって、上記画像データを入力する画像データ入力手段と、当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する設置環境計測手段と、上記色変換における上記第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納する対応関係テーブル格納手段と、上記対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して上記入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する印刷データ生成手段と、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを格納する駆動波形テーブル格納手段と、上記駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、上記生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を上記圧力発生素子に供給することによって上記印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷手段とを具備することを要旨とする。
【0015】
かかる構成において、所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷装置を提供する。このとき、画像データ入力手段にて画像データを入力すると、印刷に際して設置環境計測手段にて当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する。ここで、対応関係テーブル格納手段には色変換における第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納しておき、印刷データ生成手段は、この対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する。
【0016】
このとき、本発明では上述してきた請求項1〜請求項6のいずれかに記載した駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを駆動波形テーブル格納手段に格納する。そして、印刷手段にて印刷を実行するにあたり、駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、印刷データ生成手段によって生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を圧力発生素子に供給することにより、この駆動波形に基づいたインク重量のインクを印刷媒体に吐出させて印刷を行う。
【0017】
さらに、設置環境計測手段にて環境湿度を計測可能にするとともに、上述した請求項7に記載した駆動波形テーブル作成装置にて作成された駆動波形テーブルを駆動波形テーブル格納手段に格納するようにしても良い。このとき、印刷手段は、計測された環境温度および環境湿度に対応する温度環境および湿度環境に基づく駆動波形この駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから取得することになる。また、環境温度に応じて対応関係テーブルも変更すると、環境温度にてより高精度に発色特性を合わせることが可能になり好ましい。そこで、対応関係テーブル格納手段には、異なる温度条件にて印刷媒体上で所定の発色特性を実現可能に規定した少なくとも2つの対応関係テーブルを予め格納しておく。そして、印刷データ生成手段は、設置環境計測手段にて計測された環境温度に対応する温度条件に従った対応関係テーブルを対応関係テーブル格納手段から取得し、色変換する際の対応関係テーブルを同取得した対応関係テーブルに切り換える。
【0018】
また、上述してきた印刷装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該印刷装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)印刷装置の構成:
(2)プリンタの概略構成:
(3)インク吐出のメカニズム:
(4)ドットの形成の概略:
(5)本発明について:
(6)駆動波形テーブルの作成:
(7)変形例:
(8)まとめ:
【0020】
(1)印刷装置の概略構成:
図1は、本発明にかかるインク吐出制御装置を適用した一実施形態としての印刷装置の構成を示すブロック図である。
同図において、印刷システムは、コンピュータ90にスキャナ12とカラープリンタ22とが接続されており、このコンピュータ90に所定のプログラムがロードされ実行されることにより、全体として印刷装置として機能する。図示するように、このコンピュータ90は、プログラムに従って画像処理に関わる動作を制御するための各種演算処理を実行するCPU81を中心に、バス80により相互に接続された次の各部を備える。ROM82は、CPU81で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムやデータを予め格納しており、RAM83は、同じくCPU81で各種演算処理を実行するのに必要な各種プログラムやデータが一時的に読み書きされるメモリである。
【0021】
また、入力インターフェイス84は、スキャナ12やキーボード14からの信号の入力を司り、出力インタフェース85は、プリンタ22へのデータの出力を司る。CRTC86は、カラー表示可能なCRT21への信号出力を制御し、ディスクコントローラ(DDC)87は、ハードディスク16やフレキシブルドライブ15あるいは図示しないCD−ROMドライブとの間のデータの授受を制御する。ハードディスク16には、RAM83にロードされて実行される各種プログラムやデバイスドライバの形式で提供される各種プログラムなどが記憶されている。
【0022】
このほか、バス80には、シリアル入出力インタフェース(SIO)88が接続されている。このSIO88は、モデム18に接続されており、モデム18を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コンピュータ90は、このSIO88およびモデム18を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバーSVに接続することにより、画像処理に必要なプログラムをハードディスク16にダウンロードすることも可能である。また、必要なプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROMによりロードし、コンピュータ90に実行させることも可能である。
【0023】
図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
同図において、コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からはこれらのドライバを介して、プリンタ22に転送するための中間画像データが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつ、ビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示している。スキャナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読みとられ、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
【0024】
このアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像情報をアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信号(ここではシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各色についての多値化された信号)に変換している。図2に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、色変換テーブルLUTと、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100とが備えられている。
【0025】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データの解像度、即ち単位長さ当たりの画素数をプリンタドライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データはまだRGBの3色からなる画像情報であるから、色変換モジュール98は色変換テーブルLUTを参照しつつ、各画素ごとにプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のデータに変換する。こうして色変換されたデータは例えば256階調等の幅で階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、ドットを分散して形成することによりプリンタ22でかかる階調値を表現するためのハーフトーン処理を実行する。
【0026】
本実施形態では、プリンタ22が、各画素について、ドットなし、小ドット形成、大ドット形成の3値の表現が可能であることから、3値化を行なっている。こうして処理された画像データは、ラスタライザ100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替えられて、最終的な画像データFNLとして出力される。本実施形態では、プリンタ22は画像データFNLに従ってドットを形成する役割を果たすのみであり画像処理は行なっていない。また、コンピュータ90側のプリンタドライバ96では、プリンタ22内部の後述するパルス形状に形成されたピエゾ素子に対する駆動信号の調整などは行なっていないが、ピエゾ素子駆動信号の駆動波形の設定などを、プリンタ22との双方向通信の機能を利用して、プリンタドライバ96側で行なうものとすることも可能である。
【0027】
(2)プリンタの概略構成:
次に、プリンタ22の構成について説明する。図3は、プリンタ22の構成を示した構成図である。同図において、プリンタ22は、紙送りモータ23によって印刷媒体Mを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、これらの紙送りモータ23,キャリッジモータ24,印刷ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40と、この制御回路40からの信号を受けてピエゾ素子を駆動する駆動信号を生成するピエゾ素子駆動回路50とから構成されている。
【0028】
キャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。このキャリッジ31には、黒インク(Bk)用のカートリッジ71とシアン(C1),ライトシアン(C2)、マゼンタ(M1),ライトマゼンダ(M2)、イエロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。
【0029】
シアンおよびマゼンダの2色については、濃淡2種類のインクを備えていることになる。キャリッジ31の下部の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッジ31の底部には、この各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導く導入管67が立設されている。キャリッジ31に黒(Bk)インク用のカートリッジ71およびカラーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた接続孔に導入管67が挿入され、各インクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインクの供給が可能となる。
【0030】
図4は、インク吐出用ヘッド61〜66におけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図である。同図において、これらのノズルNzの配置は各色ごとにインクを吐出する5組のノズルアレイから成っており、48個のノズルNzが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列されている。各ノズルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。なお、各ノズルアレイに含まれる48個のノズルNzは、千鳥状に配列されている必要はなく、一直線上に配置されていてもよい。但し、図4に示すように千鳥状に配列すれば、製造上、ノズルピッチkを小さく設定し易いという利点がある。
【0031】
上述したノズルNzからのインクの吐出は、制御回路40およびピエゾ素子駆動回路50により制御されている。ここで、制御回路40の内部構成を図5に示す。同図において、制御回路40の内部には、コンピュータ90からの多値階調情報を含む印刷データ等を受信するインターフェース(以下「I/F」という)43と、各種データの記憶を行うRAM44と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM45と、CPU等からなる制御部46と、発振回路47と、後述の印刷ヘッド28の各ピエゾ素子への駆動信号を発生させる駆動信号発生回路48と、ドットパターンデータに展開された印刷データおよび駆動信号を、紙送りモータ23,キャリッジモータ24およびピエゾ素子駆動回路50に送信するためのI/F49とを備えている。
【0032】
コンピュータ90からは、プリンタドライバ96により3値化処理がなされた後の印刷データが送られてくるので、制御回路40は、この印刷データを受信バッファ44Aに蓄えた後、印刷ヘッドのノズルアレイの配置に従って一旦出力バッファ44Cにデータを展開し、これをI/F49を介して出力すれば足りる。他方、コンピュータ90から送信されるデータが、多値階調情報を含む印刷データである場合(例えばポストスクリプト形式のデータである場合)には、プリンタ22は、制御回路40内で3値化の処理などを行なうものとすればよい。この場合、印刷データは、I/F43を介して記録装置内部の受信バッファ44Aに蓄えられる。受信バッファ44Aに蓄えられた記録データに対してコマンド解析が行われてから中間バッファ44Bへ送られる。中間バッファ44B内では、制御部46によって中間コードに変換された中間形式としての記録データが保持され、各文字の印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアドレス等が付加する処理が、制御部46によって実行される。次に、制御部46は、中間バッファ44B内の記録データを解析し、階調情報に応じた3値化を行ない、ドットパターンデータを出力バッファ44Cに展開し、記憶させる。
【0033】
いずれの場合でも、出力バッファ44Cには、3値化されたドットパターンが展開され、蓄えられることになる。印刷ヘッド28は、後述するように、各色48個のノズルが備えられているため、ヘッドの1スキャン分に相当するドットパターンデータを出力バッファ44Cに用意した後、このドットパターンデータを、I/F49を介して出力する。ドットパターンデータとして展開された印刷データは、後述するように、各ノズル毎の階調データとして例えば2ビットで構成されており、「00」はドットなしに、「10」は小ドット形成に、「11」は大ドット形成に、それぞれ対応している。
【0034】
(3)インク吐出のメカニズム:
次に、インクの吐出およびドット形成を行なう機構について説明する。図6は印刷ヘッド28の内部の概略構成を示す説明図、図7は、ピエゾ素子PEの伸縮によりインクの吐出を行なう様子を示す模式図である。インクカートリッジ71,72がキャリッジ31に装着されると、図6に示すように毛細管現象を利用してインクカートリッジ内のインクが導入管67を介して吸い出され、キャリッジ31下部に設けられた印刷ヘッド28の各色ヘッド61ないし66に導かれる。なお、初めてインクカートリッジが装着されたときには、専用のポンプによりインクを各色のヘッド61ないし66に吸引する動作が行われるが、本実施形態では吸引のためのポンプ、吸引時に印刷ヘッド28を覆うキャップ等の構成については図示および説明を省略する。
【0035】
各色のヘッド61ないし66には、上述したとおり各色毎に48個のノズルNzが設けられており、各ノズル毎に圧力発生素子として、電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PEが配置されている。図7上段に図示するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子PEは、周知のように、駆動信号に基づく電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施形態では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図7下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ収縮し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の容積はピエゾ素子PEの収縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された印刷媒体Mに染み込むことにより、印刷が行われる。
【0036】
(4)ドットの形成の概略:
本実施形態のプリンタ22に備えられた各色48個のノズルNzは、その内径を等しく形成されている。かかるノズルNzを用いて径の異なる2種類のドットを形成することができる。この原理について説明する。図8は、インクが吐出される際のノズルNzの駆動波形と吐出されるインクIpとの関係を模式的に示した説明図である。同図においては、破線で示した駆動波形が通常のドットを吐出する際の波形である。区間d2において一旦、マイナスの電圧をピエゾ素子PEに印加すると、圧力発生室132の容積を増大する方向にピエゾ素子PEが変形するため、図8の状態Aに示した通り、メニスカスMeは、ノズルNzの内側にへこんだ状態となる。一方、図8の実線で示す駆動波形を用い、区間d1に示すようにマイナス電圧を急激に印加すると、状態aで示す通りメニスカスは状態Aに比べて大きく内側にへこんだ状態となる。
【0037】
ピエゾ素子PEに印加するマイナスの電圧のパルス波形によりメニスカスの形状が異なるのは、次の理由による。ピエゾ素子は、印加された電圧のパルス形状に応じて変形し、圧力発生室132の容積を増減する。圧力発生室132の容積が増大する場合、その変化が極めてゆっくりとしたものであれば、圧力発生室132の容積の増大に伴い、インクは共通のインク室141から供給され、メニスカスはほとんど変化しない。一方、ピエゾ素子PEの伸縮が短時間に行なわれ、圧力発生室132の容積の変化が急激に生じると、インク室141からインクの供給は、インク供給口137により制限されていることから間に合わず、メニスカスは圧力発生室132の容積の変化により影響を受けることになる。ピエゾ素子PEに印加する電圧の変化が緩やかな場合(図8破線参照)には、メニスカスの後退は小さく、印加電圧の変化が急激な場合(図8実線参照)には、メニスカスの後退が大きくなるのは、かかるインク供給のバランスによっている。
【0038】
メニスカスが後退した状態から、次に、ピエゾ素子PEへの印加電圧を正にすると(区間d3)、先に図7を用いて説明した原理に基づいてインクが吐出される。このとき、メニスカスがあまり内側にへこんでいない状態(状態A)からは状態Bおよび状態Cに示すごとく大きなインク滴が吐出され、メニスカスが大きく内側にへこんだ状態(状態a)からは状態bおよび状態cに示すごとく小さなインク滴が吐出される。以上に示した通り、駆動電圧を負にする際(区間d1,d2)の変化率に応じて、ドット径を変化させることができる。ここで本実施形態においては、区間d3/区間d1及び区間d3/区間d2をパルス変化率Aと規定するとともに、発色特性を考慮して、このパルス変化率Aを適宜変更可能にする。そして、インク滴の吐出の際に、所定のパルス変化率Aを特定し、特定したパルス変化率Aに基づいた印加電圧をピエゾ素子PEに印加することにより、所定のインク滴を吐出させる。
【0039】
ここで、プリンタ22は上記した図5に示すとおり、制御回路40およびピエゾ素子駆動回路50の他に、タイミング記憶回路192、タイミング制御回路191、温度センサ194およびAD変換器193を備える。温度センサ194は、インク滴が吐出される印刷媒体Mの媒体温度を検出するセンサである。この温度センサ194で測定された温度データは、AD変換器193を介してタイミング制御回路191に取り込まれる。タイミング制御回路191では温度センサ194から入力された温度データに基づいて、タイミング記憶回路192に予め記憶されている所定のパルス変化率Aを読み出し、これを制御回路40の駆動信号発生回路48に出力する。駆動信号発生回路48は、このパルス変化率Aを取り込んで、ピエゾ素子PEの駆動信号のパルス波形を決定し、その情報をI/F49を介してピエゾ素子駆動回路50に出力する信号のタイミングを調整する。これにより、印刷媒体Mの媒体温度により、駆動信号のタイミングを調整することが可能となっている。
【0040】
ここで、パルス変化率を温度データに基づいて適宜変化させ、同一のインク重量を吐出可能としても、印刷時の温度環境(例えば、印刷媒体Mの媒体温度)が異なると、形成されるドットの色相が相違してくる。色相が相違すると、印刷媒体上での発色特性が異なってくるため、印刷状態が変化する。このように温度環境に応じて印刷状態が変化することによって、印刷品質にバラツキが発生してしまう。そこで、本実施形態においては、図9に示すように温度環境と、パルス変化率との対応関係を規定した駆動波形テーブルTBL1を作成する。ここで、このパルス変化率は本発明にかかる駆動波形に対応する。
【0041】
同図において、駆動波形テーブルTBL1は、各温度環境(15℃、25℃、35℃)に対応したパルス変化率A10〜A30が格納されており、本実施形態においては、温度環境が15℃の場合に対応させてパルス変化率A10を格納し、温度環境が25℃の場合に対応させてパルス変化率A20を格納し、温度環境が35℃の場合に対応させてパルス変化率A30を格納している。そして、この駆動波形テーブルTBL1をタイミング記憶回路192に予め格納しておき、タイミング制御回路191は、測定された温度データに最も近い温度環境(15℃、25℃、35℃)を検出し、当該温度環境に対応するパルス変化率A10〜A30を駆動波形テーブルTBL1から特定する。そして、この特定したパルス変化率A10〜A30によってインクと吐出させる。これによって温度データが変化したとしても、同温度データに応じたパルス変化率A10〜A30の何れかに基づいてインク滴を印刷媒体に吐出させることが可能となり、温度データに依らず当該印刷媒体上で略同等のドット径を形成させることが可能となる。すなわち、温度データが変化したとしても、印刷物の発色特性を略同等にすることが可能になる。
【0042】
ここで、温度データの測定箇所はプリンタ22の周囲温度でも良いし、より発色特性の変化の起因となる印刷媒体Mの媒体温度を測定しても良い。かかる場合、温度センサ194の配設位置は、印刷媒体の略表面上を測定することが可能であれば特に限定されるものではない。ここで、プリンタ22のハードウェアの概略構成を図10に示す。同図において、プリンタ22は、ホッパ101にスタックされた印刷媒体Mを供給する自動給紙装置100と、印刷媒体Mとしてのロール紙111を装着するロール紙ホルダ110とを備え、給紙ローラ120の回転動作に従ってプリンタ内部に印刷媒体Mを供給可能になっている。プリンタ内部に供給された印刷媒体Mは、インクカートリッジ71,72、キャリッジ31、プラテン26、印刷ヘッド28を有する印刷機構側に搬入され、当該印刷機構にて印刷される。
【0043】
印刷が行われた印刷媒体Mは開口されたスタッカ130に搬出される。かかる構成において、例えば、キャリッジ31の供給された印刷媒体Mと相対面する下面に温度センサ194を配置すれば、印刷直前の印刷媒体Mの媒体温度を測定することが可能となり好ましい。一方、ホッパ101に形成されるエッジガイド102の側面に温度センサ194を配置するとともに、この温度センサ194をスタックされている印刷媒体Mの多寡に応じて最上部の印刷媒体(最初に印刷用としてプリンタ内部に供給される印刷媒体)に略当接するように移動可能に設計すれば、簡易な構成にて印刷媒体Mの媒体温度を測定することが可能となり好ましい。
【0044】
(6)駆動波形テーブルの作成:
ここで、上述した駆動波形テーブルTBL1の作成方法について説明する。
図11は、駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率Aを特定するために基準パッチPAと、評価パッチPBとを所定の印刷媒体上に形成させた際の模式図を示している。同図において、基準パッチPAは印刷時の温度環境を基準温度25℃(基準温度25℃は一例であり、特に限定されない。)に設定し、この25℃の温度環境にて所定の基準パルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるドットを示している。この基準パルス変化率は図11に示した駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A20に対応する。
【0045】
ここで、各パッチを印刷する際の温度環境は、印刷媒体の媒体温度を温度環境としても良いし、印刷装置周辺の周辺温度を温度環境としても良い。そして、本実施形態においては、当該基準の温度環境にて基準パッチPAを測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。次に、基準の温度環境(25℃の温度環境)とは異なる温度環境(例えば、図11の駆動波形テーブルTBL1の15℃)において、評価パッチPBを印刷する。この評価パッチPBは基準パルス変化率を適宜変化させてインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。
【0046】
ここで、評価パッチPB1は温度環境15℃にて基準パルス変化率を10%増加させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB2は温度環境15℃にて基準パルス変化率と同等のパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB3は温度環境15℃にて基準パルス変化率を10%減少させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。そして、当該15℃の温度環境にて評価パッチPB1〜PB3を測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。
【0047】
さらに、基準の温度環境(25℃の温度環境)とは異なる温度環境(例えば、図11の駆動波形テーブルTBL1の35℃)において、評価パッチPBを印刷する。ここで、評価パッチPB10は温度環境35℃にて基準パルス変化率を10%増加させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB20は温度環境35℃にて基準パルス変化率と同等のパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。 評価パッチPB30は温度環境35℃にて基準パルス変化率を10%減少させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。
【0048】
そして、当該35℃の温度環境にて評価パッチPB10〜PB30を測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。各測色結果から生成した評価パッチの色データから駆動波形テーブルTBL1に設定するパルス変化率に対応する色データを選択する方法を図12に示す。同図において、各評価パッチの色データ(Ln,an,bn)をLab色空間上に配置するとともに、基準パッチの色データ(L1,a1,b1)をLab色空間上に配置する。そして、各評価パッチの色データ(La,an,bn)と基準パッチの色データ(L1,a1,b1)との色差ΔEを図12に示した数式に基づいて算出する。ここで、本実施形態においては、L軸方向からの投影平面上にて色差ΔEを算出する。
【0049】
これにより算出処理の高速化を実現する。むろん、三次元空間において色差ΔEを算出するようにしても良いことは言うまでもない。この算出した色差ΔEに基づいて、評価パッチPB1〜PB3のうち色差ΔEが最小となる評価パッチの色データ(La,an,bn)を検出し、この検出した色データ(La,an,bn)を形成するパルス変化率を温度環境15℃におけるパルス変化率とし、駆動波形テーブルTBL1に設定する。すなわち、このパルス変化率は駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A10に対応する。次に、算出した色差ΔEに基づいて、評価パッチPB10〜PB30のうち色差ΔEが最小となる評価パッチの色データ(La,an,bn)を検出し、この検出した色データ(La,an,bn)を形成するパルス変化率を温度環境35℃におけるパルス変化率とし、駆動波形テーブルTBL1に設定する。すなわち、このパルス変化率は駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A30に対応する。以上の方法によって駆動波形テーブルTBL1を作成し、この作成した駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納させておく。
【0050】
上述した実施形態では、所定の湿度環境にて基準パッチや各評価パッチを形成する態様を採用したが、むろん、基準の湿度環境を設定し、この湿度環境と異なる複数の湿度環境にて基準パッチや各評価パッチを形成し、各湿度環境毎に駆動波形テーブルを作成するようにしても良い。かかる場合は、各湿度環境毎の図9に示した駆動波形テーブルTBL1を準備するとともに、プリンタ22の制御回路40に湿度センサを備えさせ、この湿度センサによって計測される湿度(例えば、媒体湿度)に基づいて対応する駆動波形テーブルを選択させるようにしても良い。
【0051】
プリンタ22は色再現にあたり、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させる。従って、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させて形成するグレー色(コンポジットグレー色)にて基準パッチPA、評価パッチPB1〜PB30を形成し、このグレー色にて発色特性等を考慮した駆動波形テーブルTBL1を作成すると、他の各単色においても発色特性等を適合させることが可能となるので好ましい。また、上述した方法(グレー色にて基準パッチ等を形成、測色する方法)にて作成した駆動波形テーブルTBL1に基づき全インク(CMYK)を吐出させても良いし、各グレー色を使用せず、各インク色毎に基準パッチPA及び評価パッチPB1〜PB30を形成して、各インク毎に駆動波形テーブルTBL(C,M,Y,K)を作成するようにしても良い。かかる場合は、吐出するインクに応じて適宜駆動波形テーブルTBL(C,M,Y,K)から温度データに対応するパルス変化率を取得すれば良い。
【0052】
(7)変形例:
上述した実施形態では、パルス変化率Aに応じて吐出されるインク重量が変化可能なプリンタ22を対象とし、同パルス変化率Aをパルス変化率A10〜A16に変化させたものを媒体温度Tの変化に対応させて駆動波形テーブルTBL1を形成した。一方、プリンタによっては、図13に示すように駆動波形のパルス幅Pの長短に応じてインク重量を変化させるものもある。かかるプリンタを採用した場合は、各環境温度にてパッチの色相が略同一となるインク重量を吐出するパルス幅Pを予め特定し、駆動波形テーブルTBL1に媒体温度Tの変化に対応させたパルス幅Pを格納するようにしても良い。
【0053】
上述した実施形態においては、印刷媒体Mの種別に依らず、同一の駆動波形テーブルTBL1を使用する構成を採用した。ここで、印刷媒体M上に吐出されたインク滴にて形成される色相は、印刷媒体Mの媒体温度に依存する。加えて、かかる色相は印刷媒体Mのインク浸透性の影響を受けることが分かった。そこで、印刷媒体Mの種別(例えば、印刷媒体M1,印刷媒体M2)毎に、駆動波形テーブルを作成し、タイミング記憶回路192に格納するようにしても良い。かかる場合、タイミング制御回路191は、制御部46との通信によって印刷対象として選択されている印刷媒体の種別を取得可能とし、取得した印刷媒体の種別に基づいて印刷媒体M1用の駆動波形テーブルもしくは印刷媒体M2用の駆動波形テーブルの何れか一方を特定するとともに、測定された温度データに基づいて特定された駆動波形テーブルから所定のパルス変化率を特定する。
【0054】
また、上述した実施形態では、測定された温度データに応じて、ピエゾ素子PEに対する印加電圧を駆動波形テーブルTBL1から特定されるパルス変化率Aに基づいて印加する。これによって、各温度環境にて印刷媒体上での発色特性が略同一にすることを可能にした。この手法はパルス変化率Aを変化させることにより吐出されるインク重量を調整するものである。一方、インク重量を調整することが可能な他の手法としては、色変換テーブルLUTを利用する態様が勘案できる。色変換テーブルLUTはRGBデータをプリンタ22が使用するCMYKデータに変換する対応関係を規定した本発明にかかる対応関係テーブルである。ここで、当該色変換テーブルLUTの構成を図14に示す。同図において、色変換テーブルLUTはRGBデータによる0〜255階調値の256個の組み合わせに対してCMYKデータの階調値の組み合わせが対応付けられている。そして、このCMYKデータの階調値によって各インクのインク重量が規定されることになる。
【0055】
従って、予め測色を行って色変換テーブルLUTの対応関係を定義する際に、各媒体温度にて測色を行い、当該各媒体温度にて発色特性が略同一になるように、各媒体温度毎に複数の色変換テーブルLUTを作成し、各媒体温度T範囲と各色変換テーブルLUTとを対応付けり。このとき、色変換モジュール98は色変換処理を実行するにあたり、プリンタ22と双方向通信を行い、媒体温度Tを取得し、取得した媒体温度Tに対応する色変換テーブルLUTを特定し、色変換に使用する。これによって、媒体温度Tに対応したインク重量のインクを吐出可能なCMYKデータに変換することが可能となり、このCMYKデータに基づいて印刷を行えば、各媒体温度にて発色特性を略同一とすることが可能になる。
【0056】
(8)まとめ:
このように、吐出されるインク重量を規定するパルス変化率を温度環境に対応させた駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納しておき、測定された温度データに対応させて使用するパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1から特定することによって温度環境に適した発色特性を実現することが可能になる。また、この駆動波形テーブルTBL1を作成するにあたり、基準パッチPAと、評価パッチPB1〜PB30とを形成するとともに、色差ΔEが最小となる評価パッチPB1〜PB30におけるパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1に設定することによって、発色特性を向上させた色再現を実現可能な駆動波形テーブルTBL1を作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置の構成を示すブロック図。
【図2】ソフトウェアの構成を示すブロック図。
【図3】プリンタの構成を示した構成図。
【図4】インクジェットノズルの配列を示す説明図。
【図5】制御回路の内部構成を示す構成図。
【図6】印刷ヘッドの内部の概略構成を示す説明図。
【図7】ピエゾ素子の伸縮によりインクの吐出を行なう様子を示す模式図。
【図8】駆動波形と吐出されるインクとの関係を模式的に示す説明図。
【図9】駆動波形テーブルの構成を示す構成図。
【図10】プリンタのハードウェアの構成を示す構成図。
【図11】基準パッチ及び評価パッチを模式的に示す図。
【図12】色差を算出する手法を示す図。
【図13】駆動波形と吐出されるインク重量との関係を示す図。
【図14】色変換テーブルの構成を示す構成図。
【符号の説明】
12…スキャナ 14…キーボード 15…フレキシブルドライブ 16…ハードディスク 18…モデム 21…CRTディスプレイ 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…インク吐出用ヘッド 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 43…I/F 44…RAM 45…ROM 46…制御部 47…発振回路 48…駆動信号発生回路 49…I/F 50…ピエゾ素子駆動回路 61〜66…インク吐出用ヘッド 67…導入管 68…インク通路 71,72…インクカートリッジ80…バス 81…CPU 82…ROM 83…RAM 84…入力インターフェイス 85…出力インタフェース 86…CRTC 88…SIO 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色変換モジュール99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ 191…タイミング制御回路 192…タイミング記憶回路 193…AD変換器 194…温度センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動波形テーブル作成装置、駆動波形テーブル作成方法、駆動波形テーブル作成プログラム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムに関する。
【従来の技術】
この種の装置は、ROM内に印刷装置の温度環境と、印刷ヘッドの圧力発生素子に対して供給する駆動波形の波形補正値との対応関係を規定した駆動波形テーブルを予め格納しておき、この駆動波形テーブルから印刷装置が設置されている環境温度に対応する駆動波形を取得し、同駆動波形にて圧力発生素子を制御する。これによって、環境温度の変化に起因したインクの吐出特性の変動を補償する駆動制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0002】
【特許文献1】
特開平10−202884号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の駆動制御装置において、予め格納する駆動波形テーブルの周囲温度と駆動波形との対応関係は、各周囲温度における印刷装置の吐出インク重量特性が一定となるように設定してある。
しかし、各温度環境にて吐出インク重量特性を一定にしたとしても、必ずしも印刷媒体に吐出させた際の発色特性が略同一になるとは限らない。すなわち発色特性が異なってくるという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、各温度環境にて発色特性を略同一にする駆動波形テーブルを作成することが可能な駆動波形テーブル作成装置、駆動波形テーブル作成方法、駆動波形テーブル作成プログラム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記目的を達成するため、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給され同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成装置であって、基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ基準色の基準パッチを形成させる基準パッチ形成手段と、上記基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ複数の評価パッチを形成させる評価パッチ形成手段と、上記基準パッチおよび評価パッチを測色して色データを生成するパッチ測色手段と、上記測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成手段とを具備することを要旨とする。
【0006】
印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に駆動波形を供給すると、この駆動波形に応じたインク重量のインクが吐出される。このインク重量は温度環境にて変動するインクの粘性によって変化する。このインク重量が変化すると、吐出された印刷媒体の発色特性等が異なってくる。すなわち、温度環境によって発色特性等が異なってくる。このとき温度環境に応じた駆動波形を圧力発生素子に供給することができると、発色特性等の面で有利になる。そこで、本発明では、印刷装置に搭載され、印刷時の温度環境に応じて所定の駆動波形を決定するための、駆動波形と温度環境とを対応させた駆動波形テーブルを作成する好適な手法を提供する。かかる駆動波形テーブルを作成するに際して、基準パッチ形成手段は、基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させることにより、同印刷媒体上に基準色の基準パッチを形成させる。ここで、上述した駆動波形は駆動電圧の波形であっても良いし、駆動電流の波形であっても良い。
【0007】
一方、評価パッチ形成手段は、この基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させることにより、同印刷媒体上に複数の評価パッチを形成させる。ここで、パッチ測色手段にて基準パッチおよび評価パッチを測色し、基準パッチおよび評価パッチの色データを生成する。駆動波形テーブル作成手段は、パッチ測色手段にて測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。そして、この検出した評価パッチを形成する駆動波形と、同評価パッチが形成された際の温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する。このように、本発明では基準の温度環境において基準の駆動波形を圧力発生素子に供給して基準色、例えば所定の発色特性を有する基準パッチを形成し、この基準の温度環境とは異なる温度環境にて複数の駆動波形にを圧力発生素子に供給することにより、複数の評価パッチを形成する。
【0008】
そして、この複数の評価パッチの中から、基準パッチと色差が最小となる評価パッチを検出して、この評価パッチを形成する駆動波形を異なる温度環境に対応した駆動波形とし、この対応関係を示す駆動波形テーブルを作成する。これにより、印刷装置にて印刷を行うにあたり、印刷時の温度環境に応じて適宜駆動波形テーブルから所定の駆動波形を選択し、同駆動波形に基づいたインク重量を吐出させることによって、印刷媒体上の発色特性等を温度環境に左右されることなく、調整することが可能になる。基準パッチおよび評価パッチを形成する際の温度環境は、特に限定されず、周囲温度でも良いし、印刷ヘッドのヘッド温度でも良い。ここで、印刷媒体に吐出されたインクの発色特性等は印刷媒体の媒体温度に影響されることが分かっている。そこで、基準パッチ形成手段および評価パッチ形成手段は、印刷媒体の媒体温度を基準の温度環境および異なる温度環境とする。このように印刷媒体の媒体温度に基づいて駆動波形テーブルを作成することができ、かかる駆動波形テーブルを使用して印刷を行うことにより、印刷媒体上での発色特性等を向上させることが可能になる。
【0009】
インクを使用して印刷を行う印刷装置では各色を表現するために、少なくともシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させる。このとき、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させて形成するグレー色(コンポジットグレー色)にて基準パッチ、評価パッチを形成して発色特性等を考慮した駆動波形テーブルを作成すると、各単色においても発色特性等を合わせることが可能となる。そこで、基準パッチ形成手段は、基準の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の基準パッチを形成させる。また、評価パッチ形成手段は、複数の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の評価パッチを形成させる。そして、駆動波形テーブル作成手段は、このコンポジットグレー色に基づいて基準パッチと評価パッチとを比較し、色差が最小となる評価パッチを形成するための駆動波形と温度環境との対応関係を駆動波形テーブルに規定する。このように規定した駆動波形にてインク重量を吐出させることによって発色特性を改善することが可能になる。
【0010】
印刷装置にて複数のインクを使用する場合、全てのインクの駆動波形テーブルを同一のものとしても良いし、各インク毎に駆動波形テーブルを設けても良い。インク毎に粘性の温度環境における変化が異なるため、より高精度に発色特性を調整することができる。そこで、基準パッチ形成手段は、基準の駆動波形にてインク毎に基準パッチを形成させる。そして、評価パッチ形成手段は、基準の駆動波形と異なる複数の駆動波形にて同インク毎に評価パッチを形成させ、駆動波形テーブル作成手段は、同インク毎にパッチ測色手段で測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と、同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した各インク毎の駆動波形テーブルを作成する。
【0011】
基準パッチとの色差を最小にする評価パッチを検出する手法の一例として、Lab色空間にて基準パッチとの色差を検出する。このとき、パッチ測色手段は、先ず基準パッチおよび評価パッチについてLab色空間における色データを生成する。そして、駆動波形テーブル作成手段は、このLab色空間にて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。Lab色空間において簡易に色差を求める手法の一例として、駆動波形テーブル作成手段は、Lab色空間の明度軸方向からの投影平面上にて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出する。本来的には3次元のLab色空間にて色差を求めることになるが3次元における演算は演算負荷が大きくなる。一方このように2次元の平面にて色差を求める場合、ある程度の精度を確保しつつ、簡易に色差を求めることが可能になる。
【0012】
印刷媒体の湿度環境も当該印刷媒体の発色特性に影響を及ぼすことが知られている。そこで、駆動波形テーブルを作成するに際して、この湿度環境も考慮する。このとき、基準パッチ形成手段は、基準の温度環境にて異なる湿度環境毎に基準パッチを形成する。また、評価パッチ形成手段は、基準の温度環境とは異なる温度環境毎で各湿度環境毎に評価パッチを形成する。そして、駆動波形テーブル作成手段は、駆動波形と温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを各湿度環境毎に作成する。
【0013】
ここで、上述してきた駆動波形テーブル作成装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該駆動波形テーブル作成装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0014】
むろん、上述してきた駆動波形テーブル作成装置にて作成した駆動波形テーブルを搭載し、実際の環境温度に応じて適宜駆動波形テーブルを切り換えて印刷を行う印刷装置としても発明が成立することは言うまでもない。そこで、所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷装置であって、上記画像データを入力する画像データ入力手段と、当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する設置環境計測手段と、上記色変換における上記第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納する対応関係テーブル格納手段と、上記対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して上記入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する印刷データ生成手段と、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを格納する駆動波形テーブル格納手段と、上記駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、上記生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を上記圧力発生素子に供給することによって上記印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷手段とを具備することを要旨とする。
【0015】
かかる構成において、所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と温度環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷装置を提供する。このとき、画像データ入力手段にて画像データを入力すると、印刷に際して設置環境計測手段にて当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する。ここで、対応関係テーブル格納手段には色変換における第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納しておき、印刷データ生成手段は、この対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する。
【0016】
このとき、本発明では上述してきた請求項1〜請求項6のいずれかに記載した駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを駆動波形テーブル格納手段に格納する。そして、印刷手段にて印刷を実行するにあたり、駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、印刷データ生成手段によって生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を圧力発生素子に供給することにより、この駆動波形に基づいたインク重量のインクを印刷媒体に吐出させて印刷を行う。
【0017】
さらに、設置環境計測手段にて環境湿度を計測可能にするとともに、上述した請求項7に記載した駆動波形テーブル作成装置にて作成された駆動波形テーブルを駆動波形テーブル格納手段に格納するようにしても良い。このとき、印刷手段は、計測された環境温度および環境湿度に対応する温度環境および湿度環境に基づく駆動波形この駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから取得することになる。また、環境温度に応じて対応関係テーブルも変更すると、環境温度にてより高精度に発色特性を合わせることが可能になり好ましい。そこで、対応関係テーブル格納手段には、異なる温度条件にて印刷媒体上で所定の発色特性を実現可能に規定した少なくとも2つの対応関係テーブルを予め格納しておく。そして、印刷データ生成手段は、設置環境計測手段にて計測された環境温度に対応する温度条件に従った対応関係テーブルを対応関係テーブル格納手段から取得し、色変換する際の対応関係テーブルを同取得した対応関係テーブルに切り換える。
【0018】
また、上述してきた印刷装置は、その方法としても成立することは言うまでもないし、当該印刷装置と同等の機能をコンピュータにて実現可能にするプログラムとしても発明が成立することは言うまでもない。このとき、また、このプログラムの記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)印刷装置の構成:
(2)プリンタの概略構成:
(3)インク吐出のメカニズム:
(4)ドットの形成の概略:
(5)本発明について:
(6)駆動波形テーブルの作成:
(7)変形例:
(8)まとめ:
【0020】
(1)印刷装置の概略構成:
図1は、本発明にかかるインク吐出制御装置を適用した一実施形態としての印刷装置の構成を示すブロック図である。
同図において、印刷システムは、コンピュータ90にスキャナ12とカラープリンタ22とが接続されており、このコンピュータ90に所定のプログラムがロードされ実行されることにより、全体として印刷装置として機能する。図示するように、このコンピュータ90は、プログラムに従って画像処理に関わる動作を制御するための各種演算処理を実行するCPU81を中心に、バス80により相互に接続された次の各部を備える。ROM82は、CPU81で各種演算処理を実行するのに必要なプログラムやデータを予め格納しており、RAM83は、同じくCPU81で各種演算処理を実行するのに必要な各種プログラムやデータが一時的に読み書きされるメモリである。
【0021】
また、入力インターフェイス84は、スキャナ12やキーボード14からの信号の入力を司り、出力インタフェース85は、プリンタ22へのデータの出力を司る。CRTC86は、カラー表示可能なCRT21への信号出力を制御し、ディスクコントローラ(DDC)87は、ハードディスク16やフレキシブルドライブ15あるいは図示しないCD−ROMドライブとの間のデータの授受を制御する。ハードディスク16には、RAM83にロードされて実行される各種プログラムやデバイスドライバの形式で提供される各種プログラムなどが記憶されている。
【0022】
このほか、バス80には、シリアル入出力インタフェース(SIO)88が接続されている。このSIO88は、モデム18に接続されており、モデム18を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コンピュータ90は、このSIO88およびモデム18を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバーSVに接続することにより、画像処理に必要なプログラムをハードディスク16にダウンロードすることも可能である。また、必要なプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROMによりロードし、コンピュータ90に実行させることも可能である。
【0023】
図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
同図において、コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からはこれらのドライバを介して、プリンタ22に転送するための中間画像データが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつ、ビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示している。スキャナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読みとられ、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
【0024】
このアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像情報をアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信号(ここではシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの各色についての多値化された信号)に変換している。図2に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、色変換テーブルLUTと、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100とが備えられている。
【0025】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っているカラー画像データの解像度、即ち単位長さ当たりの画素数をプリンタドライバ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データはまだRGBの3色からなる画像情報であるから、色変換モジュール98は色変換テーブルLUTを参照しつつ、各画素ごとにプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のデータに変換する。こうして色変換されたデータは例えば256階調等の幅で階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、ドットを分散して形成することによりプリンタ22でかかる階調値を表現するためのハーフトーン処理を実行する。
【0026】
本実施形態では、プリンタ22が、各画素について、ドットなし、小ドット形成、大ドット形成の3値の表現が可能であることから、3値化を行なっている。こうして処理された画像データは、ラスタライザ100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替えられて、最終的な画像データFNLとして出力される。本実施形態では、プリンタ22は画像データFNLに従ってドットを形成する役割を果たすのみであり画像処理は行なっていない。また、コンピュータ90側のプリンタドライバ96では、プリンタ22内部の後述するパルス形状に形成されたピエゾ素子に対する駆動信号の調整などは行なっていないが、ピエゾ素子駆動信号の駆動波形の設定などを、プリンタ22との双方向通信の機能を利用して、プリンタドライバ96側で行なうものとすることも可能である。
【0027】
(2)プリンタの概略構成:
次に、プリンタ22の構成について説明する。図3は、プリンタ22の構成を示した構成図である。同図において、プリンタ22は、紙送りモータ23によって印刷媒体Mを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、これらの紙送りモータ23,キャリッジモータ24,印刷ヘッド28および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40と、この制御回路40からの信号を受けてピエゾ素子を駆動する駆動信号を生成するピエゾ素子駆動回路50とから構成されている。
【0028】
キャリッジ31をプラテン26の軸方向に往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。このキャリッジ31には、黒インク(Bk)用のカートリッジ71とシアン(C1),ライトシアン(C2)、マゼンタ(M1),ライトマゼンダ(M2)、イエロ(Y)の5色のインクを収納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能である。
【0029】
シアンおよびマゼンダの2色については、濃淡2種類のインクを備えていることになる。キャリッジ31の下部の印刷ヘッド28には計6個のインク吐出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッジ31の底部には、この各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導く導入管67が立設されている。キャリッジ31に黒(Bk)インク用のカートリッジ71およびカラーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた接続孔に導入管67が挿入され、各インクカートリッジから吐出用ヘッド61ないし66へのインクの供給が可能となる。
【0030】
図4は、インク吐出用ヘッド61〜66におけるインクジェットノズルNzの配列を示す説明図である。同図において、これらのノズルNzの配置は各色ごとにインクを吐出する5組のノズルアレイから成っており、48個のノズルNzが一定のノズルピッチkで千鳥状に配列されている。各ノズルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。なお、各ノズルアレイに含まれる48個のノズルNzは、千鳥状に配列されている必要はなく、一直線上に配置されていてもよい。但し、図4に示すように千鳥状に配列すれば、製造上、ノズルピッチkを小さく設定し易いという利点がある。
【0031】
上述したノズルNzからのインクの吐出は、制御回路40およびピエゾ素子駆動回路50により制御されている。ここで、制御回路40の内部構成を図5に示す。同図において、制御回路40の内部には、コンピュータ90からの多値階調情報を含む印刷データ等を受信するインターフェース(以下「I/F」という)43と、各種データの記憶を行うRAM44と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM45と、CPU等からなる制御部46と、発振回路47と、後述の印刷ヘッド28の各ピエゾ素子への駆動信号を発生させる駆動信号発生回路48と、ドットパターンデータに展開された印刷データおよび駆動信号を、紙送りモータ23,キャリッジモータ24およびピエゾ素子駆動回路50に送信するためのI/F49とを備えている。
【0032】
コンピュータ90からは、プリンタドライバ96により3値化処理がなされた後の印刷データが送られてくるので、制御回路40は、この印刷データを受信バッファ44Aに蓄えた後、印刷ヘッドのノズルアレイの配置に従って一旦出力バッファ44Cにデータを展開し、これをI/F49を介して出力すれば足りる。他方、コンピュータ90から送信されるデータが、多値階調情報を含む印刷データである場合(例えばポストスクリプト形式のデータである場合)には、プリンタ22は、制御回路40内で3値化の処理などを行なうものとすればよい。この場合、印刷データは、I/F43を介して記録装置内部の受信バッファ44Aに蓄えられる。受信バッファ44Aに蓄えられた記録データに対してコマンド解析が行われてから中間バッファ44Bへ送られる。中間バッファ44B内では、制御部46によって中間コードに変換された中間形式としての記録データが保持され、各文字の印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアドレス等が付加する処理が、制御部46によって実行される。次に、制御部46は、中間バッファ44B内の記録データを解析し、階調情報に応じた3値化を行ない、ドットパターンデータを出力バッファ44Cに展開し、記憶させる。
【0033】
いずれの場合でも、出力バッファ44Cには、3値化されたドットパターンが展開され、蓄えられることになる。印刷ヘッド28は、後述するように、各色48個のノズルが備えられているため、ヘッドの1スキャン分に相当するドットパターンデータを出力バッファ44Cに用意した後、このドットパターンデータを、I/F49を介して出力する。ドットパターンデータとして展開された印刷データは、後述するように、各ノズル毎の階調データとして例えば2ビットで構成されており、「00」はドットなしに、「10」は小ドット形成に、「11」は大ドット形成に、それぞれ対応している。
【0034】
(3)インク吐出のメカニズム:
次に、インクの吐出およびドット形成を行なう機構について説明する。図6は印刷ヘッド28の内部の概略構成を示す説明図、図7は、ピエゾ素子PEの伸縮によりインクの吐出を行なう様子を示す模式図である。インクカートリッジ71,72がキャリッジ31に装着されると、図6に示すように毛細管現象を利用してインクカートリッジ内のインクが導入管67を介して吸い出され、キャリッジ31下部に設けられた印刷ヘッド28の各色ヘッド61ないし66に導かれる。なお、初めてインクカートリッジが装着されたときには、専用のポンプによりインクを各色のヘッド61ないし66に吸引する動作が行われるが、本実施形態では吸引のためのポンプ、吸引時に印刷ヘッド28を覆うキャップ等の構成については図示および説明を省略する。
【0035】
各色のヘッド61ないし66には、上述したとおり各色毎に48個のノズルNzが設けられており、各ノズル毎に圧力発生素子として、電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PEが配置されている。図7上段に図示するように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子PEは、周知のように、駆動信号に基づく電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施形態では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、図7下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ収縮し、インク通路68の一側壁を変形させる。この結果、インク通路68の容積はピエゾ素子PEの収縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出される。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された印刷媒体Mに染み込むことにより、印刷が行われる。
【0036】
(4)ドットの形成の概略:
本実施形態のプリンタ22に備えられた各色48個のノズルNzは、その内径を等しく形成されている。かかるノズルNzを用いて径の異なる2種類のドットを形成することができる。この原理について説明する。図8は、インクが吐出される際のノズルNzの駆動波形と吐出されるインクIpとの関係を模式的に示した説明図である。同図においては、破線で示した駆動波形が通常のドットを吐出する際の波形である。区間d2において一旦、マイナスの電圧をピエゾ素子PEに印加すると、圧力発生室132の容積を増大する方向にピエゾ素子PEが変形するため、図8の状態Aに示した通り、メニスカスMeは、ノズルNzの内側にへこんだ状態となる。一方、図8の実線で示す駆動波形を用い、区間d1に示すようにマイナス電圧を急激に印加すると、状態aで示す通りメニスカスは状態Aに比べて大きく内側にへこんだ状態となる。
【0037】
ピエゾ素子PEに印加するマイナスの電圧のパルス波形によりメニスカスの形状が異なるのは、次の理由による。ピエゾ素子は、印加された電圧のパルス形状に応じて変形し、圧力発生室132の容積を増減する。圧力発生室132の容積が増大する場合、その変化が極めてゆっくりとしたものであれば、圧力発生室132の容積の増大に伴い、インクは共通のインク室141から供給され、メニスカスはほとんど変化しない。一方、ピエゾ素子PEの伸縮が短時間に行なわれ、圧力発生室132の容積の変化が急激に生じると、インク室141からインクの供給は、インク供給口137により制限されていることから間に合わず、メニスカスは圧力発生室132の容積の変化により影響を受けることになる。ピエゾ素子PEに印加する電圧の変化が緩やかな場合(図8破線参照)には、メニスカスの後退は小さく、印加電圧の変化が急激な場合(図8実線参照)には、メニスカスの後退が大きくなるのは、かかるインク供給のバランスによっている。
【0038】
メニスカスが後退した状態から、次に、ピエゾ素子PEへの印加電圧を正にすると(区間d3)、先に図7を用いて説明した原理に基づいてインクが吐出される。このとき、メニスカスがあまり内側にへこんでいない状態(状態A)からは状態Bおよび状態Cに示すごとく大きなインク滴が吐出され、メニスカスが大きく内側にへこんだ状態(状態a)からは状態bおよび状態cに示すごとく小さなインク滴が吐出される。以上に示した通り、駆動電圧を負にする際(区間d1,d2)の変化率に応じて、ドット径を変化させることができる。ここで本実施形態においては、区間d3/区間d1及び区間d3/区間d2をパルス変化率Aと規定するとともに、発色特性を考慮して、このパルス変化率Aを適宜変更可能にする。そして、インク滴の吐出の際に、所定のパルス変化率Aを特定し、特定したパルス変化率Aに基づいた印加電圧をピエゾ素子PEに印加することにより、所定のインク滴を吐出させる。
【0039】
ここで、プリンタ22は上記した図5に示すとおり、制御回路40およびピエゾ素子駆動回路50の他に、タイミング記憶回路192、タイミング制御回路191、温度センサ194およびAD変換器193を備える。温度センサ194は、インク滴が吐出される印刷媒体Mの媒体温度を検出するセンサである。この温度センサ194で測定された温度データは、AD変換器193を介してタイミング制御回路191に取り込まれる。タイミング制御回路191では温度センサ194から入力された温度データに基づいて、タイミング記憶回路192に予め記憶されている所定のパルス変化率Aを読み出し、これを制御回路40の駆動信号発生回路48に出力する。駆動信号発生回路48は、このパルス変化率Aを取り込んで、ピエゾ素子PEの駆動信号のパルス波形を決定し、その情報をI/F49を介してピエゾ素子駆動回路50に出力する信号のタイミングを調整する。これにより、印刷媒体Mの媒体温度により、駆動信号のタイミングを調整することが可能となっている。
【0040】
ここで、パルス変化率を温度データに基づいて適宜変化させ、同一のインク重量を吐出可能としても、印刷時の温度環境(例えば、印刷媒体Mの媒体温度)が異なると、形成されるドットの色相が相違してくる。色相が相違すると、印刷媒体上での発色特性が異なってくるため、印刷状態が変化する。このように温度環境に応じて印刷状態が変化することによって、印刷品質にバラツキが発生してしまう。そこで、本実施形態においては、図9に示すように温度環境と、パルス変化率との対応関係を規定した駆動波形テーブルTBL1を作成する。ここで、このパルス変化率は本発明にかかる駆動波形に対応する。
【0041】
同図において、駆動波形テーブルTBL1は、各温度環境(15℃、25℃、35℃)に対応したパルス変化率A10〜A30が格納されており、本実施形態においては、温度環境が15℃の場合に対応させてパルス変化率A10を格納し、温度環境が25℃の場合に対応させてパルス変化率A20を格納し、温度環境が35℃の場合に対応させてパルス変化率A30を格納している。そして、この駆動波形テーブルTBL1をタイミング記憶回路192に予め格納しておき、タイミング制御回路191は、測定された温度データに最も近い温度環境(15℃、25℃、35℃)を検出し、当該温度環境に対応するパルス変化率A10〜A30を駆動波形テーブルTBL1から特定する。そして、この特定したパルス変化率A10〜A30によってインクと吐出させる。これによって温度データが変化したとしても、同温度データに応じたパルス変化率A10〜A30の何れかに基づいてインク滴を印刷媒体に吐出させることが可能となり、温度データに依らず当該印刷媒体上で略同等のドット径を形成させることが可能となる。すなわち、温度データが変化したとしても、印刷物の発色特性を略同等にすることが可能になる。
【0042】
ここで、温度データの測定箇所はプリンタ22の周囲温度でも良いし、より発色特性の変化の起因となる印刷媒体Mの媒体温度を測定しても良い。かかる場合、温度センサ194の配設位置は、印刷媒体の略表面上を測定することが可能であれば特に限定されるものではない。ここで、プリンタ22のハードウェアの概略構成を図10に示す。同図において、プリンタ22は、ホッパ101にスタックされた印刷媒体Mを供給する自動給紙装置100と、印刷媒体Mとしてのロール紙111を装着するロール紙ホルダ110とを備え、給紙ローラ120の回転動作に従ってプリンタ内部に印刷媒体Mを供給可能になっている。プリンタ内部に供給された印刷媒体Mは、インクカートリッジ71,72、キャリッジ31、プラテン26、印刷ヘッド28を有する印刷機構側に搬入され、当該印刷機構にて印刷される。
【0043】
印刷が行われた印刷媒体Mは開口されたスタッカ130に搬出される。かかる構成において、例えば、キャリッジ31の供給された印刷媒体Mと相対面する下面に温度センサ194を配置すれば、印刷直前の印刷媒体Mの媒体温度を測定することが可能となり好ましい。一方、ホッパ101に形成されるエッジガイド102の側面に温度センサ194を配置するとともに、この温度センサ194をスタックされている印刷媒体Mの多寡に応じて最上部の印刷媒体(最初に印刷用としてプリンタ内部に供給される印刷媒体)に略当接するように移動可能に設計すれば、簡易な構成にて印刷媒体Mの媒体温度を測定することが可能となり好ましい。
【0044】
(6)駆動波形テーブルの作成:
ここで、上述した駆動波形テーブルTBL1の作成方法について説明する。
図11は、駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率Aを特定するために基準パッチPAと、評価パッチPBとを所定の印刷媒体上に形成させた際の模式図を示している。同図において、基準パッチPAは印刷時の温度環境を基準温度25℃(基準温度25℃は一例であり、特に限定されない。)に設定し、この25℃の温度環境にて所定の基準パルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるドットを示している。この基準パルス変化率は図11に示した駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A20に対応する。
【0045】
ここで、各パッチを印刷する際の温度環境は、印刷媒体の媒体温度を温度環境としても良いし、印刷装置周辺の周辺温度を温度環境としても良い。そして、本実施形態においては、当該基準の温度環境にて基準パッチPAを測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。次に、基準の温度環境(25℃の温度環境)とは異なる温度環境(例えば、図11の駆動波形テーブルTBL1の15℃)において、評価パッチPBを印刷する。この評価パッチPBは基準パルス変化率を適宜変化させてインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。
【0046】
ここで、評価パッチPB1は温度環境15℃にて基準パルス変化率を10%増加させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB2は温度環境15℃にて基準パルス変化率と同等のパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB3は温度環境15℃にて基準パルス変化率を10%減少させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。そして、当該15℃の温度環境にて評価パッチPB1〜PB3を測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。
【0047】
さらに、基準の温度環境(25℃の温度環境)とは異なる温度環境(例えば、図11の駆動波形テーブルTBL1の35℃)において、評価パッチPBを印刷する。ここで、評価パッチPB10は温度環境35℃にて基準パルス変化率を10%増加させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。評価パッチPB20は温度環境35℃にて基準パルス変化率と同等のパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。 評価パッチPB30は温度環境35℃にて基準パルス変化率を10%減少させたパルス変化率に基づいたインク重量を吐出させたときに形成されるパッチを示している。
【0048】
そして、当該35℃の温度環境にて評価パッチPB10〜PB30を測色し、測色結果からLab色空間にて表現可能な色データを生成する。各測色結果から生成した評価パッチの色データから駆動波形テーブルTBL1に設定するパルス変化率に対応する色データを選択する方法を図12に示す。同図において、各評価パッチの色データ(Ln,an,bn)をLab色空間上に配置するとともに、基準パッチの色データ(L1,a1,b1)をLab色空間上に配置する。そして、各評価パッチの色データ(La,an,bn)と基準パッチの色データ(L1,a1,b1)との色差ΔEを図12に示した数式に基づいて算出する。ここで、本実施形態においては、L軸方向からの投影平面上にて色差ΔEを算出する。
【0049】
これにより算出処理の高速化を実現する。むろん、三次元空間において色差ΔEを算出するようにしても良いことは言うまでもない。この算出した色差ΔEに基づいて、評価パッチPB1〜PB3のうち色差ΔEが最小となる評価パッチの色データ(La,an,bn)を検出し、この検出した色データ(La,an,bn)を形成するパルス変化率を温度環境15℃におけるパルス変化率とし、駆動波形テーブルTBL1に設定する。すなわち、このパルス変化率は駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A10に対応する。次に、算出した色差ΔEに基づいて、評価パッチPB10〜PB30のうち色差ΔEが最小となる評価パッチの色データ(La,an,bn)を検出し、この検出した色データ(La,an,bn)を形成するパルス変化率を温度環境35℃におけるパルス変化率とし、駆動波形テーブルTBL1に設定する。すなわち、このパルス変化率は駆動波形テーブルTBL1のパルス変化率A30に対応する。以上の方法によって駆動波形テーブルTBL1を作成し、この作成した駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納させておく。
【0050】
上述した実施形態では、所定の湿度環境にて基準パッチや各評価パッチを形成する態様を採用したが、むろん、基準の湿度環境を設定し、この湿度環境と異なる複数の湿度環境にて基準パッチや各評価パッチを形成し、各湿度環境毎に駆動波形テーブルを作成するようにしても良い。かかる場合は、各湿度環境毎の図9に示した駆動波形テーブルTBL1を準備するとともに、プリンタ22の制御回路40に湿度センサを備えさせ、この湿度センサによって計測される湿度(例えば、媒体湿度)に基づいて対応する駆動波形テーブルを選択させるようにしても良い。
【0051】
プリンタ22は色再現にあたり、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させる。従って、シアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させて形成するグレー色(コンポジットグレー色)にて基準パッチPA、評価パッチPB1〜PB30を形成し、このグレー色にて発色特性等を考慮した駆動波形テーブルTBL1を作成すると、他の各単色においても発色特性等を適合させることが可能となるので好ましい。また、上述した方法(グレー色にて基準パッチ等を形成、測色する方法)にて作成した駆動波形テーブルTBL1に基づき全インク(CMYK)を吐出させても良いし、各グレー色を使用せず、各インク色毎に基準パッチPA及び評価パッチPB1〜PB30を形成して、各インク毎に駆動波形テーブルTBL(C,M,Y,K)を作成するようにしても良い。かかる場合は、吐出するインクに応じて適宜駆動波形テーブルTBL(C,M,Y,K)から温度データに対応するパルス変化率を取得すれば良い。
【0052】
(7)変形例:
上述した実施形態では、パルス変化率Aに応じて吐出されるインク重量が変化可能なプリンタ22を対象とし、同パルス変化率Aをパルス変化率A10〜A16に変化させたものを媒体温度Tの変化に対応させて駆動波形テーブルTBL1を形成した。一方、プリンタによっては、図13に示すように駆動波形のパルス幅Pの長短に応じてインク重量を変化させるものもある。かかるプリンタを採用した場合は、各環境温度にてパッチの色相が略同一となるインク重量を吐出するパルス幅Pを予め特定し、駆動波形テーブルTBL1に媒体温度Tの変化に対応させたパルス幅Pを格納するようにしても良い。
【0053】
上述した実施形態においては、印刷媒体Mの種別に依らず、同一の駆動波形テーブルTBL1を使用する構成を採用した。ここで、印刷媒体M上に吐出されたインク滴にて形成される色相は、印刷媒体Mの媒体温度に依存する。加えて、かかる色相は印刷媒体Mのインク浸透性の影響を受けることが分かった。そこで、印刷媒体Mの種別(例えば、印刷媒体M1,印刷媒体M2)毎に、駆動波形テーブルを作成し、タイミング記憶回路192に格納するようにしても良い。かかる場合、タイミング制御回路191は、制御部46との通信によって印刷対象として選択されている印刷媒体の種別を取得可能とし、取得した印刷媒体の種別に基づいて印刷媒体M1用の駆動波形テーブルもしくは印刷媒体M2用の駆動波形テーブルの何れか一方を特定するとともに、測定された温度データに基づいて特定された駆動波形テーブルから所定のパルス変化率を特定する。
【0054】
また、上述した実施形態では、測定された温度データに応じて、ピエゾ素子PEに対する印加電圧を駆動波形テーブルTBL1から特定されるパルス変化率Aに基づいて印加する。これによって、各温度環境にて印刷媒体上での発色特性が略同一にすることを可能にした。この手法はパルス変化率Aを変化させることにより吐出されるインク重量を調整するものである。一方、インク重量を調整することが可能な他の手法としては、色変換テーブルLUTを利用する態様が勘案できる。色変換テーブルLUTはRGBデータをプリンタ22が使用するCMYKデータに変換する対応関係を規定した本発明にかかる対応関係テーブルである。ここで、当該色変換テーブルLUTの構成を図14に示す。同図において、色変換テーブルLUTはRGBデータによる0〜255階調値の256個の組み合わせに対してCMYKデータの階調値の組み合わせが対応付けられている。そして、このCMYKデータの階調値によって各インクのインク重量が規定されることになる。
【0055】
従って、予め測色を行って色変換テーブルLUTの対応関係を定義する際に、各媒体温度にて測色を行い、当該各媒体温度にて発色特性が略同一になるように、各媒体温度毎に複数の色変換テーブルLUTを作成し、各媒体温度T範囲と各色変換テーブルLUTとを対応付けり。このとき、色変換モジュール98は色変換処理を実行するにあたり、プリンタ22と双方向通信を行い、媒体温度Tを取得し、取得した媒体温度Tに対応する色変換テーブルLUTを特定し、色変換に使用する。これによって、媒体温度Tに対応したインク重量のインクを吐出可能なCMYKデータに変換することが可能となり、このCMYKデータに基づいて印刷を行えば、各媒体温度にて発色特性を略同一とすることが可能になる。
【0056】
(8)まとめ:
このように、吐出されるインク重量を規定するパルス変化率を温度環境に対応させた駆動波形テーブルTBL1を予めタイミング記憶回路192に格納しておき、測定された温度データに対応させて使用するパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1から特定することによって温度環境に適した発色特性を実現することが可能になる。また、この駆動波形テーブルTBL1を作成するにあたり、基準パッチPAと、評価パッチPB1〜PB30とを形成するとともに、色差ΔEが最小となる評価パッチPB1〜PB30におけるパルス変化率を駆動波形テーブルTBL1に設定することによって、発色特性を向上させた色再現を実現可能な駆動波形テーブルTBL1を作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置の構成を示すブロック図。
【図2】ソフトウェアの構成を示すブロック図。
【図3】プリンタの構成を示した構成図。
【図4】インクジェットノズルの配列を示す説明図。
【図5】制御回路の内部構成を示す構成図。
【図6】印刷ヘッドの内部の概略構成を示す説明図。
【図7】ピエゾ素子の伸縮によりインクの吐出を行なう様子を示す模式図。
【図8】駆動波形と吐出されるインクとの関係を模式的に示す説明図。
【図9】駆動波形テーブルの構成を示す構成図。
【図10】プリンタのハードウェアの構成を示す構成図。
【図11】基準パッチ及び評価パッチを模式的に示す図。
【図12】色差を算出する手法を示す図。
【図13】駆動波形と吐出されるインク重量との関係を示す図。
【図14】色変換テーブルの構成を示す構成図。
【符号の説明】
12…スキャナ 14…キーボード 15…フレキシブルドライブ 16…ハードディスク 18…モデム 21…CRTディスプレイ 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…インク吐出用ヘッド 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 43…I/F 44…RAM 45…ROM 46…制御部 47…発振回路 48…駆動信号発生回路 49…I/F 50…ピエゾ素子駆動回路 61〜66…インク吐出用ヘッド 67…導入管 68…インク通路 71,72…インクカートリッジ80…バス 81…CPU 82…ROM 83…RAM 84…入力インターフェイス 85…出力インタフェース 86…CRTC 88…SIO 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色変換モジュール99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ 191…タイミング制御回路 192…タイミング記憶回路 193…AD変換器 194…温度センサ
Claims (14)
- 印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給され同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成装置であって、
基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ基準色の基準パッチを形成させる基準パッチ形成手段と、
上記基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ複数の評価パッチを形成させる評価パッチ形成手段と、
上記基準パッチおよび評価パッチを測色して色データを生成するパッチ測色手段と、
上記測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成手段とを具備することを特徴とする駆動波形テーブル作成装置。 - 上記基準パッチ形成手段および評価パッチ形成手段は、上記印刷媒体の媒体温度を上記基準の温度環境および異なる温度環境とすることを特徴とする上記請求項1に記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 上記基準パッチ形成手段は、上記基準の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の基準パッチを形成させるとともに、上記評価パッチ形成手段は、上記複数の駆動波形によってシアンインクとマゼンタインクとイエローインクとを混色させた無彩色の評価パッチを形成させることを特徴とする上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 上記基準パッチ形成手段は、上記基準の駆動波形にてインク毎に基準パッチを形成させるとともに、上記評価パッチ形成手段は、上記複数の駆動波形にて同インク毎に評価パッチを形成させ、上記駆動波形テーブル作成手段は、同インク毎に駆動波形と温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成することを特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 上記パッチ測色手段は、Lab色空間における色データを生成するとともに、上記駆動波形テーブル作成手段は、同Lab色空間にて上記基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出することを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 上記駆動波形テーブル作成手段は、上記Lab色空間の明度軸方向からの投影平面上にて上記基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出することを特徴とする上記請求項5に記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 上記基準パッチ形成手段は、上記基準の温度環境にて異なる湿度環境毎に上記基準パッチを形成させ、上記評価パッチ形成手段は、上記異なる温度環境毎に各湿度環境で評価パッチを形成させるとともに、上記駆動波形テーブル作成手段は、各湿度環境毎の上記駆動波形テーブルを作成することを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置。
- 印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給され同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成方法であって、
基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ基準色の基準パッチを形成させる基準パッチ形成工程と、
上記基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ複数の評価パッチを形成させる評価パッチ形成工程と、
測色手段にて上記基準パッチおよび評価パッチを測色させて色データを生成するパッチ測色工程と、
上記測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成工程とを具備することを特徴とする駆動波形テーブル作成方法。 - 印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給され同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルを作成する機能をコンピュータにて実現可能にする駆動波形テーブル作成プログラムであって、
基準の温度環境にて基準の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ基準色の基準パッチを形成させる基準パッチ形成機能と、
上記基準の温度環境と異なる温度環境にて複数の駆動波形によるインク重量を印刷媒体に吐出させ複数の評価パッチを形成させる評価パッチ形成機能と、
測色手段にて上記基準パッチおよび評価パッチを測色させて色データを生成するパッチ測色機能と、
上記測色されて生成された色データに基づいて基準パッチとの色差が最小となる評価パッチを検出し、同検出した評価パッチを形成する駆動波形と同評価パッチの温度環境との対応関係を規定した駆動波形テーブルを作成する駆動波形テーブル作成機能とを具備することを特徴とする駆動波形テーブル作成プログラム。 - 所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷装置であって、
上記画像データを入力する画像データ入力手段と、
当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する設置環境計測手段と、
上記色変換における上記第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納する対応関係テーブル格納手段と、
上記対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して上記入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを格納する駆動波形テーブル格納手段と、
上記駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、上記生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を上記圧力発生素子に供給することによって上記印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷手段とを具備することを特徴とする印刷装置。 - 上記設置環境計測手段は、当該印刷装置の設置環境における環境湿度を計測するとともに、上記駆動波形テーブル格納手段は、上記請求項7に記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を各湿度環境毎に規定した複数の駆動波形テーブルを格納し、上記印刷手段は、上記駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度および環境湿度に対応する温度環境および湿度環境に基づく駆動波形を取得することを特徴とする上記請求項10に記載の印刷装置。
- 上記対応関係テーブル格納手段は、異なる温度条件にて上記印刷媒体上で所定の発色特性を実現可能に規定した少なくとも2つの対応関係テーブルを格納するとともに、上記印刷データ生成手段は、上記計測された環境温度に対応する温度条件に従った対応関係テーブルを上記対応関係テーブル格納手段から取得し、上記色変換する際の対応関係テーブルを同取得した対応関係テーブルに切り換えることを特徴とする上記請求項10または請求項11のいずれかに記載の印刷装置。
- 所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷方法であって、
上記画像データを入力する画像データ入力工程と、
当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する環境温度計測工程と、
上記色変換における上記第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納する対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して上記入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する印刷データ生成工程と、
上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを格納する駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、上記生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を上記圧力発生素子に供給することによって上記印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷工程とを具備することを特徴とする印刷方法。 - 所定の要素色にて形成される第1色空間の画像データを異なる要素色にて形成される第2色空間に色変換しつつ生成した印刷データに基づいて、印刷ヘッドの吐出ノズルに対応して配設された圧力発生素子に供給される同吐出ノズルから吐出されるインク重量を規定する駆動波形と周囲環境との対応関係を規定する駆動波形テーブルに従い駆動波形を印加することによって印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う機能をコンピュータにて実現可能にする印刷プログラムであって、
上記画像データを入力する画像データ入力機能と、
温度測定手段によって当該印刷装置の設置環境における環境温度を計測する環境温度計測機能と、
上記色変換における上記第1色空間と第2色空間との対応関係を規定した対応関係テーブルを格納する対応関係テーブル格納手段に格納された対応関係テーブルを参照して上記入力した画像データを色変換しつつ印刷データを生成する印刷データ生成機能と、
上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動波形テーブル作成装置にて作成され、複数の駆動波形と温度環境との対応関係を規定した複数の駆動波形テーブルを格納する駆動波形テーブル格納手段に格納された駆動波形テーブルから上記計測された環境温度に対応する温度環境に基づく駆動波形を取得し、上記生成された印刷データに基づいて同取得した駆動波形を上記圧力発生素子に供給することによって上記印刷媒体にインクを吐出させて印刷を行う印刷機能とを具備することを特徴とする印刷プログラム。
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