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JP2005040745A - 粉砕装置 - Google Patents

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JP2005040745A
JP2005040745A JP2003279252A JP2003279252A JP2005040745A JP 2005040745 A JP2005040745 A JP 2005040745A JP 2003279252 A JP2003279252 A JP 2003279252A JP 2003279252 A JP2003279252 A JP 2003279252A JP 2005040745 A JP2005040745 A JP 2005040745A
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Kozo Fujita
浩三 藤田
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Abstract

【課題】 熱の発生を抑えながら被粉砕物を効率よく微細粉末化することができる粉砕装置を提供すること。
【解決手段】 実質上垂直方向に延びる第1軸線を中心として回転自在である第1回転軸8aと、実質上垂直方向に延びる第2軸線を中心として回転自在である支持軸86(第2回転軸)と、この支持軸86に脱着可能に装着される筒状密閉容器14aと、筒状密閉容器14aを第1軸線を中心として回動(公転)させるとともに、第2軸線を中心として回動(自転)させるための駆動機構42と、被粉砕物とともに粉砕空間56aに収容された玉状部材と、を具備する粉砕装置。筒状密封容器14aは、粉砕空間56aの内周面及び外周面を規定する内筒部材48a及び外筒部材50aを有し、内筒部材48aの外周面には、複数個の突状部(ピン状部材58a,58b)が設けられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、茶葉などの食品性又は薬草などの薬品性の植物などを粉砕して微細な粉末状にする粉砕装置に関する。
従来から、抹茶のような粒径の微細な粉末を作る装置として、石臼や密封容器を用いた粉砕装置が知られている。石臼は古来から使用されており、最良質の粉末(例えば、抹茶)を作ることができるが、その生産効率が悪く、また粉末が石臼からこぼれるようにでてくるために安全衛生上好ましくなく、特に茶葉、漢方薬などの場合、安全衛生の観点から充分な管理を行い、その生産については非常に神経を使う必要があり、更に、作業環境が粉塵で損なわれるという環境面での問題もある。
また、従来の代表的な粉砕装置は、回転自在に支持された密封容器と、この密封容器を回動するための駆動手段とを備えている。この粉砕装置では、粉砕する際に、密封容器内に被粉砕物とともに適当な玉状部材、例えば玉状鉱物(アルミナ、ステアタイト、ジルコニウムなど)が入れられ、駆動手段によって密封容器が所定方向に回動される。このような粉砕装置を用いた場合、密封作業が可能となるために、安全衛生上の問題や粉塵の問題は解消されるが、微細な粉末を作るためには強力且つ長時間の攪拌を必要とし、そのため装置が熱を発生し、発生した熱によって被粉砕物が変質するおそれがあり、また粉末の大きさが均一でなく、フィルタなどを通して選別する必要がある。それ故に、菓子や料理に使用する茶葉粉末の製造ではそれほど問題とはならないが、「おうす」として知られている茶道に用いる高級抹茶の製造には適用するのが難しい。
このようなことから、熱による変質を防止するために、特殊な冷却装置を用いた粉砕装置も提案されている。しかし、冷却装置を用いてもその冷却効果に限度があり、しかも品質面だけでなく装置自体も大型化し、その製作コストも高く、更にエネルギー効率も悪いという問題がある。
上述したこれらの問題を解消するために、被粉砕物及び玉状部材を密封容器に一緒に入れ、この密封容器を第1軸線を中心に公転させるとともに、第2軸線を中心として自転させる形態の粉砕装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この粉砕装置では、玉状部材と被粉砕物との相互作用により、被粉砕物に大きな剪断力が作用し、この剪断力により被粉砕物が微細化され、熱の発生を少なくして微細粉末状にすることができる。
特許第3306428号公報 特開2002−143706号公報
しかし、この改良された粉砕装置においても、次の通りの問題がある。即ち、密封容器を公転及び自転して被粉砕物を粉砕するが、被粉砕物を微細粉末化するのにある程度の時間を要し、一層効率よく微細粉末化できる粉砕装置の実現が望まれている。
本発明の目的は、熱の発生を抑えながら被粉砕物を効率よく微細粉末化することができる粉砕装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載された粉砕装置は、実質上垂直方向に延びる第1軸線を中心として回転自在に支持された第1回転軸と、前記第1回転軸の周囲に配設され、実質上垂直に延びる第2軸線を中心として回転自在に支持された第2回転軸と、前記第2回転軸に取り付けられ、被粉砕物を粉砕するための粉砕空間を有する筒状密閉容器と、前記筒状密閉容器を前記第1軸線を中心として回動させるとともに、前記第2軸線を中心として回動させるための駆動機構と、被粉砕物を粉砕するために前記筒状密封容器に収容された玉状部材と、を具備する粉砕装置において、
前記筒状密封容器は、前記粉砕空間の内周面を規定する内筒部材と、前記粉砕空間の外周面を規定する外筒部材とを有し、前記内筒部材の外周面には、間隔をおいて複数個の突状部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載された粉砕装置では、前記複数個の突状部は、前記内筒部材の外周面に取り付けられたピン状部材、棒状部材又は細い板状部材から構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載された粉砕装置では、前記内筒部材及び前記外筒部材は円筒状であり、前記内筒部材の半径rは、前記外筒部材の半径Rの1/3〜4/5(R/3≦r≦4R/5)であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載された粉砕装置では、前記複数個の突出部の長さLは、前記内筒部材と前記外筒部材との間隙Wの1/2〜4/5(W/2≦L≦4W/5)であることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載された粉砕装置では、前記筒状密封容器の底部は、その外周部が半径方向外方に向けて上方に弧状に延びていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載された粉砕装置では、前記粉砕空間の前記底部に配設された突出部の長さは、前記粉砕空間の前記底部の上方に配設された突出部の長さよりも短く形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載された粉砕装置では、前記第2回転軸の外周面には軸線方向に延びる凹条又は突条が設けられ、前記筒状密封容器の前記内筒部材の内周面には、その軸線方向に延びる突条又は凹条が設けられ、前記筒状密封容器は、前記第2回転軸の前記凹条又は突条と前記筒状密封容器の前記突条又は凹条とを係合させて下方に移動させることによって、前記第2回転軸に脱着自在に装着されることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載された粉砕装置では、前記駆動機構は、前記筒状密封容器を前記第1軸線を中心として所定方向に公転させるとともに、前記第2軸線を中心として前記所定方向と反対方向に自転させることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載された粉砕装置では、前記被粉砕物は、茶葉、薬草、乾燥植物であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載された粉砕装置によれば、被粉砕物及び玉状部材が垂直方向に延びる第1軸線を中心として回動されるとともに、垂直方向に延びる第2軸線を中心として回動されるので、熱の発生を少なくして被粉砕物を効率よく微細粉末化することができる。また、筒状密封部材は内筒部材と外筒部材との間に粉砕空間を規定し、この粉砕空間に被粉砕物及び玉状部材が収容されるので、筒状密封部材の第1及び第2軸線を中心とする回動によって、粉砕空間内の粉末化された被粉砕物は玉状部材の移動に積極的に巻き込まれ、また内筒部材と玉状部材との間に挟まれるように圧力を受け、その結果、収容された被粉砕物はまんべんなく微粉末化される。更に、内筒部材の外周面に複数個の突状部が設けられているので、被粉砕物及び玉状部材がこれら突状部によって攪拌され、かかる攪拌によって剪断力及び圧力が被粉砕物に作用し、かくして、被粉砕物を一層効率よく微細粉末化することができる。これら複数個の突状部は、例えば、内筒部材の周方向及び軸線方向に間隔をおいて設けることができ、それらの先端が粉砕空間内に位置するように、或いは粉砕空間を貫通するように設けることができる。
また、本発明の請求項2に記載された粉砕装置によれば、突状部がピン部材、棒状部材又は細い板状部材から構成されているので、被粉砕物及び玉状部材を効率よく攪拌して被粉砕物を微細粉末化することができる。
また、本発明の請求項3に記載された粉砕装置によれば、内筒部材の半径rは外筒部材の半径Rの1/3〜4/5の範囲であるので、外筒部材の径方向中央部にある程度大きい内筒部材が存在するようになり、これによって、微細粉末化した被粉砕物が粉砕空間に漂うことがほとんどなくなり、被粉体物を一層効率よく粉砕することができる。
また、本発明の請求項4に記載された粉砕装置によれば、突出部の長さLは内筒部材と外筒部材との間隙Wの1/2〜4/5であるので、筒状密封部材の第1及び第2軸線を中心とする回動の際に突出部が、粉砕空間の内周部に滞留しがちな被粉砕物及び玉状部材に充分に作用し、その結果、被粉砕物を更に一層効率よく微細粉末化することができる。
また、本発明の請求項5に記載された粉砕装置によれば、筒状密封容器の底部の外周部が半径方向外方に向けて上方に弧状に延びているので、回転によって半径方向外方に移動した被粉砕物及び玉状部材は、この弧状の底面に沿って半径方向内方に集まり、内筒部材の突状部によって攪拌されるようになり、被粉砕物を更に一層効率よく微細粉末化することができる。
また、本発明の請求項6に記載された粉砕装置によれば、筒状密封容器の底部が半径方向外方に向けて上方に湾曲していることに関連して、内筒部材の複数個の突状部の長さもこれに対応し、その底部に配設された突出部の長さは、その底部の上方に配設された突出部の長さよりも短く形成されている。
また、本発明の請求項7に記載された粉砕装置によれば、第2回転軸に軸線方向に延びる凹条(又は突条)が設けられ、筒状密封容器にその軸線方向に延びる突条(又は凹条)が設けられているので、凹条と突条とを合わせて上方から下方に移動させることによって、筒状密封容器を第2回転軸に着脱自在に取り付けることができ、また上方に持ち上げることによって、第2回転軸から筒状密封容器を取り外すことができる。そして、このように着脱自在に構成することによって、被粉砕物及び玉状部材の筒状密封容器への充填、また微細粉末化した被粉砕物及び玉状部材の筒状密封容器からの取り出しを簡単に且つ容易に行うことができる。加えて、筒状密封容器を第2回転軸から取り外した後すぐに、被粉砕物及び玉状部材を充填した新たな筒状密封容器を第2回転軸に装着することによって、連続して粉砕加工することができ、一層効率よく被粉砕物の粉砕加工を行うことができる。
また、本発明の請求項8に記載された粉砕装置によれば、駆動機構は筒状密封容器を第1軸線を中心として公転するとともに、第2軸線を中心として自転するので、被粉砕物及び玉状部材が筒状密封部材の周側壁にへばり付くことなく、粉砕空間内を転がって攪拌され、被粉砕物の微細粉末化が促進される。
また、本発明の請求項9に記載された粉砕装置によれば、茶葉、薬草、乾燥植物を微細粉末化するのに好都合に用いることができ、熱による変質なく、効率よく粉末化することができる。尚、乾燥植物とは、乾燥茎、乾燥根、乾燥葉、乾燥実などである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための粉砕装置の最良の実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1〜図5を参照して、第1の実施形態の粉砕装置について説明する。図1は、第1の実施形態の粉砕装置における揺動ユニットの一部を示す断面図であり、図2は、図1の揺動ユニットの駆動系を簡略的に示す図であり、図3は、図1の揺動ユニットの筒状密封容器を一部切り欠いて示す図であり、図4は、被粉砕物及び玉状部材を充填したときの図3におけるIV−IV線による断面図であり、図5は、図3の筒状容器の一端側を示す側面図である。
図1及び図2において第1の実施形態の粉砕装置は、粉体装置本体(図示せず)に取り付けられた粉砕ユニット2を備えている。この粉砕ユニット2は、粉体装置本体から実質上水平方向に延びる一対の支持部材4,6を備え、一対の支持部材4,6に第1回転軸8が回転自在に支持されている。第1回転軸8は、一対の支持部材4,6間を実質上垂直方向に延びている。
この第1回転軸8の両端部には一対の回転プレート10,12が固定され、これら一対の回転プレート10,12間に複数個(この実施形態では4個)の筒状密封容器14(図1において2個示す)が装着されている。筒状密封容器14は第1回転軸8の周囲に周方向に実質上等間隔(90度間隔)をおいて配設され、各筒状密封容器14の両端壁には支持軸16,18が取り付けられ、一方(上側)の支持軸16が回転プレート10に回転自在に支持され、他方(下側)の支持軸18が他方の回転プレート12に回転自在に支持されている。図1から理解されるように、支持軸16,18は、筒状密封容器14を回転自在に支持する第2回転軸を構成し、この第2回転軸は一対の回転プレート10,12間を実質上垂直方向に第1回転軸8に実質上平行に延びている。このように構成されているので、各筒状密封容器14は、第1回転軸8を中心として回転自在であるとともに、対応する第2回転軸(支持軸16,18)を中心として回転自在である。尚、この形態では、筒状密封容器14の両端壁に支持軸16,18を設けているが、このような構成に代えて、一つの軸部材を両端壁を貫通して設け、この軸部材の両端部を回転プレート10,12に回転自在に支持するようにしてもよい。
第1回転軸8の端部(下端部)には主プーリ20が取り付けられている。また、各筒状密封容器14の第2回転軸を構成する支持軸18には、それぞれ、副プーリ22が取り付けられている。図1及び図2において、理解を容易にするために、4本の支持軸を18a〜18dと、また4個の副プーリを22a〜22dと示している。支持軸18aに装着された副プーリ22a、支持軸18bに装着された副プーリ22b及び主プーリ20のプーリ部24には第1ベルト26が巻き掛けられ、この第1ベルト26は更にテンションプーリ28,30に巻き掛けられ、テンションプーリ28を両矢印で示す方向に移動することによって、第1ベルト26の張力が調整される。また、支持軸18cに装着された副プーリ22c、支持軸18dに装着された副プーリ22d及び主プーリ20のプーリ部32には第2ベルト34が巻き掛けられ、この第2ベルト34は更にテンションプーリ36,38に巻き掛けられ、テンションプーリ36を両矢印で示す方向に移動することによって、第2ベルト34の張力が調整される。尚、テンションプーリ28,30,36,38は、回転プレート12に取り付けられている。第1回転軸8には、駆動源を構成する電動モータ40が例えば駆動ベルト(図示せず)を介して駆動連結されている。
上述した主プーリ20、副プーリ22a〜22d、第1及び第2ベルト26,34並びに電動モータ40などは、筒状密封容器14を回転駆動するための駆動機構42を構成し、電動モータ40によって第1回転軸8が所定方向に回転駆動されると、この第1回転軸8と一体的に一対の回転プレート10,12が回動し、4個の筒状密封容器14は第1回転軸8を中心として回転する。このとき、主プーリ20のプーリ部24及び副プーリ22a,22bが第1ベルト26を介して、また主プーリ20のプーリ部32及び副プーリ22c、22dが第2ベルト34を介して回転が相互に拘束されているので、第1回転軸8が所定方向に回動すると、これと一体的に回動する主プーリ20を介して副プーリ22a〜22dが所定方向と反対方向に回動する。従って、第1回転軸8が所定方向に回動すると、各筒状密封容器14は第1回転軸8(第1軸線)を中心として所定方向に公転するとともに、対応する第2回転軸(第2軸線)を中心として所定方向と反対方向に自転する。
この実施形態では、副プーリ22a〜22dは実質上同じ大きさであり、第1回転軸8とともに一対の回転プレート10,12が所定角速度(第1の角速度)で所定方向に回転(公転)すると、一対の回転プレート10,12間で各筒状密封容器14が上記所定角度と異なる角速度(第2の角速度)で所定方向と反対方向に回転(自転)する。尚、このような所望の回転速度を得るには、主プーリ20のプーリ部24,32の直径及び副プーリ22a〜22dの直径との間に所定の関係が必要であるが、ここではその関係についての説明を省略する。
次に、図1とともに図3及び図4を参照して筒状密封容器14について説明する。4つの筒状密封容器14は実質上同一の構成であり、以下それらの一つについて説明する。図示の筒状密封容器14は、金属、例えばステンレス鋼から形成された円筒状であり、同心状に配設された内筒部材48及び外筒部材50を有し、内筒部材48及び外筒部材50の両端に端壁52,54(図1参照)が設けられ、これら内筒部材48、外筒部材50及び端壁52,54によって環状の粉砕空間56が規定される。一方(上側)の端壁52には支持軸16が固定され、他方(下側)の端壁54には支持軸18が固定され、これら支持軸16,18が上述したように回転プレート10,12に回転自在に支持される。尚、この実施形態では、内筒部材48及び外筒部材50は円筒形状であるが、多角形状に形成するようにしてもよい。
内筒部材48と外筒部材50とは、次の関係に形成するのが望ましい。即ち、内筒部材48の半径rは、外筒部材50の半径Rの1/3〜4/5の範囲である(R/3≦r≦4R/5)のが望ましく、このような関係に設定することによって、粉砕空間56は半径方向の幅が比較的小さい環状となり、従って、筒状密封容器14の径方向中央部に空間が存在せず、後述する被粉砕物が粉砕空間56内で浮遊することがほとんどなくなる。
このような筒状密封容器14では、内筒部材48の外周面、即ち粉砕空間56の内側周面を規定する周面に、間隔をおいて複数個の突状部が設けられている。この実施形態では、これら突状部は、例えばステンレス鋼から形成されたピン状部材58から構成され、内筒部材48の外周面に植設されている。この形態では、ピン状部材58は、内筒部材48の外周面に周方向に実質上等間隔(90度の間隔)をおいて、且つその軸線方向(図3において上下方向、図4において紙面に垂直な方向)に実質上等間隔をおいて設けられ、このように設けることによって、被粉砕物を後述するように実質上均一に粉砕することができる。これら突状部は、ピン状部材58に代えて、棒状部材、細い板状部材でもよく、またその断面形状についても、円形状、楕円形状、三角形状、矩形状などの適宜の形状でよい。また、これら突状部は、図3及び図4に示すように、内筒部材48の外周面に放射状に設けてもよいが、所定方向に傾斜して設けるようにしてもよい。
突状部を構成するピン状部材58の長さL(内筒部材48の外周面からの突出量)は、内筒部材48と外筒部材50との間隙Wの1/2〜4/5の範囲である(W/2≦r≦4W/5)のが望ましく、このような関係に設定することによって、ピン状部材58が粉砕空間56内に大きく突出し、粉砕空間56の内周部に滞留しがちな被粉砕物及び玉状部材62に作用し、被粉砕物を後述するように効率よく均一に攪拌することができる。
各筒状密閉容器14の粉砕空間56内には、茶葉などのこれから粉砕しようとする被粉砕物60が入れられる。被粉砕物60としての茶葉は、予め充分に乾燥させられ、適当に予備粉砕される。筒状密閉容器14の粉砕空間56には、被粉砕物60と一緒に粉砕媒体としての多数の玉状部材62が入れられる。玉状部材62は角に尖った部分が無く全体としては丸みを帯びたものが好ましく、その表面が光沢を示さない程度の表面粗さを有し、比重の比較的大きい物質、例えばステンレス鋼、セラミック材などから形成するのがよい。玉状部材62の大きさは、直径が2〜10mmであるのが好ましく、例えば、直径3.0mmの耐摩耗性を有するクロムを含有する焼きの入った鋼球で、その表面粗さがJIS B0601に定義されるRy値がJIS B651に規定された測定方法で測定して基準長さ0.25mmにつき2.0〜10.0μm(実際には、±1.5μm程度ばらつく)程度の表面粗さを有しているものが好ましく用いられる。
玉状部材62は、これだけを筒状密閉容器14に入れたとき、図3及び4に示すように、全体として垂直に保持される筒状密閉容器14にその軸方向の長さHの2/5〜2/3程度の量が入れられる(図3参照)。被粉砕物60は、玉状部材62の上の面がそれによってわずかに上がる程度を限度に入れられる。被粉砕物60が予備粉砕されているときには、玉状部材62相互の間にかなりの隙間が存在するので、その入れる限度量は、玉状部材62の隙間を満たすよりやや多い程度となる。
図5に示すように、例えば、各筒状密封容器14の一方(上側)の端壁52に供給口64が設けられ、その他方(下側)の端壁54に排出口66が設けられ、これら供給口64及び排出口66に密封部材68が開閉自在に装着されている。図5において、端壁52(又は54)の供給口64(又は排出口66)の両側部には一対の案内部材70が設けられ、各案内部材70には案内溝(図示せず)が設けられている。密封部材68はプレート状部材から構成され、その両側部が一対の案内部材70の案内溝に移動自在に受け入れられている。この密封部材68の基部には支持軸16(又は18)の両側に一対の延長部材72が取り付けられ、一対の延長部材72が連結部材74により連結されている。また、端壁52(又は54)には取付部材76が取り付けられ、この取付部材76に開閉操作部材78が回転自在に装着されている。開閉操作部材78には雄ねじ部80が設けられ、この雄ねじ部80が連結部材74に螺着されている。
このように構成されているので、開閉操作部材78を所定方向に回動すると、その雄ねじ部80の作用により連結部材74が矢印82で示す開方向に移動し、一対の延長部材72を介して密封部材68が移動し、このようにして端壁52(又は54)の供給口64(又は排出口66)が開放され、開放された供給口64(又は排出口66)を通して被粉砕物60及び玉状部材62を粉砕空間56内に充填することができる(又は粉砕空間56から外部に排出することができる)。一方、開閉操作部材78を所定方向と反対方向に回動すると、その雄ねじ部80の作用により連結部材74が矢印84で示す閉方向に移動し、一対の延長部材72を介して密封部材68が移動し、このようにして端壁52(又は54)の供給口64(又は排出口66)が密封され、供給口64(又は排出口66)を通して被粉砕物60及び玉状部材62が外部に漏れるのを確実に防止することができる。供給口64及び排出口66を密封するための密封部材68はこのような構成に限定されず、その他の構成、例えば揺動により開閉する構成などを用いるようにしてもよい。
上述した粉砕装置では、被粉砕物60の粉砕は、次のようにして行われる。粉砕ユニット2は、第1回転軸8及び第2回転軸(支持軸16,18)が垂直状態となるように粉体装置本体(図示せず)に支持され、電動モータ40によって第1回転軸8が所定方向に回転駆動される。このように第1回転軸8が回転すると、これと一体に一対の回転プレート10,12が回転し、筒状密閉容器14が第1回転軸8の周囲に第1の角速度で回転(公転)される。このとき、第1及び第2ベルト26,34によって主プーリ20(プリー部24,32)及び副プーリ22a〜22dの回動が拘束されているので、各筒状密封容器14は、上述したように、対応する第2回転軸を中心として第2の角速度で回動(自転)される。上述した回転時の第1及び第2の角速度が適当であると、筒状密閉容器14内で内容物(被粉砕物60及び玉状部材62)が公転による遠心力でもって筒状密閉容器14の外筒部材50の内周面(粉砕空間56を規定する面)に押し付けられ、またこれと同時に、自転による遠心力、コリオリの力及び重力により内容物(被粉砕物60及び玉状部材62)が互いに擦れ合い、ぶつかり合いながら混合を繰返し、粉砕空間56内の内容物にはこのような複雑な循環運動が作用する。それ故に、この循環運動の際、被粉砕物60には、玉状部材62同士の間に、玉状部材62と筒状密閉容器14の内筒部材48及び外筒部材50との間に、またこれらとピン状部材58との間に働く剪断力を伴う摩擦作用、押圧作用、衝突作用などが働き、こらの複雑な作用によって被粉砕物62が微細な粉末状に粉砕される。
この粉砕装置による粉砕は、茶葉、薬草、各種植物の乾燥物(乾燥茎、乾燥根乾燥葉、乾燥実)などを粉末状に加工するのに用いることができ、特に高級抹茶の加工に好都合に適用することができる。
上述した粉砕装置は、次の通りの特徴を有する。従来からボールミルと称する粉砕装置が知られているが、このボールミルは密閉容器を単に回転させるだけのもので、粉砕媒体は単に密閉容器内を転がるように循環するだけである。このようなボールミルでもある程度の粉砕効果は期待できるものの、粉砕に要する時間が長く、また被粉砕物の温度が上昇し、温度上昇が大きくなると被粉砕物が熱変質するおそれがある。これに対して、上述した粉砕装置においては、粉砕媒体(玉状部材62)同士の間又は粉砕媒体と筒状密閉容器14の内筒部材48及び外筒部材50との間に挟まれた状態で、圧力によってわずかに擦れ合う(ギシギシした感じ)ようになり、これによって、質量のある粉砕媒体が不必要に筒状密閉容器14内を移動することなく、効率的に内容物の混合が行われるようになり、また粉砕媒体同士でもって大きい圧力も加えられるようになる。その結果、被粉砕物60の温度上昇が少なく、被粉砕物60を効率よく粉砕して短時間で微細粉末化することが可能となる。このようなことから、玉状部材62としてできるだけ比重の大きいものを用いるとともに、筒状密閉容器14は単に回転させるだけでなく、遠心力を利用して粉砕媒体相互間に、また粉砕媒体と筒状密閉容器14の内筒部材48及び外筒部材50との間に圧力が生じるようにある程度大きい回転半径と角速度でもって回転させるのが望ましい。
また、上述した粉砕装置では、筒状密閉容器14を第1回転軸8を中心として公転させるとともに、第2回転軸を中心として自転させているので、粉砕空間56内の内容物(被粉砕物60及び玉状部材62)が筒状密封容器14の外筒部材50の内周面にへばりつくことが少なく、粉砕空間56内を転がって撹拌が行われる。この筒状密閉容器14の粉砕空間56は、あまり大きくしない方が望ましい。粉砕空間56が大きいと、筒状密封容器14の自転に伴って内容物が粉砕空間56内で転がり移動する距離が長くなり、この転がり移動によって摩擦熱が発生し、熱変質の問題が生じるようになり、それ故に、その大きさはあまり大きくない方が望ましい。
また、上述した粉砕装置では、筒状密封容器14が第1回転軸8を中心として公転されるとともに第2回転軸を中心として自転されるので、筒状密封容器14の外周面(外筒部材50)が周囲の空気によって効果的に冷却され、その温度上昇が抑えられる。加えて、図1に示すように、内筒部材48を筒状に形成し、内筒部材48の内側に空間を生成し、この空間を外部に連通するようにする(図示していないが、筒状密封容器14の端壁52,54の内筒部材48の空間に対応する部分に複数の孔を設ける)ことによって、筒状密封容器14の内周面(内筒部材48)も効果的に冷却され、筒状密封容器14の温度上昇を一層抑えることができる。
このような粉砕装置では、筒状密閉容器14の公転速度と自転速度は、被粉砕物60の種類などによって適宜設定されるが、その公転速度は玉状部材62が遠心力により充分な圧力を発生するように定められ、その自転速度は被粉砕物60と玉状部材62とが所要の通りに撹拌混合されるように定められる。この公転速度及び自転速度は、使用する玉状部材62によるが、上述したように公転と自転の回転方向が相互に逆方向であると、自転速度の絶対値が公転速度の絶対値に対して数分の1程度の速度に設定することができ、このように設定することによって、被粉砕物60の品質を保ちながら粉砕効率も上げることができる。
この粉砕装置では、表面が光沢のない適当に粗い面状態を有する玉状部材62を用いるのが望ましい。表面の滑らかな粉砕媒体を用いて茶葉などの被粉砕物60の粉砕を行った場合、被粉砕物60の粒子がある程度細かくなると、粉末状の被粉砕物60が筒状密封容器14の内面を覆うようにこびりつき、粉砕効率の低下や粉砕の粒度むらが発生する。これに対して、光沢のない適当に粗い面状態を有する粉砕媒体を用いて被粉砕物60の粉砕を行った場合、玉状部材62の面同士がぶつかり合うときに生ずる剪断力を伴う押圧力や衝突力が被粉砕物60に有効に働き、単に粉砕が効率的に行われるだけでなく、ヤスリの様な効果によって筒状密封容器14の内面へのこびりつき現象も減少し、被粉砕物60に対する粉砕が効率的に行われる。このようなことを考慮して粉砕媒体、即ち玉状部材62の表面粗さが設定され、この表面状態はあまり細かいと時間をかけても目的とする粒度の粉砕が得られず、光沢性の玉状部材62を用いたと同様の現象が生じて粉砕効率が低下する。
玉状部材62の直径は、2〜10mmであるのが望ましい。この直径が2mm未満になると、衝突1回当たりのエネルギーが小さくなって粉砕効率が低下する。一方、この直径が10mmを超えると、相互の衝突乃至摩擦を伴って接触する箇所の数が少なくなり、従って、この場合においても粉砕効率が減少する。この玉状部材62の直径は、ボールミルなどで用いられている粉砕媒体より小さくするのが望ましい。
上述した粉砕装置では、粉砕空間56は内筒部材48と外筒部材50との間に規定され、このように内筒部材48を設けることによって、粉砕効率を一層高めることができる。被粉砕物60を玉状部材62と一緒に通常の筒状密閉容器(内筒部材を備えていないもの)に入れて上述したように回転運動を行わしめる(公転及び自転させる)と、粉砕の進行に伴い、筒状密閉容器の中心に近い部分に粉末状の被粉砕物60が浮遊するようになり、これが自転による撹拌にもかかわらずいつまでも玉状部材62の上に浮いたように漂い、このことに起因して、粉砕効果が低下するようになる。これに対して、上述した粉砕装置のように外筒部材50の半径方向内側に内筒部材48を設けて粉砕空間56を環状にすると、被粉砕物60が浮遊する空間がほとんどなくなり、被粉砕物60は玉状部材62の移動に巻き込まれ、その結果、被粉砕物60は効果的に玉状部材62と撹拌混合され、その結果、被粉砕物60を一層効率よく、実質上均一に粉砕して微細粉末化することができる。
この粉砕装置では、内筒部材48の外周面(粉砕空間56を規定する面)に複数個の突状部(ピン状部材58)が設けられているので、被粉砕物60を更に一層効率よく粉砕することができる。内筒部材48に複数個の突状部を設けることによって、筒状密封部材14が自転すると、これら突状部が粉砕空間56の内周部にある内容物(被粉砕物60及び玉状部材62)に作用して撹拌混合し、この撹拌混合作用が促進されて一層効率よく混合され、かくして、玉状部材62相互間に、また玉状部材62と筒状密閉容器14との間に働く剪断力を伴う摩擦、押圧、衝突などによる粉砕効果が一層高められ、より短時間で高品質の微細粉末、例えば抹茶粉を作ることができる。
第2の実施形態
次に、図6〜図10を参照して、第2の実施形態の粉砕装置について説明する。図6は、第2の実施形態の粉砕装置における粉砕ユニットの一部を示す断面図であり、図7は、図6の粉砕ユニットの筒状密封容器を一部切り欠いて示す図であり、図8は、被粉砕物及び玉状部材を充填したときの図7におけるVIII−VIII線による断面図であり、図9は、第2回転軸に筒状密封容器を嵌め込んだときのねじ部付近を示す部分斜視図であり、図10は、図9に示すねじ部に上蓋を取り付けた状態を示す部分斜視図である。
図6において、第2の実施形態の粉砕ユニット2Aは、支持フレーム6aを備え、支持フレーム6aに第1回転軸8aが回転自在に支持されている。第1回転軸8aは、実質上垂直方向に延びている。この第1回転軸8aには回転プレート12aが固定され、この回転プレート12aに複数個(この実施形態では4個)の支持軸86が回転自在に支持されている。支持軸86は第2回転軸を構成し、実質上垂直方向に第1回転軸8aに実質上平行に延びている。
各支持軸86には、筒状密封容器14aが着脱自在に装着される。図6においては、筒状密封容器14aが装着されていない支持軸86(図6において左側に示す)と、筒状密封容器14aが装着された支持軸86(図6において右側に示す)とを1個づつ示している。筒状密封容器14aは、第1回転軸8aの周囲に周方向に実質上等間隔(90度間隔)をおいて配設される。各筒状密封容器14aは、内筒部材48a、外筒部材50a及び端壁54aを有する中空筒状構造で、上面が開放されており、この開放された開口を通して被粉砕物60及び玉状部材62の充填、取出しが行われる。一方、各支持軸86には半径方向に突出する載置部92が設けられ、この実施形態では支持軸86に一体的に設けられている。従って、筒状密封部材14aの内筒部材48aを支持軸86に外嵌して下方に嵌め込むと、筒状密封容器14aの端壁54aが支持軸86の載置部92に載置され、筒状密封容器14aは粉砕ユニット2Aに脱着可能に装着される。
この形態では、支持軸86の外周面に凹条88が設けられ、かかる凹条88が支持軸86の軸線方向(図6及び図7において上下方向、図8において紙面に垂直な方向)に延びている。また、この凹条88に対応して、筒状密封容器14aの内筒部材48aの内周面には、この凹条88に嵌め込まれる突条90が設けられ、突条90は筒状密封容器14aの軸線方向(図6及び図7において上下方向、図8において紙面に垂直な方向)に延びている。従って、凹条88と突条90とを合わせて下方に移動させて嵌め込むと、凹条88と突条90が相互に係合し、支持軸86の回転に伴い筒状密封容器14aも一体的に回転する。この実施形態では、支持軸86に凹条88を、内筒部材48aに突条90を設けているが、これとは反対に、支持軸86に突条を、内筒部材に凹条を設けるようにしてもよい。また、上述した形態では、凹条88及び突条90を一つ設けているが、周方向に間隔をおいて二つ以上設けるようにしてもよい。尚、第2の実施形態における粉砕ユニット2Aの駆動系及び駆動方法は第1の実施形態に示すものと実質上同一であり、それ故に、これらについての説明は省略する。
次に、図6とともに図7〜図9を参照して、筒状密封容器14a及びそれに関連する構成について説明する。筒状密封容器14aは実質上同一の構成であり、以下それらの一つについて説明すると、図示の筒状密封容器14aは、金属、例えばステンレス鋼から形成された円筒状であり、同心状に配設された内筒部材48a及び外筒部材50aを有し、これらの下端には端壁54aが設けられ、上端が開放された中空円筒状構造である。このような構造に関連して、筒状密封容器14aの上端開口には上蓋94が後述するように着脱自在に取り付けられ、これら内筒部材48a、外筒部材50a、下端壁54a及び上蓋94によって環状の粉砕空間56aを規定する。
この実施形態では、粉砕空間56aの底部98(即ち、下端壁54aの内面及び外筒部材50aの下部内周面)は、その外周部が半径方向外方に向けて上方に弧状して延びており、このように弧状に形成しているので、筒状密封容器14aの回動によって半径方向外方に移動した被粉砕物60及び玉状部材62は、この弧状の内周面に沿って半径方向内方に集まるようになる。
この筒状密封容器14aに関連して、更に、各支持軸86の上端部に雄ねじ部96が設けられている。この雄ねじ部96は、筒状密封容器14aを載置部92に載置した状態においては内筒部材48aの半径方向内側から上方に突出し、(図6及び図9参照)、かく突出する雄ねじ部96に上蓋94が螺着され、かく螺着することによって、筒状密封容器14aの上端開口が閉じられて密封された粉砕空間56aを規定するとともに、筒状密封容器14aが載置部92に載置した状態で支持軸86に確実に固定される。この支持軸86は上述したように回転プレート12aに回転自在に支持される。
内筒部材48aと外筒部材50aとは、第1の実施形態と同様の関係に形成するのが望ましい。また、内筒部材48aの外周面(粉砕空間56aの内側面を規定する周面)には、間隔をおいて複数個の突状部、例えばピン状部材58a,58bが設けられ、これら突状部も第1の実施形態と同様の関係に形成するのが望ましい。尚、この形態では、粉砕空間56aの底部の外周部96が弧状に延びていることに関連して、図6に示すように、粉砕空間56aの底部96に配設されたピン状部材58bの長さが、この底部96の上方に配設されたピン状部材58aの長さよりも短くするのが望ましく、このような関係にすることによって、ピン状部材58bが粉砕空間56a内に大きく突出することがなく、ピン状部材58b自体が被粉砕物60及び玉状部材62の移動を妨げることなく、被粉砕物を後述するように効率よく均一に攪拌することができる。
この第2の実施形態では、図9に示すように、上蓋94を締付け方向と反対方向に回動することによって、支持軸86から外すことができ、かく上蓋94を外した状態で筒状密封容器14aを上方に持ち上げることによって、支持軸86から取り外すことができる。かく取り外した状態では、筒状密封容器14aの上端が開放されているので、この上端開口を通して被粉砕物60及び玉状部材62を粉砕空間56a内に充填することができる。また、粉砕完了後、被粉砕物60及び玉状部材62を筒状密封容器14aから排出するときは、上述したようにして上蓋94を支持軸部86の雄ねじ部96から外し、筒状密封容器14aを支持軸86から取り外して、筒状密封容器14aを逆さまにして振るなどして、被粉砕物60及び玉状部材62を粉砕空間56aから容易に排出することができる。また、筒状密封容器14aが支持軸86から脱着可能であるため、筒状密封容器14aを支持軸86から取り外した後すぐに、被粉砕物60及び玉状部材62を充填した新しい筒状密封容器14aを支持軸86に装着することができ、新しいものをかく取り付けることによって、粉砕加工を連続的に行って被粉砕物60の粉砕を効率的に行うことができる。
第2の実施形態の粉砕ユニット2Aにおいても、その基本的構成が第1の実施形態のものと実質上同一であるので、第1の実施形態と同様の作用効果が達成され、被粉砕物60を効率よく微細粉末化することができる。
以上、本発明に従う粉砕装置の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した第1及び第2の実施形態では、粉砕ユニット2,2Aに筒状密封容器14,14aを4個設けているが、このような構成に限定されず、粉砕ユニット2,2Aに2個、3個又は5個以上設けるようにしてもよい。また、例えば、第2の実施形態においては、粉砕空間56aの底部96の外周部が半径方向外方に向けて弧状に延びるように構成しているが、これに限定されず、例えば半径方向外方に向けて直線上に上方に延びるように構成するようにしてもよい。
筒状密封容器が垂直方向に延びる第1及び第2軸線を中心として回動されるので、その内部に充填された被粉砕物を効率よく微細粉末化することができ、またこの粉砕の際に熱が発生することがほとんどない。また、内筒部材の外周面に複数個の突状部が設けられているので、被粉砕物及び玉状部材がこれら突状部によって攪拌され、かかる攪拌によって剪断力及び圧力が被粉砕物に作用し、被粉砕物を一層効率よく微細粉末化することができ、茶葉などを微細粉末化するのに好都合に適用できる。
第1の実施形態の粉砕装置における粉砕ユニットの一部を示す断面図である。 図1の粉砕ユニットの駆動系を簡略的に示す図である。 図1の粉砕ユニットの筒状密封容器を一部切り欠いて示す図である。 図3におけるIV−IV線による断面図である。 図3の筒状密封容器の一端側を示す側面図である。 第2の実施形態の粉砕装置における粉砕ユニットの一部を示す断面図である。 図6の粉砕ユニットの筒状密封容器を一部切り欠いて示す図である。 図7におけるVIII−VIII線による断面図である。 支持軸に筒状密封容器を装着したときの雄ねじ部付近を示す部分斜視図である。 図9に示す雄ねじ部に上蓋を螺着した状態を示す部分斜視図である。
符号の説明
2,2A 粉砕ユニット
8,8a 第1回転軸
10,12,12a 回転プレート
14,14a 筒状密封容器
16,18,86 支持軸
42 駆動機構
48,48a 内筒部材
50,50a 外筒部材
56,56a 粉砕空間
58,58a,58b 突状部
60 被粉砕物
62 玉状部材
88 凹条
90 突条

Claims (9)

  1. 実質上垂直方向に延びる第1軸線を中心として回転自在に支持された第1回転軸と、前記第1回転軸の周囲に配設され、実質上垂直に延びる第2軸線を中心として回転自在に支持された第2回転軸と、前記第2回転軸に取り付けられ、被粉砕物を粉砕するための粉砕空間を有する筒状密閉容器と、前記筒状密閉容器を前記第1軸線を中心として回動させるとともに、前記第2軸線を中心として回動させるための駆動機構と、被粉砕物を粉砕するために前記筒状密封容器に収容された玉状部材と、を具備する粉砕装置において、
    前記筒状密封容器は、前記粉砕空間の内周面を規定する内筒部材と、前記粉砕空間の外周面を規定する外筒部材とを有し、前記内筒部材の外周面には、間隔をおいて複数個の突状部が設けられていることを特徴とする粉砕装置。
  2. 前記複数個の突状部は、前記内筒部材の外周面に取り付けられたピン状部材、棒状部材又は細い板状部材から構成されている請求項1に記載の粉砕装置。
  3. 前記内筒部材及び前記外筒部材は円筒状であり、前記内筒部材の半径rは、前記外筒部材の半径Rの1/3〜4/5(R/3≦r≦4R/5)である請求項1又は2に記載の粉砕装置。
  4. 前記複数個の突出部の長さLは、前記内筒部材と前記外筒部材との間隙Wの1/2〜4/5(W/2≦L≦4W/5)である請求項3に記載の粉砕装置。
  5. 前記筒状密封容器の底部は、その外周部が半径方向外方に向けて上方に弧状に延びている請求項1〜4のいずれかに記載の粉砕装置。
  6. 前記粉砕空間の前記底部に配設された突出部の長さは、前記粉砕空間の前記底部の上方に配設された突出部の長さよりも短く形成されている請求項5に記載の粉砕装置。
  7. 前記第2回転軸の外周面には軸線方向に延びる凹条又は突条が設けられ、前記筒状密封容器の前記内筒部材の内周面には、その軸線方向に延びる突条又は凹条が設けられ、前記筒状密封容器は、前記第2回転軸の前記凹条又は突条と前記筒状密封容器の前記突条又は凹条とを係合させて下方に移動させることによって、前記第2回転軸に脱着自在に装着される請求項1〜6のいずれかに記載の粉砕装置。
  8. 前記駆動機構は、前記筒状密封容器を前記第1軸線を中心として所定方向に公転させるとともに、前記第2軸線を中心として前記所定方向と反対方向に自転させる請求項1〜7のいずれかに記載の粉砕装置。
  9. 前記被粉砕物は、茶葉、薬草、乾燥植物である請求項1〜8のいずれかに記載の粉砕装置。
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