JP2005040022A - 簡易型薬剤揮散器 - Google Patents
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Abstract
【課題】未使用時にはコンパクトで、使用時には任意の大きさにできる簡易型薬剤揮散器とする。
【解決手段】ハニカム構造の筒状体に揮散性の薬剤を保持させ、軸方向に縮小、拡開自在な薬剤保持体10と、この薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30を備え、第1・第2支持体20,30を接近して薬剤保持体10を縮小することでコンパクトな未使用状態にでき、第1・第2支持体20,30を離隔して薬剤保持体10を拡開して任意の大きさにできる簡易型薬剤揮散器。
【選択図】 図3
【解決手段】ハニカム構造の筒状体に揮散性の薬剤を保持させ、軸方向に縮小、拡開自在な薬剤保持体10と、この薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30を備え、第1・第2支持体20,30を接近して薬剤保持体10を縮小することでコンパクトな未使用状態にでき、第1・第2支持体20,30を離隔して薬剤保持体10を拡開して任意の大きさにできる簡易型薬剤揮散器。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンやヒータ等を用いずに自然に薬剤を気中に揮散する、主として室内や車内において使用する簡易型薬剤揮散器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に、立体形状に展開できるハニカム構造体に、揮散性の薬剤を保持した薬剤保持体を、折り畳み自在な支持体に取付け、その支持体を展開状態とすることで薬剤保持体を立体形状とし、自然に薬剤を気中に揮散、または、その薬剤保持体の内部にファンを設置し、ファンを駆動して薬剤を気中に揮散する薬剤揮散装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−189032号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、立体形状に展開できるハニカム構造体に薬剤を保持させ、その保持した薬剤を気中に揮散するようにしたものは、使用時の大きさが未使用時よりも大きいから、空気と触れる面積が大きく気中に揮散する薬剤量を多くできる。
しかしながら、折り畳み自在な支持体に薬剤保持体を取付けたので、その使用時の大きさが支持体を展開した状態の大きさによって制約され、未使用時の大きさと使用時の大きさの差、つまり使用時に大きくできる値に限度があるから、気中に揮散する薬剤量にも限度がある。
【0005】
本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、薬剤保持体の大きさを、未使用時には小さく、使用時に任意に大きくできるようにした簡易型薬剤揮散器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、揮散性の薬剤を保持し、長尺な状態と短尺な状態に軸方向に変位可能な薬剤保持体10と、
前記薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、
前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30を備えた簡易型薬剤揮散器である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において薬剤保持体10は、伸縮自在な多数のセル11が重なり合う重合形状と、その多数のセル11が拡開した立体形状に軸方向に拡開・折り畳み自在なハニカム構造の筒状体で、揮散性の薬剤を保持し、
第1支持体20と第2支持体30の少なくとも一方に、前記ハニカム構造の筒状体の空洞12を外部に連通する通気部を形成した簡易型薬剤揮散器である。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において薬剤保持体10は、立体形状に拡開した状態で、各セル11によって外周面10aと内周面10bが連通しているの簡易型薬剤揮散器である。
【0009】
第4の発明は、第1〜第3いずれか1つの発明において第1支持体20と第2支持体30で、短尺な状態な薬剤保持体10を収容するようにした簡易型薬剤揮散器である。
【0010】
第5の発明は、第4の発明において第1支持体20は外側筒24と内側筒25を有し、第2支持体30は外側筒34と内側筒35を有し、
前記外側筒24,34同士及び内側筒25,35同士が連結して収納室2を形成し、
この収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるようにした簡易型薬剤揮散器である。
【0011】
【作 用】
第1の発明によれば、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
したがって、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0012】
第2の発明によれば、薬剤保持体10を形成するハニカム構造の筒状体の空洞12に通気部を通して空気が流れるので、その薬剤保持体10の外周面10a及び内周面10bにそれぞれ空気が直接的に触れる。
よって、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
【0013】
第3の発明によれば、各セル11を通して外周面10aと内周面10bとに空気が流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるので、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0014】
第4の発明によれば、短尺な状態とした薬剤保持体10が第1・第2支持体20,30に収容されるので、未使用時に揮散する薬剤量が低減する。
【0015】
第5の発明によれば、第1・第2支持体20,30間に形成した収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるから、未使用時に薬剤が揮散することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
薬剤保持体10と、この薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30で簡易型薬剤揮散器を構成している。
前記薬剤保持体10は、短尺な状態と長尺な状態に軸方向に変位可能で、揮散性の薬剤を保持している。
【0017】
このようであるから、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
【0018】
これらのことが相俟って、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0019】
具体的には、前記薬剤保持体10は、伸縮自在な多数のセル11が重なり合う重合形状と、その多数のセル11が拡開した立体形状に軸方向に拡開・折り畳み自在なハニカム構造の筒状体で、揮散性の薬剤を保持している。
具体的には、多数のセル11は軸方向に伸縮自在で、図2に示すように重合形状であると全長が短くなり、図3に示すように立体形状であると全長が長くなり、その時にセル11は外周面10aと内周面10bに亘って開口連通した形状である。
【0020】
前記第1支持体20は薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けてあり、薬剤保持体10の外周面10aよりも大きいと共に、内周面10bに開口した通気部、例えば孔21を有する。
具体的には、第1支持体20は円板形状で、その内面のリング形状の凹部22が形成され、この凹部22に薬剤保持体10の軸方向一端部を嵌め込むようにして取付けてある。
【0021】
前記第2支持体30は薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けてあり、薬剤保持体10の外周面10aよりも大きい。
具体的には、第2支持体30は円板形状で、その内面にリング形状の凹部31が形成され、この凹部31に薬剤保持体10の軸方向他端部を嵌め込むようにして取付けてある。
【0022】
このようであるから、ハニカム構造で筒状体である薬剤保持体10の軸心に形成された空洞12に孔21を通して空気が流れ、内周面10bにも空気が触れ、外部と内部において薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
すなわち、ハニカム構造の筒状体の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30を取付けると、その外周面10aには直接的に空気が触れるが、内周面10bには直接的に空気が触れずにセル11を通して間接的に空気と触れるので、外部と内部において薬剤の揮散する薬剤量が大きく違う。特に、内部の薬剤を充分に揮散しきれていない。
【0023】
これに対して、第1支持体20に通気部を設けることで、空洞12に空気が流れ、内周面10bに空気が直接的に触れるので、外部と内部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
しかも、セル11によって外周面10aと内周面10bが連通するので、このセル11と空洞12と第1支持体20の通気部を通して空気がスムーズに流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるから、内部と外部との薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。好ましくは、同一とすることができる。
【0024】
図4と図5に示すように、第2支持体30に通気部、例えば孔32を形成しても良い。
このようにすれば、空洞12に直接空気が流通するので、内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0025】
前述の簡易型薬剤揮散器は第1支持体20を上として吊り下げるようにして使用することが好ましい。
例えば、図6に示すように第1支持体20に吊り金具23を取付け、天井、柱などに吊す、また、弓状の掛け具やL字状の支え棒を壁面などに取付け、これに吊して使用できる。
なお、第1支持体20の側面に取り付け片を設け、壁面や柱などに引っかけたり、ねじ止めして使用することもできる。
また、床、置き台、建具などの面に立てて(支え棒等を利用して)使用したり、または第1・第2支持体20,30を設置し易い形状としたり、設置台を利用して横にして設置して使用することもできる。
【0026】
前述の薬剤保持体10をカバーする防護体を設け、ハニカム構造の筒状体である薬剤保持体10に人の手が触れることを防止し、人の手に薬剤が付着したり、薬剤保持体10を傷つけることがないようにしても良い。
例えば、図7に示すように第1支持体20と第2支持体30とに亘って通気性を有すると共に、伸縮する筒体1を取付ける。
【0027】
前述の筒体1としては、提灯の火袋などのように不連続被膜、被膜のない骨組み形状、ネット被膜など通気性を高めた形状が好ましい。
また、防護体としては、すだれ、網などを第1支持体20に吊り下げて取付けたものでも良い。
【0028】
前述の第1・第2支持体20,30を、薬剤保持体10が短尺状態の時に容器形状となり、その薬剤保持体10を収容するようにしても良い。
このようにすれば、未使用時に薬剤が揮散することが低減する。
【0029】
例えば、図8と図9に示すように、第2支持体30にリング形状の収容凹部33を形成し、図8に示すように、この収容凹部33に薬剤保持体10のほとんどが収容されるようにする。
【0030】
図10と図11に示すように、第1・第2支持体20,30に、外側筒24,34と内側筒25,35を一体的に設け、図10に示すように、この外側筒24,34と内側筒25,35が嵌合して収容室2を形成し、この収容室2内に薬剤保持体10が全て収容されるようにする。
なお、図8、図9では第2支持体30は通気部(孔32)を有しているが、通気部がないものでも良い。
また、図10、図11では第2支持体30は通気部を備えていないか、通気部(孔32)を設けても良い。
【0031】
図10と図11に示す実施の形態においては外側筒24,34と内側筒25,35がほぼ同一長さであるが、どちらか一方を長く、他方を短くしても良い。このようにすれば、短い方から手を入れる等して薬剤保持体10を固着でき、その薬剤保持体10の第1・第2支持体20,30への固着(取付け)が容易である。
【0032】
また、第1・第2支持体20,30に亘って複数の薬剤保持体10を取付けても良い。
このようにすれば、複数の薬剤保持体10に異なる薬効の薬剤を保持することで、異なる薬効の薬剤を同時に揮散することができる。
例えば、薬剤保持体10を断面半円形のものを2つ、断面120度の扇形のもの3つ、大径筒状体と小径筒状体の2つとし、それぞれ第1・第2支持体20,30間に亘って取付ける。
【0033】
この場合には、第1・第2支持体20,30を、図12(a)に示すように、2つの仕切片26,36で半円形状の取付部20a,30aを2つ有する形状、図12(b)に示すように、3つの仕切片26,36で120度の扇形の取付部20a,30aを3つ有する形状、図12(c)に示すように円形仕切片27,37で外周側取付部20b,30bと内周側取付部20c,30cを有する形状とすることが好ましい。
【0034】
前述の各実施の形態は薬剤保持体10をハニカム構造の筒状体としたが、これに限ることはない。例えば、図13に示すように薬剤保持体10を、平板を多数回折り曲げて多数の片部を有し、折り畳み重ねた短尺な状態と、広めV字状やほぼ直線状に引き伸ばした長尺な状態に軸方向に変位可能な構造体に、揮散性薬剤を保持したものとする。
そして、最上部の片部13を第1支持体20に取付けると共に、最下部の片部14を第2支持体30に取付ける。
【0035】
この場合には、引き伸ばして長尺な状態で使用するが、その際に各片部の両面に空気が触れるから、薬剤保持体10の全体からほぼ均一に薬剤を揮散することができるが、図13に示すように、第1・第2支持体20,30に通気部(孔21,32)を形成すると共に、各片部に孔14を孔21,32と対向して形成することで、より一層均一に薬剤が揮散するようにしても良い。
【0036】
この実施の形態では、第1・第2支持体20,30は前述の外側筒24,34を備え、図14に示すように、この外側筒24,34を連結することで短尺な状態の薬剤保持体10を第1・第2支持体20,30内に収容するようにしてある。
この場合には、図15に示すようなほぼU字形状のクランプ部材3のクランプ片3aで図14に仮想線で示すように第1・第2支持体20,30を挟持して保持することが好ましい。
【0037】
前述の各片部は矩形状であるが、円形、菱形、多角形、芯形、葉形、動物形などとすることができるし、それらの複数のものを組み合わせることもできる。
さらに、図柄、色柄などを入れることもできる。
また、引き伸ばした状態で人物、動物、植物、乗り物などを示す立体形状とすることができる。
【0038】
また、図16に示すように、各片部に紐などの索条4を貫通させ、その索条4に下片5と上片6を固着し、その索条3の長さによって引き伸ばし状態を調整できるようにする。
なお、索条4の上端部にフック7を連結し、このフック7を引掛けて吊り下げるようにしても良い。
【0039】
図17に示すように、網8を筒状とすると共に、その内部と外部に複数の内部輪状枠9aと外部輪状枠9bを軸方向に間隔を置いて交互に設けた蛇腹状体に揮散性の薬剤を保持して薬剤保持体10とする。
この場合は、吊り下げて設置することで蛇腹状体が内部輪状枠9a、外部輪状枠9bの自重で伸びて垂れ下がるので、第2支持体30を蛇腹状体を収容する形状、大きさとすることが、使用に際し、第1・第2支持体20,30が取り扱い易い。
前記内部輪状枠9a、外部輪状枠9bは、金属、竹、プラスチックなどによって製作することが好ましい。
【0040】
図18に示すように、多数のプレート40を紐などの複数の索条41で連結し、その各プレート40に揮散性の薬剤を保持させて薬剤保持体10とする。
前記各索条41を第1・第2支持体20,30にそれぞれ連結し、第1支持体20を吊り下げることで各プレート40が下方に移動してそれぞれ離隔した長尺な状態となり、第1・第2支持体20,30を接近させることで各プレート40が重なり合った短尺な状態となるようにする。
前記プレート40には孔40aが形成してある。
前記第1・第2支持体20,30は外側筒24,34と内側筒25,35を備え、この外側筒24,34相互と内側筒25,35相互が嵌まり合って薬剤保持体10を収容するようにしてある。
【0041】
前記プレート40は、孔40aを有しない円板状、円板状で弓形状に湾曲したもの、ほぼ半球形状に湾曲したもの、網体を用いたもの等が使用できる。
例えば、図19に示すように、外側枠42と中央板43を複数のステー44で一体的に連結して複数の開口部45を有する枠体46と、その各開口部45に取付けた薬剤を保持した網47でプレート40とする。
このようにすれば、図20に示すように中央板43で第1・第2支持体20,30の通気部(孔21,32)を閉塞することができるから、未使用時に薬剤保持体10を密閉空間内に収容することができ、薬剤の揮散を確実に防止できる。
【0042】
図21に示すように、薬剤保持体10を垂れ膜構造体に揮散性の薬剤を保持させたものとする。
この垂れ膜構造体を第1・第2支持体20,30に取付けると共に、第1・第2支持体20,30を索条41で連結する。
【0043】
このようにすれば、第1支持体20を吊り下げることで第2支持体30が下方に垂れて索条41で保持され、垂れ膜構造体が伸び、長尺な状態となる。
この時、第2支持体30の重量を索条41で支持するので、垂れ膜構造体に無理な力が作用しない。
また、第1・第2支持体20,30を接近することで垂れ膜構造体が短くなり、短尺な状態となる。
【0044】
前述の垂れ膜構造体としては、布、紙、網などが利用できる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
したがって、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、薬剤保持体10を形成するハニカム構造の筒状体の空洞12に通気部を通して空気が流れるので、その薬剤保持体10の外周面10a及び内周面10bにそれぞれ空気が直接的に触れる。
よって、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、各セル11を通して外周面10aと内周面10bとに空気が流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるので、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、短尺な状態とした薬剤保持体10が第1・第2支持体20,30に収容されるので、未使用時に揮散する薬剤量が低減する。
【0049】
請求項5に係る発明によれば、第1・第2支持体20,30間に形成した収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるから、未使用時に薬剤が揮散することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す未使用状態の外観斜視図である。
【図2】未使用状態の断面図である。
【図3】使用状態の断面図である。
【図4】第2支持体にも通気部を設けた例を示す未使用状態の断面図である。
【図5】第2支持体にも通気部を設けた例を示す使用状態の断面図である。
【図6】吊り金具を備えた例を示す使用状態の一部破断斜視図である。
【図7】防護体を備えた例を示す一部破断斜視図である。
【図8】第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す未使用状態の断面図である。
【図9】第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す使用状態の断面図である。
【図10】第1・第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す未使用状態の断面図である。
【図11】第1・第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す使用状態の断面図である。
【図12】複数の薬剤保持体を取付ける第1・第2支持体内の斜視図である。
【図13】薬剤保持体の第2の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図14】未使用状態の断面図である。
【図15】クランプ部材の正面図である。
【図16】薬剤保持体の第3の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図17】薬剤保持体の第4の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図18】薬剤保持体の第5の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図19】プレートの斜視図である。
【図20】プレートの取付状態を示す上部のみの断面図である。
【図21】
薬剤保持体の第6の実施の形態を示す使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
10…薬剤保持体、11…セル、12…空洞、20…第1支持体、21…孔(通気部)、30…第2支持体、32…孔(通気部)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンやヒータ等を用いずに自然に薬剤を気中に揮散する、主として室内や車内において使用する簡易型薬剤揮散器に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に、立体形状に展開できるハニカム構造体に、揮散性の薬剤を保持した薬剤保持体を、折り畳み自在な支持体に取付け、その支持体を展開状態とすることで薬剤保持体を立体形状とし、自然に薬剤を気中に揮散、または、その薬剤保持体の内部にファンを設置し、ファンを駆動して薬剤を気中に揮散する薬剤揮散装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−189032号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、立体形状に展開できるハニカム構造体に薬剤を保持させ、その保持した薬剤を気中に揮散するようにしたものは、使用時の大きさが未使用時よりも大きいから、空気と触れる面積が大きく気中に揮散する薬剤量を多くできる。
しかしながら、折り畳み自在な支持体に薬剤保持体を取付けたので、その使用時の大きさが支持体を展開した状態の大きさによって制約され、未使用時の大きさと使用時の大きさの差、つまり使用時に大きくできる値に限度があるから、気中に揮散する薬剤量にも限度がある。
【0005】
本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、薬剤保持体の大きさを、未使用時には小さく、使用時に任意に大きくできるようにした簡易型薬剤揮散器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、揮散性の薬剤を保持し、長尺な状態と短尺な状態に軸方向に変位可能な薬剤保持体10と、
前記薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、
前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30を備えた簡易型薬剤揮散器である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において薬剤保持体10は、伸縮自在な多数のセル11が重なり合う重合形状と、その多数のセル11が拡開した立体形状に軸方向に拡開・折り畳み自在なハニカム構造の筒状体で、揮散性の薬剤を保持し、
第1支持体20と第2支持体30の少なくとも一方に、前記ハニカム構造の筒状体の空洞12を外部に連通する通気部を形成した簡易型薬剤揮散器である。
【0008】
第3の発明は、第2の発明において薬剤保持体10は、立体形状に拡開した状態で、各セル11によって外周面10aと内周面10bが連通しているの簡易型薬剤揮散器である。
【0009】
第4の発明は、第1〜第3いずれか1つの発明において第1支持体20と第2支持体30で、短尺な状態な薬剤保持体10を収容するようにした簡易型薬剤揮散器である。
【0010】
第5の発明は、第4の発明において第1支持体20は外側筒24と内側筒25を有し、第2支持体30は外側筒34と内側筒35を有し、
前記外側筒24,34同士及び内側筒25,35同士が連結して収納室2を形成し、
この収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるようにした簡易型薬剤揮散器である。
【0011】
【作 用】
第1の発明によれば、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
したがって、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0012】
第2の発明によれば、薬剤保持体10を形成するハニカム構造の筒状体の空洞12に通気部を通して空気が流れるので、その薬剤保持体10の外周面10a及び内周面10bにそれぞれ空気が直接的に触れる。
よって、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
【0013】
第3の発明によれば、各セル11を通して外周面10aと内周面10bとに空気が流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるので、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0014】
第4の発明によれば、短尺な状態とした薬剤保持体10が第1・第2支持体20,30に収容されるので、未使用時に揮散する薬剤量が低減する。
【0015】
第5の発明によれば、第1・第2支持体20,30間に形成した収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるから、未使用時に薬剤が揮散することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
薬剤保持体10と、この薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30で簡易型薬剤揮散器を構成している。
前記薬剤保持体10は、短尺な状態と長尺な状態に軸方向に変位可能で、揮散性の薬剤を保持している。
【0017】
このようであるから、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
【0018】
これらのことが相俟って、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0019】
具体的には、前記薬剤保持体10は、伸縮自在な多数のセル11が重なり合う重合形状と、その多数のセル11が拡開した立体形状に軸方向に拡開・折り畳み自在なハニカム構造の筒状体で、揮散性の薬剤を保持している。
具体的には、多数のセル11は軸方向に伸縮自在で、図2に示すように重合形状であると全長が短くなり、図3に示すように立体形状であると全長が長くなり、その時にセル11は外周面10aと内周面10bに亘って開口連通した形状である。
【0020】
前記第1支持体20は薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けてあり、薬剤保持体10の外周面10aよりも大きいと共に、内周面10bに開口した通気部、例えば孔21を有する。
具体的には、第1支持体20は円板形状で、その内面のリング形状の凹部22が形成され、この凹部22に薬剤保持体10の軸方向一端部を嵌め込むようにして取付けてある。
【0021】
前記第2支持体30は薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けてあり、薬剤保持体10の外周面10aよりも大きい。
具体的には、第2支持体30は円板形状で、その内面にリング形状の凹部31が形成され、この凹部31に薬剤保持体10の軸方向他端部を嵌め込むようにして取付けてある。
【0022】
このようであるから、ハニカム構造で筒状体である薬剤保持体10の軸心に形成された空洞12に孔21を通して空気が流れ、内周面10bにも空気が触れ、外部と内部において薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
すなわち、ハニカム構造の筒状体の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30を取付けると、その外周面10aには直接的に空気が触れるが、内周面10bには直接的に空気が触れずにセル11を通して間接的に空気と触れるので、外部と内部において薬剤の揮散する薬剤量が大きく違う。特に、内部の薬剤を充分に揮散しきれていない。
【0023】
これに対して、第1支持体20に通気部を設けることで、空洞12に空気が流れ、内周面10bに空気が直接的に触れるので、外部と内部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
しかも、セル11によって外周面10aと内周面10bが連通するので、このセル11と空洞12と第1支持体20の通気部を通して空気がスムーズに流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるから、内部と外部との薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。好ましくは、同一とすることができる。
【0024】
図4と図5に示すように、第2支持体30に通気部、例えば孔32を形成しても良い。
このようにすれば、空洞12に直接空気が流通するので、内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0025】
前述の簡易型薬剤揮散器は第1支持体20を上として吊り下げるようにして使用することが好ましい。
例えば、図6に示すように第1支持体20に吊り金具23を取付け、天井、柱などに吊す、また、弓状の掛け具やL字状の支え棒を壁面などに取付け、これに吊して使用できる。
なお、第1支持体20の側面に取り付け片を設け、壁面や柱などに引っかけたり、ねじ止めして使用することもできる。
また、床、置き台、建具などの面に立てて(支え棒等を利用して)使用したり、または第1・第2支持体20,30を設置し易い形状としたり、設置台を利用して横にして設置して使用することもできる。
【0026】
前述の薬剤保持体10をカバーする防護体を設け、ハニカム構造の筒状体である薬剤保持体10に人の手が触れることを防止し、人の手に薬剤が付着したり、薬剤保持体10を傷つけることがないようにしても良い。
例えば、図7に示すように第1支持体20と第2支持体30とに亘って通気性を有すると共に、伸縮する筒体1を取付ける。
【0027】
前述の筒体1としては、提灯の火袋などのように不連続被膜、被膜のない骨組み形状、ネット被膜など通気性を高めた形状が好ましい。
また、防護体としては、すだれ、網などを第1支持体20に吊り下げて取付けたものでも良い。
【0028】
前述の第1・第2支持体20,30を、薬剤保持体10が短尺状態の時に容器形状となり、その薬剤保持体10を収容するようにしても良い。
このようにすれば、未使用時に薬剤が揮散することが低減する。
【0029】
例えば、図8と図9に示すように、第2支持体30にリング形状の収容凹部33を形成し、図8に示すように、この収容凹部33に薬剤保持体10のほとんどが収容されるようにする。
【0030】
図10と図11に示すように、第1・第2支持体20,30に、外側筒24,34と内側筒25,35を一体的に設け、図10に示すように、この外側筒24,34と内側筒25,35が嵌合して収容室2を形成し、この収容室2内に薬剤保持体10が全て収容されるようにする。
なお、図8、図9では第2支持体30は通気部(孔32)を有しているが、通気部がないものでも良い。
また、図10、図11では第2支持体30は通気部を備えていないか、通気部(孔32)を設けても良い。
【0031】
図10と図11に示す実施の形態においては外側筒24,34と内側筒25,35がほぼ同一長さであるが、どちらか一方を長く、他方を短くしても良い。このようにすれば、短い方から手を入れる等して薬剤保持体10を固着でき、その薬剤保持体10の第1・第2支持体20,30への固着(取付け)が容易である。
【0032】
また、第1・第2支持体20,30に亘って複数の薬剤保持体10を取付けても良い。
このようにすれば、複数の薬剤保持体10に異なる薬効の薬剤を保持することで、異なる薬効の薬剤を同時に揮散することができる。
例えば、薬剤保持体10を断面半円形のものを2つ、断面120度の扇形のもの3つ、大径筒状体と小径筒状体の2つとし、それぞれ第1・第2支持体20,30間に亘って取付ける。
【0033】
この場合には、第1・第2支持体20,30を、図12(a)に示すように、2つの仕切片26,36で半円形状の取付部20a,30aを2つ有する形状、図12(b)に示すように、3つの仕切片26,36で120度の扇形の取付部20a,30aを3つ有する形状、図12(c)に示すように円形仕切片27,37で外周側取付部20b,30bと内周側取付部20c,30cを有する形状とすることが好ましい。
【0034】
前述の各実施の形態は薬剤保持体10をハニカム構造の筒状体としたが、これに限ることはない。例えば、図13に示すように薬剤保持体10を、平板を多数回折り曲げて多数の片部を有し、折り畳み重ねた短尺な状態と、広めV字状やほぼ直線状に引き伸ばした長尺な状態に軸方向に変位可能な構造体に、揮散性薬剤を保持したものとする。
そして、最上部の片部13を第1支持体20に取付けると共に、最下部の片部14を第2支持体30に取付ける。
【0035】
この場合には、引き伸ばして長尺な状態で使用するが、その際に各片部の両面に空気が触れるから、薬剤保持体10の全体からほぼ均一に薬剤を揮散することができるが、図13に示すように、第1・第2支持体20,30に通気部(孔21,32)を形成すると共に、各片部に孔14を孔21,32と対向して形成することで、より一層均一に薬剤が揮散するようにしても良い。
【0036】
この実施の形態では、第1・第2支持体20,30は前述の外側筒24,34を備え、図14に示すように、この外側筒24,34を連結することで短尺な状態の薬剤保持体10を第1・第2支持体20,30内に収容するようにしてある。
この場合には、図15に示すようなほぼU字形状のクランプ部材3のクランプ片3aで図14に仮想線で示すように第1・第2支持体20,30を挟持して保持することが好ましい。
【0037】
前述の各片部は矩形状であるが、円形、菱形、多角形、芯形、葉形、動物形などとすることができるし、それらの複数のものを組み合わせることもできる。
さらに、図柄、色柄などを入れることもできる。
また、引き伸ばした状態で人物、動物、植物、乗り物などを示す立体形状とすることができる。
【0038】
また、図16に示すように、各片部に紐などの索条4を貫通させ、その索条4に下片5と上片6を固着し、その索条3の長さによって引き伸ばし状態を調整できるようにする。
なお、索条4の上端部にフック7を連結し、このフック7を引掛けて吊り下げるようにしても良い。
【0039】
図17に示すように、網8を筒状とすると共に、その内部と外部に複数の内部輪状枠9aと外部輪状枠9bを軸方向に間隔を置いて交互に設けた蛇腹状体に揮散性の薬剤を保持して薬剤保持体10とする。
この場合は、吊り下げて設置することで蛇腹状体が内部輪状枠9a、外部輪状枠9bの自重で伸びて垂れ下がるので、第2支持体30を蛇腹状体を収容する形状、大きさとすることが、使用に際し、第1・第2支持体20,30が取り扱い易い。
前記内部輪状枠9a、外部輪状枠9bは、金属、竹、プラスチックなどによって製作することが好ましい。
【0040】
図18に示すように、多数のプレート40を紐などの複数の索条41で連結し、その各プレート40に揮散性の薬剤を保持させて薬剤保持体10とする。
前記各索条41を第1・第2支持体20,30にそれぞれ連結し、第1支持体20を吊り下げることで各プレート40が下方に移動してそれぞれ離隔した長尺な状態となり、第1・第2支持体20,30を接近させることで各プレート40が重なり合った短尺な状態となるようにする。
前記プレート40には孔40aが形成してある。
前記第1・第2支持体20,30は外側筒24,34と内側筒25,35を備え、この外側筒24,34相互と内側筒25,35相互が嵌まり合って薬剤保持体10を収容するようにしてある。
【0041】
前記プレート40は、孔40aを有しない円板状、円板状で弓形状に湾曲したもの、ほぼ半球形状に湾曲したもの、網体を用いたもの等が使用できる。
例えば、図19に示すように、外側枠42と中央板43を複数のステー44で一体的に連結して複数の開口部45を有する枠体46と、その各開口部45に取付けた薬剤を保持した網47でプレート40とする。
このようにすれば、図20に示すように中央板43で第1・第2支持体20,30の通気部(孔21,32)を閉塞することができるから、未使用時に薬剤保持体10を密閉空間内に収容することができ、薬剤の揮散を確実に防止できる。
【0042】
図21に示すように、薬剤保持体10を垂れ膜構造体に揮散性の薬剤を保持させたものとする。
この垂れ膜構造体を第1・第2支持体20,30に取付けると共に、第1・第2支持体20,30を索条41で連結する。
【0043】
このようにすれば、第1支持体20を吊り下げることで第2支持体30が下方に垂れて索条41で保持され、垂れ膜構造体が伸び、長尺な状態となる。
この時、第2支持体30の重量を索条41で支持するので、垂れ膜構造体に無理な力が作用しない。
また、第1・第2支持体20,30を接近することで垂れ膜構造体が短くなり、短尺な状態となる。
【0044】
前述の垂れ膜構造体としては、布、紙、網などが利用できる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、薬剤保持体10を短尺な状態とすればコンパクトになるし、長尺な状態とすれば全長が長くなって空気と触れる面積が大きくなる。
しかも、薬剤保持体10の軸方向両端部に第1・第2支持体20,30がそれぞれ取付けてあり、この第1・第2支持体20,30の大きさに関係なく薬剤保持体10を長尺な状態とすることができる。
したがって、薬剤保持体10の大きさを未使用時には小さく、使用時には任意の大きさにできるから、未使用時にはコンパクトで、使用時には空気と触れる面積が大きく、気中に多量の薬剤を揮散できる簡易型薬剤揮散器とすることができる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、薬剤保持体10を形成するハニカム構造の筒状体の空洞12に通気部を通して空気が流れるので、その薬剤保持体10の外周面10a及び内周面10bにそれぞれ空気が直接的に触れる。
よって、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をほぼ同一とすることができる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、各セル11を通して外周面10aと内周面10bとに空気が流れ、外周面10aと内周面10bに空気がほぼ均一に触れるので、薬剤保持体10の内部と外部の薬剤揮散量をより一層ほぼ同一とすることができる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、短尺な状態とした薬剤保持体10が第1・第2支持体20,30に収容されるので、未使用時に揮散する薬剤量が低減する。
【0049】
請求項5に係る発明によれば、第1・第2支持体20,30間に形成した収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるから、未使用時に薬剤が揮散することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す未使用状態の外観斜視図である。
【図2】未使用状態の断面図である。
【図3】使用状態の断面図である。
【図4】第2支持体にも通気部を設けた例を示す未使用状態の断面図である。
【図5】第2支持体にも通気部を設けた例を示す使用状態の断面図である。
【図6】吊り金具を備えた例を示す使用状態の一部破断斜視図である。
【図7】防護体を備えた例を示す一部破断斜視図である。
【図8】第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す未使用状態の断面図である。
【図9】第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す使用状態の断面図である。
【図10】第1・第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す未使用状態の断面図である。
【図11】第1・第2支持体内に薬剤保持体を収容するようにした例を示す使用状態の断面図である。
【図12】複数の薬剤保持体を取付ける第1・第2支持体内の斜視図である。
【図13】薬剤保持体の第2の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図14】未使用状態の断面図である。
【図15】クランプ部材の正面図である。
【図16】薬剤保持体の第3の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図17】薬剤保持体の第4の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図18】薬剤保持体の第5の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図19】プレートの斜視図である。
【図20】プレートの取付状態を示す上部のみの断面図である。
【図21】
薬剤保持体の第6の実施の形態を示す使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
10…薬剤保持体、11…セル、12…空洞、20…第1支持体、21…孔(通気部)、30…第2支持体、32…孔(通気部)。
Claims (5)
- 揮散性の薬剤を保持し、長尺な状態と短尺な状態に軸方向に変位可能な薬剤保持体10と、
前記薬剤保持体10の軸方向一端部に取付けた第1支持体20と、
前記薬剤保持体10の軸方向他端部に取付けた第2支持体30を備えた簡易型薬剤揮散器。 - 薬剤保持体10は、伸縮自在な多数のセル11が重なり合う重合形状と、その多数のセル11が拡開した立体形状に軸方向に拡開・折り畳み自在なハニカム構造の筒状体で、揮散性の薬剤を保持し、
第1支持体20と第2支持体30の少なくとも一方に、前記ハニカム構造の筒状体の空洞12を外部に連通する通気部を形成した請求項1記載の簡易型薬剤揮散器。 - 薬剤保持体10は、立体形状に拡開した状態で、各セル11によって外周面10aと内周面10bが連通している請求項2記載の簡易型薬剤揮散器。
- 第1支持体20と第2支持体30で、短尺な状態な薬剤保持体10を収容するようにした請求項1〜3いずれか1項記載の簡易型薬剤揮散器。
- 第1支持体20は外側筒24と内側筒25を有し、第2支持体30は外側筒34と内側筒35を有し、
前記外側筒24,34同士及び内側筒25,35同士が連結して収納室2を形成し、
この収納室2内に薬剤保持体10の全部が収容されるようにした請求項4記載の簡易型薬剤揮散器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003200865A JP2005040022A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 簡易型薬剤揮散器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005040022A true JP2005040022A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34261110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003200865A Pending JP2005040022A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | 簡易型薬剤揮散器 |
Country Status (1)
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|---|---|
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029016A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kyodo Printing Co Ltd | 薬剤揮散器および薬剤揮散方法 |
| JP2008194034A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-08-28 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 薬剤揮散体 |
| JP2010193817A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 薬剤揮散体および薬剤揮散体を用いた害虫の防虫方法 |
| JP2015030526A (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-16 | エステー株式会社 | 揮散体及び揮散装置 |
-
2003
- 2003-07-24 JP JP2003200865A patent/JP2005040022A/ja active Pending
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