[go: up one dir, main page]

JP2004509060A - アンモニアと過酸化水素を用いてアルデヒド類をニトリル類へ転化する方法 - Google Patents

アンモニアと過酸化水素を用いてアルデヒド類をニトリル類へ転化する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004509060A
JP2004509060A JP2001521696A JP2001521696A JP2004509060A JP 2004509060 A JP2004509060 A JP 2004509060A JP 2001521696 A JP2001521696 A JP 2001521696A JP 2001521696 A JP2001521696 A JP 2001521696A JP 2004509060 A JP2004509060 A JP 2004509060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aldehyde
ammonia
ammonium hydroxide
hydrogen peroxide
contacting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001521696A
Other languages
English (en)
Inventor
アーマン、マーク、ビー
スノー、ジョー、ダブリュー
ウイリアム、メリッサ、ジェイ
Original Assignee
ミレニアム スペシャルティー ケミカルズ アイ・エヌ・シー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミレニアム スペシャルティー ケミカルズ アイ・エヌ・シー filed Critical ミレニアム スペシャルティー ケミカルズ アイ・エヌ・シー
Publication of JP2004509060A publication Critical patent/JP2004509060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Industrial Gases (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

化学式RCHOにより表されるアルデヒドを、遷移金属または遷移金属化合物の存在下で(i)アンモニアまたは水酸化アンモニウム、および(ii)過酸化水素と接触させる、化学式RCNにより表されるニトリルを製造する方法。

Description

【0001】
【発明の分野】
この発明は、実用的な有機化学のすべての分野において有用な化合物であるニトリル類の製造方法に関する。より具体的に述べると、この発明はアルデヒド類RCHOからニトリル類RCNの製造方法に関する。この場合、置換基Rは炭素原子数は同数であり且つ構造も同じである。
【0002】
【発明の背景】
アルデヒド類から対応するらニトリル類を製造する従来の二段法は、ヒドロキシルアミンを用いたアルデヒドのオキシム化と、それに続く、無水酢酸,五酸化リン,ジシクロヘキシルカルボジイミド,などの種々の脱水剤を用いた得られたアルドキシムの脱水により行われる(スキーム1)。オクスフォード,ニューヨーク,トロント,パリ,フランクフルトのPergamon Pressから発行されたI.O.Sutherland編、Comprehensive Organic Chemistryの1979,Vol.2,pp.385−590(とくに、pp.533−537)、G.Tennant著”イミン類,ニトロン類 (nitrones),ニトリル類,およびイソシアナイド類”およびその中の参考文献を参照のこと。最近、アルカリ金属水酸化物が、このプロセスの脱水剤として特許された(M.OkuおよびY.Fujikura,US 5,457,222およびUS 5,514,830)。
【化1】
Figure 2004509060
【0003】
中間体であるオキシムを分離することなく、ニトリル類を”ワンポット(one−pot”で調製できる、一般的な方法を一部変更した方法がある(G.A.OlahとT.Keumi,Synthesis,1979,pp.112−113,およびその中の参考文献を参照のこと)。
【0004】
また、O−2,4−ジニトロフェニルーオキシム類など(M.J.MillerとG.M.Loudon,J.Org.Chem.,1975,vol.40,pp.126−127)、アルキリデンアミノピリドン類(A.R.KatrizkyとP.Molina−Buendia,J.Chem.Soc.Perkin I,1979.pp.1957−1960)など、のアルデヒド類のその他のN−置換アゾメチン誘導体の中間体に基づく方法も知られている。ここではこれらの中間体は非酸化的方法によりニトリル類に転化される。
【0005】
多数の方法は、アルデヒド類のN−置換アゾメチン誘導体の中間体に基づく方法である。たとえば(スキーム2a)、N−t−ブチルーベンズアルティミンはジイソプロピルーパーオキシジカーボネートDiPPDCによりベンゾニトリルに酸化した(H.OhtaとK.Tokumaru,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,1970,p.1601)。ジメチルヒドラゾン(スキーム2b)は、メタークロロ過安息香酸(MCPBA)用いるか、またはセレン化合物の存在下で過酸化水素を用いて低収率でニトリルに酸化された(S.B.Saidら、Synthesis,1989,pp.223−224)。特定の種類の芳香族ジメチルヒドラゾンは、メタノール性過酸化水素を用いて無触媒で酸化することができる(R.F.Smithら,J.Org.Chem.,1966,vol.31,pp.4100−4102)。この種の反応の総括は、J.MiochowskiがChem.Papaers,1998,vol.52(1),pp.45−51において、J.MiochowskiとS.B.SaidがPolish Journal ofChemistry,1992,vol.60,pp.1901−1928において行っている。
【化2】
Figure 2004509060
【0006】
上に示した方法には、比較的高価なヒドロキシルアミン,ジメチルヒドラジンなどを使うという欠点がある。実用的な観点からは、安価なアンモニアを用いる方法が魅力的である。後の方法には、アルディミン中間体の形成と、それに続くスキーム3による脱水素または酸化的脱水素が含まれている(アンモオキシデーション)。
【化3】
Figure 2004509060
これらの方法の実用的な価値は、酸化脱水素に用いる試薬に大いに左右される。たとえば、ニッケル塩と水性アンモニアの存在下で過硫酸カリウムを使用する方法がある(S.YamazakiとY.Yamazaki,Chem,Lett.,1990,pp.571−574)。この方法により、アルデヒド類から21−76%の収率で対応する芳香族ニトリル類と非置換ニトリル類が得られる。たとえば、シトラールからゲラニルニトリルが48%の収率で得られる(スキーム4)。
【化4】
Figure 2004509060
【0007】
この方法は、アルデヒド1モルあたり、1.5−2.0モルの過硫酸カリウムを必要としており、これは、シトラール152.2重量部あたり過硫酸塩540.6重量部を意味しているので、実用的な用途はかなり制限されている。
【0008】
大抵のアンモオキシデーションでは、スキーム3によるアルディミノ中間体の脱水素剤として空気または酸素が使われている。これらの方法は、1)気相/高温プロセスと2)液相/低温プロセスの2つに分類することができる。
【0009】
グループ1のプロセスでは、プロパナールは、Sn/Sb酸化物触媒上460℃におけるガス状アンモニアと空気の反応によるフセトニトリル,アルデヒド類,その他の副生成物とともにある程度のプロピオニトリルとアクリロニトリルを含む混合物に転化される(M.Cathala,ら,Bull.Soc.chim.France,1979,pp.173−178)。別の実施例では(R.J.CardとJ.L.Schmidt,J.Org.Chem.,1981,vol.46,pp.754−757)、325℃で触媒床(Cu/アルミナからなる3cm)にアルデヒドを5モル%含有するガス状アンモニアの気流を通過させると、対応するベンゾニトリル,p−メトキシベンゾニトリル,およびオクタンニトリルが良い収率で得られる。英国特許709,337によると、空気/アンモニア/スチーム/窒素混合物のモリブデン触媒上285−445℃における気相反応において、アクロレインはアクリロニトリルに転化される。
【0010】
グループ1のプロセスの主な欠点は、反応が熱的に不安定なアルデヒド類やニトリル類に影響を及ぼすおそれがある高温で行われることである。たとえば、G.Ohloff,Tetrahedron
Lett.,1960,p.10−14によると、シトラールは、130−205℃においてすでに種々のの異性化や環状化反応を行う。グループ1のプロセスのもう一つの欠点は、大過剰のアンモニアを使用することである。
【0011】
グループ2の方法では、アンモニアおよび酸素とアルデヒド類の反応は銅化合物の存在下液相で行われる。やはり、かなり過剰のアンモニアが使われ、一方、反応混合物は溶媒でかなり希釈される。W.BrackmanとP.J.Smit(Rec.Trav.Chim.,1963,vol.82(8),pp.757−762)は、0.4モル(8倍過剰)のアンモニア,0.03モルのナトリウム−メトキシド,および4モルの塩化銅(II)を含む100mLのメタノール中で酸素を用いてアルデヒド類(0.03モル)を処理してニトリル類を製造する方法を報告した。出発物質としてベンズアルデヒドを用いた詳細な研究は、A.Misonoら(Bull.Soc.Chem.Japan,1967,vol.40,pp.912−919)により、一層希釈された条件:すなわち、約100mLのメタノール中に0.03モルのベンズアルデヒドと約0.09モルのアンモニア、にて行われた。アクロレインのアンモオキシデーション・プロセスには、アンモニアによる銅塩の予備処理と、それに続くUS4,202,837で特許された酸素の存在下におけるアクロレインと得られた錯体との接触が含まれている。アクリロニトリルの最高収率は、アクリロニトリル:CuBrのモル比が1.05−1.2(実施例2と5)の場合に29−40%が得られ、これは触媒は重量で2倍以上過剰であることを意味しており、且つこのプロセスは触媒プロセスというよりむしろ化学量論的プロセスである。
【0012】
既知のニトリル類合成方法は、最近の総説:すなわち、英国オクスフォードのElsevier発行のA.Katrizkyらの編集した、Comprehensive Organic Functionalgroup Transformations(有機官能基の包括的変換)の中の、M.Northの”一般的方法および脂肪族ニトリル類”1995,vol.3,pp.641−676,733−856;M.J.Kicfcl,”α,β−不飽和ニトリル類およびアリル(aryl)ニトリル類”,同上,pp.641−676,733−856:に要約されている。
【0013】
【発明の概要】
この発明の目的によると、この明細書で具体的且つ広範に述べているように、一つの実施態様では、アルデヒドと(i)アンモニアまたは水酸化アンモニウム、(ii)過酸化水素、(iii)遷移金属または遷移金属化合物を接触させることを含み、ここで、接触は逐次的,同時,またはいずれかの順番で行われるニトリルを製造する方法に関する。
【0014】
我々には、アルデヒド類をアンモニアと過酸化水素と反応させて対応するニトリル類を製造する方法を説明している特許や文献を見いだせなかった。この種の方法の存在そのものさえも、利用できる情報がないように思われた。第1に、カルボニル化合物は、アンモニアの存在下で過酸化水素と反応して、反応条件により、ニトリル類ではなく、アミノパーオキサイド,ヒドラジンまたはヒドロキシルアミンの誘導体を形成することが知られている。第2に、過酸化水素はアルデヒド類を酸化してフォーメート類(バイヤー−ビリガー反応)に転化し、フォーメート類は加水分解してアルコール類とフェノールになる。アルデヒドの酸への酸化も可能である。第3に、ニトリル類自身が過酸化水素と反応してイミノ過酸類に転化し、これらが、さらに、第2の過酸化水素分子と反応してアミド累を形成する。出発不飽和アルデヒド類とのより一層望ましくない反応、すなわち、二重結合のエポキシ化も起こることが予想される。J.P.SchirmannとS.Y.Delavarenne,”有機化学における過酸化水素”編集および工業的ドキュメンテーション:パリ,1979,p.23,37:79−87,およびその中の参考文献を参照のこと。S.Cachhiら,Synthesis,1980,pp.243−244,C.H.Hassal,アルデヒド類とケトン類のバイヤー−ビリガー酸化,Organic Reactions,1957,vol.9,pp.78−106。
【0015】
この発明の利点は、さらに、一部は、次の詳細な説明に記載され、一部は、説明から明らかになり、またはこの発明を実行することにより学べるであろう。この発明の利点は、添付クレームでとくに指摘されている要素とその組み合わせにより実現且つ達成されるであろう。前述の一般的説明および次に述べる詳細な説明は、例示および説明のためのものであり、クレームされた発明を制限するものではない。
【0016】
[発明の詳細な説明]
この発明は、この発明の好適な実施態様に関する以下の詳細な説明およびこの明細書に含まれる実施例を参照することにより一層容易に理解できるであろう。
【0017】
用語の定義と使用
この明細書および添付クレームで使われている、単数形の”a”,”an”および”the”には、とくに明記しない限り、複数のものも含まれていることを指摘しなければならない。したがって、たとえば、”遷移金属”には遷移金属の混合物が含まれ、”溶媒”には2つ以上の溶媒の混合物が含まれる。
【0018】
この明細書では、範囲はaboutな一つの特定値からaboutな一つの特定値という形で表記することが多い。このような範囲で表される場合、もう一つの実施態様には、一つの特定値からその他の特定値までが含まれる。同様に、先行するaboutの使用により、値が近似的に表される場合、特定の値が別の実施態様を形成することになる。
【0019】
この明細書で使われている”アルキル”という用語は、メチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,t−ブチル,オクチル,デシル,テトラデシル,ヘキサデシル,エイコシル,テトラコシル,などの環状,分岐または非分岐飽和炭化水素基を意味している。
【0020】
この明細書で使われている”アルコキシ”という用語は、末端の単一エーテル結合を介して結合したアルキル基を意味しており、すなわち、”アルコキシ”基はアルキルであるRを有する−ORと規定することができる。
【0021】
この明細書で使われている”アルケニル”という用語は、一つ以上の二重結合を有する炭化水素基を意味しており、これにはアルカジエン類が含まれる。適切な場合、(AB)C=C(CD)などの構造式はEとZの両異性体が含まれることを意味している。これは、この明細書の構造式では、非対称アルケンが存在するか、または結合記号−により明示される。
【0022】
”アルキニル”は、一つ以上の三重結合を含む環状,分岐または非分岐炭化水素基を意味している。
【0023】
”アリル(aryl)”は、それらの分子が、ベンゼン,ナフタレン,フェナンスレン,アンスラセン,などに特有な環状構造、すなわち、ベンゼンの六員環、か縮合六員環からなるその他の芳香族誘導体を有する炭化水素基を意味している。たとえば、アリル(aryl)基はフェニルCまたはナフチルC10である。
【0024】
”ヘテロアリル(aryl)”は、通常、五員環または六員環からなる閉じた環状構造を表し、ここでは環内の一つ以上の原子が硫黄,窒素,酸素,などのヘテロ原子であり、ヘテロアリル(aryl)にはピリジン,ピロール,フラン,チオフェン,およびプリンがある。
【0025】
”遷移金属”は、周期律表のIB−VIIIB族およびVIII族のいずれか一つの元素を指しており、そして好適には銅,鉄,コバルト,ニッケル,マンガン,銀,またはパラジウムを指している。
【0026】
”シトラール”は3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナールを指している。
【0027】
”ゲラニアール”はシトラールの2−E異性体を指している。
【0028】
”ネラール”は、ネラールの2−Z異性体を指している。
【0029】
”シトロネラール”は、3,7−ジメチル−6−オクテナールを指している。
【0030】
我々は、遷移金属または遷移金属化合物の存在下でアンモニアと過酸化水素とアルデヒド類を反応させることにより対応するニトリル類を製造できることを発見した。たとえば、一つの態様では、この発明により、アルデヒドと(i)アンモニアまたは水酸化アンモニウム、(ii)過酸化水素、(iii)遷移金属または遷移金属化合物を接触させることを含み、ここで、接触は逐次的,同時,またはいずれかの順番で行われるニトリルを製造する方法が得られる。
【0031】
ニトリルは好適には化学式(1)により表され、
RCN(1)
そしてアルデヒドは化学式(2)により表され、
RCHO(2)
ここで、Rは、アルキル,アルケニル,アルキニル,アリル(aryl),アリル(aryl)アルキル,アルキルアリル(aryl),アリル(aryl)アルケニル,アルケニルアリル(aryl),アルキニルアリル(aryl),アリル(aryl)アルキニル,ヘテロアリル(aryl),アルキルヘテロアリル(aryl),ヘテロアリル(aryl)アルキル,アルケニルヘテロアリル(aryl),またはヘテロアリル(aryl)アルケニルを表し;Rは、分岐,線状,環状および/または多環状であり;Rは、ヒドロキシ,アルコキシ,カルボキシ,シアノ,アルコキシカルボニル,およびカルボニルからなる群から選ばれた一つ以上の官能基で随意に置換できる。
【0032】
Rには、好適には約1〜約40個、より一層好適には約5〜約20個の炭素原子が含まれる。官能基にアルキル基が含まれる場合は、アルキル基には好適には30個程度、より好適には20個程度の炭素原子が含まれる。
【0033】
この発明の方法を行う好適なアルデヒド類には、別々の実施態様において:(1)シトラール,ゲラニアール,およびネラール、(2)シナムアルデヒド,ピペロナール,ベンズアルデヒド,p−メトキシベンズアルデヒド,または2,4−ヘキサジエナール、(3)シトロネラールの(3R)−エナンチオマー,シトロネラールの(3S)−エナンチオマー,およびこれらの混合物がある。
【0034】
好適な遷移金属および遷移金属化合物には、銅金属,銅塩および銅錯体がある。その他の好適な遷移金属には、銅,鉄,コバルト,ニッケル,マンガン,銀,パラジウムなど、およびそれらの化合物がある。アルデヒドに対する遷移金属または遷移金属化合物のモル比は、好適には約0.0001〜約50、そしてより好適には約0.01〜約1である。
【0035】
この発明によると、アンモニアはその水性溶液(水酸化アンモニウム)として使用するか、またはガスとして供給することができる。過酸化水素はその水性溶液として使うのが好ましい。
【0036】
この方法は広範囲の条件で行うことができ、また、連続式か回分式で行うことができる。この反応は、一般に、温度,試薬の添加順序と添加速度とは無関係に進行するが、これらのパラメータはすべてニトリル類の収率を上げるために最適なものにする。反応温度は広範囲に変えることができる。好適な温度範囲は、約−10℃〜約+70℃、そしてより好適な温度範囲は約0℃〜約+45℃である。
【0037】
この方法のアルデヒドに対するアンモニアまたは水酸化アンモニウムのモル比は、好適には約0.5〜約20、より好適には約0.9〜約5、そしてより一層好適には約1〜約2である。この方法のアルデヒドに対する過酸化水素のモル比は、好適には約0.8〜約50、より好適には約1〜約10である。
【0038】
この方法は、有機溶媒の存在下、または溶媒なしで行うことができる。溶媒の例には、
1) メタノール,エタノール,イソプロパノール,および高級アルコール類などのアルコール類;
2) エチレングリコール,プロピレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコールなどのグリコール類;
3) メチルセロソルブ,エチルセロソルブ,モノグライム,ジグライム,1−メトキシ−2−プロパノールなどのモノおよびジ置換グリコールエーテル類:
4) エチルアセテート,ブチルアセテートなどのエステル類;
5) ジメチルスルホキシド,アセトニトリル,ピリジン,ジメチルホルムアミド,N−メチルピロリジノン,トリエタノールアミンおよび硫黄,窒素,リン,およびこれらの元素の一つと酸素を含むその他の溶媒;
6) ヘキサン,ヘプタン,シクロヘキサン,ベンゼン,トルエン,キシレンなどの炭化水素;
7) これらの溶媒の組み合わせがある。
【0039】
有機溶媒の存在下で行う場合、アルコールに対する溶媒の重量比は、好適には約0.3〜約25、そしてより好適には約1〜約9である。また、この方法は、多かれ少なかれ、希釈された水溶液中で行うことができる。この反応は、相間移動触媒(長鎖3級または4級アミン塩類またはフリーな3級アミン類)の存在下または相間移動触媒なしで行うことができる。
【0040】
種々のモード、すなわち、試薬の添加や混合の順番をいろいろ変えることができ、たとえば、
1) アルデヒド,アンモニア,触媒および溶媒の混合物に対する、過酸化水素の添加、または溶媒なしで同じことを行う;
2) 溶媒と触媒の混合物に対する、アルデヒド,水性水酸化アンモニウム,および過酸化水素の同時,並行,または逐次添加;
3) 同じ溶媒,別の溶媒,および触媒の混合物に対する、溶媒中のアルデヒド,水性水酸化アンモニウム,および過酸化水素の同時,並行,または逐次添加;
4) アルデヒドと触媒の混合物に対する、水性水酸化アンモニウム,および過酸化水素の同時,並行,または逐次添加;
5) 溶媒と触媒の混合物に対する、アルデヒド,水性水酸化アンモニウム,および過酸化水素の同時,並行,または逐次添加を伴う、ガス状アンモニアの供給;
6) 溶媒,アルデヒドおよび触媒の混合物に対する、過酸化水素の同時または逐次添加を伴う、ガス状アンモニアの供給;
7) その他。
【0041】
したがって、一つの実施態様では、溶媒と触媒の混合物に対する、アルデヒド,水性水酸化アンモニウム,および過酸化水素の添加により、接触は行われる。別の実施態様では、アルデヒド,溶媒および触媒の混合物に対する、アンモニアまたは水酸化アンモニウムおよび過酸化水素の添加により、接触は行われる。さらに別の実施態様では、溶媒と触媒の混合物に対する、アルデヒド,アンモニアまたは水酸化アンモニウム,および過酸化水素の添加により、接触は行われ;アルデヒド,アンモニアまたは水酸化アンモニウム,および過酸化水素の添加はほぼ同時に開始され;アルデヒドの添加が最初に完了し;アンモニアまたは水酸化アンモニウムの添加が次に完了し;そして過酸化水素の添加が3番目に完了する。
【0042】
反応終了後、反応混合物は、いろいろな方法で仕上げを行うことができる。各場合に、最適な仕上げ操作の手順は、出発アルデヒドや得られるニトリル、または用いた溶媒などの特性に左右される。たとえば、混合物は、亜硫酸または重亜硫酸ナトリウム水溶液を用いて”急冷”し、次いで水と有機溶媒で希釈することができる。層の分離と水層を随意に抽出した後、溶媒を蒸発させ、次いで生成物を蒸留することができる。時には、ピペロニロニトリルの場合のように、反応混合物から生成物を結晶として取り出すことができる。仕上げ処理として使える可能性があるもう一つの方法は、珪藻土などの吸着剤からなるパッド、または硫酸ナトリウム,硫酸マグネシウム,亜硫酸ナトリウムなどの無機塩からなるパッドによる反応混合物のろ過、とそれに続く溶媒の蒸発と生成物の蒸留である。
【0043】
生成物を分離後、触媒は再使用することができる。触媒の再使用が望ましい場合は、反応は、ヘプタンなどの炭化水素との混和性の低い水溶性溶媒中で行うことができる。この種の溶媒の例には、グリコール類,セロソルブ類,1−メトキシ−2−プロパノール,ジメチルスルホキシド,などがある。反応終了後、生成物は炭化水素を用いて抽出し、残りの溶媒や水や触媒は随意に再濃縮して再使用することができる。触媒の再使用が望ましくない場合は、遷移金属またはその化合物は、これらを、たとえば、硫化物,リン酸塩,またはキレートポリマーとの錯体などの不溶性または難溶性の化合物に転化することにより廃水から除去することができる。
【0044】
したがって、この発明により、アルデヒド類から対応するニトリル類を製造する便利で非常に実用的な方法が得られる。この発明の利点は、クレームの中でとくに指摘されたエレメントとその組み合わせにより実現される。この発明に関する前述の説明と以下で述べる実施例は、両方とも、クレームされたこの発明を限定するものではない。
【0045】
実施例
次の実施例は、当業者にニトリル類を製造する方法を開示し説明するためのものであり、したがって、これらの実施例はこの発明を純粋に例示するためのものであり発明者らが自身の発明と見なすものの範囲を限定するものではない。数字(たとえば、量,温度,など)については精度を保証するために努力したが、一部のエラーやずれについては説明する必要がある。とくに明記しない限り、部は重量部、温度は℃単位または室温における温度であり、圧力は大気圧またはそれに近い圧力である。
【0046】
実施例1 工業グレードのシトラールからゲラニルニトリル
400mLのイソプロパノールと1.0g(0.01モル)の第1塩化銅の混合物を撹拌しながら、17−23℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約3時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、74.0g(0.38モル)の78.1%工業グレードのシトラール(異性体比E/Z=2.4)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)の混合物を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素約4時間かけて添加した。添加終了後、この混合物をさらに1時間撹拌し、次いでGC分析により、この反応混合物には約90%の理論収率に相当する約51gのゲラニルニトリル(0.343モル)が含まれていることが判明した。普通の仕上げ操作の後、生成物を蒸留して、純度88.2%のゲラニルニトリル53.4g(47.1g;0.3156モル)を得た。異性体比E/Z=2.4。蒸留した収率は理論量の83.1%。
【0047】
実施例2,水酸化アンモニウム/シトラールのモル比=1:1の場合の純度95%のシトラールからゲラニルニトリル
300mLのイソプロパノールと1.0g(0.01モル)の第1塩化銅の混合物を撹拌しながら、17−27℃において、48g(0.4モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約2.5時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、64.0g(0.399モル)の95%グレードのシトラール(異性体比E/Z=0.99)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。添加終了後、この混合物をさらに1時間撹拌し、次いでGC分析により、この反応混合物には約82%の理論収率に相当する約49gのゲラニルニトリル(0.328モル)が含まれていることが判明した。普通の仕上げ操作の後、生成物を蒸留して、純度96.1%のゲラニルニトリル47.3g(45.5g;0.305モル)を得た。異性体比E/Z=1.2。蒸留した収率は理論量の78.3%。
【0048】
実施例3,水酸化アンモニウム/シトラールのモル比=1.23:1の場合の純度95%のシトラールからゲラニルニトリル
400mLのイソプロパノールと1.0g(0.01モル)の第1塩化銅の混合物を撹拌しながら、17−22.5℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約3時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、63.4g(0.396ル)の95%グレードのシトラール(異性体比E/Z=1.11)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。普通の仕上げ操作の後、生成物を蒸留して、純度96.3%のゲラニルニトリル48.5g(46.7g;0.313モル)を得た。異性体比E/Z=1.35。蒸留した収率は理論量の79.0%。
【0049】
実施例4,2 Eシトラール(ゲラニアール)から2 Eゲラニルニトリル
300mlのイソプロパノールと1.0g(0.01モル)の第1塩化銅の混合物を撹拌しながら、17.1−22.2℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを200分かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、61.1g(0.4モル)のゲラニアール(98.5%のゲラニアールと1.1%のネラールを含有)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。普通の仕上げ操作の後、生成物を蒸留して、トータル純度96.6%のゲラニルニトリル47.6g(46.0g;0.308モル;89.3%の2−E−ゲラニルニトリルと7.3%の2−Z−ゲラニルニトリルを含有)を得た。蒸留した収率は理論量の77.0%。
【0050】
実施例5−19,種々の銅触媒と溶媒を用いたシトラールからゲラニルニトリルの合成
300mlの溶媒と0.01モルの触媒(表1を参照のこと)の混合物を撹拌しながら、17−26℃において、53−58g(0.44−0.49モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約3時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、74.0g(0.38モル)の78.1%工業用グレードのシトラール(異性体比E/Z=2.4)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。添加終了後、この混合物をさらに1時間撹拌し、10%亜硫酸ナトリウム水溶液とともに1時間撹拌して仕上げを行い、次いで水とヘプタンまたはクロロホルムで希釈した。有機層を分離し、水層をヘプタンまたはクロロホルムで抽出した。溶媒を蒸発させた後、生成物を真空蒸留した。蒸留した収率は表1に示す。
【表1】
Figure 2004509060
【0051】
実施例20−24,種々の触媒と溶媒を用いたシトラールからゲラニルニトリルの合成
これらの反応を実施例5−19と同じ方法で行ったが、収率はGCにより測定した。結果を表2に示す。
【表2】
Figure 2004509060
【0052】
実施例25−27,ジメチルホルムアミド中におけるゲラニルニトリルの合成
16gの95%シトラール(0.1mモル;ゲラニアール/ネラール異性体比0.96),125mlのジメチルホルムアミドおよび表3に示した0.5gの触媒からなる混合物を撹拌しながら、8−15℃において、5−11分にわたり、水性水酸化アンモニウム(濃度29.4%,15g,0.126モル)を添加した。次いで、温度をほぼ同じ範囲に保持しながら、30gの50%過酸化水素(0.44モル)を20−40分間にわたり添加した。この混合物を、さらに、約1.5時間撹拌し、GCにより分析した。結果を表3に示す。
【表3】
Figure 2004509060
【0053】
実施例28−33,種々の温度と試薬の添加時間におけるゲラニルニトリルの合成
これらの反応は、実施例2とほぼ同様に行われているが、反応温度と試薬の添加時間は異なっている。反応条件とゲラニルニトリルの蒸留した時点での収率を表4に示す。
【表4】
Figure 2004509060
【0054】
実施例34,溶媒と水と触媒の層を再使用した場合の、1−メトキシ−2−プロ パノール中におけるゲラニルニトリルの合成
反応は実施例16と同様に行い、次いでヘプタンで抽出して仕上げ処理を行った。ヘプタンを蒸発させた後、生成物を蒸留して88.3%ゲラニルニトリルを52.2g得た。これは理論収率81.3%に相当する。抽出後、溶媒と水と触媒の層は、再濃縮せずに、次の類似の反応で再使用した。第2のランでは、ゲラニルニトリルの蒸留時点の収率は理論量の35.3%であった。
【0055】
実施例35−38,トランス−シナモンニトリル,2,4−ヘキサジエネンニトリル,シトロネリルニトリル,および 2− メチル −2− ペンテネンニトリルの合成
300mlのイソプロパノールと1.36gの塩化第2銅(0.01モル)の混合物を撹拌しながら、17−24℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約3時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、0.4.モルのアルデヒド(表5)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)を約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。添加終了後、この混合物を10%亜硫酸ナトリウム水溶液とともに1時間撹拌して仕上げを行い、次いで水とヘプタンまたはクロロホルムで希釈した。有機層を分離し、水層をヘプタンまたはクロロホルムで抽出した。溶媒を蒸発させた後、生成物を真空蒸留した。蒸留した収率は表5に示す。
【表5】
Figure 2004509060
【0056】
実施例39,ピペロナール(3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド)から ピペロニルニトリル(3,4−メチレンジオキシベンゾニトリル)の合成
200mlのイソプロパノールと1.36gの塩化第2銅の混合物を撹拌しながら、17−23℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを190分かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、100mlのイソプロパノール中の60.1gの99%ピペロナール(0.396.モル)および1.0gのヘキサデカン(内部標準)の溶液を147分かけて添加した。水酸化アンモニウムとピペロナールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を590分かけて添加した。添加終了後、この混合物を10%亜硫酸ナトリウム水溶液とともに1時間撹拌して仕上げを行い、次いで水とヘプタンまたはクロロホルムで希釈した。有機層を分離し、水層をヘプタンまたはクロロホルムで抽出した。溶媒を蒸発させた後、粗製固形生成物の重量は36.4g(粗収率約60%)であった。粗製物を沸騰ヘプタンから再結晶すると17.9gの結晶性ピペロニロニトリルが得られた。理論量の30.7%であった。
【0057】
実施例40−44,p−メトキシベンゾニトリル,ベンゾニトリル,トランス−2−ヘキセンニトリル,クロトノニトリル,およびウンデカンニトリルの合成
反応は実施例35−38と同様に行い、収率はGCにより測定した(表6)。
【表6】
Figure 2004509060
【0058】
実施例45,反応後の触媒の沈殿を伴うゲラニルニトリルの合成
300mlのイソプロパノールと1.0gの塩化第1銅(0.01モル)の混合物を撹拌しながら、17−23℃において、58g(0.487モル)の29.4%水性水酸化アンモニウムを約3時間かけて滴下した。水酸化アンモニウムの添加と並行して、74.0g(0.368.モル)の純度75.7%の工業用グレードのシトラールおよび1.0gのヘキサデカンおよび25mlのヘプタンを約2.5時間かけて添加した。水酸化アンモニウムとシトラールの添加に並行して、95g(1.4モル)の50%水性過酸化水素を約4時間かけて添加した。50%水性過酸化水素の添加に続いて、50gの85%リン酸を添加し、さらに、得られた混合物を1時間撹拌後、175mlのヘプタンで希釈し、30gの結晶性NaClで処理した。形成された複数の層を分離し、有機層を蒸留して純度86.6%のゲラニルニトリルを54.0g(46.8g;0.314モル)得た。蒸留収率は理論量の85.2%であった。
リン酸銅の沈殿から水層を分離し、この水層を硫化ナトリウムの飽和水溶液5gで処理した。発生した硫化銅を分離後、この水には銅は実質的には含まれていなかった。
【0059】
この出願では、種々の刊行物が引用されている。これらの刊行物の開示内容は、その全体が、この発明が属する公知技術をより完全に説明するために引用によりこの出願に組み込まれている。
【0060】
当業者には、この発明の範囲や精神を逸脱することなく、種々の修正や変形が可能であることは明らかである。この発明のその他の実施態様は、この明細書で開示された詳細な内容や発明の実行を考慮することにより当業者には明らかになるであろう。明細書や実施例は、例示するためのものであり、この発明の範囲や精神は次のクレームにより明示される。

Claims (26)

  1. ニトリルを製造する方法において、(i)アンモニアまたは水酸化アンモニウム、(ii)過酸化水素、および(iii)遷移金属または遷移金属化合物とアルデヒドとの接触を含み、前記接触が逐次的,同時またはいずれかの順番で行われる前記方法。
  2. 請求項1の方法の方法において、前記ニトリルが化学式(1)により表され、
    RCN(1)
    そして前記アルデヒドが化学式(2)により表され、
    RCHO(2)
    ここで、
    a.Rは、アルキル,アルケニル,アルキニル,アリル(aryl),アリル(aryl)アルキル,アルキルアリル(aryl),アリル(aryl)アルケニル,アルケニルアリル(aryl),アルキニルアリル(aryl),アリル(aryl)アルキニル,ヘテロアリル(aryl),アルキルヘテロアリル(aryl),ヘテロアリル(aryl)アルキル,アルケニルヘテロアリル(aryl),またはヘテロアリル(aryl)アルケニルを表し;
    b.Rは、分岐,線状,環状および/または多環状であり;
    c.Rは、ヒドロキシ,アルコキシ,カルボキシ,シアノ,アルコキシカルボニル,およびカルボニルからなる群から選ばれた一つ以上の官能基で随意に置換できる前記方法。
  3. 前記遷移金属または遷移金属化合物が、銅,銅塩,または銅錯体である請求項1の方法。
  4. 前記接触が、有機溶媒の存在下で行われる請求項1の方法。
  5. 前記接触が、アルコール,グリコール,またはグリコールーエーテルの存在下で行われる請求項1の方法。
  6. 前記接触が、イソプロパノールの存在下で行われる請求項1の方法。
  7. 前記接触が、1−メトキシ−2−プロパノールの存在下で行われる請求項1の方法。
  8. 前記接触が、ジメチルスルホキシド,ジメチルホルムアミド,N−メチルピロリジノン,アセトニトリル,またはトリエタノールアミンの存在下で行われる請求項1の方法。
  9. 前記アルデヒドが、シトラール,ゲラニアール,またはネラールである請求項1の方法。
  10. 前記アルデヒドが、シナムアルデヒド,ピペロナール,ベンズアルデヒド,p−メトキシベンズアルデヒド,または2,4−ヘキサジエナールである請求項1の方法。
  11. 前記アルデヒドが、シトロネラールの(3R)−エナンチオマー,シトロネラールの(3S)−エナンチオマー,またはこれらの混合物である請求項1の方法。
  12. アルデヒドに対するアンモニアまたは水酸化アンモニウムのモル比が、約0.5〜約20である請求項1の方法。
  13. アルデヒドに対するアンモニアまたは水酸化アンモニウムのモル比が、約0.9〜約5である請求項1の方法。
  14. アルデヒドに対するアンモニアまたは水酸化アンモニウムのモル比が、約1〜約2である請求項1の方法。
  15. アルデヒドに対する過酸化水素のモル比が、約0.8〜約50である請求項1の方法。
  16. アルデヒドに対する過酸化水素のモル比が、約1〜約10である請求項1の方法。
  17. 前記接触が、触媒と溶媒の混合物にアルデヒド,アンモニアまたは水酸化アンモニウムおよび過酸化水素を加えてなされる請求項1の方法。
  18. 前記接触が、アルデヒド,溶媒,および触媒の混合物にアンモニアまたは水酸化アンモニウムおよび過酸化水素を加えてなされる請求項1の方法。
  19. 請求項1の方法において、
    a.前記接触が、触媒と溶媒の混合物にアルデヒド,アンモニアまたは水酸化アンモニウムおよび過酸化水素を加えてなされ;
    b.アルデヒド,アンモニアまたは水酸化アンモニウムおよび過酸化水素の添加がほぼ同時にスタートし;
    c.前記アルデヒドの添加がまず完了し;
    d.前記アンモニアまたは水酸化アンモニウムの添加が2番目に完了し;
    e.前記過酸化水素の添加が3番目に完了する前記方法。
  20. 前記接触が、約−10℃〜約+70℃の温度で行われる請求項1の方法。
  21. 前記接触が、約0℃〜約+45℃の温度で行われる請求項1の方法。
  22. 回分式で行われる請求項1の方法。
  23. 連続式で行われる請求項1の方法。
  24. Rに約1〜約40個の炭素が含まれる請求項2の方法。
  25. Rに約5〜約20個の炭素が含まれる請求項2の方法。
  26. 請求項1の方法において、引き続き遷移金属または遷移金属化合物を不溶性または溶解し難い化合物に転化することにより、これらを反応生成物から除去するステップが、さらに、含まれる前記方法。
JP2001521696A 1999-09-03 2000-09-05 アンモニアと過酸化水素を用いてアルデヒド類をニトリル類へ転化する方法 Pending JP2004509060A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/390,508 US6114565A (en) 1999-09-03 1999-09-03 Process for obtaining nitriles
PCT/US2000/024383 WO2001017949A1 (en) 1999-09-03 2000-09-05 Process for the conversion of aldehydes into nitriles using ammonia and hydrogen peroxide

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004509060A true JP2004509060A (ja) 2004-03-25

Family

ID=23542746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001521696A Pending JP2004509060A (ja) 1999-09-03 2000-09-05 アンモニアと過酸化水素を用いてアルデヒド類をニトリル類へ転化する方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6114565A (ja)
EP (1) EP1212294B1 (ja)
JP (1) JP2004509060A (ja)
AT (1) ATE256103T1 (ja)
AU (1) AU7350400A (ja)
DE (1) DE60007148T2 (ja)
ES (1) ES2214313T3 (ja)
MX (1) MXPA02002261A (ja)
WO (1) WO2001017949A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504415A (ja) * 2006-09-26 2010-02-12 ジボダン エス エー フレグランスとしてのα,β−不飽和ニトリル類

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1518853B1 (en) * 2003-09-29 2009-03-04 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method for producing alkyl and/or cycloalkyl-substituted cyclic nitrile
JP5076557B2 (ja) * 2007-03-06 2012-11-21 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
WO2011088616A1 (zh) * 2010-01-21 2011-07-28 Zhu Zhenhui 甲醇与氨脱氢制乙腈和/或乙醇的方法
CN103539655B (zh) * 2012-07-12 2016-01-20 上海万香日化有限公司 一种2-甲基-2-戊烯酸的合成方法
CN103664432A (zh) * 2013-12-11 2014-03-26 深圳劲创生物技术有限公司 一种有机氰化物制备工艺
CN105330565B (zh) * 2015-10-23 2017-05-24 杭州师范大学 一种由铜催化合成苯甲腈衍生物的新型方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2784213A (en) * 1954-06-17 1957-03-05 Aries Associates Inc Production of terephthalonitrile
US2933506A (en) * 1956-05-04 1960-04-19 Dragoco Gerberding Co Gmbh 1, 1-dimethyldecaline lactones and their 6-and 7-pyridyl, thienyl and furyl substituted derivatives
GB896039A (en) * 1959-07-16 1962-05-09 Dragoco Gerberding Co Gmbh Method of producing derivatives of the 1,1-dimethyl-octahydronaphthalene series
US3911018A (en) * 1973-02-27 1975-10-07 Int Flavors & Fragrances Inc Novel process and products produced by said process
US3907321A (en) * 1974-01-21 1975-09-23 Int Flavors & Fragrances Inc Novel tobacco product comprising one or more isomers of an octahydrotetramethyl acetonaphthone
US3929677A (en) * 1974-01-21 1975-12-30 Int Flavors & Fragrances Inc Perfume compositions and perfurme articles containing one isomer of an octahydrotetramethyl acetonaphthone
US4202837A (en) * 1978-11-16 1980-05-13 Monsanto Company Conversion of unsaturated aldehydes to unsaturated nitriles
US4250338A (en) * 1979-11-16 1981-02-10 International Flavors & Fragrances Inc. Bridged ketones and process for preparing same
US5214160A (en) * 1990-06-02 1993-05-25 Givaudan Corporation Acetyl-tri-and-tetramethyl-octahydronaphthalenes and fragrance compositions containing same
CA2042673C (en) * 1990-06-02 2001-10-16 Franz Etzweiler Acetyl-tri- and tetramethyl-octahydronaphthalenes and fragrance compositions containing the same
US5457222A (en) * 1991-07-25 1995-10-10 Kao Corporation Process for producing nitrile
JP3117803B2 (ja) * 1992-07-23 2000-12-18 高砂香料工業株式会社 ヨノン類の製造法
US5707961A (en) * 1995-05-16 1998-01-13 Givaudan-Roure (International) Sa Odorant compounds and compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504415A (ja) * 2006-09-26 2010-02-12 ジボダン エス エー フレグランスとしてのα,β−不飽和ニトリル類

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001017949A1 (en) 2001-03-15
ES2214313T3 (es) 2004-09-16
EP1212294A1 (en) 2002-06-12
EP1212294B1 (en) 2003-12-10
AU7350400A (en) 2001-04-10
ATE256103T1 (de) 2003-12-15
MXPA02002261A (es) 2002-09-30
US6114565A (en) 2000-09-05
DE60007148T2 (de) 2004-09-30
DE60007148D1 (de) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4985596A (en) Process for producing substituted phenoxyethylamines oxime
JP4039693B2 (ja) 農薬中間体を調製する新しいプロセス
JP2004509060A (ja) アンモニアと過酸化水素を用いてアルデヒド類をニトリル類へ転化する方法
WO2014000455A1 (zh) 一种手性五元二环胍化合物及其制备方法和应用
SU910113A3 (ru) Способ получени производных з-феноксибензальдегида
US4146582A (en) Process for preparing aromatic aldehydes and ketones
US4046803A (en) Method of preparing β-amino derivatives of α,β-unsaturated esters
Jiricny et al. The conversion of aldehydes and ketones via their 2, 4, 6-tri-isopropylbenzenesulphonyl hydrazones into nitrites containing one additional carbon atom
US4132728A (en) Preparation of nitriles
JPH1045683A (ja) プロパルギルアミン化合物の製造方法
US6384263B1 (en) Process for making 3-hydroxyalkanelnitriles and conversion of the 3-hydroxyalkanelnitrile to an hydroxyaminoalkane
CN112299951A (zh) 一种DLin-MC3-DMA中间体的合成方法
CA1240704A (en) PREPARATION OF .alpha.-SUBSTITUTED ACRYLAMIDES
CN117700310B (zh) 一种芳香醛类化合物或氘代芳香醛类化合物的合成方法
JP4594533B2 (ja) トリクロロシランを用いた不飽和有機化合物の還元体の製造方法、及び還元剤
CN116987024B (zh) 一种阿扎那韦中间体的制备方法
CN114790135B (zh) 一种苯甲酰甲酸的制备方法
JP2000344723A (ja) ニトリルの製造方法
US4180520A (en) Preparation of nitriles
JPS5927862A (ja) (p−ヒドロキシフエニル)(ペルフルオロアルキル)アセトニトリル誘導体
CN116987024A (zh) 一种阿扎那韦中间体的制备方法
JPWO2000053551A1 (ja) トリクロロシランを用いた不飽和有機化合物の還元体の製造方法、及び還元剤
JP2002212149A (ja) フッ化テトラアルキルアンモニウムの製造方法、およびそれを用いたβ−ヒドロキシケトンの製造方法
US2755300A (en) Production of saturated aliphatic nitriles from aldehydes and imines prepared therefrom
JPS6339825A (ja) α−アリ−ルアルカンエステルの製造方法