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JP2004339868A - 壁面パネル - Google Patents

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JP2004339868A
JP2004339868A JP2003140198A JP2003140198A JP2004339868A JP 2004339868 A JP2004339868 A JP 2004339868A JP 2003140198 A JP2003140198 A JP 2003140198A JP 2003140198 A JP2003140198 A JP 2003140198A JP 2004339868 A JP2004339868 A JP 2004339868A
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Japan
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wall panel
brace
frame
brace members
wooden
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JP2003140198A
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Inventor
Takeshi Ishikawa
毅 石川
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ISHIKAWA RINSAN KK
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ISHIKAWA RINSAN KK
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Publication date
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Abstract

【課題】建築現場での工数低減に有効な壁面パネルの提供。
【解決手段】長方形の壁面パネル1を、木質無垢材の長方形の化粧板5と、化粧板5の裏面側四辺に設けた上下の支分横辺枠4a1、4a1及び両側の支分縦辺枠4a2、4a2からなる木質無垢材の枠体4aと、中央の上支分縦材4b1及び下支分縦材4b2からなる補強材4bと、化粧板5の対角線に沿って配置された一対の筋交い部材2a、2bとで構成される。筋交い部材2bは、二つの支分筋交い部材2b1、2b2からなり、これらと交差状態の筋交い部材2aとは連結金物3によってその状態で固定される。筋交い部材2a、2bも木質無垢材である。壁面パネル1は、相互に対面する面に嵌め込み用の段差部7a、7aを備えた、軸組を構成する柱7、7に外側から嵌め込まれ、取付金具6を用いて軸組に固定される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は木造家屋の壁面を構成する壁面パネルに関するものである。更に詳述すると、本発明は、木造家屋の軸組を構成する柱の間に挟装して用いる壁面パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木造家屋は、保温性や吸湿性など居住性に優れ、従来から広汎に建築されてきている。家屋の普及にはコストの低減が大きな要素であり、そのためには工期の短縮が大きな課題となる。在来工法の木造家屋は、木質素材の長所を活かすものではあるが多大な工数を要するため、工期が長くなりがちであり、工期の短いプレハブ工法にとって代わられる傾向にある。主要なパーツを予め工場で製造しておいて建築現場で組立てるプレハブ工法によれば、建築現場での作業を減らし、かなりの程度、工期を短縮することができるものとなっている。
【0003】
木造家屋の愛好者の中には、在来工法を希望しながらもコストの関係でプレハブ工法を選択する者もおり、在来工法に於けるコストの低減は極めて重要な問題となっている。また、近年、建物の躯体を断熱材で包む外断熱方式の需要も高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような在来工法の問題点を解消し、建築現場での工数低減に有効で、外断熱方式に対応した壁面パネルを提供することを解決の課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の1は、隣接する二本の柱の間に、それらの相互に対面する面にその外端から途中までを切り欠いて形成した嵌め込み用段差部にその両側の一部を装入しつつ、外面側から嵌め込むことのできる方形の壁面パネルであって、
四辺の木質の枠体及び中央の木質の縦材と、これらの内面側に取付けた木質無垢材の化粧板とで構成した壁面パネルである。
【0006】
前記壁面パネルは、前記のように方形に構成すべきものであるが、その幅及び高さは、云うまでもなく、建物の柱間の間隔や土台と梁又は桁との間の間隔等に合わせて適切な寸法に設定すべきものである。その厚みは、前記嵌め込み用段差部の奥行きの寸法に対応させるべきであるが、これは壁面パネルの厚み寸法を先に設定し、これに合わせて嵌め込み用段差部の奥行き寸法を設定する方がより適切である。この場合は、壁面パネルの厚みは、それ自体の都合により設定されるべきであり、前記枠体及び縦材として適切な木質材の厚み方向の寸法と木質無垢材の化粧板の厚みの合計寸法と言うことになる。前記枠体及び前記縦材として適切な木質材は、前記化粧板を裏面側で支持すると言う観点から決定することができる。
【0007】
なお前記壁面パネルを構成する枠体、縦材及び化粧板は、在来工法の木造家屋の良さを生かそうとする趣旨から、その材質が木質に限定されている。樹種は限定されないが、各部に相応しいそれを選択すべきものである。木質ではあっても合板等は、その接合のために多くの合成接着剤等が使用されており、好ましくない。全て木質無垢材とすべきである。前記枠体、縦材及び化粧板による壁面パネルへの組み立てもそれらの木質無垢材の良さを生かす手段を採用して行われるべきである。例えば、金属のビス等を利用して相互を結合すべきである。なお前記化粧板は、云うまでもなく、複数の木質無垢の板材で構成することができる。
【0008】
前記嵌め込み用段差部は、前記壁面パネルを、その両側の一部をこれに装入しつつ隣接する二本の柱の間に嵌め込むためのものであり、その深さ(柱の幅方向への切欠深さ)は、嵌め込み用段差部の深さは、壁面パネルの幅寸法と二本の柱の相互に対面する面間の間隔寸法との差の1/2を僅かに越えた寸法とする。この深さは、実際には、該壁面パネルの幅寸法の製造精度との関係で設定する。この精度が悪ければ、壁面パネルの幅寸法を大きく採らざるを得ず、結果として該嵌め込み用段差部の深さも深くならざるを得ないが、現在の通常の木工技術によれば、6〜7mm程度とすれば十分である。従ってこのような嵌め込み用段差部を形成することにより、柱を過度に細らせて強度を損なうと云うような問題の生じる虞はない。なお壁面パネルの嵌め込まれる柱は角柱に限らず、例えば、円柱であっても適用可能であることは云うまでもない。
【0009】
なお、前記壁面パネルは、当然、隣り合う二本の柱毎にその間に嵌め込むべきものであるが、これは、筋交い部材を備えていないので、これを必要とする部位には適さない。筋交いを必要としない部位であればどこにでも使用可能である。例えば、窓等の開口部の上下の部位等に適する。このような筋交いを必要としない部位であれば、建物の一階に限らず二階又はこれよりも上の階の柱間にも取付可能なことは云うまでもない。
【0010】
したがって本発明の1の壁面パネルによれば、隣接する二本の柱の間に嵌め込み、これを外面側から釘やビス等により該部位に固定するだけで壁面を構成することができる。そのため、一面で、高い技能を持たない者でも、その作業を実行することが可能であり、かつ他面では、化粧板が配置されている室内側は、これだけで自ずと壁面が仕上がることになり、また室外側には外断熱方式による断熱材取付け用の下地が形成されることとなる。そのため、人的な面での費用の低減、建築現場での作業数を低減することによる費用の低減及び工期の短縮による費用の低減を図ることが可能となる。
【0011】
更に、壁面パネルは柱の外面寄に配置されるため屋内側には柱間の空間も加わり、その分、屋内スペースが拡張されることにもなる。
【0012】
本発明の2は、請求項1の壁面パネルに於いて、前記化粧板に、その対角線に沿って一対の木質の筋交い部材を相互に交差させて配すると共に、その各端部を、該化粧板の各頂点に於いて、前記枠体の該当部位を除去してその辺の外面に一致するまで突出させ、更にその中央の交差部付近では前記縦材の該当部位を除去してそれらを通過させたものである。
【0013】
前記筋交い部材は、隣接する二本の柱間に直接配設するものと同様の長尺部材を採用する。既述のように、当然、木質材である。相互に交差する部分では、対面する部位を半分ずつ切り欠いて重ね合わせるか、一方の筋交い部材を分断し、分断したそれぞれを他方の筋交い部材を跨ぐ連結金物等によって必要な強度を確保しながら連結する。なお前者の場合も重ね合わせた部位の補強が必要になる。
【0014】
前記化粧材は、本発明の1のそれと全く同様である。枠体も縦材も本発明の1と材質的には全く同様である。枠体は、この壁面パネルの四隅では、既述のように、削除され、筋交い部材の端部がこれに代わって該部位に露出する。筋交い部材の端部を直接に建物の軸組を構成する柱、土台及び梁又は桁等に連結するためである。また縦材も、その中央部分では削除され、該筋交い部材の中央部分がその部位を占める。筋交い部材の作用を実質的に確保するためである。
【0015】
枠体及び縦材は、釘又はビス等によって筋交い部材に固定され、前記化粧板はこれらの枠体、縦材及び筋交い部材の内面側に接合固定され、本発明の1のそれより一層強固に取り付けられることになる。
【0016】
したがって本発明の2の壁面パネルによれば、本発明の1の場合と同様に、隣接する柱間に、それらの嵌め込み用段差部にその両側の一部を装入しつつ、外面側から嵌め込んで取り付けることができる。この壁面パネルの場合は、本発明の1の壁面パネルと異なり、単にこの部位に固定するのではなく、その筋交い部材の各端部を、必要な強度で、それぞれ該当する土台と柱、若しくは柱と梁又は桁等とに固定する必要がある。この固定は、一般の筋交い部材を連結する場合と全く同様に、筋交い部材と柱等との連結用として市販されている一般の取付金具を用いて行うことができる。
【0017】
それ故、本発明の壁面パネルによれば、単に隣接する柱間に嵌め込むのみで、その間に配設すべき筋交い部材の配置が正確に行い得られ、かつ室内側に面する面の化粧板の配置が完了するものであり、この後、前記のように、市販の取付金具を用い、そのビス孔又は釘孔を通じてビスをねじ込み又は釘を打ち込むことにより、該筋交い部材を連結固定すれば、その取り付け及び固定作業は完了する。このように簡単かつスピーディに作業が完了するものでありながら、筋交い部材の取付構造は従来のそれと同一であるから、その軸組に与える補強作用も同一である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の壁面パネルの実施の形態を、以下の実施例に基づき、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】
<実施例1>
実施例1の壁面パネル1は、図1(a)、(b)に示すように、長方形の化粧板5と、該化粧板5に対角線に沿って配置された一対の筋交い部材2a、2bと、該化粧板5の四隅付近を除く四辺に設けた枠体4aと、該化粧板5の中央縦方向に配した縦材4bとで構成したものである。筋交い部材2a、2b、枠体4a及び縦材4bはいずれも化粧板5の裏面に配する。化粧板5との接合固定はステープル及び接着剤によって行った。
【0020】
前記化粧板5は木質無垢で10mm厚の複数の板材を連設して構成している。材質は杉を用いたが、檜又は檜葉のような針葉樹、或いはコナラ又はミズナラのような広葉樹を採用することもできる。
【0021】
前記筋交い部材2a、2bは、従来一般のそれと同様の部材を用いた。45mm×90mm角の杉材である。図1(a)に示すように、前記化粧板5の左上隅と右下隅との間の対角線上に配する筋交い部材2aは、一本のそれをそのまま配することができるが、これと交差する筋交い部材2bは、その交差部分で、右上方の支分筋交い部材2b1と左下方の支分筋交い部材2b2とに分断し、両者を交差部分で、他方の筋交い部材2aを跨ぐ連結金物3によって連結して構成するものである。
【0022】
前記連結金物3は、特に図5に示すように、一般に用いられている部材で、長方形の鋼板の両長辺の一部を、中央部を除いて、互い違いに、即ち、互いに対向することがないように、ほぼ直角にかつ同方向に折曲して位置決め縁3a、3aを形成し、更にその本体である長方形の部分には、多数の固定用ねじ孔3b、3b…を穿設したものである。
【0023】
前記筋交い部材2bは、その支分筋交い部材2b1、2b2を、図1(a)に示すように、他の筋交い部材2aと共に、X字を形成するように配置した上で、前記連結金物3を、その中央部分で他の筋交い部材2aを跨いで、二つの支分筋交い部材2b1、2b2に沿って配置し、その本体部分の固定用ねじ孔3b、3b…にビスをねじ込むことにより、支分筋交い部材2b1、2b2相互及び他の筋交い部材2aを以上の状態で強固に連結固定したものである。
【0024】
なお位置決め縁3aには、前記連結金物3を前記のように配置した際に、筋交い部材2aと支分筋交い部材2b1、2b2を相互に適切な位置に位置決め補正する働きがあり、また位置決め縁3a、3aにより連結金物3それ自体の強度も高められている。
【0025】
なおまた前記筋交い部材2a、2bの各外端は前記化粧板5の各隅部(頂点)付近では隣接する両辺の外面に一致する状態に処理してある。
【0026】
前記枠体4aは、図1(a)及び図3に示すように、前記化粧板5の両側の長辺(縦辺)に配する支分縦辺枠4a2、4a2と、上下の短辺(横辺)に配する支分横辺枠4a1、4a1とで構成するものであり、それらの各端部は、四隅に位置する前記筋交い部材2a、2bの端部付近に当接状態となっている。該枠体4aを構成する支分縦辺枠4a2、4a2及び支分横辺枠4a1、4a1は角材状の杉材で構成するものであるが、これらは前記化粧板5を補強する以上の作用を期待するものではないから、その厚み方向の寸法は前記筋交い部材2a、2bのそれと同様であるが、幅方向の寸法はその1/3程度となっている。具体的には厚み45mm、幅36mmの角材状の杉材である。
【0027】
前記のように、これらの支分横辺枠4a1、4a1及び支分縦辺枠4a2、4a2は、前記化粧板5とはステープル及び接着剤で接合固定し、筋交い部材2a、2bとは、釘又はビスで固定する。
【0028】
前記縦材4bは、図1(a)及び図3に示すように、前記化粧板5の幅方向中央に長さ方向に沿って配するもので、その上半分を構成する上支分縦材4b1と下半分を構成する下支分縦材4b2とで構成するものである。上下方向の中央部分は、前記筋交い部材2a、2bの交差部分で分断され、上支分縦材4b1の下端は該筋交い部材2a、2bの交差部分の上側の対応する部位に接合固定し、下支分縦材4b2の上端は該筋交い部材2a、2bの交差部分の下側の対応する部位に接合固定する。
【0029】
この縦材4b、即ち、上支分縦材4b1及び下支分縦材4b2は、前記枠体4aと同様の角材状の杉材を採用する。その厚み方向の寸法は、前記筋交い部材2a、2bのそれと同様とし、幅方向の寸法はその1/3程度とする。それ故具体的には厚み45mm、幅36mmの角材状の杉材である。
【0030】
前記したように、これらの上支分縦材4b1及び下支分縦材4b2は、前記化粧板5とはステープル及び接着剤で接合固定し、筋交い部材2a、2bとは、相互に当接する部位で釘又はビスで固定する。
【0031】
この実施例1の壁面パネル1は、以上のように構成したものであり、以下に説明するように、木造の建物の軸組を構成する隣接する柱7、7の間に嵌め込んで、室内側ではその内壁面を構成し、室外側では断熱材10の設置用の下地を構成し、かつ筋交い部材2a、2bによる軸組の補強を図ることができる。
【0032】
この壁面パネル1を使用する建物の柱7、7…には、予め嵌め込み用段差部7aを形成しておく必要がある。
【0033】
前記嵌め込み用段差部7aは、図2(a)及び図3に示すように、壁面パネル1を嵌め込むこととなる二本の柱7、7の対面する面に形成する。多くの場合は、軸組を構成する柱7、7…の間に壁面パネル1を配設することとなるので、その場合には、柱7の両側の面に形成することとなる。これらの嵌め込み用段差部7aは、図2(a)、(b)に示すように、その外端から途中までを切り欠いて形成する。その奥行き方向の寸法は、云うまでもなく、前記壁面パネル1の厚み(55mm)に対応する寸法とする。またその切欠深さは、この実施例1では、壁面パネル1の製作精度を考慮して7mmに設定した。
【0034】
この実施例1の壁面パネル1は、これを、それぞれ嵌め込み用段差部7aの形成された柱7、7間に外面側から嵌め込む。該壁面パネル1は、こうして、柱7、7間に嵌め込まれると、図3及び図4に示すように、柱7、7間に位置しながら、その両側部の一部が嵌め込み用段差部7a、7aに装入した状態になる。
【0035】
この後、前記壁面パネル1の四隅、即ち、四隅を構成する筋交い部材2a、2bの外端部を取付金具6、6…を用いて建物の軸組側に固定する。一階の外壁を構成する軸組の柱7、7間に壁面パネル1を嵌め込んだ場合を例に取って説明すると、該壁面パネル1は、この状態で、その下端は土台8上に載り、両側部は、既述のように、その一部が嵌め込み用段差部7a、7aに装入しつつ柱7、7に挟まれ、また上端は梁又は桁9に当接していることになる。従って前記筋交い部材2a、2bは、図3に示すように、取付金具6、6…を用い、そのビス孔又は釘孔を通じてビスをねじ込み又は釘を打ち込むことにより、両下隅では、その両下端が接する柱7及び土台8に結合固定し、両上隅では、その両上端が接する柱7及び梁又は桁9に連結固定する。
【0036】
以上の筋交い部材2a、2bの端部と柱7及び土台8等との取付金具6を用いた連結は、一般的な軸組工法の建物に於いて、筋交い部材を同様な部位に連結する場合と全く同様の取り付け方である。またこの実施例1で用いた取付金具6も六角板状又は四角板状の金属部材で、例えば、2倍ヘキサプレート等と称して市販されている一般的なそれである。
【0037】
こうして、この実施例1の壁面パネル1によれば、単に隣接する柱7、7間に嵌め込むのみで、その間に配設すべき筋交い部材2a、2bの配置が正確に行い得られ、かつ室内側に面する化粧板5の配置が完了し、この後、以上のように、市販の取付金具6、6…を用いて該筋交い部材2a、2bを取付固定すれば、その取付及び固定作業は完了する。このように簡単かつスピーディに作業が完了するものでありながら、筋交い部材2a、2bの取付構造は従来のそれと同一であるから、その軸組に与える補強作用も同様である。
【0038】
この実施例1の壁面パネル1の外面側には、一般の外断熱の技法に従って断熱材10が施され、更にその外側に胴縁11、11…を介して外装材13が取り付けられる。断熱材10と外装材13の間は通気層12となる。
【0039】
なお、図中7bは、柱7の室内寄に取り付けられたホールダウンユニットであり、土台8を通じて基礎コンクリートから立ち上がるアンカーボルト7cに結合している。図2(a)及び図4中では示していないが、これらのホールダウンユニット7b等は、腰壁板やその上に配する天板等で目隠しすることもある。
【0040】
<実施例2>
この実施例2の壁面パネル21は、図6(b)、(c)に示すように、四辺の木質の枠体14aと、幅方向中央の木質の縦材14bと、これらの内面側に取付けた木質無垢材の化粧板15とで構成したものである。
【0041】
前記化粧板15は、実施例1の化粧板5と同様に、木質無垢の10mm厚の複数の板材を連設して構成している。材質は同様に杉を用いた。
【0042】
前記枠体14aは、特に図6(b)に示すように、前記化粧板15の両側の辺に配する支分縦辺枠14a2、14a2と、上下の辺に配する支分横辺枠14a1、14a1とで構成する。これらの支分縦辺枠14a2、14a2及び支分横辺枠14a1、14a1は、原則として、前記化粧板15を背後から補強する以上の作用を期待するものではないので、厚み45mm及び幅36mmの角材状の杉材で構成する。
【0043】
これらの支分横辺枠14a1、14a1及び支分縦辺枠14a2、14a2は、該化粧板15とはステープル及び接着剤で接合固定する。
【0044】
前記縦材14bは、特に図6(b)、(c)に示すように、前記化粧板15の幅方向中央に長さ方向に沿って配するものである。この縦材14bは、前記枠体14aと同様の杉材を採用する。具体的には厚み45mm、幅36mmの角材状の杉材を採用する。この縦材14bは前記化粧板15とステープル及び接着剤で接合固定する。
【0045】
この実施例2の壁面パネル21は、幅及び厚みは、実施例1の壁面パネル1と同様に構成したが、縦方向の長さは取付位置に合わせてそれとは別異の寸法とした。図6(a)に示すように、この実施例の壁面パネル21は、窓18を構成する部位の上下に配することとしたので、縦方向の寸法は、上方に配するものは、上方の高さ方向の寸法に、下方に配するものは、当然、下方の高さ方向の寸法に一致させた。
【0046】
この実施例2の壁面パネル21は、このように構成したものであり、以下に説明するように、木造の建物の軸組を構成する隣接する柱7、7の間であって、その上下方向中間付近に窓18を構成する柱7、7の間に嵌め込んで、室内側ではその内壁面を構成し、室外側では断熱材10設置用の下地を構成することができる。このような部位は、筋交い部材を要しないので、この実施例2のような筋交い部材を持たない壁面パネル21が使用可能である。
【0047】
この壁面パネル21を使用する部位の柱7、7には、実施例1の壁面パネル1をその間に嵌め込む場合と同様に、予め嵌め込み用段差部を形成しておく。該嵌め込み用段差部は、実施例1で説明したそれと全く同様であり、この実施例2でも形成すべきその位置、その奥行き寸法及び深さ寸法は全く同様である。
【0048】
またこの実施例2の壁面パネル21の柱7、7間への嵌め込み手順も実施例1の壁面パネル1の場合と基本的に同様である。もっとも嵌め込んだ後のその固定手順は、これに筋交い部材が配していないため若干異なる。
【0049】
まず壁面パネル21を窓18を構成する部位の上方に嵌め込んだ場合は、この状態で、該壁面パネル21は、その上端が梁又は桁9に当接し、両側部は、その一部が嵌め込み用段差部に装入しつつ柱7、7に挟まれた状態になっている。それ故、その両上隅では、枠体14aの支分縦辺枠14a2と支分横辺枠14a1の端部で構成されるそれぞれ該当する部位を釘又はビスによって、柱7、7又は梁若しくは桁9の該当する部位に結合固定し、更に両下隅では、枠体14aの支分縦辺枠14a2の端部付近を釘又はビスによって柱7、7の該当する部位に結合固定するものである。
【0050】
壁面パネル21を窓18を構成する部位の下方に嵌め込んだ場合は、この状態で、該壁面パネル21は、その下端が土台8上に載り、両側部は、その一部が嵌め込み用段差部に装入しつつ柱7、7に挟まれた状態になっている。それ故、その両下隅では、枠体14aの支分縦辺枠14a2と支分横辺枠14a1の端部で構成されるそれぞれ該当する部位を釘又はビスによって、柱7、7又は土台8の該当する部位に結合固定し、更に両上隅では、枠体14aの支分縦辺枠14a2の上端部付近を釘又はビスによって柱7、7の該当する部位に結合固定するものである。
【0051】
こうして、この実施例2の壁面パネル21によれば、単に隣接する柱7、7間に嵌め込むのみで、室内側に面する化粧板15の配置が完了し、この後、以上のように、ビス又は釘等によりそれ自体を軸組部材に取付固定すれば、その取付及び固定作業は簡単かつスピーディに完了する。
【0052】
この実施例2の壁面パネル21の外面側には、一般の外断熱の技法に従って断熱材10が施され、更にその外側に胴縁11、11…を介して外装材13が取り付けられる。断熱材10と外装材13の間は通気層12となる。云うまでもなく実施例1のそれの場合と全く同様である。
【0053】
また窓18用のサッシは、断熱材10及び外装材13側の位置に配され、その内側の上下の壁面パネル21、21の下端の下及び上端の上には、サッシとの段差を解消すべく、化粧材17が配設される。更に両側の柱7、7の内面にも同様に化粧材17が配される。このような処理は、既存の技術であり、この実施例2の壁面パネル21を用いた場合も同様にこれを採用することができる訳である。
【0054】
なお、図6(a)に示すように、柱7の室内寄りに配されアンカーボルト7cに固定されたホールダウンユニット7bは、腰壁板19及びその上に配する天板20により目隠しされている。また図6(a)中、16は水切りで、断熱材10と外装材13の間に侵入した水滴の排出がこの部位から良好に行われるようになっている。
【0055】
【発明の効果】
本発明の1の壁面パネルによれば、簡単な作業で壁面を構成することができるものであるため、一面で、高い技能を持たない者でも、その作業を実行することが可能であり、かつ他面では、化粧板が配置されている内面側は、これを取り付けるだけで自ずと壁面が仕上がることになり、また外面側には外断熱方式による断熱材取付け用の下地が形成されることとなる。そのため、人的な面での費用の低減、建築現場での作業数を低減することによる費用の低減、及び工期の短縮による費用の低減を図ることが可能となる。
【0056】
更に、壁面パネルは柱の外面寄に配置されるため屋内側には柱の内面側の空間も加わり、その分、屋内スペースが拡張されることともなる。
【0057】
本発明の2の壁面パネルによれば、単に隣接する柱間に嵌め込むのみで、その間に配設すべき筋交い部材の配置が正確に行い得られ、かつ室内側に面する面の化粧板の配置が完了するものであり、この後、前記のように、市販の取付金具を用いて該筋交い部材を連結固定すれば、その取付及び固定作業は完了する。このように簡単かつスピーディに作業が完了するものでありながら、筋交い部材の取付構造は従来のそれと同一であるから、その軸組に与える補強作用は同一のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1の壁面パネルの正面図。
(b)は実施例1の壁面パネルの平面図。
【図2】(a)は実施例1の壁面パネルが嵌め込まれる隣接する二本の柱とその周囲の正面図。
(b)は(a)のA―A線拡大断面図。
【図3】隣接する二本の柱の間に実施例1の壁面パネルを嵌め込んだ状態の正面図。
【図4】実施例1の壁面パネルを嵌め込んだ二本の柱周囲の横断面図。
【図5】筋交い部材の分断した支分筋交い部材相互を連結する連結金物の正面図。
【図6】(a)は上下に実施例2の壁面パネルを嵌め込んだ窓付近の縦断面図。
(b)は窓の上方に嵌め込まれる実施例2の壁面パネルの正面図。
(c)は窓の上方に嵌め込まれる実施例2の壁面パネルの平面図。
【符号の説明】
1 壁面パネル
2a 筋交い部材
2b 筋交い部材
2b1、2b2 支分筋交い部材
3 連結金物
3a 位置決め縁
3b 固定用ねじ孔
4a 枠体
4a1 支分横辺枠
4a2 支分縦辺枠
4b 縦材
4b1 上支分縦材
4b2 下支分縦材
5 化粧板
6 取付金具
7 柱
7a 嵌め込み用段差部
7b ホールダウンユニット
7c アンカーボルト
8 土台
9 梁又は桁
10 断熱材
11 胴縁
12 通気層
13 外装材
14a 枠体
14a1 支分横辺枠
14a2 支分縦辺枠
14b 縦材
15 化粧板
16 水切り
17 化粧材
18 窓
19 腰壁板
20 天板
21 壁面パネル

Claims (2)

  1. 隣接する二本の柱の間に、それらの相互に対面する面にその外端から途中までを切り欠いて形成した嵌め込み用段差部にその両側の一部を装入しつつ、外面側から嵌め込むことのできる方形の壁面パネルであって、
    四辺の木質の枠体及び中央の木質の縦材と、これらの内面側に取付けた木質無垢材の化粧板とで構成した壁面パネル。
  2. 前記化粧板に、その対角線に沿って一対の木質の筋交い部材を相互に交差させて配すると共に、その各端部を、該化粧板の各頂点に於いて、前記枠体の該当部位を除去してその辺の外面に一致するまで突出させ、更にその中央の交差部付近では前記縦材の該当部位を除去してそれらを通過させた請求項1の壁面パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002009A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Misawa Homes Co Ltd 建物躯体の補強構造

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