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JP2004328035A - 畳み込み符号を用いて信号を送受信する送信装置および受信装置ならびに通信システム - Google Patents

畳み込み符号を用いて信号を送受信する送信装置および受信装置ならびに通信システム Download PDF

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JP2004328035A
JP2004328035A JP2003115705A JP2003115705A JP2004328035A JP 2004328035 A JP2004328035 A JP 2004328035A JP 2003115705 A JP2003115705 A JP 2003115705A JP 2003115705 A JP2003115705 A JP 2003115705A JP 2004328035 A JP2004328035 A JP 2004328035A
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一央 大渕
Tetsuya Yano
哲也 矢野
Toshiharu Miyazaki
俊治 宮崎
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Abstract

【課題】送信データ量を減らし、伝送効率を向上させ、また、送信装置および受信装置における処理を減少させ、処理効率を向上させる。
【解決手段】送信部1では、情報データにCRC符号が付加され、ユーザ識別子がテールとして付加された後、該情報データは畳み込み符号化され、送信される。受信部2では、受信データが、ユーザ識別子をテールとして畳み込み復号化され、復号化後のデータは、CRC符号に基づいて誤りの有無がチェックされる。送信部1と同じユーザ識別子をテールとして復号化された受信データは、誤りが検出されず、処理部へ送られるが、異なるユーザ識別子により復号化された受信データは、誤りが検出され、廃棄される。テールをユーザ識別子と兼用するので、伝送データ量が削減され、伝送効率が向上する。また、ユーザ識別子により情報データをマスク等する処理が不要となり、処理効率が向上する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畳み込み符号により通信を行う送信装置および受信装置ならびに通信システムに関し、特に伝送効率および処理効率を向上させる送信装置および受信装置ならびに通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信システムの下りチャネル、例えば移動通信システムの基地局から移動局への下りチャネルでは、1つのチャネルに複数種類のデータが伝送されることがあり、また、1つのチャネルが複数のユーザに共有されることがある。前者では、例えば、音声データ、制御データ等が同じ1つのチャネルに伝送され、後者では、例えば、ユーザ(移動局)の呼び出し信号が同じ1つのチャネルに伝送される。
【0003】
前者の場合に、移動局がデータ(情報データ)の種類を判別できるように、データの種類を示す識別子をデータに付加等する必要がある。また、後者の場合に、移動局が自局(自局のユーザ)宛てのデータであるかどうかを判別できるように、データの受信ユーザを示すユーザ識別子をデータに付加等する必要がある。
【0004】
一方で、移動通信システムでは、送信データの符号化方法として畳み込み符号化方法が用いられる。
【0005】
図10(A)および(B)は、従来の畳み込み符号化および復号化の2つの処理方法をデータ構造により示したものである。この図では、1つのチャネルが複数のユーザに共有される場合の畳み込み符号化および復号化の処理を示している。
【0006】
1つのチャネルが複数のユーザに共有されることから、ユーザ識別子を情報データ(情報ビット)に付加するか(図10(A))、あるいは、ユーザ識別子と情報ビットとを演算し、ユーザ識別子を情報ビット内に組み込むことが行われる(図10(B))。
【0007】
図10(A)では、送信装置(基地局)は、情報データ(情報ビット)にユーザ識別子を付加した後、誤り検出ビット(CRC符号)を付加し、さらに、畳み込み符号化用のテールビットを付加する。テールビットは通常、すべて0からなるビット列(例えば8ビット、2ビット等)である。テールビットの付加後、送信装置は畳み込み符号化を行い、これにより、畳み込み符号が生成される。この畳み込み符号は、受信装置(移動局)に送信される。
【0008】
受信装置は、これとは逆の復号化処理を行う。すなわち、受信装置は、送信装置と同じテールビットを用いて、受信信号の畳み込み復号化を行う。受信装置は、復号化の後、CRC符号により誤り検出を行い、誤りを検出した場合には受信データを廃棄し、誤りを検出しない場合にはユーザ識別子により自局宛てかどうかを判別する。そして、受信装置は、自局宛てであれば情報データを処理し、他局宛てであれば受信データを廃棄する。
【0009】
図10(B)では、送信装置は、情報データに誤り検出ビットを付加した後、該データと、ユーザ識別子(またはユーザ識別子に関する情報)との論理演算(ここでは排他的論理和演算)を行う。これにより、情報データ(および誤り検出ビット)は、ユーザ識別子によりマスク(スクランブル)され、情報データ中にユーザ識別子が組み込まれる。続いて、送信装置は、畳み込み用のテールビット(通常、すべて0のビット列)を付加し、畳み込み符号化を行う。
【0010】
受信装置は、送信装置と同じテールビットを用いて、受信データに対して畳み込み復号化を行う。続いて、受信装置は、復号化後のデータと、ユーザ識別子(またはからユーザ識別子に関する情報)との論理演算(排他的論理和演算)を行い、ユーザ識別子により復号化後のデータのマスク解除(デスクランブル)を行う。続いて、受信装置は、CRC符号により誤り検出を行い、誤りを検出した場合には受信データを廃棄し、誤りを検出しない場合にはユーザ識別子により自局宛てかどうかを判別する。そして、受信装置は、自局宛てであれば情報データを処理し、他局宛てであれば受信データを廃棄する。
【0011】
1つのチャネルに複数種類のデータが送信される場合にも、ユーザ識別子がデータの種類を示すデータ識別子に代わる点を除いて、図10(A)および(B)に示す処理と同じ処理が行われる。
【0012】
なお、符号誤りの発生しやすい環境でのデータ伝送に適したデータ伝送装置に関する従来の技術としては、バースト的な符号誤りからデータを保護し、冗長の増加を抑えつつ、さらにランダムな符号誤りからもデータを保護してデータ伝送を行う従来のデータ伝送装置がある(例えば特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−190632号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10(A)に示す方法では、ユーザ識別子(またはデータ識別子)を情報ビットに付与するので、情報ビットに対してユーザ識別子がオーバーヘッドになり、特に情報ビット長が短い場合に伝送効率が低下する。
【0015】
また、図10(B)に示す方法では、図10(A)のような問題は生じないものの、ユーザ識別子と情報ビットとの論理演算等を行う処理が必要となり、処理効率が低下する。
【0016】
本発明は、このような従来の技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、伝送するデータ量を減らし、伝送効率を向上させることにある。また、本発明の目的は、送信装置および受信装置における処理を減少させ、処理効率を向上させることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の側面による送信装置は、複数の受信装置の1つもしくは一部または複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータを、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信する送信装置において、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、を備えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の第1の側面による受信装置は、複数の受信装置または複数のユーザにより共有されるチャネルを介して、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対して送信されてくるデータであって、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報をテール符号として畳み込み符号化されたデータを受信する受信装置において、自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明の第1の側面による通信システムは、送信装置と、複数の受信装置または複数のユーザにより使用される少なくとも1つの受信装置とを有し、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータが、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信される通信システムにおいて、前記送信装置は、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、を備え、前記複数の受信装置のそれぞれまたは前記少なくとも1つの受信装置は、自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、を備えることを特徴とする。
【0020】
ここで、識別情報は、受信装置またはユーザを一意に識別する識別子であってもよいし、該識別子の一部であってもよい。また、識別情報は、ローカルなものであってもよいし、グローバルなものであってもよい。
【0021】
本発明の第1の側面によると、畳み込み符号化において、受信装置またはユーザの識別情報がテール符号として付加されるので、従来のように識別情報をテール符号とは別に付加するよりも、伝送するデータ量を減少させることができる。これにより、伝送効率を向上させることができる。また、識別情報によりデータをマスク、マスク解除、スクランブル、デスクランブル等する処理が不要となるので、送信装置および受信装置における処理効率を向上させることができる。
【0022】
本発明の第2の側面による送信装置は、複数の受信装置または複数のユーザにより共有されるチャネルを介して、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対して送信されてくるデータであって、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報をテール符号として畳み込み符号化されたデータを受信する受信装置において、自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、を備えることを特徴とする。
【0023】
本発明の第2の側面による受信装置は、同じチャネルを介して送信されてくる複数種類のデータを受信する受信装置において、前記複数種類のデータのそれぞれは、自己の種類を示す情報をテール符号として畳み込み符号化されており、前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、前記データの種類と少なくとも同じ個数設けられ、それぞれが前記記憶部に記憶された前記情報の1つを重複することなく読み出し、読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する複数の畳み込み復号化部と、を備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の第2の側面によると、畳み込み符号化において、データの種類を示す情報がテール符号として付加されるので、従来のように種類を示す情報をテール符号とは別に付加するよりも、伝送するデータ量を減少させることができる。これにより、伝送効率を向上させることができる。また、種類を示す情報によりデータをマスク、マスク解除、スクランブル、デスクランブル等する処理が不要となるので、送信装置および受信装置における処理効率を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明を移動通信システム(例えば、第3世代携帯電話システム(IMT−2000))に適用した場合の実施形態について説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態による移動通信システムの概略構成を示すブロック図である。この移動通信システムは、基地局(BTS:Base Transceiver Station)100、移動局(または移動機(UE:User Equipment))200、および基地局制御装置(RNC:Radio Network Control equipment)300を有する。基地局100は、送信部1、ATMコントローラ101、およびアンテナ3を含む。移動局200は、例えば携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、自動車電話機等であり、受信部2、処理部201、およびアンテナ4を含む。
【0027】
なお、図1では、基地局100から移動局200への下りリンクの信号伝送に関連した構成要素のみが示されており、これとは逆の移動局200から基地局100への無線信号の送信に関連した構成要素は省略されている。
【0028】
基地局制御装置300から基地局200へは、有線回線によりデータが送信される。データは、基地局制御装置300と基地局200との間の有線回線上、例えば非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mode)により送信される。
【0029】
ATMコントローラ101は、上記有線回線を制御すると共に、ATMセルにより受信されたデータを送信部1に与える。送信部1は、チャネルコーディングに関連した処理(CRC(Cyclic Redundancy Check)符号の付加、畳み込み符号化等)ならびに拡散および変調を行い、データをアンテナ3を介して無線信号により送信する。この無線信号の送信には、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)のW−CDMAにおける下り高速データ伝送方式(HSDPA:High Speed Downlink Access)等が使用される。
【0030】
移動局200では、アンテナ4に受信された無線信号が受信部2に与えられる。受信部2は、アンテナ4から入力された信号に対して、復調および逆拡散ならびにチャネルコーディングに関連した処理(畳み込み復号化、CRC誤り検出等)を行い、信号に含まれるデータを処理部201に与える。処理部201では、データに所定の処理を行い、例えばデータのスピーカへの出力、ディスプレイへの表示等を行う。
【0031】
以下では、送信部1および受信部2についての3つの実施の形態を説明する。
【0032】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態では、送信データの宛先であるユーザの識別情報(ユーザ識別子)を、畳み込み符号に用いるテール(テール符号、テールビット)として使用する場合について説明する。
【0033】
下りリンクでは、同一チャネルを使用して複数の移動局(ユーザ)に信号を送信し、信号に含まれるユーザ識別子により特定される1つの移動局のみが該信号を受信し処理する場合がある。例えば、基地局100と移動局200との間の呼設定前における移動局200の呼び出し信号の送信や、共通チャネルを使用して特定ユーザにデータを伝送する場合である。このような場合に、第1の実施の形態を使用することができる。
【0034】
この第1の実施の形態では、テールにユーザ識別子を使用することにより、ユーザ識別子をテールとは別に付加する必要がないので、伝送データ量を削減できる。また、送信データをユーザ識別子によってマスク(スクランブル)またはマスク解除(デスクランブル)する等の処理が不要となる。
【0035】
図2(A)は、本発明の第1の実施形態による基地局100の送信部1の構成を示すブロック図であり、同図(B)は本発明の第1の実施形態による移動局200の受信部2の構成を示すブロック図である。図3は、送信部1における符号化の流れおよび受信部2における復号化の流れに沿ったデータ構造を示している。図3の上から下へ、符号化の流れに沿ったデータ構造が示され、その逆の下から上へ、復号化の流れに沿ったデータ構造が示されている。
【0036】
送信部1は、分離部11、CRC付加部12、テール付加部13、畳み込み符号化部14、および無線部15を有する。受信部2は、無線部21、畳み込み復号化部22、ユーザ識別子記憶部23、CRC誤り検出部24、情報データ抽出部25を有する。
【0037】
基地局100のATMコントローラ101からのデータは、同基地局100の分離部11に入力される。このデータには、ユーザ識別子および情報データが含まれる。ユーザ識別子は、各セル内において一意にユーザを識別する情報(ローカルなユーザ識別子)の場合もあるし、移動通信システム全体で一意にユーザを識別する情報(グローバルなユーザ識別子)の場合もある。また、ユーザ識別子は、グローバルなユーザ識別子のうち、セル内でユーザを一意に識別可能な一部分の場合もある。情報データは、呼び出し信号、データ通信におけるパケットデータ等を含む。
【0038】
分離部11は、ATMコントローラ101からのデータをユーザ識別子と情報データとに分離し、情報データをCRC付加部12へ、ユーザ識別子をテール付加部13へ、それぞれ与える。
【0039】
CRC付加部12は、情報データに基づいてCRC符号を計算し、計算したCRC符号を情報データ(情報ビット)の後部に付加する(図3参照)。CRC符号が付加された情報データは、テール付加部13に与えられる。
【0040】
テール付加部13は、CRC付加部12から与えられたデータの後部に、テールとして、分離部11から与えられたユーザ識別子を付加し(図3参照)、ユーザ識別子を付加したデータを畳み込み符号化部14に与える。畳み込み符号化部14は、テーブル付加部13から与えられたデータを畳み込み符号化し(図3参照)、無線部15に与える。
【0041】
無線部15は、畳み込み符号化されたデータの拡散、変調等を行い、アンテナ3を介して無線信号により送信する。
【0042】
このように送信部1では、テールとしてユーザ識別子を使用するので、従来のように、テールとは別にユーザ識別子を付加するよりも、伝送データ量を削減することができ、伝送効率を向上させることができる。また、従来のように、CRC符号付加後のデータをユーザ識別子によりマスク(排他的論理和演算等)する必要もないので、送信部1の処理効率を向上させることができる。
【0043】
移動局200の受信部2では、アンテナ4により受信された無線信号が無線部21に入力され、該無線信号に対して復調、逆拡散等の処理が行われる。処理後の信号(データ)は、畳み込み復号化部22に与えられる。
【0044】
ユーザ識別子記憶部23は、例えばRAM、フラッシュメモリ等から構成され、該移動局200のユーザの識別子を予め記憶している。畳み込み復号化部22は、ユーザ識別子記憶部23に記憶されたユーザ識別子を読み出し、該ユーザ識別子をテールとして、無線部21からのデータに対し畳み込み復号化処理を行う。これにより、データは、情報データ(情報ビット)、CRC符号、およびテールからなるデータに復号化される(図3参照)。この復号化されたデータは、CRC誤り検出部24に与えられる。
【0045】
CRC誤り検出部24は、畳み込み復号化部22から与えられたデータ(情報データ、CRC符号、およびテール)からテールを除去し、CRC符号に基づいて、情報ビットに誤りが含まれているかどうかを判定する。
【0046】
ここで、無線部21に受信された信号が、該移動局200のユーザに対する信号である場合には、伝送中に信号誤りが発生しない限り、畳み込み復号化部22による復号化後の情報データは、基地局100における畳み込み符号化前の情報データと一致し、復号化後のCRC符号も、畳み込み符号化前のCRC符号と一致する。したがって、CRC符号による誤り検出において、誤りは検出されない。一方、無線部21に受信された信号が、該移動局200のユーザに対する信号でない場合には、伝送中に信号誤りが発生しないときであっても、畳み込み復号化部22による復号化後の情報データは、基地局100における畳み込み符号化前の情報データと一致せず、復号化後のCRC符号も、畳み込み符号化前のCRC符号と一致しない。このため、該復号化後の情報データに基づくCRC計算結果と復号化後のCRC符号の値とは一致せず、CRC誤り検出において、誤り発生と判断されることとなる。
【0047】
すなわち、CRC誤り検出部24によって誤りが検出されない場合には、その情報データは、自局宛の情報データあることとなる。したがって、CRC誤り検出部24は、誤りが検出されない場合には、CRC符号付きのデータを情報データ抽出部25に与える。一方、CRC誤り検出部24は、誤りが検出された場合には、該データを廃棄し、データ抽出部25に与えない。これにより、該移動局のユーザに対するデータのみが情報データ抽出部25に与えられることとなる。
【0048】
なお、受信データが自局宛のデータであるにも関わらず、伝送中に誤りが発生したために、CRC誤り検出部24により誤りが検出された場合には、このデータはCRC誤り検出部24によって廃棄される。
【0049】
情報データ抽出部25は、CRC符号付きのデータからCRC符号を除去し、情報データのみを処理部201(図1参照)に与える。処理部201は、情報データを処理し、例えば、情報データが呼び出し信号の場合には、スピーカから呼び出し音を出力し、あるいは、バイブレータを振動させ、また、ディスプレイに着信を知らせる表示を行う。また、情報データがデータ通信のパケットデータである場合には、処理部201は、ディスプレイに該データを表示する。
【0050】
このように、受信部2においても、従来のようにデータをユーザ識別子によりマスク解除(排他的論理和演算等)する必要がないので、処理効率を向上させることができる。
【0051】
なお、畳み込み復号化後のデータに含まれるテールの除去は、畳み込み復号化部22により行われてもよく、この場合には、情報データおよびCRC符号からなるデータが畳み込み復号化部22からCRC誤り検出部24に与えられる。また、CRC符号の除去は、CRC誤り検出部24により行われてもよく、この場合には、情報データ抽出部25を省略することができる。
【0052】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態では、送信データの種類を示す識別情報(データ識別子)を、畳み込み符号化に用いるテールとして使用する場合について説明する。これは、例えば、呼設定後の特定のユーザに対して、同じチャネル内に異なる種類のデータ(例えば制御データ、音声データ)を送信する際の符号化に用いることができる。
【0053】
図4(A)は、本発明の第2の実施形態による基地局100の送信部1の構成を示すブロック図であり、同図(B)は本発明の第2の実施形態による移動局200の受信部2の構成を示すブロック図である。送信部1は、判定部16、CRC付加部12、テール付加部13、畳み込み符号化部14、および無線部15を有する。受信部2は、無線部21、畳み込み復号化部22a,22b、CRC誤り検出部24a,24b、識別子記憶部26、および選択抽出部27を有する。
【0054】
第1の実施形態における構成要素と同じもの(CRC付加部12、テール付加部13、畳み込み符号化部14、無線部15,21)には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
【0055】
ATMコントローラ101からのデータは、判定部16に入力される。このデータは、例えば、移動局200に送信される制御データまたは音声データである。制御データは、移動局200を制御するためのデータである。音声データは、移動局200とは異なる別の発話者側移動局(または固定電話機)から送信され、移動局200(すなわち受話者側移動局)に送信される音声のデータである。
【0056】
判定部16は、ATMコントローラ101からのデータが制御データであるのか、音声データであるのかを判定する。この判定は、ATMコントローラ101からのデータのヘッダ等にデータ識別子が含まれる場合には、該識別子により行うこともできるし、ATMコントローラ101から、データとは別に、データの種別を表す制御信号が与えられる場合には、該制御信号により行うこともできる。
【0057】
判定部16は、入力されたデータが制御データである場合には制御データ識別子を、入力されたデータが音声データである場合には音声データ識別子を、それぞれテール付加部13に与えるとともに、制御データまたは音声データをCRC付加部12に与える。
【0058】
CRC付加部12は、制御データまたは音声データ(情報ビット)にCRC符号を付加する。テール付加部13は、CRC符号が付加された情報ビットに、テールとして、判定部16から与えられた制御データ識別子または音声データ識別子を付加する(図3参照)。すなわち、制御データには制御データ識別子がテールとして付加され、音声データには音声データ識別子がテールとして付加される。
【0059】
テール付加後のデータは、畳み込み符号化部14において、畳み込み符号化され(図3参照)、無線部15により拡散、変調等された後、アンテナ3から無線信号として送信される。
【0060】
このように、第2の実施の形態によっても、テールとは別に制御データ識別子または音声データ識別子が付加されるのではなく、テールとして、制御データ識別子または音声データ識別子が付加されるので、伝送データ量を削減することができ、伝送効率を向上させることができる。また、制御データ識別子または音声データ識別子により、CRC符号付加後のデータをマスク(排他的論理和演算)する必要もないので、送信部1の処理効率を向上させることができる。
【0061】
受信部2では、アンテナ4により受信された無線信号が無線部21により復調、逆拡散等された後、畳み込み復号化部22aおよび22bに与えられる。
【0062】
識別子記憶部26には、送信部1における制御データ識別子および音声データ識別子とそれぞれ同一の制御データ識別子および音声データ識別子が予め記憶されている。
【0063】
畳み込み復号化部22aは、識別子記憶部26に記憶された制御データ識別子を読み出し、該制御データ識別子をテールとして、無線部21からのデータの畳み込み復号化を行う。一方、畳み込み復号化部22bは、識別子記憶部26に記憶された音声データ識別子を読み出し、該音声データ識別子をテールとして、無線部21からのデータの畳み込み復号化を行う。畳み込み復号化部22aにより復号化されたデータはCRC誤り検出部24aに、畳み込み復号化部22bにより復号化されたデータはCRC誤り検出部24bに、それぞれ入力される。
【0064】
CRC誤り検出部24aおよび24bは、畳み込み復号化後のデータからテールを除去し、CRC符号に基づいて、情報データ(制御データまたは音声データ)に誤りが含まれているかどうかを判定する。
【0065】
ここで、無線部21に受信された信号が、制御データである場合には、伝送中に信号誤りが発生しない限り、畳み込み復号化部22aによる復号化後の情報データは、基地局100における畳み込み符号化前の制御データと一致し、復号化後のCRC符号も、畳み込み符号化前のCRC符号と一致する。したがって、CRC誤り検出部24aによる誤り検出において、誤りは検出されない。一方、無線部21に受信された信号が、制御データでなく音声データである場合には、伝送中に信号誤りが発生しないときであっても、畳み込み復号化部22aによる復号化後の情報データは、基地局100における畳み込み符号化前の音声データと一致せず、復号化後のCRC符号も、畳み込み符号化前のCRC符号と一致しない。このため、該復号化後の情報データに基づくCRC計算結果と復号化後のCRC符号の値とは一致せず、CRC誤り検出部24aは、誤りが検出されたと判断することとなる。
【0066】
このCRC誤り検出部24aの状況と逆の状況が、CRC誤り検出部24bにおいて生じる。
【0067】
すなわち、受信されたデータが制御データである場合には、CRC誤り検出部24aによって誤りが検出されない一方、CRC誤り検出部24bによって誤りが検出される。受信されたデータが音声データである場合には、CRC誤り検出部24aによって誤りが検出される一方、CRC誤り検出部24bによって誤りは検出されない。
【0068】
CRC誤り検出部24aおよび24bは、誤り検出の有無を選択抽出部27に与えると共に、誤りを検出しない場合には、CRC符号付きの情報データを選択抽出部27に与え、誤りを検出した場合には、該データを廃棄し、選択抽出部27に与えない。これにより、受信データの種類(制御データまたは音声データ)に対応した識別子により符号化されたデータのみが選択抽出部27に与えられることとなる。
【0069】
なお、伝送中に誤りが発生し、CRC誤り検出部24aおよび24bの双方とも誤りを検出する場合がある。この場合には、双方とも誤りを検出したことを示す信号を選択抽出部27に与え、データを廃棄する。
【0070】
選択抽出部27は、誤りが検出されなかったことを示す信号(誤り検出無)を与えたCRC検出部24aまたは24bからのデータを選択し、該データからCRC符号を除去し、情報データの部分を処理部201に与える。
【0071】
処理部201は、情報データを処理し、例えば、情報データが制御データの場合には、該制御データに従って制御処理を行い、情報データが音声データの場合には、スピーカから音声を出力する。なお、必要に応じて、選択抽出部27は、CRC誤り検出部24aおよび24bからの誤り検出有無の信号に基づいて、データの種類(制御データか音声データか)を示す信号を処理部201に通知してもよい。
【0072】
このように、受信部2においても、制御データ識別子または音声データ識別子によりマスク解除(排他的論理和演算等)を行う必要がないので、処理効率を向上させることができる。
【0073】
なお、畳み込み復号化後のデータに含まれるテールの除去は、畳み込み復号化部22aおよび22bにより行われてもよく、この場合には、情報データおよびCRC符号からなるデータが畳み込み復号化部22aおよび22bからCRC誤り検出部24aおよび24bにそれぞれ与えられる。また、CRC符号の除去は、CRC誤り検出部24aおよび24bにより行われてもよく、この場合には、選択抽出部27を省略し、また、CRC誤り検出部24aおよび24bによる誤り検出有無の出力も省略することができる。
【0074】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態では、第2の実施の形態における受信部においてそれぞれ2つ設けられた畳み込み復号化部およびCRC誤り検出部が1つだけ設けられ、回路規模が削減される。
【0075】
図5は、本発明の第3実施の形態による移動局200の受信部2の構成を示すブロック図である。基地局100の送信部1については、第2の実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
【0076】
受信部2は、無線部21、畳み込み復号化部22c、CRC誤り検出部24a、識別子記憶部26、および情報データ抽出部25を有する。第1または第2の実施形態における構成要素と同じもの(無線部21、CRC誤り検出部24a、情報データ抽出部25、識別子記憶部26)には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
【0077】
無線部21には、第2の実施形態と同様に、制御データまたは音声データを含む無線信号がアンテナ4を介して受信され、復調、逆拡散等された後、畳み込み復号化部22cに与えられる。
【0078】
畳み込み復号化部22cは、まず、制御データおよび音声データのうち、受信頻度の高いデータの識別子を識別子記憶部26から読み出し、この識別子をテールとして畳み込み復号化処理を行う。いずれのデータの受信頻度が高いかは予め判明しているので、受信頻度の高いデータの識別子を先に読み出し、受信頻度の低いデータの識別子を後に読み出すように、畳み込み復号化部22cの処理を予め規定しておくことができる。例えば、音声データの受信頻度が制御データのそれよりも高い場合には、畳み込み復号化部22cは、まず、音声データ識別子を識別子記憶部26から読み出し、この音声データ識別子をテールとして、畳み込み復号化処理を行う。復号化されたデータは、CRC誤り検出部24aに与えられる。
【0079】
また、畳み込み復号化部22cは、CRC誤り検出部24aからの誤り検出有無の信号を受信するまで、復号化前の受信データ(すなわち無線部21から与えられたデータ)を保持する。
【0080】
受信データが音声データの場合であって、かつ、受信データに誤りが発生していない場合には、CRC誤り検出部24aは誤りを検出しないので、誤りを検出しないことを示す信号(誤り検出無信号)を畳み込み復号化部22cに与えると共に、CRC符号付きの情報データを情報データ抽出部25に与える。
【0081】
畳み込み復号化部22cは、CRC誤り検出部24aから誤り検出無信号を受信すると、保持していた復号化前の受信データは不要となるので、該受信データを消去する。情報データ抽出部25は、CRC誤り検出部24aから与えられたデータからCRC符号を除去し、情報データのみを処理部201に与える。
【0082】
一方、受信データが制御データの場合、または、受信データに誤りが発生している場合には、CRC誤り検出部24aは、誤りを検出するので、誤りを検出したことを示す信号(誤り検出有信号)を畳み込み復号化部22cに与えると共に、データを廃棄して、情報データ抽出部25に与えない。
【0083】
畳み込み復号化部22cは、CRC誤り検出部24aから誤り検出有信号を受信すると、識別子記憶部26から制御データ識別子を読み出し、保持していた復号化前のデータに対して、該制御データ識別子をテールとした畳み込み復号化処理を行う。続いて、畳み込み復号化部22cは、復号化後のデータをCRC誤り検出部24aに与えると共に、保持していた受信データは不要となるので、該受信データを消去する。
【0084】
このように、畳み込み復号化部22cは、無線部21から与えられた受信データを、まず、受信頻度の高い音声データの識別子に基づいて復号化し、この復号化により誤りが検出された場合には、次に、受信頻度の低い制御データの識別子に基づいて復号化する。受信頻度の高いデータの識別子によってまず先に復号化するので、復号化を2回行う頻度を減少させることができ、その結果、処理効率を向上させることができる。
【0085】
受信データが制御データの場合であって、かつ、受信データに誤りが発生していない場合には、CRC誤り検出部24aは誤りを検出しないので、誤り検出無信号を畳み込み復号化部22cに与えると共に、CRC符号付きの情報データを情報データ抽出部25に与える。
【0086】
情報データ抽出部25は、CRC誤り検出部24aから与えられたデータからCRC符号を除去し、情報データのみを処理部201に与える。
【0087】
一方、受信データに誤りが発生している場合には、この2回目のCRC誤り検出においても誤りが検出される。したがって、この場合には、CRC誤り検出部24aは、誤り検出有信号を畳み込み復号化部22cに与えると共に、データを廃棄して、情報データ抽出部25に与えない。このように、データ中に誤りが発生し、音声データとも制御データとも判別のつかないデータは廃棄される。
【0088】
このように、第3の実施形態によっても、制御データ識別子または音声データ識別子によりマスク解除(排他的論理和演算等)を行う必要がないので、処理効率を向上させることができる。また、第2の実施形態に比べて回路規模を小さくでき、装置コストを削減することができる。
【0089】
なお、CRC誤り検出部24aは、同一の受信データに対する2回目の誤り検出結果(誤り検出有信号および無信号)を畳み込み復号化部22cに与えることを省略してもよい。
【0090】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態は、畳み込み復号化をビタビ復号器により行い、トレリス線図のトレースバックの際に、テールを音声データ識別子とした場合のパスメトリック値と、テールを制御データ識別子とした場合のパスメトリック値とを比較し、パスメトリック値の大きい方のトレースバックによる復号結果を復号データとして採用するものである。
【0091】
図6は、本発明の第4の実施形態による移動局200の受信部2の構成を示すブロック図である。基地局100の送信部1については、第2の実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
【0092】
受信部2は、無線部21、畳み込み復号化部22d、CRC誤り検出部24、および情報データ抽出部25を有する。第1または第2の実施形態における構成要素と同じもの(無線部21、CRC誤り検出部24、情報データ抽出部25)には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
【0093】
無線部21には、第2の実施形態と同様に、制御データまたは音声データを含む無線信号がアンテナ4を介して受信され、復調、逆拡散等された後、畳み込み復号化部22dに与えられる。
【0094】
畳み込み復号化部22dは、受信データの畳み込み復号化において、制御データ識別子をテールとした場合のパスメトリック値と、音声データ識別子をテールとした場合のパスメトリック値とを比較し、パスメトリック値の大きい方からトレリス線図のフィードバックを行って復号結果の符号を決定する。以下に具体例に基づいて説明する。
【0095】
図7は、ビタビ復号器により構成される畳み込み復号化部22dの詳細な構成を示すブロック図である。図8(A)および(B)は、トレリス線図である。畳み込み復号化部22dは、シリアル/パラレル(S/P)変換器50、ブランチメトリック(BM)演算器51、パスメトリック(PM)演算器52、レジスタ54a〜54d、比較回路55、制御回路56、およびメモリ57を有する。BM演算器51は、状態00演算器51a、状態10演算器51b、状態01演算器51c、および状態11演算器51dを有する。PM演算器52は、加算器52a〜52hおよび比較選択器53a〜53dを有する。なお、比較選択器53a〜53dとレジスタ54a〜54dとのそれぞれの間には、比較選択器53a〜53dの出力値が所定値を超えた場合に、該出力値を所定値にする正規化回路が設けられてもよい。
【0096】
この畳み込み復号化部22dに、14ビットの受信データ“11100011110111”が入力されたものとする。また、制御データ識別子(すなわちテールビット)は2ビットデータ“11”であり、音声データ識別子(すなわちテールビット)は2ビットデータ“00”であるものとする。
【0097】
14ビットの受信データは、基地局100の送信部1の畳み込み符号化部14において、5ビットの送信データ(情報源)“11001”に2ビットのテールビット“00”(音声データ識別子)を付加した送信データ“1100100”を畳み込み符号化したものである。ただし、受信データの第5ビット(左から5番目のビット)“0”は、本来“1”であるべきものが、伝送中の誤りによって“0”に変化しているものとする。
【0098】
このような送信データを畳み込み符号化する畳み込み符号化部(畳み込み符号器)14の構成を図9(A)に示す。畳み込み符号器14は、D−フリップフロップ(D−FF)61,62、排他的論理和演算器(EX−OR)63,64、およびパラレル/シリアル(P/S)変換器65を有する。パラメータK=3は拘束長である。2つのD−FF(1ビットシフトレジスタ)61、62には、それぞれ所定の初期値が設定される。例えば、共に初期値0が設定される。
【0099】
この畳み込み符号器14に、送信データ“1100100”が1ビットずつ入力されることにより、P/S変換器65からは、符号化データ“11101011110111”が出力される。この符号化データの第5ビットは、誤りが発生していない状態の“1”であり、誤りが発生している受信データの第5ビットと異なる。
【0100】
なお、図9(B)は、2つのD−FF61,62の値の状態遷移図である。D−FF61,62がともに“0”の状態を状態0、前者が“0”で後者が“1”の状態を状態1、この逆の状態を状態2、ともに“1”の状態を状態3としている。
【0101】
図7に戻って、上記受信データが、S/P変換器50に第1ビットから2ビットずつシリアルに入力され、2ビットのパラレルデータとしてBM演算器51の4つの状態演算器51a〜51dに入力される。
【0102】
状態演算器51a〜51dは、入力された2ビットのデータと自己の状態との一致するビット数(すなわちブランチメトリック値)を求めて出力する。例えば、受信データの第1および第2ビット“11”が入力された場合に、状態00演算器51aは、入力データ“11”と自己の状態“00”との一致するビット数を求める。この場合、一致するビット数は0であるので、状態00演算器51aは、ブランチメトリック値として0を出力する。同様にして、状態10演算器51bは1を、状態01演算器51cは1を、状態11演算器51dは2を、それぞれ出力する。
【0103】
状態演算器51aの出力値は、加算器52aおよび52dに入力される。同様にして、状態演算器51bの出力値は加算器52fおよび52gに、状態演算器51cの出力値は加算器52eおよび52hに、状態演算器51dの出力値は加算器52bおよび52cに、それぞれ入力される。
【0104】
加算器52aおよび52cには、レジスタ54aの記憶値も入力される。同様にして、加算器52bおよび52dにはレジスタ54cの記憶値が、加算器52eおよび52gにはレジスタ52bの記憶値が、加算器52fおよび52hにはレジスタ54dの記憶値が、それぞれ入力される。
【0105】
レジスタ54a〜54dは、図9(B)に示す状態遷移図の状態0〜3にそれぞれ対応し、初期値として例えば0を記憶し、受信データの最初の2ビットが処理された後は、比較選択器53a〜53dの出力値をそれぞれ記憶する。
【0106】
加算器52a〜52hは、入力された値を加算し、加算結果を比較選択器53a〜53dにそれぞれ出力する。比較選択器53a〜53dは、入力される2つの加算結果のうち、大きい値の方を選択し、レジスタ54a〜54dにそれぞれ出力すると共に、選択した加算結果に対応するトレリス線図における経路情報を制御回路56に与える。
【0107】
比較選択器53a〜53dの出力結果がパスメトリック値となる。図8(A)では、パスメトリック値は、括弧[]付きの数字に示される。例えば、初期状態0(00)に入力ビット(受信データ)“11”が入力された場合に、状態0へのパスメトリック値は[0]であり、状態2(10)へのパスメトリック値は[2]となる。受信データの第3ビット以降が同様に処理されることにより、パスメトリック値にブランチメトリック値が加算されて行き、加算結果が新たなパスメトリック値となる。なお、トレリス線図の初期状態は、送信部1の畳み込み符号器14のD−FF61および62の初期値(初期状態)に対応するので、予め判明しており、受信部2の畳み込み復号化部22dに予め設定しておくことができる。
【0108】
レジスタ54a〜54dは、比較選択器53a〜53dの出力値(パスメトリック値)を記憶し、次の2ビットの受信データ“10”(t=1)の処理のために、記憶した値(パスメトリック値)を加算器52a〜52hの対応するものに出力する。制御回路56は、比較選択器53a〜53dから与えられた経路情報を時系列でメモリ57に記憶する。
【0109】
このような処理が、入力ビット(受信データ)“10”(t=1)から“11”(t=5)について繰り返され、図8(A)のトレリス線図の各パスメトリック値が求められ、選択された経路情報がメモリ57に記憶される。
【0110】
制御回路56は、最後の入力ビット“11”について処理が完了すると、比較回路55にトリガ信号を与える。このトリガ信号により、比較回路55は、レジスタ54aおよび55dの記憶値を比較し、大きな記憶値を有するレジスタ(または該レジスタに対応する状態番号)を制御回路56に返す。比較回路55がレジスタ54aおよび54dの記憶値を比較するのは、レジスタ54aには、テールビットを“00”(すなわち音声データ識別子)とした場合のパスメトリック値が記憶され、レジスタ54dには、テールビットを“11”(すなわち制御データ識別子)とした場合のパスメトリック値が記憶されているからである。
【0111】
制御回路56は、比較回路55の比較結果およびメモリ57に記憶された経路情報に基づいて、パスメトリック値の大きな状態からトレリス線図をトレースバックして、復号結果を求める。図8(A)のトレリス線図では、状態(00)のパスメトリック値が[13]、状態(11)のパスメトリック値が[9]であり、状態(00)、すなわち音声データ識別子のパスメトリック値が大きい。したがって、制御回路56は、図8(B)の太線(実線および破線)に示すように、状態(00)からトレースバック処理を行い、送信データ(情報源)にテールビット“00”が付加された“1100100”を復号化し、この復号結果をCRC誤り検出部24に与える。なお、畳み込み復号化処理では、受信データの一部に誤りが発生していても、パスメトリック値の値に基づいて送信データが復号化される。
【0112】
この復号化されたデータは、CRC誤り検出部24および状態データ抽出部25を介して処理部201に与えられる。また、畳み込み復号化部22d(制御回路56)は、パスメトリック値に基づいて決定されたデータの種別(音声データ、制御データの種別)を処理部201に与えることもできる。
【0113】
このように、第4の実施形態によっても、制御データ識別子または音声データ識別子によりマスク解除(排他的論理和演算等)を行う必要がないので、処理効率を向上させることができる。
【0114】
なお、上記説明はビタビ復号によるパスメトリック値の大きさにより、テールビット(すなわちデータ種別)を決定したが、VPMD(Viterbi Path Metric Difference)またはY./I.(Yamamoto−Itoh)アルゴリズムを使用することもできる。
【0115】
また、ユーザ識別子およびデータの種類を示す識別子(音声データ識別子、制御データ識別子)を、畳み込み符号化部14の複数のD−FF(シフトレジスタ)(図9参照)の初期値に対応させることもできる。例えば、音声データを送信する場合には、図9の2つのD−FF61,62の初期値を0,0として畳み込み符号化を行い、制御データを送信する場合には、D−FF61,62の初期値を1,1として畳み込み符号化を行うことができる。また、ユーザ識別子を初期値に対応させる場合には、ユーザ識別子が8ビットの場合には、8つのD−FFを設けて、8つのD−FF(8ビットシフトレジスタ)の初期値を8ビットのユーザ識別子の値とすることができる。なお、この場合のテールは、基地局と移動局とで共通のデータ(たとえばすべて0からなるビット列等)が使用される。
【0116】
また、ユーザ識別子およびデータの種類を示す識別子(音声データ識別子、制御データ識別子)を、テールビットとD−FFの初期値に分けて設定することもできる。例えば、識別子が4ビットの場合に、そのうちの2ビットをテールビットに割り当て、残りの2ビットを2つのD−FFの初期値として畳み込み符号化を行うこともできる。
【0117】
さらに、上記実施形態におけるユーザ識別子は、1人のユーザを識別するだけでなく、複数のユーザを含むユーザグループを識別するものであってもよい。この場合には、該ユーザグループに含まれる複数のユーザ(移動局)がデータを受信することとなる。
【0118】
これまで述べた実施形態は、一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。例えば、実施形態では、基地局から移動局への通信を例にして説明したが、該通信が移動局から基地局への通信にも当てはまる場合には、移動局から基地局の通信にも本発明を適用することができる。また、有線/無線の別を問わず本発明を適用することができ、任意の装置間の通信にも本発明を適用できる。
【0119】
(付記1) 複数の受信装置の1つもしくは一部または複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータを、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信する送信装置において、
前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、
前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、
を備えることを特徴とする送信装置。
【0120】
(付記2) 付記1において、
前記データは、情報データおよび誤り検出符号を含む、ことを特徴とする送信装置。
【0121】
(付記3) 付記1において、
前記識別情報は、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別子または該識別子の一部である、ことを特徴とする送信装置。
【0122】
(付記4) 複数種類のデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置において、
前記複数種類のデータのうち、送信するデータの種類を示す情報を、該送信するデータの畳み込み符号化に必要なテール符号として該送信するデータに付加するテール付加部と、
前記テール符号が付加されたデータを畳み込み符号化する畳み込み符号化部と、
を備えることを特徴とする送信装置。
【0123】
(付記5) 付記4において、
前記送信するデータは、情報データおよび誤り検出符号を含む、ことを特徴とする送信装置。
【0124】
(付記6) 複数の受信装置の1つもしくは一部または複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータに畳み込み符号化を行う畳み込み符号器を有し、前記畳み込み符号化されたデータを、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信する送信装置において、
前記畳み込み符号器は、初期値が設定され、かつ、前記データが1ビットずつシリアルに入力されるシフトレジスタと、該シフトレジスタの所定のビットと、前記データの所定のビットとの排他的論理和演算を行う論理ゲートとを含み、
前記シフトレジスタには、初期値として、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を表すビット列が設定される、
ことを特徴とする送信装置。
【0125】
(付記7) 複数の受信装置の1つもしくは一部または複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータに畳み込み符号化を行う畳み込み符号器を有し、前記畳み込み符号化されたデータを、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信する送信装置において、
前記畳み込み符号器は、初期値が設定され、かつ、前記データが1ビットずつシリアルに入力されるシフトレジスタと、該シフトレジスタの所定のビットと、前記データの所定のビットとの排他的論理和演算を行う論理ゲートとを含み、
前記シフトレジスタには、初期値として、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を表すビット列の一部が設定され、
前記識別情報を表すビット列の残りの部分を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部を備える、
ことを特徴とする送信装置。
【0126】
(付記8) 複数種類のデータに畳み込み符号化を行う畳み込み符号器を有し、前記畳み込み符号化されたデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置において、
前記畳み込み符号器は、初期値が設定され、かつ、前記データが1ビットずつシリアルに入力されるシフトレジスタと、該シフトレジスタの所定のビットと、前記データの所定のビットとの排他的論理和演算を行う論理ゲートとを含み、
前記シフトレジスタには、初期値として、前記複数種類のデータのうち、送信されるデータの種類を示す情報を表すビット列が設定される、
ことを特徴とする送信装置。
【0127】
(付記9) 複数種類のデータに畳み込み符号化を行う畳み込み符号器を有し、前記畳み込み符号化されたデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置において、
前記畳み込み符号器は、初期値が設定され、かつ、前記データが1ビットずつシリアルに入力されるシフトレジスタと、該シフトレジスタの所定のビットと、前記データの所定のビットとの排他的論理和演算を行う論理ゲートとを含み、
前記シフトレジスタには、初期値として、前記複数種類のデータのうち、送信されるデータの種類を示すビット列の一部が設定され、
前記データの種類を示すビット列の残りの部分を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部を備える、
ことを特徴とする送信装置。
【0128】
(付記10) 複数の受信装置または複数のユーザにより共有されるチャネルを介して、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対して送信されてくるデータであって、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報をテール符号として畳み込み符号化されたデータを受信する受信装置において、
自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
【0129】
(付記11) 付記10において、
前記畳み込み復号化部により復号化されたデータは、情報データおよび誤り検出符号を含み、
前記復号化されたデータの前記誤り検出符号に基づいて、前記復号化されたデータの誤りの有無を判定し、誤りがある場合には、前記復号化されたデータを廃棄する誤り検出部をさらに備える、
ことを特徴とする受信装置。
【0130】
(付記12) 同じチャネルを介して送信されてくる複数種類のデータを受信する受信装置において、
前記複数種類のデータのそれぞれは、自己の種類を示す情報をテール符号として畳み込み符号化されており、
前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、
前記データの種類と少なくとも同じ個数設けられ、それぞれが前記記憶部に記憶された前記情報の1つを重複することなく読み出し、読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する複数の畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
【0131】
(付記13) 付記12において、
前記複数の畳み込み復号化部によりそれぞれ復号化されたデータは、情報データおよび誤り検出符号を含み、
前記複数の畳み込み復号化部によりそれぞれ復号化されたデータの前記誤り検出符号に基づいて、誤りの有無を判定し、誤りがある場合には、前記復号化されたデータを廃棄する複数の誤り検出部をさらに備える、
ことを特徴とする受信装置。
【0132】
(付記14) 付記13において、
前記複数の誤り検出部の誤りの有無の判定結果に基づいて、データの種類を決定するデータ種類決定部をさらに備える、ことを特徴とする受信装置。
【0133】
(付記15) 同じチャネルを介して送信されてくる複数種類のデータを受信する受信装置において、
前記複数種類のデータのそれぞれは、自己の種類を示す情報をテール符号として畳み込み符号化されており、
前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された情報のうち、受信頻度の高い種類のデータの情報から順に読み出し、該読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
【0134】
(付記16) 付記15において、
前記畳み込み復号化部により復号化されたデータは、情報データおよび誤り検出符号を含み、
前記畳み込み復号化部により復号化されたデータの前記誤り検出符号に基づいて、誤りの有無を判定し、誤りがある場合には、前記復号化されたデータを廃棄すると共に、前記畳み込み復号化部に次の畳み込み復号化処理を行うように要求し、誤りがない場合には、畳み込み復号化部に次の畳み込み復号化処理の停止を要求する誤り検出部をさらに備える、
ことを特徴とする受信装置。
【0135】
(付記17) 付記16において、
前記畳み込み復号化部は、さらに、前記誤り検出部からの停止の要求に基づいて前記データの種類を決定し、出力する、ことを特徴とする受信装置。
【0136】
(付記18) 複数の受信装置または複数のユーザにより共有されるチャネルを介して、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対して送信されてくるデータであって、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報をテール符号として畳み込み符号化されたデータを受信する受信装置において、
受信されたデータをビタビ復号により復号し、該ビタビ復号過程により計算されるパスメトリック値に基づいてデータを復号化する畳み込み復号化部を、
を備えることを特徴とする受信装置。
【0137】
(付記19) 同じチャネルを介して送信されてくる複数種類のデータを受信する受信装置において、
前記複数種類のデータのそれぞれは、自己の種類を示す情報をテール符号として畳み込み符号化されており、
受信されたデータをビタビ復号により復号し、該ビタビ復号過程により計算されるパスメトリック値に基づいてデータを復号化する畳み込み復号化部を、
を備えることを特徴とする受信装置。
【0138】
(付記20) 付記19において、
前記畳み込み復号化部は、さらに、前記パスメトリック値に基づいてテール符号を推定し、該推定したテール符号に基づいてデータの種類を決定する、ことを特徴とする受信装置。
【0139】
(付記21) 送信装置と、複数の受信装置または複数のユーザにより使用される少なくとも1つの受信装置とを有し、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータが、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信される通信システムにおいて、
前記送信装置は、
前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、
前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、
を備え、
前記複数の受信装置のそれぞれまたは前記少なくとも1つの受信装置は、
自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【0140】
(付記22) 複数種類のデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置と、前記チャネルを介して送信される複数種類のデータを受信する受信装置とを有する通信システムにおいて、
前記送信装置は、
前記複数種類のデータのうち、送信するデータの種類を示す情報を、該送信するデータの畳み込み符号化に必要なテール符号として該送信するデータに付加するテール付加部と、
前記テール符号が付加されたデータを畳み込み符号化する畳み込み符号化部と、
を備え、
前記受信装置は、
前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、
前記データの種類と少なくとも同じ個数設けられ、それぞれが前記記憶部に記憶された前記情報の1つを重複することなく読み出し、読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する複数の畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【0141】
(付記23) 複数種類のデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置と、前記チャネルを介して送信される複数種類のデータを受信する受信装置とを有する通信システムにおいて、
前記送信装置は、
前記複数種類のデータのうち、送信するデータの種類を示す情報を、該送信するデータの畳み込み符号化に必要なテール符号として該送信するデータに付加するテール付加部と、
前記テール符号が付加されたデータを畳み込み符号化する畳み込み符号化部と、
を備え、
前記受信装置は、
前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された情報のうち、受信頻度の高い種類のデータの情報から順に読み出し、該読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【0142】
【発明の効果】
本発明によると、伝送するデータ量が減少し、伝送効率を向上させることができる。また、本発明によると、送信装置および受信装置における処理が減少し、処理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による移動通信システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は、本発明の第1の実施形態による基地局の送信部の構成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第1の実施形態による移動局の受信部の構成を示すブロック図である。
【図3】基地局の送信部における符号化の流れおよび移動局の受信部における復号化の流れに沿ったデータ構造を示す。
【図4】(A)は、本発明の第2の実施形態による基地局の送信部の構成を示すブロック図であり、(B)は本発明の第2の実施形態による移動局の受信部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施の形態による移動局の受信部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態による移動局の受信部の構成を示すブロック図である。
【図7】ビタビ復号器により構成される畳み込み復号化部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】(A)および(B)は、トレリス線図である。
【図9】(A)は、畳み込み符号化部の構成を示すブロック図であり、(B)は、畳み込み符号化部の状態遷移図である。
【図10】(A)および(B)は、従来の畳み込み符号化および復号化の2つの処理方法をデータ構造により示す。
【符号の説明】
1 送信部
2 受信部
100 移動局
200 基地局
11 分離部
12 CRC付加部
13 テール付加部
14 畳み込み符号化部
22,22a,22b,22c,22d 畳み込み復号化部
23 ユーザ識別子記憶部
24,24a,24b, CRC誤り検出部

Claims (5)

  1. 複数の受信装置の1つもしくは一部または複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータを、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信する送信装置において、
    前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、
    前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 複数種類のデータを1つのチャネルを介して送信する送信装置において、
    前記複数種類のデータのうち、送信するデータの種類を示す情報を、該送信するデータの畳み込み符号化に必要なテール符号として該送信するデータに付加するテール付加部と、
    前記テール符号が付加されたデータを畳み込み符号化する畳み込み符号化部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  3. 複数の受信装置または複数のユーザにより共有されるチャネルを介して、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対して送信されてくるデータであって、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報をテール符号として畳み込み符号化されたデータを受信する受信装置において、
    自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  4. 同じチャネルを介して送信されてくる複数種類のデータを受信する受信装置において、
    前記複数種類のデータのそれぞれは、自己の種類を示す情報をテール符号として畳み込み符号化されており、
    前記複数種類のデータの各種類を示す情報を記憶する記憶部と、
    前記データの種類と少なくとも同じ個数設けられ、それぞれが前記記憶部に記憶された前記情報の1つを重複することなく読み出し、読み出した情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する複数の畳み込み復号化部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 送信装置と、複数の受信装置または複数のユーザにより使用される少なくとも1つの受信装置とを有し、前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部に対するデータが、前記複数の受信装置または前記複数のユーザにより共有されるチャネルを介して送信される通信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    前記複数の受信装置の1つもしくは一部または前記複数のユーザの1人もしくは一部の識別情報を、前記データの畳み込み符号化に必要なテール符号として前記データに付加するテール付加部と、
    前記テール符号が付加されたデータに対して畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、
    を備え、
    前記複数の受信装置のそれぞれまたは前記少なくとも1つの受信装置は、
    自受信装置の識別情報または自受信装置を使用するユーザの識別情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された識別情報を読み出し、該読み出した識別情報をテール符号として、受信されたデータを畳み込み復号化する畳み込み復号化部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
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