JP2004322760A - 衝突対象物識別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝突物の種類を検知することができる衝突対象物識別装置を提供する。
【解決手段】衝突対象物識別装置は、車両のバンパ101に取り付けた光ファイバ1に対してLD22から所定周波数の変調光を送り、その入射光とPD23にて受光される出射光との位相差をベクトル電圧信号として検出するベクトル電圧計24を有する光送受信モジュール2と、車両と対象物との衝突時にバンパの変形に伴い光ファイバ1に生じる伸び歪みの量に応じてベクトル電圧信号がトリガレベルからスレッショルドまで達するのに要する所要時間を測定し、この所要時間と車両の走行速度との相関関係を対象物に対応付けて予め記憶するROM34上の対象物識別テーブル34aを用いて、車両と対象物との衝突時に、計測された走行速度と所要時間とに適合する対象物を抽出して識別し、その対象物名信号を出力する制御プログラムを実行する演算処理部3とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】衝突対象物識別装置は、車両のバンパ101に取り付けた光ファイバ1に対してLD22から所定周波数の変調光を送り、その入射光とPD23にて受光される出射光との位相差をベクトル電圧信号として検出するベクトル電圧計24を有する光送受信モジュール2と、車両と対象物との衝突時にバンパの変形に伴い光ファイバ1に生じる伸び歪みの量に応じてベクトル電圧信号がトリガレベルからスレッショルドまで達するのに要する所要時間を測定し、この所要時間と車両の走行速度との相関関係を対象物に対応付けて予め記憶するROM34上の対象物識別テーブル34aを用いて、車両と対象物との衝突時に、計測された走行速度と所要時間とに適合する対象物を抽出して識別し、その対象物名信号を出力する制御プログラムを実行する演算処理部3とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突対象物識別装置に関し、特に車両バンパに光ファイバを装着するタイプの計測システムに適用されるもので、車両衝突時にその衝突物体が人間であることを検知することができ、ボンネット(車両用フード)あるいはボンネットの一部が飛び出す(跳ね上がる)ことで人間の頭部がボンネットに衝突する際の衝撃を吸収緩和し、保護する装置等に利用できる衝突対象物識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバを車両バンパに装着するタイプの車両衝突用センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両衝突用センサは、車両バンパに沿って少なくとも一部が露出して設けられた漏洩光ファイバと、この漏洩光ファイバの一端側に設けられ、光を入射させる投光ユニットと、その漏洩光ファイバの他端側に設けられ、光を受ける受光ユニットとを備え、車両が衝突したときに漏洩光ファイバが圧縮変形あるいは破断することにより、漏洩光ファイバを伝搬する光の漏洩量が増大し、受光ユニットの受光量が減少することを利用して車両の衝突検知を行なうものである。
【0003】
また、車両衝突検知以外でも、光ファイバを用いた衝突検知センサが知られている(例えば、特許文献2参照)。この衝突検知センサは、監視区域の地面に立てた複数本の支柱に光ファイバ通線管を折り返し連続架設し、支柱間の光ファイバ通線管に可撓管部を設け、光ファイバ通線管内に光ファイバを収納した構成で、光ファイバ通線管が衝突を受けると、可撓管部とその内部の光ファイバの曲率が大きくなり、光ファイバを伝搬する光の漏洩や反射が多くなることを利用して落石などの衝突検知を行うものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−190732号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−267549号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例の光ファイバを用いた車両衝突用センサでは、断線あるいは光ファイバ中を伝搬する光量漏洩過大による検知が主であるため、衝突物の種類を検知できず、例えば人と電柱を識別できないといった不都合があった。これは、車両衝突検知以外の上述した落石などの衝突検知センサでも同様であった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、衝突物の種類を検知することができる衝突対象物識別装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、車両の走行速度を検出する速度センサと、前記車両のバンパにその長手方向に平行に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、前記車両と対象物との衝突時に前記バンパの変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化することにより、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、前記走行速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、前記車両と前記対象物との衝突時に、前記速度センサで検出された走行速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間とに適合する前記対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、対象物との相対速度を検出する相対速度検出手段と、当該装置の表面に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、前記装置と対象物との衝突時に前記表面の変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化し、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、前記相対速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、前記装置と前記対象物との衝突時に、前記相対速度検出手段で検出された相対速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間に適合する対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記位相差をベクトル電圧信号として検出するベクトル電圧計を有することを要旨とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源及び前記光検出器は、前記光ファイバの一端側に接続され、該光ファイバの他端側に反射端が形成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源は、前記光ファイバの一端側に接続され、前記光検出器は、該光ファイバの他端側に接続されることを要旨とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、前記対象物は、少なくとも人体を含み、前記対象物識別手段は、前記対象物が人体か否かを識別することを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
本実施形態の衝突対象物識別装置は、光ファイバの伸び歪みを利用し、例えば人や電柱など衝突物の硬さの異なるものが車両に衝突したときのバンパの変形速度が異なる点に着目し、光ファイバの伸び歪みの変化する時間からバンパの変形速度を算出し、衝突物体を識別する計測システムに適用したものである。
【0016】
図1は、本実施形態の衝突対象物識別装置の全体構成を示す斜視図、図2は、その詳細構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態の衝突対象物識別装置は、車両100の前部バンパ101の例えば裏側にその長手方向(車軸方向)に沿って布線された光ファイバ1と、この光ファイバ1の一端側に接続された光送受信モジュール2と、この光送受信モジュール2の出力側に接続された演算処理部3と、この演算処理部3の出力側に接続されたアクティブフード制御部4とを備えている。光ファイバ1の他端側には、その一端側から光ファイバ1に入射される光を反射しその反射光を入射光の経路とは反対の経路で光ファイバ1を介しその一端側から出射させるための反射端Rが形成されている。
【0018】
光ファイバ1は、本実施形態では例えばSM(シングルモード)型、φ(外径)125μmクラッド径ガラスにUV硬化型樹脂で250μmに被覆され、さらにポリエステルエラストマなどの熱可塑性プラスチックでφ(外径)0.9mmに被覆された構造のものを用いる。
【0019】
この光ファイバ1は、図2に示すように、車両100のバンパ101の裏側にその長手方向AXに自由に動けるパイプ(筒状部材)11中に通線され、そのパイプ11及びその内部に通線された光ファイバ1の両端部はバンパ101の両サイドで把持固定されて固定部を構成する。これにより、障害物(衝突対象物)が車両バンパ101に衝突した時に、バンパ101の変形に伴い、固定部間のパイプ11が伸ばされ、これに伴いパイプ11中に入っている光ファイバ1も同時に伸び歪みを受けるようになっている。
【0020】
光送受信モジュール2は、図2に示すように、光ファイバ1の一端側にカプラ21を介して接続される光源としてのLD(レーザーダイオード)22及び光検出器としてのPD(フォトダイオード)23と、PD23の出力側に接続されるベクトル電圧計24と、ベクトル電圧計24及びLD22に出力する所定周波数の参照信号を生成する信号発生器25とを有する。この光送受信モジュール2において、LD22からカプラ21を介して光ファイバ1の一端側から入射される所定周波数の変調光は、光ファイバ1中を伝搬しその他端側の反射端Rで反射され、逆の経路で光ファイバ1の一端側に戻って出射され、カプラ21を介してPD23にて受光される。ベクトル電圧計24は、このときの光ファイバ1の入射光と出射光の位相差に応じたベクトル電圧を測定し演算処理部3に出力する。
【0021】
演算処理部3は、図2に示すように、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力Vをアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器31と、予め設定された制御プログラム(後述参照)に従って装置全体を制御するCPU32と、制御データを記憶するRAM33と、制御プログラム及び対象物識別テーブル34a(後述参照)を記憶するROM34と、設定された時間を計時して割り込み信号INTを発生しCPU32に出力するタイマ35と、車両100に搭載された速度センサである車速エンコーダ(ロータリーエンコーダ)110のPD(フォトダイオード)111に接続され、その出力パルスを計数し車速vとして出力するパルスカウンタ36と、アクティブフード制御部4に接続される出力I/F(インターフェース)37とを有する。
【0022】
アクティブフード制御部4は、図3に示すように、車両用フード(ボンネット)120をその前側を支点SPにして後側が開くように跳ね上げる跳ね上げ機構(アクチュエータ)121に電気的に接続され、その跳ね上げ機構121に対しその開閉状態を制御する制御信号S1を出力する。車両用フード120は、エンジンルームの点検等の通常時には、跳ね上げ機構は動作せず、その後側を支点にして前側が開く構造となっている。
【0023】
次に、本実施形態の測定原理を説明する。
【0024】
本実施形態で用いる光ファイバ1の伸び歪み量の測定原理には、位相差法を用いる。以下、この位相差法を用いた測定原理の概略を説明する。
【0025】
まず、光送受信モジュール2のLD22から一定周波数の光を発信させる。このときの変調信号を電気的にベクトル電圧計24に取り込む。この変調信号の位相を「位相A」とする。次いで、光送受信モジュール2のPD23で受信した光信号を電気信号に変換して出力し、ベクトル電圧計24に取り込む。この信号の位相を「位相B」とする。
【0026】
ここで、図4(a)に示すように車両100が対象物OBに衝突する前の状態から、図4(b)に示すように衝突する場合を考える。この場合、対象物OBとの衝突により車両100のバンパ101が変形し、これに伴い布線した光ファイバ1が引っ張られ、伸び歪みが発生すると、その伸び歪み量の変化に従い、PD23で検出される出射光の位相BがLD22により発信される入射光の位相Aに対しずれていく。従って、入射光の位相Aと出射光の位相Bのずれ量(位相差)を測定することにより、光ファイバ1の伸び歪み量を得ることができる。
【0027】
図5は、上記光ファイバ1の伸び歪み量の増加速度を、車両100に衝突する衝突物が比較的硬い場合と軟らかい場合とで比較するものである。図5において、横軸は時間t、縦軸は光ファイバ1の伸び歪み量(上記位相A、B間の位相差)に対応するベクトル電圧計出力(V)をそれぞれ示す。
【0028】
また、図5において、Vref1は予め設定された第1レベル(以下、「トリガレベル」)に対応するベクトル電圧計出力、Vref2は予め設定された第2レベル(以下、「スレッショルド」又は「スレッシュホールド」)に対応するベクトル電圧計出力、t1はベクトル電圧計出力がトリガレベルVref1に達した時の時間(以下、「トリガ時刻」)、t2はベクトル電圧計出力が増加してスレッショルドVref2に達した時の時間(以下、「スレッショルド時刻」)、Δtは、トリガ時刻t1からスレッショルド時刻t2に要する所要時間(Δt=t2−t1)をそれぞれ示す。
【0029】
図5に示すように、衝突物の硬さの違いにより、所要時間Δtの値が異なり、衝突物が硬いほど、Δtの値が小さくなる。そこで、ベクトル電圧出力Vが予め設定されたトリガレベルVref1からスレッシュホールドVref2まで達する際の所要時間Δtを演算処理部3にて計測し、その時間Δtによって衝突物の硬さを判断することができる。
【0030】
また、Δtの値は、衝突時速度vが早いほど小さくなる。そこで、車速ロータリーエンコーダ110により計測される衝突時の車両進行速度vも、演算処理部3に取り込んでおくことで、衝突速度vに応じて予め設定されたΔtを衝突物の硬さの判断基準として用いることができる。
【0031】
図6は、衝突時の車速vを40〜60km/時(h)の範囲で変えて上記所要時間Δtの値を測定した実施例の結果を示す。
【0032】
本実施例には、硬さの異なる衝突物として、人体モデル、電柱1、電柱2を用いた。光送受信モジュール2のLD22(光源)には、使用波長1.31μmのLD(レーザダイオード)を使用し、その変調周波数は990MHz、光ファイバ1の布線長は、1.8mとした。光ファイバ1には、使用波長1.3μmの1.3SM(シングルモード)タイプのもので、MFD(モードフィールド直径)9.0μm(at1.3μm)、λc(遮断波長)1.20μmのものを使用した。
【0033】
上記条件下では、光ファイバの伸び歪み量6%に対する位相のズレは150°となる。また、ベクトル電圧計24の電圧出力Vは11mV/°である。ここでは、ベクトル電圧出力0.1VをトリガレベルVref1とし、ベクトル電圧出力1.3VをスレッショルドVref2とし、それぞれに対応するトリガ開始時刻(トリガ時刻)t1及びスレッショルド時刻t2を測定し、Δtを求めた(Δt=t2−t1)。
【0034】
その結果、図6に示すように、対象物が人体モデルでは、車速vが40km/hの時にΔt=39.2ms、50km/hの時にΔt=31.2ms、60km/hの時にΔt=26.0msであった。これに対し、対象物が電柱1では、車速vが40km/hの時にΔt=7.12ms、50km/hの時にΔt=5.68ms、60km/hの時にΔt=4.73msであった。また、対象物が電柱2では、車速vが40km/hの時にΔt=5.32ms、50km/hの時にΔt=4.24ms、60km/hの時にΔt=3.53msであった。
【0035】
上記結果から、車速vが40〜60km/hの条件では、人体モデルではΔt=26.0ms以上、電柱1、2ではΔt=7.12ms以下であるため、双方のデータの平均値として、Δt=10ms程度(例えば、(26.0+7.12)/2=16.56等)が、人体かそれ以外の電柱などの硬い物かの判断基準となるしきい値(Δt設定時間)として利用できることが分かった。上記実施例では、対象物として人以外の硬い物の例として外径の異なる2つの電柱を説明しているが、本発明はこれに限らず、コンクリート製構造物の外壁やガードレール等も同様である。
【0036】
従って、硬さの異なる衝突物の種類に対応付けて、ベクトル電圧出力VがトリガレベルV1からスレッシュホールドV2まで達する際の所要時間Δtと車速vとの相関関係を対象物識別テーブル34aとして演算処理部3のROM34に予め記憶し設定しておけば、衝突時の車両走行速度v及び上記所要時間Δtを計測し演算処理部3に取り込むことで、対象物識別テーブル34aを参照して衝突物を識別することができる。
【0037】
次に、本実施の形態に係る衝突対象物識別装置の動作を図7に基づいて説明する。図7は、演算処理部3のCPU32が実行する制御プログラムの処理手順を模式的に表す制御フローチャートである。この制御プログラムは、演算処理部3のROM34内に記憶されている。
【0038】
図7において、まず、演算処理部3のCPU32は、ROM34内の制御プログラムを実行することにより、タイマ35をスタートさせて(ステップS10)、パルスカウンタ36を介して車速vを入力する(ステップS20)。そして、入力された車速vが40km/h≦v≦60km/hの条件を満たすか否かを判定し(ステップS30)、この条件を満たしていると判定されたとき、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力VをA/D変換器31を介して入力する(ステップS40)。
【0039】
次いで、CPU32は、入力されたベクトル電圧出力VがトリガレベルVref1≦Vの条件を満たすか否かを判定し(ステップS50)、この条件を満たしていると判定されたとき、その時点のタイマ35の計時をトリガ時刻t1として入力する(ステップS60)。
【0040】
次いで、CPU32は、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力VをA/D変換器31を介して入力し(ステップS70)、入力されたベクトル電圧VがスレッショルドVref2≦Vの条件を満たすか否かを判定し(ステップS80)、この条件を満たしていると判定されたとき、その時点のタイマ35の計時をスレッショルド時刻t2として入力する(ステップS90)。
【0041】
次いで、CPU32は、入力されたタイマ35の計時によるトリガ時刻t1、スレッショルド時刻t2から、所要時間Δt=t2−t1を算出し(ステップS100)、パルスカウンタ36を介して車速vを入力する(ステップS110)。そして、対象物識別テーブル34aを参照して、車速v、所要時間Δtに適合する対象物を抽出し(ステップS120)、抽出された対象物が人体か否かを判定し(ステップS130)、人体であると判定された場合、出力I/F37を介してアクティブフード制御装置4に跳ね上げ信号を出力する(ステップS140)。これにより、車両用フード120が跳ね上がり、人間の頭部などが受ける衝撃を吸収緩和することが可能となる。
【0042】
図8(a)〜(d)は、車両に衝突する衝突物が人間の場合に、車両用フードを跳ね上げて人間の頭部がエンジンなどに二次的に衝突する際の衝撃を吸収緩和する様子を模式的に示す。図8(a)は、対象物OBである人体と車両100の衝突前の状態、図8(b)は、対象物OBである人体との衝突直後に車両用フード120が開いて跳ね上がった状態、図8(c)は、車両用フード120が開いた状態から閉じていく状態、図8(d)は車両用フード120が完全に閉じた状態をそれぞれ示す。
【0043】
従って、本実施形態によれば、衝突物の硬さに応じてバンパの変形速度が異なることを利用し、バンパの変形に伴う曲げ損失による伝送損失増加速度を検知することにより、衝突物の種類を検知することができる。特に、衝突物が人かそれ以外の硬さの異なるものであるかを検出することが可能となった。これにより、例えば衝突物が人体であると検出された場合のみ車両用フードを跳ね上げることで人間の頭部がボンネットに衝突する際の衝撃を吸収緩和し、保護することができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る衝突対象物識別装置の構成を示す図である。
【0045】
本実施の形態では、衝突対象物識別装置の全体構成は、図1と同様の構成(光ファイバ1、光送受信モジュール2(LD22、PD23、及びベクトル電圧計24)、演算処理部3(A/D変換器31、CPU32、RAM33、ROM34、対象物識別テーブル34a、タイマ35、パルスカウンタ36、及び出力I/F37、及びアクティブフード制御部4)において、光ファイバ1の反射端R及び光送受信モジュール2のカプラ21を省略し、光ファイバ1の一端側に光送受信モジュール2のLD22を接続し、光ファイバの他端側に光送受信モジュール2のPD23を接続している点のみ異なるものである。
【0046】
これによれば、上記と同様の効果に加え、光ファイバ1の反射端R及び光送受信モジュール2のカプラ21が不要になるため、装置構成をより簡素化できるといった利点もある。
【0047】
なお、上記実施の形態では、車両の走行速度を検出する速度センサを用いる場合について説明したが、本発明はこのような速度センサに限られず、対象物との相対速度を検出するレーザーレーダーや超音波レーダー等の相対速度検出手段を用いる場合も同様の効果が得られる。特に、相対速度検出手段を用いる場合には、対象物が移動している場合でもより正確に衝突速度を検出できるから、衝突物の識別精度をより一層向上させることができる。
【0048】
また、上記実施の形態では、位相差検出手段としてベクトル電圧計を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、入射光と出射光の位相差を検出可能なものであれば、いずれの回路や測定器を用いてもよい。また、上記実施の形態では、光ファイバをバンパの裏側に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばバンパの表面に設けてもよい。
【0049】
また、上記実施の形態では、車両のバンパに設けた光ファイバを用いて車両に衝突する対象物を識別する装置を用いる場合について説明したが、本発明はこのような車両衝突検知に限られることなく、衝突物が人かそれ以外か等を識別する必要がある装置であればいずれの計測センサでも適用できる。
【0050】
なお、本発明は、代表的に例示した上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変更例や変形例も本発明の権利範囲に属するものである。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、対象物と車両との衝突時にバンパの変形による光ファイバの伸び歪みに応じた入射光と出射光の位相差を検出し、該検出値が第1レベルから第2レベルまでに達するのに要する所要時間と、車両の走行速度とに適合する対象物を対象物識別テーブルをもとに識別するため、車両に衝突する対象物を識別することができる。
【0052】
また、請求項2記載の本発明によれば、対象物との衝突時の相対速度を測定することで、対象物が移動している場合でもより正確に衝突速度を検出できるから、衝突物の識別精度をより一層向上させることができる。
【0053】
また、請求項3記載の本発明によれば、位相差をベクトル電圧として検出するため、より簡素な構成で精度の高い位相差測定が可能になる。
【0054】
また、請求項4記載の本発明によれば、光源からの入射光が光ファイバの反射端で反射して戻りその出射光を光検出器にて受光するため、光ファイバを往復する分、光ファイバの伸び歪みによる入射光と出射光の位相差が大きくなり、これにより位相差の検出精度をより一層高めることができる。また、光源と光検出器とを光ファイバの一端側に配置できるから、装置のレイアウト性もよくなる。
【0055】
また、請求項5記載の本発明によれば、光源からの光を光ファイバの一端側から入射させ、その他端側から出射される光を光検出器にて受光するため、光ファイバの一端側で光源と光検出器を結合するカプラ等の光学部品が不要な分、装置構成をより簡素化できる。
【0056】
また、請求項6記載の本発明によれば、対象物が人体か否かを識別することができ、これにより人体の場合に例えば車両用フードを跳ね上げるように制御することが可能となり、頭部がフードに衝突する際の衝撃を吸収緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による衝突対象物識別装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】衝突対象物識別装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】車両用フード及びその跳ね上げ機構を説明する側面図である。
【図4】衝突前後でのバンパの変形及び光ファイバの伸び歪みを説明する図であり、衝突前の状態を示す上面図(a)、衝突後の状態を示す上面図(b)である。
【図5】衝突物が硬い場合と軟らかい場合におけるベクトル電圧出力(光ファイバ伸び歪み量)と時間との関係を示すグラフである。
【図6】実施例の実験結果により対象物、衝突速度、及びΔtの対応関係を説明する図である。
【図7】衝突対象物識別装置の全体動作を説明する概略フローチャートである。
【図8】(a)〜(d)は、衝突物が人体の場合の車両用フードの跳ね上げ状態を説明する図である。
【図9】本発明の第2実施形態による衝突対象物識別装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 光送受信モジュール
3 演算処理部
4 アクティブフード制御部
11 パイプ
21 カプラ
22 LD(レーザーダイオード)
23 PD(フォトダイオード)
24 ベクトル電圧計
31 A/D変換器
32 CPU
33 RAM
34 ROM
34a 対象物識別テーブル
35 タイマ
36 パルスカウンタ
37 出力I/F(インターフェース)
100 車両
101 バンパ
110 車速エンコーダ
111 PD(車速エンコーダ)
120 車両用フード
121 跳ね上げ機構
OB 対象物
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突対象物識別装置に関し、特に車両バンパに光ファイバを装着するタイプの計測システムに適用されるもので、車両衝突時にその衝突物体が人間であることを検知することができ、ボンネット(車両用フード)あるいはボンネットの一部が飛び出す(跳ね上がる)ことで人間の頭部がボンネットに衝突する際の衝撃を吸収緩和し、保護する装置等に利用できる衝突対象物識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバを車両バンパに装着するタイプの車両衝突用センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両衝突用センサは、車両バンパに沿って少なくとも一部が露出して設けられた漏洩光ファイバと、この漏洩光ファイバの一端側に設けられ、光を入射させる投光ユニットと、その漏洩光ファイバの他端側に設けられ、光を受ける受光ユニットとを備え、車両が衝突したときに漏洩光ファイバが圧縮変形あるいは破断することにより、漏洩光ファイバを伝搬する光の漏洩量が増大し、受光ユニットの受光量が減少することを利用して車両の衝突検知を行なうものである。
【0003】
また、車両衝突検知以外でも、光ファイバを用いた衝突検知センサが知られている(例えば、特許文献2参照)。この衝突検知センサは、監視区域の地面に立てた複数本の支柱に光ファイバ通線管を折り返し連続架設し、支柱間の光ファイバ通線管に可撓管部を設け、光ファイバ通線管内に光ファイバを収納した構成で、光ファイバ通線管が衝突を受けると、可撓管部とその内部の光ファイバの曲率が大きくなり、光ファイバを伝搬する光の漏洩や反射が多くなることを利用して落石などの衝突検知を行うものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−190732号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−267549号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例の光ファイバを用いた車両衝突用センサでは、断線あるいは光ファイバ中を伝搬する光量漏洩過大による検知が主であるため、衝突物の種類を検知できず、例えば人と電柱を識別できないといった不都合があった。これは、車両衝突検知以外の上述した落石などの衝突検知センサでも同様であった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、衝突物の種類を検知することができる衝突対象物識別装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、車両の走行速度を検出する速度センサと、前記車両のバンパにその長手方向に平行に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、前記車両と対象物との衝突時に前記バンパの変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化することにより、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、前記走行速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、前記車両と前記対象物との衝突時に、前記速度センサで検出された走行速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間とに適合する前記対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、対象物との相対速度を検出する相対速度検出手段と、当該装置の表面に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、前記装置と対象物との衝突時に前記表面の変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化し、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、前記相対速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、前記装置と前記対象物との衝突時に、前記相対速度検出手段で検出された相対速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間に適合する対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記位相差をベクトル電圧信号として検出するベクトル電圧計を有することを要旨とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源及び前記光検出器は、前記光ファイバの一端側に接続され、該光ファイバの他端側に反射端が形成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源は、前記光ファイバの一端側に接続され、前記光検出器は、該光ファイバの他端側に接続されることを要旨とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、前記対象物は、少なくとも人体を含み、前記対象物識別手段は、前記対象物が人体か否かを識別することを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
本実施形態の衝突対象物識別装置は、光ファイバの伸び歪みを利用し、例えば人や電柱など衝突物の硬さの異なるものが車両に衝突したときのバンパの変形速度が異なる点に着目し、光ファイバの伸び歪みの変化する時間からバンパの変形速度を算出し、衝突物体を識別する計測システムに適用したものである。
【0016】
図1は、本実施形態の衝突対象物識別装置の全体構成を示す斜視図、図2は、その詳細構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態の衝突対象物識別装置は、車両100の前部バンパ101の例えば裏側にその長手方向(車軸方向)に沿って布線された光ファイバ1と、この光ファイバ1の一端側に接続された光送受信モジュール2と、この光送受信モジュール2の出力側に接続された演算処理部3と、この演算処理部3の出力側に接続されたアクティブフード制御部4とを備えている。光ファイバ1の他端側には、その一端側から光ファイバ1に入射される光を反射しその反射光を入射光の経路とは反対の経路で光ファイバ1を介しその一端側から出射させるための反射端Rが形成されている。
【0018】
光ファイバ1は、本実施形態では例えばSM(シングルモード)型、φ(外径)125μmクラッド径ガラスにUV硬化型樹脂で250μmに被覆され、さらにポリエステルエラストマなどの熱可塑性プラスチックでφ(外径)0.9mmに被覆された構造のものを用いる。
【0019】
この光ファイバ1は、図2に示すように、車両100のバンパ101の裏側にその長手方向AXに自由に動けるパイプ(筒状部材)11中に通線され、そのパイプ11及びその内部に通線された光ファイバ1の両端部はバンパ101の両サイドで把持固定されて固定部を構成する。これにより、障害物(衝突対象物)が車両バンパ101に衝突した時に、バンパ101の変形に伴い、固定部間のパイプ11が伸ばされ、これに伴いパイプ11中に入っている光ファイバ1も同時に伸び歪みを受けるようになっている。
【0020】
光送受信モジュール2は、図2に示すように、光ファイバ1の一端側にカプラ21を介して接続される光源としてのLD(レーザーダイオード)22及び光検出器としてのPD(フォトダイオード)23と、PD23の出力側に接続されるベクトル電圧計24と、ベクトル電圧計24及びLD22に出力する所定周波数の参照信号を生成する信号発生器25とを有する。この光送受信モジュール2において、LD22からカプラ21を介して光ファイバ1の一端側から入射される所定周波数の変調光は、光ファイバ1中を伝搬しその他端側の反射端Rで反射され、逆の経路で光ファイバ1の一端側に戻って出射され、カプラ21を介してPD23にて受光される。ベクトル電圧計24は、このときの光ファイバ1の入射光と出射光の位相差に応じたベクトル電圧を測定し演算処理部3に出力する。
【0021】
演算処理部3は、図2に示すように、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力Vをアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器31と、予め設定された制御プログラム(後述参照)に従って装置全体を制御するCPU32と、制御データを記憶するRAM33と、制御プログラム及び対象物識別テーブル34a(後述参照)を記憶するROM34と、設定された時間を計時して割り込み信号INTを発生しCPU32に出力するタイマ35と、車両100に搭載された速度センサである車速エンコーダ(ロータリーエンコーダ)110のPD(フォトダイオード)111に接続され、その出力パルスを計数し車速vとして出力するパルスカウンタ36と、アクティブフード制御部4に接続される出力I/F(インターフェース)37とを有する。
【0022】
アクティブフード制御部4は、図3に示すように、車両用フード(ボンネット)120をその前側を支点SPにして後側が開くように跳ね上げる跳ね上げ機構(アクチュエータ)121に電気的に接続され、その跳ね上げ機構121に対しその開閉状態を制御する制御信号S1を出力する。車両用フード120は、エンジンルームの点検等の通常時には、跳ね上げ機構は動作せず、その後側を支点にして前側が開く構造となっている。
【0023】
次に、本実施形態の測定原理を説明する。
【0024】
本実施形態で用いる光ファイバ1の伸び歪み量の測定原理には、位相差法を用いる。以下、この位相差法を用いた測定原理の概略を説明する。
【0025】
まず、光送受信モジュール2のLD22から一定周波数の光を発信させる。このときの変調信号を電気的にベクトル電圧計24に取り込む。この変調信号の位相を「位相A」とする。次いで、光送受信モジュール2のPD23で受信した光信号を電気信号に変換して出力し、ベクトル電圧計24に取り込む。この信号の位相を「位相B」とする。
【0026】
ここで、図4(a)に示すように車両100が対象物OBに衝突する前の状態から、図4(b)に示すように衝突する場合を考える。この場合、対象物OBとの衝突により車両100のバンパ101が変形し、これに伴い布線した光ファイバ1が引っ張られ、伸び歪みが発生すると、その伸び歪み量の変化に従い、PD23で検出される出射光の位相BがLD22により発信される入射光の位相Aに対しずれていく。従って、入射光の位相Aと出射光の位相Bのずれ量(位相差)を測定することにより、光ファイバ1の伸び歪み量を得ることができる。
【0027】
図5は、上記光ファイバ1の伸び歪み量の増加速度を、車両100に衝突する衝突物が比較的硬い場合と軟らかい場合とで比較するものである。図5において、横軸は時間t、縦軸は光ファイバ1の伸び歪み量(上記位相A、B間の位相差)に対応するベクトル電圧計出力(V)をそれぞれ示す。
【0028】
また、図5において、Vref1は予め設定された第1レベル(以下、「トリガレベル」)に対応するベクトル電圧計出力、Vref2は予め設定された第2レベル(以下、「スレッショルド」又は「スレッシュホールド」)に対応するベクトル電圧計出力、t1はベクトル電圧計出力がトリガレベルVref1に達した時の時間(以下、「トリガ時刻」)、t2はベクトル電圧計出力が増加してスレッショルドVref2に達した時の時間(以下、「スレッショルド時刻」)、Δtは、トリガ時刻t1からスレッショルド時刻t2に要する所要時間(Δt=t2−t1)をそれぞれ示す。
【0029】
図5に示すように、衝突物の硬さの違いにより、所要時間Δtの値が異なり、衝突物が硬いほど、Δtの値が小さくなる。そこで、ベクトル電圧出力Vが予め設定されたトリガレベルVref1からスレッシュホールドVref2まで達する際の所要時間Δtを演算処理部3にて計測し、その時間Δtによって衝突物の硬さを判断することができる。
【0030】
また、Δtの値は、衝突時速度vが早いほど小さくなる。そこで、車速ロータリーエンコーダ110により計測される衝突時の車両進行速度vも、演算処理部3に取り込んでおくことで、衝突速度vに応じて予め設定されたΔtを衝突物の硬さの判断基準として用いることができる。
【0031】
図6は、衝突時の車速vを40〜60km/時(h)の範囲で変えて上記所要時間Δtの値を測定した実施例の結果を示す。
【0032】
本実施例には、硬さの異なる衝突物として、人体モデル、電柱1、電柱2を用いた。光送受信モジュール2のLD22(光源)には、使用波長1.31μmのLD(レーザダイオード)を使用し、その変調周波数は990MHz、光ファイバ1の布線長は、1.8mとした。光ファイバ1には、使用波長1.3μmの1.3SM(シングルモード)タイプのもので、MFD(モードフィールド直径)9.0μm(at1.3μm)、λc(遮断波長)1.20μmのものを使用した。
【0033】
上記条件下では、光ファイバの伸び歪み量6%に対する位相のズレは150°となる。また、ベクトル電圧計24の電圧出力Vは11mV/°である。ここでは、ベクトル電圧出力0.1VをトリガレベルVref1とし、ベクトル電圧出力1.3VをスレッショルドVref2とし、それぞれに対応するトリガ開始時刻(トリガ時刻)t1及びスレッショルド時刻t2を測定し、Δtを求めた(Δt=t2−t1)。
【0034】
その結果、図6に示すように、対象物が人体モデルでは、車速vが40km/hの時にΔt=39.2ms、50km/hの時にΔt=31.2ms、60km/hの時にΔt=26.0msであった。これに対し、対象物が電柱1では、車速vが40km/hの時にΔt=7.12ms、50km/hの時にΔt=5.68ms、60km/hの時にΔt=4.73msであった。また、対象物が電柱2では、車速vが40km/hの時にΔt=5.32ms、50km/hの時にΔt=4.24ms、60km/hの時にΔt=3.53msであった。
【0035】
上記結果から、車速vが40〜60km/hの条件では、人体モデルではΔt=26.0ms以上、電柱1、2ではΔt=7.12ms以下であるため、双方のデータの平均値として、Δt=10ms程度(例えば、(26.0+7.12)/2=16.56等)が、人体かそれ以外の電柱などの硬い物かの判断基準となるしきい値(Δt設定時間)として利用できることが分かった。上記実施例では、対象物として人以外の硬い物の例として外径の異なる2つの電柱を説明しているが、本発明はこれに限らず、コンクリート製構造物の外壁やガードレール等も同様である。
【0036】
従って、硬さの異なる衝突物の種類に対応付けて、ベクトル電圧出力VがトリガレベルV1からスレッシュホールドV2まで達する際の所要時間Δtと車速vとの相関関係を対象物識別テーブル34aとして演算処理部3のROM34に予め記憶し設定しておけば、衝突時の車両走行速度v及び上記所要時間Δtを計測し演算処理部3に取り込むことで、対象物識別テーブル34aを参照して衝突物を識別することができる。
【0037】
次に、本実施の形態に係る衝突対象物識別装置の動作を図7に基づいて説明する。図7は、演算処理部3のCPU32が実行する制御プログラムの処理手順を模式的に表す制御フローチャートである。この制御プログラムは、演算処理部3のROM34内に記憶されている。
【0038】
図7において、まず、演算処理部3のCPU32は、ROM34内の制御プログラムを実行することにより、タイマ35をスタートさせて(ステップS10)、パルスカウンタ36を介して車速vを入力する(ステップS20)。そして、入力された車速vが40km/h≦v≦60km/hの条件を満たすか否かを判定し(ステップS30)、この条件を満たしていると判定されたとき、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力VをA/D変換器31を介して入力する(ステップS40)。
【0039】
次いで、CPU32は、入力されたベクトル電圧出力VがトリガレベルVref1≦Vの条件を満たすか否かを判定し(ステップS50)、この条件を満たしていると判定されたとき、その時点のタイマ35の計時をトリガ時刻t1として入力する(ステップS60)。
【0040】
次いで、CPU32は、ベクトル電圧計24からのベクトル電圧出力VをA/D変換器31を介して入力し(ステップS70)、入力されたベクトル電圧VがスレッショルドVref2≦Vの条件を満たすか否かを判定し(ステップS80)、この条件を満たしていると判定されたとき、その時点のタイマ35の計時をスレッショルド時刻t2として入力する(ステップS90)。
【0041】
次いで、CPU32は、入力されたタイマ35の計時によるトリガ時刻t1、スレッショルド時刻t2から、所要時間Δt=t2−t1を算出し(ステップS100)、パルスカウンタ36を介して車速vを入力する(ステップS110)。そして、対象物識別テーブル34aを参照して、車速v、所要時間Δtに適合する対象物を抽出し(ステップS120)、抽出された対象物が人体か否かを判定し(ステップS130)、人体であると判定された場合、出力I/F37を介してアクティブフード制御装置4に跳ね上げ信号を出力する(ステップS140)。これにより、車両用フード120が跳ね上がり、人間の頭部などが受ける衝撃を吸収緩和することが可能となる。
【0042】
図8(a)〜(d)は、車両に衝突する衝突物が人間の場合に、車両用フードを跳ね上げて人間の頭部がエンジンなどに二次的に衝突する際の衝撃を吸収緩和する様子を模式的に示す。図8(a)は、対象物OBである人体と車両100の衝突前の状態、図8(b)は、対象物OBである人体との衝突直後に車両用フード120が開いて跳ね上がった状態、図8(c)は、車両用フード120が開いた状態から閉じていく状態、図8(d)は車両用フード120が完全に閉じた状態をそれぞれ示す。
【0043】
従って、本実施形態によれば、衝突物の硬さに応じてバンパの変形速度が異なることを利用し、バンパの変形に伴う曲げ損失による伝送損失増加速度を検知することにより、衝突物の種類を検知することができる。特に、衝突物が人かそれ以外の硬さの異なるものであるかを検出することが可能となった。これにより、例えば衝突物が人体であると検出された場合のみ車両用フードを跳ね上げることで人間の頭部がボンネットに衝突する際の衝撃を吸収緩和し、保護することができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る衝突対象物識別装置の構成を示す図である。
【0045】
本実施の形態では、衝突対象物識別装置の全体構成は、図1と同様の構成(光ファイバ1、光送受信モジュール2(LD22、PD23、及びベクトル電圧計24)、演算処理部3(A/D変換器31、CPU32、RAM33、ROM34、対象物識別テーブル34a、タイマ35、パルスカウンタ36、及び出力I/F37、及びアクティブフード制御部4)において、光ファイバ1の反射端R及び光送受信モジュール2のカプラ21を省略し、光ファイバ1の一端側に光送受信モジュール2のLD22を接続し、光ファイバの他端側に光送受信モジュール2のPD23を接続している点のみ異なるものである。
【0046】
これによれば、上記と同様の効果に加え、光ファイバ1の反射端R及び光送受信モジュール2のカプラ21が不要になるため、装置構成をより簡素化できるといった利点もある。
【0047】
なお、上記実施の形態では、車両の走行速度を検出する速度センサを用いる場合について説明したが、本発明はこのような速度センサに限られず、対象物との相対速度を検出するレーザーレーダーや超音波レーダー等の相対速度検出手段を用いる場合も同様の効果が得られる。特に、相対速度検出手段を用いる場合には、対象物が移動している場合でもより正確に衝突速度を検出できるから、衝突物の識別精度をより一層向上させることができる。
【0048】
また、上記実施の形態では、位相差検出手段としてベクトル電圧計を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、入射光と出射光の位相差を検出可能なものであれば、いずれの回路や測定器を用いてもよい。また、上記実施の形態では、光ファイバをバンパの裏側に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばバンパの表面に設けてもよい。
【0049】
また、上記実施の形態では、車両のバンパに設けた光ファイバを用いて車両に衝突する対象物を識別する装置を用いる場合について説明したが、本発明はこのような車両衝突検知に限られることなく、衝突物が人かそれ以外か等を識別する必要がある装置であればいずれの計測センサでも適用できる。
【0050】
なお、本発明は、代表的に例示した上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変更例や変形例も本発明の権利範囲に属するものである。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、対象物と車両との衝突時にバンパの変形による光ファイバの伸び歪みに応じた入射光と出射光の位相差を検出し、該検出値が第1レベルから第2レベルまでに達するのに要する所要時間と、車両の走行速度とに適合する対象物を対象物識別テーブルをもとに識別するため、車両に衝突する対象物を識別することができる。
【0052】
また、請求項2記載の本発明によれば、対象物との衝突時の相対速度を測定することで、対象物が移動している場合でもより正確に衝突速度を検出できるから、衝突物の識別精度をより一層向上させることができる。
【0053】
また、請求項3記載の本発明によれば、位相差をベクトル電圧として検出するため、より簡素な構成で精度の高い位相差測定が可能になる。
【0054】
また、請求項4記載の本発明によれば、光源からの入射光が光ファイバの反射端で反射して戻りその出射光を光検出器にて受光するため、光ファイバを往復する分、光ファイバの伸び歪みによる入射光と出射光の位相差が大きくなり、これにより位相差の検出精度をより一層高めることができる。また、光源と光検出器とを光ファイバの一端側に配置できるから、装置のレイアウト性もよくなる。
【0055】
また、請求項5記載の本発明によれば、光源からの光を光ファイバの一端側から入射させ、その他端側から出射される光を光検出器にて受光するため、光ファイバの一端側で光源と光検出器を結合するカプラ等の光学部品が不要な分、装置構成をより簡素化できる。
【0056】
また、請求項6記載の本発明によれば、対象物が人体か否かを識別することができ、これにより人体の場合に例えば車両用フードを跳ね上げるように制御することが可能となり、頭部がフードに衝突する際の衝撃を吸収緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による衝突対象物識別装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】衝突対象物識別装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】車両用フード及びその跳ね上げ機構を説明する側面図である。
【図4】衝突前後でのバンパの変形及び光ファイバの伸び歪みを説明する図であり、衝突前の状態を示す上面図(a)、衝突後の状態を示す上面図(b)である。
【図5】衝突物が硬い場合と軟らかい場合におけるベクトル電圧出力(光ファイバ伸び歪み量)と時間との関係を示すグラフである。
【図6】実施例の実験結果により対象物、衝突速度、及びΔtの対応関係を説明する図である。
【図7】衝突対象物識別装置の全体動作を説明する概略フローチャートである。
【図8】(a)〜(d)は、衝突物が人体の場合の車両用フードの跳ね上げ状態を説明する図である。
【図9】本発明の第2実施形態による衝突対象物識別装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 光送受信モジュール
3 演算処理部
4 アクティブフード制御部
11 パイプ
21 カプラ
22 LD(レーザーダイオード)
23 PD(フォトダイオード)
24 ベクトル電圧計
31 A/D変換器
32 CPU
33 RAM
34 ROM
34a 対象物識別テーブル
35 タイマ
36 パルスカウンタ
37 出力I/F(インターフェース)
100 車両
101 バンパ
110 車速エンコーダ
111 PD(車速エンコーダ)
120 車両用フード
121 跳ね上げ機構
OB 対象物
Claims (6)
- 車両の走行速度を検出する速度センサと、
前記車両のバンパにその長手方向に平行に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記車両と対象物との衝突時に前記バンパの変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化することにより、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、
前記走行速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、
前記車両と前記対象物との衝突時に、前記速度センサで検出された走行速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間とに適合する前記対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを特徴とする衝突対象物識別装置。 - 対象物との相対速度を検出する相対速度検出手段と、
当該装置の表面に取り付けた光ファイバに対して所定周波数の変調光を送り、該光ファイバの入射光と出射光との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記装置と対象物との衝突時に前記表面の変形に伴い前記光ファイバに生じる伸び歪みの量に応じて前記位相差の検出値が変化し、該検出値が第1レベルから該第1レベルより大きい第2レベルまで達するのに要する所要時間を測定する時間測定手段と、
前記相対速度と前記所要時間との相関関係を前記対象物に対応付けて予め記憶する対象物識別テーブルと、
前記装置と前記対象物との衝突時に、前記相対速度検出手段で検出された相対速度と、前記時間測定手段で測定された前記所要時間に適合する対象物を前記対象物識別テーブルから抽出して識別し、該対象物名信号を出力する対象物識別手段とを備えたことを特徴とする衝突対象物識別装置。 - 前記位相差検出手段は、前記位相差をベクトル電圧信号として検出するベクトル電圧計を有することを特徴とする請求項1又は2記載の衝突対象物識別装置。
- 前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源及び前記光検出器は、前記光ファイバの一端側に接続され、該光ファイバの他端側に反射端が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の衝突対象物識別装置。
- 前記位相差検出手段は、前記入射光を発する光源と、前記出射光を受ける光検出器とを有し、前記光源は、前記光ファイバの一端側に接続され、前記光検出器は、該光ファイバの他端側に接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の衝突対象物識別装置。
- 前記対象物は、少なくとも人体を含み、前記対象物識別手段は、前記対象物が人体か否かを識別することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の衝突対象物識別装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003117986A JP2004322760A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 衝突対象物識別装置 |
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|---|---|---|---|
| JP2003117986A JP2004322760A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 衝突対象物識別装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248508A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-09-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両用衝突判定装置 |
| WO2007015323A1 (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-08 | Tama-Tlo, Ltd. | バンパーセンサ |
| JP2007285794A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Yokogawa Denshikiki Co Ltd | 外力検出装置 |
| JP2008020342A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Yokogawa Denshikiki Co Ltd | 外力検出装置 |
-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003117986A patent/JP2004322760A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2006248508A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-09-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両用衝突判定装置 |
| WO2007015323A1 (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-08 | Tama-Tlo, Ltd. | バンパーセンサ |
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| JP2008020342A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Yokogawa Denshikiki Co Ltd | 外力検出装置 |
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