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JP2004320254A - 送信電力制御装置 - Google Patents

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JP2004320254A
JP2004320254A JP2003109520A JP2003109520A JP2004320254A JP 2004320254 A JP2004320254 A JP 2004320254A JP 2003109520 A JP2003109520 A JP 2003109520A JP 2003109520 A JP2003109520 A JP 2003109520A JP 2004320254 A JP2004320254 A JP 2004320254A
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Japan
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weighting coefficient
calculating
wave power
weighted average
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Application number
JP2003109520A
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English (en)
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Hajime Okajima
肇 岡島
Takashi Iwai
敬 岩井
Daisuke Yamada
大輔 山田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003109520A priority Critical patent/JP2004320254A/ja
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Abstract

【課題】突発的に発生する干渉に対しても精度よくSIRを測定すること。
【解決手段】瞬時SIR測定部105は、瞬時RSCPおよび平均ISCPを用いて瞬時SIRを算出する。SIR記憶領域部109は瞬時SIRを記憶し、予測部114はSIR記憶領域部109に記憶されたSIRから将来のSIRを予測する。重み付け係数算出部115は、パス数決定部113により決定された有効パス数を用いて重み付け係数を重み付け平均SIR算出部111に算出する。重み付け平均SIR算出部111は、算出された重み付け係数を、将来のスロットのSIRを含む所定の演算スロット分のSIRのそれぞれに重み付けして平均化することで、TPCビット算出部117にて所定の目標SIRと比較される重み付け平均SIRを算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の移動体通信における送信電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体通信システムのアクセス方式としてのCDMAでは、受信局が受ける干渉量によってシステム容量が制限される。システム容量を確保するためには、干渉を低く抑える、すなわち他局の送信電力をできるだけ低く抑える必要がある。そのため、CDMAにおいては、受信信号の品質に応じて送信電力を増減する送信電力制御(TPC:Transmit Power Control)が必須の技術となっている。
【0003】
この送信電力制御において、受信信号の品質を図る尺度としては、SIR(Signal to Interference Ratio:希望信号対干渉信号電力比)が一般に用いられる。システムに与える干渉を最小にして、システム容量を確保するためには、受信信号のSIRを正確に測定し、その値が受信時に一定になるように送信局側で送信電力を制御する正確な送信電力制御を行う必要がある。
【0004】
この送信電力制御方法としては、例えば特許文献1で開示されているように、送信側から送信された既知のパイロット信号を用いて希望波電力(RSCP:Received Signal Code Power)と干渉波電力(ISCP:Interference Signal Code Power)を求める。この方式では、以下の手順で受信希望波電力と受信干渉波電力を算出するようにしている。
【0005】
すなわち、受信希望波電力は、ベースバンド受信信号からパイロット信号を検出することで伝達関数を推定し、推定した伝達関数の位相を反転して受信信号に乗算して平均した後、電力を計算して受信希望波電力を算出する。
【0006】
一方、受信干渉波電力は、ベースバンド受信信号からパイロット信号を検出することで伝達関数を推定し、推定した伝達関数の位相を反転して受信信号に乗算して1スロット分をバッファに蓄積すると共に平均処理を行う。平均値と1スロット分の電力の差分を計算して電力を計算して干渉波電力を算出する。このように算出した干渉波電力を複数のスロットにわたって平均化する。このように算出された受信希望波電力及び干渉波電力を用いてSIRを算出する。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−13364号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の送信電力制御装置においては、希望波電力の平均や干渉波電力の平均は複数スロットに渡って単純に平均されるため、次のような問題がある。
【0009】
すなわち、平均するスロットの数が少な過ぎると十分な平均が行われないために、干渉電力測定の精度が劣化して、SIR測定精度が劣化する。これに対して、平均するスロットの数が多過ぎると突発的に発生する干渉に対して正確な干渉電力測定が行えなくなり、SIR測定精度が劣化する。
【0010】
いずれにしろ、上記のようにSIR測定精度が劣化した場合、そのSIR測定結果を用いて行われるTPCの性能も変化し、最終的にTPC誤差の増大により、受信品質を満足させるために必要な送信電力の増大を招き、無線システムに与える干渉を増大させ、システム容量を減少させるという問題がある。
【0011】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、突発的に発生する干渉に対しても精度よくSIRを測定することができる送信電力制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の送信電力制御装置は、パイロット信号を含む受信信号のスロットごとに前記パイロット信号を用いて希望波電力を算出する希望波電力算出手段と、前記受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて干渉波電力を算出する干渉波電力算出手段と、算出された干渉波電力を平均化する平均化手段と、算出された希望波電力および平均化された平均干渉波電力を用いてSIRを算出するSIR算出手段と、算出されたSIRを記憶する記憶手段と、電波伝搬環境に関するパラメータを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出手段と、算出された重み付け係数を、所定の演算スロット分のSIRのそれぞれに重み付けして平均化し、重み付け平均SIRを算出する重み付け平均SIR算出手段と、前記重み付け平均SIRおよび所定の目標SIRを用いて送信電力制御信号を生成する生成手段とを有する構成を採る。
【0013】
この構成によれば、電波伝搬環境に関するパラメータを用いた重み付け係数を、所定の演算スロット分のSIRのそれぞれに重み付け(例えば乗算)して平均化することで、送信制御信号を生成する際に目標SIRと比較する値として用いられる重み付け平均SIRを算出するため、所定の演算スロット分のSIR平均を算出する際の平均化する長さを、パイロット信号の電波伝搬環境に対応した長さにすることができ、これにより、突発的に発生する干渉に対しても、その電波伝搬環境に対応して精度良くSIRを測定することができる。
【0014】
(2)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記記憶手段に記憶されているSIRに基づいて、将来のスロットのSIRを予測する予測手段をさらに有し、前記重み付け平均SIR算出手段は、前記重み付け係数を、予測された将来のスロットのSIRを含む所定の演算スロット分のSIRにそれぞれ重み付けして平均化する構成を採る。
【0015】
この構成によれば、重み付け係数を、予測された将来のスロットを含む所定の演算スロット分のSIRにそれぞれ重み付けして平均化するため、所定の演算スロット分のSIRの平均として算出される重み付け平均SIRの測定精度の向上を図ることができる。
【0016】
(3)本発明の送信電力制御装置は、パイロット信号を含む受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて希望波電力を算出する希望波電力算出手段と、算出された希望波電力を記憶する記憶手段と、電波伝搬環境に関するパラメータを重み付け係数として算出する重み付け係数決定手段と、算出された重み付け係数を、所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付けして平均化し、重み付け平均希望波電力を算出する重み付け平均希望波電力算出手段と、前記受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて干渉波電力を算出する干渉波電力算出手段と、干渉波電力を平均する平均化手段と、算出された重み付け平均希望波電力および平均化された干渉波電力を用いてSIRを算出するSIR算出手段と、算出されたSIRおよび予め設定された目標SIRを用いて送信電力制御信号を生成する生成手段とを有する構成を採る。
【0017】
この構成によれば、電波伝搬環境に関するパラメータを用いた重み付け係数を所定の演算スロット分の希望波電力のそれぞれに重み付け(例えば、乗算)した後で平均化した重み付け平均希望波電力と、平均化された干渉波電力との比から、目標SIRと比較するSIRを算出するため、所定の演算スロット分の希望波電力の平均を算出する際の平均化する長さを、パイロット信号の電波伝搬環境に適した長さにすることができ、これにより、突発的に発生する干渉に対しても精度良くSIRを測定することができる。
【0018】
(4)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記記憶手段に記憶されている希望波電力に基づいて、将来のスロットの希望波電力を予測して前記重み付け平均希望波電力算出手段に出力する予測手段をさらに有し、前記重み付け平均希望波電力算出手段は、前記重み付け係数を、予測された将来のスロットの希望波電力を含む所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付けして平均化する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、前記重み付け係数を、予測された将来のスロットを含む所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付け(例えば、乗算)して平均化するため、重み付け平均化された希望波電力と、平均干渉波電力とでSIRを算出することができ、これにより、目標SIRと比較されるSIRの測定精度の向上を図ることができる。
【0020】
(5)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータは有効パス数であり、前記重み付け係数算出手段は、前記有効パス数を用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0021】
この構成によれば、重み付け係数に用いられるパラメータが有効パス数であるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0022】
(6)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータは希望波電力の標準偏差であり、前記重み付け係数算出手段は、前記希望波電力の標準偏差を用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、重み付け係数に用いられるパラメータがパイロット信号から測定される希望波電力の標準偏差であるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0024】
(7)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータはSIRの標準偏差であり、前記重み付け係数算出手段は、前記SIRの標準偏差を用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、重み付け係数に用いられるパラメータがパイロット信号から測定されるSIRの標準偏差であるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0026】
(8)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータはドップラー周波数であり、前記重み付け係数算出手段は、前記ドップラー周波数を用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0027】
この構成によれば、パイロット信号からのドップラー周波数に応じた重み付け係数となるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0028】
(9)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータは長区間平均SIRであり、前記重み付け係数算出手段は、前記長区間平均SIRを用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0029】
この構成によれば、重み付け係数に用いられるパラメータが長区間平均SIRであるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0030】
(10)本発明の送信電力制御装置は、上記の構成において、前記電波伝搬環境に関するパラメータは目標SIRであり、前記重み付け係数算出手段は、前記目標SIRを用いて重み付け係数を算出する構成を採る。
【0031】
この構成によれば、目標SIRに基づいて重み係数が算出されるため、パイロット信号の電波伝搬環境に対応して重み付け平均された精度の高いSIRを算出することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、有効パス数、希望波電力(RSCP)の標準偏差、希望波電力対干渉波電力比(SIR)の標準偏差、ドップラー周波数、長区間平均SIR、目標SIRなどの電波伝搬環境に応じたパラメータを用いて、受信信号より算出されるSIR、RSCPを重み付け平均して求める際の平均化長を制御することである。なお、長区間平均SIRとは、数百シンボルから数千シンボル区間程度で平均したSIRである。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る送信電力装置100の構成を示すブロック図である。
【0034】
図1に示す送信電力装置100は、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、パス数決定部113、予測部114、重み付け係数算出部115、およびTPCビット算出部117を有する。
【0035】
瞬時RSCP測定部101は、受信信号のスロット毎に、受信信号に含まれる既知のパイロット信号の希望波成分の電力(RSCP)を測定して瞬時SIR測定部105に算出する。なお、図1では、受信されるパイロット信号を「受信パイロット信号」と記す。
【0036】
瞬時ISCP測定部103は、受信信号の瞬時干渉波成分の電力(ISCP)を測定して平均部107に出力する。平均部107は、瞬時ISCP測定部103から入力された干渉波成分の電力の所定区間における平均値としての平均ISCPを算出する。
【0037】
瞬時SIR測定部105は、瞬時RSCP測定部101により測定された瞬時希望波電力と、平均部107により平均化された干渉波電力の平均値(平均ISCP)とに基づいて、瞬時の希望波電力対干渉波電力比(SIR)を算出し、SIR記憶領域部109及び重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0038】
瞬時SIR測定部105では、次式を用いてSIRを算出する。
SIR=希望波電力/干渉波電力
【0039】
SIR記憶領域部109は、瞬時SIR測定部105から入力された瞬時SIRを記憶する。また、このSIR記憶領域部109には、瞬時SIRと、該瞬時SIRが測定されたスロットに連続した過去のスロットのSIRが記憶される。
【0040】
予測部114は、SIR記憶領域部109に保持された瞬時SIR及び過去のSIRに基づいて、次に測定されるSIRの値、つまり現在のスロットに連続して入力される未来のスロットのSIRを予測し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0041】
パス数決定部113は、受信信号のパスに割り当てられる複数のフィンガを備え、受信信号の有効なパスに割り当てられた有効フィンガ数から有効パス数を測定し、測定された有効パス数を重み付け係数算出部115に出力する。
【0042】
重み付け係数算出部115は、パス数決定部113により入力されたパス数に基づいて、重み付け平均SIR算出部111にて、測定されるスロットに連続する複数のスロットのそれぞれのSIRに渡って重み付けられる重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0043】
詳細には、重み付け係数算出部115は、パス数と、スロットに重み付けられる重み付け係数とが対応づけられたテーブルを備え、このテーブルにおける所定パス数を閾値として、電波伝搬環境としてパス数決定部113により入力されたパス数と比較し、入力されたパス数に対応づけられた重み付け係数を重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0044】
ここで、重み付け係数算出部115の備えるパス数と重み付け係数が関係付けられたテーブルの一例を図2に示す。なお、図2において、A、B、C、Dは予め設定されたパス数、W(i)はスロット番号iへの重みを示す。
【0045】
図2のテーブルでは、予め設定された所定のパス数A、B、C、Dによる条件と、これら条件を満たすパス数に対応する重み付け係数が格納されている。例えば、パス数決定部113からのパス数がテーブルに格納された閾値となるパス数Aより多い場合、入力されたパス数はパス数>Aを満たし、現在のスロット及び現在のスロットの前後で連続する複数のスロット毎のSIRに重み付けられる重み付け係数として、0.8,0.9,1,0.9,0.8が、重み付け平均SIR算出部111に算出される。
【0046】
重み付け平均SIR算出部111は、瞬時SIR測定部105から入力された瞬時SIR、SIR記憶領域部109から入力された過去のスロットのSIR、予測部114から入力された未来のスロットのSIR、つまり現在、過去、未来と連続するスロットのSIRに、重み付け係数算出部115により算出された重み付け係数をそれぞれ乗算して重み付け、平均化した値をTPCビット算出部117に算出する。
【0047】
TPCビット算出部117は、重み付け平均SIR算出部111から入力されたSIR(以下、「重み付け平均SIR」という)と予め設定されている目標SIRとを比較し、重み付け平均SIRが目標SIRよりも小さい場合には送信電力を増加する旨のTPCビットを生成し、逆に重み付け平均SIRが目標SIRよりも大きい場合には送信電力を減少する旨のTPCビットを生成する。例えば、TPCビットが「0」のときは送信電力を1db下げる旨とし、「1」なら1dB上げるなどと予め定めておく。
【0048】
次に、上記構成の送信電力制御装置1の動作を説明する。
送信電力制御装置1が、受信信号のスロット毎の、受信信号に含まれる既知信号、ここでは受信パイロット信号を受信すると、瞬時RSCP測定部101により瞬時RSCPを測定し瞬時SIR測定部105に出力する。また、瞬時ISCP測定部103が瞬時ISCPを測定し、測定された瞬時ISCPを平均化部107にて平均化し、平均ISCPとして瞬時SIR測定部105に出力する。
【0049】
瞬時SIR測定部105は、瞬時RSCPと平均ISCPとの比である瞬時SIRを算出し、SIR記憶領域部109及び重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0050】
SIR記憶領域部109は、既に記憶されている、瞬時SIRが測定されたスロットに連続する過去のスロットのSIRを、重み付け平均SIR算出部111に出力するとともに、過去のスロットのSIRを、瞬時SIR測定部105から入力された瞬時SIRとともに予測部114に出力する。
【0051】
予測部114では、瞬時SIR及び過去のSIRに基づいて、瞬時SIRが測定された現在のスロットに連続する未来のスロットのSIRが予測され、未来のSIRは、重み付け平均SIR算出部111に算出される。
【0052】
一方、受信パイロット信号に基づいてパス数決定部113においてパス数が決定され、重み付け係数算出部115に出力される。
【0053】
重み付け係数算出部115では、格納されたテーブルに基づいて重み付け係数が、重み付け平均SIR算出部111に算出される。
【0054】
図3は、重み付け平均SIR算出部111において重み付け平均SIR算出を説明するための図である。なお、図3では、瞬時SIR測定部により測定されるスロットを現在のスロットスロット♯nとする。このスロット♯nの前後に連続するスロット数に渡る平均SIRを算出することでSIRの平均長を変更することができる。
【0055】
図3に示すように、重み付け平均SIR算出部111は、瞬時SIR測定部105から入力された瞬時SIR(図3で示すSIR(n))、SIR記憶領域部109から入力された過去のSIR(図3で示すSIR(n−1)、SIR(n−2))、予測部114から入力された未来のSIR(図3示すSIR(n+1)、SIR(n+2))のそれぞれに、重み付け係数算出部115により算出されたパス数に対応した重み付け係数W(n−2)、W(nー1)、W(n)、W(n+1)、W(n+2)を乗算し、これら重み付けられたSIRの平均を算出する。
【0056】
たとえば、パス数決定部113から重み付け係数算出部115に入力されたパス数が、テーブルにおける閾値となるパス数Aより大きい場合、重み付け平均SIR算出部111では、Aより大きい場合の重み付け係数、つまり、図3で示す、SIR(n−1)、SIR(n−2)、SIR(n)、SIR(n+1)、SIR(n+2)のそれぞれに、0.8,0.9,1,0.9,0.8をそれぞれ乗算して重み付けを行い平均化することで重み付け平均SIRを算出する。
【0057】
このように、重み付け平均SIR算出部111では、n番目のスロットでの重み付け平均後のSIR(重み付け平均SIR(n))は下記式を用いて求められる。
【0058】
重み付け平均SIR(n)=ΣW(i)×SIR(i)/ΣW(i)
ここで、iはスロット番号、SIR(i)はi番目のスロットでの瞬時SIR、W(i)はi番目のスロットでの重み付けとする。
【0059】
上記実施の形態によれば、TPCビット算出部における、送信制御信号を出力するために目標SIRと比較されるSIRは、電波伝搬環境に関するパラメータとしてパス数を用いた重み付け係数を所定の演算スロット分のSIRのそれぞれに重み付け、つまり乗算し平均化して算出される。これにより、所定の演算スロット分のSIR平均を算出する際の平均化する長さを、受信パイロット信号の電波伝搬環境に対応した長さにすることができる。したがって、SIRを測定する際に突発的に発生する干渉に対しても、そのときの電波伝搬環境に対応して精度良くSIR測定を行うことができる。
【0060】
なお、上記実施の形態1では、重み付け係数算出部115が重み付け係数を算出するための電波伝搬環境に関するパラメータとして、パス数決定部113から入力されるパス数を用いたが、これに限らず、RSCPの標準偏差、SIRの標準偏差、ドップラー周波数、長区間平均SIR、目標SIR等、パス数以外をパラメータとしてもよい。
【0061】
以下に、図4〜図13を参照して、重み付け係数を算出するための電波伝搬環境に関するパラメータを変更した場合の送信電力制御装置を変更例1〜変更例5として説明する。なお、図4〜図13において、図1及び図2と共通する部分には図1及び図2と同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0062】
図4は、重み付け係数を算出するための電波伝搬環境に関するパラメータをパス数に代えて、希望波電力(RSCP)の標準偏差とした変更例1としての送信電力制御装置100aの構成を示すブロック図である。
【0063】
図4に示す送信電力制御装置100aは、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、予測部114、TPCビット算出部117、RSCP標準偏差測定部120、および重み付け係数算出部130を有する。すなわち、送信電力制御装置100aは、送信電力装置100の構成と比較してパス数決定部113に代えて、受信パイロット信号からRSCPの標準偏差を測定するRSCP標準偏差測定部120とした構成となっている。
【0064】
RSCP標準偏差測定部120は、受信パイロット信号から測定したRSCPの標準偏差値を重み付け係数算出部130に出力する。
【0065】
重み付け係数算出部130は、RSCP標準偏差測定部120より入力されるRSCPの標準偏差に基づいて、この入力されるRSCPの標準偏差に対応した重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0066】
図5に、変更例1の送信電力制御装置における重み付け係数算出部130が有するテーブルの一例を示す。
【0067】
図5に示すテーブルは、図2のテーブルと比べて、入力される電波伝搬環境に関するパラメータと比較する閾値をパス数に代えてRSCPの標準偏差としたものであり、その他の値は同様のものである。したがって、重み付け係数算出部130における重み付け係数の算出は、重み付け係数算出部115と比して、入力されるパラメータのみが異なり、それ以外は同様に行われ、送信電力制御装置100aは送信電力制御装置100と同様の作用効果を有する。
【0068】
例えば、希望波電力の標準偏差が大きくなり、SIRの測定値と期待値の差が大きくなる場合でも、重み付け係数を制御して、SIRを算出するための平均化長を可変させ、SIRの測定精度を向上させることができる。
【0069】
図6は、重み付け係数を算出するための電波伝搬環境に関するパラメータをパス数に代えて、SIRの標準偏差とした変更例2としての送信電力制御装置の構成を示すブロック図である。
【0070】
図6に示す送信電力制御装置100bは、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、TPCビット算出部117、予測部114、SIR標準偏差測定部140、および重み付け係数算出部145を有する。
【0071】
すなわち、送信電力制御装置100bは、送信電力装置100の構成と比較してパス数決定部113に代えて、受信パイロット信号からSIRの標準偏差を測定するSIR標準偏差測定部140とした構成となっている。
【0072】
SIR標準偏差測定部140は、受信パイロット信号から測定されたSIRの標準偏差値を重み付け係数算出部145に出力する。
【0073】
重み付け係数算出部145は、SIR標準偏差測定部140より入力されたSIRの標準偏差に基づいて、この入力されたSIRの標準偏差に対応した重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0074】
図7に、変更例2の送信電力制御装置における重み付け係数算出部145が有するテーブルの一例を示す。
【0075】
図7に示すテーブルは、図2のテーブルと比べて、入力される電波伝搬環境に関するパラメータと比較する閾値を、パス数に代えてSIRの標準偏差としたものであり、その他の値は同様のものである。したがって、重み付け係数算出部145における重み付け係数の算出は、重み付け係数算出部115と比して、入力されるパラメータのみが異なり、それ以外は同様に行われ、送信電力制御装置100bは送信電力制御装置100と同様の作用効果を有する。
【0076】
例えば、目標SIRが小さいときにSIRの標準偏差が大きくなるため、測定されるSIRの値と、その測定時の目標SIRとの差が大きくなる場合がある。この場合でも、目標SIRに基づいて重み付け係数を、目標SIRが大きい場合と比較して、SIRを算出するための平均化の長さを長くし、測定のバラツキを少なくして、測定精度の向上を図ることができる。
【0077】
図8は本発明に係る送信電力制御装置の変更例3の構成を示すブロック図である。
【0078】
図8に示す送信電力制御装置100cは、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、TPCビット算出部117、予測部114、ドップラー周波数測定部150、および重み付け係数算出部155を有する。すなわち、送信電力制御装置100cは、送信電力装置100の構成と比較してパス数決定部113に代えて、受信パイロット信号からドップラー周波数を測定するドップラー周波数測定部150とした構成となっている。
【0079】
ドップラー周波数測定部150は、受信パイロット信号からドップラー周波数を測定し、重み付け係数算出部155に出力する。
【0080】
重み付け係数算出部155は、ドップラー周波数測定部150から入力されたドップラー周波数に対応した重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0081】
図9に、変更例3の送信電力制御装置における重み付け係数算出部155が有するテーブルの一例を示す。
【0082】
図9に示すテーブルは、図2のテーブルと比べて、入力される電波伝搬環境に関するパラメータと比較する閾値を、パス数に代えてドップラー周波数としたものであり、その他の値は同様のものである。したがって、重み付け係数算出部155における重み付け係数の算出は、重み付け係数算出部115と比して、入力されるパラメータのみが異なり、それ以外は同様に行われる。つまり、送信電力制御装置100cは送信電力制御装置100と同様の作用効果を有する。
【0083】
例えば、パイロット信号からのドップラー周波数が大きい時は、その変動レベルに追従するために、ドップラー周波数が小さい場合と比べてSIRを算出するための平均化長を長くして、その測定精度を向上させることができる。
【0084】
図10は本発明に係る送信電力制御装置の変更例4の構成を示すブロック図である。
【0085】
図10に示す送信電力制御装置100dは、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、TPCビット算出部117、予測部114、長区間平均SIR測定部160、および重み付け係数算出部165を有する。すなわち、送信電力制御装置100dは、送信電力装置100の構成と比較してパス数決定部113に代えて受信パイロット信号から長区間平均SIRを測定する長区間平均SIR測定部160とした構成となっている。
【0086】
長区間平均SIR測定部160は、SIRを長区間測定し、長区間平均した値を長区間平均SIRとして重み付け係数算出部165に出力する。
【0087】
重み付け係数算出部165は、長区間平均SIR測定部160より入力された長区間平均SIRに基づいて、この入力される長区間平均SIRに対応した重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0088】
図11に、変更例4の送信電力制御装置における重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す。
【0089】
図11に示すテーブルは、図2のテーブルと比べて、入力される電波伝搬環境に関するパラメータと比較する閾値を、パス数に代えて長区間平均SIRとしたものであり、その他の値は同様のものである。よって、重み付け係数算出部165における重み付け係数の算出は、重み付け係数算出部115と比して、入力されるパラメータのみが異なり、それ以外は同様に行われている。よって、送信電力制御装置100dは送信電力制御装置100と同様の作用効果を有する。
【0090】
例えば、長区間平均SIRが短区間(数シンボルから数十シンボル区間程度)平均SIRより低い値のときに、SIRの標準偏差が大きくなり、SIRの測定値と目標SIRとの差が大きくなる場合があっても、長区間平均SIRが高い場合と比べて、SIRを算出するための平均化長を長くして、SIRの測定精度を向上することができる。
【0091】
図12は、重み付け係数を算出するための電波伝搬環境に関するパラメータをパス数に代えて、目標SIRとした変更例5としての送信電力制御装置100eの構成を示すブロック図である。
【0092】
図12に示す送信電力制御装置100eは、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、瞬時SIR測定部105、平均化部107、SIR記憶領域部109、重み付け平均SIR算出部111、TPCビット算出部117、予測部114、目標SIR決定部170、および重み付け係数算出部175を有する。すなわち、送信電力制御装置100eは、送信電力装置100の構成と比較してパス数決定部113に代えて、受信パイロット信号から目標SIRを決定する目標SIR決定部170とした構成となっている。
【0093】
目標SIR決定部170は、受信パイロット信号に基づいて目標SIRを決定し、TPCビット算出部117に出力するとともに、重み付け係数算出部145に出力する。
【0094】
重み付け係数算出部175は、目標SIR決定部170より入力された目標SIRに基づいて、この入力された目標SIRに対応した重み付け係数を算出し、重み付け平均SIR算出部111に出力する。
【0095】
図13に、変更例5の送信電力制御装置における重み付け係数算出部175が有するテーブルの一例を示す。
【0096】
図13に示すテーブルは、図2のテーブルと比べて、入力される電波伝搬環境に関するパラメータと比較する閾値をパス数に代えて目標SIRとしたものであり、その他の値は同様のものである。したがって、重み付け係数算出部175における重み付け係数の算出は、重み付け係数算出部115と比して、入力されるパラメータのみが異なる。これにより、送信電力制御装置100eは送信電力制御装置100と同様の作用効果を有するものとなっている。
【0097】
例えば、目標SIRが小さいときにSIRの標準偏差が大きくなるため、測定されるSIRの値と、その測定時の目標SIRとの差が大きくなる場合がある。この場合でも、目標SIRに基づいて重み付け係数を、目標SIRが大きい場合と比較して、SIRを算出するための平均化の長さを長くし、測定のバラツキを少なくして、測定精度の向上を図ることができる。
【0098】
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2に係る送信電力制御装置200の構成を示すブロック図である。但し、図14において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
【0099】
図14に示す送信電力制御装置200の特徴は、図1の送信電力制御装置100と比較して、電波伝搬環境に関するパラメータにより重み付けられる重み付けの対象を、複数スロットに渡るSIRに代えて、瞬時RSCP測定部101により測定される瞬時RSCPとしたものである。
【0100】
図14に示す送信電力制御装置200は、瞬時RSCP測定部101、瞬時ISCP測定部103、SIR測定部205、平均化部107、RSCP記憶領域部209、予測部214、パス数決定部113、TPCビット算出部117、重み付け平均RSCP算出部211、および重み付け係数算出部222を備える。
【0101】
送信電力制御装置200において、瞬時RSCP測定部101は、受信信号の希望波成分の電力を測定してRSCP記憶領域部209及び重み付け平均RSCP算出部211に算出する。
【0102】
RSCP記憶領域部209は、瞬時RSCP測定部101から入力された瞬時RSCPを記憶する。つまり、このRSCP記憶領域部209には、瞬時RSCPと、その瞬時RSCPが測定されたスロットに連続した過去のスロットのRSCPが記憶されている。
【0103】
予測部214は、RSCP記憶領域部209に保持された瞬時RSCP及び過去のRSCPに基づいて、次に測定されるRSCPの値、つまり現在のスロットに連続する将来のスロットのRSCPを予測し、重み付け平均RSCP算出部211に出力する。
【0104】
重み付け係数算出部222は、パス数決定部113により入力されたパス数に基づいて、重み付け平均RSCP算出部211にて、複数のスロットのRSCPに渡って重み付けるべき重み付け係数を算出する。なお、この重み付け係数算出部222は重み付け係数算出部115と同様のパス数と重み付け係数との関係を示すテーブルを備える。この重み付け係数算出部222では、重み付け平均RSCP算出部211に算出される重み付け係数は、重み付け平均RSCP算出部211において重み付けの対象となる現在のスロットに連続する複数スロット分算出される。
【0105】
重み付け平均RSCP算出部211は、瞬時RSCP測定部101から入力された瞬時RSCP、RSCP記憶領域部209から入力される過去のスロットのRSCP、予測部214から入力された未来のスロットのRSCP、つまり現在、過去、未来と連続するスロットのRSCPに、重み付け係数算出部222により算出された重み付け係数をそれぞれ乗算して重み付け、平均化した値とした重み付け平均後のRSCP(重み付け平均RSCP)をSIR測定部205に出力する。
【0106】
SIR測定部205は、重み付け平均RSCP算出部211により測定された重み付け平均RSCPと、平均化部107により平均化された干渉波電力の平均値(平均ISCP)との比、つまりSIR=希望波電力/干渉波電力の式を用いてSIRを算出し、TPCビット算出部117に出力する。
【0107】
図15は、重み付け平均RSCP算出部211における重み付け平均RSCP算出を説明するための図である。なお、図15では、瞬時RSCP測定部101により測定されるスロットを現在のスロットとして、スロット♯nとする。
【0108】
図15に示すように、重み付け平均RSCP算出部211は、瞬時RSCP測定部101から入力された瞬時RSCP(図15で示すRSCP(n))、RSCP記憶領域部209から入力された過去のRSCP(図3で示すRSCP(n−1)、RSCP(n−2))、予測部214から入力された未来のRSCP(図3示すRSCP(n+1)、RSCP(n+2))のそれぞれに、重み付け係数算出部115Fにより算出された重み付け係数W(n−2)、W(nー1)、W(n)、W(n+1)、W(n+2)を乗算し、これら重み付けられたRSCPの平均をSIR測定部205に算出する。
【0109】
よって、n番目のスロットでの重み付け平均後のRSCP(重み付け平均RSCP(n))を求める式は、
重み付け平均RSCP(n)=ΣW(i)×RSCP(i)/ΣW(i)
となる。ここで、iはスロット番号、RSCP(i)はi番目のスロットでの瞬時RSCP、W(i)はi番目のスロットでの重み付けとする。
【0110】
そして、SIR測定部205では、重み付け平均RSCP算出部211からの重み付け平均RSCPと、平均化部107からの平均ISCPとを用いてSIR(以下測定SIRという)を算出し、TPCビット算出部117に出力する。
【0111】
TPCビット算出部117では、入力された測定SIRは、予め設定されている目標SIRとを比較し、測定SIRが目標SIRよりも小さい場合には送信電力を増加する旨のTPCビットを生成し、逆に重み付け平均SIRが目標SIRよりも大きい場合には送信電力を減少する旨のTPCビットを生成する。
【0112】
このように実施の形態2の送信電力制御装置200によれば、重み付け平均RSCP算出部211は、現在のスロット♯nの前後に連続、すなわち現在のスロットを含む過去未来のスロット数に渡るRSCPの平均化長を算出し、この平均化長を変更することができ、SIRの平均長を変更した実施の形態1の送信電力制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
【0113】
上記実施の形態2によれば、電波伝搬環境に関するパラメータ、つまり、受信したパイロット信号からの測定したパス数を用いた重み付け係数を、所定の演算スロット分の希望波電力のそれぞれに重み付け、つまり乗算して平均化する。そして、この重み付け平均された平均希望波電力と、平均干渉波電力との比から目標SIRと比較するSIRを算出しているので、所定の演算スロット分の希望波電力の平均を算出する際の平均化する長さを、受信パイロット信号の電波伝搬環境に対応した長さにすることができ、これにより、突発的に発生する干渉に対しても精度良くSIR測定を行うことができる。
【0114】
また、パス数に関する重み付け係数を、予測された将来のスロットを含む所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付け、つまり乗算して平均化するため、目標SIRと比較されるSIRの測定精度の向上が図られている。
【0115】
上記実施の形態1では、重み付け係数算出部115が重み付け係数を算出するための電場伝搬環境に関するパラメータとして、パス数決定部113から入力されるパス数を用いたが、これに限らず、RSCPの標準偏差、SIRの標準偏差、ドップラー周波数、長区間平均SIR、目標SIRとしてもよい。
【0116】
すなわち、送信電力制御装置200において、重み付け係数算出部222にパラメータを出力するパス数決定部113に代えて、変更例1〜5で説明したように、RSCP標準偏差測定部120、SIR標準偏差測定部140,ドップラー周波数測定部150,長区間平均SIR測定部160、目標SIR決定部170とした構成を採ってもよく、これらの構成の場合の効果は上述した変更例1〜5のものと同様である。
【0117】
また、上記実施の形態1、変更例1〜5及び実施の形態2に係る送信電力制御装置を移動体通信システムにおいて使用される基地局装置や、この基地局装置と無線通信を行う通信端末装置に搭載することが可能である。搭載された場合には、基地局装置や通信端末装置がSIRに従って行う送信電力制御の精度を向上させることができる。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、突発的に発生する干渉に対しても精度良くSIRを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る送信電力装置の構成を示すブロック図
【図2】図1の重み付け係数算出部が有する、パス数と重み付け係数が関係付けられたテーブルの一例を示す図
【図3】図1の重み付け平均SIR算出部の動作を説明するための図
【図4】本発明の実施の形態1の変更例1に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図5】図4の重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態1の変更例2に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図7】図6の重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1の変更例3に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図9】図8の重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態1の変更例4に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図11】図10の重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す図
【図12】本発明の実施の形態1の変更例5に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図13】図12の重み付け係数算出部が有するテーブルの一例を示す図
【図14】本発明の実施の形態2に係る送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図15】図14の重み付け平均RSCP算出部の動作を説明するための図
【符号の説明】
100,100a,100b,100c,100d,100e,200 送信電力制御装置
101 瞬時RSCP測定部
103 瞬時ISCP測定部
105 瞬時SIR測定部
109 SIR記憶領域部
111 重み付け平均SIR算出部
113 パス数決定部
114,214 予測部
115,130,145,155,165,175,222 重み付け係数算出部
117 TPCビット算出部
120 RSCP標準偏差測定部
140 SIR標準偏差測定部
150 ドップラー周波数測定部
160 長区間平均SIR測定部
170 目標SIR決定部
205 SIR測定部
209 RSCP記憶領域部
211 重み付け平均RSCP算出部

Claims (10)

  1. パイロット信号を含む受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて希望波電力を算出する希望波電力算出手段と、
    前記受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて干渉波電力を算出する干渉波電力算出手段と、
    算出された干渉波電力を平均化する平均化手段と、
    算出された希望波電力および平均化された平均干渉波電力を用いてSIRを算出するSIR算出手段と、
    算出されたSIRを記憶する記憶手段と、
    電波伝搬環境に関するパラメータを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出手段と、
    算出された重み付け係数を、所定の演算スロット分のSIRにそれぞれ重み付けして平均化し、重み付け平均SIRを算出する重み付け平均SIR算出手段と、
    前記重み付け平均SIRおよび所定の目標SIRを用いて送信電力制御信号を生成する生成手段とを有することを特徴とする送信電力制御装置。
  2. 前記記憶手段に記憶されているSIRに基づいて、将来のスロットのSIRを予測する予測手段をさらに有し、
    前記重み付け平均SIR算出手段は、前記重み付け係数を、予測された将来のスロットのSIRを含む所定の演算スロット分のSIRにそれぞれ重み付けして平均化することを特徴とする請求項1記載の送信電力制御装置。
  3. パイロット信号を含む受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて希望波電力を算出する希望波電力算出手段と、
    算出された希望波電力を記憶する記憶手段と、
    電波伝搬環境に関するパラメータを重み付け係数として算出する重み付け係数決定手段と、
    算出された重み付け係数を、所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付けして平均化し、重み付け平均希望波電力を算出する重み付け平均希望波電力算出手段と、
    前記受信信号のスロットごとに、前記パイロット信号を用いて干渉波電力を算出する干渉波電力算出手段と、
    干渉波電力を平均する平均化手段と、
    算出された重み付け平均希望波電力および平均化された干渉波電力を用いてSIRを算出するSIR算出手段と、
    算出されたSIRおよび予め設定された目標SIRを用いて送信電力制御信号を生成する生成手段とを有することを特徴とする送信電力制御装置。
  4. 前記記憶手段に記憶されている希望波電力に基づいて、将来のスロットの希望波電力を予測して前記重み付け平均希望波電力算出手段に出力する予測手段をさらに有し、
    前記重み付け平均希望波電力算出手段は、前記重み付け係数を、予測された将来のスロットの希望波電力を含む所定の演算スロット分の希望波電力にそれぞれ重み付けして平均化することを特徴とする請求項3記載の送信電力制御装置。
  5. 前記電波伝搬環境に関するパラメータは有効パス数であり、前記重み付け係数算出手段は、有効パス数を用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
  6. 前記電波伝搬環境に関するパラメータは希望波電力の標準偏差であり、
    前記重み付け係数算出手段は、前記希望波電力の標準偏差を用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
  7. 前記電波伝搬環境に関するパラメータはSIRの標準偏差であり、
    前記重み付け係数算出手段は、前記SIRの標準偏差を用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
  8. 前記電波伝搬環境に関するパラメータはドップラー周波数であり、
    前記重み付け係数算出手段は、前記ドップラー周波数を用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
  9. 前記電波伝搬環境に関するパラメータは、長区間平均SIRであり、前記重み付け係数算出手段は、前記長区間平均SIRを用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
  10. 前記電波伝搬環境に関するパラメータは目標SIRであり、
    前記重み付け係数算出手段は、前記目標SIRを用いて重み付け係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信電力制御装置。
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