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JP2004320003A - 液滴吐出装置によるパターン形成方法および液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置によるパターン形成方法および液滴吐出装置 Download PDF

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JP2004320003A
JP2004320003A JP2004104313A JP2004104313A JP2004320003A JP 2004320003 A JP2004320003 A JP 2004320003A JP 2004104313 A JP2004104313 A JP 2004104313A JP 2004104313 A JP2004104313 A JP 2004104313A JP 2004320003 A JP2004320003 A JP 2004320003A
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Hirofumi Kurosawa
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Abstract

【課題】複数のノズルを備えたインクジェットヘッドを用いて基材に液体からなるパターンを形成する方法において、いずれかのノズルに吐出不良が生じた場合でもパターンに抜けが生じないようにできる方法を提供する。
【解決手段】基材の同じ位置に液滴の吐出を2回以上行う際に、各回で前記インクジェットヘッドの異なるノズルを使用する。これを実現するために、BMD(ビットマップデータ)作成・記憶部54において、各吐出回用の異なるビットマップデータを作成して記憶する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液滴吐出装置(ノズルからインクの液滴を、電気信号により制御しながら基板に向けて吐出させ、基板上に前記インクに含まれている粒子からなるパターンを形成する装置)によるパターン形成方法に関する。
液滴吐出装置の従来例として、X方向に複数のノズルを等間隔で備えたインクジェットヘッドをX方向に移動させるとともに、基材をY方向に移動させて、基材上のインク吐出位置を変化させながら、吐出を行うインクジェット装置がある。この装置では、基材に対する吐出位置をビットマップデータとして入力し、これに基づいて吐出を行っている。
その場合、図13に示すように、X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップ7を想定し、ビットマップ7の列間隔をノズル間隔に合わせ、ビットマップ7の行間隔を基材のY方向への移動間隔に合わせる。そして、ビットマップ7の各列とインクジェットヘッド1の各ノズル11を合わせて、ビットマップ7の行毎にビットマップデータに応じたインク吐出を行うことにより、図14に示すようなパターン形成を行う。
この例では、X方向に8個のノズル11を有するインクジェットヘッド1を使用し、ビットマップ7の列を8列ずつの単位に分けている。そして、第1単位列に対する吐出を、基材をY方向に移動させながら行った後に、インクジェットヘッド1をX方向に移動させて第2単位列の各列にノズル11を配置し、第2単位列に対する吐出を、基材をY方向に移動させながら行う・・ということを繰り返して、全ての単位列に対する吐出を行っている。
このパターン形成方法では、一つのノズルがビットマップの一列を担当して吐出を行うため、インク詰まりがノズルに生じると、そのノズルが担当している列には液滴が吐出されない。基材の同じ位置にインクを重ねて吐出する場合でも、インクジェット装置の運転を一時停止してノズルの洗浄や交換を行わない限り、そのノズルが担当している列には液滴が吐出されないままとなる。
ノズルの小径化に伴いインク詰まりは生じやすくなっているため、このような吐出不良に対する対策が求められている。例えば、特許文献1には、ノズルからのインク吐出量を可変にしておき、インク詰まり等の異常が生じたノズルに隣接する正常なノズルから通常の2倍の量のインクを吐出させることで、異常ノズルの吐出位置にもインクが吐出されるようにすることが提案されている。
特開平11−348246号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法は、幅の細い線をパターニングする場合等には採用できない。
本発明は、このような従来技術の未解決な課題を解決するためになされたものであり、複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッドを用いて前記ノズルから基材に向けて液滴を吐出することにより、基材に液体からなるパターンを形成する方法において、いずれかのノズルに吐出不良が生じた場合でもパターンに抜けが生じないようにできる方法であって、しかも幅の細い線をパターニングする場合等にも採用できる方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッドを基材に対して相対的に移動させるとともに、前記ノズルから基材に向けて液滴を吐出することにより、基材に液体からなるパターンを形成する液滴吐出装置によるパターン形成方法において、基材の同じ位置に液滴の吐出を2回以上行う際に、各回で前記液滴吐出ヘッドの異なるノズルを使用することを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法を提供する。この方法を本発明の第1の方法と称する。
本発明はまた、X方向に複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッドをX方向に、基材に対して相対移動させるとともに、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させることにより、基材上の液滴吐出位置を変化させながら前記ノズルから基材に向けて液滴を吐出して、基材に液体からなるパターンを形成する液滴吐出装置によるパターン形成方法において、液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、基材の所定領域に液滴の吐出を行った後、液滴吐出ヘッドをX方向に、基材に対して相対移動させ、この相対移動後の液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持しながら、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させることで、前記領域の少なくとも一部に再度液滴の吐出を行うことにより、基材の同じ位置に前回とは異なるノズルで液滴を吐出することを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法を提供する。この方法を本発明の第2の方法と称する。
本発明はまた、X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドを用い、この液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、前記ノズルから基材の所定領域に液滴を吐出する工程を有し、前記X方向に対応する行と前記Y方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップを用い、前記ノズル間隔にビットマップの列間隔を合わせ、このビットマップにビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて液滴吐出位置を設定し、ビットマップの各列と液滴吐出ヘッドの各ノズルを合わせて、ビットマップの行毎にビットマップデータに応じた液滴吐出を行う液滴吐出装置によるパターン形成方法において、前記ノズルにX方向での位置に対応させてノズル番号を与え、パターン全体を示すビットマップデータの全ての列を、X方向のノズル数毎の単位に分けて、単位列毎に前記ノズル番号に対応させた列番号を与え、前記列番号が与えられた各ビットマップデータを各単位列での1回目のビットマップデータに設定するとともに、同じ単位列に対する(n+1)回目の液滴吐出時のビットマップデータに、n回目の吐出用のビットマップデータの列番号を所定数ずらしたビットマップデータを設定し、最初の単位列では、前記設定の際に、ずらすことで「パターン全体を示すビットマップデータ」に加わったビットマップ列に「吐出しない」を意味するビットを入れる処理を行い、ノズル番号とビットマップデータの列番号とを合わせて吐出を行うことを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法を提供する。この方法を本発明の第3の方法と称する。
本発明はまた、X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドを用い、この液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、前記ノズルから基材の所定領域に液滴を吐出する工程を有し、前記X方向に対応する行と前記Y方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップを用い、前記ノズル間隔にビットマップの列間隔を合わせ、このビットマップにビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて液滴吐出位置を設定し、ビットマップの各列と液滴吐出ヘッドの各ノズルを合わせて、ビットマップの行毎にビットマップデータに応じた液滴吐出を行う液滴吐出装置によるパターン形成方法において、前記所定領域へのn回目の液滴吐出と(n+1)回目の液滴吐出とで、各吐出を同じノズルを異なるビットマップ列に配置して行うことを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法を提供する。この方法を本発明の第4の方法と称する。
本発明の第1乃至4の方法によれば、液滴吐出ヘッドの或るノズルが吐出不良となっても、次回以降の吐出時にそのノズルによる吐出位置には、異なるノズルから吐出がなされるため、パターンに抜けが生じることが防止される。また、この方法は、ノズルからの吐出量を増加させる必要がないため、幅の細い線をパターニングする場合にも採用できる。
本発明はまた、X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドと、X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなり前記ノズル間隔に列間隔を合わせたビットマップに、ビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて、液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を制御する液滴吐出制御手段と、液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるX方向移動手段と、基材をY方向に移動させるY方向移動手段と、を備えた液滴吐出装置において、各吐出回用のビットマップデータを設定するビットマップデータ設定手段を備え、このビットマップデータ設定手段は、前記ノズルにX方向での位置に対応させてノズル番号を与え、パターン全体を示すビットマップデータの全ての列を、X方向のノズル数毎の単位に分けて、単位列毎に前記ノズル番号に対応させた列番号を与え、前記列番号が与えられた各ビットマップデータを各単位列での1回目のビットマップデータに設定し、同じ単位列に対する(n+1)回目の液滴吐出時のビットマップデータに、n回目の吐出用のビットマップデータの列番号を所定数ずらしたビットマップデータを設定し、最初の単位列では、前記設定の際に、ずらすことで「パターン全体を示すビットマップデータ」に加わったビットマップ列に「吐出しない」を意味するビットを入れる処理を行い、前記X方向移動手段は、ノズル番号とビットマップデータの列番号とが合うように、液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるものであることを特徴とする液滴吐出装置を提供する。この液滴吐出装置によれば、本発明の第3の方法が容易に実施できる。
本発明はまた、X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドと、X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなり前記ノズル間隔に列間隔を合わせたビットマップに、ビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて、液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を制御する液滴吐出制御手段と、液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるX方向移動手段と、基材をY方向に移動させるY方向移動手段と、を備えた液滴吐出装置において、前記X方向移動手段は、所定領域へのn回目の液滴吐出時と(n+1)回目の液滴吐出時とで、同じノズルが異なるビットマップ列に配置されるように、液滴吐出ヘッドを移動させるものであることを特徴とする液滴吐出装置を提供する。この液滴吐出装置によれば、本発明の第4の方法が容易に実施できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
この実施形態のインクジェット装置(液滴吐出装置)を図1乃至図7を用いて説明する。
図1に示すように、このインクジェット装置は、インクジェットヘッド1と、インクジェットヘッド1をX方向に移動させるヘッド移動装置(X方向移動手段)2と、基材を載せる台31がY方向に移動可能に構成されたステージ移動装置(Y方向移動手段)3を備えている。
インクジェットヘッド1はX方向に8個のノズル11を等間隔で備えている。Y方向のノズル数は1個である。ヘッド移動装置2は、インクジェットヘッド1をX方向に移動させる駆動部21を有する。ステージ移動装置3は、台31の下部にスライド自在に設けた1対のレール32と、両レール32を駆動する駆動部33を備えている。
図2に示すように、このインクジェット装置は、また、ヘッド移動装置2の駆動回路25と、ステージ移動装置3の駆動回路35と、インクジェットヘッド1から液滴を吐出する吐出機構(液滴吐出制御手段)4と、その駆動回路45と、マイクロコンピュータからなるコントローラ5と、情報入力装置6とを備えている。
コントローラ5は、X方向移動制御部51と、Y方向移動制御部52と、液滴吐出制御部53と、BMD(ビットマップデータ)作成・記憶部(ビットマップデータ設定手段))54と、中央制御部55とで構成されている。
情報入力装置6は、インクジェット装置で形成するパターンの情報P、インクジェットヘッド1のX方向のノズル数N、および重ね塗り回数Tを入力する装置であって、コントローラ5のBMD作成・記憶部54に接続されている。そして、情報入力装置6は、前記各値P,N,TをBMD作成・記憶部54に向けて出力する。BMD作成・記憶部54は、各値P,N,Tに基づいて各吐出回用のビットマップデータを作成して記憶する。
ここで、BMD作成・記憶部54が行う処理の一例を、パターンの情報Pが図4に示すパターンの情報であり、ノズル数Nが8個、重ね塗りNが4回である場合について説明する。
先ず、パターンの情報Pに基づいて、パターン全体のビットマップデータを作成する。図3に示すビットマップデータは、図4に示すパターンに対応するものであり、X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップ7に、ビット(「1」と「0」)でパターンが表現されている。このビットマップ7の列間隔は、インクジェットヘッド1の隣り合うノズル11の間隔に合わせてある。
次に、インクジェットヘッド1のX方向のノズル数である「8」に合わせて、図3に示すように、ビットマップ7の列を8列ずつの単位に分ける。すなわち、基準列番号1〜8である列を第1単位列、基準列番号9〜16である列を第2単位列、基準列番号17〜18である列を第3単位列とする。
次に、図3に示すビットマップデータを基にして、各吐出回用のビットマップデータを作成する。
そのために先ず、各ノズル11に図5の左側から1〜8のノズル番号を付与し、このノズル番号1〜8に対応させた列番号1〜8を単位列毎に付与する。この8列ずつに分けられて列番号1〜8が付与された各ビットマップデータを、各単位列での1回目のビットマップデータとして記憶する。すなわち、1回目の吐出は第1単位列に対する1回目の吐出である。2回目の吐出は、第2単位列に対する1回目の吐出である。3回目の吐出は、第3単位列に対する1回目の吐出である。なお、第3単位列での1回目のビットマップデータは列番号1と2の2列のみからなる。
4回目の吐出は、第1単位列に対する2回目の吐出であり、第1単位列に対する1回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらし、且つずらされて加わったビットマップ列に「0」を入れたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図5に示すように、4回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号1〜7の部分を列番号2〜8に置き換え、列番号1の全ての行に「0」を入れたビットマップデータを作成して記憶する。
5回目の吐出は、第2単位列に対する2回目の吐出であり、第2単位列に対する1回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図6に示すように、5回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号8〜15の部分を列番号1〜8に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
6回目の吐出は、第3単位列に対する2回目の吐出であり、第3単位列に対する1回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図7に示すように、6回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号16〜18の部分を列番号1〜3に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
7回目の吐出は、第1単位列に対する3回目の吐出であり、第1単位列に対する2回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらし、且つずらされて加わったビットマップ列に「0」を入れたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図5に示すように、7回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号1〜6の部分を列番号3〜8に置き換え、列番号1および2の全ての行に「0」を入れたビットマップデータを作成して記憶する。
8回目の吐出は、第2単位列に対する3回目の吐出であり、第2単位列に対する2回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図6に示すように、8回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号7〜14の部分を列番号1〜8に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
9回目の吐出は、第3単位列に対する3回目の吐出であり、第3単位列に対する2回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図7に示すように、9回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号15〜18の部分を列番号1〜4に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
10回目の吐出は、第1単位列に対する4回目の吐出であり、第1単位列に対する3回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらし、且つずらされて加わったビットマップ列に「0」を入れたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図5に示すように、10回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号1〜5の部分を列番号4〜8に置き換え、列番号1〜3の全ての行に「0」を入れたビットマップデータを作成して記憶する。
11回目の吐出は、第2単位列に対する4回目の吐出であり、第2単位列に対する3回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図6に示すように、11回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号6〜13の部分を列番号1〜8に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
12回目の吐出は、第3単位列に対する4回目の吐出であり、第3単位列に対する3回目の吐出時のビットマップの列番号を1個ずらしたビットマップデータに基づいて行う。そのため、図7に示すように、12回目の吐出用のビットマップデータとして、基準列番号14〜18の部分を列番号1〜5に置き換えたビットマップデータを作成して記憶する。
中央制御部55は、BMD作成・記憶部54から、1回の吐出毎に各吐出回用のビットマップデータBnを読み込んで所定の演算処理を行い、ビットマップデータBnに基づいた各制御部用の制御信号C〜Cを作成する。そして、X方向移動制御部51、Y方向移動制御部52、および液滴吐出制御部53にそれぞれ制御信号C〜Cを出力する。
X方向移動制御部51は、ビットマップデータBnに基づき作成された制御信号Cに応じて、同じ番号のノズルとビットマップ列が合うように(番号「1」のノズルが番号「1」のビットマップ列に配置されるように)、インクジェットヘッド1をX方向に移動させる信号Sを作成し、これを駆動回路25に向けて出力する。
Y方向移動制御部52は、ビットマップデータBnに基づき作成された制御信号Cに応じて、ビットマップ7の行間隔と同じ間隔でステージ移動装置3の台31をY方向に移動させる信号Sを作成し、これを駆動回路35に向けて出力する。
液滴吐出制御部53は、ビットマップデータBnに基づき作成された制御信号Cに応じて、インクジェットヘッド1の各ノズル11のうちビットマップデータBnが「1」のノズルでは吐出し、「0」では吐出しないとする信号Sを作成し、駆動回路45に向けて出力する。なお、ビットマップデータのない位置に配置されたノズルからの吐出は行われない。
次に、このインクジェット装置の動作を説明する。
先ず、情報入力装置6に、図4に示すパターンの情報Pと、X方向のノズル数N=8と、重ね塗り回数T=4を入力した後に、ステージ移動装置3の台31上に、パターン形成を行う基材を載せる。
これに伴い、BMD作成・記憶部54で、前述のように、各吐出回用のビットマップデータBnが作成されて記憶される。また、中央制御部55で、1回の吐出毎にBMD作成・記憶部54から各吐出回用のビットマップデータBnが読み出されて、これに基づく制御信号CがX方向移動制御部51に、制御信号CがY方向移動制御部52に、制御信号Cが液滴吐出制御部53に出力される。これに伴って、駆動回路25によるヘッド移動装置2の移動、駆動回路35によるステージ移動装置3の移動、駆動回路45による吐出機構4の駆動が行われる。その結果、インクジェットヘッド1の各ノズル11からの液滴吐出が、1回の吐出毎に、異なるビットマップデータに応じて行われる。
すなわち、この例において、1回目の吐出は、図5に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「(パターン全体のビットマップデータ7が備える)基準列番号1〜8×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
2回目の吐出は、図6に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号9〜16×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
3回目の吐出は、図7に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号17〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
4回目の吐出は、図5に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号−1〜7×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。なお、図5の基準列番号「−1」〜「−3」は便宜的に設けた番号である。
5回目の吐出は、図6に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号8〜15×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
6回目の吐出は、図7に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号16〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
7回目の吐出は、図5に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号−2〜6×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
8回目の吐出は、図6に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号7〜14×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
9回目の吐出は、図7に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号15〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
10回目の吐出は、図5に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号−3〜5×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
11回目の吐出は、図6に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号6〜13×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
12回目の吐出は、図7に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「基準列番号14〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
なお、図5に示すように、4回目用のビットマップデータの1列目、7回目用のビットマップデータの1列目と2列目、10回用のビットマップデータの1〜3列目は、パターン全体のビットマップデータには無く、新たに付け加えたものであるが、これらの列のビットは全て「0」であるため、これらの回の吐出で第1単位列より左側の部分に吐出されることはない。
以上の説明から分かるように、この実施形態の方法では、基材に対する4回の重ね塗りで毎回異なるノズル11から液滴が吐出される。そのため、ノズル番号1〜3のノズルのいずれかが1回目の吐出時から4回目までずっと吐出不良となっていた場合でも、4回の重ね塗り後にパターンに抜けは生じない。
したがって、1回吐出する毎に列番号を同じ方向に1個ずつずらしたビットマップデータを使用して重ね塗りすることによって、全てのノズルのいずれかが吐出不良になっていても重ね塗り終了後にパターンに抜けが生じないようにできる。
〔第2実施形態〕
この実施形態のインクジェット装置を、図1、図4、および図8乃至図12を用いて説明する。
図1に示すように、このインクジェット装置は、インクジェットヘッド1と、インクジェットヘッド1をX方向に移動させるヘッド移動装置(X方向移動手段)2と、基材を載せる台31がY方向に移動可能に構成されたステージ移動装置(Y方向移動手段)3を備えている。
インクジェットヘッド1はX方向に8個のノズル11を等間隔で備えている。Y方向のノズル数は1個である。ヘッド移動装置2は、インクジェットヘッド1をX方向に移動させる駆動部21を有する。ステージ移動装置3は、台31の下部にスライド自在に設けた1対のレール32と、両レール32を駆動する駆動部33を備えている。
図8に示すように、このインクジェット装置は、また、ヘッド移動装置2の駆動回路25と、ステージ移動装置3の駆動回路35と、インクジェットヘッド1から液滴を吐出する吐出機構(液滴吐出制御手段)4と、その駆動回路45と、マイクロコンピュータからなるコントローラ50と、情報入力装置6とを備えている。
コントローラ50は、X方向移動制御部51と、Y方向移動制御部52と、液滴吐出制御部53と、BMD(ビットマップデータ)作成・記憶部56と、中央制御部57とで構成されている。
情報入力装置6は、インクジェット装置で形成するパターンの情報P、インクジェットヘッド1のX方向のノズル数N、および重ね塗り回数Tを入力する装置であって、コントローラ5のBMD作成・記憶部56および中央制御部57に接続されている。そして、情報入力装置6は、パターンの情報PをBMD作成・記憶部56に向けて出力し、前記各値N,Tを中央制御部57に向けて出力する。BMD作成・記憶部56は、パターンの情報Pに基づいてビットマップデータBを作成して記憶し、中央制御部57に向けて出力する。
中央制御部57は、BMD作成・記憶部56から入力されたビットマップデータBと、情報入力装置6から入力されたノズル数Nおよび重ね塗り回数Tとを用いて所定の演算処理を行い、各制御部用の制御信号C11〜C31を作成する。そして、X方向移動制御部51、Y方向移動制御部52、および液滴吐出制御部53にそれぞれ制御信号C11〜C31を出力する。
中央制御部57はノズル位置設定部57aを備えている。X方向移動制御部51の制御信号C11は、ノズル位置設定部57aから出力される。
このノズル位置設定部57aは、ノズル数N、ビットマップの列をN列毎に分けた単位列の番号をm、各単位列内での現在の吐出回数をnとした時に、下記の(1)式でビットマップの列番号Mを算出し、この列番号Mのビットマップ列に、ノズル番号(インクジェットヘッドのX方向の一端のノズルを「1」として順に付与した番号)nのノズルが配置されるようにノズル位置を設定する。
M=1+N(m−1)…(1)
これにより、同じ単位列に対するn回目の吐出は、列番号Mのビットマップ列に、同じ単位列に対する吐出回数nと同じ番号(すなわち、毎回異なる番号)のノズル11が配置されて行われる。
ここで、パターンの情報Pが図4に示すパターンの情報であり、ノズル数Nが8個、重ね塗りTが4回である場合について説明する。
この場合、BMD作成・記憶部56により、パターンの情報Pに基づいて、図9に示すビットマップデータ7が作成される。このビットマップデータ7は、図4に示すパターンに対応するものであり、X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップ7に、ビット(「1」と「0」)でパターンが表現されている。このビットマップ7の列間隔は、インクジェットヘッド1の隣り合うノズル11の間隔に合わせてある。
ノズル位置設定部57aでは、先ず、インクジェットヘッド1のX方向のノズル数である「8」に合わせて、図9に示すように、ビットマップ7の列を8列ずつの単位に分ける。すなわち、列番号1〜8である列を第1単位列、列番号9〜16である列を第2単位列、列番号17〜18である列を第3単位列とする。また、インクジェットヘッド1の各ノズル11に図10の左側から1〜8のノズル番号を付与する。
次に、各単位列に対するn回目の吐出の際にノズルnを合わせるビットマップ列の番号Mを算出する。この例の場合、第1単位列では、前記(1)式にN=8と、m=1を代入して列番号M=1が得られる。第2単位列では、前記(1)式にN=8と、m=2を代入して列番号M=9が得られる。第3単位列では、前記(1)式にN=8と、m=3を代入して列番号M=17が得られる。
次に、第1回目から第12回目の各吐出時のノズル位置を以下のように設定する。
第1回目の吐出時には、第1単位列に対する1回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせる。
第2回目の吐出時には、第2単位列に対する1回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせる。
第3回目の吐出時には、第3単位列に対する1回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせる。
第4回目の吐出時には、第1単位列に対する2回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせる。
第5回目の吐出時には、第2単位列に対する2回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせる。
第6回目の吐出時には、第3単位列に対する2回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせる。
第7回目の吐出時には、第1単位列に対する3回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせる。
第8回目の吐出時には、第2単位列に対する3回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせる。
第9回目の吐出時には、第3単位列に対する3回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせる。
第10回目の吐出時には、第1単位列に対する4回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせる。
第11回目の吐出時には、第2単位列に対する4回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせる。
第12回目の吐出時には、第3単位列に対する4回目の吐出を行うために、ビットマップデータの列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせる。
ノズル位置設定部57aは、このように設定された各吐出時のノズル位置を示す制御信号C11を、X方向移動制御部51に出力する。
X方向移動制御部51は、この制御信号C11に応じて、ノズル位置設定部57aで設定された各吐出回毎の「ビットマップデータの列番号とインクジェットヘッドのノズル番号との組み合わせ」が実施されるように、インクジェットヘッド1をX方向に移動させる信号Sを作成し、これを駆動回路25に向けて出力する。
Y方向移動制御部52は、ビットマップデータBに基づき作成された制御信号C21に応じて、ビットマップ7の行間隔と同じ間隔でステージ移動装置3の台31をY方向に移動させる信号Sを作成し、これを駆動回路35に向けて出力する。
液滴吐出制御部53は、ビットマップデータBに基づき作成された制御信号C31に応じて、インクジェットヘッド1の各ノズル11のうちビットマップデータBが「1」のノズルでは吐出し、「0」では吐出しないとする信号Sを作成し、駆動回路45に向けて出力する。なお、ビットマップデータのない位置に配置されたノズルからの吐出は行われない。
次に、このインクジェット装置の動作を説明する。
先ず、情報入力装置6に、図4に示すパターンの情報Pと、X方向のノズル数N=8と、重ね塗り回数T=4を入力した後に、ステージ移動装置3の台31上に、パターン形成を行う基材を載せる。
これに伴い、BMD作成・記憶部56でビットマップデータBが作成されて記憶される。また、1回の吐出毎に、中央制御部57のノズル位置設定部57aから、「ビットマップデータの列番号とインクジェットヘッドのノズル番号との組み合わせ」を示す制御信号C11がX方向移動制御部51に、中央制御部57から制御信号C21がY方向移動制御部52に、制御信号C31が液滴吐出制御部53に出力される。
これに伴って、駆動回路25によるヘッド移動装置2の移動、駆動回路35によるステージ移動装置3の移動、駆動回路45による吐出機構4の駆動が行われる。その結果、インクジェットヘッド1の各ノズル11からの液滴吐出が、同じ単位列に対するn回目の吐出と(n+1)回目の吐出とで、同じノズルを異なるビットマップ列に配置して行われる。
すなわち、この例において、第1回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図10に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号1〜8×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第2回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図11に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号9〜16×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第3回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号1のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図12に「1」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号17〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第4回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図10に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号1〜7×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第5回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図11に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号8〜15×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第6回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号2のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図12に「1A」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号16〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第7回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図10に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号1〜6×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第8回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図11に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号7〜14×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第9回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号3のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図12に「1B」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号15〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第10回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号1とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図10に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号1〜5×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第11回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号9とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図11に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号6〜13×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
第12回目の吐出は、ビットマップデータ7の列番号17とインクジェットヘッド1のノズル番号4のノズル11を合わせて行われる。これに伴い、図12に「1C」で示すインクジェットヘッドの配置で、「列番号14〜18×行番号1〜20」の範囲に相当する基材の領域に行われる。
このように、各単位列に相当する基材の領域には、ビットマップ7の各列に対応する基材の部分に、4回の重ね塗りで毎回異なるノズル11から液滴が吐出される。そのため、ノズル番号1〜3のノズルのいずれかが1回目の吐出時から4回目までずっと吐出不良となっていた場合でも、4回の重ね塗り後にパターンに抜けは生じない。
なお、この実施形態では、同じ単位列に相当する領域へのn回目の液滴吐出と(n+1)回目の液滴吐出とで、ノズル11が一つずつずれるようにインクジェットヘッド1を移動しているが、ノズル11をずらす数は2個以上でもよい。また、重ね塗りで毎回異なるノズル11から液滴が吐出されるようになっていれば、吐出するノズル11の数を毎回変化させてもよい。
配線形成用の液滴吐出装置では、例えば、X方向に180個のノズルが配置された液滴吐出ヘッドを使用して、1800列のビットマップデータに対応するパターンを形成する。この場合には、金属粒子が溶媒に分散された液滴を吐出する。そして、配線形成のためには同一領域へ複数回の重ね塗りを行って、断線が生じないようにする必要がある。したがって、本発明の液滴吐出装置は配線形成用の液滴吐出装置として好適であり、本発明のパターン形成方法は液滴吐出装置による配線形成方法として好適である。
また、本発明の液滴吐出装置は、絶縁パターン形成用および半導体パターン(半導体素子の構成要素、例えばトランジスタのソース/ドレイン等)形成用の液滴吐出装置としても好適であり、本発明のパターン形成方法は液滴吐出装置による絶縁パターン形成方法および半導体パターン形成方法としても好適である。
また、所定領域の全面に液滴吐出装置で液体を塗布して塗膜を形成する場合には、X方向でのノズル位置を固定して単位列毎に重ね塗りすると、複数の単位列の境界部分の膜厚が顕著に厚くなる現象が生じるが、X方向でのノズル位置を変化させて吐出を行う本発明の方法を採用することにより、このような現象が生じ難くなる。
なお、液滴吐出装置には、電圧を加えることで圧電素子が伸縮し、これに合わせて振動板が凹凸運動することにより、ノズルから液滴を追い出す方式の液滴吐出ヘッドを備えた装置と、ノズルの上にあるヒーターを一瞬で加熱することでヒーター付近のインクを突沸させ、その圧力でノズルからインク滴を飛ばす方式の液滴吐出ヘッドを備えた装置がある。本発明の液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドは、いずれの方式のものであってもよい。
第1および2実施形態のインクジェット装置を示す斜視図。 第1実施形態のインクジェット装置を示すブロック図。 第1実施形態のパターン全体を示すビットマップデータの図。 第1および2実施形態で形成するパターンを示す図。 第1実施形態で、第1単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号を説明する図。 第1実施形態で、第2単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号を説明する図。 第1実施形態で、第3単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号を説明する図。 第2実施形態のインクジェット装置を示すブロック図。 第2実施形態で作成されたビットマップデータを示す図。 第2実施形態で、第1単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号とインクジェットヘッドのノズル番号との関係を説明する図。 第2実施形態で、第2単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号とインクジェットヘッドのノズル番号との関係を説明する図。 第2実施形態で、第3単位列に対する吐出時のビットマップデータの列番号とインクジェットヘッドのノズル番号との関係を説明する図。 従来の方法を説明する図。 従来の方法を説明する図。
符号の説明
1…インクジェットヘッド、11…ノズル、2…ヘッド移動装置(X方向移動手段)、25…ヘッド移動装置の駆動回路、3…ステージ移動装置(Y方向移動手段)、31…基材を載せる台、35…ステージ移動装置の駆動回路、4…吐出機構(液滴吐出制御手段)、45…吐出機構の駆動回路、5…コントローラ、50…コントローラ、51…X方向移動制御部51、52…Y方向移動制御部、53…液滴吐出制御部、54…BMD(ビットマップデータ)作成・記憶部(ビットマップデータ設定手段)、56…BMD(ビットマップデータ)作成部・記憶部、55…中央制御部、57…中央制御部、57a…ノズル位置設定部、6…情報入力装置。

Claims (6)

  1. 複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッドを基材に対して相対的に移動させるとともに、前記ノズルから基材に向けて液滴を吐出することにより、基材に液体からなるパターンを形成する液滴吐出装置によるパターン形成方法において、
    基材の同じ位置に液滴の吐出を2回以上行う際に、各回で前記液滴吐出ヘッドの異なるノズルを使用することを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法。
  2. X方向に複数のノズルを備えた液滴吐出ヘッドをX方向に、基材に対して相対移動させるとともに、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させることにより、基材上の液滴吐出位置を変化させながら前記ノズルから基材に向けて液滴を吐出して、基材に液体からなるパターンを形成する液滴吐出装置によるパターン形成方法において、
    液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、基材の所定領域に液滴の吐出を行った後、
    液滴吐出ヘッドをX方向に、基材に対して相対移動させ、この相対移動後の液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持しながら、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させることで、前記領域の少なくとも一部に再度液滴の吐出を行うことにより、
    基材の同じ位置に前回とは異なるノズルで液滴を吐出することを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法。
  3. X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドを用い、この液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、前記ノズルから基材の所定領域に液滴を吐出する工程を有し、
    前記X方向に対応する行と前記Y方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップを用い、前記ノズル間隔にビットマップの列間隔を合わせ、このビットマップにビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて液滴吐出位置を設定し、
    ビットマップの各列と液滴吐出ヘッドの各ノズルを合わせて、ビットマップの行毎にビットマップデータに応じた液滴吐出を行う液滴吐出装置によるパターン形成方法において、
    前記ノズルにX方向での位置に対応させてノズル番号を与え、
    パターン全体を示すビットマップデータの全ての列を、X方向のノズル数毎の単位に分けて、単位列毎に前記ノズル番号に対応させた列番号を与え、前記列番号が与えられた各ビットマップデータを各単位列での1回目のビットマップデータに設定するとともに、
    同じ単位列に対する(n+1)回目の液滴吐出時のビットマップデータに、n回目の吐出用のビットマップデータの列番号を所定数ずらしたビットマップデータを設定し、最初の単位列では、前記設定の際に、ずらすことで「パターン全体を示すビットマップデータ」に加わったビットマップ列に「吐出しない」を意味するビットを入れる処理を行い、
    ノズル番号とビットマップデータの列番号とを合わせて吐出を行うことを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法。
  4. X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドを用い、この液滴吐出ヘッドと基材とのX方向での相対位置を保持した状態で、基材をY方向に、液滴吐出ヘッドに対して相対移動させながら、前記ノズルから基材の所定領域に液滴を吐出する工程を有し、
    前記X方向に対応する行と前記Y方向に対応する列で構成された碁盤の目からなるビットマップを用い、前記ノズル間隔にビットマップの列間隔を合わせ、このビットマップにビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて液滴吐出位置を設定し、
    ビットマップの各列と液滴吐出ヘッドの各ノズルを合わせて、ビットマップの行毎にビットマップデータに応じた液滴吐出を行う液滴吐出装置によるパターン形成方法において、
    前記所定領域へのn回目の液滴吐出と(n+1)回目の液滴吐出とで、各吐出を、同じノズルを異なるビットマップ列に配置して行うことを特徴とする液滴吐出装置によるパターン形成方法。
  5. X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドと、
    X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなり前記ノズル間隔に列間隔を合わせたビットマップに、ビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて、液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を制御する液滴吐出制御手段と、
    液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるX方向移動手段と、
    基材をY方向に移動させるY方向移動手段と、
    を備えた液滴吐出装置において、
    各吐出回用のビットマップデータを設定するビットマップデータ設定手段を備え、
    このビットマップデータ設定手段は、
    前記ノズルにX方向での位置に対応させてノズル番号を与え、
    パターン全体を示すビットマップデータの全ての列を、X方向のノズル数毎の単位に分けて、単位列毎に前記ノズル番号に対応させた列番号を与え、前記列番号が与えられた各ビットマップデータを各単位列での1回目のビットマップデータに設定し、
    同じ単位列に対する(n+1)回目の液滴吐出時のビットマップデータに、n回目の吐出用のビットマップデータの列番号を所定数ずらしたビットマップデータを設定し、最初の単位列では、前記設定の際に、ずらすことで「パターン全体を示すビットマップデータ」に加わったビットマップ列に「吐出しない」を意味するビットを入れる処理を行い、
    前記X方向移動手段は、ノズル番号とビットマップデータの列番号とが合うように、液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるものであることを特徴とする液滴吐出装置。
  6. X方向に複数のノズルを等間隔で備えた液滴吐出ヘッドと、
    X方向に対応する行とY方向に対応する列で構成された碁盤の目からなり前記ノズル間隔に列間隔を合わせたビットマップに、ビットでパターンが表現されたビットマップデータに応じて、液滴吐出ヘッドからの液滴吐出を制御する液滴吐出制御手段と、
    液滴吐出ヘッドをX方向に移動させるX方向移動手段と、
    基材をY方向に移動させるY方向移動手段と、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記X方向移動手段は、所定領域へのn回目の液滴吐出時と(n+1)回目の液滴吐出時とで、同じノズルが異なるビットマップ列に配置されるように、液滴吐出ヘッドを移動させるものであることを特徴とする液滴吐出装置。
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