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JP2004319738A - テープフィーダー - Google Patents

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JP2004319738A
JP2004319738A JP2003111220A JP2003111220A JP2004319738A JP 2004319738 A JP2004319738 A JP 2004319738A JP 2003111220 A JP2003111220 A JP 2003111220A JP 2003111220 A JP2003111220 A JP 2003111220A JP 2004319738 A JP2004319738 A JP 2004319738A
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Kanji Imazaike
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Imazaike Seiko KK
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Abstract

【課題】中間ローラのストローク量をテープ剥離量に対し正確に対応させることができ、テープ取替作業も簡単に行えるテープフィーダーを提供する。
【解決手段】本発明のテープフィーダーは、テープ剥離部21に設けられたテープ処理ステージ2と、テープ10をステージ2上に送給するテープ送り機構3と、ステージ2上にテープ10を介してスライド自在に設けられるシャッター部材5と、ベーステープ10aから剥離されたカバーテープ10bに張力を付与するための一対の排出ギア56、57と、シャッター部材5を後退移動させて、カバーテープをベーステープから剥離させるシャッター部材移動機構と、シャッター部材5及び排出ギア56、57間のカバーテープ10bに対接する中間ローラ55とを備える。中間ローラ55が、シャッター部材5の後端に固定される。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品等の部品が封入された部品封入テープを部品実装装置等に供給するためのテープフィーダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
極小サイズの電子部品を基板に実装するに際して、多数の電子部品が所定の間隔おきに保持された部品封入テープを、テープフィーダーによって電子部品実装装置に順次供給するとともに、そのテープに保持された電子部品を順次ピックアップして、基板に実装するという技術が広く普及している。
【0003】
このような電子部品実装システムに用いられる部品封入テープとしては、ベーステープの片面(上面)に所定の間隔おきに電子部品収納凹部が複数設けられるとともに、各凹部内に電子部品が収納された状態で、ベーステープの片面にカバーテープが貼り付けられた積層テープが用いられている。
【0004】
この電子部品封入テープは、リールに巻回された状態でテープフィーダーに設置されるとともに、そのテープフィーダーが実装装置に組み付けられる。そして、テープフィーダーによって、部品封入テープが実装装置側に順送りに送給されつつ、カバーテープがベーステープから剥離される一方、実装装置によって、ベーステープから電子部品が順次取り出されて、基板に実装されるように構成されている。
【0005】
従来、電子部品供給用のテープフィーダーとしては、例えば下記特許文献1、2に開示されたものが周知である。
【0006】
特許文献1、2に示すテープフィーダーは、フィードレバーを揺動させることにより、電子部品封入テープがテープ剥離部に順送りに送給される一方、テープ剥離部にテープ送給方向に沿ってスライド自在にシャッター部材が設けられている。このシャッター部材の剥離用折返し部に、ベーステープから剥離されたカバーテープが折返し状に支持されるとともに、その折り返されたカバーテープを引っ張り込んで排出するためのカバーテープ排出手段(張力付与手段)が設けられている。そして、カバーテープに張力を付与しながら、シャッター部材をテープ送給方向に対し逆方向(後方)に移動させることにより、カバーテープをベーステープから剥離するよう構成されている。更にこのテープフィーダーには、シャッター部材とカバーテープ排出手段との間に、その間のカバーテープに対接して弛みを防止するための中間ローラが設けられている。この中間ローラは、シャッター部材の後方移動に合わせて移動することにより、シャッター部材及びカバーテープ排出手段間のカバーテープ長さを調整して、カバーテープの弛みを防止するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−9488号(4頁右欄、図1)
【0008】
【特許文献2】
特開2002−26578号(図1、2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1、2に示す従来のテープフィーダーにおいて、弛み防止用中間ローラは、フィードレバー側にそのレバーに連動するように取り付けられるものであるため、シャッター部材の移動量(テープ剥離量)に対して、中間ローラの移動量(ストローク量)にバラツキが発生する恐れがある。例えば中間ローラのストローク量が、テープ剥離量に正確に対応していないと、カバーテープの弛みを十分に吸収できなかったり、あるいはカバーテープに余分な張力が付与されてしまい、カバーテープの排出処理をスムーズに行えないという問題が発生する。
【0010】
またテープフィーダーによって処理する電子部品封入テープを取り替えるような場合、取替後のテープにおける電子部品の保持ピッチが、取替前のテープに対し異なっていると、取替後のテープに合わせて、カバーテープの剥離量、つまりシャッター部材の移動量を変更調整する必要がある。更にその変更操作に加えて、別途、中間ローラのストローク量も変更する必要があるため、その分、テープ取替作業が困難であるという問題を抱えている。
【0011】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、中間ローラのストローク量をテープ剥離量に対し正確に対応させることができて、カバーテープの排出処理を効率良くスムーズに行えるとともに、テープ取替作業も簡単に行うことができるテープフィーダーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、ベーステープの片面にカバーテープが貼り付けられた積層テープがテープ剥離部に送給されて、カバーテープがベーステープから剥離されるようにしたテープフィーダーであって、前記テープ剥離部に、テープ送給ラインに沿って設けられたテープ処理ステージと、積層テープを前記テープ処理ステージ上に送給するテープ送り機構と、前記テープ処理ステージ上に積層テープを介してテープ送給方向に沿ってスライド自在に設けられ、ベーステープから剥離されたカバーテープを折返し状に支持する剥離用折返し部を有するシャッター部材と、前記ベーステープから剥離されたカバーテープに張力を付与するための張力付与手段と、前記シャッター部材をテープ送給方向に対し逆方向に移動させて、カバーテープをベーステープから剥離させるシャッター部材移動機構と、前記シャッター部材及び前記張力付与手段間のカバーテープに対接する中間ローラとを備え、前記中間ローラが、前記シャッター部材に対し相対位置を固定した状態に設けられてなるものを要旨としている。
【0013】
この発明のテープフィーダーにおいては、カバーテープに対接する中間ローラを、カバーテープ剥離用のシャッター部材に対し相対位置を固定した状態に設けて、中間ローラをシャッター部材の移動に追従させるものであるため、テープ剥離時におけるカバーテープのストローク量を、シャッター部材の後退量に正確に対応させることができる。このため、シャッター部材後退時におけるカバーテープの長さを正確にコントロールできて、カバーテープに終始安定した張力を付与することができる。
【0014】
更にテープ取替時にカバーテープ剥離量(シャッター部材の移動量)を変更した際には、その変更と同時に、中間ローラのストローク量を、シャッター部材の移動量に対応させて正確に変更できるため、中間ローラのストローク量を個別に変更調整するような面倒な作業が不要となり、テープ取替作業を簡単に行うことができる。
【0015】
本発明において、前記中間ローラは、前記シャッター部材におけるテープ送給方向に対し上流側端部に回転自在に取り付けられてなる構成を採用するのが好ましい。
【0016】
すなわちこの構成を採用する場合、中間ローラをシャッター部材に固定するという簡単な構造で、本発明の構成を確実に実現することができる。
【0017】
更に本発明において、前記張力付与手段は、カバーテープを挟持する一対の排出ローラを有し、前記一対の排出ローラが、カバーテープを排出する方向にのみ回転が許容された状態で、付勢手段によってカバーテープの排出方向に回転付勢されるよう構成されてなるものを採用するのが望ましい。
【0018】
すなわちこの場合には、剥離されるカバーテープに対し適度な張力を付与できて、カバーテープを、より一層効率良く排出することができる。
【0019】
また本発明においては、積層テープとしては、電子部品等が保持された部品封入テープを好適に用いることができる。
【0020】
すなわち本発明は、前記積層テープが、ベーステープの片面に、複数の部品が所定の間隔おきに収納された状態でカバーテープが被覆された部品封入テープをもって構成されてなるものを好適に採用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1ないし図7はこの発明の実施形態であるテープフィーダーを示す図である。これらの図に示すように、このテープフィーダーは、多数の電子部品収納凹部(10c)が所定の間隔おきに形成されたベーステープ(10a)の上面(片面)に、各凹部(10c)内に収納された電子部品(10e)を覆うようにカバーテープ(10b)が貼り付けられた電子部品封入テープ(10)を、電子部品実装装置(図示省略)に供給するためのものであって、プレート状のフィーダー本体(1)を具備している。なお、本明細書においては、発明の理解を容易にするため、電子部品封入テープ(10)の供給方向(図4の紙面に向かって右方向)を「前方」とし、テープ供給方向に対し逆方向(図4の紙面に向かって左方向)を「後方」として説明する。
【0022】
フィーダー本体(1)の前端上部には、ベーステープ排出部(11)が設けられるとともに、前端下部には、カバーテープ排出部(12)が設けられている。更にフィーダー本体(1)の上側縁部における後部には、前後方向に沿って、テープガイド(15)が設けられるとともに、そのテープガイド(15)の前方には、テープ処理ステージ(2)が前後方向に沿って設けられている。更にテープ処理ステージ(2)の中間部には、テープ剥離部(21)が設けられるとともに、前端部には、電子部品取出部(22)が設けられている。
【0023】
また、フィーダー本体(1)の後方には、電子部品封入テープ(10)が巻き取られた供給リールを取り付けるためのリール設置部(図示省略)が設けられている。そしてこのテープフィーダーにおいては、後に詳述するように、リール設置部の供給リールから供給された電子部品封入テープ(10)が、テープガイド(15)に送り込まれて、テープ処理ステージ(2)に送給されるよう構成されている。
【0024】
フィーダー本体(1)には、テープ処理ステージ(2)の下方に対応して、テープ送り機構(3)が設けられている。この送り機構(3)は、スプロケット(31)及びラチェット(32)が互いに軸心を一致させた状態で重ね合わされて連結されることにより構成されており、その軸心を支点にしてフィーダー本体(1)に回転自在に取り付けられている。
【0025】
更にフィーダー本体(1)には、送り機構(3)ラチェット(32)に係脱自在に逆転防止爪(33)及び送り爪(34)が設けられている。逆転防止爪(33)は、引張コイルばね(33a)の付勢力によって係合方向に付勢されている。そして、逆転防止爪(33)は、送り機構(3)がテープ送給方向(P1)に回転する際には、ラチェット(32)から離脱して係合を解除することにより、送給方向(P1)の回転を許容する一方、送り機構(3)が逆方向(P2)に回転しようとする際には、ラチェット(32)に係合することにより、逆方向の回転を防止するよう構成されている。
【0026】
また送り爪(34)は、ラチェット(32)の外周縁部に沿って上下方向に揺動回転自在に設けられている。そしてこの送り爪(34)は、下方へ揺動する際には、ラチェット(32)から離脱した状態で揺動するとともに、上方へ揺動する際には、ラチェット(32)に係合した状態で揺動することにより、送り爪(34)の上方揺動量に対応する分だけ、ラチェット(32)及びスプロケット(31)をテープ送給方向(P1)に回転させるように構成している。このように送り爪(34)の揺動動作に応じて、スプロケット(31)がテープ送給方向(P1)に順送りに所定量ずつ回転するよう構成されている。
【0027】
一方、フィーダー本体(1)の後部には、フィードレバー(4)が、その下端を支点(4a)にして揺動自在に設けられている。このフィードレバー(4)の上側部における入力操作部(4b)は前方へ折曲するように形成されており、この入力操作部(4b)が、下方に押し込まれることにより、フィードレバー(4)が図4の時計方向に回転するよう構成されている。
【0028】
更にフィーダー本体(1)の下側縁部に沿って、第1リンク(41)及び第2リンク(42)が前後方向に沿って略直列状に配置されている。第1リンク(41)は、その後端が上記フィードレバー(4)の下端部に回転自在に連結されるとともに、前端が第2リンク(42)の後端に回転自在に連結されている。
【0029】
第2リンク(42)の後部とフィーダー本体(1)との間には、引張コイルばね(42a)が設けられており、このばね(42a)の付勢力によって、第2リンク(42)及び第1リンク(41)は後方へ付勢されている。
【0030】
また第2リンク(42)の中間前方位置が、上記送り爪(34)に連係されている。
【0031】
そして、フィードレバー(4)を下方に押し込んで揺動させた際には、第1及び第2リンク(41)(42)が、引張コイルばね(42a)の付勢力に抗して前方へ移動し、送り爪(34)がラチェット(32)から離脱した状態で下方へ揺動するよう構成されている。更にこの状態から、フィードレバー(4)の押込を解除すると、引張コイルばね(42a)の付勢力によって、フィードレバー(4)が押し上げられて上方へ揺動回転すると同時に、第1及び第2リンク(41)(42)が後方へ移動して、送り爪(34)がラチェット(32)に係合した状態で上方へ揺動するよう構成されている。更にこの送り爪(34)の上方揺動に従って、上記したように、送り機構(3)が送給方向(P1)に所定量回転するよう構成されている。このようにフィードレバー(4)の揺動動作に応じて、送り機構(3)が送給方向(P1)に順送りに所定量ずつ回転するよう構成されている。
【0032】
一方図6及び図7に示すように、テープ処理ステージ(2)の中間部には、シャッター部材(5)が設けられている。
【0033】
シャッター部材(5)は、テープ処理ステージ(2)上に前後方向(テープ送給方向)に沿ってスライド自在に設けられている。このシャッター部材(5)には、カバーテープ引出用開口(51)が形成されており、この開口(51)の後縁部が、略プレート状の剥離用折返し部(52)として構成されるとともに、開口(51)の前縁部が、略プレート状のカバー片(53)として構成されている。剥離用折返し部(52)は、その上面側が前方に向かって下方に傾斜するテーパ面として構成されて、前端縁が鋭角な先細(先薄)形状に形成されている。カバー片(53)は、剥離用折返し部(52)に対向して配置され、カバーテープ(10b)が剥離されたベーステープ(10a)の上面を覆って、ベーステープ(10a)に収容保持される電子部品(10e)が不用意に飛び出さないよう構成されている。
【0034】
このシャッター部材(5)と、上記第2リンク(42)とは、図2及び図4に示すように回転レバー(43)を介して連結されており、フィードレバー(4)が押し下げられて、第2リンク(42)が前方へ移動した際には、回転レバー(43)が図4の反時計方向に回転して、シャッター部材(5)が後方へ所定量スライドする。更にフィードレバー(4)の押込が解除されて、引張コイルばね(42a)の付勢力により第2リンク(42)が後方へ移動した際には、回転レバー(43)が図4の時計方向に回転して、シヤッター部材(5)が前方へスライドして初期位置に復帰するよう構成されている。
【0035】
また、シャッター部材(5)の後部上面には、経路折返し用の中間ローラ(55)がその軸心を上下方向に配置した状態で回転自在に取り付けられている。
【0036】
更にフィーダー本体(1)におけるベーステープ排出部(11)には、テープ押え(45a)を介してベーステープ(10a)の上面側を押さえ込んで排出方向をガイドするための排出ガイド部材(45)が設けられている。
【0037】
またフィーダー本体(1)におけるカバーテープ排出部(12)には、一対の排出ローラ(張力付与手段)としての上下一対の排出ギア(56)(57)が回転自在に設けられている。下側の主動排出ギア(56)は、そのギア(56)に内装されたワンウエイクラッチによって、送給方向(P1:排出方向)への回転が許容されつつ、送給方向に対し逆方向(P2)への回転が防止されるよう構成されている。
【0038】
更に上側の従動排出ギア(57)は、主動排出ギア(56)に対し接離自在に設けられるとともに、図示しない付勢手段によって、主動排出ギア(56)に接触する方向に付勢されている。
【0039】
図3及び図5に示すように、主動排出ギア(56)には、ギア操作レバー(58)が回転自在に設けられている。このレバー(58)は、逆方向(P2)への回転時には、主動排出ギア(56)に対し空回りする一方、排出方向(P1)への回転時には、主動排出ギア(56)に係合して、そのギア(56)と共に回転するよう構成されている。
【0040】
またギア操作レバー(58)は、引張コイルばね(58a)の付勢力によって、排出方向(P1)に回転付勢されている。そして、フィードレバー(4)の押し下げ操作によって、第2リンク(42)が前方へ移動した際には、第2リンク(42)によって、ギア操作レバー(58)が押し込まれて、そのレバー(58)が引張コイルばね(58a)の付勢力に抗して、単独で逆方向(P2)に回転する一方、その状態でフィードレバー(4)の押し下げを解除して、第2リンク(42)が後方へ移動した際には、レバー(58)が引張コイルばね(58a)の付勢力によって、主動排出ギア(56)と共に、排出方向(P1)に回転するよう構成されている。
【0041】
以上の構成における本実施形態のテープフィーダーは、その後部のリール設置部に、電子部品封入テープ(10)が巻き取られた供給リールが回転自在にセットされる。更に、供給リールから電子部品封入テープ(10)の一部が引き出されて、テープガイド(15)に通過され、テープ処理ステージ(2)上に配置される。更にシャッター部材(5)に対応する位置において、電子部品封入テープ(10)におけるカバーテープ(10b)がベーステープ(10a)から引き剥がされる。そしてカバーテープ(10b)が剥離されたベーステープ(10a)が、テープ処理ステージ(2)の前端部(電子部品取出部22)に配置され、更にそのベーステープ(10a)の先端部がベーステープ排出部(11)に配置される。このとき、テープ処理ステージ(2)において、ベーステープ(10a)の側縁に沿って形成された送り孔(10d)に、上記送り機構(3)におけるスプロケット外周の送りピンが挿入される。またベーステープ(10a)から剥離されたカバーテープ(10b)は、シャッター部材(5)の開口(51)から上方へ引き出されて、剥離用折返し部(52)に折返し状態に支持されることにより、後方に導かれてから、中間ローラ(55)に掛け渡されて前方に向けて折返され、更にカバーテープ(10b)の先端部が一対の排出ギア(56)(57)間に挟持される。このとき、カバーテープ(10b)には、弛みがないように所定の張力が付与されるようにセットする。
【0042】
ここで、本実施形態においては、テープ処理ステージ(2)からベーステープ排出部(11)にかけて配置されるベーステープ(10a)の配設経路が、ベーステープ経路(17a)として構成されるとともに、テープ剥離部(21)から中間ローラ(55)を通ってカバーテープ排出部(12)にかけて配置されるカバーテープ(10b)の配設経路が、カバーテープ経路(17b)として構成されている。更にリンク(41)(42)及び回転レバー(43)等によって、シャッター部材移動機構が構成されている。
【0043】
こうして電子部品封入テープ(10)がセットされたテープフィーダーは、電子部品実装装置に組み付けられて、以下のように動作する。
【0044】
すなわち実装動作が開始されると、実装装置の押込手段(図示省略)によってフィードレバー(4)が下方に押し込まれる。この押込によって、第1及び第2リンク(41)(42)が、引張コイルばね(42a)の付勢力に抗しながら、前方へ移動するとともに、回転レバー(43)が回転し、図7(a)から同図(b)に示すようにシャッター部材(5)が後方に所定量移動する。このとき、中間ローラ(55)は、シャッター部材(5)に固定されて、シャッター部材(5)に追従して移動するため、シャッター部材(5)の後退量(カバーテープ剥離量)と、中間ローラ(55)の後退量とが一定に保たれる。つまり、カバーテープ(17b)が剥離された分だけ、カバーテープ経路(17b)が長くなるため、カバーテープ(10b)の張力が十分に維持されたままの状態で、シャッター部材(5)が後方に移動する。このため、カバーテープ(10b)は、十分な張力で後方に引っ張られて、ベーステープ(10a)からスムーズに剥離される。
【0045】
またフィードレバー(4)の押込によって、第1及び第2リンク(41)(42)が、前方へ移動した際には、送り機構(3)の送り爪(34)がラチェット(32)から離脱した状態で下方へ揺動する。更に主動排出ローラ(56)のギア操作レバー(58)が、第2リンク(42)に押し込まれて、逆方向(P2)に回転する。このとき、排出ローラ(56)(57)は、逆方向(P2)への回転が阻止されるため、ギア操作レバー(58)のみが単独で逆方向(P2)へ回転し、引張コイルばね(58a)に十分な付勢力が蓄積される。
【0046】
一方、実装装置の押込手段によるフィードレバー(4)の押込が解除されると、第1及び第2リンク(41)(42)が、引張コイルばね(42a)の付勢力によって後方へ移動し、フィードレバー(4)が上方へ揺動して、初期状態に戻る。更に第2リンク(42)の後退に伴って、送り機構(3)の送り爪(34)がラチェット(32)に係合した状態で上方へ揺動して、送り機構(3)を送給方向(P1)に所定量回転させる。これにより、ベーステープ(10a)が、スプロケット(31)の送りピンを介して、前方へ所定量送給されて、その送給分だけベーステープ排出部(11)から前方へ排出される。
【0047】
またシャッター部材(5)は、ベーステープ(10a)の送給と同期して、前方へ移動する。すなわち第1及び第2リンク(41)(42)の後退に伴って、シャッター部材(5)が回転レバー(43)を介して前方へ所定量移動する。
【0048】
ここで、シャッター部材(5)が前方へ移動することによって、テープ剥離部(21)から一対の排出ローラ(56)(57)までのカバーテープ経路(17b)が短くなり、その経路上のカバーテープ(10b)の張力が消失しようとするが、上記したように、排出ローラ(56)側の引張コイルばね(58a)に十分な付勢力が蓄積されているため、その付勢力によって、排出ローラ(56)(57)が送給方向(P1)に回転し、カバーテープ経路(17b)が短くなろうとする分だけ、カバーテープ(10b)が排出部(12)から前方へ排出される。
【0049】
本実施形態においては、フィードレバー(4)が順次繰り返し押し込まれることにより、上記の動作が順次繰り返し行われて、電子部品封入テープ(10)をそのカバーテープ(10b)を剥離しつつ、順送りに供給する。こうしてカバーテープ(10b)が剥離されて電子部品(10e)が露出されたベーステープ(10a)が、電子部品取出部(22)に順次送り込まれるとともに、そこで実装装置側のピックアップ手段(図示省略)により電子部品(10e)が順次ピックアップされて、電子基板に実装されるものである。
【0050】
以上のように、本実施形態のテープフィーダーによれば、ベーステープ(10b)から剥離されたカバーテープ(10b)を、フィーダー本体(1)の前端に設けたカバーテープ排出部(12)から前方へ排出するように構成しているため、カバーテープ(10b)を回収するための回収リールや回収ボックス等のカバーテープ回収部を、テープフィーダー前方の実装装置側に設けることができ、スペースの有効利用を図ることができる。このため例えば、テープフィーダーにおけるテープ剥離部上方の狭いスペース内に、カバーテープ回収用の回収リールや回収ボックス等を設ける必要がなく、その分、構造の簡素化を図ることができる。
【0051】
更に本実施形態においては、シャッター部材(5)から上方に引き出したカバーテープ(10b)を、中間ローラ(55)に掛け渡して、一対の排出ギア(56)(57)に挟持させるという簡単な操作で、カバーテープ(10b)をセットすることができるため、電子部品封入テープ(10)のセッティング作業を容易に行うことができる。換言すれば、テープ剥離部周辺構造を簡素に形成することができるため、テープ剥離部(21)からカバーテープ排出部(12)までのカバーテープ経路(17b)をシンプルに形成することができ、そのシンプルな経路(17b)に沿ってカバーテープ(10b)を容易にセッティングすることができ、ひいては電子部品封入テープ(10)のセッティング作業を容易に行うことができる。
【0052】
また本実施形態においては、カバーテープ(10b)をベーステープ(10a)から完全に分離させた状態で排出するものであるため、ベーステープ(10a)とカバーテープ(10b)とを個別に回収することにより、近年社会問題化されている分別回収にも十分対処することができる。
【0053】
更に本実施形態においては、カバーテープ(10b)をベーステープ(10a)から完全に剥離させて、電子部品(10e)を取り出すものであるため、カバーテープの片側のみをベーステープから剥離するようにした部分剥離方式と比較した場合、カバーテープ(10b)の剥離不足等が生じることがなく、電子部品(10e)を確実に取り出すことができ、高い動作信頼性を得ることができる。
【0054】
また本実施形態においては、カバーテープ経路(17b)をテープ剥離位置から一旦後方に導くようにしているため、カバーテープ(10b)を後方に引っ張るようにして引き剥がすことができ、カバーテープ(10b)を確実に剥離することができる。
【0055】
更に本実施形態においては、剥離したカバーテープ(10b)を、ベーステープ経路(17a)の後部上方から下方に通過させて、ベーステープ排出部(11)の下方から排出するものであるため、カバーテープ(10b)が、ベーステープ(10a)に干渉するのを防止でき、両テープ(10a)(10b)の送給、排出を効率良くスムーズに行うことができる。
【0056】
また本実施形態においては、排出方向に回転付勢された一対の排出ギア(56)(57)によってカバーテープ(10b)を挟持して排出するものであるため、カバーテープ(10b)に対し適度な張力を付与できて、カバーテープ(10b)をより一層効率良く送給、排出することができる。
【0057】
また本実施形態においては、カバーテープ(10b)を剥離するためのシャッター部材(5)に中間ローラ(55)を固定して、中間ローラ(55)をシャッター部材(5)の移動に追従させるようにしているため、テープ剥離時におけるカバーテープ(10b)の剥離量を、シャッター部材(5)の後退量に正確に一致させることができる。このため、テープ剥離時においてカバーテープ(10b)が剥離された分、カバーテープ経路(17b)が長くなるため、シャッター部材後退時におけるカバーテープ(10b)に終始安定した張力を付与することができ、カバーテープ(10b)を精度良くスムーズに剥離することができ、動作信頼性をより一層向上させることができる。
【0058】
しかも、本実施形態のテープフィーダーにおいて、電子部品封入テープ(10)を、電子部品(10e)の保持ピッチが異なる新たなテープ(10)に取り替えるような場合、その取替作業を簡単に行うことができる。すなわち、本実施形態のテープフィーダーにおいては、中間ローラ(55)をシャッター部材(5)に固定して、両者間の相対位置が変化しないため、新たなテープ(10)に取り替えた後、そのテープ(10)の電子部品保持ピッチに合わせて、カバーテープ剥離量(シャッター部材の移動量)を変更した際には、その変更と同時に、中間ローラ(55)のストローク量を、カバーテープ剥離量と一致するように正確に変更することができる。このように、本実施形態においては、電子部品保持ピッチの異なる新たな電子部品封入テープ(10)に取り替える場合、シャッター部材(5)のストローク量を変更すれば、自動的に中間ローラ(55)のストローク量を正確に変更することができ、中間ローラ(55)のストローク量を個別に変更調整するような面倒な作業が不要となり、その分、電子部品封入テープ(10)の取替作業を簡単に行うことができる。
【0059】
更に、本実施形態においては、リンク(41)(42)に連動させて、送り機構(3)及びシャッター部材(5)を動作させるように構成しているため、リンク(41)(42)のストローク量を変更すると同時に、送り機構(3)の回転量(送給ピッチ)や、シャッター部材(5)のストローク量も変更することができる。このように本実施形態においては、異なる種類の電子部品封入テープ(10)に取り替える場合、リンク(41)(42)のストローク量を調整するだけで、自動的に、テープ送給ピッチ、テープ剥離量、中間ローラ(55)のストローク量を全て正確に変更することができるので、電子部品封入テープ(10)の取替作業を、より一層簡単に行うことができる。
【0060】
なお上記実施形態においては、フィードレバー(4)の揺動動作を、テープ剥離動作や、テープ送り動作に変換するようにしたレバー駆動方式等の機械制御方式を採用しているが、本発明はそれだけに限られず、送り機構(3)、リンク(41)(42)、シャッター部材(5)、排出ギア(56)(57)等の駆動をシリンダーの駆動によって行うようにしたシリンダー駆動方式や、モータの駆動によって行うようにしたモータ駆動方式等の電動制御方式を採用するようにしても良い。
【0061】
また本発明においては、カバーテープ排出部(12)の周辺等に、排出されるカバーテープ(10b)を巻き取って回収するための回収リールや、カバーテープ(10b)を収納して回収するための回収ボックスを装備するようにしても良い。もっとも、回収リールを設けた場合には、そのリールに巻き取られたカバーテープをリールから巻き出す際のテープ除去処理が面倒であり、作業効率の低下を来す恐れがある。更に回収ボックスを設ける場合には、カバーテープの収納量(回収量)を十分に確保できないばかりか、カバーテープをボックスから取り出す際のテープ除去処理が面倒であり、作業効率の低下を来す恐れがある。従って、本発明においては、回収リールや回収ボックス等は設けない方が良い。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明のテープフィーダーによれば、カバーテープに対接する中間ローラを、カバーテープ剥離用のシャッター部材に対し相対位置を固定した状態に設けて、中間ローラをシャッター部材の移動に追従させるものであるため、テープ剥離時におけるカバーテープのストローク量を、シャッター部材の後退量に正確に対応させることができる。このため、シャッター部材後退時におけるカバーテープの長さを正確にコントロールできて、カバーテープに終始安定した張力を付与できるため、カバーテープを精度良くスムーズに剥離することができる。更にテープ取替時にカバーテープ剥離量(シャッター部材の移動量)を変更した際には、その変更と同時に、中間ローラのストローク量を、シャッター部材の移動量に対応させて正確に変更きるため、中間ローラのストローク量を個別に変更調整するような面倒な作業が不要となり、テープ取替作業を簡単に行うことができるという効果がある。
【0063】
本発明において、中間ローラを、シャッター部材に取り付ける場合には、簡単な構成で上記の効果を、より確実に得ることができるという利点がある。
【0064】
また本発明において、排出方向に回転付勢された一対の排出ローラによってカバーテープを挟持して排出する場合には、カバーテープに対し適度な張力を付与できて、カバーテープを、より一層効率良く排出することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるテープフィーダーを右側面側から見た状態で示す斜視図である。
【図2】実施形態のテープフィーダーの前端部を右側面側から見た状態で拡大して示す斜視図である。
【図3】実施形態のテープフィーダーの前端部を左側面側から見た状態で拡大して示す斜視図である。
【図4】実施形態のテープフィーダーを示す右側面図である。
【図5】実施形態のテープフィーダーを示す左側面図である。
【図6】実施形態のテープフィーダーの前端部を示す平面図である。
【図7】実施形態のテープフィーダーのテープ剥離動作を説明するための模式図であって、同図(a)はシャッター部材が初期位置にある状態での側面図、同図(b)はシャッター部材が後退位置にある状態での側面図である。
【符号の説明】
10…電子部品封入テープ(積層テープ)
10a…ベーステープ
10b…カバーテープ
10e…電子部品
2…テープ処理ステージ
21…テープ剥離部
3…送り機構(テープ送り機構)
4…フィードレバー
5…シャッター部材
52…剥離用折返し部
53…剥ぎ取り片
55…中間ローラ
56、57…排出ギア(排出ローラ)
58a…引張コイルばね(付勢手段)

Claims (4)

  1. ベーステープの片面にカバーテープが貼り付けられた積層テープがテープ剥離部に送給されて、カバーテープがベーステープから剥離されるようにしたテープフィーダーであって、
    前記テープ剥離部に、テープ送給ラインに沿って設けられたテープ処理ステージと、
    積層テープを前記テープ処理ステージ上に送給するテープ送り機構と、
    前記テープ処理ステージ上に積層テープを介してテープ送給方向に沿ってスライド自在に設けられ、ベーステープから剥離されたカバーテープを折返し状に支持する剥離用折返し部を有するシャッター部材と、
    前記ベーステープから剥離されたカバーテープに張力を付与するための張力付与手段と、
    前記シャッター部材をテープ送給方向に対し逆方向に移動させて、カバーテープをベーステープから剥離させるシャッター部材移動機構と、
    前記シャッター部材及び前記張力付与手段間のカバーテープに対接する中間ローラとを備え、
    前記中間ローラが、前記シャッター部材に対し相対位置を固定した状態に設けられてなることを特徴とするテープフィーダー。
  2. 前記中間ローラは、前記シャッター部材におけるテープ送給方向に対し上流側端部に回転自在に取り付けられてなる請求項1記載のテープフィーダー。
  3. 前記張力付与手段は、カバーテープを挟持する一対の排出ローラを有し、
    前記一対の排出ローラが、カバーテープを排出する方向にのみ回転が許容された状態で、付勢手段によってカバーテープの排出方向に回転付勢されるよう構成されてなる請求項1又は2記載のテープフィーダー。
  4. 前記積層テープが、ベーステープの片面に、複数の部品が所定の間隔おきに収納された状態でカバーテープが被覆された部品封入テープをもって構成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載のテープフィーダー。
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CN112106459A (zh) * 2018-07-10 2020-12-18 松下知识产权经营株式会社 部件供给装置

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