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JP2004319570A - 平面コイルの製造方法 - Google Patents

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JP2004319570A
JP2004319570A JP2003107598A JP2003107598A JP2004319570A JP 2004319570 A JP2004319570 A JP 2004319570A JP 2003107598 A JP2003107598 A JP 2003107598A JP 2003107598 A JP2003107598 A JP 2003107598A JP 2004319570 A JP2004319570 A JP 2004319570A
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Yoshihisa Takase
Toshio Sugawa
俊夫 須川
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弘志 和田
昌博 ▲高▼木
Masahiro Takagi
Akihiro Akiyama
昭博 秋山
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Abstract

【課題】平面コイルの小型化、薄型化の為に、線間が狭くデッドスペースの少ない高占積率コイルを作製する。
【解決手段】絶縁基板202の少なくとも一方の下地導体層201がアルミニウムからなり、アルミニウム下地導体層201の表面を螺旋状に露出するようにレジストパターン203を形成し、螺旋状に露出したアルミニウム表面を改質し、アルミニウム表面改質処理を施したアルミニウム下地導体層204を下地として電気銅めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層207を積層することにより、断面がほぼ矩形の中心導体を形成する第1の電気めっきを行い、レジストパターンとレジストパターン下部の下地導体層とを一括除去し、中心導体を下地として電気銅めっきを行うことにより表面導体層208を形成し、中心導体とこれを被覆する表面導体層とからなる導体線条209を完成させる第2の電気めっき工程を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業機器、民生機器等の各種電気製品(スピーカ、トランス、モータなど)に広く利用可能な平面コイルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の全般的な小型・薄型化に伴い、これらに用いられる平面コイルについても小型化、薄型化することが強く求められている。そのためには、線間が狭くデッドスペースの少ない、つまり高占積率コイルを作製する必要がある。ここで、占積率について説明しておく。ここで言う占積率とは、平面コイルのコイル導体線条が延びる方向に垂直な断面において、コイル導体線条の配列ピッチを幅としコイル導体線条の厚さを高さとする矩形領域に対するコイル導体線条の断面積の比率を意味する。従って、高占積率コイルとする為には、コイル導体線条の形を矩形にしかつ線間を狭くすれば良い。
【0003】
この高占積率コイルの作製のために、従来から、プリント配線板技術を応用した製造方法が提案されている。その代表的な技術として、めっきによる方法が知られている。この方法としては、絶縁基板上に予め形成した下地導体層の表面にコイル部以外の部分を被覆するようにレジストを形成し、下地導体層を下地として、直流電流による第1の電気めっきを行うことにより中心導体層を形成する。その後、レジストパターンを剥離した後、レジストパターンの剥離により露出した下地導体層をエッチングによって除去する。その後、中心導体を下地として直流電流による第2の電気めっきを行い、中心導体を被覆する表面導体層からなる導体線条を形成し平面コイルを作製していた。
【0004】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−75237号公報
【特許文献2】
特開2001−267166号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記めっき方法は、高占積率コイル作製の為の一つの方法であるが、従来は電気めっきの欠点である多面付けしたワークの周辺、あるいはコイルパターンの形状により、電流の集中する箇所が発生し、電流集中部の導体が厚く形成され、コイルパターンを数個或いは数十個と面付けした場合、めっき厚さにバラツキが発生し、ワークサイズの大きい多数個取りができず量産性に劣っていた。また、下地導体層をエッチングする時、導体線条の金属もエッチングされてしまうため、導体線条の厚さが削られると共にサイドエッチングも発生するため、導体線条が細くなり、結果として占積率が低くなるという問題を有していた。
【0007】
そこで、本発明は、産業機器、民生機器等の各種電気製品に広く利用可能の高占積率で面内バラツキの小さいコイル導体線条を有する平面コイルを多量に製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0009】
本発明の請求項1に記載の発明は、絶縁基板に下地導体層を形成する下地導体層形成工程と、前記下地導体層の表面が螺旋状に露出するようにレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記下地導体層を下地として電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層を積層し、断面がほぼ矩形の中心導体を形成する第1の電気めっき工程と、前記レジストパターンを剥離する工程と、前記レジストパターンの剥離によって露出した下地導体層をエッチングにより除去するエッチング工程と、前記中心導体を下地として直流電流による電気めっきを行うことにより、前記中心導体とこれを被覆する表面導体層とからなる導体線条を完成させる第2の電気めっき工程で構成されている。
【0010】
多面付けしたワークに電気めっきを行う際、通常の直流電流による電気めっきでは多面付けしたワークの周辺やコイルパターンの形状により、部分的に電流の集中する箇所が発生し、電流集中部の導体が厚く形成され、コイルパターンを数個或いは数十個と面付けした場合にめっき厚さにバラツキが発生し、ワークサイズの大きい多数個取りができず量産性に劣っていたのに対して、本発明のように、電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返して中心導体層を積層すると、電流集中部に余分に形成された余分な導体を局部エッチングによって除去しながら電気めっきによって導体層を形成するようになるので、多面付けしたワークやコイルパターンの形状によらずバラツキの少ない均一なめっきをすることができる。つまり、第1の電気めっきは、電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層を積層することにより、多面付けワークの面内めっきの均一性を重視し、第2の電気めっきは直流電流印加により、コイル形状のコントロールを重視したものであり、第1電気めっきにより形成された矩形の中心導体を第2の電気めっきで被覆する表面導体層の形状を直流電流の電流密度を変えることにより導体線条の縦/横比を1.0〜2.0内でのコントロールを可能とすることができる等、所望の高占積率のコイル導体線条を有した平面コイルおよび量産性に優れた製造方法を提供するものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、下地導体層の厚さが1μm以上5μm以下である請求項1記載の平面コイルの製造方法であって、1μm以下では下地導体層の電気抵抗が高くなり第1の電気めっきの給電が均一にいかず、めっき厚にバラツキが生じやすく、また、絶縁基板と中心導体層との密着が不充分となる。一方5μm以上になると第1の電気めっき後、レジストパターンの剥離によって露出した下地導体層をエッチングにより除去する際、中心導体を形成する金属もエッチングされるため中心導体層の形状が細くなりすぎ、表面導体層を形成する第2の電気めっきでの形状コントロールの範囲を越え、高占積率のコイルを形成するのが困難となる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、下地導体層の厚さがスライスエッチング法により制御されて形成された請求項1記載の平面コイルの製造方法であって、下地導体層をスライスエッチング法により1μm以上5μm以下の所望の厚さにすることである。銅箔が5μm以下になると銅箔を絶縁基板に貼り付ける際、作業性が悪く銅箔にしわが入ったりする。本発明では、通常の35,18,12μmの銅箔を硫酸過酸化水素系のエッチング液でスライスエッチングを行うことにより面内バラツキの小さい所望の厚みにすることを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明は、下地導体層がアルミニウムからなり、アルミニウム下地導体層の表面を螺旋状に露出するようにレジストパターンを形成し、前記螺旋状に露出したアルミニウム表面を改質し、前記アルミニウム表面改質処理を施したアルミニウム下地導体層を下地として電気銅めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層を積層することにより、断面がほぼ矩形の中心導体を形成する第1の電気めっきを行い、前記レジストパターンと前記レジストパターン下部の下地導体層とを一括除去し、前記中心導体を下地として電気銅めっきを行うことにより前記中心導体とこれを被覆する表面導体層とからなる導体線条を完成させることを特徴としている。
【0014】
下地導体層にアルミニウムを採用し、中心導体層、表面導体層に銅めっきを用いることにより、水酸化ナトリウム溶液で銅を侵さずに、下地導体層であるアルミニウムを除去でき、しかも、めっきレジストも一括除去することができる。このことにより、銅めっきで形成した中心導体層の矩形形状を壊さずに表面導体層を形成することができるため、さらに、占積率の向上した平面コイルを提供できる。また、めっきレジストと下地導体層とを一括除去することができ、低コストで生産性にも優れた製造方法を提供するものである。
【0015】
請求項5に記載の発明は、電気めっきに用いるめっき液が、硫酸銅めっき液である請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、硫酸銅めっき液を用いているので、経済的かつ液の管理が容易である。
【0016】
請求項6に記載の発明は、局部エッチングが、電気めっきと同一のめっき液中で、導体形成とは逆の負電流を印加して行う電解エッチングである請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、電気めっきと同一のめっき液中で電気めっきによる導体形成と逆の電流を印加する電解エッチングを繰り返して中心導体層を積層するために、電流集中部に余分に形成された余分な導体を電解エッチングによって除去しながら導体層を形成するようになるので、多面付けしたワークやコイルパターンの形状によらずバラツキの少ない均一なめっきをすることができる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、局部エッチングのために流す負電流の電流密度が、表面導体層の導体形成のために流す正電流の電流密度よりも大きい請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、局部エッチングのために流す負電流の電流密度が、導体形成のために流す正電流の電流密度よりも大きいために、導体形成時に多面付けしたワークの周辺やコイルパターンの形状により、部分的に電流の集中する箇所に余分に形成された余分なめっきを優先的にエッチングすることになるため、多面付けしたワークやコイルパターンの形状によらずバラツキの少ない均一なめっきをすることができる。
【0018】
請求項8に記載の発明は、電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返す際の1サイクルの所要時間が0.1秒以下である請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、1サイクルの所要時間を短くして頻繁に導体の形成とエッチングを繰り返すことにより、部分的に電流の集中する箇所に余分に形成された余分なめっきを優先的にエッチングすることになるため、多面付けしたワークやコイルパターンの形状によらずバラツキの少ない均一なめっきをすることができる。
【0019】
請求項9に記載の発明は、アルミニウム表面改質処理が無電解亜鉛めっき(ジンケート処理)である請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、アルミニウム表面のアルミニウムと亜鉛とを置換させることによりアルミニウム表面に亜鉛粒子を付着させ、第1電気銅めっきとの密着性とめっき析出銅粒子の均一析出性を良好にすることができる。
【0020】
請求項10に記載の発明は、アルミニウム表面改質処理が電解エッチングである請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、アルミニウム表面の酸化物を除去すると共に引き続き同一めっき液中で第1電気銅めっきを行うためにアルミニウムを酸化させずにアルミニウム表面に銅めっきを行うことができ、第1電気銅めっきとの密着性とめっき析出銅粒子の均一析出性を良好にすることができる。
【0021】
請求項11に記載の発明は、液温40〜70℃、3〜6%水酸化ナトリウム溶液でレジストパターンとレジストパターン下部の下地導体層とを一括除去する請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、水酸化ナトリウム溶液で銅を侵さずに、下地導体層であるアルミニウムを除去でき、しかも、めっきレジストも一括除去することができる。このことにより、銅めっきで形成した中心導体層の矩形形状を壊さずに表面導体層を形成することができる。液温が高くなるとレジストとアルミニウムの一括除去時間は早くなるが、剥離装置の材質の選択範囲が狭まり実用的でない。一方、水酸化ナトリウム溶液の濃度が高すぎると、レジスト剥離が困難となり、逆に低くなるとアルミニウムの除去に時間がかかりすぎ、実用的でないことが確認された。本発明では前記液温40〜70℃、3〜6%水酸化ナトリウム溶液の条件が工業的にも実用的であった。
【0022】
請求項12に記載の発明は、表面導体層の厚さが中心導体の厚さ以下である請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であって、表面導体層の厚さが中心導体の厚さ以上になると断面形状がほぼ矩形の中心導体層の形状を維持したまま表面導体層を形成することが困難であった。本発明では、表面導体層の厚さが中心導体の厚さ以下であることにより、中心導体を第2の電気めっきで被覆する時、表面導体層の形状を直流電流の電流密度を変えることにより導体線条の縦/横比を1.0〜2.0の範囲でコントロールすることができる。
【0023】
請求項13に記載の発明は、下地導体層の表面が螺旋状に露出するためのレジストパターンの幅がレジストパターン間隔より小さいレジストパターンである請求項1または請求項4に記載の平面コイルの製造方法であり、レジストパターン間隔に第1の電気めっきで析出する中心導体層の幅が、レジストパターンの幅で形成される中心導体層間スペースより小さくなることにより、中心導体を第2の電気めっきで被覆する時、表面導体層の形状を直流電流の電流密度を変えることで導体線条の縦/横比を1.0〜2.0の範囲でコントロールすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における平面コイルの製造方法について、添付図面に従って説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1(a)〜(h)は、本発明の実施の形態1の平面コイル製造プロセスを説明する為の概略図である。
【0026】
まず、両面に18μmのCu箔からなる下地導体層101を形成した厚さ25μmのポリイミドフィルムからなる絶縁性基板102を用意した。このときのワークサイズは、200×200mmであった[図1(a)]。次に、硫酸過酸化水素系溶液からなるエッチング液を用いて、Cu箔全面をスライスエッチング装置により、Cu箔の厚さを2μmまでエッチングした。このときのCu箔の厚み精度は2±1μmであった。次に両面の下地導体層101Aおよび絶縁基板102を貫通するように、穴加工用パンチング機で直径100μmのスルーホール103を設けた[図1(b)]。次に、両面の下地導体層101Aおよびスルーホール部に無電解銅めっき液により銅からなる厚さ0.5〜1μmの銅層104を形成し、スライスエッチングしたCu箔101と無電解銅めっきで形成された銅層104からなる下地導体層101Bとした[図1(c)]。次に、両面の下地導体層101Bの表面にドライフィルムレジスト105をラミネートし、36個のコイルパターンを面付けしたフィルムマスクでパターンニングした[図1(d)]。パターンニングには、40μmのドライフィルム105を用い、レジスト幅40μm、レジスト間スペース40μmの螺旋状のパターンを形成した。この際、パターンニングしたドライフィルム105はスルーホール103をレジストとして被覆していない。
【0027】
次に、レジスト105で被覆していない部分のスルーホール部を含む下地導体層101Bに硫酸銅濃度80g/lの硫酸銅めっき液を用いて、正電流密度6A/dmで印加時間30mSの正電流と、負電流密度18A/dmで印加時間2mSの負電流を交互に印加して、35μmのめっき導体層106を形成した[図1(e)]。
【0028】
その後、40℃、3%の水酸化ナトリウム溶液でドライフィルム105によるレジストを除去した[図1(f)]。続いて、アンモニア系エッチング液でレジスト剥離した部分の下地導体層101Bをエッチングし、断面形状が矩形の中心導体層107を形成した。このとき矩形の中心導体層107は、下地導体層101Bをエッチングする際、少しエッチングされ、高さ30μm、幅が30μmであった[図1(g)]。
【0029】
その後、硫酸銅濃度80g/lの硫酸銅めっき液を用いて、電流密度6A/dmの正電流だけを印加し10μmの表面導体層108を形成した。完成したコイル導体線条109の矩形断面は、高さ40μm、幅が65μm、スペース15μmであった[図1(h)]。
【0030】
このときの計算上の占積率は81.25%であったが、下地導体層101Bのエッチング時に中心導体層107の上部が少し丸くなっており、実際の占積率はこれより少し小さい。
【0031】
また、面付けした36個のコイルパターンの個々の抵抗値を測定したところ±5%以下の小さなバラツキであった。
【0032】
(実施の形態2)
図2(a)〜(g)は、本発明の実施の形態2の平面コイル製造プロセスを説明する為の概略図である。
【0033】
まず、片面に10μmのAl箔からなる下地導体層201を形成した厚さ25μmのポリイミドフィルムからなる絶縁性基板202を用意した。このときのワークサイズは、200×200mmであった[図2(a)]。次に、下地導体層201の表面にドライフィルムレジスト203をラミネートし[図2(b)]、36個のコイルパターンを面付けしたフィルムマスクでパターンニングした。パターンニングには、40μmのドライフィルムを用い、レジスト幅40μm、レジスト間スペース40μmの螺旋状のパターンを形成した[図2(c)]。
【0034】
次に、レジスト203で被覆していない部分のアルミニウムからなる下地導体層201に無電解Znめっき(ジンケート処理)または電解エッチングを行い、アルミニウム表面改質処理層204を形成した[図2(d)]。次にレジスト203で被覆していない部分のアルミニウムからなる下地導体層201の表面に形成されたアルミニウム表面改質処理層204に硫酸銅濃度200g/lの硫酸銅めっき液を用いて、正電流密度8A/dmで印加時間30mSの正電流と、負電流密度18A/dmで印加時間2mSの負電流を交互に印加して、35μmの導体層205を形成した[図2(e)]。
【0035】
その後、50℃、6%の水酸化ナトリウム溶液でレジストパターン203、アルミニウム表面改質処理層204とレジストパターン下部の下地導体層201とを一括除去した[図2(f)]。このとき矩形のめっきで形成された導体層205とパターン状にエッチングされたアルミニウム下地導体層206からなる中心導体層207は、高さ35μm、幅が40μmであった。
【0036】
その後、硫酸銅濃度80g/lの硫酸銅めっき液を用いて、電流密度6A/dmの正電流だけを印加し10μmの銅めっきからなる表面導体層208を形成[図2(g)]した。完成したコイル導体線条209の矩形断面は、高さ45μm、幅が75μm、スペース5μmであった。
【0037】
このときの占積率は93.75%であり、コイル導体線条209はほぼ矩形であった。また、面付けした36個のコイルパターンの個々の抵抗値を測定したところ±5%以下の小さなバラツキであった。
【0038】
(比較例)
本発明の実施の形態1および2では、電流密度6A/dmで印加時間30mSの正電流と、電流密度18A/dmで印加時間2mSの負電流を交互に印加して、35μmの中心導体層を形成したが、比較例では、電流密度6A/dmの正電流だけを印加し35μmの中心導体層を形成した。その他の条件は、実施の形態1と同様にしてコイルを形成した。
【0039】
以上のようにして比較例で作製したコイルは、面付けした36個のコイルパターンの個々の抵抗値を測定したところ2列目パターンより内側の16個(4列×4行)は±5%のバラツキであり、導体線条の矩形断面は、高さ40μm、幅が65μm、スペース15μmであった。このときの計算上の占積率は81.25%であったが、下地導体層のエッチング時に中心導体層の上部が少し丸くなっており、実際の占積率はこれより少し小さい。最外周列の20個のコイルパターンはショートの発生が一部あり、良品コイルの抵抗値は±10〜12%とバラツキが非常に大きかった。
【0040】
以上のように、本発明の実施の形態1および2によれば、コイル断面がほぼ矩形に近い形状となる為、占積率の高いコイルを得ることができ、また、抵抗値バラツキの少ないコイルを製造できる。
【0041】
なお、本発明の実施の形態では、基板として両面に下地導体層として18μmのCuを形成した厚さ25μmのポリイミドフィルムあるいは片面の下地導体層として10μmのAlを形成した厚さ25μmのポリイミドフィルムを用い、スルーホール〜電気めっき工程を経て平面コイルを形成していったが、基板としては下地導体層を両面あるいは片面だけに形成しているものどちらでも良く、また、下地導体層としてはCu,Alに限定されるものではなく、導電性がありかつその後のエッチング工程によって断面形状を矩形にできる材料であれば問題はない。また、基板材料としてはポリイミドフィルムに限定されるものではなく、絶縁性を有しかつ電気めっき液に侵されないものであれば特に制限はない。また、レジストにはドライフィルムを用いたが、めっき液に対する耐性があれば液状レジストでも可能で、パターンニングの方法についても特に限定するものではない。
【0042】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明による平面コイルの製造方法は、電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返して中心導体層を積層するため、電流集中部に余分に形成された余分な導体を局部エッチングによって除去しながら電気めっきによって導体層を形成するようになるので、多面付けしたワークやコイルパターンの形状によらずバラツキの少ない均一なめっきをすることができる。
【0043】
また、下地導体層にアルミニウムを採用し、中心導体層、表面導体層に銅めっきを用いることにより、水酸化ナトリウム溶液で銅を侵さずに、下地導体層であるアルミニウムを除去でき、しかも、めっきレジストも一括除去することができる。このことにより、銅めっきで形成した中心導体層の矩形形状を壊さずに表面導体層を形成することができるため、さらに、占積率の向上した平面コイルを提供できる。また、めっきレジストと下地導体層とを一括除去することができ、低コストで生産性にも優れた製造方法であり、工業的価値は非常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(h)本発明の実施の形態1における平面コイルの製造工程の一部を示す工程断面図
【図2】(a)〜(g)本発明の実施の形態2における平面コイルの製造工程の一部を示す工程断面図
【符号の説明】
101 下地導体層
102 絶縁基板
103 スルーホール
104 無電解銅めっき層
105 レジスト
106 めっき導体層
107 中心導体層
108 表面導体層
109 コイル導体線条
201 アルミニウム下地導体層
202 絶縁基板
203 レジスト
204 アルミニウム表面改質処理層
205 めっき導体層
206 パターン状にエッチングされたアルミニウム下地導体層
207 中心導体層
208 表面導体層
209 コイル導体線条

Claims (13)

  1. 絶縁基板に下地導体層を形成する下地導体層形成工程と、前記下地導体層の表面が螺旋状に露出するようにレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記下地導体層を下地として電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層を積層し、断面がほぼ矩形の中心導体を形成する第1の電気めっき工程と、前記レジストパターンを剥離する工程と、前記レジストパターンの剥離によって露出した下地導体層をエッチングにより除去するエッチング工程と、前記中心導体を下地として直流電流による電気めっきを行うことにより、前記中心導体とこれを被覆する表面導体層とからなる導体線条を完成させる第2の電気めっき工程を有することを特徴とする平面コイルの製造方法。
  2. 下地導体層の厚さが1μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項1記載の平面コイルの製造方法。
  3. 下地導体層の厚さがスライスエッチング法により制御されて形成されたことを特徴とする請求項2記載の平面コイルの製造方法。
  4. 下地導体層がアルミニウムからなり、このアルミニウムの下地導体層の表面を螺旋状に露出するようにレジストパターンを形成し、前記螺旋状に露出したアルミニウム表面を改質し、前記アルミニウム表面改質処理を施したアルミニウム下地導体層を下地として電気銅めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返しながら中心導体層を積層することにより断面がほぼ矩形の中心導体を形成する第1の電気めっきを行い、前記レジストパターンと前記レジストパターン下部の下地導体層とを一括除去し、前記中心導体を下地として電気銅めっきを行うことにより前記中心導体とこれを被覆する表面導体層とからなる導体線条を完成させることを特徴とする平面コイルの製造方法。
  5. 電気めっきに用いるめっき液が、硫酸銅めっき液であることを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  6. 局部エッチングが、電気めっきと同一のめっき液中で、導体形成とは逆の負電流を印加して行う電解エッチングであることを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  7. 局部エッチングのために流す負電流の電流密度が、中心導体層の導体形成のために流す正電流の電流密度よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  8. 電気めっきによる導体の形成と局部エッチングを繰り返す際の1サイクルの所要時間が0.1秒以下であることを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  9. アルミニウム表面改質処理が無電解亜鉛めっき(ジンケート処理)であることを特徴とする請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  10. アルミニウム表面改質処理が電解エッチングであることを特徴とする請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  11. 液温40〜70℃、3〜6%水酸化ナトリウム溶液でレジストパターンとレジストパターン下部の下地導体層とを一括除去することを特徴とする請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  12. 表面導体層の厚さが中心導体の厚さ以下であることを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
  13. 下地導体層の表面が螺旋状に露出するためのレジストパターンの幅がレジストパターン間隔より大きいレジストパターンであることを特徴とする請求項1または請求項4記載の平面コイルの製造方法。
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