JP2004314038A - 水の消毒方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で効果的な水の消毒方法を提供する。
【解決手段】次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてTHM前駆体有機化合物を含む水を消毒処理する方法。イオウ含有還元剤として亜硫酸塩または硫化ナトリウムを次亜塩素酸塩との質量比で後者1に対して前者それぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2として用い、pHを6〜9に維持して行われるプロセスを、イオウ含有還元剤の添加を第1段階、次亜塩素酸塩の添加を第2段階とする2段階で行い、第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比を1:15以上とし、活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまで続ける。
【選択図】 なし
【解決手段】次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてTHM前駆体有機化合物を含む水を消毒処理する方法。イオウ含有還元剤として亜硫酸塩または硫化ナトリウムを次亜塩素酸塩との質量比で後者1に対して前者それぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2として用い、pHを6〜9に維持して行われるプロセスを、イオウ含有還元剤の添加を第1段階、次亜塩素酸塩の添加を第2段階とする2段階で行い、第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比を1:15以上とし、活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまで続ける。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塩素含有化合物による天然水の消毒方法に関し、生活排水および生活用水、飲料水の浄化技術として、特に毒性の強いトリハロメタン(THM)の生成量を低下させるために、使用することができる。
【0002】
【従来の技術】
天然水の消毒方法としては、次亜塩素酸塩、ホウ酸カルシウムと然るべき酸 −次亜塩素酸、ホウ酸−との混合物によって処理し、水中の遊離塩素の含有量を増加させて、pHを安定化させ、次亜塩素酸カルシウムのみを使用した場合に発生する望ましくない副作用を低減する方法が知られている(米国特許第6,022,480号参照)。
【0003】
この方法の短所は、ホウ素の含有量が規準値を超えるため、飲料水の消毒には使用できないこと、およびTHMの低減効果が小さいことにある。
【0004】
天然水の消毒方法としては、重炭酸塩、炭酸ナトリウムを含む組成物で処理し、同時に塩素化試薬を加えてpHを制御させると共に塩素含有揮発性化合物の生成を防止する方法も知られている(米国特許第6,054,056号参照)。
【0005】
この方法の短所は、反応速度が大きいため、塩素化試薬を同時に加える際にTHMの生成を抑止できない点にある。また、この方法では硬度を高める陽イオンの含有量およびpH値が一定の値でなければ使用できないという制限がある。
【0006】
天然水の消毒方法としては、塩素含有試薬の添加を中断させながら連続ハロゲン化条件を安定させ、その際に塩素化有毒生成物の蓄積を防止するために、塩素含有試薬の投入速度を調節することにより酸化還元電位を最適値に保つ方法も知られている(米国特許第6,143,184号参照)。
【0007】
この方法の短所は、水中のTHM前駆体有機化合物と塩素含有試薬との相互作用反応速度が大きいために、試薬投入速度の調整が困難であり、また添加を中断させる時期の確定も困難なので、THM生成防止効果が低くなる点にある。
【0008】
天然水の消毒方法としては、塩素含有試薬とモノ過硫酸カリウムを同時に使って処理するやり方も知られている(米国特許第6,149,819号参照)。
【0009】
この方法の短所は、試薬を同時に投入する場合、THMと酸化物としての発ガン性塩素化合物(ClO3)の生成を防止できない点にある。
【0010】
THM前駆体有機化合物を0.2%以上含む水の消毒方法としては、塩素、臭素、塩化臭素、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の次亜ハロゲン酸塩、ハロゲン化ヒダントインまたはシアヌル酸塩からなる試薬と、p−トルエンスルホンアミド、ジメチルヒダントイン、メチルエチルヒダントイン、シアヌル酸、カルバミド等からなる窒素化合物(この際、塩素含有試薬と窒素化合物との比率を0.1〜10:1とする)を使用して処理し、ハロゲン含有有機副生物の含有量を抑制する方法も知られているが、これは本発明の方法と用途においても技術的内容においても最も近いものである(米国特許第5,565,109号参照)。
【0011】
この方法の短所は、THM濃度を上昇させる高分子有機化合物を投入するためにTHM含有量抑制効果が低く(クロロホルムで0.22〜0.23mg/l)、さらには消毒対象となる水が窒素含有化合物によって二次汚染され、飲用には適さないレベルにまでその品質が低下してしまう点にある。
【0012】
【特許文献1】
米国特許第6,022,480号
【特許文献2】
米国特許第6,054,056号
【特許文献3】
米国特許第6,143,184号
【特許文献4】
米国特許第6,149,819号
【特許文献5】
米国特許第5,565,109号
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、天然水の消毒に際してトリハロメタンの生成が抑制され、水の品質および安全性を向上させることのできる、水の消毒方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明に従い、次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてトリハロメタン前駆体有機化合物を含む水を消毒処理することにより解決される。
【0015】
すなわち、本発明は、下記の(1)〜(7)の事項からなる。
【0016】
(1)次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてトリハロメタン前駆体有機化合物を含む水を消毒処理する方法。
【0017】
(2)イオウ含有還元剤としてチオ硫酸塩、亜硫酸塩または硫化ナトリウムを用いる、上記(1)に記載の水の消毒方法。
【0018】
(3)イオウ含有還元剤としての亜硫酸塩または硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比が後者1に対して前者がそれぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2である、上記(1)または(2)に記載の水の消毒方法。
【0019】
(4)次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を、pHを6〜9に維持した状態で用いる、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の水の消毒方法。
【0020】
(5)イオウ含有還元剤の添加を第1段階、次亜塩素酸塩の添加を第2段階とする2段階で行う、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の水の消毒方法。
【0021】
(6)第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比が1:15以上である、上記(5)に記載の水の消毒方法。
【0022】
(7)第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触を活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまで続ける、上記(5)または(6)に記載の水の消毒方法。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の方法は、例えば、下記の手順で実施される。
【0024】
処理対象の例として、水温18〜20℃、レゾルシン含有量0.8〜1.0mg/l、濁り度1.3〜1.5mg/l、アルカリ度4.80〜5.2mg−eq/l、硬度6.2〜6.4mg−eq/l、過マンガン酸塩酸化能5.9〜6.1mgO2/l、クロロホルム濃度(2.6〜2.8)×10−3mg/lの天然水を用い、第1段階ではイオウ含有還元剤として亜硫酸塩6.3〜7.5mg/lまたは硫化ナトリウム0.5〜1.0mg/lを投入し、2〜3分間攪拌して放置する。
【0025】
塩素化試薬すなわち次亜塩素酸塩の添加の前にイオウ含有還元剤を投入するのは、THM前駆体有機化合物が次亜塩素酸塩によって酸化される反応を抑止することにより塩素誘導体、特に揮発性THMの生成を防止するためである。
【0026】
第2段階では、上記の処理が施された水を、亜硫酸塩または硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比がそれぞれ1.0〜1.5:1、0.1〜0.2:1の範囲となるように次亜塩素酸塩を加える。この際、pH値を6〜9とし、活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまでこのプロセスを続け、第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比を好ましくは1:15以上になるまで保つ。
【0027】
本発明において用いることができる次亜塩素酸塩の例としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム等が挙げられる。また、活性塩素とは、酸化力のある塩素化合物のうち、元素状の塩素(Cl2)、次亜塩素酸、次亜塩素酸塩を総称して活性塩素という。これらを元素状の塩素に換算した量が活性塩素量であり、ここで、次亜塩素酸および次亜塩素酸塩1モルは、元素状の塩素1モルと等価である。
【0028】
確実な殺菌効果を得るためには、衛生規準に従い、遊離活性塩素の残留濃度が0.6mg/l以上になるまで処理を続ける。pH値は6〜9の範囲に保たれるが、これはイオウ含有還元剤および次亜塩素酸塩の投入とその相互作用、さらには天然水のカルボニル・カルシウムバランスとイオン組成によって決定される緩衝能力から導かれる値である。
【0029】
第1段階でのイオウ含有還元剤との接触時間は、天然水中の成分とイオウ含有還元剤との会合形成プロセスを促進することを目的として決定される。第2段階での次亜塩素酸塩との接触時間は消毒時間の最適化およびイオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩の相殺によるTHM形成の遮断を目的として決定される。
【0030】
イオウ含有還元剤として使用される試薬−例えば、亜硫酸塩または硫化ナトリウム−は高い還元能力を有し、天然水に含まれる天然のカルボニル化合物(色度を与える成分:フミン酸およびフルボ酸)等のTHM前駆体有機化合物の塩素化に作用する。
【0031】
亜硫酸塩や硫化ナトリウムのような陰イオン還元剤の酸化反応は、THMのような多ハロゲン化物の生成反応と競争することによって、ハロホルム反応を抑圧する。
【0032】
また、イオウ含有還元剤として亜硫酸塩や硫化ナトリウムを使用することで水が二次汚染されることがなくなり、飲用に適するものとなる。
【0033】
亜硫酸塩および硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比を、次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2の範囲にすることで、水中のTHMの含有量を、亜硫酸塩で処理した場合には次亜塩素酸塩のみを用いる処理方法に対して1/5〜1/7に、硫化ナトリウムで処理した場合には1/120〜1/130にと、最大限減少させることが可能になる。
【0034】
この質量比を次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.0未満、0.1未満にすると、THMの含有量が増加する傾向が見られる。
【0035】
また、この質量比を次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.5、0.2より大きくすることは好ましくない。なぜなら、試薬の浪費になり、結果として消毒にかかる経費の増大につながるからである。
【0036】
消毒された水は、衛生規準にしたがった残留活性塩素の含有量0.6mg/l以上を有し、トリハロメタンの含有量は0.01〜0.15mg/lの範囲内におさまる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0038】
実施例1
レゾルシン1mgを含む水温18℃の人造河川水に、第1段階ではイオウ含有還元剤として亜硫酸ナトリウム5mgを加え、2分間攪拌した。
【0039】
第2段階では次亜塩素酸ナトリウム5mgを投入した(イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)との質量比は1:1)。人造水と次亜塩素酸塩との接触時間は30分とし、第1段階での水とイオウ含有還元剤との接触時間と、第2段階での水と次亜塩素酸塩との接触時間の比率を1:15、pH値を6とした。
【0040】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は1.35mg/lであった。
【0041】
THMの濃度はクロロホルムで0.05mg/lであり、THM減少率は78.3%であった。
【0042】
尚、THM減少率は以下の式によって求めた。
【0043】
〔0.23(mg/l)―各実施例で得られたTHM含有量(mg/l)〕÷0.23(mg/l)×100(%)
ここで、0.23mg/lは比較例1で得られたTHM含有量である。
【0044】
比較例1
イオウ含有還元剤を使わない以外は実施例1と同様に実験を行ない、実験結果を表1に示した。
【0045】
実施例2
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での亜硫酸ナトリウムの投入量を7.5mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の重量比を1.5:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:30、pH値を9.0とした。
【0046】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.8mg/lであった。
【0047】
THMの濃度はクロロホルムで0.032mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると86.1%であった。
【0048】
実施例3
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での亜硫酸ナトリウムの投入量を6.25mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を1.25:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:20、pH値を7.6とした。
【0049】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、1.1mg/lであった。
【0050】
THMの濃度はクロロホルムで0.035mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると84.8%であった。
【0051】
実施例4
実施例1と同様の手順で、ただしイオウ含有還元剤として硫化ナトリウムを第1 段階で0.5mg/l投入し、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を0.1:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を6とした。
【0052】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、1.21mg/lであった。
【0053】
THMの濃度はクロロホルムで0.043mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると81.3%であった。
【0054】
実施例5
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での硫化ナトリウムの投入量を1.0mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を0.2:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を9とした。
【0055】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.60mg/lであった。
【0056】
THMの濃度はクロロホルムで0.0015mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると99.3%であった。
【0057】
実施例6
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での硫化ナトリウムの投入量を0.75mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の重量比を0.15:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を7.6とした。
【0058】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.82mg/lであった。
【0059】
THMの濃度はクロロホルムで0.028mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると87.8%であった。
【0060】
【表1】
【0061】
イオウ含有還元剤として使用する亜硫酸塩または硫化ナトリウムの次亜塩素酸塩に対する一定の質量比、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩の投入順序といった諸要素、本発明に示した因子の遵守によって揮発性THMを低減し、消毒率を向上させるという課題の解決が可能になる。
【0062】
ここに提案された方法では、イオウ含有還元剤−亜硫酸塩または硫化ナトリウム−を次亜塩素酸塩との質量比を一定にして用いることで水中のTHM含有量を従来の0.22〜0.23mg/lから(2.0〜50)×10−3mg/lにまで低減し、また二次汚染の排除により水の品質および安全性を向上させることができる点に、公知の方法との違いがある。消毒済みの水の品質は、水道法施行規則第17条(昭和32年厚生省令第45号)および水質基準に関する省令(平成4年厚生省令第69号)に合致している。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、イオウ含有還元剤−亜硫酸塩または硫化ナトリウム−を次亜塩素酸塩との質量比を一定にして用いることで水中のTHM含有量を低減することができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、塩素含有化合物による天然水の消毒方法に関し、生活排水および生活用水、飲料水の浄化技術として、特に毒性の強いトリハロメタン(THM)の生成量を低下させるために、使用することができる。
【0002】
【従来の技術】
天然水の消毒方法としては、次亜塩素酸塩、ホウ酸カルシウムと然るべき酸 −次亜塩素酸、ホウ酸−との混合物によって処理し、水中の遊離塩素の含有量を増加させて、pHを安定化させ、次亜塩素酸カルシウムのみを使用した場合に発生する望ましくない副作用を低減する方法が知られている(米国特許第6,022,480号参照)。
【0003】
この方法の短所は、ホウ素の含有量が規準値を超えるため、飲料水の消毒には使用できないこと、およびTHMの低減効果が小さいことにある。
【0004】
天然水の消毒方法としては、重炭酸塩、炭酸ナトリウムを含む組成物で処理し、同時に塩素化試薬を加えてpHを制御させると共に塩素含有揮発性化合物の生成を防止する方法も知られている(米国特許第6,054,056号参照)。
【0005】
この方法の短所は、反応速度が大きいため、塩素化試薬を同時に加える際にTHMの生成を抑止できない点にある。また、この方法では硬度を高める陽イオンの含有量およびpH値が一定の値でなければ使用できないという制限がある。
【0006】
天然水の消毒方法としては、塩素含有試薬の添加を中断させながら連続ハロゲン化条件を安定させ、その際に塩素化有毒生成物の蓄積を防止するために、塩素含有試薬の投入速度を調節することにより酸化還元電位を最適値に保つ方法も知られている(米国特許第6,143,184号参照)。
【0007】
この方法の短所は、水中のTHM前駆体有機化合物と塩素含有試薬との相互作用反応速度が大きいために、試薬投入速度の調整が困難であり、また添加を中断させる時期の確定も困難なので、THM生成防止効果が低くなる点にある。
【0008】
天然水の消毒方法としては、塩素含有試薬とモノ過硫酸カリウムを同時に使って処理するやり方も知られている(米国特許第6,149,819号参照)。
【0009】
この方法の短所は、試薬を同時に投入する場合、THMと酸化物としての発ガン性塩素化合物(ClO3)の生成を防止できない点にある。
【0010】
THM前駆体有機化合物を0.2%以上含む水の消毒方法としては、塩素、臭素、塩化臭素、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の次亜ハロゲン酸塩、ハロゲン化ヒダントインまたはシアヌル酸塩からなる試薬と、p−トルエンスルホンアミド、ジメチルヒダントイン、メチルエチルヒダントイン、シアヌル酸、カルバミド等からなる窒素化合物(この際、塩素含有試薬と窒素化合物との比率を0.1〜10:1とする)を使用して処理し、ハロゲン含有有機副生物の含有量を抑制する方法も知られているが、これは本発明の方法と用途においても技術的内容においても最も近いものである(米国特許第5,565,109号参照)。
【0011】
この方法の短所は、THM濃度を上昇させる高分子有機化合物を投入するためにTHM含有量抑制効果が低く(クロロホルムで0.22〜0.23mg/l)、さらには消毒対象となる水が窒素含有化合物によって二次汚染され、飲用には適さないレベルにまでその品質が低下してしまう点にある。
【0012】
【特許文献1】
米国特許第6,022,480号
【特許文献2】
米国特許第6,054,056号
【特許文献3】
米国特許第6,143,184号
【特許文献4】
米国特許第6,149,819号
【特許文献5】
米国特許第5,565,109号
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、天然水の消毒に際してトリハロメタンの生成が抑制され、水の品質および安全性を向上させることのできる、水の消毒方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、本発明に従い、次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてトリハロメタン前駆体有機化合物を含む水を消毒処理することにより解決される。
【0015】
すなわち、本発明は、下記の(1)〜(7)の事項からなる。
【0016】
(1)次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてトリハロメタン前駆体有機化合物を含む水を消毒処理する方法。
【0017】
(2)イオウ含有還元剤としてチオ硫酸塩、亜硫酸塩または硫化ナトリウムを用いる、上記(1)に記載の水の消毒方法。
【0018】
(3)イオウ含有還元剤としての亜硫酸塩または硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比が後者1に対して前者がそれぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2である、上記(1)または(2)に記載の水の消毒方法。
【0019】
(4)次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を、pHを6〜9に維持した状態で用いる、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の水の消毒方法。
【0020】
(5)イオウ含有還元剤の添加を第1段階、次亜塩素酸塩の添加を第2段階とする2段階で行う、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の水の消毒方法。
【0021】
(6)第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比が1:15以上である、上記(5)に記載の水の消毒方法。
【0022】
(7)第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触を活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまで続ける、上記(5)または(6)に記載の水の消毒方法。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の方法は、例えば、下記の手順で実施される。
【0024】
処理対象の例として、水温18〜20℃、レゾルシン含有量0.8〜1.0mg/l、濁り度1.3〜1.5mg/l、アルカリ度4.80〜5.2mg−eq/l、硬度6.2〜6.4mg−eq/l、過マンガン酸塩酸化能5.9〜6.1mgO2/l、クロロホルム濃度(2.6〜2.8)×10−3mg/lの天然水を用い、第1段階ではイオウ含有還元剤として亜硫酸塩6.3〜7.5mg/lまたは硫化ナトリウム0.5〜1.0mg/lを投入し、2〜3分間攪拌して放置する。
【0025】
塩素化試薬すなわち次亜塩素酸塩の添加の前にイオウ含有還元剤を投入するのは、THM前駆体有機化合物が次亜塩素酸塩によって酸化される反応を抑止することにより塩素誘導体、特に揮発性THMの生成を防止するためである。
【0026】
第2段階では、上記の処理が施された水を、亜硫酸塩または硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比がそれぞれ1.0〜1.5:1、0.1〜0.2:1の範囲となるように次亜塩素酸塩を加える。この際、pH値を6〜9とし、活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまでこのプロセスを続け、第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比を好ましくは1:15以上になるまで保つ。
【0027】
本発明において用いることができる次亜塩素酸塩の例としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム等が挙げられる。また、活性塩素とは、酸化力のある塩素化合物のうち、元素状の塩素(Cl2)、次亜塩素酸、次亜塩素酸塩を総称して活性塩素という。これらを元素状の塩素に換算した量が活性塩素量であり、ここで、次亜塩素酸および次亜塩素酸塩1モルは、元素状の塩素1モルと等価である。
【0028】
確実な殺菌効果を得るためには、衛生規準に従い、遊離活性塩素の残留濃度が0.6mg/l以上になるまで処理を続ける。pH値は6〜9の範囲に保たれるが、これはイオウ含有還元剤および次亜塩素酸塩の投入とその相互作用、さらには天然水のカルボニル・カルシウムバランスとイオン組成によって決定される緩衝能力から導かれる値である。
【0029】
第1段階でのイオウ含有還元剤との接触時間は、天然水中の成分とイオウ含有還元剤との会合形成プロセスを促進することを目的として決定される。第2段階での次亜塩素酸塩との接触時間は消毒時間の最適化およびイオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩の相殺によるTHM形成の遮断を目的として決定される。
【0030】
イオウ含有還元剤として使用される試薬−例えば、亜硫酸塩または硫化ナトリウム−は高い還元能力を有し、天然水に含まれる天然のカルボニル化合物(色度を与える成分:フミン酸およびフルボ酸)等のTHM前駆体有機化合物の塩素化に作用する。
【0031】
亜硫酸塩や硫化ナトリウムのような陰イオン還元剤の酸化反応は、THMのような多ハロゲン化物の生成反応と競争することによって、ハロホルム反応を抑圧する。
【0032】
また、イオウ含有還元剤として亜硫酸塩や硫化ナトリウムを使用することで水が二次汚染されることがなくなり、飲用に適するものとなる。
【0033】
亜硫酸塩および硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比を、次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2の範囲にすることで、水中のTHMの含有量を、亜硫酸塩で処理した場合には次亜塩素酸塩のみを用いる処理方法に対して1/5〜1/7に、硫化ナトリウムで処理した場合には1/120〜1/130にと、最大限減少させることが可能になる。
【0034】
この質量比を次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.0未満、0.1未満にすると、THMの含有量が増加する傾向が見られる。
【0035】
また、この質量比を次亜塩素酸塩を1としたときにそれぞれ1.5、0.2より大きくすることは好ましくない。なぜなら、試薬の浪費になり、結果として消毒にかかる経費の増大につながるからである。
【0036】
消毒された水は、衛生規準にしたがった残留活性塩素の含有量0.6mg/l以上を有し、トリハロメタンの含有量は0.01〜0.15mg/lの範囲内におさまる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0038】
実施例1
レゾルシン1mgを含む水温18℃の人造河川水に、第1段階ではイオウ含有還元剤として亜硫酸ナトリウム5mgを加え、2分間攪拌した。
【0039】
第2段階では次亜塩素酸ナトリウム5mgを投入した(イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)との質量比は1:1)。人造水と次亜塩素酸塩との接触時間は30分とし、第1段階での水とイオウ含有還元剤との接触時間と、第2段階での水と次亜塩素酸塩との接触時間の比率を1:15、pH値を6とした。
【0040】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は1.35mg/lであった。
【0041】
THMの濃度はクロロホルムで0.05mg/lであり、THM減少率は78.3%であった。
【0042】
尚、THM減少率は以下の式によって求めた。
【0043】
〔0.23(mg/l)―各実施例で得られたTHM含有量(mg/l)〕÷0.23(mg/l)×100(%)
ここで、0.23mg/lは比較例1で得られたTHM含有量である。
【0044】
比較例1
イオウ含有還元剤を使わない以外は実施例1と同様に実験を行ない、実験結果を表1に示した。
【0045】
実施例2
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での亜硫酸ナトリウムの投入量を7.5mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の重量比を1.5:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:30、pH値を9.0とした。
【0046】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.8mg/lであった。
【0047】
THMの濃度はクロロホルムで0.032mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると86.1%であった。
【0048】
実施例3
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での亜硫酸ナトリウムの投入量を6.25mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を1.25:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:20、pH値を7.6とした。
【0049】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、1.1mg/lであった。
【0050】
THMの濃度はクロロホルムで0.035mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると84.8%であった。
【0051】
実施例4
実施例1と同様の手順で、ただしイオウ含有還元剤として硫化ナトリウムを第1 段階で0.5mg/l投入し、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を0.1:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を6とした。
【0052】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、1.21mg/lであった。
【0053】
THMの濃度はクロロホルムで0.043mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると81.3%であった。
【0054】
実施例5
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での硫化ナトリウムの投入量を1.0mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の質量比を0.2:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を9とした。
【0055】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.60mg/lであった。
【0056】
THMの濃度はクロロホルムで0.0015mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると99.3%であった。
【0057】
実施例6
実施例1と同様の手順で、ただし第1段階での硫化ナトリウムの投入量を0.75mg/l、第2段階での次亜塩素酸ナトリウムの投入量を5mg/l、すなわち、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩(活性塩素)の重量比を0.15:1とし、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩それぞれの人造水との接触時間の比率を1:15、pH値を7.6とした。
【0058】
その結果、消毒済みの水中の残留活性塩素含有量は、0.82mg/lであった。
【0059】
THMの濃度はクロロホルムで0.028mg/lであり、実施例1と同様にTHM減少率を求めると87.8%であった。
【0060】
【表1】
【0061】
イオウ含有還元剤として使用する亜硫酸塩または硫化ナトリウムの次亜塩素酸塩に対する一定の質量比、イオウ含有還元剤と次亜塩素酸塩の投入順序といった諸要素、本発明に示した因子の遵守によって揮発性THMを低減し、消毒率を向上させるという課題の解決が可能になる。
【0062】
ここに提案された方法では、イオウ含有還元剤−亜硫酸塩または硫化ナトリウム−を次亜塩素酸塩との質量比を一定にして用いることで水中のTHM含有量を従来の0.22〜0.23mg/lから(2.0〜50)×10−3mg/lにまで低減し、また二次汚染の排除により水の品質および安全性を向上させることができる点に、公知の方法との違いがある。消毒済みの水の品質は、水道法施行規則第17条(昭和32年厚生省令第45号)および水質基準に関する省令(平成4年厚生省令第69号)に合致している。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、イオウ含有還元剤−亜硫酸塩または硫化ナトリウム−を次亜塩素酸塩との質量比を一定にして用いることで水中のTHM含有量を低減することができる。
Claims (7)
- 次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を用いてトリハロメタン前駆体有機化合物を含む水を消毒処理する方法。
- イオウ含有還元剤としてチオ硫酸塩、亜硫酸塩または硫化ナトリウムを用いる、請求項1に記載の水の消毒方法。
- イオウ含有還元剤としての亜硫酸塩または硫化ナトリウムと次亜塩素酸塩との質量比が後者1に対して前者がそれぞれ1.0〜1.5、0.1〜0.2である、請求項1または2に記載の水の消毒方法。
- 次亜塩素酸塩とイオウ含有還元剤を、pHを6〜9に維持した状態で用いる、請求項1〜3のいずれかに記載の水の消毒方法。
- イオウ含有還元剤の添加を第1段階、次亜塩素酸塩の添加を第2段階とする2段階で行う、請求項1〜4のいずれかに記載の水の消毒方法。
- 第1段階におけるイオウ含有還元剤と消毒対象となる水との接触時間と、第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触時間との比が1:15以上である、請求項5に記載の水の消毒方法。
- 第2段階における次亜塩素酸塩と水との接触を活性塩素の含有量が0.6mg/l以上になるまで続ける、請求項5または6に記載の水の消毒方法。
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