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JP2004364381A - モータ駆動装置 - Google Patents

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JP2004364381A
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朋治 横内
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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】スイッチング素子の故障やモータの効率の低下を防ぐ。
【解決手段】直列に接続されたスイッチング素子を有する出力回路を複数備えたモータ駆動装置であって、前記出力回路のうちのいずれか1つにおける一方のスイッチング素子を所定の電気角に相当する期間において導通させるとともに、前記出力回路の残りのいずれか複数における他方のスイッチング素子にスイッチング動作をさせる通電相切換回路と、通電期間制御部とを備える。通電期間制御部は、前記所定の電気角に相当する期間において行われるスイッチング動作の回数が所定の値以下である場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子を非導通にするように、スイッチング動作を制御する信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータ駆動技術に関し、特にPWM(pulse width modulation)方式のモータ駆動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来のモータ駆動装置、及びこれによって駆動されるモータを示すブロック図である。図2は、モータ10の各相電流の目標とする波形等を示すグラフである。位置検出回路22は、ホール素子回路21の出力に基づいて、モータ10のロータ位置に応じた信号を出力する。相別トルク信号発生回路30は、トルク指令電圧TIに応じた値を最大値とし、モータ10の電気角60°の期間に等しい周期を有するノコギリ波状の信号TSを生成して出力する。ロジック制御回路40は、駆動トランジスタ1〜6を導通させる期間を規定するスイッチング動作制御信号F1,F2を生成して出力する。通電相切替回路23は、位置検出回路22が出力する信号及びスイッチング動作制御信号F1,F2に従って、駆動トランジスタ1〜6を導通させる。
【0003】
図10は、図9のモータ駆動装置によって駆動されるモータ10の相電流等を示すグラフである。図10においては、図2の期間TW2,TV1を拡大して示している。まず、期間TW2について説明する。
【0004】
基準パルスPIが入力されると、ロジック制御回路40の2つのフリップフロップがセットされ、通電相切替回路23は、例えばU相上アーム側駆動トランジスタ1と、V相上アーム側駆動トランジスタ3と、W相下アーム側駆動トランジスタ6とを導通させる(期間T1)。このとき、U相コイル11を流れるU相電流I1とV相コイル12を流れるV相電流I2との合計、すなわち、W相コイル13を流れるW相電流I3の大きさを電流検出抵抗7で検出することができる。コイル負荷を流れるため、この電流は、駆動トランジスタ1,3及び6が導通したことに伴い徐々に増大する。電流検出抵抗7を流れる電流が増大し、この抵抗に発生する電圧がトルク指令電圧TIに達すると、比較器51によってロジック制御回路40の一方のフリップフロップがリセットされて、駆動トランジスタ3のみが非導通になる。
【0005】
駆動トランジスタ1及び6は引き続き導通しており、このときにはU相コイル11及びW相コイル13に流れる電流の大きさを電流検出抵抗7で検出することができる。U相コイル11、W相コイル13に流れる電流は引き続き増大し、電流検出抵抗7に発生する電圧が相別トルク信号発生回路30が出力する信号TSに達すると、比較器52によってロジック制御回路40のもう一方のフリップフロップがリセットされて、駆動トランジスタ1が非導通になる。
【0006】
このように、ロジック制御回路40のフリップフロップがセットされてからリセットされるまでの期間が、スイッチング動作のオンデューティ期間になる。フリップフロップがリセットされた後、U相、V相、W相コイル11,12,13のそれぞれを流れる電流は、その状態を維持しようとして駆動トランジスタ2及び駆動トランジスタ4のソース・ドレイン間に存在するダイオードを通って回生する。
【0007】
回生電流は電流検出抵抗7を通らないので、電流検出抵抗7に発生する電圧は、U相電流回生時にはV相電流I2により発生する電圧となり(期間T2)、U相、V相電流回生時にはゼロになる(期間T3)。回生電流は徐々に減少するが、再び基準パルスPIが入力されると、ロジック制御回路40のフリップフロップがセットされ、駆動トランジスタ1及び3を導通させて上記の過程を繰り返す。
【0008】
図11は、図10の期間T3における電流の経路を示す図である。図11において、U相電流I1は、回生電流としてダイオード2D、U相コイル11、W相コイル13、及びW相下アーム側トランジスタ6を流れ、V相電流I2は、回生電流としてダイオード4D、V相コイル12、W相コイル13、及びW相下アーム側トランジスタ6を流れている。
【0009】
このようにスイッチングを行って駆動電流と回生電流とを交互に流すようにした結果、トルク指令電圧TIに応じた最大値を有する図2のような台形波状のモータ相電流を、位置検出回路22の出力と同期させて所定のコイル負荷に流すことができる。以上のようなモータ駆動装置が、特許文献1に開示されている。
【0010】
次に、図10の期間TV1について、図9のモータ駆動装置の動作を説明する。図12は、図10の期間T91における電流の経路を示す図である。期間T91においては、V相電流I2は、V相上アーム側トランジスタ3、V相コイル12、W相コイル13、W相下アーム側トランジスタ6、及び電流検出抵抗7を流れる。一方、期間T91が開始するまでにU相電流I1が十分に減少していない場合には、U相電流I1は、U相下アーム側トランジスタ2が導通しても、このトランジスタ、U相コイル11、W相コイル13、及びW相下アーム側トランジスタ6を経由する回生電流として流れ続けてしまう。
【0011】
この場合、W相コイル13には、V相電流I2と、回生電流として流れるU相電流I1とが流れる。回生電流は電流検出抵抗7を通らないので、回生電流がゼロになるまでは、V相電流I2のみが電流検出抵抗7を流れ、V相電流I2は、トルク指令電圧TIに相当する大きさの電流を目標として増加する。このため、W相コイル13には、トルク指令電圧TIで決まる電流よりも回生電流の分だけ大きい電流が流れてしまう。
【0012】
【特許文献1】
特開2003−79182号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、図9のモータ駆動装置によると、モータの負荷が大きい場合等においては、誘起電圧等の影響により、電流が増加していくべき相の電流が増加しにくく、逆に電流が減少していくべき相の電流が減少しにくくなる。また、モータが高速回転を行っているときのように電気角60°に相当する期間が短い場合には、この期間に対するスイッチング周期の比が大きくなる。
【0014】
すると、モータに供給される相電流の位相が、ロータの位置を示す位置信号PSに対して遅れ、電流が減少していくべき相の電流が電気角60°の期間中にゼロまで減少しないので、モータにブレーキトルクが発生し、モータの効率が低下するという問題があった。
【0015】
また、電流を減少させるべき相の電流が電気角60°の期間中にゼロまで減少しないと、次の電気角60°の期間中において、トルク指令電圧TIにより決定される電流よりも大きな相電流が流れる期間が生じる。すると、駆動トランジスタ1〜6にその絶対最大定格を越える大きさの電流が流れる可能性があった。
【0016】
本発明は、モータが高速で回転するとき等、モータに供給される電流の位相が遅れやすい場合においても、スイッチング素子の故障やモータの効率の低下を防ぎ、モータを安定して動作させることができる、PWM制御によるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明が講じた手段は、直列に接続された上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子とを有する出力回路を複数備え、前記出力回路のそれぞれにおける上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子との接続点からモータに電流を供給するモータ駆動装置であって、前記複数の出力回路と直列に、かつ、共通に接続され、前記複数の出力回路に供給される電流を検出するための電流検出抵抗と、前記モータのロータの位置に応じた位置信号を出力する位置検出部と、前記複数の出力回路のうちのいずれか1つにおける1のスイッチング素子を前記位置信号に応じて選択し、所定の電気角に相当する期間において導通させるとともに、導通させる前記スイッチング素子が上アーム側スイッチング素子である場合は前記複数の出力回路の残りのいずれか複数における下アーム側スイッチング素子にスイッチング動作をさせ、導通させる前記スイッチング素子が下アーム側スイッチング素子である場合は前記複数の出力回路の残りのいずれか複数における上アーム側スイッチング素子にスイッチング動作をさせる通電相切換回路と、前記所定の電気角に相当する期間が区切られた複数の期間のそれぞれにおいて、前記スイッチング動作をさせるスイッチング素子のうち、複数のスイッチング素子を導通させる第1の期間と、前記第1の期間に導通させた複数のスイッチング素子のうちのいずれか1つを引き続き導通させる第2の期間とが存在するように、入力されたトルク指令信号及び前記電流検出抵抗に生じる電圧に応じて、前記通電相切換回路によるスイッチング動作を制御するスイッチング動作制御信号を生成し、出力する通電期間制御部とを備え、前記通電期間制御部は、前記所定の電気角に相当する期間において行われるスイッチング動作の回数が所定の値以下である場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子を非導通にするように、前記スイッチング動作制御信号を生成するものである。
【0018】
請求項1の発明によると、相電流を急激に異常増加させないようにするPWM制御を行うことができる。特に、ロータの位置を示す位置信号に対してモータに供給される電流の位相が遅れて、所定の電気角に相当する期間においてスイッチング素子をスイッチング動作させる回数が少なくなった場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子を非導通にするので、スイッチング素子にその絶対最大定格を越える大きさの電流が流れることがないようにすることができる。
【0019】
また、請求項2の発明では、請求項1に記載のモータ駆動装置において、前記通電期間制御部は、前記所定の電気角に相当する期間において、前記スイッチング動作をさせるスイッチング素子のうちのいずれかのスイッチング動作の回数を数え、その回数が所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するスイッチング回数監視回路を有するものである。
【0020】
請求項2の発明によると、スイッチング回数監視回路によって、所定の電気角に相当する期間におけるスイッチング素子のスイッチング動作の回数が所定の値以下であるか否かを検出することができる。
【0021】
また、請求項3の発明では、請求項1に記載のモータ駆動装置において、前記通電期間制御部は、前記所定の電気角に相当する期間において行われるスイッチング動作の回数が所定の値を越えるようになった場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子をもスイッチング動作させるように、前記スイッチング動作制御信号を生成するものである。
【0022】
請求項3の発明によると、所定の電気角に相当する期間においてスイッチング素子をスイッチング動作させる回数が再び増加した場合には、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子のスイッチング動作を再開させるので、モータを停止させることなく、相電流を急激に変化させないようにするPWM制御を再開することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態では、例として、モータ駆動装置が3相ブラシレスモータを駆動する場合について説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るモータ駆動装置、及びこれによって駆動されるモータを示すブロック図である。図1のモータ駆動装置は、U相、V相、W相上アーム側駆動トランジスタ1,3,5と、U相、V相、W相下アーム側駆動トランジスタ2,4,6と、ダイオード1D,2D,3D、4D,5D,6Dと、電流検出抵抗7と、ホール素子回路21と、位置検出回路22と、通電相切換回路23と、プリドライブ回路24と、通電期間制御部100とを備えている。
【0025】
通電期間制御部100は、相別トルク信号発生回路30と、ロジック制御回路40と、比較器51,52と、ANDゲート56と、スイッチング回数監視回路60とを備えている。モータ10は、U相コイル11と、V相コイル12と、W相コイル13とを備えている。ホール素子回路21と、位置検出回路22とは、位置検出部を構成している。
【0026】
駆動トランジスタ1〜6は、n形MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタであるとする。駆動トランジスタ1のソース及びドレインには、ダイオード1Dのアノード及びカソードがそれぞれ接続されている。同様に、駆動トランジスタ2〜6には、ダイオード2D〜6Dがそれぞれ接続されている。駆動トランジスタ1,3,5のドレインは電源VCCに接続され、駆動トランジスタ2,4,6のソースは電流検出抵抗7の一端に接続されている。電流検出抵抗7の他端は接地されている。駆動トランジスタ1〜6は、それぞれスイッチング素子として動作する。
【0027】
また、駆動トランジスタ1,2と、ダイオード1D,2Dとは、U相の出力回路を構成している。駆動トランジスタ3,4と、ダイオード3D,4Dとは、V相の出力回路を構成している。駆動トランジスタ5,6と、ダイオード5D,6Dとは、W相の出力回路を構成している。電流検出抵抗7は、これらの出力回路に供給される電流の和を検出することができる。
【0028】
ここでは、図1のモータ駆動装置がダイオード1D〜6Dを備えるとして説明したが、これに代えて、駆動トランジスタ1〜6のそれぞれが備える寄生ダイオードをダイオード1D〜6Dとして用いてもよい。すなわち、駆動トランジスタ1〜6のそれぞれに構造的にダイオードが存在していてもよい。
【0029】
駆動トランジスタ1のソースは、駆動トランジスタ2のドレインに接続され、更にモータ10のU相コイル11の一端に接続されている。駆動トランジスタ3のソースは、駆動トランジスタ4のドレインに接続され、更にモータ10のV相コイル12の一端に接続されている。駆動トランジスタ5のソースは、駆動トランジスタ6のドレインに接続され、更にモータ10のW相コイル13の一端に接続されている。U相コイル11の他端は、V相コイル12及びW相コイル13の他端に接続されている。
【0030】
ここで、駆動トランジスタ1,2からU相コイル11に向かって流れる電流をU相電流I1とする。同様に、駆動トランジスタ3,4からV相コイル12に向かって流れる電流をV相電流I2とし、駆動トランジスタ5,6からW相コイル13に向かって流れる電流をW相電流I3とする。また、駆動トランジスタ1〜6からコイル11〜13に向かって流れる電流を吐き出し電流、その反対の向きの電流を吸い込み電流と称する。吐き出し電流の向きを各相電流の正の向きとする。モータ10のコイル11〜13はY結線されているので、各相電流は対応するコイルに流れる電流に等しい。
【0031】
図2は、モータ10の各相電流I1〜I3の目標とする波形、及びその制御のために用いられる信号TI,TSを示すグラフである。図1のモータ駆動装置は、モータ10の各相電流I1〜I3が急激に変化しないように、図2のようにモータ10に対する電流の供給を制御する。図1のモータ駆動装置は、モータ10の電気角180°を例えば3分割し、分割された電気角に相当する期間毎に、すなわち、モータ10のロータがその分割された電気角に相当する角度だけ回転する毎に、通電相を切り替えながら、モータ10の電流を制御する。
【0032】
例えば図2の期間TU1は、電気角60°に相当する期間である。期間TU1では、U相電流I1は吐き出し電流であって、その大きさはほぼ一定である。また、V相電流I2は吸い込み電流であって、その大きさが時間tとともに次第に減少していく傾向を有している。W相電流I3は吸い込み電流であって、その大きさが時間tとともに0から次第に増加していく傾向を有している。そこで、期間TU1では、U相上アーム側駆動トランジスタ1を継続的に導通させる。また、V相電流I2及びW相電流I3が図2のようになるように、V相及びW相の下アーム側駆動トランジスタ4,6をスイッチング動作させ、これらの駆動トランジスタ4,6の導通期間と非導通期間とを制御する。
【0033】
図3は、図1の位置検出回路22及び相別トルク信号発生回路30に関する信号を示すグラフである。ホール素子回路21は、ホール素子21A,21B,21Cを備えている。ホール素子21A,21B,21Cのそれぞれは、モータ10のロータの位置を検出し、ホール素子出力S11,S12,S13を位置検出回路22に出力する。位置検出回路22は、ホール素子出力S11,S12,S13に基づいて位置信号S21,S22,S23及びPSを求める。
【0034】
すなわち、位置検出回路22は、ホール素子出力S11及びS12に基づいて、モータ10のロータ位置を示す位置信号S21を求める。ここでは例として、ホール素子出力S11とS12との差を位置信号S21とする(S21=S11−S12)。ホール素子出力S11及びS12は近似的な正弦波であり、ホール素子出力S11の位相がホール素子出力S12よりも120°進んでいるとき、位置信号S21の位相はホール素子出力S11よりも30°進んでいる。同様に、位置検出回路22は、位置信号S22,S23を例えばS22=S12−S13,S23=S13−S11によって求める。
【0035】
位置検出回路22は、求めた位置信号S21,S22,S23に基づいて位置信号PSを求める。位置信号PSは、位置信号S21が負から正に変化するときに立ち上がり、位置信号S23が正から負に変化するときに立ち下がるパルス、位置信号S22が負から正に変化するときに立ち上がり、位置信号S21が正から負に変化するときに立ち下がるパルス、及び位置信号S23が負から正に変化するときに立ち上がり、位置信号S22が正から負に変化するときに立ち下がるパルスを繰り返す信号である。
【0036】
更に、位置検出回路22は、位置信号PSのエッジのタイミングを示すパルスを位置信号PEとして求める。位置信号PEは、図3に示されているように、ホール素子出力S11,S12,S13の波形がクロスするタイミングを示している。位置検出回路22は、位置信号S21,S22,S23を通電相切換回路23に、位置信号PEを相別トルク信号発生回路30及びスイッチング回数監視回路60に出力する。
【0037】
相別トルク信号発生回路30は、位置信号PE、及びトルク指令電圧(トルク指令信号)TIに基づいて、電流検出抵抗7に流す電流の目標値に対応する電圧信号TSを生成し、これを比較器52の正入力端子に出力する。図2のように、信号TSは、位置信号PEのパルスで0にリセットされ、その後の時間に比例して大きくなり、その次の位置信号PEのパルスでトルク指令電圧TIに達して再び0にリセットされることを繰り返すノコギリ波状の信号である。信号TSの周期は、位置信号PEの周期、すなわち、モータ10の電気角60°の期間に等しい。
【0038】
比較器52の負入力端子には、電流検出抵抗7に生じる電圧(駆動トランジスタ2,4,6のソース電位)がモータ電流検出信号MCとして入力されている。比較器51の正入力端子には、モータ駆動装置の外部からトルク指令電圧TIが入力され、負入力端子には、モータ電流検出信号MCが入力されている。比較器51,52は、それぞれの出力信号CP1,CP2をロジック制御回路40に与えている。
【0039】
図4は、図1のロジック制御回路40の構成の例を示す回路図である。ロジック制御回路40は、RSフリップフロップ41,42と、遅延回路43と、インバータ44,45と、NANDゲート46とを備えている。インバータ44,45と、NANDゲート46とは、ロジック回路49を構成している。
【0040】
ロジック制御回路40には、更に基準パルスPIがモータ駆動装置の外部から入力されている。ロジック制御回路40は、駆動トランジスタ1〜6のうち、スイッチング動作させるものを導通させる期間を規定するスイッチング動作制御信号F1A,及びF2を生成して、ANDゲート56及び通電相切換回路23にそれぞれ出力する。
【0041】
図5は、図1のスイッチング回数監視回路60の構成の例を示す回路図である。スイッチング回数監視回路60は、カウンタ62と、Dフリップフロップ64とを備えている。図6は、スイッチング回数監視回路60の入出力信号の例を示すグラフである。
【0042】
図5及び図6を参照して説明する。カウンタ62は、位置信号PEのパルスが入力されると、そのカウント値をリセットし、出力CNを“L”にしてDフリップフロップ64に与える。カウンタ62は、比較器51の出力信号CP1が“H”から“L”に変化する回数を数え、カウント値が所定の数(例えば“3”)に達すると、出力CNを“H”にする。Dフリップフロップ64は、位置信号PEのパルスが入力されると、その直前のカウンタ62の出力CNをスイッチング停止信号SCとして出力する(“H”,“L”は、それぞれ論理的な高電位及び低電位を表す)。
【0043】
すなわち、スイッチング回数監視回路60は、所定の電気角(例えば60°)に相当する期間(位置信号PEのパルスからその次のパルスまでの期間)において、比較器51が出力を“L”に変化させる回数を数える。そして、得られた回数が所定の回数(例えば3回)に達している場合には、その次の所定の電気角に相当する期間においてスイッチング停止信号SCを“H”にし(図6の期間TC2,TC4)、達していない場合には“L”にして(図6の期間TC3)、ANDゲート56に出力する。
【0044】
ANDゲート56は、スイッチング停止信号SCが“H”の場合には、スイッチング動作制御信号F1Aをそのまま、スイッチング動作制御信号F1として通電相切換回路23に出力し、スイッチング停止信号SCが“L”の場合には、スイッチング動作制御信号F1を“L”にする。
【0045】
通電相切換回路23は、位置信号S21,S22,S23及び制御信号F1,F2に基づいて、駆動トランジスタ1〜6のうち導通させるべきものを選択し、選択されたものを導通させるようにプリドライブ回路24に指令する。プリドライブ回路24は、通電相切換回路23の出力に従って駆動トランジスタ1〜6のゲートに信号を出力し、駆動トランジスタ1〜6の導通/非導通を制御する。
【0046】
図7は、図1のモータ駆動装置が通常の動作をしている場合における、通電期間制御部100に関する信号、及びモータ10の相電流を示すグラフである。図7は、図2における期間TW2及びTV1を拡大して示している。図7においては、グラフの上方は、U相電流I1及びV相電流I2については吐き出し電流が増大する向き、W相電流I3については吸い込み電流が増大する向きである。
【0047】
図4、図5、及び図7を参照して、図1のモータ駆動装置の動作について説明する。図7のように、基準パルスPIはほぼ一定の周期のパルス信号であり、この周期がPWM制御の周期の基準となる。
【0048】
位置信号PEのパルスが入力されると、電気角60°に相当する期間TW2が始まり、カウンタ62がリセットされる。このとき、スイッチング回数監視回路60が出力するスイッチング停止信号SCは“H”であるとする。図4のRSフリップフロップ41,42のセット端子には、基準パルスPIが入力されている。基準パルスPIが立ち下がると、RSフリップフロップ41,42はセットされるので、制御信号F1A,F2はともに“H”となる。スイッチング停止信号SCは“H”であるので、制御信号F1も“H”となる。
【0049】
遅延回路43は、制御信号F1Aに一定の遅延を与えてインバータ44に出力する。制御信号F1Aが“H”であるので、インバータ44の出力は“L”になる。このとき、比較器52の出力信号CP2のレベルに関わりなく、NANDゲート46の出力は“H”であり、RSフリップフロップ42はリセットされない。
【0050】
通電相切換回路23は、位置信号S21,S22,S23に基づいて、現在、図2の期間TW2内であると判定しているとする。図2に示されているように、この期間TW2は、W相電流I3を大きさがほぼ一定の吸い込み電流とする期間である。期間TW2において、W相電流I3は唯一の吸い込み電流であるので、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ6を継続的に導通させている。U相電流I1及びV相電流I2は吐き出し電流であって、その大きさを変化させる必要があるので、通電相切換回路23は、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ1,3にスイッチング動作を行わせる。期間TW2においては、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ1を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ3を導通させる。駆動トランジスタ2,4,5は非導通にする。
【0051】
制御信号F1,F2がともに“H”になると、第1の期間T1が始まり、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ1,3を導通させる。この期間においては、U相コイル11及びV相コイル12をそれぞれ流れるU相電流I1及びV相電流I2が、ともにW相コイル13を経由して電流検出抵抗7を流れる。電流検出抵抗7には、これを流れる電流の大きさに比例した電圧が生じ、この電圧がモータ電流検出信号MCとして比較器51,52の負入力端子に入力される。
【0052】
モータ電流検出信号MCが徐々に高くなり、モータ電流検出信号MCの電圧がトルク指令電圧TIに達すると、比較器51は出力信号CP1を“L”に変化させる。すると、RSフリップフロップ41はリセットされ、その出力を“L”に変化させるので、制御信号F1A,F1が“L”になる(図7参照)。遅延回路43は、制御信号F1Aに一定の遅延を与えてインバータ44に出力する。すると、インバータ44の出力が“H”になるので、比較器52の出力信号CP2のレベル変化に応じてRSフリップフロップ42がリセットされるようになる。また、カウンタ62は、カウント値を1だけ増大させる。
【0053】
制御信号F1,F2がそれぞれ“L”,“H”になると、期間T1が終了して第2の期間T2が始まる。この期間において、通電相切換回路23は駆動トランジスタ1を非導通にし、駆動トランジスタ3は導通させたままにする。すなわち、期間TW2において電流の大きさを減少させるべきU相の駆動トランジスタ1を、駆動トランジスタ3よりも先に非導通にする。すると、U相コイル11には、ダイオード2D及び駆動トランジスタ6を経由して回生電流が流れる。この回生電流は、電流検出抵抗7には流れないので、V相コイル12に流れている電流のみが電流検出抵抗7に流れる。このため、U相コイル11の電流の影響を受けることなくV相コイル12の電流を検出することができる。駆動トランジスタ1が非導通になると、モータ電流検出信号MCは直ちに減少するので、比較器51は、出力信号CP1として非常に短いパルスを出力することになる。
【0054】
駆動トランジスタ3及び6は引き続き導通しているので、V相コイル12の電流は増大を続ける。U相コイル11の電流が電流検出抵抗7に流れなくなるので、モータ電流検出信号MCは一旦小さくなるが、その後、電流検出抵抗7に流れる電流は増大する。モータ電流検出信号MCの電圧が、相別トルク信号発生回路30が出力する信号TSの電圧に到達すると、比較器52は出力信号CP2を“L”にする。すると、NANDゲート46の出力が“L”になり、RSフリップフロップ42がリセットされ、制御信号F2が“L”になる(図7参照)。
【0055】
制御信号F1,F2がともに“L”になると、期間T2が終了して第3の期間T3が始まる。この期間において、通電相切換回路23は駆動トランジスタ1及び3を非導通にする。すると、V相コイル12には、ダイオード4Dを経由して回生電流が流れる。この回生電流は、電流検出抵抗7には流れないので、U相コイル11及びV相コイル12に回生電流が流れる期間T3においては、モータ電流検出信号MCの電圧がゼロになる。
【0056】
期間T3は、次の基準パルスPIが入力されるまで続き、その後、同様に期間T1〜T3の動作を繰り返す。カウンタ62は、比較器51の出力信号CP1が“L”になる毎に、カウント値を1ずつ増大させる。このように、比較器51の出力信号CP1が“L”に変化する回数は、スイッチング動作をする駆動トランジスタ1,3のスイッチング回数に等しい。
【0057】
図7の場合、期間TW2が終了するとき、カウンタ62のカウント値は“3”、その出力CNは“H”になっている。このため、その次の電気角60°に相当する期間TV1が始まるとき、スイッチング回数監視回路60が出力するスイッチング停止信号SCは“H”となる。したがって、期間TV1においては、ロジック制御回路40が出力する制御信号F1Aは、期間TW2と同様に、そのままスイッチング動作制御信号F1として通電相切換回路23に与えられる。
【0058】
期間TU1,TV1,TW1,TU2,TV2における図1のモータ駆動装置の動作は、それぞれ次の点を除き、期間TW2における動作と同様である。
【0059】
U相電流I1を大きさがほぼ一定の吐き出し電流とする期間TU1においては、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ1を継続的に導通させ、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ4,6のそれぞれにスイッチング動作を行わせる。すなわち、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ4を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ6を導通させる。駆動トランジスタ2,3,5は非導通にする。
【0060】
V相電流I2を大きさがほぼ一定の吐き出し電流とする期間TV1においては、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ3を継続的に導通させ、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ6,2のそれぞれにスイッチング動作を行わせる。すなわち、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ6を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ2を導通させる。駆動トランジスタ1,4,5は非導通にする。
【0061】
W相電流I3を大きさがほぼ一定の吐き出し電流とする期間TW1においては、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ5を継続的に導通させ、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ2,4のそれぞれにスイッチング動作を行わせる。すなわち、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ2を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ4を導通させる。駆動トランジスタ1,3,6は非導通にする。
【0062】
U相電流I1を大きさがほぼ一定の吸い込み電流とする期間TU2においては、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ2を継続的に導通させ、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ3,5のそれぞれにスイッチング動作を行わせる。すなわち、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ3を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ5を導通させる。駆動トランジスタ1,4,6は非導通にする。
【0063】
V相電流I2を大きさがほぼ一定の吸い込み電流とする期間TV2においては、通電相切換回路23は、駆動トランジスタ4を継続的に導通させ、制御信号F1,F2に従って駆動トランジスタ5,1のそれぞれにスイッチング動作を行わせる。すなわち、通電相切換回路23は、制御信号F1が“H”のときに駆動トランジスタ5を導通させ、制御信号F2が“H”のときに駆動トランジスタ1を導通させる。駆動トランジスタ2,3,6は非導通にする。
【0064】
図8は、図1のモータ駆動装置において、所定の電気角に相当する期間内のスイッチングの回数が減少している場合の、通電期間制御部100に関する信号、及びモータ10の相電流を示すグラフである。モータ10の負荷が大きくてコイルに流す必要がある電流が大きく、電流が目標値に達するのに時間がかかる場合や、モータ10のロータが高速で回転している場合には、図8のように所定の電気角に相当する期間内のスイッチングの回数が減少する。図8も、図2における期間TW2及びTV1を拡大して示している。
【0065】
図5〜図8を参照して、図8の場合における図1のモータ駆動装置の動作について説明する。 この場合の図1のモータ駆動装置の動作は、期間TW2においては図7の場合とほぼ同様である。ただし、図8の場合は、図7の場合よりも期間TW2におけるスイッチングの回数が少なくなっている。また、U相電流I1は、期間TW2においてその大きさが減少していくが、期間TV1における最初の基準パルスPIが入力される時点でも、値がゼロに達していない。
【0066】
図8の場合、期間TW2における駆動トランジスタ1及び3のスイッチング回数(比較器51の出力信号CP1が“L”に変化する回数)は、“2”である。期間TV1が開始したときに、カウンタ62のカウント値は“2”であるので、スイッチング回数監視回路60は、スイッチング停止信号SCを“L”にする(図6の期間TC3に相当する)。すると、ANDゲート56は、スイッチング動作制御信号F1を“L”に固定する。このため、通電相切換回路23は、期間TV1において電流の大きさを減少させるべきW相の駆動トランジスタ6を、非導通に保つ。
【0067】
したがって、U相電流I1及びV相電流I2がW相コイル13を流れることがなくなる。このため、図12のように、回生電流として流れるU相電流I1と、V相電流I2との和が所定の値を超え、これらの電流がW相の駆動トランジスタ6を流れることによって、この駆動トランジスタが劣化してしまうことを避けることができる。また、電流の大きさを減少させるべきW相の電流が期間TW2においてゼロまで減少するので、モータにブレーキトルクが発生してモータの効率が低下する現象を避けることができる。
【0068】
期間TV1においては、電流の大きさを増加させるべきU相の駆動トランジスタ2が導通するが、この相は、電流の大きさを減少させるべき相よりも誘起電圧の影響が少ないので、相電流が増加しやすくなっている。
【0069】
また、モータ10の負荷が減少した場合には、相電流の値がトルク指令電圧TIに対応する値に達するまでの時間が短くなり、モータ10のロータの回転が遅くなった場合には、所定の電気角に相当する期間に対するスイッチング周期の比が小さくなるので、いずれの場合もこの期間内のスイッチングの回数が増加する。
【0070】
駆動トランジスタ2は、スイッチング動作制御信号F2に従って、期間TV1内の期間T4においては導通し、期間T5においては非導通になる。期間TV1においては、駆動トランジスタ2のスイッチング回数(比較器51の出力信号CP1が“L”に変化する回数)が“3”になっている。カウンタ62のカウント値が“3”に達するので、期間TV1の次の期間TU2が開始したときに、スイッチング回数監視回路60は、スイッチング停止信号SCを“H”にする(図6の期間TC4に相当する)。すると、ANDゲート56は、ロジック制御回路40が出力するスイッチング動作制御信号F1Aをそのまま、スイッチング動作制御信号F1として通電相切換回路23に出力するようになる。
【0071】
このため、通電相切換回路23は、期間TV1の次の期間TU2(図2参照)においては、電流の大きさを減少させるべきV相の駆動トランジスタ3を期間TV1におけるW相の駆動トランジスタ6のように非導通に保つことはせず、スイッチング動作をさせる。したがって、図1のモータ駆動装置は、図7を参照して説明したような通常の動作を再び行うことができる。
【0072】
なお、以上の実施形態においては、電気角180°を3分割したものに相当する期間における駆動トランジスタのスイッチング動作の回数を数える場合について説明をしたが、より細かく、例えば電気角180°を6分割したものに相当する期間において数えるようにしてもよい。
【0073】
また、スイッチング回数監視回路60が、所定の電気角に相当する期間における駆動トランジスタのスイッチング回数が3回に達したか否かに応じて出力のレベルを変化させる場合について説明したが、より多くの回数に達したか否かに応じて出力のレベルを変化させるようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】
本発明によると、モータの負荷が大きい場合や、モータが高速で回転している場合等、モータの電流の位相が遅れやすい場合であっても、駆動トランジスタ等のスイッチング素子に所定の値を越える電流が流れないようにすることができるので、スイッチング素子の劣化を防ぐことができる。また、モータの電流の位相が大きく遅れないようにすることができるので、モータの効率が著しく低下する現象も避けることできる。更に、複雑な回路を必要としないので、モータを安定して動作させることが低コストで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るモータ駆動装置、及びこれによって駆動されるモータを示すブロック図である。
【図2】モータの各相電流の目標とする波形、及びその制御のために用いられる信号を示すグラフである。
【図3】図1の位置検出回路及び相別トルク信号発生回路に関する信号を示すグラフである。
【図4】図1のロジック制御回路の構成の例を示す回路図である。
【図5】図1のスイッチング回数監視回路の構成の例を示す回路図である。
【図6】スイッチング回数監視回路の入出力信号の例を示すグラフである。
【図7】図1のモータ駆動装置が通常の動作をしている場合における、通電期間制御部に関する信号、及びモータの相電流を示すグラフである。
【図8】図1のモータ駆動装置において、所定の電気角に相当する期間内のスイッチングの回数が減少している場合の、通電期間制御部に関する信号、及びモータの相電流を示すグラフである。
【図9】従来のモータ駆動装置、及びこれによって駆動されるモータを示すブロック図である。
【図10】図9のモータ駆動装置によって駆動されるモータの相電流等を示すグラフである。
【図11】図10の期間T3における電流の経路を示す図である。
【図12】図10の期間T91における電流の経路を示す図である。
【符号の説明】
1〜3 上アーム側駆動トランジスタ(上アーム側スイッチング素子)
4〜6 下アーム側駆動トランジスタ(下アーム側スイッチング素子)
1D〜6D ダイオード
7 電流検出抵抗
10 モータ
11 U相コイル
12 V相コイル
13 W相コイル
21 ホール素子回路
22 位置検出回路
23 通電相切換回路
24 プリドライブ回路
30 相別トルク信号発生回路
40 ロジック制御回路
51,52 比較器
60 スイッチング回数監視回路
100 通電期間制御部

Claims (3)

  1. 直列に接続された上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子とを有する出力回路を複数備え、前記出力回路のそれぞれにおける上アーム側スイッチング素子と下アーム側スイッチング素子との接続点からモータに電流を供給するモータ駆動装置であって、
    前記複数の出力回路と直列に、かつ、共通に接続され、前記複数の出力回路に供給される電流を検出するための電流検出抵抗と、
    前記モータのロータの位置に応じた位置信号を出力する位置検出部と、
    前記複数の出力回路のうちのいずれか1つにおける1のスイッチング素子を前記位置信号に応じて選択し、所定の電気角に相当する期間において導通させるとともに、導通させる前記スイッチング素子が上アーム側スイッチング素子である場合は前記複数の出力回路の残りのいずれか複数における下アーム側スイッチング素子にスイッチング動作をさせ、導通させる前記スイッチング素子が下アーム側スイッチング素子である場合は前記複数の出力回路の残りのいずれか複数における上アーム側スイッチング素子にスイッチング動作をさせる通電相切換回路と、
    前記所定の電気角に相当する期間が区切られた複数の期間のそれぞれにおいて、前記スイッチング動作をさせるスイッチング素子のうち、複数のスイッチング素子を導通させる第1の期間と、前記第1の期間に導通させた複数のスイッチング素子のうちのいずれか1つを引き続き導通させる第2の期間とが存在するように、入力されたトルク指令信号及び前記電流検出抵抗に生じる電圧に応じて、前記通電相切換回路によるスイッチング動作を制御するスイッチング動作制御信号を生成し、出力する通電期間制御部とを備え、
    前記通電期間制御部は、
    前記所定の電気角に相当する期間において行われるスイッチング動作の回数が所定の値以下である場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子を非導通にするように、前記スイッチング動作制御信号を生成するものである
    モータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動装置において、
    前記通電期間制御部は、
    前記所定の電気角に相当する期間において、前記スイッチング動作をさせるスイッチング素子のうちのいずれかのスイッチング動作の回数を数え、その回数が所定の値以下であるか否かを示す信号を出力するスイッチング回数監視回路を有するものである
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 請求項1に記載のモータ駆動装置において、
    前記通電期間制御部は、
    前記所定の電気角に相当する期間において行われるスイッチング動作の回数が所定の値を越えるようになった場合には、その次の所定の電気角に相当する期間において、電流の大きさを減少させるべき相に対応するスイッチング素子をもスイッチング動作させるように、前記スイッチング動作制御信号を生成するものである
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
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