JP2004360270A - 水漏れ部からの集水治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定箇所に通水口hが開設されるフラット形状の軟質シート2の通水口h部分の裏面側に軟質素材の筒部3を固着して筒内と通水口hを連通させ、この筒部3にジョイント部材4の挿し込み部4sを挿し込み自在にすると同時に、他端側の挿し込み部4sに軟質素材の排水ホース5を接続自在にする。そして漏水部の周囲に軟質シート2の周縁部を固定するにあたり、シート2の張りに余裕を持たせて固定する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトンネルや建築物の天井部等の壁面から水漏れが生じるときの集水治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばトンネル工事やビル工事等において、水漏れが生じた場合に漏水部を手当てする技術として、水密性の可撓性合成樹脂シートに通水口と傾斜を形成した雨滴受部と、通水口に接続される排出管を備えた治具を準備し、漏水部の周囲に雨滴受部の周縁部を固定して雨滴受部で滴下する漏水を受けとめて通水口に集め、排出管から排出するような技術(例えば、特許文献1参照。)とか、底面、側面、後側面に留めしろを形成した軟質素材の本体の後側面に排出口を設け、漏水部の周囲に本体を固定して集水、排出するような技術(例えば、特許文献2参照。)等が知られている。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−94045号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3083251号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような技術は、いずれも漏水を受ける雨滴受部または本体を作製するにあたり、傾斜部や、側面部を形成して、雨滴受部または本体で受けとめた水がスムーズに通水口や排出口に導かれ、また外部に漏出することがないようにされているため、作製に手間がかかるとともに、製作コストもかかるという問題がある。
また、排出口等と排水ホースとの接続部が単にホースを挿し込むだけの接続構造の場合、排水ホースに人が触れたりすると外れやすいという問題もある。
更に、場所が制約される等によって排水ホースの長さや径を変えたいような場合でも容易に対応出来ないという問題もある。
【0005】
そこで本発明は、工事現場だけでなく、既設のトンネル、地下道、地下室、一般住宅等においても、水漏れ部からの漏水を集めて排水するような集水治具を、より簡単な構造で作製できるようにし、また、排水管が外れにくいようにするとともに、必要に応じて排水管の長さや径を容易に変更できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、所定箇所に通水口が開設されるフラット形状の軟質シートと、この軟質シートの通水口部分の裏面側に固着される軟質素材の筒部と、この筒部にジョイントを介して接続自在な排水管を設け、このジョイントの筒部への挿し込み部には、抜け止め用の突起を形成するようにした。
【0007】
そして、フラット形状の軟質シートの張りに余裕を持たせた状態で、その周縁部を漏水部の周囲に固定すれば、筒部や排水管の自重によってシートが撓み、シート上に滴下する水が自然に通水口に導かれるようになる。
そしてフラット形状のシートを用いることにより、シートに傾斜を設けたり、側面を設けたりするような手間がかからず、また、筒部の取着作業も容易となり、極めて簡単に作製することが出来る。また、漏水部の面積等に応じて自由なサイズの軟質シートを選定できるとともに、軟質シートがフラットであるため、収納性等も良好となる。
因みに、このような軟質シートとしては、例えば軟質のポリ塩化ビニルやポリエチレンやポリプロピレン素材等の厚み0.2〜0.8mm程度のものが好ましい。
【0008】
また、軟質素材の筒部へ排水管のジョイントを接続する際、抜け止め用の突起が形成されているため、地下道等で排水管に人が触れても、排水管が外れにくいものとなっている。
【0009】
また本発明では、前記ジョイントと排水管を別体構造とし、前記排水管を軟質素材から構成するとともに、この排水管の端部内に挿し込まれるジョイントの挿し込み部には、抜け止め用の突起を形成するようにした。
【0010】
このように、ジョイントと排水管を別体構造にすれば、例えば排水管の長さを変えたい場合でも容易に対応することができ、また配水管の径を変えたい場合には、それに合わせたジョイントに変えることで容易に対応可能となる。
また、ジョイントと排水管の接続に抜け止め作用を持たせることにより、排水管が外れにくくなっている。
更に、収納時等においても、軟質シートとジョイントと排水管の三者に分解出来るため、収納しやすくなる。
【0011】
因みに、前記フラットな軟質シートを、透明または半透明素材から構成すれば、例えばトンネル内の照明部分から漏水が生じているようなときに、照明部分の上からシートを取り付けて水を受けるようにしても照明効果が損なわれることがなく、便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は同集水治具の全体図で、(a)は側面図、(b)は平面図、図2は同分解斜視図、図3は本発明に係る集水治具を漏水部周辺に固定した状態の説明図である。
【0013】
本発明に係る水漏れ部からの集水治具は、例えばトンネルや建造物の天井等から漏水があったような場合でも、この漏水を集めて所定箇所に排水できるような治具をより簡単な構造で作製できるようにされ、また、受部から排水管が外れにくくなるようにされるとともに、必要に応じて排水管の径を容易に変更できるようにされており、受部としてフラット形状の軟質シートを使用するようにしている。
【0014】
すなわち、本発明に係る水漏れ部の集水治具1は、図1及び図2に示すように、フラット形状の軟質シート2と、この軟質シート2に開設される通水口hの裏面側に固着されて通水口hと連通状態にされる軟質素材の筒部3と、この筒部3にジョイント部材4を介して接続自在な排水管としての軟質素材の排水ホース5を備えている。
【0015】
前記軟質シート2は、例えば軟質のポリ塩化ビニルやポリエチレンやポリプロピレン素材等の厚み0.2〜0.8mm程度ものが好ましく、本実施例では厚み0.3mm程度の透明な軟質塩ビフィルムを使用し、難燃性で且つ帯電防止性のあるフィルムとしている。また、形状は本実施例の場合、矩形状とし、サイズは各種事態に対応し得るよう各種サイズのものを準備しているが、矩形状に限られずその他の任意の形状にすることが出来る。
そして、シート2の中間部付近に通水口hを開設するとともに、シート2の周縁部に、必要に応じて例えばハトメ等の固定手段を設ける。
【0016】
軟質素材の筒部3は、軟質のポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ゴム等の素材が使用されており、軟質シート2の通水口hの裏側に、高周波融着、超音波溶着、熱融着等により固着されている。そして、筒部3の筒内が通水口hに連通せしめられている。
【0017】
前記ジョイント部材4は、両端部に挿し込み部4sを有するとともに、硬質の樹脂素材から構成され、挿し込み部4sの先端部には、先端側に向って先細りとなるテーパ部tと突起pが形成されている。そして、このジョイント部材4の一端側の挿し込み部4sを筒部3内の一定の位置まで挿入すると、突起pの作用によって抜け止め作用が発揮されるようにしている。
【0018】
前記排水ホース5は、軟質塩化ビニルやゴム等の素材が使用され、ジョイント部材4の他端側がホース内5に挿し込み可能にされている。そして、ジョイント部材4の挿し込み部4sをホース5内に挿し込むと、突起pの部分のホース5が膨らんで突起pに引っ掛かるようになって抜け止め作用が発揮されるようにしている。
【0019】
以上のような集水治具1の作用等について説明する。
例えばトンネルの天井部等の壁面から漏水があった場合、軟質シート2と一体の筒部3に、ジョイント部材4の一端側の挿し込み部4sを挿し込み、図3に示すように、漏水部周囲を取り囲むような状態で軟質シート2を位置決めした後、シート2の張りに余裕を持たせてその周縁部を固定する。
このシート2の固定は、シート2の周縁部にハトメを設けているときは、天井部等に鉤具を取り付けて引掛けるようにしても良く、接着テープや粘着テープ等で周縁部を固定しても良く、その他の手段で固定しても良い。
そして、ジョイント部材4の他端側の挿し込み部4sに、排水ホース5を接続すれば、取り付けが完了する。
【0020】
すると、筒部3と排水ホース5の重量により、通水口hの位置が低位となるようにシート2が撓み、滴下する水が自然に通水口hに集まるようになって、排水ホース5を通して漏水が排水される。
この際、軟質シート2が透明素材であるため、照明付近の近傍から漏水があったような場合でも、照明箇所を気にせずに軟質シート2を固定することが可能である。また、軟質シート2に帯電防止性のシートを使用することで、一定期間使用してもほこり等の付着がなく、美観を損ねるようなことがない。
【0021】
尚、排水ホース5の径を変えたいような場合、両端の挿し込み部4sの径が異なるジョイント部材4に取り換えることにより、容易に対応することができ、また、排水ホース5の長さを変更したい場合にも容易に対応出来る。
また、ジョイント部材4と筒部3の接続、及びジョイント部材4と排水ホース5の接続が、ジョイント部材4の突起pによって容易に抜け出ないようにされているため、狭い場所等で人が触っても排水ホース5が容易に外れるような不具合はない。
【0022】
また、この集水治具1を保管する時は、ジョイント部材4と排水ホース5を外すことにより、コンパクトに纏めることが出来、便利である。
【0023】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、軟質シート2の形状や厚み等は任意であり、また、漏水箇所は水平な天井壁部分だけでなく、斜めの天井壁部分でも適用可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る集水治具は、通水口が開設されるフラット形状の軟質シートの通水口部分の裏面側に軟質素材の筒部を固着し、この筒部にジョイントを介して接続自在な排水管を設け、このジョイントの筒部への挿し込み部に、抜け止め用の突起を形成するようにしたため、シート自体に傾斜を設けたり、側面を設けたりするような手間がかからず、また、筒部の取着作業も容易となり、極めて簡単に作製することが出来る。
また、軟質シートと排水管が別体となっているため、シートの取付作業も容易に行うことができる。
【0025】
また、軟質素材の筒部へ接続されるジョイントに抜け止め用の突起が形成されているため、例えば狭い場所等で人が触れても、排水管が外れにくく、水漏れが生じない。
そして、ジョイントと排水管を別体構造とし、排水管を軟質素材から構成するとともに、この排水管の端部内に挿し込まれるジョイントの挿し込み部に、抜け止め用の突起を形成すれば、例えば排水管の長さを変えたい場合でも容易に対応することができ、また配水管の径を変えたい場合には、それに合わせたジョイントに変えることで容易に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同集水治具の全体図で、(a)は側面図、(b)は平面図
【図2】同分解斜視図
【図3】本発明に係る集水治具を漏水部周辺に固定した状態の説明図
【符号の説明】
1…集水治具、2…軟質シート、3…筒部、4…ジョイント部材、4s…挿し込み部、5…排水ホース、h…通水口、p…突起。
Claims (2)
- 所定箇所に通水口が開設されるフラット形状の軟質シートと、この軟質シートの通水口部分の裏面側に固着される軟質素材の筒部と、この筒部にジョイントを介して接続自在な排水管を備え、このジョイントの筒部への挿し込み部には、抜け止め用の突起が形成されていることを特徴とする水漏れ部からの集水治具。
- 前記ジョイントと排水管は別体構造にされ、前記排水管は軟質素材から構成されるとともに、この排水管の端部内に挿し込まれるジョイントの挿し込み部には、抜け止め用の突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水漏れ部からの集水治具。
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| JP2003158834A JP2004360270A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 水漏れ部からの集水治具 |
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Cited By (5)
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2003
- 2003-06-04 JP JP2003158834A patent/JP2004360270A/ja active Pending
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