JP2004359159A - 車両用シート格納構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納を可能とする。
【解決手段】シート10を格納するシート格納凹部24の前部24Aが、通常使用位置にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしている。また、シートバック14をシートクッション12上に前倒しし、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除すると、シート10の脚部を構成するリンク機構30によって、シート10が車体後方へ引き倒し可能となっており、格納位置では、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90にロック装置60が係合し、シート10を格納位置に保持するようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】シート10を格納するシート格納凹部24の前部24Aが、通常使用位置にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしている。また、シートバック14をシートクッション12上に前倒しし、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除すると、シート10の脚部を構成するリンク機構30によって、シート10が車体後方へ引き倒し可能となっており、格納位置では、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90にロック装置60が係合し、シート10を格納位置に保持するようになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シート格納構造に関し、特に、自動車等の車両のシートに使用される車両用シート格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シート格納構造においては、シートクッションの後端部をシート格納凹部の前側にて前後方向へ回動可能に支持し、折畳まれた状態のシートを後方へ回動してシート格納凹部に収納するための支持機構を備え、シート格納凹部の前側に設けた取付ブラケットと、取付ブラケットに下端部を連結して後方へ上方傾斜して延び上端部をシートクッションの後端部に連結した第1リンクと、取付ブラケットの第1リンクの連結部位より後方に下端部を連結して第1リンクに交差して前方へ上方傾斜して延び上端部をシートクッションの後端部の第1リンクの連結部位より前方に連結した第2リンクと、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−239869号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両用シート格納構造においては、シート格納凹部が、シートクッションの通常使用位置に対して、車体後方側に位置している。この結果、シート後方のシート格納スペースの前後長が長くなる。このため、シートの車体後方側にシート格納凹部を形成するための広いスペースが必要になる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能な車両用シート格納構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両用シート格納構造は、シートクッションの上に前倒し可能とされたシートバックと、
車体フロアに形成され、前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバックラップするシート格納凹部と、
前記シートクッションと前記シート格納凹部とを連結しシート脚部を構成すると共に前記シートクッションを通常使用位置と前記シート格納凹部とへ移動するリンク機構と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、シートを格納する際には、シートバックをシートクッションの上に前倒しすると共に、シートクッションとシート格納凹部とを連結しシート脚部を構成するリンク機構によって、シートクッションを通常使用位置から車体フロアに形成されたシート格納凹部へ移動する。この際、シート格納凹部は、その前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバーラップする位置に形成されている。このため、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能となる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート格納構造において、前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置に保持するための第1ストライカと、
前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を格納位置に保持するための第2ストライカと、
前記リンク機構に配設され前記第1ストライカと前記第2ストライカとに係合可能とされたロック手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、シートを通常使用位置または簡易タンブル位置に保持する場合には、リンク機構に配設されたロック手段をシート格納凹部に配設された第1ストライカに係合し、シートを格納位置に保持する場合には、リンク機構に配設されたロック手段をシート格納凹部に配設された第2ストライカに係合する。この結果、共通のロック手段によって、シート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置とシート格納凹部とに保持できる。このため、構成が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用シート格納構造の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0012】
図1に示される如く、本実施形態における車両用シート10は、自動車に装備され、5対5、6対4等に分割された3列目シートであり、シートクッション12の後方にシートバック14が前後方向へ回動自在に取付けられている。具体的には、シートバック14の下部には、シートバック14の回動中心となるリクライニング軸18が配設されており、リクライニング軸18は、シートクッション12のフレーム20に回動可能に支持されている。
【0013】
車体のフロア22の後部にはシート格納凹部24が形成されており、シート格納凹部24の前部24Aは、通常使用位置(図1の位置)にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしている。即ち、シートクッション12の前後長L1とシート格納凹部24の前後長L2とのオーバックラップ量がL3となっている。なお、通常使用位置では、シートクッション12の前端下部12Bは、フロア22に形成された凸部22A上に載置されている。
【0014】
また、シートクッション12とシート格納凹部24の底部24Bとは、シート10の脚部を構成するリンク機構30で連結されている。
【0015】
図2に示される如く、リンク機構30は、それぞれ左右一対の第1リンク32、第2リンク34、第3リンク36、第4リンク38を備えている。
【0016】
第1リンク32は前脚部となっており、下端部32Aがシート格納凹部24の底部24Bの前端部近傍に固定したブラケット40に車幅方向に沿って配設したピン42によって前後方向へ回転可能に軸支されている。また、第1リンク32の上端部32Bには、左右の第1リンク32を連結する軸44が架設されており、この軸44の両端部には、第3リンク36の後端部36Aが回転可能に軸支されている。
【0017】
第3リンク36の前端部36Bには、左右の第3リンク36を連結する軸46が架設されており、図1に示される如く、軸46はシートクッション12の前端下部12Bに回転可能に軸支されている。
【0018】
図2に示される如く、第2リンク34の下端部34Aは、シート格納凹部24の底部24Bに配設されたストライカ48に車体前後方向に回転可能且つ着脱可能に係合されており、第2リンク34の下端部近傍には、左右の第2リンク34を連結する軸50が架設されている。また、第2リンク34の上端部34Bには、左右の第2リンク34を連結する軸52が架設されており、図1に示される如く、軸52はシートクッション12の後端部12Cに回転可能に軸支されている。
【0019】
図2に示される如く、第4リンク38の前端部38Aには、、左右の第4リンク38を連結する軸54が架設されており、軸54の両端部は左右の第1リンク32の長手方向中央部32Cに回転可能に軸支されている。また、左右の第1リンク32の長手方向中央部32Cにはロック手段としてのロック装置60が、それぞれ固定されている。
【0020】
図3に示される如く、ロック装置60は略円形の基板62を備えており、基板62の外周部には、シート格納凹部24の前壁部24Cに配設された第1ストライカ64に係合する第1フック部66が形成されている。また、基板62の外周部には、第1フック部66から180度回転した位置に第2フック部68が形成されている。
【0021】
ロック装置60の基板62の中心軸70には、側面視がS字状の回転フック72が回転可能に軸支されており、回転フック72はスプリング74によって、回転フック72が第1フック部66の開口部と第2フック部68の開口部を小さくする方向(矢印A方向)へ付勢されている。なお、回転フック72は、基板62に形成したストッパピン76によって、第1フック部66の開口部と第2フック部68の開口部とが所定の開き量の位置に停止するようになっている。また、回転フック72の両先端部には、第1フック部66と第2フック部68とへストライカを挿入するためのガイド面72Aが形成されている。
【0022】
従って、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除する場合には、スプリング74の付勢力に抗して回転フック72を矢印A方向と反対方向(矢印B方向)に回転する。また、ロック装置60と第1ストライカ64とを係合する場合には、第1ストライカ64を第1フック部66の開口部に押し込むことによって、ガイド面72Aにより回転フック72がスプリング74の付勢力に抗して矢印Bに回転した後、スプリング74の付勢力によって矢印A方向へ回転することで、ロック装置60と第1ストライカ64とが容易に係合するようになっている。
【0023】
図2に示される如く、第4リンク38の後端部38Bには、左右の第4リンク38を連結する軸80が架設されており、軸80の両端部は左右の第2リンク34の長手方向中央部34Cに第2リンク34の長手方向に沿って形成されたスリット82内に移動可能に挿入されている。なお、通常使用位置では、後端部38Bはスリット82の下端部82Aに位置している。
【0024】
図1に示される如く、シートクッション12の後端部12C(図1参照)には、軸84がシート幅方向に沿って配設されており、図2に示される如く、この軸84の車幅方向中央部84Aと軸54の車幅方向中央部54Aとの間には、ダンパー86が配設されている。
【0025】
図4に示される如く、このダンパー86は、シート10が格納位置となった場合に、シートクッション12を上方(矢印D方向)へ付勢するようになっている。
【0026】
また、シート10を格納位置まで移動すると、第1リンク32とともにロック装置60が略90度回転する。このため、ロック装置60の第2フック部68と回転フック72が、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90に係合し、シート10を格納位置に保持するようになっている。
【0027】
次に、本実施形態の作用に付いて説明する。
【0028】
本実施形態におけるシート10のシートクッション12とシートバック14は、通常使用位置で、図1に示す位置となっており、シートクッション12の前端下部12Bは、フロア22に形成された凸部22A上に載置されている。また、左右一対の第1リンク32に配設したロック装置60が、シート格納凹部24の前壁部24Cに配設した第1ストライカ64に係合している。この時、第4リンク38は第2リンク34の位置決めを行い、第3リンク36は、フロア22に形成された凸部22A上にある。
【0029】
一方、シート10を格納する場合には、シートバック14をシートクッション12上に前倒しすると共に、スプリング74の付勢力に抗して回転フック72を図3の矢印B方向に回転し、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除する。その後、ダンパー86の付勢力に抗してシート10を車体後方へ引き倒し、シート格納凹部24の底部24B方向(図4の矢印C方向)へ押圧し、図4に示す格納位置へ移動する。
【0030】
また、シート10が格納位置まで移動すると、第1リンク32とともにロック装置60が略90度回転し、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90に、ロック装置60の第2フック部68と回転フック72とが係合し、シート10を格納位置に保持する。
【0031】
なお、シート10を簡易タンブル位置とする場合には、図1に示す通常使用位置において、第2リンク34の下端部34Aと、シート格納凹部24の底部24Bに配設されたストライカ48との係合を解除する。その後、シートバック14をシートクッション12上に前倒しした状態で、シートクッション12の後端部12Cを斜め前方上側(図5の矢印D方向)へ持ち上げる。この際、第4リンク38の後端部38Bが、第2リンク34に形成したスリット82内を移動することで、シートクッション12の立ち上がり角度θが大きくなる。この結果、シート格納凹部24の上方に形成される荷室92を大きくできる。
【0032】
このように、本実施形態では、シート10を格納できるシート格納凹部24の前部24Aが、通常使用位置(図1の位置)にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしており、シートクッション12の前後長L1とシート格納凹部24の前後長L2とのオーバックラップ量がL3となっている。この結果、シート10後方へ突出するシート格納凹部24の前後長(L2−L3)を短くできる。このため、シート10の車体後方側にシート格納凹部24を形成するための広いスペースが必要無くなり、大きな荷室と車室内のスペース確保との両立が可能となる。この結果、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能となる。
【0033】
なお、シート10が通常使用位置(図1の位置)にある場合には、シートクッション12の後部12Aの下方にあるシート格納凹部24をシークレットラゲージボックスとして使用できる。
【0034】
また、本実施形態では、シート10を図1に示す通常使用位置または図5に示す簡易タンブル位置に保持する場合には、第1リンク32に配設されたロック装置60をシート格納凹部24の前壁部24Cに配設された第1ストライカ64に係合し、シート10を図4に示す格納位置に保持する場合には、第1リンク32に配設されたロック装置60をシート格納凹部24の底部24Bに配設された第2ストライカ90に係合する。この結果、共通のロック装置60によって、シート10を通常使用位置または簡易タンブル位置とシート格納凹部とに保持できる。このため、構成が簡単になる。
【0035】
以上に於いては、本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態のシート10はベンチシートでも良い。また、上記実施形態のシート10は3列目以外のシートであっても良い。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両用シート格納構造は、シートクッションの上に前倒し可能とされたシートバックと、車体フロアに形成され、前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバックラップするシート格納凹部と、シートクッションとシート格納凹部とを連結しシート脚部を構成すると共にシートクッションを通常使用位置とシート格納凹部とへ移動するリンク機構と、を有するため、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能になるという優れた効果を有する。
【0037】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート格納構造において、シート格納凹部に配設されシート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置に保持するための第1ストライカと、シート格納凹部に配設されシート脚部を格納位置に保持するための第2ストライカと、リンク機構に配設され第1ストライカと第2ストライカとに係合可能とされたロック手段と、を有するため、請求項1記載の効果に加えて、構成が簡単になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の通常使用状態を示す概略側面図である。
【図2】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の要部を示す車体斜め後方外側から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造のロック装置を示す拡大側面図である。
【図4】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の格納状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の簡易タンブル状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 シート
12 シートクッション
14 シートバック
22 フロア
24 シート格納凹部
24A シート格納凹部の前部
24B シート格納凹部の底部
24C シート格納凹部の前壁部
30 リンク機構
32 第1リンク
34 第2リンク
36 第3リンク
38 第4リンク
60 ロック装置(ロック手段)
64 第1ストライカ
90 第2ストライカ
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シート格納構造に関し、特に、自動車等の車両のシートに使用される車両用シート格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シート格納構造においては、シートクッションの後端部をシート格納凹部の前側にて前後方向へ回動可能に支持し、折畳まれた状態のシートを後方へ回動してシート格納凹部に収納するための支持機構を備え、シート格納凹部の前側に設けた取付ブラケットと、取付ブラケットに下端部を連結して後方へ上方傾斜して延び上端部をシートクッションの後端部に連結した第1リンクと、取付ブラケットの第1リンクの連結部位より後方に下端部を連結して第1リンクに交差して前方へ上方傾斜して延び上端部をシートクッションの後端部の第1リンクの連結部位より前方に連結した第2リンクと、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−239869号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両用シート格納構造においては、シート格納凹部が、シートクッションの通常使用位置に対して、車体後方側に位置している。この結果、シート後方のシート格納スペースの前後長が長くなる。このため、シートの車体後方側にシート格納凹部を形成するための広いスペースが必要になる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能な車両用シート格納構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両用シート格納構造は、シートクッションの上に前倒し可能とされたシートバックと、
車体フロアに形成され、前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバックラップするシート格納凹部と、
前記シートクッションと前記シート格納凹部とを連結しシート脚部を構成すると共に前記シートクッションを通常使用位置と前記シート格納凹部とへ移動するリンク機構と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、シートを格納する際には、シートバックをシートクッションの上に前倒しすると共に、シートクッションとシート格納凹部とを連結しシート脚部を構成するリンク機構によって、シートクッションを通常使用位置から車体フロアに形成されたシート格納凹部へ移動する。この際、シート格納凹部は、その前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバーラップする位置に形成されている。このため、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能となる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート格納構造において、前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置に保持するための第1ストライカと、
前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を格納位置に保持するための第2ストライカと、
前記リンク機構に配設され前記第1ストライカと前記第2ストライカとに係合可能とされたロック手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、シートを通常使用位置または簡易タンブル位置に保持する場合には、リンク機構に配設されたロック手段をシート格納凹部に配設された第1ストライカに係合し、シートを格納位置に保持する場合には、リンク機構に配設されたロック手段をシート格納凹部に配設された第2ストライカに係合する。この結果、共通のロック手段によって、シート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置とシート格納凹部とに保持できる。このため、構成が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用シート格納構造の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0012】
図1に示される如く、本実施形態における車両用シート10は、自動車に装備され、5対5、6対4等に分割された3列目シートであり、シートクッション12の後方にシートバック14が前後方向へ回動自在に取付けられている。具体的には、シートバック14の下部には、シートバック14の回動中心となるリクライニング軸18が配設されており、リクライニング軸18は、シートクッション12のフレーム20に回動可能に支持されている。
【0013】
車体のフロア22の後部にはシート格納凹部24が形成されており、シート格納凹部24の前部24Aは、通常使用位置(図1の位置)にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしている。即ち、シートクッション12の前後長L1とシート格納凹部24の前後長L2とのオーバックラップ量がL3となっている。なお、通常使用位置では、シートクッション12の前端下部12Bは、フロア22に形成された凸部22A上に載置されている。
【0014】
また、シートクッション12とシート格納凹部24の底部24Bとは、シート10の脚部を構成するリンク機構30で連結されている。
【0015】
図2に示される如く、リンク機構30は、それぞれ左右一対の第1リンク32、第2リンク34、第3リンク36、第4リンク38を備えている。
【0016】
第1リンク32は前脚部となっており、下端部32Aがシート格納凹部24の底部24Bの前端部近傍に固定したブラケット40に車幅方向に沿って配設したピン42によって前後方向へ回転可能に軸支されている。また、第1リンク32の上端部32Bには、左右の第1リンク32を連結する軸44が架設されており、この軸44の両端部には、第3リンク36の後端部36Aが回転可能に軸支されている。
【0017】
第3リンク36の前端部36Bには、左右の第3リンク36を連結する軸46が架設されており、図1に示される如く、軸46はシートクッション12の前端下部12Bに回転可能に軸支されている。
【0018】
図2に示される如く、第2リンク34の下端部34Aは、シート格納凹部24の底部24Bに配設されたストライカ48に車体前後方向に回転可能且つ着脱可能に係合されており、第2リンク34の下端部近傍には、左右の第2リンク34を連結する軸50が架設されている。また、第2リンク34の上端部34Bには、左右の第2リンク34を連結する軸52が架設されており、図1に示される如く、軸52はシートクッション12の後端部12Cに回転可能に軸支されている。
【0019】
図2に示される如く、第4リンク38の前端部38Aには、、左右の第4リンク38を連結する軸54が架設されており、軸54の両端部は左右の第1リンク32の長手方向中央部32Cに回転可能に軸支されている。また、左右の第1リンク32の長手方向中央部32Cにはロック手段としてのロック装置60が、それぞれ固定されている。
【0020】
図3に示される如く、ロック装置60は略円形の基板62を備えており、基板62の外周部には、シート格納凹部24の前壁部24Cに配設された第1ストライカ64に係合する第1フック部66が形成されている。また、基板62の外周部には、第1フック部66から180度回転した位置に第2フック部68が形成されている。
【0021】
ロック装置60の基板62の中心軸70には、側面視がS字状の回転フック72が回転可能に軸支されており、回転フック72はスプリング74によって、回転フック72が第1フック部66の開口部と第2フック部68の開口部を小さくする方向(矢印A方向)へ付勢されている。なお、回転フック72は、基板62に形成したストッパピン76によって、第1フック部66の開口部と第2フック部68の開口部とが所定の開き量の位置に停止するようになっている。また、回転フック72の両先端部には、第1フック部66と第2フック部68とへストライカを挿入するためのガイド面72Aが形成されている。
【0022】
従って、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除する場合には、スプリング74の付勢力に抗して回転フック72を矢印A方向と反対方向(矢印B方向)に回転する。また、ロック装置60と第1ストライカ64とを係合する場合には、第1ストライカ64を第1フック部66の開口部に押し込むことによって、ガイド面72Aにより回転フック72がスプリング74の付勢力に抗して矢印Bに回転した後、スプリング74の付勢力によって矢印A方向へ回転することで、ロック装置60と第1ストライカ64とが容易に係合するようになっている。
【0023】
図2に示される如く、第4リンク38の後端部38Bには、左右の第4リンク38を連結する軸80が架設されており、軸80の両端部は左右の第2リンク34の長手方向中央部34Cに第2リンク34の長手方向に沿って形成されたスリット82内に移動可能に挿入されている。なお、通常使用位置では、後端部38Bはスリット82の下端部82Aに位置している。
【0024】
図1に示される如く、シートクッション12の後端部12C(図1参照)には、軸84がシート幅方向に沿って配設されており、図2に示される如く、この軸84の車幅方向中央部84Aと軸54の車幅方向中央部54Aとの間には、ダンパー86が配設されている。
【0025】
図4に示される如く、このダンパー86は、シート10が格納位置となった場合に、シートクッション12を上方(矢印D方向)へ付勢するようになっている。
【0026】
また、シート10を格納位置まで移動すると、第1リンク32とともにロック装置60が略90度回転する。このため、ロック装置60の第2フック部68と回転フック72が、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90に係合し、シート10を格納位置に保持するようになっている。
【0027】
次に、本実施形態の作用に付いて説明する。
【0028】
本実施形態におけるシート10のシートクッション12とシートバック14は、通常使用位置で、図1に示す位置となっており、シートクッション12の前端下部12Bは、フロア22に形成された凸部22A上に載置されている。また、左右一対の第1リンク32に配設したロック装置60が、シート格納凹部24の前壁部24Cに配設した第1ストライカ64に係合している。この時、第4リンク38は第2リンク34の位置決めを行い、第3リンク36は、フロア22に形成された凸部22A上にある。
【0029】
一方、シート10を格納する場合には、シートバック14をシートクッション12上に前倒しすると共に、スプリング74の付勢力に抗して回転フック72を図3の矢印B方向に回転し、ロック装置60と第1ストライカ64との係合を解除する。その後、ダンパー86の付勢力に抗してシート10を車体後方へ引き倒し、シート格納凹部24の底部24B方向(図4の矢印C方向)へ押圧し、図4に示す格納位置へ移動する。
【0030】
また、シート10が格納位置まで移動すると、第1リンク32とともにロック装置60が略90度回転し、シート格納凹部24の底部24Bに配設した第2ストライカ90に、ロック装置60の第2フック部68と回転フック72とが係合し、シート10を格納位置に保持する。
【0031】
なお、シート10を簡易タンブル位置とする場合には、図1に示す通常使用位置において、第2リンク34の下端部34Aと、シート格納凹部24の底部24Bに配設されたストライカ48との係合を解除する。その後、シートバック14をシートクッション12上に前倒しした状態で、シートクッション12の後端部12Cを斜め前方上側(図5の矢印D方向)へ持ち上げる。この際、第4リンク38の後端部38Bが、第2リンク34に形成したスリット82内を移動することで、シートクッション12の立ち上がり角度θが大きくなる。この結果、シート格納凹部24の上方に形成される荷室92を大きくできる。
【0032】
このように、本実施形態では、シート10を格納できるシート格納凹部24の前部24Aが、通常使用位置(図1の位置)にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバックラップしており、シートクッション12の前後長L1とシート格納凹部24の前後長L2とのオーバックラップ量がL3となっている。この結果、シート10後方へ突出するシート格納凹部24の前後長(L2−L3)を短くできる。このため、シート10の車体後方側にシート格納凹部24を形成するための広いスペースが必要無くなり、大きな荷室と車室内のスペース確保との両立が可能となる。この結果、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能となる。
【0033】
なお、シート10が通常使用位置(図1の位置)にある場合には、シートクッション12の後部12Aの下方にあるシート格納凹部24をシークレットラゲージボックスとして使用できる。
【0034】
また、本実施形態では、シート10を図1に示す通常使用位置または図5に示す簡易タンブル位置に保持する場合には、第1リンク32に配設されたロック装置60をシート格納凹部24の前壁部24Cに配設された第1ストライカ64に係合し、シート10を図4に示す格納位置に保持する場合には、第1リンク32に配設されたロック装置60をシート格納凹部24の底部24Bに配設された第2ストライカ90に係合する。この結果、共通のロック装置60によって、シート10を通常使用位置または簡易タンブル位置とシート格納凹部とに保持できる。このため、構成が簡単になる。
【0035】
以上に於いては、本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態のシート10はベンチシートでも良い。また、上記実施形態のシート10は3列目以外のシートであっても良い。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両用シート格納構造は、シートクッションの上に前倒し可能とされたシートバックと、車体フロアに形成され、前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバックラップするシート格納凹部と、シートクッションとシート格納凹部とを連結しシート脚部を構成すると共にシートクッションを通常使用位置とシート格納凹部とへ移動するリンク機構と、を有するため、リヤオーバーハングまたはラゲージ長の短い車両でのシート格納が可能になるという優れた効果を有する。
【0037】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート格納構造において、シート格納凹部に配設されシート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置に保持するための第1ストライカと、シート格納凹部に配設されシート脚部を格納位置に保持するための第2ストライカと、リンク機構に配設され第1ストライカと第2ストライカとに係合可能とされたロック手段と、を有するため、請求項1記載の効果に加えて、構成が簡単になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の通常使用状態を示す概略側面図である。
【図2】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の要部を示す車体斜め後方外側から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造のロック装置を示す拡大側面図である。
【図4】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の格納状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の一実施形態における車両用シート格納構造の簡易タンブル状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 シート
12 シートクッション
14 シートバック
22 フロア
24 シート格納凹部
24A シート格納凹部の前部
24B シート格納凹部の底部
24C シート格納凹部の前壁部
30 リンク機構
32 第1リンク
34 第2リンク
36 第3リンク
38 第4リンク
60 ロック装置(ロック手段)
64 第1ストライカ
90 第2ストライカ
Claims (2)
- シートクッションの上に前倒し可能とされたシートバックと、
車体フロアに形成され、前部が格納するシートクッションの後部の下方にオーバックラップするシート格納凹部と、
前記シートクッションと前記シート格納凹部とを連結しシート脚部を構成すると共に前記シートクッションを通常使用位置と前記シート格納凹部とへ移動するリンク機構と、
を有することを特徴とする車両用シート格納構造。 - 前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を通常使用位置または簡易タンブル位置に保持するための第1ストライカと、
前記シート格納凹部に配設され前記シート脚部を格納位置に保持するための第2ストライカと、
前記リンク機構に配設され前記第1ストライカと前記第2ストライカとに係合可能とされたロック手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート格納構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003161959A JP2004359159A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 車両用シート格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004359159A true JP2004359159A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34054236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003161959A Pending JP2004359159A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 車両用シート格納構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004359159A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013230765A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Mitsui Kinzoku Act Corp | ロック装置 |
| JP2014061248A (ja) * | 2012-10-10 | 2014-04-10 | Honda Access Corp | 車両用乗員移乗装置 |
| US9085251B2 (en) | 2013-02-27 | 2015-07-21 | Kia Motors Corporation | Storage apparatus for seat of vehicle |
| JP2016097169A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 株式会社ホンダアクセス | 車両用乗員移乗装置 |
| US9849046B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-12-26 | Honda Access Corp. | Occupant transfer apparatus for vehicle |
-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003161959A patent/JP2004359159A/ja active Pending
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