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JP2004351654A - 印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機 - Google Patents

印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機 Download PDF

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JP2004351654A
JP2004351654A JP2003149256A JP2003149256A JP2004351654A JP 2004351654 A JP2004351654 A JP 2004351654A JP 2003149256 A JP2003149256 A JP 2003149256A JP 2003149256 A JP2003149256 A JP 2003149256A JP 2004351654 A JP2004351654 A JP 2004351654A
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Takashi Kimura
隆志 木村
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Ryobi Ltd
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Abstract

【課題】光源からの光照射により印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機であって、例えば、光源の点灯時間の経過に伴って光源の光量特性が低下しても、乾燥装置の乾燥能力を略一定に保つことができ、印刷物の裏移りや印刷物同士の引っ付き等を抑制でき、それだけ損紙の発生を低減できる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機を提供する。
【解決手段】印刷用乾燥装置の制御方法を実施する乾燥装置50及び印刷機Aは、設定手段54bにて光源点灯時間情報と光源光量情報との関係を予め設定しておき、検出装置54cによる光源積算点灯時間情報に対して、該関係から得られる前記光量情報に基づいて、或いは、設定手段54b’にて光源電流値情報と光源光量情報との関係を予め設定しておき、検出装置54c’による光源電流値情報に対して、該関係から得られる前記光量情報に基づいて、光源制御部54a,54a’により光源51a,52aの光量を略一定に保つように制御する。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷用乾燥装置として従来から、光源(例えば、UV(紫外線)ランプ)を具備し、該光源からの光(例えば、UV光線)を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物(例えば、印刷インクやニスなど)を乾燥させるものが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような印刷用乾燥装置は、例えば、印刷機において、印刷後の印刷物の搬送路上に配設され、該搬送されてくる印刷物における被乾燥物を順次乾燥させる。
【0004】
この印刷物に光を照射する光源を具備する印刷用乾燥装置では、該光源は、一般的に、使用時間、換言すれば点灯時間の経過に伴って光量が低下し易く、それだけ印刷物の被乾燥物に対する乾燥能力が低下するといった問題がある。
【0005】
光源の点灯時間の経過に伴って光量が低下する場合、熟練したオペレータ等が光源の光量が適正な(正規な)ものになるように光源の光量を調整する光源制御電圧を手動で調整して、乾燥装置の乾燥能力を保つことで、印刷物の被乾燥物を良好に乾燥させるようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特許第2958955号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、経験の浅いオペレータ等では、光源の光量を手動で調整しても乾燥装置の乾燥能力をうまく保つことができないため、印刷物の乾燥状態が不十分となり、その上に次の印刷物が載せられると裏移りしたり、印刷物同士が引っ付いたりし、ひいては製品として使用できない印刷物(以下、損紙という)が発生し易くなる。
【0008】
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機であって、例えば、光源の点灯時間の経過に伴って光源の光量特性が低下しても、乾燥装置の乾燥能力を略一定に保つことができ、印刷物の良好な乾燥状態を維持でき、従って、印刷物の裏移りや印刷物同士の引っ付き等を抑制でき、それだけ損紙の発生を低減できる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は前記課題を解決するため鋭意研究を重ねたところ、次のことを見出した。
【0010】
すなわち、光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置においては、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報(例えば、前記光源の点灯時間)と、前記光源の光量に関する光量情報(例えば、前記光源の光量を調整する光源制御電圧)との関係を予め設定しておけば、前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報を積算した積算点灯時間情報(例えば、積算点灯時間)を検出することで、該積算点灯時間情報に対して、前記予め設定された前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することができる。
【0011】
また、前記光源の光量の低下は、前記光源に流れる電流の電流値に現れる。そこで、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報(例えば、前記光源を流れる電流の電流値)と、前記光源の光量に関する光量情報(例えば、前記光源の光量を調整する光源制御電圧)との関係を予め設定しておけば、前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報(例えば、前記光源を流れる電流の電流値)を検出することで、該電流値情報に対して、前記予め設定された前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することができる。
【0012】
本発明はかかる知見に基づくものであり、前記課題を解決するため、次の第1及び第2の印刷用乾燥装置の制御方法並びに第1及び第2の印刷用乾燥装置及び印刷機を提供する。
【0013】
(1−1)第1の印刷用乾燥装置の制御方法
光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法であって、
前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておき、
前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報を積算した積算点灯時間情報を検出し、
前記検出された積算点灯時間情報に対して、前記予め設定しておく前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することを特徴とする印刷用乾燥装置の制御方法。
【0014】
(1−2)第2の印刷用乾燥装置の制御方法
光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法であって、
前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておき、
前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報を検出し、
前記検出された電流値情報に対して、前記予め設定しておく前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することを特徴とする印刷用乾燥装置の制御方法。
【0015】
(2−1)第1の印刷用乾燥装置
光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置であって、
前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく設定手段と、
前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報を積算した積算点灯時間情報を検出する光源積算点灯時間情報検出装置と、
前記光源積算点灯時間情報検出装置にて検出される前記積算点灯時間情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する光源制御部と
を備えることを特徴とする印刷用乾燥装置。
【0016】
(2−2)第2の印刷用乾燥装置
光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置であって、
前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく設定手段と、
前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報を検出する光源電流値情報検出装置と、
前記光源電流値情報検出装置にて検出される前記電流値情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する制御する光源制御部と
を備えることを特徴とする印刷用乾燥装置。
【0017】
(3)印刷機
前記本発明に係る第1又は第2の印刷用乾燥装置を備えることを特徴とする印刷機。
【0018】
本発明に係る第1の印刷用乾燥装置及び該第1装置を備える印刷機では、前記設定手段により、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく。そして前記光源の点灯の際に、前記光源積算点灯時間情報検出装置により積算点灯時間情報を検出し、前記光源制御部により、前記光源積算点灯時間情報検出装置にて検出される前記積算点灯時間情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する。
【0019】
また、本発明に係る第2の印刷用乾燥装置及び該第2装置を備える印刷機では、前記設定手段により、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく。そして前記光源の点灯の際に、前記光源電流値情報検出装置により電流値情報を検出し、前記光源制御部により、前記光源電流値情報検出装置にて検出される前記電流値情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する。
【0020】
本発明に係る第1及び第2の印刷用乾燥装置の制御方法並びに第1及び第2の印刷用乾燥装置及び印刷機によると、前記第1方法並びに第1装置及び印刷機では、前記検出された積算点灯時間情報に対して、前記予め設定しておく前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御するので、また、前記第2方法並びに第2装置及び印刷機では、前記検出された電流値情報に対して、前記予め設定しておく前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御するので、例えば、光源の点灯時間の経過に伴って光源の光量特性が低下しても、乾燥装置の乾燥能力を略一定に保つことができ、印刷物の良好な乾燥状態を維持でき、従って、印刷物の裏移りや印刷物同士の引っ付き等を抑制でき、それだけ損紙の発生を低減できる。
【0021】
本発明に係る第1の印刷用乾燥装置の制御方法及び第1の印刷用乾燥装置において、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報としては、代表的には、前記光源の点灯時間を例示できる。但し、前記光源の点灯時間に関係する情報であれば、いずれのものでもよく、例えば、印刷物の枚数、印刷機の稼働時間等であってもよい。また、前記光源の光量に関する光量情報としては、代表例として、前記光源の光量を挙げることができる。
【0022】
例えば、前記点灯時間情報を前記光源の点灯時間とし、前記光量情報を前記光源の光量とする場合、前記予め設定しておく前記点灯時間情報と前記光量情報との関係を、前記光源の点灯時間と前記光源の光量との関係とし、前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間を積算して積算点灯時間を検出してもよい。こうすることで、前記検出された積算点灯時間に対して、前記予め設定しておく前記点灯時間と前記光量との関係から得られる光量から、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を求め、該光源制御電圧によって、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することができる。この場合、前記点灯時間と前記光量との関係については、該関係を格納するための光量補正値テーブルを用いて設定してもよいし、該関係に対して近似関係を求めることができる計算式を用いて設定してもよい。
【0023】
この場合、第1装置において、前記設定手段にて予め設定しておく前記点灯時間情報と前記光量情報との関係は、前記光源の点灯時間と前記光源の光量との関係であり、前記光源積算点灯時間情報検出装置として、前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間を積算して積算点灯時間を検出するものを採用し、前記光源制御部は、前記光源積算点灯時間情報検出装置にて検出される前記積算点灯時間に対して、前記設定手段にて予め設定された前記点灯時間と前記光量との関係から得られる光量から、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を求め、該光源制御電圧によって、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御すればよい。さらに、前記設定手段は、前記点灯時間と前記光量との関係を格納するための光量補正値テーブルを含んでいてもよいし、前記点灯時間と前記光量との関係に対して近似関係を求めることができる計算式が設けられる演算手段を含んでいてもよい。
【0024】
本発明に係る第2の印刷用乾燥装置の制御方法及び第2の印刷用乾燥装置において、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報としては、代表的には、前記光源を流れる電流の電流値を例示できる。この他、例えば、前記光源のインピーダンス等であってもよい。また、前記光源の光量に関する光量情報としては、代表例として、前記光源の光量を挙げることができる。
【0025】
例えば、前記電流値情報を前記光源を流れる電流の電流値とし、前記光量情報を前記光源の光量とする場合、前記予め設定しておく前記電流値情報と前記光量情報との関係を、前記光源を流れる電流の電流値と前記光源の光量との関係とし、前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値を検出してもよい。こうすることで、前記検出された電流値に対して、前記予め設定しておく前記電流値と前記光量との関係から得られる光量から、前記光源の光量を前記光源を流れる電流の電流値に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を求め、該光源制御電圧によって、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することができる。この場合、前記電流値と前記光量との関係については、該関係を格納するための光量補正値テーブルを用いて設定してもよいし、該関係に対して近似関係を求めることができる計算式を用いて設定してもよい。
【0026】
この場合、第2装置において、前記設定手段にて予め設定しておく前記電流値情報と前記光量情報との関係は、前記光源を流れる電流の電流値と前記光源の光量との関係であり、前記光源電流値情報検出装置として、前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値を検出するものを採用し、前記光源制御部は、前記光源電流値情報検出装置にて検出される前記電流値に対して、前記設定手段にて予め設定された前記電流値と前記光量との関係から得られる光量から、前記光源の光量を前記光源を流れる電流の電流値に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を求め、該光源制御電圧によって、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御すればよい。さらに、前記設定手段は、前記電流値と前記光量との関係を格納するための光量補正値テーブルを含んでいてもよいし、前記電流値と前記光量との関係に対して近似関係を求めることができる計算式が設けられる演算手段を含んでいてもよい。
【0027】
いずれにしても、前記光源としては、代表例としてUV(紫外線)ランプを挙げることができる。但し、それに限定されるものではなく、IR(赤外線)ランプ等も例示できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る印刷用乾燥装置の制御方法を実施する印刷用乾燥装置の一例(第1印刷用乾燥装置50又は第2印刷用乾燥装置50’)を備えた印刷機Aの概略構成を示す側面図である。
【0029】
図1に示す印刷機Aは、片面印刷及び両面印刷できるものであり、前記の第1印刷用乾燥装置50又は第2印刷用乾燥装置50’の他、被印刷体(ここでは用紙)Pを後述する印刷部20X,20Yに供給するための給紙部10、該給紙部10から供給される用紙Pを印刷する第1及び第2印刷部20X,20Y、印刷部20Xと20Yとの間の配設される反転装置であって該配設位置より用紙Pの搬送方向(図中X方向)上流側の第1印刷部20Xにて片面が印刷された用紙Pを反転させることができる反転装置30及び前記印刷部20X,20Yにて印刷された用紙Pを排紙するための排紙部40を備えている。
【0030】
さらに説明すると、印刷機Aは、片面印刷を行うときは、給紙部10から用紙Pを第1及び第2印刷部20X,20Yに供給し、当該供給された用紙Pの一方の面を第1及び第2印刷部20X,20Yの複数の印刷ユニット(ここでは8台の印刷ユニット20a〜20h)にて印刷した後、当該一方の面が印刷された用紙Pを排紙部40にて排紙するものであり、両面印刷を行うときは、給紙部10から用紙Pを第1印刷部20Xに供給し、当該供給された用紙Pの一方の面を反転装置30より用紙搬送方向X上流側の第1印刷部20Xにおける複数の印刷ユニット(ここでは4台の印刷ユニット20a〜20d)にて印刷し、当該一方の面が印刷された用紙Pを反転装置30にて反転し、さらに当該反転された用紙Pの他方の面を反転装置30より用紙搬送方向X下流側の第2印刷部20Yにおける複数の印刷ユニット(ここでは4台の印刷ユニット20e〜20h)にて印刷した後、当該両面が印刷された用紙Pを排紙部40にて排紙するものである。
【0031】
給紙部10は、収容部11及び供給部12を備えている。収容部11は、複数の用紙Pを収容することができるものであり、供給部12は、収容部11に収容される用紙Pを1枚ずつ引き出し、当該引き出された用紙Pを第1印刷部20Xに向けて搬送することができるものである。これにより、用紙Pを印刷部20Xに供給することができる。
【0032】
印刷機Aは、既述の第1及び第2印刷部20X,20Yの他、表面処理ユニット20iを備えている。また、既述のとおり、第1印刷部20Xは、印刷ユニット20a〜20dを備えており、第2印刷部20Yは、印刷ユニット20e〜20hを備えている。
【0033】
第1及び第2印刷部20X,20Yの印刷ユニット20a〜20hは、それぞれ版胴21a〜21h、ゴム胴22a〜22h及び圧胴23a〜23hを主要構成要素の一組として構成されるものであり、表面処理ユニット20iは、アニロックスローラー26、ニス胴27及び圧胴23iを備えている。
【0034】
印刷ユニット20aにおける24a、印刷ユニット20b〜20d、20f〜20hにおける24b〜24d、24f〜24h、表面処理ユニット20iにおける24iはいずれも渡し胴である。なお、図1において印刷ユニット20gの渡し胴24gは図示を省略してある。
【0035】
また、反転装置30において、31、32及び33はそれぞれ渡し胴、反転渡し胴及び反転胴である。
【0036】
各印刷ユニット20a〜20hにおいて、版胴21a〜21hには印刷用の版(図示を省略)が配設される。この版にはインク及び水が供給され、版に従ってインクがゴム胴22a〜22hに転写される。そしてゴム胴22a〜22hに転写されたインクがゴム胴22a〜22h及び圧胴23a〜23hに挟持されつつ搬送されてくる用紙Pにさらに転写される。これにより、給紙部10から供給される用紙Pに対してそれぞれに設けられた版に対応して印刷を行うことができる。
【0037】
表面処理ユニット20iでは、アニックスローラー26に表面処理用のニスが供給され、該ローラー26表面に供給されたニスがニス胴27に転写される。さらにニス胴27に転写されたニスがニス胴27及び圧胴23iに挟持されつつ搬送されてくる用紙Pに転写される。これにより、印刷ユニット20hから到来する用紙Pに対して表面処理を行うことができる。
【0038】
排紙部40は、搬送部41及び収容部42を備えている。この排紙部40では、表面処理ユニット20iの圧胴23iにて搬送されてくる用紙Pは、先端部が搬送部41の保持部(図示省略)に保持され、搬送部41の図中略下側面に沿って搬送されて収容部42に送られる。収容部42は、搬送部41にて搬送されてきた用紙Pを収容することができる。
【0039】
印刷機Aにおいて、前記の第1印刷用乾燥装置50が設けられる場合の該第1装置50は、反転装置30の上方に配置されるインターデッキ乾燥部51、搬送部41の内側面に沿って配置されるドライヤー部52,53及び第1UVランプ制御回路54(図2(A)も参照)を備えている。また、前記の第2印刷用乾燥装置50’が設けられる場合の該第2装置50’は、第1印刷用乾燥装置50において、第1UVランプ制御回路54に代えて第2UVランプ制御回路54’(図2(B)参照)が設けられている以外は第1装置50と同様のものである。
【0040】
インターデッキ乾燥部51は、光源として反転装置30の反転渡し胴32の上方から紫外光を照射できるUV(紫外線)ランプ51aを設けたUV乾燥部であり、該UVランプ51aからの紫外光を第1印刷部20Xにて印刷された用紙P(印刷物)に照射することにより、該用紙Pにおける印刷インクを乾燥させるものである。
【0041】
ドライヤー部52は、光源として搬送部41の内側から紫外光を照射できるUV(紫外線)ランプ52aを設けたUV乾燥部であり、ドライヤー部53は、光源として搬送部41の内側から赤外光を照射できるIR(赤外線)ランプ53aを設けたIR乾燥部である。これらUV乾燥部52及びIR乾燥部53は、それぞれ前記UVランプ52aからの紫外光及び前記IRランプ53aからの赤外光を、第1及び第2印刷部20X,20Yにて印刷され、ニスが塗布された用紙P(印刷物)に照射することにより、該用紙Pにおける印刷インクやニスを乾燥させるものである。
【0042】
前記のUV乾燥部51,52のUVランプ51a,52aは、ここでは、図2(A)に示す第1UVランプ制御回路54、又は図2(B)に示す第2UVランプ制御回路UV54’に接続され、該UVランプ制御回路の指示の下、光源制御電圧が制御されることでUVランプ51a,52aの光量が調整される。なお、このUVランプ51a,52aは、いずれも同様のものであり、UVランプ51a,52aの点灯時間に対する光量特性やUVランプ51a,52aの光量に対する電流値特性等はいずれも同様の特性を示す。これら特性に対する補正はのちほど詳述する。
【0043】
図1に示す印刷機Aは、さらに主制御部CONT(図1では図示を省略、図2参照)を備えている。図2(A)に印刷機Aに第1印刷用乾燥装置50が設けられる場合の主制御部CONT及び第1UVランプ制御回路54等の要部構成を示し、図2(B)に印刷機Aに第2印刷用乾燥装置50’が設けられる場合の主制御部CONT及び第2UVランプ制御回路54’等の要部構成を示す。
【0044】
主制御部CONTは、図2では図示を省略しているが印刷機Aの各種ユニット等に接続されており、印刷機A全体を制御するものである。この主制御部CONTは、図2(A)及び図2(B)に示すように、印刷処理を実行させるためのプログラムや制御・演算処理に必要なデータなどを記憶したROM61と、このROM61からデータを読み出し演算および制御を行うマイクロプロセッサMPと、このプロセッサMPの動作に必要なデータを一時的に記憶するRAM62と、プロセッサMPに対してデータを入力したり出力したりするインターフェイスIFとを備えており、該インターフェイスIFを介して、印刷に必要な情報や操作情報などを入力するための操作パネルOPが接続されるとともに、図2(A)に示す前記の第1UVランプ制御回路54が接続されるか、或いは図2(B)に示す前記の第2UVランプ制御回路54’が接続される。
【0045】
図2(A)に示すように、第1UVランプ制御回路54は、主制御部CONTの指示の下、UVランプ51a,52aによる用紙Pへの乾燥動作を制御するものであり、UVランプ51a,52aの点灯時間に関する点灯時間情報(ここでは、UVランプ51a,52aの点灯時間)と、UVランプ51a,52aの光量に関する光量情報(ここでは、UVランプ51a,52aの光量)との関係を予め設定しておく設定手段(ここでは、光量補正値テーブル54b)、及び光源制御部54aを備え、光源積算点灯時間情報検出装置(ここでは、UVランプ積算検知器54c)が接続されている。
【0046】
図3はUVランプの光量を調整する光源制御電圧に対する光量特性の一例を示すグラフ(実線)であり、図4はUVランプ51a,52aの点灯時間に対する光量特性の一例を示すグラフである。
【0047】
図4に示すように、UVランプ51a,52aの光量は点灯時間の経過に伴って低下する傾向にある。図3の実線に示すように、光源制御電圧とUVランプの光量とは略比例関係にあり、光源制御電圧を大きくすると、UVランプの光量を大きくすることができるとともに、光源制御電圧を小さくすると、UVランプの光量を小さくすることができる。
【0048】
従って、図4に示すように、UVランプ51a,52aの光量特性が点灯時間の経過に伴って低下しても、UVランプ51a,52aの光量を略一定に保つような光源制御電圧をUVランプ51a,52aに印加することで、UVランプ51a,52aの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つことができる。この制御について以下に説明する。なお、光源の点灯時間に対する光量特性は、所定の試験、例えば光源を連続点灯させる連続点灯試験や所定時間の点灯と所定時間の消灯を繰り返す間欠点灯試験等により予め求めておくことができる。
【0049】
図2(A)に示す光量補正値テーブル54bは、図4に示すようなUVランプ51a,52aの点灯時間と光量との関係を格納するためのものである。さらに説明すると、光量補正値テーブル54bには、以下に示すように、UVランプ51a,52aの点灯時間に対する光量補正値が格納されている。なお、テーブル番号0〜15はそれぞれUVランプ51a,52aの点灯時間の範囲T0〜T15に対応しており、点灯時間の範囲T0〜T15に対してそれぞれ光量L0〜L15が格納されている。
テーブル番号 0 1 2 ・・・ 15
点灯時間の範囲 T0 T1 T2 ・・・ T15
光量 L0 L1 L2 ・・・ L15
【0050】
図2(A)に示すUVランプ積算検知器54cは、ここでは、UVランプ51a,52aの点灯の際に、UVランプ51a,52aの点灯時間を積算して積算点灯時間を検出するものであり、UVランプ51a,52aの点灯時間を計測するタイマー手段と、該点灯時間を記憶しておく記憶手段と、前記タイマー手段にて計測されたランプ点灯時間と前記記憶手段にて記憶しておいた点灯時間とを加算するとともに該加算した積算点灯時間を再び前記記憶手段に記憶する演算手段とを含むものである。なお、UVランプ51a,52aの寿命時間を予め設定しておくことで、このUVランプ積算検知器54cにより、前記寿命時間の経過の際にUVランプ51a,52aを交換すべきことを知らせるような構成にしてもよい。
【0051】
図2(A)に示す光源制御部54aは、UVランプ積算検知器54cにて検出される積算点灯時間Txに対して、光量補正値テーブル54bにて予め設定された点灯時間の範囲T0〜T15と光量L0〜L15との関係から得られる光量Lxから、UVランプ51a,52aの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧Vxを算出する。この光源制御電圧Vxは、例えば、UVランプ51a,52aの光源制御電圧と光量との関係において逆数をとることで(図3中破線参照)算出することができる。図5にUVランプ51a,52aの点灯時間と、UVランプ51a,52aの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧との関係を示す。この図5を用いて具体的に説明すると、例えば、積算点灯時間がT0から経過したT1の範囲にあるときに光源制御電圧をV0より大きいV1とすることでUVランプ51a,52aの光量が略一定に保たれる。
【0052】
図2(A)に示す例では、UVランプ51a,52aの点灯時間に関する点灯時間情報は、UVランプ51a,52aの点灯時間であるが、用紙Pの枚数や印刷機Aの稼動時間であってもよい。この場合、光源積算点灯時間情報検出装置54cは、用紙Pをカウントするカウンタ装置や印刷機Aの稼働時間を積算して積算稼働時間を検出する検出装置とすればよい。
【0053】
また、この例では、前記設定手段は、UVランプ51a,52aの点灯時間と光量との関係を格納するための光量補正値テーブル54bであるが、該関係に対して近似関係を求めることができる計算式が設けられる演算手段であってもよい。この場合、前記の計算式は、図4に示すようなグラフのデータに基づき最小二乗法等の方法を用いて求めることができる。
【0054】
図2(B)に示すように、第2UVランプ制御回路54’は、主制御部CONTの指示の下、UVランプ51a,52aによる用紙Pへの乾燥動作を制御するものであり、UVランプ51a,52aを流れる電流の電流値に関する電流値情報(ここでは、UVランプ51a,52aの電流値)と、UVランプ51a,52aの光量に関する光量情報(ここでは、UVランプ51a,52aの光量)との関係を予め設定しておく設定手段(ここでは、光量補正値テーブル54b’)、及び光源制御部54a’を備え、光源電流値情報検出装置(ここでは、UVランプ電流検出器54c’)が接続されている。
【0055】
図6はUVランプ51a,52aの光量に対する電流特性の一例を示すグラフである。図6に示すように、UVランプ51a,52aの光量低下はUVランプ51a,52aを流れる電流に現れる。
【0056】
既述したように、図3の実線に示す光源制御電圧とUVランプの光量との関係は略比例関係にあり、光源制御電圧を大きくすると、UVランプの光量を大きくすることができるとともに、光源制御電圧を小さくすると、UVランプの光量を小さくすることができる。
【0057】
従って、図6に示すように、UVランプ51a,52aの電流特性が光量の低下に伴って低下しても、UVランプ51a,52aの光量を略一定に保つような光源制御電圧をUVランプ51a,52aに印加することで、UVランプ51a,52aの光量を電流値に拘わらず略一定に保つことができる。この制御について以下に説明する。
【0058】
図2(B)に示す光量補正値テーブル54b’は、図6に示すようなUVランプ51a,52aを流れる電流の電流値と光量との関係を格納するためのものである。さらに説明すると、光量補正値テーブル54b’には、以下に示すように、UVランプ51a,52aを流れる電流の電流値に対する光量補正値が格納されている。なお、テーブル番号0〜15はそれぞれUVランプ51a,52aを流れる電流の電流値の範囲I0〜I15に対応しており、電流値の範囲I0〜I15に対してそれぞれ光量L0〜L15が格納されている。
テーブル番号 0 1 2 ・・・ 15
電流値の範囲 I0 I1 I2 ・・・ I15
光量 L0 L1 L2 ・・・ L15
【0059】
図2(B)に示すUVランプ電流検出器54c’は、ここでは、UVランプ51a,52aの点灯の際に、UVランプ51a,52aを流れる電流の電流値を検出するものである。
【0060】
図2(B)に示す光源制御部54a’は、UVランプ電流検出器54c’にて検出される電流値Ixに対して、光量補正値テーブル54b’にて予め設定された電流値の範囲I0〜I15と光量L0〜L15との関係から得られる光量Lxから、UVランプ51a,52aの光量を電流値に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧Vxを算出する。この光源制御電圧Vxは、既述の通り、例えば、UVランプ51a,52aの光源制御電圧と光量との関係において逆数をとることで(図3中破線参照)算出することができる。図7にUVランプ51a,52aを流れる電流の電流値と、UVランプ51a,52aの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧との関係を示す。この図7を用いて具体的に説明すると、例えば、電流値がI0から低下したI1の範囲にあるときに光源制御電圧をV0より大きいV1とすることでUVランプ51a,52aの光量が略一定に保たれる。
【0061】
図2(B)に示す例では、前記設定手段は、UVランプ51a,52aを流れる電流の電流値と光量との関係を格納するための光量補正値テーブル54b’であるが、該関係に対して近似関係を求めることができる計算式が設けられる演算手段であってもよい。この場合、前記の計算式は、図6に示すようなグラフのデータに基づき最小二乗法等の方法を用いて求めることができる。
【0062】
図8(A)に第1印刷用乾燥装置50による印刷物への乾燥動作例のフローチャートを示し、図8(B)に第2印刷用乾燥装置50’による印刷物への乾燥動作例のフローチャートを示す。
【0063】
図1及び図2(A)に示す乾燥装置50は、図8(A)に示すように、主制御部CONTから乾燥動作の開始が指示され(ステップS1)、UVランプ51a,52aの点灯が指示されると(ステップS2)、UVランプ51a,52aの点灯の際に、UVランプ積算検知器54cにより積算点灯時間を検出する(ステップS3)。そして、光源制御部54aにより、UVランプ積算検知器54cにて検出された積算点灯時間に対して、光量補正値テーブル54bにて予め設定された点灯時間の範囲T0〜T15と光量L0〜L15との関係から得られる光量Lxから、図3に示すような破線の関係にてUVランプ51a,52aの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を算出し(ステップS4)、この制御電圧によって、UVランプ51a,52aの光量をUVランプ51a,52aの点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する(ステップS5)。さらにステップS1に移行してこの動作を繰り返す。また、主制御部CONTから乾燥動作の終了が指示されるか(ステップS1)、又はUVランプ51a,52aの消灯が指示されることで(ステップS2)、乾燥動作が終了する。
【0064】
また、図1及び図2(B)に示す乾燥装置50’は、図8(B)に示すように、主制御部CONTから乾燥動作の開始が指示され(ステップS1’)、UVランプ51a,52aの点灯が指示されると(ステップS2’)、UVランプ51a,52aの点灯の際に、UVランプ電流検出器54c’によりUVランプ51a,52aを流れる電流の電流値を検出する(ステップS3’)。そして、光源制御部54a’により、UVランプ電流検出器54c’にて検出された電流値に対して、光量補正値テーブル54b’にて予め設定された電流値の範囲I0〜I15と光量L0〜L15との関係から得られる光量Lxから、図3に示すような破線の関係にてUVランプ51a,52aの光量を電流値に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧を算出し(ステップS4’)、この制御電圧によって、UVランプ51a,52aの光量をUVランプ51a,52aの点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する(ステップS5’)。さらにステップS1’に移行してこの動作を繰り返す。また、主制御部CONTから乾燥動作の終了が指示されるか(ステップS1’)、又はUVランプ51a,52aの消灯が指示されることで(ステップS2’)、乾燥動作が終了する。
【0065】
以上説明した第1及び第2の印刷用乾燥装置50,50’及び印刷機Aによると、第1装置50では、UVランプ積算検知器54cにて検出された積算点灯時間Txに対して、光量補正値テーブル54bにて予め設定された点灯時間の範囲T0〜T15と光量L0〜L15との関係から得られる制御電圧Vxに基づいて、UVランプ51a,52aの光量をUVランプ51a,52aの点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御するので、また、第2装置50’では、UVランプ電流検出器54c’にて検出された電流値Ixに対して、光量補正値テーブル54b’にて予め設定しておく電流値の範囲I0〜I15と光量L0〜L15との関係から得られる制御電圧Vxに基づいて、UVランプ51a,52aの光量をUVランプ51a,52aの点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御するので、例えば、UVランプ51a,52aの点灯時間の経過に伴ってUVランプ51a,52aの光量特性が低下しても、乾燥装置50,50’の乾燥能力を略一定に保つことができ、印刷物の良好な乾燥状態を維持でき、従って、印刷物の裏移りや印刷物同士の引っ付き等を抑制でき、それだけ損紙の発生を低減できる。
【0066】
なお、本例では、印刷用乾燥装置の制御としてUV(紫外線)ランプを例にとって説明したが、IR(赤外線)ランプについても同様にして制御することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機であって、例えば、光源の点灯時間の経過に伴って光源の光量特性が低下しても、乾燥装置の乾燥能力を略一定に保つことができ、印刷物の良好な乾燥状態を維持でき、従って、印刷物の裏移りや印刷物同士の引っ付き等を抑制でき、それだけ損紙の発生を低減できる印刷用乾燥装置の制御方法並びに印刷用乾燥装置及び印刷機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷用乾燥装置の制御方法を実施する印刷用乾燥装置の一例を備えた印刷機の概略構成を示す側面図である。
【図2】図(A)は印刷機に第1印刷用乾燥装置が設けられる場合の主制御部及び第1UVランプ制御回路等の要部構成を示す概略ブロック図であり、図(B)は印刷機に第2印刷用乾燥装置が設けられる場合の主制御部及び第2UVランプ制御回路等の要部構成を示す概略ブロック図である。
【図3】UVランプの光量を調整する光源制御電圧に対する光量特性の一例を示すグラフ(実線)及び該グラフの逆数をとったグラフ(破線)である。
【図4】UVランプの点灯時間に対する光量特性の一例を示すグラフである。
【図5】UVランプの点灯時間と、UVランプの光量を点灯時間に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧との関係を示すグラフである。
【図6】UVランプの光量に対する電流特性の一例を示すグラフである。
【図7】UVランプを流れる電流の電流値と、UVランプの光量をUVランプを流れる電流の電流値に拘わらず略一定に保つように調整する光源制御電圧との関係を示すグラフである。
【図8】図(A)は第1印刷用乾燥装置による印刷物への乾燥動作の流れの一例を示すフローチャートであり、図(B)は第2印刷用乾燥装置による印刷物への乾燥動作の流れの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
50,50’…印刷用乾燥装置 51a,52a…UVランプ
54a,54a’…光源制御部
54b,54b’…設定手段の一例の光量補正値テーブル
54c…光源積算点灯時間情報検出装置の一例のUVランプ積算検知器
54c’…光源電流値情報検出装置の一例のUVランプ電流検出器
A…印刷機 P…用紙

Claims (7)

  1. 光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法であって、
    前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておき、
    前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報を積算した積算点灯時間情報を検出し、
    前記検出された積算点灯時間情報に対して、前記予め設定しておく前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することを特徴とする印刷用乾燥装置の制御方法。
  2. 光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置の制御方法であって、
    前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておき、
    前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報を検出し、
    前記検出された電流値情報に対して、前記予め設定しておく前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御することを特徴とする印刷用乾燥装置の制御方法。
  3. 前記光源は、UV(紫外線)ランプである請求項1又は2記載の印刷用乾燥装置の制御方法。
  4. 光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置であって、
    前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく設定手段と、
    前記光源の点灯の際に、前記光源の点灯時間に関する点灯時間情報を積算した積算点灯時間情報を検出する光源積算点灯時間情報検出装置と、
    前記光源積算点灯時間情報検出装置にて検出される前記積算点灯時間情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記点灯時間情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する光源制御部と
    を備えることを特徴とする印刷用乾燥装置。
  5. 光源を具備し、該光源からの光を印刷物に照射することにより、該印刷物における被乾燥物を乾燥させる印刷用乾燥装置であって、
    前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報と、前記光源の光量に関する光量情報との関係を予め設定しておく設定手段と、
    前記光源の点灯の際に、前記光源を流れる電流の電流値に関する電流値情報を検出する光源電流値情報検出装置と、
    前記光源電流値情報検出装置にて検出される前記電流値情報に対して、前記設定手段にて予め設定された前記電流値情報と前記光量情報との関係から得られる前記光量情報に基づいて、前記光源の光量を前記光源の点灯時間に拘わらず略一定に保つように制御する制御する光源制御部と
    を備えることを特徴とする印刷用乾燥装置。
  6. 前記光源は、UV(紫外線)ランプである請求項4又は5記載の印刷用乾燥装置。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載の印刷用乾燥装置を備えることを特徴とする印刷機。
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