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JP2004350598A - 豚用耳標及び家畜個体識別方法 - Google Patents

豚用耳標及び家畜個体識別方法 Download PDF

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JP2004350598A JP2003153282A JP2003153282A JP2004350598A JP 2004350598 A JP2004350598 A JP 2004350598A JP 2003153282 A JP2003153282 A JP 2003153282A JP 2003153282 A JP2003153282 A JP 2003153282A JP 2004350598 A JP2004350598 A JP 2004350598A
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Yasuhiko Suzuki
安彦 鈴木
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Yoshimoto Pole Co Ltd
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Abstract

【課題】豚の飼育者等に対する安全性を高めることができ、また、豚の耳への負担が少ない豚用耳標を提供すること。耳標を用いた新規な豚の固体識別方法を提供すること。
【解決手段】平板状の鍔部3と、鍔部3から突出し、その先端部位に円錐状の尖頭部1が分離不能に設けられた軸部2と、を少なくとも備える第1部材A(雄部材)と、家畜の耳を貫通した軸部2が挿着される孔部4と、挿着状態で鍔部3と対面して耳を挟持する平板部5と、を少なくとも備える第2部材B(雌部材)と、から構成されており、少なくとも前記第1部材Aが可撓性の合成樹脂で形成された豚用耳標を提供する。また、前記豚用耳標を用いて、第1部材Aと第2部材Bをそれぞれ有色化し、その色の組み合わせを家畜固体の識別に利用する家畜固体識別方法を提供する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出産後わずか6〜8ヶ月経過した段階で出荷される食肉用豚の耳標(イヤータッグ)と、該耳標を用いた家畜個体識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、畜産業界においては、牛、羊などの家畜、とりわけ食肉用家畜のいわゆるトレーサビリティを目的とする出所判定や個体識別あるいは個体管理に用いられる「耳標」(あるいは「イヤータッグ」)と称される耳取り付け用の金属製又は合成樹脂製の標識具が普及している。特に、乳牛、肉牛、羊において耳標が普及している。
【0003】
この耳標は、耳に孔が開き易くするために、鋭利に尖っている先端部(以下、「尖頭部」という。)が形成された棒状又は柱状の軸部を有する雄部材と、耳を貫通してきた前記軸部が挿着される孔が設けられた雌部材から構成されているものが多い。この種の耳標は、家畜個体毎に、所定の装着具を用いて家畜の耳に抜落しないように取り付けられる。
【0004】
ここで、特許文献1や特許文献2には、耳標を装着した豚を取り扱う作業者が、作業中に雄部材の鋭利な先端部に引っ掛かる等して怪我等をしないように、前記雄部材を構成する軸部の前記尖頭部が分離可能に工夫された耳標が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、略円錐形状の尖鋭体(前記「尖頭部」に相当)が分離可能に嵌着されており、その芯杆(前記「軸部」に相当)及び台座部は硬質合成樹脂材から形成されて、鍔状のフランジ部のみが可撓性を有する軟質合成樹脂材から形成された雄部材と、この雄部材の芯杆が遊嵌される軟質合成樹脂製の雌部材とからなる家畜用耳標が開示されている。この耳標では、フランジ部に柔軟性があるため、耳標が畜舎等に引っ掛かる等して外力が加わったときでも、家畜の耳に負担が少ない。
【0006】
【特許文献1】
特開昭60−207534号報(請求項1等参照)。
【特許文献2】
特開平5−30874号報(請求項1等参照)。
【特許文献3】
特開平8−322415号報(請求項1等参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術には、以下のような解決すべき課題があった。
【0008】
一般的に、豚は、比較的狭いスペースで、複数頭を一緒に育てる。特に、母豚と子豚(10頭前後)は、子豚がある程度大きくなるまで、同じスペース(同じ豚舎の同じ柵の中)で飼育される場合が多い。子豚は、その狭い柵内で、他の子豚とぶつかったり、じゃれあったりする習性があり、また、子豚が、柵内を動き回り、耳の部分が、壁や支柱等に引っ掛かることも多い。そのため、耳標の雄部材の尖頭部が軸部から分離可能になっていると、その尖頭部がとれて、豚舎の床に落ちてしまう場合があった。尖頭部は、先端が鋭利に尖っているため、尖頭部が豚舎の床に落ちていると、飼育者が怪我をしたり、同じ柵内で飼育されている他の豚が傷を負ったりする危険性があった。
【0009】
また、豚舎の床にあった糞尿は集められて、乾燥化、堆肥化、活性汚泥処理等の処理が行われるので、雄部材の尖頭部が集められた糞尿に混入して、糞尿とともに処理工程に入ってしまうと、尖頭部が処理工程で用いる機械に傷をつけたり、機械の機能が劣化したりするという問題があった。そして、上記の工程を経て再処理された堆肥中に雄部材の尖頭部が混入し、その堆肥を用いる酪農家、農家等の作業者の安全性を損なっていた。
【0010】
その他、雄部材の尖頭部を分離可能にすると、耳標を一体成形することができないという問題もあった。例えば、前記特許文献3の耳標の場合、雄部材は、尖鋭体、芯杆と台座部、フランジ部の三箇所に分けて製造しなければならない。このように従来は、雄部材を一体成形することができなかったため、安価で大量に製造することが困難であった。
【0011】
また、特許文献3に記載された耳標の雄部材は、鍔状のフランジ部のみが、可撓性のある軟質合成樹脂部材から形成されていたが、軸部は、硬質合成樹脂材等のままだった。そのため、耳標が畜舎などに引っ掛かる等して外力が加わった際には、軸部に柔軟性がないため家畜の耳にかかる負担が大きくなるので、耳が柔らかくて薄い豚の耳標としては不向きであった。
【0012】
さらに、豚は成育が早いため、耳標を用いて豚の個体識別等を行う場合には、必然的に子豚のうちに耳標を装着する必要がある。子豚は耳が柔らかく薄いため、耳の部分が壁等に引っ掛かったり、他の子豚と接触したりした際に、簡単に耳がちぎれたりして、耳標が簡単に外れたりしてしまう。そのため、豚に用いる耳標は、他の家畜のものよりも耳にやさしいもので、また、柔らかく薄い耳にも確実に固定されるものである必要がある。
【0013】
また、子豚の耳は小さいことから、耳標も必然的に小さくなる。このため、耳標に固体識別用の文字、数字等を印字しただけでは、見難くなって識別し難くなるという問題がある。従って、豚用の耳標としては、小さな耳標であっても、一目見ただけで、基礎的な識別情報を得られるものが望ましい。
【0014】
そこで、本発明は、豚の耳への負担が少ない豚専用の耳標を提供すること、また、小さい耳標でも固体識別が容易な豚の固体識別方法を提供することを主な目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために、本発明では、次の手段を採用する。
【0016】
まず、平板状の鍔部と、該鍔部から突出し、その先端部位に円錐状の尖頭部が分離不能に設けられた軸部と、を少なくとも備える第1部材(雄部材)と、家畜の耳を貫通した軸部が挿着される孔部と、挿着状態で鍔部と対面して耳を挟持する平板部と、を少なくとも備える第2部材(雌部材)と、から構成され、第1部材が可撓性の合成樹脂で形成された豚用耳標を提供する。
【0017】
この豚用耳標の一つの特徴は、第1部材の尖頭部と軸部が分離不能となっていることである。例えば、尖頭部と軸部を一体樹脂成形することによって互いに分離不能とすることが可能であるし、あるいは豚用耳標の第1部材の尖頭部の先端を硬質合成樹脂により別体で成形しておき、これを軟質合成樹脂で成形された軸部に圧着、嵌着、溶着、接着等することによって互いに分離不能とすることができる。なお、尖頭部と軸部を一体樹脂成形を一体成形すれば、豚用耳標を安価で大量に製造することができる。
【0018】
尖頭部と軸部を分離不能としたことによって、鋭利な尖頭部が豚舎の柵内に落ちて、豚や飼育者が作業中に怪我をする等の危険性を排除できるし、糞尿に尖頭部が混入してしまうことがなくなるという利点がある。また、家畜の糞尿に尖頭部が混じってしまうと、糞尿の処理工程等に用いられる機械を損傷させる等の問題も発生し得る。また、家畜の糞尿は、処理工程の後に堆肥等として再利用されることが多いので、堆肥中に尖頭部が混入し、そのまま畑地等に散布されてしまうという問題も考えられる。したがって、第1部材の尖頭部と軸部を分離不能した構成の耳標を採用すれば、このような問題を一挙に解決できる。
【0019】
また、この豚用耳標を豚の耳に装着した際に、第1部材の尖頭部が、第2部材の孔部から上方へ突出しないようにすることによって、鋭利な尖頭部がむき出しにならないようにした。これにより、飼育者の日常の飼育作業や獣医師によるワクチン接種作業等を安全に行うことができ、また、同じ豚舎の同じ柵に入っている他の豚が、第1部材の鋭利な尖頭部に接触して傷つく危険性も無くなった。
【0020】
本発明に係る耳標の第1部材は、可撓性の合成樹脂で形成される。すなわち、鍔部だけでなく軸部も可撓性の柔軟な合成樹脂で形成されるため、耳標全体の柔軟性が向上する。そのため、耳標が畜舎に引っ掛かる等して外力が加わったときでも、柔らかくて薄い豚の耳に負担がかかりにくくなり、耳に損傷を与えない。
【0021】
そして、前記第1部材に加え、第2部材も可撓性の合成樹脂で形成することができる。この結果、第1部材の鍔部に加え、第2部材の平板部も柔軟性を持つ。鍔部と平板部が両方とも柔軟性を持つため、かかる耳標は耳に密着した状態で確実に固定され、ぐらついて耳を傷つけたりしなくなる。
【0022】
この豚用耳標では、鍔部と平板部に、固体識別用の印字を施すことができる。豚用耳標に印字することができる情報としては、固体識別番号、生産地、生産者(企業名)や農場名、個体群の管理番号等がある。例えば、個体群の管理番号を印字することにより、農場のデータベースに入力された詳細な記録情報を簡単に入手できる。詳細な記録情報としては、対象豚の、親(系統)、生年月日、飼育状態(与えたエサの種類や体重の変化等)等がある。
【0023】
次に、前記の豚用耳標を用いて、第1部材と第2部材をそれぞれ有色化し、その色の組み合わせを家畜固体の識別に利用する家畜固体識別方法を提供することができる。これにより、耳標が小さい場合でも、一目見ただけで、基礎的な識別情報を得ることができる。例えば、第1部材と第2部材の色の単純な組み合わせにより、豚の産地を表示することができる。そのほかに、耳標に、識別番号等を印字することにより、具体的な情報も標識することができる。
【0024】
ここで、この家畜固体識別方法に用いる耳標の第1部材と第2部材は、有色合成樹脂で形成することができる。製造した豚用耳標に各色を塗布するのではなく、あらかじめ、有色合成樹脂を用いて製造することにより、色が落ちる心配がなくなり、製造工程も少なくすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態の例を、添付図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に狭く限定されない。
【0026】
図1は、本発明の豚用耳標の第1部材Aの外観斜視図、図2は、第1部材Aの底面の平面図である。まず、第1部材Aは、先の尖った形状を備える略円錐形の尖頭部1と、該尖頭部1を支持する軸部2と、該軸部2の下端に広がる円板状の鍔部3と、によって構成されている。
【0027】
尖頭部1は、前記軸部2と分離不能に構成されている。尖頭部1は、耳標を豚の耳に装着する際に、耳に孔を開け、耳を貫通する機能を持つ。
【0028】
軸部2は、上方の尖頭部1に向けて徐々にやや口径が細くなる円柱形状を有している。また、軸部2は、内部中空になっているため、この点において、適度に撓みやすくなっている。軸部2の高さは、豚の耳の厚さ等を考慮して決める。
【0029】
豚用の耳標は、子豚又は、子豚舎から肥育舎に移す段階で装着する。子豚舎では、同週齢の子豚を、一つの大きな個体群として、一緒に飼育する。肥育舎に移された後は、肉豚として出荷されるまで、比較的狭いスペースで、同じ個体群の豚を一緒に飼育する。同じ豚舎内では、強い豚が、弱い豚の耳に装着した耳標を、噛んで外してしまったり、食いちぎったりする場合がある。また、狭い豚舎内で動き回ることにより、耳の部分が柵やエサ箱等に引っかかる危険性もある。
【0030】
従って、耳標は、耳に密着して固定されることが望ましい。そのため、軸部2の高さは、この点も充分に考慮して決めることが望ましい。具体的には、耳標装着時(子豚)の耳の厚さに合うように、軸部2の高さを決めればよい。耳標を装着する時の寸法にしておけば、その後の肥育段階では、耳はより厚くなるため、耳に密着して装着された状態になる。このように、密着状態で装着されていれば、強い豚が耳標を食いちぎったり、耳標が豚舎の柵等に引っ掛かったりすることを有効に防止できる。
【0031】
鍔部3は、薄板状のフランジである。鍔部3の形状は、円板状に限られず、どのような形でもよい。鍔部3の表面31は、耳標装着時に豚の耳と接する面となる。鍔部3の裏面32には、識別番号等を印字するのに用いることができる。鍔部3は、軸部2と一体成形された可撓性の合成樹脂からなるため、適度に撓み、柔軟性を有する。この構成により、耳標に外力が加わった場合でも、豚の耳への負担を低減できる。
【0032】
その他、第1部材Aの底面(鍔部の裏面32)の中央部には、孔21が開口している(図2参照)。この孔21は、軸部2の中空部に相当する。この孔21は、耳標を豚の耳に装着する際に用いる「鉗子」に設置する場合などに利用される。
【0033】
図3は、第1部材Aの一実施形態の断面図である。図3に示された第1部材Aの場合は、尖頭部1の先端部11が、硬質合成樹脂で形成されている。この硬質合成樹脂部13は、軟質合成樹脂で形成された軸部2等よりも硬く強度があるので、耳標をよりスムーズに豚の耳を貫通させることができる。
【0034】
この第1部材Aの製法は、まず、硬質合成樹脂部13を別体で製造しておき、第1部材Aを軟質合成樹脂で成形する際などに、硬質合成樹脂部13を圧着、嵌着、溶着又は接着等することによって軸部2と一体化する。このように製造することにより、硬質合成樹脂部13は、尖頭部1の軟質合成樹脂部分に埋め込まれた状態となり、分離不能となる。なお、本発明は、尖頭部1が、軸部2と分離不能になっていれば、この実施形態に限定されない。
【0035】
なお、第1部材Aは、可撓性の合成樹脂を一体成形したものである。例えば、ポリプロピレン、塩化ビニール、ポリエチレン、ポリウレタン、ゴムなどの材料を採用できる。第1部材Aを一体成形した場合でも、尖頭部1、軸部2、鍔部3の厚さや形状がそれぞれ異なるため、尖頭部1は比較的硬く、軸部2は適度に撓んで曲がったりでき、鍔部3は、柔軟性に富んだ構成となる。第1部材Aは、有色合成樹脂を用いて一体成形することができる。
【0036】
図4は、第2部材Bの外観斜視図、図5は、第2部材の底面の平面図である。まず、第2部材Bは、上方に突起する円筒状の孔部4と、該孔部4の下端に広がる円盤状の平板部5、孔部4の下端に設けられた台座状の段差部6と、を備える。
【0037】
孔部4は、内部中空である。孔部4の内筒部41は、耳標装着時に、第1部材Aの尖頭部1が挿着されてくる場所である。孔部4の円柱の高さは特に限定されないが、耳標を豚の耳Eに装着した場合に、尖頭部1の先端11が孔部4から突き出ない程度の高さを確保することが望ましい。これにより、鋭利な尖頭部1がむき出しにならないため、飼育者の日常の飼育作業や獣医師によるワクチン接種作業等を安全に行うことができ、また、同じ豚舎の同じ柵に入っている他の豚が、尖頭部1に接触して傷つく危険性も無くなる。
【0038】
薄板状の平板部5は、耳標装着時に、第1部材の鍔部3と対面する部分であって、平面部5の表面51は、耳標装着時に、豚の耳と接する。第1部材Aの鍔部3の表面31と第2部材Bの平板部5の裏面52が対面し、豚の耳を挟持する。平面部5の裏面52には、識別番号等を印字することができる。平板部5も、鍔部3と同様、適度に撓み、柔軟性を持たせることができる。このことにより、耳標に外力が加わった場合でも、豚の耳への負担を低減できる。
【0039】
段差部6は、図示しない「鉗子」の所定の装着部に第2部材を装着するための段差である。鉗子は、ペンチに似た器具で、耳標を豚の耳Eに取り付ける場合には、専用の鉗子を用いる。鉗子の一方の装着部には第1部材Aを、裏面の孔にはめ込むように設置し、もう一方の装着部には第2部材を、段差部6がきちんと嵌まるように設置する。そして、鉗子を、力を入れて閉じることにより、耳標が、豚の耳に装着される。従って、段差部6の形状、態様は、耳標の装着に用いる鉗子の第2部材Bを設置する部分の寸法、形状に合わせる。
【0040】
第2部材Bの底面(平板部5の裏面52)の中央部には、孔部4が開口する(図5)。すなわち、孔部4は中空であって、第2部材Bの裏面52に開口している。耳標を装着する際には、第1部材Aの尖頭部1を孔部4に裏面52側から押し込むようにする。
【0041】
第2部材Bは、硬質の合成樹脂で形成することも可能であるが、好適には、第1部材Aと同様に、可撓性の合成樹脂で形成することが望ましい。第2部材Bを可撓性の合成樹脂で形成する場合は、第1部材Aと同様の前記材料を採用することができる。なお、第2部材Bは、有色合成樹脂を用いて一体成形することができる。
【0042】
図6は、符号Eで示された豚の耳に耳標を装着した状態を模式的に示した一部縦断面図である。この図6に示されているように、第1部材Aの鍔部3の表面31と第2部材Bの平板部5の裏面52は対面(対向)し、豚の耳Eを挟持する。第1部材Aの尖頭部1が、豚の耳Eを貫通して、第2部材Bの孔部4に挿着されている。第2部材Bの孔部4の内筒部41の下端部分には、符号42で示す係止部が設けられている。この係止部42は、孔部4の内筒部41の直径よりも小さい口径に形成され、段差をなしている。
【0043】
第1部材Aの尖頭部1の底面部12の直径は、第2部材Bの係止部42の内筒部の直径よりも大きく、孔部4の中空の内筒部41の直径よりもやや小さい。なお、第1部材Aの尖頭部1の底面部12の直径は、第2部材Bの係止部42の内筒部の直径よりも大きいが、尖頭部1は略円錐台形状を有するので、下方側から強い力を加えると、係止部42(の内筒部)を貫通し、孔部4の内筒部41に入り込むことができる。一旦、第1部材Aの尖頭部1が内筒部41に入り込むと、尖頭部1の底面部12が、第2部材Bの係止部42に引っ掛かって、引き抜くことができなくなる。
【0044】
耳標を豚の耳Eに装着する際には、耳標が耳Eに確実に固定されることが望ましい。従って、第1部材Aの軸部2の長さと、第2部材Bの係止部42部分の高さ(厚み)は、豚の耳Eの厚さを考慮し、相対的に適宜寸法を決める。また、係止部42が高すぎたり、孔部4の高さが低すぎたりすると、第1部材Aの尖頭部1の鋭利な先端部11が、孔部4から上方に突出してしまうので、危険である。
【0045】
図7は、耳標を豚の耳Eに装着した状態を示す模式図である。第1部材Aと第2部材Bをそれぞれ別の色に着色することによって、豚の個体識別等に利用することができる。
【0046】
例えば、第1部材Aを七色、第2部材Bを七色用いることにより、49通りの色の組み合わせが可能になる。このため、豚の産地(例えば都道府県名)ごとに色の組み合わせを決めておくことにより、豚の産地に関する情報の概略を、一見しただけで知ることが可能になる。
【0047】
また、第1部材Aの色で、関東地方、九州地方等といった大まかな産地(地方)を表示し、第2部材Bの色で、その地方の中の具体的な産地(都道府県名)を表示するといった識別方法を用いてもよい。その他、それぞれの飼育農場ごとに、どの親から生まれたか、どの畜舎の豚か、いつ生まれたか等、目的に応じて、組み合わせを決め、各種情報を文字や記号等を、鍔部3や平板部5などに印字し、表示することもできる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によって奏される主な効果は、以下のとおりである。
【0049】
豚用耳標の第1部材の尖頭部と軸部を分離不能とすることにより、尖頭部が畜舎の床に落ちてしまうということがなくなるので、耳標の安全性を高めることができる。また、鍔部だけでなく、軸部も可撓性合成樹脂にすることによって、耳標の柔軟性が増し、耳標に外力が加わった際に、豚の耳に加わる負担を軽減できる。また、耳標の第1部材を一体成形すれば、耳標を安価で大量に製造することができるようになる。
【0050】
豚用耳標を豚の耳に装着した際に、第1部材の尖頭部の先端が、第2部材の孔部の上端よりも突出しないようにしたことにより、鋭利な尖頭部がむき出しにならないため、飼育者の日常の飼育作業や獣医によるワクチン接種作業等を安全に行うことができる。また、同じ豚舎の同じ柵に入っている他の豚が、尖頭部に接触して傷つく危険性も無くなる。
【0051】
耳標の第1部材と第2部材をそれぞれ有色化して、色の組み合わせを決めておくことにより、耳標を装着した個体に関する一定の情報を、一見しただけで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耳標の第1部材(A)の外観斜視図
【図2】同第1部材(A)の鍔部(3)を裏面側から見たときの平面図
【図3】同第1部材(A)の一実施形態を示す側方視断面図
【図4】本発明に係る耳標の第2部材(B)の外観斜視図
【図5】同第2部材(B)の平板部5を裏面側から見たときの平面図
【図6】耳標を豚の耳(E)に装着時の様子を模式的に示す一部断面図
【図7】耳標を豚の耳(E)に装着した時の様子を示す外観模式図
【符号の説明】
1 尖頭部
2 軸部
3 鍔部
4 孔部
5 平板部
6 段差部
42 係止部
A 第1部材
B 第2部材
E 豚の耳

Claims (6)

  1. 平板状の鍔部と、該鍔部から突出し、その先端部位に円錐状の尖頭部が分離不能に設けられた軸部と、を少なくとも備える第1部材と、家畜の耳を貫通した前記軸部が挿着される孔部と、前記挿着状態で前記鍔部と対面して前記耳を挟持する平板部と、を少なくとも備える第2部材と、から構成され、前記第1部材が可撓性の合成樹脂で形成された豚用耳標。
  2. 前記第1部材に加え、前記第2部材が可撓性の合成樹脂で形成されたことを特徴とする請求項1記載の豚用耳標。
  3. 前記第1部材は、一体樹脂成形されたことを特徴とする請求項1記載の豚用耳標。
  4. 前記鍔部又は/及び前記平板部には、個体識別用の印字が施されたことを特徴とする請求項1記載の豚用耳標。
  5. 請求項1記載の豚用耳標を用いて、前記第1部材と前記第2部材をそれぞれ有色化し、その色の組み合わせを家畜個体の識別に利用する家畜個体識別方法。
  6. 前記第1部材と前記第2部材は、有色合成樹脂で形成されたことを特徴とする請求項5記載の家畜個体識別方法。
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