JP2004350019A - 発電部を有するスイッチ端末および発電部を有するスイッチ端末の使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要とする手段を提供すること。
【解決手段】操作の入力を受けつけて制御装置に伝達するためのスイッチ端末1は、スイッチ端末に供給する電気を発電する発電部20と、スイッチ端末への操作を検知する操作検出部30と、操作検出部によって検知された操作の入力から操作信号を作成して無線通信により制御装置に送信する操作信号送信部40とを含めて構成されることを特徴とする。なお、発電部20は、スイッチ端末1の外部の振動からの発電を行うための振動子を含めて構成される振動発電部21、または、太陽光からの発電を行う太陽光発電部22として構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】操作の入力を受けつけて制御装置に伝達するためのスイッチ端末1は、スイッチ端末に供給する電気を発電する発電部20と、スイッチ端末への操作を検知する操作検出部30と、操作検出部によって検知された操作の入力から操作信号を作成して無線通信により制御装置に送信する操作信号送信部40とを含めて構成されることを特徴とする。なお、発電部20は、スイッチ端末1の外部の振動からの発電を行うための振動子を含めて構成される振動発電部21、または、太陽光からの発電を行う太陽光発電部22として構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電部を有するスイッチ端末および発電部を有するスイッチ端末の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザからの操作入力を受け付けて、制御装置などに伝達するスイッチは、例えば、バスの停車指示の用途として、広く普及している。これらのスイッチを設置する際には、スイッチと制御装置とを接続する配線を行うことによって、配線に関する手間がかかり、また、配線によって美観を損ねるという課題がある。
【0003】
そこで、スイッチと制御装置との間の信号伝達に、無線通信の技術を用いることにより、配線に関する課題を解決する手法が、提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。これらの手法により、スイッチの設置についての、配線の手間を省くとともに、配線が存在しないことにより、スイッチの周囲の美観が保たれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−16555号公報(段落[0014]等)
【特許文献2】
特開2002−216578号公報(段落[0006]等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、無線通信を利用するスイッチについて、設置後の保守をするにあたり、保守に関するコストがかかるという課題がある。
【0006】
保守のコストとは、具体的には、スイッチに内蔵されている電池の交換に関するコストである。これらのコストは、例えば、個々の電池の価格、電池の利用可能な期間、スイッチの個数、ならびに、スイッチの設置箇所によって決定される。なお、特許文献1は、所定の期間において、スイッチの動作/非動作を切り替えることにより、スイッチの非動作時についての電力消費を抑制する手法を提案している。これにより、スイッチに内蔵されている電池の消耗を抑制する効果が得られるが、動作時に電池を消耗させているので、電池の交換は必要となる。
【0007】
そこで本発明は、前記に鑑み、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要とする手段を提供することを、主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、操作の入力を受けつけて制御装置に伝達するためのスイッチ端末において、前記スイッチ端末は、前記スイッチ端末に供給する電気を発電する発電部と、前記スイッチ端末への操作を検知する操作検出部と、前記操作検出部によって検知された前記操作の入力から操作信号を作成して無線通信により前記制御装置に送信する操作信号送信部とを含めて構成されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明が適用されるスイッチ端末を用いた制御システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムの構成について、図1を参照して説明する。
【0010】
まず、図1に示す制御システムに用いられるスイッチ端末は、配線を不要にし、かつ、電池交換を不要にする機能を有する。このため、スイッチ端末を用いた制御システムは、操作の入力を受けて制御装置に伝達するためのスイッチ端末1と、スイッチ端末からの操作信号を受けて他装置を制御する制御装置2と、制御装置2に状態を通知するための状態通知の装置と、制御装置2からの制御を受けて動作する被制御の装置とを含んで構成される。なお、スイッチ端末1と制御装置2との間の通信は、無線通信によって行われるため、スイッチ端末1と制御装置2との間の配線は行わないものとする。
【0011】
次に、図1に示す制御装置2は、スイッチ端末1からの操作信号を受信する操作受信部60と、スイッチ端末1からの操作信号から制御情報を特定する処理部70と、制御情報を他装置に送信する制御送信部80とを含んで構成される。なお、処理部70は、スイッチ端末1からの操作信号とその操作信号に対応する制御情報との対応を記録する操作対応表71を有する。
【0012】
ここで、図1に示すスイッチ端末を用いた制御システムの動作の概要について、説明する。まず、スイッチ端末1は、ユーザからのスイッチの操作を契機として、そのスイッチの操作に関する操作信号を、無線通信によって、制御装置2に通知する。次に、制御装置2は、無線通信の受信手段である操作受信部60を用いて、スイッチ端末1から操作信号を受信する。また、制御装置2は、状態通知の装置から、制御システムの現在の状態を受信する。そして、制御装置2の処理部70は、受信した操作信号および受信した現在の状態から、操作対応表71を参照することにより、被制御の装置に伝達する制御信号を特定する。さらに、制御装置2は、その特定した制御信号を、被制御の装置に通知する。
【0013】
そして、スイッチ端末1の構成について、図2を用いて説明する。スイッチ端末1は、スイッチ端末1に供給する電気を発電する発電部20と、ユーザからのスイッチ端末への操作を検知するためのボタンなどにより構成される操作検出部30と、操作信号を作成して無線通信により送信する操作信号送信部40とを含んで構成される。なお、スイッチ端末1は、スイッチ端末を壁などに着脱させるために接着用のシールなどにより構成される取付部50を、更に含めて構成してもよい。
【0014】
ここで、まず、図2に示すスイッチ端末1の発電部20は、スイッチ端末1の外部からの電力供給を不要とするために、外部の振動からの発電を行うために振動子などによって構成される振動発電部21、太陽光からの発電を行うために太陽電池パネルなどにより構成される太陽光発電部22、ならびに、外部からのマイクロ波などの電磁波の放射を受けて発電する電磁波発電部23のうち、少なくとも1つの発電手段を有する構成とする。なお、発電部20は、ユーザからのスイッチの操作を随時受け付けるために、常に電力をスイッチ端末1に供給するように構成される。よって、発電部20は、コンデンサなどの発電した電気を貯蓄する手段も有している。なお、近年では、例えば、建物の壁などに貼り付けると、わずかながらも生じている壁の振動により発電を行う発電機(振動発電部21)が、開発されている。
【0015】
次に、図2に示すスイッチ端末1の操作検出部30は、ユーザからのスイッチ端末への操作を検知する手段である操作ボタン31と、操作検出部によって検知された操作(例えば、ボタンの押下)の時間を測定する操作時間測定部32とを含んで構成される。なお、操作ボタン31は、1つのボタンによって構成されてもよいし、複数のボタンによって構成されてもよい。そして、操作ボタン31が複数のボタンを有する場合は、ボタンごとにボタンを識別する識別子(以下、ボタンIDと表記する)を有する。
【0016】
さらに、図2に示すスイッチ端末1の操作信号送信部40は、操作信号を送信するための無線通信の手段である無線通信部41と、スイッチ端末を特定するスイッチIDおよびボタンIDを記憶するID記憶部42とを含んで構成される。なお、ID記憶部42に格納されたIDは、操作されたスイッチ端末1およびボタンを特定するために、操作信号に付されて送信される。
【0017】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムの構成について、説明した。次に、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、ポンプの制御システムに適用する一例について、図3および図4に示す構成図を参照しつつ、図5に示すフローチャートに沿って説明する。なお、図5は、主にスイッチ端末1および制御装置2の動作に着目したフローチャートである。
【0018】
まず、ポンプの制御システムの全体の構成について、図3を参照して説明する。ポンプの制御システムは、管路の流量を管理するポンプ(図示は省略)の動作を制御するために、表示用スクリーン111の上に配置されて操作手段を提供するスイッチ端末1Aと、ポンプの運転または停止にかかわる操作の入力を受けてポンプを制御する信号を出力するポンプの制御装置2Aと、映像データを表示する表示用スクリーン111と、映像データを出力する表示装置112と、ポンプに起動または停止の操作を指示するポンプの指示装置117と、ポンプに接続する管路の流量を測定するセンサである管路の流量測定装置118とを含んで構成される。なお、表示用スクリーン111は、例えば半透明のガラス板で構成され、表示装置により背面から投影された映像データを表示する。また、表示装置112は、液晶型のプロジェクタなどで構成され、表示用スクリーン111に表示するための映像データを出力する。
【0019】
なお、図3に示すポンプの制御システムと図1との対応関係について、説明する。まず、スイッチ端末1Aは、図1のスイッチ端末1に対応する。次に、ポンプの制御装置2Aは、図1の制御装置2に対応する。そして、表示用スクリーン111および表示装置112、ならびに、ポンプの指示装置117は、図1の被制御の装置に対応する。さらに、管路の流量測定装置118は、図1の状態通知の装置に対応するものである。
【0020】
そして、ポンプの制御システムの表示用スクリーン111の構成について、図4(A)を参照して説明する。なお、図4(A)は、表示用スクリーン111の正面からの図であり、表示装置112から照射される背景の映像データと、表示用スクリーン111の表面に設置されたスイッチ端末1Aとを、同一の平面上に示している。なお、スイッチ端末1Aは、“起動”および“停止”の表記が表面になされている。そして、現在の状態である管路の流量(管路の流量測定装置118から随時通知される情報である)は、表示装置112によって、“管路A流量:5m3/s”および“管路B流量:0m3/s”として、表示用スクリーン111上に表示されている。さらに、現在の状態であるポンプの運転状態は、ポンプごとに、“ポンプA起動”および“ポンプB停止”として、表示用スクリーン111上に表示されている。つまり、表示装置112から照射される現在の状態を示す情報は、ポンプの制御装置2Aからの制御によって、常に最新の情報に更新され、表示装置112を介して、表示用スクリーン111上に表示され続ける。なお、スイッチ端末1Aは、角型の押ボタンスイッチと同様の外観をしており、その底面を取付部として、例えば両面テープにより表示用スクリーン111の適所に、取り付けられている。
【0021】
さらに、ポンプの制御装置2Aに予め用意される操作対応表71について、図4(B)を参照して説明する。ここでは、一例として、管路の流量に係わらず、ユーザからの操作をそのままポンプの制御に反映する際の操作対応表71を示す。操作対応表71は、“操作の入力”に記述されたイベントが発生し、かつ、“現在の状態”に記述された条件を満たす場合は、“制御情報”に記述された制御信号を送信するという対応の組を記述している。例えば、“操作の入力”として、ユーザから“起動A”に対応するスイッチ端末1Aの操作があり、かつ、“起動A”に対応する“ポンプAが停止中”の場合は、制御情報として、ポンプの指示装置117に、“ポンプAの起動”を指示するという対応を示す。なお、スイッチ端末1Aは、後述する内蔵される振動発電部21が、わずかながらも振動する表示用スクリーン111からの振動エネルギを受けて、発電する。
【0022】
以上、ポンプの制御システムの構成について、説明した。次に、ポンプの制御システムの動作について、図5に示すフローチャートに沿って説明する。まず、ポンプの制御装置2Aを主体にした動作について、S101(前準備)から、S107(システムの動作終了の判定)まで、説明する。
【0023】
まず、S101(前準備)について、ポンプの制御装置2Aに着目して、説明する。ポンプの制御装置2Aを含むポンプの制御システムの各装置は、ポンプの制御室などの所定の場所に設置される。次に、ポンプの制御装置2Aは、管路の流量測定装置118と接続され、管路の流量のデータを随時受信する。そして、ポンプの制御装置2Aは、表示装置112と接続され、ユーザに示す現在の情報をポンプの制御装置2Aから送信可能とする。さらに、ポンプの制御装置2Aは、ポンプの指示装置117と接続され、ポンプの制御装置2Aからポンプの指示装置117に、ポンプの制御信号を送信可能とする。また、ポンプの制御装置2Aの操作受信部60は、スイッチ端末1Aからの無線信号を受信可能な場所に設置され、スイッチ端末1Aからの操作信号の送信を監視する。
【0024】
次に、S102(状態の取得)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、ポンプの制御装置2Aの内部に保持している状態、ならびに、ポンプの制御システムの他装置(例えば、管路の流量測定装置118)から取得する状態を取得する。なお、ポンプの制御システムの例では、現在の状態として、管路の流量、ならびに、ポンプごとの運転状態(“起動”または“停止”)が挙げられる。
【0025】
そして、S103(状態の表示)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、取得した状態をユーザに提示する。なお、ポンプの制御システムの例では、ポンプの制御装置2Aから表示装置112へ取得した状態を映像データとして送信し、表示装置112から表示用スクリーン111へ、その映像データが投影される(図4(A)参照)。
【0026】
ここで、S104(操作信号の受信の判定)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、操作受信部60を用いて、ユーザからの操作信号の入力を、スイッチ端末1Aから受信したかどうかを判定する。ここで、スイッチ端末1Aから操作信号が出力されない場合(S104、No)は、処理をS102(状態の取得)に戻し、表示用スクリーン111に表示されている状態を、最新のものに更新し続ける。
【0027】
さらに、S105(制御信号の決定)について、説明する。ポンプの制御装置2Aの処理部70(図1参照)は、スイッチ端末1Aから操作信号を受信する(S104、Yes)と、受信した操作信号および取得した状態から、操作対応表71を参照して、ポンプの指示装置117に送信するポンプの制御信号を決定する。ここで、処理部70は、受信した操作信号に含まれる“操作時間”を参照して、処理を行ってもよい。例えば、“操作時間”が1秒未満の場合、操作ミスとして、受信した操作信号を無視するという処理が行われる。
【0028】
そして、S106(装置の制御)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、制御送信部80を介して、操作対応表71から得たポンプの制御信号を、ポンプの指示装置117に送信する。そして、ポンプの指示装置117は、受信した制御信号を基に、ポンプを制御する。
【0029】
以上、スイッチ端末1Aから操作信号に応じた、ポンプの制御装置2Aの制御に関する一連の処理について、説明した。ここで、システムの動作を続行する場合は(S107、No)、処理をS102(状態の取得)に戻す。次に、スイッチ端末1Aを主体にした動作について、S101(前準備)、および、S201(操作の検知)からS203(操作信号の送信)まで、説明する。
【0030】
まず、S101(前準備)について、スイッチ端末1Aに着目して、説明する。まず、スイッチ端末1Aは、ユーザに操作させるために、取付部50を用いて、表示用スクリーン111の表面上に付される。次に、スイッチ端末1Aは、発電部20を用いて、電気の発電および発電された電気の蓄積を行い、スイッチ端末1Aに随時電力を供給する。これにより、スイッチ端末1Aは、電池の交換を行うことなしに、ユーザからのスイッチの操作を随時受け付け、かつ、受け付けた操作を信号として、送信することができる。
【0031】
次に、S201(操作の検知)について、説明する。スイッチ端末1Aは、ユーザからのスイッチの操作(タッチ)の有無を、操作検出部30によって、検知する。
【0032】
さらに、S202(操作時間の測定)について、説明する。スイッチ端末1Aは、操作検出部30によって操作があったと判定された場合に、操作時間測定部32を用いて、操作の開始時刻から終了時刻までのスイッチの操作時間の測定を行う。
【0033】
そして、S203(操作信号の送信)について、説明する。スイッチ端末1Aは、操作検出部30の操作ボタン31への操作が終了した後に、ID記憶部42に格納されているスイッチID、ボタンID、ならびに、操作時間を含めた操作信号を作成し、操作信号送信部40を用いて、ポンプの制御装置2Aに無線で送信する。なお、ポンプの制御システムの例では、1つのスイッチ端末1Aに対して、操作ボタン31は1つ(例えば、“ポンプAの起動”)であるので、ボタンIDは省略してもよい。
【0034】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、ポンプの制御システムに適用する一例について、説明した。これにより、あたかも表示用スクリーン111に表示された画面の1要素として、操作の入力手段であるスイッチ端末1Aをユーザに提示することにより、ユーザの操作性が向上するという効果が得られる。
【0035】
次に、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、バスなどの移動体の停車制御システムに適用する一例について、図6に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0036】
まず、移動体の停車制御システムの構成について、図6を用いて説明する。図6(A)は、移動体の停車制御システムの全体の構成を示す図であり、移動体の乗客が運転者に対して移動体の停車を指示する停車情報のスイッチ端末1B(スイッチ端末1に相当)と、移動体の運転者と乗客との間で移動体の停車に関する情報を伝達する移動体停車情報の制御装置2B(制御装置2に相当)と、移動体の運転手に乗客からの停車指示を表示する運転手用の表示器121と、移動体の乗客に停車指示を表示する乗客用の表示器122とを含んで構成される。
【0037】
次に、図6(B)は、移動体停車情報の制御装置2Bの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、停車表示の有無という2状態があり、“停車ボタン”の操作によって、停車表示の有への状態遷移、ならびに、“車両の停車”によって、停車表示の無への状態遷移へ移行する旨が記述されている。
【0038】
さらに、移動体の停車制御システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“停車指示”の1種類のみである。
【0039】
まず、移動体の停車制御システムは、S102(状態の取得)において、停車表示の有無という状態を取得して、S103(状態の表示)において、運転手用の表示器121および乗客用の表示器122を用いて、ユーザに状態を提示する。
【0040】
次に、移動体の停車制御システムは、S104(操作信号の受信の判定)において、ユーザからの停車に関する操作信号をスイッチ端末1Bから受信したかどうかを判定する。移動体停車情報の制御装置2Bは、S106(装置の制御)において、停車に関する操作信号の受信を契機として、操作対応表71に従って、“停車表示とブザーの発音”を行うとともに、車両の停車を契機として、その停車表示を消灯させる。
【0041】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、移動体の停車制御システムに適用する一例について、説明した。最近のバスは、窓ガラスの大型化、ノンステップバスにみられる低床化により、停車のボタンを設置する場所が限られてしまい、乗客に不便なものになっている。しかし、スイッチ端末1Bを使用することで、配線を考慮せずに、ボタンを乗客が押しやすい場所に、適切な数設置することが可能となり、乗客の利便性が向上する。
【0042】
さらに、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、自動ドアの開閉システムに適用する一例について、図7に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0043】
まず、自動ドアの開閉システムの構成について、図7を用いて説明する。図7(A)は、自動ドアの開閉システムの全体の構成を示す図であり、自動ドアに設置されて操作させることで自動ドアを開く自動ドアのスイッチ端末1C(スイッチ端末1に相当)と、自動ドア付近の床に設置されて操作させることで自動ドアを開くフット式のスイッチ端末1D(スイッチ端末1に相当)と、自動ドアに開閉に関する制御を行う自動ドアの制御装置2C(制御装置2に相当)と、ドア駆動用モータにドアの開閉を指示するドア駆動装置131と、ドア駆動装置からの指示により自動ドアを開閉するドア駆動用モータ132とを含んで構成される。
【0044】
次に、図7(B)は、自動ドアの制御装置2Cの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、自動ドアの開閉という2状態があり、スイッチ端末1Cまたはスイッチ端末1Dの操作によって、自動ドアの開への状態遷移、ならびに、“一定期間経過”によって、自動ドアの閉への状態遷移へ移行する旨が記述されている。
【0045】
さらに、自動ドアの開閉システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“自動ドアの開の指示”の1種類のみである。
【0046】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、自動ドアの開閉システムに適用する一例について、説明した。これにより、配線を考慮せずに、スイッチ端末1Cおよびスイッチ端末1Dを所望の箇所に設置できるという効果が得られる。
【0047】
そして、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、電車などの移動体内の情報提供システムに適用する一例について、図8から図10に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0048】
まず、移動体内の情報提供システムの構成について、図8を用いて説明する。図8(A)は、移動体内の情報提供システムの全体の構成を示す図であり、電車内の乗客に提供される情報を選択させるための画面操作用のスイッチ端末1E(スイッチ端末1に相当)と、電車内の乗客に情報を提供するための情報提供の制御装置2D(制御装置2に相当)と、乗客に情報を提供する電車内情報提供装置141とを含んで構成される。なお、電車内情報提供装置141は、例えば液晶画面などの表示部を有する。
【0049】
次に、図8(B)は、情報提供の制御装置2Dの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、選択されたカーソルの位置があり、画面操作用のスイッチ端末1E(矢印形状)の操作による選択されたカーソルの位置の移動指示、ならびに、画面操作用のスイッチ端末1E(“決定ボタン”の形状)の操作による選択されたカーソルの位置にある項目の実行指示が行われる。
【0050】
そして、電車内情報提供装置141に表示される画面の一例について、図9および図10を用いて説明する。なお、図9に示す画面の1項目が選択されたときに、図10が表示されるものとする。
【0051】
図9(A)は、列車内情報提供サービスのメニュー画面を示すものであり、メニューの項目として、“乗り換え案内”、“列車ダイヤ”、“天気予報”、“沿線情報”、ならびに、“今日の運勢”の5項目が表示されている。なお、選択されたカーソルは、例えば“沿線情報”の位置に存在している。そして、図9(B)は、図9(A)の画面に関する操作対応表71を示すものである。
【0052】
ここで、図9(A)および図9(B)の使用の一例について、より具体的に説明する。例えば、ユーザが、カーソルの位置を、“沿線情報”から“天気予報”に移動する場合、ユーザは、“天気予報”が“沿線情報”の左部に位置することを視認し、左向きの矢印に対応する画面操作用のスイッチ端末1Eを操作する。次に、情報提供の制御装置2Dは、スイッチ端末1Eから受信した操作信号に含まれるスイッチID(左向きの情報を示す)、ならびに、現在のカーソルの位置である“沿線情報”を基に、操作対応表71を参照する。そして、情報提供の制御装置2Dは、操作の入力として“左”、現在の状態として“沿線情報”となる項目を検索して、制御情報として“天気予報”へのカーソル移動を得る。さらに、情報提供の制御装置2Dは、現在の状態であるカーソルの位置を“天気予報”に移動するとともに、最新の状態の表示を電車内情報提供装置141に指示する。
【0053】
また、図9(A)の画面から、カーソルが“沿線情報”の位置に存在するときに画面操作用のスイッチ端末1E(“決定ボタン”の形状)の操作が行われた後の処理について、図10を用いて説明する。
【0054】
図10(A)は、列車内情報提供サービスの沿線情報の選択画面を示すものであり、メニューの項目として、“名所・観光地”、“名物・お土産”、ならびに、“ショッピング情報”の3項目が表示されている。そして、図10(B)は、図10(A)の画面に関する操作対応表71を示すものである。なお、具体的な処理については、図9と同様である。
【0055】
そして、移動体内の情報提供システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“カーソルの移動指示”および“カーソルの決定指示”の2種類であり、“カーソルの移動指示”については、各方向ごとにスイッチ端末1E(および対応するスイッチID)が異なるものとする。
【0056】
これにより、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、移動体内の情報提供システムに適用する一例について、説明した。これにより、配線を考慮せずに、スイッチ端末1Cおよびスイッチ端末1Dを所望の箇所に設置できるという効果が得られる。
【0057】
以上、本発明の一実施形態について説明した。かかる構成によれば、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要とする手段を提供することができる。なお、本発明の一実施形態に関する機能ブロック図を、図13に示す。
【0058】
以上説明した本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
【0059】
図11にスイッチ端末1の詳細な構成の一実施例を示す。
【0060】
スイッチ端末1はスイッチ筐体162中にユーザが押す押しボタン筐体164が入っており、操作ボタン31として、接触することで電気信号を流す検知用電極31Aと、電気信号が流れる信号伝達用鋼線31Bとを用いる接触型のスイッチが配置されている。
【0061】
また、取付部50の基板の上には、操作検出部30、操作信号送信部40、発電部の一例として振動発電部21を備え、そして後述する電力出力回路134が設けられている。
【0062】
そして、ユーザが押しボタン筐体164を押すことにより、ボタン筐体164からの圧力が信号伝達用銅線31Bに伝達し、信号伝達用銅線31Bが変形することで、検知用電極31Aと信号伝達用鋼線31Bとの間で電気信号が流れて、操作検出部30は、その電気信号を測定することにより、ユーザからの操作を検出して、操作信号送信部40より操作信号の送信が行われる。
【0063】
以上に示した構成を、上述した各実施例のスイッチ端末1として用いることが可能である。
【0064】
また、図7の自動ドアの開閉システムでのフット式のスイッチ端末1Dの構成の一実施例を図12に示す。
【0065】
この実施例のスイッチ端末1では、図11の実施例と同様に取付部50の基板の上に操作検出部30、操作信号送信部40、発電部の一例として振動発電部21を備え、後述する電力出力回路134が設けられている。
【0066】
そして、この実施例のスイッチ端末1では、クッション133を挟んで電極152、154はユーザーから圧力を受けない状態では離れているが、ユーザーがマットを踏むことによりクッション133が収縮し、電極152、154が接することで電極152、154に接続された信号伝達用鋼線31B、そして検知用電極31A間に電流が流れて、操作検出部30がその電気信号を測定して、操作信号送信部40より操作信号の送信が行われるようになる。
【0067】
以下、本発明のスイッチ端末に用いられる発電部20に関する例として、振動により発電する振動発電部の詳細を示す。
【0068】
図14は、振動により発電する機能を持った振動発電部21として圧電変換型電源回路を適用した例を示している。この圧電変換型電源回路はバイモルフ型板状の圧電変換振動子102を備えており、この圧電変換振動子102は、シリコン又は金属で製作された基板104から直角に延出している。
【0069】
図15に圧電変換振動子102の詳細を構成を示す。圧電変換振動子102は共に同一の直方体形状に形成した金属板106,バイモルフ型の圧電素子で構成された両圧電板112,114及び両電極板122,124により構成されており、両圧電板112,114は金属板106の両表面にそれぞれ導電性接着剤により貼り付けられている。これにより、両圧電板112,114は金属板106を介し直列接続されている。
【0070】
両圧電板112,114は共に同一の圧電材料により形成されており、これら各圧電板112,114は、その板厚方向への歪みにより圧電変換作用を発揮する。また、両電極板122,124は、両圧電板112,114の外表面にそれぞれ導電性接着剤により貼り付けられている。なお、金属板106,両圧電板112,114及び両電極板122,124の各板厚はそれぞれ均一になっている。
【0071】
圧電変換振動子102の自由端部106には、立方体形状の重り130が図14にて示すごとく嵌着されている。なお、圧電変換振動子102の先端部を自由端部とし、この自由端部に重り130を設けたのは、この重りの量を換えることによって、いろいろな振動条件、例えば前述の本発明の各実施例で示した振動条件、例えばバス、電車等の移動物体の振動特性に合わせて、更には建物等で自然に発生している自然振動に合わせて最も発生振動のピークで電力を得られるようにすることを実現するためである。また、振動の条件に合わせて、圧電変換振動子102の形状を変更することも可能である。
【0072】
以上のように構成した本実施例の回路では、圧電変換振動子102を力Fにて振動させると、圧電板112,114が基板104を基準に板厚方向に振動し、電荷を発生し、この電荷は端子108,110より電力として外部へ出力される。
【0073】
次に、図16に圧電変換振動子102からの電力を出力する電力出力回路134の一実施例を示す。圧電変換振動子102は可変抵抗器132を介して整流部140に接続されている。
【0074】
整流部140は、ダイオードを組み合わせた全波又は半波整流回路でもよい、更には倍電圧整流回路も使用可能である。ダイオードとして、p−n接合ダイオードでもショットキダイオードでもよい。圧電発電部の起電力が小さいときは、立ち上がり電圧の低いショットキダイオードを用いた方が良い出力が得られる。そして、整流回路140からの出力はコンデンサ142に接続されて、出力端子148,150より電力が出力されるようになる。
【0075】
これにより、発電部20に振動が起こると、圧電変換振動子に起電力が発生し、圧電変換振動子102の振動がある程度の時間持続するので、コンデンサ142の両端電圧Vが徐々に上昇し、操作信号送信部40に電力として供給出来るようになる。
【0076】
発電部20の実際の回路としては、n−Si基板にp−n接合ダイオードを組み合わせた整流部140とMOSキャパシタのコンデンサとをモノリシックに形成して構成し、更に、圧電変換振動子102をn−Si基板上にモノリシックの形に構成すれば、全体として、非常にコンパクトな発電部を構成出来る。
【0077】
尚、上述の実施例では発電部20に関するものとして、振動により発電する振動発電部の詳細を示したが、電力を得る構成としては振動により発電するものに限られず、図2の実施例で示したように外部からの光を検出することで発電する太陽電池、更には外部から供給される電磁波を検出することで発電する電磁波発電部を用いても発電部20を構成することが可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明により、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要として利便性の良いスイッチ端末を提供することを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るポンプの制御システムの構成図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るポンプの制御システムの表示用スクリーンの構成図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る移動体の停車制御システムの構成図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る自動ドアの開閉システムの構成図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る移動体内の情報提供システムの構成図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る電車内情報提供装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る電車内情報提供装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る接触型のスイッチ端末の構成図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るフット式のスイッチ端末の構成図である。
【図13】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの機能ブロック図である。
【図14】本発明の一実施形態に係る振動発電部の構成図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る圧電変換振動子の構成図である。
【図16】本発明の一実施形態に係る電力出力回路の構成図である。
【符号の説明】
1…スイッチ端末
1A…スイッチ端末
1B…停車情報のスイッチ端末
1C…自動ドアのスイッチ端末
1D…フット式のスイッチ端末
1E…画面操作用のスイッチ端末
2…制御装置
2A…ポンプの制御装置
2B…移動体停車情報の制御装置
2C…自動ドアの制御装置
2D…情報提供の制御装置
20…発電部
21…振動発電部
22…太陽光発電部
23…電磁波発電部
30…操作検出部
31…操作ボタン
32…操作時間測定部
40…操作信号送信部
41…無線通信部
42…ID記憶部
50…取付部
60…操作受信部
70…処理部
71…操作対応表
80…制御送信部
111…表示用スクリーン
112…表示装置
117…ポンプの指示装置
118…管路の流量測定装置
121…運転手用の表示器
122…乗客用の表示器
131…ドア駆動装置
132…ドア駆動用モータ
133…クッション
141…電車内情報提供装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電部を有するスイッチ端末および発電部を有するスイッチ端末の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザからの操作入力を受け付けて、制御装置などに伝達するスイッチは、例えば、バスの停車指示の用途として、広く普及している。これらのスイッチを設置する際には、スイッチと制御装置とを接続する配線を行うことによって、配線に関する手間がかかり、また、配線によって美観を損ねるという課題がある。
【0003】
そこで、スイッチと制御装置との間の信号伝達に、無線通信の技術を用いることにより、配線に関する課題を解決する手法が、提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。これらの手法により、スイッチの設置についての、配線の手間を省くとともに、配線が存在しないことにより、スイッチの周囲の美観が保たれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−16555号公報(段落[0014]等)
【特許文献2】
特開2002−216578号公報(段落[0006]等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、無線通信を利用するスイッチについて、設置後の保守をするにあたり、保守に関するコストがかかるという課題がある。
【0006】
保守のコストとは、具体的には、スイッチに内蔵されている電池の交換に関するコストである。これらのコストは、例えば、個々の電池の価格、電池の利用可能な期間、スイッチの個数、ならびに、スイッチの設置箇所によって決定される。なお、特許文献1は、所定の期間において、スイッチの動作/非動作を切り替えることにより、スイッチの非動作時についての電力消費を抑制する手法を提案している。これにより、スイッチに内蔵されている電池の消耗を抑制する効果が得られるが、動作時に電池を消耗させているので、電池の交換は必要となる。
【0007】
そこで本発明は、前記に鑑み、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要とする手段を提供することを、主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、操作の入力を受けつけて制御装置に伝達するためのスイッチ端末において、前記スイッチ端末は、前記スイッチ端末に供給する電気を発電する発電部と、前記スイッチ端末への操作を検知する操作検出部と、前記操作検出部によって検知された前記操作の入力から操作信号を作成して無線通信により前記制御装置に送信する操作信号送信部とを含めて構成されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明が適用されるスイッチ端末を用いた制御システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムの構成について、図1を参照して説明する。
【0010】
まず、図1に示す制御システムに用いられるスイッチ端末は、配線を不要にし、かつ、電池交換を不要にする機能を有する。このため、スイッチ端末を用いた制御システムは、操作の入力を受けて制御装置に伝達するためのスイッチ端末1と、スイッチ端末からの操作信号を受けて他装置を制御する制御装置2と、制御装置2に状態を通知するための状態通知の装置と、制御装置2からの制御を受けて動作する被制御の装置とを含んで構成される。なお、スイッチ端末1と制御装置2との間の通信は、無線通信によって行われるため、スイッチ端末1と制御装置2との間の配線は行わないものとする。
【0011】
次に、図1に示す制御装置2は、スイッチ端末1からの操作信号を受信する操作受信部60と、スイッチ端末1からの操作信号から制御情報を特定する処理部70と、制御情報を他装置に送信する制御送信部80とを含んで構成される。なお、処理部70は、スイッチ端末1からの操作信号とその操作信号に対応する制御情報との対応を記録する操作対応表71を有する。
【0012】
ここで、図1に示すスイッチ端末を用いた制御システムの動作の概要について、説明する。まず、スイッチ端末1は、ユーザからのスイッチの操作を契機として、そのスイッチの操作に関する操作信号を、無線通信によって、制御装置2に通知する。次に、制御装置2は、無線通信の受信手段である操作受信部60を用いて、スイッチ端末1から操作信号を受信する。また、制御装置2は、状態通知の装置から、制御システムの現在の状態を受信する。そして、制御装置2の処理部70は、受信した操作信号および受信した現在の状態から、操作対応表71を参照することにより、被制御の装置に伝達する制御信号を特定する。さらに、制御装置2は、その特定した制御信号を、被制御の装置に通知する。
【0013】
そして、スイッチ端末1の構成について、図2を用いて説明する。スイッチ端末1は、スイッチ端末1に供給する電気を発電する発電部20と、ユーザからのスイッチ端末への操作を検知するためのボタンなどにより構成される操作検出部30と、操作信号を作成して無線通信により送信する操作信号送信部40とを含んで構成される。なお、スイッチ端末1は、スイッチ端末を壁などに着脱させるために接着用のシールなどにより構成される取付部50を、更に含めて構成してもよい。
【0014】
ここで、まず、図2に示すスイッチ端末1の発電部20は、スイッチ端末1の外部からの電力供給を不要とするために、外部の振動からの発電を行うために振動子などによって構成される振動発電部21、太陽光からの発電を行うために太陽電池パネルなどにより構成される太陽光発電部22、ならびに、外部からのマイクロ波などの電磁波の放射を受けて発電する電磁波発電部23のうち、少なくとも1つの発電手段を有する構成とする。なお、発電部20は、ユーザからのスイッチの操作を随時受け付けるために、常に電力をスイッチ端末1に供給するように構成される。よって、発電部20は、コンデンサなどの発電した電気を貯蓄する手段も有している。なお、近年では、例えば、建物の壁などに貼り付けると、わずかながらも生じている壁の振動により発電を行う発電機(振動発電部21)が、開発されている。
【0015】
次に、図2に示すスイッチ端末1の操作検出部30は、ユーザからのスイッチ端末への操作を検知する手段である操作ボタン31と、操作検出部によって検知された操作(例えば、ボタンの押下)の時間を測定する操作時間測定部32とを含んで構成される。なお、操作ボタン31は、1つのボタンによって構成されてもよいし、複数のボタンによって構成されてもよい。そして、操作ボタン31が複数のボタンを有する場合は、ボタンごとにボタンを識別する識別子(以下、ボタンIDと表記する)を有する。
【0016】
さらに、図2に示すスイッチ端末1の操作信号送信部40は、操作信号を送信するための無線通信の手段である無線通信部41と、スイッチ端末を特定するスイッチIDおよびボタンIDを記憶するID記憶部42とを含んで構成される。なお、ID記憶部42に格納されたIDは、操作されたスイッチ端末1およびボタンを特定するために、操作信号に付されて送信される。
【0017】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムの構成について、説明した。次に、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、ポンプの制御システムに適用する一例について、図3および図4に示す構成図を参照しつつ、図5に示すフローチャートに沿って説明する。なお、図5は、主にスイッチ端末1および制御装置2の動作に着目したフローチャートである。
【0018】
まず、ポンプの制御システムの全体の構成について、図3を参照して説明する。ポンプの制御システムは、管路の流量を管理するポンプ(図示は省略)の動作を制御するために、表示用スクリーン111の上に配置されて操作手段を提供するスイッチ端末1Aと、ポンプの運転または停止にかかわる操作の入力を受けてポンプを制御する信号を出力するポンプの制御装置2Aと、映像データを表示する表示用スクリーン111と、映像データを出力する表示装置112と、ポンプに起動または停止の操作を指示するポンプの指示装置117と、ポンプに接続する管路の流量を測定するセンサである管路の流量測定装置118とを含んで構成される。なお、表示用スクリーン111は、例えば半透明のガラス板で構成され、表示装置により背面から投影された映像データを表示する。また、表示装置112は、液晶型のプロジェクタなどで構成され、表示用スクリーン111に表示するための映像データを出力する。
【0019】
なお、図3に示すポンプの制御システムと図1との対応関係について、説明する。まず、スイッチ端末1Aは、図1のスイッチ端末1に対応する。次に、ポンプの制御装置2Aは、図1の制御装置2に対応する。そして、表示用スクリーン111および表示装置112、ならびに、ポンプの指示装置117は、図1の被制御の装置に対応する。さらに、管路の流量測定装置118は、図1の状態通知の装置に対応するものである。
【0020】
そして、ポンプの制御システムの表示用スクリーン111の構成について、図4(A)を参照して説明する。なお、図4(A)は、表示用スクリーン111の正面からの図であり、表示装置112から照射される背景の映像データと、表示用スクリーン111の表面に設置されたスイッチ端末1Aとを、同一の平面上に示している。なお、スイッチ端末1Aは、“起動”および“停止”の表記が表面になされている。そして、現在の状態である管路の流量(管路の流量測定装置118から随時通知される情報である)は、表示装置112によって、“管路A流量:5m3/s”および“管路B流量:0m3/s”として、表示用スクリーン111上に表示されている。さらに、現在の状態であるポンプの運転状態は、ポンプごとに、“ポンプA起動”および“ポンプB停止”として、表示用スクリーン111上に表示されている。つまり、表示装置112から照射される現在の状態を示す情報は、ポンプの制御装置2Aからの制御によって、常に最新の情報に更新され、表示装置112を介して、表示用スクリーン111上に表示され続ける。なお、スイッチ端末1Aは、角型の押ボタンスイッチと同様の外観をしており、その底面を取付部として、例えば両面テープにより表示用スクリーン111の適所に、取り付けられている。
【0021】
さらに、ポンプの制御装置2Aに予め用意される操作対応表71について、図4(B)を参照して説明する。ここでは、一例として、管路の流量に係わらず、ユーザからの操作をそのままポンプの制御に反映する際の操作対応表71を示す。操作対応表71は、“操作の入力”に記述されたイベントが発生し、かつ、“現在の状態”に記述された条件を満たす場合は、“制御情報”に記述された制御信号を送信するという対応の組を記述している。例えば、“操作の入力”として、ユーザから“起動A”に対応するスイッチ端末1Aの操作があり、かつ、“起動A”に対応する“ポンプAが停止中”の場合は、制御情報として、ポンプの指示装置117に、“ポンプAの起動”を指示するという対応を示す。なお、スイッチ端末1Aは、後述する内蔵される振動発電部21が、わずかながらも振動する表示用スクリーン111からの振動エネルギを受けて、発電する。
【0022】
以上、ポンプの制御システムの構成について、説明した。次に、ポンプの制御システムの動作について、図5に示すフローチャートに沿って説明する。まず、ポンプの制御装置2Aを主体にした動作について、S101(前準備)から、S107(システムの動作終了の判定)まで、説明する。
【0023】
まず、S101(前準備)について、ポンプの制御装置2Aに着目して、説明する。ポンプの制御装置2Aを含むポンプの制御システムの各装置は、ポンプの制御室などの所定の場所に設置される。次に、ポンプの制御装置2Aは、管路の流量測定装置118と接続され、管路の流量のデータを随時受信する。そして、ポンプの制御装置2Aは、表示装置112と接続され、ユーザに示す現在の情報をポンプの制御装置2Aから送信可能とする。さらに、ポンプの制御装置2Aは、ポンプの指示装置117と接続され、ポンプの制御装置2Aからポンプの指示装置117に、ポンプの制御信号を送信可能とする。また、ポンプの制御装置2Aの操作受信部60は、スイッチ端末1Aからの無線信号を受信可能な場所に設置され、スイッチ端末1Aからの操作信号の送信を監視する。
【0024】
次に、S102(状態の取得)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、ポンプの制御装置2Aの内部に保持している状態、ならびに、ポンプの制御システムの他装置(例えば、管路の流量測定装置118)から取得する状態を取得する。なお、ポンプの制御システムの例では、現在の状態として、管路の流量、ならびに、ポンプごとの運転状態(“起動”または“停止”)が挙げられる。
【0025】
そして、S103(状態の表示)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、取得した状態をユーザに提示する。なお、ポンプの制御システムの例では、ポンプの制御装置2Aから表示装置112へ取得した状態を映像データとして送信し、表示装置112から表示用スクリーン111へ、その映像データが投影される(図4(A)参照)。
【0026】
ここで、S104(操作信号の受信の判定)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、操作受信部60を用いて、ユーザからの操作信号の入力を、スイッチ端末1Aから受信したかどうかを判定する。ここで、スイッチ端末1Aから操作信号が出力されない場合(S104、No)は、処理をS102(状態の取得)に戻し、表示用スクリーン111に表示されている状態を、最新のものに更新し続ける。
【0027】
さらに、S105(制御信号の決定)について、説明する。ポンプの制御装置2Aの処理部70(図1参照)は、スイッチ端末1Aから操作信号を受信する(S104、Yes)と、受信した操作信号および取得した状態から、操作対応表71を参照して、ポンプの指示装置117に送信するポンプの制御信号を決定する。ここで、処理部70は、受信した操作信号に含まれる“操作時間”を参照して、処理を行ってもよい。例えば、“操作時間”が1秒未満の場合、操作ミスとして、受信した操作信号を無視するという処理が行われる。
【0028】
そして、S106(装置の制御)について、説明する。ポンプの制御装置2Aは、制御送信部80を介して、操作対応表71から得たポンプの制御信号を、ポンプの指示装置117に送信する。そして、ポンプの指示装置117は、受信した制御信号を基に、ポンプを制御する。
【0029】
以上、スイッチ端末1Aから操作信号に応じた、ポンプの制御装置2Aの制御に関する一連の処理について、説明した。ここで、システムの動作を続行する場合は(S107、No)、処理をS102(状態の取得)に戻す。次に、スイッチ端末1Aを主体にした動作について、S101(前準備)、および、S201(操作の検知)からS203(操作信号の送信)まで、説明する。
【0030】
まず、S101(前準備)について、スイッチ端末1Aに着目して、説明する。まず、スイッチ端末1Aは、ユーザに操作させるために、取付部50を用いて、表示用スクリーン111の表面上に付される。次に、スイッチ端末1Aは、発電部20を用いて、電気の発電および発電された電気の蓄積を行い、スイッチ端末1Aに随時電力を供給する。これにより、スイッチ端末1Aは、電池の交換を行うことなしに、ユーザからのスイッチの操作を随時受け付け、かつ、受け付けた操作を信号として、送信することができる。
【0031】
次に、S201(操作の検知)について、説明する。スイッチ端末1Aは、ユーザからのスイッチの操作(タッチ)の有無を、操作検出部30によって、検知する。
【0032】
さらに、S202(操作時間の測定)について、説明する。スイッチ端末1Aは、操作検出部30によって操作があったと判定された場合に、操作時間測定部32を用いて、操作の開始時刻から終了時刻までのスイッチの操作時間の測定を行う。
【0033】
そして、S203(操作信号の送信)について、説明する。スイッチ端末1Aは、操作検出部30の操作ボタン31への操作が終了した後に、ID記憶部42に格納されているスイッチID、ボタンID、ならびに、操作時間を含めた操作信号を作成し、操作信号送信部40を用いて、ポンプの制御装置2Aに無線で送信する。なお、ポンプの制御システムの例では、1つのスイッチ端末1Aに対して、操作ボタン31は1つ(例えば、“ポンプAの起動”)であるので、ボタンIDは省略してもよい。
【0034】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、ポンプの制御システムに適用する一例について、説明した。これにより、あたかも表示用スクリーン111に表示された画面の1要素として、操作の入力手段であるスイッチ端末1Aをユーザに提示することにより、ユーザの操作性が向上するという効果が得られる。
【0035】
次に、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、バスなどの移動体の停車制御システムに適用する一例について、図6に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0036】
まず、移動体の停車制御システムの構成について、図6を用いて説明する。図6(A)は、移動体の停車制御システムの全体の構成を示す図であり、移動体の乗客が運転者に対して移動体の停車を指示する停車情報のスイッチ端末1B(スイッチ端末1に相当)と、移動体の運転者と乗客との間で移動体の停車に関する情報を伝達する移動体停車情報の制御装置2B(制御装置2に相当)と、移動体の運転手に乗客からの停車指示を表示する運転手用の表示器121と、移動体の乗客に停車指示を表示する乗客用の表示器122とを含んで構成される。
【0037】
次に、図6(B)は、移動体停車情報の制御装置2Bの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、停車表示の有無という2状態があり、“停車ボタン”の操作によって、停車表示の有への状態遷移、ならびに、“車両の停車”によって、停車表示の無への状態遷移へ移行する旨が記述されている。
【0038】
さらに、移動体の停車制御システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“停車指示”の1種類のみである。
【0039】
まず、移動体の停車制御システムは、S102(状態の取得)において、停車表示の有無という状態を取得して、S103(状態の表示)において、運転手用の表示器121および乗客用の表示器122を用いて、ユーザに状態を提示する。
【0040】
次に、移動体の停車制御システムは、S104(操作信号の受信の判定)において、ユーザからの停車に関する操作信号をスイッチ端末1Bから受信したかどうかを判定する。移動体停車情報の制御装置2Bは、S106(装置の制御)において、停車に関する操作信号の受信を契機として、操作対応表71に従って、“停車表示とブザーの発音”を行うとともに、車両の停車を契機として、その停車表示を消灯させる。
【0041】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、移動体の停車制御システムに適用する一例について、説明した。最近のバスは、窓ガラスの大型化、ノンステップバスにみられる低床化により、停車のボタンを設置する場所が限られてしまい、乗客に不便なものになっている。しかし、スイッチ端末1Bを使用することで、配線を考慮せずに、ボタンを乗客が押しやすい場所に、適切な数設置することが可能となり、乗客の利便性が向上する。
【0042】
さらに、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、自動ドアの開閉システムに適用する一例について、図7に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0043】
まず、自動ドアの開閉システムの構成について、図7を用いて説明する。図7(A)は、自動ドアの開閉システムの全体の構成を示す図であり、自動ドアに設置されて操作させることで自動ドアを開く自動ドアのスイッチ端末1C(スイッチ端末1に相当)と、自動ドア付近の床に設置されて操作させることで自動ドアを開くフット式のスイッチ端末1D(スイッチ端末1に相当)と、自動ドアに開閉に関する制御を行う自動ドアの制御装置2C(制御装置2に相当)と、ドア駆動用モータにドアの開閉を指示するドア駆動装置131と、ドア駆動装置からの指示により自動ドアを開閉するドア駆動用モータ132とを含んで構成される。
【0044】
次に、図7(B)は、自動ドアの制御装置2Cの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、自動ドアの開閉という2状態があり、スイッチ端末1Cまたはスイッチ端末1Dの操作によって、自動ドアの開への状態遷移、ならびに、“一定期間経過”によって、自動ドアの閉への状態遷移へ移行する旨が記述されている。
【0045】
さらに、自動ドアの開閉システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“自動ドアの開の指示”の1種類のみである。
【0046】
以上、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、自動ドアの開閉システムに適用する一例について、説明した。これにより、配線を考慮せずに、スイッチ端末1Cおよびスイッチ端末1Dを所望の箇所に設置できるという効果が得られる。
【0047】
そして、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、電車などの移動体内の情報提供システムに適用する一例について、図8から図10に示す構成図および図5に示すフローチャートを用いて、説明する。
【0048】
まず、移動体内の情報提供システムの構成について、図8を用いて説明する。図8(A)は、移動体内の情報提供システムの全体の構成を示す図であり、電車内の乗客に提供される情報を選択させるための画面操作用のスイッチ端末1E(スイッチ端末1に相当)と、電車内の乗客に情報を提供するための情報提供の制御装置2D(制御装置2に相当)と、乗客に情報を提供する電車内情報提供装置141とを含んで構成される。なお、電車内情報提供装置141は、例えば液晶画面などの表示部を有する。
【0049】
次に、図8(B)は、情報提供の制御装置2Dの操作対応表71を示すものである。“現在の状態”として、選択されたカーソルの位置があり、画面操作用のスイッチ端末1E(矢印形状)の操作による選択されたカーソルの位置の移動指示、ならびに、画面操作用のスイッチ端末1E(“決定ボタン”の形状)の操作による選択されたカーソルの位置にある項目の実行指示が行われる。
【0050】
そして、電車内情報提供装置141に表示される画面の一例について、図9および図10を用いて説明する。なお、図9に示す画面の1項目が選択されたときに、図10が表示されるものとする。
【0051】
図9(A)は、列車内情報提供サービスのメニュー画面を示すものであり、メニューの項目として、“乗り換え案内”、“列車ダイヤ”、“天気予報”、“沿線情報”、ならびに、“今日の運勢”の5項目が表示されている。なお、選択されたカーソルは、例えば“沿線情報”の位置に存在している。そして、図9(B)は、図9(A)の画面に関する操作対応表71を示すものである。
【0052】
ここで、図9(A)および図9(B)の使用の一例について、より具体的に説明する。例えば、ユーザが、カーソルの位置を、“沿線情報”から“天気予報”に移動する場合、ユーザは、“天気予報”が“沿線情報”の左部に位置することを視認し、左向きの矢印に対応する画面操作用のスイッチ端末1Eを操作する。次に、情報提供の制御装置2Dは、スイッチ端末1Eから受信した操作信号に含まれるスイッチID(左向きの情報を示す)、ならびに、現在のカーソルの位置である“沿線情報”を基に、操作対応表71を参照する。そして、情報提供の制御装置2Dは、操作の入力として“左”、現在の状態として“沿線情報”となる項目を検索して、制御情報として“天気予報”へのカーソル移動を得る。さらに、情報提供の制御装置2Dは、現在の状態であるカーソルの位置を“天気予報”に移動するとともに、最新の状態の表示を電車内情報提供装置141に指示する。
【0053】
また、図9(A)の画面から、カーソルが“沿線情報”の位置に存在するときに画面操作用のスイッチ端末1E(“決定ボタン”の形状)の操作が行われた後の処理について、図10を用いて説明する。
【0054】
図10(A)は、列車内情報提供サービスの沿線情報の選択画面を示すものであり、メニューの項目として、“名所・観光地”、“名物・お土産”、ならびに、“ショッピング情報”の3項目が表示されている。そして、図10(B)は、図10(A)の画面に関する操作対応表71を示すものである。なお、具体的な処理については、図9と同様である。
【0055】
そして、移動体内の情報提供システムの動作については、ポンプの制御システムの一例と同様に、図5に示すフローチャートに沿ったものとなる。なお、ユーザからの操作信号は、“カーソルの移動指示”および“カーソルの決定指示”の2種類であり、“カーソルの移動指示”については、各方向ごとにスイッチ端末1E(および対応するスイッチID)が異なるものとする。
【0056】
これにより、本実施形態のスイッチ端末を用いた制御システムを、移動体内の情報提供システムに適用する一例について、説明した。これにより、配線を考慮せずに、スイッチ端末1Cおよびスイッチ端末1Dを所望の箇所に設置できるという効果が得られる。
【0057】
以上、本発明の一実施形態について説明した。かかる構成によれば、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要とする手段を提供することができる。なお、本発明の一実施形態に関する機能ブロック図を、図13に示す。
【0058】
以上説明した本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
【0059】
図11にスイッチ端末1の詳細な構成の一実施例を示す。
【0060】
スイッチ端末1はスイッチ筐体162中にユーザが押す押しボタン筐体164が入っており、操作ボタン31として、接触することで電気信号を流す検知用電極31Aと、電気信号が流れる信号伝達用鋼線31Bとを用いる接触型のスイッチが配置されている。
【0061】
また、取付部50の基板の上には、操作検出部30、操作信号送信部40、発電部の一例として振動発電部21を備え、そして後述する電力出力回路134が設けられている。
【0062】
そして、ユーザが押しボタン筐体164を押すことにより、ボタン筐体164からの圧力が信号伝達用銅線31Bに伝達し、信号伝達用銅線31Bが変形することで、検知用電極31Aと信号伝達用鋼線31Bとの間で電気信号が流れて、操作検出部30は、その電気信号を測定することにより、ユーザからの操作を検出して、操作信号送信部40より操作信号の送信が行われる。
【0063】
以上に示した構成を、上述した各実施例のスイッチ端末1として用いることが可能である。
【0064】
また、図7の自動ドアの開閉システムでのフット式のスイッチ端末1Dの構成の一実施例を図12に示す。
【0065】
この実施例のスイッチ端末1では、図11の実施例と同様に取付部50の基板の上に操作検出部30、操作信号送信部40、発電部の一例として振動発電部21を備え、後述する電力出力回路134が設けられている。
【0066】
そして、この実施例のスイッチ端末1では、クッション133を挟んで電極152、154はユーザーから圧力を受けない状態では離れているが、ユーザーがマットを踏むことによりクッション133が収縮し、電極152、154が接することで電極152、154に接続された信号伝達用鋼線31B、そして検知用電極31A間に電流が流れて、操作検出部30がその電気信号を測定して、操作信号送信部40より操作信号の送信が行われるようになる。
【0067】
以下、本発明のスイッチ端末に用いられる発電部20に関する例として、振動により発電する振動発電部の詳細を示す。
【0068】
図14は、振動により発電する機能を持った振動発電部21として圧電変換型電源回路を適用した例を示している。この圧電変換型電源回路はバイモルフ型板状の圧電変換振動子102を備えており、この圧電変換振動子102は、シリコン又は金属で製作された基板104から直角に延出している。
【0069】
図15に圧電変換振動子102の詳細を構成を示す。圧電変換振動子102は共に同一の直方体形状に形成した金属板106,バイモルフ型の圧電素子で構成された両圧電板112,114及び両電極板122,124により構成されており、両圧電板112,114は金属板106の両表面にそれぞれ導電性接着剤により貼り付けられている。これにより、両圧電板112,114は金属板106を介し直列接続されている。
【0070】
両圧電板112,114は共に同一の圧電材料により形成されており、これら各圧電板112,114は、その板厚方向への歪みにより圧電変換作用を発揮する。また、両電極板122,124は、両圧電板112,114の外表面にそれぞれ導電性接着剤により貼り付けられている。なお、金属板106,両圧電板112,114及び両電極板122,124の各板厚はそれぞれ均一になっている。
【0071】
圧電変換振動子102の自由端部106には、立方体形状の重り130が図14にて示すごとく嵌着されている。なお、圧電変換振動子102の先端部を自由端部とし、この自由端部に重り130を設けたのは、この重りの量を換えることによって、いろいろな振動条件、例えば前述の本発明の各実施例で示した振動条件、例えばバス、電車等の移動物体の振動特性に合わせて、更には建物等で自然に発生している自然振動に合わせて最も発生振動のピークで電力を得られるようにすることを実現するためである。また、振動の条件に合わせて、圧電変換振動子102の形状を変更することも可能である。
【0072】
以上のように構成した本実施例の回路では、圧電変換振動子102を力Fにて振動させると、圧電板112,114が基板104を基準に板厚方向に振動し、電荷を発生し、この電荷は端子108,110より電力として外部へ出力される。
【0073】
次に、図16に圧電変換振動子102からの電力を出力する電力出力回路134の一実施例を示す。圧電変換振動子102は可変抵抗器132を介して整流部140に接続されている。
【0074】
整流部140は、ダイオードを組み合わせた全波又は半波整流回路でもよい、更には倍電圧整流回路も使用可能である。ダイオードとして、p−n接合ダイオードでもショットキダイオードでもよい。圧電発電部の起電力が小さいときは、立ち上がり電圧の低いショットキダイオードを用いた方が良い出力が得られる。そして、整流回路140からの出力はコンデンサ142に接続されて、出力端子148,150より電力が出力されるようになる。
【0075】
これにより、発電部20に振動が起こると、圧電変換振動子に起電力が発生し、圧電変換振動子102の振動がある程度の時間持続するので、コンデンサ142の両端電圧Vが徐々に上昇し、操作信号送信部40に電力として供給出来るようになる。
【0076】
発電部20の実際の回路としては、n−Si基板にp−n接合ダイオードを組み合わせた整流部140とMOSキャパシタのコンデンサとをモノリシックに形成して構成し、更に、圧電変換振動子102をn−Si基板上にモノリシックの形に構成すれば、全体として、非常にコンパクトな発電部を構成出来る。
【0077】
尚、上述の実施例では発電部20に関するものとして、振動により発電する振動発電部の詳細を示したが、電力を得る構成としては振動により発電するものに限られず、図2の実施例で示したように外部からの光を検出することで発電する太陽電池、更には外部から供給される電磁波を検出することで発電する電磁波発電部を用いても発電部20を構成することが可能である。
【0078】
【発明の効果】
本発明により、無線通信を利用するスイッチ端末において、電池の交換を不要として利便性の良いスイッチ端末を提供することを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るポンプの制御システムの構成図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るポンプの制御システムの表示用スクリーンの構成図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る移動体の停車制御システムの構成図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る自動ドアの開閉システムの構成図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る移動体内の情報提供システムの構成図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る電車内情報提供装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る電車内情報提供装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係る接触型のスイッチ端末の構成図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るフット式のスイッチ端末の構成図である。
【図13】本発明の一実施形態に係るスイッチ端末を用いた制御システムの機能ブロック図である。
【図14】本発明の一実施形態に係る振動発電部の構成図である。
【図15】本発明の一実施形態に係る圧電変換振動子の構成図である。
【図16】本発明の一実施形態に係る電力出力回路の構成図である。
【符号の説明】
1…スイッチ端末
1A…スイッチ端末
1B…停車情報のスイッチ端末
1C…自動ドアのスイッチ端末
1D…フット式のスイッチ端末
1E…画面操作用のスイッチ端末
2…制御装置
2A…ポンプの制御装置
2B…移動体停車情報の制御装置
2C…自動ドアの制御装置
2D…情報提供の制御装置
20…発電部
21…振動発電部
22…太陽光発電部
23…電磁波発電部
30…操作検出部
31…操作ボタン
32…操作時間測定部
40…操作信号送信部
41…無線通信部
42…ID記憶部
50…取付部
60…操作受信部
70…処理部
71…操作対応表
80…制御送信部
111…表示用スクリーン
112…表示装置
117…ポンプの指示装置
118…管路の流量測定装置
121…運転手用の表示器
122…乗客用の表示器
131…ドア駆動装置
132…ドア駆動用モータ
133…クッション
141…電車内情報提供装置
Claims (11)
- 操作の入力を受けつけて制御装置に伝達するためのスイッチ端末であって、前記スイッチ端末は、前記スイッチ端末に供給する電気を発電する発電部と、前記スイッチ端末への操作を検知する操作検出部と、前記操作検出部によって検知された前記操作の入力から操作信号を作成して無線通信により前記制御装置に送信する操作信号送信部とを含めて構成されることを特徴とする発電部を有するスイッチ端末。
- 前記発電部は、前記スイッチ端末の外部の振動からの発電を行うための振動子を含めて構成される振動発電部を有することを特徴とする請求項1に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 前記発電部は、太陽光からの発電を行う太陽光発電部を含めて構成されることを特徴とする請求項1に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 前記操作検出部は、操作の時間を測定する操作時間測定部を含めて構成されるものとし、前記操作信号送信部は、前記操作の時間を無線通信により送信することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 前記操作検出部は、前記スイッチ端末への操作を検知する手段である操作ボタンを複数有する構成とし、前記操作信号送信部は、前記複数の操作ボタンのうち、操作された前記操作ボタンを特定するボタンIDを無線通信により送信することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 前記操作信号送信部は、前記スイッチ端末を特定するスイッチIDを記憶するID記憶部を含めて構成されるものとし、前記スイッチIDを無線通信により送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 前記スイッチ端末は、前記スイッチ端末とは別の固体に取り付けられるための取付部をさらに含めて構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の発電部を有するスイッチ端末。
- 請求項7に記載のスイッチ端末を使用する方法であって、前記スイッチ端末は、映像を投影可能な表示スクリーンの表面上に、前記取付部を介して取り付けて設置されることを特徴とする発電部を有するスイッチ端末の使用方法。
- 請求項7に記載のスイッチ端末を使用する方法であって、前記スイッチ端末は、移動体の任意の場所に、前記取付部を介して取り付けて設置されることを特徴とする発電部を有するスイッチ端末の使用方法。
- 請求項7に記載のスイッチ端末を使用する方法であって、前記スイッチ端末は、自動ドアの表面上に、前記取付部を介して取り付けて設置されることを特徴とする発電部を有するスイッチ端末の使用方法。
- 請求項7に記載のスイッチ端末を使用する方法であって、前記スイッチ端末は、床上に、前記取付部を介して取り付けて設置されることを特徴とする発電部を有するスイッチ端末の使用方法。
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