JP2004348649A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、リザーブタンクの姿勢が変化しても液状冷媒に気泡が混入するのを防止でき、発熱体を効率良く冷却できる電子機器の提供を目的とする。
【解決手段】電子機器は、発熱するCPU(11)に熱的に接続された受熱部(31)とCPUの熱を放出する放熱部(32)との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介してCPUの熱を放熱部に移送する循環経路(33)と、循環経路に介在され、液状冷媒を蓄えるリザーブタンク(80)とを備えている。循環経路は、リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管(73a)と、リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管(73b)とを含む。第2の管はリザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部(75)を有し、この流入部はリザーブタンク内の中央部分に位置している。
【選択図】 図8
【解決手段】電子機器は、発熱するCPU(11)に熱的に接続された受熱部(31)とCPUの熱を放出する放熱部(32)との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介してCPUの熱を放熱部に移送する循環経路(33)と、循環経路に介在され、液状冷媒を蓄えるリザーブタンク(80)とを備えている。循環経路は、リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管(73a)と、リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管(73b)とを含む。第2の管はリザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部(75)を有し、この流入部はリザーブタンク内の中央部分に位置している。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体パッケージやチップセットのような発熱体を液状冷媒によって冷却する液冷式の電子機器に係り、特に循環経路を流れる液状冷媒から気泡を分離するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばポータブルコンピュータに用いられるCPUは、処理速度の高速化や多機能化に伴い動作中の発熱量が増加している。この熱対策として、近年、空気よりも遥かに高い比熱を有する冷却液を用いてCPUを冷却する、いわゆる液冷式の冷却システムが実用化されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1は、本体部と表示部を有するノート形のポータブルコンピュータに用いる液冷式の冷却システムを開示している。この冷却システムは、CPUやチップセットのような発熱を伴う部品に熱的に接続された受熱部と、冷却液が封入されたチューブを備えている。チューブは、受熱部に接続されているとともに、本体部と表示部との間に跨るように配管されている。表示部は、冷却液が蓄えられたリザーブタンクを収容している。リザーブタンクは、冷却液をチューブに補給するためのものであり、逆流防止用の逆止弁を介してチューブに接続されている。
【0004】
一方、液体が循環する経路に液体補充用のリザーブタンクを設置した電子機器では、このリザーブタンクを気液分離用のセパレータとして利用することが行なわれている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
この特許文献2に開示されたセパレータは、液体が蓄えられた容器と、経路を流れる液体を容器に戻す第1のチューブと、容器に蓄えられた液体を取り出す第2のチューブとを有している。第1および第2のチューブは、夫々容器内に開口する出口および入口を有している。第1のチューブの出口は、容器の上部の空気層に開口するとともに、第2のチューブの入口は、容器の底の近くに開口している。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6,519,147 B2号明細書(コラム9、図2、図11)
【0007】
【特許文献2】
米国特許第5,871,526号明細書(コラム8、図1、図13)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に示すようなノート形のポータブルコンピュータでは、リザーブタンクを内蔵した表示部が本体部を上方から覆うように横たわる第1の位置と、本体部の後端部から起立する第2の位置との間で回動可能となっている。それとともに、ポータブルコンピュータは、バック等に収納して持ち運ぶ機会が多いために、ポータブルコンピュータの姿勢が使用形態に応じて種々変化する。このため、リザーブタンクの姿勢が一定とならず、このリザーブタンク内の液面位置が変動する。
【0009】
このことから、特許文献2に開示された気液分離用のセパレータの構造を特許文献1のリザーブタンクに適用した場合に、ポータブルコンピュータの姿勢によっては容器が反転することがあり得る。この結果、容器の底の近くに位置する第2の管の開口が液面上に突出してしまい、第2の管が容器内の空気を吸い込むといった問題が生じてくる。
【0010】
言い換えると、特許文献2に開示されたセパレータは、容器の姿勢が変化した時の空気の吸い込みを防止するための対策が考慮されておらず、それ故、液体に気泡が混入するのを避けることができなくなる。
【0011】
特に特許文献1に示す冷却システムにおいて、ポータブルコンピュータの姿勢変化に伴って冷却液中に気泡が混入すると、受熱部でCPUの熱を効率良く吸収することができなくなる。これにより、CPUの冷却性能が著しく低下し、このCPUが使用限界温度に近づいて処理速度が遅くなったり、動作不能に陥るといった問題が生じてくる。
【0012】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、リザーブタンクの姿勢が変化しても液状冷媒に気泡が混入するのを防止でき、発熱体を効率良く冷却できる電子機器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
発熱体に熱的に接続された受熱部と上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介して上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
上記循環経路に介在され、上記液状冷媒を蓄えるリザーブタンクと、を具備している。
【0014】
上記循環経路は、上記リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、上記リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管とを含み、この第2の管は上記リザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部を有するとともに、この流入部は上記リザーブタンク内の中央部分に位置することを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、第2の管の流入部は、リザーブタンクの姿勢とは無関係に常にリザーブタンクに蓄えられた液状冷媒に漬かった状態を保つ。そのため、液状冷媒に気泡が混入することはなく、発熱体の熱を効率良く吸収できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
【0017】
図1ないし図7は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、本体ユニット2と表示ユニット3を備えている。本体ユニット2は、偏平な箱形の第1の筐体4を有している。第1の筐体4は、キーボード5を支持しているとともに、その上面の前半部がキーボード5を操作する際に手を置くパームレスト6となっている。
【0018】
第1の筐体4の後端部に取り付け座7が形成されている。取り付け座7は、第1の筐体4の幅方向に延びているとともに、第1の筐体4の上面およびキーボード5よりも上方に張り出している。取り付け座7は、第1ないし第3の中空凸部8a,8b,8cを有している。第1の中空凸部8aは、取り付け座7の一端から上向きに突出している。第2の中空凸部8bは、取り付け座7の他端から上向きに突出している。第3の中空凸部8cは、取り付け座7の中央部から上向きに突出するとともに、第1の中空凸部8aと第2の中空凸部8bとの間に位置している。
【0019】
図6および図8に示すように、第1の筐体4は、プリント回路板10およびハードディスク駆動装置のようなその他の部品を収容している。プリント回路板10の上面に発熱体としてのCPU11が実装されている。CPU11は、例えばBGA形の半導体パッケージにて構成され、第1の筐体4の後部に位置している。CPU11は、ベース基板12と、このベース基板12の中央部に実装されたICチップ13とを有している。ICチップ13は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
【0020】
表示ユニット3は、本体ユニット2から分離するように独立した一つの構成要素となっている。この表示ユニット3は、表示装置としての液晶表示パネル14と、液晶表示パネル14を収容する第2の筐体15とを備えている。液晶表示パネル14は、画像を表示するスクリーン14aを有している。第2の筐体15は、偏平な箱形であり、その前面に四角い開口部16が形成されている。液晶表示パネル14のスクリーン14aは、開口部16を通じて第2の筐体15の外部に露出している。
【0021】
第2の筐体15は、液晶表示パネル14の背後に位置する背板17を有している。この背板17に図8に示すような一対の中空凸部17a,17bが形成されている。中空凸部17a,17bは、第2の筐体15の高さ方向の中間部よりも上方に位置している。これら中空凸部17a,17bは、第2の筐体15の幅方向に互いに離れているとともに、第2の筐体15の後方に向けて突出している。
【0022】
図4ないし図8に示すように、表示ユニット3は、支持部材20を介して本体ユニット2の取り付け座7に支持されている。支持部材20は、第3の筐体21を有している。第3の筐体21は、天板21a、底板21b、左右の側板21c,21dおよび一対の端板21e,21fを有する偏平な中空の箱状をなしている。天板21aと底板21bは、第3の筐体21の厚み方向に向かい合っている。側板21c、21dおよび端板21e,21fは、天板21aの縁部と底板21bの縁部との間に跨っている。第3の筐体21は、第1および第2の筐体4,15よりも幅寸法が小さく形成されている。
【0023】
第3の筐体21の一端部に第1ないし第3の凹部22a,22b,22cが形成されている。第1および第2の凹部22a,22bは、上記取り付け座7の第1および第2の中空凸部8a,8bに対応するように、第3の筐体21の幅方向に互いに離れている。第1および第2の中空凸部8a,8bは、第1および第2の凹部22a,22bの内側に入り込んでいる。第3の凹部22cは、上記取り付け座7の第3の中空凸部8cに対応するように、第1および第2の凹部22a,22bの間に位置している。第3の中空凸部8cは、第3の凹部22cの内側に入り込んでいる。
【0024】
第3の筐体21の一端部は、一対のヒンジ23a,23bを介して第1の筐体4の取り付け座7に連結されている。一方のヒンジ23aは、取り付け座7の第1の中空凸部8aと第3の筐体21との間に跨っている。他方のヒンジ23bは、取り付け座7の第2の中空凸部8bと第3の筐体21との間に跨っている。ヒンジ23a,23bは、第1の筐体4の幅方向に延びる水平な回動軸線X1を有している。これらヒンジ23a,23bの回動軸線X1は、互いに同軸上に位置している。このため、第3の筐体21の一端部は、第1の筐体4の取り付け座7に対し回動軸線X1を中心に回動可能に連結されている。
【0025】
第3の筐体21の他端部に一対の凹部25a,25bが形成されている。凹部25a,25bは、第2の筐体15の中空凸部17a,17bに対応するように、第3の筐体21の幅方向に互いに離れている。中空凸部17a,17bは、凹部25a,25bの内側に入り込んでいる。
【0026】
第3の筐体21の他端部は、一対の他のヒンジ26a,26bを介して第2の筐体15の背板17に連結されている。一方のヒンジ26aは、第2の筐体15の一方の中空凸部17aと第3の筐体21との間に跨っている。他方のヒンジ26bは、第2の筐体15の他方の中空凸部17bと第3の筐体21との間に跨っている。ヒンジ26a,26bは、第2の筐体15の幅方向に延びる水平な回動軸線X2を有している。これらヒンジ26a,26bの回動軸線X2は、互いに同軸上に位置している。このため、第3の筐体21の他端部は、第2の筐体15の背板17に対し回動軸線X2を中心に回動可能に連結されている。
【0027】
言い換えると、第3の筐体21は、第2の筐体15の背板17に重なり合う位置と、この背板17から遠ざかる位置との間で回動可能となっている。それとともに、第3の筐体21は、ヒンジ26a,26bが有するブレーキ力により夫々の位置に保持されるようになっている。
【0028】
このことから、表示ユニット3は、支持部材20を介して本体ユニット2に回動可能に連結されているとともに、この支持部材20とは独立して単独で回動可能となっている。詳しく述べると、表示ユニット3は、支持部材20に重なり合った状態で第1の位置と第2の位置との間で回動可能となっている。図7は表示ユニット3が第1の位置に回動した状態を示し、図1および図2は表示ユニット3が第2の位置に回動した状態を示している。第1の位置では、表示ユニット3はキーボード5やパームレスト6を上方から覆うように本体ユニット2の上に横たわっている。第2の位置では、表示ユニット3はキーボード5、パームレスト6およびスクリーン14aを露出させるように本体ユニット2の後端部から起立している。
【0029】
表示ユニット3を第1の位置と第2の位置との間の中間に回動させた状態において、表示ユニット3を上向きに回動させると、第2の筐体15の背板17が支持部材20から遠ざかる。これにより、図3ないし図6に示すように表示ユニット3が第3の位置に移動する。第3の位置では、表示ユニット3は上記第2の位置よりも本体ユニット2の前方にずれた位置で起立している。そのため、支持部材20の起立角度を変化させることで、本体ユニット2に対する表示ユニット3の位置を本体ユニット2の奥行き方向に沿って移動させることができる。よって、支持部材20は、表示ユニット3が第2の位置および第3の位置にある限り、表示ユニット3の背後で起立している。特に表示ユニット3が第3の位置に移動した状態では、支持部材20の第3の筐体21は、第1の筐体4の後端部から前方に進むに従い上向きに傾斜している。
【0030】
図4および図8に示すように、ポータブルコンピュータ1は、CPU11を冷却する液冷式の冷却装置30を搭載している。冷却装置30は、回転形ポンプ31、放熱部32および循環経路33を備えている。
【0031】
回転形ポンプ31はCPU11の熱を受ける受熱部を兼ねている。この回転形ポンプ31は、第1の筐体4に収容されているとともに、プリント回路板10の上面に設置されている。図10に示すように、回転形ポンプ31は、羽根車34と、この羽根車34を収容するポンプハウジング35を備えている。羽根車34は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU11の温度が予め決められた値に達した時に、フラットモータ36を介して駆動される。
【0032】
ポンプハウジング35は、CPU11よりも大きな偏平な箱形であり、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で作られている。ポンプハウジング35は、底壁37a、上壁37bおよび四つの側壁37cを有している。これら各壁37a,37b,37cは、ポンプハウジング35の内部にポンプ室38を構成している。羽根車34はポンプ室38に収容されている。
【0033】
さらに、ポンプハウジング35は、吸入口39と吐出口40を有している。吸入口39および吐出口40は、ポンプ室38に開口するとともに、ポンプハウジング35の一つの側壁37cから第1の筐体4の後方に向けて突出している。
【0034】
ポンプハウジング35の底壁37aの下面は、平坦な受熱面42となっている。受熱面42は、CPU11を上方から覆うような大きさを有している。ポンプハウジング35は、四つの脚部43を有している。脚部43は、ポンプハウジング35の四つのコーナ部に位置し、受熱面42よりも下方に張り出している。脚部43は、夫々ねじ44を介してプリント回路板10の上面に固定されている。この固定により、ポンプハウジング35がCPU11に重なり合うとともに、このCPU11のICチップ13が受熱面42の中央部に熱的に接続されている。
【0035】
冷却装置30の放熱部32は、上記支持部材20の第3の筐体21に収容されている。図8、図11および図12に示すように、放熱部32は、電動ファン50、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cおよび配管52を備えている。
【0036】
電動ファン50は、ファンケース53と、このファンケース53に収容された遠心式の羽根車54を有している。ファンケース53は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で作られている。ファンケース53は、四角いケース本体55とカバー56とで構成されている。ケース本体55は、その一側縁部から起立する側壁58と、側壁58とは反対側の縁部に位置する一対のボス部59a,59bとを有している。カバー56は、側壁58の先端およびボス部59a,59bの先端の間に跨って固定されている。
【0037】
羽根車54は、ケース本体55に支持されているとともに、このケース本体55とカバー56との間に介在されている。羽根車54は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU11の温度が予め決められた値に達した時に、図示しないフラットモータによって駆動される。
【0038】
ファンケース53は、一対の吸込口61a,61bと、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを有している。吸込口61a,61bは、カバー56およびケース本体55に形成され、羽根車54を間に挟んで互いに向かい合っている。
【0039】
図8に示すように、第1の吐出口62aは、ケース本体55の側壁58の一端と一方のボス部59aとの間に位置している。第2の吐出口62bは、ボス部59a,59bの間に位置している。第3の吐出口62cは、ケース本体55の側壁58の他端と他方のボス部59bとの間に位置している。このため、第1の吐出口62aと第3の吐出口62cは、羽根車54を間に挟んで向かい合うとともに、第2の吐出口62bは、羽根車54を間に挟んで側壁58と向かい合っている。
【0040】
したがって、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cは、羽根車54の外周部を三方向から取り囲むような位置関係を保って配置されている。言い換えると、ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cは、羽根車54の回転中心O1に対し三方向に向けて開口している。これにより、吐出口が一方向にのみ開口する従来との比較において、羽根車54の回転中心O1に対する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口範囲が広くなっている。
【0041】
このような構成の電動ファン50において、羽根車54が回転すると、図12に矢印で示すようにファンケース53の外部の空気が吸込口61a,61bを介して羽根車54の回転中心部に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、羽根車54の外周部からファンケース53内に放出されるとともに、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを通じてファンケース53の外部に吐き出される。したがって、本実施形態の電動ファン50によれば、冷却用空気がファンケース53の三方向に吐き出される。
【0042】
図13は、羽根車の回転中心に対する吐出口の開口範囲を変化させた時の吐出口から吐き出される冷却用空気の風量と圧力の関係を示している。この図13において、線Aは吐出口から吐き出される冷却用空気の圧力を示し、線Bは同じく吐出口から吐き出される冷却用空気の風量を示している。吐出口から吐き出される冷却用空気の圧力は、吐出口の開口範囲とは無関係に一定に保たれているのに対し、吐出口から吐き出される冷却用空気の風量は、吐出口の開口範囲が広がるにつれて増大している。
【0043】
このことから、本実施形態の電動ファン50においても、ファンケース53に三方向に開口する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを形成することでで、これら吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気の圧力を維持しつつ、この冷却用空気の風量を増大させることができる。本発明者の実験によれば、羽根車54の回転中心O1に対する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口範囲を190°以上とすることにより、吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気の風量および圧力が共に充分なものとなることが確認されている。
【0044】
電動ファン50のファンケース53は、第3の筐体21の底板21bの内面にねじを介して固定されている。第3の筐体21の天板21aおよび底板21bは、夫々吸気口63a,63bを有している。吸気口63a,63bは、ファンケース53の吸込口61a,61bよりも大きな開口形状を有するとともに、これら吸込口61a,61bと向かい合っている。吸気口63a,63bは、例えばクリップ等の異物の侵入を防止するため、メッシュ状のガード64で覆われている。
【0045】
図8に示すように、ファンケース53の第1の吐出口62aおよび第3の吐出口62cは、第3の筐体21の左右の側板21c,21dと向かい合うとともに、第2の吐出口62bは第3の筐体21の端板21eと向かい合っている。第3の筐体21の側板21c,21dは、複数の排気口65を有している。排気口65は、互いに間隔を存して一列に並んでおり、上記表示ユニット3の背後に位置している。
【0046】
第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、夫々ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cに配置されている。第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、夫々複数の平板状の放熱フィン67を有している。放熱フィン67は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で作られている。これら放熱フィン67は、互いに間隔を存して平行に配置されているとともに、ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口縁部に固定されている。
【0047】
このため、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、電動ファン50の羽根車54を三方向から取り囲むように配置されている。よって、電動ファン50の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気は、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67の間を通り抜ける。
【0048】
上記放熱部32の配管52は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で作られている。図8および図11に示すように、配管52は、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67の中央部を貫通するとともに、これら放熱フィン67に熱的に接続されている。さらに、配管52は、冷媒入口68と冷媒出口69を有している。冷媒入口68および冷媒出口69は、第3の筐体21と第1の筐体4との連結部分の付近に位置している。
【0049】
図8および図11に示すように、冷却装置30の循環経路33は、第1の接続管71aと第2の接続管71bとを有している。第1の接続管71aは、回転形ポンプ31の吐出口40と放熱部32の冷媒入口68との間を接続している。第1の接続管71aは、回転形ポンプ31から第1の筐体4の第3の中空凸部8cに導かれた後、この中空凸部8cの一端と第3の筐体21との連結部分を通して放熱部32の冷媒入口68に導かれている。
【0050】
第2の接続管71bは、回転形ポンプ31の吸入口39と放熱部32の冷媒出口69との間を接続している。第2の接続管71bは、回転形ポンプ31から第1の筐体4の第3の中空凸部8cに導かれた後、この中空凸部8cの他端と第3の筐体21との連結部分を通して放熱部32の冷媒出口69に導かれている。
【0051】
第1および第2の接続管71a,71bは、夫々可撓性を有するゴム又は合成樹脂製のチューブで作られている。これにより、第3の筐体21の回動に伴って回転形ポンプ31と放熱部32との位置関係が変動した場合でも、第1および第2の接続管71a,71bが変形して循環経路33の捩じれを吸収するようになっている。
【0052】
回転形ポンプ31のポンプ室38、放熱部32の配管52および循環経路33に液状冷媒としての冷却液が充填されている。冷却液としては、例えば水にエチレングリコール溶液および必要に応じて腐蝕防止剤を配合した不凍液が用いられている。冷却液は、回転形ポンプ31のポンプ室38を流れる過程でICチップ13の熱を吸収する。
【0053】
図8および図11に示すように、放熱部32の配管52は、第1の管73aと第2の管73bを有している。第1の管73aは、冷媒入口68を有するとともに、上記第1の放熱ブロック51aの放熱フィン67および第2の放熱ブロック51bの放熱フィン67を貫通するようにL形に折れ曲がっている。この第1の管73aは、冷媒入口68とは反対側の端部に冷却液を吐き出す流出部74を有している。第2の管73bは、上記冷媒出口69を有するとともに、上記第3の放熱ブロック51cの放熱フィン67を貫通するように一直線状に延びている。この第2の管73bは、冷媒出口69とは反対側の端部に冷却液を吸い込む流入部75を有している。
【0054】
第3の筐体21は、リザーブタンク80を収容している。リザーブタンク80は、冷却液の蒸発分を補充するためのものであり、予め決められた量の冷却液を蓄えている。このリザーブタンク80内の冷却液の液面Lは、リザーブタンク80の中央部よりも上方に位置し、このリザーブタンク80内の上部には、冷却液の液面Lに接する空気層81が存在する。
【0055】
図14に示すように、リザーブタンク80は、第1の管73aと第2の管73bとの間に介在されているとともに、第3の筐体21の底板21b又は放熱部32に固定されている。リザーブタンク80は、第3の筐体21の幅方向に延びる四角い偏平な箱形であり、直角な四つのコーナ部C1,C2,C3,C4を有している。第1の管73aの流出側の端部および第2の管73bの流入側の端部は、リザーブタンク80の底を貫通してリザーブタンク80の内部に導入されている。
【0056】
第1の管73aの流出部74および第2の管73bの流入部75は、夫々リザーブタンク80の内部に開口している。第1の管73aの流出部74は、冷却液の液面Lよりも下方のリザーブタンク80の底付近に位置している。
【0057】
第2の管73bの流入側の端部は、リザーブタンク80の内部で直角に折れ曲がっており、第1の管73aの流出部74の上を横切っている。このため、第1の管73aの流出部74と第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の内部で互いに異なる方向を指向している。
【0058】
第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の中央部分に位置している。本実施形態の場合、リザーブタンク80が四角い箱状をなしているので、第2の管73bの流入部75は、図14に示すようにリザーブタンク80の四つのコーナ部C1,C2,C3,C4を結ぶ二本の対角線G1,G2の交点Pの付近に位置している。したがって、流入部75はリザーブタンク80に蓄えられた冷却液の液面Lよりも下方に位置し、常に冷却液中に漬かった状態に保たれている。
【0059】
図8に示すように、第2の筐体15に収容された液晶表示パネル14は、ケーブル83を介して第1の筐体4の内部のプリント回路板10に電気的に接続されている。ケーブル83は、液晶表示パネル14から第2の筐体15の中空凸部17aと第3の筐体21の凹部25aとの連結部分を通して第3の筐体21の内部に導かれている。さらに、このケーブル83は、第3の筐体21の内部において放熱部32の第1の放熱ブロック51aと側板21cとの間を通過するとともに、第3の筐体21の第1の凹部22aと第1の筐体4の第1の中空凸部8aとの連結部分を通して第1の筐体4の内部に導かれている。
【0060】
このような構成において、CPU11のICチップ13は、ポータブルコンピュータ1の使用中に発熱する。ICチップ13は、ポンプハウジング35の受熱面42に熱的に接続されているので、このICチップ13の熱がポンプハウジング35に伝わる。ポンプハウジング35のポンプ室38は冷却液で満たされており、この冷却液がポンプハウジング35に伝わるICチップ13の熱の多くを吸収する。
【0061】
回転形ポンプ31の羽根車34が回転すると、ポンプ室38内の冷却液が吐出口40から第1の接続管71aを介して放熱部32に送り出され、このポンプ室38と放熱部32との間で冷却液が強制的に循環される。
【0062】
詳しく述べると、ポンプ室38での熱交換により加熱された冷却液は、第1の接続管71aを介して放熱部32の第1の管73aに送り込まれ、この第1の管73aをリザーブタンク80に向けて流れる。この冷却液は、第1の管73aの流出部74からリザーブタンク80の内部に吐き出される。
【0063】
第1の管73aを流れる冷却液中に気泡が含まれていた場合、この気泡はリザーブタンク80に蓄えられた冷却液中に放出される。この気泡はリザーブタンク80内の冷却液中を上昇し、リザーブタンク80の上部の空気層81に集められる。これにより、冷却液中に混入していた気泡がリザーブタンク80の内部で分離除去される。
【0064】
第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80に蓄えられた冷却液中に漬かっているので、このリザーブタンク80内の冷却液を吸い込む。この冷却液は、第2の管73bから第2の接続管71bを介して回転形ポンプ31のポンプ室38に導かれる。したがって、放熱部32の第1および第2の管73a,73bは、冷却液を回転形ポンプ31と放熱部32との間で循環させる循環経路33の一部となっている。
【0065】
冷却液が流れる第1および第2の管73a,73bは、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67を貫通するとともに、これら放熱フィン67に熱的に接続されている。このため、冷却液に吸収されたICチップ13の熱は、第1および第2の管73a,73bを流れる過程で放熱フィン67に伝達される。
【0066】
第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、電動ファン50の三つの吐出口62a,62b,62cに配置されているとともに、羽根車54を三方向から取り囲んでいる。このため、羽根車54が回転すると、吐出口62a,62b,62cから吐き出された冷却用空気が放熱フィン67の間を通過するとともに、第1および第2の管73a,73bに吹き付けられる。この結果、放熱フィン67および第1および第2の管73a,73bに伝えられたICチップ13の熱が空気の流れに乗じて持ち去られる。
【0067】
放熱部32での熱交換により冷やされた冷却液は、第2の接続管71bを介して回転形ポンプ31のポンプ室38に戻る。この冷却液は、ポンプ室38で再びICチップ13の熱を吸収した後、放熱部32に送り出される。この結果、ICチップ13の熱が循環する冷却液を介して順次放熱部32に移送されるとともに、この放熱部32からポータブルコンピュータ1の外部に放出される。
【0068】
このようなポータブルコンピュータ1において、例えば表示ユニット3を第1の位置から第2の位置又は第3の位置に回動させたり、あるいはポータブルコンピュータ1を携帯したり運搬した場合、リザーブタンク80を内蔵する第3の筐体21やポータブルコンピュータ1自信の姿勢が変化する。このため、図15や図16に示すようにリザーブタンク80の姿勢が色々な向きに変化し、これに伴って冷却液の液面Lの位置が変動する。
【0069】
上記構成によると、リザーブタンク80に蓄えられた冷却液を吸い込む第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の中央部分に対応する位置で冷却液中に開口している。このため、第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の姿勢変化があっても常に冷却液の液面Lの下方に位置し、この冷却液中に浸漬された状態に保たれる。
【0070】
よって、第2の管73bの流入部75がリザーブタンク80内の空気層81に開口することはなく、空気が第2の管73bの流入部75に入り込むのを防止できる。このことから、リザーブタンク80から回転形ポンプ31のポンプ室38に戻る冷却液中に気泡が混入することはなく、この冷却液を利用してCPU11の熱を効率良く吸収することができる。
【0071】
さらに、上記構成によると、第2の管73bの流入部75をリザーブタンク80の中央部に位置させるだけの単純な構成で、冷却液中への気泡の混入を防止できる。このため、リザーブタンク80に複雑な気液分離機構を付設する必要はなく、冷却装置30の構造を簡略してコストを低減することができる。
【0072】
本発明は上記実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施できる。例えば上記実施の形態では、リザーブタンクを支持部材の第3の筐体に収容したが、本発明はこれに限らず、本体ユニットの第1の筐体に収容しても良い。
【0073】
さらに、リザーブタンクの形状も箱形に限らず、例えば円筒状としても良い。この場合、冷却液を取り入れる第2の管の流入部は、円筒の軸中心線上においてこの円筒の長さ方向の中間部に設置することが望ましい。
【0074】
また、上記実施の形態では、回転形ポンプのポンプハウジングが受熱部を兼ねているが、回転形ポンプと受熱部とを互いに分離し、これら両者を独立した構成要素としてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、リザーブタンクの姿勢が変化しても液状冷媒に気泡が混入するのを防止でき、発熱体を効率良く冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示ユニットを第2の位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】表示ユニットを第2の位置に回動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】表示ユニットを第3の位置に移動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図4】表示ユニットを第3の位置に移送させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図5】表示ユニットを第3の位置に移動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図6】表示ユニットを第3の位置に移動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの側面図。
【図7】表示ユニットを第1の位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図8】本体ユニットに収容された受熱部と、支持部材に収容された放熱部と、これら受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路との位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図9】受熱部を兼ねる回転形ポンプの平面図。
【図10】回転形ポンプとCPUとの位置関係を示す断面図。
【図11】冷却装置の平面図。
【図12】第3の筐体の内部に放熱部を収容した状態を示す断面図。
【図13】羽根車の回転中心に対する吐出口の開口範囲を変化させた時の吐出口から吐き出される冷却用空気の風量と圧力の関係を示す特性図。
【図14】リザーブタンクの中央部分と第2の管の流入部との位置関係を示す断面図。
【図15】リザーブタンクの姿勢が変化した時の第2の管の流入部と液面との位置関係を示す断面図。
【図16】リザーブタンクの姿勢がさらに変化した時の第2の管の流入部と液面との位置関係を示す断面図。
【符号の説明】
4…第1の筐体、11…発熱体(CPU)、15…第2の筐体、21…第3の筐体、31…受熱部(回転形ポンプ)、32…放熱部、33…循環経路、73a…第1の管、73b…第2の管、75…流入部、80…リザーブタンク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体パッケージやチップセットのような発熱体を液状冷媒によって冷却する液冷式の電子機器に係り、特に循環経路を流れる液状冷媒から気泡を分離するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばポータブルコンピュータに用いられるCPUは、処理速度の高速化や多機能化に伴い動作中の発熱量が増加している。この熱対策として、近年、空気よりも遥かに高い比熱を有する冷却液を用いてCPUを冷却する、いわゆる液冷式の冷却システムが実用化されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1は、本体部と表示部を有するノート形のポータブルコンピュータに用いる液冷式の冷却システムを開示している。この冷却システムは、CPUやチップセットのような発熱を伴う部品に熱的に接続された受熱部と、冷却液が封入されたチューブを備えている。チューブは、受熱部に接続されているとともに、本体部と表示部との間に跨るように配管されている。表示部は、冷却液が蓄えられたリザーブタンクを収容している。リザーブタンクは、冷却液をチューブに補給するためのものであり、逆流防止用の逆止弁を介してチューブに接続されている。
【0004】
一方、液体が循環する経路に液体補充用のリザーブタンクを設置した電子機器では、このリザーブタンクを気液分離用のセパレータとして利用することが行なわれている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
この特許文献2に開示されたセパレータは、液体が蓄えられた容器と、経路を流れる液体を容器に戻す第1のチューブと、容器に蓄えられた液体を取り出す第2のチューブとを有している。第1および第2のチューブは、夫々容器内に開口する出口および入口を有している。第1のチューブの出口は、容器の上部の空気層に開口するとともに、第2のチューブの入口は、容器の底の近くに開口している。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6,519,147 B2号明細書(コラム9、図2、図11)
【0007】
【特許文献2】
米国特許第5,871,526号明細書(コラム8、図1、図13)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に示すようなノート形のポータブルコンピュータでは、リザーブタンクを内蔵した表示部が本体部を上方から覆うように横たわる第1の位置と、本体部の後端部から起立する第2の位置との間で回動可能となっている。それとともに、ポータブルコンピュータは、バック等に収納して持ち運ぶ機会が多いために、ポータブルコンピュータの姿勢が使用形態に応じて種々変化する。このため、リザーブタンクの姿勢が一定とならず、このリザーブタンク内の液面位置が変動する。
【0009】
このことから、特許文献2に開示された気液分離用のセパレータの構造を特許文献1のリザーブタンクに適用した場合に、ポータブルコンピュータの姿勢によっては容器が反転することがあり得る。この結果、容器の底の近くに位置する第2の管の開口が液面上に突出してしまい、第2の管が容器内の空気を吸い込むといった問題が生じてくる。
【0010】
言い換えると、特許文献2に開示されたセパレータは、容器の姿勢が変化した時の空気の吸い込みを防止するための対策が考慮されておらず、それ故、液体に気泡が混入するのを避けることができなくなる。
【0011】
特に特許文献1に示す冷却システムにおいて、ポータブルコンピュータの姿勢変化に伴って冷却液中に気泡が混入すると、受熱部でCPUの熱を効率良く吸収することができなくなる。これにより、CPUの冷却性能が著しく低下し、このCPUが使用限界温度に近づいて処理速度が遅くなったり、動作不能に陥るといった問題が生じてくる。
【0012】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、リザーブタンクの姿勢が変化しても液状冷媒に気泡が混入するのを防止でき、発熱体を効率良く冷却できる電子機器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
発熱体に熱的に接続された受熱部と上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介して上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
上記循環経路に介在され、上記液状冷媒を蓄えるリザーブタンクと、を具備している。
【0014】
上記循環経路は、上記リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、上記リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管とを含み、この第2の管は上記リザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部を有するとともに、この流入部は上記リザーブタンク内の中央部分に位置することを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、第2の管の流入部は、リザーブタンクの姿勢とは無関係に常にリザーブタンクに蓄えられた液状冷媒に漬かった状態を保つ。そのため、液状冷媒に気泡が混入することはなく、発熱体の熱を効率良く吸収できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
【0017】
図1ないし図7は、電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、本体ユニット2と表示ユニット3を備えている。本体ユニット2は、偏平な箱形の第1の筐体4を有している。第1の筐体4は、キーボード5を支持しているとともに、その上面の前半部がキーボード5を操作する際に手を置くパームレスト6となっている。
【0018】
第1の筐体4の後端部に取り付け座7が形成されている。取り付け座7は、第1の筐体4の幅方向に延びているとともに、第1の筐体4の上面およびキーボード5よりも上方に張り出している。取り付け座7は、第1ないし第3の中空凸部8a,8b,8cを有している。第1の中空凸部8aは、取り付け座7の一端から上向きに突出している。第2の中空凸部8bは、取り付け座7の他端から上向きに突出している。第3の中空凸部8cは、取り付け座7の中央部から上向きに突出するとともに、第1の中空凸部8aと第2の中空凸部8bとの間に位置している。
【0019】
図6および図8に示すように、第1の筐体4は、プリント回路板10およびハードディスク駆動装置のようなその他の部品を収容している。プリント回路板10の上面に発熱体としてのCPU11が実装されている。CPU11は、例えばBGA形の半導体パッケージにて構成され、第1の筐体4の後部に位置している。CPU11は、ベース基板12と、このベース基板12の中央部に実装されたICチップ13とを有している。ICチップ13は、処理速度の高速化や多機能化に伴って動作中の発熱量が非常に大きく、安定した動作を維持するために冷却を必要としている。
【0020】
表示ユニット3は、本体ユニット2から分離するように独立した一つの構成要素となっている。この表示ユニット3は、表示装置としての液晶表示パネル14と、液晶表示パネル14を収容する第2の筐体15とを備えている。液晶表示パネル14は、画像を表示するスクリーン14aを有している。第2の筐体15は、偏平な箱形であり、その前面に四角い開口部16が形成されている。液晶表示パネル14のスクリーン14aは、開口部16を通じて第2の筐体15の外部に露出している。
【0021】
第2の筐体15は、液晶表示パネル14の背後に位置する背板17を有している。この背板17に図8に示すような一対の中空凸部17a,17bが形成されている。中空凸部17a,17bは、第2の筐体15の高さ方向の中間部よりも上方に位置している。これら中空凸部17a,17bは、第2の筐体15の幅方向に互いに離れているとともに、第2の筐体15の後方に向けて突出している。
【0022】
図4ないし図8に示すように、表示ユニット3は、支持部材20を介して本体ユニット2の取り付け座7に支持されている。支持部材20は、第3の筐体21を有している。第3の筐体21は、天板21a、底板21b、左右の側板21c,21dおよび一対の端板21e,21fを有する偏平な中空の箱状をなしている。天板21aと底板21bは、第3の筐体21の厚み方向に向かい合っている。側板21c、21dおよび端板21e,21fは、天板21aの縁部と底板21bの縁部との間に跨っている。第3の筐体21は、第1および第2の筐体4,15よりも幅寸法が小さく形成されている。
【0023】
第3の筐体21の一端部に第1ないし第3の凹部22a,22b,22cが形成されている。第1および第2の凹部22a,22bは、上記取り付け座7の第1および第2の中空凸部8a,8bに対応するように、第3の筐体21の幅方向に互いに離れている。第1および第2の中空凸部8a,8bは、第1および第2の凹部22a,22bの内側に入り込んでいる。第3の凹部22cは、上記取り付け座7の第3の中空凸部8cに対応するように、第1および第2の凹部22a,22bの間に位置している。第3の中空凸部8cは、第3の凹部22cの内側に入り込んでいる。
【0024】
第3の筐体21の一端部は、一対のヒンジ23a,23bを介して第1の筐体4の取り付け座7に連結されている。一方のヒンジ23aは、取り付け座7の第1の中空凸部8aと第3の筐体21との間に跨っている。他方のヒンジ23bは、取り付け座7の第2の中空凸部8bと第3の筐体21との間に跨っている。ヒンジ23a,23bは、第1の筐体4の幅方向に延びる水平な回動軸線X1を有している。これらヒンジ23a,23bの回動軸線X1は、互いに同軸上に位置している。このため、第3の筐体21の一端部は、第1の筐体4の取り付け座7に対し回動軸線X1を中心に回動可能に連結されている。
【0025】
第3の筐体21の他端部に一対の凹部25a,25bが形成されている。凹部25a,25bは、第2の筐体15の中空凸部17a,17bに対応するように、第3の筐体21の幅方向に互いに離れている。中空凸部17a,17bは、凹部25a,25bの内側に入り込んでいる。
【0026】
第3の筐体21の他端部は、一対の他のヒンジ26a,26bを介して第2の筐体15の背板17に連結されている。一方のヒンジ26aは、第2の筐体15の一方の中空凸部17aと第3の筐体21との間に跨っている。他方のヒンジ26bは、第2の筐体15の他方の中空凸部17bと第3の筐体21との間に跨っている。ヒンジ26a,26bは、第2の筐体15の幅方向に延びる水平な回動軸線X2を有している。これらヒンジ26a,26bの回動軸線X2は、互いに同軸上に位置している。このため、第3の筐体21の他端部は、第2の筐体15の背板17に対し回動軸線X2を中心に回動可能に連結されている。
【0027】
言い換えると、第3の筐体21は、第2の筐体15の背板17に重なり合う位置と、この背板17から遠ざかる位置との間で回動可能となっている。それとともに、第3の筐体21は、ヒンジ26a,26bが有するブレーキ力により夫々の位置に保持されるようになっている。
【0028】
このことから、表示ユニット3は、支持部材20を介して本体ユニット2に回動可能に連結されているとともに、この支持部材20とは独立して単独で回動可能となっている。詳しく述べると、表示ユニット3は、支持部材20に重なり合った状態で第1の位置と第2の位置との間で回動可能となっている。図7は表示ユニット3が第1の位置に回動した状態を示し、図1および図2は表示ユニット3が第2の位置に回動した状態を示している。第1の位置では、表示ユニット3はキーボード5やパームレスト6を上方から覆うように本体ユニット2の上に横たわっている。第2の位置では、表示ユニット3はキーボード5、パームレスト6およびスクリーン14aを露出させるように本体ユニット2の後端部から起立している。
【0029】
表示ユニット3を第1の位置と第2の位置との間の中間に回動させた状態において、表示ユニット3を上向きに回動させると、第2の筐体15の背板17が支持部材20から遠ざかる。これにより、図3ないし図6に示すように表示ユニット3が第3の位置に移動する。第3の位置では、表示ユニット3は上記第2の位置よりも本体ユニット2の前方にずれた位置で起立している。そのため、支持部材20の起立角度を変化させることで、本体ユニット2に対する表示ユニット3の位置を本体ユニット2の奥行き方向に沿って移動させることができる。よって、支持部材20は、表示ユニット3が第2の位置および第3の位置にある限り、表示ユニット3の背後で起立している。特に表示ユニット3が第3の位置に移動した状態では、支持部材20の第3の筐体21は、第1の筐体4の後端部から前方に進むに従い上向きに傾斜している。
【0030】
図4および図8に示すように、ポータブルコンピュータ1は、CPU11を冷却する液冷式の冷却装置30を搭載している。冷却装置30は、回転形ポンプ31、放熱部32および循環経路33を備えている。
【0031】
回転形ポンプ31はCPU11の熱を受ける受熱部を兼ねている。この回転形ポンプ31は、第1の筐体4に収容されているとともに、プリント回路板10の上面に設置されている。図10に示すように、回転形ポンプ31は、羽根車34と、この羽根車34を収容するポンプハウジング35を備えている。羽根車34は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU11の温度が予め決められた値に達した時に、フラットモータ36を介して駆動される。
【0032】
ポンプハウジング35は、CPU11よりも大きな偏平な箱形であり、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で作られている。ポンプハウジング35は、底壁37a、上壁37bおよび四つの側壁37cを有している。これら各壁37a,37b,37cは、ポンプハウジング35の内部にポンプ室38を構成している。羽根車34はポンプ室38に収容されている。
【0033】
さらに、ポンプハウジング35は、吸入口39と吐出口40を有している。吸入口39および吐出口40は、ポンプ室38に開口するとともに、ポンプハウジング35の一つの側壁37cから第1の筐体4の後方に向けて突出している。
【0034】
ポンプハウジング35の底壁37aの下面は、平坦な受熱面42となっている。受熱面42は、CPU11を上方から覆うような大きさを有している。ポンプハウジング35は、四つの脚部43を有している。脚部43は、ポンプハウジング35の四つのコーナ部に位置し、受熱面42よりも下方に張り出している。脚部43は、夫々ねじ44を介してプリント回路板10の上面に固定されている。この固定により、ポンプハウジング35がCPU11に重なり合うとともに、このCPU11のICチップ13が受熱面42の中央部に熱的に接続されている。
【0035】
冷却装置30の放熱部32は、上記支持部材20の第3の筐体21に収容されている。図8、図11および図12に示すように、放熱部32は、電動ファン50、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cおよび配管52を備えている。
【0036】
電動ファン50は、ファンケース53と、このファンケース53に収容された遠心式の羽根車54を有している。ファンケース53は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた材料で作られている。ファンケース53は、四角いケース本体55とカバー56とで構成されている。ケース本体55は、その一側縁部から起立する側壁58と、側壁58とは反対側の縁部に位置する一対のボス部59a,59bとを有している。カバー56は、側壁58の先端およびボス部59a,59bの先端の間に跨って固定されている。
【0037】
羽根車54は、ケース本体55に支持されているとともに、このケース本体55とカバー56との間に介在されている。羽根車54は、例えばポータブルコンピュータ1の電源投入時あるいはCPU11の温度が予め決められた値に達した時に、図示しないフラットモータによって駆動される。
【0038】
ファンケース53は、一対の吸込口61a,61bと、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを有している。吸込口61a,61bは、カバー56およびケース本体55に形成され、羽根車54を間に挟んで互いに向かい合っている。
【0039】
図8に示すように、第1の吐出口62aは、ケース本体55の側壁58の一端と一方のボス部59aとの間に位置している。第2の吐出口62bは、ボス部59a,59bの間に位置している。第3の吐出口62cは、ケース本体55の側壁58の他端と他方のボス部59bとの間に位置している。このため、第1の吐出口62aと第3の吐出口62cは、羽根車54を間に挟んで向かい合うとともに、第2の吐出口62bは、羽根車54を間に挟んで側壁58と向かい合っている。
【0040】
したがって、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cは、羽根車54の外周部を三方向から取り囲むような位置関係を保って配置されている。言い換えると、ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cは、羽根車54の回転中心O1に対し三方向に向けて開口している。これにより、吐出口が一方向にのみ開口する従来との比較において、羽根車54の回転中心O1に対する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口範囲が広くなっている。
【0041】
このような構成の電動ファン50において、羽根車54が回転すると、図12に矢印で示すようにファンケース53の外部の空気が吸込口61a,61bを介して羽根車54の回転中心部に吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、羽根車54の外周部からファンケース53内に放出されるとともに、第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを通じてファンケース53の外部に吐き出される。したがって、本実施形態の電動ファン50によれば、冷却用空気がファンケース53の三方向に吐き出される。
【0042】
図13は、羽根車の回転中心に対する吐出口の開口範囲を変化させた時の吐出口から吐き出される冷却用空気の風量と圧力の関係を示している。この図13において、線Aは吐出口から吐き出される冷却用空気の圧力を示し、線Bは同じく吐出口から吐き出される冷却用空気の風量を示している。吐出口から吐き出される冷却用空気の圧力は、吐出口の開口範囲とは無関係に一定に保たれているのに対し、吐出口から吐き出される冷却用空気の風量は、吐出口の開口範囲が広がるにつれて増大している。
【0043】
このことから、本実施形態の電動ファン50においても、ファンケース53に三方向に開口する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cを形成することでで、これら吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気の圧力を維持しつつ、この冷却用空気の風量を増大させることができる。本発明者の実験によれば、羽根車54の回転中心O1に対する第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口範囲を190°以上とすることにより、吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気の風量および圧力が共に充分なものとなることが確認されている。
【0044】
電動ファン50のファンケース53は、第3の筐体21の底板21bの内面にねじを介して固定されている。第3の筐体21の天板21aおよび底板21bは、夫々吸気口63a,63bを有している。吸気口63a,63bは、ファンケース53の吸込口61a,61bよりも大きな開口形状を有するとともに、これら吸込口61a,61bと向かい合っている。吸気口63a,63bは、例えばクリップ等の異物の侵入を防止するため、メッシュ状のガード64で覆われている。
【0045】
図8に示すように、ファンケース53の第1の吐出口62aおよび第3の吐出口62cは、第3の筐体21の左右の側板21c,21dと向かい合うとともに、第2の吐出口62bは第3の筐体21の端板21eと向かい合っている。第3の筐体21の側板21c,21dは、複数の排気口65を有している。排気口65は、互いに間隔を存して一列に並んでおり、上記表示ユニット3の背後に位置している。
【0046】
第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、夫々ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cに配置されている。第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、夫々複数の平板状の放熱フィン67を有している。放熱フィン67は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で作られている。これら放熱フィン67は、互いに間隔を存して平行に配置されているとともに、ファンケース53の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cの開口縁部に固定されている。
【0047】
このため、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、電動ファン50の羽根車54を三方向から取り囲むように配置されている。よって、電動ファン50の第1ないし第3の吐出口62a,62b,62cから吐き出される冷却用空気は、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67の間を通り抜ける。
【0048】
上記放熱部32の配管52は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料で作られている。図8および図11に示すように、配管52は、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67の中央部を貫通するとともに、これら放熱フィン67に熱的に接続されている。さらに、配管52は、冷媒入口68と冷媒出口69を有している。冷媒入口68および冷媒出口69は、第3の筐体21と第1の筐体4との連結部分の付近に位置している。
【0049】
図8および図11に示すように、冷却装置30の循環経路33は、第1の接続管71aと第2の接続管71bとを有している。第1の接続管71aは、回転形ポンプ31の吐出口40と放熱部32の冷媒入口68との間を接続している。第1の接続管71aは、回転形ポンプ31から第1の筐体4の第3の中空凸部8cに導かれた後、この中空凸部8cの一端と第3の筐体21との連結部分を通して放熱部32の冷媒入口68に導かれている。
【0050】
第2の接続管71bは、回転形ポンプ31の吸入口39と放熱部32の冷媒出口69との間を接続している。第2の接続管71bは、回転形ポンプ31から第1の筐体4の第3の中空凸部8cに導かれた後、この中空凸部8cの他端と第3の筐体21との連結部分を通して放熱部32の冷媒出口69に導かれている。
【0051】
第1および第2の接続管71a,71bは、夫々可撓性を有するゴム又は合成樹脂製のチューブで作られている。これにより、第3の筐体21の回動に伴って回転形ポンプ31と放熱部32との位置関係が変動した場合でも、第1および第2の接続管71a,71bが変形して循環経路33の捩じれを吸収するようになっている。
【0052】
回転形ポンプ31のポンプ室38、放熱部32の配管52および循環経路33に液状冷媒としての冷却液が充填されている。冷却液としては、例えば水にエチレングリコール溶液および必要に応じて腐蝕防止剤を配合した不凍液が用いられている。冷却液は、回転形ポンプ31のポンプ室38を流れる過程でICチップ13の熱を吸収する。
【0053】
図8および図11に示すように、放熱部32の配管52は、第1の管73aと第2の管73bを有している。第1の管73aは、冷媒入口68を有するとともに、上記第1の放熱ブロック51aの放熱フィン67および第2の放熱ブロック51bの放熱フィン67を貫通するようにL形に折れ曲がっている。この第1の管73aは、冷媒入口68とは反対側の端部に冷却液を吐き出す流出部74を有している。第2の管73bは、上記冷媒出口69を有するとともに、上記第3の放熱ブロック51cの放熱フィン67を貫通するように一直線状に延びている。この第2の管73bは、冷媒出口69とは反対側の端部に冷却液を吸い込む流入部75を有している。
【0054】
第3の筐体21は、リザーブタンク80を収容している。リザーブタンク80は、冷却液の蒸発分を補充するためのものであり、予め決められた量の冷却液を蓄えている。このリザーブタンク80内の冷却液の液面Lは、リザーブタンク80の中央部よりも上方に位置し、このリザーブタンク80内の上部には、冷却液の液面Lに接する空気層81が存在する。
【0055】
図14に示すように、リザーブタンク80は、第1の管73aと第2の管73bとの間に介在されているとともに、第3の筐体21の底板21b又は放熱部32に固定されている。リザーブタンク80は、第3の筐体21の幅方向に延びる四角い偏平な箱形であり、直角な四つのコーナ部C1,C2,C3,C4を有している。第1の管73aの流出側の端部および第2の管73bの流入側の端部は、リザーブタンク80の底を貫通してリザーブタンク80の内部に導入されている。
【0056】
第1の管73aの流出部74および第2の管73bの流入部75は、夫々リザーブタンク80の内部に開口している。第1の管73aの流出部74は、冷却液の液面Lよりも下方のリザーブタンク80の底付近に位置している。
【0057】
第2の管73bの流入側の端部は、リザーブタンク80の内部で直角に折れ曲がっており、第1の管73aの流出部74の上を横切っている。このため、第1の管73aの流出部74と第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の内部で互いに異なる方向を指向している。
【0058】
第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の中央部分に位置している。本実施形態の場合、リザーブタンク80が四角い箱状をなしているので、第2の管73bの流入部75は、図14に示すようにリザーブタンク80の四つのコーナ部C1,C2,C3,C4を結ぶ二本の対角線G1,G2の交点Pの付近に位置している。したがって、流入部75はリザーブタンク80に蓄えられた冷却液の液面Lよりも下方に位置し、常に冷却液中に漬かった状態に保たれている。
【0059】
図8に示すように、第2の筐体15に収容された液晶表示パネル14は、ケーブル83を介して第1の筐体4の内部のプリント回路板10に電気的に接続されている。ケーブル83は、液晶表示パネル14から第2の筐体15の中空凸部17aと第3の筐体21の凹部25aとの連結部分を通して第3の筐体21の内部に導かれている。さらに、このケーブル83は、第3の筐体21の内部において放熱部32の第1の放熱ブロック51aと側板21cとの間を通過するとともに、第3の筐体21の第1の凹部22aと第1の筐体4の第1の中空凸部8aとの連結部分を通して第1の筐体4の内部に導かれている。
【0060】
このような構成において、CPU11のICチップ13は、ポータブルコンピュータ1の使用中に発熱する。ICチップ13は、ポンプハウジング35の受熱面42に熱的に接続されているので、このICチップ13の熱がポンプハウジング35に伝わる。ポンプハウジング35のポンプ室38は冷却液で満たされており、この冷却液がポンプハウジング35に伝わるICチップ13の熱の多くを吸収する。
【0061】
回転形ポンプ31の羽根車34が回転すると、ポンプ室38内の冷却液が吐出口40から第1の接続管71aを介して放熱部32に送り出され、このポンプ室38と放熱部32との間で冷却液が強制的に循環される。
【0062】
詳しく述べると、ポンプ室38での熱交換により加熱された冷却液は、第1の接続管71aを介して放熱部32の第1の管73aに送り込まれ、この第1の管73aをリザーブタンク80に向けて流れる。この冷却液は、第1の管73aの流出部74からリザーブタンク80の内部に吐き出される。
【0063】
第1の管73aを流れる冷却液中に気泡が含まれていた場合、この気泡はリザーブタンク80に蓄えられた冷却液中に放出される。この気泡はリザーブタンク80内の冷却液中を上昇し、リザーブタンク80の上部の空気層81に集められる。これにより、冷却液中に混入していた気泡がリザーブタンク80の内部で分離除去される。
【0064】
第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80に蓄えられた冷却液中に漬かっているので、このリザーブタンク80内の冷却液を吸い込む。この冷却液は、第2の管73bから第2の接続管71bを介して回転形ポンプ31のポンプ室38に導かれる。したがって、放熱部32の第1および第2の管73a,73bは、冷却液を回転形ポンプ31と放熱部32との間で循環させる循環経路33の一部となっている。
【0065】
冷却液が流れる第1および第2の管73a,73bは、第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cの放熱フィン67を貫通するとともに、これら放熱フィン67に熱的に接続されている。このため、冷却液に吸収されたICチップ13の熱は、第1および第2の管73a,73bを流れる過程で放熱フィン67に伝達される。
【0066】
第1ないし第3の放熱ブロック51a,51b,51cは、電動ファン50の三つの吐出口62a,62b,62cに配置されているとともに、羽根車54を三方向から取り囲んでいる。このため、羽根車54が回転すると、吐出口62a,62b,62cから吐き出された冷却用空気が放熱フィン67の間を通過するとともに、第1および第2の管73a,73bに吹き付けられる。この結果、放熱フィン67および第1および第2の管73a,73bに伝えられたICチップ13の熱が空気の流れに乗じて持ち去られる。
【0067】
放熱部32での熱交換により冷やされた冷却液は、第2の接続管71bを介して回転形ポンプ31のポンプ室38に戻る。この冷却液は、ポンプ室38で再びICチップ13の熱を吸収した後、放熱部32に送り出される。この結果、ICチップ13の熱が循環する冷却液を介して順次放熱部32に移送されるとともに、この放熱部32からポータブルコンピュータ1の外部に放出される。
【0068】
このようなポータブルコンピュータ1において、例えば表示ユニット3を第1の位置から第2の位置又は第3の位置に回動させたり、あるいはポータブルコンピュータ1を携帯したり運搬した場合、リザーブタンク80を内蔵する第3の筐体21やポータブルコンピュータ1自信の姿勢が変化する。このため、図15や図16に示すようにリザーブタンク80の姿勢が色々な向きに変化し、これに伴って冷却液の液面Lの位置が変動する。
【0069】
上記構成によると、リザーブタンク80に蓄えられた冷却液を吸い込む第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の中央部分に対応する位置で冷却液中に開口している。このため、第2の管73bの流入部75は、リザーブタンク80の姿勢変化があっても常に冷却液の液面Lの下方に位置し、この冷却液中に浸漬された状態に保たれる。
【0070】
よって、第2の管73bの流入部75がリザーブタンク80内の空気層81に開口することはなく、空気が第2の管73bの流入部75に入り込むのを防止できる。このことから、リザーブタンク80から回転形ポンプ31のポンプ室38に戻る冷却液中に気泡が混入することはなく、この冷却液を利用してCPU11の熱を効率良く吸収することができる。
【0071】
さらに、上記構成によると、第2の管73bの流入部75をリザーブタンク80の中央部に位置させるだけの単純な構成で、冷却液中への気泡の混入を防止できる。このため、リザーブタンク80に複雑な気液分離機構を付設する必要はなく、冷却装置30の構造を簡略してコストを低減することができる。
【0072】
本発明は上記実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施できる。例えば上記実施の形態では、リザーブタンクを支持部材の第3の筐体に収容したが、本発明はこれに限らず、本体ユニットの第1の筐体に収容しても良い。
【0073】
さらに、リザーブタンクの形状も箱形に限らず、例えば円筒状としても良い。この場合、冷却液を取り入れる第2の管の流入部は、円筒の軸中心線上においてこの円筒の長さ方向の中間部に設置することが望ましい。
【0074】
また、上記実施の形態では、回転形ポンプのポンプハウジングが受熱部を兼ねているが、回転形ポンプと受熱部とを互いに分離し、これら両者を独立した構成要素としてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、リザーブタンクの姿勢が変化しても液状冷媒に気泡が混入するのを防止でき、発熱体を効率良く冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示ユニットを第2の位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】表示ユニットを第2の位置に回動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図3】表示ユニットを第3の位置に移動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図4】表示ユニットを第3の位置に移送させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図5】表示ユニットを第3の位置に移動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図6】表示ユニットを第3の位置に移動させた時の表示ユニットと支持部材との位置関係を示すポータブルコンピュータの側面図。
【図7】表示ユニットを第1の位置に回動させた状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図8】本体ユニットに収容された受熱部と、支持部材に収容された放熱部と、これら受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させる循環経路との位置関係を示すポータブルコンピュータの断面図。
【図9】受熱部を兼ねる回転形ポンプの平面図。
【図10】回転形ポンプとCPUとの位置関係を示す断面図。
【図11】冷却装置の平面図。
【図12】第3の筐体の内部に放熱部を収容した状態を示す断面図。
【図13】羽根車の回転中心に対する吐出口の開口範囲を変化させた時の吐出口から吐き出される冷却用空気の風量と圧力の関係を示す特性図。
【図14】リザーブタンクの中央部分と第2の管の流入部との位置関係を示す断面図。
【図15】リザーブタンクの姿勢が変化した時の第2の管の流入部と液面との位置関係を示す断面図。
【図16】リザーブタンクの姿勢がさらに変化した時の第2の管の流入部と液面との位置関係を示す断面図。
【符号の説明】
4…第1の筐体、11…発熱体(CPU)、15…第2の筐体、21…第3の筐体、31…受熱部(回転形ポンプ)、32…放熱部、33…循環経路、73a…第1の管、73b…第2の管、75…流入部、80…リザーブタンク。
Claims (7)
- 発熱体に熱的に接続された受熱部と上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液状冷媒を循環させ、この液状冷媒を介して上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
上記循環経路に介在され、上記液状冷媒を蓄えるリザーブタンクと、を具備し、
上記循環経路は、上記リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、上記リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管とを含み、この第2の管は上記リザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部を有するとともに、この流入部は上記リザーブタンク内の中央部分に位置することを特徴とする電子機器。 - 受熱部と放熱部との間で液状冷媒を循環させ、上記受熱部に伝わる発熱体の熱を上記液状冷媒を介して上記放熱部に移送する循環経路と、
上記循環経路に介在され、上記液状冷媒を蓄えるリザーブタンクと、
上記リザーブタンクを収容する持ち運び可能な筐体と、を具備し、
上記循環経路は、上記リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、上記リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管とを含み、この第2の管は上記リザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部を有するとともに、この流入部は上記リザーブタンク内の中央部分に位置することを特徴とする電子機器。 - 請求項1又は請求項2の記載において、上記リザーブタンクは、四つのコーナ部を有する箱形をなすとともに、上記第2の管の流入部は、上記コーナ部を結ぶ二本の対角線が交わる位置で上記リザーブタンク内に開口することを特徴とする電子機器。
- 請求項1又は請求項2の記載において、上記液状冷媒は、ポンプを介して上記受熱部と上記放熱部との間で強制的に循環されることを特徴とする電子機器。
- 請求項1又は請求項2の記載において、上記第1の管は、液状冷媒を上記リザーブタンク内に吐き出す流出部を有し、上記第1の管の流出部および上記第2の管の流入部は、上記リザーブタンク内で互いに異なる方向を向いていることを特徴とする電子機器。
- 請求項1又は請求項2の記載において、上記リザーブタンクは、その内部に空気層を有し、この空気層は上記リザーブタンクに蓄えられた液状冷媒の液面上に位置することを特徴とする電子機器。
- 発熱体を内蔵する第1の筐体と、
上記第1の筐体から分離された第2の筐体と、
上記第2の筐体を上記第1の筐体に対して移動可能に支持する第3の筐体と、
上記発熱体に熱的に接続された受熱部と上記発熱体の熱を放出する放熱部との間で液状冷媒を循環させ、上記受熱部に伝えられた上記発熱体の熱を上記放熱部に移送する循環経路と、
上記第3の筐体に収容され、上記循環経路に介在されるとともに、上記液状冷媒を蓄えるリザーブタンクと、を具備し、
上記循環経路は、上記リザーブタンクに液状冷媒を戻す第1の管と、上記リザーブタンクから液状冷媒を取り出す第2の管とを含み、この第2の管は上記リザーブタンク内の液状冷媒が流れ込む流入部を有するとともに、この流入部は上記リザーブタンク内の中央部分に位置することを特徴とする電子機器。
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