JP2004343354A - 携帯通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電話帳データの登録を短時間でかつ容易に行うことができる携帯通信装置を提供する。
【解決手段】携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される画像を撮像し、撮像された画像の中の文字列を、画像処理部4によって抽出する。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換する。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類し、分類データを生成する。携帯電話機1は、生成される分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。これによって、携帯電話機1にユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなり、電話帳データ22の登録を短時間でかつ容易に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される画像を撮像し、撮像された画像の中の文字列を、画像処理部4によって抽出する。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換する。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類し、分類データを生成する。携帯電話機1は、生成される分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。これによって、携帯電話機1にユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなり、電話帳データ22の登録を短時間でかつ容易に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるカメラ付携帯電話機のように、画像を撮像する撮像部を備える携帯通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、名刺の管理を行う場合は、名刺の枚数が増えるにつれて管理が煩雑になるため、名刺に各種各様に記載されている文字データ、たとえば所属組織、肩書、姓名、住所および電話番号を、ユーザがキーボードを用いてコンピュータに手動で入力して、記憶させている。
【0003】
また、最近の携帯電話機の用途は、単に通話だけではなく、電子的な電話帳およびスケジュール帳、電子メールの送受信、インターネット接続など、様々な用途に広がってきており、携帯電話機付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)へ姓名、電話番号および電子メールのメールアドレスなどの電話帳データを記憶させるときは、ユーザが操作キーを用いて手動で入力操作を行っている。
【0004】
しかし、コンピュータに入力する文字データおよび携帯電話機に入力する電話帳データの項目が増えるにつれて、データの入力操作は煩雑になり、ユーザにとって大きな負担になる。このため、ユーザの入力負荷を軽減する技術の開発が進められている。
【0005】
第1の従来技術は、名刺に記載の文字データ、たとえば所属組織、肩書、姓名、住所および電話番号をスキャナで読取り、読取った前記文字データに基づいてデータベースを作成して、記憶する(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
第2の従来技術は、文字読取り部および文字認識部を備える携帯電話機において、ユーザが電話帳などの紙面上に記載された電話番号の文字上を、文字読取り部を用いてなぞることによって、文字読取り部は前記電話番号を文字形状イメージとして読取る。読取った文字形状イメージは、文字認識部によって文字コードに変換し、文字コードに基づいて認識した電話番号をメモリに記憶する(たとえば、特許文献2参照)。
【0007】
第3の従来技術は、カメラ機能を備える携帯電話機において、電話番号が記載された電話帳などの紙媒体をカメラで撮像し、撮像した画像情報を携帯電話機の表示部に表示する。この表示された画像情報の中から電話番号の画像情報がユーザによって選択されると、選択された画像情報を文字情報に変換し、メモリに記憶する(たとえば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開昭59−47641号公報
【特許文献2】
特開平6−303298号公報
【特許文献3】
特開2001−177622号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述の第2および第3の従来技術では、紙面上の電話番号の文字情報を読取り、文字認識を行うことによって、携帯電話機の電子電話帳への電話番号の登録操作を簡略化している。しかし、前述の第2および第3の従来技術は、複数の電話帳データ、たとえば電話番号、姓名および電子メールのメールアドレスなどの文字情報を一度に読取り、文字認識を行うことによって、前記複数の電話帳データを携帯電話機の電子電話帳に登録できる構成になっていない。したがって、第2および第3の従来技術における携帯電話機の電子電話帳へ複数の電話帳データを登録するときには、各電話帳データの各文字情報を個々に読取り、文字認識を行わなければならないので、電話帳データの登録は非常に手間がかかるとともに、多くの時間を要するという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、電話帳データの登録を短時間でかつ容易に行うことができる携帯通信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像の中から文字列を抽出する画像処理部と、
前記画像処理部によって抽出された文字列を文字コードデータに変換する文字コード変換部と、
前記文字コードデータを所定の項目毎に分類した分類データを生成するデータ分類部と、
前記データ分類部によって生成された分類データを電話帳データとして記憶する電話帳データ記憶部と、
前記電話帳データ記憶部に記憶された電話帳データに基づいて発信および着信が可能な通信部と、
前記撮像部、電話帳データ記憶部および通信部からの画像関連データを選択的に表示する表示部とを含むことを特徴とする携帯通信装置である。
【0012】
本発明に従えば、撮像部によって撮像された画像の中の文字列が、画像処理部によって抽出される。画像処理部によって抽出された文字列は、文字コード変換部によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部によって所定の項目毎に分類され、分類データが生成される。携帯通信装置は、前記分類データを電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶し、この電話帳データに基づいて発信および着信を行う。
【0013】
この結果、携帯通信装置にキー操作などによってユーザが手動で電話帳データを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データの誤入力を防止することができる。また、本発明の携帯通信装置は、撮像部によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶することができる。
【0014】
これによって、電話帳データ記憶部に記憶する電話帳データのデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データの登録を行うことができる。したがって、本発明の携帯通信装置は、従来技術の携帯通信装置に比べて、利便性が向上する。
【0015】
また本発明は、漢字、平仮名および片仮名を識別するための日本語辞書データベースと、
複数のフォントを識別するための日本語フォントデータベースとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、携帯通信装置は、漢字、平仮名および片仮名を識別するための日本語辞書データベースを含んで構成されるので、画像処理部によって抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、携帯通信装置は、日本語フォントデータベースを含んで構成されるので、画像処理部によって抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0017】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列を電話番号識別情報であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列は、電話番号と識別するための電話番号識別情報、たとえば姓名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電話番号識別情報を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号識別情報の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0019】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列を読み仮名であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列は読み仮名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが読み仮名を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ読み仮名の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0021】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列を電話番号であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列は電話番号であると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電話番号を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0023】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列を電子メールのメールアドレスであると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列は電子メールのメールアドレスであると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電子メールのメールアドレスを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0025】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかを判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかが判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0027】
また本発明は、前記電話帳データ記憶部は、複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスを記憶可能であることを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、電話帳データ記憶部には、複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスを記憶させることができる。ユーザは、電話帳データ記憶部に記憶された複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号または電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、無線電波を介して基地局と無線通信を行い、音響データだけでなく、文字データおよび画像データなどを送受信する。携帯電話機1は、通信部2、撮像部3、画像処理部4、文字コード変換部5、データ分類部6、中央制御部7、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10、電話帳データ記憶部11およびROM(Read Only Memory)12を含んで構成される。画像処理部4は、画像記憶部4aを含む。ROM12は、日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを含む。
【0030】
通信部2は、無線電話網の基地局との無線通信における制御処理と、無線通信によって送受信されるデータの変復調処理とを行う。撮像部3は、入射した光を電気信号に変換して画像を撮像する。撮像部3は、たとえばデジタルカメラによって実現される。
【0031】
画像処理部4は、撮像部3によって撮像された画像の中から文字列を抽出する。また、画像処理部4は、抽出した文字列のうち表示部10の予め定める表示領域に表示された文字列を識別し、電話帳データ記憶部11に記憶させる。画像記憶部4aは、たとえばRAM(Random Access Memory)によって実現され、撮像部3によって撮像された画像を記憶する。文字コード変換部5は、画像処理部4によって抽出された文字列を、コンピュータで取扱うことができるようにするために、個々に割振られた文字、数字および記号を含む文字コードデータに変換する。
【0032】
データ分類部6は、文字コード変換部5によって生成された文字コードデータを所定の項目毎に分類して、分類データを生成する。中央制御部7は、携帯電話機1を構成する上記の通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11を含むハードウェア資源を制御する。特に、通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11からのデータ出力と通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11へのデータ入力とを制御する。
【0033】
音声入出力部8は、マイクロフォンおよびスピーカを含む。音声入出力部8は、音響のデータをスピーカによって音響化させる処理と、音響をマイクロフォンで受けてデータ化させる処理とを行う。キー操作部9は、1以上のキーを含み、携帯電話機1への操作指示のためにユーザによって操作される。キー操作部9は、たとえば電話番号および名前などを入力するためのテンキーと、撮像部3で画像を撮像する撮像モード、撮像部3で撮像して読取った電話番号などの文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳登録モードならびに電話帳データに基づいてユーザが指定した電話番号への発信およびユーザが指定したメールアドレス宛ての電子メールの送信を行う発信モードなどの種々のモードを設定するための機能キーとを含む。
【0034】
表示部10は、通信部2、撮像部3および電話帳データ記憶部11からの画像関連データを選択的に表示する。ここで、画像関連データは、他の携帯電話機から送信され、通信部2で受信した文字データおよび画像データ、撮像部3によって撮像され、画像処理が施された画像データならびに電話帳データ記憶部11に記憶された文字データおよび画像データを含む。
【0035】
電話帳データ記憶部11は、たとえばRAMによって実現される。電話帳データ記憶部11は、データ分類部6によって生成された分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよび電子メールのメールアドレスデータを電話帳データとして記憶する。日本語辞書データベース12aは、漢字、平仮名、片仮名、数字、英字、記号および絵記号の各文字のデータを含む。日本語フォントデータベース12bは、漢字、平仮名、片仮名および英字などの各文字のフォントデータ、たとえば明朝体、ブロック体および行書体などのデータを含む。
【0036】
図2は、携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。図2(a)は、他の携帯電話機20における表示部10の表示例を示す図である。図2(b)は、携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10を撮像したとき、携帯電話機1の表示部10に表示される画像の表示例を示す図である。図3は、撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、他の携帯電話機20において、携帯電話機1と同様の構成部分については、同様の参照符を付して、説明を省略する。
【0037】
他の携帯電話機20の表示部10には、たとえば図2(a)に示すように、携帯電話機20付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)、たとえば電子電話帳の項目21および前記項目21に対応する電話帳データ22が表示される。携帯電話機1のユーザは、撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される電子電話帳の画像を撮像する場合に、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、撮像モードに設定する。
【0038】
前記撮像モードに設定した後に、図3のステップA1において、ユーザは、他の携帯電話機20の電子電話帳が表示されている表示部10に撮像部3を向けて、前記電子電話帳が表示されている表示部10の画像を撮像する。ユーザは、たとえば図2(b)に示すように、電子電話帳の電話帳データ22のみを撮像する。
【0039】
ステップA2では、撮像部3で撮像した電話帳データ22の画像(以下、「撮像画像」と表記する場合がある)を、画像記憶部4aに記憶する。ここで、撮像部3で画像を撮像して読取った文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する場合、携帯電話機1のユーザは、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、電話帳登録モードに設定する。
【0040】
電話帳登録モードに設定した後に、ステップA3では、画像処理部4において、画像記憶部4aに記憶した撮像画像の中から文字列を抽出する処理を行う。文字列の抽出処理は、たとえば光学文字認識(Optical Character Recognition;略称:OCR)技術を用いて行う。
【0041】
ステップA4では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、姓名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列「景井 美帆」を、姓名を示す文字列として抽出する。
【0042】
ステップA5では、姓名を示す文字列として抽出した文字列の左端の文字「景」が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記左端の文字を文字コードデータに変換して、前記左端の文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記左端の文字が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであると同定された場合は、ステップA5において、前記姓名を示す文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0043】
ステップA6では、ステップA5において姓名を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において姓名データに分類する。
【0044】
ステップA7では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、読み仮名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「カゲイ ミホ」を、読み仮名を示す文字列として抽出する。
【0045】
ステップA8では、読み仮名を示す文字列として抽出した文字列の左端の文字「カ」が、半角片仮名であるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記左端の文字を文字コードデータに変換して、前記左端の文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記左端の文字が、半角片仮名であると同定された場合は、ステップA8において、前記読み仮名を示す文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0046】
ステップA9では、ステップA8において読み仮名を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において読み仮名データに分類する。
【0047】
ステップA10では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電話番号を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「090123456」を、電話番号を示す文字列として抽出する。
【0048】
ステップA11では、電話番号を示す文字列として抽出した文字列が、零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていないかどうかの識別・同定を行う。
【0049】
ステップA12では、ステップA11において電話番号を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において電話番号データに分類する。
【0050】
ステップA13では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電子メールのメールアドレス(以下、単に「メールアドレス」と表記する場合がある)を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「ab@cd.com」を、メールアドレスを示す文字列として抽出する。
【0051】
ステップA14では、メールアドレスを示す文字列として抽出した文字列が、半角英字で始まるか、または前記文字列に予め定める記号、たとえばアットマーク「@」などの記号が含まれているかどうかの識別・同定を行う。
【0052】
ステップA15では、ステップA14においてメールアドレスを示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6においてメールアドレスデータに分類する。ステップA16では、データ分類部6においてそれぞれ分類された姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを電話帳データ22として、電話帳データ記憶部11に記憶する。
【0053】
前述のように本実施形態によれば、ユーザが他の携帯電話機20の表示部10に表示される電話帳データ22を、携帯電話機1の撮像部3で撮像すると、撮像部3によって撮像された電話帳データ22の画像が、携帯電話機1の画像記憶部4aに記憶される。画像記憶部4aに記憶された画像内の文字列が、画像処理部4によって抽出される。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類され、分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータが生成される。携帯電話機1は、前記分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、この電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。
【0054】
この結果、携帯電話機1に、キー操作部9のテンキーなどによってユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データ22の誤入力を防止することができる。また、携帯電話機1は、撮像部3によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶することができる。
【0055】
これによって、電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳データ22のデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データ22の登録を行うことができる。したがって、携帯電話機1は、従来技術の携帯電話機に比べて、利便性が向上する。
【0056】
また携帯電話機1は、前述のように他の携帯電話機20が所有している情報が表示される表示部10を撮像することによって、他の携帯電話機20が所有し、かつユーザが必要な情報を容易に取得して、電話帳データ記憶部11などに登録することができるので、携帯電話機1の利用用途がさらに広がる。
【0057】
また、前述のように、図3に示すステップA5およびステップA8では、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベース12aに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベース12bに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0058】
また本実施形態において、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号への発信を行う場合および電話帳データ記憶部11に記憶されたメールアドレス宛てに電子メールを送信する場合、ユーザは、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号および電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号および電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、携帯電話機1の利便性が向上する。
【0059】
なお、ユーザが電話帳データ記憶部11に記憶された電話帳データ22に基づいて指定した電話番号に発信を行う場合および前記指定したメールアドレス宛てに電子メールの送信を行う場合には、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、発信モードに設定しておく。
【0060】
また本実施形態において、通話または電子メールを着信したときには、電話をかけてきた相手の電話番号データおよび電子メールを送信してきた相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されているか否かを判断する。前記相手の電話番号データおよび相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されていると判断したときには、通話および電子メールの着信に応じて、表示部10に相手の電話番号データおよびメールアドレスデータを表示させる。また、電話番号データおよびメールアドレスデータに関連付けて電話帳データ記憶部11に記憶されている関連データ、たとえば姓名データなどがある場合には、電話番号データおよびメールアドレスデータと、関連データとを併せて表示部10に表示させるようにしてもよい。
【0061】
図4は、携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。図4(a)は、他の携帯電話機20における表示部10の表示例を示す図である。図4(b)は、携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10を撮像したとき、携帯電話機1の表示部10に表示される画像の表示例を示す図である。図5は、撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、他の携帯電話機20において、携帯電話機1と同様の構成部分については、同様の参照符を付して、説明を省略する。
【0062】
他の携帯電話機20の表示部10には、たとえば図4(a)に示すように、携帯電話機20付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)、たとえば電子電話帳の項目21および前記項目21に対応する電話帳データ22が表示される。携帯電話機1のユーザは、撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される電子電話帳の画像を撮像する場合に、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、撮像モードに設定する。
【0063】
前記撮像モードに設定した後に、図5のステップB1において、ユーザは、他の携帯電話機20の電子電話帳が表示されている表示部10に撮像部3を向けて、前記電子電話帳が表示されている表示部10の画像を撮像する。ユーザは、たとえば図4(b)に示すように、電子電話帳の項目21および電話帳データ22を撮像する。
【0064】
ステップB2では、撮像部3で撮像した電話帳データ22の画像(以下、「撮像画像」と表記する場合がある)を、画像記憶部4aに記憶する。ここで、撮像部3で画像を撮像して読取った文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する場合、携帯電話機1のユーザは、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、電話帳登録モードに設定する。
【0065】
電話帳登録モードに設定した後に、ステップB3では、画像処理部4において、画像記憶部4aに記憶した撮像画像の中から文字列を抽出する処理を行う。文字列の抽出処理は、たとえば光学文字認識(Optical Character Recognition;略称:OCR)技術を用いて行う。
【0066】
ステップB4では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、姓名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列「名前」を、姓名を示す文字列として抽出する。なお、ステップB4では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列が「名前」以外の文字列、たとえば「氏名」または「名称」などの場合も、姓名を示す文字列として抽出する。
【0067】
ステップB5では、姓名を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字「景」が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記右側に位置する文字を文字コードデータに変換して、前記右側に位置する文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記右側に位置する文字が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであると同定された場合は、ステップB5において、前記姓名を示す文字列の右側に位置する文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0068】
ステップB6では、ステップB5において識別・同定された文字列を、データ分類部6において姓名データに分類する。
【0069】
ステップB7では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、読み仮名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「カナ」を、読み仮名を示す文字列として抽出する。なお、ステップB7では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「カナ」以外の文字列、たとえば「フリガナ」などの場合も、読み仮名を示す文字列として抽出する。
【0070】
ステップB8では、読み仮名を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字「カ」が、半角片仮名であるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記右側に位置する文字を文字コードデータに変換して、前記右側に位置する文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記右側に位置する文字が、半角片仮名であると同定された場合は、ステップB8において、前記読み仮名を示す文字列の右側に位置する文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0071】
ステップB9では、ステップB8において識別・同定された文字列を、データ分類部6において読み仮名データに分類する。
【0072】
ステップB10では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電話番号を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「番号」を、電話番号を示す文字列として抽出する。なお、ステップB10では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「番号」以外の文字列、たとえば「電話番号」などの場合も、電話番号を示す文字列として抽出する。
【0073】
ステップB11では、電話番号を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字列が、零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていないかどうかの識別・同定を行う。
【0074】
ステップB12では、ステップB11において識別・同定された文字列を、データ分類部6において電話番号データに分類する。
【0075】
ステップB13では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電子メールのメールアドレス(以下、単に「メールアドレス」と表記する場合がある)を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「アドレス」を、メールアドレスを示す文字列として抽出する。なお、ステップB13では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「アドレス」以外の文字列、たとえば「メールアドレス」などの場合も、メールアドレスを示す文字列として抽出する。
【0076】
ステップB14では、メールアドレスを示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字列が、半角英字で始まるか、または前記文字列に予め定める記号、たとえばアットマーク「@」などの記号が含まれているかどうかの識別・同定を行う。
【0077】
ステップB15では、ステップB14において識別・同定された文字列を、データ分類部6においてメールアドレスデータに分類する。ステップB16では、データ分類部6においてそれぞれ分類された姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを電話帳データ22として、電話帳データ記憶部11に記憶する。
【0078】
前述のように本実施形態によれば、ユーザが他の携帯電話機20の表示部10に表示される電話帳データ22を、携帯電話機1の撮像部3で撮像すると、撮像部3によって撮像された電話帳データ22の画像が、携帯電話機1の画像記憶部4aに記憶される。画像記憶部4aに記憶された画像内の文字列が、画像処理部4によって抽出される。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類され、分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータが生成される。携帯電話機1は、前記分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、この電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。
【0079】
この結果、携帯電話機1に、キー操作部9のテンキーなどによってユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データ22の誤入力を防止することができる。また、携帯電話機1は、撮像部3によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶することができる。
【0080】
これによって、電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳データ22のデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データ22の登録を行うことができる。したがって、携帯電話機1は、従来技術の携帯電話機に比べて、利便性が向上する。
【0081】
また携帯電話機1は、前述のように他の携帯電話機20が所有している情報が表示される表示部10を撮像することによって、他の携帯電話機20が所有し、かつユーザが必要な情報を容易に取得して、電話帳データ記憶部11などに登録することができるので、携帯電話機1の利用用途がさらに広がる。
【0082】
また、前述のように、図5に示すステップB5およびステップB8では、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベース12aに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベース12bに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0083】
また本実施形態において、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号への発信を行う場合および電話帳データ記憶部11に記憶されたメールアドレス宛てに電子メールを送信する場合、ユーザは、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号および電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号および電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、携帯電話機1の利便性が向上する。
【0084】
なお、ユーザが電話帳データ記憶部11に記憶された電話帳データ22に基づいて指定した電話番号に発信を行う場合および前記指定したメールアドレス宛てに電子メールの送信を行う場合には、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、発信モードに設定しておく。
【0085】
また、本実施形態において、通話または電子メールを着信したときには、電話を掛けてきた相手の電話番号データおよび電子メールを送信してきた相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されているか否かを判断する。前記相手の電話番号データおよび相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されていると判断したときには、通話および電子メールの着信に応じて、表示部10に相手の電話番号データおよびメールアドレスデータを表示させる。また、電話番号データおよびメールアドレスデータに関連付けて電話帳データ記憶部11に記憶されている関連データ、たとえば姓名データなどがある場合には、電話番号データおよびメールアドレスデータと、関連データとを併せて表示部10に表示させるようにしてもよい。
【0086】
さらに、前述の実施の形態では、姓名、読み仮名、電話番号およびメールアドレスとして抽出された文字列の右側に位置する文字列について、姓名、読み仮名、電話番号およびメールアドレスであるか否かの識別・同定処理を行う構成にしているが、この処理を省略するようにしてもよい。
【0087】
前述の実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。前述の実施形態では、電話帳データとして、姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを例に挙げて述べたが、電話帳データはこれらに限らず、たとえば郵便番号データおよび住所データなどの他のデータを電話帳データとしてもよい。
【0088】
また、前述の実施形態では、携帯電話機1に本発明を適用した場合の構成について述べたが、本発明は携帯電話機1に限らず、画像を撮像する撮像部、撮像部によって撮像された画像の中から文字列を抽出する画像処理部、画像処理部によって抽出された文字列を文字コードデータに変換する文字コード変換部、文字コードデータを所定の項目毎に分類した分類データを生成するデータ分類部およびデータ分類部によって生成された分類データを記憶する記憶部を含む携帯通信装置であれば、同様に実施可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、携帯通信装置にキー操作などによってユーザが手動で電話帳データを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データの誤入力を防止することができる。また、撮像部によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶することができる。これによって、電話帳データ記憶部に記憶する電話帳データのデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データの登録を行うことができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0090】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部によって抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0091】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列は、電話番号と識別するための電話番号識別情報、たとえば姓名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号識別情報の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0092】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列は読み仮名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ読み仮名の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0093】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列は電話番号であると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0094】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列は電子メールのメールアドレスであると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0095】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかが判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0096】
また本発明によれば、ユーザは、電話帳データ記憶部に記憶された複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号または電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。
【図3】撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。
【図5】撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,20 携帯電話機
2 通信部
3 撮像部
4 画像処理部
4a 画像記憶部
5 文字コード変換部
6 データ分類部
7 中央制御部
8 音声入出力部
9 キー操作部
10 表示部
11 電話帳データ記憶部
12 ROM(Read Only Memory)
12a 日本語辞書データベース
12b 日本語フォントデータベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるカメラ付携帯電話機のように、画像を撮像する撮像部を備える携帯通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、名刺の管理を行う場合は、名刺の枚数が増えるにつれて管理が煩雑になるため、名刺に各種各様に記載されている文字データ、たとえば所属組織、肩書、姓名、住所および電話番号を、ユーザがキーボードを用いてコンピュータに手動で入力して、記憶させている。
【0003】
また、最近の携帯電話機の用途は、単に通話だけではなく、電子的な電話帳およびスケジュール帳、電子メールの送受信、インターネット接続など、様々な用途に広がってきており、携帯電話機付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)へ姓名、電話番号および電子メールのメールアドレスなどの電話帳データを記憶させるときは、ユーザが操作キーを用いて手動で入力操作を行っている。
【0004】
しかし、コンピュータに入力する文字データおよび携帯電話機に入力する電話帳データの項目が増えるにつれて、データの入力操作は煩雑になり、ユーザにとって大きな負担になる。このため、ユーザの入力負荷を軽減する技術の開発が進められている。
【0005】
第1の従来技術は、名刺に記載の文字データ、たとえば所属組織、肩書、姓名、住所および電話番号をスキャナで読取り、読取った前記文字データに基づいてデータベースを作成して、記憶する(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
第2の従来技術は、文字読取り部および文字認識部を備える携帯電話機において、ユーザが電話帳などの紙面上に記載された電話番号の文字上を、文字読取り部を用いてなぞることによって、文字読取り部は前記電話番号を文字形状イメージとして読取る。読取った文字形状イメージは、文字認識部によって文字コードに変換し、文字コードに基づいて認識した電話番号をメモリに記憶する(たとえば、特許文献2参照)。
【0007】
第3の従来技術は、カメラ機能を備える携帯電話機において、電話番号が記載された電話帳などの紙媒体をカメラで撮像し、撮像した画像情報を携帯電話機の表示部に表示する。この表示された画像情報の中から電話番号の画像情報がユーザによって選択されると、選択された画像情報を文字情報に変換し、メモリに記憶する(たとえば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開昭59−47641号公報
【特許文献2】
特開平6−303298号公報
【特許文献3】
特開2001−177622号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述の第2および第3の従来技術では、紙面上の電話番号の文字情報を読取り、文字認識を行うことによって、携帯電話機の電子電話帳への電話番号の登録操作を簡略化している。しかし、前述の第2および第3の従来技術は、複数の電話帳データ、たとえば電話番号、姓名および電子メールのメールアドレスなどの文字情報を一度に読取り、文字認識を行うことによって、前記複数の電話帳データを携帯電話機の電子電話帳に登録できる構成になっていない。したがって、第2および第3の従来技術における携帯電話機の電子電話帳へ複数の電話帳データを登録するときには、各電話帳データの各文字情報を個々に読取り、文字認識を行わなければならないので、電話帳データの登録は非常に手間がかかるとともに、多くの時間を要するという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、電話帳データの登録を短時間でかつ容易に行うことができる携帯通信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像の中から文字列を抽出する画像処理部と、
前記画像処理部によって抽出された文字列を文字コードデータに変換する文字コード変換部と、
前記文字コードデータを所定の項目毎に分類した分類データを生成するデータ分類部と、
前記データ分類部によって生成された分類データを電話帳データとして記憶する電話帳データ記憶部と、
前記電話帳データ記憶部に記憶された電話帳データに基づいて発信および着信が可能な通信部と、
前記撮像部、電話帳データ記憶部および通信部からの画像関連データを選択的に表示する表示部とを含むことを特徴とする携帯通信装置である。
【0012】
本発明に従えば、撮像部によって撮像された画像の中の文字列が、画像処理部によって抽出される。画像処理部によって抽出された文字列は、文字コード変換部によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部によって所定の項目毎に分類され、分類データが生成される。携帯通信装置は、前記分類データを電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶し、この電話帳データに基づいて発信および着信を行う。
【0013】
この結果、携帯通信装置にキー操作などによってユーザが手動で電話帳データを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データの誤入力を防止することができる。また、本発明の携帯通信装置は、撮像部によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶することができる。
【0014】
これによって、電話帳データ記憶部に記憶する電話帳データのデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データの登録を行うことができる。したがって、本発明の携帯通信装置は、従来技術の携帯通信装置に比べて、利便性が向上する。
【0015】
また本発明は、漢字、平仮名および片仮名を識別するための日本語辞書データベースと、
複数のフォントを識別するための日本語フォントデータベースとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、携帯通信装置は、漢字、平仮名および片仮名を識別するための日本語辞書データベースを含んで構成されるので、画像処理部によって抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、携帯通信装置は、日本語フォントデータベースを含んで構成されるので、画像処理部によって抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0017】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列を電話番号識別情報であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列は、電話番号と識別するための電話番号識別情報、たとえば姓名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電話番号識別情報を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号識別情報の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0019】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列を読み仮名であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列は読み仮名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが読み仮名を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ読み仮名の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0021】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列を電話番号であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列は電話番号であると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電話番号を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号の誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0023】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列を電子メールのメールアドレスであると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列は電子メールのメールアドレスであると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが電子メールのメールアドレスを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0025】
また本発明は、前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかを判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかが判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。この結果、ユーザが姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0027】
また本発明は、前記電話帳データ記憶部は、複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスを記憶可能であることを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、電話帳データ記憶部には、複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスを記憶させることができる。ユーザは、電話帳データ記憶部に記憶された複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号または電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、本発明の携帯通信装置の利便性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、無線電波を介して基地局と無線通信を行い、音響データだけでなく、文字データおよび画像データなどを送受信する。携帯電話機1は、通信部2、撮像部3、画像処理部4、文字コード変換部5、データ分類部6、中央制御部7、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10、電話帳データ記憶部11およびROM(Read Only Memory)12を含んで構成される。画像処理部4は、画像記憶部4aを含む。ROM12は、日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを含む。
【0030】
通信部2は、無線電話網の基地局との無線通信における制御処理と、無線通信によって送受信されるデータの変復調処理とを行う。撮像部3は、入射した光を電気信号に変換して画像を撮像する。撮像部3は、たとえばデジタルカメラによって実現される。
【0031】
画像処理部4は、撮像部3によって撮像された画像の中から文字列を抽出する。また、画像処理部4は、抽出した文字列のうち表示部10の予め定める表示領域に表示された文字列を識別し、電話帳データ記憶部11に記憶させる。画像記憶部4aは、たとえばRAM(Random Access Memory)によって実現され、撮像部3によって撮像された画像を記憶する。文字コード変換部5は、画像処理部4によって抽出された文字列を、コンピュータで取扱うことができるようにするために、個々に割振られた文字、数字および記号を含む文字コードデータに変換する。
【0032】
データ分類部6は、文字コード変換部5によって生成された文字コードデータを所定の項目毎に分類して、分類データを生成する。中央制御部7は、携帯電話機1を構成する上記の通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11を含むハードウェア資源を制御する。特に、通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11からのデータ出力と通信部2、撮像部3、音声入出力部8、キー操作部9、表示部10および電話帳データ記憶部11へのデータ入力とを制御する。
【0033】
音声入出力部8は、マイクロフォンおよびスピーカを含む。音声入出力部8は、音響のデータをスピーカによって音響化させる処理と、音響をマイクロフォンで受けてデータ化させる処理とを行う。キー操作部9は、1以上のキーを含み、携帯電話機1への操作指示のためにユーザによって操作される。キー操作部9は、たとえば電話番号および名前などを入力するためのテンキーと、撮像部3で画像を撮像する撮像モード、撮像部3で撮像して読取った電話番号などの文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳登録モードならびに電話帳データに基づいてユーザが指定した電話番号への発信およびユーザが指定したメールアドレス宛ての電子メールの送信を行う発信モードなどの種々のモードを設定するための機能キーとを含む。
【0034】
表示部10は、通信部2、撮像部3および電話帳データ記憶部11からの画像関連データを選択的に表示する。ここで、画像関連データは、他の携帯電話機から送信され、通信部2で受信した文字データおよび画像データ、撮像部3によって撮像され、画像処理が施された画像データならびに電話帳データ記憶部11に記憶された文字データおよび画像データを含む。
【0035】
電話帳データ記憶部11は、たとえばRAMによって実現される。電話帳データ記憶部11は、データ分類部6によって生成された分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよび電子メールのメールアドレスデータを電話帳データとして記憶する。日本語辞書データベース12aは、漢字、平仮名、片仮名、数字、英字、記号および絵記号の各文字のデータを含む。日本語フォントデータベース12bは、漢字、平仮名、片仮名および英字などの各文字のフォントデータ、たとえば明朝体、ブロック体および行書体などのデータを含む。
【0036】
図2は、携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。図2(a)は、他の携帯電話機20における表示部10の表示例を示す図である。図2(b)は、携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10を撮像したとき、携帯電話機1の表示部10に表示される画像の表示例を示す図である。図3は、撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、他の携帯電話機20において、携帯電話機1と同様の構成部分については、同様の参照符を付して、説明を省略する。
【0037】
他の携帯電話機20の表示部10には、たとえば図2(a)に示すように、携帯電話機20付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)、たとえば電子電話帳の項目21および前記項目21に対応する電話帳データ22が表示される。携帯電話機1のユーザは、撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される電子電話帳の画像を撮像する場合に、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、撮像モードに設定する。
【0038】
前記撮像モードに設定した後に、図3のステップA1において、ユーザは、他の携帯電話機20の電子電話帳が表示されている表示部10に撮像部3を向けて、前記電子電話帳が表示されている表示部10の画像を撮像する。ユーザは、たとえば図2(b)に示すように、電子電話帳の電話帳データ22のみを撮像する。
【0039】
ステップA2では、撮像部3で撮像した電話帳データ22の画像(以下、「撮像画像」と表記する場合がある)を、画像記憶部4aに記憶する。ここで、撮像部3で画像を撮像して読取った文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する場合、携帯電話機1のユーザは、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、電話帳登録モードに設定する。
【0040】
電話帳登録モードに設定した後に、ステップA3では、画像処理部4において、画像記憶部4aに記憶した撮像画像の中から文字列を抽出する処理を行う。文字列の抽出処理は、たとえば光学文字認識(Optical Character Recognition;略称:OCR)技術を用いて行う。
【0041】
ステップA4では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、姓名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列「景井 美帆」を、姓名を示す文字列として抽出する。
【0042】
ステップA5では、姓名を示す文字列として抽出した文字列の左端の文字「景」が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記左端の文字を文字コードデータに変換して、前記左端の文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記左端の文字が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであると同定された場合は、ステップA5において、前記姓名を示す文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0043】
ステップA6では、ステップA5において姓名を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において姓名データに分類する。
【0044】
ステップA7では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、読み仮名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「カゲイ ミホ」を、読み仮名を示す文字列として抽出する。
【0045】
ステップA8では、読み仮名を示す文字列として抽出した文字列の左端の文字「カ」が、半角片仮名であるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記左端の文字を文字コードデータに変換して、前記左端の文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記左端の文字が、半角片仮名であると同定された場合は、ステップA8において、前記読み仮名を示す文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0046】
ステップA9では、ステップA8において読み仮名を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において読み仮名データに分類する。
【0047】
ステップA10では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電話番号を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「090123456」を、電話番号を示す文字列として抽出する。
【0048】
ステップA11では、電話番号を示す文字列として抽出した文字列が、零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていないかどうかの識別・同定を行う。
【0049】
ステップA12では、ステップA11において電話番号を示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6において電話番号データに分類する。
【0050】
ステップA13では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電子メールのメールアドレス(以下、単に「メールアドレス」と表記する場合がある)を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図2(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「ab@cd.com」を、メールアドレスを示す文字列として抽出する。
【0051】
ステップA14では、メールアドレスを示す文字列として抽出した文字列が、半角英字で始まるか、または前記文字列に予め定める記号、たとえばアットマーク「@」などの記号が含まれているかどうかの識別・同定を行う。
【0052】
ステップA15では、ステップA14においてメールアドレスを示す文字列として識別・同定された文字列を、データ分類部6においてメールアドレスデータに分類する。ステップA16では、データ分類部6においてそれぞれ分類された姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを電話帳データ22として、電話帳データ記憶部11に記憶する。
【0053】
前述のように本実施形態によれば、ユーザが他の携帯電話機20の表示部10に表示される電話帳データ22を、携帯電話機1の撮像部3で撮像すると、撮像部3によって撮像された電話帳データ22の画像が、携帯電話機1の画像記憶部4aに記憶される。画像記憶部4aに記憶された画像内の文字列が、画像処理部4によって抽出される。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類され、分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータが生成される。携帯電話機1は、前記分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、この電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。
【0054】
この結果、携帯電話機1に、キー操作部9のテンキーなどによってユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データ22の誤入力を防止することができる。また、携帯電話機1は、撮像部3によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶することができる。
【0055】
これによって、電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳データ22のデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データ22の登録を行うことができる。したがって、携帯電話機1は、従来技術の携帯電話機に比べて、利便性が向上する。
【0056】
また携帯電話機1は、前述のように他の携帯電話機20が所有している情報が表示される表示部10を撮像することによって、他の携帯電話機20が所有し、かつユーザが必要な情報を容易に取得して、電話帳データ記憶部11などに登録することができるので、携帯電話機1の利用用途がさらに広がる。
【0057】
また、前述のように、図3に示すステップA5およびステップA8では、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベース12aに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベース12bに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0058】
また本実施形態において、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号への発信を行う場合および電話帳データ記憶部11に記憶されたメールアドレス宛てに電子メールを送信する場合、ユーザは、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号および電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号および電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、携帯電話機1の利便性が向上する。
【0059】
なお、ユーザが電話帳データ記憶部11に記憶された電話帳データ22に基づいて指定した電話番号に発信を行う場合および前記指定したメールアドレス宛てに電子メールの送信を行う場合には、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、発信モードに設定しておく。
【0060】
また本実施形態において、通話または電子メールを着信したときには、電話をかけてきた相手の電話番号データおよび電子メールを送信してきた相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されているか否かを判断する。前記相手の電話番号データおよび相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されていると判断したときには、通話および電子メールの着信に応じて、表示部10に相手の電話番号データおよびメールアドレスデータを表示させる。また、電話番号データおよびメールアドレスデータに関連付けて電話帳データ記憶部11に記憶されている関連データ、たとえば姓名データなどがある場合には、電話番号データおよびメールアドレスデータと、関連データとを併せて表示部10に表示させるようにしてもよい。
【0061】
図4は、携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。図4(a)は、他の携帯電話機20における表示部10の表示例を示す図である。図4(b)は、携帯電話機1の撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10を撮像したとき、携帯電話機1の表示部10に表示される画像の表示例を示す図である。図5は、撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、他の携帯電話機20において、携帯電話機1と同様の構成部分については、同様の参照符を付して、説明を省略する。
【0062】
他の携帯電話機20の表示部10には、たとえば図4(a)に示すように、携帯電話機20付属の電子的な電話帳(以下、「電子電話帳」と表記する場合がある)、たとえば電子電話帳の項目21および前記項目21に対応する電話帳データ22が表示される。携帯電話機1のユーザは、撮像部3で他の携帯電話機20の表示部10に表示される電子電話帳の画像を撮像する場合に、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、撮像モードに設定する。
【0063】
前記撮像モードに設定した後に、図5のステップB1において、ユーザは、他の携帯電話機20の電子電話帳が表示されている表示部10に撮像部3を向けて、前記電子電話帳が表示されている表示部10の画像を撮像する。ユーザは、たとえば図4(b)に示すように、電子電話帳の項目21および電話帳データ22を撮像する。
【0064】
ステップB2では、撮像部3で撮像した電話帳データ22の画像(以下、「撮像画像」と表記する場合がある)を、画像記憶部4aに記憶する。ここで、撮像部3で画像を撮像して読取った文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部11に記憶する場合、携帯電話機1のユーザは、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、電話帳登録モードに設定する。
【0065】
電話帳登録モードに設定した後に、ステップB3では、画像処理部4において、画像記憶部4aに記憶した撮像画像の中から文字列を抽出する処理を行う。文字列の抽出処理は、たとえば光学文字認識(Optical Character Recognition;略称:OCR)技術を用いて行う。
【0066】
ステップB4では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、姓名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列「名前」を、姓名を示す文字列として抽出する。なお、ステップB4では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10の最上部に表示される文字列が「名前」以外の文字列、たとえば「氏名」または「名称」などの場合も、姓名を示す文字列として抽出する。
【0067】
ステップB5では、姓名を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字「景」が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記右側に位置する文字を文字コードデータに変換して、前記右側に位置する文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記右側に位置する文字が、漢字、平仮名および全角片仮名のうちいずれか1つであると同定された場合は、ステップB5において、前記姓名を示す文字列の右側に位置する文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0068】
ステップB6では、ステップB5において識別・同定された文字列を、データ分類部6において姓名データに分類する。
【0069】
ステップB7では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、読み仮名を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「カナ」を、読み仮名を示す文字列として抽出する。なお、ステップB7では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、姓名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「カナ」以外の文字列、たとえば「フリガナ」などの場合も、読み仮名を示す文字列として抽出する。
【0070】
ステップB8では、読み仮名を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字「カ」が、半角片仮名であるかどうかの識別・同定を行う。具体的には、文字コード変換部5において、ROM12に格納されている日本語辞書データベース12aおよび日本語フォントデータベース12bを用いて、前記右側に位置する文字を文字コードデータに変換して、前記右側に位置する文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。前記右側に位置する文字が、半角片仮名であると同定された場合は、ステップB8において、前記読み仮名を示す文字列の右側に位置する文字列の各文字を、前述と同様に文字コードデータに変換して、前記各文字に対する文字認識処理を行うことによって、識別・同定を行う。
【0071】
ステップB9では、ステップB8において識別・同定された文字列を、データ分類部6において読み仮名データに分類する。
【0072】
ステップB10では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電話番号を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「番号」を、電話番号を示す文字列として抽出する。なお、ステップB10では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、読み仮名を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「番号」以外の文字列、たとえば「電話番号」などの場合も、電話番号を示す文字列として抽出する。
【0073】
ステップB11では、電話番号を示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字列が、零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていないかどうかの識別・同定を行う。
【0074】
ステップB12では、ステップB11において識別・同定された文字列を、データ分類部6において電話番号データに分類する。
【0075】
ステップB13では、画像処理部4において、撮像画像の中から抽出された文字列の中から、電子メールのメールアドレス(以下、単に「メールアドレス」と表記する場合がある)を示す文字列を抽出する処理を行う。前記撮像画像の中から抽出された文字列のうち表示部10の予め定める領域、たとえば図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列「アドレス」を、メールアドレスを示す文字列として抽出する。なお、ステップB13では、図4(b)に示す携帯電話機1の表示部10において、電話番号を示す文字列が表示される行の1行下の行に表示される文字列が「アドレス」以外の文字列、たとえば「メールアドレス」などの場合も、メールアドレスを示す文字列として抽出する。
【0076】
ステップB14では、メールアドレスを示す文字列として抽出した文字列の右側に位置する文字列が、半角英字で始まるか、または前記文字列に予め定める記号、たとえばアットマーク「@」などの記号が含まれているかどうかの識別・同定を行う。
【0077】
ステップB15では、ステップB14において識別・同定された文字列を、データ分類部6においてメールアドレスデータに分類する。ステップB16では、データ分類部6においてそれぞれ分類された姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを電話帳データ22として、電話帳データ記憶部11に記憶する。
【0078】
前述のように本実施形態によれば、ユーザが他の携帯電話機20の表示部10に表示される電話帳データ22を、携帯電話機1の撮像部3で撮像すると、撮像部3によって撮像された電話帳データ22の画像が、携帯電話機1の画像記憶部4aに記憶される。画像記憶部4aに記憶された画像内の文字列が、画像処理部4によって抽出される。画像処理部4によって抽出された文字列は、文字コード変換部5によって文字コードデータに変換される。文字コードデータは、データ分類部6によって所定の項目毎に分類され、分類データ、たとえば姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータが生成される。携帯電話機1は、前記分類データを電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶し、この電話帳データ22に基づいて発信および着信を行う。
【0079】
この結果、携帯電話機1に、キー操作部9のテンキーなどによってユーザが手動で電話帳データ22を入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データ22の誤入力を防止することができる。また、携帯電話機1は、撮像部3によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データ22として電話帳データ記憶部11に記憶することができる。
【0080】
これによって、電話帳データ記憶部11に記憶する電話帳データ22のデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データ22の登録を行うことができる。したがって、携帯電話機1は、従来技術の携帯電話機に比べて、利便性が向上する。
【0081】
また携帯電話機1は、前述のように他の携帯電話機20が所有している情報が表示される表示部10を撮像することによって、他の携帯電話機20が所有し、かつユーザが必要な情報を容易に取得して、電話帳データ記憶部11などに登録することができるので、携帯電話機1の利用用途がさらに広がる。
【0082】
また、前述のように、図5に示すステップB5およびステップB8では、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベース12aに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部4によって、撮像画像内から抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベース12bに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0083】
また本実施形態において、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号への発信を行う場合および電話帳データ記憶部11に記憶されたメールアドレス宛てに電子メールを送信する場合、ユーザは、電話帳データ記憶部11に記憶された電話番号および電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号および電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。したがって、携帯電話機1の利便性が向上する。
【0084】
なお、ユーザが電話帳データ記憶部11に記憶された電話帳データ22に基づいて指定した電話番号に発信を行う場合および前記指定したメールアドレス宛てに電子メールの送信を行う場合には、予めキー操作部9の所定の機能キーを用いて、発信モードに設定しておく。
【0085】
また、本実施形態において、通話または電子メールを着信したときには、電話を掛けてきた相手の電話番号データおよび電子メールを送信してきた相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されているか否かを判断する。前記相手の電話番号データおよび相手のメールアドレスデータが電話帳データ記憶部11に記憶されていると判断したときには、通話および電子メールの着信に応じて、表示部10に相手の電話番号データおよびメールアドレスデータを表示させる。また、電話番号データおよびメールアドレスデータに関連付けて電話帳データ記憶部11に記憶されている関連データ、たとえば姓名データなどがある場合には、電話番号データおよびメールアドレスデータと、関連データとを併せて表示部10に表示させるようにしてもよい。
【0086】
さらに、前述の実施の形態では、姓名、読み仮名、電話番号およびメールアドレスとして抽出された文字列の右側に位置する文字列について、姓名、読み仮名、電話番号およびメールアドレスであるか否かの識別・同定処理を行う構成にしているが、この処理を省略するようにしてもよい。
【0087】
前述の実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。前述の実施形態では、電話帳データとして、姓名データ、読み仮名データ、電話番号データおよびメールアドレスデータを例に挙げて述べたが、電話帳データはこれらに限らず、たとえば郵便番号データおよび住所データなどの他のデータを電話帳データとしてもよい。
【0088】
また、前述の実施形態では、携帯電話機1に本発明を適用した場合の構成について述べたが、本発明は携帯電話機1に限らず、画像を撮像する撮像部、撮像部によって撮像された画像の中から文字列を抽出する画像処理部、画像処理部によって抽出された文字列を文字コードデータに変換する文字コード変換部、文字コードデータを所定の項目毎に分類した分類データを生成するデータ分類部およびデータ分類部によって生成された分類データを記憶する記憶部を含む携帯通信装置であれば、同様に実施可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、携帯通信装置にキー操作などによってユーザが手動で電話帳データを入力する必要がなくなるので、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話帳データの誤入力を防止することができる。また、撮像部によって撮像された画像の中に複数の文字列がある場合でも、一度に画像内のすべての文字列に対して文字認識処理を行い、文字認識処理された複数の文字列を電話帳データとして電話帳データ記憶部に記憶することができる。これによって、電話帳データ記憶部に記憶する電話帳データのデータ数が多い場合でも、比較的短時間でかつ容易に電話帳データの登録を行うことができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0090】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列に含まれる文字種別、たとえば漢字、平仮名および片仮名は、日本語辞書データベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。また、画像処理部によって抽出された文字列のフォント、たとえば明朝体、ゴシック体および行書体などは、日本語フォントデータベースに基づいて正確に識別されるので、前記抽出された文字列を的確な文字コードデータに変換することができる。
【0091】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列は、電話番号と識別するための電話番号識別情報、たとえば姓名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号識別情報の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0092】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列は読み仮名であると判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ読み仮名の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0093】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列は電話番号であると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電話番号の誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0094】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列は電子メールのメールアドレスであると判断され、前記電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0095】
また本発明によれば、画像処理部によって抽出された文字列のうち表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかが判断されて、電話帳データ記憶部に記憶される。これによって、ユーザの入力の手間が省け、かつ姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスの誤入力を防止することができる。したがって、携帯通信装置の利便性が向上する。
【0096】
また本発明によれば、ユーザは、電話帳データ記憶部に記憶された複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスの中から、電話を掛けたい相手の電話番号または電子メールを送信したい相手のメールアドレスを選択するだけで、容易に前記電話番号に発信または前記メールアドレス宛てに電子メールを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である携帯電話機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。
【図3】撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】携帯電話機1の使用状態の一例を示す図である。
【図5】撮像部3で撮像した画像内の文字列の抽出および文字列の識別・同定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,20 携帯電話機
2 通信部
3 撮像部
4 画像処理部
4a 画像記憶部
5 文字コード変換部
6 データ分類部
7 中央制御部
8 音声入出力部
9 キー操作部
10 表示部
11 電話帳データ記憶部
12 ROM(Read Only Memory)
12a 日本語辞書データベース
12b 日本語フォントデータベース
Claims (8)
- 画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像の中から文字列を抽出する画像処理部と、
前記画像処理部によって抽出された文字列を文字コードデータに変換する文字コード変換部と、
前記文字コードデータを所定の項目毎に分類した分類データを生成するデータ分類部と、
前記データ分類部によって生成された分類データを電話帳データとして記憶する電話帳データ記憶部と、
前記電話帳データ記憶部に記憶された電話帳データに基づいて発信および着信が可能な通信部と、
前記撮像部、電話帳データ記憶部および通信部からの画像関連データを選択的に表示する表示部とを含むことを特徴とする携帯通信装置。 - 漢字、平仮名および片仮名を識別するための日本語辞書データベースと、
複数のフォントを識別するための日本語フォントデータベースとを含むことを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。 - 前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列を電話番号識別情報であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
- 前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角片仮名のみの文字列である場合、前記文字列を読み仮名であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
- 前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が零から始まる連続した数字であり、かつ連続した数字に英字が含まれていない場合、前記文字列を電話番号であると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の携帯無線端末装置。
- 前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列が半角英字で始まる場合または前記文字列に予め定める記号が含まれている場合、前記文字列を電子メールのメールアドレスであると判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
- 前記画像処理部は、抽出した文字列のうち前記表示部の予め定める表示領域に表示された文字列に基づいて、前記文字列に続く第2の文字列が姓名、読み仮名、電話番号および電子メールのメールアドレスのいずれであるかを判断し、前記電話帳データ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
- 前記電話帳データ記憶部は、複数の電話番号および複数の電子メールのメールアドレスを記憶可能であることを特徴とする請求項1記載の携帯通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003136418A JP2004343354A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 携帯通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003136418A JP2004343354A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 携帯通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004343354A true JP2004343354A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33526390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003136418A Pending JP2004343354A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 携帯通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004343354A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011010144A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Kyocera Corp | 携帯電子機器 |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003136418A patent/JP2004343354A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011010144A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Kyocera Corp | 携帯電子機器 |
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