JP2004239850A - Apparatus for identifying granular object to be inspected - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状の被検査物に光を照射しながら測定領域内を走査することによってその反射光又は透過光を測定する測定装置を備え、当該測定装置で測定した測光データに基づいて粒状被検査物の状態を判別する粒状被検査物判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粒状被検査物、例えば米等の穀粒を所定機関の検査法に基づいて、規格管理をするべく、標準値と比較して等級を決定することがなされている。
【0003】
特許文献1では、この検査の自動化を図るべく、米粒の整列に際してセンサの検出信号に悪影響を与えることなく、米粒全体の透過光の検出が可能で正確な検査信号を得ることが提案されている。
【0004】
この特許文献1では、供給ホッパーにサンプルを投入し、米粒搬送部を起動することで、当該サンプルを搬送体上で整列させながら水平方向へ移動し、光量計測装置へと送り出す。ここで、搬送体は搬送を継続し、さらに下流側の選別装置へと送られて選別がなされる。
【0005】
また、特許文献2には、一度に多数の米粒を試料として検出し、米粒の品質を各米粒毎に個別に判定処理し得る米粒品質判定装置が開示されている。この特許文献2では、スキャナ部のライン走査によってフラットベット状の窓部に置かれた米粒を検出し、窓部の平面的な光量を得る構造となっている。
【0006】
【特許文献1】
特許第2815633公報
【特許文献2】
実公平7−33151号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1は、専用の米粒品位判別装置であり、固定機枠内に送りフィーダーや搬送体、光計測装置、選別装置等が配設された構成となっている。従って、例えば、光計測装置等を個別に改造、改良を加えることができず、メンテナンス作業も煩雑となる。
【0008】
また、特許文献1の構造では、特許文献2のように簡易に試料を判別するようなことができない。逆に、特許文献2では、大量の判別作業には向いておらず、それぞれに、作業量等に制約があり、汎用性が低い。
【0009】
本発明は上記事実を考慮し、少なくとも粒状被検査物を光学的に測定する測定装置と、粒状被検査物をハンドリング(貯留、散布、回収等)するハンドリング部とを着脱可能とし、それぞれが独立して改良、メンテナンスすることができると共に、測定作業の状況(粒状被検査物の量等)に応じて、最も作業効率のよい形態を選択することができる粒状被検査物状態判別装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、粒状の被検査物に光を照射しながら測定領域内を走査することによってその反射光又は透過光を測定する測定装置を備え、当該測定装置で測定した測光データに基づいて粒状被検査物の状態を判別する粒状被検査物判別装置であって、前記測定装置に対して着脱可能に配設され、前記粒状の被検査物を投入する投入部と、前記投入部から粒状の被検査物を受け取り貯留すると共に前記測定領域の上方空間を移動しながら当該粒状被検査物を測定領域内に均等に散布する粒状被検査物ハンドリング手段と、前記測定装置による測定開始をトリガとして、前記粒状被検査物ハンドリング手段による粒状被検査物の散布を開始する開始時期追従制御手段と、を有している。
【0011】
請求項1記載の発明によれば、測定装置とハンドリング手段とは、互いに着脱可能な構成としたため、例えば、大量の粒状被検査物を測定する場合には、ハンドリング手段を装着して、自動的に測定を行う方が作業効率がよい。
【0012】
一方、少量の粒状被検査物を測定する場合、ハンドリング手段はかえって無駄となり時間がかかる場合がある。そこで、ハンドリング手段を取り外し、手作業で測定装置の測定領域に粒状被検査物を散布することで、短時間での作業が可能となる。
【0013】
また、ハンドリング手段を装着した場合、開始時期追従制御手段により、測定装置の測定開始をトリガとしてハンドリング手段の動作を開始するようにしているため、測定装置から測定開始の信号のみが受信されればよく、個々の改良や機種変更等に容易に対応できる。
【0014】
さらに、測定装置とハンドリング手段とを着脱可能とすることで、それぞれのメンテナンス作業も効率よく行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係るオートローダ式判別装置(以下、単に判別装置という)10が示されている。
【0016】
判別装置10は、一対の箱体12、14が蝶番(図示省略)によって連結され、開閉可能なブリーフケース型の筐体16に収容されており、図1は使用状態を示している。
【0017】
すなわち、一対の箱体12、14が互いに180°開放した状態で載置されている。なお、格納時には一対の箱体12、14が前記蝶番を中心に回転し、開口端同士が向かい合って閉止されるようになっており、これにより、内部の精密機器類が保護される。
【0018】
一方の箱体12(図1の奥側)には、コントローラ(汎用パソコンであってもよい)18とプリンタ20とが収容されている。このコントローラ18とプリンタ20とは図示しない接続ケーブルによって接続されており、コントローラ18で演算処理したデータ等をプリンタ20によってプリントアウトすることができるようになっている。また、コントローラ18には、LCDモニタ18Aが設けられている。
【0019】
また、このコントローラ18は、他方の箱体14に収容された判別装置本体22の動作を制御する機能を有しており、判別装置本体22は、このコントローラ18からの指示に従って動作する構成となっている。なお、コントローラ18と判別装置本体22とは、箱体12、14の開閉によって損傷しないフレキシブルケーブル等可撓性を有する配線ケーブル(図示省略)によって接続することが好ましい。
【0020】
図2には、判別装置本体22の概略構成が示されている。
【0021】
判別装置本体22は、ベースとなるスキャナ部24と、粒状被検査物である穀粒を受け入れてスキャナ部24による測光位置に配置するための穀粒ハンドリング部26と、で構成されている。
【0022】
スキャナ部24は、周縁を除く上面部が開口した箱型のケーシング28を備え、当該開口した部分には、透明ガラス板30が嵌め込まれている。この透明ガラス板30の下部には、ライン走査型撮像ユニット32が配設されている。ライン走査型撮像ユニット32は、撮像素子が図2の手前から奥側にかけてアレイ状に配列された(主走査方向)撮像素子アレイ34Aとこの撮像素子アレイ34Aに沿って設けられた円筒状の光源34Bを備えたヘッド部34を有しており、このヘッド部34が、スキャナモータ36の駆動力で前記透明ガラス板30の下部を図2の左右方向に沿って移動する(副走査方向)。
【0023】
これにより、透明ガラス板30のほぼ全面を撮像素子アレイ34Aによって走査することができる。
【0024】
ライン走査型撮像ユニット32には、スキャン開始位置センサ38と、スキャン終了位置センサ40とが設けられ、このスキャン開始位置センサ38と、スキャン終了位置センサ40とでヘッド部34を検出することで、走査領域が設定されるようになっている。
【0025】
ここで、ヘッド部34のスキャン開始位置センサ38の近傍には、別途このヘッド部34を検出する測距位置センサ42が設けられている。この測距位置センサ42は、前記スキャン開始位置センサ38との間が所定の間隔Lで副走査方向に並んで配列されている。スキャン開始位置センサ38及び測距位置センサ42では、ヘッド部34が副走査を開始した直後に、それぞれヘッド部34を順次検出する。すなわち、上流側のスキャン開始位置センサ38が検出した時間t1と下流側の測距位置センサ42が検出した時間t2との間には、時間差Δt(t2−t1)が生じる。
【0026】
この時間差Δtは、ヘッド部34の移動速度vSを演算するパラメータとして適用される。なお、測距位置センサ42は必須ではなく、スキャン終了位置センサ40を代用して、装置起動後に行うキャリブレーション時に、スキャン開始位置センサ38とスキャン終了位置センサ40との間の移動時間から時間差Δtを得るようにしてもよい。
【0027】
前記ハンドリング部26は、前記透明ガラス板30の上部を含むケーシング28の上部を覆うようにカバー46が設けられている。
【0028】
カバー46の天板部には、矩形の開口部が設けられ穀粒の投入口48とされている。
【0029】
すなわち、前記スキャナ部24によって測光する被検査物である穀粒は、この投入口48から投入されるようになっている。
【0030】
投入口48の直下は、ホッパーユニット44のホームポジション位置とされている。通常(待機状態)では、前記投入口48から投入された穀粒は、ホッパーユニット44へ受け渡されようになっている。なお、ホッパーユニット44のホームポジション位置には、ホームポジションセンサ50が設けられ、このホームポジションセンサ50によって位置が管理されている。
【0031】
図3に示される如く、ホッパーユニット44は、前記投入口48を介して流入してくる穀粒を貯留する下端部が先細りとなる受皿52を備えている。
【0032】
この受皿52の下端開口部には、ロータリーバルブ54が取付けられている。このロータリーバルブ54は、周面が軸線方向に凹凸が形成され、凹部54Aに穀粒が収容可能となっている。なお、収容状態によっては、一部が凹部54Aから突出する場合もある。また、凹凸ではなく、複数の独立した溝(くぼみ)であってもよい。
【0033】
このロータリーバルブ54は、前記受皿52の下端開口から突出しており、この突出した周面を隠すように、前記受皿52の下端部から弾性力のあるバルブシート56が吊り下げられている。
【0034】
ここで、図4に示される如く、ロータリバルブ54の回転軸には、バルブモータ58の回転軸が連結されている。このため、バルブモータ58が駆動することで、ロータリーバルブ54が回転し、この回転によって、前記凹部54Aに収容された穀粒が、凹部54の周方向ピッチに応じて、透明ガラス板30(図2参照)方向に落下する。なお、前記バルブシート56は、ロータリーバルブ54が回転したときに、前記凹部54Aに収容された穀粒を飛び散らかさずに所定の領域内で落下させる役目を有している。
【0035】
図4に示される如く、ホッパーユニット44は、一対のレール60に支持されており、このレール60の長手方向(図2の左右方向)に摺動可能となっている。
【0036】
また、上記一対のレール60の長手方向両端部には、それぞれ滑車62が設けられ、互いに同軸的に対向する滑車62間は回転軸64によって連結されている。すなわち、滑車62は、透明ガラス板30の四隅に配置される。
【0037】
同一のレール60の両端部に位置する滑車62には、それぞれワイヤ66が巻き掛けられている。すなわち、ワイヤ66は、その一端部が前記ホッパーユニット44の一方の側面に係合され、一方の滑車62に巻付られて180°方向転換し、ホッパユニット44の上方を通過して、他方の滑車62に巻付けられて180°方向転換した後、他端部がホッパユニット44の他方の側面に係合されている。
【0038】
ここで、滑車62が回転すると、ワイヤ66が軸方向へ移動するため、この移動方向に追従して、ホッパーユニット44が一対のレール60の長手方向に沿って摺動することになる。
【0039】
合計4個ある滑車の内、1つの滑車62の外端側(回転軸64が取付けられた内端側とは反対側)にホッパーモータ68の回転軸が連結されている。
【0040】
すなわち、ホッパーモータ68が駆動すると、4個の滑車62が回転軸64及びワイヤ66による連結によって、等速度で回転し、この回転によって前述の如く、ホッパーユニット44を摺動させることができる構成である。
【0041】
なお、ホッパーユニット44の移動量(移動寸法)は、前記ホームポジションセンサ50(図2参照)と、このホームポジションセンサ50を基準として所定間隔の位置に設けられたホッパー折り返し位置センサ70(図2参照)と、によって管理されている。なお、これは測定領域に対応している。
【0042】
ここで、前記バルブモータ58とホッパーモータ68とは、同期がとられており、バルブモータ58を駆動しながらホッパーモータ68を駆動することで、ホッパーユニット44の受皿52内の穀粒は、透明ガラス板30に対応して配置されるトレイ72(図5参照、詳細後述)上に均等に(凹部54Aのピッチに依存して)配列させることが可能である。なお、トレイ72は、透明ガラス板30上への装着、離脱が可能となっている。
【0043】
また、ホッパーユニット44は、前記スキャナ部24のヘッド部34の移動に追従するように制御される。
【0044】
すなわち、前記ヘッド部34の移動時に演算される時間差Δtと前記距離Lとに基づいて、ヘッド部34の移動速度vSを演算し(vS=L/Δt)、このヘッド部34の移動速度vSと同一となるようにホッパーユニット44の移動速度vHが設定される(vS=vH)。
【0045】
ここで、ホッパーユニット44の移動速度vHが決まると、これに基づいてロータリーバルブ54の回転線速度vVが同一となるように設定される(vH=vV)。
【0046】
図5に示される如く、トレイ72は、矩形の開口部が設けられた枠体74と、この枠体74の開口部に嵌め込まれた透明のサンプル板76とで構成されている。サンプル板76は、透明ガラス製でその上面に前記ホッパーユニット44から落下する穀粒を受けるようになっており、測定領域となる。
【0047】
枠体74は、その外形が長方形であり、長辺方向が前記レール60(図4参照)の長手方向に沿うよう移動して前記透明ガラス板30上に載置されるようになっている。
【0048】
すなわち、図2に示される如く、ケーシング46の右端部には、スロット部78が設けられ、当該ケーシング46の右側面には、スリット状の挿入口80が設けられている。
【0049】
トレイ72は、この挿入口80に短辺側を向け、挿入することで、ケーシング46内に収容され、最も奥へ挿入されることで、透明ガラス板30上に載置される。
【0050】
図6に示される如く、ケーシング46内における、スロット部78には、枠体74の幅方向両端部の上下面にそれぞれ細幅ローラ84(合計4個)が配置されている。前記枠体74の両端部における上面側の2個の細幅ローラ84は、回転軸82によって連結されている。また、上面側の2個の細幅ローラ84は、互いに分離されているが、同軸上に配置されている。。
【0051】
細幅ローラ84は、それぞれトレイ72の枠体74における、挿入方向と直交する縁に対応しており、挿入されたトレイ72は、この縁が前記一対の細幅ローラ84によって挟持されるようになっている。
【0052】
前記細幅ローラ84の内、搬送路よりも上側の細幅ローラ84の回転軸82には駆動モータ86の回転軸が連結されている。
【0053】
前記一対の細幅ローラ84がトレイ72を挟持した状態で、前記駆動モータ86を駆動すると、トレイ72は、図2の左右方向、すなわち、図4に示すレール60の長手方向に移動することになる。
【0054】
図7に示される如く、枠体74は、挿入後端部側が肉厚方向にクランク状に屈曲されている。このため、枠体74の挿入後端部は、前記サンプル板76よりも高位となっている。
【0055】
ここで、細幅ローラ84は、挿入直後では、枠体74の低位の部分を挟持するため、サンプル板76と細幅ローラ84による挟持位置とは同一面上にあり、前記透明ガラス板30とは所定の隙間が空けられている。このため、トレイ72が細幅ローラ84の回転によって挿入されると、トレイ72は前のめりになって先端部が透明ガラス板30の幅方向両端部近傍、或いは透明ガラス板30が嵌め込まれた開口部周縁に摺接しながら移動し、トレイ72と透明ガラス板30との接触がほとんどない状態で移動する。
【0056】
ここで、挿入終期になると、細幅ローラ84は、枠体74の高位の部分を挟持することになる。このため、低位とされたサンプル板76は、透明ガラス板30方向に向けて下降し、わずかな隙間で平行対向するか、ほぼ密着される。
【0057】
また、図2に示される如く、スロット部78の挿入口80の近傍には、挿入口80側から順に、トレイ有無検出センサ88及びトレイ挿入検出センサ90が設けられている。
【0058】
トレイ有無検出センサ88は、トレイ72の前記挿入口80からの排出終期状態を検出する第3のセンサとしての役目を有しており、スキャナ部24による測光が終了し、細幅ローラ84の駆動力でトレイ72が挿入口80から突出した状態で待機したとき、オペレータが把持して抜き取ることを検出する。
【0059】
また、トレイ挿入検出センサ90は、前記トレイ72の前記挿入口80への挿入初期状態を検出する第1のセンサとしての役目を有しており、測光を開始する際にトレイ72を挿入口80に挿入したことを検出し、細幅ローラ84の駆動を開始するきっかけとして適用される。
【0060】
また、トレイ72のサンプル板76が前記透明ガラス板30上に載置される挿入終期位置には、測光位置検出センサ92が設けられている。この測光位置検出センサ92は、前記トレイ72の測光可能位置への位置決め状態を検出する第2のセンサとしての役目を有しており、前記トレイ72が測光可能位置へ到達したときを検出する。
【0061】
図8には、上記構成の判別装置本体22における動作を制御するためのコントローラ18における動作機能ブロック図が示されている。なお、汎用のパソコンを適用した場合、以下に示す機能をアプリケーションソフトや個別のハード素子によって構築してもよい。
【0062】
コントローラ18には、トレイ給排制御部100と、スキャナ動作制御部102と、ホッパーユニット動作制御部104と、が設けられ、互いに信号のやりとりが可能なようにバス接続されている。
【0063】
トレイ給排制御部100には、トレイ有無検出センサ88、トレイ挿入検出センサ90、測光位置検出センサ92が接続され、それぞれトレイ72の位置を検出する信号が入力され、駆動モータ86の駆動をドライバ101を介して制御することで、トレイ72の自動挿入並びに自動排出を可能としている。また、このトレイ72の挿入状態並びに排出状態を示す信号は、スキャナ動作制御部102とホッパーユニット動作制御部104にも送出されるため、トレイ72の給排と、穀粒の散布並びに測光との連携が可能となっている。
【0064】
スキャナ動作制御部102には、穀粒の測光を開始するための起動スイッチ106が接続されている。
【0065】
また、このスキャナ動作制御部102には、、スキャン開始位置センサ38、スキャン終了位置センサ40並びにスキャンモータドライバ108を介してスキャナモータ36が接続されている。このスキャン位置センサ38とスキャン終了位置センサ40からの信号に基づいてスキャナモータ36を制御し、ヘッド部34を移動させる。
【0066】
さらに、スキャナ動作制御部102では、ヘッド部34内の測光部110(撮像素子アレイ34Aと光源34B)を制御して、前記ヘッド部34の移動に同期して、穀粒への光の照射並びにその反射光の測定を実行させ、測光データ管理部112で受信するようになっている。
【0067】
測光データ管理部112で受信した測光データは、所定の演算処理がなされ、その演算処理結果がメモリ114に記憶される。
【0068】
また、演算処理結果は表示制御部116を介してLCDモニタ18Aに表示されるようになっている。
【0069】
なお、表示制御部116には、前記トレイ給排制御部100において、トレイ72の挿入が完了した際に、その旨の信号が入力され、挿入完了を示す表示(例えば、LCDモニタ18Aに「サンプル投入OK」等)の表示を行う。
【0070】
さらに、この測光管理部112には、プリント指示ボタン118が接続されている。このプリント指示ボタン118の操作によってプリント指示が入力されると、測光管理部112では、プリンタドライバ120を介して演算処理結果をプリンタ20でプリントアウトする。
【0071】
ホッパーユニット動作制御部104には、バルブモータ58及びホッパーモータ68がそれぞれドライバ122、124を介して接続されている。また、ホッパーユニット動作制御部104には、ホッパー/バルブ速度設定部126が接続されている。このホッパー/バルブ速度設定部126には、測距位置センサ42が接続されている。この測距位置センサ42は、前記スキャナ動作制御部102に接続されたスキャン開始位置センサ38と対とされている。すなわち、スキャン開始位置センサ38からの検出信号が、スキャナ動作制御部102及びホッパーユニット動作制御部104を介して、ホッパー/バルブ速度設定部126に入力されるようになっている。
【0072】
また、ホッパー/バルブ速度設定部126には、ホームポジションセンサ50と、ホッパー折り返し位置センサ70が接続されている。
【0073】
ホッパー/バルブ速度設定部126では、前述したように、スキャン開始位置センサ38と測距位置センサ42によるヘッド部34の移動時の検出時間差Δtに基づいて、ヘッド部34の移動速度vSを演算し(vS=L/Δt)、ヘッド部34の移動速度vSと同一となるようにホッパーユニット52の移動速度vH、並びにロータリーバルブ54の回転線速度vVが設定され、ホッパーユニット動作制御部104へ送出される。
【0074】
これにより、ホッパーモータ68及びバルブモータ58は、このホッパー/バルブ速度設定部126で設定された速度で動作する。
【0075】
以下に本実施の形態の作用を図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0076】
ステップ200では、トレイ72が挿入されたか(トレイ挿入検出センサ90でトレイ先端を検出したか)否かが判断され、肯定判定されるとステップ202へ移行して駆動モータ86を駆動して細幅ローラ84を回転させる。
【0077】
この回転によって、トレイ72は、細幅ローラ84に挟持されて、透明ガラス板30の上方へと送られる。
【0078】
この送り込みの際、トレイ72の枠体74には段差が形成され、前記細幅ローラ84に挟持される片持ち状態で移動するため、トレイ72の先端部が前のめりとなって、透明ガラス板30の幅方向両端部近傍、或いは透明ガラス板30が嵌め込まれた開口部の周縁を摺動しながら挿入されていき、基本的にサンプル板76と透明ガラス板30との接触はほとんどない。
【0079】
トレイ72のサンプル板76がほぼ透明ガラス板30の上に対向する位置となると(ステップ204で測光位置検出センサ92によるトレイ72の先端の検出)、細幅ローラ84は、トレイ72の枠体74の低位部分から高位部分に移行するため、この段差分サンプル板76が下降(下方へ平行移動)して、透明ガラス板30に密着あるいは、僅かな間隔をおいて平行に配置される。
【0080】
ステップ206では、この時点で駆動モータ86の駆動を停止させ、ステップ208へ移行する。
【0081】
次のステップ208では、穀粒等の試料の挿入が可能である旨をLCDモニタ18Aに表示し、次いでステップ210へ移行して起動スイッチ106の操作の待機状態となる。
【0082】
穀粒(試料)は、ホッパーユニット44の受皿52にオペレータの手作業によって投入される。この場合、ホッパーユニット44は、ホームポジションセンサ50の検出によりカバー46の投入口48に対応しているため、オペレータは投入口48に適量の穀粒を投入すればよい。
【0083】
適用の穀粒が投入され、起動スイッチ106が操作されると、ステップ210で肯定判定され、ステップ212へ移行してヘッド部34の光源34Bをオンとし撮像素子アレイ34Aをアクティブ状態とし、次いでステップ214でスキャナモータ36の駆動を開始する。
【0084】
このスキャナモータ36の駆動により、ヘッド部34は、スキャン開始位置センサ38よりも若干上流側のホームポジションから移動を開始する。
【0085】
このため、移動を開始直後には、スキャン開始位置センサ38によってその位置が検出される(ステップ216)。
【0086】
このステップ216で肯定判定されると、ステップ218へ移行してタイマをスタートさせ(t1)、測距位置センサ42によってヘッド部34を検出すると(ステップ220)、タイマをストップ(t2)させる(ステップ222)。これにより、スキャン開始位置センサ38から測距位置センサ42までのヘッド部34の移動時間Δt(=t2−t1)を得ることができる。
【0087】
次のステップ224では、前記時間Δtと予め既知のスキャン開始位置センサ38から測距開始位置センサ42までの距離Lとに基づいてヘッド部34の移動速度vSを演算する。
【0088】
次のステップ226では、前記演算されたヘッド部34の移動速度vSに基づいて、ホッパーユニット44の移動速度vHとロータリバルブvVの回転線速度とを設定する。(vH=vV=vS)。
【0089】
上記速度の設定が完了すると、ステップ228へ移行して、ホッパーユニット44が前記移動速度vHとなるようにホッパーモータ68の回転数を制御して駆動を開始し、次いでステップ230でロータリバルブ54が前記回転線速度vVとなるようにバルブモータ58の回転数を制御して駆動を開始する。
【0090】
なお、時間差Δtをスキャン開始位置センサ38とスキャン終了位置センサ40との間の移動時間から得る場合は、実際の測光前に行うキャリブレーション(装置起動時実行)時に行えばよい。
【0091】
このようにして、被検査物としての穀粒がトレイ72のサンプル板76上に均等に散布される。
【0092】
次のステップ232では、ヘッド部34による測光を実行する。すなわち、サンプル板76上の穀粒に光源34Bからの光を照射し、その反射光を撮像素子アレイ34Aによって検出しながらヘッド部34を移動させることで、サンプル板76の所定の領域に散布された穀粒の個々のデータを取り込む。このように、ヘッド部34は、ホッパーユニット44と一定距離を保ちながら並んで進行し、穀粒が散布されたすぐ後から測光しつつ進む。
【0093】
ステップ232での測光が終了すると、ステップ234へ移行してトレイ72の排出が実行される。
【0094】
トレイ72の排出では、細幅ローラ84の所定時間の逆転によって挿入時と反対方向にトレイ72を移動させるが、排出時はサンプル板76の上に穀粒が散布されている。
【0095】
この状態では、トレイ72は細幅ローラ84による挟持が解除され、かつそのほとんどが、挿入口80から突出されるが、この挿入口80によって片持ち支持されているため、トレイ72が脱落することはなく、ほぼ平行状態(穀粒がこぼれ落ちない状態)で保持される。
【0096】
ここで、オペレータがトレイ72を把持して、挿入口80から引き抜くことで、トレイ有無センサ88でこれを検出し(ステップ236)、ステップ238へ移行して、次の測光のスタンバイのため、ヘッド部34、ホッパーユニット44をそれぞれ初期位置(ホームポジション)へ戻す。
【0097】
次のステップ240では、取り込んだデータを処理し、メモリ114に記憶してステップ242へ移行する。ステップ242では、プリント指示があったか否かが判断され、肯定判定されるとステップ244へ移行してプリント処理を実行し、否定判定された場合には、プリントせず、このルーチンは終了する。なお、メモリ114に記憶されたデータのプリントについては、いつでも可能である。
(スキャナ部とハンドリング部との同期)
以上説明したように、本実施の形態のオートローダ式判別装置10では、スキャナ部24のヘッド部34が動作することを検出して、ホッパーユニット44の受皿52に貯留された穀粒をロータリバルブ54を回転させることで散布するようにしたため、穀粒の散布のタイミングが最も最適になり、穀粒の状態で処理の流れを把握することができる。すなわち、ホッパーユニット44の受皿52に穀粒が貯留されている場合には測光前、ホッパーユニット44の受皿52に穀粒が貯留されておらず、トレイ72が挿入状態にあるときは測光中、ホッパーユニット44の受皿52に穀粒が貯留されておらず、サンプル板76に穀粒が散布されたトレイ72が挿入口80で片持ち状態で保持されている場合には測光終了、というようにオペレータが目視するのみで、処理の状態を確実に把握することができる。
【0098】
また、測光前と測光後とでは、サンプル板76上の穀粒の位置が異なることが一見してわかるため、誤って測光し終えた穀粒を再度測光操作してしまうような不具合もない。
(ハード構成と制御系の分離)
さらに、本実施の形態のオートローダ式判別装置10では、コントローラ18と、判別装置本体22が完全に分離されている。すなわち、ハード構成と制御系を分けているため、特にハード構成となる判別装置本体22内の制御系部品が不要であり、構造を簡単とすることができる。
【0099】
また、ハード構成である判別装置本体22と、制御系であるコントローラ18と、を別々に改良、改造が可能であり、バージョンアップ等にも容易に対応することができる。
【0100】
さらに、判別装置本体22において、スキャナ部24と穀粒ハンドリング部26とを分離することが可能であり、例えば、穀粒ハンドリング部26を取り外し、トレイ72又は透明ガラス板30に直接穀粒を散布して測光することも可能であり、汎用性を持たせることができる。
(トレイの給排の自動化)
上記実施の形態によれば、トレイ72の先端部を挿入口80に挿入することにより、これをトレイ挿入検出センサ90で検出し、スロット部78の細幅ローラ84が回転することで、自動的にトレイ72を細幅ローラ84に挟持して測光位置まで送り込むことができる。
【0101】
また、測光位置になると、測光位置検出センサ92によってこれを検出するため、細幅ローラ84の駆動を自動的に停止させることができる。
【0102】
さらに、測光終了後は、細幅ローラ84を逆転駆動して挿入口80から突出するまで移動させる。このとき、トレイ72が挿入口80で片持ち状態で保持するようにしたため、サンプル板76に散布されている穀粒がこぼれ落ちることがなく、保持することができる。
【0103】
また、トレイ72を本体から着脱可能としたため、サンプル板76の清掃等が簡便となり、ごみや穀粒のかすの付着により、次の穀粒の測光の際の測光データに誤差が生じることがなく、常に精度のよい測光が可能となる。さらに、判別装置本体22内に直接穀粒が散布されることがないため、判別装置本体22内のメンテナンス間隔を大幅に長くすることができる。
(穀粒の散布)
トレイ72のサンプル板76に散布される穀粒は、重なったり散布に粗密があると、精度のよい測光ができない。このため、穀粒の散布には細心の注意が必要であり、作業が煩雑となり、全体の処理時間にも多大な影響を与えていた。
【0104】
そこで、本実施の形態では、穀粒を貯留するホッパーユニット44の受皿52の下部にロータリバルブ54を設置し、ホッパーユニット44をサンプル板76上で移動させながら、ロータリバルブ54を回転させることで、受皿52の穀粒を徐々にサンプル板76上に落下させる構造とした。
【0105】
これにより、穀粒はほぼ平均的にサンプル板76の全面に亘って散布され、隣接する穀粒との間の粗密もほとんどなくすことができる。なお、バルブシート56により、ロータリバルブ54から落下する穀粒が散乱することもない。
【0106】
また、特別な治具等も必要なく、作業性も向上するため、処理時間の短縮化を図ることができる。
(ヘッド部、ホッパユニット、ロータリバルブの同期)
穀粒は、少なくとも、ヘッド部34が測光を開始するよりも先にサンプル板76上に散布されていることが必要である。
【0107】
ところが、ヘッド部34が移動を開始する前に散布すると、散布完了までの時間が無駄になると共に、ホッパーユニット44の受皿52内が空になってしまい、オペレータの勘違い等で再度穀粒を投入してしまう等の不具合がある。
【0108】
そこで、ヘッド部34の移動をスキャン開始位置センサ38と、測距位置センサ42の2つのセンサ間の距離Lを通過する時間Δtからヘッド部34の移動速度を演算し、ホッパーユニットの移動速度とロータリバルブ54の回転線速度とがこのヘッド部34の移動速度と同一となるように設定することで、穀粒の散布と測光を並行して行うことになり、無駄時間を省き、全体の処理時間を短縮することができる。
【0109】
また、スキャナ部24における読み取り解像度等の変更、或いはスキャナ部24の仕様変更や新規交換等によるヘッド部34の定格の移動速度が変化しても、何らソフト的に変更することなく、対応が可能となる。
【0110】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
【0111】
第2の実施の形態の特徴は、ホッパーユニット44とロータリバルブ54の動作を単一の駆動源とすることで連動させる点にある。
【0112】
図10に示される如く、ホッパーユニット44からは、前記ロータリバルブ54の回転軸が突出し、この回転軸には、それぞれ糸巻き車部としてのロープ車部132と歯車部134とが同軸的に一体に形成された回転体136が取り付けられている。
【0113】
この回転体136の歯車部134は、一対のラックレール138(一方のみ図示)に支持されている。
【0114】
図11に示される如く、このホッパーユニット44の長手方向両端部には、前記ラックレール138に向けて突出されたホッパーガイド140が取り付けられている。ホッパーガイド140は、ラックレール138から水平に突出したリブ138Aと、肉厚方向で重なり合っている。これにより、ホッパーユニット44の回転が阻止されることになる。
【0115】
また、上記一対のラックレール138の長手方向両端部には、それぞれ滑車142が設けられ、互いに同軸的に対向する滑車142間は回転軸144によって連結されている。
【0116】
同一のラックレール138の両端部に位置する滑車142には、それぞれワイヤロープ146が巻き掛けられている。ワイヤロープ146は、無端状とされ、一方の滑車142から他方の滑車144へと至る2本の直線部分の一方が、前記ロープ車部132に1〜2周螺旋状に巻き掛けられている。このため、滑車142が回転すると、ワイヤロープ146が軸方向へ移動するため、この移動により、ロープ車部132が回転し、ロータリバルブ54を回転させる。
【0117】
また、この回転によって、歯車部134が回転するため、歯車部134はラックレール138の歯部138Bに沿って回転しながら軸直角方向に移動することになり、この結果、ホッパーユニット44が一対のラックレール138の長手方向に沿って摺動することになる。
【0118】
合計の4個ある滑車の内、1つの滑車142の外端側(回転軸144が取付けられた内側とは反対側)にホッパー/バルブモータ148の回転軸が連結されている。
【0119】
すなわち、ホッパー/バルブモータ148が駆動すると、4個の滑車142が回転軸144及びワイヤロープ146による連結によって、等速度で回転し、この回転によって前述の如く、ロータリバルブ54の回転及びホッパーユニット44の移動を同時に行うことができる。
【0120】
上記第2の実施の形態によれば、ホッパーユニット44を移動させるため、並びにロータリバルブ54を回転させるための駆動源を単一(ホッパー/バルブモータ148)としたため、部品点数が減少し、構造を簡便とすることができる。また、機械的にホッパーユニット44の移動速度とロータリバルブ54の回転線速度との間の同期がとれるため、制御系も簡略化することができる。
【0121】
これにより、前記バルブモータ58とホッパーモータ68とは、同期がとられることになり(歯車部134の径寸法による)、バルブモータ58を駆動しながらホッパーモータ68が駆動することで、ホッパーユニット44の受皿52内の穀粒は、トレイ72(図5参照)上に均等に配列させることが可能である。
【0122】
なお、上記第2の実施の形態では、滑車142にホッパー/バルブモータ148を取り付けたが、代わりに回転体136に直接ホッパー/バルブモータ148を取り付けても同様の効果を得ることができる。
【0123】
(第3の実施の形態)
以下に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一構成部分については同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
【0124】
第3の実施の形態の特徴は、ヘッド部34の移動にホッパーユニット44の移動を追従させ、この移動にロータリバルブ44の回転を同期させる点にある。
【0125】
図12に示される如く、ホッパーユニット44には、その移動方向(ヘッド部34の移動方向でもある)に沿って、複数の光電センサ128Aが配列されたセンサアレイ128が取付けられている。このセンサアレイ128は、ホッパユニット44と共に移動するようになっており、それぞれの光電センサ128Aがその間隔分ずれた位置でヘッド部34を検出することができるように配置されている。
【0126】
従って、センサアレイ128の中央の光電センサ128Aは、基準センサとして機能し、この基準センサによってヘッド部34が検出されるように、ホッパーユニット44の移動、すなわちホッパーモータ68の回転速度が制御されるようになっている。
【0127】
すなわち、最も単純な系で説明すると、図13に示される如く、3個の光電センサ128L、128C、128Rで構成されたセンサアレイ128が適用可能である。この3個の光電センサ128L、128C、128Rの内、中央の光電センサ128Cよりも上流側の光電センサ128Lでヘッド部34を検出した場合には、ホッパーユニット44の移動速度を減速し(図13(A)参照)、下流側の光電センサ128Rでヘッド部34を検出した場合には、ホッパーユニット44の移動速度を増速する(図13(B)参照)。また、中央の光電センサ128Cでヘッド部34を検出した時点で、前記増速又は減速を解除する(図13(C)参照)。
【0128】
これを繰り返すことで、ホッパーユニット44は、ヘッド部34を中央の光電センサ128Cで検出するように追従しながら移動することになる。
【0129】
また、ロータリバルブ54は、このホッパーユニット44の移動速度と同一の回転線速度となるようにバルブモータ58が制御されるようになっている。
【0130】
なお、図13では、最も単純な系で説明したが、実際には、光電センサ128Aの数を中央を基準として上流側、下流側に複数個配列し、それぞれの光電センサ128Aによる検出と、増減速度とのマップを準備しておくことで、より精度の高い追従が可能である。この場合、CCDラインセンサ等が適用可能である。
【0131】
図14に示される如く、この第3の実施の形態におけるホッパーユニット動作制御部104には、ホッパー/バルブ速度設定部126が接続されている。このホッパー/バルブ速度設定部126には、センサアレイ128が接続されると共に、スキャナ動作制御部102及びホッパーユニット動作制御部104を介してスキャン開始位置センサ38からの信号が入力されるようになっている。
【0132】
また、ホッパー/バルブ速度設定部126には、ヘッド部34の仕様から得られる、初期速度が記憶された初期速度メモリ130が接続されており、前記スキャン開始位置センサ38によるヘッド部34の検出信号に基づいて、ホッパー/バルブ速度設定部126でホッパーユニット44の初期速度として設定される。
【0133】
ここで、ホッパー/バルブ速度設定部126では、前記センサアレイ128の各光電センサ128Aからの信号に基づいて、前記初期速度を基準としてホッパーユニット44の移動速度の増減値を決める。この決定された速度に基づいてホッパーモータ68の駆動が制御される。
【0134】
また、ホッパーユニット44の移動速度が決定されると、ロータリーバルブ54の回転線速度が同一の速度として設定され、バルブモータ58の駆動が制御される。
【0135】
すなわち、ホッパーユニット44とロータリーバルブ54は、ヘッド部34の移動に追従するようにフィードバック制御を受けながら移動、回転を行うことになる。
【0136】
以下、第3の実施の形態の作用を図15(A)及び(B)のフローチャートに従い説明する。なお、第1の実施の形態で示した図9のフローチャートと同一処理ステップについては、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0137】
図15(A)に示される如く、ステップ200からステップ216までは図9と同一である。
【0138】
ステップ216で肯定判定されると、ステップ250へ移行して初期速度を読み出し、ホッパーユニット44の初期速度並びにロータリーバルブ54の初期線速度とする。
【0139】
次のステップ252では、前記設定された初期速度でホッパーユニット44の移動を開始し、次いでステップ254でロータリバルブ54の回転を開始し、ステップ232へ移行する。
【0140】
なお、このステップ252、254で、ホッパーユニット44が移動を開始し、ロータリーバルブ54が回転を開始すると、図15(B)の割り込みルーチンが起動する。この割り込みは、センサアレイ128による検出位置が変化したときに割り込まれる。
【0141】
図15(B)に示される如く、ステップ300では、ヘッド部34を検出したセンサアレイ128の中の光電センサ128Aを特定し、次いでステップ302へ移行して、検出した光電センサ128Aの位置に基づいて、前記ホッパーユニット44の移動速度の増減値を演算する。
【0142】
次のステップ304では、前記演算された増減値をホッパーユニット44のホッパーモータ68の駆動にフィードバックをかける。また、次のステップ306では、増減結果のホッパーユニットの移動速度と同一となるようにロータリバルブ54のバルブモータ58の駆動をフィードバックをかけ、バルブモータ58は回転線速度を設定してリターンする。
【0143】
図15(A)に示される如く、上記ホッパーユニット44の移動と、ロータリーバルブ54の回転が、ヘッド部34の移動に追従するようにフィードバック制御を受けながら、ステップ232では、測光処理が実行される。なお、このステップ232からステップ244については、第1の実施の形態における図9のフローチャートと同一である。
【0144】
以上説明したように、第3の実施の形態では、穀粒は、少なくとも、ヘッド部34が測光を開始するよりも先にサンプル板76上に散布されていることが必要である。
【0145】
ところが、ヘッド部34に移動を開始する前に散布すると、散布完了までの時間が無駄になると共に、ホッパーユニット44の受皿52内が空になってしまい、オペレータの勘違い等で再度穀粒を投入してしまう等の不具合がある。
【0146】
また、ヘッド部34は、基本的には設定した解像度により、その移動速度は固定(一定)されるが、ハード的に一定速度を維持できない場合があり、多少のずれがある。また、ソフト的に画像データが大きくなって、データの処理(通信、格納等)待ちのため、ヘッド部34を一時的に停止させなければならない場合がある。
【0147】
そこで、ヘッド部34の移動をスキャン開始位置センサ38でヘッド部34の移動開始を検出した時点で、予め設定した初期速度でホッパーユニット44とロータリバルブ54の動作を開始すると共に、センサアレイ128の各光電センサ128Aの検出状態に基づいて、ヘッド部34の移動速度を監視し、このヘッド部34の移動速度の変化に追従するように、ホッパーユニットとロータリバルブ54の動作にフィードバックをかけるようにした。これにより、ホッパーユニット44の移動速度及びロータリーバルブ54の回転線速度とが、ヘッド部34の移動速度と同一となるように常に制御されるため、穀粒の散布と測光を並行して行うことになり、無駄時間を省き、全体の処理時間を短縮することができる。
【0148】
また、スキャナ部24における読み取り解像度等の変更、或いはスキャナ部24の仕様変更や新規交換等によるヘッド部34の定格の移動速度が変化しても、何らソフト的に変更することなく、対応が可能となる。
【0149】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、少なくとも粒状被検査物を光学的に測定する測定装置と、粒状被検査物をハンドリング(貯留、散布、回収等)するハンドリング部とを着脱可能とし、それぞれが独立して改良、メンテナンスすることができると共に、測定作業の状況(粒状被検査物の量等)に応じて、最も作業効率のよい形態を選択することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るオートローダ式判別装置の概観を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るオートローダ式判別装置の内部構成を示す概略図である。
【図3】第1の実施の形態に係るホッパーユニットの構造を示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るホッパーユニットを移動させるための機構を示す斜視図である。
【図5】第1の実施の形態に係るトレイ及びトレイを給排するための構造を示す斜視図である。
【図6】図5のトレイとトレイを給排出するための構造を挿入方向から見た正面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る判別装置本体における動作を制御するためのコントローラにおける動作機能ブロック図である。
【図9】第1の実施の形態に係る穀粒の測光(判別)のための動作を示す制御フローチャートである。
【図10】第2の実施の形態に係るホッパーユニットを移動させるための機構を示す斜視図である。
【図11】第2の実施の形態に係るホッパーユニットとロータリバルブとの連動機構である回転体の構造をホッパーユニットの移動方向から見た正面図である。
【図12】第3の実施の形態に係るホッパーユニットのヘッド部追従のための機構を示す概略図である。
【図13】第3の実施の形態に係る追従動作を簡略した場合の動作図である。
【図14】第3の実施の形態に係る判別装置本体における動作を制御するためのコントローラにおける動作機能ブロック図である。
【図15】第3の実施の形態に係り、(A)は穀粒の測光(判別)のための動作を示す制御フローチャート、(B)はホッパーユニットとロータリバルブをヘッド部に追従させるための制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 オートローダ式判別装置(粒状被検査物状態判別装置)
12、14 箱体
16 筐体
18 コントローラ
18A LCDモニタ
20 プリンタ
22 判別装置本体
24 スキャナ部(測定装置)
26 穀粒ハンドリング部(ハンドリング手段)
28 ケーシング
30 透明ガラス板
32 ライン走査型撮像ユニット
34 ヘッド部
36 スキャナモータ
38 スキャン開始位置センサ
40 スキャン終了位置センサ
42 測距位置センサ
44 ホッパーユニット
46 カバー
48 投入口(投入部)
50 ホームポジションセンサ
52 受皿
54 ロータリーバルブ(排出手段)
54A 凹部
56 バルブシート
58 バルブモータ
60 レール
62 滑車
64 回転軸
66 ワイヤ
68 ホッパーモータ
70 ホッパー折り返し位置センサ
72 トレイ
74 枠体
76 サンプル板
78 スロット部
80 挿入口
82 回転軸
84 細幅ローラ
86 駆動モータ
88 トレイ有無検出センサ
90 トレイ挿入検出センサ
92 測光位置検出センサ
100 トレイ給排制御部
102 スキャナ動作制御部
104 ホッパーユニット動作制御部(開始時期追従制御手段)
106 起動スイッチ
108 スキャンモータドライバ
110 測光部
112 測光データ管理部
114 メモリ
116 表示制御部
118 プリント指示ボタン
120 プリンタドライバ
122、124 ドライバ
126 ホッパー/バルブ速度設定部(同期制御手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention includes a measuring device for measuring the reflected light or transmitted light by scanning the inside of a measurement area while irradiating the granular inspection object with light, and based on the photometric data measured by the measuring device, the granular inspection device. The present invention relates to a granular inspection object discriminating apparatus for judging a state of an inspection object.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a grade is determined by comparing a granular test object, for example, a grain of rice or the like, with a standard value in order to perform standard management based on an inspection method of a predetermined institution.
[0003]
In order to automate this inspection,
[0004]
In
[0005]
Patent Document 2 discloses a rice grain quality determination device capable of detecting a large number of rice grains at a time as a sample and determining the quality of the rice grains individually for each rice grain. In Patent Literature 2, rice grains placed in a flat bed-shaped window are detected by line scanning of a scanner unit, and a flat light amount in the window is obtained.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2815633 [Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 7-33151
[Problems to be solved by the invention]
However,
[0008]
Further, the structure of
[0009]
In view of the above facts, the present invention makes it possible to attach and detach at least a measuring device for optically measuring a granular test object and a handling unit for handling (storage, spraying, collecting, etc.) the granular test object, and each of them is independent. To obtain a granular inspection object state discriminating apparatus which can be improved and maintained, and which can select a form having the highest working efficiency according to the state of measurement work (amount of the granular inspection object, etc.). Is the purpose.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0011]
According to the first aspect of the present invention, since the measuring device and the handling means are configured to be detachable from each other, for example, when measuring a large amount of the granular test object, the handling means is attached and automatically installed. Performing measurement at a higher efficiency is better.
[0012]
On the other hand, when measuring a small amount of the granular test object, the handling means may be rather wasteful and time-consuming. Therefore, the handling can be performed in a short time by removing the handling means and spraying the granular inspection object on the measurement area of the measurement device manually.
[0013]
Also, when the handling means is mounted, the start timing follow-up control means starts the operation of the handling means with the start of measurement of the measuring apparatus as a trigger, so that only a signal of the measurement start is received from the measuring apparatus. Well, it can easily respond to individual improvements and model changes.
[0014]
Furthermore, by making the measuring device and the handling means detachable, each maintenance operation can be performed efficiently.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows an autoloader type discriminating apparatus (hereinafter, simply referred to as a discriminating apparatus) 10 according to the present embodiment.
[0016]
The
[0017]
That is, the pair of
[0018]
A controller (which may be a general-purpose personal computer) 18 and a
[0019]
Further, the
[0020]
FIG. 2 shows a schematic configuration of the discrimination device
[0021]
The discriminating apparatus
[0022]
The
[0023]
Thereby, almost the entire surface of the
[0024]
The line scanning
[0025]
In the vicinity of the scan
[0026]
The time difference Δt is applied as a parameter for calculating the moving speed v S of the
[0027]
The handling
[0028]
A rectangular opening is provided in the top plate of the cover 46 to serve as a
[0029]
That is, the grain, which is the inspection object to be measured by the
[0030]
The home position of the
[0031]
As shown in FIG. 3, the
[0032]
A
[0033]
The
[0034]
Here, as shown in FIG. 4, the rotation shaft of the
[0035]
As shown in FIG. 4, the
[0036]
[0037]
[0038]
Here, when the
[0039]
The rotation shaft of the
[0040]
That is, when the
[0041]
The movement amount (movement dimension) of the
[0042]
Here, the
[0043]
The
[0044]
That is, the moving speed v S of the
[0045]
Here, the moving speed v H hopper units 44 is determined, the rotational linear velocity v V of the
[0046]
As shown in FIG. 5, the
[0047]
The
[0048]
That is, as shown in FIG. 2, a
[0049]
The
[0050]
As shown in FIG. 6, narrow rollers 84 (a total of four rollers) are arranged on the upper and lower surfaces of both ends in the width direction of the
[0051]
The
[0052]
A rotating shaft of a
[0053]
When the
[0054]
As shown in FIG. 7, the
[0055]
Here, immediately after the insertion, the
[0056]
Here, at the end of the insertion, the
[0057]
As shown in FIG. 2, a tray presence /
[0058]
The tray presence /
[0059]
Further, the tray
[0060]
A photometric
[0061]
FIG. 8 shows an operation functional block diagram of the
[0062]
The
[0063]
A tray presence /
[0064]
The scanner
[0065]
The scanner
[0066]
Further, the scanner
[0067]
The photometric data received by the photometric
[0068]
The calculation processing result is displayed on the
[0069]
When the tray supply /
[0070]
Further, a print instruction button 118 is connected to the
[0071]
The
[0072]
The hopper / valve
[0073]
As described above, the hopper / valve
[0074]
Thus, the
[0075]
The operation of the present embodiment will be described below with reference to the flowchart of FIG.
[0076]
At
[0077]
By this rotation, the
[0078]
During this feeding, a step is formed in the
[0079]
When the
[0080]
In
[0081]
In the
[0082]
The grains (samples) are put into the
[0083]
When the application kernel is turned on and the
[0084]
The drive of the
[0085]
Therefore, immediately after the start of the movement, the position is detected by the scan start position sensor 38 (step 216).
[0086]
If an affirmative determination is made in
[0087]
In the
[0088]
In the
[0089]
When the speed of setting is completed, the operation proceeds to Step 228, the
[0090]
When obtaining the time difference Δt from the movement time between the scan
[0091]
In this way, the grain as the inspection object is evenly spread on the
[0092]
In the
[0093]
When the photometry in
[0094]
When the
[0095]
In this state, the
[0096]
Here, when the operator grips the
[0097]
In the
(Synchronization between the scanner unit and the handling unit)
As described above, the autoloader-
[0098]
Further, since it is apparent at a glance that the positions of the grains on the
(Separation of hardware configuration and control system)
Further, in the autoloader
[0099]
Further, the discriminating device
[0100]
Further, in the discriminating device
(Automation of tray supply / discharge)
According to the above-described embodiment, by inserting the leading end of the
[0101]
Further, when the light metering position is reached, the light metering
[0102]
Further, after the end of the photometry, the
[0103]
In addition, since the
(Dispersion of grain)
If the grains sprinkled on the
[0104]
Therefore, in the present embodiment, a
[0105]
As a result, the grains are sprayed almost evenly over the entire surface of the
[0106]
Further, no special jig or the like is required, and the workability is improved, so that the processing time can be shortened.
(Synchronization of head, hopper unit and rotary valve)
The kernels need to be sprayed on the
[0107]
However, if the spraying is performed before the
[0108]
Therefore, the movement speed of the
[0109]
In addition, even if the reading speed of the
[0110]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description of the components will be omitted.
[0111]
The feature of the second embodiment is that the operations of the
[0112]
As shown in FIG. 10, a rotation shaft of the
[0113]
The
[0114]
As shown in FIG. 11, hopper guides 140 protruding toward the rack rails 138 are attached to both ends of the
[0115]
[0116]
[0117]
Further, the
[0118]
The rotation shaft of the hopper /
[0119]
That is, when the hopper /
[0120]
According to the second embodiment, a single drive source (hopper / valve motor 148) for moving the
[0121]
As a result, the
[0122]
In the second embodiment, the hopper /
[0123]
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described. The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description of the components will be omitted.
[0124]
The feature of the third embodiment resides in that the movement of the
[0125]
As shown in FIG. 12, a
[0126]
Accordingly, the
[0127]
That is, in the simplest case, as shown in FIG. 13, a
[0128]
By repeating this, the
[0129]
Further, the
[0130]
In FIG. 13, the simplest system has been described. However, in actuality, a plurality of
[0131]
As shown in FIG. 14, a hopper / valve
[0132]
Further, the hopper / valve
[0133]
Here, the hopper / valve
[0134]
When the moving speed of the
[0135]
That is, the
[0136]
Hereinafter, the operation of the third embodiment will be described with reference to the flowcharts of FIGS. Note that the same reference numerals are given to the same processing steps as those in the flowchart of FIG. 9 shown in the first embodiment, and description thereof will be omitted.
[0137]
As shown in FIG. 15A, steps 200 to 216 are the same as those in FIG.
[0138]
If an affirmative determination is made in
[0139]
In the next step 252, the movement of the
[0140]
Note that when the
[0141]
As shown in FIG. 15B, in
[0142]
In the next step 304, the calculated increase / decrease value is fed back to the driving of the
[0143]
As shown in FIG. 15A, in
[0144]
As described above, in the third embodiment, it is necessary that the grains are sprayed on the
[0145]
However, if the spraying is started before the movement to the
[0146]
The moving speed of the
[0147]
Therefore, when the start of the movement of the
[0148]
In addition, even if the reading speed of the
[0149]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, at least a measuring device for optically measuring a granular test object and a handling unit for handling (reserving, spraying, collecting, etc.) the granular test object are made detachable, and each is independent. The present invention has an excellent effect that it can be improved and maintained, and a form having the highest working efficiency can be selected according to the situation of the measurement work (eg, the amount of the granular inspection object).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an overview of an autoloader type discriminating apparatus according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram showing an internal configuration of the autoloader type discriminating apparatus according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a structure of the hopper unit according to the first embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing a mechanism for moving the hopper unit according to the first embodiment.
FIG. 5 is a perspective view showing a tray and a structure for supplying and discharging the tray according to the first embodiment.
FIG. 6 is a front view of the tray of FIG. 5 and a structure for feeding and discharging the tray, as viewed from an insertion direction.
FIG. 7 is a sectional view taken along line VII-VII of FIG. 5;
FIG. 8 is an operation functional block diagram of a controller for controlling the operation of the discriminating apparatus body according to the first embodiment.
FIG. 9 is a control flowchart illustrating an operation for photometry (determination) of kernels according to the first embodiment.
FIG. 10 is a perspective view showing a mechanism for moving a hopper unit according to a second embodiment.
FIG. 11 is a front view of a structure of a rotating body that is an interlocking mechanism between a hopper unit and a rotary valve according to a second embodiment, as viewed from a moving direction of the hopper unit.
FIG. 12 is a schematic view showing a mechanism for following a head of a hopper unit according to a third embodiment.
FIG. 13 is an operation diagram when the following operation according to the third embodiment is simplified.
FIG. 14 is an operation functional block diagram of a controller for controlling an operation of the discrimination device body according to the third embodiment.
FIG. 15A is a control flowchart showing an operation for photometry (determination) of a grain, and FIG. 15B is a flowchart for causing a hopper unit and a rotary valve to follow a head unit according to the third embodiment. It is a control flowchart.
[Explanation of symbols]
10 Autoloader type discriminator (granular inspection object state discriminator)
12, 14
26 Grain handling part (handling means)
28
50
106
Claims (1)
前記測定装置に対して着脱可能に配設され、前記粒状の被検査物を投入部と、
前記投入部から粒状の被検査物を受け取り貯留すると共に前記測定領域の上方空間を移動しながら当該粒状被検査物を測定領域内に均等に散布する粒状被検査物ハンドリング手段と、
前記測定装置による測定開始をトリガとして、前記粒状被検査物ハンドリング手段による粒状被検査物の散布を開始する開始時期追従制御手段と、
を有する粒状被検査物状態判別装置。A measuring device that measures the reflected light or transmitted light by scanning the inside of the measurement area while irradiating the granular test object with light, and the state of the granular test object based on the photometric data measured by the measuring device. A granular inspection object discriminating device for discriminating
A loading unit that is disposed detachably with respect to the measurement device and that inputs the granular test object,
A granular inspection object handling means for receiving and storing the granular inspection object from the input section and uniformly dispersing the granular inspection object in the measurement area while moving in the space above the measurement area,
With the start of measurement by the measuring device as a trigger, a start timing follow-up control unit that starts spraying the granular inspection object by the granular inspection object handling unit,
A device for determining the state of a granular object to be inspected.
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