JP2004238269A - 基板の切断方法及び基板の生産方法並びに基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板の破断すべき位置にレーザを照射する(S1)ことにより基板に熱応力を生じさせる工程と、熱応力を生じさせた破断位置にスクライブ溝を形成する工程(S2)と、スクライブ溝に沿って基板を破断する工程(S3)とを具備する。このように基板に熱応力を生じさせることにより従来よりも少ない力で基板切断を行うことができ、クラックの発生を抑えることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電気光学パネルの一部を構成するガラスなどからなる基板の切断方法及び基板の生産方法並びに基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば電気光学パネルの一例としての液晶パネルはガラスなどからなる基板が2枚貼り合わされた構造を有している。液晶パネルの製造工程においては、例えば貼り合わされた2枚の大基板を切断して複数の単個の液晶パネルを製造する手法がとられている。この切断工程では、先端に超硬金属やダイアモンドを有するチップにより基板の破断すべき位置にスクライブ溝を形成した後、基板に力を加えることによってスクライブ溝に沿って基板を切断する。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平8−62612号(第2頁、
【図3】)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような方法で基板を切断する場合、スクライブ溝形成時にクラックが生じ、更に基板切断時にこのクラックが進行して液晶パネルが割れるという問題があった。また、基板切断時に基板に生じたクラックを有する液晶パネルを携帯電話機などの製品に組みこんだ際、製品になった後の落下衝撃などによりクラックが進行して液晶パネルが割れるといった問題があった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、基板切断時におけるクラックの発生を抑え、基板の割れ強度を向上した基板の切断方法及び基板の生産方法並びに基板の製造方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、本発明は以下のような構成を採用している。
本発明の基板の切断方法は、基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、前記スクライブ溝に沿って前記基板を破断する工程とを具備することを特徴とする。
【0007】
本発明のこのような構成によれば、基板に熱応力が生じた状態で基板が切断されるため、従来よりも少ない力で基板を割ることができる。従って、従来よりも浅いスクライブ溝でも容易に基板を切断することが可能となるため、従来よりもスクライブ溝形成時の基板に対して加える力を、例えば約10分の1にすることができる。これにより、スクライブ溝形成時における基板のクラックの発生を従来よりも抑制することができ、基板の割れ強度を向上させることができる。また、このように切断された基板が組み込まれた電子機器は、外的衝撃に対する強度が強く、基板が割れにくい。
【0008】
また、前記熱応力を生じさせる工程は、前記基板を加熱する工程と、前記加熱された基板を冷却する工程とを有することを特徴とする。
【0009】
このように、基板を加熱した後、冷却することにより、基板に熱応力を残すことが出来る。
【0010】
また、前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板は100℃以上150℃以下に加熱されることを特徴とする。
【0011】
このように、基板を100℃以上150℃以下の温度で加熱させることが望ましい。100℃よりも低い温度で基板を加熱すると十分に熱応力が残すことができず、また150℃よりも高い温度で基板を加熱すると、基板が割れてしまうおそれがある。
【0012】
また、前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板はキセノンランプまたはハロゲンランプによって加熱されることを特徴とする。
【0013】
このように、キセノンランプやハロゲンランプを用いて基板を部分的に加熱することができる。
【0014】
また、前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板はレーザによって加熱されることを特徴とする。
【0015】
このようにレーザを用いて基板を部分的に加熱することができる。
【0016】
また、前記基板はガラスであり、前記レーザはCO2レーザであることを特徴とする。
【0017】
このように基板としてガラス基板を用いる場合、レーザとしてガラス基板が吸収しやすい波長を有するCO2を用いることにより、効率よく加熱を行うことができる。
【0018】
本発明の基板の生産方法は、大基板を破断して複数の小基板を生産する方法において、前記大基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、前記スクライブ溝に沿って前記大基板を破断する工程とを具備することを特徴とする。
また、本発明の基板の製造方法は、大基板を破断して複数の小基板を生産する方法において、前記大基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、前記スクライブ溝に沿って前記大基板を破断する工程とを具備することを特徴とする。
【0019】
本発明のこのような構成によれば、大基板に熱応力が生じた状態で大基板が切断されるため、従来よりも少ない力で大基板を割ることができる。従って、従来よりも浅いスクライブ溝でも容易に大基板を切断することが可能となるため、従来よりもスクライブ溝形成時の基板に対して加える力を、例えば約10分の1にすることができる。これにより、スクライブ溝形成時における大基板のクラックの発生を従来よりも抑制することができ、小基板の割れ強度を向上させることができる。また、このように生産された小基板が組み込まれた電子機器は、外的衝撃に対する強度が強く、小基板が割れにくい。
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
基板としてガラス基板を例にあげ、本発明における基板の切断方法について図1〜図4を用いて説明する。尚、ここでは1枚のガラス基板を切断する場合について説明する。
【0020】
図1は基板の切断工程フローチャート図である。図2は基板の切断工程を説明するための概略斜視図及び概略断面図である。図2(a)、(b)、(c)の各図において、左側には斜視図、右側には斜視図のA−A´、B−B´、C−C´で切断した断面図を示している。また、図2(d)においては、斜視図のみ示している。図3は基板の概略平面図であり、切断工程中におけるレーザ処理を施す領域とスクライブ溝との大きさを比較するための図である。図4はガラス基板をレーザ処理及びスクライブ溝形成の際に用いるスクライブ装置の概略断面図である。
【0021】
まず、図1及び図2を用いて、基板の切断方法について説明する。図2(a)に示すように、対向する第1面100a及び第2面100bを有するガラス基板100に対して、破断すべき位置146(図面上、点線で図示)に沿って第1面100a側からCO2レーザを照射する(工程S1)。CO2レーザはレーザ照射機50から出射される。ここで出射されるレーザの波長は10.6μm、光出力は50Wに設定している。これにより、レーザが照射された領域は約100〜150℃に加熱される。その後、ガラス基板100をそのまま放置してガラス基板100を常温に戻す。これにより、ガラス基板100の破断位置146付近に熱応力を残留させる。ここで、レーザ照射時において、ガラス基板100のレーザが照射された領域が100℃よりも低い温度で加熱されると十分な熱応力を残留させることができない。また、ガラス基板100のレーザが照射された領域が150℃よりも高い温度で加熱されると、ガラス基板100が割れてしまうおそれがある。また、ここでは、レーザとしてガラス基板が吸収しやすい波長を有するCO2を用いているので、効率よく加熱を行うことができる。
【0022】
次に、図2(b)に示すように、ガラス基板100の第1面100aに、破断位置146に沿ってチップ51を移動させてスクライブ溝147を形成する(工程S2)。チップ51は先端にダイアモンドまたは超硬金属を有するものであり、チップ51の先端部をガラス基板100に接して移動させることにより基板表面にスクライブ溝147を形成する。従来のレーザ処理を施さない場合では、スクライブ溝形成時に約0.5〜1kg/cm2の力を加えてチップを移動させていた。これに対し、本実施形態においては、レーザ処理を施すことによりガラス基板に熱応力が生じているため、従来よりもガラス基板が割れやすくなっている。従って、従来よりも浅いスクライブ溝でも容易に基板を切断することが可能となるため、従来よりもスクライブ溝形成時の基板に対して加える力を、例えば約10分の1にすることができる。これにより、スクライブ溝形成時における基板のクラックの発生を従来よりも抑制することができ、基板の割れ強度を向上させることができる。
【0023】
次に、図2(c)に示すように、ガラス基板100の第1面100aが下側となるようにガラス基板100を配置する。この状態で第2面100b側にスクライブ溝147に対応させてブレイクバー52を配置して、ブレイクバー52を介してガラス基板100に力を加えることにより、ガラス基板100を切断する(工程S3)。これにより図2(d)に示すように、1枚の大基板としてのガラス基板100を切断して、2枚の小基板としてのガラス基板100cが得られる。
【0024】
本実施形態において、図3に示すようにレーザ処理が施される領域150(図面上、右上がり斜線及び格子で埋められた領域)は、スクライブ溝が形成される領域151(図面上、格子で埋められた領域)よりも大きくなるように設定されている。ここでは、レーザ処理が施される領域150の幅aを約1mm、スクライブ溝が形成される領域の幅bを約0.1mmとした。このように、レーザ処理が施される領域150をスクライブ溝が形成される領域151よりも大きくなるように設定することによって、レーザ処理時に処理領域が多少ずれても、必ずレーザ処理が施される領域150内にスクライブ溝を形成することができる。すなわち、熱応力が生じる領域内に確実に破断位置がくるように設定することができる。
【0025】
次に、本実施形態のレーザ処理及びスクライブ溝形成を行うためのスクライブ装置102について、図4を用いて説明する。
【0026】
図4に示すように、スクライブ装置102は、ガラス基板100を載置、保持する載置台101、ガラス基板100に対してCO2レーザを照射するレーザ照射機50、及びチップ51を有する。載置台101は図面x方向に沿って移動可能に設計されている。レーザ照射機50は、CO2レーザを発振するレーザ発振器53と、発振されたレーザを所望の位置に導くレンズ54と、レンズ54の向きを調整する調整機構55とを有する。レーザ照射器50は定位置に固定されており、レンズ54の向きを調整機構55により変えることによって発振されたレーザをガラス基板の100上の所望の位置に導く。チップ51は先端にダイアモンドまたは超硬金属を有している。チップ51は上下移動及びx軸、y軸方向に移動可能に設計されている。
【0027】
以上のように本実施形態においては、スクライブ溝形成工程及び切断工程の前に、ガラス基板にレーザ処理を施して熱応力を生じさせているので、従来と比較して少ない力でガラス基板を切断することができ、クラックの発生を抑えることができる。
【0028】
(第2実施形態)
第1実施形態では1枚のガラス基板を切断する場合について説明したが、第2実施形態では重ね合わされた2枚のガラス基板を切断する場合について、図5及び図6を用いて説明する。尚、基板に対して熱応力を生じさせるためのレーザ処理工程及び冷却工程、スクライブ溝形成工程、切断工程は、第1実施形態と同じため詳細な説明は省略する。また、本実施形態においても、レーザ処理工程及びスクライブ溝形成工程において、第1実施形態で記載したスクライブ装置を用いることができる。
【0029】
図5及び図6は、基板の切断工程図である。
【0030】
図5(a)に示すように、重ね合わされた2枚のガラス基板41及び42を切断する場合、ガラス基板41のガラス基板42と対向しない面側から、ガラス基板41を破断すべき位置46(図面上、点線で図示)に沿って、CO2レーザを照射する。その後、2枚のガラス基板41及び42をそのまま放置してガラス基板41及び42を常温に戻す。これにより、ガラス基板41の破断位置46付近に熱応力を残留させる。
【0031】
次に、図5(b)に示すように、ガラス基板41のガラス基板42と対向しない面に、破断位置46に沿ってチップ51を移動させることによってスクライブ溝47を形成する。
【0032】
次に、図5(c)に示すように、ガラス基板41が下側に位置するように配置する。この状態でガラス基板42のガラス基板41と対向しない面側にスクライブ溝47に対応させてブレイクバー52を配置し、ブレイクバー52を介してガラス基板41に力を加えることにより、ガラス基板41を切断する。これにより図6(a)に示すように、ガラス基板41が2枚のガラス基板41a及び41bに切断される。
【0033】
次に図6(a)に示すように、ガラス基板42のガラス基板41と対向しない面側から、ガラス基板42を破断すべき位置48(図面上、点線で図示)に沿ってCO2レーザを照射する。その後、2枚のガラス基板41及び42をそのまま放置してガラス基板41及び42を常温に戻す。これにより、ガラス基板42の破断位置48付近に熱応力を残留させる。
【0034】
次に、図6(b)に示すように、ガラス基板42のガラス基板41と対向しない面に、破断位置48に沿ってチップ51を移動させてスクライブ溝49を形成する。
【0035】
次に、図6(c)に示すように、ガラス基板42が下側に位置するように配置する。この状態でガラス基板41のガラス基板42と対向しない面側にスクライブ溝49に対応させてブレイクバー52を配置し、ブレイクバー52を介してガラス基板42に力を加えることにより、ガラス基板41を切断する。これにより図6(d)に示すように、2枚のガラス基板41a及び42a、41b及び42bがそれぞれ重ね合わされた2組の基板を得ることができる。
【0036】
このように、重ね合わされた2枚の基板を切断する場合には、1枚づつ基板を切断することができる。従って、ここでは2枚のガラス基板41及び42の切断面が面一の場合を例にとって説明したが、2枚を同時に切断せず1枚づつ基板を切断するので、ガラス基板41とガラス基板42の切断箇所が異なる場合でも、問題なく切断は可能である。
【0037】
(第3実施形態)
以下、ガラス基板を一構成とする液晶パネルの製造工程中の基板切断に本発明を適用した場合を例にあげ、図7及び図8を用いて説明する。本実施形態は、第2実施形態で説明した重ね合わされた2枚の基板を切断する場合の具体的な応用例であり、基本的な切断手順は第2実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。第2実施形態では、説明を簡略化するために2枚の基板間には何も配置されていないが、本実施形態では2枚の基板を接着するシール材が配置されている。本実施形態においては、大基板としての大判パネルから小基板としての個別の液晶パネルを生産する生産方法に本発明を用いている。具体的には、液晶パネル製造工程中における大判パネルから短冊状パネルに切断する工程(1次切断)、短冊状パネルから単個の液晶パネルに切断する工程(2次切断)に、本発明の切断方法を用いている。
【0038】
図7は、本発明による液晶パネルの概略製造工程図であり、図8は本発明による液晶パネルの製造方法のフローチャート図である。
【0039】
まず、図7(a)に示す大基板としての第1母基板11と第2母基板12に対して、透明電極の形成や配向膜の形成などの所定の処理を行った後(工程S1)、一方の母基板上に複数(ここでは16個)の開曲線状のシール材13を塗布する。その後、2枚の母基板をシール材13を介して貼りあわせる(工程S2)。これにより図7(a)に例示する大板パネル基板10が得られる。
【0040】
次に、第1母基板11に、破断すべき位置で18及び16に沿ってCO2レーザを照射する(工程S3)。その後、2枚の母基板11及び12をそのまま放置して常温に戻す。これにより、第1母基板11の破断位置18及び16付近に熱応力を残留させる。次に、第1母基板11に破断位置18及び16に沿ってチップを移動させてスクライブ溝を形成する(工程S4)。その後、第1母基板11が下側に位置するように配置した状態で第2母基板12側にスクライブ溝に対応させてブレイクバーを配置し、ブレイクバーを介して第1母基板11に力を加えることにより、第1母基板11を切断する(工程S5)。次に、第2母基板12に、破断すべき位置16に沿ってCO2レーザを照射する(工程S6)。その後、2枚の母基板11及び12をそのまま放置して常温に戻す。これにより、第2母基板12の破断位置16付近に熱応力を残留させる。次に、第2母基板12に破断位置16に沿ってチップを移動させてスクライブ溝を形成する(工程S7)。その後、第2母基板12が下側に位置するように配置した状態で第1母基板11側にスクライブ溝に対応させてブレイクバーを配置し、ブレイクバーを介して第2母基板12に力を加えることにより、第2母基板12を切断する(工程S8)。以上により1次切断が終了する。1次切断により、大判パネル10からは複数の短冊状のパネルが形成される。この短冊状パネルは、一方の基板(第2母基板12から切り出された基板)が、もう一方の基板(第1母基板11から切り出された基板)よりも張り出した張り出し部21を有している。
【0041】
次に、短冊状パネルの切断面に露出した各液晶パネル開口部14から基板間に液晶を注入し、開口部14を封止材19により封止する(工程S9)。これにより、図7(b)に示す液晶が封入された状態の張り出し部21を有する短冊状パネル20が得られる。
【0042】
次に、短冊状パネル20の第1母基板11側に、破断すべき位置15に沿ってCO2レーザを照射する(工程S10)。その後、短冊状パネル20をそのまま放置して常温に戻す。これにより、第1母基板11側の破断位置15付近に熱応力を残留させる。次に、第1母基板11側に破断位置15に沿ってチップを移動させてスクライブ溝を形成する(工程S11)。その後、第1母基板11が下側に位置するように配置した状態で第2母基板12側にスクライブ溝に対応させてブレイクバーを配置し、ブレイクバーを介して第1母基板11に力を加えることにより、第1母基板11を切断する(工程S12)。次に、第2母基板12に、破断すべき位置15に沿ってCO2レーザを照射する(工程S13)。その後、短冊状パネル20をそのまま放置して常温に戻す。これにより、第2母基板12の破断位置15付近に熱応力を残留させる。次に、第2母基板12に破断位置15に沿ってチップを移動させてスクライブ溝を形成する(工程S14)。その後、第2母基板12が下側に位置するように配置した状態で第1母基板11側にスクライブ溝に対応させてブレイクバーを配置し、ブレイクバーを介して第2母基板12に力を加えることにより、第2母基板12を切断する(工程S15)。以上により2次切断が終了する。この2次切断により、短冊状パネル20から複数の図7(c)に示すような個別の液晶パネル1を得る。
【0043】
次に、個別の液晶パネル1の張り出し部4上の所定位置にドライバICを実装し(工程S16)、液晶パネルが完成する。
【0044】
以上のようにして製作された液晶パネル1は、基板切断時におけるクラックの発生が従来と比較して抑制されているので、割れ強度が向上している。よって、このような液晶パネル1が組み込まれる携帯電話や携帯型端末などの電子機器は、ユーザの使用時における落下などの衝撃などにより、割れ、破損が生じる事が少なくなる。
【0045】
なお、液晶パネルだけでなく、エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動表示装置、電界放出表示装置、LED(ライトエミッティングダイオード)表示装置等のような各種の電気光学パネルに対しても本発明を同様に適用することができる。
【0046】
上述の実施形態においては、基板に熱応力を生じさせる手段としてレーザを用いているが、これに限定されず、キセノンランプやハロゲンランプなど基板に対してスポット的に照射が可能で、基板を加熱できるものであればよい。
【0047】
また、上述の実施形態においては、レーザ照射後の基板の冷却は、基板を放置することによって自然に常温に戻していたが、図9に示すようにスクライブ装置102´にエアや窒素ガスを基板に対して噴きつける冷却手段としてのエアノズル56を設けても良い。これにより、基板を常温に戻す時間を短縮することができ、製造効率が向上する。尚、図9において上述のスクライブ装置102と同様の構造については同じ符号を付し、ここでは説明を省略している。
【0048】
また、上述の実施形態においては、基板としてガラス基板を例にあげたが、これに限定されるものでなく、シリコンウエハー基板やセラミック基板などにも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る基板の切断方法のフローチャート図である。
【図2】第1実施形態に係る基板の切断工程図である。
【図3】レーザ照射領域とスクライブ溝の位置関係を示す基板平面図である。
【図4】スクライブ装置の概略断面図である。
【図5】第2実施形態に係る基板の切断工程図(その1)である。
【図6】第2実施形態に係る基板の切断工程図(その2)である。
【図7】第3実施形態に係る液晶パネルの製造工程図である。
【図8】第3実施形態に係る液晶パネル製造方法のフローチャート図である。
【図9】スクライブ装置の変形例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1・・・液晶パネル
11・・・第1母基板
12・・・第2母基板
15、16、18、46、48、146・・・破断すべき位置
41、42、100・・・ガラス基板(大基板)
41a、41b、42a、42b・・・ガラス基板(小基板)
47、49、147・・・スクライブ溝
50・・・レーザ照射機
51・・・チップ
Claims (8)
- 基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、
熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、
前記スクライブ溝に沿って前記基板を破断する工程と
を具備することを特徴とする基板の切断方法。 - 前記熱応力を生じさせる工程は、
前記基板を加熱する工程と、
前記加熱された基板を冷却する工程と
を有することを特徴とする請求項1記載の基板の切断方法。 - 前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板は100℃以上150℃以下に加熱されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の基板の切断方法。
- 前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板はキセノンランプまたはハロゲンランプによって加熱されることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一項に記載の基板の切断方法。
- 前記熱応力を生じさせる工程において、前記基板はレーザによって加熱されることを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一項に記載の基板の切断方法。
- 前記基板はガラスであり、前記レーザはCO2レーザであることを特徴とする請求項5記載の基板の切断方法。
- 大基板を破断して複数の小基板を生産する方法において、
前記大基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、
熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、
前記スクライブ溝に沿って前記大基板を破断する工程と
を具備することを特徴とする基板の生産方法。 - 大基板を破断して複数の小基板を製造する方法において、
前記大基板の破断すべき位置に熱応力を生じさせる工程と、
熱応力を生じさせた前記破断位置にスクライブ溝を形成する工程と、
前記スクライブ溝に沿って前記大基板を破断する工程と
を具備することを特徴とする基板の製造方法。
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007049668A1 (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-03 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. | 脆性材料基板のスクライブライン形成方法およびスクライブライン形成装置 |
| JP2007290304A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Casio Comput Co Ltd | 脆性シート材分断方法及びその装置 |
| KR101089962B1 (ko) * | 2009-11-27 | 2011-12-05 | 삼성전기주식회사 | 디스플레이용 어레이 기판 및 디스플레이용 기판의 제조 방법 |
| KR101414281B1 (ko) | 2011-04-14 | 2014-07-03 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 레이저 투과 부재의 절단 방법 및 전극 제조 방법 |
| JP2023525241A (ja) * | 2020-04-28 | 2023-06-15 | アイティーアイ カンパニー リミテッド | セラミックス切断法及び装備 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030997A patent/JP2004238269A/ja active Pending
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