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JP2004230431A - 物体加工のための情報処理方法及びプログラム - Google Patents

物体加工のための情報処理方法及びプログラム Download PDF

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JP2004230431A
JP2004230431A JP2003022938A JP2003022938A JP2004230431A JP 2004230431 A JP2004230431 A JP 2004230431A JP 2003022938 A JP2003022938 A JP 2003022938A JP 2003022938 A JP2003022938 A JP 2003022938A JP 2004230431 A JP2004230431 A JP 2004230431A
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welding
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overlay
shape
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Mitsuru Ikeda
満 池田
Masato Honda
正人 本多
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】物体の設計変更に伴う肉盛りを適切に行うことを可能とする。
【解決手段】設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算するステップと、計算された差分のデータを用いて、設計変更後の物体の形状に切削する場合に設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成するステップとを含む。これにより、物体を設計変更後の形状に加工するために必要な肉盛りに関する情報を正確に把握でき、肉盛り材料や肉盛り後の切削作業の無駄を省くことが可能となる。また、溶接材料の属性に基づき1又は複数の溶接の層の領域を計算するような場合もある。溶接材料の属性により1回あたりの溶接可能量等が異なるため、溶接の層を重ねていくことにより肉盛りを実現する場合には各層の領域の情報を取得できれば、溶接工程において有用である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、物体加工における肉盛りのための情報処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
物体、例えば金型の加工において、一旦金型を製作した後に設計変更が生じると、材料の不足部分について肉盛り又は鋼材の貼り付けを行った後、設計変更後のCAD(Computer Aided Design)データを使用して、NC(Numerical Control)工作機械等により変更部位の切削加工を行うのが一般的である。なお、通常、金型加工において肉盛りに使用する材料は硬度が高いため、肉盛りを行った部分について加工するためには、鋳物等の母材に対する加工に比べて数倍の時間が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方で、肉盛りを行う際には、どの箇所にどのくらいの量の溶接を行えばよいのか正確に分からないため、削り代を含めてかなりの余裕を持った、すなわち余分の多い肉盛りがなされていた。そのため、肉盛り材料及び肉盛り後の加工時間の無駄が発生してしまっていた。
【0004】
従って本発明の目的は、適切な肉盛りを行うための情報処理技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る、物体加工についての情報処理方法は、設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算する第1ステップと、計算された差分のデータを用いて、設計変更後の物体の形状に切削する場合に設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成する第2ステップとを含む。
【0006】
これにより、物体を設計変更後の形状に加工するために必要な肉盛りに関する情報を正確に把握でき、肉盛り材料や肉盛り後の切削作業の無駄を省くことが可能となる。
【0007】
また、上で述べた第2ステップが、差分のデータに基づき算出された削り代を含む肉盛り範囲を計算するステップを含むような構成であってもよい。これにより、適切な量の削り代の設定が可能となり、肉盛り材料や肉盛り後の切削作業の無駄を省くことが可能となる。
【0008】
また、上で述べた第2ステップが、溶接材料の属性に基づき1又は複数の溶接の層の領域を計算する層領域計算ステップを含むような構成であってもよい。溶接材料の属性により1回あたりの溶接可能量等が異なるため、溶接の層を重ねていくことにより肉盛りを実現する場合には上で述べたように各層の領域の情報を取得できれば、溶接工程において有用である。
【0009】
また、上で述べた層領域計算ステップにおいて、設計変更前の物体の表面から法線方向に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算する場合もある。
【0010】
また、上で述べた層領域計算ステップにおいて、特定の基準平面に対して平行に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算する場合もある。
【0011】
また、本発明において、肉盛りデータに基づき肉盛り指示図のデータを生成するような構成であってもよい。これにより、肉盛り作業担当者は、肉盛り指示図に従って適切に肉盛り作業を行うことができる。
【0012】
また、本発明において、肉盛りデータに基づき自動溶接機械用のデータを生成するステップをさらに含むようにしてもよい。これにより、自動溶接機械は、当該自動溶接機械用のデータに基づき適切に肉盛り処理を行うことができる。
【0013】
また、上で述べた第2ステップが、所定の溶接幅で平行に溶接する溶接方法に従い溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより、溶接の層の領域に対してストライプ状に溶接していくことができる。
【0014】
また、上で述べた第2ステップが、所定の幅のリングを構成するように溶接する溶接方法に従い溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含むような構成であってもよい。これにより、溶接の層の領域に対してリングを描くように溶接していくことができる。
【0015】
なお、本発明に係る方法を実施するためのプログラム及び本発明に係るプログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してデジタル信号として頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリに一時保管される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る肉盛りデータ生成装置100の機能ブロック図を図1に示す。肉盛りデータ生成装置100は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータであって、図示しない演算処理装置、メモリ、ファイル格納部などを含んでいる。また、肉盛りデータ生成装置100は、CADデータ差分計算部102と削り代付加処理部104と肉盛りデータ計算部106と肉盛り指示図生成部108と自動溶接データ計算部110とを含んでいる。
【0017】
そして肉盛りデータ生成装置100には、表示装置112と例えばプリンタやプロッタである出力装置114とCADデータ格納部120と肉盛り可能量データ格納部122と肉盛りタイプ格納部124と溶接タイプ格納部126と自動溶接データ格納部128とが接続されている。なお、CADデータ格納部120は、図示しないCADシステム等により管理されており、肉盛りデータ生成装置100とはLAN(Local Area Network)等のネットワークによって接続されている。また、自動溶接データ格納部128は、自動溶接機械130とも接続している。
【0018】
CADデータ格納部120には、設計変更前後のCADデータが格納されており、肉盛りデータ生成装置100のCADデータ差分計算部102によって参照される。CADデータ差分計算部102の処理結果は、削り代付加処理部104に出力され、削り代付加処理部104の処理結果は、肉盛りデータ計算部106に出力される。
【0019】
肉盛りタイプ格納部124には、溶接の層を重ねていくパターンについてのデータが格納されており、溶接タイプ格納部126には、各溶接の層に対する溶接方法に関するデータが格納されている。詳細については後述する。そして、肉盛りタイプ格納部124に格納されているデータは、CADデータ差分計算部102と肉盛りデータ計算部106とによって参照される。また、肉盛り可能量データ格納部122に格納されているデータと溶接タイプ格納部126に格納されているデータとは、肉盛りデータ計算部106によって参照される。
【0020】
肉盛りデータ計算部106の処理結果は、肉盛り指示図生成部108及び自動溶接データ計算部110出力される。肉盛り指示図生成部108の処理結果は、出力装置114に送信され、自動溶接データ計算部110の処理結果は、自動溶接データ格納部128に格納される。そして、自動溶接データ格納部128に格納されているデータは、自動溶接装置130によって参照される。また、肉盛りデータ生成装置100の処理の各段階において使用されるデータ又は生成されるデータを適宜表示装置112に表示してもよい。
【0021】
次に、図2を用いて図1に示した肉盛りデータ生成装置100の処理フローについて説明する。例えば金型の加工において、一旦金型を製作した後に設計変更が生じた場合、肉盛りデータ生成装置100は、例えば図示しない入力装置等を介して、当該設計変更における肉盛りの溶接材料、溶接タイプ及び肉盛りタイプに関するデータ(コード等)を受け付け、一旦記憶装置に格納する(ステップS1)。
【0022】
そして、肉盛りデータ生成装置100は、CADデータ格納部120から、該当する金型の設計変更前のCADデータを取得し、一旦記憶装置に格納する(ステップS3)。また、肉盛りデータ生成装置100は、CADデータ格納部120から、該当する金型の設計変更後のCADデータを取得し、一旦記憶装置に格納する(ステップS5)。設計変更前及び設計変更後のCADデータについても入力装置等により指定するようにしてもよい。
【0023】
図3(a)及び(b)に、CADデータにより表される形状の一例であってその断面を表す。以下、説明に使用する図においては、説明を簡略化するために2次元で表現された例(断面図等)を示すが、実際には3次元のデータを用いて同様の処理を行う。
【0024】
図3(a)には、設計変更前のCADデータについての例が示されている。この例では、図の中心より少し左側に最も高い丘のような部分があり、右に向かって階段状に低くなるような形状が示されている。
【0025】
また、図3(b)には、設計変更後のCADデータについての例が示されている。この例では、図の中心より少し右側に最も高い丘のような部分がある形状が示されている。詳しくは後述するが、図3(a)と図3(b)とを比較すると、設計変更後のデータである図3(b)の方が高い部分、すなわち、図の中心より右側の部分に肉盛りを行う必要があることがわかる。
【0026】
図2のフローに戻り、肉盛りデータ生成装置100のCADデータ差分計算部102は、ステップS1において受け付けた肉盛りタイプのコードを用いて肉盛りタイプ格納部124を検索し、肉盛りタイプのデータを特定する(ステップS7)。本実施の形態では、肉盛りタイプは例えば2種類あり、いずれの肉盛りタイプであるかを特定する。
【0027】
図4(a)及び(b)に、本実施の形態において指定可能な肉盛りタイプの概念図を示す。図4(a)及び(b)に示す例は、肉盛り範囲の断面図を表している。いずれの図においても、設計変更前の金型の表面を表す点線と設計変更後の金型の表面を表す実線とで囲まれた部分が、肉盛りを行う範囲である。また、各溶接層の境界が一点鎖線によって示されている。
【0028】
図4(a)には、第1の溶接層41と第2の溶接層42と第3の溶接層43と第4の溶接層44とが示されている。実際の溶接作業においては、第1の溶接層41から順に層を重ねるように溶接が行われる。すなわち、図4(a)には、設計変更前の金型の表面から法線方向に溶接の層を重ねていく第1の肉盛りタイプの例が示されている。
【0029】
また、図4(b)には、第1の溶接層45と第2の溶接層46と第3の溶接層47と第4の溶接層48と第5の溶接層49とが示されている。実際の溶接作業においては、第1の溶接層45から順に層を重ねるように溶接が行われる。すなわち、図4(b)には、水平に溶接の層を重ねていく第2の肉盛りタイプの例が示されている。
【0030】
このように、同様の範囲の肉盛りを行う場合においても、肉盛りタイプによって、各溶接層の属性(形状や面積等)は異なる。
【0031】
図2のフローに戻り、CADデータ差分計算部102は、肉盛りタイプのデータに基づいて、ステップS3及びステップS5において取得した設計変更前後のCADデータの差分を計算する(ステップS9)。差分の計算に肉盛りタイプのデータを用いるのは、肉盛りタイプによって、差分の計算方法が異なるためである。差分の計算方法の詳細については後述するが、計算結果としてCADデータの差分モデルが特定される。
【0032】
次に、削り代付加処理部104は、CADデータ差分計算部102の処理結果である差分モデルに削り代のデータを付加し、肉盛り範囲のデータを生成する(ステップS11)。
【0033】
図5に、肉盛り範囲の概念図を示す。図5は、設計変更前後のCADデータ(図3(a)及び(b)参照)により表される形状を重ねて示した図(断面図)である。図5では、設計変更前の金型の表面が点線52で示され、設計変更後の金型の表面が実線50で示されており、実線50と点線52とで囲まれた部分(一点鎖線で示された範囲)によって差分モデルが示されている。
【0034】
また、実線50の差分モデルの表面部分と、差分モデルの表面から法線方向に一定の間隔を空けて示されている二点鎖線54とで囲まれた部分が、削り代を表している。すなわち、差分モデルを所定の量だけ法線方向にオフセットすることにより、削り代を設定する。そして、二点鎖線54と点線52とで囲まれた部分が、削り代を含んだ肉盛り範囲を表している。このように、差分モデルに削り代を付加することにより、肉盛り範囲を特定する。
【0035】
図2のフローに戻り、肉盛りデータ計算部106は、肉盛り範囲のデータを用いて溶接層の特定処理を行う(ステップS13)。溶接層の特定処理の詳細については後述するが、処理結果として溶接の各層についてのデータが特定される。
【0036】
次に、肉盛りデータ計算部106は、溶接が自動で行われるかどうかを判定する(ステップS15)。判定に用いるデータについては、予め設定されているようにしてもよいし、ステップS1において入力を受け付けるようにしてもよい。
【0037】
自動溶接であると判定された場合(ステップS15:Yesルート)、肉盛りデータ計算部106は、溶接の各層についてのデータを自動溶接データ計算部110に出力する。そして自動溶接データ計算部110は、ステップS1において受け付けた溶接タイプのコードを用いて溶接タイプ格納部126を検索し、溶接タイプのデータを特定する(ステップS17)。本実施の形態では、溶接タイプは例えば2種類あり、いずれの溶接タイプであるかを特定する。
【0038】
図6(a)及び(b)に、本実施の形態において指定可能な溶接タイプの概念図を示す。図6(a)及び(b)は、溶接の1つの層の領域の上面を表す図である。図6(a)には、溶接の層の領域60と、点線で表された溶接ライン62とが示されている。また、各溶接の境界線が実線で示され、隣接する2本の実線間の距離が溶接幅である。溶接ライン62は所定の溶接幅(溶接ピッチ)で平行に1又は複数設定され、実際の溶接作業においては、溶接の幅の中心を溶接ライン62に重ねるように溶接が行われる。すなわち、図6(a)には、溶接の層の領域60に対してストライプ状に溶接していく第1の溶接タイプの例が示されている。
【0039】
図6(b)には、溶接の層の領域64と、点線で表された溶接ライン66とが示されている。また、各溶接の境界線が実線で示されている。そして、一点鎖線で示されている溶接の層の領域64の外周から内側に向かって等間隔なリング状に各溶接の境界線が設定されており、隣接する2本の境界線の距離が溶接幅である。また、溶接ライン66は各溶接の境界線の間にリング状に設定されており、実際の溶接作業においては、溶接の幅の中心を溶接ライン66に重ねるように溶接が行われる。すなわち、図6(b)には、溶接の層の領域64に対して所定の溶接幅(溶接ピッチ)を有するリングを描くように溶接していく第2の溶接タイプの例が示されている。
【0040】
このように、同様の領域についての溶接を行う場合においても、異なる溶接タイプのいずれかを選択して溶接を行うことができる。なお、使用する自動溶接機械130によって溶接タイプが決定される場合もある。
【0041】
図2のフローに戻り、自動溶接データ計算部110は、溶接の各層についてのデータ及び溶接タイプのデータを用いて、例えば位置データ等を含む溶接ラインのデータ等、自動溶接機械を制御するためのデータを生成し、自動溶接データ格納部128に格納する(ステップS19)。自動溶接機械130は、自動溶接データ格納部128に格納されているデータを用いて溶接処理を行う。
【0042】
一方、ステップS15において、自動溶接ではないと判定された場合(ステップS15:Noルート)、肉盛りデータ計算部106は、溶接の各層についてのデータを肉盛り指示図生成部108に出力する。肉盛り指示図生成部108は、溶接の各層についてのデータを用いて肉盛り指示図のデータを生成し、出力装置114に送信する。そして出力装置114は、肉盛り指示図生成部108から受信した肉盛り指示図のデータを用いて、肉盛り指示図を例えば紙面上に出力する(ステップS21)。なお、肉盛り指示図を表示装置112に表示するようにしてもよい。
【0043】
図7(a)及び(b)に、肉盛り指示図の一例を示す。図7(a)には、第1の溶接層71と第2の溶接層72と第3の溶接層73と第4の溶接層74とが示されている。実際の溶接作業においては、第1の溶接層71から順に層を重ねるように溶接が行われる。すなわち、図7(a)には、設計変更前の金型の表面から法線方向に溶接の層を重ねていく第1の肉盛りタイプ(図4(a)参照)に対応する肉盛り指示図の例が示されている。
【0044】
また、図7(b)には、第1の溶接層75と第2の溶接層76と第3の溶接層77と第4の溶接層78と第5の溶接層79とが示されている。実際の溶接作業においては、第1の溶接層75から順に層を重ねるように溶接が行われる。すなわち、図7(b)には、水平に溶接の層を重ねていく第2の肉盛りタイプ(図4(b)参照)に対応する肉盛り指示図の例が示されている。
【0045】
このように、同様の範囲の肉盛りを行う場合においても、肉盛りタイプに従った溶接の範囲を容易に且つ適切に把握できるようにする肉盛り指示図が出力される。そして、肉盛り作業担当者は、肉盛り指示図に従って溶接作業を行う。
【0046】
このようにして、例えば金型である物体の設計変更に伴う肉盛り作業を適切に行うことが可能となる。
【0047】
次に、図8を用いてステップS9(図2)におけるCADデータの差分計算処理について説明する。まずCADデータ差分計算部102は、ステップS1(図2)において取得した肉盛りタイプのデータ(コード等)が示す肉盛りタイプが、第1の肉盛りタイプであったかどうか判定する(図8:ステップS31)。第1の肉盛りタイプであったと判定された場合(ステップS31:Yesルート)、CADデータ差分計算部102は、設計変更前後のCADデータにより表される形状を重ねた場面において、設計変更前又は設計変更後のCADデータにより表される形状を基準側のCADデータとして当該形状の表面の法線方向に所定の幅だけオフセットする(ステップS33)。
【0048】
図9に、法線方向へのオフセットの概念図を示す。図9は、設計変更前後のCADデータにより表される形状を重ねて示した図(断面図)である。図9の例では、設計変更前の金型の表面が実線90で示され、設計変更後の金型の表面が点線92で示されており、実線90と点線92とで囲まれた部分は設計変更による差分を表している。なお、実線90が点線92より高くなっている部分については切削の対象であり、本実施の形態における肉盛りのための差分モデルを求める処理の対象とはしない。
【0049】
また、図9の例では、設計変更前のCADデータを基準側、設計変更後のCADデータを相手側としている。そのため、実線90で示された設計変更前のCADデータにより表される形状を、所定の幅で当該形状の表面の法線方向にオフセットした場合の形状が一点鎖線94で示されている。この一点鎖線94で示されるオフセット後の形状は、オフセット処理の実行に伴い、本実施の形態では図の下方から上方に向かって順に1又は複数形成されていく。なお、オフセットの幅は、許容可能な形状誤差と同じ大きさ又は小さくしておく。
【0050】
図8のフローに戻り、CADデータ差分計算部102は、例えば設計変更前のCADデータを基準側とした場合、基準側のオフセット後の形状より相手側である設計変更後の形状の方が高い部分があるかどうか、すなわち、図9に示した例におけるオフセット後の形状を表す一点鎖線94と設計変更後の形状を表す点線92とに交点があるかどうかを判定する(ステップS35)。交点があると判定された場合(ステップS35:Noルート)、CADデータ差分計算部102は、交点及びオフセット後のデータを一旦記憶装置に格納する(ステップS37)。そして処理はステップS33に戻り、CADデータ差分計算部102は、基準側のCADデータにより表される形状を法線方向にさらにオフセットする。
【0051】
このように、ステップS33及びステップS37の処理を、ステップS35において交点がないと判定されるまで繰り返す。そしてステップS35において交点がないと判定された場合(ステップS35:Yesルート)、CADデータ差分計算部102は、ステップS37において格納された交点及びオフセット後のデータを用いて差分モデルのデータを生成し、記憶装置に格納する(ステップS45)。
【0052】
また一方で、ステップS31において第1の肉盛りタイプではなかったと判定された場合(ステップS31:Noルート)、CADデータ差分計算部102は、設計変更前後のCADデータにより表される形状を重ねた場面において、設計変更前又は設計変更後のCADデータにより表される形状を基準側のCADデータとしてZ方向(例えば水平面である基準平面に対して垂直上方向)に所定の幅だけオフセットする(ステップS39)。
【0053】
図10に、Z方向へのオフセットの概念図を示す。図10は、設計変更前後のCADデータにより表される形状を重ねて示した図(断面図)である。図10の例では、設計変更前の金型の表面が実線10で示され、設計変更後の金型の表面が点線12で示されており、実線10と点線12とで囲まれた部分は設計変更による差分を表している。なお、実線10が点線12より高くなっている部分については切削の対象であり、本実施の形態における肉盛りのための差分モデルを求める処理の対象とはしない。
【0054】
また、図10の例では、設計変更前のCADデータを基準側、設計変更後のCADデータを相手側としている。そのため、実線10で示された設計変更前のCADデータで表される形状を、所定の幅でZ方向にオフセットした場合の形状が一点鎖線14で示されている。この一点鎖線14で示されるオフセット後の形状は、オフセット処理の実行に伴い、本実施の形態では図の下方から上方に向かって順に1又は複数形成されていく。なお、オフセットの幅は、許容可能な形状誤差と同じ大きさ又は小さくしておく。
【0055】
図8のフローに戻り、CADデータ差分計算部102は、例えば設計変更前のCADデータを基準側とした場合、基準側のオフセット後の形状より相手側である設計変更後の形状の方が高い部分があるかどうか、すなわち、図10に示した例におけるオフセット後の形状を表す一点鎖線14と設計変更後の形状を表す点線12とに交点があるかどうかを判定する(ステップS41)。交点があると判定された場合(ステップS41:Noルート)、CADデータ差分計算部102は、交点及びオフセット後のデータを一旦記憶装置に格納する(ステップS43)。そして処理はステップS39に戻り、CADデータ差分計算部102は、基準側のCADデータにより表される形状をZ方向にさらにオフセットする。
【0056】
このように、ステップS39及びステップS43の処理を、ステップS41において交点がないと判定されるまで繰り返す。そしてステップS41において交点がないと判定された場合(ステップS41:Yesルート)、CADデータ差分計算部102は、ステップS43において格納された交点及びオフセット後のデータを用いて差分モデルのデータを生成し、記憶装置に格納する(ステップS45)。
【0057】
以上のようにして、例えば2通りの方法のうちいずれかの方法によってCADデータの差分計算処理が行われる。なお、生成された差分モデルのデータは、CADデータ差分計算部102の処理結果として削り代付加処理部104に出力される。
【0058】
次に、図11を用いてステップS13(図2)における溶接層の特定処理について説明する。まず肉盛りデータ計算部106は、ステップS1(図2)において取得した材料データを用いて肉盛り可能量データ格納部122を検索し、当該肉盛り材料を使用した場合における溶接1回あたりの肉盛り可能量を特定する(図11:ステップS51)。
【0059】
そして肉盛りデータ計算部106は、ステップS1(図2)において取得した肉盛りタイプのデータ(コード等)が示す肉盛りタイプが、第1の肉盛りタイプであったかどうか判定する(ステップS53)。第1の肉盛りタイプであったと判定された場合には(ステップS53:Yesルート)、肉盛りデータ計算部106は、削り代付きの差分モデルをステップS51において特定された肉盛り可能量でスライスした形状の、溶接層の領域のデータを生成する(ステップS55)。ここで、スライスの対象には、第1の肉盛りタイプに基づき、ステップS33(図8)に示した法線方向へのオフセットにより生成された差分モデル(図9参照)に削り代を付加したものが使用される。そして、ステップS33(図8)に示した法線方向へのオフセットの形状に従い且つ1回あたりの溶接量に基づく厚さでスライスする方法により、削り代付きの差分モデルを1又は複数の溶接層に分ける。
【0060】
そして肉盛りデータ計算部106は、各溶接層の領域のデータを設計変更前のCADデータに写像し、実際に溶接を行う領域の位置データ等を特定する(ステップS57)。
【0061】
図12に、第1の肉盛りタイプにおける溶接層の概念図を示す。図12は、設計変更前のCADデータにより表される形状と溶接層の領域のデータとにより表される形状とを重ねて示した図(断面図)である。設計変更前の金型の表面が二点鎖線1210で示され、実線1200で囲まれた部分が削り代付きの差分モデル(図9参照)を表している。そして差分モデルをスライスして生成した各層の境界線、すなわち切断面が一点鎖線1220で示されている。このように、第1の肉盛りタイプの場合には、差分モデルが有する法線方向へのオフセットのデータを用いてスライス処理が行われる。
【0062】
図11のフローに戻り、肉盛りデータ計算部106は、溶接の各層についてのデータを一旦記憶装置に格納する(ステップS63)。
【0063】
また一方で、ステップS53において第1の肉盛りタイプではなかったと判定された場合(ステップS53:Noルート)、肉盛りデータ計算部106は、削り代付きの差分モデルを設計変更後のCADデータに写像し、溶接を行う領域の位置データ等を特定する(ステップS59)。ここで、写像処理の対象には、第2の肉盛りタイプに基づき、Z方向へのオフセットにより生成された差分モデル(図10参照)に削り代を付加したものが使用される。
【0064】
そして肉盛りデータ計算部106は、ステップS51において特定された肉盛り可能量でスライスした形状の、溶接層の領域のデータを生成する(ステップS61)。すなわち、1回あたりの溶接量に基づく厚さで例えば水平面である基準平面に平行してスライスする方法により、削り代付きの差分モデルを1又は複数の溶接層に分ける。
【0065】
図13に、第2の肉盛りタイプにおける溶接層の概念図を示す。図13は、設計変更後のCADデータにより表される形状とZ方向へのオフセットにより生成した差分モデル(図10参照)とにより表される形状とを重ねて示した図(断面図)である。設計変更後の金型の表面が二点鎖線1310で示され、実線1300で囲まれた部分が削り代付きの差分モデルを表している。そして差分モデルをスライスして生成した各層の境界線、すなわち切断面が一点鎖線1320で示されている。このように、第2の肉盛りタイプの場合には、差分モデルが有するZ方向へのオフセットのデータを用いずに、例えば水平面である基準平面に平行してスライス処理が行われる。
【0066】
なお、Z方向へのオフセットにより生成された差分モデルを使用するのは、法線方向へのオフセットにより差分モデルを生成する場合に比べ、差分モデルの生成に要する計算量が少ないためである。したがって、法線方向へのオフセットにより生成された差分モデルを例えば水平面である基準平面に平行してスライスするような場合があってもよい。
【0067】
図11のフローに戻り、肉盛りデータ計算部106は、溶接の各層についてのデータを一旦記憶装置に格納する(ステップS63)。
【0068】
このようにして、溶接の各層についてのデータが特定される。なお、特定された溶接の各層についてのデータは、肉盛りデータ計算部106の処理結果として、肉盛り指示図生成部108又は自動溶接データ計算部110に出力される。
【0069】
以上本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示した肉盛りデータ生成装置100の機能ブロック図は一例であって、対応するプログラムモジュールが作成されない場合もある。また、肉盛りデータ生成装置100は1台による構成に限らず、複数台による構成であってもよい。同様に、表示装置112、出力装置114及び自動溶接機械130がそれぞれ複数台あってもよい。
【0070】
なお、上で説明した実施の形態では金型加工における例を示したが、金型に限らず、設計変更によって肉盛り処理が生じるようなその他の物体の加工についても本発明の技術は利用できる。
【0071】
(付記1)
設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算する第1ステップと、
計算された差分のデータを用いて、前記設計変更後の物体の形状に切削する場合に前記設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成する第2ステップと、
を含むコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0072】
(付記2)
前記第2ステップが、前記差分のデータに基づき算出された削り代を含む肉盛り範囲を計算するステップを含む、
付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0073】
(付記3)
前記第2ステップが、溶接材料の属性に基づき1又は複数の溶接の層の領域を計算する層領域計算ステップを含む、
付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0074】
(付記4)
前記層領域計算ステップにおいて、前記設計変更前の物体の表面から法線方向に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算することを特徴とする付記3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0075】
(付記5)
前記層領域計算ステップにおいて、特定の基準平面に対して平行に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算することを特徴とする付記3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0076】
(付記6)
前記肉盛りデータに基づき肉盛り指示図のデータを生成するステップをさらに含む、
付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0077】
(付記7)
前記肉盛りデータに基づき自動溶接機械用のデータを生成するステップをさらに含む、
付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0078】
(付記8)
前記第2ステップが、所定の溶接幅で平行に溶接する溶接方法に従い前記溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含む、
付記3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0079】
(付記9)
前記第2ステップが、所定の幅のリングを構成するように溶接する溶接方法に従い前記溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含む、
付記3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0080】
(付記10)
設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算するステップと、
計算された差分のデータを用いて、前記設計変更後の物体の形状に切削する場合に前記設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成するステップと、
をコンピュータに実行させる物体加工のためのプログラム。
【0081】
(付記11)
設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算する手段と、
計算された差分のデータを用いて、前記設計変更後の物体の形状に切削する場合に前記設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成する手段と、
を有する情報処理装置。
【0082】
(付記12)
前記第1ステップが、前記設計変更前の物体の表面の法線方向に第1の所定の距離離れた面を生成するステップと、
生成された面と前記設計変更後の物体の表面との交点を求めるステップと、
を含む付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0083】
(付記13)
前記第1ステップが、前記設計変更前の物体の表面を特定の基準平面の垂直方向に第2の所定の距離移動させた面を生成するステップと、
生成された面と前記設計変更後の物体の表面との交点を求めるステップと、
を含む付記1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
【0084】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、物体の設計変更に伴う肉盛りを適切に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態における処理フロー(その1)を示す図である。
【図3】CADデータにより表される形状の一例であってその断面を表す図である。
【図4】肉盛りタイプの概念図である。
【図5】肉盛り範囲の概念図である。
【図6】溶接タイプの概念図である。
【図7】肉盛り指示図の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態における処理フロー(その2)を示す図である。
【図9】法線方向へのオフセットの概念図である。
【図10】Z方向へのオフセットの概念図である。
【図11】本発明の一実施の形態における処理フロー(その3)を示す図である。
【図12】第1の肉盛りタイプにおける溶接層の概念図である。
【図13】第2の肉盛りタイプにおける溶接層の概念図である。
【符号の説明】
100 肉盛りデータ生成装置
102 CADデータ差分計算部
104 削り代付加処理部
106 肉盛りデータ計算部
108 肉盛り指示図生成部
110 自動溶接データ計算部
112 表示装置 114 出力装置
120 CADデータ格納部
122 肉盛り可能量データ格納部
124 肉盛りタイプ格納部
126 溶接タイプ格納部
128 自動溶接データ格納部
130 自動溶接機械

Claims (10)

  1. 設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算する第1ステップと、
    計算された差分のデータを用いて、前記設計変更後の物体の形状に切削する場合に前記設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成する第2ステップと、
    を含むコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  2. 前記第2ステップが、前記差分のデータに基づき算出された削り代を含む肉盛り範囲を計算するステップを含む、
    請求項1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  3. 前記第2ステップが、溶接材料の属性に基づき1又は複数の溶接の層の領域を計算する層領域計算ステップを含む、
    請求項1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  4. 前記層領域計算ステップにおいて、前記設計変更前の物体の表面から法線方向に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算することを特徴とする請求項3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  5. 前記層領域計算ステップにおいて、特定の基準平面に対して平行に溶接の層を重ねていく肉盛り方法に従い1又は複数の溶接の層の領域を計算することを特徴とする請求項3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  6. 前記肉盛りデータに基づき肉盛り指示図のデータを生成するステップをさらに含む、
    請求項1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  7. 前記肉盛りデータに基づき自動溶接機械用のデータを生成するステップをさらに含む、
    請求項1記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  8. 前記第2ステップが、所定の溶接幅で平行に溶接する溶接方法に従い前記溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含む、
    請求項3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  9. 前記第2ステップが、所定の幅のリングを構成するように溶接する溶接方法に従い前記溶接の層の領域に対する溶接軌跡データを計算するステップをさらに含む、
    請求項3記載のコンピュータにより実行される物体加工のための情報処理方法。
  10. 設計変更前の物体の形状を表す3次元データと設計変更後の物体の形状を表す3次元データとの差分を計算するステップと、
    計算された差分のデータを用いて、前記設計変更後の物体の形状に切削する場合に前記設計変更前の物体の形状において不足する部分の肉盛りデータを生成するステップと、
    をコンピュータに実行させる物体加工のためのプログラム。
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