JP2004219029A - ガスこんろ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面の天板4に被加熱物が載置される燃焼室内に該天板4に対向して設けられた表面燃焼式のバーナ2と、該バーナ2に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段14,15と、一端が前記燃焼室と連通し他端が排気口5と連通した排気通路16と、バーナ2に燃焼用空気を供給すると共に該バーナ2の燃焼排ガスを排気通路16を介して排気口5まで送出する給排気ファン6とを備え、バーナ2からの放熱により前記天板4を介して被加熱物を加熱するガスこんろにおいて、排気通路16に設けられ、バーナ2の燃焼排ガスの温度を検出する温度センサ17と、温度センサ17が検出する温度に基づいてバーナ2の燃焼量を変化させることにより天板4の温度を制御する燃焼量制御手段25とを備える。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼室の上面に被加熱物が載置され、加熱時に火炎が露出しない形態のガスこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図5(a)に示したように、バーナ100が設けられた燃焼室の上面を耐熱性のガラス天板101とし、ガラス天板101に置かれた調理器具を加熱するようにしたガスこんろが知られている(例えば、特許文献1参照)。かかるガスこんろにおいては、給排気ファン102により、バーナ100に対して燃焼用空気が供給されると共にバーナ100の燃焼排ガスが排気口103から排出される。
【0003】
また、図5(b)は、図5(a)に示したガスこんろを側面から見た断面図である。コントローラ130は、バーナ100の燃焼量を調節する燃焼量調節スイッチ104により設定されるバーナ100の目標燃焼量に対して、ガス供給路121からノズル122を介して混合管123に供給される燃焼ガスの流量をガス比例弁124により制御すると共に、給気通路120を介して混合管123に供給される燃焼用空気の流量を給排気ファン102により制御する。
【0004】
さらに、ガス供給路121にはガス元弁125が設けられている。また、バーナ100の内側には通気性の多孔質体105が設けられ、該多孔質体105は、バーナ100の燃焼排ガスを排気口103まで導く排気通路126と連通している。このようにバーナ100の燃焼排ガスの排気経路に多孔質体105を設けることにより、燃焼炎110が生じるバーナ100の燃焼面からの熱気111に加えて、高温の燃焼排ガスの通過によって加熱される多孔質体105からも輻射熱112が生じるため、ガスこんろの熱効率を高めることができる。
【0005】
ここで、ガラス天板101の表面の最高許容温度は、通常の場合、約700℃から750℃の間である。そして、使用される調理器具の底部が平滑であれば熱伝導が良好に行われるが、そうではない場合や内容物が入っていない調理器具が使用された場合には、短時間のうちにガラス天板101の温度が900度以上になることがある。そこで、燃焼室内にガラス天板101の温度を検出する温度センサを設けて、ガラス天板101の温度が所定温度に保たれるようにバーナ100の火力を制御することが考えられる。しかしながら、燃焼室内は非常に高温(例えば1000℃)であるため、燃焼室内に設けられた温度センサは高温に曝されて劣化し易いという不具合がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−206713号公報 (第3−4頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる背景に鑑み、天板の温度を検知するための温度センサを保護すると共に、天板の温度を制御できるガスこんろを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために成されたものであり、上面の天板に被加熱物が載置される燃焼室内に該天板に対向して設けられた表面燃焼式のバーナと、該バーナに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、一端が前記燃焼室と連通し他端が排気口と連通した排気通路と、前記バーナに燃焼用空気を供給すると共に該バーナの燃焼排ガスを前記排気通路を介して前記排気口まで送出する給排気ファンとを備え、前記バーナからの放熱により前記天板を介して被加熱物を加熱するガスこんろの改良に関する。
【0009】
上記目的を達成するために本発明者らは種々検討を行った。そして、その結果、本発明者らは、温度センサを排気通路に配設したときに、天板表面温度と温度センサの検知温度との間に良好な相関性が得られることを見出した。
【0010】
そこで、本発明は、前記排気通路に設けられ、前記バーナの燃焼排ガスの温度を検出する温度センサと、前記温度センサが検出する温度に基づいて前記バーナの燃焼量を変化させることにより前記天板の温度を制御する燃焼量制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、温度センサは排気通路に設けられ、バーナの燃焼排ガスの温度を検出する。このバーナの燃焼排ガスの温度は、バーナに対向した天板の表面温度と密接な相関を有している。従って、燃焼量制御手段が温度センサの検出する温度に基づいてバーナの燃焼量を変化させることにより天板の温度を制御することができる。これにより、天板に載置された調理器具の温度を制御することができる。そして、このように、温度センサを燃焼室よりも低温である排気通路に配設することにより、温度センサを保護して寿命を長くすることができる。
【0012】
また、本発明のガスコンロは、前記温度センサを、前記天板の熱伝導率が低いほど前記排気通路のより下流側の位置に配設したことを特徴とする。
【0013】
天板を構成する材料の熱伝導率が低いほど、天板は加熱され難くまた冷め難いため、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対して天板温度の変化が遅れる。そして、この遅れは天板の熱伝導率が低いほど大きくなる。そこで、天板の熱伝導率が低いほど温度センサを排気通路のより下流側に配設する。このことにより、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正して、温度センサの検知温度と天板の温度との相関性を高めることができる。
【0014】
また、本発明のガスコンロは、前記温度センサの熱容量を、前記天板の熱伝導率が低いほど大きくしたことを特徴とする。
【0015】
天板の構成材料の熱伝導率が低いほど天板は加熱され難くまた冷め難いため、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対して天板温度の変化が遅れる。そして、この遅れは天板の熱伝導率が低いほど大きくなる。一方、温度センサを構成する材料の熱容量が大きいほど周囲温度の変化に対する温度センサの検出温度の変化の遅れが大きくなる。そこで、天板の熱伝導率が低いほど熱容量の大きな温度センサを用いる。このことにより、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正して温度センサの検知温度と天板の温度との相関性を高めることができる。
【0016】
また、本発明のガスコンロでは、前記温度センサは熱電対またはサーミスタから構成され、該熱電対またはサーミスタの径を変化させることにより、熱容量を変化させることを特徴とする。かかる本発明によれば、温度センサが熱電対またはサーミスタであるときは、熱電対またはサーミスタの径を変えることによりその熱容量を容易に変更することができる。
【0017】
また、前記天板が、ガラスから構成されるときは、ガラスは金属に比べて熱伝導率が低く、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れが大きいことから本発明を適用したときの効果が大きい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施形態のガスこんろの外観図、図2は本実施形態のガスこんろの構成図である。図1を参照して、ガスこんろ1は、環形状のバーナブロック2aとバーナブロック2bとからなる表面燃焼式のバーナ2および多孔質体3が収容された燃焼室上面に位置する耐熱性のガラス天板4と、バーナ2に燃焼用空気を供給すると共にバーナ2の燃焼排ガスを多孔質体3を介して排気通路16(図2参照)から排気口5へと送出する給排気ファン6と、ガラス天板4における有効加熱面積を切換えるための能力切換スイッチ7と、バーナ2の燃焼量を調節するための燃焼量調節スイッチ8とを備え、ガラス天板4上に載置された調理器具(被加熱物)を加熱するものである。
【0019】
次に、図2は、本実施形態におけるガスこんろの構成図を示したものであり、図1に示したガスこんろ1を側面から見た断面図である。バーナ2には、給排気ファン6により給気通路11と該給気通路11から分岐した給気分岐管12,13とを介して燃焼用空気が供給されると共に、ガス供給管14の先端に設けられたノズル15から給気通路11に燃料ガスが噴出される。なお、ガス供給管14とノズル15とにより本発明の燃料ガス供給手段が構成されている。
【0020】
排気通路16の下流地点d付近には温度センサ17が配設され、バーナ2の燃焼排ガスの温度を検出する。温度センサ17は例えば熱電対やサーミスタから構成される。
【0021】
また、ガス供給管14には上流側からガス元弁21とガス比例弁22が設けられ、給気分岐管13には給気分岐管開閉弁23が設けられている。そして、マイクロコンピュータ等により構成されたコントローラ25(本発明の燃焼量制御手段の機能を含む)により、ガスこんろ1の作動が制御される。
【0022】
コントローラ25には能力切換スイッチ7と燃焼量調節スイッチ8が接続され、コントローラ25は、使用者によるこれらのスイッチの操作に応じてバーナ2の燃焼動作を制御する。
【0023】
コントローラ25は、能力切換スイッチ7が「能力大」に設定されたときは、ガス元弁21と給気分岐管開閉弁23の双方を開弁して、バーナブロック2aとバーナブロック2bを燃焼させる。このとき、バーナブロック2aとバーナブロック2bの燃焼排ガスは多孔質体3に吸入されるが、その際に高温の燃焼排ガスにより多孔質体3が加熱されて赤熱し、多孔質体3から輻射熱が放出される。そのため、バーナブロック2a及びバーナブロック2bの燃焼面と多孔質体3の輻射面とからなる径L10の範囲内が有効加熱面積となる。
【0024】
一方、能力切換スイッチ7が「能力小」に設定されたときには、コントローラ25は、ガス元弁21のみを開弁し、給気分岐管開閉弁23を閉弁状態に維持して、バーナブロック2aのみを燃焼させる。これにより、バーナブロック2aの燃焼面と、バーナブロック2aの燃焼排ガスにより加熱される多孔質体3の輻射面とからなる径L20の範囲内が有効加熱面積になる。
【0025】
従って、ガスこんろ1の使用者(調理者)は、このように能力切換スイッチ7を操作することにより、鍋等の調理器具(被加熱物)のサイズに合わせて、ガラス天板4における有効加熱面積を変更することができる。
【0026】
また、コントローラ25は、能力切換スイッチ7と燃焼量調節スイッチ8の操作に応じてバーナ2の目標燃焼量を設定し、該目標燃焼量に応じて、給排気ファン6の回転数を調節してバーナ2への燃焼用空気の供給流量を制御すると共に、ガス元弁21を開弁した状態でガス比例弁22の開度を調節してバーナ2への燃料ガスの供給流量を制御する。
【0027】
次に、本実施形態のガスこんろ1に用いる温度センサ17の配設位置の設定方法について説明する。天板4を構成するガラスは金属に比べて熱伝導率が低く、天板4の温度と温度センサ17が検出する燃焼排ガスの温度との間には応答遅れが生じる。そこで、本実施の形態では、温度センサ17の設置位置を変更することにより、バーナ2の燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正している。
【0028】
本願発明者らは、排気通路16における温度センサ17の適切な配設位置を調べる試験を行った。具体的には、直径5mmの温度センサ17をガラス天板4裏のパッキン近傍地点a(図2参照)、排気通路16の上流地点b、中流地点c、および下流地点dにそれぞれ配設した場合について、バーナ2が所定の燃焼量で燃焼したときの温度センサ17の検知温度とガラス天板4の中央の温度とを昇温時および降温時について測定した。
【0029】
その結果、ガラス天板4裏のパッキン近傍地点aでは、温度センサ17の検知温度とガラス天板4の温度とは、昇温時および降温時において良好な相関性が得られなかった。一方、温度センサ17を排気通路16の上流地点b、中流地点c、および下流地点dに配設した場合には、パッキン近傍地点aに配設した場合に比べて、高い相関性を有するものとなった。温度センサ17を排気通路16に配設したときの結果を図3に示す。
【0030】
図3において、横軸はガラス天板4の温度[℃]、縦軸は温度センサ17の検知温度[℃]を表している。図3に示すように、ガラス天板4の温度がおよそ350℃までの範囲では、温度センサ17を下流地点dに配設したときに、温度センサ17の検知温度とガラス天板4の温度とがほぼ一致している。そして、温度センサ17の配設位置が上流にいくに従って、温度センサ17の検知温度が天板4の温度よりも高温になっている。換言すると、温度センサ17の配設位置が下流にいくに従って、温度センサ17の検知温度の変化に対する天板4の温度変化の遅れが小さくなることが分かる。
【0031】
これは、温度センサ17の配設位置が変化すると、バーナ2の燃焼排ガスが燃焼室から温度測定点に到達するまでの時間が変化し、これに応じて上記温度変化の遅れの程度が変化するためである。従って、この到達時間と、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間とを適合させることにより、上記温度変化の遅れを適切に補正することが可能となる。そして、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間は、天板の熱伝導率が低いほど大きくなる。そこで、天板の熱伝導率が低いほど排気通路16の下流側に温度センサ17を配設することにより、燃焼排ガスが燃焼室から温度測定点に到達するまでの時間を、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間に適合させ、上記温度変化の遅れを適切に補正することができる。
【0032】
このような理由から本実施形態のガスコンロ1では、ガラス天板4の熱伝導率に対応して、温度センサ17を排気通路16の下流地点d付近に配設している。これにより、天板4を構成するガラスの熱伝導率に起因する天板温度の応答遅れを解消し、温度センサ17の検知温度に基づいてガラス天板4の温度を精度良く制御することができる。
【0033】
次に、温度センサ17の熱容量を変更することにより、バーナ2の燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正するガスコンロを第2の実施形態として説明する。本実施形態のガスコンロは、この遅れを補正する方法以外は、第1の実施形態と同一のものであり、同一の構成には同一の参照番号を付与し説明を省略する。
【0034】
上述した第1の実施形態では、温度センサ17の配設位置により、バーナ2の燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正したが、本第2の実施形態では、温度センサ17の熱容量の大きさにより該温度変化の遅れを補正する。以下、温度センサ17の熱容量の大きさの設定方法について説明する。本願発明者らは、異なる大きさの熱容量を有する温度センサ17を用いた試験を実施した。この試験では、直径が2mm、5mm、および10mmである3種類の温度センサ17を準備して温度センサ17の熱容量の大きさを変化させるようにした。
【0035】
本実施形態のガスこんろについて、排気通路16の下流地点dにそれぞれの温度センサ17を配設した場合について、バーナ2が所定の燃焼量で燃焼したときの各温度センサ17の検知温度とガラス天板4の中央の温度とを昇温時および降温時について測定した。この試験の結果を図4に示す。
【0036】
図4において、横軸はガラス天板4の温度[℃]、縦軸は温度センサ17の検知温度[℃]を表している。図4に示すように、温度センサ17の直径が2mm又は5mmのときには、昇温時にガラス天板4の温度の上昇速度に対して温度センサ17の検知温度の上昇速度が大きく、降温時には両者の上昇速度が逆転し、その違いにより生じるヒステリシスが右周りとなる。一方、温度センサ17の直径が10mmのときには、昇温時にガラス天板4の温度の上昇速度に対して温度センサ17の検知温度の上昇速度が小さく、降温時には両者の上昇速度が逆転し、その違いにより生じるヒステリシスが左回りとなる。また、温度センサ17の直径が大きくなるほどヒステリシスの開き具合が小さくなり昇温時と降温時の温度格差が小さくなる。
【0037】
また、図4から、昇温時には、例えばガラス天板温度が350℃のときに、温度センサ17の検知温度は、直径が2mmの場合には約520℃、5mmの場合には約470℃、10mmの場合には約200℃となっている。また、降温時には、ガラス天板温度が700℃から例えば350℃降温したときには、温度センサ17の検知温度の下降幅は、直径が2mmの場合には約460℃、5mmの場合には約400℃、10mmの場合には約240℃となっている。従って、温度センサ17の直径が大きいほど、即ち熱容量の大きさが大きいほど、温度センサ17の検知温度の変化に対するガラス天板4の温度変化の遅れが小さくなり、やがて、温度センサ17の検知温度の変化の方がガラス天板4の温度変化よりも遅れてくることが分かる。
【0038】
これは、温度センサ17の熱容量の大きさが変化すると、それに応じて温度センサ17の感度が変わって、周囲温度の変化に温度センサ17の検出温度が追従するまでに要する時間(応答時間)が変化し、熱容量が大きくなるほど該応答時間が長くなるためである。従って、この応答時間と、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間とを適合させることにより、上記温度変化の遅れを適切に補正することが可能になる。そして、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間は、天板の熱伝導率が低いほど大きくなる。そこで、天板の熱伝導率が低いほど温度センサ17の径を大きくしてその熱容量の大きさを大きくすることにより、温度センサ17の応答時間と、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間とを適合させて、上記温度変化の遅れを適切に補正することが可能になる。
【0039】
また、図4に示す試験結果から、このガラス天板4の場合には、温度センサ17の直径が5mmのものと10mmのものとの中間の直径のときに、検知温度と天板温度との昇温時および降温時の上昇速度の違いにより生じるヒステリシスが直線的になる場合(図中直線E)が存在し、そのときの温度センサ17の直径はおよそ7.5mmであると想定される。そして、かかる直線Eにおける温度センサ17の検知温度と天板温度との相関性は高いものとなる。そこで、上述したように、応答時間と、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間とを適合させて上記温度変化の遅れを補正することによって、該ヒステリシスを小さくする効果も得られると期待できる。
【0040】
そこで、本実施形態のガスコンロ1では、7.5mmの直径の温度センサ17を排気通路16の下流地点dに配設している。これにより、温度センサ17の検知温度に基づいて天板4の温度を精度良く制御することができる。
【0041】
なお、バーナの燃焼排ガス温度の変化に対する天板温度の変化の遅れを補正するために、天板の熱伝導率に応じて温度センサ17の熱容量を変化させると共に、温度センサ17の配設位置も変化させるようにしてもよい。この場合には、例えば温度センサ17の熱容量を決定した後、その配設位置を変化させることにより、温度センサ17の検知温度に対する天板4の温度変化の遅れ時間を微調整することができる。
【0042】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0043】
例えば、第1および第2の実施形態では、多孔質体3を中心として該多孔質体3の周囲に径が異なる2個の環形状のバーナブロック2a,2bを配置して構成されたバーナ2を有するガスこんろを示したが、バーナブロックの個数が異なるものや、バーナブロックの形状が異なるガスこんろに対しても、本発明の適用が可能である。また、天板4の有効加熱面積を変更する手段として複数のバーナブロックを設けずに、バーナ2に供給される空燃比の調整や燃焼排ガスが通過する多孔質体3の面積を可変することにより、天板4の有効加熱面積を変更してもかまわない。また、給気通路11及びガス供給管14の配管、電磁弁の数や位置等は上記実施形態に限定されるものではない。
【0044】
また、図3及び図4に示すように温度センサ17の検知温度とガラス天板4の温度とが略一致するものとして説明したが、温度センサ17の検知温度とガラス天板4の温度との相関があれば本発明を適用することができる。なお、天板の材料としては、ガラスに限らず例えば金属などであっても良く、材料の熱伝導率に合わせて、温度センサ17の熱容量または/および配設位置を変化させるようにすればよい。
【0045】
また、上記第2の実施形態では、温度センサの直径を変化させてその熱容量の大きさを変更したが、例えば、温度センサに断熱材を巻いたり、温度センサを金属製の保護管に収納することにより熱容量の大きさを変更するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のガスこんろの外観図。
【図2】第1の実施形態のガスこんろの構成図。
【図3】配設位置の異なる温度センサによる検知温度とガラス天板の温度との関係を示す図。
【図4】直径の異なる温度センサによる検知温度とガラス天板の温度との関係を示す図。
【図5】従来のガスこんろの構成図。
【符号の説明】
1・・・ガスこんろ、2・・・バーナ、3・・・多孔質体、4・・・ガラス天板、5・・・排気口、6・・・給排気ファン、7・・・能力切換スイッチ、8・・・燃焼量調節スイッチ、11・・・給気通路、12,13・・・給気分岐管、14・・・ガス供給管、15・・・ノズル、16・・・排気通路、17・・・温度センサ、21・・・ガス元弁、22・・・ガス比例弁、23・・・給気分岐管開閉弁、25・・・コントローラ。
Claims (5)
- 上面の天板に被加熱物が載置される燃焼室内に該天板に対向して設けられた表面燃焼式のバーナと、該バーナに燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、一端が前記燃焼室と連通し他端が排気口と連通した排気通路と、前記バーナに燃焼用空気を供給すると共に該バーナの燃焼排ガスを前記排気通路を介して前記排気口まで送出する給排気ファンとを備え、前記バーナからの放熱により前記天板を介して被加熱物を加熱するガスこんろにおいて、
前記排気通路に設けられ、前記バーナの燃焼排ガスの温度を検出する温度センサと、
前記温度センサが検出する温度に基づいて前記バーナの燃焼量を変化させることにより前記天板の温度を制御する燃焼量制御手段とを備えることを特徴とするガスこんろ。 - 前記温度センサを、前記天板の熱伝導率が低いほど前記排気通路のより下流側の位置に配設したことを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
- 前記温度センサの熱容量を、前記天板の熱伝導率が低いほど大きくしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスこんろ。
- 前記温度センサは熱電対またはサーミスタから構成され、該熱電対またはサーミスタの径を変化させることにより、熱容量を変化させることを特徴とする請求項3記載のガスこんろ。
- 前記天板は、ガラスから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか1項記載のガスこんろ。
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