JP2004218658A - 超小型軸受構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】スラストギャップを無くして、シャフトを中心として相対的回転するハウジングの位置精度を向上し、かつ振動、衝撃等にも耐久性の優れた超小型軸受構造の提供。
【解決手段】筒状ハウジング4を有する一対の環状の軸石6A,6Bを、中心軸1に回転自在に挿通し、前記一対の環状の軸石6A,6Bの両側から一対のスラスト軸受3A,3Bで挟持すると共に、前記スラスト軸受3A,3Bのうち、一方を固定し、他方を可動可能にして、固定側に向けて加圧して、前記一対の軸石6A,6Bを挟圧することにより予圧を与えてスラストギャップを無くするようにしたことを特徴とする超小型軸受構造。
【選択図】 図1
【解決手段】筒状ハウジング4を有する一対の環状の軸石6A,6Bを、中心軸1に回転自在に挿通し、前記一対の環状の軸石6A,6Bの両側から一対のスラスト軸受3A,3Bで挟持すると共に、前記スラスト軸受3A,3Bのうち、一方を固定し、他方を可動可能にして、固定側に向けて加圧して、前記一対の軸石6A,6Bを挟圧することにより予圧を与えてスラストギャップを無くするようにしたことを特徴とする超小型軸受構造。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、HDD等に用いられているVCM(ボイスコイルモータ)等の磁気ヘッドを備えた可動片の軸受として使用するための超小型化が要求される超小型軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の軸受構造は、従来、専らボールベアリングを用いたものが一般的である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3243121号明細書
【特許文献2】
特開2001−43658号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなボールベアリング構造のものにあっては、高精度を保持するためには、構造上超小型が不可能であって、外径の大きさも、せいぜい5mm〜6mm程度が限界であり、それ以下の小型化は、全く実現不可能であった。
【0005】
このような課題に対して、本出願人は、先きの出願の特願2001−313937号において、ボールベアリングレスの超小型が可能の軸受構造を提案した。
【0006】
この発明も、先きの特許出願と同一の課題の下になされたもので、殊にスラストギャップを無くして、中心軸(シャフト)を中心として相対的回転するハウジングの位置精度を向上し、かつ振動、衝撃等にも耐久性の優れた超小型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以下の構成を備えることにより、上記課題を解決できる。
【0008】
(1)筒状ハウジングを有する一対の環状の軸石を、中心軸に回転自在に挿通し、前記一対の環状の軸石の両側から一対のスラスト軸受で挟持すると共に、前記スラスト軸受のうち一方を固定し、他方を可動可能にして、可動側から固定側に向けて加圧し、前記一対の軸石を挟圧することにより予圧を与えてスラストギャップを無くすようにしたことを特徴とする超小型軸受構造。
【0009】
(2)一対のスラスト軸受の可動側には、中心軸上に配設した押圧弾性手段の働きにより、他方の固定したスラスト軸受に加圧力として作用させ、両軸受間で一対の軸石を挟圧できるようにして成ることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0010】
(3)筒状ハウジングには環状のスペーサを備え、このスペーサの内周両端に一対の環状の軸石を配設して成ることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0011】
(4)一対の環状の軸石は、中心軸と接触する内周を断面オリーブ形状の円弧状面として成ることを特徴とする前記(1)または(3)いずれか記載の超小型軸受構造。
【0012】
(5)中心軸と筒状ハウジングとは、いずれか一方を固定し、他方は回転可能とすることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施の形態を図面について説明する。
【0014】
なお、この実施例は、中心軸を所望の固定側に固着起立させた非回転とする場合を示している。
【0015】
図において、1は円柱状の中心軸(シャフト)を示し、固定側の各種筐体2に挿通固着してある。3A,3Bは前記中心軸1に挿通される一対のスラスト軸受を示し、そのうちの一方の軸受3Bは、所望の治具(図示せず)を用いて中心軸1の所望箇所に位置決めして固定すると共に、他方の軸受3Aは、中心軸1に対して非固定の回転可能としてある。4は筒状ハウジングを示し、その内側には環状のスペーサ5を固着し、このスペーサ5の内周両端に、中心軸1の外周と摺接回転できる一対の環状の軸石6A,6Bを一体的に固着してある。そして前記環状の軸石6A,6Bの中心軸1と摺接する内面は、断面オリーブ状の円弧状面Pとして形成して、ラジアル方向の軸損を軽減するのが好ましい。
【0016】
しかも、中心軸1に挿通される筒状ハウジング4に設けられるスペーサ5の一方の軸石6Bは、前記スラスト軸受3Bで軸支されると共に、他方の軸石6Aは、中心軸1に非固定の前記スラスト軸受3Aで軸支される。
【0017】
7は、前記スラスト軸受3Aの外方より他方のスラスト軸受3B側に加圧力を付加できる押圧弾性手段を示し、図示では環状のバネ板で示され、中心軸1の凹処8にバネ板7の内端7aを係入させて構成できる。
【0018】
なお、このバネ板7の構成に代え、例えばコイルスプリングなどを用いて、自由にその形状、構成を変更可能である。
【0019】
そして、この押圧弾性手段7の働きにより、スラスト方向に予圧(プリロード)を与えることができる。
【0020】
上述の構成について、組立順序を説明し乍ら、さらに構成の詳細を説明する。
【0021】
まず、始めに、中心軸1にスラスト軸受3Bを治具で位置決めして、接着等に固定し、中心軸1とスラスト軸受3Bと接する箇所にオイルを注油し置く。
【0022】
他方、回転側の筒状ハウジング4は、内周下部に段部4aを形成し、この段部4aに沿って環状のスペーサ5を嵌合固着するものであるが、スペーサ5の内周両端に切欠部5aを穿ち、この切欠部5aには予め一対の軸石6A,6Bを嵌合圧入固着して置き、これら一対の軸石6A,6Bの上下方向および内方向において、スペーサ5の上下面および内周面よりそれぞれ突出された状態を呈するように構成させる。なお、筒状ハウジング4とスペーサ5にはその一側面に通気孔9,10を予め穿っておき、スペーサ5の外周に設けた環状凹処11を介して、両通気孔9,10が連通でき、かつ、スペーサ5の通気孔10を両軸石6A,6Bの中間へ向けて開口させて置くものである。
【0023】
上述の構成より成る中心軸1と筒状ハウジング4とは、筒状ハウジング4に一体的に組み込まれた軸石6A,6Bを中心軸1内に挿通させて両者を組立てることができる。
【0024】
つぎに、軸石6Aにオイルを注油すると共に、スラスト軸受3Aを中心軸1に挿通する。そして、その上方より押圧弾性手段7のバネ板を挿通し、中心軸1の凹処8にバネ板7の基端を係止させ、バネ板7に弾性力を働かせてスラスト軸受3Aの表面からスラスト軸受3Aを固定し、かつ他方のスラスト軸受3Bに向って所望の加圧力を与えることができるものである。
【0025】
そして、これにより、中心軸1を中心にして筒状ハウジング4を回転自在に配設できると共に、筒状ハウジング4の内側とスペーサ5の外周に設けた環状凹処11との間に環状の空間部12を形成でき、かつ、一対の軸石6A,6Bとスペーサ5の内周面と中心軸1の外周面との間にも空間部13を形成できる。したがって、中心軸1の外周に形成される内部の空間部13と外気とは、両通気孔9,10および空間部12によって連通され、内外の気圧を同一に保つことができるので、温度変化や気圧変動の影響をなくして、中心軸1とスラスト軸受3A,3Bおよび一時の軸石6A,6Bの回転摺動箇所に貯溜される潤滑油のオイル漏れを防止できる。
【0026】
このように組成された部材、即ち、超小型軸受構造Aを、所望の電子機器などの筐体2に設けた取付孔14内に中心軸1を挿入固着して使用に供することができる。
【0027】
なお、上記実施例では、一般的で共通的な構成しか記載していないが、例えばHDDのVCMの軸受の場合は、前記軸受構造Aの筒状ハウジング4を回転部分として、筐体2上の他の位置に設けたVCMの磁気ヘッドを備えた可動片の所望の支点箇所に固定することにより、VCMのリニアモータ的な作動に応じて可動片は、中心軸を中心として筒状ハウジング4の回動を介して回動操作できる。
【0028】
以上の構成によれば、筒状ハウジング4は、スペーサ5に固定した軸石6A,6Bによって中心軸1に回転自在に挿通され、かつ両側から一対のスラスト軸受3A,3Bで挟み込まれると共に、上記スラスト軸受3A,3Bは一方が固定され、他方は可動可能となっており、かつ、バネなどの押圧弾性手段で押え込む構造としてあるので、スラスト方向に予圧を与え、スラストギャップの無くして高精度よく回転させることができる。
【0029】
以上の実施例では、中心軸1を固定し、筒状ハウジング4側を回転構造として示してあるが、筒状ハウジング4側を固定し、中心軸1側を回転させる構造としても実施できる。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状ハウジングに固定した一対の軸石により、中心軸に回転自在に挿通され、かつ両側から一対のスラスト軸受で挟み込む構成としてあるので、軸受を小型にし、かつ軸受の外径を直径6mm以下の超小型構造とすることができると共に、スラスト軸受は一方を固定し、他方を可動可能としてこの可動側のスラスト軸受を押圧弾性手段で押え込む構造としているため、スラスト方向に予圧を与え、スラストギャップを無くすことができ、この予圧を与えることにより、筒状ハウジングの位置精度が良くなり、さらに振動、衝撃にも強度を向上できる。さらにスラスト軸受の形状を種々変化させることにより、軸石との接触面積を少なくして、軸損を減らすことができ、さらに一対の軸石の内周を断面オリーブ状の円弧状面とすることにより、ラジアル方向の軸損も有効に減少させることができるなどボールベアリングを使用することなく、高精度で超小型の軸受構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す超小型軸受構造の拡大した縦断面図で、構造を明確にするため相当に誇張して表現してある。
【図2】図1の拡大平面図
【符号の説明】
1 円柱状の中心軸(シャフト)
2 筐体
3A,3B 一対のスラスト軸受
4 筒状ハウジング
5 スペーサ
6A,6B 一対の軸石
7 押圧弾性手段
8 凹処
9,10 通気孔
11 環状凹処
12,13 空間部
A 超小型軸受構造
P 断面オリーブ状の円弧状面
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、HDD等に用いられているVCM(ボイスコイルモータ)等の磁気ヘッドを備えた可動片の軸受として使用するための超小型化が要求される超小型軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の軸受構造は、従来、専らボールベアリングを用いたものが一般的である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3243121号明細書
【特許文献2】
特開2001−43658号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなボールベアリング構造のものにあっては、高精度を保持するためには、構造上超小型が不可能であって、外径の大きさも、せいぜい5mm〜6mm程度が限界であり、それ以下の小型化は、全く実現不可能であった。
【0005】
このような課題に対して、本出願人は、先きの出願の特願2001−313937号において、ボールベアリングレスの超小型が可能の軸受構造を提案した。
【0006】
この発明も、先きの特許出願と同一の課題の下になされたもので、殊にスラストギャップを無くして、中心軸(シャフト)を中心として相対的回転するハウジングの位置精度を向上し、かつ振動、衝撃等にも耐久性の優れた超小型軸受構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以下の構成を備えることにより、上記課題を解決できる。
【0008】
(1)筒状ハウジングを有する一対の環状の軸石を、中心軸に回転自在に挿通し、前記一対の環状の軸石の両側から一対のスラスト軸受で挟持すると共に、前記スラスト軸受のうち一方を固定し、他方を可動可能にして、可動側から固定側に向けて加圧し、前記一対の軸石を挟圧することにより予圧を与えてスラストギャップを無くすようにしたことを特徴とする超小型軸受構造。
【0009】
(2)一対のスラスト軸受の可動側には、中心軸上に配設した押圧弾性手段の働きにより、他方の固定したスラスト軸受に加圧力として作用させ、両軸受間で一対の軸石を挟圧できるようにして成ることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0010】
(3)筒状ハウジングには環状のスペーサを備え、このスペーサの内周両端に一対の環状の軸石を配設して成ることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0011】
(4)一対の環状の軸石は、中心軸と接触する内周を断面オリーブ形状の円弧状面として成ることを特徴とする前記(1)または(3)いずれか記載の超小型軸受構造。
【0012】
(5)中心軸と筒状ハウジングとは、いずれか一方を固定し、他方は回転可能とすることを特徴とする前記(1)記載の超小型軸受構造。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の一実施の形態を図面について説明する。
【0014】
なお、この実施例は、中心軸を所望の固定側に固着起立させた非回転とする場合を示している。
【0015】
図において、1は円柱状の中心軸(シャフト)を示し、固定側の各種筐体2に挿通固着してある。3A,3Bは前記中心軸1に挿通される一対のスラスト軸受を示し、そのうちの一方の軸受3Bは、所望の治具(図示せず)を用いて中心軸1の所望箇所に位置決めして固定すると共に、他方の軸受3Aは、中心軸1に対して非固定の回転可能としてある。4は筒状ハウジングを示し、その内側には環状のスペーサ5を固着し、このスペーサ5の内周両端に、中心軸1の外周と摺接回転できる一対の環状の軸石6A,6Bを一体的に固着してある。そして前記環状の軸石6A,6Bの中心軸1と摺接する内面は、断面オリーブ状の円弧状面Pとして形成して、ラジアル方向の軸損を軽減するのが好ましい。
【0016】
しかも、中心軸1に挿通される筒状ハウジング4に設けられるスペーサ5の一方の軸石6Bは、前記スラスト軸受3Bで軸支されると共に、他方の軸石6Aは、中心軸1に非固定の前記スラスト軸受3Aで軸支される。
【0017】
7は、前記スラスト軸受3Aの外方より他方のスラスト軸受3B側に加圧力を付加できる押圧弾性手段を示し、図示では環状のバネ板で示され、中心軸1の凹処8にバネ板7の内端7aを係入させて構成できる。
【0018】
なお、このバネ板7の構成に代え、例えばコイルスプリングなどを用いて、自由にその形状、構成を変更可能である。
【0019】
そして、この押圧弾性手段7の働きにより、スラスト方向に予圧(プリロード)を与えることができる。
【0020】
上述の構成について、組立順序を説明し乍ら、さらに構成の詳細を説明する。
【0021】
まず、始めに、中心軸1にスラスト軸受3Bを治具で位置決めして、接着等に固定し、中心軸1とスラスト軸受3Bと接する箇所にオイルを注油し置く。
【0022】
他方、回転側の筒状ハウジング4は、内周下部に段部4aを形成し、この段部4aに沿って環状のスペーサ5を嵌合固着するものであるが、スペーサ5の内周両端に切欠部5aを穿ち、この切欠部5aには予め一対の軸石6A,6Bを嵌合圧入固着して置き、これら一対の軸石6A,6Bの上下方向および内方向において、スペーサ5の上下面および内周面よりそれぞれ突出された状態を呈するように構成させる。なお、筒状ハウジング4とスペーサ5にはその一側面に通気孔9,10を予め穿っておき、スペーサ5の外周に設けた環状凹処11を介して、両通気孔9,10が連通でき、かつ、スペーサ5の通気孔10を両軸石6A,6Bの中間へ向けて開口させて置くものである。
【0023】
上述の構成より成る中心軸1と筒状ハウジング4とは、筒状ハウジング4に一体的に組み込まれた軸石6A,6Bを中心軸1内に挿通させて両者を組立てることができる。
【0024】
つぎに、軸石6Aにオイルを注油すると共に、スラスト軸受3Aを中心軸1に挿通する。そして、その上方より押圧弾性手段7のバネ板を挿通し、中心軸1の凹処8にバネ板7の基端を係止させ、バネ板7に弾性力を働かせてスラスト軸受3Aの表面からスラスト軸受3Aを固定し、かつ他方のスラスト軸受3Bに向って所望の加圧力を与えることができるものである。
【0025】
そして、これにより、中心軸1を中心にして筒状ハウジング4を回転自在に配設できると共に、筒状ハウジング4の内側とスペーサ5の外周に設けた環状凹処11との間に環状の空間部12を形成でき、かつ、一対の軸石6A,6Bとスペーサ5の内周面と中心軸1の外周面との間にも空間部13を形成できる。したがって、中心軸1の外周に形成される内部の空間部13と外気とは、両通気孔9,10および空間部12によって連通され、内外の気圧を同一に保つことができるので、温度変化や気圧変動の影響をなくして、中心軸1とスラスト軸受3A,3Bおよび一時の軸石6A,6Bの回転摺動箇所に貯溜される潤滑油のオイル漏れを防止できる。
【0026】
このように組成された部材、即ち、超小型軸受構造Aを、所望の電子機器などの筐体2に設けた取付孔14内に中心軸1を挿入固着して使用に供することができる。
【0027】
なお、上記実施例では、一般的で共通的な構成しか記載していないが、例えばHDDのVCMの軸受の場合は、前記軸受構造Aの筒状ハウジング4を回転部分として、筐体2上の他の位置に設けたVCMの磁気ヘッドを備えた可動片の所望の支点箇所に固定することにより、VCMのリニアモータ的な作動に応じて可動片は、中心軸を中心として筒状ハウジング4の回動を介して回動操作できる。
【0028】
以上の構成によれば、筒状ハウジング4は、スペーサ5に固定した軸石6A,6Bによって中心軸1に回転自在に挿通され、かつ両側から一対のスラスト軸受3A,3Bで挟み込まれると共に、上記スラスト軸受3A,3Bは一方が固定され、他方は可動可能となっており、かつ、バネなどの押圧弾性手段で押え込む構造としてあるので、スラスト方向に予圧を与え、スラストギャップの無くして高精度よく回転させることができる。
【0029】
以上の実施例では、中心軸1を固定し、筒状ハウジング4側を回転構造として示してあるが、筒状ハウジング4側を固定し、中心軸1側を回転させる構造としても実施できる。
【0030】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状ハウジングに固定した一対の軸石により、中心軸に回転自在に挿通され、かつ両側から一対のスラスト軸受で挟み込む構成としてあるので、軸受を小型にし、かつ軸受の外径を直径6mm以下の超小型構造とすることができると共に、スラスト軸受は一方を固定し、他方を可動可能としてこの可動側のスラスト軸受を押圧弾性手段で押え込む構造としているため、スラスト方向に予圧を与え、スラストギャップを無くすことができ、この予圧を与えることにより、筒状ハウジングの位置精度が良くなり、さらに振動、衝撃にも強度を向上できる。さらにスラスト軸受の形状を種々変化させることにより、軸石との接触面積を少なくして、軸損を減らすことができ、さらに一対の軸石の内周を断面オリーブ状の円弧状面とすることにより、ラジアル方向の軸損も有効に減少させることができるなどボールベアリングを使用することなく、高精度で超小型の軸受構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す超小型軸受構造の拡大した縦断面図で、構造を明確にするため相当に誇張して表現してある。
【図2】図1の拡大平面図
【符号の説明】
1 円柱状の中心軸(シャフト)
2 筐体
3A,3B 一対のスラスト軸受
4 筒状ハウジング
5 スペーサ
6A,6B 一対の軸石
7 押圧弾性手段
8 凹処
9,10 通気孔
11 環状凹処
12,13 空間部
A 超小型軸受構造
P 断面オリーブ状の円弧状面
Claims (5)
- 筒状ハウジングを有する一対の環状の軸石を、中心軸に回転自在に挿通し、前記一対の環状の軸石の両側から一対のスラスト軸受で挟持すると共に、前記スラスト軸受のうち一方を固定し、他方を可動可能にして、可動側から固定側に向けて加圧し、前記一対の軸石を挟圧することにより予圧を与えてスラストギャップを無くすようにしたことを特徴とする超小型軸受構造。
- 一対のスラスト軸受の可動側には、中心軸上に配設した押圧弾性手段の働きにより、他方の固定したスラスト軸受に加圧力として作用させ、両軸受間で一対の軸石を挟圧できるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の超小型軸受構造。
- 筒状ハウジングには環状のスペーサを備え、このスペーサの内周両端に一対の環状の軸石を配設して成ることを特徴とする請求項1記載の超小型軸受構造。
- 一対の環状の軸石は、中心軸と接触する内周を断面オリーブ形状の円弧状面として成ることを特徴とする請求項1または3いずれか記載の超小型軸受構造。
- 中心軸と筒状ハウジングとは、いずれか一方を固定し、他方は回転可能とすることを特徴とする請求項1記載の超小型軸受構造。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003003201A JP2004218658A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 超小型軸受構造 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003003201A JP2004218658A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 超小型軸受構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004218658A true JP2004218658A (ja) | 2004-08-05 |
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ID=32894537
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|---|---|---|---|
| JP2003003201A Withdrawn JP2004218658A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 超小型軸受構造 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004218658A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006062206A1 (de) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Minebea Co., Ltd. | Fluiddynamisches Lager mit axialer Vorspannung |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003201A patent/JP2004218658A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006062206A1 (de) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Minebea Co., Ltd. | Fluiddynamisches Lager mit axialer Vorspannung |
| DE102006062206B4 (de) * | 2006-12-22 | 2011-06-16 | Minebea Co., Ltd. | Fluiddynamisches Lager mit axialer Vorspannung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |