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JP2004299042A - ウォータージェットによる処理システムおよび処理方法 - Google Patents

ウォータージェットによる処理システムおよび処理方法 Download PDF

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JP2004299042A
JP2004299042A JP2003393644A JP2003393644A JP2004299042A JP 2004299042 A JP2004299042 A JP 2004299042A JP 2003393644 A JP2003393644 A JP 2003393644A JP 2003393644 A JP2003393644 A JP 2003393644A JP 2004299042 A JP2004299042 A JP 2004299042A
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Teruo Yahiro
暉夫 八尋
Eiichi Kawamoto
栄一 川本
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Sankyo Aqua System Co Ltd
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Sankyo Aqua System Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の煩雑な段取りや密着固定を必要とせずに水噴流による剥離、はつり、切削、切断などの処理を簡単に迅速に行え、使用した水が周囲に飛散することがなく、水をほぼ100%回収して漏水を確実に解消できるようにする。
【解決手段】ノズルとケーシングと遮蔽板を有する水噴射・回収装置10を備えた処理装置1と、ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプ11を備えた高圧ポンプユニット2と、モータ12で駆動されるターボファン13と、吸引された水と処理物を回収するタンク14を備えた吸引回収装置4を使用し、ケーシング先端をコンクリート類等の表面に押し当て、ノズルからの水噴流でコンクリート類等の表面を処理し、使用した水と処理物をターボファンで吸引してタンクに回収し、ケーシング先端をコンクリート類等の表面から離し、ノズルからの水噴流を遮蔽板で遮断し、使用した水と処理物をターボファンで吸引してタンクに回収する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウォータージェットを用いて、コンクリート、モルタル、アスファルト、レンガ等のコンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、切断などの処理を行う処理システムおよび処理方法に関するものである。
例えば、コンクリートやモルタルなどの材料を使用して築造された建設構造物は、時間の経過と共に塩害や中性化などによって劣化する。従来、このような構造物の補修、補強に際しては、その表面を剥離したり、はつったり(チッピング)、あるいは切削したりして、コンクリートやモルタルを増し打ちし、あるいは鉄筋を挿入してからコンクリートを打設したりする。この場合、コンクリートの表面をブレーカーで削り取ったり、ショットブラストにより鉄粉や砂粒を空気と一緒に噴射して表面を削り取ったり、コンクリートカッターで切削したりする。一般に、これらの方法では、施行部位周辺の劣化部はもとより健全なコンクリート部に亀裂が発生するなど、劣化部以外にも損傷を与えるケースが多い。
そのため、最近は専ら水噴流(ウォータージェット)を利用して処理するケースが多い。このウォータージェットを利用する場合、使用した水の処理方法としては、ウォータージェットを使用する周辺にビニールシートを張って集水したり、水噴射部を一面のみ開口した鉄板の箱で覆い、その箱をコンクリート面に密着して固定し、その箱の中でウォータージェットを噴射できる装置を移動させて、コンクリートを切削するなどしている。
また、本発明に関連する先行技術として、ウォータージェットによりコンクリート等をはつる方法や装置、はつり後の廃水の処理方法などが提案されている(例えば、特許文献1,2,3,4,5参照)。
特開2003−25292号公報 特開2002−283338号公報 特開2002−242123号公報 特開2002−242124号公報 特開平10−60825号公報 「コンクリート表面除染技術」、[online] 、[平成15年11月17日検索]、インターネット<URL:http://mext-atm.jst.go.jp/atomica(05-02-02-05)>
しかし、従来のビニールシートを張って集水する方法や一面を開口した鉄板の箱を密着固定させる方法の場合、施行のための段取りが非常に煩雑なものとなる。また、段取りを簡単にすると、かなりの漏水が見られるなど、環境負荷の大きな方法となっている。さらに、開口した鉄板の箱を密着固定させる方法の場合、漏水を防ぐために大きな吸着力で箱を固定しながら施行するので、施工能率が著しく悪く、またウォータージェットが噴出されている状態で箱を処理面から離すと、水が飛散する問題がある。
また、原子力施設では、放射性核種を含む水などが装置から漏れることも希にあり、これらはコンクリート構造物の内部に浸透して、僅かではあるが汚染が残ることもある。このような汚染コンクリートを除去すれば、残った建屋は一般の構築物と同様に解体できると共に、放射性手廃棄物の量を減らすことにもつながる(例えば非特許文献1参照) 。このような汚染コンクリートの除去には、建設現場で利用されているスキャブラーやショットブラスト等が使われているが、施工機器のサイズ、振動や騒音が大きいなどの短所がある。
また、一般廃棄物の焼却炉解体に当っては、まず耐火レンガの表層部から3cmぐらいまでの深さに亘って、猛毒のダイオキシンが存在している。そのため焼却炉の解体に当っては、まず始めに耐火レンガ部をウォータージェットではつってから全体を解体する方式をとっているが、作業者は宇宙服のような防護服を着用して作業を進める必要がある。さらに、使用した水が拡散しないように一定の止水壁を作って施工を進める必要がある。
本発明は、前述のような従来の問題点を解決すべくなされたものであり、コンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、切断などの処理を行うに際し、従来のような煩雑な段取りや密着固定を必要とせずにウォータージェットによる剥離、はつり、切削、切断などの処理を簡単に迅速に行うことができると共に、使用した水が周囲に飛散することがなく、使用した水をほぼ100%回収することができ、漏水を確実に解消することのできるウォータージェットによる処理システムおよび処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の発明は、ウォータージェットを用いて表面処理や切断などの処理を行う処理システムであり、処理装置と、高圧ポンプユニットと、処理後の水と処理物を吸引して回収する吸引回収装置と、システムコントローラーを備え、前記処理装置は、水を噴射するノズルと、このノズルが内蔵されるケーシングと、ケーシングの先端が開放されている時には前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物の表面により閉塞されると負圧により前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させる遮蔽板を有する水噴射・回収装置を備え、前記高圧ポンプユニットは、前記ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプを備え、前記吸引回収装置は、モータで駆動されるターボファンと、このターボファンにより吸引された水と処理物を回収するタンクを備え、前記システムコントローラーにより前記高圧ポンプと前記ターボファンを運転制御することを特徴とするウォータージェットによる処理システムである。
本発明に係る請求項4の発明は、ウォータージェットを用いて表面処理や切断などの処理を行う処理方法であり、水を噴射するノズルと、このノズルが内蔵されるケーシングと、ケーシングの先端が開放されている時には前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物の表面により閉塞されると負圧により前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させる遮蔽板を有する水噴射・回収装置を備えた処理装置と、前記ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプを備えた高圧ポンプユニットと、モータで駆動されるターボファンと、このターボファンにより吸引された水と処理物を回収するタンクを備えた吸引回収装置を使用し、ケーシングの先端を処理対象物の表面に押し当て、ノズルからのウォータージェットにより処理対象物の表面を処理し、使用した水と処理物をターボファンにより吸引してタンクに回収し、ケーシングの先端を処理対象物の表面から離し、ノズルからのウォータージェットを遮蔽板で遮断し、使用した水をターボファンにより吸引してタンクに回収することを特徴とするウォータージェットによる処理方法である。
即ち、本発明の特徴は、ウォータージェットによる処理において、ノズルとケーシングと遮蔽板からなる水噴射・回収装置と、高圧ポンプ(例えば、吐出圧力が50〜250MPa、流量が10l/min から50l/min 程度)を有する高圧ポンプユニットと、ターボファン(例えば、真空圧は32kPa、流量は2.9l/min 程度以上で水噴流の流量に応じて適宜増加)とタンク等からなる吸引回収装置を組み合わせた点にある(図1参照)。水噴射・回収装置は、ケーシングの先端を処理物表面に当てると、負圧によりノズルの遮蔽板が自動的に退避してウォータージェットが処理物表面に噴射され、ケーシングの先端を処理物表面から離すと、ノズルの遮蔽板がウォータージェットを遮断し、比較的簡単で小型軽量の装置で、使用した水噴流をほぼ100%回収できるものである。吸引回収装置は、モータで回転駆動されるターボファンによりタンク内の水を通して吸引し、水や処理物をタンクに回収し分離するものであり、比較的簡単で小型軽量の装置で大きな吸引力が得られる。破砕片等の処理物と完全に分離された水は、例えばpH調整された後、直接下水に放水される。
本発明に係る請求項2の発明は、請求項1に記載の処理システムにおいて、遮蔽板は、ノズルの前方において上下方向に傾動自在に軸支され、ケーシングの先端が開放されている時には傾斜状態で前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物により閉塞されると負圧により水平に近い状態となり前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させるように構成されていることを特徴とするウォータージェットによる処理システムである。
即ち、本発明はコンクリート類や金属類などを対象とし、ノズルからの吐出圧が高圧であるため、図2、図3に示すように、遮蔽板をピンにより上下方向に傾動自在に軸支し、前方に向かって下り勾配で傾斜した遮蔽板により、高圧のウォータージェットを遮断できるようにした場合である。遮蔽板の作動機構は、ピストン部を圧縮コイルスプリングにより上方に付勢し、負圧になるとピストン部が大気圧で下降するものを使用する。ウォータージェットの遮断時には、ウォータージェットが傾斜配置の遮蔽板の下面に沿って流れ、さらに収束板により収束され、転換部材により後方へと吸引回収されるようにする。
以上のような構成の処理システムあるいは処理方法は、ウォータージェットを用いて、コンクリート、モルタル、アスファルト、またはレンガ等のコンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、または切断などの処理を行う場合に適用される(請求項3、請求項5) 。即ち、本発明は、建築・土木構造物のコンクリート、モルタル、アスファルト等のコンクリート類の剥離、はつり、または切削などのほか、原子炉施設や原子炉搭載物等のコンクリートや鉄板等の表面除染、廃棄物の焼却炉のレンガ等の表面徐染、コンクリート類や金属類等の切断などに有効に適用することができる。
以上のような構成において、ノズルとケーシングと遮蔽板からなる水噴射・回収装置を走行装置や走行ロボット等に搭載し、あるいは装置を設けたロッド等を作業員が手に持つなどして、例えば床や壁や天井等のコンクリート類の処理を行う。コンクリート類の表面にケーシングの先端を押し当てるだけで、使用した水と処理物をほぼ100%回収することができ、ケーシングの先端を離しても遮蔽板によりウォータージェットを遮断し、使用した水をほぼ100%回収することができる。以上のような本発明によれば、
(1) ケーシングを押し当てるだけでよいため、従来のような煩雑な段取りや密着固定を必要としない。
(2) 処理時、非処理時とも使用した水をほぼ100%回収することができ、漏水を確実に解消することができる。
(3) 処理装置が軽量かつコンパクトになり、また従来のように箱を密着させる必要が無く、ケーシングを押し当てるだけでよいため、施工能率が大幅に向上する。
(4) 処理装置はウォータージェットの遮蔽板をケーシング先端の差圧を利用して自動的に開閉させる機構であるため、電磁弁などを使用した場合と比較してコストを大幅に低減することができる。
(5) ウォータージェットを停止する際に遮蔽板に当てるようにしていることと、ターボファンにより吸引するため、漏水が殆どない。
(6) ターボファンとタンク等からなる吸引回収装置を使用し、大型の真空ポンプを使用していないので、装置を小型化・簡素化でき、またその機動性も良くなる。
本発明によれば、次のような効果を奏する。
(1) ケーシングを押し当てるだけでよいため、従来のような煩雑な段取りや密着固定を必要とせず、コンクリート類の処理を迅速に低コストで行える。
(2) 処理時、非処理時とも使用した水をほぼ100%回収することができ、漏水を確実に解消することができ、漏水による周辺住民への迷惑、河川の汚染が無いなど環境負荷低減の工法を得ることができる。さらに、原子炉等の表面除染では、安全な作業を行うことができ、廃棄物の焼却炉解体でも安全な作業を行うことができる。
(3) 処理装置が軽量かつコンパクトになり、また従来のように箱を密着させる必要が無く、ケーシングを押し当てるだけでよいため、施工能率が大幅に向上する。
(4) 処理装置はウォータージェットの遮蔽板をケーシング先端の差圧を利用して自動的に開閉させる機構であるため、電磁弁などを使用した場合と比較してコストを大幅に低減することができる。
(5) ウォータージェットを停止する際に遮蔽板に当てるようにしていることと、ターボファンにより吸引するため、漏水が殆どない。
(6) ターボファンとタンク等からなる吸引回収装置を使用し、大型の真空ポンプを使用していないので、装置を小型化・簡素化でき、またその機動性も良くなる。
以下、本発明を図示する実施の形態に基づいて説明する。図1は、本発明に係る処理システムの1例を示す概略図である。図2、図3は、本発明で用いる水噴射・回収装置の1例を示す非処理時と処理時の断面図である。図4は、本発明で用いるノズルの種々の形式を示す断面図である。
図1において、本発明に係る処理システムは、主として、コンクリート類や金属類等の処理装置1と、超高圧ポンプユニット2と、給水タンク3と、スラリー(処理後の水と処理物)の吸引回収装置4と、貯水タンク5と、pH調整装置6と、システムコントローラー7などから構成されている。以下、主要な装置について詳述する。
(1) コンクリート類等の処理装置1
この装置は、コンクリート、モルタル、アスファルト、レンガ等のコンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、切断などの処理を行うものであり、図2、図3に示すような水噴射・回収装置10を備え、この水噴射・回収装置10は、後に詳述するように、使用水をほぼ100%回収することができ、現在一般に使用されているようなブルーシート等を広範囲に展開する必要がない。このような水噴射・回収装置10を例えば走行装置や走行ロボットに搭載し、例えば壁面や床面や天井面に真空圧で吸着走行させて処理を行う。また、水噴射・回収装置10をユンボ等の先端部に装着して処理を行うこともできるし、この装置10を装備したロッドを使用し、作業員が移動させて処理を行うこともできる。
この水噴射・回収装置10に使用する水噴射用のノズルは、図4に示すものが使用される。一般の工事では、図4(a) に示すように、先端の直線部分がノズル径Dの2.5〜3倍、収縮角は13°程度に作成したものを使用する(水、溶液、薬液、高分子化合物、懸濁液(セメントやベントナイト)を使用)。水噴流に研磨材を入れるような場合は、図4(e) のアブレッシブジェットノズルを使用する(例えば、アブレッシブ材粒径 0.2〜2.0mm 、アブレッシブ材供給量 2.0〜5.0kg/min 、硬岩や鉄筋コンクリートの切断に使用) 。この他、パルスジェット(有孔円板の回転やパルスポンプを使用)、合成噴流(例えば、衝突角度16°) 、キャビジェット(岩石掘削に使用)、気水噴流(水中での水噴流の有効射程距離が長い)などがある。これらは、使用目的に応じて使い分ける。
ウォータージェットの吐出圧力、流量は、通常は5MPaから250MPa、10l/min から50l/min 程度である。この圧力、流量は、処理対象物の物性、処理深さ、切断厚さ、あるいは工期などの条件によって設定することになるが、これは補修、補強の設計条件を勘案して決めることになる。
(2) 超高圧ポンプユニット2
前記ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプ11を備えており、この高圧ポンプ11は、回転運動をプランジャ等の往復動に変えて水を加圧する、高圧作動に適した往復ポンプを使用する。吐出圧力は、50〜250MPa、流量は、10l/min から50l/min 程度である。圧力、流量は、その目的に応じて調整する。また、コンクリート類等の処理に使用できる高圧ポンプ11は、例えばプランジャーポンプ、ダイヤフラムポンプ、ブースターポンプなどである。
(3) 吸引回収装置4
モータ12で駆動されるターボファン13と、処理に使用した水や処理対象物の破砕片等を回収するタンク14等を備え、処理後の水や破砕片等をタンク14内の水を通して吸引し、空気と水と破砕片等に気液固体分離する装置である。その真空圧は32kPa、流量は2.9l/min 程度以上で水噴流の流量に応じて適宜増加する。ターボファン13の吸引により、処理後の水や破砕片等がタンク14内に回収され、水と破砕片等とに分離される。また、モータ12とタンク14との間にはターボファン13と同軸で回転駆動されるセパレータ等の気液分離装置が設けられ、水や塵埃が捕捉され、ターボファン13の上部からは空気のみが排出される。
(4) その他の装置
給水タンク3は、高圧ポンプ11へ給水する装置である。貯水タンク5は、吸引回収装置4のタンク14で分離された水を貯留する装置である。pH調整装置6は、貯水タンク5からの水をpH調整した後、下水道等へ放水する装置である。これらの装置は一般に利用されているものである。
(5) システムコントローラー7
このシステムを運転制御するものであり、先ず高圧ポンプ11を運転して水噴射・回収装置10のノズルからウォータージェットを噴射してコンクリート類等の処理を行う。これと同時に、ターボファン13のモータ12を駆動して、吸引回収装置4、貯水タンク5、pH調整装置6において、使用した水を回収処理する。
(6) 水噴射・回収装置10
水噴射・回収装置10は、図2、図3に示すように、主に、ノズル20と、ケーシング21と、遮蔽板22と、遮蔽板の作動機構23から構成されている。ケーシング21は、角筒状や円筒状などであり、その先端面から所定距離だけ内部に入った箇所にノズル20が中心軸を一致させて配置されている。このノズル20の先端部前方におけるケーシング21内に遮蔽板22が設置される。ノズル20は、クランク状の高圧パイプ40の先端部に設けられ、ケーシング21の外側に位置する高圧パイプ40の端部に高圧ホース41が接続される。ケーシング21の後端部にはフレキシブルな吸引管42が接続され、この吸引管42が吸引回収装置4のタンク14に接続される(図1参照)。
基本的な動作は、ケーシング21の先端が開放されている時には、作動機構23により遮蔽板22が常に上昇状態となってノズル20の先端前方を閉塞し、ウォータージェットWJを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物Cにより閉塞されると、負圧により遮蔽板22が自動的に下がり、ノズル20の先端前方を開放してウォータージェットWJを前方へ噴出させるものである。
遮蔽板22は鉛直に配置して上下移動させてもよいが、本発明では、コンクリート類等を対象とし、ノズル20からの吐出圧が高圧であるため、遮蔽板22をピン24により上下方向に傾動自在に軸支することにより、高圧のウォータージェットWJを遮断できるようにしている。さらに、ウォータージェットWJを後方へ転換させる転換部材25と、この転換部材25へ向けてウォータージェットWJを収束させる収束板26を設けている。
遮蔽板の作動機構23は、ピストン部30と、ピストン軸部31と、座板32と、圧縮コイルスプリング33と、可動板34などから構成されている。ピストン部30は、ノズル20の上方におけるケーシング21の側壁に設けたガイド孔35内を上下摺動可能に設けられている。座板32は、ガイド孔35を塞ぐようにケーシング21の内面に取付けられ、ピストン軸部31の下端部が貫通し、この下端部に可動板34が固定される。圧縮コイルスプリング33は、ピストン部30と座板32の間に配設され、ピストン部30を上方に付勢する。座板32には、ガイド孔35内に負圧を作用させるための通気孔36が複数形成されている。
従って、ケーシング21の先端部が開放された図2の状態では、ピストン軸部31及び可動板34は、圧縮コイルスプリング33により上方位置に保持される。ケーシング21の先端部が閉塞された図3の状態では、ケーシング21及びガイド孔35内は吸引により負圧となり、ピストン部30の上面に作用する大気圧によりピストン軸部31及び可動板34が下降する。ケーシング21先端部の閉塞が解除されると、圧縮コイルスプリング33の復元力によりピストン軸部31及び可動板34が上方位置に直ちに復帰する。
可動板34の先端部にはピンを介してリンク27の上端部が取付けられ、このリンク27の下端部にピンを介して遮蔽板22の上端部が取付けられる。遮蔽板22は、図2に示すように可動板34が上方位置に上昇すると、ピン24を中心に時計回りに回転し、前方に向かって下り勾配で傾斜し、上部がウォータージェットWJを遮断できるように、かつ、図3に示すように可動板34が負圧により下降すると、ピン24を中心に反時計回りに回転し、水平に近い退避状態となり、ウォータージェットWJが通過できるように配置される。また、転換部材25は側面視で略三角形状とし、そのノズル側の斜面に遮蔽板22の先端面が円滑に摺動して漏水を防止し得る円弧25aとこれに連続するスロープ25bを形成しておく。また、転換部材25の上部には、遮蔽板22の先端部を係止するストッパ28を設けておく。
図2に示すように、ケーシング21の先端面が開放されると、ウォータージェットWJが、遮蔽板22の上部に当り、傾斜配置の遮蔽板22の下面に沿って流れ、さらに収束板26により収束されて、転換部材25に当り、スロープ25bにより後方へと流れ、吸引回収される。これにより、ケーシング21の先端面をコンクリート等の処理面から離しても、使用した水をほぼ100%回収することができ、漏水を確実に無くすことができる。図3に示すように、ケーシング21の先端面をコンクリート等の処理面に当接させれば、負圧により自動的に遮蔽板22が退避状態となり、ウォータージェットWJでコンクリートの処理を行うことができる。この場合も、ケーシング21の先端面が閉塞されているため、使用した水及び破砕片等を100%回収することができ、漏水を確実に無くすことができる。なお、ピストン部30を押すことでも遮蔽板22を退避状態としてウォータージェットWJを噴射することができる。
なお、以上の図示例は、本発明の一実施形態であり、このような実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。また、建築・土木分野のコンクリート類の表面処理に限らず、原子炉施設や原子力潜水艦等のコンクリートや鉄板等の表面除染、廃棄物の焼却炉解体における耐火レンガ等の表面徐染、コンクリート類や金属類等の切断などにも適用できることはいうまでもない。
本発明に係る処理システムの1例を示す概略図である。 本発明で用いる水噴射・回収装置の1例を示す非処理時の断面図である。 本発明で用いる水噴射・回収装置の1例を示す処理時の断面図である。 本発明で用いるノズルの種々の形式を示す断面図である。
符号の説明
C……コンクリート等の処理対象物
WJ…ウォータージェット
1……コンクリート類等の処理装置
2……超高圧ポンプユニット
3……給水タンク
4……吸引回収装置
5……貯水タンク
6……pH調整装置
7……システムコントローラー
10……水噴射・回収装置
11……高圧ポンプ
12……モータ
13……ターボファン
14……タンク
20……ノズル
21……ケーシング
22……遮蔽板
23……作動機構
24……ピン
25……転換部材
26……収束板
27……リンク
28……ストッパ
30……ピストン部
31……ピストン軸部
32……座板
33……圧縮コイルスプリング
34……可動板
35……ガイド孔
36……通気孔
40……高圧パイプ
41……高圧ホース
42……吸引管

Claims (5)

  1. ウォータージェットにより処理を行う処理システムであり、
    処理装置と、高圧ポンプユニットと、処理後の水と処理物を吸引して回収する吸引回収装置と、システムコントローラーを備え、
    前記処理装置は、水を噴射するノズルと、このノズルが内蔵されるケーシングと、ケーシングの先端が開放されている時には前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物の表面により閉塞されると負圧により前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させる遮蔽板を有する水噴射・回収装置を備え、
    前記高圧ポンプユニットは、前記ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプを備え、前記吸引回収装置は、モータで駆動されるターボファンと、このターボファンにより吸引された水と処理物を回収するタンクを備え、前記システムコントローラーにより前記高圧ポンプと前記ターボファンを運転制御することを特徴とするウォータージェットによる処理システム。
  2. 請求項1に記載の処理システムにおいて、遮蔽板は、ノズルの前方において上下方向に傾動自在に軸支され、ケーシングの先端が開放されている時には傾斜状態で前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物により閉塞されると負圧により水平に近い状態となり前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させるように構成されていることを特徴とするウォータージェットによる処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の処理システムにおいて、ウォータージェットを用いて、コンクリート、モルタル、アスファルト、またはレンガ等のコンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、または切断などの処理を行うことを特徴とするウォータージェットによる処理システム。
  4. ウォータージェットを用いて処理を行う処理方法であり、
    水を噴射するノズルと、このノズルが内蔵されるケーシングと、ケーシングの先端が開放されている時には前記ノズルの先端部前方を閉塞してウォータージェットを後方へ回収し、ケーシングの先端が処理対象物の表面により閉塞されると負圧により前記ノズルの先端部前方を開放してウォータージェットを前方へ噴出させる遮蔽板を有する水噴射・回収装置を備えた処理装置と、
    前記ノズルへ高圧水を供給する高圧ポンプを備えた高圧ポンプユニットと、
    モータで駆動されるターボファンと、このターボファンにより吸引された水と処理物を回収するタンクを備えた吸引回収装置を使用し、
    ケーシングの先端を処理対象物の表面に押し当て、ノズルからのウォータージェットにより処理対象物の表面を処理し、使用した水と処理物をターボファンにより吸引してタンクに回収し、
    ケーシングの先端を処理対象物の表面から離し、ノズルからのウォータージェットを遮蔽板で遮断し、使用した水をターボファンにより吸引してタンクに回収することを特徴とするウォータージェットによる処理方法。
  5. 請求項4に記載の処理方法において、ウォータージェットを用いて、コンクリート、モルタル、アスファルト、またはレンガ等のコンクリート類あるいは金属類などに対して、剥離、はつり、切削、または切断などの処理を行うことを特徴とするウォータージェットによる処理方法。
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