JP2004298558A - 下肢浴装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】足Fが入れられる浴槽1と、入れられた足Fを支持する支持体10と、支持体10に支持された足Fに向けて温湯を噴射するシャワーノズルNとを備え、シャワーノズルNとして、支持体10に支持された足Fの足裏Fbに向けて温湯を噴射する足裏用シャワーノズルNAと、支持体10に支持された足の甲Fcに向けて温湯を噴射する甲用シャワーノズルNBとを備え、足裏用シャワーノズルNA及び甲用シャワーノズルNBの温湯の噴射範囲を、足指Fdにも及ぶように設定し、支持体10を、足Fの踵Fa以外が浴槽1内に露出するように踵Faを支承する凹部14からなる踵支承部13を有して構成した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、老人や下肢に障害のある障害者を始め一般人にも有用な下肢浴装置に係り、特に、足にシャワーを浴びせて下肢を入浴させる下肢浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の下肢浴装置としては、例えば、特許文献1(特開平11−197204号公報)に掲載されているものが知られている。これは、図10に示すように、足Fが入れられる上開放の浴槽101と、入れられた足Fを支持する支持部102と、下肢Lのふくらはぎ(脹脛)Laに向けて温湯を噴射するシャワーノズル103と、下肢Lのすね(脛)Lbに向けて温湯を噴射するシャワーノズル104とを備えて構成されている。
【0003】
そして、この下肢浴装置100を用いるときは、使用者は、浴槽101の開口縁に設けた座部105に腰掛けて、足Fを浴槽101内に入れ支持部102に足Fをおく。この状態で、ソレノイドバルブからなる流量弁106を開にする。この場合、温調弁107を調整して給湯配管108からの湯と給水配管109からの水とを混合して適温の温湯にしておく。これにより、温水がシャワーノズル103,104から噴射され、温水が、下肢LのふくらはぎLa及びすねLbに当てられ、治療としての鎮静効果や、筋肉の緊張を解かす効果が得られる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−197204号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の下肢浴装置100にあっては、シャワーの温湯が下肢LのふくらはぎLaやすねLbに働き、ある程度血流量が増加して鎮痛効果や疲労回復が図られるが、足Fの末梢血管にまでは作用しにくいので、必ずしも、効果が十分ではないという問題があった。
【0006】
即ち、一般に、粒子状シャワーにおいては、物理的にマッサージ効果があるだけでなく、シャワー粒子の運動エネルギーにより皮膚表面温度遷移層(境界層あるいは境界膜とも言う)が薄くなる為に、熱移動量(熱流束)も多くなるが、従来の、装置においては、足Fへの作用がないので、それだけ、このマッサージ効果や熱移動効果が不十分になってしまうのである。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、足にマッサージ効果や熱移動効果が十分に及ぶようにして、より一層、消炎鎮痛効果,疲労回復,リラクゼーション効果等の向上を図った下肢浴装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明の下肢浴装置は、足が入れられる浴槽と、入れられた足を支持する支持体と、該支持体に支持された足に向けて温湯を噴射するシャワーノズルとを備えた下肢浴装置において、上記シャワーノズルとして、上記支持体に支持された足の足裏に向けて温湯を噴射する足裏用シャワーノズルと、上記支持体に支持された足の甲に向けて温湯を噴射する甲用シャワーノズルとを備えた構成としている。
【0009】
これにより、下肢の入浴を行なうときは、足を浴槽本体内に入れ足を支持体に支持する。この状態で、足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルから温湯を噴射すると、温湯は、足裏及び甲に当たり、シャワーであるので、足裏及び甲がよくマッサージされるとともに、シャワー粒子の運動エネルギーにより皮膚表面温度遷移層(境界層あるいは境界膜とも言う)が薄くなる為に、熱移動量(熱流束)も多くなり、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0010】
そして、必要に応じ、上記足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルの温湯の噴射範囲を、足指にも及ぶように設定した構成としている。特に、温湯が足指に噴射されるので、この足指の血流量も直接的に増大させられる。足裏及び足指は、第二の心臓ともいわれ、この部位の血流量の増大は、極めて身体の機能回復に寄与することになる。
【0011】
また、必要に応じ、上記支持体を、足の踵以外が浴槽内に露出するように該踵を支承する踵支承部を有して構成している。足は、踵において踵支承部に支承されており、足の踵以外は浴槽内に露出しているので、シャワーが満遍なく足に当たることになり、そのため、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0012】
この場合、上記支持体を、浴槽の底部に突設された台本体を備えて構成し、上記踵支承部を上記台本体の上面に凹設され該踵が没入する凹部で構成したことが有効である。踵が凹部に没入するので、踵の保持が確実になっており、足が容易に動きにくいことから、確実に位置決めされる。そのため、温湯が目標に向けて確実に噴射されることになるので、この点でも、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0013】
また、必要に応じ、上記凹部の底部に該凹部に溜まる水を排出する排水口を設けた構成としている。凹部の底部に溜まる水が排水口から排出されるので、次に使用するときには、凹部に水がないことから、不快感が防止される。
【0014】
更に、必要に応じ、上記台本体を樹脂で型成形した構成としている。台本体は浴槽とは別に製造されるので製造が容易になるとともに、組付けも容易になる。
【0015】
更にまた、必要に応じ、上記浴槽を、膝下が入れられる大きさの上開放の浴槽本体と、該浴槽本体に開閉可能に設けられる蓋とを備えて構成し、該浴槽本体及び蓋間に下肢を囲繞する開口を設け、上記足裏用シャワーノズルを浴槽本体に設け、上記甲用シャワーノズルを蓋に設けた構成としている。蓋の開閉により足の出し入れができることから、使用が容易になる。
【0016】
また、必要に応じ、上記開口の浴槽本体側の開口縁に、膝裏を支承するクッション部材を設けた構成としている。膝裏が痛くなるなどの支障が防止される。
【0017】
更に、必要に応じ、上記下肢のふくらはぎに向けて温湯を噴射するふくらはぎ用シャワーノズルを備えて構成している。足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルの両方のノズルからの温湯に加えて、ふくらはぎもふくらはぎ用シャワーノズルから噴射された温湯に晒されるので、より相乗的に末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る下肢浴装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図4に示すように、実施の形態に係る下肢浴装置Sの基本的構成は、足Fが入れられる浴槽1と、入れられた足Fを支持する支持体10と、支持体10に支持された足Fに向けて温湯を噴射するシャワーノズルNとを備えてなる。
【0019】
浴槽1は、両下肢Lの膝下が入れられる大きさの上開放の浴槽本体2と、浴槽本体2に開閉可能に設けられる蓋体3とを備えて構成されている。浴槽本体2及び蓋体3は、樹脂などで一体成形されている。蓋体3はその後側においてヒンジ4を介して浴槽本体2に回動可能に設けられている。浴槽本体2には、図示外の排水孔が設けられている。
また、浴槽本体2及び蓋体3間の前側には、両下肢Lを囲繞する開口5が設けられている。開口5の浴槽本体2側の開口縁には、膝裏を支承するクッション部材6が設けられている。そして、使用者は、図2に示すように、椅子T等に座することにより開口5から浴槽1内部に足Fを入れる。
【0020】
支持体10は、図5乃至図8にも示すように、樹脂で一体成形され浴槽1の底部1aに設けられた台本体11を備えている。台本体11は、浴槽本体2の底部1a左右から突設された取付部12にボルト12a及びナット12bでワッシャ12cを介して固定されて架設されており、台本体11の下側11aを排水の流路としている。台本体11は浴槽1とは別に製造されるので製造が容易になっているとともに、組付けも容易になっている。支持体10は、足Fの踵(かかと)Fa以外が浴槽1内に露出するように踵Faを支承する踵支承部13を有して構成されている。
【0021】
踵支承部13は、台本体11の上面に凹設され踵Faが没入する凹部14で構成され、両足Fに対応できるように、所定間隔で一対設けられている。凹部14は踵Faの形状にほぼ合致する形状に形成されている。凹部14の底部には、凹部14に溜まる水を排出する排水口15が設けられている。
【0022】
また、一対の凹部14の間の内側部分16は、凹部14の外側部分17に比較して高さが高くなっており、剛性が大きくなっている。また、内側部分16は、足Fの内側縁が当接可能になっており、内側への倒れを規制しうるように形成されている。
【0023】
シャワーノズルNとしては、支持体10に支持された足Fの足裏Fbに向けて温湯を噴射する足裏用シャワーノズルNAと、支持体10に支持された足Fの甲Fcに向けて温湯を噴射する甲用シャワーノズルNBと、下肢Lのふくらはぎ(脹脛)Laに向けて温湯を噴射するふくらはぎ用シャワーノズルNCとを備えている。足裏用シャワーノズルNA,甲用シャワーノズルNB及びふくらはぎ用シャワーノズルNCは、両足Fに対応して一対ずつ設けられている。
【0024】
また、足裏用シャワーノズルNA及びふくらはぎ用シャワーノズルNCは、浴槽本体2に設けられ、甲用シャワーノズルNBは、蓋体3に設けられている。
更に、足裏用シャワーノズルNA及び甲用シャワーノズルNBの温湯の噴射範囲は、足指Fdにも及ぶように設定されている。
【0025】
浴槽1には、図2に示すように、温湯供給部20が近接して設けられている。図9に示すように、温湯供給部20は、温湯を供給する給湯ポンプ21と、水を供給する給水ポンプ22と、給湯ポンプ21からの温湯に給水ポンプ22からの水を混合して温湯の温度調整を行なうミキサ23と、ミキサ23からの温湯を送り出す加圧ポンプ24とを有して構成されている。図9中、V1 は加圧ポンプ24の後流の電磁バルブ、V2 は電磁バルブV1 上流に設けられたドレン用の電磁バルブである。また、25は給湯ポンプ21からの配管に設けられた減圧器、26は圧力計、27は温度計、28は給水ポンプ22からの配管に設けられた減圧器、29は圧力計、30は温度計、31はミキサ23と加圧ポンプ24の間の減圧器である。
【0026】
従って、この実施の形態に係る下肢浴装置Sにより下肢Lの入浴を行なうときは、図1及び図2に示すように、蓋体3を開け、使用者が自らもしくは介護を受けて、椅子T等に座して足Fを浴槽本体2内に入れる。このとき、足Fの踵Faを支持体10の踵支承部13に載せ支承させる。それから、蓋体3を閉める。この場合、蓋体3の開閉により足Fの出し入れができることから、使用が容易になる。
【0027】
この状態で、図9に示すように、メインスイッチ(図示せず)をオンにし、給湯ポンプ21,給水ポンプ22及び加圧ポンプ24を駆動する。この場合、予め、電磁バルブV1 を閉、電磁バルブV2 を開にして、温度調整運転を行なって、適正温度に設定しておく。
【0028】
設定温度は、シャワー粒子の運動エネルギーにより皮膚表面温度遷移層(境界層あるいは境界膜とも言う)が薄くなる為に、所謂不感温度域(35〜36℃)あるいは微温度域(37〜39℃)といわれる低温度でも十分であり、あたたかく感じられる。
【0029】
適正温度状態において、電磁バルブV1 を開,電磁バルブV2 を閉とする。これにより、足裏用シャワーノズルNA,甲用シャワーノズルNB及びふくらはぎ用シャワーノズルNCから温湯が噴射される。
足裏用シャワーノズルNAから噴射された温湯は、足裏Fbに当たり、シャワーであるので、足裏Fbがよくマッサージされるとともに、シャワー粒子の運動エネルギーにより皮膚表面温度遷移層(境界層あるいは境界膜とも言う)が薄くなる為に、熱移動量(熱流束)も多くなり、末梢血管の血流量の増加が図られる。特に、足裏用シャワーノズルNAの温湯の噴射範囲が、足指Fdにも及ぶように設定されているので、この足指Fdの血流量も直接的に増大させられる。足裏Fb及び足指Fdは、第二の心臓ともいわれ、この部位の血流量の増大は、極めて、健康の向上に寄与することになる。
【0030】
また、甲用シャワーノズルNBから噴射された温湯は、甲Fcに当たり、シャワーであるので、甲Fcがよくマッサージされるとともに、シャワー粒子の運動エネルギーにより、上記と同様に熱移動量も多くなり、末梢血管の血流量の増加が図られる。特に、甲用シャワーノズルNBの温湯の噴射範囲が、足指Fdにも及ぶように設定されているので、この足指Fdの血流量も直接的に増大させられる。
【0031】
更に、ふくらはぎ用シャワーノズルNCから噴射された温湯は、ふくらはぎLaに当たり、シャワーであるので、ふくらはぎLaがよくマッサージされるとともに、シャワー粒子の運動エネルギーにより、上記と同様に熱移動量も多くなり、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0032】
そして、足Fは足指Fdとともに足裏用シャワーノズルNA及び甲用シャワーノズルNBの両方のノズルからの温湯に晒されるので、相乗的に末梢血管の血流量の増加が図られる。加えて、ふくらはぎLaもふくらはぎ用シャワーノズルNCから噴射された温湯に晒されるので、より相乗的に末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0033】
この場合、足Fは、踵Faにおいて踵支承部13に支承されており、足Fの踵Fa以外は浴槽1内に露出しているので、シャワーが満遍なく足Fに当たることになり、そのため、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0034】
更に、踵支承部13は、台本体11の上面に凹設され、踵Faが没入する凹部14で構成されているので、踵Faの保持が確実になっており、足Fが容易に動きにくいことから、確実に位置決めされる。そのため、温湯が目標に向けて確実に噴射されることになるので、この点でも、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加が図られる。
【0035】
また、開口5の浴槽本体2側の開口5縁に、膝裏を支承するクッション部材6が設けられているので、膝裏が痛くなるなどの支障が防止される。
【0036】
使用後においては、特に、通常入浴に比較して、保温維持機能が高く、長時間にわたって末梢血管の血流量が増加し、疲労回復が促進される。実験によれば、通常の温浴に比較して血流量や皮膚表面温度が明らかに高く維持されることが証明されている。このため、心身がリフレッシュされ、精神のリラクゼーションが導かれる。
【0037】
更に、次に使用するときには、上記と同様に行なうが、凹部14の底部に設けた排水口15から凹部14に溜まる水が排出されるので、凹部14に水がないことから、不快感が防止される。
【0038】
【試験例】
次に、パネラーにより本装置の使用を行ない、本装置の評価を行なった。パネラーは20〜40歳の76人である。そのうち、女性が約60%であった。
先ず、疲労回復に関する評価については、非常に良いが50%以上で一番多く、やや良いも40%近くを占め、やや悪いや悪いという評価は全くなく、全体として本装置が疲労回復に役立っていることが明らかになった。
また、リラクゼーションに関する評価については、非常に良いが約60%を占め、やや良いとの評価を合わせれば90%近くと高い評価となった。疲労回復と同時に、心身をリラックス状態に引き込む本装置の効能が証明される結果となった。
更に、総合的な利用効果についても、疲労回復やリラクゼーション効果と同様に85%以上の利用者が本装置の利用効果を高く評価した。これらの評価は本装置の普及可能性を強く現しているといえる。
【0039】
尚、上記実施の形態では、シャワーノズルNとしては、足裏用シャワーノズルNA,甲用シャワーノズルNB及びふくらはぎ用シャワーノズルNCの3種類にしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、下肢Lのすね(脛)Lbに向けて温湯を噴射するすね用シャワーノズルを設ける等、他にシャワーノズルを設けてもよく適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態では、浴槽は、膝下を収容する大きさに形成されているが腿下が入るようにしても良く、大きさは適宜変更して差支えない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の下肢浴装置によれば、足は足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルの両方のノズルからの温湯に晒されるので、相乗的に末梢血管の血流量の増加を図ることができる。
その結果、疲労回復,健康増進を図ることができ、リラクゼーション機能を発揮させることができる。また、美容目的にも良い。更に、精神治療や脳卒中などのリハビリにもよく、消炎鎮痛効果や、睡眠障害に対する入眠効果もあることから、医療の分野での利用が期待される。
【0041】
そして、足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルの温湯の噴射範囲を、足指にも及ぶように設定した場合には、この足指の血流量を直接的に増大することができ、確実に末梢血管の血流量の増加を図ることができる。足裏及び足指は、第二の心臓ともいわれ、この部位の血流量の増大により、身体の機能回復に寄与することになる。
【0042】
また、支持体を、足の踵以外が浴槽内に露出するように踵を支承する踵支承部を有して構成した場合には、シャワーが満遍なく足に当たることになり、そのため、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加を図ることができる。
この場合、踵支承部を台本体の上面に凹設され踵が没入する凹部で構成すれば、足が容易に動きにくいことから、確実に位置決めでき、温湯が目標に向けて確実に噴射されることになるので、この点でも、確実にマッサージが行なわれ、シャワー粒子の運動エネルギーが伝達されて、末梢血管の血流量の増加を図ることができる等、本発明によれば種々の効果を奏する。
【0043】
そしてまた、本発明の利用効果を詳しく説明すると、本装置の利用は、様々な分野が想定される。この本装置には基本的に、リラクゼーション利用,疲労回復利用,美容目的利用,医療目的利用等の利用可能性があるため、導入が見込まれる分野は非常に幅広いといえる。
【0044】
リラクゼーション利用については、癒し系の心地よい利用特性を充分に活用するものである。リラクゼーションを直接の目的とする施設や商業活動もあれば、他の目的に付随してリラクゼーション機能を提供していく事業も想定される。
具体的には、リゾートホテルや都市内のホテルや旅館,健康ランド,スーパー銭湯などでの活用が見込まれる。現代人は、心身の緊張緩和や保養、気分転換など幅広い意味合いでリラクゼーション機能を求めており、導入の効果は高いと思われる。
【0045】
また、疲労回復利用については、温浴により生理学的に疲労回復が進むと想定されるので、スポーツ直後の身体ダメージの回復や長時間の立ち仕事が続く職場などにおける身体リフレッシュ等のニーズが期待される。また、中高齢者の健康づくりや健康増進プログラム等にも導入が考えられる。具体的には、スキー場やゴルフ場等のスポーツ施設,会員制スポーツクラブや健康増進施設,デパート,駅舎などでの導入が有効となる。更に、蓄積疲労の緩和として、リラクゼーション利用と併せて、温泉などの様々な保養系の諸施設における活用も想定される。
【0046】
美容目的利用については、この装置自体にマッサージ効果による洗浄,皮膚代謝促進効果(肌がすべすべになる効果)があるため、各種のマッサージやアカスリなどと組み合わせ利用することで、美容上のメリットが得られると考えられる。また、リラクゼーション機能もあるため、この業態との相性は非常に良いといえる。具体的には、エステティックや美容院などにおける有効活用が期待される。
【0047】
医療目的利用には、純粋な医療行為を行なう利用装置としての可能性も充分に見込まれる。今後は、精神治療や脳卒中などのリハビリ,消炎鎮痛,下肢血流障害の改善などの分野においての利用が期待される。また、温水マッサージによる睡眠障害に対する入眠効果があり、中高齢者などの健康の維持管理に役立つと想定される。各種の医療機関や老人介護施設などにおける活用が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の使用状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の支持体を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の支持体を示す図5中A−A線断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の支持体を示す図5中B−B線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の支持体を示す図5中C−C線断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る下肢浴装置の温湯供給部の配管状態を示す図である。
【図10】従来の下肢浴装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
S 下肢浴装置
L 下肢
La ふくらはぎ(脹脛)
Lb すね(脛)
F 足
Fa 踵(かかと)
Fb 足裏
Fc 甲
Fd 足指
1 浴槽
2 浴槽本体
3 蓋体
4 ヒンジ
5 開口
6 クッション部材
10 支持体
11 台本体
12 取付部
13 踵支承部
14 凹部
15 排水口
N シャワーノズル
NA 足裏用シャワーノズル
NB 甲用シャワーノズル
NC ふくらはぎ用シャワーノズル
20 温湯供給部
21 給湯ポンプ
22 給水ポンプ
23 ミキサ
24 加圧ポンプ
V1 ,V2 電磁バルブ
Claims (9)
- 足が入れられる浴槽と、入れられた足を支持する支持体と、該支持体に支持された足に向けて温湯を噴射するシャワーノズルとを備えた下肢浴装置において、
上記シャワーノズルとして、上記支持体に支持された足の足裏に向けて温湯を噴射する足裏用シャワーノズルと、上記支持体に支持された足の甲に向けて温湯を噴射する甲用シャワーノズルとを備えたことを特徴とする下肢浴装置。 - 上記足裏用シャワーノズル及び甲用シャワーノズルの温湯の噴射範囲を、足指にも及ぶように設定したことを特徴とする請求項1記載の下肢浴装置。
- 上記支持体を、足の踵以外が浴槽内に露出するように該踵を支承する踵支承部を有して構成したことを特徴とする請求項1または2記載の下肢浴装置。
- 上記支持体を、浴槽の底部に突設された台本体を備えて構成し、上記踵支承部を上記台本体の上面に凹設され該踵が没入する凹部で構成したことを特徴とする請求項3記載の下肢浴装置。
- 上記凹部の底部に該凹部に溜まる水を排出する排水口を設けたことを特徴とする請求項4記載の下肢浴装置。
- 上記台本体を樹脂で型成形したことを特徴とする請求項4または5記載の下肢浴装置。
- 上記浴槽を、膝下が入れられる大きさの上開放の浴槽本体と、該浴槽本体に開閉可能に設けられる蓋とを備えて構成し、該浴槽本体及び蓋間に下肢を囲繞する開口を設け、上記足裏用シャワーノズルを浴槽本体に設け、上記甲用シャワーノズルを蓋に設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の下肢浴装置。
- 上記開口の浴槽本体側の開口縁に、膝裏を支承するクッション部材を設けたことを特徴とする請求項7記載の下肢浴装置。
- 上記下肢のふくらはぎに向けて温湯を噴射するふくらはぎ用シャワーノズルを備えて構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の下肢浴装置。
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|---|---|---|---|
| JP2003098202A JP2004298558A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 下肢浴装置 |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2004298558A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006325743A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Ars Company:Kk | 温浴器 |
| JP2010207372A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Masayuki Takahashi | 下肢浴装置 |
| JP2010207373A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Masayuki Takahashi | 下肢浴装置 |
| CN105982812A (zh) * | 2015-02-03 | 2016-10-05 | 李吉世 | 一种能够喷淋腿及膝关节的足腿浴装置 |
| JP2020151054A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 株式会社Lixil | 足湯装置 |
-
2003
- 2003-04-01 JP JP2003098202A patent/JP2004298558A/ja active Pending
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