JP2004297591A

JP2004297591A - MOBILE COMMUNICATION TERMINAL DEVICE AND METHOD OF HANDOVER BETWEEN CIRCUIT SWITCH / VOIP VOICE CALL

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Publication number: JP2004297591A
Application number: JP2003088925A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Ito; 一彦伊藤; Masao Oga; 正夫大賀
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2004-10-21
Anticipated expiration: 2023-03-27
Also published as: JP4094463B2

Abstract

【課題】回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間でシームレスに切替えることが可能な移動通信端末装置を得ること。
【解決手段】回線交換ネットワークを利用した回線交換音声通話とＶｏＩＰネットワークを利用したＶｏＩＰ音声通話を実行することが可能な移動通信端末装置１であって、音声コーデック部２によって変換されたコーデックデータの出力先を回線交換通信処理手段１５および／またはＶｏＩＰ通信処理手段７，８，９に切替えるとともに、回線交換通信処理手段１５またはＶｏＩＰ通信処理手段７，８，９によって受信処理されたコーデックデータのいずれかを選択して音声コーデック部２に出力するセレクタ１１と、回線交換通信処理手段１５とＶｏＩＰ通信処理手段７，８，９によって受信処理されたコーデックデータ間で同期を取る同期手段７，１２，１３とを備える。
【選択図】図１A mobile communication terminal device capable of seamlessly switching between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call.
A mobile communication terminal device (1) capable of executing a circuit-switched voice call using a circuit-switched network and a VoIP voice call using a VoIP network, wherein codec data converted by a voice codec unit (2) is transmitted. The output destination is switched to the circuit switching communication processing means 15 and / or the VoIP communication processing means 7, 8, 9 and any one of the codec data received and processed by the circuit switching communication processing means 15 or the VoIP communication processing means 7, 8, 9 is used. A selector 11 for selecting and outputting the selected codec to the voice codec section 2; and synchronizing means 7, 12, and, for synchronizing codec data received and processed by the circuit switching communication processing means 15 and the VoIP communication processing means 7, 8, and 9. 13 is provided.
[Selection diagram] Fig. 1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回線交換音声通話機能とＶｏＩＰ（ＶｏｉｃｅＯｖｅｒＩｎｔｅｒｎｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ）音声通話機能を有し、両機能によってなされる通話間のハンドオーバをシームレスに実行することが可能な移動通信端末装置および移動通信端末装置における回線交換／ＶｏＩＰ音声通話間のハンドオーバ方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ＩＰネットワークを介して音声通話を行うＶｏＩＰ技術が発達し、このＶｏＩＰ音声通話機能を用いた固定電話のＩＰ電話サービスが実現されはじめている。このＶｏＩＰ音声通話機能を用いたＩＰ電話サービスは、インターネットや社内ＬＡＮなどのＩＰネットワークとアナログ電話機との間に、アナログの音声信号をデジタル信号に変換し、さらにＩＰパケットを作り出す機能およびこの逆の機能を有するＶｏＩＰゲートウェイを設置したシステムによって提供される。アナログ電話機からの音声信号がＶｏＩＰゲートウェイによってデジタル信号に変換され、さらに宛先情報などを有する制御データとともにＩＰパケットにされる。ＩＰパケットにされた音声データは、ＩＰネットワーク内のルータによって宛先ＩＰアドレスへとルーティングされる。宛先ＩＰアドレスに相当するＶｏＩＰゲートウェイにＩＰパケットが到達すると、ＶｏＩＰゲートウェイによって、ＩＰパケットからデジタル信号が取り出され、さらにアナログの音声信号へと変換され、アナログ電話機から音声が出力される（たとえば、非特許文献１参照）。
【０００３】
このようなＶｏＩＰ音声通話機能を用いた固定電話のＩＰ電話サービスでは、従来の電話交換機を用いた電話サービスの場合に比べて、割安なルータを使用できることや、データをパケットとして送れることで、通話料金を大幅に引き下げることができるという利点を有している。
【０００４】
【非特許文献１】
「ＩＰ電話の基板テクノロジＶｏＩＰを解明する」、日経ＮＥＴＷＯＲＫ、株式会社日経ＢＰ、２００２年５月２２日、Ｎｏ．２６、Ｐ．５１〜６７
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年急激に普及してきた携帯電話などの移動通信端末装置では、ＶｏＩＰ音声通話機能を用いたＩＰ電話サービスは提供されておらず、回線交換ネットワークを使用したサービスが一般的に提供されている。そのため、移動通信端末装置の通話料金は比較的高価であるという問題点があった。
【０００６】
そこで、移動通信端末装置でも、回線交換音声通話機能に加えてＶｏＩＰ音声通話機能を有するサービスを利用することができれば、固定電話の場合と同じように通話料金を引き下げることが可能になる。実際に、回線交換音声通話機能とＶｏＩＰ音声通話機能とを１つの移動通信端末装置内に単純に実装することは技術的には可能である。しかし、現時点では、移動通信端末装置に対してこれらの２つの機能を使用できるサービスは提供されていない。
【０００７】
また、たとえ回線交換音声通話機能とＶｏＩＰ音声通話機能とを有する移動通信端末装置が提供されたとしても、回線交換ネットワークを流れる音声データとＩＰネットワークを流れる音声データとは異なるものであり、しかも互いに同期していないために、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話とをシームレスに切替える方法については検討されていないという問題点があった。
【０００８】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、回線交換音声通話機能とＶｏＩＰ音声通話機能とを有する移動通信端末装置において、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間でシームレスに切替えることが可能な移動通信端末装置および移動通信端末装置における回線交換／ＶｏＩＰ音声通話間のハンドオーバ方法を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる移動通信端末装置は、回線交換ネットワークを利用した回線交換音声通話とＶｏＩＰネットワークを利用したＶｏＩＰ音声通話を実行することが可能な移動通信端末装置であって、音声信号を圧縮してコーデックデータに変換し、またコーデックデータを音声信号に変換する音声コーデック手段と、前記コーデックデータを回線交換ネットワークと無線で送受信する処理を行う回線交換通信処理手段と、前記コーデックデータをＶｏＩＰネットワークと無線で送受信する処理を行うＶｏＩＰ通信処理手段と、前記音声コーデック手段によって変換されたコーデックデータの出力先を前記回線交換通信処理手段および／または前記ＶｏＩＰ通信処理手段に切替えるとともに、前記回線交換通信処理手段または前記ＶｏＩＰ通信処理手段によって受信処理されたコーデックデータのいずれかを選択して前記音声コーデック手段に出力するデータ選択手段と、前記回線交換通信処理手段または前記ＶｏＩＰ通信処理手段によって受信処理された前記コーデックデータ間で同期を取る同期手段と、所定の条件にしたがって、前記データ選択手段と前記同期手段の動作状態の切替えを行うハンドオーバ制御手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる移動通信端末装置および移動通信端末装置における回線交換／ＶｏＩＰ音声通話間のハンドオーバ方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【００１１】
図１は、この発明にかかる移動通信端末装置の構成を示すブロック図であり、図２は、この発明にかかる移動通信端末装置が適用されるネットワークシステムの一例を示す図である。この移動通信端末装置１が適用されるネットワークシステムは、図２に示されるように、移動通信端末装置１と無線で通信し、回線交換で音声通話を行う回線交換ネットワーク５０と、移動通信端末装置１と無線で通信し、ＶｏＩＰで音声通話を行うＶｏＩＰネットワーク６０とで構成される。これらの回線交換ネットワーク５０で音声通話を利用できる範囲と、ＶｏＩＰネットワークで音声通話６０を利用できる範囲とは、完全に重なっていないものとする。
【００１２】
なお、以下の説明では、回線交換ネットワーク５０として、基地局５１ａ〜５１ｆと複数の基地局５１ａ〜５１ｆを制御する基地局制御装置５２ａ，５２ｂとを含む無線ネットワーク５３ａ，５３ｂとコアネットワーク５４からなるＷ−ＣＤＭＡ（ＷｉｄｅｂａｎｄＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ）方式の回線交換ネットワークを用い、ＶｏＩＰネットワーク６０として無線ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）基地局６１ａ，６１ｂとデータをパケット化して伝送するＩＰネットワーク６２からなる無線ＬＡＮ方式のＶｏＩＰネットワークを用いる場合を例に挙げる。
【００１３】
移動通信端末装置１は、音声信号と回線交換およびＶｏＩＰでの音声通話で共通に使用可能な形式のコーデックデータとの変換を行う音声コーデック部２、コーデックデータ列内に音声同期データを所定間隔で挿入する音声同期データ生成部３、回線交換の音声通話を制御する回線交換呼制御部４、コーデックデータを回線交換ネットワーク５０との間で送受信する処理を行う第１の無線部５、ＶｏＩＰの音声通話の呼制御を実施するＶｏＩＰ呼制御部６、コーデックデータとＶｏＩＰで音声通話を行うためのＶｏＩＰ音声データとの間のフォーマットの変換を行うとともに受信したデータを所定期間バッファリングしてデータの揺らぎを吸収するＲＴＰ／揺らぎ吸収部７、ＶｏＩＰ音声データ用のＩＰ層の伝送制御を行うＩＰ層処理部８、ＶｏＩＰ音声データをＶｏＩＰネットワーク６０との間で送受信する第２の無線部９、回線交換／ＶｏＩＰ間のハンドオーバ（以下、システム間ハンドオーバという）時に移動通信端末装置１全体を制御するハンドオーバ制御部１０、システム間ハンドオーバ時に送受信するコーデックデータを回線交換側および／またはＶｏＩＰ側に切替えるセレクタ１１、回線交換側で受信した音声同期用データとＶｏＩＰ側で受信した音声同期データから同期タイミングを検出するＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２、回線交換側で受信したコーデックデータをシステム間ハンドオーバ時に一時的にバッファリングする音声バッファ１３、回線交換による通信とＶｏＩＰによる通信の無線を切替えるＲＦセレクタ１４を備えて構成される。
【００１４】
第１の無線部５は、回線交換ネットワーク５０と通信されるデータに対して無線リンクの制御を行うＲＬＣ（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ）部１５、無線リソースの割当て制御などを行うＭＡＣ（ＭｅｄｉｕｍＡｃｃｅｓｓＣｏｎｔｒｏｌ）部１６、物理層の伝送制御を行う物理層部１７を有している。
【００１５】
セレクタ１１は、上り方向（移動通信端末装置１からネットワーク側方向）の音声データを回線交換によって送信するのか、ＶｏＩＰによって送信するのか、または双方で送信するのかについての切替えを行う送信セレクタ１８と、下り方向（ネットワーク側から移動通信端末装置１方向）の回線交換による音声データとＶｏＩＰによる音声データとのどちらを音声コーデック部２に出力するかを切替える受信セレクタ１９と、を有する。
【００１６】
音声同期データ生成部３は、システム間ハンドオーバ時に、コーデックデータ列に任意の所定間隔で音声同期データを挿入するが、この音声同期データに自系（自移動通信端末装置）のシステム間ハンドオーバの状態を示す状態フラグを搭載する機能も有する。この状態フラグは、システム間ハンドオーバを完了させるためには、自系の状態だけでなく、通話している他系（相手の移動通信端末装置）の状態をも確認する必要があるために設けられるものであり、自系におけるシステム間ハンドオーバが完了したか否かを表している。なお、自系においてシステム間ハンドオーバが完了した後に、他系から受信した音声同期データ内の状態フラグから、他系のシステム間ハンドオーバ完了の状態を確認できた時点で、音声同期データ生成部３による音声同期データの送出は完了する。
【００１７】
ハンドオーバ制御部１０は、（１）通話していない状態である「ＩＤＬＥ」状態、（２）回線交換にて通話中または通話のための呼制御中の状態である「ＣＳ」状態、（３）ＶｏＩＰにて通話中または通話のための呼制御中の状態である「ＶｏＩＰ」状態、（４）回線交換からＶｏＩＰへのハンドオーバ過渡期の状態である「ＨＯ−Ｃ」状態、（５）ＶｏＩＰから回線交換へのハンドオーバ過渡期の状態である「ＨＯ−Ｖ」状態の５つの状態のいずれかによって、音声同期データ生成部３、送信セレクタ１８、受信セレクタ１９およびＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２の状態を切替える。
【００１８】
図３は、５つの状態に対応したセレクタ（送信セレクタおよび受信セレクタ）とＣＳ−ＶｏＩＰ同期部の動作状態を示す図であり、図４は、これらの５つの状態間の遷移の関係を模式的に示す図である。移動通信端末装置１が「ＩＤＬＥ」状態および「ＣＳ」状態にある場合には、送信セレクタ１８と受信セレクタ１９はともに回線交換ネットワーク５０との通信が可能な状態（図中「ＣＳ」と表記）に選択されており、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は休止状態（図中「ＯＦＦ」と表記）にある。つぎに、移動通信端末装置１が「ＶｏＩＰ」状態にある場合には、送信セレクタ１８と受信セレクタ１９はともにＶｏＩＰネットワーク６０との通信が可能な状態（図中「ＶｏＩＰ」と表記）に選択されており、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は休止状態にある。
【００１９】
つぎに、移動通信端末装置１が「ＨＯ−Ｃ」状態にある場合には、送信セレクタ１８は回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の双方にコーデックデータを送信する状態（図中「Ｂｏｔｈ」と表記）にあり、受信セレクタ１９は回線交換ネットワーク５０から受信したコーデックデータのみを通過させる状態に選択されている。また、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は、回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の双方から得たコーデックデータを同期させる処理を実行する状態（図中「ＯＮ」と表記）にある。
【００２０】
そして、移動通信端末装置１が「ＨＯ−Ｖ」状態にある場合には、送信セレクタ１８は回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の双方にコーデックデータを送信する状態にあり、受信セレクタ１９はＶｏＩＰネットワーク６０から受信したコーデックデータのみを通過させる状態に選択されている。また、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は、回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の双方から得たコーデックデータを同期させる処理を実行する状態にある。
【００２１】
さらに、音声同期データ生成部３は、互いに通話中の移動通信端末装置１がシステム間ハンドオーバが可能なことを検知してから、双方の移動通信端末装置１がシステム間ハンドオーバを完了するまでの間、音声同期データを生成してコーデックデータ列中に挿入する処理を行う。
【００２２】
なお、図１において、実線の矢印は音声データの流れを示し、点線の矢印はシステム間ハンドオーバ時における信号の流れを示している。また、音声コーデック部２には、移動通信端末装置１の使用者の音声を検出するマイク２１と、受信した音声データを音声信号として出力するスピーカ２２が接続されている。
【００２３】
また、特許請求の範囲における回線交換通信処理手段は、第１の無線部５に相当し、同じくＶｏＩＰ通信処理手段は、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７、ＩＰ層処理部８、第２の無線部９に相当し、同じくデータ選択手段は、送信セレクタ１８と受信セレクタ１９からなるセレクタ１１に相当し、同じく同期手段は、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２、音声バッファ１３、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７に相当する。
【００２４】
つぎに、この発明にかかる移動通信端末装置１の動作処理について、回線交換音声通話のみの場合、ＶｏＩＰ音声通話のみの場合、および回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間のシステム間ハンドオーバの場合を順に説明する。
【００２５】
最初に、移動通信端末装置１での回線交換音声通話について説明する。ここでは、図２において、回線交換ネットワーク５０で音声通話可能な位置Ｐ１に存在する移動通信端末装置１Ａが、回線交換ネットワーク５０で音声通話可能な位置Ｐ１１に存在する他の移動通信端末装置１Ｂに発呼して通話を行い、通話完了後に移動通信端末装置１Ａ側から終話する場合を説明する。なお、この状態は図３における「ＣＳ」状態に相当する。
【００２６】
図５は、この発明にかかる移動通信端末装置における回線交換音声通話時のデータの流れの概略を示す図である。マイク２１から入った音声信号は音声コーデック部２で、圧縮されたコーデックデータに変換される。変換されたコーデックデータは、音声同期データ生成部３を通り、セレクタ１１内の送信セレクタ１８で回線交換ネットワーク５０への送出経路が選択され、第１の無線部５へと入力する。第１の無線部５でコーデックデータは回線交換ネットワーク５０で無線通信を行うための処理を施された後に、通常の回線交換ネットワーク５０へ送出される。なお、以下では、回線交換ネットワーク５０で送受信されるデータを回線交換音声データという。回線交換音声データは音声コーデック部２と第１の無線部５の間を回線交換ネットワーク５０のタイミングに同期して一定間隔で流れる。
【００２７】
一方、第１の無線部５で通話相手の移動通信端末装置１Ｂから回線交換音声データが受信されると、コーデックデータが取り出され、コーデックデータはセレクタ１１内の受信セレクタ１９を通り、音声コーデック部２に入力する。音声コーデック部２で、音声データが音声信号に変換され、スピーカ２２から音声として出力される。
【００２８】
図６は、回線交換音声通話の呼制御手順を示すシーケンス図である。なお、この回線交換音声通話の呼制御手順は、従来の携帯電話における呼制御と同じであるので詳細な説明は省略する。まず、発信要求する移動通信端末装置１Ａの回線交換呼制御部４によって第１の無線部５を通して呼制御シーケンスが動作し、まず回線交換ネットワークと、無線リソースの制御を行うための「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ」、移動管理を行うための「ＭＭＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ」を実施する（ＳＱ１，ＳＱ２）。その後、回線交換ネットワーク５０に対して、発信要求（ＳＥＴＵＰ）を送信する（ＳＱ３）。
【００２９】
発信要求を受けた回線交換ネットワーク５０側では、移動通信端末装置１Ｂと「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ」、「ＭＭＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎｅｓｔａｂｌｉｓｈｍｅｎｔ」を実施する（ＳＱ４，ＳＱ５）。その後、回線交換ネットワーク５０から発信要求（ＳＥＴＵＰ）を移動通信端末装置１Ｂへ送信する（ＳＱ６）。発信要求を受けた（着信）移動通信端末装置１Ｂは、着信要求の確認（ＣＡＬＬＣＯＮＦＩＲＭＥＤ）、呼出開始通知（ＡＬＥＲＴＩＮＧ）および受け通知（ＣＯＮＮＥＣＴ）をそれぞれ回線交換ネットワーク５０に送出する（ＳＱ７〜ＳＱ９）。
【００３０】
移動通信端末装置１Ｂからメッセージを受け取った回線交換ネットワーク５０は、発信設定開始通知（ＣＡＬＬＰＲＯＣＥＥＤＩＮＧ）、呼呼出開始通知（ＡＬＥＲＴＩＮＧ）および受付通知（ＣＯＮＮＥＣＴ）を、移動通信端末装置１Ａに対して送出する（ＳＱ１０〜ＳＱ１２）。移動通信端末装置１Ａは、受付通知（ＣＯＮＮＥＣＴ）を受信した後、回線交換ネットワーク５０経由で移動通信端末装置１Ｂに通話開始（ＣＯＮＮＥＣＴＡＣＫＮＯＷＬＥＤＧＥ）を送信し（ＳＱ１３）、以降、図５で説明したように移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間では音声通話が開始される（ＳＱ１４）。
【００３１】
音声通話が終了すると、移動通信端末装置１Ａは、呼切断要求（ＤＩＳＣＯＮＮＥＣＴ）を回線交換ネットワーク５０経由で移動通信端末装置１Ｂに送信する（ＳＱ１５）。呼切断要求を受信した移動通信端末装置１Ｂは、「ＲＥＬＥＡＳＥ」を回線交換ネットワーク５０経由で移動通信端末装置１Ａに送信する（ＳＱ１６）。移動通信端末装置１Ａは「ＲＥＬＥＡＳＥ」を受信すると、移動通信端末装置１Ｂに対して「ＤＩＳＣＯＮＮＥＣＴＲＥＬＥＡＳＥ」を送信し（ＳＱ１７）、「ＭＭＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｌｅａｓｅ」、「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｌｅａｓｅ」を実施して、通信を終了する（ＳＱ１８〜ＳＱ１９）。また、「ＤＩＳＣＯＮＮＥＣＴＲＥＬＥＡＳＥ」を受信した移動通信端末装置１Ｂも「ＭＭＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｌｅａｓｅ」、「ＲＲＣＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＲｅｌｅａｓｅ」を実施して、通信を終了する（ＳＱ２０〜ＳＱ２１）。
【００３２】
つぎに、移動通信端末装置１でのＶｏＩＰ音声通話について説明する。ここでは、図２において、ＶｏＩＰネットワーク６０上で通話可能な位置Ｐ３に存在する移動通信端末装置１ＡがＶｏＩＰネットワーク６０で通信可能な位置Ｐ１３に存在する他の移動通信端末装置１Ｂに対して発呼し、通話完了後に移動通信端末装置１Ｂから終話する場合を示している。なお、この状態は図３における「ＶｏＩＰ」状態に相当する。
【００３３】
図７は、この発明にかかる移動通信端末装置におけるＶｏＩＰ音声通話時のコーデックデータの流れを示す図である。マイク２１に入力された音声信号は音声コーデック部２でコーデックデータに変換される。変換されたコーデックデータは、音声同期データ生成部３を通り、セレクタ１１内の送信セレクタ１８でＶｏＩＰネットワーク６０側への送出経路が選択され、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７へと送信される。ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７で、コーデックデータにＲＴＰヘッダが付加され、ＩＰ層処理部８でコーデックデータをＶｏＩＰネットワーク６０で送信するためにさらにＵＤＰ／ＩＰヘッダが付加される。そして、ＲＦセレクタ１４、第２の無線部９を介して、ＶｏＩＰネットワーク６０へコーデックデータが送出される。なお、以下では、ＶｏＩＰネットワーク６０で送信されるデータをＶｏＩＰ音声データという。
【００３４】
一方、ＶｏＩＰネットワーク６０からのＶｏＩＰ音声データが第２の無線部９で受信されると、ＶｏＩＰ音声データは、ＲＦセレクタ１４を介して、ＩＰ層処理部８でＵＤＰ／ＩＰヘッダが外され、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７に入力される。ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７で、ＲＴＰが終端された後に、コーデックデータは所定期間バッファリングされ、ＶｏＩＰネットワーク６０上で生じたＶｏＩＰ音声データの揺らぎが吸収される。そして、セレクタ１１内の受信セレクタ１９を通り、音声コーデック部２にコーデックデータは入力する。音声コーデック部２で、コーデックデータが音声信号に変換され、スピーカ２２から音声として出力される。
【００３５】
図８は、ＶｏＩＰ音声通話の呼制御手順の一例を示すシーケンス図である。この図８では、ＶｏＩＰで呼制御を行うプロトコルとしてＳｅｓｓｉｏｎＩｎｉｔｉａｔｉｏｎＰｒｏｔｏｃｏｌ（以下、ＳＩＰという）を用いる場合を例に挙げており、その呼制御手順は、従来のＩＰ電話におけるＳＩＰを用いる呼制御手順と同じであるので、詳細な説明は省略する。まず、それぞれの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂは、ＶｏＩＰネットワーク６０を利用した通話が可能になったことを検知すると、ＶｏＩＰネットワーク６０上に設置される図示しないＳＩＰサーバに登録（Ｒｅｇｉｓｔｅｒ）を実施し（ＳＱ３１，ＳＱ３３）、ＳＩＰサーバは、登録を完了すると、「２００ＯＫ」をそれぞれの移動通信端末装置１に送信する（ＳＱ３２，ＳＱ３４）。
【００３６】
発信側の移動通信端末装置１Ａは、「ＩＮＶＩＴＥ」命令をＳＩＰサーバ経由で相手端末に送信する（ＳＱ３５）。着信側の移動通信端末装置１Ｂは、「ＩＮＶＩＴＥ」命令を受信した後、「１００Ｔｒｙｉｎｇ」、「１８０Ｒｉｎｇｉｎｇ」および「２００ＯＫ」を移動通信端末装置１Ａに送信する（ＳＱ３６〜ＳＱ３８）。移動通信端末装置１Ａは、「１００Ｔｒｙｉｎｇ」、「１８０Ｒｉｎｇｉｎｇ」および「２００ＯＫ」を受信した後に、「ＡＣＫ」を移動通信端末装置１Ｂに送信すると（ＳＱ３９）、通話状態に入る（ＳＱ４０）。通話状態における移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ内でのデータの流れは、上述した図７のとおりである。
【００３７】
一方、通話状態を終了する場合には、終了する側のたとえば移動通信端末装置１Ｂから「Ｂｙｅ」が送信され（ＳＱ４１）、移動通信端末装置１Ａがこの「Ｂｙｅ」に対する応答として「ＡＣＫ」を移動通信端末装置１Ｂに送信する（ＳＱ４２）。移動通信端末装置１Ｂで「ＡＣＫ」を受信すると、両移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間でのＶｏＩＰの呼が切断される。
【００３８】
以上で説明したように、この発明では、移動通信端末装置１の音声コーデック部２で変換されるコーデックデータは、回線交換音声通話の場合でも、ＶｏＩＰ音声通話の場合でも、ともに同じデータフォーマットを有し、共通して使用されるものである。
【００３９】
つぎに、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間のシステム間ハンドオーバの場合にいて説明する。ここでは、図２で回線交換での音声通話を行っている移動通信端末装置１Ａが位置Ｐ１からＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ２へ移動し、ほぼ同時に回線交換での音声通話を行っている移動通信端末装置１Ｂが位置Ｐ１１からＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ１２へ移動して、回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の両方の呼が確立された状態から、回線交換音声通話を切断してＶｏＩＰ音声通話に切替える状態に移行する場合を例に挙げて説明する。
【００４０】
図９は、この発明にかかる移動通信端末装置におけるシステム間ハンドオーバ時のデータの流れを示す図である。システム間ハンドオーバ時の送信側の移動通信端末装置１では、マイクから入った音声は音声コーデック部２で圧縮処理され、コーデックデータに変換される。変換されたコーデックデータは、音声同期データ生成部３に入力する。音声同期データ生成部３では、図３の「ＨＯ−Ｃ」状態にあるので、任意の所定の間隔で音声コーデック部２から入力されるコーデックデータをハンドオーバ用の音声同期データに置き換えて送出する。このハンドオーバ用の音声同期データの送信間隔は固定とし、送信処理中にその送信間隔を変化させることはない。また、このときの音声同期データには、ハンドオーバが完了していないことを示す状態フラグが設定される。
【００４１】
そして、コーデックデータは、セレクタ１１内の送信セレクタ１８へ入力する。送信セレクタ１８は、図３の「ＨＯ−Ｃ」の状態にあることをハンドオーバ制御部１０から通知されているので、回線交換ネットワーク５０とＶｏＩＰネットワーク６０の両方の経路によって同時に同じコーデックデータを送信する。すなわち、送信セレクタ１８は、一つ目の経路として、第１の無線部５を介して回線交換ネットワーク５０へ回線交換音声データを送信し、二つ目の経路として、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７、ＩＰ層処理部８、ＲＦセレクタ１４および第２の無線部９を介してＶｏＩＰネットワーク６０へＶｏＩＰ音声データを送信する。このように、システム間ハンドオーバ時には、音声データの送信を行う移動通信端末装置１は、回線交換音声データとＶｏＩＰ音声データを、それぞれ別々のネットワーク５０，６０を経由して通話相手側の移動通信端末装置１に送信することになる。
【００４２】
逆に、システム間ハンドオーバ時における受信側の移動通信端末装置１は、回線交換ネットワーク５０を経由してきた回線交換音声データを第１の無線部５で受信し、ＶｏＩＰネットワーク６０を経由してきたＶｏＩＰ音声データを第２の無線部９で受信する。
【００４３】
第１の無線部５で受信された回線交換音声データは、第１の無線部５でコーデックデータ（以下、回線交換コーデックデータという）が取り出される。取り出された回線交換コーデックデータは、音声バッファ１３に入力し、そして受信セレクタ１９に入力する。また、音声バッファ１３から出力される回線交換コーデックデータの一部は、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２にも入力する。
【００４４】
第２の無線部９で受信したＶｏＩＰ音声データは、第２の無線部９から、ＲＦセレクタ１４を通って、ＩＰ層処理部８でヘッダ処理がされ、さらにＲＴＰ／揺らぎ吸収部７でＲＴＰの終端処理がなされて、一時的にバッファリングされ、揺らぎが吸収される。そして、ＶｏＩＰ音声データは、所定期間経過後に、受信セレクタ１９に入力する。また、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７から出力されるコーデックデータ（以下、ＶｏＩＰコーデックデータという）の一部は、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２にも入力する。
【００４５】
ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は、図３の「ＨＯ−Ｃ」状態にあるので、入力された回線交換コーデックデータとＶｏＩＰコーデックデータとを同期させるために、両コーデックデータの遅延を検出する。図１０は、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部における回線交換コーデックデータとＶｏＩＰコーデックデータとを同期させる動作処理を説明するための図である。回線交換コーデックデータおよびＶｏＩＰコーデックデータの双方において、通常のコーデックデータの列の中に、所定間隔で送信側移動通信端末装置１の音声同期部で生成された音声同期データが挿入されている。
【００４６】
回線交換コーデックデータは、回線交換ネットワーク側に同期しており、その同期タイミングを示すために回線交換コーデックデータ（フレーム）には、ＳＦＮが付されている。
【００４７】
また、ＶｏＩＰコーデックデータは、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２に入力する前のＲＴＰ／揺らぎ吸収部７においてＲＴＰのフォーマットから抽出されたタイムスタンプ（ＴｉｍｅＳｔａｍｐ）と、シーケンスナンバ（ＳｅｑＮｏ）を有している。タイムスタンプは、１０ｍｓ＝８０として送信側のＲＴＰ／揺らぎ吸収部７において、ＶｏＩＰ音声データのＲＴＰのフォーマットに付される番号であり、シーケンスナンバも、送信側のＲＴＰ／揺らぎ吸収部７において付される番号である。そして、これらのタイムスタンプとシーケンスナンバは、そのＶｏＩＰコーデックデータとともにＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２に入力する。なお、受信セレクタ１９に送出されるコーデックデータが回線交換ネットワークのＳＦＮに同期するように、ＲＴＰ／揺らぎ吸収部７は構成されている。
【００４８】
ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２では、２つの異なるネットワーク５０，６０を経由してきた音声同期データを使用して、２種類のコーデックデータの間の音声遅延を検出する。たとえば、図１０の場合では、回線交換ネットワーク５０を経由してきたものは、ＳＦＮ＝１２５で音声同期データ８１ａを受信した状況を示している。一方、ＶｏＩＰネットワーク６０を経由してきたものは、タイムスタンプ＝１０４８０で音声同期データ８１ｂを受信した状況を示している（音声同期データのＳＦＮはネットワーク側から取得する）。ここで、ＶｏＩＰネットワーク６０を経由してきた音声同期データ８１ｂが、回線交換ネットワーク５０を経由してきた音声同期データ８１ａに対して、４０ｍｓ遅延していることを、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は検出する。
【００４９】
遅延が検出されるとその遅延量に基づいて、回線交換コーデックデータの場合には音声バッファ１３で、ＶｏＩＰコーデックデータの場合にはＲＴＰ／揺らぎ吸収部７で、遅延を調整する。具体的には、遅延しているネットワーク側のコーデックデータを音声バッファ１３またはＲＴＰ／揺らぎ吸収部７から破棄することによって調整する。
【００５０】
ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２によって、回線交換コーデックデータとＶｏＩＰコーデックデータの間で同期が取れたと判断されると、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は、ハンドオーバ制御部１０に、２つのネットワーク５０，６０を経由して受信したコーデックデータの間で同期が取れたことを報告する。そして、ハンドオーバ制御部１０は、図３の「ＨＯ−Ｃ」状態から「ＶｏＩＰ」状態へと切替える指示を送信セレクタ１８、受信セレクタ１９およびＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２に対して与える。その結果、受信セレクタ１９は音声コーデック部２に送出するコーデックデータとして、回線交換コーデックデータからＶｏＩＰコーデックデータに切替える。つまり、受信セレクタ１９は、受信セレクタ１９に入力した２種類のコーデックデータのうち、システム間ハンドオーバ前は、回線交換コーデックデータを選択して音声コーデック部２に出力していたが、システム間ハンドオーバ後は、ＶｏＩＰコーデックデータを選択して音声コーデック部２に出力するように機能する。
【００５１】
このように受信セレクタ１９が切替えられることによって、第１の無線部５で受信され、音声バッファ１３に一時的にバッファリングされていた回線交換コーデックデータは受信セレクタ１９で選択されず、第２の無線部９で受信されＲＴＰ／揺らぎ吸収部７で揺らぎが吸収されたＶｏＩＰコーデックデータが受信セレクタ１９を通って、音声コーデック部２に出力される。音声コーデック部２では、コーデックデータが音声信号に変換され、スピーカ２２から音声として出力される。
【００５２】
なお、コーデックデータ中に挿入される音声同期データも受信セレクタ１９に入力するが、受信セレクタ１９で音声同期データは、音声データが欠落したときに音声コーデック部２へと渡されるものと同じ音声用のダミーデータに置き換えられる。また、音声コーデック部２は、従来の音声コーデック部２と同様に、ダミーデータを受信すると、内部で処理し極力音声への影響が出ないように音声信号を再生する。
【００５３】
また、この移動通信端末装置１において、送信セレクタ１８は、音声コーデック部２からのコーデックデータを、システム間ハンドオーバ前には回線交換ネットワーク５０側とＶｏＩＰネットワーク６０側の双方に送出するようにしていたが、システム間ハンドオーバ後にはＶｏＩＰネットワーク６０側にのみ送信するように機能する。さらに、音声同期データ生成部３は、状態フラグをハンドオーバが完了した状態を示す状態フラグに変更した音声同期データを送信し、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２は、同期処理を終了させる。
【００５４】
この後、通話相手の移動通信端末装置１からシステム間ハンドオーバが完了した状態を示す状態フラグが格納された音声同期データを受信するまで、システム間ハンドオーバが完了した移動通信端末装置１の音声同期データ生成部３は、音声同期データを送信し続ける。そして、通話相手の移動通信端末装置１からシステム間ハンドオーバが完了した状態を示す状態フラグが格納された音声同期データを受信すると、音声同期データ生成部３による音声同期データの送信が停止される。
【００５５】
このようにして、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバが実行される。そして、システム間ハンドオーバ後は、上述した図７のＶｏＩＰ音声通話の処理が移動通信端末装置１で実行される。
【００５６】
この説明では、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバの場合を例に挙げて説明したが、ＶｏＩＰ音声通話から回線交換音声通話へのシステム間ハンドオーバの場合も、同様にして実行される。ただし、この場合には、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２が回線交換コーデックデータとＶｏＩＰコーデックデータとが同期したことをハンドオーバ制御部１０に通知した後に、ハンドオーバ制御部１０は、図３の「ＨＯ−Ｖ」状態から「ＣＳ」状態に切替える指示を、送信セレクタ１８、受信セレクタ１９およびＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２に与える。すなわち、受信セレクタ１９は、入力した２種類のコーデックデータのうち、システム間ハンドオーバ前はＶｏＩＰコーデックデータが音声コーデック部２に入力するように、そしてシステム間ハンドオーバ後は回線交換コーデックデータが音声コーデック部２に入力するように機能する。また、送信セレクタ１８は、コーデックデータを、システム間ハンドオーバ前には、ＶｏＩＰネットワーク６０側と回線交換ネットワーク５０側の双方に送出するようにしていたが、システム間ハンドオーバ後には、回線交換ネットワーク５０側にのみ送出するように機能する。さらに、ＳＣ−ＶｏＩＰ同期部１２の同期処理を終了させる。
【００５７】
つぎに、システム間ハンドオーバ時における呼制御について説明する。この説明において、回線交換の呼制御はＷ−ＣＤＭＡ方式の場合を想定し、ＶｏＩＰの呼制御はＳＩＰを想定しているものとする。
【００５８】
最初に、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバの場合について説明する。ここでは、図２で移動通信端末装置１Ａが位置Ｐ１からＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ２へ移動し、ほぼ同時に移動通信端末装置１Ｂが位置Ｐ１１からＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ１２へ移動した状況を例に挙げて説明する。なお、回線交換のシーケンスについての詳細は、文献「３ＧＰＰＴＳ２４．００８」に記載されている。
【００５９】
図１１は、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。この図１１では、移動通信端末装置１Ａ側から移動通信端末装置１Ｂ側へ発信し、通話完了後、移動通信端末装置Ａ側から終話するシーケンスについて記載している。まず、図６のＳＱ１〜ＳＱ１４で説明したように、通常の回線交換の呼制御シーケンスを通して回線交換の呼を確立して音声通話を開始する（ＳＱ５１〜ＳＱ６４）。
【００６０】
その後、移動通信端末装置１Ａ，１Ｂのそれぞれが、ＶｏＩＰネットワーク６０を検出すると、現在、回線交換で通話している相手端末装置がＶｏＩＰ機能を有するか否かを自端末装置内部のデータベースを用いて検索する。検索の結果、相手端末装置がＶｏＩＰ機能を有することが判明した場合に、図８のＳＱ３１〜ＳＱ４０説明したように、ＳＩＰサーバに登録（Ｒｅｇｉｓｔｅｒ）を実施して、ＳＩＰの呼制御を通してＶｏＩＰの呼を確立してＶｏＩＰ音声データが両移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間でやり取りされる（ＳＱ７１〜ＳＱ８１）。ただし、まだシステム間ハンドオーバが完了していないために、ＶｏＩＰ音声データは、受信側の移動通信端末装置１Ａ，１Ｂに到達した後に、破棄される状態にある。このデータベースとして、たとえば、移動通信端末装置１のアドレス帳（電話帳）機能にＶｏＩＰ機能の有無を登録したもの想定することができる。なお、相手の移動通信端末装置１Ａ，１ＢがＶｏＩＰ機能を有していない場合には、ＶｏＩＰの呼の確立などのシステム間ハンドオーバ処理は行われない。
【００６１】
その後、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話が別々に確立された状態となっており、ハンドオーバ制御部１０の状態遷移は、上述した図３の「ＨＯ−Ｃ」状態（図４における回線交換からＶｏＩＰへのシステム間ハンドオーバ過渡期）に相当する。すなわち、移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ内に回線交換音声データとＶｏＩＰ音声データの両方が流れている状態になる。その後、図９で説明したシステム間ハンドオーバ処理が実行される。システム間ハンドオーバ処理の完了は、２つの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間で行われる音声同期データに付された状態フラグの変更によって確認される（ＳＱ８２〜ＳＱ８３）。
【００６２】
つぎに、相互の移動通信端末装置１Ａ，１Ｂにおけるシステム間ハンドオーバが完了し、ハンドオーバ制御部１０から回線交換からＶｏＩＰへのシステム間ハンドオーバの完了の通知を受けると、回線交換呼制御部４で回線交換の呼制御で終話処理を実行する。すなわち、図６のＳＱ１５〜ＳＱ２１で説明したように、回線交換呼制御部４の通常の呼制御シーケンスを通して、回線交換の呼切断を実行する（ＳＱ８４〜ＳＱ９０）。以降、ＶｏＩＰのみによる音声通話が実行される。
【００６３】
つぎに、ＶｏＩＰ音声通話から回線交換音声通話へのシステム間ハンドオーバの場合の呼制御について説明する。ここでは、図２で移動通信端末装置１Ａ，１Ｂが位置Ｐ３，Ｐ１３から、ほぼ同時にＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ２，Ｐ１２にそれぞれ移動する状況を例に挙げて説明する。
【００６４】
図１２は、ＶｏＩＰ音声通話から回線交換音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。移動通信端末装置１Ａ，１Ｂは、回線交換ネットワーク６０を検出すると、図８のＳＱ３１〜ＳＱ４０で説明したように、ＳＩＰの呼制御を通して、ＶｏＩＰの呼を確立して音声通話を開始する（ＳＱ１０１〜ＳＱ１１０）。このＶｏＩＰの音声通話中に、どちらかの移動通信端末装置１Ａ，１ＢがＶｏＩＰネットワーク６０から離れてきたこと、たとえば、無線ＬＡＮ基地局からの電波状態が悪くなってきたこと、を検出すると、ＶｏＩＰネットワーク６０から離れてきたどちらかの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂの回線交換呼制御部４は、図６のＳＱ１〜ＳＱ１４で説明したように、通常の回線交換の呼制御シーケンスを通して回線交換の呼を確立して回線交換音声データが両移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間でやり取りされる（ＳＱ１２１〜ＳＱ１３５）。このとき、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話が別々に確立された状態となっており、ハンドオーバ制御部１０の状態遷移は、上述した図３の「ＨＯ−Ｖ」状態（図４におけるＶｏＩＰから回線交換へのハンドオーバ過渡期）に相当する。すなわち、移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間に回線交換音声データとＶｏＩＰ音声データの両方が流れている状態になる。しかし、実際には、回線交換音声データは、それぞれの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ内の受信セレクタ１９で破棄されている状態にある。
【００６５】
その後、図９で説明したようにシステム間ハンドオーバ処理が実行される。システム間ハンドオーバ処理の完了は、２つの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間で行われる音声同期データに付された状態フラグの変更によって確認される（ＳＱ１３６〜ＳＱ１３７）。そして、相互の移動通信端末装置１Ａ，１Ｂにおけるシステム間ハンドオーバが完了し、ハンドオーバ制御部１０からシステム間ハンドオーバの完了通知を受けると、ＶｏＩＰ呼制御部６でＶｏＩＰの呼制御シーケンスを通して終話処理を実施する。すなわち、図８のＳＱ４１〜ＳＱ４２で説明したように、たとえば移動通信端末装置１Ａから、ＶｏＩＰ音声通話の切断を表す「Ｂｙｅ」信号が移動通信端末装置１Ｂへ送信され（ＳＱ１３８）、その「Ｂｙｅ」信号を受信した移動通信端末装置１Ｂは、移動通信端末装置１Ａに対して、確認信号である「ＡＣＫ」信号を送出して、ＶｏＩＰによる音声通話が終了する（ＳＱ１３９）。以後は、回線交換のみによる音声通話となる。
【００６６】
つぎに、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバの失敗について説明する。ここでは、図２で移動通信端末装置１Ａが位置Ｐ１からＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置Ｐ２へ移動し、相手側の移動通信端末装置１Ｂは位置Ｐ１１に居たままの状態にあり、ＶｏＩＰネットワーク６０での音声通話が可能な位置へは移動していない状況を想定している。
【００６７】
図１３は、回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。まず、両移動通信端末装置１Ａ，１Ｂは、図６のＳＱ１〜ＳＱ１４で説明したように、通常の回線交換の呼制御シーケンスを通して回線交換の呼を確立して音声通話を開始する（ＳＱ１５１〜ＳＱ１６４）。つぎに、移動通信端末装置１Ａが移動により、ＶｏＩＰネットワーク６０で通話可能なエリアに進入し（位置Ｐ２へ移動し）、ＶｏＩＰネットワーク６０を検出すると、現在、回線交換で通話している相手側の移動通信端末装置１ＢがＶｏＩＰ機能を有するか否かを自端末装置内部のデータベースで検索する。検索の結果、相手端末装置がＶｏＩＰ機能を持つことが判明した場合、ＳＩＰの呼制御を通してＶｏＩＰの呼を設定するシーケンスが動作する。すなわち、ＳＩＰの呼制御より、ＳＩＰサーバに登録「Ｒｅｇｉｓｔｅｒ」のシーケンスが流れる（ＳＱ１７１）。ＳＩＰサーバより「２００ＯＫ」が返信されると（ＳＱ１７２）、相手端末装置とＶｏＩＰ音声通話を行うために、「ＩＮＶＩＴＥ」命令をＳＩＰサーバ経由で相手端末に送信する（ＳＱ１７３）。
【００６８】
しかし、相手側の移動通信端末装置１ＢがＶｏＩＰネットワーク６０内に入っていないために、移動通信端末装置１Ａは、「ＩＮＶＩＴＥ」命令に対する「１００Ｔｒｙｉｎｇ」受信後（ＳＱ１７４）のＳＩＰタイムアウトを検出し（ＳＱ１７５）、移動通信端末装置１ＢがＶｏＩＰネットワーク６０での通話可能なエリアに入っていないと判断する。その後、移動通信端末装置１Ａは、所定の間隔で上述したＳＱ１７４〜ＳＱ１７５のＳＩＰによる呼制御を繰り返すことにより、移動通信端末装置１ＢがＶｏＩＰネットワーク６０での通話が可能なエリアに入ったかどうか確認する。移動通信端末装置１Ｂとの間でＶｏＩＰ音声通話がなされるまで、２つの移動通信端末装置１Ａ，１Ｂ間は、回線交換音声通話によって通話が継続される。なお、ＳＱ１７１で相手側の移動通信端末装置１ＢがＶｏＩＰ機能を有しない場合には、システム間ハンドオーバ処理は行われず、ＳＩＰの呼制御シーケンスは実行されない。
【００６９】
以上の説明では、一方の音声通話を実行している状態で他方の音声通話を利用できる状態が移動通信端末装置１によって検出された場合に、一方の音声通話から他方の音声通話へ切替えを行うシステム間ハンドオーバについて説明したが、システム間ハンドオーバのタイミングについては任意に設定することができる。たとえば、回線交換音声通話を実行している状態でＶｏＩＰ音声通話を利用できる状態が移動通信端末装置１によって検出された場合には、常にＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバを行う一方、ＶｏＩＰ音声通話を実行している状態で回線交換音声通話を利用できる状態が検出された場合であっても、引き続いてＶｏＩＰ音声通話が利用可能であればシステム間ハンドオーバを実行せず、ＶｏＩＰ音声通話が利用不可能な状態、たとえばＶｏＩＰネットワークとの通信状態が悪くなった状態、にあれば回線交換音声通話へのシステム間ハンドオーバを実行するようにしてもよい。このようにすることで、ＶｏＩＰ音声通話を利用できる場合には積極的にＶｏＩＰ音声通話を利用して、回線交換音声通話の利用を極力避けて、通話料金の抑制を行うことができる。
【００７０】
この実施の形態では、回線交換方式として、Ｗ−ＣＤＭＡの場合を例示したが、これに限られるわけではなく、ＰＤＣ方式、ＣＤＭＡ方式、ＣＤＭＡ２０００方式などの回線交換方式を用いることができる。また、ＶｏＩＰネットワーク６０として無線ＬＡＮ方式のネットワークを例示したが、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）や赤外線通信などの他の無線を使用したネットワークでも実現することが可能である。さらに、ＶｏＩＰ音声通話の呼制御のプロトコルとしてＳＩＰを用いる場合を例に挙げたが、これに限られるわけではなく、他のプロトコルを用いてもよい。
【００７１】
さらにまた、この実施の形態では、移動通信端末装置１内のアドレス帳（電話帳）に相手端末装置のＶｏＩＰ機能の有無に関するＶｏＩＰ情報を登録したデータベースを用いて、相手端末装置のＶｏＩＰ情報を入手したが、ＶｏＩＰネットワーク６０側に各移動通信端末装置１のＶｏＩＰ情報を格納するデータベースを持たせるようにして、移動通信端末装置１が、ＶｏＩＰ音声通話が可能になったときに、上記データベースにアクセスして相手端末装置がＶｏＩＰ機能を有するか否かを確認するようにしてもよい。
【００７２】
この実施の形態によれば、回線交換音声通話／ＶｏＩＰ音声通話間のハンドオーバが可能な状態になったときに、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間の遅延を、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部１２、音声バッファ１３およびＲＴＰ／揺らぎ吸収部７で除去するようにしたので、シームレスなシステム間ハンドオーバを実現することができるという効果を有する。また、ＶｏＩＰ音声通話が可能な場合にはＶｏＩＰ音声通話を実行するようにしたので、回線交換音声通話の場合と比較して通話料金を低下させることができるという効果を有する。
【００７３】
また、通常の呼制御シーケンスを使用して回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話のシステム間ハンドオーバを移動通信端末装置１のみで実現するように構成したので、ネットワーク側には追加機能の実装を不要にすることができ、さらにＶｏＩＰ音声通話が可能な場合にはＶｏＩＰ音声通話を実行するようにしたので、回線交換音声通話の場合と比較して通話料金を低下させることができるという効果を有する。
【００７４】
さらに、この発明の移動通信端末装置１は、既存の回線交換音声端末やＶｏＩＰ端末と呼接続することが可能になり、回線交換の音声データのフォーマットには変更を加えていない為、通常の回線交換音声通話の携帯電話機と通話することが可能となる。さらに、ＶｏＩＰのＲＴＰフォーマットにも変更を加えていないため、通常のＶｏＩＰ携帯電話、固定電話、ＭｅｄｉａＧａｔｅＷａｙと通信できる、汎用性のある移動通信端末を提供することが可能となる。
【００７５】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、移動通信端末装置が回線交換音声通話／ＶｏＩＰ音声通話間のハンドオーバが可能な状態になったときに、回線交換音声通話とＶｏＩＰ音声通話との間の遅延を、ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部、音声バッファおよびＲＴＰ／揺らぎ吸収部で除去して、両音声通話間の同期を取るようにしたので、シームレスなシステム間ハンドオーバを実現することができるという効果を有する。また、ＶｏＩＰ音声通話が可能な場合にはＶｏＩＰ音声通話を実行するようにしたので、回線交換音声通話の場合と比較して通話料金を低下させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図２】この発明による移動通信端末装置が使用されるネットワークを模式的に示す図である。
【図３】セレクタとＣＳ−ＶｏＩＰ同期部の動作状態を示す図である。
【図４】ハンドオーバ制御部における５つの状態間の遷移の関係を模式的に示す図である。
【図５】この発明による移動通信端末装置における回線交換音声通話時のデータの流れの概略を示す図である。
【図６】回線交換音声通話の呼制御手順を示すシーケンス図である。
【図７】この発明による移動通信端末装置におけるＶｏＩＰ音声通話時のコーデックデータの流れを示す図である。
【図８】ＶｏＩＰ音声通話の呼制御手順の一例を示すシーケンス図である。
【図９】この発明による移動通信端末装置におけるシステム間ハンドオーバ時のデータの流れを示す図である。
【図１０】ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部における２つのコーデックデータを同期させる動作処理を説明するための図である。
【図１１】回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。
【図１２】ＶｏＩＰ音声通話から回線交換音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。
【図１３】回線交換音声通話からＶｏＩＰ音声通話へのシステム間ハンドオーバにおける呼制御の処理手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
１移動通信端末装置、２音声コーデック部、３音声同期データ生成部、４回線交換呼制御部、５第１の無線部、６ＶｏＩＰ呼制御部、７ＲＴＰ／揺らぎ吸収部、８ＩＰ層処理部、９第２の無線部、１０ハンドオーバ制御部、１１セレクタ、１２ＣＳ−ＶｏＩＰ同期部、１３音声バッファ、１４ＲＦセレクタ、１５ＲＬＣ部、１６ＭＡＣ部、１７物理層部、１８送信セレクタ、１９受信セレクタ、５０回線交換ネットワーク、５１，５１ａ〜５１ｆ基地局、５２ａ，５２ｂ基地局制御装置、５３ａ，５３ｂ無線ネットワーク、６０ＶｏＩＰネットワーク、６１ａ，６１ｂ無線ＬＡＮ基地局、６２ＩＰネットワーク。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention has a circuit-switched voice call function and a VoIP (Voice Over Internet Protocol) voice call function, and is capable of seamlessly performing handover between calls performed by both functions, and a mobile communication terminal. The present invention relates to a handover method between circuit switching and VoIP voice communication in a device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, VoIP technology for making a voice call via an IP network has been developed, and an IP telephone service of a fixed telephone using the VoIP voice call function has begun to be realized. The IP telephone service using the VoIP voice call function converts an analog voice signal into a digital signal between an analog telephone and an IP network such as the Internet or a corporate LAN, and further generates an IP packet, and vice versa. It is provided by a system in which a VoIP gateway having a function is installed. A voice signal from an analog telephone is converted into a digital signal by a VoIP gateway, and further converted into an IP packet together with control data having destination information and the like. The voice data in the IP packet is routed to a destination IP address by a router in the IP network. When the IP packet reaches the VoIP gateway corresponding to the destination IP address, the VoIP gateway extracts a digital signal from the IP packet, converts the digital signal into an analog voice signal, and outputs a voice from the analog telephone (for example, a non-voice signal). Patent Document 1).
[0003]
In such a fixed telephone IP telephone service using the VoIP voice call function, compared to the conventional telephone service using a telephone exchange, a cheaper router can be used and data can be sent as a packet. It has the advantage that the fare can be significantly reduced.
[0004]
[Non-patent document 1]
“Elucidating VoIP, IP Phone Substrate Technology,” Nikkei NETWORK, Nikkei BP, May 22, 2002, No. 26, p. 51-67
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, a mobile communication terminal device such as a mobile phone, which has rapidly become widespread in recent years, does not provide an IP phone service using a VoIP voice call function, but generally provides a service using a circuit-switched network. . For this reason, there is a problem that the call charge of the mobile communication terminal device is relatively expensive.
[0006]
Therefore, if a mobile communication terminal device can use a service having a VoIP voice call function in addition to a circuit-switched voice call function, it is possible to reduce the call charge as in the case of a fixed telephone. Actually, it is technically possible to simply implement the circuit-switched voice call function and the VoIP voice call function in one mobile communication terminal device. However, at the present time, a service that can use these two functions is not provided to the mobile communication terminal device.
[0007]
Further, even if a mobile communication terminal having a circuit-switched voice call function and a VoIP voice call function is provided, voice data flowing through the circuit-switched network and voice data flowing through the IP network are different from each other. Due to the lack of synchronization, there has been a problem that a method of seamlessly switching between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call has not been studied.
[0008]
The present invention has been made in view of the above, and in a mobile communication terminal device having a circuit-switched voice call function and a VoIP voice call function, it is possible to seamlessly switch between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call. It is an object of the present invention to obtain a mobile communication terminal device and a handover method between circuit-switched / VoIP voice calls in the mobile communication terminal device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a mobile communication terminal according to the present invention is a mobile communication terminal capable of executing a circuit switched voice call using a circuit switched network and a VoIP voice call using a VoIP network. An audio codec means for compressing an audio signal and converting it into codec data, and also converting the codec data into an audio signal; a circuit switching communication processing means for performing a process of wirelessly transmitting and receiving the codec data to and from a circuit switching network; VoIP communication processing means for performing a process of wirelessly transmitting and receiving codec data to and from a VoIP network, and switching an output destination of the codec data converted by the voice codec means to the circuit switching communication processing means and / or the VoIP communication processing means. , Said circuit-switched communication processor Alternatively, a data selection unit that selects any of the codec data received and processed by the VoIP communication processing unit and outputs the selected codec data to the voice codec unit, and the data processing unit that receives and processes the data by the circuit switching communication processing unit or the VoIP communication processing unit. It is characterized by comprising a synchronizing means for synchronizing codec data, and a handover control means for switching an operation state of the data selecting means and the synchronizing means according to a predetermined condition.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Preferred embodiments of a mobile communication terminal device and a method of handover between circuit-switched / VoIP voice calls in the mobile communication terminal device according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0011]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a mobile communication terminal device according to the present invention, and FIG. 2 is a diagram showing an example of a network system to which the mobile communication terminal device according to the present invention is applied. As shown in FIG. 2, a network system to which the mobile communication terminal device 1 is applied includes a circuit switching network 50 that wirelessly communicates with the mobile communication terminal device 1 and performs voice communication by circuit switching, and a mobile communication terminal device. 1 and a VoIP network 60 that communicates wirelessly and makes voice calls using VoIP. It is assumed that the range in which the voice call can be used in the circuit switching network 50 and the range in which the voice call 60 can be used in the VoIP network do not completely overlap.
[0012]
In the following description, the circuit switching network 50 includes wireless networks 53a and 53b including base stations 51a to 51f and base station controllers 52a and 52b for controlling the plurality of base stations 51a to 51f, and a core network 54. A wireless LAN system including a W-CDMA (Wideband Code Division Multiple Access) circuit-switched network and a wireless LAN (Local Area Network) base station 61a, 61b as an VoIP network 60 and an IP network 62 for packetizing and transmitting data. The case of using the VoIP network of FIG.
[0013]
The mobile communication terminal device 1 includes a voice codec unit 2 for converting a voice signal into codec data of a format that can be commonly used in circuit switching and VoIP voice communication. A voice synchronous data generating unit 3 to be inserted, a circuit switching call control unit 4 for controlling a circuit switching voice call, a first wireless unit 5 for performing a process of transmitting and receiving codec data to and from a circuit switching network 50, a VoIP voice. A VoIP call control unit 6 that performs call control of a call, performs a format conversion between codec data and VoIP voice data for performing a voice call using VoIP, and buffers received data for a predetermined period to fluctuate data. An RTP / fluctuation absorbing unit 7 that absorbs the data, an IP layer processing unit 8 that controls transmission of an IP layer for VoIP voice data, a second wireless unit 9 for transmitting and receiving oIP voice data to and from the VoIP network 60, a handover control unit 10 for controlling the entire mobile communication terminal device 1 at the time of a handover between circuit switching and VoIP (hereinafter referred to as an inter-system handover), A selector 11 for switching codec data transmitted / received at the time of handover between systems to a circuit switching side and / or a VoIP side; CS-VoIP which detects synchronization timing from voice synchronization data received at the circuit switching side and voice synchronization data received at the VoIP side; It is provided with a synchronizing unit 12, an audio buffer 13 for temporarily buffering codec data received on the circuit switching side at the time of handover between systems, and an RF selector 14 for switching radio between communication by circuit switching and communication by VoIP.
[0014]
The first wireless unit 5 includes an RLC (Radio Link Control) unit 15 that controls a wireless link for data communicated with the circuit-switched network 50, and a MAC (Medium Access Control) unit that performs wireless resource allocation control and the like. 16, a physical layer unit 17 for controlling transmission of the physical layer.
[0015]
The selector 11 includes: a transmission selector 18 for switching whether to transmit voice data in the upstream direction (from the mobile communication terminal device 1 to the network side) by circuit switching, by VoIP, or by both; A reception selector 19 for switching which one of voice data by line switching in the downstream direction (from the network side to the mobile communication terminal device 1) and voice data by VoIP is output to the voice codec unit 2;
[0016]
The voice synchronization data generating unit 3 inserts voice synchronization data into the codec data sequence at an arbitrary predetermined interval at the time of handover between systems, and the state of handover between the systems of the own system (own mobile communication terminal device) is added to the voice synchronization data. It also has a function of mounting a status flag indicating This state flag is provided because it is necessary to confirm not only the state of the own system but also the state of the other system (the other party's mobile communication terminal device) in which the call is being made in order to complete the inter-system handover. And indicates whether or not the handover between systems in the own system has been completed. After the inter-system handover is completed in the own system, when the state of the inter-system handover completion can be confirmed from the status flag in the audio synchronization data received from the other system, the audio synchronization data generation unit 3 Transmission of the voice synchronization data is completed.
[0017]
The handover control unit 10 includes (1) an "IDLE" state in which no call is being made, (2) a "CS" state in which a call is being made by circuit switching or a call is being controlled for a call, and (3). “VoIP” state, which is a state in which a call is being made or a call is being controlled for a call, (4) “HO-C” state, which is a transitional state from circuit switching to VoIP, and (5) From VoIP. The state of the voice synchronization data generation unit 3, the transmission selector 18, the reception selector 19, and the CS-VoIP synchronization unit 12 is changed according to any one of the five states of the "HO-V" state, which is the state of the handover to the circuit switching. Switch.
[0018]
FIG. 3 is a diagram showing selectors (transmission selectors and reception selectors) corresponding to the five states and operating states of the CS-VoIP synchronizer, and FIG. 4 is a schematic diagram showing a transition relationship between these five states. FIG. When the mobile communication terminal device 1 is in the “IDLE” state and the “CS” state, both the transmission selector 18 and the reception selector 19 can communicate with the circuit switching network 50 (denoted as “CS” in the figure). And the CS-VoIP synchronizing unit 12 is in a sleep state (denoted as “OFF” in the figure). Next, when the mobile communication terminal device 1 is in the “VoIP” state, the transmission selector 18 and the reception selector 19 are both selected to be in a state capable of communicating with the VoIP network 60 (denoted as “VoIP” in the figure). The CS-VoIP synchronization unit 12 is in a sleep state.
[0019]
Next, when the mobile communication terminal device 1 is in the “HO-C” state, the transmission selector 18 transmits codec data to both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60 (denoted as “Both” in the figure). ), The receiving selector 19 is selected to pass only the codec data received from the circuit switching network 50. The CS-VoIP synchronization unit 12 is in a state of executing a process of synchronizing codec data obtained from both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60 (denoted as “ON” in the figure).
[0020]
When the mobile communication terminal 1 is in the “HO-V” state, the transmission selector 18 is in a state of transmitting codec data to both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60, and the reception selector 19 is in the VoIP network. It is selected so that only the codec data received from 60 is passed. Further, the CS-VoIP synchronization unit 12 is in a state of executing a process of synchronizing codec data obtained from both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60.
[0021]
Further, the voice synchronization data generation unit 3 detects that the mobile communication terminal apparatuses 1 that are communicating with each other can perform an inter-system handover, and then waits until both mobile communication terminal apparatuses 1 complete the inter-system handover. Then, a process of generating audio synchronization data and inserting it into the codec data sequence is performed.
[0022]
In FIG. 1, solid arrows indicate the flow of voice data, and dotted arrows indicate the flow of signals during handover between systems. The audio codec unit 2 is connected to a microphone 21 that detects the audio of the user of the mobile communication terminal device 1 and a speaker 22 that outputs the received audio data as an audio signal.
[0023]
Further, the circuit switching communication processing means in the claims corresponds to the first wireless unit 5, and the VoIP communication processing means similarly includes the RTP / fluctuation absorbing unit 7, the IP layer processing unit 8, and the second wireless unit 9. Similarly, the data selection means corresponds to the selector 11 including the transmission selector 18 and the reception selector 19, and the synchronization means also corresponds to the CS-VoIP synchronization unit 12, the audio buffer 13, and the RTP / fluctuation absorption unit 7. .
[0024]
Next, the operation processing of the mobile communication terminal device 1 according to the present invention will be described in the case of only circuit-switched voice call, the case of only VoIP voice call, and the case of inter-system handover between the circuit-switched voice call and VoIP voice call. Will be described in order.
[0025]
First, a circuit-switched voice call in the mobile communication terminal device 1 will be described. Here, in FIG. 2, the mobile communication terminal device 1A existing at the position P1 where voice communication is possible on the circuit switching network 50 is replaced by another mobile communication terminal device 1B existing at the position P11 where voice communication is possible on the circuit switching network 50. A case will be described where a call is made and a call is made, and the call is terminated from the mobile communication terminal device 1A after the call is completed. This state corresponds to the “CS” state in FIG.
[0026]
FIG. 5 is a diagram schematically showing a data flow at the time of a circuit-switched voice call in the mobile communication terminal device according to the present invention. The audio signal input from the microphone 21 is converted by the audio codec 2 into compressed codec data. The converted codec data passes through the voice synchronous data generation unit 3, a transmission path to the circuit switching network 50 is selected by the transmission selector 18 in the selector 11, and is input to the first radio unit 5. The codec data is sent to the normal circuit-switched network 50 after the codec data is processed by the first wireless unit 5 for wireless communication in the circuit-switched network 50. In the following, data transmitted and received on the circuit switching network 50 is referred to as circuit switched voice data. Circuit-switched voice data flows between the voice codec unit 2 and the first wireless unit 5 at regular intervals in synchronization with the timing of the circuit-switched network 50.
[0027]
On the other hand, when the first wireless unit 5 receives circuit-switched voice data from the mobile communication terminal device 1B of the other party, the codec data is extracted, and the codec data passes through the reception selector 19 in the selector 11 and passes through the voice codec unit. Enter 2 The audio codec unit 2 converts the audio data into an audio signal and outputs it from the speaker 22 as audio.
[0028]
FIG. 6 is a sequence diagram showing a call control procedure for a circuit-switched voice call. Note that the call control procedure of this circuit-switched voice call is the same as the call control of a conventional mobile phone, and therefore a detailed description is omitted. First, a call control sequence is operated by the circuit switching call control unit 4 of the mobile communication terminal apparatus 1A requesting the call through the first radio unit 5, and first, a circuit switching network and "RRC Connection establishment" for controlling radio resources. And "MM Connection establishment" for performing mobility management (SQ1, SQ2). After that, an outgoing call request (SETUP) is transmitted to the circuit switching network 50 (SQ3).
[0029]
On the circuit switching network 50 side that has received the transmission request, the mobile communication terminal apparatus 1B and “RRC Connection establishment” and “MM Connection establishment” are performed (SQ4, SQ5). Thereafter, a transmission request (SETUP) is transmitted from the circuit switching network 50 to the mobile communication terminal 1B (SQ6). The mobile communication terminal device 1B that has received the outgoing request (incoming call) transmits a call request confirmation (CALL CONFIRMED), a call start notification (ALERTING), and an acknowledgment (CONNECT) to the circuit switching network 50 (SQ7 to SQ9). .
[0030]
The circuit switching network 50 that has received the message from the mobile communication terminal 1B sends a call setting start notification (CALL PROCEEDING), a call call start notification (ALERTING), and an acceptance notification (CONNECT) to the mobile communication terminal 1A. (SQ10 to SQ12). After receiving the acceptance notification (CONNECT), the mobile communication terminal 1A transmits a call start (CONNECT ACKNOWLEDGE) to the mobile communication terminal 1B via the circuit switching network 50 (SQ13), and thereafter, as described in FIG. Then, a voice call is started between the mobile communication terminal devices 1A and 1B (SQ14).
[0031]
When the voice call ends, the mobile communication terminal 1A transmits a call disconnection request (DISCONNECT) to the mobile communication terminal 1B via the circuit switching network 50 (SQ15). The mobile communication terminal device 1B that has received the call disconnection request transmits “RELEASE” to the mobile communication terminal device 1A via the circuit switching network 50 (SQ16). When receiving the “RELEASE”, the mobile communication terminal device 1A transmits “DISCONNECT RELEASE” to the mobile communication terminal device 1B (SQ17), and executes “MM Connection Release” and “RRC Connection Release” to perform communication. The process ends (SQ18 to SQ19). Also, the mobile communication terminal device 1B that has received the "DISCONNECT RELEASE" performs the "MM Connection Release" and the "RRC Connection Release", and ends the communication (SQ20 to SQ21).
[0032]
Next, a VoIP voice call in the mobile communication terminal device 1 will be described. Here, in FIG. 2, a mobile communication terminal device 1A located at a position P3 where a call can be made on the VoIP network 60 calls another mobile communication terminal device 1B located at a position P13 where the VoIP network 60 can communicate. However, the case where the call is terminated from the mobile communication terminal device 1B after the call is completed is shown. This state corresponds to the "VoIP" state in FIG.
[0033]
FIG. 7 is a diagram showing a flow of codec data in a VoIP voice call in the mobile communication terminal device according to the present invention. The audio signal input to the microphone 21 is converted into codec data by the audio codec unit 2. The converted codec data passes through the audio synchronization data generation unit 3, the transmission route to the VoIP network 60 side is selected by the transmission selector 18 in the selector 11, and is transmitted to the RTP / fluctuation absorption unit 7. The RTP / fluctuation absorbing unit 7 adds an RTP header to the codec data, and the IP layer processing unit 8 further adds a UDP / IP header to transmit the codec data over the VoIP network 60. Then, the codec data is transmitted to the VoIP network 60 via the RF selector 14 and the second wireless unit 9. In the following, data transmitted on the VoIP network 60 is referred to as VoIP audio data.
[0034]
On the other hand, when the VoIP voice data from the VoIP network 60 is received by the second wireless unit 9, the UDP / IP header of the VoIP voice data is removed by the IP layer processing unit 8 via the RF selector 14, and the RTP / Input to the fluctuation absorbing unit 7. After the RTP is terminated by the RTP / fluctuation absorbing unit 7, the codec data is buffered for a predetermined period, and the fluctuation of the VoIP voice data generated on the VoIP network 60 is absorbed. Then, the codec data is input to the audio codec unit 2 through the reception selector 19 in the selector 11. The audio codec unit 2 converts the codec data into an audio signal and outputs the audio signal from the speaker 22.
[0035]
FIG. 8 is a sequence diagram illustrating an example of a call control procedure of a VoIP voice call. FIG. 8 exemplifies a case in which Session Initiation Protocol (hereinafter referred to as SIP) is used as a protocol for performing call control in VoIP. The call control procedure is the same as a conventional call control procedure using SIP in an IP telephone. Since they are the same, detailed description is omitted. First, when each of the mobile communication terminals 1A and 1B detects that it is possible to make a call using the VoIP network 60, the mobile communication terminals 1A and 1B register (register) the SIP server (not shown) installed on the VoIP network 60. (SQ31, SQ33), upon completing the registration, the SIP server transmits "200 OK" to each mobile communication terminal device 1 (SQ32, SQ34).
[0036]
The originating mobile communication terminal device 1A transmits an “INVITE” command to the partner terminal via the SIP server (SQ35). After receiving the “INVITE” command, the receiving-side mobile communication terminal 1B transmits “100Trying”, “180Ringing”, and “200OK” to the mobile communication terminal 1A (SQ36 to SQ38). After receiving “100Trying”, “180Ringing”, and “200OK”, mobile communication terminal apparatus 1A transmits “ACK” to mobile communication terminal apparatus 1B (SQ39), and enters a call state (SQ40). The flow of data in the mobile communication terminal devices 1A and 1B in the call state is as shown in FIG.
[0037]
On the other hand, when terminating the call state, “Bye” is transmitted from the terminating side, for example, mobile communication terminal device 1B (SQ41), and mobile communication terminal device 1A moves “ACK” as a response to this “Bye”. The data is transmitted to the communication terminal device 1B (SQ42). When the mobile communication terminal 1B receives “ACK”, the VoIP call between the mobile communication terminals 1A and 1B is disconnected.
[0038]
As described above, in the present invention, the codec data converted by the voice codec unit 2 of the mobile communication terminal device 1 has the same data format both in the case of a circuit-switched voice call and in the case of a VoIP voice call. And are commonly used.
[0039]
Next, a case of an inter-system handover between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call will be described. Here, the mobile communication terminal apparatus 1A performing the voice call by the circuit switching in FIG. 2 moves from the position P1 to the position P2 where the voice communication in the VoIP network 60 is possible, and the voice communication by the circuit switching is performed almost simultaneously. The mobile communication terminal device 1B that is performing the operation moves from the position P11 to a position P12 where a voice call can be made on the VoIP network 60, and from the state where the calls of both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60 are established, the circuit switching is performed. A case will be described as an example in which a voice call is disconnected and a transition is made to a state of switching to a VoIP voice call.
[0040]
FIG. 9 is a diagram showing a data flow at the time of handover between systems in the mobile communication terminal device according to the present invention. In the mobile communication terminal device 1 on the transmitting side at the time of handover between the systems, the voice input from the microphone is subjected to compression processing in the voice codec unit 2 and converted into codec data. The converted codec data is input to the audio synchronization data generation unit 3. Since the voice synchronization data generation unit 3 is in the “HO-C” state of FIG. 3, the voice synchronization data generation unit 3 replaces the codec data input from the voice codec unit 2 at arbitrary predetermined intervals with voice synchronization data for handover and transmits the data. The transmission interval of the voice synchronization data for handover is fixed, and the transmission interval is not changed during the transmission process. Further, a status flag indicating that the handover has not been completed is set in the audio synchronization data at this time.
[0041]
Then, the codec data is input to the transmission selector 18 in the selector 11. Since the transmission selector 18 has been notified from the handover control unit 10 that it is in the “HO-C” state in FIG. 3, the transmission selector 18 transmits the same codec data simultaneously through both paths of the circuit switching network 50 and the VoIP network 60. . That is, the transmission selector 18 transmits the circuit-switched voice data to the circuit-switched network 50 via the first wireless unit 5 as the first path, and the RTP / fluctuation absorbing unit 7 as the second path. The VoIP voice data is transmitted to the VoIP network 60 via the IP layer processing unit 8, the RF selector 14, and the second wireless unit 9. As described above, at the time of handover between systems, the mobile communication terminal apparatus 1 that transmits voice data transmits the circuit-switched voice data and the VoIP voice data via the separate networks 50 and 60, respectively. It will be transmitted to the device 1.
[0042]
Conversely, the mobile communication terminal device 1 on the receiving side at the time of handover between systems receives the circuit-switched voice data transmitted via the circuit-switched network 50 at the first wireless unit 5 and the VoIP voice transmitted via the VoIP network 60. The data is received by the second wireless unit 9.
[0043]
From the circuit-switched voice data received by the first wireless unit 5, codec data (hereinafter, circuit-switched codec data) is extracted by the first wireless unit 5. The extracted circuit-switched codec data is input to the audio buffer 13 and then to the reception selector 19. Part of the circuit-switched codec data output from the audio buffer 13 is also input to the CS-VoIP synchronizer 12.
[0044]
The VoIP audio data received by the second wireless unit 9 passes through the RF selector 14 from the second wireless unit 9, is subjected to header processing in the IP layer processing unit 8, and is further processed by the RTP / fluctuation absorbing unit 7 to receive the RTP data. Termination processing is performed, temporarily buffered, and fluctuations are absorbed. Then, the VoIP audio data is input to the reception selector 19 after a predetermined period has elapsed. A part of the codec data (hereinafter, referred to as VoIP codec data) output from the RTP / fluctuation absorbing unit 7 is also input to the CS-VoIP synchronizing unit 12.
[0045]
Since the CS-VoIP synchronizing unit 12 is in the “HO-C” state in FIG. 3, the CS-VoIP synchronizing unit 12 detects a delay of both codec data in order to synchronize the input circuit-switched codec data and the VoIP codec data. FIG. 10 is a diagram for explaining an operation process of synchronizing circuit-switched codec data and VoIP codec data in the CS-VoIP synchronization unit. In both the circuit-switched codec data and the VoIP codec data, the voice synchronization data generated by the voice synchronization unit of the transmitting mobile communication terminal device 1 is inserted at regular intervals into the normal codec data sequence.
[0046]
The circuit-switched codec data is synchronized with the circuit-switched network side, and SFN is added to the circuit-switched codec data (frame) to indicate the synchronization timing.
[0047]
Further, the VoIP codec data includes a time stamp (Time Stamp) extracted from the RTP format in the RTP / fluctuation absorbing unit 7 before being input to the CS-VoIP synchronizing unit 12, and a sequence number (Seq No). I have. The time stamp is a number assigned to the RTP / fluctuation absorbing unit 7 on the transmitting side as 10 ms = 80 in the RTP / fluctuation absorbing unit 7 on the transmission side, and the sequence number is also appended in the RTP / fluctuation absorbing unit 7 on the transmitting side. Number. Then, the time stamp and the sequence number are input to the CS-VoIP synchronizer 12 together with the VoIP codec data. The RTP / fluctuation absorbing unit 7 is configured so that the codec data transmitted to the reception selector 19 is synchronized with the SFN of the circuit switching network.
[0048]
The CS-VoIP synchronizing unit 12 detects the audio delay between the two types of codec data using the audio synchronization data transmitted via the two different networks 50 and 60. For example, in the case of FIG. 10, the one that has passed through the circuit switching network 50 shows a situation in which the voice synchronization data 81a has been received with SFN = 125. On the other hand, what has passed through the VoIP network 60 indicates a situation in which the audio synchronization data 81b has been received with the time stamp = 10480 (the SFN of the audio synchronization data is obtained from the network side). Here, the CS-VoIP synchronization unit 12 detects that the voice synchronization data 81b that has passed through the VoIP network 60 is delayed by 40 ms from the voice synchronization data 81a that has passed through the circuit switching network 50.
[0049]
When a delay is detected, the delay is adjusted by the audio buffer 13 in the case of circuit-switched codec data and by the RTP / fluctuation absorbing unit 7 in the case of VoIP codec data, based on the amount of delay. Specifically, the adjustment is performed by discarding the delayed codec data on the network side from the audio buffer 13 or the RTP / fluctuation absorbing unit 7.
[0050]
When the CS-VoIP synchronizer 12 determines that synchronization has been established between the circuit-switched codec data and the VoIP codec data, the CS-VoIP synchronizer 12 sends the data to the handover controller 10 via the two networks 50 and 60. Report that the received codec data is synchronized. Then, the handover control unit 10 gives an instruction to switch from the “HO-C” state to the “VoIP” state in FIG. 3 to the transmission selector 18, the reception selector 19, and the CS-VoIP synchronization unit 12. As a result, the reception selector 19 switches from circuit-switched codec data to VoIP codec data as codec data to be sent to the voice codec unit 2. In other words, the reception selector 19 selects the circuit-switched codec data and outputs it to the voice codec unit 2 before the inter-system handover, of the two types of codec data input to the reception selector 19; Functions to select and output the VoIP codec data to the voice codec unit 2.
[0051]
By switching the reception selector 19 in this manner, the circuit-switched codec data received by the first wireless unit 5 and temporarily buffered in the audio buffer 13 is not selected by the reception selector 19, and the second The VoIP codec data received by the radio unit 9 and having the fluctuations absorbed by the RTP / fluctuation absorption unit 7 is output to the audio codec unit 2 through the reception selector 19. The audio codec 2 converts the codec data into an audio signal, and outputs the audio signal from the speaker 22.
[0052]
The audio synchronization data inserted in the codec data is also input to the reception selector 19, and the audio synchronization data in the reception selector 19 is the same audio data as that passed to the audio codec unit 2 when the audio data is lost. Is replaced with dummy data. When receiving the dummy data, the audio codec unit 2 processes the data internally and reproduces the audio signal so as to minimize the influence on the audio, as in the conventional audio codec unit 2.
[0053]
In this mobile communication terminal device 1, the transmission selector 18 sends the codec data from the voice codec unit 2 to both the circuit switching network 50 and the VoIP network 60 before handover between systems. However, after the inter-system handover, it functions to transmit only to the VoIP network 60 side. Further, the voice synchronization data generation unit 3 transmits voice synchronization data in which the status flag is changed to a status flag indicating a status in which handover is completed, and the CS-VoIP synchronization unit 12 ends the synchronization process.
[0054]
Thereafter, the voice synchronization data of the mobile communication terminal device 1 for which the inter-system handover is completed is received until receiving the voice synchronization data storing the status flag indicating the status of the completion of the inter-system handover from the mobile communication terminal device 1 of the other party. The generation unit 3 continues to transmit the audio synchronization data. Then, when receiving the voice synchronization data in which the status flag indicating the state where the inter-system handover is completed is received from the mobile communication terminal apparatus 1 of the other party, the transmission of the voice synchronization data by the voice synchronization data generation unit 3 is stopped.
[0055]
In this way, an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call is performed. After the inter-system handover, the above-described processing of the VoIP voice call in FIG.
[0056]
In this description, the case of the inter-system handover from the circuit-switched voice call to the VoIP voice call has been described as an example. However, the case of the inter-system handover from the VoIP voice call to the circuit-switched voice call is similarly executed. You. However, in this case, after the CS-VoIP synchronization unit 12 notifies the handover control unit 10 that the circuit-switched codec data and the VoIP codec data have been synchronized, the handover control unit 10 transmits the “HO-V An instruction to switch from the "" state to the "CS" state is given to the transmission selector 18, the reception selector 19 and the CS-VoIP synchronization unit 12. That is, the reception selector 19 makes the VoIP codec data of the two types of codec data input to the voice codec unit 2 before the inter-system handover, and converts the circuit-switched codec data to the voice codec unit after the inter-system handover. Function as input to 2. The transmission selector 18 sends the codec data to both the VoIP network 60 and the circuit switching network 50 before the inter-system handover. However, after the inter-system handover, the transmission selector 18 transmits the codec data to the circuit switching network 50. It works to send only to. Further, the synchronization processing of the SC-VoIP synchronization unit 12 is terminated.
[0057]
Next, call control at the time of handover between systems will be described. In this description, it is assumed that call control of circuit switching is based on the W-CDMA system, and that call control of VoIP is based on SIP.
[0058]
First, a case of an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call will be described. Here, in FIG. 2, the mobile communication terminal 1A moves from the position P1 to a position P2 where a voice call can be made on the VoIP network 60, and almost simultaneously, the mobile communication terminal 1B starts a voice call on the VoIP network 60 from the position P11. A description will be given by taking as an example a situation where the user has moved to a possible position P12. The details of the circuit switching sequence are described in the document “3GPP TS24.008”.
[0059]
FIG. 11 is a sequence diagram showing a call control processing procedure in an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call. FIG. 11 describes a sequence in which a call is transmitted from the mobile communication terminal device 1A to the mobile communication terminal device 1B, and after the call is completed, the call is terminated from the mobile communication terminal device A. First, as described in SQ1 to SQ14 of FIG. 6, a circuit-switched call is established through a normal circuit-switched call control sequence to start a voice call (SQ51 to SQ64).
[0060]
Thereafter, when each of the mobile communication terminal devices 1A and 1B detects the VoIP network 60, it is determined whether or not the partner terminal device currently on the line switching has the VoIP function by using a database in the own terminal device. Search for. As a result of the search, when it is determined that the partner terminal device has the VoIP function, as described in SQ31 to SQ40 in FIG. 8, registration (Register) is performed in the SIP server, and the VoIP call is performed through the SIP call control. Is established, and VoIP voice data is exchanged between the two mobile communication terminal devices 1A and 1B (SQ71 to SQ81). However, since the inter-system handover has not been completed, the VoIP voice data is in a state of being discarded after reaching the mobile communication terminal devices 1A and 1B on the receiving side. As this database, for example, a database in which the presence or absence of the VoIP function is registered in the address book (phone book) function of the mobile communication terminal device 1 can be assumed. If the other mobile communication terminals 1A and 1B do not have a VoIP function, inter-system handover processing such as establishment of a VoIP call is not performed.
[0061]
Thereafter, the circuit-switched voice call and the VoIP voice call are separately established, and the state transition of the handover control unit 10 is performed in the above-described “HO-C” state of FIG. 3 (from the circuit switch in FIG. (Transition period between systems). That is, both the circuit-switched voice data and the VoIP voice data are flowing in the mobile communication terminal devices 1A and 1B. Thereafter, the inter-system handover process described with reference to FIG. 9 is executed. Completion of the inter-system handover process is confirmed by a change in a state flag added to the voice synchronization data performed between the two mobile communication terminal devices 1A and 1B (SQ82 to SQ83).
[0062]
Next, when the inter-system handover between the mobile communication terminals 1A and 1B is completed and the handover control unit 10 receives the notification of the completion of the inter-system handover from circuit switching to VoIP, the circuit switching call control unit 4 sets the line. The call termination process is executed by the call control of the exchange. That is, as described in SQ15 to SQ21 of FIG. 6, the circuit-switched call disconnection is executed through the normal call control sequence of the circuit-switched call controller 4 (SQ84 to SQ90). Thereafter, a voice call using only VoIP is performed.
[0063]
Next, call control in the case of an inter-system handover from a VoIP voice call to a circuit-switched voice call will be described. Here, an example will be described in which the mobile communication terminal apparatuses 1A and 1B move from the positions P3 and P13 to the positions P2 and P12 at which voice communication on the VoIP network 60 can be performed substantially simultaneously in FIG.
[0064]
FIG. 12 is a sequence diagram showing a call control procedure in an inter-system handover from a VoIP voice call to a circuit-switched voice call. When the mobile communication terminal devices 1A and 1B detect the circuit switching network 60, they establish a VoIP call and start a voice call through SIP call control as described in SQ31 to SQ40 in FIG. 8 (SQ101 to SQ101). SQ110). During this VoIP voice call, when it is detected that either of the mobile communication terminals 1A and 1B has left the VoIP network 60, for example, that the condition of the radio wave from the wireless LAN base station has deteriorated, the VoIP is activated. As described in SQ1 to SQ14 of FIG. 6, the circuit switching call control unit 4 of one of the mobile communication terminal devices 1A and 1B coming away from the network 60 transmits the circuit switching call through the normal circuit switching call control sequence. Is established, and circuit-switched voice data is exchanged between the two mobile communication terminals 1A and 1B (SQ121 to SQ135). At this time, the circuit-switched voice call and the VoIP voice call are separately established, and the state transition of the handover control unit 10 is performed in the above-described “HO-V” state in FIG. 3 (from VoIP in FIG. (Handover transition period to exchange). That is, both the circuit-switched voice data and the VoIP voice data are flowing between the mobile communication terminal devices 1A and 1B. However, actually, the circuit-switched voice data is in a state of being discarded by the reception selector 19 in each of the mobile communication terminal devices 1A and 1B.
[0065]
After that, the inter-system handover process is executed as described with reference to FIG. Completion of the inter-system handover process is confirmed by a change in a state flag added to the voice synchronization data performed between the two mobile communication terminal devices 1A and 1B (SQ136 to SQ137). When the inter-system handover between the mobile communication terminals 1A and 1B is completed and the completion notification of the inter-system handover is received from the handover control unit 10, the VoIP call control unit 6 terminates the call through the VoIP call control sequence. carry out. That is, as described in SQ41 to SQ42 of FIG. 8, for example, a “Bye” signal indicating disconnection of a VoIP voice call is transmitted from mobile communication terminal apparatus 1A to mobile communication terminal apparatus 1B (SQ138), and “Bye” is transmitted. The mobile communication terminal device 1B that has received the signal transmits an “ACK” signal, which is a confirmation signal, to the mobile communication terminal device 1A, and the voice communication by VoIP is completed (SQ139). After that, it will be a voice call only by circuit switching.
[0066]
Next, a description will be given of the failure of the inter-system handover from the circuit-switched voice call to the VoIP voice call. Here, in FIG. 2, the mobile communication terminal device 1A moves from the position P1 to a position P2 where voice communication can be performed on the VoIP network 60, and the mobile communication terminal device 1B on the other side remains in the position P11. It is assumed that the user has not moved to a position where a voice call can be made on the VoIP network 60.
[0067]
FIG. 13 is a sequence diagram showing a call control processing procedure in an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call. First, both mobile communication terminals 1A and 1B establish a circuit-switched call through a normal circuit-switched call control sequence and start a voice call as described in SQ1 to SQ14 in FIG. 6 (SQ151 to SQ164). ). Next, the mobile communication terminal device 1A moves and enters an area where the call can be made on the VoIP network 60 (moves to the position P2), and when the VoIP network 60 is detected, the other party who is currently talking on the line is switched. The mobile communication terminal 1B searches whether or not the mobile communication terminal 1B has the VoIP function in a database inside the terminal itself. As a result of the search, when it is determined that the partner terminal device has the VoIP function, a sequence for setting up a VoIP call through SIP call control operates. That is, a sequence of “Register” flows in the SIP server by the SIP call control (SQ171). When “200OK” is returned from the SIP server (SQ172), an “INVITE” command is transmitted to the partner terminal via the SIP server to perform a VoIP voice call with the partner terminal device (SQ173).
[0068]
However, since the mobile communication terminal apparatus 1B on the other side is not in the VoIP network 60, the mobile communication terminal apparatus 1A detects the SIP timeout after receiving “100Trying” in response to the “INVITE” command (SQ174) (SQ175). ), It is determined that the mobile communication terminal device 1B is not in an area where the VoIP network 60 can talk. Thereafter, the mobile communication terminal device 1A repeats the above-mentioned SIP call control of SQ174 to SQ175 at predetermined intervals to check whether the mobile communication terminal device 1B has entered an area where a call can be made on the VoIP network 60. . Until a VoIP voice call is made with the mobile communication terminal 1B, the call is continued by a circuit-switched voice call between the two mobile communication terminals 1A and 1B. If the mobile communication terminal apparatus 1B on the other side does not have the VoIP function in SQ171, the inter-system handover process is not performed, and the SIP call control sequence is not executed.
[0069]
In the above description, when the mobile communication terminal device 1 detects a state in which one voice call is being executed and the other voice call can be used, switching from one voice call to the other voice call is performed. Although the handover between the systems has been described, the timing of the handover between the systems can be arbitrarily set. For example, when the mobile communication terminal device 1 detects a state in which a VoIP voice call can be used while a circuit-switched voice call is being performed, the inter-system handover to the VoIP voice call is always performed, while the VoIP voice call is performed. Even if a state in which a circuit-switched voice call can be used is detected in a state in which the VoIP voice call is available, the inter-system handover is not executed and the VoIP voice call cannot be used. If it is in a possible state, for example, in a state where the communication state with the VoIP network is deteriorated, an inter-system handover to a circuit-switched voice call may be executed. In this way, when the VoIP voice call can be used, the VoIP voice call is positively used, and the use of the circuit-switched voice call can be avoided as much as possible, and the call charge can be suppressed.
[0070]
In this embodiment, the case of W-CDMA is exemplified as the circuit switching system, but the present invention is not limited to this, and a circuit switching system such as a PDC system, a CDMA system, and a CDMA2000 system can be used. Further, although the wireless LAN network is exemplified as the VoIP network 60, other wireless networks such as Bluetooth (registered trademark) and infrared communication can be realized. Furthermore, the case where SIP is used as a call control protocol for VoIP voice communication has been described as an example. However, the present invention is not limited to this, and another protocol may be used.
[0071]
Furthermore, in this embodiment, the VoIP information of the partner terminal device is obtained using a database in which the VoIP information relating to the presence or absence of the VoIP function of the partner terminal device is registered in the address book (phone book) in the mobile communication terminal device 1. However, the VoIP network 60 is provided with a database for storing the VoIP information of each mobile communication terminal device 1 so that the mobile communication terminal device 1 can access the database when a VoIP voice call becomes possible. Then, it may be determined whether or not the partner terminal device has the VoIP function.
[0072]
According to this embodiment, when the handover between the circuit-switched voice call and the VoIP voice call becomes possible, the delay between the circuit-switched voice call and the VoIP voice call is reduced by the CS-VoIP synchronization unit 12. , The sound buffer 13 and the RTP / fluctuation absorbing unit 7 have an effect that seamless inter-system handover can be realized. Further, since the VoIP voice call is executed when the VoIP voice call is possible, there is an effect that the call fee can be reduced as compared with the case of the circuit-switched voice call.
[0073]
In addition, since the inter-system handover of the circuit-switched voice call and the VoIP voice call is realized only by the mobile communication terminal device 1 using the normal call control sequence, it is not necessary to implement an additional function on the network side. The VoIP voice call is performed when the VoIP voice call is possible, so that there is an effect that the call fee can be reduced as compared with the case of the circuit-switched voice call.
[0074]
Further, the mobile communication terminal device 1 of the present invention can make a call connection with an existing circuit-switched voice terminal or VoIP terminal, and does not change the format of the circuit-switched voice data. It is possible to make a call with a mobile phone of an exchange voice call. Further, since no change is made to the VoIP RTP format, it is possible to provide a versatile mobile communication terminal that can communicate with a normal VoIP mobile phone, fixed telephone, or Media Gate Way.
[0075]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the mobile communication terminal device is in a state where handover between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call is possible, the mobile communication terminal apparatus can switch between the circuit-switched voice call and the VoIP voice call. The delay is removed by the CS-VoIP synchronization unit, the voice buffer, and the RTP / fluctuation absorbing unit to synchronize the two voice calls, so that there is an effect that a seamless intersystem handover can be realized. . Further, since the VoIP voice call is executed when the VoIP voice call is possible, there is an effect that the call fee can be reduced as compared with the case of the circuit-switched voice call.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a mobile communication terminal device according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a network in which the mobile communication terminal device according to the present invention is used.
FIG. 3 is a diagram illustrating an operation state of a selector and a CS-VoIP synchronization unit.
FIG. 4 is a diagram schematically showing a transition relationship between five states in a handover control unit.
FIG. 5 is a diagram schematically showing a data flow during a circuit-switched voice call in the mobile communication terminal device according to the present invention.
FIG. 6 is a sequence diagram showing a call control procedure of a circuit-switched voice call.
FIG. 7 is a diagram showing a flow of codec data in a VoIP voice call in the mobile communication terminal device according to the present invention.
FIG. 8 is a sequence diagram showing an example of a call control procedure of a VoIP voice call.
FIG. 9 is a diagram showing a data flow at the time of handover between systems in the mobile communication terminal device according to the present invention.
FIG. 10 is a diagram for explaining an operation process of synchronizing two codec data in a CS-VoIP synchronization unit.
FIG. 11 is a sequence diagram showing a call control processing procedure in an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call.
FIG. 12 is a sequence diagram illustrating a call control processing procedure in an inter-system handover from a VoIP voice call to a circuit-switched voice call.
FIG. 13 is a sequence diagram showing a call control processing procedure in an inter-system handover from a circuit-switched voice call to a VoIP voice call.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 mobile communication terminal device, 2 voice codec unit, 3 voice synchronous data generation unit, 4 circuit switching call control unit, 5 first wireless unit, 6 VoIP call control unit, 7 RTP / fluctuation absorption unit, 8 IP layer processing unit , 9 second radio section, 10 handover control section, 11 selector, 12 CS-VoIP synchronization section, 13 voice buffer, 14 RF selector, 15 RLC section, 16 MAC section, 17 physical layer section, 18 transmission selector, 19 reception Selector, 50 circuit switching network, 51, 51a to 51f base station, 52a, 52b base station controller, 53a, 53b wireless network, 60 VoIP network, 61a, 61b wireless LAN base station, 62 IP network.

Claims

A mobile communication terminal device capable of executing a circuit-switched voice call using a circuit-switched network and a VoIP voice call using a VoIP network,
Audio codec means for compressing the audio signal and converting it into codec data, and converting the codec data into an audio signal;
Circuit-switched communication processing means for performing a process of transmitting and receiving the codec data wirelessly to and from a circuit-switched network,
VoIP communication processing means for performing a process of wirelessly transmitting and receiving the codec data to and from a VoIP network;
The output destination of the codec data converted by the voice codec means is switched to the circuit switching communication processing means and / or the VoIP communication processing means, and the codec received and processed by the circuit switching communication processing means or the VoIP communication processing means Data selection means for selecting any of the data and outputting to the voice codec means,
Synchronization means for synchronizing the codec data received and processed by the circuit switching communication processing means and the VoIP communication processing means;
According to a predetermined condition, a handover control means for switching the operation state of the data selection means and the synchronization means,
And a mobile communication terminal device for seamlessly performing handover between a circuit-switched voice call and a VoIP voice call.

2. The mobile communication terminal device according to claim 1, wherein codec data input / output to / from the data selection unit has a common format for the circuit-switched voice call and the VoIP voice call.

3. The mobile communication according to claim 1, further comprising a voice synchronization data generating unit that inserts voice synchronization data for synchronization into the codec data converted by the voice codec unit at predetermined intervals. Terminal device.

The circuit-switched communication processing means further includes a function of attaching a sequence number synchronized with the circuit-switched network to codec data to be transmitted,
The VoIP communication processing means further includes a function of attaching a time stamp synchronized with the circuit switching network to the codec data to be transmitted,
The synchronization means is configured to convert the sequence number of the voice synchronization data in the codec data sequence received and processed by the circuit switching communication processing means and the time stamp of the voice synchronization data in the codec data sequence received and processed by the VoIP communication processing means. 4. The method according to claim 3, wherein a delay amount is calculated by using the codec data, and the codec data received and processed by the circuit switching communication processing unit and the VoIP communication processing unit is synchronized based on the delay amount. Mobile communication terminal.

The voice synchronization data generation means further includes a function of ending the generation of the voice synchronization data when detecting that the handover between the line switching and the VoIP voice call between the own apparatus and the other party's mobile communication terminal apparatus is completed. The mobile communication terminal device according to claim 3 or 4, wherein:

The voice synchronization data generating means further includes a function of storing, in the voice synchronization data, a status flag indicating a completion state of a handover between the own device and the circuit-switched / VoIP voice call. 6. The mobile communication terminal according to claim 5, wherein a completion state of a handover between the circuit switching and the VoIP voice call of the communication terminal is detected.

The handover control means, in the circuit-switched voice call state, determines whether a mobile communication terminal device of a communication partner has a VoIP voice call function when the mobile communication terminal device becomes communicable with the VoIP network. When the mobile communication terminal device of the other party does not have a VoIP voice call function, the operation state of the data selection means and the synchronization means is controlled so as not to perform a handover to the VoIP voice call. The mobile communication terminal device according to claim 1.

In the state of the voice call in the circuit switching, when the communication with the VoIP network becomes possible, until the mobile communication terminal of the communication partner becomes a state in which the voice communication with the VoIP can be performed, at predetermined intervals, The mobile communication terminal device according to any one of claims 1 to 7, further comprising: means for requesting a call connection by VoIP.

A handover method between a circuit-switched / VoIP voice call in a mobile communication terminal device capable of executing a circuit-switched voice call using a circuit-switched network and a VoIP voice call using a VoIP network,
A first step of transmitting codec data obtained by compressing a voice signal to both the circuit-switched network and the VoIP network when detecting a state in which the other voice call is possible in one voice call state;
A second step of temporarily buffering codec data received via the circuit-switched network and temporarily buffering by absorbing fluctuations of codec data received via the VoIP network;
A third step of synchronizing codec data received via the circuit-switched network and via the VoIP network;
A fourth step of switching to the other voice call after synchronization between the codec data received via the circuit-switched network and the codec data received via the VoIP network,
A handover method between circuit-switched / VoIP voice calls in a mobile communication terminal device, characterized by comprising:

In the third step, the data received from the delayed network and the buffered data are discarded for the delay time, and the synchronization between the codec data received via the circuit switched network and the codec data received via the VoIP network is performed. 10. The method according to claim 9, wherein the mobile communication terminal device performs a handover between a circuit switching and a VoIP voice call.

In the first step, voice synchronization data is further inserted into the codec data sequence at predetermined intervals,
In the third step, a delay between both networks is calculated using the voice synchronization data received via the circuit-switched network and via the VoIP network, and based on the delay, the delay between the circuit-switched network and the VoIP is calculated. 11. The method according to claim 9, wherein synchronization between codec data received via a network is performed.

In the voice synchronization data, a status flag indicating a completion state of a handover between the circuit switching and the VoIP voice call of the own device that transmits the voice synchronization data is stored.
The mobile communication terminal device inserts the voice synchronization data after the handover between the line switching and the VoIP voice call of the own device and the handover between the line switching and the VoIP voice call of the other party's mobile communication terminal are completed. The method according to claim 11, further comprising a fifth step of terminating the communication between the line switching and the VoIP voice call in the mobile communication terminal.

13. The circuit-switched / VoIP voice call in a mobile communication terminal according to claim 9, wherein the codec data has a common format for the circuit-switched voice call and the VoIP voice call. Handover method between

In the first step,
When the mobile communication terminal device is in a circuit-switched voice call state and detects a state in which a VoIP voice call is possible, or when the mobile communication terminal device is in a VoIP voice call state and the circuit-switched voice call is enabled, VoIP is enabled. If a state in which the continuation of the voice call is impossible is detected, the processing after the second step is executed,
If the mobile communication terminal device is in a VoIP voice call state and detects a state in which a VoIP voice call can be continued in a state in which a circuit-switched voice call is possible, the processing after the second step is not performed, 10. The method according to claim 9, wherein the VoIP voice call is continued.