JP2004295184A - 診断支援画像処理サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない投資で、より容易に診断の性能や効率の向上を図る。
【解決手段】クライアント10が、診断支援用の画像処理装置である処理サーバ33を有するサーバ30に、ネットワークを介して被写体の医用画像を送信し、サーバ30が、当該医用画像に対して画像処理を施し、上記被写体の診断を支援する情報を生成して、クライアント10に返信する。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアント10が、診断支援用の画像処理装置である処理サーバ33を有するサーバ30に、ネットワークを介して被写体の医用画像を送信し、サーバ30が、当該医用画像に対して画像処理を施し、上記被写体の診断を支援する情報を生成して、クライアント10に返信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、診断支援画像処理サービスシステムに関し、特に、顧客からの要請に応じて医用画像を解析し診断の支援となる情報を提供するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医用分野においては、医用画像を表す画像データに基づいて画像解析を行い、その医用画像中の被写体の診断の支援となる情報を提供する、計算機支援画像診断装置(CADシステム)等の診断支援用の画像処理装置が、既に数多くの病院に導入されており、診断の性能や効率の向上に寄与している。
【0003】
上記CADについては、診断の対象となる部位や診断目的に応じて、処理内容が異なる種々の装置が提案されており、例えば、マンモグラフィ(乳房を被写体とした診断用放射線画像)において、乳癌の癌化部分の特徴である腫瘤陰影を検出するものや微小石灰化陰影を検出するもの(特許文献1参照)、胸部放射線画像において、その経時サブトラクション画像から、肺がんの癌化部分の特徴である略円形状の異常陰影を検出するもの(特許文献2参照)等が、本出願人により提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−109510号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−158923号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような診断支援用の画像処理装置は、画像解析のための膨大な演算を高速に処理することのできる高性能なコンピュータが必要であり、また、診断目的毎に設備内容が異なるため診断目的に応じてそれぞれの装置を用意する必要があることから、その導入には巨額の費用がかかる。特に、検査数の比較的少ない開業医などにとって、使用頻度の少ない診断支援用の画像処理装置を個人で用意することは、経済的に非常に負担となる。
【0007】
このようなことから、診断支援用の画像処理装置を利用したくても手軽に利用することができず、診断の性能や効率の向上が容易に図れないでいる医師や病院が存在している。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、少ない投資で、より容易に診断の性能や効率の向上を図ることができる、診断支援画像処理サービスシステムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムは、被写体の医用画像を表す医用画像データを送信する少なくとも1つのクライアントと、当該クライアントとネットワークで接続され、当該クライアントから送信された医用画像データに対して画像処理を施すことにより、医用画像における被写体の診断を支援する支援情報を生成する画像処理装置を有し、生成された支援情報を上記クライアントに送信するサーバとからなることを特徴とするものである。
【0010】
上記「医用画像」とは、被写体の診断に用いられる画像であり、例えば、放射線画像、CT画像、MRI画像などが考えられる。
【0011】
また、上記「画像処理装置」としては、主に医用画像中の被写体の病変部を検出する計算機支援画像診断装置や、診断を容易にする画像を新たに生成する装置、診断の判定基準となる指標値を算出する装置等が考えられ、例えば、乳房の医用画像であるマンモグラフィにおいて、乳癌の癌化部分の特徴を表す腫瘤陰影や微小石灰化陰影等の異常陰影を検出する異常陰影検出装置や、撮影時期の異なる同一被写体の複数画像に対して減算等の画像間演算を行い、被写体の経時的変化表す経時サブトラクション画像を生成する装置、胸部の画像に基づいて、心臓と胸郭の幅を測定し、心臓肥大の判定基準となる心胸郭比を算出する装置、骨関節を含む骨部の画像に基づいて、骨関節の形状を分類して、リウマチの進行度を評価する装置などが挙げられる。
【0012】
「支援情報」は、診断の支援となる情報であれば、その内容や形態はいかなるものであってもよく、上記「画像処理装置」の例に沿って「支援情報」の例を挙げるとすれば、医用画像における異常陰影の検出結果や、経時サブトラクション画像、算出された心胸郭比、リウマチの進行度の評価などが考えられる。これらの支援情報は、文字や数字、記号等からなるテキスト形式のデータであってもよいし、画像を表す画像データであってもよい。
【0013】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、「画像処理装置」は、特に、医用画像における異常陰影の候補領域を検出する異常陰影検出処理を施すことにより、当該候補領域を特定する情報を生成するものが有効である。この「候補領域を特定する情報」としては、候補領域の位置、大きさ、種類等をそれぞれ表す個々の情報や異常陰影の検出結果を医用画像に重ね合せた画像データなどとすることができる。なお、必要に応じて、異常陰影の検出結果(および画像)をどのように表示するかを規定するレイアウト情報等を追加するようにしてもよい。
【0014】
なお、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、クライアントは、医用画像データとともに、画像処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を送信するものとし、画像処理装置は、上記条件情報に基づいて、画像処理の処理条件を決定して当該画像処理を施すものであることが望ましい。
【0015】
「条件情報」としては、画像処理が異常陰影検出処理である場合には、例えば、診断目的(CADの種別)、画像のモダリティ、被写体の部位、支援情報の出力形態(数値情報のみ/画像に書き込み)、に加え、必要に応じて、撮影装置名、撮影条件、グリッドの種類(放射線画像のみ)等が考えられる。
【0016】
なお、クライアントは、医用画像データを上記サーバ(メインサーバ)へネットワークを介して直接的に送信するようにしてもよいが、医用画像データのデータ容量が大きい場合には、医用画像データを同ネットワークに接続されたデータ保存用の他のサーバ(データサーバ)に一旦保存するとともに、メインサーバへ医用画像データの取得を促す旨の通知を行い、メインサーバがそれに応答してデータサーバにアクセスし、保存されている医用画像データを取得するようにしてもよい。同様に、メインサーバは、支援情報をクライアントへネットワークを介して直接的に送信するようにしてもよいが、支援情報が画像データのようにデータ容量が大きい場合には、同ネットワークに接続されたデータサーバに一旦保存するとともに、クライアントへ支援情報の取得を促す旨の通知を行い、クライアントがそれに応答してデータサーバにアクセスし、保存されている支援情報を取得するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムによれば、診断の支援となる支援情報を生成する画像処理装置が用意できない者であっても、ネットワークに接続する設備さえあれば、医用画像データをサーバに送信してサーバ側でその画像処理を行ってもらい、処理結果としての支援情報を受け取ることができるので、少ない投資で上記画像処理装置を利用することができ、より容易に診断性能や効率の向上を図ることができる。
【0018】
また、診断の支援となる支援情報を生成する新たな画像処理装置が開発され、その最新技術を利用したいと考えても、個人で画像処理装置を用意する場合には、その都度、個々が画像処理装置を更新しなければならないが、本システムによれば、サーバが有する画像処理装置を更新するだけで、クライアントは最新技術を利用することができるので、その更新のためのクライアントへのコスト負担も割安にできる可能性があり、少ない投資で、常に最新技術を利用して、さらに診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0019】
また、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、画像処理装置を、医用画像における異常陰影の候補領域を検出する異常陰影検出処理を施すことにより、候補領域を特定する情報を生成するものとすれば、診断の中でも特に難しいとされる異常陰影の検出において、診断の支援となる情報を得ることができるので、診断の性能と効率の大幅な向上が期待できる。
【0020】
また、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、クライアントを、医用画像データとともに、画像処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を送信するものとし、画像処理装置を、上記条件情報に基づいて、画像処理の処理条件を決定して当該画像処理を施すものとすれば、より正確でクライアントの要望に沿った支援情報を得ることができるので、より容易に診断の性能と効率の向上を図ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
図1は、本発明の診断支援画像処理サービスシステムの一実施形態としての、異常陰影検出を主目的とした計算機支援画像診断(CAD)のサービスシステムの構成を示す図である。
【0023】
図1に示すCADサービスシステムは、被写体の医用画像を表す医用画像データを送信する少なくとも1つのクライアント10と、クライアント10とネットワーク20で接続され、クライアント10から送信された医用画像データに対して、画像処理としてのCAD処理を施すことにより、医用画像における被写体の診断を支援する支援情報としてのCAD処理結果を表すCAD処理結果データを出力する画像処理装置を有し、出力されたCAD処理結果データをクライアント10に送信するサーバ30とからなる。
【0024】
サーバ30は、さらに、ネットワーク20に接続され、クライアント10から送信された医用画像データや後述の処理サーバ33から出力されたCAD処理結果データを一時保存するデータ保存サーバ31と、ネットワーク20に接続され、データ保存サーバ31から医用画像データを取得し、後述の処理サーバ33に送信したり、処理サーバ33から受信したCAD処理結果データをデータ保存サーバ31に保存したりする、各種データの送受信を制御する制御サーバ32と、制御サーバ32と接続され、制御サーバ32から送信された医用画像データに対してCAD処理を施し、そのCAD処理結果データを制御サーバ32に送信する、上記の画像処理装置としての処理サーバ33とからなる。処理サーバ33は、CADの種別毎にそれぞれ用意されており、乳房の医用画像において乳癌の癌化部分の特徴の一つである、腫瘤陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33a)、石灰化陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33b)、胸部の医用画像において間質性陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33c)等がある。これらの処理サーバは、クライアントから送信された多数の医用画像データに対しての多数のCAD処理がスムーズに行えるように、その処理能力に応じて、CADの種別毎に複数台用意するようにしてもよい。
【0025】
なお、本実施形態において、クライアント10は、医用画像のCAD処理のサービスを希望する病院側の端末であり、サーバ30は、CAD処理のサービスを提供するサービス会社側のサーバである。また、ネットワーク20としては、インターネットを用いる。
【0026】
次に、本実施形態によるCADサービスシステムの作用について説明する。
【0027】
まず、クライアント10は、CAD処理を希望する被写体の医用画像を表す医用画像データを、データ保存サーバ31に保存するとともに、CAD処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を表す条件情報データを、制御サーバ32に送信する。
【0028】
医用画像データをデータ保存サーバ31へ保存したり、条件情報を設定し、その条件情報データを送信したりするには、クライアントのコンピュータ端末に予め専用ソフトをインストールしておき、その専用ソフトを立ち上げて行うようにするとよい。例えば、その専用ソフトを立ち上げると、図2に示すような、条件情報(データ)の送信画面Lが表示され、条件情報を新規で入力するための「新規入力」ボタンや既に入力された条件情報を修正するための「修正」ボタン、条件情報データを一括して送信するための「送信」ボタン、条件情報の設定を終了するための「終了」ボタンといった各種コマンドボタンをはじめ、設定された条件情報の内容の全部または一部が一覧表示されるようになっている。
【0029】
まず、「新規入力」ボタンを押すと、図3に示すような、条件情報の設定画面Mに移行するので、条件情報の各項目である、「画像No」、「(画像の)モダリティ」、「(被写体の)部位」、「CAD種別」、「処理結果フォーマット」を設定し、また、必要に応じて、「撮影装置名」、「撮影条件」、「グリッドの種類」(放射線画像のときのみ)を設定する。各項目の設定が終了したら、「決定」ボタンを押し、設定内容を決定する。
【0030】
ここで、「画像No」は、医用画像データを特定するための所定の番号(あるいはデータファイル名)であり、「モダリティ」は、医用画像がコンピューテッド・ラジオグラフィにより取得した放射線画像(“CR”と記す)であるか、CTスキャン装置により取得したCT画像(“CT”と記す)であるかなどを表すものであり、「部位」は、医用画像中の被写体の部位の種類として、“乳房”や“胸部”などを表すものであり、「CAD種別」は、異常陰影の検出対象を表す“微小石灰化陰影”、“間質性陰影”などを表すものであり、「処理結果フォーマット」は、クライアントが受け取るCAD処理結果(データ)の所望の形態として、異常陰影の候補領域の検出位置座標や良性/悪性の分類結果等のみの形態とする“CAD処理結果のみ”や、CAD処理結果を医用画像のオーバレイ情報に埋め込む形態とする“オーバレイ情報埋め込み”、CAD処理結果を医用画像データに上書きする形態とする“画像データ上書き”などを表すものである。“オーバレイ情報埋め込み”の場合は、そのCAD処理結果データに基づいて、そのままモニタ表示で見ることができ、“画像データ上書き”の場合には、そのCAD処理結果データに基づいて、フィルムで出力できる。
【0031】
なお、修正の場合は、送信画面Lにて、条件情報の一覧の中から、修正対象の項目に対応する医用画像についての表示欄を選択することにより当該医用画像を指定し、「修正」ボタンを押す。既に設定された条件情報とともに設定画面Mが表示されるので、所望の項目を修正した後、「決定」ボタンを押し、設定内容を決定する。
【0032】
このように条件情報の内容を設定したら、送信画面Lに戻って、「送信」ボタンを押し、医用画像データをデータ保存サーバ31に保存するとともに、その医用画像データに対応する条件情報データを制御サーバ32に送信する。
【0033】
なお、本実施例において、クライアント10が送信する医用画像データは、マンモグラフィを表す医用画像データP1とし、この医用画像データP1に対応する条件情報データは、「モダリティ」=“CR”、「部位」=“乳房”、「CAD種別」=“微小石灰化陰影”、「処理結果フォーマット」=“画像データ上書き”である条件情報を表す条件情報データC1とする。
【0034】
制御サーバ32は、クライアント10から送信された条件情報データC1を受信すると、データ保存サーバ31にアクセスして、受け取った条件情報中の「画像No」をもとに、CAD処理の対象となる医用画像データP1を取得する。
【0035】
そして、同条件情報中の「CAD種別」に基づいて、また、処理サーバの使用状況に応じて、医用画像データP1を適した処理サーバに、条件情報データC1とともに送信して受け渡す。医用画像データP1は、「部位」=“乳房”、「CAD種別」=“微小石灰化陰影”であるから、乳房画像において微小石灰化陰影を検出する処理サーバ33b(または同等の処理を行う処理サーバ)に受け渡される。
【0036】
処理サーバ33bは、条件情報データC1に基づいて、CAD処理の処理条件を設定し、当該処理条件にしたがって、医用画像データP1に対してCAD処理を施すことにより、医用画像P1における微小石灰化陰影の候補領域を検出し、その候補領域を特定する情報を含む検出結果(CAD処理結果)を制御サーバ32に送信する。なお、微小石灰化陰影を検出する具体的な処理としては、特開2002−109510号公報に記載されている処理等を行うようにすればよい。
【0037】
制御サーバ32は、処理サーバ33bから送られてきた、医用画像データP1に対応するCAD処理結果を、条件情報C1中の「処理結果フォーマット」の設定、すなわち、“画像データ上書き”にしたがったフォーマットで、当該CAD処理結果を表すCAD処理結果データR1を、クライアント10に送信する。例えば、検出された微小石灰化陰影の候補領域を指し示す矩形枠等のマークに加え、良性/悪性の分類等の情報をも、医用画像上に重ね合せ合成した画像データを、クライアントから送信された医用画像データP1に上書きした形態で、クライアントに送信する。このとき、制御サーバ32は、CAD処理結果データR1を直接的にクライアント10に送信するようにしてもよいし、あるいは、データ保存サーバ31にアクセスして、受信したCAD処理結果データR1を保存するとともに、CAD処理が終了した旨の情報をクライアント10に送信するようにしてもよい。本実施例では、後者を採用することにする。なお、この情報の送信には、専用のデータ送信の他、電子メール等を用いることもできる。
【0038】
クライアント10は、このCAD処理終了の情報を受け取ると、データ保存サーバ31にアクセスし、保存されているCAD処理結果データR1を取得する。このときも、条件情報データを送信するときと同様、専用ソフトを立ち上げ、CAD処理結果データを取得するようにするとよい。例えば、その専用ソフトを立ち上げると、図4に示すような、CAD処理結果の確認画面Nが表示され、制御サーバ32からのCAD処理終了の情報に基づいて、クライアントが送信した医用画像データに対してのCAD処理の進行状況を表す「処理状況」やその結果を既に見たか否かの「既読/未読状況」などを表示するとともに、各医用画像に対応する条件情報の一覧が表示される。
【0039】
この確認画面Nを見ながら、CAD処理結果を表示させたい医用画像を決定し、確認画面Nにて、条件情報の一覧の中から、CAD処理結果の表示対象である医用画像に対応する表示欄を選択することにより当該医用画像を指定し、「結果表示」ボタンを押す。すると、その条件情報中の「画像No」に基づいて、データ保存サーバ31から目的のCAD処理結果データを取得し、CAD処理結果を画面に表示する。なお、CAD処理結果データは、既読/未読に拘わらず、常にデータ保存サーバ31に保存しておき、毎回、そこから取得してCAD処理結果を表示するようにしてもよいし、一度取得したCAD処理結果データを、クライアント10側の記憶装置に保存するようにし、既読のCAD処理結果を表示させるときには、そのCAD処理結果データを記憶装置から読み出し、CAD処理結果を画面に表示するようにしてもよい。
【0040】
このように、本実施形態におけるCADサービスシステムによれば、診断の支援となる支援情報としてのCAD処理結果を出力する、画像処理装置としてのCAD装置が用意できない者であっても、ネットワークに接続する設備さえあれば、医用画像データをサーバに送信してサーバ側でそのCAD処理を行ってもらい、処理結果を受け取ることができるので、少ない投資で上記画像処理装置を利用することができ、より容易に診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0041】
また、新たなCAD装置が開発され、その最新技術を利用したいと考えても、個人でCAD装置を用意する場合には、その都度、個々がその装置を更新しなければならないが、本システムによれば、サーバが有するCAD装置(処理サーバ)を更新するだけで、クライアントは最新技術を利用することができるので、その更新のためのクライアントへのコスト負担も割安にできる可能性があり、少ない投資で、常に最新技術を利用して、さらに診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0042】
なお、本システムにおいて、CAD処理の種類、CAD処理のための処理サーバの使用時間、CAD処理を行った画像数や画像サイズ等に応じて課金するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による診断支援画像処理サービスシステムの一実施形態としてのCADサービスシステムの構成を示す図
【図2】条件情報の送信画面を示す図
【図3】条件情報の設定画面を示す図
【図4】CAD処理結果の確認画面を示す図
【符号の説明】
10 クライアント
20 ネットワーク
30 サーバ
31 データ保存サーバ
32 制御サーバ
33 処理サーバ
L 条件情報の送信画面
M 条件情報の設定画面
N CAD処理結果の確認画面
【発明の属する技術分野】
本発明は、診断支援画像処理サービスシステムに関し、特に、顧客からの要請に応じて医用画像を解析し診断の支援となる情報を提供するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医用分野においては、医用画像を表す画像データに基づいて画像解析を行い、その医用画像中の被写体の診断の支援となる情報を提供する、計算機支援画像診断装置(CADシステム)等の診断支援用の画像処理装置が、既に数多くの病院に導入されており、診断の性能や効率の向上に寄与している。
【0003】
上記CADについては、診断の対象となる部位や診断目的に応じて、処理内容が異なる種々の装置が提案されており、例えば、マンモグラフィ(乳房を被写体とした診断用放射線画像)において、乳癌の癌化部分の特徴である腫瘤陰影を検出するものや微小石灰化陰影を検出するもの(特許文献1参照)、胸部放射線画像において、その経時サブトラクション画像から、肺がんの癌化部分の特徴である略円形状の異常陰影を検出するもの(特許文献2参照)等が、本出願人により提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−109510号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−158923号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような診断支援用の画像処理装置は、画像解析のための膨大な演算を高速に処理することのできる高性能なコンピュータが必要であり、また、診断目的毎に設備内容が異なるため診断目的に応じてそれぞれの装置を用意する必要があることから、その導入には巨額の費用がかかる。特に、検査数の比較的少ない開業医などにとって、使用頻度の少ない診断支援用の画像処理装置を個人で用意することは、経済的に非常に負担となる。
【0007】
このようなことから、診断支援用の画像処理装置を利用したくても手軽に利用することができず、診断の性能や効率の向上が容易に図れないでいる医師や病院が存在している。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、少ない投資で、より容易に診断の性能や効率の向上を図ることができる、診断支援画像処理サービスシステムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムは、被写体の医用画像を表す医用画像データを送信する少なくとも1つのクライアントと、当該クライアントとネットワークで接続され、当該クライアントから送信された医用画像データに対して画像処理を施すことにより、医用画像における被写体の診断を支援する支援情報を生成する画像処理装置を有し、生成された支援情報を上記クライアントに送信するサーバとからなることを特徴とするものである。
【0010】
上記「医用画像」とは、被写体の診断に用いられる画像であり、例えば、放射線画像、CT画像、MRI画像などが考えられる。
【0011】
また、上記「画像処理装置」としては、主に医用画像中の被写体の病変部を検出する計算機支援画像診断装置や、診断を容易にする画像を新たに生成する装置、診断の判定基準となる指標値を算出する装置等が考えられ、例えば、乳房の医用画像であるマンモグラフィにおいて、乳癌の癌化部分の特徴を表す腫瘤陰影や微小石灰化陰影等の異常陰影を検出する異常陰影検出装置や、撮影時期の異なる同一被写体の複数画像に対して減算等の画像間演算を行い、被写体の経時的変化表す経時サブトラクション画像を生成する装置、胸部の画像に基づいて、心臓と胸郭の幅を測定し、心臓肥大の判定基準となる心胸郭比を算出する装置、骨関節を含む骨部の画像に基づいて、骨関節の形状を分類して、リウマチの進行度を評価する装置などが挙げられる。
【0012】
「支援情報」は、診断の支援となる情報であれば、その内容や形態はいかなるものであってもよく、上記「画像処理装置」の例に沿って「支援情報」の例を挙げるとすれば、医用画像における異常陰影の検出結果や、経時サブトラクション画像、算出された心胸郭比、リウマチの進行度の評価などが考えられる。これらの支援情報は、文字や数字、記号等からなるテキスト形式のデータであってもよいし、画像を表す画像データであってもよい。
【0013】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、「画像処理装置」は、特に、医用画像における異常陰影の候補領域を検出する異常陰影検出処理を施すことにより、当該候補領域を特定する情報を生成するものが有効である。この「候補領域を特定する情報」としては、候補領域の位置、大きさ、種類等をそれぞれ表す個々の情報や異常陰影の検出結果を医用画像に重ね合せた画像データなどとすることができる。なお、必要に応じて、異常陰影の検出結果(および画像)をどのように表示するかを規定するレイアウト情報等を追加するようにしてもよい。
【0014】
なお、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、クライアントは、医用画像データとともに、画像処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を送信するものとし、画像処理装置は、上記条件情報に基づいて、画像処理の処理条件を決定して当該画像処理を施すものであることが望ましい。
【0015】
「条件情報」としては、画像処理が異常陰影検出処理である場合には、例えば、診断目的(CADの種別)、画像のモダリティ、被写体の部位、支援情報の出力形態(数値情報のみ/画像に書き込み)、に加え、必要に応じて、撮影装置名、撮影条件、グリッドの種類(放射線画像のみ)等が考えられる。
【0016】
なお、クライアントは、医用画像データを上記サーバ(メインサーバ)へネットワークを介して直接的に送信するようにしてもよいが、医用画像データのデータ容量が大きい場合には、医用画像データを同ネットワークに接続されたデータ保存用の他のサーバ(データサーバ)に一旦保存するとともに、メインサーバへ医用画像データの取得を促す旨の通知を行い、メインサーバがそれに応答してデータサーバにアクセスし、保存されている医用画像データを取得するようにしてもよい。同様に、メインサーバは、支援情報をクライアントへネットワークを介して直接的に送信するようにしてもよいが、支援情報が画像データのようにデータ容量が大きい場合には、同ネットワークに接続されたデータサーバに一旦保存するとともに、クライアントへ支援情報の取得を促す旨の通知を行い、クライアントがそれに応答してデータサーバにアクセスし、保存されている支援情報を取得するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明による診断支援画像処理サービスシステムによれば、診断の支援となる支援情報を生成する画像処理装置が用意できない者であっても、ネットワークに接続する設備さえあれば、医用画像データをサーバに送信してサーバ側でその画像処理を行ってもらい、処理結果としての支援情報を受け取ることができるので、少ない投資で上記画像処理装置を利用することができ、より容易に診断性能や効率の向上を図ることができる。
【0018】
また、診断の支援となる支援情報を生成する新たな画像処理装置が開発され、その最新技術を利用したいと考えても、個人で画像処理装置を用意する場合には、その都度、個々が画像処理装置を更新しなければならないが、本システムによれば、サーバが有する画像処理装置を更新するだけで、クライアントは最新技術を利用することができるので、その更新のためのクライアントへのコスト負担も割安にできる可能性があり、少ない投資で、常に最新技術を利用して、さらに診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0019】
また、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、画像処理装置を、医用画像における異常陰影の候補領域を検出する異常陰影検出処理を施すことにより、候補領域を特定する情報を生成するものとすれば、診断の中でも特に難しいとされる異常陰影の検出において、診断の支援となる情報を得ることができるので、診断の性能と効率の大幅な向上が期待できる。
【0020】
また、本発明による診断支援画像処理サービスシステムにおいて、クライアントを、医用画像データとともに、画像処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を送信するものとし、画像処理装置を、上記条件情報に基づいて、画像処理の処理条件を決定して当該画像処理を施すものとすれば、より正確でクライアントの要望に沿った支援情報を得ることができるので、より容易に診断の性能と効率の向上を図ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
図1は、本発明の診断支援画像処理サービスシステムの一実施形態としての、異常陰影検出を主目的とした計算機支援画像診断(CAD)のサービスシステムの構成を示す図である。
【0023】
図1に示すCADサービスシステムは、被写体の医用画像を表す医用画像データを送信する少なくとも1つのクライアント10と、クライアント10とネットワーク20で接続され、クライアント10から送信された医用画像データに対して、画像処理としてのCAD処理を施すことにより、医用画像における被写体の診断を支援する支援情報としてのCAD処理結果を表すCAD処理結果データを出力する画像処理装置を有し、出力されたCAD処理結果データをクライアント10に送信するサーバ30とからなる。
【0024】
サーバ30は、さらに、ネットワーク20に接続され、クライアント10から送信された医用画像データや後述の処理サーバ33から出力されたCAD処理結果データを一時保存するデータ保存サーバ31と、ネットワーク20に接続され、データ保存サーバ31から医用画像データを取得し、後述の処理サーバ33に送信したり、処理サーバ33から受信したCAD処理結果データをデータ保存サーバ31に保存したりする、各種データの送受信を制御する制御サーバ32と、制御サーバ32と接続され、制御サーバ32から送信された医用画像データに対してCAD処理を施し、そのCAD処理結果データを制御サーバ32に送信する、上記の画像処理装置としての処理サーバ33とからなる。処理サーバ33は、CADの種別毎にそれぞれ用意されており、乳房の医用画像において乳癌の癌化部分の特徴の一つである、腫瘤陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33a)、石灰化陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33b)、胸部の医用画像において間質性陰影を検出する処理を行う処理サーバ(33c)等がある。これらの処理サーバは、クライアントから送信された多数の医用画像データに対しての多数のCAD処理がスムーズに行えるように、その処理能力に応じて、CADの種別毎に複数台用意するようにしてもよい。
【0025】
なお、本実施形態において、クライアント10は、医用画像のCAD処理のサービスを希望する病院側の端末であり、サーバ30は、CAD処理のサービスを提供するサービス会社側のサーバである。また、ネットワーク20としては、インターネットを用いる。
【0026】
次に、本実施形態によるCADサービスシステムの作用について説明する。
【0027】
まず、クライアント10は、CAD処理を希望する被写体の医用画像を表す医用画像データを、データ保存サーバ31に保存するとともに、CAD処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を表す条件情報データを、制御サーバ32に送信する。
【0028】
医用画像データをデータ保存サーバ31へ保存したり、条件情報を設定し、その条件情報データを送信したりするには、クライアントのコンピュータ端末に予め専用ソフトをインストールしておき、その専用ソフトを立ち上げて行うようにするとよい。例えば、その専用ソフトを立ち上げると、図2に示すような、条件情報(データ)の送信画面Lが表示され、条件情報を新規で入力するための「新規入力」ボタンや既に入力された条件情報を修正するための「修正」ボタン、条件情報データを一括して送信するための「送信」ボタン、条件情報の設定を終了するための「終了」ボタンといった各種コマンドボタンをはじめ、設定された条件情報の内容の全部または一部が一覧表示されるようになっている。
【0029】
まず、「新規入力」ボタンを押すと、図3に示すような、条件情報の設定画面Mに移行するので、条件情報の各項目である、「画像No」、「(画像の)モダリティ」、「(被写体の)部位」、「CAD種別」、「処理結果フォーマット」を設定し、また、必要に応じて、「撮影装置名」、「撮影条件」、「グリッドの種類」(放射線画像のときのみ)を設定する。各項目の設定が終了したら、「決定」ボタンを押し、設定内容を決定する。
【0030】
ここで、「画像No」は、医用画像データを特定するための所定の番号(あるいはデータファイル名)であり、「モダリティ」は、医用画像がコンピューテッド・ラジオグラフィにより取得した放射線画像(“CR”と記す)であるか、CTスキャン装置により取得したCT画像(“CT”と記す)であるかなどを表すものであり、「部位」は、医用画像中の被写体の部位の種類として、“乳房”や“胸部”などを表すものであり、「CAD種別」は、異常陰影の検出対象を表す“微小石灰化陰影”、“間質性陰影”などを表すものであり、「処理結果フォーマット」は、クライアントが受け取るCAD処理結果(データ)の所望の形態として、異常陰影の候補領域の検出位置座標や良性/悪性の分類結果等のみの形態とする“CAD処理結果のみ”や、CAD処理結果を医用画像のオーバレイ情報に埋め込む形態とする“オーバレイ情報埋め込み”、CAD処理結果を医用画像データに上書きする形態とする“画像データ上書き”などを表すものである。“オーバレイ情報埋め込み”の場合は、そのCAD処理結果データに基づいて、そのままモニタ表示で見ることができ、“画像データ上書き”の場合には、そのCAD処理結果データに基づいて、フィルムで出力できる。
【0031】
なお、修正の場合は、送信画面Lにて、条件情報の一覧の中から、修正対象の項目に対応する医用画像についての表示欄を選択することにより当該医用画像を指定し、「修正」ボタンを押す。既に設定された条件情報とともに設定画面Mが表示されるので、所望の項目を修正した後、「決定」ボタンを押し、設定内容を決定する。
【0032】
このように条件情報の内容を設定したら、送信画面Lに戻って、「送信」ボタンを押し、医用画像データをデータ保存サーバ31に保存するとともに、その医用画像データに対応する条件情報データを制御サーバ32に送信する。
【0033】
なお、本実施例において、クライアント10が送信する医用画像データは、マンモグラフィを表す医用画像データP1とし、この医用画像データP1に対応する条件情報データは、「モダリティ」=“CR”、「部位」=“乳房”、「CAD種別」=“微小石灰化陰影”、「処理結果フォーマット」=“画像データ上書き”である条件情報を表す条件情報データC1とする。
【0034】
制御サーバ32は、クライアント10から送信された条件情報データC1を受信すると、データ保存サーバ31にアクセスして、受け取った条件情報中の「画像No」をもとに、CAD処理の対象となる医用画像データP1を取得する。
【0035】
そして、同条件情報中の「CAD種別」に基づいて、また、処理サーバの使用状況に応じて、医用画像データP1を適した処理サーバに、条件情報データC1とともに送信して受け渡す。医用画像データP1は、「部位」=“乳房”、「CAD種別」=“微小石灰化陰影”であるから、乳房画像において微小石灰化陰影を検出する処理サーバ33b(または同等の処理を行う処理サーバ)に受け渡される。
【0036】
処理サーバ33bは、条件情報データC1に基づいて、CAD処理の処理条件を設定し、当該処理条件にしたがって、医用画像データP1に対してCAD処理を施すことにより、医用画像P1における微小石灰化陰影の候補領域を検出し、その候補領域を特定する情報を含む検出結果(CAD処理結果)を制御サーバ32に送信する。なお、微小石灰化陰影を検出する具体的な処理としては、特開2002−109510号公報に記載されている処理等を行うようにすればよい。
【0037】
制御サーバ32は、処理サーバ33bから送られてきた、医用画像データP1に対応するCAD処理結果を、条件情報C1中の「処理結果フォーマット」の設定、すなわち、“画像データ上書き”にしたがったフォーマットで、当該CAD処理結果を表すCAD処理結果データR1を、クライアント10に送信する。例えば、検出された微小石灰化陰影の候補領域を指し示す矩形枠等のマークに加え、良性/悪性の分類等の情報をも、医用画像上に重ね合せ合成した画像データを、クライアントから送信された医用画像データP1に上書きした形態で、クライアントに送信する。このとき、制御サーバ32は、CAD処理結果データR1を直接的にクライアント10に送信するようにしてもよいし、あるいは、データ保存サーバ31にアクセスして、受信したCAD処理結果データR1を保存するとともに、CAD処理が終了した旨の情報をクライアント10に送信するようにしてもよい。本実施例では、後者を採用することにする。なお、この情報の送信には、専用のデータ送信の他、電子メール等を用いることもできる。
【0038】
クライアント10は、このCAD処理終了の情報を受け取ると、データ保存サーバ31にアクセスし、保存されているCAD処理結果データR1を取得する。このときも、条件情報データを送信するときと同様、専用ソフトを立ち上げ、CAD処理結果データを取得するようにするとよい。例えば、その専用ソフトを立ち上げると、図4に示すような、CAD処理結果の確認画面Nが表示され、制御サーバ32からのCAD処理終了の情報に基づいて、クライアントが送信した医用画像データに対してのCAD処理の進行状況を表す「処理状況」やその結果を既に見たか否かの「既読/未読状況」などを表示するとともに、各医用画像に対応する条件情報の一覧が表示される。
【0039】
この確認画面Nを見ながら、CAD処理結果を表示させたい医用画像を決定し、確認画面Nにて、条件情報の一覧の中から、CAD処理結果の表示対象である医用画像に対応する表示欄を選択することにより当該医用画像を指定し、「結果表示」ボタンを押す。すると、その条件情報中の「画像No」に基づいて、データ保存サーバ31から目的のCAD処理結果データを取得し、CAD処理結果を画面に表示する。なお、CAD処理結果データは、既読/未読に拘わらず、常にデータ保存サーバ31に保存しておき、毎回、そこから取得してCAD処理結果を表示するようにしてもよいし、一度取得したCAD処理結果データを、クライアント10側の記憶装置に保存するようにし、既読のCAD処理結果を表示させるときには、そのCAD処理結果データを記憶装置から読み出し、CAD処理結果を画面に表示するようにしてもよい。
【0040】
このように、本実施形態におけるCADサービスシステムによれば、診断の支援となる支援情報としてのCAD処理結果を出力する、画像処理装置としてのCAD装置が用意できない者であっても、ネットワークに接続する設備さえあれば、医用画像データをサーバに送信してサーバ側でそのCAD処理を行ってもらい、処理結果を受け取ることができるので、少ない投資で上記画像処理装置を利用することができ、より容易に診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0041】
また、新たなCAD装置が開発され、その最新技術を利用したいと考えても、個人でCAD装置を用意する場合には、その都度、個々がその装置を更新しなければならないが、本システムによれば、サーバが有するCAD装置(処理サーバ)を更新するだけで、クライアントは最新技術を利用することができるので、その更新のためのクライアントへのコスト負担も割安にできる可能性があり、少ない投資で、常に最新技術を利用して、さらに診断の性能や効率の向上を図ることができる。
【0042】
なお、本システムにおいて、CAD処理の種類、CAD処理のための処理サーバの使用時間、CAD処理を行った画像数や画像サイズ等に応じて課金するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による診断支援画像処理サービスシステムの一実施形態としてのCADサービスシステムの構成を示す図
【図2】条件情報の送信画面を示す図
【図3】条件情報の設定画面を示す図
【図4】CAD処理結果の確認画面を示す図
【符号の説明】
10 クライアント
20 ネットワーク
30 サーバ
31 データ保存サーバ
32 制御サーバ
33 処理サーバ
L 条件情報の送信画面
M 条件情報の設定画面
N CAD処理結果の確認画面
Claims (3)
- 被写体の医用画像を表す医用画像データを送信する少なくとも1つのクライアントと、
該クライアントとネットワークで接続され、該クライアントから送信された前記医用画像データに対して画像処理を施すことにより前記医用画像における前記被写体の診断を支援する支援情報を生成する画像処理装置を有し、生成された前記支援情報を前記クライアントに送信するサーバとからなることを特徴とする診断支援画像処理サービスシステム。 - 前記画像処理装置が、前記医用画像における異常陰影の候補領域を検出する異常陰影検出処理を施すことにより、該候補領域を特定する情報を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の診断支援画像処理サービスシステム。
- 前記クライアントが、前記医用画像データとともに、前記画像処理の処理条件を決定するために必要な条件情報を送信するものであり、
前記画像処理装置が、前記条件情報に基づいて、前記画像処理の処理条件を決定して該画像処理を施すものであることを特徴とする請求項1または2記載の診断支援画像処理サービスシステム。
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