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JP2004290913A - フィルタユニットおよびユニット交換型フィルタ装置 - Google Patents

フィルタユニットおよびユニット交換型フィルタ装置 Download PDF

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JP2004290913A JP2003089858A JP2003089858A JP2004290913A JP 2004290913 A JP2004290913 A JP 2004290913A JP 2003089858 A JP2003089858 A JP 2003089858A JP 2003089858 A JP2003089858 A JP 2003089858A JP 2004290913 A JP2004290913 A JP 2004290913A
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Koji Obata
耕二 小畑
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Abstract

【課題】フィルタユニットの折り線方向の高さが610mmを超えて圧力損失が高くなっても、濾過材の変形が生じ難く、かつメンテナンス性に優れたフィルタユニットおよびユニット交換型フィルタ装置を提供すること。
【解決手段】ユニット交換型フィルタ装置のフレーム112内に着脱可能に収納されるフィルタユニット113であって、少なくとも2個のプリーツ加工された濾過材115を折り線方向に積み重ね、前記各濾過材115の折り線方向に重合する端面115a同志を補強板117を介して一体化した積層体からなり、前記積層体の側面または前記積層体の濾過材115の積み重ね方向端面に前記フレーム112の一片が切り離されて接合されており、当該フィルタユニット113を前記フレーム112内に収納したとき、前記一片112aが前記フレーム112と一体となるように構成されているフィルタユニット113、並びに前記フィルタユニット113がフレーム112内に着脱可能に収納されるユニット交換型フィルタ装置を特徴とする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除塵用または脱臭用のフィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納され、使用済みのフィルタユニットのみを交換して、フレームを再利用できるユニット交換型フィルタ装置、およびそのユニット交換型フィルタ装置に用いられるフィルタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
.従来、フィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納され、使用済みのフィルタユニットのみを交換して、フレームを再利用できるようにしたユニット交換型フィルタ装置11としては、図6に示すように、フレーム12の一片12aが切り離されて接合されており、当該フィルタユニット13を前記フレーム12内に収納したとき、前記一片12aが前記フレーム12と一体となるように構成されているものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−210513号公報
このユニット交換型フィルタ装置は、例えば粗塵フィルタ、ユニット交換型フィルタ装置、エアワッシャー、冷暖房装置などの順にフィルタシステムが組まれている。
. 例えば図7に示すフィルタシステム1は、フレーム12の巾が片手で掴めるサイズの50〜80mmの巾を有し、濾過材15の濾過面が610mm角のフィルタユニット13を用いたユニット交換型フィルタ装置11を、巾方向および高さ方向に複数個組み合せたユニット交換型フィルタ装置群によって構成されている。
【0004】
フィルタシステム1のメンテナンスは、当該フィルタシステム1のユニット交換型フィルタ装置群のラインから、それぞれ各ユニット交換型フィルタ装置11をレール2に沿って横方向に引き出し、各ユニット交換型フィルタ装置11毎に、フィルタユニット13を上方にフレーム12内から図7中矢印方向に抜き出し、代わりに新品のフィルタユニット13をフレーム12内に収納して交換した後、システム1のライン内に装着するという方法を採っていた。
【0005】
ところが、フィルタシステム1におけるユニット交換型フィルタ装置群のラインが、ユニット交換型フィルタ装置11を上下二段に渡って配置することで構成されている場合、図7に示すように、上段のユニット交換型フィルタ装置11のフィルタユニット13の抜き出し交換作業を行っているときは、下段のユニット交換型フィルタ装置11をレール2に沿って横方向に引き出すことはできず、同様に、下段のユニット交換型フィルタ装置11のフィルタユニット13の抜き出し交換作業を行っているときも、上段のユニット交換型フィルタ装置11をレール2に沿って横方向に引き出すことができないことから、フィルタユニット13の抜き出し交換作業には多くの時間と労力とを必要としていた。
【0006】
このような作業上の理由から、フィルタユニットのプリーツ折り線方向の高さを高くして、フィルタシステムにおけるユニット交換型フィルタ装置群のラインを、ユニット交換型フィルタ装置を巾方向に一段のみ配置して構成することを考えた。
【0007】
しかし、このようなフィルタシステムとした場合において、フィルタユニットの折り線方向の高さが610mmを超えて、しかも例えば圧力損失が300Pa付近を越えると、プリーツ折りされた濾過材の外形が変形し、フレームとの間でエアーリークが発生するという技術的課題を生じる恐れがあった。
【0008】
本発明は、このような技術的課題に着目してなされたものであり、フィルタユニットの折り線方向の高さが610mmを超えて圧力損失が高くなっても、濾過材の変形が生じ難く、かつメンテナンス性に優れたフィルタユニットおよびユニット交換型フィルタ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1〜3に係る発明(以下、本件第1発明という)は、ユニット交換型フィルタ装置のフレーム内に着脱可能に収納されるフィルタユニットであって、少なくとも2個のプリーツ加工された濾過材を折り線方向に積み重ね、前記各濾過材の折り線方向に重合する端面同志を補強板を介して一体化した積層体からなり、前記積層体の側面または前記積層体の濾過材の積み重ね方向端面に前記フレームの一片が切り離されて接合されており、当該フィルタユニットを前記フレーム内に収納したとき、前記一片が前記フレームと一体となるように構成されていることを特徴とするフィルタユニットをその要旨とした。
【0010】
また、請求項4および5に係る発明(以下、本件第2発明という)は、請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納されるユニット交換型フィルタ装置をその要旨とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本件第1発明および本件第2発明を、図面に示した好ましい実施の形態に従って説明する。尚、本件第2発明のユニット交換型フィルタ装置は、本件第1発明のフィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納されるようにしたものであり、以下、図1〜図5に示すフィルタユニットをフレーム内に着脱可能に収納したユニット交換型フィルタ装置を説明する過程で、両発明についての説明をすることとする。
【0012】
図1および図2に示すユニット交換型フィルタ装置111は、フィルタユニット113がフレーム112内に着脱可能に収納されるようにしたものである。
【0013】
このユニット交換型フィルタ装置111において、フィルタユニット113は、少なくとも2個のプリーツ加工された濾過材115を折り線方向に積み重ね、前記各濾過材115の折り線方向の重合する端面115a同志を補強板117を介して一体化した積層体からなる。
【0014】
積層体を構成する濾過材115は、例えばバインダー接着型不織布、水流絡合不織布、ニードルパンチ不織布、繊維融着型不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布、或いは紙などを単独で又は複数種適宜組み合わせたものなどの繊維素材をプリーツ加工したものである。尚、濾過材には、当該ユニット交換型フィルタ装置の用途や使用状態、要求される濾過性能に応じて、適宜エレクトレット加工などの後加工を施すこともできる。また、濾過材115に脱臭剤、例えば粒状活性炭等を担持させて脱臭効果を有する濾過材とすることもできる。
【0015】
濾過材を構成する繊維としては、例えばレーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリクラール繊維などの合成繊維、綿などの植物繊維、羊毛などの動物繊維、或いは2種類以上の樹脂を繊維断面において芯鞘状、貼り合わせ状、海島状、多重バイメタル状、オレンジ状などに組み合わせた、熱融着性、巻縮発現性、或いは分割性を有する複合繊維を1種類以上使用することができる。
【0016】
濾過材115のプリーツ加工方法には、例えばレシプロ式、ロータリー式などのプリーツ加工機による方法や、ジグザグ形状に成形された押型でプレスする方法など従来公知の方法を用いることができる。
【0017】
プリーツ加工した濾過材115の折り襞の高さ及び隣接する折り襞の間隔は任意であるが、折り襞の高さが10〜250mm程度、隣接する折り襞の間隔が2mm〜10mm程度であるのが好ましい。尚、折り加工した濾過材の一部(例えば折り線方向両端部または中央部分))に連続的に又は間欠的にホットメルト樹脂を塗布するなどして、隣接する折り襞同士が風圧によって密着しないようにするとよい。また、単にジグザグ状に折り加工した濾過材以外に、ジグザグ状に折り加工し、更にW状に折り加工したものも使用できる。
【0018】
尚、濾過材115の巾および折り線方向の高さは任意であり、当該ユニット交換型フィルタ装置の用途や使用状態、要求される濾過性能に応じて、適宜決定するとよい。
【0019】
上記濾過材115を少なくとも2個、図1および図2に示す形態では2個、濾過材115の折り線方向に積み重ね、前記各濾過材115の折り線方向に重合する端面115a同志を補強板117を介して一体化することで、積層体が構成されている。
【0020】
フィルタユニット113(積層体)の折り線方向の高さは610〜1830mmの範囲が好ましい。というのは、フィルタユニット113(積層体)の折り線方向の高さが610mmを下回る場合、濾過材115を折り線方向に積み重ねて補強板117を介して一体化しなくても、折り線方向の高さが610mm未満の濾過材であれば、それ自体が十分な形状保持性を持っていて、例えば圧力損失が300Pa付近を越えたとしても、濾過材のプリーツ形状が変形し難く、エアーリークが発生するという技術的課題を生じる恐れがほとんど無い。一方、フィルタユニット113(積層体)の折り線方向の高さが1830mmを上回る場合には、フィルタユニット113(積層体)全体に加わる圧力損失に対抗し得る形態保持性が不足し、例えば積層体全体に加わる圧力損失が300Pa付近を越えたときには、濾過材のプリーツ形状が変形し、エアーリークが発生する恐れがあるからである。
【0021】
また、フィルタユニット113(積層体)の濾過面の横巾は300〜800mmが好ましく、500〜700mmがより好ましく、具体的には610mmの巾のものを多用することができる。
【0022】
上述の折り線方向に積み重ねた濾過材115の折り線方向に重合する端面115a同志間に介在される補強板117は、各濾過材115の形状保持性を向上させる機能を持つ板である。その材質は特に限定されず、鉄、アルミなどの金属板、ABS、AS、ポリカーボネートなどの樹脂板、あるいはこれらの複合板など、剛性が高く曲がり難いものがよい。この中でも樹脂板は廃棄処理が容易であるという点から好ましい。
【0023】
この補強板117と濾過材115との接合一体化の形態としては、特に限定されない。図1および図2に示す形態では、各濾過材115の折り線方向の両端面115a、115bには、それぞれ不織布や紙などにホットメルト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ系接着剤等の接着剤を含浸またはコーティングした補強シート114が接着されており、これら補強シート114のうち、積み重ねた濾過材115の折り線方向に重合する端面115aの補強シート114同志間に補強板117を挟み込んで接合し一体化させることで、補強板117と濾過材115とを一体化させている。
【0024】
この補強板117を折り線方向に積み重ねた濾過材115の折り線方向に重合する端面115a同志間に介在させて一体化することで、当該フィルタユニット113(積層体)は、補強板117の持つ剛軟性によって、その形状保持性が向上し、例えば積層体全体に加わる圧力損失が300Pa付近を越えたとしても、濾過材115のプリーツ形状が容易に変形しないようになっている。
【0025】
また図1および図2に示すように、フィルタユニット113(積層体)の濾過材115の積み重ね方向端面(濾過材115の折り線方向に非重合の端面115bの補強シート114)には、後述するフレーム112の一片112aが切り離されて接合されており、当該フィルタユニット113をフレーム112内に収納したとき、前記一片112aが前記フレーム112と一体となるように構成されている。
【0026】
フレーム112の一片112aの接合は、例えばホットメルト樹脂や気体を混入して2〜4倍程度に発泡させた独立気泡型ホットメルト樹脂、ウレタン、エポキシ系接着剤などによる接着方法など、従来公知の方法により行うことができる。
【0027】
また、フレーム112の一片112aはフィルタユニット113(積層体)の側面(濾過材115の横巾方向端面115c)に接合することもできる。この場合、当該フィルタユニット113はフレーム112内から横方向に引き出すことができることから、このようなフィルタユニット113をフレーム112内に収納したユニット交換型フィルタ装置を、例えば図7に示すようなフィルタシステム1に適用した場合には、そのメンテナンスは、当該フィルタシステム1のユニット交換型フィルタ装置群のラインから、それぞれ各ユニット交換型フィルタ装置をレール2に沿って横方向に引き出すという必要が無く、フィルタシステム1のユニット交換型フィルタ装置群のラインから、直接フィルタユニットのみを横方向にフレーム内から抜き出して交換するだけでよく、より効率的に交換作業を行うことができる。
【0028】
図3に示す形態は、フィルタユニット113(積層体)の濾過材115の積み重ね方向端面(濾過材115の折り線方向に非重合の端面115bの補強シート114)であって、フレームの一片112aが接合されていない端面に補強板117が接合されているものである。
【0029】
この場合、フィルタユニット113(積層体)が折り線方向に積み重ねた濾過材115の折り線方向に重合する端面115a同志間に介在させた補強板117と、フィルタユニット113(積層体)の濾過材115の積み重ね方向端面であって、フレームの一片112aが接合されていない端面115bに接合された補強板117とによって補強されるので、フィルタユニット113(積層体)は、これら2つの補強板117の持つ剛軟性によって、その形状保持性がさらに向上し、より効果的に濾過材115のプリーツ形状の変形防止がなされるようになっている。
【0030】
図1および図4に示すように、上述のフィルタユニット113が着脱可能に収納されるフレーム112は、平板状の上板からなる一片112aと断面コ字型に形成された底板112b及び一対の側板112cとからなり、前記底板112bとこの底板112b両端部より立設する一対の側板112cとから、前記フィルタユニット113を収納する収納部が構成されるようになっている。フレーム112の材質はアルミニウムなどの金属が好ましく、またフレーム112の一片112aの材質は、ABS樹脂など可燃性のものが好ましい。
【0031】
このフレーム112の奥行き方向の巾は、上記濾過材115の折り襞の好ましい高さ10〜250mmに適合するように、20〜260mmとするのが望ましい。特にはフレーム112の上板を構成し、上記フィルタユニット113の積層体の非重合端面115bに接合される一片112aに対応して、一片112aが片手で掴めるサイズ、例えば50〜80mmの巾とするのが好ましい。
【0032】
フィルタユニット113の積層体の非重合端面115bに接合される一片112aと一対の側板112c、並びに底板112bと一対の側板112cは、それぞれ端部連結部分で45゜の突当形状を有している。また、底板112bと一対の側板112cとは、断面L型の連結具118によって連結されている。また、一対の側板112c、112c内面には、それぞれ突片112dがフィルタユニット113の装着方向全体に渡って設けられていて、これら突片112dによって連結具118が嵌め込まれる嵌め込み部分Yが形成されている。
【0033】
さらに図1から理解できる様に、底板112bの内面にも同様の突片を設け、同様な嵌め込み部分Yを構成し、連結具118の他の一辺を嵌合させることによって、底板112bと側板112cとが組み立てられている。
【0034】
また、フレーム112の側板112cには、これら側板112c間を跨るように補強杆112eがそれぞれ上流側と下流側とに固定されていて、前記底板112bと一対の側板112cとからなる収納部の補強が計られている。
【0035】
この補強杆112eを各側板112c間に固定するリベット112fは、その先端部分がフレーム112の内面、すなわち側板112cの内面側に突出している。このため、このままでは、フィルタユニット113を装着するときに、リベット112fの先端部分がフィルタユニット113に接触し、同フィルタユニット113に装着方向に沿った傷が入り、これが原因でエアーリークが発生するという不具合を生じる恐れがある。
【0036】
このような事態を未然に防止するため、このユニット交換型フィルタ装置111にあっては、フィルタユニット113を装着方向を規制する規制板116が、各側板112c内面の上流側端部と下流側端部とに、それぞれ前記ユニット113を装着方向全体に渡って設けられている。
【0037】
このため、フィルタユニット113は、前記各側板112c内面の上流側端部と下流側端部とに設けた規制板116によって規制されながら、これら規制板116に沿って装着されるようになっている。
【0038】
この結果、各側板112c内面から突出するリベット112fの先端部分は、前記各規制板116によって覆われて、フィルタユニット113が装着時に直接接触することはない。
【0039】
前記各規制板116は、それらによって規制される規制の範囲が、フィルタユニット13の外寸(詳しくは積層体114の外寸)と同じかそれよりも僅かに大きくなるように設けられている。
【0040】
尚、図5に示すように、フレーム112には、各側板112c内面の上流側端部と下流側端部とにフィルタユニットの装着方向を規制する規制板116aをそれぞれ前記フィルタユニットの装着方向全部に渡って設けるとともに、前記上流側の規制板116aと下流側の規制板116aとを結ぶように奥行き方向に渡って第2の規制板116bをそれぞれ前記フィルタユニット113の装着方向全部に渡って設けることもできる。
【0041】
この場合、フィルタユニットは、これら規制板116aと規制板116bとによって規制されながら、これら規制板116a、116bに沿って装着されるようになり、各側板112c内面から突出するリベット112fの先端部分は、前記各規制板116a、116bによって確実に覆われることになり、ユニット113が装着時に直接接触することもない。
【0042】
尚、この形態の場合、前記規制板116bは、フレーム112の奥行きが深くなる時には、規制板116bの側板112c側面にリブ116cを設けて、その補強を計ることもできる。
【0043】
尚、上述したフレーム112は、単なる一例にすぎず、フレーム112の外形状、高さなどは、フィルタユニット113の形状および外寸、当該ユニット交換型フィルタ装置の用途や使用状態、要求される濾過機能の大小などを考慮して適宜決定するとよい。
【0044】
尚、本発明は、上に示した例に限定されるものではなく、例えば5つの濾過材を折り線方向に積み重ね、各濾過材の折り線方向に重合する端面同志を補強板を介して一体化した積層体によってフィルタユニットを構成するなど、特許請求の範囲に記載した範囲で自由に変更することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のとおり、本件第1発明および本件第2発明は、少なくとも2個のプリーツ加工された濾過材を折り線方向に積み重ね、前記各濾過材の折り線方向に重合する端面同志を補強板を介して一体化した積層体からなり、前記積層体の側面または濾過材の積み重ね方向端面に前記フレームの一片が切り離されて接合されており、当該フィルタユニットを前記フレーム内に収納したとき、前記一片が前記フレームと一体となるように構成されているフィルタユニット、およびを前記フィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納されるユニット交換型フィルタ装置としたことから、フィルタユニットの折り線方向の高さが610mmを超えて圧力損失が高くなっても、濾過材の変形が生じ難く、かつメンテナンス性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユニット交換型フィルタ装置を示す斜視図。
【図2】本発明のフィルタユニットを示す斜視図。
【図3】本発明のフィルタユニットの別例を示す斜視図。
【図4】本発明のユニット交換型フィルタ装置におけるフレーム部分を示す斜視図。
【図5】本発明のユニット交換型フィルタ装置におけるフレーム部分の別例を示す斜視図。
【図6】従来のユニット交換型フィルタ装置を示す斜視図。
【図7】従来のユニット交換型フィルタ装置群によって構成されたフィルタシステムを示す斜視図。
【符号の説明】
112 ・・・フレーム
112a・・・上板
112b・・・底板
112c・・・側板
113 ・・・フィルタユニット
115・・・濾過材
116・・・規制板
117・・・補強板

Claims (5)

  1. ユニット交換型フィルタ装置のフレーム内に着脱可能に収納されるフィルタユニットであって、
    少なくとも2個のプリーツ加工された濾過材を折り線方向に積み重ね、前記各濾過材の折り線方向に重合する端面同志を補強板を介して一体化した積層体からなり、
    前記積層体の側面または前記積層体の濾過材の積み重ね方向端面に前記フレームの一片が切り離されて接合されており、当該フィルタユニットを前記フレーム内に収納したとき、前記一片が前記フレームと一体となるように構成されていることを特徴とするフィルタユニット。
  2. 積層体の濾過材の積み重ね方向端面であって、フレームの一片が接合されていない端面に補強板が接合されていることを特徴とする請求項1記載のフィルタユニット。
  3. 積層体の折り線方向の高さが610〜1830mmであることを特徴とする請求項1または2記載のフィルタユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタユニットがフレーム内に着脱可能に収納されるユニット交換型フィルタ装置。
  5. フレーム内にフィルタユニットの装着方向を規制する規制板が設けられている請求項4記載のユニット交換型フィルタ装置。
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