JP2004281695A - 多層プリント配線板、多層プリント配線板の製造方法、及び実装構造体 - Google Patents
多層プリント配線板、多層プリント配線板の製造方法、及び実装構造体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】応力緩和性能の向上。
【解決手段】コア基板1に設けられたビルドアップ層2が、樹脂浸透可能な芯材2aと、芯材2aに含浸される絶縁樹脂2bとを有している。絶縁樹脂2bの弾性率を3.5GPa以下とする。ビルドアップ層2の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)を50%以上とする。ビルドアップ層2の熱膨張係数を70ppm/℃以下とする。これにより、応力緩和性能が向上する。
【選択図】 図4
【解決手段】コア基板1に設けられたビルドアップ層2が、樹脂浸透可能な芯材2aと、芯材2aに含浸される絶縁樹脂2bとを有している。絶縁樹脂2bの弾性率を3.5GPa以下とする。ビルドアップ層2の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)を50%以上とする。ビルドアップ層2の熱膨張係数を70ppm/℃以下とする。これにより、応力緩和性能が向上する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多層プリント配線板、多層プリント配線板を含んだ実装構造体、及び多層プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型、軽量、多機能化に伴い高密度実装化が進展する傾向にある。半導体装置の実装においては、ワイヤーボンディング等によるフェイスアップ実装では配線距離が長くなり、高周波領域では信号の減衰、遅延が課題となり、最近ではフェイスダウン実装による短配線化が進んでいる。また、半導体装置の熱膨張係数と実装基板の熱膨張係数との間には大きな差がある。プリント配線板の熱膨張係数は、約16〜20ppm/℃であり、フェースダウンで実装されるフリップチップ型の半導体装置(以下、フリップチップと略される)の熱膨張係数は約3ppm/℃である。そのため、部品実装後の実装界面に熱応力が発生し、温度サイクル等の使用環境においては、基板の絶縁樹脂層や接合部にクラックが発生する場合がある。
【0003】
例えば、コア層上に内層配線を有するビルドアップ層を備えたプリント配線板の部品接続部にはんだバンプを介してフリップチップが接続されているとする。この状態で温度上昇が発生すると、プリント配線板はフリップチップより大きく膨張する。プリント配線板の熱膨張係数を18ppm/℃、フリップチップの熱膨張係数を3ppm/℃、温度上昇60℃と仮定すると、10mm2の範囲でプリント配線板とフリップチップとの間の膨張差は9μm程度となる。このような熱膨張差によってはんだバンプに歪みが与えられ応力が発生する。プリント配線板にフリップチップが実装された実装体は、その使用状態において加熱冷却が繰り返し実施されるが、そうすると、前記バンプに付与される歪みや応力によってはんだ接合部にクラックが発生する場合がある。
【0004】
そこで従来は、この熱膨張差による応力を軽減するためプリント基板と半導体装置との間にアンダーフィル樹脂を充填し補強する。半田接合部に生じる応力は充填されるアンダーフィル樹脂により軽減され、これにより接続信頼性が向上する。
【0005】
他の例としては、プリント基板のビルドアップ層上に絶縁樹脂による応力緩和層を形成し、内層導通を微細導体柱にて行う方法が提案されている。また、プリント基板のビルドアップ層を可とう性樹脂で形成し、応力緩和を行う構造が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−298272号広報(第1〜4項、図1)
【特許文献2】
特開2001−60755号広報(第1〜4項、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のアンダーフィル樹脂を充填する構造では樹脂の充填及び硬化の工程が必要となり、工程が煩雑になる。また、MCM(Multi Chip Modules)のように実装効率が70%となる実装構造では、半導体装置は非常に密に実装されるため、樹脂充填注入口さえ確保できなくなる。従って、全ての半導体装置の実装処理と、全てのアンダーフィル樹脂の充填処理とを、それぞれ一度に行うことができず、少量の半導体装置の実装と、実装した半導体装置へのアンダーフィル樹脂充填とを繰り返し実施しなければならず、その分、さらに工程が複雑化する。
【0008】
また、絶縁樹脂からなる応力緩和層を形成する構造には次のような課題がある。応力緩和層となる低弾性率を有する絶縁樹脂は熱膨張係数が大きく、常温と実装(高温)時との間での弾性率の差が大きく、そのために実装時に大きく弾性率が低下しやすいという特徴を有する。したがって、このような特徴を有する応力緩和層を設けると電子部品の重みなどで基板が歪みやすくなり、このことが初期不良の原因となる。
【0009】
加えて、特に昨今は電子機器の薄型化に伴いプリント配線板の薄型化が進展している。これによりプリント配線板のコア層が薄くなる結果、基板構造全体に占めるビルドアップ層の相対的な割合が高くなる傾向にある。そのため、このような傾向を有するプリント配線板に応力緩和層を設けたうえで電子部品を実装すると基板がさらに歪みやすくなり、その結果として初期接続不良の発生率が上昇する。このことはビルドアップ層の割合が高くなるほど顕著になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の多層プリント配線板は、コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の面に設けられたビルドアップ層とを備えている。前記ビルドアップ層は、樹脂が浸透可能な芯材と、前記芯材に含浸された絶縁樹脂とを有している。前記絶縁樹脂の弾性率が3.5GPa以下である。前記ビルドアップ層の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上である。前記ビルドアップ層の熱膨張係数が70ppm/℃以下である。
【0011】
芯材を組み込むことでビルドアップ層の寸法安定性、形状維持をしつつ、実装後の接合部の応力緩和能を有するビルドアップ層を形成した多層プリント配線板となる。芯材としては、織布、不織布、有機樹脂フィルムが使用できる。
【0012】
上記多層プリント配線板に熱膨張係数10ppm/℃以下の電子部品が搭載された実装構造体は、顕著に応力緩和能を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態例について、図面を用いて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
本実施形態の多層プリント配線板は、図1に示すように、コア基板1と、ビルドアップ層2と、ビアホール4,5と、配線層7,8とを備える。ビルドアップ層2は、樹脂浸透可能な芯材2aに絶縁樹脂2bを含浸させて構成される。配線層7はコア基板1の内部やコア基板1の表面部位に配置される。ビアホール(導体ペーストの充填体)4は、コア基板1の内部において配線層7どうしを層間接続する。配線層8は、ビルドアップ層2の内部やビルドアップ層2の表面部位に配置される。ビアホール5は、ビルドアップ層2の内部において配線層8どうしを層間接続する。
【0015】
芯材2aは、織布,不織布,有機樹脂フィルム等から構成される。絶縁樹脂2bは、エポキシ樹脂や、シアネートエステル等の公知の熱硬化性樹脂から構成される。これら樹脂は、応力を緩和させる特性を有するゴム弾性成分を含むのが望ましい。ゴム弾性成分としては、ブタジエンゴム,イソプレンゴム,ブタジエンスチレンゴム,クロロプレンゴム,ブチルゴム,シリコンゴム,フッ素ゴム等があげられるがこれに限定されない。図2に絶縁樹脂2bの構造式の一例が示される。
【0016】
絶縁樹脂2bは、樹脂組成物の特性を損なわない範囲において、難燃剤、無機充填物、着色剤等の各種添加剤を加えることができる。
【0017】
ビルドアップ層2は、次の条件を備えるように構成される。
・絶縁樹脂2bの弾性率は3.5GPa以下の低弾性率である(以下、第1の条件という)。
・芯材2aと絶縁樹脂2bとを組み合わせてビルドアップ層2を構成した際における面内引っ張り弾性率の保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上である(以下、第2の条件という)。
・芯材2aと絶縁樹脂2bとを組み合わせてビルドアップ層2を構成した際における熱膨張係数が70ppm/℃以下である(以下、第3の条件という)。
【0018】
ビルドアップ層2は、芯材2aを組み込むことで寸法の安定性が向上しその形状が維持される。さらには、上記第1〜第3の条件を備えることにより、実装後の接合部(配線層7,8と電子部品との間の電気的接合部)の応力緩和性が向上する。
【0019】
なお、上記した第1〜第3の条件は、さらには、次の条件に絞られるのが好ましい。
【0020】
絶縁樹脂2bの弾性率は0.5GPa以上であ。ビルドアップ層2の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が100%以下である。ビルドアップ層2の熱膨張係数が15ppm/℃以上である。
【0021】
これらの条件は、次の理由により設定されている。弾性率が0.5GPa以下の樹脂を用いたビルドアップ基板に加圧実装するとき、加圧が十分に接合部にかからず、接続不良になるためである。弾性率差は無い方が好ましく、熱膨張係数は実装する部品の値に近くてもよいが樹脂であるため、15ppm/℃以上になる。
【0022】
3.5GPa以下といった低弾性率の絶縁樹脂は、応力緩和能を有するものの、一般に熱膨張係数が大きく、常温と実装(高温)時の弾性率の差も大きい。そのため、高熱状態となる実装時には弾性率が大きく低下する。このような特性を有する絶縁樹脂を備えてビルドアップ層が構成された多層プリント配線板に電子部品が実装されると、配線板と電子部品との間の熱膨張係差に起因して実装時に生じる応力を軽減することはできる。しかしながら、実装時に大きく絶縁樹脂の弾性率が低下する結果、実装される電子部品の重みなどでコア基板1が歪んで電子部品との間で接続が不安定になる可能性がある。したがって、単に、3.5GPa以下といった低弾性率の特性だけを有する絶縁樹脂でビルドアップ層を形成した場合、安定した接続を実現することは困難となる。
【0023】
これに対して、本実施形態の多層プリント配線板は、上述したように、絶縁樹脂2bの低弾性率に関する前記第1の条件(3.5GPa以下)の他、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)に関する前記第2の条件と、熱膨張係数に関する前記第3の条件(70ppm/℃以下)とを設定している。
【0024】
そのため、このような特性を有するビルドアップ層2は、熱膨張率及び30℃(常温)と250℃(実装)時の弾性率差を低く抑える事が可能となる結果、初期接続特性や温度サイクル特性(熱衝撃特性)において、良好な結果が得られる。
【0025】
芯材2aとしては、織布、不織布、フィルムが利用できる。例として以下の無機物及び高耐熱性高分子がそれぞれ挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0026】
なお、芯材2aとして用いることが可能な織布としては、ガラス,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール,ポリエーテル スルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0027】
芯材2aとして用いることが可能な不織布としては、ガラス,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0028】
芯材2aとして用いることができるフィルムとしては、ポリイミド,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0029】
ビルドアップ層2としては、絶縁樹脂2bが含浸された芯材2aと配線層とが交互に積層された構造を有するものを用いることができる。前記配線層の層間接続には、メッキ接続等の公知技術を適用することができる。また、前記層間接続に導電性ペーストの充填物(ビア)を用いることができる。この場合、任意の位置でビアを形成することが可能であり高密度実装に適している。さらには、前記ビアの径の大きさと前記配線層のランド径の大きさとの間には、V(ビア径)/L(ランド径)=100μm/150μm以下にするのが好ましい。そうすれば、更なる高密度実装が可能となる。応力緩和層として機能するビルドアップ層の厚みは、20μm以上であるのが好ましい。
【0030】
コア基板1としては、ガラエポ基板を始めとする樹脂基板、セラミック基板など一般に市販品として入手可能な基板を使用することができる。
【0031】
本実施形態の多層プリント配線板上に、熱膨張率10ppm/℃以下の電子部品を搭載した場合に応力緩和効果が顕著に得られる。
【0032】
次に、本実施形態の多層プリント配線板の製造方法を説明する。まず、図3(a−3)に示すように、ビルドアップ層となるプリプレグ21が用意される。プリプレグ21は、樹脂浸透可能な芯材に絶縁樹脂を充填して構成される。図3(a−2)に示すように、用意されたプリプレグ21の所定位置(ビアホール形成位置)にその厚み方向に沿って貫通孔からなるビアホール穴22が形成される。図3(a−3)に示すように、ビアホール穴22に導電性ペーストを充填することで、ビルドアップ層2のビアホール5が形成される。次に、図示は省略するが、ビアホール5を形成したプリプレグ21に配線層8が形成され、さらに、ビアホール4と配線層8とが形成されたプリプレグ21が複数枚積層されて熱圧着されることでビルドアップ層2が形成される。
【0033】
次に、図3(b)に示すように、配線層7とビアホール4とを有するコア基板1を用意する。配線層7とビアホール4とは、コア基板1の層内に配置されている。ビアホール4は配線層7を層間接続している。
【0034】
次に、図3(c)に示すように、図3(b)で用意されたコア基板1の表裏面うちの少なくとも一方(図では両面)に図3(a)で用意されたプリプレグ21が積層される。さらにその表面に銅箔24が積層されて熱圧着される。
【0035】
銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングした後、図3(d)に示すように、図3(c)の工程を繰り返すことで多層ビルドアップ層が形成される。
【0036】
最後に、図3(e)に示すように、銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングすることで、配線層8が形成される。これにより多層プリント配線板が形成される。
【0037】
図4は実施の形態1の多層プリント配線板に電子部品3を実装した実装構造体を示す。電子部品3としては、例えばCSP(Chip Size Package),MCM(Multi Chip Module),BGA(Ball Grid Array),フリップチップ等のパーケージを有する半導体装置の他、ディスクリート部品などがあるが、特にその種類に限定はない。ただし、熱膨張率10ppm/℃以下の電子部品を搭載した場合に本発明の応力緩和効果が顕著に得られる。
【0038】
なお、図中、符号6は、電子部品3と配線層8とを接続するはんだ層である。
【0039】
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。各実施例では、本発明の多層プリント配線板が次のように形成される。すなわち、各実施例では、コア基板1及びビルドアップ層2に、それぞれビアホール4,5が形成される。ビルドアップ層2の弾性率と熱膨張係数とを実施例毎の設定値に調整するために、絶縁樹脂2bの弾性率と、ビルドアップ層2の樹脂含有量とが適宜調整される。絶縁樹脂2bの弾性率の調整は、樹脂2bの組成を調整することでなされる。
【0040】
このような構成上の特徴を有する各実施例において、コア基板1の厚さをTcとし、ビルドアップ層の厚さをTbとすると、コア基板1とビルドアップ層2との厚み割合(Tb/Tc)が約0.125,約0.2,約0.25,約0.4となる試料が各実施例の試料として形成される。各実施例において、弾性率は、一般的な測定法であるDMA(周波数10kHz)を用いて測定される。ビルドアップ層の熱膨張係数は、一般的な測定方法であるTMA(圧縮)を用いて測定される。各実施例において、絶縁樹脂2bの面内弾性率の調整は、絶縁樹脂の組成を変更することで実施される。
【0041】
(実施例1)
実施例1のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
厚さ20μmのガラスクロス(旭シェーベル社製、1027MS)から構成される。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率1.0GPaであるエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは、50μmである。
【0042】
上記芯材2aに上記絶縁樹脂2bを50%(重量比)の割合で含有させることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が25ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.3であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.6であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0043】
次に、実施例1の多層プリント配線板の製造方法を説明する。図3(a−1)に示すように、絶縁樹脂含浸芯材であるプリプレグ21が用意される。用意されたプリプレグ21に、図3(a−2)に示すように、炭酸ガスレーザを用いてビアホール穴22が形成される。形成されたビアホール穴22に、図3(a−3)に示すように、導電性ペーストが充填されることでビアホール5が形成される。
【0044】
図3(b)に示すように、配線層7とビアホール4とを有するコア基板1が用意される。配線層7とビアホール4とは、コア基板1の層内に配置される。ここで、コア基板1としては、厚みTcが、125μm,200μm,250μm,400μmとなったものがそれぞれ用意される。コア基板1としては、ビアホール4や配線層7が無くともよいが、実施例1では有りとする。
【0045】
次に図3(c)に示すように、コア基板1に図3(a)で用意されたプリプレグ21が積層される。さらにその表面に銅箔(厚さ5μm)24が積層される。そして、真空プレスで200℃に加熱されることで、コア基板とビルトアップ層の接続を行う。銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニング後、図3(d)に示すように、図3(c)の工程を繰り返し行い、両面各2層の多層ビルドアップ層が形成される。最後に、図3(e)に示すように、銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングすることで、配線層8が形成される。これにより、多層プリント配線板が形成される。形成された多層プリント配線板においてコア基板1とビルトアップ層2との厚み割合(Tb/Tc)が約0.125,約0.2,約0.25,約0.4となる。
【0046】
(実施例2)
実施例2のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同様にブタジエンゴムを骨格に持つものの、実施例1とは組成を変えることで、弾性率を3.5GPaとしたエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。芯材2aの組成と絶縁樹脂2bの含有率とを実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を実施例1から変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が20ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が4.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が2.9であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0047】
実施例2は、ビルドアップ層2を形成する絶縁樹脂2bの組成を実施例1とは変えることでその弾性率を3.5GPaとした点に特徴を有する。他の構成は、絶縁樹脂2bの組成を変更することで若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0048】
(実施例3)
実施例3のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1から若干かわり55μmである。芯材2aや絶縁樹脂2bの組成を実施例1と同一とするものの絶縁樹脂2bの含有率を実施例1から変更して55%(重量比)とすることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が70ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.0であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%である。
【0049】
実施例3は、絶縁樹脂2bの含有率を実施例1から変更することで、ビルドアップ層2の熱膨張係数を70ppm/℃にしたことと、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)を50%とした点に特徴を有する。他の構成は、絶縁樹脂2bの含有率等の変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0050】
(実施例4)
実施例4のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:厚さ9μmのアラミドフィルム(旭化成工業社製 商品名「アラミカ」)、
絶縁樹脂2b:実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは20.0μmである。絶縁樹脂2bの組成や含有率を実施例1と同一とするものの芯材2aの材料を実施例1とから変えることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が30ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.65であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約75%である。
【0051】
実施例4は、芯材2aの材料を実施例1から変更した点に特徴を有する。他の構成は、芯材2aの材料変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。しかしながら、ビルドアップ層2の厚みTbを20.0μmにしたことに対応して、コア基板1の厚みTaをそれぞれ180μmm,100μm,90μm,50μmとしており、これにより厚み割合(Tb/Tc)を、実施例1等と同一(約0.125,約0.2,約0.25,約0.4)にする。
【0052】
(実施例5)
実施例5のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:厚さ20μmのアラミド不織布から構成される。
絶縁樹脂2b:実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの組成や含有率を実施例1と同一とするものの芯材2aの材料を実施例1とから変えることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が22ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0053】
実施例5は、芯材5aを厚さ20μmのアラミド不織布とする点に特徴を有している。他の構成は芯材2aの材料変更に伴い若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
(比較例1)
比較例1のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率が5.0GPa(本発明の範囲外)であるエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの含有率や芯材2aの材質を実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が20ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が6.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が4.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が75%である。
【0054】
比較例1は、ビルドアップ層2を形成する絶縁樹脂2bの組成を変更することで、その弾性率を本発明の範囲外である5.0GPaにした点に特徴を有している。他の構成は若干実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
(比較例2)
比較例2のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1から若干変わり60μmである。絶縁樹脂2bの含有率を65%(重量比)に設定することで、次の特性を有する。
・熱膨張係数が75ppm(本発明の範囲外)である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0055】
比較例2は、絶縁樹脂2bの含有率を65%とすることで、ビルドアップ層2の熱膨張係数を本発明の範囲外である75ppm/℃にした点に特徴を有している。他の構成は、絶縁樹脂2bの含有率の変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0056】
(比較例3)
比較例3のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率が1.0GPaであるエポキシ樹脂から構成されこの点においては実施例1同様である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの含有率や芯材2aの材料を実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を実施例1から変えることにより次の特性を有する。
・熱膨張係数が25ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が0.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約25%(本発明の範囲外)である。
【0057】
比較例3は、絶縁樹脂2aの組成を実施例1から変更することで、ビルドアップ層2の弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)を本発明の範囲外(25%)にした。他の構成は、絶縁樹脂2bの組成変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0058】
(比較例4)
比較例4のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。比較例4においては、一般的なビルドアップ層2を形成した。
ビルドアップ層2:
ビルドアップ基板用銅箔付き絶縁シート (住友ベークライト株式会社製 APL−4001) から構成される。厚みTbは、400μmである。材料を変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が80ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.8であり、250℃における面内引っ張り弾性率が0.01であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約0.0035%である。
【0059】
以上の構成を備えたビルドアップ層2を、それぞれ厚み400μm,250μm,200μm,125μm(これらの値は実施例1と同一)を備えたコア基板1(ビアホール4及び配線層7の有無は何れも可、本例では有り)の表面に積層して多層プリント配線板とした。
【0060】
(比較例5)
比較例5のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。比較例5においては、他の一般的なビルドアップ層2を形成した。
ビルドアップ層2:
高弾性ビルドアップ材料(住友ベークライト株式会社製 APL−4601) から構成される。厚みTbは400μmである。ビルドアップ層2はその材質が変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が30ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が6.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が2.3であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が本発明の範囲外(40%)である。
【0061】
以上の構成を備えたビルドアップ層2を、比較例4と同様それぞれ厚み400μm,250μm,200μm,125μmを備えたコア基板1(ビアホール4及び配線層7の有無は何れも可、本例では有り)表面に積層して多層プリント配線板とした。
【0062】
以上説明した実施例1〜5,比較例1〜5の特性一覧を表1に示す。
【0063】
【表1】
上記実施例及び比較例の多層プリント配線板について次の実装信頼性評価を行った。すなわち、多層プリント基板上にシリコンチップ(チップサイズ10mm□)を半田実装することで実装体を形成する。形成した実装体(その構造については図4参照)に、−65℃〜150℃温度サイクル試験を1000時間実施し、導通評価を行った。導通評価回路は、シリコンチップとビルドアップ層の内層間のチェーン配線とした。抵抗値が初期値より30%以上増加した場合を不良とした。
結果を表2〜9に示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】
【表7】
【0070】
【表8】
【0071】
【表9】
厚み比率Tb/Tcがいずれの場合であっても、以下に説明する測定結果となった。
【0072】
芯材2aを有するビルドアップ層2を備えた実施例1〜5,比較例3は弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。
【0073】
実施例1〜5,比較例2,3は、温度サイクル(信頼性)において優れた応力緩和特性を示し、良好な実装信頼性が得られた。
【0074】
このように、実施例1〜5は、初期接続特性においても温度サイクル(信頼性)特性においても良好な結果が得られた。
【0075】
比較例1は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。しかしながら、絶縁樹脂2bの弾性率が本発明で規定する上限値(=3.5GPa)より高い(=5.0GPa)ために、熱膨張差に起因する界面応力によりはんだにクラックが発生した。
【0076】
比較例2は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。しかしながら、ビルドアップ層2の熱膨張係数が本発明の上限値(70ppm/℃)より大きい(=75ppm/℃)。本発明では、ビルドアップ層2の配線層8を構成する銅の熱膨張係数に基づいて、ビルドアップ層2の熱膨張係数の上限値(70ppm/℃)を設定している。ビルドアップ層2の熱膨張係数が本発明の上限値(70ppm/℃)より大きい比較例2は、ビルドアップ層2の配線層8に断線が生じて接続不良が発生した。これは、コア基板1に対するビルドアップ層2の割合が高くなるに連れてビルドアップ層2の熱膨張を抑制できなくなることに起因していると思われる。
【0077】
比較例3は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より低い(=25%)ために、チップ実装時の温度(250℃程度)では弾性率が非常に小さくなり、その結果、電子部品と基板との接合部位に接続不良が生じた。このような傾向は、ビルドアップ層2の厚みがコア基板1に対して相対的に厚くなる(Tb/Tcが大きくなる)に連れて顕著になっている。
【0078】
比較例4,5は、比較例3と同様、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が本発明で規定した下限値(=50%)より低い(0.0035%,40%)ため、チップ実装時の温度(250℃程度)では弾性率が極めて小さくなり、その結果、電子部品と基板との接合部位に接続不良が生じた。特に、比較例4は、上記弾性率保持率が本発明で規定した上限値より著しく小さいために、実装時の歪みが顕著になり、すべての配線層8において初期不良を示した。また、比較例5は、ビルドアップ層2を構成する絶縁樹脂2bの弾性率が、本発明で規定する上限値(=3.5GPa)より高い(=6.2GPa)ために、熱膨張差に起因する界面応力によってはんだにクラックが発生した。
【0079】
また、以上の測定結果から明らかなように、本発明の効果は、ビルドアップ層2の厚みTbがコア基板1の厚みTcに対して相対的に厚くなる(Tb/Tcが大きくなる)に連れて効果が顕著になる。具体的にいえば、Tb/Tcが0.125の場合では、それ程効果が明瞭に現れないものの、Tb/Tcが0.2以上となると、その効果が明瞭に現れる。このことからわかるように、本発明は、特に、Tb/Tcが0.2以上となった多層プリント配線板においてその効果がはっきりと現れる。
【0080】
【発明の効果】
本発明の多層プリント基板は、フリップチップ型の半導体装置等の電子部品を実装した状態で温度を加えた場合、ビルドアップ層(応力緩和層)が変形してプリント基板のコア層と電子部品の熱膨張差で生じた応力を吸収し、これにより、優れた実装信頼性を実現する。
【0081】
また、本発明は、ビルドアップ層に芯材を含有することで、実装時の極度の弾性率低下を防止することが可能となる。そのため、実装時の接続不良を抑制できる。
【0082】
さらに、アンダーフィル樹脂充填を必要としないため、工程の簡略化が可能となり、コストダウンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の多層プリント基板を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態のビルドアップ層に含有される絶縁樹脂の構造式である。
【図3】本発明の一実施形態の製造工程の説明に供する断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の多層プリント基板にフリップチップ半導体装置を実装した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア基板 2 ビルドアップ層
3 シリコンチップ 4,5 ビアホール
6 はんだ 7,8 配線層
9 多層プリント配線板 21 プリプレグ
【発明の属する技術分野】
本発明は多層プリント配線板、多層プリント配線板を含んだ実装構造体、及び多層プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型、軽量、多機能化に伴い高密度実装化が進展する傾向にある。半導体装置の実装においては、ワイヤーボンディング等によるフェイスアップ実装では配線距離が長くなり、高周波領域では信号の減衰、遅延が課題となり、最近ではフェイスダウン実装による短配線化が進んでいる。また、半導体装置の熱膨張係数と実装基板の熱膨張係数との間には大きな差がある。プリント配線板の熱膨張係数は、約16〜20ppm/℃であり、フェースダウンで実装されるフリップチップ型の半導体装置(以下、フリップチップと略される)の熱膨張係数は約3ppm/℃である。そのため、部品実装後の実装界面に熱応力が発生し、温度サイクル等の使用環境においては、基板の絶縁樹脂層や接合部にクラックが発生する場合がある。
【0003】
例えば、コア層上に内層配線を有するビルドアップ層を備えたプリント配線板の部品接続部にはんだバンプを介してフリップチップが接続されているとする。この状態で温度上昇が発生すると、プリント配線板はフリップチップより大きく膨張する。プリント配線板の熱膨張係数を18ppm/℃、フリップチップの熱膨張係数を3ppm/℃、温度上昇60℃と仮定すると、10mm2の範囲でプリント配線板とフリップチップとの間の膨張差は9μm程度となる。このような熱膨張差によってはんだバンプに歪みが与えられ応力が発生する。プリント配線板にフリップチップが実装された実装体は、その使用状態において加熱冷却が繰り返し実施されるが、そうすると、前記バンプに付与される歪みや応力によってはんだ接合部にクラックが発生する場合がある。
【0004】
そこで従来は、この熱膨張差による応力を軽減するためプリント基板と半導体装置との間にアンダーフィル樹脂を充填し補強する。半田接合部に生じる応力は充填されるアンダーフィル樹脂により軽減され、これにより接続信頼性が向上する。
【0005】
他の例としては、プリント基板のビルドアップ層上に絶縁樹脂による応力緩和層を形成し、内層導通を微細導体柱にて行う方法が提案されている。また、プリント基板のビルドアップ層を可とう性樹脂で形成し、応力緩和を行う構造が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−298272号広報(第1〜4項、図1)
【特許文献2】
特開2001−60755号広報(第1〜4項、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のアンダーフィル樹脂を充填する構造では樹脂の充填及び硬化の工程が必要となり、工程が煩雑になる。また、MCM(Multi Chip Modules)のように実装効率が70%となる実装構造では、半導体装置は非常に密に実装されるため、樹脂充填注入口さえ確保できなくなる。従って、全ての半導体装置の実装処理と、全てのアンダーフィル樹脂の充填処理とを、それぞれ一度に行うことができず、少量の半導体装置の実装と、実装した半導体装置へのアンダーフィル樹脂充填とを繰り返し実施しなければならず、その分、さらに工程が複雑化する。
【0008】
また、絶縁樹脂からなる応力緩和層を形成する構造には次のような課題がある。応力緩和層となる低弾性率を有する絶縁樹脂は熱膨張係数が大きく、常温と実装(高温)時との間での弾性率の差が大きく、そのために実装時に大きく弾性率が低下しやすいという特徴を有する。したがって、このような特徴を有する応力緩和層を設けると電子部品の重みなどで基板が歪みやすくなり、このことが初期不良の原因となる。
【0009】
加えて、特に昨今は電子機器の薄型化に伴いプリント配線板の薄型化が進展している。これによりプリント配線板のコア層が薄くなる結果、基板構造全体に占めるビルドアップ層の相対的な割合が高くなる傾向にある。そのため、このような傾向を有するプリント配線板に応力緩和層を設けたうえで電子部品を実装すると基板がさらに歪みやすくなり、その結果として初期接続不良の発生率が上昇する。このことはビルドアップ層の割合が高くなるほど顕著になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の多層プリント配線板は、コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の面に設けられたビルドアップ層とを備えている。前記ビルドアップ層は、樹脂が浸透可能な芯材と、前記芯材に含浸された絶縁樹脂とを有している。前記絶縁樹脂の弾性率が3.5GPa以下である。前記ビルドアップ層の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上である。前記ビルドアップ層の熱膨張係数が70ppm/℃以下である。
【0011】
芯材を組み込むことでビルドアップ層の寸法安定性、形状維持をしつつ、実装後の接合部の応力緩和能を有するビルドアップ層を形成した多層プリント配線板となる。芯材としては、織布、不織布、有機樹脂フィルムが使用できる。
【0012】
上記多層プリント配線板に熱膨張係数10ppm/℃以下の電子部品が搭載された実装構造体は、顕著に応力緩和能を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態例について、図面を用いて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
本実施形態の多層プリント配線板は、図1に示すように、コア基板1と、ビルドアップ層2と、ビアホール4,5と、配線層7,8とを備える。ビルドアップ層2は、樹脂浸透可能な芯材2aに絶縁樹脂2bを含浸させて構成される。配線層7はコア基板1の内部やコア基板1の表面部位に配置される。ビアホール(導体ペーストの充填体)4は、コア基板1の内部において配線層7どうしを層間接続する。配線層8は、ビルドアップ層2の内部やビルドアップ層2の表面部位に配置される。ビアホール5は、ビルドアップ層2の内部において配線層8どうしを層間接続する。
【0015】
芯材2aは、織布,不織布,有機樹脂フィルム等から構成される。絶縁樹脂2bは、エポキシ樹脂や、シアネートエステル等の公知の熱硬化性樹脂から構成される。これら樹脂は、応力を緩和させる特性を有するゴム弾性成分を含むのが望ましい。ゴム弾性成分としては、ブタジエンゴム,イソプレンゴム,ブタジエンスチレンゴム,クロロプレンゴム,ブチルゴム,シリコンゴム,フッ素ゴム等があげられるがこれに限定されない。図2に絶縁樹脂2bの構造式の一例が示される。
【0016】
絶縁樹脂2bは、樹脂組成物の特性を損なわない範囲において、難燃剤、無機充填物、着色剤等の各種添加剤を加えることができる。
【0017】
ビルドアップ層2は、次の条件を備えるように構成される。
・絶縁樹脂2bの弾性率は3.5GPa以下の低弾性率である(以下、第1の条件という)。
・芯材2aと絶縁樹脂2bとを組み合わせてビルドアップ層2を構成した際における面内引っ張り弾性率の保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上である(以下、第2の条件という)。
・芯材2aと絶縁樹脂2bとを組み合わせてビルドアップ層2を構成した際における熱膨張係数が70ppm/℃以下である(以下、第3の条件という)。
【0018】
ビルドアップ層2は、芯材2aを組み込むことで寸法の安定性が向上しその形状が維持される。さらには、上記第1〜第3の条件を備えることにより、実装後の接合部(配線層7,8と電子部品との間の電気的接合部)の応力緩和性が向上する。
【0019】
なお、上記した第1〜第3の条件は、さらには、次の条件に絞られるのが好ましい。
【0020】
絶縁樹脂2bの弾性率は0.5GPa以上であ。ビルドアップ層2の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が100%以下である。ビルドアップ層2の熱膨張係数が15ppm/℃以上である。
【0021】
これらの条件は、次の理由により設定されている。弾性率が0.5GPa以下の樹脂を用いたビルドアップ基板に加圧実装するとき、加圧が十分に接合部にかからず、接続不良になるためである。弾性率差は無い方が好ましく、熱膨張係数は実装する部品の値に近くてもよいが樹脂であるため、15ppm/℃以上になる。
【0022】
3.5GPa以下といった低弾性率の絶縁樹脂は、応力緩和能を有するものの、一般に熱膨張係数が大きく、常温と実装(高温)時の弾性率の差も大きい。そのため、高熱状態となる実装時には弾性率が大きく低下する。このような特性を有する絶縁樹脂を備えてビルドアップ層が構成された多層プリント配線板に電子部品が実装されると、配線板と電子部品との間の熱膨張係差に起因して実装時に生じる応力を軽減することはできる。しかしながら、実装時に大きく絶縁樹脂の弾性率が低下する結果、実装される電子部品の重みなどでコア基板1が歪んで電子部品との間で接続が不安定になる可能性がある。したがって、単に、3.5GPa以下といった低弾性率の特性だけを有する絶縁樹脂でビルドアップ層を形成した場合、安定した接続を実現することは困難となる。
【0023】
これに対して、本実施形態の多層プリント配線板は、上述したように、絶縁樹脂2bの低弾性率に関する前記第1の条件(3.5GPa以下)の他、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)に関する前記第2の条件と、熱膨張係数に関する前記第3の条件(70ppm/℃以下)とを設定している。
【0024】
そのため、このような特性を有するビルドアップ層2は、熱膨張率及び30℃(常温)と250℃(実装)時の弾性率差を低く抑える事が可能となる結果、初期接続特性や温度サイクル特性(熱衝撃特性)において、良好な結果が得られる。
【0025】
芯材2aとしては、織布、不織布、フィルムが利用できる。例として以下の無機物及び高耐熱性高分子がそれぞれ挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0026】
なお、芯材2aとして用いることが可能な織布としては、ガラス,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール,ポリエーテル スルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0027】
芯材2aとして用いることが可能な不織布としては、ガラス,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0028】
芯材2aとして用いることができるフィルムとしては、ポリイミド,アラミド,全芳香族ポリエステル,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0029】
ビルドアップ層2としては、絶縁樹脂2bが含浸された芯材2aと配線層とが交互に積層された構造を有するものを用いることができる。前記配線層の層間接続には、メッキ接続等の公知技術を適用することができる。また、前記層間接続に導電性ペーストの充填物(ビア)を用いることができる。この場合、任意の位置でビアを形成することが可能であり高密度実装に適している。さらには、前記ビアの径の大きさと前記配線層のランド径の大きさとの間には、V(ビア径)/L(ランド径)=100μm/150μm以下にするのが好ましい。そうすれば、更なる高密度実装が可能となる。応力緩和層として機能するビルドアップ層の厚みは、20μm以上であるのが好ましい。
【0030】
コア基板1としては、ガラエポ基板を始めとする樹脂基板、セラミック基板など一般に市販品として入手可能な基板を使用することができる。
【0031】
本実施形態の多層プリント配線板上に、熱膨張率10ppm/℃以下の電子部品を搭載した場合に応力緩和効果が顕著に得られる。
【0032】
次に、本実施形態の多層プリント配線板の製造方法を説明する。まず、図3(a−3)に示すように、ビルドアップ層となるプリプレグ21が用意される。プリプレグ21は、樹脂浸透可能な芯材に絶縁樹脂を充填して構成される。図3(a−2)に示すように、用意されたプリプレグ21の所定位置(ビアホール形成位置)にその厚み方向に沿って貫通孔からなるビアホール穴22が形成される。図3(a−3)に示すように、ビアホール穴22に導電性ペーストを充填することで、ビルドアップ層2のビアホール5が形成される。次に、図示は省略するが、ビアホール5を形成したプリプレグ21に配線層8が形成され、さらに、ビアホール4と配線層8とが形成されたプリプレグ21が複数枚積層されて熱圧着されることでビルドアップ層2が形成される。
【0033】
次に、図3(b)に示すように、配線層7とビアホール4とを有するコア基板1を用意する。配線層7とビアホール4とは、コア基板1の層内に配置されている。ビアホール4は配線層7を層間接続している。
【0034】
次に、図3(c)に示すように、図3(b)で用意されたコア基板1の表裏面うちの少なくとも一方(図では両面)に図3(a)で用意されたプリプレグ21が積層される。さらにその表面に銅箔24が積層されて熱圧着される。
【0035】
銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングした後、図3(d)に示すように、図3(c)の工程を繰り返すことで多層ビルドアップ層が形成される。
【0036】
最後に、図3(e)に示すように、銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングすることで、配線層8が形成される。これにより多層プリント配線板が形成される。
【0037】
図4は実施の形態1の多層プリント配線板に電子部品3を実装した実装構造体を示す。電子部品3としては、例えばCSP(Chip Size Package),MCM(Multi Chip Module),BGA(Ball Grid Array),フリップチップ等のパーケージを有する半導体装置の他、ディスクリート部品などがあるが、特にその種類に限定はない。ただし、熱膨張率10ppm/℃以下の電子部品を搭載した場合に本発明の応力緩和効果が顕著に得られる。
【0038】
なお、図中、符号6は、電子部品3と配線層8とを接続するはんだ層である。
【0039】
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。各実施例では、本発明の多層プリント配線板が次のように形成される。すなわち、各実施例では、コア基板1及びビルドアップ層2に、それぞれビアホール4,5が形成される。ビルドアップ層2の弾性率と熱膨張係数とを実施例毎の設定値に調整するために、絶縁樹脂2bの弾性率と、ビルドアップ層2の樹脂含有量とが適宜調整される。絶縁樹脂2bの弾性率の調整は、樹脂2bの組成を調整することでなされる。
【0040】
このような構成上の特徴を有する各実施例において、コア基板1の厚さをTcとし、ビルドアップ層の厚さをTbとすると、コア基板1とビルドアップ層2との厚み割合(Tb/Tc)が約0.125,約0.2,約0.25,約0.4となる試料が各実施例の試料として形成される。各実施例において、弾性率は、一般的な測定法であるDMA(周波数10kHz)を用いて測定される。ビルドアップ層の熱膨張係数は、一般的な測定方法であるTMA(圧縮)を用いて測定される。各実施例において、絶縁樹脂2bの面内弾性率の調整は、絶縁樹脂の組成を変更することで実施される。
【0041】
(実施例1)
実施例1のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
厚さ20μmのガラスクロス(旭シェーベル社製、1027MS)から構成される。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率1.0GPaであるエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは、50μmである。
【0042】
上記芯材2aに上記絶縁樹脂2bを50%(重量比)の割合で含有させることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が25ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.3であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.6であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0043】
次に、実施例1の多層プリント配線板の製造方法を説明する。図3(a−1)に示すように、絶縁樹脂含浸芯材であるプリプレグ21が用意される。用意されたプリプレグ21に、図3(a−2)に示すように、炭酸ガスレーザを用いてビアホール穴22が形成される。形成されたビアホール穴22に、図3(a−3)に示すように、導電性ペーストが充填されることでビアホール5が形成される。
【0044】
図3(b)に示すように、配線層7とビアホール4とを有するコア基板1が用意される。配線層7とビアホール4とは、コア基板1の層内に配置される。ここで、コア基板1としては、厚みTcが、125μm,200μm,250μm,400μmとなったものがそれぞれ用意される。コア基板1としては、ビアホール4や配線層7が無くともよいが、実施例1では有りとする。
【0045】
次に図3(c)に示すように、コア基板1に図3(a)で用意されたプリプレグ21が積層される。さらにその表面に銅箔(厚さ5μm)24が積層される。そして、真空プレスで200℃に加熱されることで、コア基板とビルトアップ層の接続を行う。銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニング後、図3(d)に示すように、図3(c)の工程を繰り返し行い、両面各2層の多層ビルドアップ層が形成される。最後に、図3(e)に示すように、銅箔24をホトリソエッチング法によりパターニングすることで、配線層8が形成される。これにより、多層プリント配線板が形成される。形成された多層プリント配線板においてコア基板1とビルトアップ層2との厚み割合(Tb/Tc)が約0.125,約0.2,約0.25,約0.4となる。
【0046】
(実施例2)
実施例2のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同様にブタジエンゴムを骨格に持つものの、実施例1とは組成を変えることで、弾性率を3.5GPaとしたエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。芯材2aの組成と絶縁樹脂2bの含有率とを実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を実施例1から変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が20ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が4.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が2.9であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0047】
実施例2は、ビルドアップ層2を形成する絶縁樹脂2bの組成を実施例1とは変えることでその弾性率を3.5GPaとした点に特徴を有する。他の構成は、絶縁樹脂2bの組成を変更することで若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0048】
(実施例3)
実施例3のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1から若干かわり55μmである。芯材2aや絶縁樹脂2bの組成を実施例1と同一とするものの絶縁樹脂2bの含有率を実施例1から変更して55%(重量比)とすることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が70ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.0であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%である。
【0049】
実施例3は、絶縁樹脂2bの含有率を実施例1から変更することで、ビルドアップ層2の熱膨張係数を70ppm/℃にしたことと、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)を50%とした点に特徴を有する。他の構成は、絶縁樹脂2bの含有率等の変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0050】
(実施例4)
実施例4のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:厚さ9μmのアラミドフィルム(旭化成工業社製 商品名「アラミカ」)、
絶縁樹脂2b:実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは20.0μmである。絶縁樹脂2bの組成や含有率を実施例1と同一とするものの芯材2aの材料を実施例1とから変えることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が30ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.65であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約75%である。
【0051】
実施例4は、芯材2aの材料を実施例1から変更した点に特徴を有する。他の構成は、芯材2aの材料変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。しかしながら、ビルドアップ層2の厚みTbを20.0μmにしたことに対応して、コア基板1の厚みTaをそれぞれ180μmm,100μm,90μm,50μmとしており、これにより厚み割合(Tb/Tc)を、実施例1等と同一(約0.125,約0.2,約0.25,約0.4)にする。
【0052】
(実施例5)
実施例5のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:厚さ20μmのアラミド不織布から構成される。
絶縁樹脂2b:実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの組成や含有率を実施例1と同一とするものの芯材2aの材料を実施例1とから変えることで次の特性を有する。
・熱膨張係数が22ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0053】
実施例5は、芯材5aを厚さ20μmのアラミド不織布とする点に特徴を有している。他の構成は芯材2aの材料変更に伴い若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
(比較例1)
比較例1のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率が5.0GPa(本発明の範囲外)であるエポキシ樹脂から構成される。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの含有率や芯材2aの材質を実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が20ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が6.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が4.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が75%である。
【0054】
比較例1は、ビルドアップ層2を形成する絶縁樹脂2bの組成を変更することで、その弾性率を本発明の範囲外である5.0GPaにした点に特徴を有している。他の構成は若干実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
(比較例2)
比較例2のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
実施例1と同一である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1から若干変わり60μmである。絶縁樹脂2bの含有率を65%(重量比)に設定することで、次の特性を有する。
・熱膨張係数が75ppm(本発明の範囲外)である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が1.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約70%である。
【0055】
比較例2は、絶縁樹脂2bの含有率を65%とすることで、ビルドアップ層2の熱膨張係数を本発明の範囲外である75ppm/℃にした点に特徴を有している。他の構成は、絶縁樹脂2bの含有率の変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0056】
(比較例3)
比較例3のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。
芯材2a:
実施例1と同一である。
絶縁樹脂2b:
ブタジエンゴムを骨格に持ち、弾性率が1.0GPaであるエポキシ樹脂から構成されこの点においては実施例1同様である。
ビルドアップ層2:
厚みTbは実施例1と同一である。絶縁樹脂2bの含有率や芯材2aの材料を実施例1と同一とするものの、絶縁樹脂2bの組成を実施例1から変えることにより次の特性を有する。
・熱膨張係数が25ppmである。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.0であり、250℃における面内引っ張り弾性率が0.5であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約25%(本発明の範囲外)である。
【0057】
比較例3は、絶縁樹脂2aの組成を実施例1から変更することで、ビルドアップ層2の弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)を本発明の範囲外(25%)にした。他の構成は、絶縁樹脂2bの組成変更に伴って若干ながら実施例1と異なるものの、基本的には実施例1と同様である。製造方法も実施例1と同様である。
【0058】
(比較例4)
比較例4のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。比較例4においては、一般的なビルドアップ層2を形成した。
ビルドアップ層2:
ビルドアップ基板用銅箔付き絶縁シート (住友ベークライト株式会社製 APL−4001) から構成される。厚みTbは、400μmである。材料を変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が80ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が2.8であり、250℃における面内引っ張り弾性率が0.01であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が約0.0035%である。
【0059】
以上の構成を備えたビルドアップ層2を、それぞれ厚み400μm,250μm,200μm,125μm(これらの値は実施例1と同一)を備えたコア基板1(ビアホール4及び配線層7の有無は何れも可、本例では有り)の表面に積層して多層プリント配線板とした。
【0060】
(比較例5)
比較例5のビルドアップ層2の構成材料を以下に示す。比較例5においては、他の一般的なビルドアップ層2を形成した。
ビルドアップ層2:
高弾性ビルドアップ材料(住友ベークライト株式会社製 APL−4601) から構成される。厚みTbは400μmである。ビルドアップ層2はその材質が変更することで次の特性を有する。
・熱膨張係数が30ppm/℃である。
・30℃における面内引っ張り弾性率が6.2であり、250℃における面内引っ張り弾性率が2.3であり、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が本発明の範囲外(40%)である。
【0061】
以上の構成を備えたビルドアップ層2を、比較例4と同様それぞれ厚み400μm,250μm,200μm,125μmを備えたコア基板1(ビアホール4及び配線層7の有無は何れも可、本例では有り)表面に積層して多層プリント配線板とした。
【0062】
以上説明した実施例1〜5,比較例1〜5の特性一覧を表1に示す。
【0063】
【表1】
上記実施例及び比較例の多層プリント配線板について次の実装信頼性評価を行った。すなわち、多層プリント基板上にシリコンチップ(チップサイズ10mm□)を半田実装することで実装体を形成する。形成した実装体(その構造については図4参照)に、−65℃〜150℃温度サイクル試験を1000時間実施し、導通評価を行った。導通評価回路は、シリコンチップとビルドアップ層の内層間のチェーン配線とした。抵抗値が初期値より30%以上増加した場合を不良とした。
結果を表2〜9に示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】
【表5】
【0068】
【表6】
【0069】
【表7】
【0070】
【表8】
【0071】
【表9】
厚み比率Tb/Tcがいずれの場合であっても、以下に説明する測定結果となった。
【0072】
芯材2aを有するビルドアップ層2を備えた実施例1〜5,比較例3は弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。
【0073】
実施例1〜5,比較例2,3は、温度サイクル(信頼性)において優れた応力緩和特性を示し、良好な実装信頼性が得られた。
【0074】
このように、実施例1〜5は、初期接続特性においても温度サイクル(信頼性)特性においても良好な結果が得られた。
【0075】
比較例1は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。しかしながら、絶縁樹脂2bの弾性率が本発明で規定する上限値(=3.5GPa)より高い(=5.0GPa)ために、熱膨張差に起因する界面応力によりはんだにクラックが発生した。
【0076】
比較例2は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より高いために、初期接続において良好な結果が得られた。しかしながら、ビルドアップ層2の熱膨張係数が本発明の上限値(70ppm/℃)より大きい(=75ppm/℃)。本発明では、ビルドアップ層2の配線層8を構成する銅の熱膨張係数に基づいて、ビルドアップ層2の熱膨張係数の上限値(70ppm/℃)を設定している。ビルドアップ層2の熱膨張係数が本発明の上限値(70ppm/℃)より大きい比較例2は、ビルドアップ層2の配線層8に断線が生じて接続不良が発生した。これは、コア基板1に対するビルドアップ層2の割合が高くなるに連れてビルドアップ層2の熱膨張を抑制できなくなることに起因していると思われる。
【0077】
比較例3は、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が、本発明で規定する下限値(=50%)より低い(=25%)ために、チップ実装時の温度(250℃程度)では弾性率が非常に小さくなり、その結果、電子部品と基板との接合部位に接続不良が生じた。このような傾向は、ビルドアップ層2の厚みがコア基板1に対して相対的に厚くなる(Tb/Tcが大きくなる)に連れて顕著になっている。
【0078】
比較例4,5は、比較例3と同様、弾性率保持率(250℃弾性率/30℃弾性率)が本発明で規定した下限値(=50%)より低い(0.0035%,40%)ため、チップ実装時の温度(250℃程度)では弾性率が極めて小さくなり、その結果、電子部品と基板との接合部位に接続不良が生じた。特に、比較例4は、上記弾性率保持率が本発明で規定した上限値より著しく小さいために、実装時の歪みが顕著になり、すべての配線層8において初期不良を示した。また、比較例5は、ビルドアップ層2を構成する絶縁樹脂2bの弾性率が、本発明で規定する上限値(=3.5GPa)より高い(=6.2GPa)ために、熱膨張差に起因する界面応力によってはんだにクラックが発生した。
【0079】
また、以上の測定結果から明らかなように、本発明の効果は、ビルドアップ層2の厚みTbがコア基板1の厚みTcに対して相対的に厚くなる(Tb/Tcが大きくなる)に連れて効果が顕著になる。具体的にいえば、Tb/Tcが0.125の場合では、それ程効果が明瞭に現れないものの、Tb/Tcが0.2以上となると、その効果が明瞭に現れる。このことからわかるように、本発明は、特に、Tb/Tcが0.2以上となった多層プリント配線板においてその効果がはっきりと現れる。
【0080】
【発明の効果】
本発明の多層プリント基板は、フリップチップ型の半導体装置等の電子部品を実装した状態で温度を加えた場合、ビルドアップ層(応力緩和層)が変形してプリント基板のコア層と電子部品の熱膨張差で生じた応力を吸収し、これにより、優れた実装信頼性を実現する。
【0081】
また、本発明は、ビルドアップ層に芯材を含有することで、実装時の極度の弾性率低下を防止することが可能となる。そのため、実装時の接続不良を抑制できる。
【0082】
さらに、アンダーフィル樹脂充填を必要としないため、工程の簡略化が可能となり、コストダウンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の多層プリント基板を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態のビルドアップ層に含有される絶縁樹脂の構造式である。
【図3】本発明の一実施形態の製造工程の説明に供する断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の多層プリント基板にフリップチップ半導体装置を実装した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア基板 2 ビルドアップ層
3 シリコンチップ 4,5 ビアホール
6 はんだ 7,8 配線層
9 多層プリント配線板 21 プリプレグ
Claims (11)
- コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の面に設けられたビルドアップ層とを備え、
前記ビルドアップ層は、樹脂が浸透可能な芯材と、前記芯材に含浸された絶縁樹脂とを有し、
前記絶縁樹脂の弾性率が3.5GPa以下であり、
前記ビルドアップ層の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上であり、
前記ビルドアップ層の熱膨張係数が70ppm/℃以下である、
ことを特徴とする多層プリント配線板。 - 前記絶縁樹脂の弾性率が0.5GPa以上であり、
前記ビルドアップ層の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が100%以下であり、
前記ビルドアップ層の熱膨張係数が15ppm/℃以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の多層プリント配線板。 - 前記芯材が織布もしくは不織布である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の多層プリント配線板。 - 前記芯材が有機樹脂フィルムである、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の多層プリント配線板。 - 前記コア基板は、絶縁層と配線層とが交互に積層されるとともに前記絶縁層を挟んで対向配置された前記配線層どうしが前記絶縁層に設けられた導電体により電気的に接続された構造を有し、
前記コア基板の厚みをTcとし、前記ビルドアップ層の厚みをTbとすると、両者の厚み比Tb/Tcが0.2以上である、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の多層プリント配線板。 - 前記ビルドアップ層は、前記絶縁樹脂が含浸された前記芯材(以下、絶縁樹脂含浸芯材という)と配線層とが交互に積層されているとともに、前記絶縁樹脂含浸芯材を挟んで対向配置された前記配線層どうしが前記絶縁樹脂含浸芯材に設けられた導電体により電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の多層プリント配線板。 - 前記ビルドアップ層の厚みが20μm以上である、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の多層プリント配線板。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の多層プリント配線板上に、熱膨張係数10ppm/℃以下の電子部品が搭載されている、
ことを特徴とする実装構造体。 - コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の面に設けられたビルドアップ層とを備えた多層プリント配線板の製造方法であって、
前記コア基板を用意する工程と、
樹脂浸透可能な芯材、および弾性率が3.5GPa以下の絶縁樹脂を用意する工程と、
前記芯材に前記絶縁樹脂を含浸させることで、250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が50%以上であり、熱膨張係数が70ppm/℃以下である絶縁樹脂含浸芯材を形成する工程と、
前記絶縁樹脂含浸芯材の所望の位置にビアホール穴を形成する工程と、
前記ビアホール穴に導電性ペーストを充填する工程と、
前記絶縁樹脂含浸芯材を、前記ビルドアップ層として前記コア基板の少なくとも一方の面に積層する工程と、
を含むことを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。 - 前記絶縁樹脂含浸芯材として、
前記絶縁樹脂の弾性率が0.5GPa以上であり、
前記ビルドアップ層の250℃における面内引っ張り弾性率と30℃における面内引っ張り弾性率との比(250℃弾性率/30℃弾性率)が100%以下であり、
前記ビルドアップ層の熱膨張係数が15ppm/℃以上である、
ものを形成する、
ことを特徴とする請求項9に記載の多層プリント配線板の製造方法。 - 積層配置された複数の前記絶縁樹脂含浸芯材と、前記絶縁樹脂含浸芯材の層間に配置された複数の配線層とから前記ビルドアップ層を構成し、このビルドアップ層を前記コア基板に積層する、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の多層プリント配線板の製造方法。
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- 2003-03-14 JP JP2003070574A patent/JP2004281695A/ja active Pending
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