JP2004280414A - 商品情報管理方法と、これに用いる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタ - Google Patents
商品情報管理方法と、これに用いる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】陳列棚の商品の陳列位置に沿って動かすだけで、それぞれの商品の無線タグに読み書き手段を近接させることが可能な無線タグリーダ及び無線タグリーダライタと、これを用いた商品情報管理方法を提案する。
【解決手段】少なくとも商品12の種類を含む商品情報が記録された無線タグ14が取り付けられ、陳列棚16に陳列された商品12の、商品情報を無線タグリーダ50によって読み取り、商品12の在庫管理等に用いる商品情報管理方法において、無線タグリーダ50に、読取手段60が取り付けられたヘッド部52と、把持部54と、摺接部64とを有する無線タグリーダ50を用い、無線タグリーダ50を、摺接部64を陳列棚16に当接させて陳列棚16に沿って移動させつつ、読取手段60により無線タグ50の商品情報を読み取るようにすることを特徴とする在庫管理方法である。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくとも商品12の種類を含む商品情報が記録された無線タグ14が取り付けられ、陳列棚16に陳列された商品12の、商品情報を無線タグリーダ50によって読み取り、商品12の在庫管理等に用いる商品情報管理方法において、無線タグリーダ50に、読取手段60が取り付けられたヘッド部52と、把持部54と、摺接部64とを有する無線タグリーダ50を用い、無線タグリーダ50を、摺接部64を陳列棚16に当接させて陳列棚16に沿って移動させつつ、読取手段60により無線タグ50の商品情報を読み取るようにすることを特徴とする在庫管理方法である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗内の陳列棚に陳列してある商品の商品名やその数量を、商品に取り付けた無線タグにより把握する商品情報管理方法において好適に用いられる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタに関し、より詳細には、商品が陳列棚に陳列されたままの状態で在庫管理を行うことが可能な商品情報管理方法と、これに用いる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の在庫管理等に用いる商品情報管理方法においては、バーコードに予め商品に関する情報を関連付けしておき、店員はバーコード読取端末により商品のバーコードを直接読み取ることやPOSシステムを用いることにより商品の情報管理を行っていた。
【0003】
このように商品にそれぞれバーコードが付されたことにより、店員が商品名や数量をいちいち記録することなく、単純にバーコードを読み取る作業をするだけで、正確な商品情報の管理を行うことが可能になった。しかしながら、バーコードの読み取りにおいては、スキャナをバーコードに近接させると共に、対向させてバーコードをスキャンしなければならないため、店内の商品すべてについて、商品情報を収集するためには、陳列場所からすべての商品を取り出さなければならず、商品情報の収集を行うことは未だに煩雑な作業であることには変わりがない。
近年においては、商品の情報を記録した無線タグを利用した商品情報の管理が行われるようになってきている。無線タグによる商品情報の読み取りにおいては、バーコードの場合と異なり、近接させると共に対向させることなくデータを読み取ることができるので、陳列棚から商品をいちいち取り出すことなく、商品情報を入手することができるようになった。
【0004】
特開2000−24269号公報には、無線タグを用いた部品情報管理システムに用いる部品情報読取端末が開示されている。
【特許文献1】
特開2000−24269号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−24269号公報の部品情報読取端末は、部品に関する記録媒体から部品に関する情報を非接触で読み取ることができ、読み取った部品情報をその部品が取り付けられる装置に関連付けして記憶させることができるものであるが、読み取るべき記録媒体は読み取り作業がしやすい位置に取り付けられていることが前提となっている。
特許文献1に記載されている技術を商品の在庫管理等の商品情報管理方法に用いようとしても、商品の陳列方法によっては、記録媒体(無線タグ)が必ずしも読み取り易い位置になるとは限らない。このため、非接触で読み書きが可能な無線タグとはいえ、無線タグの種類によっては、無線タグリーダとの通信可能範囲に無線タグがない場合がある。このような状況において、無線タグの情報を読み取って商品情報の収集をしようとする場合には、それぞれの商品を陳列棚から取り出して記録媒体の情報を一つずつ読みこむ作業をしなければならず、バーコードによる商品情報の収集方法と何ら変わるところがないという課題がある。
【0006】
また、陳列棚に陳列されている商品に取り付けられた無線タグが読み書きし易い位置にあったとしても、一定の速度で無線タグリーダまたは無線タグリーダライタをそれぞれの商品に近接させなければならないため、無線タグリーダ等の操作に対する慣れが必要となり、誰でもすぐにできるわけではないという課題もある。
さらに、陳列棚の位置によっては不自然な体勢のまま読み取り作業をしなければならないため、店内にある大量の商品の商品情報をすべて読み取りするには体力を要するといった課題もある。
【0007】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたものであって、大量の商品が陳列されていて、長時間にわたって作業しなければならない場合であっても疲労度が少なくて済むと共に、無線タグが読み書きしにくい位置にある場合であっても、陳列棚の商品の陳列位置に沿って動かすだけで、それぞれの商品の無線タグに読み書き手段を近接させることが可能な無線タグリーダおよび無線タグリーダライタを提供することおよびこれを用いた商品の情報管理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の構成を有する。
すなわち、少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理等に用いる商品情報管理方法において、前記無線タグリーダに、読取手段が取り付けられたヘッド部と、把持部と、摺接部とを有する無線タグリーダを用い、該無線タグリーダを、前記摺接部を前記陳列棚に当接させて陳列棚に沿って移動させつつ、前記読取手段により前記無線タグの商品情報を読み取るようにすることを特徴とする商品情報管理方法である。
これにより、陳列棚から商品を取り出すことなく、陳列棚に沿って無線タグリーダを動かすだけで商品情報の収集をすることが可能になり、作業の能率が大幅に向上する。
【0009】
また、他の発明は、少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理等に用いる商品情報管理方法に用いる前記無線タグリーダにおいて、把持部と、前記無線タグの商品情報を読み取り可能な読取手段を有するヘッド部と、前記陳列棚に当接して陳列棚に沿ってスライド可能な摺接部とを有し、前記摺接部を前記陳列棚に当接させて当該陳列棚に沿って移動させることにより、前記読取手段で前記無線タグの商品情報を読み取り可能なことを特徴とする無線タグリーダである。
これにより、陳列棚から商品を取り出すことなく、陳列棚に沿って無線タグリーダを動かすだけで商品情報を入手をすることが可能になり、作業の能率が大幅に向上する。
【0010】
さらに、前記ヘッド部には、前記摺接部を前記陳列棚に当接させた際に、当該陳列棚の棚板と前記商品との隙間に進入する延出部が形成されていて、当該延出部に前記読取手段が配設されていることが好ましい。
これにより、無線タグが陳列棚の表面側にない場合であっても、読取手段自体を無線タグに近づけることができるので、商品を取り出さずに無線タグの情報を読み取ることができるため、商品への無線タグの取付位置に関係なく、容易に商品情報を収集することができる。
【0011】
また、前記読取手段と前記無線タグとの通信結果を表示する表示部が前記把持部に設けられていることが好ましい。
これによれば、無線タグリーダが読み取った商品情報をユーザが確認しながら商品の情報収集作業をすることができる。
さらにまた、前記ヘッド部と前記把持部は連結手段により連結されていて、前記陳列棚に前記ヘッド部を当接させた際に、当該ヘッド部と前記把持部の角度が調整可能であることが好ましい。
これによれば、無線タグリーダが読み取った商品情報の確認が体勢を変えずに容易に確認しながら商品情報の収集作業をすることが可能になるので、作業効率を向上させることができる。
【0012】
また、前記摺接部には、回転速度が規制されたローラまたはベアリングが配設されていることが好ましい。
これにより、無線タグリーダを陳列棚に当接させながら移動させる際において、円滑に摺動させることができる。また、無線タグリーダの移動速度規制されるので、無線タグリーダと無線タグとの通信時間が所定の時間以下にならないように設定することができ、確実に無線タグの情報を読み取らせることが可能になるので、無線タグとの通信エラーを防ぐことができる。
【0013】
また、以上に説明したのうちのいずれかに記載の無線タグリーダにおいて、無線タグへ情報を書き込み可能な書込手段を備えていることを特徴とする無線タグリーダライタである。
これによれば、無線タグの商品データの書き込みをすることができるので、一つ一つの商品を取り出して、無線タグの情報を書き替えする等の商品情報の編集が可能になるので、効率的な商品情報管理を行うことができる。
【0014】
さらに、前記読込手段および/または前記書込手段における読込信号および/または書込信号には指向性があることが好ましい。
また、前記読込手段および/または前記書込手段には、読込信号および/または書込信号を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることが好ましい。
これらにより、対象としている部分の商品のみの商品情報を読み取りまたは書き込みすることができるので、正確な無線タグの情報管理ができると共に、効率的な商品情報管理が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した商品情報管理システムおよびこれに用いられる無線タグリーダの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において、各種の改変がなされても本発明の技術的範囲に属するのは言うまでもない。
【0016】
本実施の形態においては、ビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店およびレンタル店等のように、陳列棚に商品を一方向に揃えて陳列する店舗において、各商品に無線タグを取り付けることにより商品情報の管理を行う際に用いる無線タグリーダについて説明する。図1は、無線タグを取り付けた商品が陳列棚に陳列されている状態を示す説明斜視図である。
ビデオソフトやCDおよびDVDソフト等を商品12とする場合における商品12の陳列方法は、陳列棚16の陳列箇所16aに商品12が一方向に並べられて陳列されていることが多い。また、商品12は、陳列棚16から脱落するのを防止するため、商品12の前端面は陳列棚16の前端面よりも奥側になるようにして陳列されている。これにより、商品12に取り付けられた無線タグ14も陳列棚16の前端面より奥側に位置することになり、無線タグリーダ50を陳列棚16に沿って動かしても商品12に取り付けられた無線タグ14と通信ができなくなる可能性があるというおそれがあるのは既述のとおりである。
【0017】
図2は、無線タグを用いた商品情報管理システムの概略構成を示す説明図である。
本実施の形態における在庫管理システム10は、商品12と、少なくとも商品12の商品名に関する情報が記録され、商品12に取り付けられた無線タグ14と、商品12を陳列する陳列棚16と、陳列棚16の商品12の無線タグ14の商品名や数量等の情報を読み取る無線タグリーダ50と、在庫として有しているすべての商品12の名称および数量等の在庫情報を予め格納してある在庫情報データベース18と、無線タグリーダ50により読み取られた無線タグ14の商品情報を受け取る受信手段20と、受信手段20により受信した商品情報を記憶する記憶手段22と、在庫情報データベース18に格納されている在庫情報と記憶手段22に記憶されている商品情報とを比較する比較手段24とにより概略が構成されていて、在庫情報データベース18と受信手段20と記憶手段22と比較手段24により商品情報管理装置30が構成されている。
【0018】
また、商品情報管理装置30において、無線タグリーダ50と、受信手段20の通信方法は特に限定されるものではなく、有線または無線により通信することが可能に設定されている。比較手段24は、予め組み込まれているプログラムに基づいて動作するように設定された商品情報管理装置30が具備するCPUにより構成されている。
【0019】
無線タグリーダ50について説明する。図3は、無線タグリーダの概略構成図である。
無線タグリーダ50は、ヘッド部52と把持部54とにより構成される筐体56と、ヘッド部52と把持部54とを屈曲自在に連結する連結手段58と、商品12に取り付けられた無線タグ14の記録情報を読み取りする読取手段60と、読取手段60が読み取った無線タグ14のデータを記憶する読み取りデータ記憶手段61と、読み取りデータ記憶手段61に記憶したデータを商品情報管理装置30の受信手段20に送信する送信手段62と、無線タグリーダ50の各手段の動作を制御するための制御部70とを具備している。
【0020】
ヘッド部52には、無線タグリーダ50を陳列棚16の棚板16bに摺接させる摺接部64と、摺接部64から延出し、商品12に取り付けられた無線タグ14に近接する延出部66がそれぞれ形成されている。摺接部64には、摺動手段としてローラ68が配設されていて、無線タグリーダ50の当接部を棚板16bに当接させたまま側方に容易に移動させることが可能に設けられている。また、ローラ68の回転速度が機械的に規制されていて、無線タグリーダ50の移動速度を所定速度以下にすることができるので、読取手段60を無線タグ14との通信を確実に行わせることができる。
【0021】
延出部66は無線タグリーダ50の摺接部64を棚板16bに当接させた際に、棚板16bの下面側と商品12の上面側との隙間に進入可能な形状に形成されている。すなわち、ヘッド部52の部材厚さに比較して、延出部66の部材厚さが薄くなるように形成されている。また、延出部66の先端には、読取手段60が設けられている。読取手段60は、摺接部64のローラ68が所定量回転する毎に商品12の無線タグ14と通信することができるように、制御部70により読取手段60への電源供給が制御されている。
【0022】
また、商品12に取り付けられた無線タグ14の種類や、磁束漏れや電波の漏れによる影響で、通信をしようとしている商品12の無線タグ14以外の無線タグ情報も読み取ってしまうおそれがある。このような場合においては、無線タグ14のアンチコリジョン機能を用いれば、重複読み取りを防ぐことができる。また、そもそも対象としている範囲外の無線タグ14については、極力通信をさせないようにするために、読取手段60の近傍に、読取手段60から発せられる磁束や電波の漏えいを遮蔽可能な材料を、磁束や電波が特定方向に放出されるように配設すれば、磁束や電波に指向性を持たせることができる。本実施の形態においては、棚板16bの下側に陳列されている商品12の無線タグ14のみと通信させるため、読取手段60の上側面と側面を遮蔽材料74により覆っている。
【0023】
把持部54のヘッド部52側には読取手段60が無線タグ14の情報を読み取った結果を表示する表示手段であるディスプレイ72が配設されている。
また、ヘッド部52と把持部54は、屈曲可能な連結手段58により屈曲自在に連結されている。これにより、無線タグリーダ50を陳列棚16に当接させる角度やディスプレイ72の表示角度を自在に調整することが可能になり、ユーザの体格や好みに応じて無線タグリーダ50の使用形態を適宜選択することが可能になるため、在庫管理等に用いる商品情報収集作業における疲労度が大幅に軽減される。
【0024】
無線タグ14と無線タグリーダ50を用いた商品の在庫管理方法について説明する。図4は無線タグリーダを用いた商品の在庫管理方法の工程を示すフロー図である。
先に説明したようなビデオ、CDショップ等において、無線タグリーダ50を用いて商品12の商品情報管理をする場合には、無線タグリーダ50の摺接部64を商品12が陳列されている陳列棚16の棚板16bに当接させて、無線タグリーダ50を商品12の陳列方向にスライドさせるだけで、無線タグ14に記録された情報を読み取る(S101)ことができる。無線タグリーダ50の延出部66は棚板16bと商品12の間の隙間に進入することができるので、読取手段60が無線タグ14に接近し、無線タグ14が棚板16bの前端面より奥側にある場合であっても正確に商品情報の読み取りが可能になる。
【0025】
また、無線タグリーダ50を棚板16bに当接させたまま側方にスライドさせると、摺接部64のローラ68が回転し、ローラ68が所定量回転する毎に、制御部70が読取手段60へ断片的に電力を供給する。これにより、無線タグ14との通信時のみに電力を供給することができるので、無線タグリーダ50の使用電力量を削減させることができる。
さらに、摺接部64のローラ68の回転速度は機械的に規制されている。これにより、ローラ68を陳列棚16に当接させながら移動する無線タグリーダ50の移動速度は一定速度以下になる。これに伴い、無線タグリーダ50と無線タグ14との通信可能な時間が所定時間確保されることになり、確実に無線タグ14の情報を無線タグリーダ50が読み取ることが可能になるので、通信エラーの発生が大幅に少なくなるため、効率的な作業が可能になる。
【0026】
また、無線タグリーダ50の移動速度の規制に関しては、機械的に制限するだけでなく、無線タグリーダ50に所定時間毎にローラ68の回転量を計測して、無線タグリーダ50の移動速度を検出する速度検出手段を設け、制御部70が所定速度以上で無線タグリーダ50が移動していると判断した場合には、ディスプレイ72に警告を出したり、アラーム手段(図示せず)によりアラームを発するように設定しておくこともできる。
【0027】
読取手段60により読み取られた情報は、読み取りデータ記憶手段61に記憶され(S102)る。読み取りデータ記憶手段61に記憶された情報をディスプレイ72に表示させることにより、ユーザは読み取り結果をその場で確認(S103)することができる。送信手段62は、読み取りデータを商品情報管理装置30の受信手段20に送信する(S104)。
【0028】
無線タグリーダ50の送信手段62から送信されたデータは、商品情報管理装置30の受信手段20を介して記憶手段22に記憶され(S105)た後、比較手段24により、在庫情報データベース18に予め記憶させてある商品の在庫情報を記憶手段22に記憶させたデータと比較し(S106)て、結果を表示する(S107)ことにより、商品12の在庫管理(商品情報の管理)が行われる。なお、無線タグ14またはバーコードによるPOSシステム80を導入し、POSシステム80から商品12の販売データを在庫情報データベース18に記憶させておき、無線タグリーダ50が読み取ったデータと、在庫情報データベース18に予め記憶されている商品の在庫情報と、POSシステム80からの商品の販売データのそれぞれのデータにより総合的な商品情報管理を行えば、より詳細に商品情報の管理を行うことができるので、好適である。
【0029】
本実施の形態においては、ビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店およびレンタル店等において好適に用いられる在庫管理(商品情報管理)システムを想定しているが、本発明はビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店における棚卸作業を好適に行うためのシステムとしても用いることができる。棚卸に本発明を適用する際には、資産額(商品金額の合計)さえわかれば良い場合がある。このような場合において無線タグリーダ50は、無線タグ14から商品金額情報を読み取って、読み取りデータ記憶手段61に金額の累計を記憶させておけば、商品情報管理装置30を用いなくても、無線タグリーダ50のみで棚卸作業に必要とされる情報を迅速に得ることができるため好適である。
【0030】
また、本実施の形態においては、無線タグリーダ50が読み取った無線タグ14のデータを無線タグリーダ50に配設した読み取りデータ記憶手段61に一旦記憶させる態様になっているが、無線タグリーダに記憶手段を設けずに、読み取ったデータを直ちに商品情報管理装置30に送信する態様としても良いのはもちろんであり、これにより、無線タグリーダ50の製造コストを削減することができる。
さらに、無線タグリーダ50が読み取った情報は自動的に読み取りデータ記憶手段61に記憶された後、商品情報管理装置30に送信される態様になっているが、これらの処理をそれぞれ選択的に実行することができるように記憶処理や送信処理、表示処理等といった各種の操作ボタンを配設すれば、さらに使い勝手が向上するため、尚好適である。
【0031】
さらにまた、本実施の形態においては、無線タグ14の位置が陳列棚16に陳列された商品12の上面側に取り付けられている場合を想定しているが、図5に示すように商品12の前面側に無線タグ14が取り付けられている場合においては、延出部66をヘッド部52に対して直角方向に曲げた後に延伸させることが可能なように、摺接部64と延出部66との間に回動自在な第2の連結手段76を配設しておけばよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のことから、本発明における在庫管理方法と無線タグリーダおよび無線タグリーダライタには以下のような効果がある。
すなわち、商品が陳列されている陳列棚の表面に沿って無線タグリーダまたは無線タグリーダライタをスライドさせるだけで、商品情報を読み取ることができるので、在庫管理等商品情報の管理におけるデータ収集作業の効率を大幅に向上させることができると共に、商品情報管理作業におけるユーザの疲労度を軽減することができる。
またこれに用いる無線タグリーダまたは無線タグリーダライタにおいて、ヘッド部に摺接部が形成されているので、陳列棚に当接させれば、商品が陳列されている方向に無線タグリーダまたは無線タグリーダライタを好適に摺動させることができるため、簡単な操作により在庫管理等の商品情報管理を行うことができる。
【0033】
また、読取手段または読み書き手段が商品の無線タグと通信した結果を表示する表示手段が設けられていることにより、その場で通信内容を確認することができる。
さらに、摺接部には、当該無線タグリーダを棚板に当接させながら側方に移動可能にするローラやベアリングが設けられていることにより、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタを陳列棚の棚板に沿って容易に移動させることができるので、在庫管理業務におけるデータ収集時の労働負荷を軽減させることができる。
【0034】
また、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタは、ヘッド部と把持部とが屈曲可能な連結手段により連結されていて、陳列棚の棚板にヘッド部を当接させる際に、ヘッドと把持部の角度が調整可能であるので、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの操作をユーザの体格や好みに応じて自由に調整することができ、長時間にわたる作業であっても疲労の蓄積を軽減することができる。
【0035】
さらにまた、摺接部には、回転速度が規制されたローラやベアリングが配設されているので、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの移動速度を所定の速度に制限することができる。これにより、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの操作に熟練していなくても、確実に無線タグとの通信を行わせることができるため、誰でも簡単に操作することができる。
【0036】
また、読込手段および/または前記書込手段には、読込信号および/または書込信号を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることにより、読込信号および/または書込信号には指向性を持たせることができる。これにより、読み取りまたは書き込みの対象となっている無線タグ以外とは通信することがないため、アンチコリジョン機能を必要としないため、設備コストの削減が可能になる等といった著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線タグを取り付けた商品が陳列棚に陳列されている状態を示す説明斜視図である。
【図2】無線タグを用いた商品情報管理システムの概略構成を示す説明図である。
【図3】無線タグリーダの概略構成図である。
【図4】無線タグリーダを用いた商品情報管理方法の処理工程を示すフロー図である。
【図5】無線タグリーダの他の実施形態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 在庫管理システム
14 無線タグ
16 陳列棚
16b 棚板
30 商品情報管理装置
50 無線タグリーダ
52 ヘッド部
54 把持部
58 連結手段
60 読取手段
61 データ記憶手段
64 摺接部
66 延出部
68 ローラ
70 制御部
72 ディスプレイ
74 遮蔽材料
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗内の陳列棚に陳列してある商品の商品名やその数量を、商品に取り付けた無線タグにより把握する商品情報管理方法において好適に用いられる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタに関し、より詳細には、商品が陳列棚に陳列されたままの状態で在庫管理を行うことが可能な商品情報管理方法と、これに用いる無線タグリーダおよび無線タグリーダライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の在庫管理等に用いる商品情報管理方法においては、バーコードに予め商品に関する情報を関連付けしておき、店員はバーコード読取端末により商品のバーコードを直接読み取ることやPOSシステムを用いることにより商品の情報管理を行っていた。
【0003】
このように商品にそれぞれバーコードが付されたことにより、店員が商品名や数量をいちいち記録することなく、単純にバーコードを読み取る作業をするだけで、正確な商品情報の管理を行うことが可能になった。しかしながら、バーコードの読み取りにおいては、スキャナをバーコードに近接させると共に、対向させてバーコードをスキャンしなければならないため、店内の商品すべてについて、商品情報を収集するためには、陳列場所からすべての商品を取り出さなければならず、商品情報の収集を行うことは未だに煩雑な作業であることには変わりがない。
近年においては、商品の情報を記録した無線タグを利用した商品情報の管理が行われるようになってきている。無線タグによる商品情報の読み取りにおいては、バーコードの場合と異なり、近接させると共に対向させることなくデータを読み取ることができるので、陳列棚から商品をいちいち取り出すことなく、商品情報を入手することができるようになった。
【0004】
特開2000−24269号公報には、無線タグを用いた部品情報管理システムに用いる部品情報読取端末が開示されている。
【特許文献1】
特開2000−24269号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−24269号公報の部品情報読取端末は、部品に関する記録媒体から部品に関する情報を非接触で読み取ることができ、読み取った部品情報をその部品が取り付けられる装置に関連付けして記憶させることができるものであるが、読み取るべき記録媒体は読み取り作業がしやすい位置に取り付けられていることが前提となっている。
特許文献1に記載されている技術を商品の在庫管理等の商品情報管理方法に用いようとしても、商品の陳列方法によっては、記録媒体(無線タグ)が必ずしも読み取り易い位置になるとは限らない。このため、非接触で読み書きが可能な無線タグとはいえ、無線タグの種類によっては、無線タグリーダとの通信可能範囲に無線タグがない場合がある。このような状況において、無線タグの情報を読み取って商品情報の収集をしようとする場合には、それぞれの商品を陳列棚から取り出して記録媒体の情報を一つずつ読みこむ作業をしなければならず、バーコードによる商品情報の収集方法と何ら変わるところがないという課題がある。
【0006】
また、陳列棚に陳列されている商品に取り付けられた無線タグが読み書きし易い位置にあったとしても、一定の速度で無線タグリーダまたは無線タグリーダライタをそれぞれの商品に近接させなければならないため、無線タグリーダ等の操作に対する慣れが必要となり、誰でもすぐにできるわけではないという課題もある。
さらに、陳列棚の位置によっては不自然な体勢のまま読み取り作業をしなければならないため、店内にある大量の商品の商品情報をすべて読み取りするには体力を要するといった課題もある。
【0007】
本発明は、以上の課題を解決すべくなされたものであって、大量の商品が陳列されていて、長時間にわたって作業しなければならない場合であっても疲労度が少なくて済むと共に、無線タグが読み書きしにくい位置にある場合であっても、陳列棚の商品の陳列位置に沿って動かすだけで、それぞれの商品の無線タグに読み書き手段を近接させることが可能な無線タグリーダおよび無線タグリーダライタを提供することおよびこれを用いた商品の情報管理方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次の構成を有する。
すなわち、少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理等に用いる商品情報管理方法において、前記無線タグリーダに、読取手段が取り付けられたヘッド部と、把持部と、摺接部とを有する無線タグリーダを用い、該無線タグリーダを、前記摺接部を前記陳列棚に当接させて陳列棚に沿って移動させつつ、前記読取手段により前記無線タグの商品情報を読み取るようにすることを特徴とする商品情報管理方法である。
これにより、陳列棚から商品を取り出すことなく、陳列棚に沿って無線タグリーダを動かすだけで商品情報の収集をすることが可能になり、作業の能率が大幅に向上する。
【0009】
また、他の発明は、少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理等に用いる商品情報管理方法に用いる前記無線タグリーダにおいて、把持部と、前記無線タグの商品情報を読み取り可能な読取手段を有するヘッド部と、前記陳列棚に当接して陳列棚に沿ってスライド可能な摺接部とを有し、前記摺接部を前記陳列棚に当接させて当該陳列棚に沿って移動させることにより、前記読取手段で前記無線タグの商品情報を読み取り可能なことを特徴とする無線タグリーダである。
これにより、陳列棚から商品を取り出すことなく、陳列棚に沿って無線タグリーダを動かすだけで商品情報を入手をすることが可能になり、作業の能率が大幅に向上する。
【0010】
さらに、前記ヘッド部には、前記摺接部を前記陳列棚に当接させた際に、当該陳列棚の棚板と前記商品との隙間に進入する延出部が形成されていて、当該延出部に前記読取手段が配設されていることが好ましい。
これにより、無線タグが陳列棚の表面側にない場合であっても、読取手段自体を無線タグに近づけることができるので、商品を取り出さずに無線タグの情報を読み取ることができるため、商品への無線タグの取付位置に関係なく、容易に商品情報を収集することができる。
【0011】
また、前記読取手段と前記無線タグとの通信結果を表示する表示部が前記把持部に設けられていることが好ましい。
これによれば、無線タグリーダが読み取った商品情報をユーザが確認しながら商品の情報収集作業をすることができる。
さらにまた、前記ヘッド部と前記把持部は連結手段により連結されていて、前記陳列棚に前記ヘッド部を当接させた際に、当該ヘッド部と前記把持部の角度が調整可能であることが好ましい。
これによれば、無線タグリーダが読み取った商品情報の確認が体勢を変えずに容易に確認しながら商品情報の収集作業をすることが可能になるので、作業効率を向上させることができる。
【0012】
また、前記摺接部には、回転速度が規制されたローラまたはベアリングが配設されていることが好ましい。
これにより、無線タグリーダを陳列棚に当接させながら移動させる際において、円滑に摺動させることができる。また、無線タグリーダの移動速度規制されるので、無線タグリーダと無線タグとの通信時間が所定の時間以下にならないように設定することができ、確実に無線タグの情報を読み取らせることが可能になるので、無線タグとの通信エラーを防ぐことができる。
【0013】
また、以上に説明したのうちのいずれかに記載の無線タグリーダにおいて、無線タグへ情報を書き込み可能な書込手段を備えていることを特徴とする無線タグリーダライタである。
これによれば、無線タグの商品データの書き込みをすることができるので、一つ一つの商品を取り出して、無線タグの情報を書き替えする等の商品情報の編集が可能になるので、効率的な商品情報管理を行うことができる。
【0014】
さらに、前記読込手段および/または前記書込手段における読込信号および/または書込信号には指向性があることが好ましい。
また、前記読込手段および/または前記書込手段には、読込信号および/または書込信号を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることが好ましい。
これらにより、対象としている部分の商品のみの商品情報を読み取りまたは書き込みすることができるので、正確な無線タグの情報管理ができると共に、効率的な商品情報管理が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した商品情報管理システムおよびこれに用いられる無線タグリーダの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において、各種の改変がなされても本発明の技術的範囲に属するのは言うまでもない。
【0016】
本実施の形態においては、ビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店およびレンタル店等のように、陳列棚に商品を一方向に揃えて陳列する店舗において、各商品に無線タグを取り付けることにより商品情報の管理を行う際に用いる無線タグリーダについて説明する。図1は、無線タグを取り付けた商品が陳列棚に陳列されている状態を示す説明斜視図である。
ビデオソフトやCDおよびDVDソフト等を商品12とする場合における商品12の陳列方法は、陳列棚16の陳列箇所16aに商品12が一方向に並べられて陳列されていることが多い。また、商品12は、陳列棚16から脱落するのを防止するため、商品12の前端面は陳列棚16の前端面よりも奥側になるようにして陳列されている。これにより、商品12に取り付けられた無線タグ14も陳列棚16の前端面より奥側に位置することになり、無線タグリーダ50を陳列棚16に沿って動かしても商品12に取り付けられた無線タグ14と通信ができなくなる可能性があるというおそれがあるのは既述のとおりである。
【0017】
図2は、無線タグを用いた商品情報管理システムの概略構成を示す説明図である。
本実施の形態における在庫管理システム10は、商品12と、少なくとも商品12の商品名に関する情報が記録され、商品12に取り付けられた無線タグ14と、商品12を陳列する陳列棚16と、陳列棚16の商品12の無線タグ14の商品名や数量等の情報を読み取る無線タグリーダ50と、在庫として有しているすべての商品12の名称および数量等の在庫情報を予め格納してある在庫情報データベース18と、無線タグリーダ50により読み取られた無線タグ14の商品情報を受け取る受信手段20と、受信手段20により受信した商品情報を記憶する記憶手段22と、在庫情報データベース18に格納されている在庫情報と記憶手段22に記憶されている商品情報とを比較する比較手段24とにより概略が構成されていて、在庫情報データベース18と受信手段20と記憶手段22と比較手段24により商品情報管理装置30が構成されている。
【0018】
また、商品情報管理装置30において、無線タグリーダ50と、受信手段20の通信方法は特に限定されるものではなく、有線または無線により通信することが可能に設定されている。比較手段24は、予め組み込まれているプログラムに基づいて動作するように設定された商品情報管理装置30が具備するCPUにより構成されている。
【0019】
無線タグリーダ50について説明する。図3は、無線タグリーダの概略構成図である。
無線タグリーダ50は、ヘッド部52と把持部54とにより構成される筐体56と、ヘッド部52と把持部54とを屈曲自在に連結する連結手段58と、商品12に取り付けられた無線タグ14の記録情報を読み取りする読取手段60と、読取手段60が読み取った無線タグ14のデータを記憶する読み取りデータ記憶手段61と、読み取りデータ記憶手段61に記憶したデータを商品情報管理装置30の受信手段20に送信する送信手段62と、無線タグリーダ50の各手段の動作を制御するための制御部70とを具備している。
【0020】
ヘッド部52には、無線タグリーダ50を陳列棚16の棚板16bに摺接させる摺接部64と、摺接部64から延出し、商品12に取り付けられた無線タグ14に近接する延出部66がそれぞれ形成されている。摺接部64には、摺動手段としてローラ68が配設されていて、無線タグリーダ50の当接部を棚板16bに当接させたまま側方に容易に移動させることが可能に設けられている。また、ローラ68の回転速度が機械的に規制されていて、無線タグリーダ50の移動速度を所定速度以下にすることができるので、読取手段60を無線タグ14との通信を確実に行わせることができる。
【0021】
延出部66は無線タグリーダ50の摺接部64を棚板16bに当接させた際に、棚板16bの下面側と商品12の上面側との隙間に進入可能な形状に形成されている。すなわち、ヘッド部52の部材厚さに比較して、延出部66の部材厚さが薄くなるように形成されている。また、延出部66の先端には、読取手段60が設けられている。読取手段60は、摺接部64のローラ68が所定量回転する毎に商品12の無線タグ14と通信することができるように、制御部70により読取手段60への電源供給が制御されている。
【0022】
また、商品12に取り付けられた無線タグ14の種類や、磁束漏れや電波の漏れによる影響で、通信をしようとしている商品12の無線タグ14以外の無線タグ情報も読み取ってしまうおそれがある。このような場合においては、無線タグ14のアンチコリジョン機能を用いれば、重複読み取りを防ぐことができる。また、そもそも対象としている範囲外の無線タグ14については、極力通信をさせないようにするために、読取手段60の近傍に、読取手段60から発せられる磁束や電波の漏えいを遮蔽可能な材料を、磁束や電波が特定方向に放出されるように配設すれば、磁束や電波に指向性を持たせることができる。本実施の形態においては、棚板16bの下側に陳列されている商品12の無線タグ14のみと通信させるため、読取手段60の上側面と側面を遮蔽材料74により覆っている。
【0023】
把持部54のヘッド部52側には読取手段60が無線タグ14の情報を読み取った結果を表示する表示手段であるディスプレイ72が配設されている。
また、ヘッド部52と把持部54は、屈曲可能な連結手段58により屈曲自在に連結されている。これにより、無線タグリーダ50を陳列棚16に当接させる角度やディスプレイ72の表示角度を自在に調整することが可能になり、ユーザの体格や好みに応じて無線タグリーダ50の使用形態を適宜選択することが可能になるため、在庫管理等に用いる商品情報収集作業における疲労度が大幅に軽減される。
【0024】
無線タグ14と無線タグリーダ50を用いた商品の在庫管理方法について説明する。図4は無線タグリーダを用いた商品の在庫管理方法の工程を示すフロー図である。
先に説明したようなビデオ、CDショップ等において、無線タグリーダ50を用いて商品12の商品情報管理をする場合には、無線タグリーダ50の摺接部64を商品12が陳列されている陳列棚16の棚板16bに当接させて、無線タグリーダ50を商品12の陳列方向にスライドさせるだけで、無線タグ14に記録された情報を読み取る(S101)ことができる。無線タグリーダ50の延出部66は棚板16bと商品12の間の隙間に進入することができるので、読取手段60が無線タグ14に接近し、無線タグ14が棚板16bの前端面より奥側にある場合であっても正確に商品情報の読み取りが可能になる。
【0025】
また、無線タグリーダ50を棚板16bに当接させたまま側方にスライドさせると、摺接部64のローラ68が回転し、ローラ68が所定量回転する毎に、制御部70が読取手段60へ断片的に電力を供給する。これにより、無線タグ14との通信時のみに電力を供給することができるので、無線タグリーダ50の使用電力量を削減させることができる。
さらに、摺接部64のローラ68の回転速度は機械的に規制されている。これにより、ローラ68を陳列棚16に当接させながら移動する無線タグリーダ50の移動速度は一定速度以下になる。これに伴い、無線タグリーダ50と無線タグ14との通信可能な時間が所定時間確保されることになり、確実に無線タグ14の情報を無線タグリーダ50が読み取ることが可能になるので、通信エラーの発生が大幅に少なくなるため、効率的な作業が可能になる。
【0026】
また、無線タグリーダ50の移動速度の規制に関しては、機械的に制限するだけでなく、無線タグリーダ50に所定時間毎にローラ68の回転量を計測して、無線タグリーダ50の移動速度を検出する速度検出手段を設け、制御部70が所定速度以上で無線タグリーダ50が移動していると判断した場合には、ディスプレイ72に警告を出したり、アラーム手段(図示せず)によりアラームを発するように設定しておくこともできる。
【0027】
読取手段60により読み取られた情報は、読み取りデータ記憶手段61に記憶され(S102)る。読み取りデータ記憶手段61に記憶された情報をディスプレイ72に表示させることにより、ユーザは読み取り結果をその場で確認(S103)することができる。送信手段62は、読み取りデータを商品情報管理装置30の受信手段20に送信する(S104)。
【0028】
無線タグリーダ50の送信手段62から送信されたデータは、商品情報管理装置30の受信手段20を介して記憶手段22に記憶され(S105)た後、比較手段24により、在庫情報データベース18に予め記憶させてある商品の在庫情報を記憶手段22に記憶させたデータと比較し(S106)て、結果を表示する(S107)ことにより、商品12の在庫管理(商品情報の管理)が行われる。なお、無線タグ14またはバーコードによるPOSシステム80を導入し、POSシステム80から商品12の販売データを在庫情報データベース18に記憶させておき、無線タグリーダ50が読み取ったデータと、在庫情報データベース18に予め記憶されている商品の在庫情報と、POSシステム80からの商品の販売データのそれぞれのデータにより総合的な商品情報管理を行えば、より詳細に商品情報の管理を行うことができるので、好適である。
【0029】
本実施の形態においては、ビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店およびレンタル店等において好適に用いられる在庫管理(商品情報管理)システムを想定しているが、本発明はビデオソフトやCDソフト、DVDソフトの販売店における棚卸作業を好適に行うためのシステムとしても用いることができる。棚卸に本発明を適用する際には、資産額(商品金額の合計)さえわかれば良い場合がある。このような場合において無線タグリーダ50は、無線タグ14から商品金額情報を読み取って、読み取りデータ記憶手段61に金額の累計を記憶させておけば、商品情報管理装置30を用いなくても、無線タグリーダ50のみで棚卸作業に必要とされる情報を迅速に得ることができるため好適である。
【0030】
また、本実施の形態においては、無線タグリーダ50が読み取った無線タグ14のデータを無線タグリーダ50に配設した読み取りデータ記憶手段61に一旦記憶させる態様になっているが、無線タグリーダに記憶手段を設けずに、読み取ったデータを直ちに商品情報管理装置30に送信する態様としても良いのはもちろんであり、これにより、無線タグリーダ50の製造コストを削減することができる。
さらに、無線タグリーダ50が読み取った情報は自動的に読み取りデータ記憶手段61に記憶された後、商品情報管理装置30に送信される態様になっているが、これらの処理をそれぞれ選択的に実行することができるように記憶処理や送信処理、表示処理等といった各種の操作ボタンを配設すれば、さらに使い勝手が向上するため、尚好適である。
【0031】
さらにまた、本実施の形態においては、無線タグ14の位置が陳列棚16に陳列された商品12の上面側に取り付けられている場合を想定しているが、図5に示すように商品12の前面側に無線タグ14が取り付けられている場合においては、延出部66をヘッド部52に対して直角方向に曲げた後に延伸させることが可能なように、摺接部64と延出部66との間に回動自在な第2の連結手段76を配設しておけばよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のことから、本発明における在庫管理方法と無線タグリーダおよび無線タグリーダライタには以下のような効果がある。
すなわち、商品が陳列されている陳列棚の表面に沿って無線タグリーダまたは無線タグリーダライタをスライドさせるだけで、商品情報を読み取ることができるので、在庫管理等商品情報の管理におけるデータ収集作業の効率を大幅に向上させることができると共に、商品情報管理作業におけるユーザの疲労度を軽減することができる。
またこれに用いる無線タグリーダまたは無線タグリーダライタにおいて、ヘッド部に摺接部が形成されているので、陳列棚に当接させれば、商品が陳列されている方向に無線タグリーダまたは無線タグリーダライタを好適に摺動させることができるため、簡単な操作により在庫管理等の商品情報管理を行うことができる。
【0033】
また、読取手段または読み書き手段が商品の無線タグと通信した結果を表示する表示手段が設けられていることにより、その場で通信内容を確認することができる。
さらに、摺接部には、当該無線タグリーダを棚板に当接させながら側方に移動可能にするローラやベアリングが設けられていることにより、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタを陳列棚の棚板に沿って容易に移動させることができるので、在庫管理業務におけるデータ収集時の労働負荷を軽減させることができる。
【0034】
また、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタは、ヘッド部と把持部とが屈曲可能な連結手段により連結されていて、陳列棚の棚板にヘッド部を当接させる際に、ヘッドと把持部の角度が調整可能であるので、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの操作をユーザの体格や好みに応じて自由に調整することができ、長時間にわたる作業であっても疲労の蓄積を軽減することができる。
【0035】
さらにまた、摺接部には、回転速度が規制されたローラやベアリングが配設されているので、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの移動速度を所定の速度に制限することができる。これにより、無線タグリーダまたは無線タグリーダライタの操作に熟練していなくても、確実に無線タグとの通信を行わせることができるため、誰でも簡単に操作することができる。
【0036】
また、読込手段および/または前記書込手段には、読込信号および/または書込信号を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることにより、読込信号および/または書込信号には指向性を持たせることができる。これにより、読み取りまたは書き込みの対象となっている無線タグ以外とは通信することがないため、アンチコリジョン機能を必要としないため、設備コストの削減が可能になる等といった著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線タグを取り付けた商品が陳列棚に陳列されている状態を示す説明斜視図である。
【図2】無線タグを用いた商品情報管理システムの概略構成を示す説明図である。
【図3】無線タグリーダの概略構成図である。
【図4】無線タグリーダを用いた商品情報管理方法の処理工程を示すフロー図である。
【図5】無線タグリーダの他の実施形態の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 在庫管理システム
14 無線タグ
16 陳列棚
16b 棚板
30 商品情報管理装置
50 無線タグリーダ
52 ヘッド部
54 把持部
58 連結手段
60 読取手段
61 データ記憶手段
64 摺接部
66 延出部
68 ローラ
70 制御部
72 ディスプレイ
74 遮蔽材料
Claims (9)
- 少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理等に用いる商品情報管理方法において、
前記無線タグリーダに、読取手段が取り付けられたヘッド部と、把持部と、摺接部とを有する無線タグリーダを用い、
該無線タグリーダを、前記摺接部を前記陳列棚に当接させて陳列棚に沿って移動させつつ、前記読取手段により前記無線タグの商品情報を読み取るようにすることを特徴とする商品情報管理方法。 - 少なくとも商品の種類を含む商品情報が記録された無線タグが取り付けられ、陳列棚に陳列された商品の、前記商品情報を無線タグリーダによって読み取り、商品の在庫管理に用いる商品情報管理方法に用いる前記無線タグリーダにおいて、
把持部と、
前記無線タグの商品情報を読み取り可能な読取手段を有するヘッド部と、
前記陳列棚に当接して陳列棚に沿ってスライド可能な摺接部とを有し、
前記摺接部を前記陳列棚に当接させて当該陳列棚に沿って移動させることにより、前記読取手段で前記無線タグの商品情報を読み取り可能なことを特徴とする無線タグリーダ。 - 前記ヘッド部には、前記摺接部を前記陳列棚に当接させた際に、当該陳列棚の棚板と前記商品との隙間に進入する延出部が形成されていて、当該延出部に前記読取手段が配設されていることを特徴とする請求項2記載の無線タグリーダ。
- 前記読取手段と前記無線タグとの通信結果を表示する表示部が前記把持部に設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の無線タグリーダ。
- 前記ヘッド部と前記把持部は連結手段により連結されていて、前記陳列棚に前記ヘッド部を当接させた際に、当該ヘッド部と前記把持部の角度が調整可能であることを特徴とする請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載の無線タグリーダ。
- 前記摺接部には、回転速度が規制されたローラまたはベアリングが配設されていることを特徴とする請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の無線タグリーダ。
- 請求項2〜6のうちのいずれか一項に記載の無線タグリーダにおいて、無線タグへ情報を書き込み可能な書込手段を備えていることを特徴とする無線タグリーダライタ。
- 前記読込手段および/または前記書込手段における読込信号および/または書込信号には指向性があることを特徴とする請求項2〜7のうちいずれか一項に記載の無線タグリーダライタ。
- 前記読込手段および/または前記書込手段には、読込信号および/または書込信号を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることを特徴とする請求項8記載の無線タグリーダライタ。
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