JP2004279778A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】高効率な冷却、騒音の低減を可能にすると共に、液晶パネルの出射側の各偏光板の効果的な冷却を可能にしたプロジェクタを提供する。
【解決手段】3枚の液晶パネル40R、40G、40Bの出射側にそれぞれ配置される各偏光板61R、61G、61Bの出射面に透明放熱板26R、26G、26Bを固着し、プリズム合成体22の上面又は/及び下面に各透明放熱板61R、61G、61Bと熱的に導通する放熱ブロック24を配置し、放熱ブロック24を空冷するための冷却ファン130を、プロジェクタ1の外装ケース2内の他の空間とは気密に分離された空間でなる冷却室120内に配置して、冷却ファン130により、プロジェクタ1の外装ケース2外から冷却室120内に外部空気を吸気して放熱ブロック24に吹き付けた後、外装ケース2外へ排気するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】3枚の液晶パネル40R、40G、40Bの出射側にそれぞれ配置される各偏光板61R、61G、61Bの出射面に透明放熱板26R、26G、26Bを固着し、プリズム合成体22の上面又は/及び下面に各透明放熱板61R、61G、61Bと熱的に導通する放熱ブロック24を配置し、放熱ブロック24を空冷するための冷却ファン130を、プロジェクタ1の外装ケース2内の他の空間とは気密に分離された空間でなる冷却室120内に配置して、冷却ファン130により、プロジェクタ1の外装ケース2外から冷却室120内に外部空気を吸気して放熱ブロック24に吹き付けた後、外装ケース2外へ排気するようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに関する。さらに詳しくは、液晶パネルなどの光変調装置の出射面側に配置される偏光板を冷却する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光源から出射された光を複数の色光に分離し、その分離された各色光をそれぞれ液晶パネルなどの光変調装置で変調した後、プリズムで合成して投写するようにしたプロジェクタがある。この種のプロジェクタにおいては、投写画像のコントラストを高める等の目的から、光変調装置の出射側に、入射した光の所定の偏光成分を透過させ他を吸収する偏光板を配置する構成が主流となりつつある。かかる構成のプロジェクタにおいては、偏光板が光源からの光を吸収して発熱することから、近年の光源の高輝度化に伴って偏光板の温度上昇も一層高くなってきており、偏光板の効果的な冷却が重要な課題とされている。そこで、従来より、例えば、プロジェクタの外装ケースに空気取入口を設け、この空気取入口からファンにより外気を内部に取り入れて偏光板に吹き付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、偏光板の冷却を図る他の技術として、例えば偏光板を放熱性の高い透明放熱板に固着するとともに、偏光板と光変調装置との間に風路を形成し、この風路にファンにより空気を流すことにより冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−159783号公報
【特許文献2】
特開2002−244214号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術では、外部から吸気した空気に含まれる塵埃等が液晶パネルに付着して投写画像に画質劣化を生じるのを防止するため、空気取入口にフィルタが配置されている。このようにフィルタを配置すると、ファンの圧力損失が生じてしまい、十分な冷却効果を発揮することができない。これに対する対策として、ファンの回転数を上げて冷却能力を高める対応は、騒音が増大化するという別の問題が生じてしまう。
【0006】
ところで、通常、各出射側偏光板の発熱量は、各色光毎にそれぞれ異なっている。具体的には緑色光と青色光にそれぞれ対応する各出射側偏光板は、赤色光に対応する出射側偏光板に比べて発熱量が多く、より一層の冷却が求められる。しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、冷却が必要な部分を効率的に冷却することができず、出射側偏光板の発熱量に応じた効果的な冷却が行われていなかった。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、高効率な冷却、騒音の低減を可能にすると共に、光変調装置の出射側の各偏光板の効果的な冷却を可能にしたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクタは、複数の色光をそれぞれ画像情報に従って変調する複数の光変調装置と、複数の光変調装置のそれぞれの出射面側に配置された偏光板と、光変調装置によって変調された複数の色光を合成する色合成光学装置と、これら本体を収納する筐体とを備えたプロジェクタであって、各偏光板の出射面に透明放熱板を固着し、色合成光学装置の上面又は/及び下面に各透明放熱板と熱的に導通する放熱ブロックを配置し、放熱ブロックを空冷するための冷却ファンを、プロジェクタの筐体内の他の空間とは気密に分離された空間でなる冷却室内に配置して、冷却ファンにより、プロジェクタの筐体外から冷却室内に外部空気を吸気して放熱ブロックに吹き付けた後、筐体外へ排気するようにしたものである。このように構成したことにより、冷却ファンによる気流が光変調装置に吹き付けられることがない。このため、外部空気をプロジェクタ内部に吸入する場合において、光変調装置への塵埃等の付着を防止するために通常必要とされていたフィルタが不要となる。このため、フィルタによる圧力損失が無く、高効率の冷却を行うことができる。よって、冷却不十分な場合のファン回転数増加といった対応が不要となり、騒音低減を図ることが可能となる。また、各偏光板の熱は、それぞれに対応する透明放熱板を介して放熱ブロックに集熱され、このとき、放熱ブロックでは、高温側から低温側に熱伝達が行われた上で放熱される。このため、各色光毎に冷却構造を設けたり、ファン制御を変えたりすることなく、各偏光板を効果的に冷却することができる。また、各偏光板に対して共用の冷却構造となるため、コスト低減および小型化を図ることが可能となる。
【0009】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記放熱ブロックの冷却室側の面に、放熱フィンを一体的に設けたものである。このように構成したことにより、放熱面積が増して高い放熱効果を得ることできる。
【0010】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記放熱フィンが、複数のピン状部材で構成されてなるものである。このように構成したことにより、乱流が発生してより一層放熱が促進され、更に高い放熱効果を得ることができる。
【0011】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記冷却室を、放熱ブロックと、プロジェクタの筐体に設けられた通気口との間をダクト部材によってつなげることによって形成するとともに、冷却室を、外部空気を吸気するための吸気流路と、吸気流路に連通する排気流路とに仕切るための仕切部材を冷却室内に配設したものである。このように構成したことにより、放熱フィンの熱を奪って温度の上昇した空気が外部の冷気と混ざるのを防止でき、効率の良い冷却を行うことが可能となる。
【0012】
また、本発明に係るプロジェクタは、前記通気口が、前記筐体において前記放熱ブロックと対向する位置に形成されてなるものである。かかる構成により、冷却室を最も省スペースで構成でき、これにより吸気流路及び排気流路の短長化が可能となって、冷却効率の向上が可能となる。
【0013】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記仕切部材が、内部に空間を形成する枠状部を有し、枠状部の内部空間に、冷却ファンを放熱フィンの先端面と近接して対向するように支持するとともに、枠状部周縁部によってダクト部材の上側開口を、周状開口と、その内側の矩形開口とに区分して、冷却室内を周状開口に連通する空間と、矩形開口に連通する空間とに仕切り、これらの空間で吸気流路と排気流路とを構成するものである。このような構成で仕切部材を具体化することができる。
【0014】
また、本発明に係るプロジェクタは、排気流路を介して排気される排気流の流速を上げるための絞り部が前記仕切部材に構成されてなるものである。このように構成することにより、排気口から排出される排気流の流速が早まるため、排気された空気が再び吸気口から吸入されるのを防止でき、冷却効率の向上が可能となる。
【0015】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記冷却ファンを軸流ファンとしたものである。このように、冷却ファンとして軸流ファンを用いることができる。軸流ファンを用いた場合、遠心ファンを用いる場合と比較して省スペースでの搭載が可能となり、冷却室の省スペース化に寄与でき、その結果、冷却効率の向上に寄与できる。
【0016】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記色合成光学装置の上面又は下面のうち、放熱ブロックが配置されていない側の面に、放熱ブロックとは別の放熱ブロックが、各透明放熱板と熱的に導通するように配置されてなり、また、前記別の放熱ブロックが色合成光学装置を含む光学系構成要素を支持する金属製の光学部品用筐体に固定されてなるてなるものである。このように構成したことにより、偏光板の熱を、前記別の放熱ブロックを介して光学部品用筐体から放熱することができ、さらに放熱効果を高めることができる。
【0017】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記各光変調装置が、それぞれ対応の透明放熱板に、透明放熱板との間に流路を形成するように断熱結合部材を介して固定されてなり、流路に送風するためのファンが備えられたものである。このように構成したことにより、偏光板と光変調装置とがそれぞれ別々の冷却手段によって効果的に冷却され、全体として効率の良い冷却を行うことができる。
【0018】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記光変調装置が、TFT基板とTFT基板と対向する対向基板との間に液晶を封入してなる液晶パネルであるものである。このように光変調装置として、TFT基板とTFT基板と対向する対向基板との間に液晶を封止してなる液晶パネルを用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
次に、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るプロジェクタの外観図である。本例のプロジェクタ1の筐体としての外装ケース2は直方体形状をしている。この外装ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前面を規定しているフロントケース5から構成されている。そして、フロントケース5の中央からは投写レンズユニット6の先端側の部分が突出している。
【0021】
図2は、プロジェクタの外装ケースの内部における各構成部分の配置を示す図である。この図に示すように、外装ケース2の内部において、その後端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8および光学ユニット9が配置されている。さらに、光学ユニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が位置している。
【0022】
一方、光学ユニット9の一方の側には、装置前後方向に向けて入出力インタフェース回路が搭載されたインタフェース基板11が配置され、これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が配置されている。さらに、光源ランプユニット8および光学ユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板13が配置され、装置前端側の左右の角には、それぞれスピーカ14R,14Lが配置されている。
【0023】
光学ユニット9の下方には、主に光変調装置としての後述の液晶パネルを冷却するための吸気ファン15Aが配置され、吸い込んだ空気を上方に向けて送風し、液晶パネルに吹き付けることで液晶パネルを空冷するようにしている。光学ユニット9は、プリズムユニット20を備えており、プリズムユニット20の上方にはダクトユニット100が配置されている。また、ダクトユニット100に対向するアッパーケース3の位置には、保護部材160で覆われた通気口3aが形成されており、この通気口3aは、ダクトユニット100に外部空気を吸気する吸気口及びダクトユニット100内の空気を排出する排出口の両方の役割を果たしている。これらプリズムユニット20及びダクトユニット100の構成については、以下で詳述する。また、光源ランプユニット8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置されている。そして、電源ユニット7における基板11,12の端に面する位置には、吸気ファン15Aからの冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却ファン17が配置されている。
【0024】
以下、図3に基づき光学ユニット9および光学系の構成について説明する。
【0025】
図3(A)は、光学ユニットの部分を示す図である。この図に示すように、光学ユニット9は、その色合成手段を構成しているプリズムユニット20以外の光学素子が、MgやAl等の金属からなる光学部品用筐体としての上下のライトガイド901,902の間に上下から挟まれて保持された構成となっている。上ライトガイド901および下ライトガイド902は、それぞれ、アッパーケース3およびロアーケース4の側に固定ねじにより固定されている。また、これらの上下のライトガイド901,902は、プリズムユニット20の側に同じく固定ねじによって固定されている。
【0026】
プリズムユニット20は、ダイキャスト板である厚手のヘッド板30の裏面に固定ねじによって固定されている。このヘッド板30の前面には、投写手段としての投写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって固定されている。したがって、本例では、ヘッド板30を挟み、プリズムユニット20と投写レンズユニット6とが一体となるように固定された構造となっている。
【0027】
図3(B)は、プロジェクタに組み込まれている光学系の概略構成を示す図である。本例の光学系は、光源ランプ805と、均一照明光学素子であるインテグレータレンズ921,922を有する均一照明光学系923と、この照明光学系923から出射される光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する色分離光学系924と、各色光束を変調する光変調素子としての3枚の液晶パネル40R、40G、40Bと、変調された色光束を再合成する色合成手段としてのプリズムユニット20に備えられている色合成光学装置としてのダイクロイックプリズム22と、合成された光束を投写面上に拡大投写する投写レンズユニット6から構成される。また、色分離光学系924によって分離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶パネル40Bに導く導光系927を有している。
【0028】
均一照明光学系923は、さらに、反射ミラー931を備えており、光源ランプ805からの出射光の光軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしている。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ921,922が前後に直交する状態に配置されている。
【0029】
色分離光学系924は、青緑反射ダイクロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー942と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、均一照明光学系923を通った光束Wのうち、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向かう。赤色光束Rは、このミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束の出射部944から色合成光学系の側に出射される。次に、緑反射ダイクロイックミラー942において、ミラー941において反射された青および緑の光束B、Gのうち、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部946からリレー光学系927の側に出射される。本例では、均一照明光学素子の光束の出射部から、色分離光学系924における各色光束の出射部944,945,946までの距離が全てほぼ等しくなるように設定されている。
【0030】
色分離光学系924の赤色光束及び緑色光束の出射部944,945の出射側には、それぞれ集光レンズ951,952が配置されている。したがって、各出射部から出射した赤色光束及び緑色光束は、これらの集光レンズ951,952に入射して平行化される。
【0031】
平行化された赤色および緑色の光束R、Gは、偏光板60R,60Gによって偏光方向が揃えられた後、液晶パネル40R,40Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル40R,40Gは、図示していない駆動手段によって画像情報に対応する画像信号によってスイッチング制御され、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は、公知の手段をそのまま使用することができる。
【0032】
一方、青色光束Bは、リレー光学系927を介し、さらに、偏光板60Bによって偏光方向が揃えられた後、対応する液晶パネル40Bに導かれて、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。
【0033】
リレー光学系927は、集光レンズ974と入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらのミラー間に配置した中間レンズ973と、液晶パネル40Bの手前側に配置した集光レンズ953から構成される。各色光束の光路の長さ、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0034】
各液晶パネル40R,40G,40Bを通って変調された各色光束は、偏光板61R,61G,61Bに入射し、これを透過した光がプリズム合成体22に入射され、ここで合成される。本例では、ダイクロイックプリズムからなるプリズム合成体22を用いて色合成光学系を構成している。ここで合成されたカラー画像は、投写レンズユニット6を介して、所定の位置にある投写面10上に拡大投写される。
【0035】
次に、本発明の特徴部分の詳細な構成を含む、偏光板付近の基本的な構成について説明する。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態1のプロジェクタの偏光板付近の構成を示した要部断面図である。図5は、図4のプリズムユニットの斜視図、図6は、図5の分解斜視図である。以下の説明において、液晶パネルユニット及びその固定構造については特に緑色用の液晶パネルユニットを代表して説明するが、赤色用液晶パネルユニット、青色用液晶パネルユニットも同様の構造である。
【0037】
プリズムユニット20は、略直角二等辺三角形の断面をした4個のプリズムを、それらの斜面を相互に接合することによって構成された直方体形状のプリズム合成体22を備えている。プリズム合成体22の上面及び下面には、それぞれアルミニウム等の熱伝導率が高い金属により構成された放熱ブロック23、24が接着等の手段により固定されている。そして、下面側の放熱ブロック23は、下ライトガイド902に固定ピン25により取付固定されている。
【0038】
上面側の放熱ブロック24は、その上面(後述の冷却室120側の面に相当)に複数のピン状の放熱フィン24aが一体的に形成されている。複数の放熱フィン24aのうち、ほぼ中央部に形成された放熱フィンはその他の放熱フィンよりも高さが短く形成され、後述する冷却ファン130を収容するためのファン収容空間24bを構成している。なお、各放熱フィン24aのピン形状は、ここでは円柱状となっており、その配置はマトリックス状となっているが、この構成に限られたものではなく、例えば形状を薄板短冊状とし、中央部から放射状に配置するなどとしてもよく、要は、後述の冷却ファン130からの空気に乱流を生じさせ、放熱効果を向上させることが可能な構成であれば良い。
【0039】
プリズム合成体22の入射側及び出射側となる四方の側面には、それぞれ、サファイヤや水晶などの熱伝導性の高い透明基板で構成される透明放熱板26R、26G、26B、26が固着されている。透明放熱板26Gの入射面側には、偏光板61Gが貼着されている。透明放熱板26Gは、プリズム合成体22の上下方向の長さよりも長い高さ寸法を有し、また、放熱ブロック23、24は、プリズム合成体22との接触面方向の外形寸法がプリズム合成体22の同方向の外形寸法よりもやや小さく形成されており、透明放熱板26Rと放熱ブロック23との間にはそれぞれ隙間が形成されている。この各隙間には、それぞれ熱伝導性及びゴム性を有する板状のシート部材27、28がそれぞれ介装され、かかる構成により、透明放熱板26Gと放熱ブロック23、24とが熱的に導通がとれるように接続されている。
【0040】
ここで、シート部材27、28はゴム性を有することから、透明放熱板26Gと放熱ブロック23、24との密着性が良く、熱伝導が効率良く行われるようになっている。また、4枚の透明放熱板26R、26G、26B、26の上面には、放熱ブロック24の周囲を枠状に囲む圧接部材29が固着されている。この圧接部材29は伝導性及びゴム性を有するもので構成されている。
【0041】
また、透明放熱板26Gの入射面側には、流路70を有して液晶パネルユニット50Gが断熱性の結合部材71を介して取り付られている。このように、断熱性の結合部材71によって両者を固定する構造とすることで、液晶パネル40Gで発生する熱と比較して格段に高い熱を発生する偏光板61Gの熱が、液晶パネルユニット50G側に伝達されるのを防止することができるようになっている。
【0042】
液晶パネルユニット50Gは、液晶パネル40Gと、液晶パネル40Gの入射面及び出射面に配置された2枚の防塵ガラス52、53とが枠体51内によって支持された構成を有している。液晶パネル40Gは、本例ではTFT基板41とこのTFT基板41に対向する対向基板42との間に図示しない液晶を封入した構成のものを用いている。また、TFT基板41と対向基板42との間の上部から上方に向けては、配線用のフレキシブルケーブル54が延びている。なお、液晶パネルユニット50R、50Bも液晶パネルユニット50Gと同一構造となっている。
【0043】
各液晶パネルユニット50R、50G、50Bの下方に対応する下ライトガイド902の位置には、開口902aが設けられている。この開口902aの下方に前述の吸気ファン15A(図2(B)参照)が位置しており、吸気ファン15Aからの空気が、この開口902aからプリズムユニット20側に導入され、流路70を通過して上ライトガイド901に設けられた開口901aから排出されるようになっている。このように、流路70を通過する空気により液晶パネル40R、40G、40Bが空冷される。また、吸気ファン15Aからの空気は、偏光板61R、61G、61B及び下ライトガイド902にも接触し、偏光板61R、61G、61Bに対する冷却効果も果たしている。
【0044】
放熱ブロック24の上部には、本発明の特徴部分であるダクトユニット100が設けられている。ダクトユニット100は、放熱ブロック24とアッパーケース3において放熱ブロック24と対向する位置に設けられた通気口3aとの間をつなぐダクト部材110と、ダクト部材110によって形成される内部空間(冷却室)120内に配置され、放熱ブロック24を空冷するための冷却ファン130と、この冷却ファン130を支持すると共に、冷却室120内を吸気流路121と排気流路122に仕切るための仕切部材140とを備えている。そして、冷却ファン130により放熱ブロック24を空冷することで、偏光板61R、61G、61Bの冷却を図るものである。ダクトユニット100の構成について、次の図で詳細に説明する。
【0045】
図7は、図4のダクトユニットの分解斜視図である。
ダクト部材110は、内部に空間(冷却室120)を形成する枠状部111を有し、枠状部111の上端部周囲には、ダクト部材110をアッパーケース3に設けられた通気口3aに接続するための接続面112が形成されている。接続面112の左右には、このダクト部材110をアッパーケース3に装着するための固定ねじ116が挿入される貫通孔113が穿設されている。また、接続面112の4つの角部には、仕切部材140の後述の4本の支持アーム143が係合される凹溝114がそれぞれ形成されている。この4本の凹溝114のうち一方の対角線(ここでは右上がりの対角線)上の2つの凹溝114には、固定ねじ117が螺入されるねじ穴115が形成されている。
【0046】
冷却ファン130は、ここでは回転軸方向に空気を送風する軸流ファンで構成されている。冷却ファン130の外形形状は、矩形状を成しており、四隅にはファン固定ねじ132が挿通する挿通孔131が形成されている。
【0047】
仕切部材140は、内部に空間を形成する枠状部141を有し、この枠状部141において上下に貫通する開口は、冷却ファン130の外形形状よりもやや大きく形成されている。そして、枠状部141の内周面の下部側部分には、冷却ファン130を支持固定するためのファン固定面142が周設されており、このファン固定面142の四隅には、冷却ファン130の挿通孔131を挿通したファン固定ねじ132が螺入されるねじ穴142aが形成されている。この構成により、冷却ファン130が仕切部材140の枠状部141の上側開口から挿入され、ファン固定面142に載置された状態で固定ねじ132により固定されるようになっている。なお、冷却ファン130は、ここでは吸気側が下方を向くようにファン固定面142に固定される。
【0048】
また、仕切部材140の枠状部141の上端部には、この仕切部材140をダクト部材110に吊り下げ支持するための4本の支持アーム143が放射状に延在されている。この支持アーム143はここでは枠状部141の4つの角部から延設されており、ダクト部材110の凹溝114に嵌合されて、仕切部材140をダクト部材110に対して吊り下げ支持されるようになっている。支持アーム143には、ダクト部材110の凹溝114のねじ穴115に対応する位置に貫通孔144が形成されており、この貫通孔144とダクト部材110のねじ穴115に固定ねじ117を螺合することにより、仕切部材140がダクト部材110に固定されるようになっている。
【0049】
以上のような構成のダクトユニット100は、図8に示すように、アッパーケース3に設けられた通気口3aから挿入される。そして、通気口3aの周囲に設けられた受座面3bにダクト部材110の接続面112が載置され、その状態で2本の固定ねじ116を、ダクト部材110の左右の貫通孔113と、この貫通孔113に対応する受座面3b上のねじ穴3cに締め付け固定することで、アッパーケース3に取り付けられる。ここで、固定ねじ116により締め付け固定する際に、ダクト部材110の下端面が圧接部材29(図4参照)に押し込まれ、これにより、ダクト部材110の内部に、プロジェクタ1内の他の空間とは完全に気密に分離された冷却室120が構成されるようになっている。
【0050】
ここで、仕切部材140の4本の支持アーム143は、それぞれ同じ長さで構成され、枠状部141が冷却室120のほぼ中央部に位置するようなっている。枠状部141は、その周縁部(上端周縁部)で、ダクト部材120の上側開口を周状開口と、その内側の矩形開口とに区分するとともに、冷却室120を、周状開口に連通する空間(仕切部材140とダクト部材110との間の中心断面ほぼ凹字状の空間)と、その空間の内側に形成され、前記矩形開口に連通する矩形状空間とに区分している。仕切部材140内部の矩形の空間に装着された冷却ファン130は、ここでは吸気側が下方を向くように仕切部材140に固定されることから、周状開口が吸気口150、凹字状の空間が吸気流路121として機能し、矩形開口が排気口151、矩形状空間が排気流路122として機能するようになっている。なお、冷却ファン130は、複数の放熱フィン24aの中央部に形成されたファン収容空間24bに収容され、放熱フィン24aの先端面と近接して対向した状態で配置されるようになっている。
【0051】
そして、図8に示すように、通気口3aは保護部材160によって覆われ、ダクトユニット100を構成する各部を保護すると共に、誤って指等が入るのを防止している。この保護部材160は、外部空気を吸入及び排出するための複数の開口161が格子状に形成された構成となっている。なお、保護部材160は、外気吸入に際し、さほどの通風抵抗にならないように形成されたルーバーで構成するようにしてもよい。
【0052】
以下、本実施の形態1の偏光板の冷却動作について説明する。なお、3枚の偏光板61R,61G,61Bの冷却動作は同じであるため、ここでは、緑色用の偏光板Gを代表して説明する。なお、必要な場合には、適宜、赤色用、青色用の偏光板61R、61Bについても説明する。
【0053】
偏光板61Gの熱は、透明放熱板26Gに伝達され、透明放熱板26Gから放熱ブロック23、24に伝達される。下部側の放熱ブロック23に伝達された偏光板61Gの熱は、上述したように下ライトガイド902に伝達され、冷却ファン130(図2参照)からの空気により放熱される。また、流路70を通過する冷却ファン130からの空気が偏光板61Gに直接接触することによっても放熱される。
【0054】
一方、上部側の放熱ブロック24に伝達された熱は、ダクトユニット100により構成された冷却室120において冷却される。すなわち、冷却ファン130の駆動により、吸気口150からダクトユニット100内に外部空気が吸気される。そして、吸気された空気は、吸気流路121を通って図4の矢印で示すように流れ、放熱フィン24aを有する放熱ブロック24に吹き付けられる。ここで、放熱ブロック24に吹き付けられた空気は、ピン状に形成された放熱フィン24aによって乱流となって放熱フィン24aの放熱を効果的に行う。そして、放熱フィン24aによって温度が上昇した空気は、排気流路122を通って排気口151から外部に排出される。
【0055】
ここで、本例の特徴の一つとしては、冷却室120がプロジェクタ1内の他の空間部分とは完全に気密に分離された空間で構成されていることにある。すなわち、冷却ファン130による気流は、液晶パネル40R、40G、40Bに吹き付けられることが無い。このため、従来より、外部空気をプロジェクタ1内部に吸入する場合において、液晶パネル40R、40G、40Bへの塵埃等の付着を防止するために通常必要とされていたフィルタが不要となる。すなわち、通気口3aを覆う保護部材160にフィルタが不要で、単に複数の開口が形成された構成で良い。このため、フィルタによる圧力損失が無く、高効率の冷却を行うことができる。よって、冷却不十分な場合のファン回転数増加といった対応が不要となり、騒音低減を図ることが可能となる。
【0056】
また、本実施の形態1の構成によれば、各色光用の偏光板61R、61G、61Bの熱が、それぞれに対応する透明放熱板26R、26G、26Bを介して放熱ブロック23、24に集熱される。ここで、緑色光と青色光に対応する偏光板61G、61Bは、上述したように赤色光に対応する偏光板61Rに比べて発熱量が多く高温となるが、その熱は、放熱ブロック23、24において低温側に伝達された上で放熱される。このため、各色光毎に冷却構造を設けたり、ファン制御を変えたりすることなく、各色光用の偏光板61R、61G、61Bを効果的に冷却することができる。また、各色光用の偏光板61R、61G、61Bに対して共用の冷却構造となるため、コスト低減および小型化を図ることが可能となる。
【0057】
また、放熱ブロック24には、放熱フィン24aが一体的に設けられているため、放熱面積が増して高い放熱効果を得ることできる。また、本例では、放熱フィン24aの近傍に冷却ファン130が設けられているため、更に放熱が促進され、放熱効果を高めることができる。また、各放熱フィン24aはピン状に形成されているため、乱流が発生してより一層放熱が促進され、更に高い放熱効果が得られている。
【0058】
また、冷却室120内部が、吸気流路121と、吸気流路121に連通する排気流路122とに仕切られているため、放熱フィン24aの熱を奪って温度の上昇した空気が、外部の冷気と混ざるのを防止でき、効率のよい空冷を行うことが可能となっている。
【0059】
また、アッパーケース3の通気口3aが、外装ケース2において放熱ブロック24と対向する位置に形成されているので、冷却室120を最も省スペースで構成することができる。これにより吸気流路121及び排気流路122の短長化が可能となり、外部の冷気の取り込みと冷却室120内の温気の排出が容易となって高い冷却効果を得ることができる。
【0060】
また、本例においては、冷却ファン130に軸流ファンを用いたため、回転軸方向から空気を吸引して回転軸の径方向に送風する遠心ファンを用いる場合と比較して省スペースでの搭載が可能となる。よって、冷却室120の省スペース化に寄与でき、その結果、冷却効率の向上に寄与できる。
【0061】
また、本例では、冷却ファン130を、複数の放熱フィン24aの中央部に形成されたファン収容空間24bに配置したため、冷却ファン130の回転により吸引された空気が、図4の矢印に示したように、各放熱フィン24aそれぞれの基端部から先端部の全体を通過する。このため、各放熱フィン24aの全体が放熱に寄与し、より一層高い放熱効果が得られる。本例のようにファン収容空間24bを形成せずに、例えば全ての放熱フィン24aを同一の高さ寸法を有するように形成し、中央部の放熱フィンの先端面に対向するように冷却ファン130を配置した場合には、冷却ファン130によって吸気された空気は、中心部の放熱フィン24aの基端部には接触することなく通過することになり、基端部は放熱に寄与しない。このため、放熱フィン全体の放熱性能が低下してしまう。これに対し、本例の構成は、上述したように高い放熱効果を得る上で有効である。
【0062】
また、冷却ファン130は、放熱フィン24aに近接して対向配置されているため、言い換えれば冷却室120においてアッパーケース3の通気口3aから離れた位置に配置されているため、冷却ファン130による騒音が通気口3aから外部に漏れにくく、騒音低減を図ることができる。
【0063】
また、本例においては、液晶パネル40R、40G、40Bを断熱性の結合部材71を介して透明放熱板26R、26G、26Bに接続し、偏光板61R,61G,61Bの熱が液晶パネル40R、40G、40Bに伝達しない構成とした。そして、偏光板61R,61G,61Bと、液晶パネル40R、40G、40Bとを、それぞれ別々の冷却手段によって冷却するようにしたため、それぞれが、対応の冷却手段によって効果的に冷却され、全体として効率の良い冷却を行うことができる。
【0064】
実施の形態2.
図9は、実施の形態2のプロジェクタの要部断面図である。
本実施の形態2は、仕切部材140の内周面に、排気流路122の流路断面積を絞るための絞り部170を一体的に周設したものである。その他の構成は実施の形態1と同様である。
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同様の作用効果が得られるとともに、絞り部170によって、排気口151から排出される排気流の流速が早まるため、排気された空気が再び吸気口150から吸入されるのを防止でき、冷却効果の向上を図ることが可能となる。
【0065】
なお、上記各実施の形態では、ダクトユニット100をプリズム合成体22の上面に配置する構成を例示したが、放熱ブロック23に放熱フィンを形成してプリズム合成体22の下面側に配置するように構成してもよい。また、プリズム合成体22の上面及び下面の両方にダクトユニット100を設けるようにしてもよい。
【0066】
また、上記各実施の形態では、周状開口を吸気口とし、その内側の矩形開口を排気口としたが、冷却ファン130を上下反転させて配置し、内側矩形開口から吸気して外側の周状開口から排気するようにしてもよい。
【0067】
また、上記各実施の形態においては、仕切部材140を枠状部材で構成した場合を示したが、1枚の仕切板で構成し、この仕切板を、ダクト部材110の上部開口を中央部で2つに仕切るように配置して、冷却室120内にほぼUターン状の流路を形成するようにしてもよい。この場合、冷却ファン130は、仕切板とダクト部材110との間の2つの空間のうちの何れか一方に配置すればよい。
【0068】
また、上記実施の形態では、透過型の液晶パネルを用いたプロジェクタに本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明は、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネルが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは液晶パネルが光を反射するタイプであることを意味している。
【0069】
また、本実施の形態においては、光変調装置として液晶パネルを用いた例を示したが、これに限られたものではなく、例えばマイクロミラーを用いても良く、マイクロミラーを用いたプロジェクタに本発明を適用することも可能である。
【0070】
さらに、投写型のプロジェクタとしては、投写像を観察する方向から投写を行う前面投写型プロジェクタと、投写像を観察する方向とは反対側から投写を行う背面投写型プロジェクタとがあるが、本発明は、その何れにも適用可能である。
【0071】
また、上記実施の形態では、3つの液晶パネルを用いたいわゆる3板方式のプロジェクタに本発明を適用した場合を例に示したが、これに限られず、例えば液晶パネルを2枚又は4枚用いた2板方式又は4板方式のプロジェクタに本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロジェクタの外観を示す図。
【図2】図1の外装ケースの内部における各構成部分の配置を示す図。
【図3】(A)光学レンズユニットと投写レンズユニットの部分を取り出して示す図、(B)光学系の概略構成図。
【図4】本発明の実施の形態1のプロジェクタの要部断面図。
【図5】図4のプリズムユニットの斜視図。
【図6】図5の分解斜視図。
【図7】図4のダクトユニットの分解斜視図。
【図8】ダクトユニットの取付説明図。
【図9】実施の形態2のプロジェクタの要部断面図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ、2 外装ケース(筐体)、3a 通気口、15A 吸引ファン、22 プリズム合成体(色合成光学装置)、23,24 放熱ブロック、24a 放熱フィン、26R,26G,26G 透明放熱板、40R,40G,40B 液晶パネル、42 TFT基板、44 対向基板、70 流路、71 結合部材、100 ダクトユニット、110 ダクト部材、120 冷却室、121 吸気流路、122 排気流路、130 冷却ファン、140 仕切部材、141 枠状部、143 支持アーム、150 吸気口、151 排気口、901,902 ライトガイド(光学部品用筐体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに関する。さらに詳しくは、液晶パネルなどの光変調装置の出射面側に配置される偏光板を冷却する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光源から出射された光を複数の色光に分離し、その分離された各色光をそれぞれ液晶パネルなどの光変調装置で変調した後、プリズムで合成して投写するようにしたプロジェクタがある。この種のプロジェクタにおいては、投写画像のコントラストを高める等の目的から、光変調装置の出射側に、入射した光の所定の偏光成分を透過させ他を吸収する偏光板を配置する構成が主流となりつつある。かかる構成のプロジェクタにおいては、偏光板が光源からの光を吸収して発熱することから、近年の光源の高輝度化に伴って偏光板の温度上昇も一層高くなってきており、偏光板の効果的な冷却が重要な課題とされている。そこで、従来より、例えば、プロジェクタの外装ケースに空気取入口を設け、この空気取入口からファンにより外気を内部に取り入れて偏光板に吹き付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、偏光板の冷却を図る他の技術として、例えば偏光板を放熱性の高い透明放熱板に固着するとともに、偏光板と光変調装置との間に風路を形成し、この風路にファンにより空気を流すことにより冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−159783号公報
【特許文献2】
特開2002−244214号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術では、外部から吸気した空気に含まれる塵埃等が液晶パネルに付着して投写画像に画質劣化を生じるのを防止するため、空気取入口にフィルタが配置されている。このようにフィルタを配置すると、ファンの圧力損失が生じてしまい、十分な冷却効果を発揮することができない。これに対する対策として、ファンの回転数を上げて冷却能力を高める対応は、騒音が増大化するという別の問題が生じてしまう。
【0006】
ところで、通常、各出射側偏光板の発熱量は、各色光毎にそれぞれ異なっている。具体的には緑色光と青色光にそれぞれ対応する各出射側偏光板は、赤色光に対応する出射側偏光板に比べて発熱量が多く、より一層の冷却が求められる。しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、冷却が必要な部分を効率的に冷却することができず、出射側偏光板の発熱量に応じた効果的な冷却が行われていなかった。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、高効率な冷却、騒音の低減を可能にすると共に、光変調装置の出射側の各偏光板の効果的な冷却を可能にしたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクタは、複数の色光をそれぞれ画像情報に従って変調する複数の光変調装置と、複数の光変調装置のそれぞれの出射面側に配置された偏光板と、光変調装置によって変調された複数の色光を合成する色合成光学装置と、これら本体を収納する筐体とを備えたプロジェクタであって、各偏光板の出射面に透明放熱板を固着し、色合成光学装置の上面又は/及び下面に各透明放熱板と熱的に導通する放熱ブロックを配置し、放熱ブロックを空冷するための冷却ファンを、プロジェクタの筐体内の他の空間とは気密に分離された空間でなる冷却室内に配置して、冷却ファンにより、プロジェクタの筐体外から冷却室内に外部空気を吸気して放熱ブロックに吹き付けた後、筐体外へ排気するようにしたものである。このように構成したことにより、冷却ファンによる気流が光変調装置に吹き付けられることがない。このため、外部空気をプロジェクタ内部に吸入する場合において、光変調装置への塵埃等の付着を防止するために通常必要とされていたフィルタが不要となる。このため、フィルタによる圧力損失が無く、高効率の冷却を行うことができる。よって、冷却不十分な場合のファン回転数増加といった対応が不要となり、騒音低減を図ることが可能となる。また、各偏光板の熱は、それぞれに対応する透明放熱板を介して放熱ブロックに集熱され、このとき、放熱ブロックでは、高温側から低温側に熱伝達が行われた上で放熱される。このため、各色光毎に冷却構造を設けたり、ファン制御を変えたりすることなく、各偏光板を効果的に冷却することができる。また、各偏光板に対して共用の冷却構造となるため、コスト低減および小型化を図ることが可能となる。
【0009】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記放熱ブロックの冷却室側の面に、放熱フィンを一体的に設けたものである。このように構成したことにより、放熱面積が増して高い放熱効果を得ることできる。
【0010】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記放熱フィンが、複数のピン状部材で構成されてなるものである。このように構成したことにより、乱流が発生してより一層放熱が促進され、更に高い放熱効果を得ることができる。
【0011】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記冷却室を、放熱ブロックと、プロジェクタの筐体に設けられた通気口との間をダクト部材によってつなげることによって形成するとともに、冷却室を、外部空気を吸気するための吸気流路と、吸気流路に連通する排気流路とに仕切るための仕切部材を冷却室内に配設したものである。このように構成したことにより、放熱フィンの熱を奪って温度の上昇した空気が外部の冷気と混ざるのを防止でき、効率の良い冷却を行うことが可能となる。
【0012】
また、本発明に係るプロジェクタは、前記通気口が、前記筐体において前記放熱ブロックと対向する位置に形成されてなるものである。かかる構成により、冷却室を最も省スペースで構成でき、これにより吸気流路及び排気流路の短長化が可能となって、冷却効率の向上が可能となる。
【0013】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記仕切部材が、内部に空間を形成する枠状部を有し、枠状部の内部空間に、冷却ファンを放熱フィンの先端面と近接して対向するように支持するとともに、枠状部周縁部によってダクト部材の上側開口を、周状開口と、その内側の矩形開口とに区分して、冷却室内を周状開口に連通する空間と、矩形開口に連通する空間とに仕切り、これらの空間で吸気流路と排気流路とを構成するものである。このような構成で仕切部材を具体化することができる。
【0014】
また、本発明に係るプロジェクタは、排気流路を介して排気される排気流の流速を上げるための絞り部が前記仕切部材に構成されてなるものである。このように構成することにより、排気口から排出される排気流の流速が早まるため、排気された空気が再び吸気口から吸入されるのを防止でき、冷却効率の向上が可能となる。
【0015】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記冷却ファンを軸流ファンとしたものである。このように、冷却ファンとして軸流ファンを用いることができる。軸流ファンを用いた場合、遠心ファンを用いる場合と比較して省スペースでの搭載が可能となり、冷却室の省スペース化に寄与でき、その結果、冷却効率の向上に寄与できる。
【0016】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記色合成光学装置の上面又は下面のうち、放熱ブロックが配置されていない側の面に、放熱ブロックとは別の放熱ブロックが、各透明放熱板と熱的に導通するように配置されてなり、また、前記別の放熱ブロックが色合成光学装置を含む光学系構成要素を支持する金属製の光学部品用筐体に固定されてなるてなるものである。このように構成したことにより、偏光板の熱を、前記別の放熱ブロックを介して光学部品用筐体から放熱することができ、さらに放熱効果を高めることができる。
【0017】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記各光変調装置が、それぞれ対応の透明放熱板に、透明放熱板との間に流路を形成するように断熱結合部材を介して固定されてなり、流路に送風するためのファンが備えられたものである。このように構成したことにより、偏光板と光変調装置とがそれぞれ別々の冷却手段によって効果的に冷却され、全体として効率の良い冷却を行うことができる。
【0018】
また、本発明に係るプロジェクタは、上記光変調装置が、TFT基板とTFT基板と対向する対向基板との間に液晶を封入してなる液晶パネルであるものである。このように光変調装置として、TFT基板とTFT基板と対向する対向基板との間に液晶を封止してなる液晶パネルを用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
次に、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るプロジェクタの外観図である。本例のプロジェクタ1の筐体としての外装ケース2は直方体形状をしている。この外装ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前面を規定しているフロントケース5から構成されている。そして、フロントケース5の中央からは投写レンズユニット6の先端側の部分が突出している。
【0021】
図2は、プロジェクタの外装ケースの内部における各構成部分の配置を示す図である。この図に示すように、外装ケース2の内部において、その後端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8および光学ユニット9が配置されている。さらに、光学ユニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が位置している。
【0022】
一方、光学ユニット9の一方の側には、装置前後方向に向けて入出力インタフェース回路が搭載されたインタフェース基板11が配置され、これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が配置されている。さらに、光源ランプユニット8および光学ユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板13が配置され、装置前端側の左右の角には、それぞれスピーカ14R,14Lが配置されている。
【0023】
光学ユニット9の下方には、主に光変調装置としての後述の液晶パネルを冷却するための吸気ファン15Aが配置され、吸い込んだ空気を上方に向けて送風し、液晶パネルに吹き付けることで液晶パネルを空冷するようにしている。光学ユニット9は、プリズムユニット20を備えており、プリズムユニット20の上方にはダクトユニット100が配置されている。また、ダクトユニット100に対向するアッパーケース3の位置には、保護部材160で覆われた通気口3aが形成されており、この通気口3aは、ダクトユニット100に外部空気を吸気する吸気口及びダクトユニット100内の空気を排出する排出口の両方の役割を果たしている。これらプリズムユニット20及びダクトユニット100の構成については、以下で詳述する。また、光源ランプユニット8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置されている。そして、電源ユニット7における基板11,12の端に面する位置には、吸気ファン15Aからの冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却ファン17が配置されている。
【0024】
以下、図3に基づき光学ユニット9および光学系の構成について説明する。
【0025】
図3(A)は、光学ユニットの部分を示す図である。この図に示すように、光学ユニット9は、その色合成手段を構成しているプリズムユニット20以外の光学素子が、MgやAl等の金属からなる光学部品用筐体としての上下のライトガイド901,902の間に上下から挟まれて保持された構成となっている。上ライトガイド901および下ライトガイド902は、それぞれ、アッパーケース3およびロアーケース4の側に固定ねじにより固定されている。また、これらの上下のライトガイド901,902は、プリズムユニット20の側に同じく固定ねじによって固定されている。
【0026】
プリズムユニット20は、ダイキャスト板である厚手のヘッド板30の裏面に固定ねじによって固定されている。このヘッド板30の前面には、投写手段としての投写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって固定されている。したがって、本例では、ヘッド板30を挟み、プリズムユニット20と投写レンズユニット6とが一体となるように固定された構造となっている。
【0027】
図3(B)は、プロジェクタに組み込まれている光学系の概略構成を示す図である。本例の光学系は、光源ランプ805と、均一照明光学素子であるインテグレータレンズ921,922を有する均一照明光学系923と、この照明光学系923から出射される光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する色分離光学系924と、各色光束を変調する光変調素子としての3枚の液晶パネル40R、40G、40Bと、変調された色光束を再合成する色合成手段としてのプリズムユニット20に備えられている色合成光学装置としてのダイクロイックプリズム22と、合成された光束を投写面上に拡大投写する投写レンズユニット6から構成される。また、色分離光学系924によって分離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶パネル40Bに導く導光系927を有している。
【0028】
均一照明光学系923は、さらに、反射ミラー931を備えており、光源ランプ805からの出射光の光軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしている。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ921,922が前後に直交する状態に配置されている。
【0029】
色分離光学系924は、青緑反射ダイクロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー942と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、均一照明光学系923を通った光束Wのうち、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向かう。赤色光束Rは、このミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束の出射部944から色合成光学系の側に出射される。次に、緑反射ダイクロイックミラー942において、ミラー941において反射された青および緑の光束B、Gのうち、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部946からリレー光学系927の側に出射される。本例では、均一照明光学素子の光束の出射部から、色分離光学系924における各色光束の出射部944,945,946までの距離が全てほぼ等しくなるように設定されている。
【0030】
色分離光学系924の赤色光束及び緑色光束の出射部944,945の出射側には、それぞれ集光レンズ951,952が配置されている。したがって、各出射部から出射した赤色光束及び緑色光束は、これらの集光レンズ951,952に入射して平行化される。
【0031】
平行化された赤色および緑色の光束R、Gは、偏光板60R,60Gによって偏光方向が揃えられた後、液晶パネル40R,40Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル40R,40Gは、図示していない駆動手段によって画像情報に対応する画像信号によってスイッチング制御され、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は、公知の手段をそのまま使用することができる。
【0032】
一方、青色光束Bは、リレー光学系927を介し、さらに、偏光板60Bによって偏光方向が揃えられた後、対応する液晶パネル40Bに導かれて、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。
【0033】
リレー光学系927は、集光レンズ974と入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらのミラー間に配置した中間レンズ973と、液晶パネル40Bの手前側に配置した集光レンズ953から構成される。各色光束の光路の長さ、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0034】
各液晶パネル40R,40G,40Bを通って変調された各色光束は、偏光板61R,61G,61Bに入射し、これを透過した光がプリズム合成体22に入射され、ここで合成される。本例では、ダイクロイックプリズムからなるプリズム合成体22を用いて色合成光学系を構成している。ここで合成されたカラー画像は、投写レンズユニット6を介して、所定の位置にある投写面10上に拡大投写される。
【0035】
次に、本発明の特徴部分の詳細な構成を含む、偏光板付近の基本的な構成について説明する。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態1のプロジェクタの偏光板付近の構成を示した要部断面図である。図5は、図4のプリズムユニットの斜視図、図6は、図5の分解斜視図である。以下の説明において、液晶パネルユニット及びその固定構造については特に緑色用の液晶パネルユニットを代表して説明するが、赤色用液晶パネルユニット、青色用液晶パネルユニットも同様の構造である。
【0037】
プリズムユニット20は、略直角二等辺三角形の断面をした4個のプリズムを、それらの斜面を相互に接合することによって構成された直方体形状のプリズム合成体22を備えている。プリズム合成体22の上面及び下面には、それぞれアルミニウム等の熱伝導率が高い金属により構成された放熱ブロック23、24が接着等の手段により固定されている。そして、下面側の放熱ブロック23は、下ライトガイド902に固定ピン25により取付固定されている。
【0038】
上面側の放熱ブロック24は、その上面(後述の冷却室120側の面に相当)に複数のピン状の放熱フィン24aが一体的に形成されている。複数の放熱フィン24aのうち、ほぼ中央部に形成された放熱フィンはその他の放熱フィンよりも高さが短く形成され、後述する冷却ファン130を収容するためのファン収容空間24bを構成している。なお、各放熱フィン24aのピン形状は、ここでは円柱状となっており、その配置はマトリックス状となっているが、この構成に限られたものではなく、例えば形状を薄板短冊状とし、中央部から放射状に配置するなどとしてもよく、要は、後述の冷却ファン130からの空気に乱流を生じさせ、放熱効果を向上させることが可能な構成であれば良い。
【0039】
プリズム合成体22の入射側及び出射側となる四方の側面には、それぞれ、サファイヤや水晶などの熱伝導性の高い透明基板で構成される透明放熱板26R、26G、26B、26が固着されている。透明放熱板26Gの入射面側には、偏光板61Gが貼着されている。透明放熱板26Gは、プリズム合成体22の上下方向の長さよりも長い高さ寸法を有し、また、放熱ブロック23、24は、プリズム合成体22との接触面方向の外形寸法がプリズム合成体22の同方向の外形寸法よりもやや小さく形成されており、透明放熱板26Rと放熱ブロック23との間にはそれぞれ隙間が形成されている。この各隙間には、それぞれ熱伝導性及びゴム性を有する板状のシート部材27、28がそれぞれ介装され、かかる構成により、透明放熱板26Gと放熱ブロック23、24とが熱的に導通がとれるように接続されている。
【0040】
ここで、シート部材27、28はゴム性を有することから、透明放熱板26Gと放熱ブロック23、24との密着性が良く、熱伝導が効率良く行われるようになっている。また、4枚の透明放熱板26R、26G、26B、26の上面には、放熱ブロック24の周囲を枠状に囲む圧接部材29が固着されている。この圧接部材29は伝導性及びゴム性を有するもので構成されている。
【0041】
また、透明放熱板26Gの入射面側には、流路70を有して液晶パネルユニット50Gが断熱性の結合部材71を介して取り付られている。このように、断熱性の結合部材71によって両者を固定する構造とすることで、液晶パネル40Gで発生する熱と比較して格段に高い熱を発生する偏光板61Gの熱が、液晶パネルユニット50G側に伝達されるのを防止することができるようになっている。
【0042】
液晶パネルユニット50Gは、液晶パネル40Gと、液晶パネル40Gの入射面及び出射面に配置された2枚の防塵ガラス52、53とが枠体51内によって支持された構成を有している。液晶パネル40Gは、本例ではTFT基板41とこのTFT基板41に対向する対向基板42との間に図示しない液晶を封入した構成のものを用いている。また、TFT基板41と対向基板42との間の上部から上方に向けては、配線用のフレキシブルケーブル54が延びている。なお、液晶パネルユニット50R、50Bも液晶パネルユニット50Gと同一構造となっている。
【0043】
各液晶パネルユニット50R、50G、50Bの下方に対応する下ライトガイド902の位置には、開口902aが設けられている。この開口902aの下方に前述の吸気ファン15A(図2(B)参照)が位置しており、吸気ファン15Aからの空気が、この開口902aからプリズムユニット20側に導入され、流路70を通過して上ライトガイド901に設けられた開口901aから排出されるようになっている。このように、流路70を通過する空気により液晶パネル40R、40G、40Bが空冷される。また、吸気ファン15Aからの空気は、偏光板61R、61G、61B及び下ライトガイド902にも接触し、偏光板61R、61G、61Bに対する冷却効果も果たしている。
【0044】
放熱ブロック24の上部には、本発明の特徴部分であるダクトユニット100が設けられている。ダクトユニット100は、放熱ブロック24とアッパーケース3において放熱ブロック24と対向する位置に設けられた通気口3aとの間をつなぐダクト部材110と、ダクト部材110によって形成される内部空間(冷却室)120内に配置され、放熱ブロック24を空冷するための冷却ファン130と、この冷却ファン130を支持すると共に、冷却室120内を吸気流路121と排気流路122に仕切るための仕切部材140とを備えている。そして、冷却ファン130により放熱ブロック24を空冷することで、偏光板61R、61G、61Bの冷却を図るものである。ダクトユニット100の構成について、次の図で詳細に説明する。
【0045】
図7は、図4のダクトユニットの分解斜視図である。
ダクト部材110は、内部に空間(冷却室120)を形成する枠状部111を有し、枠状部111の上端部周囲には、ダクト部材110をアッパーケース3に設けられた通気口3aに接続するための接続面112が形成されている。接続面112の左右には、このダクト部材110をアッパーケース3に装着するための固定ねじ116が挿入される貫通孔113が穿設されている。また、接続面112の4つの角部には、仕切部材140の後述の4本の支持アーム143が係合される凹溝114がそれぞれ形成されている。この4本の凹溝114のうち一方の対角線(ここでは右上がりの対角線)上の2つの凹溝114には、固定ねじ117が螺入されるねじ穴115が形成されている。
【0046】
冷却ファン130は、ここでは回転軸方向に空気を送風する軸流ファンで構成されている。冷却ファン130の外形形状は、矩形状を成しており、四隅にはファン固定ねじ132が挿通する挿通孔131が形成されている。
【0047】
仕切部材140は、内部に空間を形成する枠状部141を有し、この枠状部141において上下に貫通する開口は、冷却ファン130の外形形状よりもやや大きく形成されている。そして、枠状部141の内周面の下部側部分には、冷却ファン130を支持固定するためのファン固定面142が周設されており、このファン固定面142の四隅には、冷却ファン130の挿通孔131を挿通したファン固定ねじ132が螺入されるねじ穴142aが形成されている。この構成により、冷却ファン130が仕切部材140の枠状部141の上側開口から挿入され、ファン固定面142に載置された状態で固定ねじ132により固定されるようになっている。なお、冷却ファン130は、ここでは吸気側が下方を向くようにファン固定面142に固定される。
【0048】
また、仕切部材140の枠状部141の上端部には、この仕切部材140をダクト部材110に吊り下げ支持するための4本の支持アーム143が放射状に延在されている。この支持アーム143はここでは枠状部141の4つの角部から延設されており、ダクト部材110の凹溝114に嵌合されて、仕切部材140をダクト部材110に対して吊り下げ支持されるようになっている。支持アーム143には、ダクト部材110の凹溝114のねじ穴115に対応する位置に貫通孔144が形成されており、この貫通孔144とダクト部材110のねじ穴115に固定ねじ117を螺合することにより、仕切部材140がダクト部材110に固定されるようになっている。
【0049】
以上のような構成のダクトユニット100は、図8に示すように、アッパーケース3に設けられた通気口3aから挿入される。そして、通気口3aの周囲に設けられた受座面3bにダクト部材110の接続面112が載置され、その状態で2本の固定ねじ116を、ダクト部材110の左右の貫通孔113と、この貫通孔113に対応する受座面3b上のねじ穴3cに締め付け固定することで、アッパーケース3に取り付けられる。ここで、固定ねじ116により締め付け固定する際に、ダクト部材110の下端面が圧接部材29(図4参照)に押し込まれ、これにより、ダクト部材110の内部に、プロジェクタ1内の他の空間とは完全に気密に分離された冷却室120が構成されるようになっている。
【0050】
ここで、仕切部材140の4本の支持アーム143は、それぞれ同じ長さで構成され、枠状部141が冷却室120のほぼ中央部に位置するようなっている。枠状部141は、その周縁部(上端周縁部)で、ダクト部材120の上側開口を周状開口と、その内側の矩形開口とに区分するとともに、冷却室120を、周状開口に連通する空間(仕切部材140とダクト部材110との間の中心断面ほぼ凹字状の空間)と、その空間の内側に形成され、前記矩形開口に連通する矩形状空間とに区分している。仕切部材140内部の矩形の空間に装着された冷却ファン130は、ここでは吸気側が下方を向くように仕切部材140に固定されることから、周状開口が吸気口150、凹字状の空間が吸気流路121として機能し、矩形開口が排気口151、矩形状空間が排気流路122として機能するようになっている。なお、冷却ファン130は、複数の放熱フィン24aの中央部に形成されたファン収容空間24bに収容され、放熱フィン24aの先端面と近接して対向した状態で配置されるようになっている。
【0051】
そして、図8に示すように、通気口3aは保護部材160によって覆われ、ダクトユニット100を構成する各部を保護すると共に、誤って指等が入るのを防止している。この保護部材160は、外部空気を吸入及び排出するための複数の開口161が格子状に形成された構成となっている。なお、保護部材160は、外気吸入に際し、さほどの通風抵抗にならないように形成されたルーバーで構成するようにしてもよい。
【0052】
以下、本実施の形態1の偏光板の冷却動作について説明する。なお、3枚の偏光板61R,61G,61Bの冷却動作は同じであるため、ここでは、緑色用の偏光板Gを代表して説明する。なお、必要な場合には、適宜、赤色用、青色用の偏光板61R、61Bについても説明する。
【0053】
偏光板61Gの熱は、透明放熱板26Gに伝達され、透明放熱板26Gから放熱ブロック23、24に伝達される。下部側の放熱ブロック23に伝達された偏光板61Gの熱は、上述したように下ライトガイド902に伝達され、冷却ファン130(図2参照)からの空気により放熱される。また、流路70を通過する冷却ファン130からの空気が偏光板61Gに直接接触することによっても放熱される。
【0054】
一方、上部側の放熱ブロック24に伝達された熱は、ダクトユニット100により構成された冷却室120において冷却される。すなわち、冷却ファン130の駆動により、吸気口150からダクトユニット100内に外部空気が吸気される。そして、吸気された空気は、吸気流路121を通って図4の矢印で示すように流れ、放熱フィン24aを有する放熱ブロック24に吹き付けられる。ここで、放熱ブロック24に吹き付けられた空気は、ピン状に形成された放熱フィン24aによって乱流となって放熱フィン24aの放熱を効果的に行う。そして、放熱フィン24aによって温度が上昇した空気は、排気流路122を通って排気口151から外部に排出される。
【0055】
ここで、本例の特徴の一つとしては、冷却室120がプロジェクタ1内の他の空間部分とは完全に気密に分離された空間で構成されていることにある。すなわち、冷却ファン130による気流は、液晶パネル40R、40G、40Bに吹き付けられることが無い。このため、従来より、外部空気をプロジェクタ1内部に吸入する場合において、液晶パネル40R、40G、40Bへの塵埃等の付着を防止するために通常必要とされていたフィルタが不要となる。すなわち、通気口3aを覆う保護部材160にフィルタが不要で、単に複数の開口が形成された構成で良い。このため、フィルタによる圧力損失が無く、高効率の冷却を行うことができる。よって、冷却不十分な場合のファン回転数増加といった対応が不要となり、騒音低減を図ることが可能となる。
【0056】
また、本実施の形態1の構成によれば、各色光用の偏光板61R、61G、61Bの熱が、それぞれに対応する透明放熱板26R、26G、26Bを介して放熱ブロック23、24に集熱される。ここで、緑色光と青色光に対応する偏光板61G、61Bは、上述したように赤色光に対応する偏光板61Rに比べて発熱量が多く高温となるが、その熱は、放熱ブロック23、24において低温側に伝達された上で放熱される。このため、各色光毎に冷却構造を設けたり、ファン制御を変えたりすることなく、各色光用の偏光板61R、61G、61Bを効果的に冷却することができる。また、各色光用の偏光板61R、61G、61Bに対して共用の冷却構造となるため、コスト低減および小型化を図ることが可能となる。
【0057】
また、放熱ブロック24には、放熱フィン24aが一体的に設けられているため、放熱面積が増して高い放熱効果を得ることできる。また、本例では、放熱フィン24aの近傍に冷却ファン130が設けられているため、更に放熱が促進され、放熱効果を高めることができる。また、各放熱フィン24aはピン状に形成されているため、乱流が発生してより一層放熱が促進され、更に高い放熱効果が得られている。
【0058】
また、冷却室120内部が、吸気流路121と、吸気流路121に連通する排気流路122とに仕切られているため、放熱フィン24aの熱を奪って温度の上昇した空気が、外部の冷気と混ざるのを防止でき、効率のよい空冷を行うことが可能となっている。
【0059】
また、アッパーケース3の通気口3aが、外装ケース2において放熱ブロック24と対向する位置に形成されているので、冷却室120を最も省スペースで構成することができる。これにより吸気流路121及び排気流路122の短長化が可能となり、外部の冷気の取り込みと冷却室120内の温気の排出が容易となって高い冷却効果を得ることができる。
【0060】
また、本例においては、冷却ファン130に軸流ファンを用いたため、回転軸方向から空気を吸引して回転軸の径方向に送風する遠心ファンを用いる場合と比較して省スペースでの搭載が可能となる。よって、冷却室120の省スペース化に寄与でき、その結果、冷却効率の向上に寄与できる。
【0061】
また、本例では、冷却ファン130を、複数の放熱フィン24aの中央部に形成されたファン収容空間24bに配置したため、冷却ファン130の回転により吸引された空気が、図4の矢印に示したように、各放熱フィン24aそれぞれの基端部から先端部の全体を通過する。このため、各放熱フィン24aの全体が放熱に寄与し、より一層高い放熱効果が得られる。本例のようにファン収容空間24bを形成せずに、例えば全ての放熱フィン24aを同一の高さ寸法を有するように形成し、中央部の放熱フィンの先端面に対向するように冷却ファン130を配置した場合には、冷却ファン130によって吸気された空気は、中心部の放熱フィン24aの基端部には接触することなく通過することになり、基端部は放熱に寄与しない。このため、放熱フィン全体の放熱性能が低下してしまう。これに対し、本例の構成は、上述したように高い放熱効果を得る上で有効である。
【0062】
また、冷却ファン130は、放熱フィン24aに近接して対向配置されているため、言い換えれば冷却室120においてアッパーケース3の通気口3aから離れた位置に配置されているため、冷却ファン130による騒音が通気口3aから外部に漏れにくく、騒音低減を図ることができる。
【0063】
また、本例においては、液晶パネル40R、40G、40Bを断熱性の結合部材71を介して透明放熱板26R、26G、26Bに接続し、偏光板61R,61G,61Bの熱が液晶パネル40R、40G、40Bに伝達しない構成とした。そして、偏光板61R,61G,61Bと、液晶パネル40R、40G、40Bとを、それぞれ別々の冷却手段によって冷却するようにしたため、それぞれが、対応の冷却手段によって効果的に冷却され、全体として効率の良い冷却を行うことができる。
【0064】
実施の形態2.
図9は、実施の形態2のプロジェクタの要部断面図である。
本実施の形態2は、仕切部材140の内周面に、排気流路122の流路断面積を絞るための絞り部170を一体的に周設したものである。その他の構成は実施の形態1と同様である。
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同様の作用効果が得られるとともに、絞り部170によって、排気口151から排出される排気流の流速が早まるため、排気された空気が再び吸気口150から吸入されるのを防止でき、冷却効果の向上を図ることが可能となる。
【0065】
なお、上記各実施の形態では、ダクトユニット100をプリズム合成体22の上面に配置する構成を例示したが、放熱ブロック23に放熱フィンを形成してプリズム合成体22の下面側に配置するように構成してもよい。また、プリズム合成体22の上面及び下面の両方にダクトユニット100を設けるようにしてもよい。
【0066】
また、上記各実施の形態では、周状開口を吸気口とし、その内側の矩形開口を排気口としたが、冷却ファン130を上下反転させて配置し、内側矩形開口から吸気して外側の周状開口から排気するようにしてもよい。
【0067】
また、上記各実施の形態においては、仕切部材140を枠状部材で構成した場合を示したが、1枚の仕切板で構成し、この仕切板を、ダクト部材110の上部開口を中央部で2つに仕切るように配置して、冷却室120内にほぼUターン状の流路を形成するようにしてもよい。この場合、冷却ファン130は、仕切板とダクト部材110との間の2つの空間のうちの何れか一方に配置すればよい。
【0068】
また、上記実施の形態では、透過型の液晶パネルを用いたプロジェクタに本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明は、反射型の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネルが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは液晶パネルが光を反射するタイプであることを意味している。
【0069】
また、本実施の形態においては、光変調装置として液晶パネルを用いた例を示したが、これに限られたものではなく、例えばマイクロミラーを用いても良く、マイクロミラーを用いたプロジェクタに本発明を適用することも可能である。
【0070】
さらに、投写型のプロジェクタとしては、投写像を観察する方向から投写を行う前面投写型プロジェクタと、投写像を観察する方向とは反対側から投写を行う背面投写型プロジェクタとがあるが、本発明は、その何れにも適用可能である。
【0071】
また、上記実施の形態では、3つの液晶パネルを用いたいわゆる3板方式のプロジェクタに本発明を適用した場合を例に示したが、これに限られず、例えば液晶パネルを2枚又は4枚用いた2板方式又は4板方式のプロジェクタに本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロジェクタの外観を示す図。
【図2】図1の外装ケースの内部における各構成部分の配置を示す図。
【図3】(A)光学レンズユニットと投写レンズユニットの部分を取り出して示す図、(B)光学系の概略構成図。
【図4】本発明の実施の形態1のプロジェクタの要部断面図。
【図5】図4のプリズムユニットの斜視図。
【図6】図5の分解斜視図。
【図7】図4のダクトユニットの分解斜視図。
【図8】ダクトユニットの取付説明図。
【図9】実施の形態2のプロジェクタの要部断面図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ、2 外装ケース(筐体)、3a 通気口、15A 吸引ファン、22 プリズム合成体(色合成光学装置)、23,24 放熱ブロック、24a 放熱フィン、26R,26G,26G 透明放熱板、40R,40G,40B 液晶パネル、42 TFT基板、44 対向基板、70 流路、71 結合部材、100 ダクトユニット、110 ダクト部材、120 冷却室、121 吸気流路、122 排気流路、130 冷却ファン、140 仕切部材、141 枠状部、143 支持アーム、150 吸気口、151 排気口、901,902 ライトガイド(光学部品用筐体)
Claims (11)
- 複数の色光をそれぞれ画像情報に従って変調する複数の光変調装置と、該複数の光変調装置のそれぞれの出射面側に配置された偏光板と、前記光変調装置によって変調された複数の色光を合成する色合成光学装置と、これら本体を収納する筐体とを備えたプロジェクタであって、
前記各偏光板の出射面に透明放熱板を固着し、前記色合成光学装置の上面又は/及び下面に前記各透明放熱板と熱的に導通する放熱ブロックを配置し、該放熱ブロックを空冷するための冷却ファンを、プロジェクタの前記筐体内の他の空間とは気密に分離された空間でなる冷却室内に配置して、前記冷却ファンにより、プロジェクタの前記筐体外から前記冷却室内に外部空気を吸気して前記放熱ブロックに吹き付けた後、前記筐体外へ排気するようにしたことを特徴とするプロジェクタ。 - 前記放熱ブロックの前記冷却室側の面に、放熱フィンを一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
- 前記放熱フィンは、複数のピン状部材で構成されてなることを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
- 前記冷却室を、前記放熱ブロックと、プロジェクタの前記筐体に設けられた通気口との間をダクト部材によってつなげることによって形成するとともに、前記冷却室を、外部空気を吸気するための吸気流路と、該吸気流路に連通する排気流路とに仕切るための仕切部材を前記冷却室内に配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記通気口が、前記筐体において前記放熱ブロックと対向する位置に形成されてなることを特徴とする請求項4記載のプロジェクタ。
- 前記仕切部材は、内部に空間を形成する枠状部を有し、該枠状部の内部空間に、前記冷却ファンを前記放熱フィンの先端面と近接して対向するように支持するとともに、前記枠状部周縁部によって前記ダクト部材の上側開口を、周状開口と、その内側の矩形開口とに区分して、前記冷却室内を前記周状開口に連通する空間と、前記矩形開口に連通する空間とに仕切り、これらの空間で前記吸気流路と前記排気流路とを構成することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のプロジェクタ。
- 前記排気流路を介して排気される排気流の流速を上げるための絞り部が前記仕切部材に形成されてなることを特徴とする請求項6記載のプロジェクタ。
- 前記冷却ファンは軸流ファンであることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記色合成光学装置の上面又は下面のうち、前記放熱ブロックが配置されていない側の面に、前記放熱ブロックとは別の放熱ブロックが、前記各透明放熱板と熱的に導通するように配置されてなり、また、前記別の放熱ブロックが前記色合成光学装置を含む光学系構成要素を支持する金属製の光学部品用筐体に固定されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記各光変調装置が、それぞれ対応の前記透明放熱板に、該透明放熱板との間に流路を形成するように断熱結合部材を介して固定されてなり、前記流路に送風するためのファンが備えられてなることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載のプロジェクタ。
- 前記光変調装置が、TFT基板と該TFT基板と対向する対向基板との間に液晶を封入してなる液晶パネルであることを特徴とする請求項10記載のプロジェクタ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2003071695A JP2004279778A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | プロジェクタ |
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| Publication Number | Publication Date |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008217041A (ja) * | 2008-06-02 | 2008-09-18 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 投射型表示装置および液晶ユニットの冷却方法 |
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| JP2012118181A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Seiko Epson Corp | プロジェクター |
| CN108445699A (zh) * | 2015-05-12 | 2018-08-24 | 苏州佳世达光电有限公司 | 投影装置 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071695A patent/JP2004279778A/ja active Pending
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