JP2004276861A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することが可能な空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】ラグ溝3に面するブロック4のラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する少なくとも一方のエッジ部4xが、ラグ溝壁面4aとブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qの溝底点aと、ラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bとを結ぶ直線Mを含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sと交差する傾斜面5で面取りされている。
【選択図】図2
【解決手段】ラグ溝3に面するブロック4のラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する少なくとも一方のエッジ部4xが、ラグ溝壁面4aとブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qの溝底点aと、ラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bとを結ぶ直線Mを含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sと交差する傾斜面5で面取りされている。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレッド面にブロックを形成した空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、トレッド面にブロックパターンを形成した空気入りタイヤは、ブロックにヒールアンドトウ摩耗が発生し易い。また、走行条件によっては、ブロックの周方向溝に面した両エッジ部間で段差が発生する所謂カッピング摩耗が発生する。このような偏摩耗が発生すると、トレッドパターンに起因する騒音が増大し、特に摩耗量が大きいタイヤ摩耗初期に騒音の悪化が助長される。そこで、従来、例えば、ブロックのエッジ部に沿って面取りをする(例えば、特許文献1参照)などの対策が施されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−186623号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように偏摩耗を改善したタイヤにおいて、溝幅を一律に広くして溝体積比率を大きくすることで排水性を高めようとすると、その溝に起因する騒音が増加して騒音性能が悪化し、排水性と耐偏摩耗性の向上を図りながら、騒音性能を改善することが難しいという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消するもので、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0007】
本発明の他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に傾斜して延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向一方側に隣接する周方向溝に面する一方側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記一方側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0008】
本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記ラグ溝に面するブロックの少なくとも一方のラグ溝壁面を、タイヤ幅方向内側のブロック長ほど短くなるように階段状に形成し、前記ラグ溝に沿って延在する複数のラグ溝壁面部と隣接するラグ溝壁面部をタイヤ周方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最内側のラグ溝壁面部と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、前記最内側のラグ溝壁面部よりタイヤ幅方向外側の各ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該ラグ溝壁面部とそのタイヤ幅方向内側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0009】
一般に、ブロックパターンにおけるヒールアンドトウ摩耗は、制動力によってタイヤ回転方向に繰り返し強い剪断変形を受けることにより発生し、それによりブロックの蹴り出し側のエッジ部が高い接地圧となって多く摩耗する一方、接地圧が低くなる踏み込み側のエッジ部が路面を滑って摩耗し、羽のように薄いヒラヒラ状の端部、所謂フェザーエッジとなり、このフェザーエッジが路面を叩く打音により騒音が増大するが、上記のようにブロックのエッジ部を面取りしてエッジ部剛性を高めることで、そのエッジ部をブロックの踏み込み側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、そのエッジ部と路面との滑りが抑制され、かつブロックの蹴り出し側のエッジ部との接地圧差を低減することができるため、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制すると共にヒールアンドトウ摩耗に起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0010】
また、エッジ部を上記のように特定した傾斜面に形成することで、タイヤ外側への排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0011】
また、本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記周方向溝に面するブロックの周方向溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記周方向溝壁面と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記周方向溝に面するブロックの少なくとも一方の周方向溝壁面を一方側のブロック幅ほど短くなるように階段状に形成し、前記周方向溝に沿って延在する複数の周方向溝壁面部と隣接する周方向溝壁面部をタイヤ幅方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最も一方側の周方向溝壁面部と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、前記最も一方側の周方向溝壁面部より他方側の各周方向溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該周方向溝壁面部とその一方側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0013】
一般に、ブロックパターンにおけるカッピング摩耗は、タイヤ周方向に交互に存在するブロックとラグ溝が、駆動時に繰り返し強い剪断変形を受けることにより発生し、それによりブロックの回転方向に対する踏み込み側のエッジ部が高い接地圧となって多く摩耗する一方、接地圧が低くなる蹴り出し側が路面を滑って摩耗したフェザーエッジとなり、このフェザーエッジが路面を叩く打音により騒音が増大するが、上記のようにブロックのエッジ部を面取りしてエッジ部剛性を高めることで、ブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、そのエッジ部と路面との滑りが抑制され、かつブロックの両エッジ部間の接地圧差を低減することができるため、カッピング摩耗の発生を抑制すると共にそれに起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0014】
また、ブロックの一方側がブロックの蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、上記のように形成した傾斜面により周方向溝の排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性の向上を図りながら、騒音性能の改善が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の空気入りタイヤの一例を示し、トレッド面1には、タイヤ周方向Tに沿って延在する複数の周方向溝2がタイヤ幅方向に所定の間隔で設けられている。タイヤ幅方向に沿って延在するラグ溝3がタイヤ周方向Kに所定のピッチで配置され、これら主溝2とラグ溝3とにより複数のブロック4が区分形成されている。
【0017】
図2に示すように、各ブロック4において、一方側のラグ溝3に面するブロック4のラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する一方側のエッジ部4xが、ラグ溝壁面4aとブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qの溝底点aと、ラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bとを結ぶ直線Mを含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sと交差する平面状の傾斜面5で面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面4aが三角形状の傾斜面5と三角形状のラグ溝残壁面部4azとから構成されるようにしてある。このラグ溝残壁面部4azは、第2稜線Rにおけるタイヤ法線方向に対する角度を0°からブロック側に45°傾斜させた範囲(0〜45°)にするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0018】
なお、ここで言う溝底点aとは、図2(c)に示すように、タイヤ子午線断面円弧状に形成された周方向溝2の溝底面2aと直線状に延びる第1稜線Qとの交点である。また、最外側の主溝2Yよりタイヤ外側のショルダー部1Yに形成されたブロック4Yにおける上記第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bは、図2(d)に示すように、断面円弧状に形成されるトレッド面1において、第1稜線Q、第2稜線R、及び第3稜線Sとの交点Aにおける接線Zと、溝底点aから接線Zに平行に引いた直線Eとタイヤ表面との交点fに引いた接線Fとの交点をGとすると、交点Gと溝底点aとを結ぶ直線Hとブロック表面4bとの交点とする。これらは、以下の実施形態でも同様である。
【0019】
上述した空気入りタイヤは、上記エッジ部4xがブロック4の踏み込み側のエッジ部となるようにして車両に装着される。
【0020】
上述した本発明によれば、エッジ部4xの剛性を高くしたので、路面との滑りを抑制すると共にブロック4の蹴り出し側のエッジ部との接地圧差を低減することができるため、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制し、かつヒールアンドトウ摩耗に起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0021】
また、上記のように形成した傾斜面5によりタイヤ外側への排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0022】
上記実施形態において、傾斜面5と第3稜線Sとの交点Cの位置としては、第1稜線Q、第2稜線R、及び第3稜線Sとの交点Aから、タイヤ周方向Tにおける第3稜線Sの長さXの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点Cの位置が長さXの1%より交点A側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0023】
また、傾斜面5は、上述した平面状に代えて、図3に示すように、ブロック表面4bのエッジ部4xのエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ幅方向に並ぶ凹凸面にしてもよく、これによりエッジ効果を高めて、氷雪路における制駆動性を高めることができる。
【0024】
また、上記実施形態では、一方側のエッジ部4xを上記のように構成したが、図4に示すように、他方側のエッジ部4xも同様に構成するようにしてもよく、ラグ溝3に面する少なくとも一方のエッジ部4xを上記のように構成し、タイヤ車両装着時にそのエッジ部4xをブロック4の踏み込み側となるようにすればよい。
【0025】
両エッジ部4xを上記傾斜面5で面取りすることにより、蹴り出し側と踏み込み側のエッジ部における接地圧差を一層低減して、ヒールアンドトウ摩耗の発生をより抑制することができる。このように両エッジ部4xを傾斜面5で面取りする場合には、上述した交点Cの位置としては、両エッジ部4xの各交点Aから各交点Cまでの合計の距離が長さXの50%を超えないようにするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0026】
図5は、本発明の空気入りタイヤの他の例を示し、上記ラグ溝3をタイヤ周方向Tに対して斜めに配置し、トレッド面1に平行四辺形状のブロック4を区分形成したものである。このようなブロックパターンでも、上記と同様にして一方側のエッジ部4xを傾斜面5で面取りすることにより同様の効果を得ることができる。
【0027】
なお、ここでは、上述した内側周方向溝壁面4cは、ブロック4のタイヤ幅方向一方側に隣接する周方向溝2に面する一方側周方向溝壁面4c、好ましくは面取りするエッジ部4xの鋭角部が位置する側である一方側周方向溝壁面である。また、タイヤ幅方向外側端Bは、第2稜線Rのタイヤ幅方向他方側端Bである。図5の点線で示すように、他方側のエッジ4xも傾斜面5で面取りするようにしてもよく、両交点Cの規定は上記と同様である。
【0028】
図6は、図2のブロック4において、ラグ溝3に面するブロック4の一方側のラグ溝壁面4aをタイヤ幅方向内側のブロック長(周方向長さ)ほど短くなるように階段状に形成し、そのラグ溝壁面4aをラグ溝3に沿って延在する複数のラグ溝壁面部4aaと、隣接するラグ溝壁面部4aaをタイヤ周方向Tに接続する接続壁面部4abとから構成したものである。
【0029】
このようなブロック4の場合には、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック表面4bとが接するエッジ部4xa1 が、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qa1の溝底点a1 と、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック表面4bとが接する第2稜線Ra1のタイヤ幅方向外側端Ba1とを結ぶ直線Ma1を含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sa1と交差する平面状の傾斜面5aで面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面部4aa1 が三角形状の傾斜面5aと三角形状のラグ溝残壁面部4aa1zとから構成されている。
【0030】
ラグ溝壁面部4aa1 よりタイヤ幅方向外側の各ラグ溝壁面部4aan とブロック表面4bとが接する各エッジ部4xan は、ラグ溝壁面部4aan とそのタイヤ幅方向内側に接する接続壁面部4abとが接する第1稜線Qanの溝底点an と、ラグ溝壁面部4aan とブロック表面4bとが接する第2稜線Ranのタイヤ幅方向外側端Banとを結ぶ直線Manを含み、ブロック表面4bと接続壁面部4abとが接する第3稜線Sanと交差する平面状の傾斜面5nで面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面部4aan が三角形状の傾斜面5nと三角形状のラグ溝残壁面部4aanzとから構成されている。このラグ溝残壁面部4aa1z,4aanzも、上述したラグ溝残壁面部4azと同様の角度にするのがよい。
【0031】
上記ブロック4を持つ空気入りタイヤも、エッジ部4xa1,4xan がブロック4の踏み込み側のエッジ部となるようにして車両に装着されるが、このように階段状に形成されたラグ溝壁面4aの各ラグ溝壁面部4aaを傾斜面5a,5nで面取りすることによっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0032】
各傾斜面5a,5nと第3稜線Sa1,Sanとの交点Ca1,Canの位置としては、第1稜線Qa1,Qan、第2稜線Ra1,Ra1、及び第3稜線Sa1,Sanとの交点Aa1,Aanから、タイヤ周方向Tにおける第3稜線Sa1,Sanの長さXa1,Xanの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点Ca1,Canの位置が長さXa1,Xanの1%より交点Aa1,Aan側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0033】
また、他方のエッジ部も同様に構成するようにしてもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成し、タイヤ車両装着時にそのエッジ部をブロック4の踏み込み側となるようにすればよい。
【0034】
また、傾斜面5a,5nは、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部4xa1,4xan のエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ幅方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0035】
図7,8は、本発明の空気入りタイヤの更に他の例を示し、トレッド面11にタイヤ周方向Tに沿って延在する周方向溝12とタイヤ周方向Tに所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に沿って延びるラグ溝13とにより複数のブロック14が区分形成され、一方側のショルダー部11Yのブロック14を除く各ブロック14において、一方側の周方向溝12に面するブロック14の周方向溝壁面14aとブロック表面14bとが接する一方側のエッジ部14yが、周方向溝壁面14aとブロック14の一方側に隣接するラグ溝13に面するラグ溝壁面14cとが接する第1稜線Q’の溝底点a’と、周方向溝壁面14aとブロック表面14bとが接する第2稜線R’のタイヤ周方向他方側端B’とを結ぶ直線M’を含み、ブロック表面14bとラグ溝壁面14cとが接する第3稜線S’と交差する平面状の傾斜面15で面取りしたものであり、これにより面取り後の周方向溝壁面14aが三角形状の傾斜面15と三角形状の周方向残溝壁面14azとから構成されている。この周方向溝残壁面部14azも、第2稜線R’におけるタイヤ法線方向に対する角度を0°からブロック側に45°傾斜させた範囲にするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0036】
上述した空気入りタイヤは、車両に装着した際に、ブロック14の一方側がブロック14の蹴り出し側に位置するようにして使用されるが、上述した本発明によれば、ブロック4のエッジ部14yを面取りすることにより、エッジ部剛性を効果的に高くしてカッピング摩耗の発生を抑制し、かつそれに起因する騒音の増加を抑えることができる一方、上記のように形成した傾斜面15により排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0037】
上記図7の実施形態において、傾斜面15と第3稜線S’との交点C’の位置としては、面取り前における第1稜線Q’、第2稜線R’及び第3稜線S’との交点A’から、タイヤ幅方向における第3稜線S’の長さYの1〜50%となるようにするのが好ましい。交点C’の位置が長さYの1%より交点A’側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0038】
また、図7の実施形態では、一方側のエッジ部14yを上記のように構成したが、図9に示すように、他方側のエッジ部14yも同様に構成してもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成すればよい。
【0039】
このように両エッジ部14yを傾斜面15で面取りする場合には、上述した交点C’の位置としては、両エッジ部14yの各交点A’から各交点C’までの合計の距離が長さYの50%を超えないようにするのがよい。
【0040】
また、傾斜面15は、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部14yのエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ周方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0041】
図10は、図8のブロック14において、周方向溝12に面するブロック14の一方側の周方向溝壁面14aをタイヤ周方向一方側のブロック幅ほど短くなるように階段状に形成し、その周方向溝壁面14aを周方向溝12に沿って延在する複数の周方向溝壁面部14aaと隣接する周方向溝壁面部14aaをタイヤ幅方向に接続する接続壁面部14abとから構成したものである。
【0042】
このようなブロック14の場合には、最もタイヤ周方向一方側の周方向溝壁面部14aa1 とブロック表面14Bとが接するエッジ部14ya1 が、周方向溝壁面部14aa1 とブロック14の一方側に隣接するラグ溝13に面するラグ溝壁面14cとが接する第1稜線Q’a1 の溝底点a’1と、周方向溝壁面部14aa1 とブロック表面14bとが接する第2稜線R’a1 のタイヤ周方向他方側端B’a1 とを結ぶ直線M’a1 を含み、ブロック表面14bとラグ溝壁面14cとが接する第3稜線S’a1 と交差する平面状の傾斜面15aで面取りしてあり、これにより面取り後の周方向溝壁面部14aa1 が三角形状の傾斜面15aと三角形状の周方向溝残壁面部14aa1zとから構成されている。
【0043】
周方向溝壁面部14aa1 よりタイヤ周方向他方側の各周方向溝壁面部14aan とブロック表面14bとが接する各エッジ部14yan は、周方向溝壁面部14aan とそのタイヤ周方向他方側の接続壁面部14abとが接する第1稜線Q’an の溝底点a’nと、周方向壁面部14aa1 とブロック表面14bとが接する第2稜線R’an のタイヤ周方向他方端B’an とを結ぶ直線M’an を含み、ブロック表面14bと接続壁面部14abとが接する第3稜線S’an と交差する傾斜面15nと交差する傾斜面で面取りしてあり、これにより面取り後の周方向溝壁面部14aan が三角形状の傾斜面15nと三角形状の周方向溝残壁面部14aanzとから構成されている。この周方向溝残壁面部14aa1z,14aanzも、上述した周方向溝残壁面部14azと同様の角度にすることができる。
【0044】
このようなブロック14を持つ空気入りタイヤも、上記と同様にして車両に装着されるが、このように階段状に形成された周方向溝壁面14aの各周方向溝壁面部14aaを傾斜面15a,15nで面取りすることによっても、図7の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】
各傾斜面15a,15nと第3稜線S’a1 ,S’an との交点C’a1 ,C’an の位置としては、第1稜線Q’a1 ,Q’an 、第2稜線R’a1 ,R’a1 、及び第3稜線S’a1 ,S’an との交点A’a1 ,A’an から、タイヤ幅方向における第3稜線S’a1 ,S’an の長さYa1,Yanの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点C’a1 ,C’an の位置が長さYa1,Yanの1%より交点A’a1 ,A’an 側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0046】
また、他方側のエッジ部も同様に構成するようにしてもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成し、タイヤ車両装着時にブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにすればよい。
【0047】
また、傾斜面15a,15nは、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部14xa1,14xan のエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ周方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0048】
本発明は、特に乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、それに限定されない。
【0049】
【実施例】
実施例1
タイヤサイズを205/65R15で共通にし、ブロックの一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図1に示す構成を有する本発明タイヤ1,2と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ1とをそれぞれ作製した。
【0050】
本発明タイヤ1における交点Cは、第3稜線の長さXの10%に位置し、また本発明タイヤ2は20%である。従来タイヤ1の面取り幅は1mmである。
【0051】
これら各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのリムに装着し、空気圧を200kPa にして排気量2000ccの乗用車(前輪駆動)の前輪に取り付け、以下に示す測定方法により、排水性能、騒音性能、及び耐ヒールアンドトウ摩耗性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。なお、本発明タイヤ1,2は傾斜面で面取りしたエッジ部をブロックの踏み込み側となるようにして車両に装着した。
【0052】
排水性能
平均水深10mmのテストコースを直進走行した際にハイドロプレーニング現象が発生した時の臨界速度を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、排水性能が優れている。
【0053】
騒音性能
一般車道を2000km走行した後、テストコースにおいて時速80km/hで直進走行した時の車内騒音を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、騒音性能が優れている。
【0054】
耐ヒールアンドトウ摩耗性(耐偏摩耗性)
一般車道を6000km走行した後、ブロックの蹴り出し側エッジと踏み込み側エッジの摩耗量の差を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、耐偏摩耗性が優れている。
【0055】
【表1】
【0056】
表1から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0057】
実施例2
タイヤサイズを実施例1と同じにし、一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図6のブロックを使用したブロックパターンを有する本発明タイヤ3,4と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ2とをそれぞれ作製した。
【0058】
本発明タイヤ3における交点Ca1,Canはそれぞれ10%の所に位置し、また本発明タイヤ4はそれぞれ20%である。従来タイヤ2の面取り幅は1mmである。
【0059】
これら各試験タイヤを実施例1と同様にして乗用車に取り付け、実施例1に示す測定方法により排水性能、騒音性能、及び耐ヒールアンドトウ摩耗性(耐偏摩耗性)の評価試験を行ったところ、表2に示す結果を得た。なお、表2における各値は、従来タイヤ2を100とする指数値である。
【0060】
【表2】
【0061】
表2から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0062】
実施例3
タイヤサイズを実施例1と同じにし、ブロックの一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図7に示す構成を有する本発明タイヤ5,6と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ3とをそれぞれ作製した。
【0063】
本発明タイヤ5における交点C’は、第3稜線の長さYの10%に位置し、また本発明タイヤ6は20%である。従来タイヤ3の面取り幅は1mmである。
【0064】
これら各試験タイヤを実施例1と同様にして排気量2000ccの乗用車(前輪駆動)の後輪に取り付け、実施例1に示す測定方法により排水性能の評価試験と騒音性能の評価試験を、また耐カッピング摩耗性(耐摩耗性)の評価試験を行ったところ、表3に示す結果を得た。
【0065】
なお、本発明タイヤ5,6は、ブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した。耐カッピング摩耗性の測定は、上記耐ヒールアンドトウ摩耗性の測定と同様にして行った。なお、表3における各値は、従来タイヤ3を100とする指数値である。
【0066】
【表3】
【0067】
表3から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0068】
【発明の効果】
上述したように本発明は、ブロックのエッジ部を上記のように規定した傾斜面で面取りすることにより、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図2】(a)は、トレッド面のセンター部右側のブロックの拡大斜視図、(b)はトレッド面の右側ショルダー部のブロックの拡大斜視図、(c)は溝底点を示す拡大断面図、(d)は(b)のブロックの第2稜線のタイヤ幅方向外側端Bの決め方を示す断面説明図である。
【図3】図2(a)のブロックの他の実施形態を示す要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図5】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図6】図2(a)のブロックの更に他の実施形態を示す拡大斜視図である。
【図7】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図8】図7のブロックの拡大斜視図である。
【図9】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図10】図8のブロックの他の実施形態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 トレッド面 2 周方向溝
3 ラグ溝 4 ブロック
4a ラグ溝壁面 4aa, 4aa1 ,4aan ラグ溝壁面部
4aa1z,4aanz ラグ溝残壁面部 4ab 接続壁面部
4az ラグ溝残壁面部 4b ブロック表面
4c 内側周方向溝壁面(一方側周方向溝壁面)
4x,4xa1 ,4xan エッジ部 5,5a,5n 傾斜面
11 トレッド面 12 周方向溝
13 ラグ溝 14 ブロック
14a 周方向溝壁面
14aa, 14aa1 ,14aan 周方向溝壁面部
14aa1z,14aanz 周方向溝残壁面部
14ab 接続壁面部 14az 周方向溝残壁面部
14b ブロック表面 14c ラグ溝壁面
14y,14ya1 ,14yan エッジ部 15,15a,15n 傾斜面
A 交点
B,Ba1,Ban タイヤ幅方向外側端(タイヤ幅方向他方側端)
C,Ca1,Can 交点 M,Ma1,Man 直線
Q,Qa1,Qan 第1稜線 R,Ra1,Ran 第2稜線
S,Sa1,San 第3稜線 T タイヤ周方向
X,Xa1,Xan 第3稜線の長さ Y,Ya1,Yan 第3稜線の長さ
a,a1 ,an 溝底点 A’交点
B’,B’a1 ,B’an タイヤ周方向他方側端
C’,C’a1 ,C’an 交点 M’ ,M’a1 ,M’an 直線
Q’ ,Q’a1 ,Q’an 第1稜線 R’ ,R’a1 ,R’an 第2稜線
S’ ,S’a1 ,S’an 第3稜線 a’ ,a’1,a’n 溝底点
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレッド面にブロックを形成した空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、トレッド面にブロックパターンを形成した空気入りタイヤは、ブロックにヒールアンドトウ摩耗が発生し易い。また、走行条件によっては、ブロックの周方向溝に面した両エッジ部間で段差が発生する所謂カッピング摩耗が発生する。このような偏摩耗が発生すると、トレッドパターンに起因する騒音が増大し、特に摩耗量が大きいタイヤ摩耗初期に騒音の悪化が助長される。そこで、従来、例えば、ブロックのエッジ部に沿って面取りをする(例えば、特許文献1参照)などの対策が施されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−186623号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように偏摩耗を改善したタイヤにおいて、溝幅を一律に広くして溝体積比率を大きくすることで排水性を高めようとすると、その溝に起因する騒音が増加して騒音性能が悪化し、排水性と耐偏摩耗性の向上を図りながら、騒音性能を改善することが難しいという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消するもので、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0007】
本発明の他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に傾斜して延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向一方側に隣接する周方向溝に面する一方側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記一方側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0008】
本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記ラグ溝に面するブロックの少なくとも一方のラグ溝壁面を、タイヤ幅方向内側のブロック長ほど短くなるように階段状に形成し、前記ラグ溝に沿って延在する複数のラグ溝壁面部と隣接するラグ溝壁面部をタイヤ周方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最内側のラグ溝壁面部と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、前記最内側のラグ溝壁面部よりタイヤ幅方向外側の各ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該ラグ溝壁面部とそのタイヤ幅方向内側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0009】
一般に、ブロックパターンにおけるヒールアンドトウ摩耗は、制動力によってタイヤ回転方向に繰り返し強い剪断変形を受けることにより発生し、それによりブロックの蹴り出し側のエッジ部が高い接地圧となって多く摩耗する一方、接地圧が低くなる踏み込み側のエッジ部が路面を滑って摩耗し、羽のように薄いヒラヒラ状の端部、所謂フェザーエッジとなり、このフェザーエッジが路面を叩く打音により騒音が増大するが、上記のようにブロックのエッジ部を面取りしてエッジ部剛性を高めることで、そのエッジ部をブロックの踏み込み側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、そのエッジ部と路面との滑りが抑制され、かつブロックの蹴り出し側のエッジ部との接地圧差を低減することができるため、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制すると共にヒールアンドトウ摩耗に起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0010】
また、エッジ部を上記のように特定した傾斜面に形成することで、タイヤ外側への排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0011】
また、本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、前記周方向溝に面するブロックの周方向溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記周方向溝壁面と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の更に他の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記周方向溝に面するブロックの少なくとも一方の周方向溝壁面を一方側のブロック幅ほど短くなるように階段状に形成し、前記周方向溝に沿って延在する複数の周方向溝壁面部と隣接する周方向溝壁面部をタイヤ幅方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最も一方側の周方向溝壁面部と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、前記最も一方側の周方向溝壁面部より他方側の各周方向溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該周方向溝壁面部とその一方側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りしたことを特徴とする。
【0013】
一般に、ブロックパターンにおけるカッピング摩耗は、タイヤ周方向に交互に存在するブロックとラグ溝が、駆動時に繰り返し強い剪断変形を受けることにより発生し、それによりブロックの回転方向に対する踏み込み側のエッジ部が高い接地圧となって多く摩耗する一方、接地圧が低くなる蹴り出し側が路面を滑って摩耗したフェザーエッジとなり、このフェザーエッジが路面を叩く打音により騒音が増大するが、上記のようにブロックのエッジ部を面取りしてエッジ部剛性を高めることで、ブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、そのエッジ部と路面との滑りが抑制され、かつブロックの両エッジ部間の接地圧差を低減することができるため、カッピング摩耗の発生を抑制すると共にそれに起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0014】
また、ブロックの一方側がブロックの蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した際に、上記のように形成した傾斜面により周方向溝の排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性の向上を図りながら、騒音性能の改善が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の空気入りタイヤの一例を示し、トレッド面1には、タイヤ周方向Tに沿って延在する複数の周方向溝2がタイヤ幅方向に所定の間隔で設けられている。タイヤ幅方向に沿って延在するラグ溝3がタイヤ周方向Kに所定のピッチで配置され、これら主溝2とラグ溝3とにより複数のブロック4が区分形成されている。
【0017】
図2に示すように、各ブロック4において、一方側のラグ溝3に面するブロック4のラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する一方側のエッジ部4xが、ラグ溝壁面4aとブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qの溝底点aと、ラグ溝壁面4aとブロック表面4bとが接する第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bとを結ぶ直線Mを含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sと交差する平面状の傾斜面5で面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面4aが三角形状の傾斜面5と三角形状のラグ溝残壁面部4azとから構成されるようにしてある。このラグ溝残壁面部4azは、第2稜線Rにおけるタイヤ法線方向に対する角度を0°からブロック側に45°傾斜させた範囲(0〜45°)にするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0018】
なお、ここで言う溝底点aとは、図2(c)に示すように、タイヤ子午線断面円弧状に形成された周方向溝2の溝底面2aと直線状に延びる第1稜線Qとの交点である。また、最外側の主溝2Yよりタイヤ外側のショルダー部1Yに形成されたブロック4Yにおける上記第2稜線Rのタイヤ幅方向外側端Bは、図2(d)に示すように、断面円弧状に形成されるトレッド面1において、第1稜線Q、第2稜線R、及び第3稜線Sとの交点Aにおける接線Zと、溝底点aから接線Zに平行に引いた直線Eとタイヤ表面との交点fに引いた接線Fとの交点をGとすると、交点Gと溝底点aとを結ぶ直線Hとブロック表面4bとの交点とする。これらは、以下の実施形態でも同様である。
【0019】
上述した空気入りタイヤは、上記エッジ部4xがブロック4の踏み込み側のエッジ部となるようにして車両に装着される。
【0020】
上述した本発明によれば、エッジ部4xの剛性を高くしたので、路面との滑りを抑制すると共にブロック4の蹴り出し側のエッジ部との接地圧差を低減することができるため、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制し、かつヒールアンドトウ摩耗に起因する騒音の増加を抑えることができる。
【0021】
また、上記のように形成した傾斜面5によりタイヤ外側への排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0022】
上記実施形態において、傾斜面5と第3稜線Sとの交点Cの位置としては、第1稜線Q、第2稜線R、及び第3稜線Sとの交点Aから、タイヤ周方向Tにおける第3稜線Sの長さXの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点Cの位置が長さXの1%より交点A側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0023】
また、傾斜面5は、上述した平面状に代えて、図3に示すように、ブロック表面4bのエッジ部4xのエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ幅方向に並ぶ凹凸面にしてもよく、これによりエッジ効果を高めて、氷雪路における制駆動性を高めることができる。
【0024】
また、上記実施形態では、一方側のエッジ部4xを上記のように構成したが、図4に示すように、他方側のエッジ部4xも同様に構成するようにしてもよく、ラグ溝3に面する少なくとも一方のエッジ部4xを上記のように構成し、タイヤ車両装着時にそのエッジ部4xをブロック4の踏み込み側となるようにすればよい。
【0025】
両エッジ部4xを上記傾斜面5で面取りすることにより、蹴り出し側と踏み込み側のエッジ部における接地圧差を一層低減して、ヒールアンドトウ摩耗の発生をより抑制することができる。このように両エッジ部4xを傾斜面5で面取りする場合には、上述した交点Cの位置としては、両エッジ部4xの各交点Aから各交点Cまでの合計の距離が長さXの50%を超えないようにするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0026】
図5は、本発明の空気入りタイヤの他の例を示し、上記ラグ溝3をタイヤ周方向Tに対して斜めに配置し、トレッド面1に平行四辺形状のブロック4を区分形成したものである。このようなブロックパターンでも、上記と同様にして一方側のエッジ部4xを傾斜面5で面取りすることにより同様の効果を得ることができる。
【0027】
なお、ここでは、上述した内側周方向溝壁面4cは、ブロック4のタイヤ幅方向一方側に隣接する周方向溝2に面する一方側周方向溝壁面4c、好ましくは面取りするエッジ部4xの鋭角部が位置する側である一方側周方向溝壁面である。また、タイヤ幅方向外側端Bは、第2稜線Rのタイヤ幅方向他方側端Bである。図5の点線で示すように、他方側のエッジ4xも傾斜面5で面取りするようにしてもよく、両交点Cの規定は上記と同様である。
【0028】
図6は、図2のブロック4において、ラグ溝3に面するブロック4の一方側のラグ溝壁面4aをタイヤ幅方向内側のブロック長(周方向長さ)ほど短くなるように階段状に形成し、そのラグ溝壁面4aをラグ溝3に沿って延在する複数のラグ溝壁面部4aaと、隣接するラグ溝壁面部4aaをタイヤ周方向Tに接続する接続壁面部4abとから構成したものである。
【0029】
このようなブロック4の場合には、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック表面4bとが接するエッジ部4xa1 が、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック4のタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝2に面する内側周方向溝壁面4cとが接する第1稜線Qa1の溝底点a1 と、最内側のラグ溝壁面部4aa1 とブロック表面4bとが接する第2稜線Ra1のタイヤ幅方向外側端Ba1とを結ぶ直線Ma1を含み、ブロック表面4bと内側周方向溝壁面4cとが接する第3稜線Sa1と交差する平面状の傾斜面5aで面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面部4aa1 が三角形状の傾斜面5aと三角形状のラグ溝残壁面部4aa1zとから構成されている。
【0030】
ラグ溝壁面部4aa1 よりタイヤ幅方向外側の各ラグ溝壁面部4aan とブロック表面4bとが接する各エッジ部4xan は、ラグ溝壁面部4aan とそのタイヤ幅方向内側に接する接続壁面部4abとが接する第1稜線Qanの溝底点an と、ラグ溝壁面部4aan とブロック表面4bとが接する第2稜線Ranのタイヤ幅方向外側端Banとを結ぶ直線Manを含み、ブロック表面4bと接続壁面部4abとが接する第3稜線Sanと交差する平面状の傾斜面5nで面取りしてあり、これにより面取り後のラグ溝壁面部4aan が三角形状の傾斜面5nと三角形状のラグ溝残壁面部4aanzとから構成されている。このラグ溝残壁面部4aa1z,4aanzも、上述したラグ溝残壁面部4azと同様の角度にするのがよい。
【0031】
上記ブロック4を持つ空気入りタイヤも、エッジ部4xa1,4xan がブロック4の踏み込み側のエッジ部となるようにして車両に装着されるが、このように階段状に形成されたラグ溝壁面4aの各ラグ溝壁面部4aaを傾斜面5a,5nで面取りすることによっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0032】
各傾斜面5a,5nと第3稜線Sa1,Sanとの交点Ca1,Canの位置としては、第1稜線Qa1,Qan、第2稜線Ra1,Ra1、及び第3稜線Sa1,Sanとの交点Aa1,Aanから、タイヤ周方向Tにおける第3稜線Sa1,Sanの長さXa1,Xanの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点Ca1,Canの位置が長さXa1,Xanの1%より交点Aa1,Aan側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0033】
また、他方のエッジ部も同様に構成するようにしてもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成し、タイヤ車両装着時にそのエッジ部をブロック4の踏み込み側となるようにすればよい。
【0034】
また、傾斜面5a,5nは、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部4xa1,4xan のエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ幅方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0035】
図7,8は、本発明の空気入りタイヤの更に他の例を示し、トレッド面11にタイヤ周方向Tに沿って延在する周方向溝12とタイヤ周方向Tに所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に沿って延びるラグ溝13とにより複数のブロック14が区分形成され、一方側のショルダー部11Yのブロック14を除く各ブロック14において、一方側の周方向溝12に面するブロック14の周方向溝壁面14aとブロック表面14bとが接する一方側のエッジ部14yが、周方向溝壁面14aとブロック14の一方側に隣接するラグ溝13に面するラグ溝壁面14cとが接する第1稜線Q’の溝底点a’と、周方向溝壁面14aとブロック表面14bとが接する第2稜線R’のタイヤ周方向他方側端B’とを結ぶ直線M’を含み、ブロック表面14bとラグ溝壁面14cとが接する第3稜線S’と交差する平面状の傾斜面15で面取りしたものであり、これにより面取り後の周方向溝壁面14aが三角形状の傾斜面15と三角形状の周方向残溝壁面14azとから構成されている。この周方向溝残壁面部14azも、第2稜線R’におけるタイヤ法線方向に対する角度を0°からブロック側に45°傾斜させた範囲にするのが操安性と排水性の両立の点からよい。
【0036】
上述した空気入りタイヤは、車両に装着した際に、ブロック14の一方側がブロック14の蹴り出し側に位置するようにして使用されるが、上述した本発明によれば、ブロック4のエッジ部14yを面取りすることにより、エッジ部剛性を効果的に高くしてカッピング摩耗の発生を抑制し、かつそれに起因する騒音の増加を抑えることができる一方、上記のように形成した傾斜面15により排水効果を溝に起因する騒音の顕著な増加を招くことなく高めることが可能になり、従って、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【0037】
上記図7の実施形態において、傾斜面15と第3稜線S’との交点C’の位置としては、面取り前における第1稜線Q’、第2稜線R’及び第3稜線S’との交点A’から、タイヤ幅方向における第3稜線S’の長さYの1〜50%となるようにするのが好ましい。交点C’の位置が長さYの1%より交点A’側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0038】
また、図7の実施形態では、一方側のエッジ部14yを上記のように構成したが、図9に示すように、他方側のエッジ部14yも同様に構成してもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成すればよい。
【0039】
このように両エッジ部14yを傾斜面15で面取りする場合には、上述した交点C’の位置としては、両エッジ部14yの各交点A’から各交点C’までの合計の距離が長さYの50%を超えないようにするのがよい。
【0040】
また、傾斜面15は、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部14yのエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ周方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0041】
図10は、図8のブロック14において、周方向溝12に面するブロック14の一方側の周方向溝壁面14aをタイヤ周方向一方側のブロック幅ほど短くなるように階段状に形成し、その周方向溝壁面14aを周方向溝12に沿って延在する複数の周方向溝壁面部14aaと隣接する周方向溝壁面部14aaをタイヤ幅方向に接続する接続壁面部14abとから構成したものである。
【0042】
このようなブロック14の場合には、最もタイヤ周方向一方側の周方向溝壁面部14aa1 とブロック表面14Bとが接するエッジ部14ya1 が、周方向溝壁面部14aa1 とブロック14の一方側に隣接するラグ溝13に面するラグ溝壁面14cとが接する第1稜線Q’a1 の溝底点a’1と、周方向溝壁面部14aa1 とブロック表面14bとが接する第2稜線R’a1 のタイヤ周方向他方側端B’a1 とを結ぶ直線M’a1 を含み、ブロック表面14bとラグ溝壁面14cとが接する第3稜線S’a1 と交差する平面状の傾斜面15aで面取りしてあり、これにより面取り後の周方向溝壁面部14aa1 が三角形状の傾斜面15aと三角形状の周方向溝残壁面部14aa1zとから構成されている。
【0043】
周方向溝壁面部14aa1 よりタイヤ周方向他方側の各周方向溝壁面部14aan とブロック表面14bとが接する各エッジ部14yan は、周方向溝壁面部14aan とそのタイヤ周方向他方側の接続壁面部14abとが接する第1稜線Q’an の溝底点a’nと、周方向壁面部14aa1 とブロック表面14bとが接する第2稜線R’an のタイヤ周方向他方端B’an とを結ぶ直線M’an を含み、ブロック表面14bと接続壁面部14abとが接する第3稜線S’an と交差する傾斜面15nと交差する傾斜面で面取りしてあり、これにより面取り後の周方向溝壁面部14aan が三角形状の傾斜面15nと三角形状の周方向溝残壁面部14aanzとから構成されている。この周方向溝残壁面部14aa1z,14aanzも、上述した周方向溝残壁面部14azと同様の角度にすることができる。
【0044】
このようなブロック14を持つ空気入りタイヤも、上記と同様にして車両に装着されるが、このように階段状に形成された周方向溝壁面14aの各周方向溝壁面部14aaを傾斜面15a,15nで面取りすることによっても、図7の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】
各傾斜面15a,15nと第3稜線S’a1 ,S’an との交点C’a1 ,C’an の位置としては、第1稜線Q’a1 ,Q’an 、第2稜線R’a1 ,R’a1 、及び第3稜線S’a1 ,S’an との交点A’a1 ,A’an から、タイヤ幅方向における第3稜線S’a1 ,S’an の長さYa1,Yanの1〜50%の範囲となるようにするのが好ましい。交点C’a1 ,C’an の位置が長さYa1,Yanの1%より交点A’a1 ,A’an 側に位置すると、上述した効果を得ることが難しくなる。50%を超えると、操縦安定性の点から好ましくない。望ましくは、10%〜20%がよい。
【0046】
また、他方側のエッジ部も同様に構成するようにしてもよく、少なくとも一方のエッジ部を上記のように構成し、タイヤ車両装着時にブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにすればよい。
【0047】
また、傾斜面15a,15nは、上述した平面状に代えて、図3に示すと同様に、エッジ部14xa1,14xan のエッジがジグザグ状となるような、凹凸がタイヤ周方向に並ぶ凹凸面にしてもよい。
【0048】
本発明は、特に乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、それに限定されない。
【0049】
【実施例】
実施例1
タイヤサイズを205/65R15で共通にし、ブロックの一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図1に示す構成を有する本発明タイヤ1,2と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ1とをそれぞれ作製した。
【0050】
本発明タイヤ1における交点Cは、第3稜線の長さXの10%に位置し、また本発明タイヤ2は20%である。従来タイヤ1の面取り幅は1mmである。
【0051】
これら各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのリムに装着し、空気圧を200kPa にして排気量2000ccの乗用車(前輪駆動)の前輪に取り付け、以下に示す測定方法により、排水性能、騒音性能、及び耐ヒールアンドトウ摩耗性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。なお、本発明タイヤ1,2は傾斜面で面取りしたエッジ部をブロックの踏み込み側となるようにして車両に装着した。
【0052】
排水性能
平均水深10mmのテストコースを直進走行した際にハイドロプレーニング現象が発生した時の臨界速度を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、排水性能が優れている。
【0053】
騒音性能
一般車道を2000km走行した後、テストコースにおいて時速80km/hで直進走行した時の車内騒音を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、騒音性能が優れている。
【0054】
耐ヒールアンドトウ摩耗性(耐偏摩耗性)
一般車道を6000km走行した後、ブロックの蹴り出し側エッジと踏み込み側エッジの摩耗量の差を測定し、その結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。この値が大きい程、耐偏摩耗性が優れている。
【0055】
【表1】
【0056】
表1から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0057】
実施例2
タイヤサイズを実施例1と同じにし、一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図6のブロックを使用したブロックパターンを有する本発明タイヤ3,4と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ2とをそれぞれ作製した。
【0058】
本発明タイヤ3における交点Ca1,Canはそれぞれ10%の所に位置し、また本発明タイヤ4はそれぞれ20%である。従来タイヤ2の面取り幅は1mmである。
【0059】
これら各試験タイヤを実施例1と同様にして乗用車に取り付け、実施例1に示す測定方法により排水性能、騒音性能、及び耐ヒールアンドトウ摩耗性(耐偏摩耗性)の評価試験を行ったところ、表2に示す結果を得た。なお、表2における各値は、従来タイヤ2を100とする指数値である。
【0060】
【表2】
【0061】
表2から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0062】
実施例3
タイヤサイズを実施例1と同じにし、ブロックの一方側のエッジ部を傾斜面で面取りした図7に示す構成を有する本発明タイヤ5,6と、傾斜面の面取りに代えて、エッジ部に沿って同じ幅で面取りした従来タイヤ3とをそれぞれ作製した。
【0063】
本発明タイヤ5における交点C’は、第3稜線の長さYの10%に位置し、また本発明タイヤ6は20%である。従来タイヤ3の面取り幅は1mmである。
【0064】
これら各試験タイヤを実施例1と同様にして排気量2000ccの乗用車(前輪駆動)の後輪に取り付け、実施例1に示す測定方法により排水性能の評価試験と騒音性能の評価試験を、また耐カッピング摩耗性(耐摩耗性)の評価試験を行ったところ、表3に示す結果を得た。
【0065】
なお、本発明タイヤ5,6は、ブロックの一方側に隣接するラグ溝側を回転方向に対して蹴り出し側となるようにしてタイヤを車両に装着した。耐カッピング摩耗性の測定は、上記耐ヒールアンドトウ摩耗性の測定と同様にして行った。なお、表3における各値は、従来タイヤ3を100とする指数値である。
【0066】
【表3】
【0067】
表3から、本発明は、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善できることがわかる。
【0068】
【発明の効果】
上述したように本発明は、ブロックのエッジ部を上記のように規定した傾斜面で面取りすることにより、排水性と耐偏摩耗性を向上しながら、騒音性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図2】(a)は、トレッド面のセンター部右側のブロックの拡大斜視図、(b)はトレッド面の右側ショルダー部のブロックの拡大斜視図、(c)は溝底点を示す拡大断面図、(d)は(b)のブロックの第2稜線のタイヤ幅方向外側端Bの決め方を示す断面説明図である。
【図3】図2(a)のブロックの他の実施形態を示す要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤの他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図5】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図6】図2(a)のブロックの更に他の実施形態を示す拡大斜視図である。
【図7】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図8】図7のブロックの拡大斜視図である。
【図9】本発明の空気入りタイヤの更に他の実施形態を示すトレッド面の要部展開図である。
【図10】図8のブロックの他の実施形態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 トレッド面 2 周方向溝
3 ラグ溝 4 ブロック
4a ラグ溝壁面 4aa, 4aa1 ,4aan ラグ溝壁面部
4aa1z,4aanz ラグ溝残壁面部 4ab 接続壁面部
4az ラグ溝残壁面部 4b ブロック表面
4c 内側周方向溝壁面(一方側周方向溝壁面)
4x,4xa1 ,4xan エッジ部 5,5a,5n 傾斜面
11 トレッド面 12 周方向溝
13 ラグ溝 14 ブロック
14a 周方向溝壁面
14aa, 14aa1 ,14aan 周方向溝壁面部
14aa1z,14aanz 周方向溝残壁面部
14ab 接続壁面部 14az 周方向溝残壁面部
14b ブロック表面 14c ラグ溝壁面
14y,14ya1 ,14yan エッジ部 15,15a,15n 傾斜面
A 交点
B,Ba1,Ban タイヤ幅方向外側端(タイヤ幅方向他方側端)
C,Ca1,Can 交点 M,Ma1,Man 直線
Q,Qa1,Qan 第1稜線 R,Ra1,Ran 第2稜線
S,Sa1,San 第3稜線 T タイヤ周方向
X,Xa1,Xan 第3稜線の長さ Y,Ya1,Yan 第3稜線の長さ
a,a1 ,an 溝底点 A’交点
B’,B’a1 ,B’an タイヤ周方向他方側端
C’,C’a1 ,C’an 交点 M’ ,M’a1 ,M’an 直線
Q’ ,Q’a1 ,Q’an 第1稜線 R’ ,R’a1 ,R’an 第2稜線
S’ ,S’a1 ,S’an 第3稜線 a’ ,a’1,a’n 溝底点
Claims (11)
- トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、
前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りした空気入りタイヤ。 - トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に傾斜して延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、
前記ラグ溝に面するブロックのラグ溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記ラグ溝壁面と前記ブロックのタイヤ幅方向一方側に隣接する周方向溝に面する一方側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記一方側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りした空気入りタイヤ。 - トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記ラグ溝に面するブロックの少なくとも一方のラグ溝壁面を、タイヤ幅方向内側のブロック長ほど短くなるように階段状に形成し、前記ラグ溝に沿って延在する複数のラグ溝壁面部と隣接するラグ溝壁面部をタイヤ周方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、
最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最内側のラグ溝壁面部と前記ブロックのタイヤ幅方向内側に隣接する周方向溝に面する内側周方向溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最内側のラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記内側周方向溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、
前記最内側のラグ溝壁面部よりタイヤ幅方向外側の各ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該ラグ溝壁面部とそのタイヤ幅方向内側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記ラグ溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ幅方向外側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りした空気入りタイヤ。 - 前記傾斜面と前記第3稜線との交点を、前記第1稜線、第2稜線、及び第3稜線との交点から、前記第3稜線の長さの1〜50%となる位置にした請求項1,2または3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記傾斜面を凹凸がタイヤ幅方向に並ぶ凹凸面に形成した請求項1,2,3または4に記載の空気入りタイヤ。
- 前記エッジ部がタイヤ車両装着時に前記ブロックの踏み込み側に位置する請求項1,2,3,4または5に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成した空気入りタイヤにおいて、
前記周方向溝に面するブロックの周方向溝壁面とブロック表面とが接する少なくとも一方のエッジ部を、前記周方向溝壁面と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向溝壁面とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りした空気入りタイヤ。 - トレッド面にタイヤ周方向に延在する周方向溝とタイヤ周方向に所定のピッチで配置したタイヤ幅方向に延びるラグ溝とによりブロックを区分形成し、前記周方向溝に面するブロックの少なくとも一方の周方向溝壁面を一方側のブロック幅ほど短くなるように階段状に形成し、前記周方向溝に沿って延在する複数の周方向溝壁面部と隣接する周方向溝壁面部をタイヤ幅方向に接続する接続壁面部とから構成した空気入りタイヤにおいて、
最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接するエッジ部を、前記最も一方側の周方向溝壁面部と前記ブロックの一方側に隣接するラグ溝に面するラグ溝壁面とが接する第1稜線の溝底点と、前記最も一方側の周方向溝壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記ラグ溝壁面とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りし、
前記最も一方側の周方向溝壁面部より他方側の各周方向溝壁面部とブロック表面とが接する各エッジ部を、該周方向溝壁面部とその一方側に接する接続壁面部とが接する第1稜線の溝底点と、前記周方向壁面部とブロック表面とが接する第2稜線のタイヤ周方向他方側端とを結ぶ線を含み、前記ブロック表面と前記接続壁面部とが接する第3稜線と交差する傾斜面で面取りした空気入りタイヤ。 - 前記傾斜面と前記第3稜線との交点を、前記第1稜線、第2稜線、及び第3稜線との交点から、前記第3稜線の長さの1〜50%となる位置にした請求項7または8に記載の空気入りタイヤ。
- 前記傾斜面を凹凸がタイヤ周方向に並ぶ凹凸面に形成した請求項7,8または9に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロックの一方側がタイヤ車両装着時に前記ブロックの蹴り出し側に位置する請求項7,8,9または10に記載の空気入りタイヤ。
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