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JP2004269325A - セラミックペーストの製造方法、及びセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミックペーストの製造方法、及びセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

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JP2004269325A
JP2004269325A JP2003064095A JP2003064095A JP2004269325A JP 2004269325 A JP2004269325 A JP 2004269325A JP 2003064095 A JP2003064095 A JP 2003064095A JP 2003064095 A JP2003064095 A JP 2003064095A JP 2004269325 A JP2004269325 A JP 2004269325A
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JP
Japan
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ceramic
paste
organic solvent
weight
primary
Prior art date
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Application number
JP2003064095A
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English (en)
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Kuniyuki Nitta
邦之 新田
Satoru Tanaka
覚 田中
Makoto Miyazaki
信 宮崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2003064095A priority Critical patent/JP2004269325A/ja
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Abstract

【課題】従来の分散では不十分であった解砕を促進して塊状物の発生を抑制し、より分散性が高く、印刷にじみが生じ難いセラミックペースト及びこれを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法を提供することにある。
【解決手段】本願第1の発明のセラミックペーストの製造方法は、少なくともセラミック粉末を含有するセラミックペーストの製造方法であって、前記セラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部の第1の有機溶剤を加えて1次混合物を得る工程と、前記1次混合物を高せん断力をかけて混連する1次分散工程と、前記1次混合物に、少なくとも前記第1の有機溶剤より相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、前記2次分散工程の後、前記2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程と、を備えることを特徴とするものであり、分散性が高く、印刷にじみが生じ難いセラミックペーストを製造することができる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、セラミックペーストに関するものであり、特に、セラミック層間に形成される内部回路要素膜の厚みに起因する段差を吸収するために内部回路要素膜パターンのネガティブパターンに用いられるセラミックペーストの製造方法、及び積層型セラミック電子部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば積層セラミックインダクタや積層セラミックコンデンサのような積層型セラミック電子部品を製造しようとするとき、複数のセラミックグリーンシートが用意され、これらセラミックグリーンシートが積み重ねられる。特定のセラミックグリーンシート上には、得ようとする積層型セラミック電子部品の機能に応じて導体膜、抵抗体膜のような内部回路要素膜が形成されている。
【0003】
近年、移動体通信機器をはじめとする電子機器の小型化及び軽量化にともなって、電子機器の回路素子等に用いられる電子部品においても、小型化及び軽量化が強く要求されるようになってきている。このような要求に対応した電子部品として、積層型セラミックコンデンサに代表される積層型セラミック電子部品の重要が高まっている。
例えば、積層セラミックコンデンサを製造しようとする場合、誘電体セラミック粉末、有機バインダ、可塑剤および有機溶剤を混合してセラミックスラリーを作製する。そして、このセラミックスラリーを、シリコーン樹脂等によってコーティングされた、例えばポリエステルフィルムのような支持体上に、ドクターブレード法等を用いてシート状に成形し、乾燥させる。このようにして、セラミックグリーンシートが作製される。
上述したセラミックグリーンシートの主面上に、互いに間隔を隔てた複数のパターンをもって、導電性ペーストをスクリーン印刷によって付与する。これを乾燥することにより、内部回路要素膜としての内部電極がセラミックグリーンシート上に形成される。図5には、上述のように複数箇所に分布して内部電極1が形成されたセラミックグリーンシート2の一部が平面図で示されている。
次に、セラミックグリーンシート2を支持体から剥離し、適当な大きさに切断した後、図4に一部を示すように、所定の枚数だけ積み重ねる。さらに、この積み重ねの上下に内部電極を形成していないセラミックグリーンシートを所定の枚数だけ積み重ねることによって、生の積層体3が作製される。
この生の積層体3は、積層方向にプレスされた後、図6に示すように、個々の積層セラミックコンデンサのための積層体チップ4となるべき大きさに切断される。次いで、脱バインダ工程を経た後、焼成工程に付され、最終的に外部電極が形成されることによって、積層セラミックコンデンサが完成される。
【0004】
このような積層セラミックコンデンサにおいて、その小型化あるいは薄型化かつ大容量化に対する要求を満足させるためには、セラミックグリーンシート2および内部電極1の積層数の増大およびセラミックグリーンシート2の薄層化を図ることが必要となってくる。
【0005】
しかしながら、上述のような多層化が進めば進むほど、内部電極1の各厚みの累積の結果、内部電極1が位置する部分とそうでない部分との間、あるいは、内部電極1が積層方向に比較的多数配列されている部分とそうでない部分との間での厚みの差がより顕著になる。このため、たとえば、図6に示すように、得られた積層体チップ4の外観に関しては、その一方主面が凸状となるような変形が生じてしまう。
積層体チップ4において図6に示すような変形が生じていると、内部電極1が位置していない部分あるいは比較的少数の内部電極1しか積層方向に配列されていない部分においては、プレス工程の際に比較的大きな歪みがもたらされており、また、セラミックグリーンシート2間の密着性が劣っているため、焼成時に引き起こされる内部ストレスによって、デラミネーションや微小クラック等の構造欠陥が発生しやすい。このような不都合は、積層セラミックコンデンサの信頼性を低下させる原因となっている。
【0006】
上述のような問題を解決するため、たとえば、図2に示すように、セラミックグリーンシート2上の内部電極1が形成されていない領域に、段差吸収用セラミックグリーン層5を形成し、この段差吸収用セラミックグリーン層5によって、セラミックグリーンシート2上での内部電極1の厚みによる段差を実質的になくすことが開示されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
上述のように、段差吸収用セラミックグリーン層5を形成することによって、図1に一部を示すように、生の積層体3aを作製したとき、内部電極1が位置する部分とそうでない部分との間、あるいは内部電極1が積層方向に比較的多数配列されている部分とそうでない部分との間での厚みの差が実質的に生じなくなる。このため、図3に示すように、得られた積層体チップ4aにおいて、図6に示すような不所望な変形が生じにくくなる。
その結果、前述したようなデラミネーションや微小クラック等の構造欠陥を生じにくくすることができ、得られた積層セラミックコンデンサの信頼性を高めることができる。
【0007】
上述した積層セラミック電子部品の製造方法において、たとえば積層セラミックコンデンサにおいて、段差吸収用セラミックグリーン層5は、セラミックグリーンシート2の場合とほぼ同様の組成を有し、セラミック粉末、有機バインダー、可塑剤および有機溶剤を含むセラミックペーストを付与することによって形成される。
しかし、内部電極1と同程度の厚みを有するように、かつ内部電極のない部位への段差吸収用セラミックグリーン層5を高精度に印刷等によって形成するためには、セラミックペースト中におけるセラミック粉末の分散性を優れたものとしなければならない。これはペースト中に粉末の2次凝集物や粉末と有機バインダー、あるいは有機物のみで構成される塊状物が存在すると、印刷塗膜のレベリング性、すなわち塗膜表面の凹凸バラツキが大きくなる、あるいは印刷にじみバラツキが生じる等の均一なパターニング精度が得られない問題が生じるためである。
【0008】
これに対して、分散性を高めた段差吸収用セラミックグリーン層の製造方法が開示されている(たとえば、特許文献4参照)。
具体的には、セラミック粉末と有機バインダと低沸点の第1有機溶剤とをボールミルを用いて混合して、スラリーを得る1次分散工程と、その後にスラリーに上記沸点の第1有機溶剤よりも高沸点の第2有機溶剤を加えて混合する2次分散工程と、このスラリーを加熱し、低沸点の第1の有機溶剤を高沸点の第2の有機溶剤に置換してセラミックペーストを得る工程とを経る、段差吸収を目的としたセラミックペーストの製造方法が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開昭56−94719号公報
【特許文献2】
特開平3−74820号公報
【特許文献3】
特開平9−106925号公報
【特許文献4】
特開2001−237140号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−237140号公報の方法のように、1次分散工程における第1の有機溶剤の添加量が70重量部と高いため、セラミック粉末が十分に解砕されず、塊状物が生じるという問題がある。
具体的に述べると、一般的にセラミック粉末の分散とは▲1▼2次粒子と呼ばれる凝集したセラミック粉末に分散剤を吸着させ、1次粒子になるように十分に解砕すること、及び▲2▼分散剤を吸着させた1次粒子が再度凝集しないように十分に分散させること、からなる。この▲1▼に該当する解砕が十分になされているかどうかでセラミックペーストの分散性が大きく変わってくる。
特開2001−237140号公報ではボールミルによる分散工程を2度設けているため、▲2▼でいう1次粒子の再凝集を防ぐことができるが、1次分散工程において、いくら玉石を用いて混合したとしても、2次粒子を1次粒子にまで分断することができないという問題が生じる。そしてセラミック粉末に十分に分散剤を吸着させることができず、解砕効率が低下するという問題が生じる。上記のことから、1次分散工程時に不十分な未解砕粉末が残ることになり、残存した未解砕粉末は吸着して塊状物を形成することになる。
このような塊状物がセラミックペーストに残存すると、積層セラミックコンデンサの積層体を焼成する際に、クラック、及びデラミネーションの発生の原因となる。これは積層セラミックコンデンサが小型化かつ大容量化が進むにつれ、すなわちセラミックグリーンシート及び内部電極の厚みが薄くなるにつれて深刻な問題になる。
【0011】
また、特開2001−237140号公報の製造方法でセラミックペーストを形成する場合、1次分散工程で用いられた低沸点の第1の有機溶剤は2次分散工程終了後に濃縮除去されることになる。しかしながら、有機溶剤の含有量が多いため、濃縮工程を経たとしても、低沸点の第1の有機溶剤がセラミックペーストに残存するという問題が生じる。このように有機溶剤がセラミックペーストに残存すると、有機バインダの量が同程度であっても、セラミックペーストの粘度が低下してしまい、このセラミックペーストをセラミックグリーンシート上に印刷した時に、印刷にじみが生じるという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、従来の分散では不十分であった解砕を促進して塊状物の発生を抑制し、より分散性が高く、印刷にじみが生じ難いセラミックペースト及びこれを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明のセラミックペーストの製造方法は、少なくともセラミック粉末を含有するセラミックペーストの製造方法であって、前記セラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部の第1の有機溶剤を加えて1次混合物を得る工程と、前記1次混合物を高せん断力をかけて混連する1次分散工程と、前記1次混合物に、少なくとも前記第1の有機溶剤より相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、前記2次分散工程の後、前記2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程と、を備えることを特徴とする。
このような製造方法を行うことによって、セラミックペーストに含有される有機溶剤の含有量が少ない状態で、高せん断力をかけているため、2次粒子に応力がかかり、容易に1次粒子にまで解砕することができる。また、高せん断力をかけて混練する1次分散工程を行った後に、2次分散工程も行うため、分散剤及び有機バインダのセラミック粉末への吸着を促進させることが容易にできる。このため、よりいっそう分散性の高いセラミックペーストが得られる。
【0014】
また、本発明によれば有機溶剤の含有量が少なくても十分な分散性が得られるため、2次分散工程後に低沸点の第1の有機溶剤が残存せず、セラミックペーストの粘度の低下を防ぐことができる。これにより、セラミックペーストをセラミックグリーンシート上に印刷した場合、印刷にじみが生じることを防ぐことができる。
【0015】
また、本願第2の発明のセラミックペーストの製造方法は、前記1次分散工程において、加圧ニーダー、プラネタリミキサ、及びエクストルーダのうちのいずれかを用いて高せん断力をかけることが好ましい。
このような製造方法を用いることにより、1次分散工程において、十分に高せん断力をかけ、混練することができるので、セラミック粉末の2次粒子を1次粒子にまで容易に解砕することが可能となる。
【0016】
本願第3の発明の積層型セラミック電子部品の製造方法は、セラミックスラリー、内部電極用導電性ペースト、及びセラミックペーストをそれぞれ用意し、前記セラミックスラリーを成形することによって得られたセラミックグリーンシートと、前記セラミックグリーンシートの主面上にその厚みによる段差をもたらすように部分的に前記内部電極用導電性ペーストを付与することによって形成された内部電極、前記内部電極の厚みによる段差を実質的になくすように前記セラミックグリーンシートの前記主面上であって前記内部電極が形成されない領域に、前記セラミックペーストを付与することによって形成された段差吸収用セラミックグリーン層とを備える、複数の複合構造物を作成する工程、前記生の積層体を焼成する工程を備える、セラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法であって、前記セラミックペーストは、セラミック粉末と有機バインダと有機溶剤とからなり、前記セラミック粉末と前記有機バインダとに、有機溶剤のうち、第1の有機溶剤として前記セラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部を加えて一次混合物を得る工程と、前記一次混合物を高せん断力ををかけて混練する1次分散工程と、前記1次混合物に、少なくとも前記第1の有機溶剤よりも相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、前記2次分散工程の後、2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程とを備えることを特徴とする。
このような製造方法を用いることによって、セラミックペーストの分散性が高く、セラミックペースト中に塊状物がほとんど残存しないため、積層体を焼成してもクラック及びデラミネーションが発生しない積層型セラミック電子部品を得ることができる。
【0017】
本願第4の発明のセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法は、前記1次分散工程において、加圧ニーダー、プラネタリミキサ、及びエクストルーダのうちいずれかを用いて高せん断力をかけることが好ましい。
このような製造方法を用いることによって、より確実に高せん断力をかけたセラミックペーストが得られるため、より確実にクラック及びデラミネーションが発生しない積層型セラミック電子部品を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明では、セラミックペーストの製造方法に特徴があり、この特徴ある製造方法を採用することにより、セラミックペーストに含まれるセラミック粉末の分散性を高めることができる。また特に数μmレベルの塊状物の発生数を抑制することができる。
すなわち、この発明では、セラミックペーストを製造するため、セラミック粉末及び有機バインダに、有機溶剤のうち、第1の有機溶剤をセラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部加えて1次混合物を得る工程と、1次混合物を高せん断力をかけて混連する1次分散工程と、1次混合物に、少なくとも第1の有機溶剤より相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、2次分散工程の後、2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程により実施される。
【0019】
1次分散工程において、加圧ニーダー、エクストルーダー、プラネタリミキサといった高粘度材料の分散に有効である装置を使用して分散処理しているので、分散剤やバインダといった有機物のセラミック粉末への吸着が促進させることが容易であり、セラミック粉末の2次凝集物を高せん断力で十分に解砕することができる。
なお、高せん断力とは200s−1以上のせん断速度で混練することをいう。
【0020】
2次分散工程では、上述のように、1次分散工程で得られた解砕状態のセラミック粉末と有機バインダとを十分かつ均一に混合させることができ、あるいは、2次分散工程において、第1の有機溶剤以外に、第1の有機溶剤より相対蒸発速度が小さい第2の有機溶剤を加え、2次分散工程の後、2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を選択的に除去することもできる。
この方法により、2次分散工程の段階においても、2次混合物の粘度を比較的低くしておくことが可能であり、したがって、解砕状態のセラミック粉末と有機バインダをより均一な状態に混合させ、セラミック粉末のさらなる粉砕効果を促進させることができる。
【0021】
上述したような高せん断力をかけた1次分散工程では高粘度での分散が可能であるので、第1の有機溶剤量を、1次分散工程時に高せん断力をかけて分散処理しない分散方法で要する第1の有機溶剤量に比較して少なくすることができる。より具体的には、高せん断力をかけて分散処理を実施しない後者の分散方法ではセラミック粉末100重量部に対して有機溶剤量は60〜80重量部であるが、本願発明では20〜40重量部と有機溶剤量を少なくすることができる。
なお、第1の有機溶剤が20重量部未満では、セラミックペーストの粘度が高くなりすぎるため、2次分散工程において十分にセラミック電子部品にバインダ及び分散剤等を吸着させることができず、分散処理が不十分になるという問題が生じる。
また40重量部を超える場合、1次分散工程におけるセラミックペーストの粘度が低下し、高せん断力をかけたとしてもセラミック粉末を十分に解砕することができないという問題を生じる。
【0022】
低沸点有機溶剤は2次分散工程終了後に、濃縮除去されるが、このとき第1の有機溶剤はペースト中に残存することがある。この残存有機溶剤はペースト粘度を低下させ、このようなペーストでは印刷にじみが生じ、高精度な印刷性を確保することができない。したがって本願発明のように、第1の有機溶剤を減らすことができる本願方法では、ペースト中の残存低沸点有機溶剤を減らすことができ、目標とする安定したペースト粘度を得ることができる。
【0023】
第1の有機溶剤に要求される物性としては、20℃における相対蒸発速度が100以上、さらに好ましくは150以上である。相対蒸発速度が100以上であれば、除去工程での第1の有機溶剤の除去がすみやかに行われるからである。
ここで、相対蒸発速度とは、酢酸ノルマルブチルの蒸発速度を100としたときの相対的な蒸発速度をいう。
上述した第1の有機溶剤としては、たとえば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン等のケトン類、トルエン等の炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸イソブチル、酢酸ブチル等のエステル類、およびこれらの混合物を有利に用いることができる。
【0024】
第2の有機溶剤の使用量としては、セラミック粉末100重量部に対して30〜50重量部である。
第2の有機溶剤が30重量部未満では、セラミックペーストに含有される有機バインダ等の樹脂成分が完全に溶解することができず、分散性が低下するため好ましくない。また、50重量部を超える場合はセラミックペーストの粘度が低粘度化し印刷にじみが生じるという問題を生じる。
【0025】
第2の有機溶剤に要求される物性としては、20℃における相対蒸発速度が50以下で、150℃以上の沸点を有していることが好ましく、さらに好ましくは沸点が200℃〜220℃である。
相対蒸発速度が50以下であることにより、セラミックペーストの乾燥速度を所定値以下とすることができるため、スクリーン印刷の印刷性を向上することができる。ここでの、相対蒸発速度も、酢酸ノルマルブチルの蒸発速度を100としたときの相対的な蒸発速度をいう。
そして、第2の有機溶剤は、粘度調整をするために、1次分散工程の段階で加えられても、2次分散工程の段階で加えられても、あるいは、1次分散工程の段階で加えられながら、2次分散工程の段階でも追加投入されてもよい。
【0026】
第2の有機溶剤としては、ジイソプロピルケトン、イソホロン等のケトン類、メチルセロソルブアセテート、セロソルブアセテート、ブチルカルビトール、ブチルセロソルブ等の多価アルコール誘導体、ジメチルフタレート等のエステル類、シクロヘキサノール、ジヒドロテルピネオール、テルピネオール、ジプロピレングリコール等のアルコール類、パイン油等の炭化水素類、およびこれらの混合物を有利に用いることができる。
【0027】
第1の有機溶剤と第2の有機溶剤の沸点差は50℃以上であることが好ましい。沸点差が50℃以上あることにより、除去工程において、加熱処理による第1の有機溶剤を選択的に除去することが容易になるからである。
【0028】
セラミックペーストには、分散剤等を適宜添加してもよい。
分散剤としては、特に限定しないが、分散性の点からは分子量が1万以下であることが好ましい。アニオン系、カチオン系、ノニオン系のいずれでもよいが、ポリアクリル酸やそのアンモニウム塩、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルアルミエーテル、脂肪酸ジエタノールアマイド、ポリエチレンイミン、ポリオキシプロピレンモノアリルモノブチルエーテルと無水マレイン酸(及びスチレン)の共重合体等が好ましい。分散剤の添加量はセラミック粉末に対して0.1〜5.0重量部、好ましくは0.5〜2.0重量部添加する。
なお、チクソ剤、可塑剤、湿潤剤、消泡剤等を所望のペーストに合わせて適宜添加してもよい。
【0029】
セラミックペーストに用いられる有機バインダとしては、室温で有機溶剤に溶解するものがよい。
このような有機バインダとしては、たとえば、ポリブチルブチラール等のポリアセタール類、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類、エチルセルロース等の変性セルロース類、アルキッド類、ビニリデン類、ポリエーテル類、エポキシ樹脂類、ウレタン樹脂類、ポリアミド樹脂類、ポリイミド樹脂類、ポリアミドイミド樹脂類、ポリエステル樹脂類、ポリサルフォン樹脂類、液晶ポリマー類、ポリイミダゾール樹脂類、ポリオキサゾリン樹脂類、等がある。
有機バインダの量はセラミック粉末の種類によって異なるが、セラミック粉末100重量部に対して1〜20重量部が好ましい。特に、誘電体セラミック粉末を用いたセラミックコンデンサであれば、誘電体セラミック粉末100重量部に対して3〜8重量部がより好ましい。また、磁性体セラミック粉末を用いる場合は、磁性体セラミック粉末100重量部に対して、4〜12重量部がさらに好ましい。
誘電体セラミックとしては、BaTiO系、CaTiO系、SrTiO系、MgTiO系、TiO系等をそれぞれ単独、もしくはこれらの混合物を用いることができる。
また、磁性体セラミックとしては、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Mg−Zn系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Li−Zn系フェライト、Ni−Co−Cu系フェライト、Ni−Cu−Zn系フェライト、Y−Al系フェライト、T−Fe系フェライト等を用いることがきる。
いずれの場合も、有機バインダが好ましい範囲よりも少ないと、ペーストの粘性発現が不十分となり、印刷にじみが生じ、良好な塗膜形状が得られない。また、好ましい範囲よりも多くなると、ペーストに糸引きが生じることで良好な版離れ性が得られず、連続印刷性が悪化し、印刷にじみが生じる。
【0030】
セラミックグリーンシート2のためのセラミックスラリーに含まれる第1のセラミック粉末は、段差吸収用セラミックグリーン層5のためのセラミックペーストに含まれる第2のセラミック粉末と実質的に同じ組成を有するものであることが好ましい。段差吸収用セラミックグリーン層5とセラミックグリーンシート2との間で焼結性を一致させるためである。
なお、「実質的に」とは、ほぼ同じ組成であれば、全く同じ組成でなくとも良いことをいい、セラミックグリーン層とセラミックペーストとの収縮率が同じ程度であること意味し、焼結性を一致させることができる。
【0031】
以下に本願発明のセラミックペーストを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法の一実施形態について説明する。この実施形態によるセラミックペーストを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法は、前述した図1ないし図3を参照しながら説明することができる。
【0032】
本願発明を実施するにあたり、セラミックグリーンシート2のためのセラミックスラリー、内部電極1のための導電性ペースト、および段差吸収用セラミックグリーン層5のためのセラミックペーストがそれぞれ用意される。
この発明の特定的な実施態様において、セラミックスラリーおよびセラミックペーストにそれぞれ含まれるセラミック粉末は、ともに、誘電体セラミック粉末である。この場合、内部回路要素膜が、互いの間に静電容量を形成するように配置される内部電極であるとき、積層セラミックコンデンサを製造することができる。
【0033】
また、この発明の他の特定的な実施態様において、セラミックスラリーおよびセラミックペーストにそれぞれ含まれるセラミック粉末は、ともに、磁性体セラミック粉末である。この場合、内部回路要素膜が、コイル状に延びるコイル導体膜であるとき、積層インダクタを製造することができる。
【0034】
上述のセラミックスラリーからセラミックグリーンシート2を得るため、剥離剤としてのシリコーン樹脂等によってコーティングされた、たとえばポリエステルフィルムのような支持体(図示せず。)上で、セラミックスラリーがドクターブレード法等によって形成され、次いで乾燥される。
セラミックグリーンシート2の乾燥後の厚みは、たとえば数10μmとされる。
【0035】
セラミックグリーンシート2の主面には、複数箇所に分布するように、内部電極1が、たとえば約3〜30μmの厚みをもって形成される。
【0036】
内部電極1は、たとえば、スクリーン印刷等によって導電性ペーストを付与し、これを乾燥することによって形成される。この内部電極1は、それぞれ、所定の厚みを有していることから、セラミックグリーンシート2上には、この厚みによる段差がもたらされる。
【0037】
次に、上述した内部電極1の厚みによる段差を実質的になくすように、セラミックグリーンシート2の主面上であって、内部電極1が形成されていない領域に、段差吸収用セラミックグリーン層5が形成される。
なお、「実質的に」とは、内部電極1の厚みと段差吸収用セラミックグリーン層5の厚みが同じ程度であることをいい、厚みが同じ程度であることから、段差は解消される。
段差吸収用セラミックグリーン層5は、内部電極1のネガティブパターンをもって、前述したセラミックペーストをスクリーン印刷等によって付与することにより形成され、次いで乾燥される。ここで用いられるセラミックペーストは、この発明において特徴となるものである。
なお、図1によく示されているように、段差吸収用セラミックグリーン層5は、内部電極1の周縁部において、内部電極1の一部を覆うように形成されることが好ましい。
また、上述した説明では、内部電極1を形成した後に段差吸収用セラミックグリーン層5を形成したが、逆に、段差吸収用セラミックグリーン層5を形成した後に内部電極1を形成するようにしてもよい。
【0038】
セラミックグリーンシート2上に内部電極1および段差吸収用セラミックグリーン層5が形成された、図2に示すような複合構造物6は、複数用意され、これら複合構造物6は、支持体より剥離された後、適当な大きさに切断され、所定の枚数だけ積み重ねられ、さらにその上下に内部電極および段差吸収用セラミックグリーン層が形成されていないセラミックグリーンシートを積み重ねることによって、図1に一部を示すような生の積層体3aが作製される。
【0039】
この生の積層体3aは、積層方向にプレスされた後、図3に示すように、個々の積層セラミックコンデンサのための積層体チップ4aとなるべき大きさに切断され、次いで、脱バインダ工程を経た後、焼成工程に付され、最終的に外部電極が形成されることによって、積層コンデンサが完成される。
【0040】
上述のように、段差吸収用セラミックグリーン層5を形成することによって、図1に一部を示すように、生の積層体3aにおいて、内部電極1が位置する部分とそうでない部分との間、あるいは内部電極1が積層方向に比較的多数配列されている部分とそうでない部分との間での厚みの差が実質的に生じなくなり、図3に示すように、積層体チップ4aにおいて、不所望な変形が生じにくくなる。その結果、得られた積層セラミックコンデンサにおいて、デラミネーションや微小クラック等の構造欠陥およびショート不良といった問題を生じにくくすることができる。
【0041】
以下に、この発明を、例に基づいて、より具体的に説明する。
【0042】
【実験例1】
実験例1は、積層セラミックコンデンサに関するもので、段差吸収用セラミックグリーン層のためのセラミックペーストの製造において、この発明の特徴としての高せん断固練り1次分散工程と2次分散工程とを採用したことによる効果を確認するために実施したものである。
【0043】
〔セラミック粉末の準備〕
まず、炭酸バリウム(BaCO)および酸化チタン(TiO )を1:1のモル比となるように秤量し、ボールミルを用いて湿式混合した後、脱水乾燥させた。次いで、温度1000℃で2時間仮焼した後、粉砕することによって、誘電体セラミック粉末を得た。
【0044】
〔セラミックスラリーの準備およびセラミックグリーンシートの作製〕
先に準備したセラミック粉末100重量部と、ポリビニルブチラール(積水化学製「ポリビニルブチラールBMS」)7重量部と、可塑剤としてDOP(フタル酸ジオクチル)3重量部と、メチルエチルケトン30重量部と、エタノール20重量部と、トルエン20重量部とを、直径1mmのジルコニア製玉石600重量部とともに、ボールミルに投入し、20時間湿式混合を行って、セラミックスラリーを得た。
そして、このセラミックスラリーに対して、ドクターブレード法を適用して、厚さ約10μmのセラミックグリーンシートを成形した。乾燥は、80℃で、5分間行った。
【0045】
〔導電性ペーストの準備〕
Ag/Pd=70/30の金属粉末100重量部と、エチルセルロース4重量部と、アルキッド樹脂2重量部と、Ag金属レジネート3重量部(Agとして17.5重量部)と、ブチルカルビトールアセテート35重量部とを、3本ロールで混練した後、テルピネオール35重量部を加えて粘度調整を行った。
【0046】
〔段差吸収用セラミックグリーン層のためのセラミックペーストの準備〕
(試料1〜9)
先に準備した誘電体セラミック粉末100重量部に対して、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)0.5重量部とを用意し、1次分散時の有機溶剤としてのメチルエチルケトン、2次分散時の有機バインダーとしてのエチルセルロース樹脂は表1の配合量となるように用意した。次に、1次分散工程として、出発原料をそれぞれ、加圧ニーダーを用い、せん断速度200s−1で混練する高せん断力をかけながら60分間混合して1次混合物を得た。次に、2次分散工程として、得られた1次混合物をボールミルに移し替え、直径1mmのジルコニア製玉石600重量部と、沸点220℃のテルピネオール40重量部とを加え、さらに該ボールミルにて16時間希釈混合し、2次混合物を得た。
次いで、上述の2次混合物を、60℃の温浴中でエバポレータにより2時間減圧蒸留することにより、メチルエチルケトンを除去した。このようにして得られたセラミックペーストを試料1〜9とした。
(試料10)
1次分散工程において、エクストルーダーを用いた以外は試料5と同様の法を用いてセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料10とした。
(試料11)
1次分散工程において、プラネタリミキサを用いた以外は試料5と同様の法を用いてセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料11とした。
(試料12)
先に準備した誘電体セラミック粉末100重量部と、メチルエチルケトン70重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)0.5重量部とを用意した。次に1次分散工程として、出発原料と直径1mmのジルコニア製玉石600重量部とをボールミルに投入し、4時間湿式混合して1次混合物を得た。次に、2次分散工程として、1次分散工程と同じボールミルに、沸点220℃のテルピネオール40重量部と、エチルセルロース樹脂5重量部とを添加した。そして、16時間ボールミルによって混合することによって、2次混合物を得た。次いで、上述の2次混合物を、60℃の温浴中でエバポレータにより2時間減圧蒸留することにより、メチルエチルケトンを除去し、セラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料12とした。
【0047】
(参考例1)
先に準備した誘電体セラミック粉末100重量部と、沸点220℃のテルピネオール40重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)0.5重量部と、エチルセルロース樹脂5重量部とを用意した。次に出発原料を自動乳鉢で混合した後、三本ロールでよく混練してセラミックペーストを得た。このよにして得られたセラミックペーストを参考例1とした。
(参考例2)
先に準備した誘電体セラミック粉末100重量部と、沸点220℃のテルピネオール30重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)0.5重量部と、エチルセルロース樹脂5重量部とを用意した。次に出発原料を、60分間加圧ニーダーで分散した後、テルピネオール10重量部を加えて、自動乳鉢で6時間希釈分散しセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを比較例2とした。
(参考例3)
参考例2と同様の出発原料を、60分間エクストルーダーで高せん断力をかけて分散した以外は、参考例2と同様の方法でセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを参考例3とした。
(参考例4)
参考例2と同様の出発原料を、60分間プラネタリミキサで高せん断力をかけて分散した以外は、参考例2と同様の方法でセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを参考例4とした。
【0048】
〔積層セラミックコンデンサの作製〕
次に上記に用意したセラミックグリーンシートの主面上に内部電極を形成するための導電性ペーストをスクリーン印刷し、80℃で10分間乾燥した。なお、内部電極の寸法、形状および位置は、後の工程で得られる積層体チップに適合するように設定した。次に、上記のようにして得られた試料1〜12及び参考例1〜4のセラミックペーストを段差吸収用ペーストとして、セラミックグリーンシートの主面上であり内部電極が形成されていない部分に段差を作らないようにスクリーン印刷した。そして、段差吸収用ペーストを設けられたグリーンシートを80℃で10分間乾燥した。内部電極および段差吸収用セラミックグリーン層の各厚みは、約3μmになるようにした。
【0049】
次に、上述のように導電性ペーストおよび段差吸収用ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを200枚用意し、これらを積層して積層体を得た。この時、内部電極が付与されていない数10枚のセラミックグリーンシートを、上記積層体を挟み込むよう設けた。そして得られた積層体を、80℃で1000kg/cm の加圧条件で熱プレスした。
【0050】
ついで、焼成後において長さ3.2mm×幅1.6mm×厚み1.6mmの寸法となるように、上述の生の積層体を切断刃にて切断することによって、複数の積層体チップを得た。そして、ジルコニア粉末が少量散布された焼成用セッター上に、上述の複数の積層体チップを整列させ、室温から250℃まで24時間かけて昇温させ、有機バインダを除去した。その後、積層体チップを焼成炉に投入し、最高1300℃で約20時間のプロファイルにて焼成を行い、セラミック層と内部電極層と段差吸収用ペースト層とを有する焼結体チップを得た。
【0051】
最後に、得られた各焼結体チップをバレルに投入し、端面研磨を施した後、焼結体の両端部に外部電極を設けて、試料1〜12及び参考例1〜4のセラミックペーストを段差吸収用ペースト層として用いた積層セラミックコンデンサを完成させた。
このようにして得られた試料1〜12及び参考例1〜4の積層セラミックコンデンサについて、以下のような特性評価を行った。その結果を表2に示す。
【0052】
「塊状物数」:ガラス基板上に、400メッシュで厚み50μmのステンレス鋼製スクリーンを用いて、乳剤厚み5μmでスクリーン印刷し、80℃で、10分間乾燥することにより、評価用印刷塗膜を形成した。その後、この塗膜の表面を倍率200倍の顕微鏡を用いて、斜光により目視観察した。観察は、観察面積が合計で7.0mmとなるようにランダムに行い、塊状物の長径により、5μm未満、5μm以上10μm未満、10μm以上に分けてその個数を測定した。
【0053】
「分散度」:粉砕前のセラミック粉末の粒度分布を光回折式粒度分布測定装置を用いて測定し、得られた粒度分布から算出した。すなわち、先に準備したセラミック粉末を、超音波ホモジナイザーを用いて水中で分散させ、粒径がこれ以上小さくならないところまで超音波を印加し、そのときの平均粒径D90の粒径を記録して、これを限界粒径とした。他方、セラミックペーストをエタノール中で希釈し、粒度分布の平均粒径D90の粒径を記録して、これをペーストの粒径とした。そして、
分散度=(ペーストの粒径/限界粒径)−1
の式に基づき、分散度を算出した。この分散度は、数値が+であれば、値が0に近いほど、また数値が−であれば、絶対値が大きいほど、平均粒径D90値の比較であるため、より均一でシャープな粒度分布を有する、すなわち分散性が良いことを示している。
【0054】
「粘度」:セラミックペーストの粘度を、東京計器製E型粘度計を用いて、25℃において、0.5rpmの回転を付与して測定した。ロータは円錐ロータを使用し、円錐の角度が1度34分、円錐の半径は24mmであった。
【0055】
「印刷にじみ」:96%アルミナ基板上に、100μm幅/100μmピッチ、400メッシュで厚み50μmのステンレス鋼製スクリーンを用いて、乳剤厚み5μmで印刷し、80℃で、10分間乾燥することにより、評価用印刷塗膜を形成し、その厚みを、非接触式のレーザー表面粗さ計による測定で測定した線幅から100μmを差し引いて求めた。
【0056】
「表面粗さ(以下「Ra」という)」:96%アルミナ基板上に、400メッシュで厚み50μmのステンレス鋼製スクリーンを用いて、乳剤厚み5μmで印刷し、80℃で、10分間乾燥することにより、評価用印刷塗膜を形成した。その印刷塗膜の表面粗さRa、すなわち、うねりを平均化した中心線と粗さ曲線との偏差の絶対値を平均化した値を、非接触式のレーザー表面粗さ計による測定で測定した線幅から100μmを差し引いて求めた。
【0057】
「構造欠陥不良率」:得られた積層セラミックコンデンサまたは積層セラミックインダクタのための焼成体チップの外観検査、超音波顕微鏡による検査で異常が見られた場合、研磨により内部の構造欠陥を確認し、(構造欠陥のある焼成体チップ数)/(焼成体チップの総数)を構造欠陥不良率とした。
【0058】
【表1】
Figure 2004269325
【0059】
【表2】
Figure 2004269325
【0060】
表1及び表2を参照すれば、本願発明の製造方法を実施した試料2〜8、試料10、及び試料11は、5μm以上の塊状物の残存がなく、5μm以下であっても格段に向上していることがわかる。その結果、構造欠陥不良率も10%以下におさえることができている。また、分散性も優れており、印刷塗膜の表面粗さも小さいことがわかる。特に有機バインダーの添加量が3〜8重量%の場合、印刷にじみに対し優れており、さらに好ましい。
【0061】
一方、1次分散工程及び2次分散工程の両方においてボールミルを用いた試料12は、セラミック粉末を2次粒子から1次粒子にまで解砕することができず、塊状物が残存し、構造欠陥不良率が高いことがわかる。また、第1の有機溶剤の添加量が少ない試料1は、セラミックペーストの粘度が高くなりすぎるため、2次分散工程において十分にセラミック電子部品にバインダ及び分散剤等を吸着させることができず、分散処理が不十分であり、Raも大きいことがわかる。また、第1の有機溶剤の添加量が多い試料9は、1次分散工程におけるセラミックペーストの粘度が低下し、高せん断力をかけたとしてもセラミック粉末を十分に解砕することができず、塊状物数が多いことがわかる。
【0062】
また、ボールミルを用いて1次分散工程しか行っていない比較例1の場合、一次混合物がスラリー状の場合にしか用いることができないため、セラミック粉末を2次粒子から1次粒子にまで解砕することができない。このため、5μm以上の塊状物が残存したり、十分な分散性が得られないことがわかる。また、各種高せん断力をかけて混合分散しても、1次分散工程しか行っていない比較例2〜4の場合、セラミック粉末は2次粒子から1次粒子へと解砕することは可能であるが、セラミック粉末の表面に十分に分散剤及び有機バインダを吸着することができない。このため、再度1次粒子が集結して凝集物になりやすく、十分な分散性が得られていないことがわかる。
【0063】
【実験例2】
実験例2は、積層セラミックインダクタに関するもので、段差吸収用セラミックグリーン層のためのセラミックペーストの製造において、この発明の特徴としての高せん断固練り1次分散工程と2次分散工程とを採用したことによる効果を確認するために実施したものである。
【0064】
〔磁性体セラミック粉末の準備〕
酸化第二鉄48.0mol%、酸化亜鉛22.0mol%、酸化ニッケル22.0mol%、酸化銅8.0mol%となるように秤量した。次に、ボールミルを用いて湿式混合した後、脱水乾燥させた。次いで、温度750℃で1時間仮焼した後、粉砕することにより磁性体セラミック粉末を得た。
【0065】
〔セラミックスラリーの準備およびセラミックグリーンシートの作製〕
先に準備した磁性体セラミック粉末100重量部とアクリル樹脂14重量部、分散剤0.8重量部、可塑剤0.5重量部、湿潤剤0.5重量部、消泡剤0.4重量部と純水50重量部を加えて、ボールミルで所望の比表面積が得られるように所定時間混合を行った。その後、減圧により脱泡を行った。得られたセラミックスラリーをリップコータを用いて、膜厚25μmの所望の成形密度を有する長尺なセラミックグリーンシートを成形した。
【0066】
〔導電性ペーストの準備〕
内部電極ペーストはAg/Pd=70/30の金属粉末100重量部にエチルセルロース4重量部、アルキッド樹脂2重量部、Ag金属レジネート3重量部、(Agとして約17.5重量部)、ブチルカルビトールアセテート35重量部とを、3本ロールで混練した。その後、エチルセルロースを35重量部を加えて粘度調整を行って、導電性ペーストを得た。
【0067】
〔段差吸収用セラミックグリーン層のためのセラミックペーストの準備〕
(試料13〜21)
先に準備した磁性体セラミック粉末100重量部に対して、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)1.0重量部と、チクソ剤6重量部と、可塑剤としてフタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、及びフタル酸ジオクチルを合計して5重量部とを用意し、1次分散時の有機溶剤としてのアセトンと、2次分散時の有機バインダーとしてのアクリル樹脂は、メタクリル酸エステルとアクリル酸エステルとの共重合体とを用意し、このアクリル樹脂は表3の配合量となるように用意した。次に、1次分散工程として、出発原料をそれぞれ、加圧ニーダーを用いて高せん断力をかけながら60分間混合して1次混合物を得た。次に、2次分散工程として、得られた1次混合物をボールミルに移し替え、直径1mmのジルコニア製玉石600重量部と、沸点220℃のテルピネオール40重量部とを加え、さらに該ボールミルにて16時間希釈混合し、2次混合物を得た。
次いで、上述の2次混合物を、60℃の温浴中でエバポレータにより2時間減圧蒸留することにより、アセトンを除去した。このようにして得られたセラミックペーストを試料13〜21とした。
(試料22)
1次分散工程において、エクストルーダーを用いた以外は試料17と同様の方法を用いてセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料22とした。
(試料23)
1次分散工程において、プラネタリミキサを用いた以外は試料17と同様の方法を用いてセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料15とした。
(試料24)
先に準備した磁性体セラミック粉末100重量部と、アセトン70重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)1.0重量部と、を用意した。次に1次分散工程として、出発原料と直径1mmのジルコニア製玉石600重量部とをボールミルに投入し、4時間湿式混合して1次混合物を得た。次に、2次分散工程として、1次分散工程と同じボールミルに、沸点220℃のテルピネオール40重量部と、アクリル樹脂7重量部と、チクソ剤6重量部と、可塑剤5重量部とを添加した。そして、16時間ボールミルによって混合することによって、2次混合物を得た。次いで、上述の2次混合物を、60℃の温浴中でエバポレータにより2時間減圧蒸留することにより、アセトンを除去し、セラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを試料24とした。
【0068】
(参考例5)
先に準備した磁性体セラミック粉末100重量部と、沸点220℃のテルピネオール40重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)1.0重量部と、アクリル樹脂7重量部と、チクソ剤6重量部と、可塑剤5重量部とを用意した。次に出発原料を自動乳鉢で混合した後、三本ロールでよく混練してセラミックペーストを得た。このよにして得られたセラミックペーストを参考例5とした。
(参考例6)
先に準備した磁性体セラミック粉末100重量部と、沸点220℃のテルピネオール30重量部と、ポリアクリル酸4級アンモニウム塩分散剤(重量平均分子量1000)1.0重量部と、アクリル樹脂7重量部と、チクソ剤6重量部と、可塑剤5重量部とを用意した。次に出発原料を、60分間加圧ニーダーで分散した後、テルピネオール10重量部を加えて、自動乳鉢で6時間希釈分散しセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを参考例6とした。
(参考例7)
参考例6と同様の出発原料を、60分間エクストルーダーで高せん断力をかけて分散した以外は、参考例6と同様の方法でセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを参考例7とした。
(参考例8)
参考例6と同様の出発原料を、60分間プラネタリミキサで高せん断力をかけて分散した以外は、参考例6と同様の方法でセラミックペーストを得た。このようにして得られたセラミックペーストを参考例8とした。
【0069】
〔積層セラミックインダクタの作製〕
上記試料各々について、セラミックグリーンシート積層後にコイルが形成できるように、先に用意したセラミックグリーンシートの所定の位置に、レーザーあるいはパンチングなどの方法で貫通孔を形成した。このセラミックグリーンシートの主面上に内部電極を形成するため、導電性ペーストを形成し、導電性ペーストが付与されていない部分に段差吸収用磁性体層をスクリーン印刷し、80℃で10分間乾燥した。内部電極および段差吸収用磁性体層の各厚みは約20μmになるようにした。得られたセラミックグリーンシートをコイルが形成されるように11枚重ねて積層体を得、さらに積層体の最外層に導体塗布層を有しないセラミックグリーンシートを積層体を挟むように積み重ねて、生の積層体を作製した。この積層体を、80℃で1000kg/cm の加圧化で熱プレスした。
次に得られたセラミックグリーンシートを焼成後において長さ3.2mm×幅1.6mm×厚み1.6mmの寸法となるように、カットして複数の積層体チップを得た。
得られた積層体チップを並べて、400℃で2時間加熱して有機バインダを除去した後、900℃で90分焼成し、焼結体チップを得た。そして、得られた焼結体チップをバレルに投入し、端面研磨を施した後、焼結体の両端部に主成分が銀である外部電極を焼き付けて積層インダクタを完成させた。
【0070】
〔特性の評価〕
上述した試料13〜24、参考例5〜8の各々に係るセラミックペーストおよび積層インダクタの各種特性について、印刷にじみ、Raの印刷塗膜の乳剤厚みを20μmとした以外は、実験例1と同様の方法で評価した。その結果を表4に示す。
【0071】
【表3】
Figure 2004269325
【0072】
【表4】
Figure 2004269325
【0073】
表3及び表4を参照すれば、本願発明の製造方法を実施した試料14〜試料20、試料22、及び試料23は、5μm以上の塊状物の残存がなく、5μm以下であっても格段に向上していることがわかる。その結果、構造欠陥不良率も10%以下におさえることができている。また、分散性も優れており、印刷塗膜の表面粗さも小さいことがわかる。特に有機バインダーの添加量が4〜12重量%の場合、印刷にじみに対し優れており、さらに好ましい。
【0074】
一方、1次分散工程及び2次分散工程の両方においてボールミルを用いた試料24は、セラミック粉末を2次粒子から1次粒子にまで解砕することができず、塊状物が残存し、構造欠陥不良率が高いことがわかる。また、第1の有機溶剤の添加量が少ない試料13は、セラミックペーストの粘度が高くなりすぎるため、2次分散工程において十分にセラミック電子部品にバインダ及び分散剤等を吸着させることができず、分散処理が不十分であり、表面粗さも大きいことがわかる。また、第1の有機溶剤の添加量が多い試料21は、1次分散工程におけるセラミックペーストの粘度が低下し、高せん断力をかけたとしてもセラミック粉末を十分に解砕することができず、塊状物数が多いことがわかる。
【0075】
また、ボールミルを用いて1次分散工程しか行っていない参考例5の場合、一次混合物がスラリー状の場合にしか用いることができないため、セラミック粉末を2次粒子から1次粒子にまで解砕することができない。このため、5μm以上の塊状物が残存したり、十分な分散性が得られないことがわかる。また、各種高せん断力をかけて混合分散しても、1次分散工程しか行っていない参考例6〜8の場合、セラミック粉末は2次粒子から1次粒子へと解砕することは可能であるが、セラミック粉末の表面に十分に分散剤及び有機バインダを吸着することができない。このため、再度1次粒子が集結して凝集物になりやすく、十分な分散性が得られていないことがわかる。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本願第1の発明によれば、セラミックペーストに含有される有機溶剤の含有量が少ない状態で、高せん断力をかけているため、2次粒子に応力がかかり、容易に1次粒子にまで解砕することができる。また、高せん断力をかけて混練する1次分散工程を行った後に、2次分散工程も行うため、分散剤及び有機バインダのセラミック粉末への吸着を促進させることが容易にできる。このため、よりいっそう分散性の高いセラミックペーストが得られる。
また、本発明によれば有機溶剤の含有量が少なくても十分な分散性が得られるため、2次分散工程後に低沸点の第1の有機溶剤が残存せず、セラミックペーストの粘度の低下を防ぐことができる。これにより、セラミックペーストをセラミックグリーンシート上に印刷した場合、印刷にじみが生じることを防ぐことができる。
【0077】
本願第2の発明を用いることにより、1次分散工程において、十分に高せん断力をかけ、混練することができるので、セラミック粉末の2次粒子を1次粒子にまで容易に解砕することが可能となる。
【0078】
本願第3の発明の積層型セラミック電子部品の製造方法を用いることによって、セラミックペーストの分散性が高く、セラミックペースト中に塊状物がほとんど残存しないため、積層体を焼成してもクラック及びデラミネーションが発生しない積層型セラミック電子部品を得ることができる。
【0079】
また、本願第4の発明の製造方法を用いることによって、より確実に高せん断力をかけたセラミックペーストが得られるため、より確実にクラック及びデラミネーションが発生しない積層型セラミック電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の積層セラミックコンデンサの製造方法の一実施形態を示すのに用いられる、生の積層体3aの一部を図解的に示す断面図である。
【図2】図1に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において作製される複合構造物6の一部を破断して示す平面図である。
【図3】図1に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において作製される積層体チップ4aを図解的に示す断面図である。
【図4】従来の積層セラミックコンデンサの製造方法を説明するためのもので、生の積層体3の一部を図解的に示す断面図である。
【図5】図4に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において作製される内部電極1が形成されたセラミックグリーンシート2の一部を示す平面図である。
【図6】図4に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において作製される積層体チップ4を図解的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 内部電極(内部回路要素膜)
2 セラミックグリーンシート
3a 生の積層体
4a 積層体チップ
5 段差吸収用セラミックグリーン層
6 複合構造

Claims (4)

  1. 少なくともセラミック粉末と有機バインダとを含有するセラミックペーストの製造方法であって、
    前記セラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部の第1の有機溶剤と 前記有機バインダとを加えて1次混合物を得る工程と、
    前記1次混合物を高せん断力をかけて混練する1次分散工程と、
    前記1次混合物に、少なくとも前記第1の有機溶剤より相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、
    前記2次分散工程の後、前記2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程と、
    を備えることを特徴とするセラミックペーストの製造方法。
  2. 前記1次分散工程において、加圧ニーダー、プラネタリミキサ、及びエクストルーダのうちのいずれかを用いて高せん断力をかけることを特徴とする請求項1に記載のセラミックペーストの製造方法。
  3. セラミックスラリー、内部電極用導電性ペースト、及びセラミックペーストをそれぞれ用意し、
    前記セラミックスラリーを成形することによって得られたセラミックグリーンシートと、前記セラミックグリーンシートの主面上にその厚みによる段差をもたらすように部分的に前記内部電極用導電性ペーストを付与することによって形成された内部電極、前記内部電極の厚みによる段差を実質的になくすように前記セラミックグリーンシートの前記主面上であって前記内部電極が形成されない領域に、前記セラミックペーストを付与することによって形成された段差吸収用セラミックグリーン層とを備える、複数の複合構造物を作成する工程、前記生の積層体を焼成する工程を備える、当該セラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記セラミックペーストは、少なくともセラミック粉末を含有し、
    前記セラミック粉末100重量部に対して20〜40重量部の第1の有機溶剤と、有機バインダとを加えて一次混合物を得る工程と、
    前記一次混合物を高せん断力ををかけて混練する1次分散工程と、
    前記1次混合物に、少なくとも前記第1の有機溶剤よりも相対蒸発速度の小さい第2の有機溶剤を加えた2次混合物を分散する2次分散工程と、
    前記2次分散工程の後、2次混合物を加熱することによって、第1の有機溶剤を除去する除去工程とを備えることを特徴とするセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記1次分散工程において、加圧ニーダー、プラネタリミキサ、及びエクストルーダのうちいずれかを用いて高せん断力をかけることを特徴とする請求項3に記載のセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法。
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