JP2004268760A - トラック用荷台のパネル構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピラーと外板との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができるトラック用荷台のパネル構造を提供する。
【解決手段】外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック用荷台のパネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はウィングボディ式のトラック用荷台の一例を表わすものであって、これは、荷台1の床2の前端に、キャブ3の後面に沿うように前壁4を立設し、前記荷台1の床2の後端に、観音開き式のリアドア5が取り付けられる後門枠6を立設し、更に、前記荷台1の床2の左右両端に、あおり7を開閉可能に設け、且つ前記前壁4と後門枠6との間における上面並びに側面を覆う左右一対のウィングルーフ8を、それぞれ油圧シリンダ9の作動により開閉可能に設けてなる構成を有している。尚、あおり7がなく、左右のウィングルーフ8の下端がそれぞれ荷台1の床2の左右両端まで延びる、フルウィングタイプと称されるものもある。
【0003】
前記ウィングルーフ8は、従来の場合、一般に、図4に示される如く、屋根フレーム10の表面に、ロール状に巻かれたアルミニウムの薄板からなる屋根外板11を所要長さに切り出して貼り付けることにより、屋根パネル12を形成すると共に、サイドフレーム13の表面に、アルミニウムの薄板を波板状に加工してなるコルゲート外板14を複数枚貼り付けることにより、サイドパネル15を形成し、前記屋根パネル12とサイドパネル15とを、アルミニウムを押し出し成形してなるコーナーレール16によってL字断面を有するよう略直角に連結して、形成されるようになっている。
【0004】
尚、ウィングボディ式のトラック用荷台におけるウィング部分の構造としては、図4に示されるようなものの他に、例えば、特許文献1に開示されたようなものもある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−277229号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示されるような従来のウィングルーフ8では、屋根フレーム10とサイドフレーム13とにそれぞれ個別に屋根外板11とコルゲート外板14とを貼り付けて、屋根パネル12とサイドパネル15とを形成する必要があり、この場合、特に、サイドフレーム13へのコルゲート外板14の貼付けのために多数のリベットが必要となっており、しかも、各々形成した屋根パネル12とサイドパネル15とをコーナーレール16を用いて連結しなければならず、こうしたことから、部品点数が多く、組立に手間と時間がかかり、組立工数の増加とコストアップにつながるという不具合を有していた。
【0007】
又、サイドパネル15におけるコルゲート外板14は、見栄えを良くするために波板状の加工が施されているが、この加工費も全体のコストが嵩む要因の一つとなっていた。
【0008】
このため、本発明者等は、図5及び図6に示されるような組付工程によってパネルとしてのウィングルーフ8を形成することを提案しており、これは、所要間隔をあけて配設される略直角に屈曲させたピラー20を有し且つL字断面パネルの骨格をなすフレーム17を予め形成しておき、該フレーム17のピラー20の角部から離れた一端(下端)に対し、外板18の一端をリベット或いは溶接等の結合手段19にて固定し、該外板18の他端(上端)を作業員が引っ張ってテンションを付与しつつ、前記ピラー20の屈曲面に沿って外板18を貼り付け、ウィングルーフ8を形成するようにしたものである。
【0009】
この場合、前記外板18の他端は、フレーム17のピラー20の角部から離れた他端に対して、その一端側と同様、リベット或いは溶接等の結合手段19にて固定する一方、該外板18の前記ピラー20の屈曲面に沿う中間部分については、雨水等の侵入を防止するために接着剤等を充填して固着するようにしてある。
【0010】
又、前記外板18としては、折り曲げ等の加工性が良好なアルミニウムの薄板が適しているが、特にコスト面並びに環境面を考慮し、アルミニウム製の缶のリサイクル材を使用するようにしてある。
【0011】
前述の如く、所要間隔をあけて配設される略直角に屈曲させたピラー20を有し且つL字断面パネルの骨格をなすフレーム17と、該フレーム17の屈曲面に沿ってテンションを付与しつつ貼り付けられる外板18とからウィングルーフ8を形成すると、図4に示されるような従来のウィングルーフ8とは異なり、屋根フレーム10とサイドフレーム13とにそれぞれ個別に屋根外板11とコルゲート外板14とを貼り付けて、屋根パネル12とサイドパネル15とを形成する必要がなくなると共に、サイドフレーム13へのコルゲート外板14の貼付けのために多数のリベットも必要とならず、しかも、各々形成した屋根パネル12とサイドパネル15とをコーナーレール16を用いて連結するようなこともしなくて済み、この結果、部品点数が少なく、組立に手間と時間がかからなくなって、組立工数の増加とコストアップが避けられる。
【0012】
又、外板18は、テンションを付与してフレーム17に貼り付けるようにしてあり、表面にゆがみ等はなく平滑に保持されるため、従来のように波板状の加工が施されたコルゲート外板14を用いなくても、見栄えが悪くなる心配はなく、この加工費分のコストダウンが可能となる。更に又、外板18としては、アルミニウム製の缶のリサイクル材を使用するようにしてあるため、安価で且つ環境保護にも役立つこととなる。
【0013】
こうして、屋根パネル12とサイドパネル15とをつなぐコーナーレール16等の部材を不要として部品点数を減らすことができ、組立工数並びにコストの削減を図り得る。
【0014】
ところで、図5及び図6に示されるような組付工程によってパネルとしてのウィングルーフ8を形成する場合、前記ピラー20の断面形状は、図7に示される如く、U字状の本体部20aの幅方向両端縁部からそれぞれフランジ部20bを側方へ張り出した形状となっており、該ピラー20のフランジ部20bに対し外板18の端縁部を沿わせつつ結合手段19(図7の例ではリベット)にて固定するようになっているが、互いに隣接する外板18の端縁部は、単に突き合わせられるだけであって隙間が形成されているため、この隙間から水やその他の異物等がピラー20内に侵入し、更にピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ入り込んでしまう虞があった。
【0015】
又、前記互いに隣接する外板18の端縁部間の隙間は、図8に示される如く、そのまま見えてしまうため、外観上、改善の余地が残されていた。
【0016】
本発明は、斯かる実情に鑑み、ピラーと外板との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができるトラック用荷台のパネル構造を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所要間隔をあけて配設されるピラーを有し且つパネルの骨格をなすフレームに、複数枚の外板を貼り付けてなるトラック用荷台のパネル構造であって、
外板の端縁部両面にシール材を取り付け、該シール材が取り付けられた外板の端縁部をピラーの外表面に貼り付け、該ピラーの外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板の端縁部を、結合手段によりピラーに取り付けられるモールによって覆うよう構成したことを特徴とするトラック用荷台のパネル構造にかかるものである。
【0018】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0019】
前述の如く、外板の端縁部両面にシール材を取り付け、該シール材が取り付けられた外板の端縁部をピラーの外表面に貼り付け、該ピラーの外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板の端縁部を、結合手段によりピラーに取り付けられるモールによって覆うよう構成すると、互いに隣接する外板の端縁部は、単に突き合わせられるだけではなく、モールによってピラーの外表面に押し付けられ、しかも、モールと外板との間並びに外板とピラーとの間にはシール材が介装されるため、水やその他の異物等がピラーと外板との間から荷台の内側へ侵入しなくなると共に、互いに隣接する外板の端縁部間の隙間は、モールによって覆い隠され、そのまま見えてしまうことがなくなり、外観を改善することが可能となる。
【0020】
前記トラック用荷台のパネル構造においては、ピラーの外表面におけるシール材との接触面に、該ピラーの長手方向ヘ延びる凹溝或いは凸条を形成すると共に、モールにおけるシール材との接触面に、前記凹溝或いは凸条と係合する凸条或いは凹溝を形成することができ、このようにすると、モールによってピラーの外表面に押し付けられるシール材と外板とが、互いに係合する凹溝と凸条との形状に倣うよう押しつぶされて変形するため、水やその他の異物等がピラーと外板との間から荷台の内側へ侵入することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0021】
又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、シール材の断面形状を、外板の端縁部に被せられるコ字形状とすることもでき、このようにすると、外板の端縁部におけるモール側の面とピラー側の面に個別にシール材を取り付けなくて済み、部品点数が増えることを避けられると共に、外板の端縁部にシール材を取り付ける工数が増えることを避けられる。
【0022】
更に又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、ピラーを略直角に屈曲させてフレームをL字断面とし、該フレームのピラーの角部から離れた一端に対し、外板の一端を固定し、該外板の他端を引っ張ってテンションを付与しつつ、前記ピラーの屈曲面に沿って外板を貼り付け、該外板の端縁部を、略直角に屈曲させたモールによって覆うよう構成することが有効となる。
【0023】
又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、フレームに外板を貼り付けてなるL字断面パネルを、開閉可能に配設されるウィングルーフに適用することが有効となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0025】
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図3〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0026】
本発明を実施する形態の一例の場合、基本的には図5及び図6に示されるパネルの組付工程を採用するようにし、ピラー20の断面形状を、図1に示す如く、矩形形状とし、外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成してある。尚、前記ピラー20の断面形状は矩形形状に限定されないことは言うまでもない。
【0027】
前記ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面には、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凹溝24を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面には、前記凹溝24と係合する凸条25を形成してある。尚、前述とは逆に、前記ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面に、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凸条を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面に、前記凸条と係合する凹溝を形成しても良い。
【0028】
又、前記シール材21の断面形状は、外板18の端縁部に被せられるコ字形状としてある。
【0029】
更に又、前記モール23をピラー20に取り付けるための結合手段22としては、図1の例では、リベットを用い、ピラー20の長手方向両端部に、結合手段22としてのリベットが打ち込まれて固定される嵌入穴26を形成してある。
【0030】
次に、上記図示例の作用を説明する。
【0031】
前述の如く、外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成すると、互いに隣接する外板18の端縁部は、単に突き合わせられるだけではなく、モール23によってピラー20の外表面に押し付けられ、しかも、モール23と外板18との間並びに外板18とピラー20との間にはシール材21が介装されるため、水やその他の異物等がピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ侵入しなくなると共に、図2に示す如く、互いに隣接する外板18の端縁部間の隙間は、モール23によって覆い隠され、そのまま見えてしまうことがなくなり、外観を改善することが可能となる。
【0032】
本図示例においては、ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面に、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凹溝24を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面に、前記凹溝24と係合する凸条25を形成してあるため、モール23によってピラー20の外表面に押し付けられるシール材21と外板18とが、互いに係合する凹溝24と凸条25との形状に倣うよう押しつぶされて変形する形となり、水やその他の異物等がピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ侵入することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0033】
又、本図示例においては、シール材21の断面形状を、外板18の端縁部に被せられるコ字形状としてあるため、外板18の端縁部におけるモール23側の面とピラー20側の面に個別にシール材21を取り付けなくて済み、部品点数が増えることを避けられると共に、外板18の端縁部にシール材21を取り付ける工数が増えることを避けられる。
【0034】
こうして、ピラー20と外板18との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができる。
【0035】
尚、本発明のトラック用荷台のパネル構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、ウィングボディ式以外の通常のトラック用荷台において、L字断面を有するよう略直角に屈曲形成され且つウィングルーフのように開閉式となっていないパネルにも適用可能なこと、又、L字断面ではなくフラットなパネルの互いに隣接する外板のつなぎ目部分の構造としても適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のトラック用荷台のパネル構造によれば、ピラーと外板との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例のピラーと外板との接合箇所における断面図であって、図2のI−I矢視相当図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の外側面図である。
【図3】ウィングボディ式のトラック用荷台の一例を表わす斜視図である。
【図4】ウィングボディ式のトラック用荷台における従来のウィングルーフの一例を表わす分解斜視図である。
【図5】本発明者等によって提案されているパネルの組付工程を表わす斜視図である。
【図6】図5に示すパネルの組付工程において、外板をフレームの屈曲面に沿ってテンションを付与しつつ貼り付ける状態を表わす概略図である。
【図7】図5に示す組付工程によって形成されたパネルのピラーと外板との接合箇所における断面図であって、図8のVII−VII矢視相当図である。
【図8】図5に示す組付工程によって形成されたパネルの外側面図である。
【符号の説明】
1 荷台
8 ウィングルーフ
17 フレーム
18 外板
20 ピラー
21 シール材
22 結合手段
23 モール
24 凹溝
25 凸条
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック用荷台のパネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はウィングボディ式のトラック用荷台の一例を表わすものであって、これは、荷台1の床2の前端に、キャブ3の後面に沿うように前壁4を立設し、前記荷台1の床2の後端に、観音開き式のリアドア5が取り付けられる後門枠6を立設し、更に、前記荷台1の床2の左右両端に、あおり7を開閉可能に設け、且つ前記前壁4と後門枠6との間における上面並びに側面を覆う左右一対のウィングルーフ8を、それぞれ油圧シリンダ9の作動により開閉可能に設けてなる構成を有している。尚、あおり7がなく、左右のウィングルーフ8の下端がそれぞれ荷台1の床2の左右両端まで延びる、フルウィングタイプと称されるものもある。
【0003】
前記ウィングルーフ8は、従来の場合、一般に、図4に示される如く、屋根フレーム10の表面に、ロール状に巻かれたアルミニウムの薄板からなる屋根外板11を所要長さに切り出して貼り付けることにより、屋根パネル12を形成すると共に、サイドフレーム13の表面に、アルミニウムの薄板を波板状に加工してなるコルゲート外板14を複数枚貼り付けることにより、サイドパネル15を形成し、前記屋根パネル12とサイドパネル15とを、アルミニウムを押し出し成形してなるコーナーレール16によってL字断面を有するよう略直角に連結して、形成されるようになっている。
【0004】
尚、ウィングボディ式のトラック用荷台におけるウィング部分の構造としては、図4に示されるようなものの他に、例えば、特許文献1に開示されたようなものもある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−277229号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示されるような従来のウィングルーフ8では、屋根フレーム10とサイドフレーム13とにそれぞれ個別に屋根外板11とコルゲート外板14とを貼り付けて、屋根パネル12とサイドパネル15とを形成する必要があり、この場合、特に、サイドフレーム13へのコルゲート外板14の貼付けのために多数のリベットが必要となっており、しかも、各々形成した屋根パネル12とサイドパネル15とをコーナーレール16を用いて連結しなければならず、こうしたことから、部品点数が多く、組立に手間と時間がかかり、組立工数の増加とコストアップにつながるという不具合を有していた。
【0007】
又、サイドパネル15におけるコルゲート外板14は、見栄えを良くするために波板状の加工が施されているが、この加工費も全体のコストが嵩む要因の一つとなっていた。
【0008】
このため、本発明者等は、図5及び図6に示されるような組付工程によってパネルとしてのウィングルーフ8を形成することを提案しており、これは、所要間隔をあけて配設される略直角に屈曲させたピラー20を有し且つL字断面パネルの骨格をなすフレーム17を予め形成しておき、該フレーム17のピラー20の角部から離れた一端(下端)に対し、外板18の一端をリベット或いは溶接等の結合手段19にて固定し、該外板18の他端(上端)を作業員が引っ張ってテンションを付与しつつ、前記ピラー20の屈曲面に沿って外板18を貼り付け、ウィングルーフ8を形成するようにしたものである。
【0009】
この場合、前記外板18の他端は、フレーム17のピラー20の角部から離れた他端に対して、その一端側と同様、リベット或いは溶接等の結合手段19にて固定する一方、該外板18の前記ピラー20の屈曲面に沿う中間部分については、雨水等の侵入を防止するために接着剤等を充填して固着するようにしてある。
【0010】
又、前記外板18としては、折り曲げ等の加工性が良好なアルミニウムの薄板が適しているが、特にコスト面並びに環境面を考慮し、アルミニウム製の缶のリサイクル材を使用するようにしてある。
【0011】
前述の如く、所要間隔をあけて配設される略直角に屈曲させたピラー20を有し且つL字断面パネルの骨格をなすフレーム17と、該フレーム17の屈曲面に沿ってテンションを付与しつつ貼り付けられる外板18とからウィングルーフ8を形成すると、図4に示されるような従来のウィングルーフ8とは異なり、屋根フレーム10とサイドフレーム13とにそれぞれ個別に屋根外板11とコルゲート外板14とを貼り付けて、屋根パネル12とサイドパネル15とを形成する必要がなくなると共に、サイドフレーム13へのコルゲート外板14の貼付けのために多数のリベットも必要とならず、しかも、各々形成した屋根パネル12とサイドパネル15とをコーナーレール16を用いて連結するようなこともしなくて済み、この結果、部品点数が少なく、組立に手間と時間がかからなくなって、組立工数の増加とコストアップが避けられる。
【0012】
又、外板18は、テンションを付与してフレーム17に貼り付けるようにしてあり、表面にゆがみ等はなく平滑に保持されるため、従来のように波板状の加工が施されたコルゲート外板14を用いなくても、見栄えが悪くなる心配はなく、この加工費分のコストダウンが可能となる。更に又、外板18としては、アルミニウム製の缶のリサイクル材を使用するようにしてあるため、安価で且つ環境保護にも役立つこととなる。
【0013】
こうして、屋根パネル12とサイドパネル15とをつなぐコーナーレール16等の部材を不要として部品点数を減らすことができ、組立工数並びにコストの削減を図り得る。
【0014】
ところで、図5及び図6に示されるような組付工程によってパネルとしてのウィングルーフ8を形成する場合、前記ピラー20の断面形状は、図7に示される如く、U字状の本体部20aの幅方向両端縁部からそれぞれフランジ部20bを側方へ張り出した形状となっており、該ピラー20のフランジ部20bに対し外板18の端縁部を沿わせつつ結合手段19(図7の例ではリベット)にて固定するようになっているが、互いに隣接する外板18の端縁部は、単に突き合わせられるだけであって隙間が形成されているため、この隙間から水やその他の異物等がピラー20内に侵入し、更にピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ入り込んでしまう虞があった。
【0015】
又、前記互いに隣接する外板18の端縁部間の隙間は、図8に示される如く、そのまま見えてしまうため、外観上、改善の余地が残されていた。
【0016】
本発明は、斯かる実情に鑑み、ピラーと外板との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができるトラック用荷台のパネル構造を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所要間隔をあけて配設されるピラーを有し且つパネルの骨格をなすフレームに、複数枚の外板を貼り付けてなるトラック用荷台のパネル構造であって、
外板の端縁部両面にシール材を取り付け、該シール材が取り付けられた外板の端縁部をピラーの外表面に貼り付け、該ピラーの外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板の端縁部を、結合手段によりピラーに取り付けられるモールによって覆うよう構成したことを特徴とするトラック用荷台のパネル構造にかかるものである。
【0018】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0019】
前述の如く、外板の端縁部両面にシール材を取り付け、該シール材が取り付けられた外板の端縁部をピラーの外表面に貼り付け、該ピラーの外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板の端縁部を、結合手段によりピラーに取り付けられるモールによって覆うよう構成すると、互いに隣接する外板の端縁部は、単に突き合わせられるだけではなく、モールによってピラーの外表面に押し付けられ、しかも、モールと外板との間並びに外板とピラーとの間にはシール材が介装されるため、水やその他の異物等がピラーと外板との間から荷台の内側へ侵入しなくなると共に、互いに隣接する外板の端縁部間の隙間は、モールによって覆い隠され、そのまま見えてしまうことがなくなり、外観を改善することが可能となる。
【0020】
前記トラック用荷台のパネル構造においては、ピラーの外表面におけるシール材との接触面に、該ピラーの長手方向ヘ延びる凹溝或いは凸条を形成すると共に、モールにおけるシール材との接触面に、前記凹溝或いは凸条と係合する凸条或いは凹溝を形成することができ、このようにすると、モールによってピラーの外表面に押し付けられるシール材と外板とが、互いに係合する凹溝と凸条との形状に倣うよう押しつぶされて変形するため、水やその他の異物等がピラーと外板との間から荷台の内側へ侵入することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0021】
又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、シール材の断面形状を、外板の端縁部に被せられるコ字形状とすることもでき、このようにすると、外板の端縁部におけるモール側の面とピラー側の面に個別にシール材を取り付けなくて済み、部品点数が増えることを避けられると共に、外板の端縁部にシール材を取り付ける工数が増えることを避けられる。
【0022】
更に又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、ピラーを略直角に屈曲させてフレームをL字断面とし、該フレームのピラーの角部から離れた一端に対し、外板の一端を固定し、該外板の他端を引っ張ってテンションを付与しつつ、前記ピラーの屈曲面に沿って外板を貼り付け、該外板の端縁部を、略直角に屈曲させたモールによって覆うよう構成することが有効となる。
【0023】
又、前記トラック用荷台のパネル構造においては、フレームに外板を貼り付けてなるL字断面パネルを、開閉可能に配設されるウィングルーフに適用することが有効となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0025】
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図3〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0026】
本発明を実施する形態の一例の場合、基本的には図5及び図6に示されるパネルの組付工程を採用するようにし、ピラー20の断面形状を、図1に示す如く、矩形形状とし、外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成してある。尚、前記ピラー20の断面形状は矩形形状に限定されないことは言うまでもない。
【0027】
前記ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面には、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凹溝24を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面には、前記凹溝24と係合する凸条25を形成してある。尚、前述とは逆に、前記ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面に、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凸条を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面に、前記凸条と係合する凹溝を形成しても良い。
【0028】
又、前記シール材21の断面形状は、外板18の端縁部に被せられるコ字形状としてある。
【0029】
更に又、前記モール23をピラー20に取り付けるための結合手段22としては、図1の例では、リベットを用い、ピラー20の長手方向両端部に、結合手段22としてのリベットが打ち込まれて固定される嵌入穴26を形成してある。
【0030】
次に、上記図示例の作用を説明する。
【0031】
前述の如く、外板18の端縁部両面にシール材21を取り付け、該シール材21が取り付けられた外板18の端縁部をピラー20の外表面に貼り付け、該ピラー20の外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板18の端縁部を、結合手段22によりピラー20に取り付けられるモール23によって覆うよう構成すると、互いに隣接する外板18の端縁部は、単に突き合わせられるだけではなく、モール23によってピラー20の外表面に押し付けられ、しかも、モール23と外板18との間並びに外板18とピラー20との間にはシール材21が介装されるため、水やその他の異物等がピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ侵入しなくなると共に、図2に示す如く、互いに隣接する外板18の端縁部間の隙間は、モール23によって覆い隠され、そのまま見えてしまうことがなくなり、外観を改善することが可能となる。
【0032】
本図示例においては、ピラー20の外表面におけるシール材21との接触面に、該ピラー20の長手方向ヘ延びる凹溝24を形成すると共に、モール23におけるシール材21との接触面に、前記凹溝24と係合する凸条25を形成してあるため、モール23によってピラー20の外表面に押し付けられるシール材21と外板18とが、互いに係合する凹溝24と凸条25との形状に倣うよう押しつぶされて変形する形となり、水やその他の異物等がピラー20と外板18との間から荷台1の内側へ侵入することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0033】
又、本図示例においては、シール材21の断面形状を、外板18の端縁部に被せられるコ字形状としてあるため、外板18の端縁部におけるモール23側の面とピラー20側の面に個別にシール材21を取り付けなくて済み、部品点数が増えることを避けられると共に、外板18の端縁部にシール材21を取り付ける工数が増えることを避けられる。
【0034】
こうして、ピラー20と外板18との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができる。
【0035】
尚、本発明のトラック用荷台のパネル構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、ウィングボディ式以外の通常のトラック用荷台において、L字断面を有するよう略直角に屈曲形成され且つウィングルーフのように開閉式となっていないパネルにも適用可能なこと、又、L字断面ではなくフラットなパネルの互いに隣接する外板のつなぎ目部分の構造としても適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のトラック用荷台のパネル構造によれば、ピラーと外板との間から水やその他の異物等が侵入することを防止し得、且つ外観を良くすることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例のピラーと外板との接合箇所における断面図であって、図2のI−I矢視相当図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例の外側面図である。
【図3】ウィングボディ式のトラック用荷台の一例を表わす斜視図である。
【図4】ウィングボディ式のトラック用荷台における従来のウィングルーフの一例を表わす分解斜視図である。
【図5】本発明者等によって提案されているパネルの組付工程を表わす斜視図である。
【図6】図5に示すパネルの組付工程において、外板をフレームの屈曲面に沿ってテンションを付与しつつ貼り付ける状態を表わす概略図である。
【図7】図5に示す組付工程によって形成されたパネルのピラーと外板との接合箇所における断面図であって、図8のVII−VII矢視相当図である。
【図8】図5に示す組付工程によって形成されたパネルの外側面図である。
【符号の説明】
1 荷台
8 ウィングルーフ
17 フレーム
18 外板
20 ピラー
21 シール材
22 結合手段
23 モール
24 凹溝
25 凸条
Claims (5)
- 所要間隔をあけて配設されるピラーを有し且つパネルの骨格をなすフレームに、複数枚の外板を貼り付けてなるトラック用荷台のパネル構造であって、
外板の端縁部両面にシール材を取り付け、該シール材が取り付けられた外板の端縁部をピラーの外表面に貼り付け、該ピラーの外表面に貼り付けられて互いに隣接する外板の端縁部を、結合手段によりピラーに取り付けられるモールによって覆うよう構成したことを特徴とするトラック用荷台のパネル構造。 - ピラーの外表面におけるシール材との接触面に、該ピラーの長手方向ヘ延びる凹溝或いは凸条を形成すると共に、モールにおけるシール材との接触面に、前記凹溝或いは凸条と係合する凸条或いは凹溝を形成した請求項1記載のトラック用荷台のパネル構造。
- シール材の断面形状を、外板の端縁部に被せられるコ字形状とした請求項1又は2記載のトラック用荷台のパネル構造。
- ピラーを略直角に屈曲させてフレームをL字断面とし、該フレームのピラーの角部から離れた一端に対し、外板の一端を固定し、該外板の他端を引っ張ってテンションを付与しつつ、前記ピラーの屈曲面に沿って外板を貼り付け、該外板の端縁部を、略直角に屈曲させたモールによって覆うよう構成した請求項1〜3いずれかに記載のトラック用荷台のパネル構造。
- フレームに外板を貼り付けてなるL字断面パネルを、開閉可能に配設されるウィングルーフに適用した請求項4記載のトラック用荷台のパネル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003063091A JP2004268760A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | トラック用荷台のパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2003063091A JP2004268760A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | トラック用荷台のパネル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004268760A true JP2004268760A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33124765
Family Applications (1)
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| JP2003063091A Pending JP2004268760A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | トラック用荷台のパネル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004268760A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105667934A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-06-15 | 广东富华机械装备制造有限公司 | 带密封型拼接窄铝板的冷藏车 |
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2003
- 2003-03-10 JP JP2003063091A patent/JP2004268760A/ja active Pending
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