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JP2004268186A - クランプ装置 - Google Patents

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JP2004268186A
JP2004268186A JP2003061154A JP2003061154A JP2004268186A JP 2004268186 A JP2004268186 A JP 2004268186A JP 2003061154 A JP2003061154 A JP 2003061154A JP 2003061154 A JP2003061154 A JP 2003061154A JP 2004268186 A JP2004268186 A JP 2004268186A
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piston
shape
expandable
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working fluid
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Application number
JP2003061154A
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Inventor
Fuminori Kayatani
文宣 萱谷
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SR Engineering Co Ltd
Original Assignee
SR Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】油圧を用いたクランプ装置において、作動油等が漏れるのを完全に防止し、作業回りの環境の汚染、劣化を防止すると共に作動油等の消耗を無くし、またシール手段が不要或いはメンテナンスに煩わされることのないクランプ装置の提供を課題とする。
【解決手段】装置の本体10内に、シリンダー室12と、作動流体を受け入れる加圧室16と、ピストン14とを有し、またピストン14の摺動に伴って進退する挟み込み部11a、15aを有し、該挟み込み部11a、15aによって金型等の被固定物Wを挟み込んで固定させるクランプ装置であって、作動流体が導入される加圧室16内に、導入されてくる作動流体を全て受け入れることで自ら膨出してピストン14を押圧すると共に作動流体を加圧室16内の摺動面を含む内面への直接接触から隔離する膨縮性作動流受容体17を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金型等の被固定物を挟み込んで基盤等の固定面上に固定させるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7を参照して、この種のクランプ装置の従来の一例を説明する。図7において、装置本体1内にシリンダ室2が設けられ、該シリンダ室2内にバネ3付勢されたピストン4が設けられている。該ピストン4にはロッド5の一端側が一体に連結されており、該ロッド5の他端に挟み込み部5aが一体に設けられている。該挟み込み部5aに対して、装置本体1の外装部下面がもう一方の挟み込み部1aとなっている。
前記シリンダ室2内には加圧室6が設けられ、該加圧室6に作動油が導入されることで、前記ピストン4がバネ3に抗して図面上で上方に摺動される。また加圧室6から作動油を抜くと、バネ3の付勢力によりピストン4が降下し、結果として挟み込み部5aが下がる。
被固定物Wの固定は、前記は挟み込み部5aが下がった状態において、該挟み込み部5aを基盤FのT溝F1と基盤Fの固定面Sに置かれた金型等の被固定物WのU溝W1とに通し、これによって一対の挟み込み部1a、5a間に前記被固定物Wと基盤Fとを位置決めした上で、前記加圧室6に作動油を導入し、挟み込み部5aを上昇させることで行う。クランプの解除は加圧室6から作動油を抜くことで容易に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記した油圧を用いたクランプ装置においては、摺動部であるピストン4やロッド5とそれに対向する壁面との隙間から作動油が漏れないようにする必要がある。このため、Oリング、Xリング、Uパッキン、Vパッキン、その他のシール手段7を設けている。
しかしながら、上記のシール手段7で作動油の漏れを完全に防止することは構造的にも不可能であり、繰り返し往復運動がなされることで、例えば装置本体1の外の前記ロッド5部に油環等が生じ、これが油垂れとなって床に落ちたりする問題があった。
【0004】
そこで本発明は上記従来の油圧を用いたクランプ装置における問題を解消し、作動油等が漏れるのを完全に防止し、これによって作業回りの環境の汚染、劣化を防止すると共に作動油等の消耗を無くすことができ、またシール手段が不要或いはメンテナンスに煩わされることのないクランプ装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のクランプ装置は、装置の本体内にシリンダー室と該シリンダー室内に構成される加圧室内への油等の作動流体の導入によって押圧されて摺動するピストンとを有すると共に、該ピストンの摺動に伴って少なくとも片方の挟み込み部が進退される一対の挟み込み部を有し、該一対の挟み込み部によって金型等の被固定物を挟み込んで基盤等の固定面上に固定させるクランプ装置であって、前記作動流体が導入される加圧室内に、導入されてくる作動流体を全て受け入れることで自ら膨出して前記ピストンを押圧すると共に前記作動流体を加圧室内の摺動面を含む内面への直接接触から隔離する膨縮性作動流受容体を設けたことを第1の特徴としている。
また本発明のクランプ装置は、上記第1の特徴に加えて、収縮時における膨縮性作動流受容体の形状を一定に保持するための形状保持部材を膨縮性作動流受容体の内側に配設してあることを第2の特徴としている。
また本発明のクランプ装置は、上記第1又は第2の特徴に加えて、ピストンの受圧面の周縁部に生じる加圧室内側周面との摺動隅部を埋めてなだらかな湾曲面にするパッドリングを前記ピストンに取り付けたことを第3の特徴としている。また本発明のクランプ装置は、上記第1〜3の何れかの特徴に加えて、膨縮性作動流受容体の周縁肩部の形状を加圧圧力の変化によるも形状変化の少ない湾曲形状としたことを第4の特徴としている。
【0006】
上記本発明の第1の特徴によれば、クランプを行うために作動油等の作動流体をシリンダー室内の加圧室に導入すると、その作動流体は加圧室内に設けられた膨縮性作動流受容体に全て受け入れられ、作動流体が加圧室内の壁面を構成するピストンの受圧面やシリンダー内面から完全に隔離された状態となって、直接接触することはない。このため、作動流体がピストンとシリンダーとの摺動隙間から外部へ漏れ出ることもなくなる。
一方、加圧室内の膨縮性作動流受容体は、作動流体を受け入れることによって膨出し、ピストンの受圧面に接した状態となって作動流体による圧力をピストンに伝え、ピストンを押動する。これにより一対の挟み込み部による被固定物のクランプが行われる。
よって第1の特徴によれば、加圧室内に膨縮性作動流体受容体を設けたことで、作動油等の作動流体を用いたクランプ装置において、作動油等の作動流体が漏れるのを完全に防止し、これによって作業回りの環境の汚染、劣化を防止すると共に作動油等の消耗を無くすことができ、またシール手段が不要或いはメンテナンスに煩わされることのないものを可能とできる。
【0007】
また第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、膨縮性作動流受容体の内側に収縮時における形状を一定に保持するための形状保持部材を配設したことで、加圧室から作動流体を排出してクランプ状態を解除する際に、ピストンを加圧していた膨縮性作動流受容体がその都度、多種多様な形に収縮されるのではなく、いつも安定した一定の収縮形状に収縮させることができる。よって次回の作動流体導入の際には、その一定の収縮形状によって作動流体をスムーズに受け入れることが可能となると共に、作動流体の受け入れによる膨出をスムーズに且つ全体に均衡の取れた安定した形で行うことが可能となる。これによってピストンの押動、従ってクランプ動作をスムーズに行うことができると共に、膨縮性作動流受容体を長期にわたって安定して、長寿命で用いることができる。
【0008】
また第3の特徴によれば、上記第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、摺動側であるピストンにパッドリングを取り付けて、ピストンの受圧面の周縁部に生じる加圧室内側周面との摺動隅部を埋め、該部がなだらかな湾曲面になるようにしているので、膨縮性作動流受容体が膨出する際には、その膨出形状が前記摺動隅部においてなだらかな湾曲形状に規制される。若し前記パッドリングがピストンに設備されていなければ、膨縮性作動流受容体が膨出する際にその膨出した膨縮性作動流受容体の一部が前記摺動隅部にまで入り込む形で膨出し、その結果、膨縮性作動流受容体の変形が大きくなり、耐久性の点で早期に劣化してしまうといったことが懸念される他、膨縮性作動流受容体の一部が摺動隅部からピストンと加圧室(シリンダー)の側周面壁面との摺動隙間に噛み込まれるようなことも懸念される。パッドリングを設けることで、そのような懸念も生じなくすることができる。
よって第3の特徴によれば、パッドリングを設けることで、加圧室内の摺動隅部での膨縮性作動流受容体のなだらかな湾曲形状が保証され、膨縮性作動流受容体の過酷な変形による劣化や摺動隙間への噛み込みの懸念を完全に解消することができる。
【0009】
また第4の特徴によれば、上記第1〜第3の何れかの特徴による作用効果に加えて、膨縮性作動流受容体の周縁肩部の形状を加圧時或いは加圧除去時においても変形の少ない湾曲形状としたことで、該周縁肩部が加圧室の側周面とピストンとの摺動隅部に入り込むように大きく変形していくことが防止され、作動流体の加圧室への導入、排出に伴う膨縮性作動受容体の膨縮が安定した形を保って行われることができる。よって膨縮性作動流受容体の長寿命化とスムーズなピストン摺動並びにクランプ動作を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下の図面を参照しながら、本発明の実施形態を更に説明する。
図1〜3は本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置を示し、図1はクランプ解除状態にあるクランプ装置の概略断面構成図、図2はクランプ状態にあるクランプ装置の概略断面構成図、図3は膨縮性作動流受容体の他の例を説明する断面図である。また図4〜6は本発明の第2の実施形態に係るクランプ装置を示し、図4は全体の概略図、図5はクランプ解除状態にあるクランプ装置の概略断面構成図、図6はクランプ状態にあるクランプ装置の概略断面構成図である。
【0011】
先ず図1〜3を参照して、本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置を説明する。
装置本体10内に外装部11で囲まれたシリンダー室12が設けられ、シリンダー室12内にはバネ13で付勢されたピストン14が設けられている。該ピストン14はロッド15の一端側と螺合されて一体とされている。またピストン14にはパッドリング14a、14bが取り付けられている。
前記ロッド15の他端側には挟み込み部15aが周囲から側方に突出する形に設けられている。
前記シリンダー室12内の内壁面と前記ピストン14と前記ロッド15とで囲まれた空間に加圧室16が構成される。
前記加圧室16内に膨縮性作動流受容体17が設けられている。加圧室16内に導入される作動流体は、実際には膨縮性作動流受容体17に全て受け入れられる。この膨縮性作動流受容体17の内側に形状保持部材18が配設されている。この形状保持部材18は後述するように必ずしも設ける必要はない。
前記加圧室16へは、接続口部20を通って供給されてくる作動流体が導入口19を通って導入され、また導入口19を通って作動流体が排出される。
Wは金型等の被固定物である。またFは被固定物Wが固定される基盤である。前記被固定物Wにはクランプ装置のロッド15を受け入れるU溝W1が形成されており、前記基盤Wにはクランプ装置のロッド15の挟み込み部15aを受け入れるT溝F1が形成されている。
【0012】
前記ピストン14はバネ13付勢されており、前記加圧室16内が作動流体により加圧されていない間は、図1に示すように、バネ13によりピストン14が下方に降下され、よってロッド15の挟み込み部15aも下方に後退した状態となっている。一方、加圧室16内に作動流体が導入されて加圧されると、図2に示すように、ピストン14がバネ13に抗して上方に押圧されて摺動し、よってロッド15の挟み込み部15aが上方に進出して、本体10の外装部11の下面でもある他方の挟み込み部11aとの間に、被固定物Wと基盤Fとを挟み込む。これによって被固定物Wが基盤Fの固定面F2上に固定される。
【0013】
前記膨縮性作動流受容体17は、ポリウレタンゴム等の合成ゴム、軟質プラスチック等の膨縮が自在な気密(液密)材料で構成され、作動流体をその内側に受け入れることができるようにしたものである。この図1、2に示す実施形態では、膨縮性作動流受容体17はドーナツ状の中空リングに構成されており、形状保持部材18に外嵌合された状態とされている。この膨縮性作動流受容体17と形状保持部材18とは、少なくとも形状保持部材18の底面側で一体に密着固定されるようにしている。勿論、分離可能として、膨縮性作動流受容体17を取り替えることができるようにしている。
この前記膨縮性作動流受容体17は非膨出時においてはリングの頭部(上面中央部)がなだらかに湾曲して凹み、その両側であるリングの両肩部がなだらかに湾曲して突出した形状になるように構成している。この非膨出時における膨縮性作動流受容体17の形状に合わせて形状保持部材18の形状が構成されている。形状保持部材18の一部に前記作動流体の導入口19に連通する貫通穴18aが設けられ、作動流体を導き入れるようにしている。
形状保持部材18と嵌め合わされた膨縮性作動流受容体17は、形状保持部材18をボルト21等の固定手段により外装部11に固定することで、加圧室6内に固定状態に配置される。
【0014】
前記ピストン14のパッドリング14aは、ピストン14の受圧面である、図面上においてピストン14の下面の周縁部に取り付けられるリングで、下面部が湾曲した断面を有し、前記周縁部と加圧室16の内側周面とが接触する隅部である摺動隅部を埋めて、なだらかな湾曲面にする部材である。前記摺動隅部は直角部に至る狭い領域であり、この狭い領域に前記膨縮性作動流受容体17が膨出して入り込んだりすると、該膨縮性作動流受容体17の変形が大きくなり、寿命の低下が懸念される他、膨縮性作動流受容体17が前記摺動隅部からピストン14と加圧室16(シリンダー室12)内側周面との隙間に噛み込むことも可能性としてある。しかしパッドリング14aを取り付けることで、膨縮性作動流受容体17がそのなだらかな湾曲面に沿って膨縮し、前記のような好ましくない事態が生じるのを確実に防止することができる。
また前記ピストン14のパッドリング14bは、ピストン14の下面とロッド15の側面とで形成される隅部を埋めて、なだらかな湾曲面にする部材で、前記パッドリング14aと同様な機能を有する。
前記膨縮性作動流受容体17はパッドリング14a、14bに規制されて膨縮を繰り返すので、安定した膨縮性作動流受容体17の膨縮運動が保証され、ピストン14の進退動作も安定する。
なおパッドリング14a、14bは、ポリテトラフルオロエチレン等の滑りのよい材料で構成することができる。
【0015】
前記外装部11は上蓋部が螺合等により分解可能で、シリンダー室12内の部材のオーバーホールができるようにしている。
符号22はスクレーパーで、ロッド15の摺動隙間を通って、装置本体10内に異物等が侵入するのを防止する。その一方、作動流体の漏出と防止するためのOリング、その他のシール手段は、それら摺動物の摺動隙間には設けられていない。
【0016】
今、図1に示すように、基盤Fの上面の固定面F2に金型等の被固定物Wを位置決めし、クランプ装置のロッド15を前記基盤FのT溝F1及び被固定物WのU溝W1に通して、一対の挟み込み部11a、15aで挟み込むことができる体勢にした上で、作動流体を前記接続口部20から導入口19、貫通穴18aを通して加圧室16に導入すると、該作動流体は膨縮性作動流受容体17にその全量が受け入れられる。その結果、図2に示すように、膨縮性作動流受容体17が膨縮する。これによってピストン14がバネ13に抗して上方に摺動され、それに伴ってロッド15が上昇し、挟み込み部15aが基盤FのT溝F1の天井面に達して、被固定物Wがクランプされる。
一方、被固定物Wをクランプ状態において、作動流体を加圧室16から排出し、例えば加圧室が一気圧程度になるまで減圧すると、膨出していた膨縮性作動流受容体17が図1に示すような元の状態に復帰すると共に、ピストン12がバネ13によって降下し、挟み込み部材11a、15aによる被固定物Wの固定を解除する。
前記作動流体は作動油とすることができるが、他の適当な液体、気体とすることも可能である。
【0017】
前記形状保持部材18は必ずしも図1、2に示すような金属或いはプラスチック性の硬い塊である必要はない。膨縮性作動流受容体17が作動流の排出に伴って収縮する場合に、次回の作動流体導入時に膨出し易い、安定した形状に保持できるようなものであれば、バネ状の形状保持部材であってもよい。
【0018】
また前記形状保持部材18は必ずしも設ける必要はない。膨縮性作動流受容体17が単独で設けられてもよい。
図3に膨縮性作動流受容体17が単独で設けられた例を示す。この例では膨縮性作動流受容体17の内側には形状保持部材は設けられない。膨縮性作動流受容体17は固定用の当板23等で補強して加圧室16の導入口19のある底面等に固定ネジや接着剤等の固定手段24で固定されることになる。
図3は加圧室16が作動流体によって加圧されていない状態を示すが、膨縮性作動流受容体17は、この非加圧状態、即ち収縮状態において、その形状が一定の安定した形状に保持されるように構成される。前記収縮状態における膨縮性作動流受容体17の一定の安定した形状とは、少なくとも収縮した状態で作動流体が導入されやすいように膨縮性作動流受容体17内に空間が保有された形状であること、作動流体の導入に伴って膨縮性作動流受容体17がピストン14側へ向けてスムーズに膨出する形状であること、加圧室16内の隅部の狭い空間へ入り込むような膨出が行われないような形状であることである。このような膨縮性作動流受容体17の具体的形状としては、膨縮性作動流受容体17がドーナツ状の中空リングの場合は、既述したように、非膨出状態において、リングの頭部(上面中央部)17aがなだらかに湾曲して凹み、その両側であるリングの両肩部17b、17cがなだらかに湾曲して突出した形状になるように構成するのが好ましい。
【0019】
更に図3に示すように、膨縮性作動流受容体17の周縁肩部17bに肩パッド25を一体に取り付けることで、膨縮性作動流受容体17が膨出した際にも前記周縁肩部17bが加圧室16内の隅部の狭い空間を埋めるような膨張変形を防止するようにしてもよい。このような過酷な変形がなされると膨縮性作動流受容体17の寿命が短くなる。
前記肩パッド25を設ける代わりに、周縁肩部17bの厚みを他の部分に比べて増したり或いは他の部分に比べて変形し難い形状にして、加圧室16内の隅部への膨出を無くすようにしてもよい。
前記肩パッド25を設けたり、周縁肩部17bの厚みを他の部分に比べて増したり或いは他の部分に比べて変形し難い形状にして、膨縮性作動流受容体17の周縁肩部17bの形状を加圧圧力の変化によるも形状変化の少ない湾曲形状としたことで、前記パッドリング14aをピストン14に設けるのを省略することが可能となる。
【0020】
図4〜6を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態はレバー式のクランプ装置である。装置本体30の脚部30cの挟み込み部30dが基盤FのT溝F1に嵌め込まれ、金型等の被固定物Wが基盤Fの固定面F2上に位置決めされた状態において、装置本体30の枢軸30aに枢支されたレバー30bが、ロッド35によって持ち上げられると、レバー30bの先端側が回動降下し、金型等の被固定物Wを基盤Fの固定面F2上に固定する。
本第2の実施形態において、大きく異なる点は、前記レバー30bを押動するロッド35が、加圧室36を貫通することなく、図面上においてピストン34から上方に伸びて設けられている点である。このため、加圧室36内の設けられる膨縮性作動流受容体37の形状としては、第1実施形態における膨縮性作動流受容体17のようにリング状にする必要はない。
【0021】
第1の実施形態においては符号を10から開始しており、第2の実施形態では符号を30から開始しているが、例えば14と34等、その符号の1位の数値が同じ部材は、同じ機能を果す部材である。
前記シリンダー室32は外装部31に囲まれて構成されている。シリンダー室32内にバネ33付勢されたピストン34が摺動自在に設けられている。ピストン34にはロッド35が一体に取り付けられている。
前記ピストン34にはパッドリング34aが設けられている。
前記シリンダー室32内の前記ピストン34より下の空間に構成される加圧室36には、膨縮性作動流受容体37が設けられており、該膨縮性作動流受容体37の内側には形状保持部材38が配設されている。該形状保持部材38には貫通穴38aが設けられ、接続口部40から導入口39を通って入ってくる作動流体を加圧室36内に導く。
この実施形態では、前記形状保持部材38が大きく、実際には形状保持部材38の頭部に膨縮性作動流受容体37を被せるようにし、形状保持部材38の頭部傘部の裏側で一体に固定している。
前記形状保持部材38は、ボルト41でシリンダー室32内に固定配置されるようになされている。
【0022】
今、図5の状態において、作動流体を加圧室36に導入すると、図6に示すように、作動流体の導入により膨縮性作動流受容体37が膨出される。これによってピストン34がバネ33に抗して上昇して、ロッド35が上昇され、レバー30bを回動して被固定物Wのクランプを行う。
一方、クランプ状態にあるときに、作動流体を加圧室36から排出すると、膨縮性作動流受容体37が図4の状態に復帰して、クランプを解除する。
第1実施例の場合と同様に、膨縮性作動流受容体37には形状保持部材38を組み合わせなくとも可能である。また膨縮性作動流受容体37の肩部37bを厚肉としたり、他の部分より変形し難い形状にしたり、或いは既述した肩パッド25を設けるようにしてもよいことは当然である。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上の構成、作用よりなり、請求項1に記載のクランプ装置によれば、装置の本体内にシリンダー室と該シリンダー室内に構成される加圧室内への油等の作動流体の導入によって押圧されて摺動するピストンとを有すると共に、該ピストンの摺動に伴って少なくとも片方の挟み込み部が進退される一対の挟み込み部を有し、該一対の挟み込み部によって金型等の被固定物を挟み込んで基盤等の固定面上に固定させるクランプ装置であって、前記作動流体が導入される加圧室内に、導入されてくる作動流体を全て受け入れることで自ら膨出して前記ピストンを押圧すると共に前記作動流体を加圧室内の摺動面を含む内面への直接接触から隔離する膨縮性作動流受容体を設けたので、
作動油等の作動流体を用いたクランプ装置において、作動油等の作動流体が漏れるのを完全に防止し、これによって作業回りの環境の汚染、劣化を防止すると共に作動油等の消耗を無くすことができ、またシール手段が不要或いはメンテナンスに煩わされることのないものを提供することができる。
また請求項2に記載のクランプ装置によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、収縮時における膨縮性作動流受容体の形状を一定に保持するための形状保持部材を膨縮性作動流受容体の内側に配設したので、
加圧室から作動流体を排出してクランプ状態を解除する際に、膨縮性作動流受容体をいつも安定した一定の収縮形状に収縮させることができる。よって次回の作動流体導入の際には、その一定の収縮形状によって作動流体をスムーズに受け入れることができると共に、作動流体の受け入れによる膨出をスムーズに且つ全体に均衡の取れた状態で安定して行うことができる。これによってピストンの押動、従ってクランプ動作を長期にわたって安定してスムーズに行うことができると共に、膨縮性作動流受容体を長寿命にすることができる。
また請求項3に記載のクランプ装置によれば、上記請求項1又は2に記載の構成による効果に加えて、ピストンの受圧面の周縁部に生じる加圧室内側周面との摺動隅部を埋めてなだらかな湾曲面にするパッドリングを前記ピストンに取り付けたので、
加圧室内の摺動隅部での膨縮性作動流受容体のなだらかな湾曲形状を保った膨縮が保証され、膨縮性作動流受容体の過酷な変形による劣化や摺動隙間への噛み込みの懸念を解消することができる。
また請求項4に記載のクランプ装置によれば、上記請求項1〜3に記載の構成による効果に加えて、縮性作動流受容体の周縁肩部の形状を加圧圧力の変化によるも形状変化の少ない湾曲形状としたので、
膨縮性作動流受容体の周縁肩部が加圧室の側周面とピストンとの摺動隅部に入り込むことを防止し、よって過酷に変形することを防止すると共に、作動流体の加圧室への導入排出に伴う膨縮性作動受容体の膨縮を安定した形を保って行わせることができる。即ち、膨縮性作動流受容体の長寿命化とスムーズな動作によるスムーズで安定したクランプ動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置のクランプ解除状態における概略断面構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るクランプ装置のクランプ状態における概略断面構成図である。
【図3】膨縮性作動流受容体の他の例を説明する断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るクランプ装置の全体概略図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るクランプ装置のクランプ解除状態における概略断面構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るクランプ装置のクランプ状態における概略断面構成図である。
【図7】従来のクランプ装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10、30 装置本体
11、31 外装部
12、32 シリンダー室
13、33 バネ
14、34 ピストン
14a、14b、34a パッドリング
15、35 ロッド
15a 挟み込み部
16、36 加圧室
17、37 膨縮性作動流受容体
17b、37b 膨縮性作動流受容体の周縁肩部
18、38 形状保持部材
18a、38a 貫通穴
25 肩パッド
W 被固定物
W1 U溝
F 基盤
F1 T溝
F2 固定面

Claims (4)

  1. 装置の本体内にシリンダー室と該シリンダー室内に構成される加圧室内への油等の作動流体の導入によって押圧されて摺動するピストンとを有すると共に、該ピストンの摺動に伴って少なくとも片方の挟み込み部が進退される一対の挟み込み部を有し、該一対の挟み込み部によって金型等の被固定物を挟み込んで基盤等の固定面上に固定させるクランプ装置であって、前記作動流体が導入される加圧室内に、導入されてくる作動流体を全て受け入れることで自ら膨出して前記ピストンを押圧すると共に前記作動流体を加圧室内の摺動面を含む内面への直接接触から隔離する膨縮性作動流受容体を設けたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 収縮時における膨縮性作動流受容体の形状を一定に保持するための形状保持部材を膨縮性作動流受容体の内側に配設してあることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. ピストンの受圧面の周縁部に生じる加圧室内側周面との摺動隅部を埋めてなだらかな湾曲面にするパッドリングを前記ピストンに取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のクランプ装置。
  4. 膨縮性作動流受容体の周縁肩部の形状を加圧圧力の変化によるも形状変化の少ない湾曲形状としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のクランプ装置。
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