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JP2004263261A - マッド充填装置 - Google Patents

マッド充填装置 Download PDF

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JP2004263261A
JP2004263261A JP2003055874A JP2003055874A JP2004263261A JP 2004263261 A JP2004263261 A JP 2004263261A JP 2003055874 A JP2003055874 A JP 2003055874A JP 2003055874 A JP2003055874 A JP 2003055874A JP 2004263261 A JP2004263261 A JP 2004263261A
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Shinji Fujino
信治 藤野
Toyokichi Nakagawa
豊吉 中川
Yasuo Watanabe
康夫 渡辺
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Abstract

【課題】マッド充填作業の安全性および作業性を向上でき、しかもマッド漏れを生じず十分なマッド充填圧を確保しうるマッド充填装置を提供する。
【解決手段】残銑口11出口に設けたハッカー受け28に係合させるハッカー29を先端にもつガイドチャンネル21と、該ガイドチャンネルに移動可能に懸架されて該ガイドチャンネルの後端側から順に同軸配列したドリフター17、ピストンロッド22およびマッド充填筒24と、前記ガイドチャンネルに支持されて前記ドリフターの移動を付勢する移動付勢手段30とを有し、さらに、前記マッド充填筒と前記ピストンロッドのピストンヘッド23とを一時的に干渉させるストッパ機構を有するマッド充填装置とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高炉の出銑樋に設けられた残銑口を閉塞するのに用いるマッド充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば図7に示すように、高炉1の出銑口2から排出された溶銑滓3は、出銑樋4を通ってスキンマーダンパ部5に至り、ここで比重差により溶銑6と溶滓7とに分離される。分離した溶銑6は溶銑樋8から傾注樋9を経てトピードカー10に収容され、一方、溶滓7は溶滓樋(図示省略)を経て溶滓ピット(図示省略)等に収容される。
【0003】
通常、出銑樋には溶銑滓を貯めた状態にしているが、必要に応じてこの貯めた溶銑滓を抜き出す作業(通称:残銑抜き作業)が行われる。残銑抜き作業はスキンマーダンパ部5の樋壁に設けられた残銑口11と呼ばれる溶銑滓の逃がし通路孔を開通させるものである。開通した残銑口を通って出銑樋4内の溶銑滓が樋外へ排出された後は、残銑口内にマッドと呼ばれる不定形耐火物を充填して残銑口を閉塞する作業(通称:マッド充填作業)が行われる。
【0004】
残銑抜き作業では、通常、閉塞されている残銑口の出口側(排出された残銑を受ける残銑樋内側)から開孔機を用いて残銑口を掘り込み貫通させる方法が採用されている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照)。一方、マッド充填作業では、通常、作業者が残銑樋内からランマー(突き棒)にてマッドを残銑口内にスタンプ施工する方法が採用されている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭50−47903号公報
【特許文献2】
特開昭63−83207号公報
【特許文献3】
実開平3−89139号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記通常のマッド充填作業は、熱間作業であり、作業負荷が非常に重く、3K作業の代表となっている。この作業負荷を軽減するために、図8に示すような、本発明に対する比較例に相当するマッド充填装置を構成した。この比較例の装置は、先端部にマッド12を詰めその後部にピストン13を内蔵させた筒状のノズル14を鋳床クレーン15で吊って残銑樋20内の残銑口11前に配置し、ノズル14後方にロッド16と該ロッド16を前後方向(ロッド軸方向)に振動させるドリフター17とからなるマッドガン18を進退可能に配置し、ロッド16先端をピストン13に当接させてロッド16を前後に振動させつつドリフター17を前進させることにより、マッド12を残銑口11内にスタンプ施工するものである。
【0007】
しかし、この比較例の装置では、次のような問題がある。(1) マッドガンが大きいため、マッドガンを吊るための玉掛作業を要するなど、配置作業の作業負荷が重い。(2) ノズルの圧着不足や芯ずれによりマッドが漏れて、人手でマッドを詰め足さざるをえない場合があり、3K作業の解消には至らない。(3) またその場合、マッド充填圧が不足して残銑口が赤熱したり混銑による開口難が発生しがちである。残銑口が赤熱すると水冷あるいはマッド被覆等の応急手当が必要であり、混銑による開口難が発生すると残銑口入口側からの酸素開孔(ランスで残銑口に酸素を吹込んで混銑耐火物を溶融させて穿孔すること)が必要である。
【0008】
本発明は、これらの問題を解決し、マッド充填作業の安全性および作業性を向上でき、しかもマッド漏れを生じず十分なマッド充填圧を確保しうるマッド充填装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討し、その結果、残銑抜き作業に用いている開孔機をマッド充填作業にも使用可能とすることで、マッド充填作業用装置の配置作業負荷を残銑抜き作業と同程度に軽減できること、そして、開孔機をマッド充填作業に用いる際には、穿孔ロッドに代えてピストンロッド(先端部がピストンヘッドをなすロッド)をドリフター(これは兼用)に取り付ける一方、ピストンを内蔵せず、掛け外し可能なストッパを設けたノズル(マッド充填筒)を開孔機の先端部に取り付け、開孔機のハッカーを残銑口出口に設けられたハッカー受けにセット後、まず掛けたストッパをピストンヘッドで押してマッド充填筒を残銑口出口に押し当て、次にストッパを外して筒内のマッドをピストンヘッドで残銑口内に叩き込むことが可能な構造とすることで、マッド漏れを生じず十分なマッド充填圧を確保することができるという知見を得て、以下の要旨構成になる本発明をなした。
(1)残銑口の閉塞に用いるマッド充填装置であって、残銑口出口に設けたハッカー受けに係合させるハッカーを先端にもつガイドチャンネルと、該ガイドチャンネルに移動可能に懸架されて該ガイドチャンネルの後端側から順に同軸配列したドリフター、ピストンロッドおよびマッド充填筒と、前記ガイドチャンネルに支持されて前記ドリフターの移動を付勢する移動付勢手段とを有し、前記ドリフターは前記ピストンロッドの後端部を把持して軸方向に振動あるいは同軸回りに回転させ、前記マッド充填筒には前記ピストンロッドが挿入され、さらに、前記マッド充填筒と前記ピストンロッドのピストンヘッドとを一時的に干渉させるストッパ機構を有することを特徴とするマッド充填装置。
(2)前記ストッパ機構が、前記マッド充填筒に設けられたラッチ式のストッパからなることを特徴とする(1)に記載のマッド充填装置。
(3)前記ストッパ機構が、前記マッド充填筒に設けられた溝と、前記ピストンロッドの外周に設けられ前記溝に嵌合し前記溝以外の筒体部分とは干渉するストッパとからなることを特徴とする(1)に記載のマッド充填装置。
(4)前記マッド充填筒あるいはさらに前記ピストンロッドが、開閉自在な押えキーを用いた連結手段を介して前記ガイドチャンネルに懸架されたことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のマッド充填装置。
(5)前記マッド充填筒の先端の内径が前記残銑口の出口径よりも大きいことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のマッド充填装置。
(6)前記ガイドチャンネルが、フォークリフトのフォークに係合するフォーク受けを有する枠体に連結されていることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のマッド充填装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の1例を示す模式図である。この例に示されるように、本発明のマッド充填装置は、残銑口11の出口に設けたハッカー受け28に係合させるハッカー29を先端にもつガイドチャンネル21と、ガイドチャンネル21に移動可能に懸架されてガイドチャンネル21の後端側から順に同軸配列(同一軸線上に配列の意)したドリフター17、ピストンロッド22およびマッド充填筒24と、ガイドチャンネル21に支持されてドリフター17の移動を付勢する移動付勢手段30とを有する。
【0011】
ドリフター17は、ピストンロッド22の後端部を把持して軸方向に振動させるものである。移動付勢手段30は、ドリフター17に連結したチェーン30b をスプロケット30c に掛け回してエアモータ30a でチェーン長手方向に走行させるように構成されている。これらガイドチャンネル21、ハッカー29、ドリフター17および移動付勢手段30は、残銑抜き作業に通常用いられる開口機に具わっているのものをそのまま使用することができる。なお、特に限定されないが、装置全体を吊持搬送するのに好都合なように、ガイドチャンネル21には吊手31とこれに連結された吊棒(ハンガーバー)32が設けられている。
【0012】
ピストンロッド22は先端部がピストンヘッド23をなすロッドである。また、マッド充填筒24は、マッド12が充填され、かつ、マッド充填筒24の先端は、残銑口11出口周囲の樋壁に圧着されてマッドを残銑口11内に圧入・充填していくための筒体である。該筒体を樋壁に圧着させるため、本発明では、マッド充填筒24とピストンヘッド23とを一時的に干渉させるストッパ機構を有するものとした。
【0013】
図2は、この一時的に干渉させるストッパ機構の一例であって、この図2で示す一時的に干渉させるストッパ機構とは、ラッチ式のストッパ25で構成したものである。マッド充填筒24の底部外面に設けた軸25b で掛け金25a を回転自在に軸支し、かつ該掛け金25a の自由端部を筒内に出入させるための開口25c を筒胴に設けて構成される。ストッパ25は、掛け金25a の先端部が筒内に入った状態(掛けた状態)でピストンヘッド23が挿入されるのを待つ。この待ちの間、ストッパを掛けた状態を保つには、ピストンヘッド23が掛け金25a に当った時に外れて落下しうる適宜の仮止め具を用いればよい。ピストンヘッド23は掛け金25a に当った後、掛け金25a を介してマッド充填筒24に押し力を及ぼすから、マッド充填筒24の先端が残銑口11出口周囲の樋壁に十分に圧着される。次いで、ドリフター17を少し後退させると、掛け金25c はピストンヘッド23から離れて自重で下向きに回転し筒外に出るので、ストッパ25は外れた状態になる。なお、ピストンヘッド23は、ピストン受け33で支持されているのでピストンヘッド23の後退移動時の位置決め等必要がない。次いで、ドリフター17を起動かつ前進させるとピストンヘッド23は掛け金25a と干渉することなくマッド充填筒24内に装入されているマッド12を残銑口11内に圧入・充填していく。すなわち、ストッパ25はピストンヘッド23と一時的に干渉する。この干渉によりマッド充填筒24が押されてマッド充填筒24の先端を樋壁に圧着させる。
【0014】
また、図3は、一時的に干渉させるストッパ機構の他の例であり、図3(a)はマッド充填筒24の側面図を、図3(b)はマッド充填筒24をピストンヘッド側から見た正面図を示す。図3(a)において、マッド充填筒24にピストン受け33を持つ構成は変わらないがマッド充填筒24の筒体には、図3(b)に示すようにピストンヘッド23側と嵌合する溝52a が形成されている。図4(a)、(b)は、図3に適合するピストンヘッド23を示したもので、図4(a)および図4(b)のピストンヘッド23の正面図および側面図に示すように、ピストンヘッド23の外周には、前記溝52a と嵌合し、筒体の溝52a 形成部分以外とは干渉するストッパ52b が取り付けられている。
【0015】
図3の構成では、まずピストン受け33にピストンヘッド23が載せられ、次いでドリフター17によりピストンヘッド23が前進させられる。マッド充填筒24の筒体とストッパ52b が干渉し、マッド充填筒24を樋壁側(図では左方側)に前進させる。樋壁にマッド充填筒24の先端が圧着された段階でピストンヘッド23を回転させれば、ピストンヘッド23に設けたストッパ52b が筒体に設けた溝52a に嵌り込み、その後ドリフター17を前進させるとピストンヘッド23はマッド充填筒24内を前進することになり、マッド充填筒24内に装入されているマッド12が残銑口11内に圧入・充填されていく。なお、ピストンヘッド23の先端部23a はストッパ52b と干渉する位置までマッド充填筒24内に挿入された状態で前記前進、ピストンヘッド23の回転およびマッド12の圧入・充填操作ができるため、ラッチ式のストッパ25で構成したマッド充填装置と比べると操作性が良くなる。
【0016】
以上説明した上記ピストンロッド22およびマッド充填筒24は前記開孔機には具わっていない。そこで、前記開孔機において、穿孔ロッドに代えてピストンロッド22の後端部をドリフター17に把持させるとともに、マッド12を装入したマッド充填筒24を、連結手段26を介してガイドチャンネル21の先端部に懸架することにより、同開孔機を本発明のマッド充填装置に転換することができる。この連結手段26をガイドチャンネル21に沿って摺動(滑り移動)可能なものとすることで、マッド充填筒24を移動可能に懸架しうる。連結手段26は、摺動可能なものに限らず転動(転がり移動)可能なものでもよいが、構造単純性の観点から前者(摺動可能なもの)の方が好ましい。
【0017】
マッド充填筒24は、後端の開口からピストンヘッド23を挿入されるが、この挿入を円滑に進めるために、後端部に樋状のピストンヘッド受け33を設けたものが好ましい。また、ピストンロッド22は、ドリフター17を介しただけの片持ち懸架状態では、ピストンヘッド23がふらついて搬送ないし配置の際に支障をきたすことがあるから、連結手段27を介してピストンロッド22の適当な長さ部位(例えば重心付近)をガイドチャンネル21に連結するのが好ましい。連結手段27は、ピストンロッド22の移動を妨げないように、連結手段26と同様、摺動可能なものが好ましい。
【0018】
本発明によれば、ドリフター、ピストンロッドおよびマッド充填筒を、同一のガイドチャンネルに懸架して同軸配列させたから、装置が一体化し、スタンプ施工時の軸芯ブレが低減する。装置が一体化したことから、例えば前記比較例では2回必要であった玉掛作業が本発明では1回で済むなど、マッド充填作業の安全性および作業性が向上する。そしてスタンプ施工時の軸芯ブレが低減することからマッド漏れが起こり難くなりマッド充填圧が向上する。
【0019】
また、本発明によれば、マッド充填筒とピストンロッドのピストンヘッドとを一時的に干渉させるストッパ機構、例えば、前記マッド充填筒に設けられたラッチ式のストッパからなるストッパ機構、あるいは、例えば、前記マッド充填筒に設けられた溝と、前記ピストンロッドの外周に設けられ前記溝に嵌合し前記溝以外の筒体部分とは干渉するストッパとからなるストッパ機構をもたせたから、マッド充填筒の圧着を十分確保でき、前記軸芯ブレの低減と相俟って、マッド漏れをより確実に阻止でき、マッド充填圧がさらに向上する。
【0020】
また、本発明では、マッド充填筒24の付け替え作業の効率化の観点から、連結手段26は着脱容易な構造のもの、例えば図5に示すような、開閉自在な押えキー41を用いて構成したものが好ましい。なお、マッド充填筒24にはハンドリング用の取っ手40が付けられている。これによれば、開いた押えキー41の反対側の係合鉤をガイドチャンネル21に掛けて取っ手40を引き上げ(図5(a))、連結手段26の上面をガイドチャンネル21の底面に押し付けたまま押えキー41を回してこれを閉じ、ボルト等で止めて前記係合鉤の対手になる係合鉤を形成する(図5(b)、(c))というごく簡単な作業で迅速に、マッド充填筒24をチャンネルガイド21に摺動可能に懸架することができる。なお、ピストンロッド22にも連結手段27を用いる場合、この連結手段27も、マッド充填筒24の連結手段26と同様、開閉自在な押えキーを用いて構成すればよい。
【0021】
また、残銑口出口周囲の樋壁に対するマッド充填筒の圧着性をさらに良くする観点から、本発明では、筒先端の内径が残銑口の出口径よりも大きいマッド充填筒を用いることが好ましい。より好ましくは、マッド充填筒の内径D1 が残銑口の出口径D0 の1.5 倍以上である。ただし、D1 をあまり大きくしすぎても、圧着性の向上効果が飽和するばかりか装置が無駄に大型化するだけなので、D1 はD0 の2.0 倍以下とするのが好ましい。
【0022】
また、装置の配置作業時に、残銑口とマッド充填筒等との軸芯位置合わせをより容易かつ高精度に行うためには、装置はクレーンよりもフォークリフトで昇降される方が好ましいので、本発明では、例えば図6に示すように、ガイドチャンネル21がフォークリフト50のフォーク51に係合するフォーク受け46を有する枠体45に連結された形態にしたものが好ましい。
【0023】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。ただし、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
実施例1では、従来人手でマッド充填作業を行っていた高炉において、図1、図2、図5、図6に示した形態に構成した本発明装置を用いてマッド充填作業を行うようにした。なお、D0 =100mm (残銑口の孔全長=1100mm)に対してD1 =200mm とした。マッド充填作業手順は次の通りである。
(1) まず、前段階の残銑抜き作業に用いた開孔機をフォークリフト50で残銑口11出口前から引き揚げ、ドリフター17から穿孔ロッドを取り外した後、マッド充填筒24を連結手段26にてガイドチャンネル21に取り付け、その後マッド12を詰めかつストッパ25を掛けた状態にし、さらに、ピストンロッド22をドリフター17にその後端部を取り付けかつ該ロッド長さ方向重心付近を連結手段27にてガイドチャンネル21に取り付ける。これで開孔機がマッド充填装置に転換された。
(2) 次に、マッド充填装置をフォークリフト50で残銑口11出口前に降ろし、ハッカー受け28にハッカー29を掛ける。
(3) 次に、ドリフター17を前進させ、ピストンヘッド23を掛け金25a に当ててマッド充填筒24の先端を残銑口11出口周囲の樋壁に押し付ける。これで十分な圧着力が得られる。
(4) 次に、ドリフター17を少し(掛け金の回転軌跡範囲外の位置まで)後退させる。これで掛け金25a が自重で下方に回転し筒外に出てストッパ25が外れる。
(5) 次に、ドリフター17を起動しかつ前進させると、前後振動しながら前進するピストンヘッド23によりマッド12が残銑口11内に圧入・充填される。すなわちスタンプ施工が実行される。
(6) 上記スタンプ施工の完了後、マッド充填装置をフォークリフト50で残銑口出口前から引き揚げる。なお、ハッカー受け28とマッド充填筒24とは、平面内の位相を相互に違えているので、引き揚げの際に相互干渉することはない。
【0024】
その結果、マッド充填作業の安全性および作業性が向上し、1回あたりの残銑抜き開始からマッド充填終了までの正味作業所要時間(残銑抜け中の待ち時間を除く)は、従来では約70分を要していたものが、約30分へと大幅に短縮した。また、マッド漏れがなく十分な充填圧が確保されたので、従来では毎月3〜5回程度起こっていた残銑口赤熱が、この実施例の実施以降では全く起こらなくなり、そのため混銑による開孔難に遭遇することもなくなって、酸素開孔の必要がなくなった。
〔実施例2〕
実施例2は、実施例1においてストッパ機構を図2に示したラッチ式に代えて図3および図4に示した溝にストッパを嵌合させる方式とした本発明装置を用いてマッド充填作業を行うようにした例である。
【0025】
実施例1と作業手順が異なる部分を中心に説明する。
(1) ドリフター17から穿孔ロッドを取り外した後、マッド充填筒24を連結手段26にてガイドチャンネル21に取り付け、その後、マッド12を詰める。また、ピストンロッド22の後端部をドリフター17に取り付けるとともにピストンロッド22を連結手段27にてガイドチャンネル21に支持させる。なお、このときに、マッド充填筒24のピストン受け33位置に、前記ピストンロッド22のピストンヘッド23を載せ、あるいはさらにピストンヘッド23の先端部23a をマッド充填筒24の後端部に挿入しておく。これで開孔機がマッド充填装置に転換された。
(2) 次に移動させ、ハッカー受け28にハッカー29を掛ける。
(3) ドリフター17を前進させてマッド充填筒24先端が残銑口11出口周囲を囲うように樋壁に押し付け圧着させる。ドリフター17を作動させてピストンロッド22を回転させ、ピストンヘッド23のストッパ52b をマッド充填筒24の溝53a に嵌合させる。なお、樋壁にマッド充填筒24先端を圧着させた状態でピストンヘッド23を回転させることにより、溝52a とストッパ52b との一致点で前記嵌合がなされる。この嵌合はピストンヘッド23の回転(ピストンロッド22の回転)が停止することにより判定できる。
(4) 次にドリフター17による打撃と前進により、ピストンヘッド23を前進させることにより、マッド充填筒24内のマッド12を残銑口11内に圧入・充填する。
【0026】
以降は、実施例1と同様であるが、実施例2では、マッド充填筒24とピストンヘッド23の組み合わせが実施例1に比べ容易であり、操作が容易で作業性が良い利点が生まれた。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、マッド充填作業の安全性および作業性を向上でき、しかもマッド漏れを生じず十分なマッド充填圧を確保できて残銑口赤熱を阻止することができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成の1例を示す模式図である。
【図2】本発明で用いるストッパ機構の1例を示す模式図である。
【図3】本発明で用いるストッパ機構の他の例を示すマッド充填筒側の模式図である。
【図4】本発明で用いるストッパ機構の他の例を示すピストンヘッド側の模式図である。
【図5】本発明で用いるマッド充填筒の連結手段の好適例を示す模式図である。
【図6】フォークリフトで支持可能な本発明実施形態を示す模式図である。
【図7】溶銑滓から溶銑を採取する樋系の例を示す模式図である。
【図8】比較例の装置構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 高炉
2 出銑口
3 溶銑滓
4 出銑樋
5 スキンマーダンパ部
5A スキンマー
6 溶銑
7 溶滓
8 溶銑樋
9 傾注樋
10 トピードカー
11 残銑口
12 マッド
13 ピストン
14 ノズル
15 鋳床クレーン
16 ロッド
17 ドリフター
18 マッドガン
20 残銑樋
21 ガイドチャンネル
22 ピストンロッド
23 ピストンヘッド
23a ピストンヘッドの先端部
24 マッド充填筒
25 ストッパ
25a 掛け金
25b 軸
25c 開口
26 連結手段
27 連結手段
28 ハッカー受け
29 ハッカー
30 移動付勢手段
30a エアモータ
30b チェーン
30c スプロケット
31 吊手
32 吊棒(ハンガーバー)
33 ピストン受け
40 取っ手
41 押えキー
45 枠体
46 フォーク受け
50 フォークリフト
51 フォーク
52a 溝
52b ストッパ

Claims (6)

  1. 残銑口の閉塞に用いるマッド充填装置であって、残銑口出口に設けたハッカー受けに係合させるハッカーを先端にもつガイドチャンネルと、該ガイドチャンネルに移動可能に懸架されて該ガイドチャンネルの後端側から順に同軸配列したドリフター、ピストンロッドおよびマッド充填筒と、前記ガイドチャンネルに支持されて前記ドリフターの移動を付勢する移動付勢手段とを有し、前記ドリフターは前記ピストンロッドの後端部を把持して軸方向に振動あるいは同軸回りに回転させ、前記マッド充填筒には前記ピストンロッドが挿入され、さらに、前記マッド充填筒と前記ピストンロッドのピストンヘッドとを一時的に干渉させるストッパ機構を有することを特徴とするマッド充填装置。
  2. 前記ストッパ機構が、前記マッド充填筒に設けられたラッチ式のストッパからなることを特徴とする請求項1に記載のマッド充填装置。
  3. 前記ストッパ機構が、前記マッド充填筒に設けられた溝と、前記ピストンロッドの外周に設けられ前記溝に嵌合し前記溝以外の筒体部分とは干渉するストッパとからなることを特徴とする請求項1に記載のマッド充填装置。
  4. 前記マッド充填筒あるいはさらに前記ピストンロッドが、開閉自在な押えキーを用いた連結手段を介して前記ガイドチャンネルに懸架されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッド充填装置。
  5. 前記マッド充填筒の先端の内径が前記残銑口の出口径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッド充填装置。
  6. 前記ガイドチャンネルが、フォークリフトのフォークに係合するフォーク受けを有する枠体に連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッド充填装置。
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