[go: up one dir, main page]

JP2004262831A - 芳香族ウレタン溶液の保存方法 - Google Patents

芳香族ウレタン溶液の保存方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004262831A
JP2004262831A JP2003054727A JP2003054727A JP2004262831A JP 2004262831 A JP2004262831 A JP 2004262831A JP 2003054727 A JP2003054727 A JP 2003054727A JP 2003054727 A JP2003054727 A JP 2003054727A JP 2004262831 A JP2004262831 A JP 2004262831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
solution
concentration
urethane compound
toluene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003054727A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Aso
真次 麻生
Takeshi Noguchi
武 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2003054727A priority Critical patent/JP2004262831A/ja
Publication of JP2004262831A publication Critical patent/JP2004262831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】これまでウレタン化合物を溶液状態で長期間安定に保存する方法はなかった。一般にウレタン化合物はイソシアネート化合物に比較すると相対的に安定ではあるが、溶媒に溶解した溶液状態で保管すると、自己重合や分解を起こし易い性質がある。本発明の目的は、ウレタン化合物を溶液状態で長期間にわたり安定に保管する方法を提供することである。
【解決手段】ウレタン化合物溶液の溶媒に1,4−ジオキサンを使用する。
【効果】本発明の方法によればウレタン化合物を溶液状態で長時間安定に保管することができる。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は溶液状態におけるウレタン化合物の分解を抑制し、長時間安定に保管する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イソシアネートは第一級アミンとホスゲンの反応により製造されているが、この方法は猛毒性のホスゲンを使用すること、腐食性の塩化水素ガスが副生することなどの欠点を有しており、ホスゲンを使用しないイソシアネートの工業的製法の確立が強く求められている。
【0003】
ウレタン化合物は、熱分解反応によりイソシアネート化合物とヒドロキシル化合物に分解されることが公知であり、イソシアネート化合物の原料として非常に重要な物質である。特に、工業的に重要な芳香族イソシアネートは、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)およびトルエンジイソシアネート(TDI)等であり、これら芳香族イソシアネートの製造原料として、4,4’−メチレンジフェニルジウレタンおよび2,4−トルエンジウレタン等が特に工業的に重要なウレタン化合物である。
【0004】
イソシアネート化合物の安定剤としては種々の化合物が提案されている。代表的な安定剤としては、トリフェニルホスファイト等の亜リン酸エステル類(特公昭45−33438号、特公昭49−75505号)、フェノール、メタクレゾール、2,6−ジタ−シャリブチル−p−クレゾール等のフェノール類(特開平5−78304号、特開昭51−48619号、米国特許第3,715,381号)、ベンズアミド、p−トルエンスルホンアミド等の酸アミド類(特公昭45−7044号)が知られている。この他にも有機アミン類(特開昭50−101344号)、アシルイソシアネート化合物(特開昭48−3825号)、酸クロリド(特開昭63−179917号)等、多数の安定剤が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでウレタン化合物を溶液状態で長期間安定に保存する方法はなかった。一般にウレタン化合物はイソシアネート化合物に比較すると相対的に安定ではあるが、溶媒に溶解した溶液状態で保管すると、自己重合や分解を起こし易い性質がある。本発明の目的は、ウレタン化合物を溶液状態で長期間にわたり安定に保管する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の如きウレタン化合物を溶液として取り扱う際に、長期間にわたり安定に保管することが可能な方法を鋭意検討した結果、溶媒にジオキサンを使用することで目的が達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、ウレタン化合物を溶解する溶媒として1,4−ジオキサンを使用することを特徴とするウレタン化合物溶液の保存方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明ではウレタン化合物を含有する溶液の溶媒として1,4−ジオキサンを使用する。
ウレタン化合物の製造方法としては、例えばイソシアネート化合物とヒドロキシル化合物から合成する方法、一酸化炭素とヒドロキシル化合物及びニトロ化合物またはアミンから還元カルボニル化法や酸化カルボニル化法により合成する方法、尿素とヒドロキシル化合物及びアミンから合成する方法、有機炭酸エステルとアミンから合成する方法が挙げられる。本発明の溶媒はこれらのいずれの方法によって得られるウレタン化合物に対しても好適に使用できる。
【0008】
本発明におけるウレタン化合物は分子中に少なくとも1個以上の(置換)アルコキシカルボニルアミノ基もしくは、(置換)フェノキシカルボニルアミノ基を有するものであり、その具体例としては、メトキシカルボニルアミノベンゼン、エトキシカルボニルアミノベンゼン、フェノキシカルボニルアミノベンゼン等のモノウレタン化合物;1,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)ブタン、1,4−ビス(エトキシカルボニルアミノ)ブタン、1,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)ブタン、1,6−ビス(メトキシカルボニルアミノ)ヘキサン、1,6−ビス(エトキシカルボニルアミノ)ヘキサン、1,6−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)ヘキサン、ビス(メトキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサン、ビス(エトキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサン、ビス(フェノキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサン、ビス(メトキシカルボニルアミノシクロヘキシル)メタン、ビス(エトキシカルボニルアミノシクロヘキシル)メタン、ビス(フェノキシカルボニルアミノシクロヘキシル)メタン、ビス(メトキシカルボニルアミノメチル)ベンゼン、ビス(エトキシカルボニルアミノメチル)ベンゼン、ビス(フェノキシカルボニルアミノメチル)ベンゼンなどの脂肪族ポリウレタン化合物;ビス(メトキシカルボニルアミノ)ベンゼン、ビス(エトキシカルボニルアミノ)ベンゼン、ビス(フェノキシカルボニルアミノ)ベンゼン、ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエン、ビス(エトキシカルボニルアミノ)トルエン、ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエン、ビス(メトキシカルボニルアミノフェニル)メタン、ビス(エトキシカルボニルアミノフェニル)メタン、ビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタン、ビス(メトキシカルボニルアミノ)ナフタレン、ビス(エトキシカルボニルアミノ)ナフタレン、ビス(フェノキシカルボニルアミノ)ナフタレンなどの芳香族ポリウレタン化合物が挙げられる。
【0009】
本発明における方法には、イソシアネートの公知の安定剤、例えばフェノール、2,6−ジタシャリ−ブチル−p−クレゾール等の酸化防止剤を併用することもできる。
本発明のウレタン含有溶液は経時変化による着色および自己分解や重合による純度の低下に対して優れた保存安定性を示す。本発明のウレタン溶液は、特に安定性の乏しい芳香族フェニルウレタンに対して有効である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0011】
[実施例1]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.2%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で48時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.2%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0012】
[実施例2]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.2%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で10日間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.2%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0013】
[実施例3]
2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを5.1wt%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で24時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.0%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0014】
[実施例4]
2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを5.1wt%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で10日間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.1%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0015】
[実施例5]
ビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを5.3%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で24時間経過後に同溶液中に含有されるビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.3%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0016】
[実施例6]
ビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを5.3%の濃度で含有する1,4−ジオキサン溶液を調製した。室温で10日間経過後に同溶液中に含有されるビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は5.2%であり、分解や重合に伴なう濃度低下は認められなかった。
【0017】
[比較例1]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.3%の濃度で含有するジメチルスルホキサイド(DMSO)溶液を調製した。室温で48時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は4.9%に低下していた。
【0018】
[比較例2]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.3%の濃度で含有するジメチルスルホキサイド(DMSO)溶液を調製した。室温で10日間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は3.5%に低下していた。
【0019】
[比較例3]
2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを4.9%の濃度で含有するジメチルスルホキサイド(DMSO)溶液を調製した。室温で24時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は0.9%に低下していた。
【0020】
[比較例4]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.1wt%の濃度で含有するN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を調製した。室温で48時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は4.8%に低下していた。
【0021】
[比較例5]
2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを5.1wt%の濃度で含有するN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を調製した。室温で10日間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(メトキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は3.9%に低下していた。
【0022】
[比較例6]
2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを5.0wt%の濃度で含有するN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を調製した。室温で48時間経過後に同溶液中に含有される2,4−ビス(フェノキシカルボニルアミノ)トルエンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は1.8%に低下していた。
【0023】
[比較例7]
ビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを5.2%の濃度で含有するジメチルスルホキサイド(DMSO)溶液を調製した。室温で24時間経過後に同溶液中に含有されるビス(フェノキシカルボニルアミノフェニル)メタンを液体クロマトグラフィーで定量したところ、濃度は1.3%に低下していた。
【0024】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本発明の方法によればウレタン化合物を溶液状態で長時間安定に保管することができる。

Claims (3)

  1. ウレタン化合物を溶解する溶媒として1,4−ジオキサンを使用することを特徴とするウレタン化合物溶液の保存方法。
  2. ウレタン化合物が芳香族ウレタン化合物である請求項1記載の方法。
  3. ウレタン化合物が芳香族フェニルウレタン化合物である請求項1記載の方法。
JP2003054727A 2003-02-28 2003-02-28 芳香族ウレタン溶液の保存方法 Pending JP2004262831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003054727A JP2004262831A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 芳香族ウレタン溶液の保存方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003054727A JP2004262831A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 芳香族ウレタン溶液の保存方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004262831A true JP2004262831A (ja) 2004-09-24

Family

ID=33118978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003054727A Pending JP2004262831A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 芳香族ウレタン溶液の保存方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004262831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120645A1 (ja) 2007-03-30 2008-10-09 Asahi Kasei Chemicals Corporation カルバミン酸エステルおよび芳香族ヒドロキシ化合物を含む組成物を用いるイソシアネートの製造方法、ならびにカルバミン酸エステル移送用および貯蔵用組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120645A1 (ja) 2007-03-30 2008-10-09 Asahi Kasei Chemicals Corporation カルバミン酸エステルおよび芳香族ヒドロキシ化合物を含む組成物を用いるイソシアネートの製造方法、ならびにカルバミン酸エステル移送用および貯蔵用組成物
US9056819B2 (en) 2007-03-30 2015-06-16 Asahi Kasei Chemicals Corporation Isocyanate production process using composition containing carbamic acid ester and aromatic hydroxy compound, and composition for transfer and storage of carbamic acid ester
US9637445B2 (en) 2007-03-30 2017-05-02 Asahi Kasei Chemicals Corporation Isocyanate production process using composition containing carbamic acid ester and aromatic hydroxy compound, and composition for transfer and storage of carbamic acid ester

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2724634C (en) N-substituted carbamic acid ester production method and isocyanate production method using the n-substituted carbamic acid ester
KR102548305B1 (ko) 화학 반응을 위한 염화수소를 제공하는 방법
ES2965964T3 (es) Procedimiento de preparación de diisocianatos de xilileno XDI
US3799963A (en) Purification of isocyanates reducing the hydrolyzable chlorine and acid content
PT2155655E (pt) Processo de preparação de misturas de diisocianatos de difenilmetano e de poliisocianatos de polifenilpolimetileno
JP2012532909A (ja) 明色ジフェニルメタンイソシアネート類の製造方法
JP6174687B2 (ja) 新規なカルボジイミド含有組成物、その合成方法、及びその使用
CN101817763B (zh) 一种制备二甲基苯基异氰酸酯的方法
JPH0114218B2 (ja)
US4236016A (en) Process for the preparation of urethanes
TWI443080B (zh) 利用二芳基碳酸酯製造芳基胺基甲酸酯、異氰酸鹽及聚脲之方法
JP2004262831A (ja) 芳香族ウレタン溶液の保存方法
US4786751A (en) Dissocyanates, diisocyanate mixtures and a process for their production
KR20010042135A (ko) 유기 폴리이소시아네이트의 안정화
US4230876A (en) Process for the preparation of urethanes
US4490551A (en) Process for the production of urethanes
US4603189A (en) Triisocyanates and a process for their preparation
US4318861A (en) Stabilized diphenylmethane diisocyanate-polymethylene polyphenyl isocyanate compositions
JP2004262834A (ja) 芳香族ウレタン化合物の製造方法
US3461151A (en) Urethane containing isocyanates
US4320069A (en) Oxazoline stabilized diphenylmethane diisocyanate-polymethylene polyphenyl isocyanate compositions
JP2008518983A (ja) ポリイソシアネートの製造方法
ES2938995T3 (es) Método para convertir monoisocianatos en ureas
US20240368335A1 (en) Process for preparing at least one polyisocyanate
JPH11246508A (ja) イソシアネート化合物の安定化方法および組成物