JP2004248444A - ブラシレスモータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動式パワーステアリング装置等を構成するブラシレスモータにおいて、駆動制御回路と電源とのあいだの電源切換え手段と、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるに、信頼性を高めながらコンパクト可を果せるようにする。
【解決手段】駆動制御回路10に接続される第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aとなる第一、第二、第三可動端子22、23、24を、一つのリレーコイル19で変位させる構成とし、これら第一、第二、第三可動端子22、23、24とリレーコイル19とをリレーユニット14に組込み、これを、第一、第二、第三固定端子27、28、29が設けられた制御ボックス19に組込む構成とする。
【選択図】 図3
【解決手段】駆動制御回路10に接続される第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aとなる第一、第二、第三可動端子22、23、24を、一つのリレーコイル19で変位させる構成とし、これら第一、第二、第三可動端子22、23、24とリレーコイル19とをリレーユニット14に組込み、これを、第一、第二、第三固定端子27、28、29が設けられた制御ボックス19に組込む構成とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボット制御、送風用のファン装置、そして、車両のハンドル操作力を軽減する電動式パワーステアリング装置等として用いられるブラシレスモータの制御装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のハンドル操作(ステアリング操作)を軽減するべくステアリング機構に連動連結されるパワーステアリング装置のなかには、電動モータを駆動源とするものがあるが、このような電動モータとして、フリクションが小さいこと、小径化されてイナーシャを小さくできること、トルクロスが少ないこと、さらには、制御性が向上すること等の理由から、ブラシレスモータを用いることが提唱されている。このようなブラシレスモータは、例えばヨーク内周面に固定される複数の駆動コイルと、これら駆動コイルへの電源供給を制御する駆動制御回路とを備えて構成され、該駆動制御回路からの電源供給に基づく各駆動コイルの励磁に基づいて、永久磁石を備えて構成された回転子が回転駆動するように構成されている。この場合に、前記駆動制御回路は、外部から供給される電源とブラシレスモータ内に配される駆動コイルとのあいだに配線され、ブラシレスモータに一体的に設けられる制御ボックス内に配設されている。一方、駆動制御回路は、各駆動コイルへの電源供給を選択的に切換えるための複数のスイッチング素子(トランジスタスイッチであって、例えばFET:電解効果トランジスタ)を備え、該各スイッチング素子を、制御ボックス内に設けられるマイクロプロセッサ等で構成された制御部からの制御指令に基づいて切換えるように構成されている。因みに、制御部は、ステアリングコラムに配されるトルク検知センサからの信号、モータの回転子に配される位置検知センサからの信号等、各種検知信号が入力され、これら各信号の入力に伴い、対応する制御指令を各スイッチング素子に対して出力するように構成されている。
そして、このように構成される電動式パワーステアリング装置に何らかの異常が生じたような場合では、電動式パワーステアリング装置をステアリングコラムの作動に対して非作動状態にすることが求められる。そこで従来、電源と駆動制御回路とのあいだに電源切換え手段(切換えスイッチ)を設け、何らかの異常の検知に伴い電源切換え手段をOFF作動(開成)させることにより、ブラシレスモータを非作動とすることが提唱される。しかるに、このものにおいて、スイッチング素子に異常が生じて短絡したような場合では、該駆動制御回路と任意の駆動コイルとのあいだに閉回路が形成されることがある。このような場合に、外力の作用、即ち、ステアリングコラムを回転させると、ブラシレスモータの回転子が回転して各駆動コイルに電流が生じ(流れ)、ブラシレスモータが発電機として作動するようになる。このようになると、ステアリングコラムに対し、要求される補助力としての回転方向とは反対の方向の回転力、即ち、ハンドルコラムに対して負荷となる力が作用してハンドル操作が事実上できなくなるという問題がある。
このため、前記駆動制御回路に前記電源切換え手段を設けるとともに、駆動制御回路の少なくとも一つの駆動コイルへの回路に駆動コイル切換え手段を設け、電動式パワーステアリング装置に何らかの異常が検知された場合では、前記電源切換え手段とともに駆動コイル切換え手段をOFF作動(開成)するように構成することが提唱されており(例えば、特許文献1参照。)、これによって、何らかの異常時において、各駆動コイルに電流が流れるようなことをなくし、電動式パワーステアリング装置(ブラシレスモータM)が完全に非作動状態となるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特表2000−500102号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のものは、電源切換え手段と駆動コイル切換え手段とが、それぞれ別個に構成されている。そして、駆動コイル切換え手段についてはリレーボックス内に配設されており、その構成は、ソリッドステート型リレーを用いて構成され、リレーのスイッチ接点は、三つの駆動コイルへの回路のうち二つの回路に接続されており、故障の発生に伴いリレーコイルが励磁されることにより両スイッチ接点を開成するようにしている。しかるに、電源切換え手段の具体的な構成については何ら記載がないが、前述したように電源切換え手段を開成させるには、制御ボックス内に電源切換え手段用の別途切換え手段(例えばリレー)を設ける必要があって制御ボックスが大型化してしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
さらには、従来の切換え手段はソリッドステート型のリレーを用いているが、ソリッドステート型のものはメカ式のリレーに比べて小型化の観点においては優れるが、高電圧、大電流が印加されたような場合にはメカ式のものに比して破損されやすいという問題がある。このため、電動式パワーステアリング装置のように高出力の装置に用いる場合では信頼性に問題があり、信頼性を確保したうえでの小型化が強く望まれ、ここにも本発明が解決すべき課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の駆動コイルを、駆動制御回路を用いた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段は、駆動制御回路の異常の検知に基づいて一体に遮断されるように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、ブラシレスモータの電源供給を遮断することと、各コイル同志のあいだに流れる電流を遮断することとを同時的に行うことができる。
このものにおいて、本発明の電源切換え手段と駆動コイル切換え手段とは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い接点切換えするスイッチ接点とを備えたリレーユニットに構成されているものとすることができ、このようにすることによって、制御装置の小型化を果すことができる。
さらに、このものにおいて、本発明のリレーユニットは、一つのリレーコイルの励磁に伴い、各切換え手段に対応する複数のスイッチ接点の接点切換えをするように構成されているものとすることができ、このようにすることによって、信頼性の高い制御装置にすることができ、しかも、コンパクト化を果すことができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明のブラシレスモータは、パワーステアリング装置を構成することを特徴とし、このようにすることによって、異常時にハンドル操作が重くなってしまうような不具合を無くすことができる。
また、本発明は、複数の駆動コイルを、駆動制御回路を備えた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段を、駆動制御回路が収容される収容部に組込まれるリレーユニットとし、該リレーユニットは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い切換え作動をする複数のスイッチ接点とを備え、駆動制御回路の異常の検知に基づくリレーコイルの切換えで、各スイッチ接点を一体に切換え作動させるように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、制御装置の組込みを簡略化でき、しかも、信頼性の高いものでありながらコンパクト化された制御装置を提供することができる。
さらに、このものにおいて、本発明のスイッチ接点を構成する可動接点はリレーユニット側に設けられ、固定接点は収容部側に設けられているものとすることができ、このようにすることにより、制御装置のさらなるコンパクト化を計ることができる。
また、このものにおいて、本発明のリレーユニット可動接点の駆動制御回路側への接続は、収容部側に設けられる固定端子との接続でなされ、これら可動接点と固定端子との接続のうち、少なくとも一つの接続は弾圧状の接触に構成され、リレーユニットの組込み調整ができるように構成されているものとすることができ、このようにすることにより、リレーユニットの制御装置への組込みを位置決め状に行えるとともに、電気的な接続を良好に維持することができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明の可動接点と固定端子との接続は、U字状に折返し形成された接触片を介してなされているものとすることができ、このようにすることにより、弾圧状の接触を効果的に実施することができる。
さらに、このものにおいて、本発明のブラシレスモータは、パワーステアリング装置を構成することを特徴とし、このようにすることによって、異常時にハンドル操作が重くなってしまうような不具合を無くすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例について図面に基づいて説明する。
図面において、1は電動式パワーステアリング装置を構成するパワーステアリング用モータであって、該パワーステアリング用モータ1はモータ部Mと制御部Cとが一体的に構成されたブラシレスモータとなっており、前記モータ部Mを構成する有底筒状のヨーク2内周面には、三相の駆動コイル3が一体的に設けられている。さらに、前記ヨーク2の筒底には軸受部2aが形成され、回転子4を構成する回転軸4aの一端部を回動自在に軸承しているが、前記回転子4は、外周に複数対永久磁石5が一体的に固着されており、該永久磁石5外周面と前記駆動コイル3内周面とが近接対向状に配設されている。前記ヨーク2の開口端部はフロントブラケット6により覆蓋されており、該フロントブラケット6には軸受部6aが形成され、該軸受け部6aに、前記回転軸4aの他端部が回動自在に軸承されている。そして、回転軸4aのフロントブラケット6から外部に突出する突出先端部には、図示しないジョイント部が設けられ、ステアリングコラムに連動連結されるように設定されている。
尚、7はフロントブラケット6に設けられた位置検知センサ(例えば複数のホール素子)であって、該位置センサ7は、回転子4側に設けた被検知物(図示せず:例えばセンサマグネット)の検知に基づいて回転子4の位置を検知するように設定されている。
【0007】
8は、モータ部Mと制御部Cとを一体化するための取付けブラケットであって、該取付けブラケット8は、筒状のジョイント部8aがヨーク2外周に固定され、該ジョイント部8aの一方側(上側)に本体部8bが一体形成され、該本体部8bに、本発明の制御装置を構成する制御ボックス9が一体的に固定されており、前記制御装置によって駆動コイル3への電源供給が制御され、これによって、モータ部Mの駆動制御がなされている。
前記制御ボックス9は、絶縁性の樹脂材で一体形成されており、四周枠9aと、四周枠9aにより形成される空間を上下方向(ボックス深さ方向)に仕切る仕切り板9bと、四周枠9aの一端側の側面から外方に突出形成される一対の第一、第二カプラ9c、9dとを備えて形成されている。そして、図1において、制御ボックス仕切り板9bの下方側半部には、各駆動コイル3に電源供給をしてモータ部Mを回転制御するための駆動制御回路10を構成する複数の端子10a、コンデンサ11、CPUを備えたCP制御部12等の各種制御部品が設けられている。また、制御ボックス仕切り板9bの上方側半部には貫通孔Hが開設されており、ここに、本発明が実施されたリレーユニット14が配設されている。そして、これら制御部品は、仕切り板9bの外方(上方)に仕切り板9bと対向状の基板13を配設することにより、適宜必要な配線がなされるように設定されている。
尚、前記第一カプラ部9cは外部電源接続用として、第二カプラ9dは、前記フロントブラケット6に設けた位置検知センサ7や、図示しないステアリングコラムに設けられたトルク検知センサ13からの検知信号等をCP制御部12に入力するためのものとしてそれぞれ構成されている。
【0008】
つぎに、制御ボックス9に収容される駆動制御回路10と、CP制御部12に基づく駆動制御回路10等の制御構成について、図3のブロック回路図を用いて説明する。
前記CP制御部12にはゲート回路12aを介して駆動制御回路10が接続されている。該駆動制御回路は、A、B、Cの各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)がスター点Pを介して並列接続される三相ブリッジ回路10bと、電源Bに対して並列接続するトランジスタスイッチ(例えばFET:電界効果トランジスタ)T1、T2、T3を介して前記三相ブリッジ回路10bの各駆動コイル3の回路に接続配線される電源側スイッチ回路10cと、グラウンドGに対し並列接続するトランジスタスイッチT4、T5、T6を介して前記三相ブリッジ回路10aの各駆動コイル3の回路に接続配線されるグラウンド側スイッチ回路10dとを備えて構成されている。
尚、15は、グラウンド側スイッチ回路10dとグラウンドGとのあいだに直列接続される電流検知センサであって、該電流検知センサ15は検知信号をCP制御部12に入力するように設定されている。
【0009】
そして、CP制御部12は、前記位置検知センサ7、トルク検知センサ13、電流検知センサ15等からの検知信号に基づいて、電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT1、T2、T3と、グラウンド側スイッチ回路10dのトランジスタスイッチT4、T5、T6とをそれぞれ開閉制御するように設定されている。つまり、CP制御部12は、各検知センサ7、2、15からの検知信号に対応する制御指令を、適宜トランジスタスイッチT1、T2、T3、T4、T5、T6に対してゲート回路12aを介して出力し、これによって、対応する駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電源供給して励磁せしめ、ブラシレスモータMを所望の回転方向、かつ、要求される回転速度に回転制御するように設定されている。
【0010】
また、本発明が実施された駆動制御回路10には、電源Bと各トランジスタスイッチT1、T2、T3とのあいだの配線に、駆動制御回路10への電源を遮断するための第一スイッチ接点(本発明の電源切換え手段に相当する)16が直列接続されており、これによって、該第一スイッチ接点16が開成することにより、駆動制御回路10への電源供給を遮断するように設定されている。さらに、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)のうち、A駆動コイル(3−A)と電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT1とのあいだの配線、そして、B駆動コイル(3−B)と電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT2とのあいだの配線には、それぞれ第二、第三スイッチ接点(本発明の駆動コイル切換え手段に相当する)17、18が直列接続されており、これによって、これら第二、第三スイッチ接点17、18を開成させることで、駆動制御回路10内に生じる閉回路を遮断できるように設定されており、これによって、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電流が流れない(生じない)ように構成されている。
【0011】
さらに、CP制御部12にはリレーコイル19が接続されており、CP制御部12からの制御指令に伴いリレーコイル19を励磁−非励磁の各状態に切換えるように設定されている。
そして、CP制御部12は、通常の作動状態である場合に、リレーコイル19を励磁して各スイッチ接点16、17、18を閉成させる制御指令をゲート回路12aを介して出力するように設定されている。一方、CP制御部12は、電流検知センサ15等の検知信号に基づいて駆動制御回路10に何らかの異常があることを検知した場合では、リレーコイル19を非励磁状態とする制御指令をリレー駆動回路12bを介して出力し、これによって、各スイッチ接点16、17、18を開成させるように設定されている。
【0012】
さて、本実施の形態では、前記リレーユニット14に、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を構成する可動接点16a、17a、18aと、これら三つのスイッチ接点16、17、18を一体にON−OFF切換えするためのリレーコイル19とが組込まれており、該組込まれたリレーユニット14を制御ボックス9内に組込むことにより駆動制御回路10に配線接続がなされ、リレーコイル19の励磁に伴い、各可動接点16a、17a、18aが一体に切換え作動するように構成されている。
【0013】
即ち、前記リレーユニット14を構成する平板状のベースプレート14aは金属材で形成されており、制御ボックス9への組込み状態において、ベースプレート14a板面と仕切り板9b板面とが平行関係となる状態で配されている。そして、ベースプレート14aの一側縁には内方(図1、図4において下方)に向けて折曲された取付け片14bが形成されており、該取付け片14bに、ベースプレート14aの内方に位置して配設されるリレーコイル19のコイル9aが巻装されるコイルボビン一端側のフランジ部19bが一体的に固定されている。尚、コイルボビンは絶縁性樹脂材で形成されており、一端側フランジ部19bの左右縁には、取付け片14bの左右縁よりも左右方向に突出する突出部19cが形成されている。
さらに、前記リレーコイル19は、コイルボビン軸芯に位置して鉄心19dが固着されており、該鉄心19dは、リレーコイル19を励磁することに伴い磁化するように設定され、前記鉄心19dの他端部は、コイルボビン他端側のフランジ部19eから他端側に向けて突出して該突出端部が外部に露出するように構成されている。
【0014】
一方、21は強磁性金属材で構成される可動プレートであって、該可動プレート21は、ベースプレート14aの外方に所定間隙を存して対向する接点取付け片21aと、該接点取付け片21aの他端縁から下方に向けて折曲し、前記他端側フランジ部19eから突出するリレーコイル鉄心19dの先端部に近接対向する作動片21bとを備えたL字形に形成されている。そして、可動プレート21は、作動片21bに形成した左右一対の凹部21cに、前記ベースプレート14a他端側に形成された左右一対の凸片14cを係合することによって、該係合部Xを支点として、接点取付け片21aの板面がベースプレート14aから離接し、かつ、作動片21bがリレーコイル鉄心19dに離接する揺動が可能となるように構成され、このようにして、ベースプレート14aと可動プレート21とが組込まれている。
そして、可動プレート21の接点取付け片21a先端部には、接点取付け片21aを内外方向から挟持する状態で絶縁性樹脂材による内、外側絶縁体21d、21eが固定されており、前記外側絶縁体21eに、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aを構成する第一、第二、第三可動端子22、23、24が、板面を各プレート14a、21に平行となる関係で絶縁状に植設されている。そして、これら第一、第二、第三可動端子22、23、24の一端側に延出する延出接点部22a、23a、24aが、前記駆動制御回路10における可動接点16a、17a、18aに相当するように設定されている。
【0015】
さらに、ベースプレート14aと可動プレート21とのあいだには弾機25が弾装されており、可動プレート21の作動片21bをリレーコイル鉄心19dから離間させる方向に付勢した状態で姿勢保持するように設定されている。この付勢状態において、可動プレート21は、接点取付け片21cの内側絶縁体21dから内側に向けて突設した突起片21fとベースプレート14a外側面とが当接しているとともに、作動片21bと鉄心19d突出端部とのあいだに所定間隙Sを存する非励磁姿勢(リレーユニット14の非励磁姿勢)となるように設定されている。そして、後述するように、リレーコイル鉄心19dが励磁されて、可動プレート作動片21bが弾機25の付勢力に抗してリレーコイル鉄心19d側に引きつけられた(吸引された)場合では、接点取付け片21bがベースプレート14aから離間する方向に変位する励磁姿勢(リレーユニット14の励磁姿勢)に変姿するように設定されている。
一方、外側絶縁体21eから他端側に延出する前記第一、第三端子22、24の他端側延出先端部22b、24bにはU字状に折返され、弾性変形自在に構成された可撓性の接触片部(本発明の接触片)22c、24cが接続されている。また、26は一対の接続端子であって、これら接続端子26は、絶縁性樹脂材で構成される一端側フランジ部19aに一体形成された左右一対の突出部19bにそれぞれ植設されて上方に突出しており、これら一対の接続端子26に、コイルボビンに巻装されたコイル19cの巻始め端と巻終り端とがそれぞれ接続されている。
【0016】
これに対し、制御ボックス仕切り板9bの左側部に形成された貫通孔Hの一端側縁部(第二カプラ9d側)には、第一、第二、第三固定端子27、28、29が設けられるが、これら第一、第二、第三固定端子27、28、29は、貫通孔Hに組込まれるリレーユニット14における第一、第二、第三可動端子22、23、24一端側の延出接点部22a、23a、24aに対向する位置関係で配設されている。これら第一、第二、第三固定端子27、28、29は、駆動制御回路10の第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bに相当しており、基板13を介して駆動制御回路10の対応箇所に接続配線されている。
一方、貫通孔Hの他端側縁部には、リレーユニット14の第一、第三端子22、24に接続されたU字状の接触片部22c、24cに弾圧状に接触して電気的な接続をするための第一、第三固定端子30、31が固定されているとともに、第二端子23の他端側延出端部23bに対し弾圧状に接触して電気的な接続をするためU字状に折返し形成された接触片部32aを備えた第二固定端子32が固定されている。そして、これら第一、第二、第三固定端子30、31、32は、基板13を介して駆動制御回路10の対応箇所に接続配線されている。
【0017】
このように構成されるリレーユニット14は、予め制御ボックス9に対して内側から組込まれ、前記基板13を組込むことにより必要な配線がなされた状態となるように設定されており、前記組込み状態の制御ボックス9を、リレーコイル19配設側がヨーク2外周側(内側であって、図1において下側)になるような状態とし、ブラシレスモータM側との必要な配線をした後、ブラシレスモータMのヨーク2に固定されるように設定されている。
【0018】
つまり、このようにモータ部Mと制御部Cとが組込まれた状態において、リレーユニット14は、リレーコイル19のコイル19c端部が接続される接続端子26が、制御ボックス9側に並列状に配設された第一、第二、第三固定端子27、28、29の左右両側の空隙部に差し込まれており、該接続端子26は、基板13を介して制御ボックス9内のリレー駆動回路12bに接続されている。また、第一、第三可動端子22、24に連結された接触片部22c、24cは、貫通孔H他端側の第一、第三固定端子30、31に弾圧状に接触し、第二可動端子23の他端側延出端部23bは、第二固定端子32に連結された接触片部32cに弾圧状に接触し、これによって、第一、第二、第三可動端子22、23、24と、制御ボックス9側の第一、第二、第三固定端子30、32、31とがそれぞれ電気的な接続がなされるように構成されている。
さらに、第一、第二、第三可動端子22、23、24の延出接点部(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aに相当)22a、23a、24aは、リレーユニット14の非励磁姿勢において貫通孔H一端側の第一、第二、第三固定端子(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bに相当)27、28、29と近接対向する状態で離間しており、リレーユニット14の励磁姿勢になることに伴い、第一、第二、第三固定端子27、28、29と当接(接触)する位置関係で配設されている。
ここで、リレーユニット14は、電気的な接続状態を良好に維持するために制御ボックス貫通孔Hに位置決めされた状態で組込まれることが不可欠となるが、本実施の形態では、第一、第三可動端子22、24の接触片部22c、24cと第一、第三固定端子30、31、そして、第二可動端子23の他端側延出端部23bと第二固定端子32に連結された接触片部32cとが弾圧状に接触する構成となっている。このため、リレーユニット14は、貫通孔Hに対し接触方向の位置決めがなされ、かつ、確実な電気的な接触がなされた状態でセットされるように配慮されている。
【0019】
そして、このものにおいて、CP制御部12の制御指令が出力され、リレーコイル19を励磁状態とした場合では、所定間隙Sを存して位置する可動プレート作動片21bをリレーコイル鉄心19d側に変位するリレーユニット14の励磁姿勢となっており、可動プレート接点取付け片21aはベースプレート14aから離間する方向に変位しており、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと第一、第二、第三固定端子27、28、29とが接触(当接)して、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を閉成状態とするように設定されている。一方、CP制御部12の制御指令に基づいてリレーコイル19を非励磁状態とした場合では、前述したように、リレーユニット14の非励磁姿勢となっており、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと、第一、第二、第三固定端子27、28、29とのあいだが離間して、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を開成状態とするように設定されている。
ここで、リレーユニット14は、コイルボビン両フランジ部19a、19eの内側縁部(取付けブラケット本体部8b側縁部)に対して突当て状に設けられるカバー体14dを取付けブラケット本体部8b側に固定することにより、内外方向の位置決め(第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aの移動方向の位置決め)がなされた状態で支持されており、この状態において、リレーユニット14が非励磁姿勢となったとき、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと、第一、第二、第三固定端子27、28、29とが離間する位置関係となり、該姿勢を維持するように設定されている。
【0020】
そして、前述したように、本実施の形態では、パワーステアリング用モータ1が通常の駆動状態であって、駆動制御回路10が正常な状態である場合には、CP制御部12は、リレーコイル19を励磁状態として第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を閉成させるように制御しており、この状態では、A、B、Cの各駆動コイル3に電源供給がなされて回転子4が回転し、ステアリングコラムに対して必要な補助力を発揮するように設定されている。これに対し、CP制御部12が駆動制御回路10における何らかの異常を検知した場合では、CP制御部12は、リレーコイル19の励磁を直ちに停止して第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を開成させ、駆動制御回路10への電源供給を遮断するとともに、各駆動コイル3に電流が流れることも規制して、パワーステアリング用モータ1(ブラシレスモータ)を非作動状態とするように設定されている。
【0021】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、パワーステアリング用モータ1は、駆動制御回路10に、電源Bから遮断するための第一スイッチ接点(電源切換え手段)16と、A、Bの駆動コイル(3−A)、(3−B)への回路を遮断して、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電流が流れることを禁止する第二、第三スイッチ接点(駆動コイル切換え手段)17、18とが設けられている。このため、パワーステアリング用モータ1に何らかの異常が生じた場合に、これらのスイッチ接点16、17、18が一体に開成して非作動状態とすることができ、ステアリングコラムが動かなくなってしまうような不具合を生じることがない。
そのうえ、前記第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18は、一つのリレーコイル19が励磁状態から非励磁状態に切換えられることにより、リレーユニット14が励磁姿勢から非励磁姿勢に変姿して、第一、第二、第三延出接点部22a、23a、24aが第一、第二、第三固定端子27、28、29から一体に離間することに基づいて開成され(遮断され)るように構成されている。このため、パワーステアリング用モータ1に何らかの異常が生じたような場合に、これらのスイッチ接点16、17、18が同時に一体に開成されて、パワーステアリング用モータ1(ブラシレスモータ)を速やかに非作動状態とすることができる。
【0022】
しかも、本発明が実施されたものにおいては、前記第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18は、可動接点16a、17a、18aとなる延出接点部22a、23a、24aが一体となってリレーユニット14に組込まれ、該リレーユニット14に配された一つのリレーコイル19の励磁に基づいて一斉にスイッチ切換えがなされる。従って、制御ボックス9内の狭い空間に、電源切換え手段としての第一スイッチ接点16と、駆動コイル切換え手段としての第二、第三スイッチ接点17、18との三つのスイッチ接点を設けたとして、これらをスイッチ切換えさせる手段としては、一つのリレーコイル19だけを用意すればよいことになって、制御ボックス9の小型化に寄与できる。
【0023】
さらにこのものでは、リレーユニット14は、各スイッチ接点16、17、18をリレーコイル19の励磁−非励磁に切換えることに伴いスイッチ切換えがなされるメカ式のリレーに構成されているので、高電圧、大電流の印加に対しての信頼性を高いものにすることができるが、このものでは、前述したように、複数のリレースイッチ(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18)を一つのリレーコイル19の作動によって切換える構成であるので、スペースユーティリティーにも優れることになる。従って、高品質で信頼性の高い製品でありながら、コンパクト化が図れることになって、優れたパワーステアリング用モータ1を提供することができる。
【0024】
そして、本発明が実施されたものでは、パワーステアリング用モータ1を構成するブラシレスモータの制御部C(制御ボックス9)に、電源切換え用の第一スイッチ接点16と、駆動コイル切換え用の第二、第三スイッチ接点17、18と、これら各スイッチ接点16、17、18の切換え作動をせしめる一つのリレーコイル19とを一体化したリレーユニット14を組込む構成としたので、コンパクトに収納することができるうえ、組込み作業、配線作業の簡略化を図ることができる。しかも、リレーユニット14は、メカ式のものを用いていることから信頼性の高いものにすることができ、もって、信頼性の高い制御装置でありながらコンパクト化を計ることができる。
【0025】
また、このものでは、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aとなる第一、第二、第三可動端子22、23、24と、リレーコイル19とがリレーユニット14に配設され、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bとなる第一、第二、第三固定端子27、28、29は制御ボックス9側に配設されている。この結果、制御ボックス9のさらなるコンパクト化を図ることができる。
【0026】
しかも、本実施の形態のものでは、第一、第二、第三可動端子22、23、24(本発明の可動接点)の駆動制御回路10側への接続は、弾性変形可能となるようU字状に折返し形成された接触片部22c、24c、32cを介してなされている。この結果、リレーユニット14の制御ボックス貫通孔Hへの組込みを位置決め状に行うことができるうえ、駆動制御回路10側との接続を信頼性の高い状態で維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パワーステアリング装置の斜視図である。
【図2】モータ部の一部断面側面図である。
【図3】制御部を説明するブロック回路図である。
【図4】図4(A)、(B)、(C)はそれぞれリレーユニットの平面図、側面図、正面図である。
【図5】リレーユニットの全体斜視図である。
【図6】制御ボックスの斜視図である。
【図7】制御ボックスにリレーコイルを組込んだ状態を説明する斜視図である。
【図8】制御ボックスにリレーユニットを組込んだ状態の側面図である。
【図9】制御ボックスにリレーユニットを組込んだ状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 パワーステアリング用モータ
2 ヨーク
3 駆動コイル
7 位置センサ
9 制御ボックス
9b 仕切り板
10 駆動制御回路
10a 端子
10b 三相ブリッジ回路
10c 電源側スイッチ回路
10d グラウンド側スイッチ回路
12 CP制御部
13 トルク検知センサ
14 リレーユニット
14a ベースプレート
15 電流検知センサ
16 第一スイッチ接点
16a 可動接点
16b 固定接点
17 第二スイッチ接点
19 リレーコイル
19a コイル
19d 鉄心
21 可動プレート
21a 接点取付け片
21b 作動片
22 第一可動端子
22a 延出接点部
22c 接触片部
25 弾機
26 接続端子
27 第一固定端子
30 固定端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボット制御、送風用のファン装置、そして、車両のハンドル操作力を軽減する電動式パワーステアリング装置等として用いられるブラシレスモータの制御装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のハンドル操作(ステアリング操作)を軽減するべくステアリング機構に連動連結されるパワーステアリング装置のなかには、電動モータを駆動源とするものがあるが、このような電動モータとして、フリクションが小さいこと、小径化されてイナーシャを小さくできること、トルクロスが少ないこと、さらには、制御性が向上すること等の理由から、ブラシレスモータを用いることが提唱されている。このようなブラシレスモータは、例えばヨーク内周面に固定される複数の駆動コイルと、これら駆動コイルへの電源供給を制御する駆動制御回路とを備えて構成され、該駆動制御回路からの電源供給に基づく各駆動コイルの励磁に基づいて、永久磁石を備えて構成された回転子が回転駆動するように構成されている。この場合に、前記駆動制御回路は、外部から供給される電源とブラシレスモータ内に配される駆動コイルとのあいだに配線され、ブラシレスモータに一体的に設けられる制御ボックス内に配設されている。一方、駆動制御回路は、各駆動コイルへの電源供給を選択的に切換えるための複数のスイッチング素子(トランジスタスイッチであって、例えばFET:電解効果トランジスタ)を備え、該各スイッチング素子を、制御ボックス内に設けられるマイクロプロセッサ等で構成された制御部からの制御指令に基づいて切換えるように構成されている。因みに、制御部は、ステアリングコラムに配されるトルク検知センサからの信号、モータの回転子に配される位置検知センサからの信号等、各種検知信号が入力され、これら各信号の入力に伴い、対応する制御指令を各スイッチング素子に対して出力するように構成されている。
そして、このように構成される電動式パワーステアリング装置に何らかの異常が生じたような場合では、電動式パワーステアリング装置をステアリングコラムの作動に対して非作動状態にすることが求められる。そこで従来、電源と駆動制御回路とのあいだに電源切換え手段(切換えスイッチ)を設け、何らかの異常の検知に伴い電源切換え手段をOFF作動(開成)させることにより、ブラシレスモータを非作動とすることが提唱される。しかるに、このものにおいて、スイッチング素子に異常が生じて短絡したような場合では、該駆動制御回路と任意の駆動コイルとのあいだに閉回路が形成されることがある。このような場合に、外力の作用、即ち、ステアリングコラムを回転させると、ブラシレスモータの回転子が回転して各駆動コイルに電流が生じ(流れ)、ブラシレスモータが発電機として作動するようになる。このようになると、ステアリングコラムに対し、要求される補助力としての回転方向とは反対の方向の回転力、即ち、ハンドルコラムに対して負荷となる力が作用してハンドル操作が事実上できなくなるという問題がある。
このため、前記駆動制御回路に前記電源切換え手段を設けるとともに、駆動制御回路の少なくとも一つの駆動コイルへの回路に駆動コイル切換え手段を設け、電動式パワーステアリング装置に何らかの異常が検知された場合では、前記電源切換え手段とともに駆動コイル切換え手段をOFF作動(開成)するように構成することが提唱されており(例えば、特許文献1参照。)、これによって、何らかの異常時において、各駆動コイルに電流が流れるようなことをなくし、電動式パワーステアリング装置(ブラシレスモータM)が完全に非作動状態となるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特表2000−500102号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のものは、電源切換え手段と駆動コイル切換え手段とが、それぞれ別個に構成されている。そして、駆動コイル切換え手段についてはリレーボックス内に配設されており、その構成は、ソリッドステート型リレーを用いて構成され、リレーのスイッチ接点は、三つの駆動コイルへの回路のうち二つの回路に接続されており、故障の発生に伴いリレーコイルが励磁されることにより両スイッチ接点を開成するようにしている。しかるに、電源切換え手段の具体的な構成については何ら記載がないが、前述したように電源切換え手段を開成させるには、制御ボックス内に電源切換え手段用の別途切換え手段(例えばリレー)を設ける必要があって制御ボックスが大型化してしまうという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
さらには、従来の切換え手段はソリッドステート型のリレーを用いているが、ソリッドステート型のものはメカ式のリレーに比べて小型化の観点においては優れるが、高電圧、大電流が印加されたような場合にはメカ式のものに比して破損されやすいという問題がある。このため、電動式パワーステアリング装置のように高出力の装置に用いる場合では信頼性に問題があり、信頼性を確保したうえでの小型化が強く望まれ、ここにも本発明が解決すべき課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の駆動コイルを、駆動制御回路を用いた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段は、駆動制御回路の異常の検知に基づいて一体に遮断されるように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、ブラシレスモータの電源供給を遮断することと、各コイル同志のあいだに流れる電流を遮断することとを同時的に行うことができる。
このものにおいて、本発明の電源切換え手段と駆動コイル切換え手段とは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い接点切換えするスイッチ接点とを備えたリレーユニットに構成されているものとすることができ、このようにすることによって、制御装置の小型化を果すことができる。
さらに、このものにおいて、本発明のリレーユニットは、一つのリレーコイルの励磁に伴い、各切換え手段に対応する複数のスイッチ接点の接点切換えをするように構成されているものとすることができ、このようにすることによって、信頼性の高い制御装置にすることができ、しかも、コンパクト化を果すことができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明のブラシレスモータは、パワーステアリング装置を構成することを特徴とし、このようにすることによって、異常時にハンドル操作が重くなってしまうような不具合を無くすことができる。
また、本発明は、複数の駆動コイルを、駆動制御回路を備えた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段を、駆動制御回路が収容される収容部に組込まれるリレーユニットとし、該リレーユニットは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い切換え作動をする複数のスイッチ接点とを備え、駆動制御回路の異常の検知に基づくリレーコイルの切換えで、各スイッチ接点を一体に切換え作動させるように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、制御装置の組込みを簡略化でき、しかも、信頼性の高いものでありながらコンパクト化された制御装置を提供することができる。
さらに、このものにおいて、本発明のスイッチ接点を構成する可動接点はリレーユニット側に設けられ、固定接点は収容部側に設けられているものとすることができ、このようにすることにより、制御装置のさらなるコンパクト化を計ることができる。
また、このものにおいて、本発明のリレーユニット可動接点の駆動制御回路側への接続は、収容部側に設けられる固定端子との接続でなされ、これら可動接点と固定端子との接続のうち、少なくとも一つの接続は弾圧状の接触に構成され、リレーユニットの組込み調整ができるように構成されているものとすることができ、このようにすることにより、リレーユニットの制御装置への組込みを位置決め状に行えるとともに、電気的な接続を良好に維持することができる。
さらにまた、このものにおいて、本発明の可動接点と固定端子との接続は、U字状に折返し形成された接触片を介してなされているものとすることができ、このようにすることにより、弾圧状の接触を効果的に実施することができる。
さらに、このものにおいて、本発明のブラシレスモータは、パワーステアリング装置を構成することを特徴とし、このようにすることによって、異常時にハンドル操作が重くなってしまうような不具合を無くすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例について図面に基づいて説明する。
図面において、1は電動式パワーステアリング装置を構成するパワーステアリング用モータであって、該パワーステアリング用モータ1はモータ部Mと制御部Cとが一体的に構成されたブラシレスモータとなっており、前記モータ部Mを構成する有底筒状のヨーク2内周面には、三相の駆動コイル3が一体的に設けられている。さらに、前記ヨーク2の筒底には軸受部2aが形成され、回転子4を構成する回転軸4aの一端部を回動自在に軸承しているが、前記回転子4は、外周に複数対永久磁石5が一体的に固着されており、該永久磁石5外周面と前記駆動コイル3内周面とが近接対向状に配設されている。前記ヨーク2の開口端部はフロントブラケット6により覆蓋されており、該フロントブラケット6には軸受部6aが形成され、該軸受け部6aに、前記回転軸4aの他端部が回動自在に軸承されている。そして、回転軸4aのフロントブラケット6から外部に突出する突出先端部には、図示しないジョイント部が設けられ、ステアリングコラムに連動連結されるように設定されている。
尚、7はフロントブラケット6に設けられた位置検知センサ(例えば複数のホール素子)であって、該位置センサ7は、回転子4側に設けた被検知物(図示せず:例えばセンサマグネット)の検知に基づいて回転子4の位置を検知するように設定されている。
【0007】
8は、モータ部Mと制御部Cとを一体化するための取付けブラケットであって、該取付けブラケット8は、筒状のジョイント部8aがヨーク2外周に固定され、該ジョイント部8aの一方側(上側)に本体部8bが一体形成され、該本体部8bに、本発明の制御装置を構成する制御ボックス9が一体的に固定されており、前記制御装置によって駆動コイル3への電源供給が制御され、これによって、モータ部Mの駆動制御がなされている。
前記制御ボックス9は、絶縁性の樹脂材で一体形成されており、四周枠9aと、四周枠9aにより形成される空間を上下方向(ボックス深さ方向)に仕切る仕切り板9bと、四周枠9aの一端側の側面から外方に突出形成される一対の第一、第二カプラ9c、9dとを備えて形成されている。そして、図1において、制御ボックス仕切り板9bの下方側半部には、各駆動コイル3に電源供給をしてモータ部Mを回転制御するための駆動制御回路10を構成する複数の端子10a、コンデンサ11、CPUを備えたCP制御部12等の各種制御部品が設けられている。また、制御ボックス仕切り板9bの上方側半部には貫通孔Hが開設されており、ここに、本発明が実施されたリレーユニット14が配設されている。そして、これら制御部品は、仕切り板9bの外方(上方)に仕切り板9bと対向状の基板13を配設することにより、適宜必要な配線がなされるように設定されている。
尚、前記第一カプラ部9cは外部電源接続用として、第二カプラ9dは、前記フロントブラケット6に設けた位置検知センサ7や、図示しないステアリングコラムに設けられたトルク検知センサ13からの検知信号等をCP制御部12に入力するためのものとしてそれぞれ構成されている。
【0008】
つぎに、制御ボックス9に収容される駆動制御回路10と、CP制御部12に基づく駆動制御回路10等の制御構成について、図3のブロック回路図を用いて説明する。
前記CP制御部12にはゲート回路12aを介して駆動制御回路10が接続されている。該駆動制御回路は、A、B、Cの各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)がスター点Pを介して並列接続される三相ブリッジ回路10bと、電源Bに対して並列接続するトランジスタスイッチ(例えばFET:電界効果トランジスタ)T1、T2、T3を介して前記三相ブリッジ回路10bの各駆動コイル3の回路に接続配線される電源側スイッチ回路10cと、グラウンドGに対し並列接続するトランジスタスイッチT4、T5、T6を介して前記三相ブリッジ回路10aの各駆動コイル3の回路に接続配線されるグラウンド側スイッチ回路10dとを備えて構成されている。
尚、15は、グラウンド側スイッチ回路10dとグラウンドGとのあいだに直列接続される電流検知センサであって、該電流検知センサ15は検知信号をCP制御部12に入力するように設定されている。
【0009】
そして、CP制御部12は、前記位置検知センサ7、トルク検知センサ13、電流検知センサ15等からの検知信号に基づいて、電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT1、T2、T3と、グラウンド側スイッチ回路10dのトランジスタスイッチT4、T5、T6とをそれぞれ開閉制御するように設定されている。つまり、CP制御部12は、各検知センサ7、2、15からの検知信号に対応する制御指令を、適宜トランジスタスイッチT1、T2、T3、T4、T5、T6に対してゲート回路12aを介して出力し、これによって、対応する駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電源供給して励磁せしめ、ブラシレスモータMを所望の回転方向、かつ、要求される回転速度に回転制御するように設定されている。
【0010】
また、本発明が実施された駆動制御回路10には、電源Bと各トランジスタスイッチT1、T2、T3とのあいだの配線に、駆動制御回路10への電源を遮断するための第一スイッチ接点(本発明の電源切換え手段に相当する)16が直列接続されており、これによって、該第一スイッチ接点16が開成することにより、駆動制御回路10への電源供給を遮断するように設定されている。さらに、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)のうち、A駆動コイル(3−A)と電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT1とのあいだの配線、そして、B駆動コイル(3−B)と電源側スイッチ回路10cのトランジスタスイッチT2とのあいだの配線には、それぞれ第二、第三スイッチ接点(本発明の駆動コイル切換え手段に相当する)17、18が直列接続されており、これによって、これら第二、第三スイッチ接点17、18を開成させることで、駆動制御回路10内に生じる閉回路を遮断できるように設定されており、これによって、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電流が流れない(生じない)ように構成されている。
【0011】
さらに、CP制御部12にはリレーコイル19が接続されており、CP制御部12からの制御指令に伴いリレーコイル19を励磁−非励磁の各状態に切換えるように設定されている。
そして、CP制御部12は、通常の作動状態である場合に、リレーコイル19を励磁して各スイッチ接点16、17、18を閉成させる制御指令をゲート回路12aを介して出力するように設定されている。一方、CP制御部12は、電流検知センサ15等の検知信号に基づいて駆動制御回路10に何らかの異常があることを検知した場合では、リレーコイル19を非励磁状態とする制御指令をリレー駆動回路12bを介して出力し、これによって、各スイッチ接点16、17、18を開成させるように設定されている。
【0012】
さて、本実施の形態では、前記リレーユニット14に、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を構成する可動接点16a、17a、18aと、これら三つのスイッチ接点16、17、18を一体にON−OFF切換えするためのリレーコイル19とが組込まれており、該組込まれたリレーユニット14を制御ボックス9内に組込むことにより駆動制御回路10に配線接続がなされ、リレーコイル19の励磁に伴い、各可動接点16a、17a、18aが一体に切換え作動するように構成されている。
【0013】
即ち、前記リレーユニット14を構成する平板状のベースプレート14aは金属材で形成されており、制御ボックス9への組込み状態において、ベースプレート14a板面と仕切り板9b板面とが平行関係となる状態で配されている。そして、ベースプレート14aの一側縁には内方(図1、図4において下方)に向けて折曲された取付け片14bが形成されており、該取付け片14bに、ベースプレート14aの内方に位置して配設されるリレーコイル19のコイル9aが巻装されるコイルボビン一端側のフランジ部19bが一体的に固定されている。尚、コイルボビンは絶縁性樹脂材で形成されており、一端側フランジ部19bの左右縁には、取付け片14bの左右縁よりも左右方向に突出する突出部19cが形成されている。
さらに、前記リレーコイル19は、コイルボビン軸芯に位置して鉄心19dが固着されており、該鉄心19dは、リレーコイル19を励磁することに伴い磁化するように設定され、前記鉄心19dの他端部は、コイルボビン他端側のフランジ部19eから他端側に向けて突出して該突出端部が外部に露出するように構成されている。
【0014】
一方、21は強磁性金属材で構成される可動プレートであって、該可動プレート21は、ベースプレート14aの外方に所定間隙を存して対向する接点取付け片21aと、該接点取付け片21aの他端縁から下方に向けて折曲し、前記他端側フランジ部19eから突出するリレーコイル鉄心19dの先端部に近接対向する作動片21bとを備えたL字形に形成されている。そして、可動プレート21は、作動片21bに形成した左右一対の凹部21cに、前記ベースプレート14a他端側に形成された左右一対の凸片14cを係合することによって、該係合部Xを支点として、接点取付け片21aの板面がベースプレート14aから離接し、かつ、作動片21bがリレーコイル鉄心19dに離接する揺動が可能となるように構成され、このようにして、ベースプレート14aと可動プレート21とが組込まれている。
そして、可動プレート21の接点取付け片21a先端部には、接点取付け片21aを内外方向から挟持する状態で絶縁性樹脂材による内、外側絶縁体21d、21eが固定されており、前記外側絶縁体21eに、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aを構成する第一、第二、第三可動端子22、23、24が、板面を各プレート14a、21に平行となる関係で絶縁状に植設されている。そして、これら第一、第二、第三可動端子22、23、24の一端側に延出する延出接点部22a、23a、24aが、前記駆動制御回路10における可動接点16a、17a、18aに相当するように設定されている。
【0015】
さらに、ベースプレート14aと可動プレート21とのあいだには弾機25が弾装されており、可動プレート21の作動片21bをリレーコイル鉄心19dから離間させる方向に付勢した状態で姿勢保持するように設定されている。この付勢状態において、可動プレート21は、接点取付け片21cの内側絶縁体21dから内側に向けて突設した突起片21fとベースプレート14a外側面とが当接しているとともに、作動片21bと鉄心19d突出端部とのあいだに所定間隙Sを存する非励磁姿勢(リレーユニット14の非励磁姿勢)となるように設定されている。そして、後述するように、リレーコイル鉄心19dが励磁されて、可動プレート作動片21bが弾機25の付勢力に抗してリレーコイル鉄心19d側に引きつけられた(吸引された)場合では、接点取付け片21bがベースプレート14aから離間する方向に変位する励磁姿勢(リレーユニット14の励磁姿勢)に変姿するように設定されている。
一方、外側絶縁体21eから他端側に延出する前記第一、第三端子22、24の他端側延出先端部22b、24bにはU字状に折返され、弾性変形自在に構成された可撓性の接触片部(本発明の接触片)22c、24cが接続されている。また、26は一対の接続端子であって、これら接続端子26は、絶縁性樹脂材で構成される一端側フランジ部19aに一体形成された左右一対の突出部19bにそれぞれ植設されて上方に突出しており、これら一対の接続端子26に、コイルボビンに巻装されたコイル19cの巻始め端と巻終り端とがそれぞれ接続されている。
【0016】
これに対し、制御ボックス仕切り板9bの左側部に形成された貫通孔Hの一端側縁部(第二カプラ9d側)には、第一、第二、第三固定端子27、28、29が設けられるが、これら第一、第二、第三固定端子27、28、29は、貫通孔Hに組込まれるリレーユニット14における第一、第二、第三可動端子22、23、24一端側の延出接点部22a、23a、24aに対向する位置関係で配設されている。これら第一、第二、第三固定端子27、28、29は、駆動制御回路10の第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bに相当しており、基板13を介して駆動制御回路10の対応箇所に接続配線されている。
一方、貫通孔Hの他端側縁部には、リレーユニット14の第一、第三端子22、24に接続されたU字状の接触片部22c、24cに弾圧状に接触して電気的な接続をするための第一、第三固定端子30、31が固定されているとともに、第二端子23の他端側延出端部23bに対し弾圧状に接触して電気的な接続をするためU字状に折返し形成された接触片部32aを備えた第二固定端子32が固定されている。そして、これら第一、第二、第三固定端子30、31、32は、基板13を介して駆動制御回路10の対応箇所に接続配線されている。
【0017】
このように構成されるリレーユニット14は、予め制御ボックス9に対して内側から組込まれ、前記基板13を組込むことにより必要な配線がなされた状態となるように設定されており、前記組込み状態の制御ボックス9を、リレーコイル19配設側がヨーク2外周側(内側であって、図1において下側)になるような状態とし、ブラシレスモータM側との必要な配線をした後、ブラシレスモータMのヨーク2に固定されるように設定されている。
【0018】
つまり、このようにモータ部Mと制御部Cとが組込まれた状態において、リレーユニット14は、リレーコイル19のコイル19c端部が接続される接続端子26が、制御ボックス9側に並列状に配設された第一、第二、第三固定端子27、28、29の左右両側の空隙部に差し込まれており、該接続端子26は、基板13を介して制御ボックス9内のリレー駆動回路12bに接続されている。また、第一、第三可動端子22、24に連結された接触片部22c、24cは、貫通孔H他端側の第一、第三固定端子30、31に弾圧状に接触し、第二可動端子23の他端側延出端部23bは、第二固定端子32に連結された接触片部32cに弾圧状に接触し、これによって、第一、第二、第三可動端子22、23、24と、制御ボックス9側の第一、第二、第三固定端子30、32、31とがそれぞれ電気的な接続がなされるように構成されている。
さらに、第一、第二、第三可動端子22、23、24の延出接点部(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aに相当)22a、23a、24aは、リレーユニット14の非励磁姿勢において貫通孔H一端側の第一、第二、第三固定端子(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bに相当)27、28、29と近接対向する状態で離間しており、リレーユニット14の励磁姿勢になることに伴い、第一、第二、第三固定端子27、28、29と当接(接触)する位置関係で配設されている。
ここで、リレーユニット14は、電気的な接続状態を良好に維持するために制御ボックス貫通孔Hに位置決めされた状態で組込まれることが不可欠となるが、本実施の形態では、第一、第三可動端子22、24の接触片部22c、24cと第一、第三固定端子30、31、そして、第二可動端子23の他端側延出端部23bと第二固定端子32に連結された接触片部32cとが弾圧状に接触する構成となっている。このため、リレーユニット14は、貫通孔Hに対し接触方向の位置決めがなされ、かつ、確実な電気的な接触がなされた状態でセットされるように配慮されている。
【0019】
そして、このものにおいて、CP制御部12の制御指令が出力され、リレーコイル19を励磁状態とした場合では、所定間隙Sを存して位置する可動プレート作動片21bをリレーコイル鉄心19d側に変位するリレーユニット14の励磁姿勢となっており、可動プレート接点取付け片21aはベースプレート14aから離間する方向に変位しており、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと第一、第二、第三固定端子27、28、29とが接触(当接)して、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を閉成状態とするように設定されている。一方、CP制御部12の制御指令に基づいてリレーコイル19を非励磁状態とした場合では、前述したように、リレーユニット14の非励磁姿勢となっており、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと、第一、第二、第三固定端子27、28、29とのあいだが離間して、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を開成状態とするように設定されている。
ここで、リレーユニット14は、コイルボビン両フランジ部19a、19eの内側縁部(取付けブラケット本体部8b側縁部)に対して突当て状に設けられるカバー体14dを取付けブラケット本体部8b側に固定することにより、内外方向の位置決め(第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aの移動方向の位置決め)がなされた状態で支持されており、この状態において、リレーユニット14が非励磁姿勢となったとき、第一、第二、第三可動端子延出接点部22a、23a、24aと、第一、第二、第三固定端子27、28、29とが離間する位置関係となり、該姿勢を維持するように設定されている。
【0020】
そして、前述したように、本実施の形態では、パワーステアリング用モータ1が通常の駆動状態であって、駆動制御回路10が正常な状態である場合には、CP制御部12は、リレーコイル19を励磁状態として第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を閉成させるように制御しており、この状態では、A、B、Cの各駆動コイル3に電源供給がなされて回転子4が回転し、ステアリングコラムに対して必要な補助力を発揮するように設定されている。これに対し、CP制御部12が駆動制御回路10における何らかの異常を検知した場合では、CP制御部12は、リレーコイル19の励磁を直ちに停止して第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18を開成させ、駆動制御回路10への電源供給を遮断するとともに、各駆動コイル3に電流が流れることも規制して、パワーステアリング用モータ1(ブラシレスモータ)を非作動状態とするように設定されている。
【0021】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、パワーステアリング用モータ1は、駆動制御回路10に、電源Bから遮断するための第一スイッチ接点(電源切換え手段)16と、A、Bの駆動コイル(3−A)、(3−B)への回路を遮断して、各駆動コイル(3−A)、(3−B)、(3−C)に電流が流れることを禁止する第二、第三スイッチ接点(駆動コイル切換え手段)17、18とが設けられている。このため、パワーステアリング用モータ1に何らかの異常が生じた場合に、これらのスイッチ接点16、17、18が一体に開成して非作動状態とすることができ、ステアリングコラムが動かなくなってしまうような不具合を生じることがない。
そのうえ、前記第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18は、一つのリレーコイル19が励磁状態から非励磁状態に切換えられることにより、リレーユニット14が励磁姿勢から非励磁姿勢に変姿して、第一、第二、第三延出接点部22a、23a、24aが第一、第二、第三固定端子27、28、29から一体に離間することに基づいて開成され(遮断され)るように構成されている。このため、パワーステアリング用モータ1に何らかの異常が生じたような場合に、これらのスイッチ接点16、17、18が同時に一体に開成されて、パワーステアリング用モータ1(ブラシレスモータ)を速やかに非作動状態とすることができる。
【0022】
しかも、本発明が実施されたものにおいては、前記第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18は、可動接点16a、17a、18aとなる延出接点部22a、23a、24aが一体となってリレーユニット14に組込まれ、該リレーユニット14に配された一つのリレーコイル19の励磁に基づいて一斉にスイッチ切換えがなされる。従って、制御ボックス9内の狭い空間に、電源切換え手段としての第一スイッチ接点16と、駆動コイル切換え手段としての第二、第三スイッチ接点17、18との三つのスイッチ接点を設けたとして、これらをスイッチ切換えさせる手段としては、一つのリレーコイル19だけを用意すればよいことになって、制御ボックス9の小型化に寄与できる。
【0023】
さらにこのものでは、リレーユニット14は、各スイッチ接点16、17、18をリレーコイル19の励磁−非励磁に切換えることに伴いスイッチ切換えがなされるメカ式のリレーに構成されているので、高電圧、大電流の印加に対しての信頼性を高いものにすることができるが、このものでは、前述したように、複数のリレースイッチ(第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18)を一つのリレーコイル19の作動によって切換える構成であるので、スペースユーティリティーにも優れることになる。従って、高品質で信頼性の高い製品でありながら、コンパクト化が図れることになって、優れたパワーステアリング用モータ1を提供することができる。
【0024】
そして、本発明が実施されたものでは、パワーステアリング用モータ1を構成するブラシレスモータの制御部C(制御ボックス9)に、電源切換え用の第一スイッチ接点16と、駆動コイル切換え用の第二、第三スイッチ接点17、18と、これら各スイッチ接点16、17、18の切換え作動をせしめる一つのリレーコイル19とを一体化したリレーユニット14を組込む構成としたので、コンパクトに収納することができるうえ、組込み作業、配線作業の簡略化を図ることができる。しかも、リレーユニット14は、メカ式のものを用いていることから信頼性の高いものにすることができ、もって、信頼性の高い制御装置でありながらコンパクト化を計ることができる。
【0025】
また、このものでは、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の可動接点16a、17a、18aとなる第一、第二、第三可動端子22、23、24と、リレーコイル19とがリレーユニット14に配設され、第一、第二、第三スイッチ接点16、17、18の固定接点16b、17b、18bとなる第一、第二、第三固定端子27、28、29は制御ボックス9側に配設されている。この結果、制御ボックス9のさらなるコンパクト化を図ることができる。
【0026】
しかも、本実施の形態のものでは、第一、第二、第三可動端子22、23、24(本発明の可動接点)の駆動制御回路10側への接続は、弾性変形可能となるようU字状に折返し形成された接触片部22c、24c、32cを介してなされている。この結果、リレーユニット14の制御ボックス貫通孔Hへの組込みを位置決め状に行うことができるうえ、駆動制御回路10側との接続を信頼性の高い状態で維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パワーステアリング装置の斜視図である。
【図2】モータ部の一部断面側面図である。
【図3】制御部を説明するブロック回路図である。
【図4】図4(A)、(B)、(C)はそれぞれリレーユニットの平面図、側面図、正面図である。
【図5】リレーユニットの全体斜視図である。
【図6】制御ボックスの斜視図である。
【図7】制御ボックスにリレーコイルを組込んだ状態を説明する斜視図である。
【図8】制御ボックスにリレーユニットを組込んだ状態の側面図である。
【図9】制御ボックスにリレーユニットを組込んだ状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 パワーステアリング用モータ
2 ヨーク
3 駆動コイル
7 位置センサ
9 制御ボックス
9b 仕切り板
10 駆動制御回路
10a 端子
10b 三相ブリッジ回路
10c 電源側スイッチ回路
10d グラウンド側スイッチ回路
12 CP制御部
13 トルク検知センサ
14 リレーユニット
14a ベースプレート
15 電流検知センサ
16 第一スイッチ接点
16a 可動接点
16b 固定接点
17 第二スイッチ接点
19 リレーコイル
19a コイル
19d 鉄心
21 可動プレート
21a 接点取付け片
21b 作動片
22 第一可動端子
22a 延出接点部
22c 接触片部
25 弾機
26 接続端子
27 第一固定端子
30 固定端子
Claims (9)
- 複数の駆動コイルを、駆動制御回路を用いた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段は、駆動制御回路の異常の検知に基づいて一体に遮断されるように構成されているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項1において、電源切換え手段と駆動コイル切換え手段とは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い接点切換えするスイッチ接点とを備えたリレーユニットに構成されているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項2において、リレーユニットは、一つのリレーコイルの励磁に伴い、各切換え手段に対応する複数のスイッチ接点の接点切換えをするように構成されているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、パワーステアリング装置を構成することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。
- 複数の駆動コイルを、駆動制御回路を備えた制御装置により駆動制御してなるブラシレスモータにおいて、前記制御装置に、駆動制御回路と電源とのあいだを遮断する電源切換え手段と、複数の駆動コイルのうち少なくとも一つの駆動コイルとのあいだを遮断して、各駆動コイルに電流が流れることを禁止する駆動コイル切換え手段とを設けるにあたり、前記各切換え手段を、駆動制御回路が収容される収容部に組込まれるリレーユニットとし、該リレーユニットは、リレーコイルと、該リレーコイルの励磁−非励磁の切換えに伴い切換え作動をする複数のスイッチ接点とを備え、駆動制御回路の異常の検知に基づくリレーコイルの切換えで、各スイッチ接点を一体に切換え作動させるように構成されているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項5において、スイッチ接点を構成する可動接点はリレーユニット側に設けられ、固定接点は収容部側に設けられているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項5または6において、リレーユニット可動接点の駆動制御回路側への接続は、収容部側に設けられる固定端子との接続でなされ、これら可動接点と固定端子との接続のうち、少なくとも一つの接続は弾圧状の接触に構成され、リレーユニットの組込み調整ができるように構成されているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項7において、可動接点と固定端子との接続は、U字状に折返し形成された接触片を介してなされているブラシレスモータの制御装置。
- 請求項5乃至8の何れかにおいて、パワーステアリング装置を構成することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。
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