JP2004248103A - 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができる画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、判別制御部61と色情報算出部62と原稿判定部63とからなる原稿種別自動判別部6を備える。判別制御部61は、入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する。色情報算出部62は、入力画像データの色情報を算出する。原稿判定部63は、判別制御部61判定結果と、色情報算出部62の算出結果とに基づいて、面積階調画像データを含む入力画像データの色情報を判別し、特定色の領域が含まれているか否かを判別する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像処理装置は、判別制御部61と色情報算出部62と原稿判定部63とからなる原稿種別自動判別部6を備える。判別制御部61は、入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する。色情報算出部62は、入力画像データの色情報を算出する。原稿判定部63は、判別制御部61判定結果と、色情報算出部62の算出結果とに基づいて、面積階調画像データを含む入力画像データの色情報を判別し、特定色の領域が含まれているか否かを判別する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに含まれている面積階調画像データに対して適切な処理を施す画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スキャナなどの画像入力装置から読み込まれる原稿には、文字原稿、網点などの面積階調で表される印刷写真原稿、印画紙写真原稿およびこれらの混在したものなどがある。
【0003】
読み込まれた原稿の画像データは、例えばデジタル複写機に備えられた画像処理装置において、所望の画像処理が施されて出力される。このような画像処理の一例としては、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などがある。
【0004】
また、上記の処理に加えて、例えば、領域分離処理と呼ばれる処理によって、文字領域、網点領域、写真(印画紙写真)領域などの複数の領域を識別し、各種領域に応じて適した処理を施すことで画質の向上が図られていた。
【0005】
ところで、原稿画像が特にカラーの場合、特定の色、例えば、人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である記憶色等に対しては、その色用の画像処理を行う必要がある。
【0006】
このような処理を行うものとしては、記憶色領域を予め定めておき、演算式を用いて画素ごとに記憶色領域に含まれるか否か判定を行い、記憶色と判定された画素数をカウントして全画素数に対する比率を求めて閾値と比較し、その記憶色用に色分解条件を設定する必要があるか否かを判断する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−50859号公報(1990年2月20日公開)
【0008】
【非特許文献1】
高橋利至、吉田雅之、瀬政孝義、小野文孝(三菱電機(株)),「文字/網点/写真混在画像の適応2値化方式」,第121回研究会講演予稿(画像電子学会),1991年3月22日,19〜24頁
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の構成では、例えば、肌色の領域の各画素がほぼ肌色である印画紙写真に対しては有効であるが、肌色の領域であっても肌色の画素は少なくほとんどの画素が肌色とは異なる色で構成されている面積階調画像に対しては、記憶色であるか否か正しく判定することができない。即ち、面積階調画像領域においては、特定色の判別は困難であった。
【0010】
ここで、面積階調画像データとは、中間調を含む色情報を表現する画像データであって、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データを含むものであり、画素配分法・ディザ法および濃度パターン法などの中間調生成方法を用いるもの全てを含むものである。
【0011】
このような面積階調画像データにおいては、例えば領域分離処理を用いて面積階調の画像データであると判別することはできるが、その画素を中心として見た場合にどのような色として認識されるかといった、その画素の見え方を判定することはできない。
【0012】
従って、従来は、画像処理装置の入力画像データに面積階調画像データが含まれている場合に、画像処理において十分な効果を得ることができないという問題が生じていた。
【0013】
即ち、色補正処理などの画像処理を画像データの画素点ごとに行う際に、適切な画像処理を行うことができず、例えば記憶色処理のような色補正処理において、十分な効果を得ることができない。
【0014】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができる画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、上記の課題を解決するために、画像処理手段により所定の処理を施すことで入力画像データを出力画像データに変換する画像処理装置において、上記入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する画像判定手段と、上記画像判定手段によって面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴としている。
【0016】
ここで、面積階調画像データとは、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データのような、中間調を含む色を表現するためのデータである。例えば、網点画像データの場合には網点の配置の密度を変えることによって、また万線画像データの場合には線の太さを画像の濃淡に応じて変えることによって中間調を含む階調表現を行うことができる。
【0017】
上記の構成によれば、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。
【0018】
ここで中間調とは、中間の階調、即ち、面積階調を使用することによりはじめて表現することができる階調のことをいう。
【0019】
このような構成の例としては、画像判定手段としての原稿種別自動判別手段によって網点画像を含む印刷写真と判定された入力画像データから、色情報算出手段によって色情報を求める構成が挙げられる。また他の一例としては、画像形成装置に備えられた画像処理装置において、操作パネルから画像モードとして印刷写真モードが選択される構成がある。この場合には、網点画像を判定する画像判定手段としてのCPU(制御手段)によって、網点画像を含む印刷写真と判定された入力画像データから、色情報算出手段によって色情報を求める。なお、これらの場合には、必ずしも領域分離を行う必要はない。
【0020】
上記の画像処理装置は、入力画像データに基づき、入力画像データに対応する原稿の種別を判別する原稿種別判別手段に、画像判定手段と色情報算出手段とが備えられていることが好ましい。
【0021】
上記の構成によれば、原稿種別判別手段が原稿の種別を判別すると共に、面積階調原稿であるか否かを判別することができる。従って、面積階調原稿である場合には、その色情報を得ることができ、原稿全体に適切な処理を行うことができる。
【0022】
上記の画像処理装置は、画像判定手段が、ユーザによる入力が可能な操作表示部からの入力データに基づいて判定することが好ましい。
【0023】
上記の構成によれば、例えば操作パネルからの入力により、簡単に原稿の種別を判別することができ、入力画像データが面積階調画像データを含む否かも簡単に判別できる。
【0024】
本発明の画像処理装置は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離手段と、領域分離手段によって抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに(原稿全体に対して)色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によれば、領域分離手段による領域分離処理によって画素毎あるいはブロック単位で、または原稿全体に対して面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができる。
【0026】
上記の画像処理装置は、色情報算出手段が、色情報の算出により、面積階調画像データが予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行うことが好ましい。
【0027】
上記の構成によれば、例えば、色情報算出手段の判定結果が、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色である、特定濃度である、または、特定彩度であること等を示す場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより高画質化を図ることができる。
【0028】
なお、特定色としては、例えば人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である、いわゆる記憶色が挙げられる。
【0029】
上記の画像処理装置は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画像処理手段による入力画像データから出力画像データへの変換のための処理を切り換える制御手段を備えていることが好ましい。
【0030】
上記の構成によれば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などの処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができる。
【0031】
例えば、黒生成下色除去処理においては、面積階調画像領域が特定色である場合、黒生成量を下げるか黒生成を行わないかして、肌色領域の孤立黒ドットを抑制して、粒状感を抑えることができる。
【0032】
また、制御手段は、例えばCPUによって実現することができる。
【0033】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを入力画像データとは異なる表色系の画像データに変換して入力画像データに色補正処理を施す色補正手段であり、制御手段は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、色補正処理を切り換えることが好ましい。
【0034】
上記の構成によれば、面積階調の画素またはブロックであっても、あるいは原稿全体に対しても、最適値もしくは指定した色に変換することができる。具体的には、記憶色処理を施したり、画像編集のような色変換処理を行うことにより、例えば、編集機能をもつ複写機やスキャナドライバ(画像処理装置)において、ユーザの指定した色を変更できる。
【0035】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データに空間フィルタ処理を施す空間フィルタ手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、空間フィルタ処理を切り換えることが好ましい。
【0036】
上記の構成によれば、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域に対して、あるいは、予め定められた特定色、予め定められた特定濃度あるいは予め定められた特定彩度の面積階調画像領域を含む原稿に対して、最適な空間フィルタ処理を行うことができる。
【0037】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを予め定められる階調数に変換する処理を施す階調再現処理手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、階調再現処理を切り換えることが好ましい。
【0038】
上記の構成によれば、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域に対して、最適な階調再現処理を行うことができる。
【0039】
本発明の画像読取装置は、上記記載の画像処理装置を備え、原稿から画像を読み取り、該読み取った画像に所定の処理を施すことを特徴としている。
【0040】
上記の構成によれば、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、記憶色処理を施したり、面積階調画像領域の色やユーザが指定する色へ変換することができ、適切な画像処理を行うことができる画像読取装置を提供することができる。
【0041】
本発明の画像形成装置は、上記記載の画像処理装置と、原稿から画像を読み取り、画像処理装置に読み取った画像を入力する画像入力装置と、上記画像処理装置により処理が施された出力画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴としている。
【0042】
上記の構成によれば、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理を施して、高画質の画像を出力する画像形成装置を提供することができる。
【0043】
本発明の画像処理方法は、上記の課題を解決するために、入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、上記入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定する判定工程と、上記面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴としている。
【0044】
上記の方法によれば、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。従って、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができる。
【0045】
また、本発明の画像処理方法は、入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、上記入力画像データから上記面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離工程と、抽出された上記面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに(原稿全体に対して)上記色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴としている。
【0046】
上記の方法によれば、領域分離工程による領域分離処理によって、画素毎あるいはブロック単位、または、原稿全体に対して面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができる。
【0047】
上記の画像処理方法は、色情報を算出して、面積階調画像データが、予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う色情報判定工程を含むことが好ましい。
【0048】
上記の方法によれば、例えば、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色、特定濃度、または特定彩度である場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより、画像処理方法を適用した画像処理装置において高画質化を図ることができる。
【0049】
上記の画像処理方法は、面積階調画像データの色情報の算出結果に基づいて、入力画像データから出力画像データへ変換するための処理を切り換えることが好ましい。
【0050】
上記の方法によれば、例えば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等の処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができる。
【0051】
本発明の画像処理プログラムは、上記記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる。
【0052】
上記の構成によれば、例えば、網点領域が特定色であるか否かを判定して、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理を施すことができる画像処理方法の画像処理プログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができる。
【0053】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載の画像処理プログラムを記録している。
【0054】
上記の構成によれば、上記記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1〜図6、図9、図17に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0056】
図2は、本実施の形態に係るデジタルカラー複写機(画像形成装置)の要部の構成を示す。同図に示すように、本デジタルカラー複写機は、カラー画像処理装置(画像処理装置)1、カラー画像入力装置2、および、カラー画像出力装置3を備えている。カラー画像処理装置1には、カラー画像入力装置2およびカラー画像出力装置3が接続されると共に操作パネル14が接続されている。
【0057】
カラー画像入力装置2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置1に入力するものである。
【0058】
カラー画像処理装置1は、原稿から読み取った入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定して、面積階調画像データを含むと判定されたときには入力画像データから色情報を求めるようになっている。
【0059】
以下、カラー画像処理装置1の構成について、図2を用いて説明する。
【0060】
カラー画像処理装置1は、画像処理手段としての、A/D(アナログ/デジタル)変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部(色補正手段、画像処理手段)9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部(空間フィルタ手段、画像処理手段)11、出力階調補正部12、および階調再現処理部(階調再現処理手段、画像処理手段)13から構成されている。
【0061】
上記RGBのアナログ信号(入力画像データ)は、以下に説明するように、カラー画像処理装置1において、A/D変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、出力階調補正部12、階調再現処理部13の順で送られ、CMYK(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー・K:ブラック)のデジタルカラー信号(CMYK信号、出力画像データ)としてカラー画像出力装置3へ出力される。
【0062】
A/D変換部4は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するものである。シェーディング補正部5は、A/D変換部4から送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で生じた各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部5は、RGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置1に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施す。
【0063】
原稿種別自動判別部6は、RGBの濃度信号を補色反転してCMY信号とする。そして、入力された原稿が、文字原稿、印刷写真原稿、印画紙写真であるか、あるいは、それらが混在する文字/印刷写真原稿であるかなどの判定を行う。面積階調画像データを含む(入力された原稿画像が面積階調画像である)か否かを判定すると共に、面積階調画像データにおける色情報を算出する原稿種別自動判別部6の詳細については後述する。
【0064】
入力階調補正部7は、下地の有無を判定して下地濃度の除去を行ったりコントラストなどの画質調整処理を施したりするものである。
【0065】
領域分離処理部8は、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真(印画紙写真)領域などの複数の領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部8は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号Qを、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11および階調再現処理部13へと出力する。また、領域分離処理部8は、入力階調補正部7から入力された入力信号をそのまま後段の色補正部9に出力する。
【0066】
色補正部9は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。
【0067】
黒生成下色除去部10は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
【0068】
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC´,M´,Y´,K´、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式(1)〜(4)で表わされる。
【0069】
K´={min(C,M,Y)} …(1)
C´=C−αK´ …(2)
M´=M−αK´ …(3)
Y´=Y−αK´ …(4)
空間フィルタ処理部11は、黒生成下色除去部10より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号Qを基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものである。階調再現処理部13も、空間フィルタ処理部11と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号Qを基に所定の処理を施すものである。
【0070】
この空間フィルタ処理部11においては、例えば、領域分離処理部8にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理としての鮮鋭強調処理によって、高周波数の強調量が大きくされる。そして、後述する階調再現処理部13において、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
【0071】
また、領域分離処理部8にて面積階調画像領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部11において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部12で、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置3の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行い、階調再現処理部13へと画像データを出力する。
【0072】
階調再現処理部13では、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)を施す。領域分離処理部8にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
【0073】
上述した各処理が施された画像データは、一旦図示しない記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置3に入力される。このカラー画像出力装置3は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するものである。カラー画像出力装置3の例としては、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
【0074】
なお、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit、制御手段)により制御される。
【0075】
以下、読み取られる原稿が印刷写真画像(面積階調画像)であるか否か、あるいは、面積階調画像が含まれているか否かを判定し、面積階調画像の色情報を算出することにより特定色の領域が含まれているか否かを判定する原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)6について説明する。
【0076】
ここで、面積階調画像の画像データ(面積階調画像データ)とは、中間調を含む色情報を表現する画像データであって、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データを含むものである。即ち、画素配分法・ディザ法および濃度パターン法などの中間調生成方法を用いる画像データ全てを含むものである。
【0077】
まず、原稿種別自動判別部6の構成について、図1を用いて説明する。
【0078】
図2に示すように、原稿種別自動判別部6は、判別制御部(画像判定手段)61、色情報算出部(色情報算出手段、入力データ色情報算出手段)62、および、原稿判定部(色情報算出手段、色情報判別手段)63とを備えている。
【0079】
判別制御部61は、RGB信号を補色反転してCMY信号とし、そのCMY信号を入力階調補正部7へと出力すると共に、画像データ(CMY信号)に基づき、入力された原稿の種別(文字原稿、印刷写真原稿(面積階調画像)、印画紙写真であるか、あるいは、それらが混在する文字/印刷写真原稿であるかなど)の判定を行う。
【0080】
色情報算出部62は、判別制御部61による上記判定と並行して、色情報を算出する。
【0081】
原稿判定部63は、原稿画像に、特定色の領域が含まれているか否か(特定色の領域の有無)を判別する。
【0082】
なお、判別制御部61の処理と色情報算出部62の処理とは、図17に示すように、入力画像データを判別制御部61と色情報算出部62とに入力することにより、並列して行ってもかまわない。
【0083】
次に、原稿種別自動判別部6における処理について、図3〜5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、後述するステップS(以下、Sと称する)3〜S6およびS8〜S17(判定工程)は判別制御部61が、S7(算出工程、入力データ色情報算出工程)は色情報算出部62が、S18〜S21(算出工程、色情報判別工程)は原稿判定部63が行う処理である。
【0084】
まず、図3に示すように、カラー画像入力装置2において、原稿のプレスキャンが行われる(S1)。このプレスキャンによって得られたRGB信号は、所定の処理が施されて判別制御部61に入力される。判別制御部61は、上述したように、RGBの濃度信号をCMY信号に補色反転することによって、信号変換を行う(S2)。
【0085】
次いで、判別制御部61は、上記補色反転されたCMY信号を用いて、濃度ヒストグラムを作成する(S3)。
【0086】
そして、このヒストグラムから、予め定められる閾値より小さい度数の低度数濃度に属する区分の数を求めると共に、最も度数の大きい(最大度数値(第1の最大度数値)をもつ)濃度区分(第1の最大度数の濃度区分)を求める(S4)。次に、第1の最大度数の濃度区分に隣接する濃度区分以外で最大度数値をもつ第2の最大度数の(第2の最大度数値)を有する)濃度区分を求める(S5)。
【0087】
一方、上記S3〜S5の処理と並行して、画像データを2値化し、注目画素を含む複数の画素よりなるマスクを設定し、主走査方向(スキャナの走査面において走査方向に直交する方向)・副走査方向(スキャナの走査方向と平行な方向)での「0」から「1」、「1」から「0」への変化点数の和を求める(S6)。
【0088】
なお、この変換点数の算出は、例えば主走査方向の変化点数のみを求める構成であってもよく、このような構成を用いることで高速化が可能である。
【0089】
また、上記S3〜S5、S6、後述するS8〜16の処理と並行して、後述する色情報算出処理を行う(S7)。
【0090】
そして、S5・6の後、S4で求めた低度数濃度区分の数と予め定めた第1の閾値との大きさを比較する。低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値未満の場合にはS9に進む。一方、低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値以上である場合には、図4のS17に示すように、読み取った原稿は文字原稿であるとする。
【0091】
低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値未満の場合(S8でNo)、続いて、総画素数に対する第1の最大度数値の割合を計算し、この割合と予め定めた第2の閾値との大きさを比較する(S9)。総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値未満(S9でNo)である場合にはS10に進む。総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値以上である場合(S9でYes)には、図4のS17に示すように、読み取った原稿は文字原稿であるとする。
【0092】
そして、総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値未満である場合、総画素数と(第1の最大度数値−第2の最大度数値)との比を算出し、この比と予め定めた第3の閾値との大きさを比較する(S10)。
【0093】
このとき、上記比が第3の閾値未満である場合(S10でNo)には、図4に示すS11に進む。一方、上記比が予め定めた第3の閾値以上である場合(S10でYes)には、図4に示すS14に進む。
【0094】
S11においては、上述のS6において得られた変化点数の和に応じて、即ち、得られた変化点数の和が予め定めた閾値以上(S11でYes)であれば、読み取った原稿が文字/印刷写真原稿であるとしてフラグFの値をaに設定する(S12)。
【0095】
ここで、印刷写真を含む原稿か印画紙写真を含む原稿かを判別するのに、変化点数の和を用いるのは、例えば面積階調画像の場合には、局所領域における画像信号の変動が大きいからである。また、得られた変化点数の和が予め定めた閾値未満(S11でNo)であれば、読み取った原稿は文字/印画紙写真原稿であるとする(S13)。
【0096】
また、S12においても同様に、得られた変化点数の和が予め定めた閾値以上(S14でYes)であれば、読み取った原稿が印刷写真原稿であるとしてフラグFの値をbに設定する(S15)。また、得られた変化点数の和が予め定めた閾値未満(S14でNo)であれば、読み取った原稿は印画紙写真原稿であるとする(S16)。
【0097】
以上のように、判別制御部61は、読み取った原稿の種別を判別すると共に、面積階調画像データが含まれているか否かを判定する(S8〜S17,判定工程)。
【0098】
ここで、色情報算出部62が行う色情報算出処理(S7)について、図5、図6、図9を用いて説明する。色情報算出部62は、全入力画像データについて色情報算出処理(入力データ色情報算出工程に対応)を行う。
【0099】
図5に示すように、まず、特定色である画素の数Psを0とおく(S31)。続いて、入力された画像データのうちから、例えば図6に示すような複数の画素よりなるブロックを抽出する(S32)。なお、ここでは抽出するブロックとして、注目画素を含む13×7の画素を抽出しているが、これに限るものではなく、その他の大きさであってもよい。
【0100】
そして、ブロック中の注目画素に関する色情報を算出し(S33)、注目画素が特定色であるか否かを判定する(S34)。
【0101】
ここで、特定色とは、特に限定されるものではなく、予め定められるものであればどのようなものでもよい。
【0102】
例えば、人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である記憶色等でもかまわない。この記憶色に対しては、記憶色処理を行うことで、好ましい画像を出力することが可能となる。好ましい色というのは個人差が有るので、通常例えばプリンタなどでは多くの被験者の好ましい色の平均値を最も好ましい再現としている。
【0103】
その後、注目画素が特定色であると判定された場合(S34でYes)には、特定色である画素の数Psの値を一つ増加させる。また、注目画素が特定色でないと判定された場合(S34でNo)には、特定色である画素の数Psの値はそのままにする。
【0104】
そして、画素全てについて判定が終了したか否かを判定し(S36)、画素全てについて判定が終了している場合には、特定色である画素の数Psの全画素数に対する割合と、予め定めた閾値THs(例えば、0.05)との比較を行う(S37)。このとき、特定色である画素の数Psの割合が閾値THs以上である場合にはフラグGの値をcに設定して色情報算出処理を終了する。一方、特定色である画素の数Psの割合が閾値THsより小さい場合には、そのまま色情報算出処理を終了する。
【0105】
また、画素全てについて判定が終了していない場合(S36でNo)は、S32に戻り、主走査方向に1画素ずらせてブロックを抽出しS33〜S35の処理を繰り返す。
【0106】
なお、S37における比較には、画素の数Psの割合ではなく、画素の数Psをそのまま用いてもかまわない。
【0107】
ここで、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)の一例としては、次のようなものがある。
【0108】
まず、色情報の算出として、ブロック内の13×7画素に対して、信号レベルの平均値(Dave)=(Cave,Mave,Yave)を求める。
【0109】
そして、予め定めた閾値Cth1,Cth2,Mth1,Mth2,Yth1,Yth2に応じて、Cth1<Cave<Cth2、かつ、Mth1<Mave<Mth2、かつ、Yth1<Yave<Yth2の場合に、特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。
【0110】
また、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)の他の一例としては、次のようなものがある。
【0111】
まず、重み付けフィルタ(図9参照)を用いた、ブロック内の重みづけした信号レベルの平均値(Dwave)=(Cwave,Mwave,Ywave)を求める。
【0112】
そして、予め定めた閾値Cth1,Cth2,Mth1,Mth2,Yth1,Yth2に応じて、Cth1<Cwave<Cth2、かつ、Mth1<Mwave<Mth2、かつ、Yth1<Ywave<Yth2の場合には特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。上記閾値の具体的な数値の例として、特定色としての肌色を判定する場合には、(Cth1,Mth1,Yth1)=(45,120,135),(Cth2,Mth2,Yth2)=(30,85,100)のように選ぶことができる。
【0113】
図9に、重み付けフィルタの構成の一例を示す。ここでは、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分のフィルタ係数を示す。残りのフィルタ係数は0であるので省略している。
【0114】
なお、重み付けフィルタとして用いるフィルタは、この図9に示す構成に限るものではなく、その他の構成であってもよい。
【0115】
また、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)のさらに他の一例としては、次のようなものがある。
【0116】
まず、ブロック内の13×7画素に対して、一つ一つの画素について閾値を用いて特定色であるか否か判定する。
【0117】
そして、特定色であると判定された画素の数が予め定められた閾値よりも大きい場合に、特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。また、次の注目画素の判定には、別のブロックを選択し、同様に判定を行う。
【0118】
上述したように、判別制御部61で原稿種別の判別処理(判定工程)、色情報算出部62で色情報算出処理(入力データ色情報算出工程)を行った後、これらの処理結果は原稿判定部63に入力される。この原稿判定部63における処理(色情報判別工程)について、図4を用いて説明する。
【0119】
まず、先に設定したフラグFの値がaであるか否かを判別する(S18)。フラグFの値がaである場合にはさらにフラグGの値がcであるか否かを判別する(S20)。一方、フラグFの値がaでない場合には、フラグFの値がbであるか否かを判別する(S19)。フラグFの値がbである場合にはさらにフラグGの値がcであるか否かを判別する(S20)。フラグFの値がbでない場合(S19でNo)には処理を終了する。
【0120】
続いて、S20において、フラグGの値がcである場合には、入力画像データの中に、特定色の領域が含まれているとし(S21)、フラグGの値がcでない場合には処理を終了する。
【0121】
以上のように判定した原稿の種別および特定色の有無に応じて、原稿判定部63は、原稿種別判定信号Pを、原稿種別判定信号Pを入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、および、階調再現処理部13へと出力する。即ち、原稿種別判定信号Pには、原稿の種別および特定色の有無の情報が含まれる。
【0122】
この原稿種別判定信号P(原稿種別自動判別部6の判定結果)に応じて、入力階調補正部7は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を施す。また、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13では、原稿種別判定信号Pに基づいて適切な処理な処理が施されるように色補正テーブル・黒生成量・フィルタ係数・階調補正曲線などを選択する。
【0123】
以上では、プレスキャンにより原稿種別を判別する方法について説明したが、プレスキャンは必ずしも必要ではなく、シェーディング補正処理後の画像データを画像メモリに格納しておき、原稿種別の判別処理を行った後、この画像データを読み出して処理を行っても良い。
【0124】
また、上記構成において、原稿種別自動判別部6において面積階調画像で特定色の領域が含まれていると判定された場合、色情報算出部62で肌色を認識する際に、肌色が含まれているブロックの数をカウントするようにしても良い。そして、ブロックの数が予め定めた閾値より大きい場合に、例えば原稿を「網点(面積階調)人物画像」と判定する構成であってもよい。この場合、画像全体に対して色補正処理・空間フィルタ処理および階調再現処理が行われる。
【0125】
なお、デジタルカラー複写機において、カラー画像処理装置1の操作を操作パネル14にて設定する構成であってもよい。
【0126】
この場合、例えば、原稿種別(画像モード)をマニュアルで設定してもよい。即ち、操作パネル14から画像モードがマニュアル入力されると、入力された画像モードは例えばCPUにより識別され、色補正部9・空間フィルタ処理部11・階調再現処理部13の処理を切り換える構成であってもよい。
【0127】
この場合、操作パネル14の構成としては、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンとからなる構成であってもよい。
【0128】
また、色情報算出部62および原稿判定部63は、原稿種別自動判別部6に備えられている構成に限定されるものではない。
【0129】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の一形態について図2、図6〜図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0130】
本実施の形態におけるデジタルカラー複写機(画像形成装置)は、図2に示す実施の形態1のデジタルカラー複写機の構成と原稿種別自動判別部6および領域分離処理部8以外は同じ構成となっている。本実施の形態におけるデジタルカラー複写機における画像処理装置は、原稿種別自動判別部6を備えておらず、領域分離処理部8において上述した原稿種別判別処理(判定工程に対応)および色情報算出処理(算出工程に対応)を行う。
【0131】
また、本実施の形態においては、原稿種別自動判別部6を備えていないので、RGB信号はそのまま(補色反転されずに)入力階調補正部7・領域分離処理部8・色補正部9に入力される。この間においては、信号の形態が異なるのみで処理内容は実施の形態1と同様である。
【0132】
領域分離処理部8は、図7に示すように、分離制御部(画像判定手段、領域分離手段)81、色情報算出部(色情報算出手段)82、および、画像領域判定部(色情報算出手段)83とを備えている。
【0133】
分離制御部81は、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真領域などの複数の領域の何れかに分離すると共に、入力階調補正部7から入力された入力信号をそのまま後段の色補正部(色補正手段)9に出力するものである。
【0134】
色情報算出部82は、分離制御部81により面積階調画像データを含むと判定された入力画像データから色情報を算出する。
【0135】
画像領域判定部83は、原稿画像に、特定色の領域が含まれているか否か(特定色の領域の有無)を判別する。
【0136】
以下、従来より用いられている領域分離処理方法にて面積階調画像領域を分離して注目画素が特定色であるか否かを判定する方法について、図8を用いて説明する。ここで、領域分離処理方法としては、例えば非特許文献1に記載の方法を用いることができる。
【0137】
まず、画像データ中から、例えば図6に示すような13×7画素のブロックを抽出し、ブロック内の画素の各色成分ごとの信号レベルの平均値(Dave)=(Rave,Gave,Bave)を求める(S41)。なお、このブロックのサイズは図6に示すような13×7画素に限るものではない。
【0138】
次に、ブロック内の各画素の最大画素信号レベル(Dmax)、最小画素信号レベル(Dmin)を求める(S42)。
【0139】
その後、S41にて求めた平均値(Dave)を用いてブロック内の各画素を2値化する。そして、2値化されたデータを用いて、主走査、副走査方向における、それぞれ0から1への変化点数、1から0への変化点数を求め、それぞれ、KH、KVとする(S43)。
【0140】
なお、上記S41〜S43は、分離制御部81において行われる。
【0141】
続いて、以上のように求めたDave,Dmax,Dmin,KH,KVに対して、分離制御部81は、予め定めた閾値TH,TV,B1,B2を用いて、以下に示す条件1を満たすか否かの判定を行う(S44)。ここで、条件1は、Dmax−Dave>B1、かつ、Dave−Dmin>B2、かつ、KH>TH、かつ、KV>TVで与えられる。
【0142】
ここで、上記条件1が、入力画像データの色成分であるRGBのうち、少なくとも1つの成分で成り立つ場合(S44でYes)には、分離制御部81において、注目画素は面積階調画像領域であると判定される(S45)。これは、面積階調画像領域において、小領域における画像信号の変動が大きいこと、および、背景に比べて濃度が高いことを利用して、面積階調画像領域を識別するものである。即ち、KH、KVを用いた判定は、変動の大きさの判定に相当し、Dmax,Dmin,Daveを用いた判定は、背景との誤判定を防ぐのものである。
【0143】
また、上記領域判定(S44)については、上記条件1を用いた方法に限定されるものではなく、例えば、以下に示す方法を用いてもかまわない。
【0144】
例えば、平均値(Dave)の代わりに、例えば図9に示すような重み付けフィルタを用いて計算した重み付けした平均値(Dwave)を利用して判定を行ってもよい。即ち、上記条件1のかわりに条件1´として、Dmax−Dwave>B1、かつ、Dwave−Dmin>B2、かつ、KH>TH、かつ、KV>TVによって判定を行ってもよい。
【0145】
なお、この図9は、上述のように、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分の要素を示すものであり、残りの要素は0であるので省略している。
【0146】
このように、重み付けした平均値を用いれば、面積階調画像の境界付近においても、即ち、例えば判定するブロックが面積階調画像と非面積階調画像との境界を含んでいるような場合であっても、正確に領域分離を行うことができる。
【0147】
また、続いて、S44で面積階調画像領域であると判定された領域(S45)において、注目画素が特定色であるか否かの判定を行うための色情報の算出を色情報算出部82(色情報算出手段)が行う。色情報としては、例えば、S41にて求めた各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)を用いることができる。
【0148】
画像領域判定部83は、上記色情報を用いて注目画素が特定色であるか否かの判定を行う。例えば上記各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)が、予め定めた閾値Rth1,Rth2,Gth1,Gth2,Bth1,Bth2に対して、以下の条件2を満たすか否かを判定することによって行う。ここで、条件2は、Rth1<Rave<Rth2、かつ、Gth1<Gave<Gth2、かつ、Bth1<Bave<Bth2で与えられる(S46)。
【0149】
ここで、条件2が満たされている場合は、注目画素は特定色であると判定し、処理を終了する(S47)。一方、条件2が満たされていない場合は、注目画素は特定色ではないとして、処理を終了する(S48)。
【0150】
なお、上記閾値の具体的な数値の例としては、特定色としての肌色を判定する場合、実施の形態1で示した値を反転した値(Rth1, Gth1, Bth1)=(210,135,120),(Rth2, Gth2, Bth2)=(225,170,155)を用いることができる。
【0151】
一方、上記条件1が、入力画像データの色成分であるRGBのうちいずれにおいても成り立たない場合(S44でNo)には、その非面積階調画像領域が文字領域であるか否かを判定する。この判定は、以下の条件3を満たすかどうか判定することによって行われる(S49)。
【0152】
即ち、S49では、S42にて求めた最大画素信号レベル(Dmax)と最小画素信号レベル(Dmin)との差分(Dsub)を求めて、Dmax,Dmin,Dsubを予め定めた閾値PA,PB,PCと比較する。ここで、条件3は、Dmax>PA、または、Dmin<PB、または、Dsub>PCで与えられる。
【0153】
この条件3が満たされた場合、注目画素は文字領域であると判定し、処理を終了する(S50)。即ち、上記条件3が入力画像データの色成分であるRGBのうち少なくとも1つで成り立つ場合には、文字領域となる。一方、条件3が満たされない場合には、注目画素は印画紙写真領域と判定し、処理を終了する(S51)。
【0154】
なお、上記S47・S48は画像領域判定部83において、S49〜51は分離制御部81において行われる。
【0155】
また、この条件3を用いた判定(S49)は、文字領域では、最大信号レベルと最小信号レベルの差が大きく、濃度も高いと考えられることを利用した、文字領域の識別である。また、上記領域分離処理は、画素毎に領域判定を行っても良く、あるいは、複数の画素よりなるブロックに対して判定するようにしても良い。
【0156】
また、上記における特定色の判定(S46)は、以下の方法で行うものであってもよい。
【0157】
即ち、面積階調画像領域であると判定されたブロック内の画素全てに対して、画素ごとに特定色判定を行い、特定色であると判定された画素の数が判定閾値より多い場合に、注目画素を特定色領域と判定する。各画素の特定色判定は、上述の条件2において各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)の代わりにその画素の値RGBを用いればよい。
【0158】
なお、S46において判定するのは、色相・明度・彩度からなる色(特定色)に限定されるものではなく、例えば、予め設定された特定の濃度や彩度であるか否かであってもかまわない。
【0159】
即ち、注目画素が、特定の濃度であるか否かの判定も、同様にS46〜S48にて行ってもかまわない。この場合、例えば、ハイライトであるかの否かの判定について説明すると、S41にて求めた各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)が、予め定めた閾値Rth3,Gth3,Bth3に対して、以下の条件2を満たすか否かを判定することによって行う。S46で用いる条件2は、Rth3<Rave、かつ、Gth3<Gave、かつ、Bth3<Baveとなる。また、具体的な数値の例としては、Rth3=Gth3=Bth3=220に設定する。
【0160】
また、注目画素が、特定の彩度であるか否かの判定も、同様にS46〜S48にて行ってもかまわない。
【0161】
この場合、例えば、低彩度であるかの否かの判定について説明すると、S46で用いる条件2は、MAX(Rave,Gave,Bave)−MIN(Rave,Gave,Bave)<THcとなる。このとき、色情報算出部82がMAX(Rave,Gave,Bave)、MIN(Rave,Gave,Bave)および両者差分値を算出する。
【0162】
こうして、領域分離処理部8は、以上に説明したS41〜S51に示す領域分離処理によって得た領域識別信号Qを出力する。
【0163】
また、領域分離処理部8として、入力画像データを分離制御部81と色情報算出部82とに入力することにより並列して処理を行い、画像領域判定部83で注目画素の領域判定処理を行うようにしてもかまわない。この場合、分離制御部81では、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真領域などの複数の領域の何れかに分離するための特徴量の抽出が行われ(図8のS41〜S43)、色情報算出部82で、注目画素が特定色であるか否かの判定が行われる(図8のS46)。
【0164】
そして、画像領域判定部83では、注目画素が文字領域・面積階調画像領域・印画紙写真領域の何れに属するのかが判定され(図8のS44・S45・S49〜S51)、面積階調画像領域と判定された場合は、さらに色情報算出部82の結果を参照して特定色であるか否かの判定が行われる(S47・S48)。
【0165】
次に、面積階調画像領域であり特定色であると判断された領域に対する処理方法について説明する。
【0166】
まず、色補正部9における色補正処理について、図10を用いて説明する。
【0167】
上述のように図8に基づいて説明したS41〜S51に相当する領域分離処理・色情報算出処理を行った(S61)後、CPU(制御手段)は、入力された領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属するか否かを判定する(S62)。
【0168】
このとき、その画素が面積階調画像領域に属する場合には、その画素が特定色か否かを、領域識別信号Qにより判定する(S63(色情報判定工程))。そして、その画素が特定色である場合には記憶色処理を行う(S64)。また、S63でその画素が面積階調画像領域に属さない場合、および、S64で特定色でない場合には、デフォルトの色補正処理(S65)を行う。
【0169】
これらの処理(S64・65)を行うと、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S66)、終了している場合には処理を終了し、終了していない場合にはS62まで戻る。
【0170】
ここで、色補正処理する画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合に行う記憶色処理(S64)の一例として、マトリクス方式による色補正処理を説明する。
【0171】
このマトリクス方式においては、次式(5)のように、入力信号RGB(Ri,Gi,Bi)から色補正した出力信号CMY(Cbi,Mbi,Ybi)への変換を、行列演算を用いて実現する。
【0172】
【数1】
【0173】
ここで、この特定色のための色記憶処理に用いる変換マトリクスaijなどは、例えば以下のように定めることができる。
【0174】
即ち、例えば記憶色としての肌色がより明るく好ましく再現されるようなマトリクスを求めるためには、記憶色処理を行いたいカラーパッチ(Cai,Mai,Yai)[i=1,2…,n]を出力する。その後、出力したカラーパッチをスキャンして(Ri,Gi,Bi)を得る。そして、それぞれカラーパッチに対応する好ましい再現値を(Cbi,Mbi,Ybi)とする。全データセット(Ri,Gi,Bi)と(Cbi,Mbi,Ybi)とを用いて、これらの関係を満たす定数a11〜a33、b1〜b3を最小二乗法で求める。より精度良く色変換する場合には、RGBの2次以上のより高次の項を含めればよい。
【0175】
次に、空間フィルタ処理部11における空間フィルタ処理について、図11に基づいて説明する。
【0176】
S71・72においては、図10に示すS62・S63と同様、領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素であるか否かを判定する。
【0177】
そして、画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合(S72でYes)には、強い平滑化処理(S73)を行う。即ち、例えば図9に示すような重み付けフィルタを用いて空間フィルタ処理を行う。これにより、周りの画素の情報をも取り込んで周りとの差を小さくすれば、より粒状感を抑えた自然な画像を再現することができる。
【0178】
なお、この図9は、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分の要素を示すものであり、残りの要素は0であるので省略している。
【0179】
一方、S71において、面積階調画像領域でない場合は、領域識別信号Qに応じたフィルタ処理が行われる(S75)。また、S72において特定色ではないと判別された画素については、デフォルトのフィルタ(係数)を用いて空間フィルタ処理が行われる(S74)。ここで、このデフォルトのフィルタとしては、例えば上述の図12に示すような、図9に示すフィルタよりも平滑度合いの弱いフィルタを用いることができる。
【0180】
以上の処理の後に、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S76)、終了していない場合にはS71まで戻り、終了した場合には出力データを出力階調補正部12へと出力する。
【0181】
次に階調再現処理部13における階調再現(中間調)処理について、図13に基づいて説明する。
【0182】
S81・82においては、図10に示すS62・S63と同様、領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素であるかを判定する。
【0183】
そして、画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合(S82でYes)には、大きいマトリクスを用いた誤差拡散処理を行う(S83)。
【0184】
ここで、この誤差拡散処理とは、入力画像データを2値や多値の量子化された値(出力階調数)で表す中間調処理方法の一つである。誤差拡散処理では、まず、入力画像データI’xyに拡散誤差exyが加算される。この拡散誤差が加算された画像データ(以下、入力画像データ)Ixyは、予め定められる閾値と比較され量子化される。
【0185】
例えば、2値化の場合、閾値は127、量子化値(出力画像データ)Oxyは0、255となる。即ち、画像データ(I´xy+exy)が閾値127以下ならば「0」、閾値127より大きければ「255」が出力される。ここでは、画像データ(I´xy+exy)が閾値127より大きいとし、出力画像データは「255」となる。
【0186】
そして、量子化値と画像データとの誤差ExyをExy=I´xy−Oxyにより求める。
【0187】
このようにして求められた誤差Exyは予め定められる拡散係数に基づいて、まだ処理が施されていない画素に2次元的に拡散される。
【0188】
ここで、図14に、特定色の場合の拡散係数aij(誤差拡散マトリクス)のマスクの一例を示す。なお、誤差拡散は通常、左側の画素から順に処理を行う。また、図14中「*」は現在、処理を行っている画素(注目画素)である。斜線を施した画素は、すでに処理が終わった画素である。この場合、注目画素の右隣りの2画素および注目画素の下の2ライン(各ライン5画素)に誤差を拡散する。各画素に付されている数値は拡散される誤差の大きさを表しており、注目画素に近い画素ほど多くの誤差が拡散され離れるに従い小さくなる。なお、拡散される誤差の値は、拡散係数の比率(aij/Σaij)に誤差を掛けた値、即ち、(1/Σaij)aijEx+1,y+1により計算される。
【0189】
このように、未処理の画素には処理が施された画素の誤差が順次蓄積されていく。即ち、誤差拡散では、量子化によって生じた誤差はフィードバックされるため、濃度は保存されることとなる。
【0190】
この誤差拡散処理においては、大きな誤差拡散マトリクスを用いると、多くの画素に誤差が拡散されるため誤差拡散の分散は小さくなり、滑らかな画像(階調性が良い画像)を得ることができる。この場合、分解能は下がるが、例えば人物画の肌色領域などには高解像度は必要ないため、特定色(肌色)の領域には、上述のように大きな誤差拡散マトリクスを使用する。また、例えば組織的ディザ法による中間調の場合には、マトリクスのサイズをより大きくして、より広い範囲まで誤差を拡散して、なめらかな階調を得る構成であってもよい。あるいは、組織的ディザ法、万線などの、面積階調の画像データの方式に応じて、マトリクス切り換えるようにしてもよい。
【0191】
一方、S81において、面積階調画像領域でない場合は、領域識別信号に応じた誤差拡散処理が行われる(S85)。また、S82において、特定色ではないと判別された画素については、デフォルトのマトリクスを用いて誤差拡散処理を行う(S84)。
【0192】
このデフォルトの拡散マトリクスは、例えば、次式(6)のように表される。
【0193】
【数2】
【0194】
以上の処理の後に、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S86)、終了していない場合にはS81まで戻り、終了した場合には出力画像データをカラー画像出力装置3に出力する。
【0195】
なお、本実施の形態では、原稿種別自動判別部6(実施の形態1参照)を備えないで領域分離処理部8のみを備える構成を例として説明したが、原稿種別自動判別部6と領域分離処理部8との両方を備えるようにしてもよい。
【0196】
この場合、例えば、原稿種別自動判別部6にて原稿種別の判別を行い、その結果に基づいて領域分離処理を行う際のパラメータを変更する。そして、領域分離処理部8にて、面積階調画像領域が含まれているか否かおよび特定色であるか否か否かの判定をするように構成すればよい。
【0197】
またあるいは、原稿種別自動判別部6にて、原稿に面積階調画像が含まれているか否かおよび特定色であるか否かを判定し、原稿種別判定信号Pに基づいて、上記各処理を原稿全体に対して行ってもよい。
【0198】
また、本実施の形態においては、ブロックとして13×7の領域を共通して用いる構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば原稿種別判定と領域分離処理とで異なるサイズのブロックを用いる構成であってもよい。
【0199】
さらに、色情報算出部82および画像領域判定部83は、領域分離処理部8に備えられている構成に限定されるものではない。
【0200】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の一形態について図2、図15および図16に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0201】
図15は、スキャナ(画像読取装置)の要部の構成を示す図である。スキャナは、画像処理部15とカラー画像入力装置2とからなり、コンピュータ16に接続される。カラー画像入力装置2は、スキャナの読み取り部であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)や光源などの機構部である。
【0202】
本実施の形態においては、以下に説明するように、図15に示す画像処理部15と、図16に示すコンピュータ16内部のプリンタドライバ17との組み合わせによって、上述のカラー画像処理装置1(図2参照)と同様の機能を発揮させる。
【0203】
即ち、スキャナ15から入力された画像データに対し、面積階調画像領域の判別および特定色の判定処理を行うようにした構成について、以下に説明する。この場合、色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理をプリンタドライバ17として実現する。
【0204】
本実施形態のスキャナ15は、図15に示すように、A/D変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、および、領域分離処理部8を備えている。スキャナ15の読み込み条件や動作は、コンピュータ16にて設定され制御される。スキャナ15により読み取られた画像データは、実施の形態1・2と同様、原稿種別自動判別部6または領域分離処理部8により、原稿画像に面積階調画像領域が含まれているか否か、および、面積階調画像領域が特定色であるか否かの判定がなされ、その結果が、読み込まれたRGB信号と共に図16に示すコンピュータ16に送られる。
【0205】
図16に示すように、コンピュータ16は、プリンタドライバ17、通信ポートドライバ19、および通信ポート20を備えている。
【0206】
プリンタドライバ17は、色補正部9、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13、および、プリンタ言語翻訳部18を備えており、色補正部9は黒生成下色除去処理も行う。
【0207】
スキャナ15にて読み込まれた画像データは、コンピュータ16で必要に応じてアプリケーションソフトウェアを用いて編集され、原稿種別自動判別部6による原稿種別の判別結果あるいは領域分離処理部8において生成された領域識別信号と共にプリンタドライバ17に入力される。
【0208】
プリンタドライバ17では、画像データに対して、色補正部9、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13によって上述した処理が施され、プリンタ言語翻訳部18にてプリンタ言語に変換される。そして、通信ポートドライバ・通信ポート(RS232C・LAN等)を介して電子写真方式やインクジェット方式のプリンタ等であるカラー画像出力装置3に入力される。プリンタは、プリンタ機能の他にコピー機能およびファックス機能を有するデジタル複合機であっても良い。
【0209】
あるいは、スキャナ15において、原稿種別の判別や領域分離処理は行わず、これらの処理をコンピュータ16にてアプリケーションソフトウェアとして実現するようにしても良い。
【0210】
本発明はコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、画像処理方法を記録するものとすることもできる。この結果、画像処理方法を行うプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
【0211】
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROM(Read Only Memory)のようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
【0212】
いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0213】
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)/MO(Magneto Optical)/MD(Mini−Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。
【0214】
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。
【0215】
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
【0216】
なお、コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより構成される。さらには、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのネットワークカードやモデムなどが備えられる。
【0217】
また、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0218】
【発明の効果】
本発明の画像処理装置は、以上のように、入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する画像判定手段と、画像判定手段によって面積階調画像データを含むと判定された入力画像データの色情報を算出する色情報算出手段とを備えている構成である。
【0219】
これにより、表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0220】
本発明の画像処理装置は、入力画像データに基づき、入力画像データに対応する原稿の種別を判別する原稿種別判別手段に、画像判定手段と色情報算出手段とが備えられている構成である。
【0221】
これにより、原稿種別判別手段が原稿の種別を判別すると共に、面積階調原稿であるか否かを判別することができる。従って、面積階調原稿である場合には、その色情報を得ることができ、原稿全体に適切な処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0222】
本発明の画像処理装置は、画像判定手段が、ユーザによる入力が可能な操作表示部からの入力データに基づいて判定する構成である。
【0223】
これにより、例えば操作パネル(操作表示部)からの入力により、簡単に原稿の種別を判別することができ、入力画像データが面積階調画像データを含む否かも簡単に判別できるといった効果を奏する。
【0224】
本発明の画像処理装置は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離手段と、領域分離手段によって抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、または、複数の画素よりなるブロックごとに色情報を算出する色情報算出手段とを備えている構成である。
【0225】
これにより、領域分離手段による領域分離処理によって画素毎あるいはブロック単位で面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0226】
本発明の画像処理装置は、色情報算出手段が、色情報の算出により、面積階調画像データが予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う構成である。
【0227】
これにより、例えば、色情報算出手段の判定結果が、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色である、特定濃度である、または、特定彩度であること等を示す場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより高画質化を図ることができるといった効果を奏する。
【0228】
本発明の画像処理装置は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画像処理手段による入力画像データから出力画像データへの変換のための処理を切り換える制御手段を備えている構成である。
【0229】
これにより、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などの処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができるといった効果を奏する。
【0230】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを入力画像データとは異なる表色系の画像データに変換して入力画像データに色補正処理を施す色補正手段であり、制御手段は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、色補正処理を切り換える構成である。
【0231】
これにより、面積階調の画素またはブロックであっても、あるいは原稿全体に対しても、最適値もしくは指定した色に変換することができるといった効果を奏する。
【0232】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データに空間フィルタ処理を施す空間フィルタ手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、空間フィルタ処理を切り換える構成である。
【0233】
これにより、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域等に対して、最適な空間フィルタ処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0234】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを予め定められる階調数に変換する処理を施す階調再現処理手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、階調再現処理を切り換える構成である。
【0235】
これにより、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域等に対して、最適な階調再現処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0236】
本発明の画像読取装置は、上記記載の画像処理装置を備え、原稿から画像を読み取り、該読み取った画像に所定の処理を施す構成である。
【0237】
これにより、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、記憶色処理を施したり、面積階調画像領域の色やユーザが指定する色へ変換することができ、適切な画像処理を行うことができる画像読取装置を提供することができるといった効果を奏する。
【0238】
本発明の画像形成装置は、上記記載の画像処理装置と、原稿から画像を読み取り、画像処理装置に読み取った画像を入力する画像入力装置と、画像処理装置により処理が施された出力画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像出力装置とを備える構成である。
【0239】
これにより、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理を施して、高画質の画像を出力する画像形成装置を提供することができるといった効果を奏する。
【0240】
本発明の画像処理方法は、入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定する判定工程と、面積階調画像データを含むと判定された入力画像データの色情報を算出する算出工程とを含んでいる構成である。
【0241】
これにより、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。従って、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができるといった効果を奏する。
【0242】
本発明の画像処理方法は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離工程と、抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに上記色情報を算出する算出工程とを含んでいる構成である。
【0243】
これにより、領域分離工程による領域分離処理によって、画素毎あるいはブロック単位で、または原稿ごとに、面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0244】
本発明の画像処理方法は、色情報を算出して、面積階調画像データが、予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う色情報判定工程を含む構成である。
【0245】
これにより、例えば、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色、特定濃度、または特定彩度である場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより、画像処理方法を適用した画像処理装置において高画質化を図ることができるといった効果を奏する。
【0246】
本発明の画像処理方法は、面積階調画像データの色情報の算出結果に基づいて、入力画像データから出力画像データへ変換するための処理を切り換える構成である。
【0247】
これにより、例えば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等の処理内容を切り換えることができる。従って、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができるといった効果を奏する。
【0248】
本発明の画像処理プログラムは、上記記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる構成である。
【0249】
これにより、例えば、網点領域が特定色であるか否かを判定して、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理を施すことができる画像処理方法の画像処理プログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができるといった効果を奏する。
【0250】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載の画像処理プログラムを記録した構成である。
【0251】
これにより、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記画像処理方法をユーザに提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置における原稿種別自動判別部の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
【図3】原稿種別の判定処理の一部を示すフローチャートである。
【図4】原稿種別の判定処理のうち図3に示すものの残りの一部と特定色の領域の有無の判定処理とを示すフローチャートである。
【図5】色情報算出処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】複数の画素よりなるブロックの構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の他の一形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。
【図8】図7に示す画像処理装置において、面積階調画像領域を分離し注目画素が特定色であるか否かを判定する方法の一例を示すフローチャートである。
【図9】重み付けフィルタの構成の一例を示す図である。
【図10】色補正部における色補正処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】空間フィルタ処理部における空間フィルタ処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】平滑度合いの弱い重み付けフィルタの構成の一例を示す図である。
【図13】階調再現処理部における階調再現(中間調)処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】誤差拡散マトリクスの構成を示す図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の一形態に係る画像読取装置の要部の構成を示す図である。
【図16】図15に示す画像読取装置に接続されるコンピュータの要部の構成を示す図である。
【図17】判別制御部と色情報算出部とが並行して処理を行う場合の原稿種別自動判別部の要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラー画像処理装置(画像処理装置)
2 カラー画像入力装置
3 カラー画像出力装置
6 原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)
7 入力階調補正部
8 領域分離処理部
9 色補正部(色補正手段、画像処理手段)
10 黒生成下色除去部(画像処理手段)
11 空間フィルタ処理部(空間フィルタ手段、画像処理手段)
12 出力階調補正部
13 階調再現処理部(階調再現処理手段、画像処理手段)
14 操作パネル(操作表示部)
15 スキャナ(画像読取装置)
61 判別制御部(画像判定手段)
62 色情報算出部(色情報算出手段、入力データ色情報算出手段)
63 原稿判定部(色情報算出手段、色情報判別手段)
81 分離制御部(画像判定手段、領域分離手段)
82 色情報算出部(色情報算出手段)
83 画像領域判定部(色情報算出手段)
P 原稿種別判定信号
Q 領域識別信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに含まれている面積階調画像データに対して適切な処理を施す画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スキャナなどの画像入力装置から読み込まれる原稿には、文字原稿、網点などの面積階調で表される印刷写真原稿、印画紙写真原稿およびこれらの混在したものなどがある。
【0003】
読み込まれた原稿の画像データは、例えばデジタル複写機に備えられた画像処理装置において、所望の画像処理が施されて出力される。このような画像処理の一例としては、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などがある。
【0004】
また、上記の処理に加えて、例えば、領域分離処理と呼ばれる処理によって、文字領域、網点領域、写真(印画紙写真)領域などの複数の領域を識別し、各種領域に応じて適した処理を施すことで画質の向上が図られていた。
【0005】
ところで、原稿画像が特にカラーの場合、特定の色、例えば、人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である記憶色等に対しては、その色用の画像処理を行う必要がある。
【0006】
このような処理を行うものとしては、記憶色領域を予め定めておき、演算式を用いて画素ごとに記憶色領域に含まれるか否か判定を行い、記憶色と判定された画素数をカウントして全画素数に対する比率を求めて閾値と比較し、その記憶色用に色分解条件を設定する必要があるか否かを判断する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−50859号公報(1990年2月20日公開)
【0008】
【非特許文献1】
高橋利至、吉田雅之、瀬政孝義、小野文孝(三菱電機(株)),「文字/網点/写真混在画像の適応2値化方式」,第121回研究会講演予稿(画像電子学会),1991年3月22日,19〜24頁
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の構成では、例えば、肌色の領域の各画素がほぼ肌色である印画紙写真に対しては有効であるが、肌色の領域であっても肌色の画素は少なくほとんどの画素が肌色とは異なる色で構成されている面積階調画像に対しては、記憶色であるか否か正しく判定することができない。即ち、面積階調画像領域においては、特定色の判別は困難であった。
【0010】
ここで、面積階調画像データとは、中間調を含む色情報を表現する画像データであって、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データを含むものであり、画素配分法・ディザ法および濃度パターン法などの中間調生成方法を用いるもの全てを含むものである。
【0011】
このような面積階調画像データにおいては、例えば領域分離処理を用いて面積階調の画像データであると判別することはできるが、その画素を中心として見た場合にどのような色として認識されるかといった、その画素の見え方を判定することはできない。
【0012】
従って、従来は、画像処理装置の入力画像データに面積階調画像データが含まれている場合に、画像処理において十分な効果を得ることができないという問題が生じていた。
【0013】
即ち、色補正処理などの画像処理を画像データの画素点ごとに行う際に、適切な画像処理を行うことができず、例えば記憶色処理のような色補正処理において、十分な効果を得ることができない。
【0014】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができる画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、上記の課題を解決するために、画像処理手段により所定の処理を施すことで入力画像データを出力画像データに変換する画像処理装置において、上記入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する画像判定手段と、上記画像判定手段によって面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴としている。
【0016】
ここで、面積階調画像データとは、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データのような、中間調を含む色を表現するためのデータである。例えば、網点画像データの場合には網点の配置の密度を変えることによって、また万線画像データの場合には線の太さを画像の濃淡に応じて変えることによって中間調を含む階調表現を行うことができる。
【0017】
上記の構成によれば、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。
【0018】
ここで中間調とは、中間の階調、即ち、面積階調を使用することによりはじめて表現することができる階調のことをいう。
【0019】
このような構成の例としては、画像判定手段としての原稿種別自動判別手段によって網点画像を含む印刷写真と判定された入力画像データから、色情報算出手段によって色情報を求める構成が挙げられる。また他の一例としては、画像形成装置に備えられた画像処理装置において、操作パネルから画像モードとして印刷写真モードが選択される構成がある。この場合には、網点画像を判定する画像判定手段としてのCPU(制御手段)によって、網点画像を含む印刷写真と判定された入力画像データから、色情報算出手段によって色情報を求める。なお、これらの場合には、必ずしも領域分離を行う必要はない。
【0020】
上記の画像処理装置は、入力画像データに基づき、入力画像データに対応する原稿の種別を判別する原稿種別判別手段に、画像判定手段と色情報算出手段とが備えられていることが好ましい。
【0021】
上記の構成によれば、原稿種別判別手段が原稿の種別を判別すると共に、面積階調原稿であるか否かを判別することができる。従って、面積階調原稿である場合には、その色情報を得ることができ、原稿全体に適切な処理を行うことができる。
【0022】
上記の画像処理装置は、画像判定手段が、ユーザによる入力が可能な操作表示部からの入力データに基づいて判定することが好ましい。
【0023】
上記の構成によれば、例えば操作パネルからの入力により、簡単に原稿の種別を判別することができ、入力画像データが面積階調画像データを含む否かも簡単に判別できる。
【0024】
本発明の画像処理装置は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離手段と、領域分離手段によって抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに(原稿全体に対して)色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴としている。
【0025】
上記の構成によれば、領域分離手段による領域分離処理によって画素毎あるいはブロック単位で、または原稿全体に対して面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができる。
【0026】
上記の画像処理装置は、色情報算出手段が、色情報の算出により、面積階調画像データが予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行うことが好ましい。
【0027】
上記の構成によれば、例えば、色情報算出手段の判定結果が、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色である、特定濃度である、または、特定彩度であること等を示す場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより高画質化を図ることができる。
【0028】
なお、特定色としては、例えば人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である、いわゆる記憶色が挙げられる。
【0029】
上記の画像処理装置は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画像処理手段による入力画像データから出力画像データへの変換のための処理を切り換える制御手段を備えていることが好ましい。
【0030】
上記の構成によれば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などの処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができる。
【0031】
例えば、黒生成下色除去処理においては、面積階調画像領域が特定色である場合、黒生成量を下げるか黒生成を行わないかして、肌色領域の孤立黒ドットを抑制して、粒状感を抑えることができる。
【0032】
また、制御手段は、例えばCPUによって実現することができる。
【0033】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを入力画像データとは異なる表色系の画像データに変換して入力画像データに色補正処理を施す色補正手段であり、制御手段は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、色補正処理を切り換えることが好ましい。
【0034】
上記の構成によれば、面積階調の画素またはブロックであっても、あるいは原稿全体に対しても、最適値もしくは指定した色に変換することができる。具体的には、記憶色処理を施したり、画像編集のような色変換処理を行うことにより、例えば、編集機能をもつ複写機やスキャナドライバ(画像処理装置)において、ユーザの指定した色を変更できる。
【0035】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データに空間フィルタ処理を施す空間フィルタ手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、空間フィルタ処理を切り換えることが好ましい。
【0036】
上記の構成によれば、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域に対して、あるいは、予め定められた特定色、予め定められた特定濃度あるいは予め定められた特定彩度の面積階調画像領域を含む原稿に対して、最適な空間フィルタ処理を行うことができる。
【0037】
上記の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを予め定められる階調数に変換する処理を施す階調再現処理手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、階調再現処理を切り換えることが好ましい。
【0038】
上記の構成によれば、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域に対して、最適な階調再現処理を行うことができる。
【0039】
本発明の画像読取装置は、上記記載の画像処理装置を備え、原稿から画像を読み取り、該読み取った画像に所定の処理を施すことを特徴としている。
【0040】
上記の構成によれば、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、記憶色処理を施したり、面積階調画像領域の色やユーザが指定する色へ変換することができ、適切な画像処理を行うことができる画像読取装置を提供することができる。
【0041】
本発明の画像形成装置は、上記記載の画像処理装置と、原稿から画像を読み取り、画像処理装置に読み取った画像を入力する画像入力装置と、上記画像処理装置により処理が施された出力画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴としている。
【0042】
上記の構成によれば、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理を施して、高画質の画像を出力する画像形成装置を提供することができる。
【0043】
本発明の画像処理方法は、上記の課題を解決するために、入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、上記入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定する判定工程と、上記面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴としている。
【0044】
上記の方法によれば、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。従って、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができる。
【0045】
また、本発明の画像処理方法は、入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、上記入力画像データから上記面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離工程と、抽出された上記面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに(原稿全体に対して)上記色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴としている。
【0046】
上記の方法によれば、領域分離工程による領域分離処理によって、画素毎あるいはブロック単位、または、原稿全体に対して面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができる。
【0047】
上記の画像処理方法は、色情報を算出して、面積階調画像データが、予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う色情報判定工程を含むことが好ましい。
【0048】
上記の方法によれば、例えば、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色、特定濃度、または特定彩度である場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより、画像処理方法を適用した画像処理装置において高画質化を図ることができる。
【0049】
上記の画像処理方法は、面積階調画像データの色情報の算出結果に基づいて、入力画像データから出力画像データへ変換するための処理を切り換えることが好ましい。
【0050】
上記の方法によれば、例えば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等の処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができる。
【0051】
本発明の画像処理プログラムは、上記記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる。
【0052】
上記の構成によれば、例えば、網点領域が特定色であるか否かを判定して、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理を施すことができる画像処理方法の画像処理プログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができる。
【0053】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載の画像処理プログラムを記録している。
【0054】
上記の構成によれば、上記記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1〜図6、図9、図17に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0056】
図2は、本実施の形態に係るデジタルカラー複写機(画像形成装置)の要部の構成を示す。同図に示すように、本デジタルカラー複写機は、カラー画像処理装置(画像処理装置)1、カラー画像入力装置2、および、カラー画像出力装置3を備えている。カラー画像処理装置1には、カラー画像入力装置2およびカラー画像出力装置3が接続されると共に操作パネル14が接続されている。
【0057】
カラー画像入力装置2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置1に入力するものである。
【0058】
カラー画像処理装置1は、原稿から読み取った入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定して、面積階調画像データを含むと判定されたときには入力画像データから色情報を求めるようになっている。
【0059】
以下、カラー画像処理装置1の構成について、図2を用いて説明する。
【0060】
カラー画像処理装置1は、画像処理手段としての、A/D(アナログ/デジタル)変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部(色補正手段、画像処理手段)9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部(空間フィルタ手段、画像処理手段)11、出力階調補正部12、および階調再現処理部(階調再現処理手段、画像処理手段)13から構成されている。
【0061】
上記RGBのアナログ信号(入力画像データ)は、以下に説明するように、カラー画像処理装置1において、A/D変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、出力階調補正部12、階調再現処理部13の順で送られ、CMYK(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー・K:ブラック)のデジタルカラー信号(CMYK信号、出力画像データ)としてカラー画像出力装置3へ出力される。
【0062】
A/D変換部4は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するものである。シェーディング補正部5は、A/D変換部4から送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で生じた各種の歪みを取り除く処理を施すものである。また、シェーディング補正部5は、RGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置1に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施す。
【0063】
原稿種別自動判別部6は、RGBの濃度信号を補色反転してCMY信号とする。そして、入力された原稿が、文字原稿、印刷写真原稿、印画紙写真であるか、あるいは、それらが混在する文字/印刷写真原稿であるかなどの判定を行う。面積階調画像データを含む(入力された原稿画像が面積階調画像である)か否かを判定すると共に、面積階調画像データにおける色情報を算出する原稿種別自動判別部6の詳細については後述する。
【0064】
入力階調補正部7は、下地の有無を判定して下地濃度の除去を行ったりコントラストなどの画質調整処理を施したりするものである。
【0065】
領域分離処理部8は、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真(印画紙写真)領域などの複数の領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部8は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号Qを、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11および階調再現処理部13へと出力する。また、領域分離処理部8は、入力階調補正部7から入力された入力信号をそのまま後段の色補正部9に出力する。
【0066】
色補正部9は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。
【0067】
黒生成下色除去部10は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
【0068】
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行う方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC´,M´,Y´,K´、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の式(1)〜(4)で表わされる。
【0069】
K´={min(C,M,Y)} …(1)
C´=C−αK´ …(2)
M´=M−αK´ …(3)
Y´=Y−αK´ …(4)
空間フィルタ処理部11は、黒生成下色除去部10より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号Qを基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものである。階調再現処理部13も、空間フィルタ処理部11と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号Qを基に所定の処理を施すものである。
【0070】
この空間フィルタ処理部11においては、例えば、領域分離処理部8にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理としての鮮鋭強調処理によって、高周波数の強調量が大きくされる。そして、後述する階調再現処理部13において、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
【0071】
また、領域分離処理部8にて面積階調画像領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部11において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部12で、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置3の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行い、階調再現処理部13へと画像データを出力する。
【0072】
階調再現処理部13では、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)を施す。領域分離処理部8にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
【0073】
上述した各処理が施された画像データは、一旦図示しない記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置3に入力される。このカラー画像出力装置3は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するものである。カラー画像出力装置3の例としては、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
【0074】
なお、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit、制御手段)により制御される。
【0075】
以下、読み取られる原稿が印刷写真画像(面積階調画像)であるか否か、あるいは、面積階調画像が含まれているか否かを判定し、面積階調画像の色情報を算出することにより特定色の領域が含まれているか否かを判定する原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)6について説明する。
【0076】
ここで、面積階調画像の画像データ(面積階調画像データ)とは、中間調を含む色情報を表現する画像データであって、例えば、網点から構成される網点画像データ、規則的に密に並んだ平行線から構成される万線画像データ、または誤差拡散によって作成される画像データを含むものである。即ち、画素配分法・ディザ法および濃度パターン法などの中間調生成方法を用いる画像データ全てを含むものである。
【0077】
まず、原稿種別自動判別部6の構成について、図1を用いて説明する。
【0078】
図2に示すように、原稿種別自動判別部6は、判別制御部(画像判定手段)61、色情報算出部(色情報算出手段、入力データ色情報算出手段)62、および、原稿判定部(色情報算出手段、色情報判別手段)63とを備えている。
【0079】
判別制御部61は、RGB信号を補色反転してCMY信号とし、そのCMY信号を入力階調補正部7へと出力すると共に、画像データ(CMY信号)に基づき、入力された原稿の種別(文字原稿、印刷写真原稿(面積階調画像)、印画紙写真であるか、あるいは、それらが混在する文字/印刷写真原稿であるかなど)の判定を行う。
【0080】
色情報算出部62は、判別制御部61による上記判定と並行して、色情報を算出する。
【0081】
原稿判定部63は、原稿画像に、特定色の領域が含まれているか否か(特定色の領域の有無)を判別する。
【0082】
なお、判別制御部61の処理と色情報算出部62の処理とは、図17に示すように、入力画像データを判別制御部61と色情報算出部62とに入力することにより、並列して行ってもかまわない。
【0083】
次に、原稿種別自動判別部6における処理について、図3〜5に示すフローチャートを用いて説明する。なお、後述するステップS(以下、Sと称する)3〜S6およびS8〜S17(判定工程)は判別制御部61が、S7(算出工程、入力データ色情報算出工程)は色情報算出部62が、S18〜S21(算出工程、色情報判別工程)は原稿判定部63が行う処理である。
【0084】
まず、図3に示すように、カラー画像入力装置2において、原稿のプレスキャンが行われる(S1)。このプレスキャンによって得られたRGB信号は、所定の処理が施されて判別制御部61に入力される。判別制御部61は、上述したように、RGBの濃度信号をCMY信号に補色反転することによって、信号変換を行う(S2)。
【0085】
次いで、判別制御部61は、上記補色反転されたCMY信号を用いて、濃度ヒストグラムを作成する(S3)。
【0086】
そして、このヒストグラムから、予め定められる閾値より小さい度数の低度数濃度に属する区分の数を求めると共に、最も度数の大きい(最大度数値(第1の最大度数値)をもつ)濃度区分(第1の最大度数の濃度区分)を求める(S4)。次に、第1の最大度数の濃度区分に隣接する濃度区分以外で最大度数値をもつ第2の最大度数の(第2の最大度数値)を有する)濃度区分を求める(S5)。
【0087】
一方、上記S3〜S5の処理と並行して、画像データを2値化し、注目画素を含む複数の画素よりなるマスクを設定し、主走査方向(スキャナの走査面において走査方向に直交する方向)・副走査方向(スキャナの走査方向と平行な方向)での「0」から「1」、「1」から「0」への変化点数の和を求める(S6)。
【0088】
なお、この変換点数の算出は、例えば主走査方向の変化点数のみを求める構成であってもよく、このような構成を用いることで高速化が可能である。
【0089】
また、上記S3〜S5、S6、後述するS8〜16の処理と並行して、後述する色情報算出処理を行う(S7)。
【0090】
そして、S5・6の後、S4で求めた低度数濃度区分の数と予め定めた第1の閾値との大きさを比較する。低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値未満の場合にはS9に進む。一方、低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値以上である場合には、図4のS17に示すように、読み取った原稿は文字原稿であるとする。
【0091】
低度数濃度区分の数が予め定めた第1の閾値未満の場合(S8でNo)、続いて、総画素数に対する第1の最大度数値の割合を計算し、この割合と予め定めた第2の閾値との大きさを比較する(S9)。総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値未満(S9でNo)である場合にはS10に進む。総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値以上である場合(S9でYes)には、図4のS17に示すように、読み取った原稿は文字原稿であるとする。
【0092】
そして、総画素数に対する第1の最大度数値の割合が予め定めた第2の閾値未満である場合、総画素数と(第1の最大度数値−第2の最大度数値)との比を算出し、この比と予め定めた第3の閾値との大きさを比較する(S10)。
【0093】
このとき、上記比が第3の閾値未満である場合(S10でNo)には、図4に示すS11に進む。一方、上記比が予め定めた第3の閾値以上である場合(S10でYes)には、図4に示すS14に進む。
【0094】
S11においては、上述のS6において得られた変化点数の和に応じて、即ち、得られた変化点数の和が予め定めた閾値以上(S11でYes)であれば、読み取った原稿が文字/印刷写真原稿であるとしてフラグFの値をaに設定する(S12)。
【0095】
ここで、印刷写真を含む原稿か印画紙写真を含む原稿かを判別するのに、変化点数の和を用いるのは、例えば面積階調画像の場合には、局所領域における画像信号の変動が大きいからである。また、得られた変化点数の和が予め定めた閾値未満(S11でNo)であれば、読み取った原稿は文字/印画紙写真原稿であるとする(S13)。
【0096】
また、S12においても同様に、得られた変化点数の和が予め定めた閾値以上(S14でYes)であれば、読み取った原稿が印刷写真原稿であるとしてフラグFの値をbに設定する(S15)。また、得られた変化点数の和が予め定めた閾値未満(S14でNo)であれば、読み取った原稿は印画紙写真原稿であるとする(S16)。
【0097】
以上のように、判別制御部61は、読み取った原稿の種別を判別すると共に、面積階調画像データが含まれているか否かを判定する(S8〜S17,判定工程)。
【0098】
ここで、色情報算出部62が行う色情報算出処理(S7)について、図5、図6、図9を用いて説明する。色情報算出部62は、全入力画像データについて色情報算出処理(入力データ色情報算出工程に対応)を行う。
【0099】
図5に示すように、まず、特定色である画素の数Psを0とおく(S31)。続いて、入力された画像データのうちから、例えば図6に示すような複数の画素よりなるブロックを抽出する(S32)。なお、ここでは抽出するブロックとして、注目画素を含む13×7の画素を抽出しているが、これに限るものではなく、その他の大きさであってもよい。
【0100】
そして、ブロック中の注目画素に関する色情報を算出し(S33)、注目画素が特定色であるか否かを判定する(S34)。
【0101】
ここで、特定色とは、特に限定されるものではなく、予め定められるものであればどのようなものでもよい。
【0102】
例えば、人の肌、空の青、草木の緑等の色であって、元の画像に忠実な色の再現を行うよりも、人間が記憶している色に近い色の再現を好ましく感じるような色である記憶色等でもかまわない。この記憶色に対しては、記憶色処理を行うことで、好ましい画像を出力することが可能となる。好ましい色というのは個人差が有るので、通常例えばプリンタなどでは多くの被験者の好ましい色の平均値を最も好ましい再現としている。
【0103】
その後、注目画素が特定色であると判定された場合(S34でYes)には、特定色である画素の数Psの値を一つ増加させる。また、注目画素が特定色でないと判定された場合(S34でNo)には、特定色である画素の数Psの値はそのままにする。
【0104】
そして、画素全てについて判定が終了したか否かを判定し(S36)、画素全てについて判定が終了している場合には、特定色である画素の数Psの全画素数に対する割合と、予め定めた閾値THs(例えば、0.05)との比較を行う(S37)。このとき、特定色である画素の数Psの割合が閾値THs以上である場合にはフラグGの値をcに設定して色情報算出処理を終了する。一方、特定色である画素の数Psの割合が閾値THsより小さい場合には、そのまま色情報算出処理を終了する。
【0105】
また、画素全てについて判定が終了していない場合(S36でNo)は、S32に戻り、主走査方向に1画素ずらせてブロックを抽出しS33〜S35の処理を繰り返す。
【0106】
なお、S37における比較には、画素の数Psの割合ではなく、画素の数Psをそのまま用いてもかまわない。
【0107】
ここで、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)の一例としては、次のようなものがある。
【0108】
まず、色情報の算出として、ブロック内の13×7画素に対して、信号レベルの平均値(Dave)=(Cave,Mave,Yave)を求める。
【0109】
そして、予め定めた閾値Cth1,Cth2,Mth1,Mth2,Yth1,Yth2に応じて、Cth1<Cave<Cth2、かつ、Mth1<Mave<Mth2、かつ、Yth1<Yave<Yth2の場合に、特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。
【0110】
また、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)の他の一例としては、次のようなものがある。
【0111】
まず、重み付けフィルタ(図9参照)を用いた、ブロック内の重みづけした信号レベルの平均値(Dwave)=(Cwave,Mwave,Ywave)を求める。
【0112】
そして、予め定めた閾値Cth1,Cth2,Mth1,Mth2,Yth1,Yth2に応じて、Cth1<Cwave<Cth2、かつ、Mth1<Mwave<Mth2、かつ、Yth1<Ywave<Yth2の場合には特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。上記閾値の具体的な数値の例として、特定色としての肌色を判定する場合には、(Cth1,Mth1,Yth1)=(45,120,135),(Cth2,Mth2,Yth2)=(30,85,100)のように選ぶことができる。
【0113】
図9に、重み付けフィルタの構成の一例を示す。ここでは、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分のフィルタ係数を示す。残りのフィルタ係数は0であるので省略している。
【0114】
なお、重み付けフィルタとして用いるフィルタは、この図9に示す構成に限るものではなく、その他の構成であってもよい。
【0115】
また、注目画素が特定色であるか否かを判定する方法(S34)のさらに他の一例としては、次のようなものがある。
【0116】
まず、ブロック内の13×7画素に対して、一つ一つの画素について閾値を用いて特定色であるか否か判定する。
【0117】
そして、特定色であると判定された画素の数が予め定められた閾値よりも大きい場合に、特定色と判定する。それ以外の場合は、非特定色と判定する。また、次の注目画素の判定には、別のブロックを選択し、同様に判定を行う。
【0118】
上述したように、判別制御部61で原稿種別の判別処理(判定工程)、色情報算出部62で色情報算出処理(入力データ色情報算出工程)を行った後、これらの処理結果は原稿判定部63に入力される。この原稿判定部63における処理(色情報判別工程)について、図4を用いて説明する。
【0119】
まず、先に設定したフラグFの値がaであるか否かを判別する(S18)。フラグFの値がaである場合にはさらにフラグGの値がcであるか否かを判別する(S20)。一方、フラグFの値がaでない場合には、フラグFの値がbであるか否かを判別する(S19)。フラグFの値がbである場合にはさらにフラグGの値がcであるか否かを判別する(S20)。フラグFの値がbでない場合(S19でNo)には処理を終了する。
【0120】
続いて、S20において、フラグGの値がcである場合には、入力画像データの中に、特定色の領域が含まれているとし(S21)、フラグGの値がcでない場合には処理を終了する。
【0121】
以上のように判定した原稿の種別および特定色の有無に応じて、原稿判定部63は、原稿種別判定信号Pを、原稿種別判定信号Pを入力階調補正部7、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、および、階調再現処理部13へと出力する。即ち、原稿種別判定信号Pには、原稿の種別および特定色の有無の情報が含まれる。
【0122】
この原稿種別判定信号P(原稿種別自動判別部6の判定結果)に応じて、入力階調補正部7は、下地濃度の除去やコントラストなどの画質調整処理を施す。また、領域分離処理部8、色補正部9、黒生成下色除去部10、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13では、原稿種別判定信号Pに基づいて適切な処理な処理が施されるように色補正テーブル・黒生成量・フィルタ係数・階調補正曲線などを選択する。
【0123】
以上では、プレスキャンにより原稿種別を判別する方法について説明したが、プレスキャンは必ずしも必要ではなく、シェーディング補正処理後の画像データを画像メモリに格納しておき、原稿種別の判別処理を行った後、この画像データを読み出して処理を行っても良い。
【0124】
また、上記構成において、原稿種別自動判別部6において面積階調画像で特定色の領域が含まれていると判定された場合、色情報算出部62で肌色を認識する際に、肌色が含まれているブロックの数をカウントするようにしても良い。そして、ブロックの数が予め定めた閾値より大きい場合に、例えば原稿を「網点(面積階調)人物画像」と判定する構成であってもよい。この場合、画像全体に対して色補正処理・空間フィルタ処理および階調再現処理が行われる。
【0125】
なお、デジタルカラー複写機において、カラー画像処理装置1の操作を操作パネル14にて設定する構成であってもよい。
【0126】
この場合、例えば、原稿種別(画像モード)をマニュアルで設定してもよい。即ち、操作パネル14から画像モードがマニュアル入力されると、入力された画像モードは例えばCPUにより識別され、色補正部9・空間フィルタ処理部11・階調再現処理部13の処理を切り換える構成であってもよい。
【0127】
この場合、操作パネル14の構成としては、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンとからなる構成であってもよい。
【0128】
また、色情報算出部62および原稿判定部63は、原稿種別自動判別部6に備えられている構成に限定されるものではない。
【0129】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の一形態について図2、図6〜図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0130】
本実施の形態におけるデジタルカラー複写機(画像形成装置)は、図2に示す実施の形態1のデジタルカラー複写機の構成と原稿種別自動判別部6および領域分離処理部8以外は同じ構成となっている。本実施の形態におけるデジタルカラー複写機における画像処理装置は、原稿種別自動判別部6を備えておらず、領域分離処理部8において上述した原稿種別判別処理(判定工程に対応)および色情報算出処理(算出工程に対応)を行う。
【0131】
また、本実施の形態においては、原稿種別自動判別部6を備えていないので、RGB信号はそのまま(補色反転されずに)入力階調補正部7・領域分離処理部8・色補正部9に入力される。この間においては、信号の形態が異なるのみで処理内容は実施の形態1と同様である。
【0132】
領域分離処理部8は、図7に示すように、分離制御部(画像判定手段、領域分離手段)81、色情報算出部(色情報算出手段)82、および、画像領域判定部(色情報算出手段)83とを備えている。
【0133】
分離制御部81は、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真領域などの複数の領域の何れかに分離すると共に、入力階調補正部7から入力された入力信号をそのまま後段の色補正部(色補正手段)9に出力するものである。
【0134】
色情報算出部82は、分離制御部81により面積階調画像データを含むと判定された入力画像データから色情報を算出する。
【0135】
画像領域判定部83は、原稿画像に、特定色の領域が含まれているか否か(特定色の領域の有無)を判別する。
【0136】
以下、従来より用いられている領域分離処理方法にて面積階調画像領域を分離して注目画素が特定色であるか否かを判定する方法について、図8を用いて説明する。ここで、領域分離処理方法としては、例えば非特許文献1に記載の方法を用いることができる。
【0137】
まず、画像データ中から、例えば図6に示すような13×7画素のブロックを抽出し、ブロック内の画素の各色成分ごとの信号レベルの平均値(Dave)=(Rave,Gave,Bave)を求める(S41)。なお、このブロックのサイズは図6に示すような13×7画素に限るものではない。
【0138】
次に、ブロック内の各画素の最大画素信号レベル(Dmax)、最小画素信号レベル(Dmin)を求める(S42)。
【0139】
その後、S41にて求めた平均値(Dave)を用いてブロック内の各画素を2値化する。そして、2値化されたデータを用いて、主走査、副走査方向における、それぞれ0から1への変化点数、1から0への変化点数を求め、それぞれ、KH、KVとする(S43)。
【0140】
なお、上記S41〜S43は、分離制御部81において行われる。
【0141】
続いて、以上のように求めたDave,Dmax,Dmin,KH,KVに対して、分離制御部81は、予め定めた閾値TH,TV,B1,B2を用いて、以下に示す条件1を満たすか否かの判定を行う(S44)。ここで、条件1は、Dmax−Dave>B1、かつ、Dave−Dmin>B2、かつ、KH>TH、かつ、KV>TVで与えられる。
【0142】
ここで、上記条件1が、入力画像データの色成分であるRGBのうち、少なくとも1つの成分で成り立つ場合(S44でYes)には、分離制御部81において、注目画素は面積階調画像領域であると判定される(S45)。これは、面積階調画像領域において、小領域における画像信号の変動が大きいこと、および、背景に比べて濃度が高いことを利用して、面積階調画像領域を識別するものである。即ち、KH、KVを用いた判定は、変動の大きさの判定に相当し、Dmax,Dmin,Daveを用いた判定は、背景との誤判定を防ぐのものである。
【0143】
また、上記領域判定(S44)については、上記条件1を用いた方法に限定されるものではなく、例えば、以下に示す方法を用いてもかまわない。
【0144】
例えば、平均値(Dave)の代わりに、例えば図9に示すような重み付けフィルタを用いて計算した重み付けした平均値(Dwave)を利用して判定を行ってもよい。即ち、上記条件1のかわりに条件1´として、Dmax−Dwave>B1、かつ、Dwave−Dmin>B2、かつ、KH>TH、かつ、KV>TVによって判定を行ってもよい。
【0145】
なお、この図9は、上述のように、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分の要素を示すものであり、残りの要素は0であるので省略している。
【0146】
このように、重み付けした平均値を用いれば、面積階調画像の境界付近においても、即ち、例えば判定するブロックが面積階調画像と非面積階調画像との境界を含んでいるような場合であっても、正確に領域分離を行うことができる。
【0147】
また、続いて、S44で面積階調画像領域であると判定された領域(S45)において、注目画素が特定色であるか否かの判定を行うための色情報の算出を色情報算出部82(色情報算出手段)が行う。色情報としては、例えば、S41にて求めた各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)を用いることができる。
【0148】
画像領域判定部83は、上記色情報を用いて注目画素が特定色であるか否かの判定を行う。例えば上記各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)が、予め定めた閾値Rth1,Rth2,Gth1,Gth2,Bth1,Bth2に対して、以下の条件2を満たすか否かを判定することによって行う。ここで、条件2は、Rth1<Rave<Rth2、かつ、Gth1<Gave<Gth2、かつ、Bth1<Bave<Bth2で与えられる(S46)。
【0149】
ここで、条件2が満たされている場合は、注目画素は特定色であると判定し、処理を終了する(S47)。一方、条件2が満たされていない場合は、注目画素は特定色ではないとして、処理を終了する(S48)。
【0150】
なお、上記閾値の具体的な数値の例としては、特定色としての肌色を判定する場合、実施の形態1で示した値を反転した値(Rth1, Gth1, Bth1)=(210,135,120),(Rth2, Gth2, Bth2)=(225,170,155)を用いることができる。
【0151】
一方、上記条件1が、入力画像データの色成分であるRGBのうちいずれにおいても成り立たない場合(S44でNo)には、その非面積階調画像領域が文字領域であるか否かを判定する。この判定は、以下の条件3を満たすかどうか判定することによって行われる(S49)。
【0152】
即ち、S49では、S42にて求めた最大画素信号レベル(Dmax)と最小画素信号レベル(Dmin)との差分(Dsub)を求めて、Dmax,Dmin,Dsubを予め定めた閾値PA,PB,PCと比較する。ここで、条件3は、Dmax>PA、または、Dmin<PB、または、Dsub>PCで与えられる。
【0153】
この条件3が満たされた場合、注目画素は文字領域であると判定し、処理を終了する(S50)。即ち、上記条件3が入力画像データの色成分であるRGBのうち少なくとも1つで成り立つ場合には、文字領域となる。一方、条件3が満たされない場合には、注目画素は印画紙写真領域と判定し、処理を終了する(S51)。
【0154】
なお、上記S47・S48は画像領域判定部83において、S49〜51は分離制御部81において行われる。
【0155】
また、この条件3を用いた判定(S49)は、文字領域では、最大信号レベルと最小信号レベルの差が大きく、濃度も高いと考えられることを利用した、文字領域の識別である。また、上記領域分離処理は、画素毎に領域判定を行っても良く、あるいは、複数の画素よりなるブロックに対して判定するようにしても良い。
【0156】
また、上記における特定色の判定(S46)は、以下の方法で行うものであってもよい。
【0157】
即ち、面積階調画像領域であると判定されたブロック内の画素全てに対して、画素ごとに特定色判定を行い、特定色であると判定された画素の数が判定閾値より多い場合に、注目画素を特定色領域と判定する。各画素の特定色判定は、上述の条件2において各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)の代わりにその画素の値RGBを用いればよい。
【0158】
なお、S46において判定するのは、色相・明度・彩度からなる色(特定色)に限定されるものではなく、例えば、予め設定された特定の濃度や彩度であるか否かであってもかまわない。
【0159】
即ち、注目画素が、特定の濃度であるか否かの判定も、同様にS46〜S48にて行ってもかまわない。この場合、例えば、ハイライトであるかの否かの判定について説明すると、S41にて求めた各信号の平均値(Rave,Gave,Bave)が、予め定めた閾値Rth3,Gth3,Bth3に対して、以下の条件2を満たすか否かを判定することによって行う。S46で用いる条件2は、Rth3<Rave、かつ、Gth3<Gave、かつ、Bth3<Baveとなる。また、具体的な数値の例としては、Rth3=Gth3=Bth3=220に設定する。
【0160】
また、注目画素が、特定の彩度であるか否かの判定も、同様にS46〜S48にて行ってもかまわない。
【0161】
この場合、例えば、低彩度であるかの否かの判定について説明すると、S46で用いる条件2は、MAX(Rave,Gave,Bave)−MIN(Rave,Gave,Bave)<THcとなる。このとき、色情報算出部82がMAX(Rave,Gave,Bave)、MIN(Rave,Gave,Bave)および両者差分値を算出する。
【0162】
こうして、領域分離処理部8は、以上に説明したS41〜S51に示す領域分離処理によって得た領域識別信号Qを出力する。
【0163】
また、領域分離処理部8として、入力画像データを分離制御部81と色情報算出部82とに入力することにより並列して処理を行い、画像領域判定部83で注目画素の領域判定処理を行うようにしてもかまわない。この場合、分離制御部81では、入力画像データ中の各画素を文字領域、面積階調画像領域、写真領域などの複数の領域の何れかに分離するための特徴量の抽出が行われ(図8のS41〜S43)、色情報算出部82で、注目画素が特定色であるか否かの判定が行われる(図8のS46)。
【0164】
そして、画像領域判定部83では、注目画素が文字領域・面積階調画像領域・印画紙写真領域の何れに属するのかが判定され(図8のS44・S45・S49〜S51)、面積階調画像領域と判定された場合は、さらに色情報算出部82の結果を参照して特定色であるか否かの判定が行われる(S47・S48)。
【0165】
次に、面積階調画像領域であり特定色であると判断された領域に対する処理方法について説明する。
【0166】
まず、色補正部9における色補正処理について、図10を用いて説明する。
【0167】
上述のように図8に基づいて説明したS41〜S51に相当する領域分離処理・色情報算出処理を行った(S61)後、CPU(制御手段)は、入力された領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属するか否かを判定する(S62)。
【0168】
このとき、その画素が面積階調画像領域に属する場合には、その画素が特定色か否かを、領域識別信号Qにより判定する(S63(色情報判定工程))。そして、その画素が特定色である場合には記憶色処理を行う(S64)。また、S63でその画素が面積階調画像領域に属さない場合、および、S64で特定色でない場合には、デフォルトの色補正処理(S65)を行う。
【0169】
これらの処理(S64・65)を行うと、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S66)、終了している場合には処理を終了し、終了していない場合にはS62まで戻る。
【0170】
ここで、色補正処理する画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合に行う記憶色処理(S64)の一例として、マトリクス方式による色補正処理を説明する。
【0171】
このマトリクス方式においては、次式(5)のように、入力信号RGB(Ri,Gi,Bi)から色補正した出力信号CMY(Cbi,Mbi,Ybi)への変換を、行列演算を用いて実現する。
【0172】
【数1】
【0173】
ここで、この特定色のための色記憶処理に用いる変換マトリクスaijなどは、例えば以下のように定めることができる。
【0174】
即ち、例えば記憶色としての肌色がより明るく好ましく再現されるようなマトリクスを求めるためには、記憶色処理を行いたいカラーパッチ(Cai,Mai,Yai)[i=1,2…,n]を出力する。その後、出力したカラーパッチをスキャンして(Ri,Gi,Bi)を得る。そして、それぞれカラーパッチに対応する好ましい再現値を(Cbi,Mbi,Ybi)とする。全データセット(Ri,Gi,Bi)と(Cbi,Mbi,Ybi)とを用いて、これらの関係を満たす定数a11〜a33、b1〜b3を最小二乗法で求める。より精度良く色変換する場合には、RGBの2次以上のより高次の項を含めればよい。
【0175】
次に、空間フィルタ処理部11における空間フィルタ処理について、図11に基づいて説明する。
【0176】
S71・72においては、図10に示すS62・S63と同様、領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素であるか否かを判定する。
【0177】
そして、画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合(S72でYes)には、強い平滑化処理(S73)を行う。即ち、例えば図9に示すような重み付けフィルタを用いて空間フィルタ処理を行う。これにより、周りの画素の情報をも取り込んで周りとの差を小さくすれば、より粒状感を抑えた自然な画像を再現することができる。
【0178】
なお、この図9は、ブロック内の13×7画素に対して用いる重み付けフィルタのうちの中心の5×5画素分の要素を示すものであり、残りの要素は0であるので省略している。
【0179】
一方、S71において、面積階調画像領域でない場合は、領域識別信号Qに応じたフィルタ処理が行われる(S75)。また、S72において特定色ではないと判別された画素については、デフォルトのフィルタ(係数)を用いて空間フィルタ処理が行われる(S74)。ここで、このデフォルトのフィルタとしては、例えば上述の図12に示すような、図9に示すフィルタよりも平滑度合いの弱いフィルタを用いることができる。
【0180】
以上の処理の後に、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S76)、終了していない場合にはS71まで戻り、終了した場合には出力データを出力階調補正部12へと出力する。
【0181】
次に階調再現処理部13における階調再現(中間調)処理について、図13に基づいて説明する。
【0182】
S81・82においては、図10に示すS62・S63と同様、領域識別信号Qに応じて、その画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素であるかを判定する。
【0183】
そして、画素が面積階調画像領域に属する特定色の画素である場合(S82でYes)には、大きいマトリクスを用いた誤差拡散処理を行う(S83)。
【0184】
ここで、この誤差拡散処理とは、入力画像データを2値や多値の量子化された値(出力階調数)で表す中間調処理方法の一つである。誤差拡散処理では、まず、入力画像データI’xyに拡散誤差exyが加算される。この拡散誤差が加算された画像データ(以下、入力画像データ)Ixyは、予め定められる閾値と比較され量子化される。
【0185】
例えば、2値化の場合、閾値は127、量子化値(出力画像データ)Oxyは0、255となる。即ち、画像データ(I´xy+exy)が閾値127以下ならば「0」、閾値127より大きければ「255」が出力される。ここでは、画像データ(I´xy+exy)が閾値127より大きいとし、出力画像データは「255」となる。
【0186】
そして、量子化値と画像データとの誤差ExyをExy=I´xy−Oxyにより求める。
【0187】
このようにして求められた誤差Exyは予め定められる拡散係数に基づいて、まだ処理が施されていない画素に2次元的に拡散される。
【0188】
ここで、図14に、特定色の場合の拡散係数aij(誤差拡散マトリクス)のマスクの一例を示す。なお、誤差拡散は通常、左側の画素から順に処理を行う。また、図14中「*」は現在、処理を行っている画素(注目画素)である。斜線を施した画素は、すでに処理が終わった画素である。この場合、注目画素の右隣りの2画素および注目画素の下の2ライン(各ライン5画素)に誤差を拡散する。各画素に付されている数値は拡散される誤差の大きさを表しており、注目画素に近い画素ほど多くの誤差が拡散され離れるに従い小さくなる。なお、拡散される誤差の値は、拡散係数の比率(aij/Σaij)に誤差を掛けた値、即ち、(1/Σaij)aijEx+1,y+1により計算される。
【0189】
このように、未処理の画素には処理が施された画素の誤差が順次蓄積されていく。即ち、誤差拡散では、量子化によって生じた誤差はフィードバックされるため、濃度は保存されることとなる。
【0190】
この誤差拡散処理においては、大きな誤差拡散マトリクスを用いると、多くの画素に誤差が拡散されるため誤差拡散の分散は小さくなり、滑らかな画像(階調性が良い画像)を得ることができる。この場合、分解能は下がるが、例えば人物画の肌色領域などには高解像度は必要ないため、特定色(肌色)の領域には、上述のように大きな誤差拡散マトリクスを使用する。また、例えば組織的ディザ法による中間調の場合には、マトリクスのサイズをより大きくして、より広い範囲まで誤差を拡散して、なめらかな階調を得る構成であってもよい。あるいは、組織的ディザ法、万線などの、面積階調の画像データの方式に応じて、マトリクス切り換えるようにしてもよい。
【0191】
一方、S81において、面積階調画像領域でない場合は、領域識別信号に応じた誤差拡散処理が行われる(S85)。また、S82において、特定色ではないと判別された画素については、デフォルトのマトリクスを用いて誤差拡散処理を行う(S84)。
【0192】
このデフォルトの拡散マトリクスは、例えば、次式(6)のように表される。
【0193】
【数2】
【0194】
以上の処理の後に、全ての画素の処理が終了したか否かを判定し(S86)、終了していない場合にはS81まで戻り、終了した場合には出力画像データをカラー画像出力装置3に出力する。
【0195】
なお、本実施の形態では、原稿種別自動判別部6(実施の形態1参照)を備えないで領域分離処理部8のみを備える構成を例として説明したが、原稿種別自動判別部6と領域分離処理部8との両方を備えるようにしてもよい。
【0196】
この場合、例えば、原稿種別自動判別部6にて原稿種別の判別を行い、その結果に基づいて領域分離処理を行う際のパラメータを変更する。そして、領域分離処理部8にて、面積階調画像領域が含まれているか否かおよび特定色であるか否か否かの判定をするように構成すればよい。
【0197】
またあるいは、原稿種別自動判別部6にて、原稿に面積階調画像が含まれているか否かおよび特定色であるか否かを判定し、原稿種別判定信号Pに基づいて、上記各処理を原稿全体に対して行ってもよい。
【0198】
また、本実施の形態においては、ブロックとして13×7の領域を共通して用いる構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば原稿種別判定と領域分離処理とで異なるサイズのブロックを用いる構成であってもよい。
【0199】
さらに、色情報算出部82および画像領域判定部83は、領域分離処理部8に備えられている構成に限定されるものではない。
【0200】
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の一形態について図2、図15および図16に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0201】
図15は、スキャナ(画像読取装置)の要部の構成を示す図である。スキャナは、画像処理部15とカラー画像入力装置2とからなり、コンピュータ16に接続される。カラー画像入力装置2は、スキャナの読み取り部であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)や光源などの機構部である。
【0202】
本実施の形態においては、以下に説明するように、図15に示す画像処理部15と、図16に示すコンピュータ16内部のプリンタドライバ17との組み合わせによって、上述のカラー画像処理装置1(図2参照)と同様の機能を発揮させる。
【0203】
即ち、スキャナ15から入力された画像データに対し、面積階調画像領域の判別および特定色の判定処理を行うようにした構成について、以下に説明する。この場合、色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理をプリンタドライバ17として実現する。
【0204】
本実施形態のスキャナ15は、図15に示すように、A/D変換部4、シェーディング補正部5、原稿種別自動判別部6、入力階調補正部7、および、領域分離処理部8を備えている。スキャナ15の読み込み条件や動作は、コンピュータ16にて設定され制御される。スキャナ15により読み取られた画像データは、実施の形態1・2と同様、原稿種別自動判別部6または領域分離処理部8により、原稿画像に面積階調画像領域が含まれているか否か、および、面積階調画像領域が特定色であるか否かの判定がなされ、その結果が、読み込まれたRGB信号と共に図16に示すコンピュータ16に送られる。
【0205】
図16に示すように、コンピュータ16は、プリンタドライバ17、通信ポートドライバ19、および通信ポート20を備えている。
【0206】
プリンタドライバ17は、色補正部9、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13、および、プリンタ言語翻訳部18を備えており、色補正部9は黒生成下色除去処理も行う。
【0207】
スキャナ15にて読み込まれた画像データは、コンピュータ16で必要に応じてアプリケーションソフトウェアを用いて編集され、原稿種別自動判別部6による原稿種別の判別結果あるいは領域分離処理部8において生成された領域識別信号と共にプリンタドライバ17に入力される。
【0208】
プリンタドライバ17では、画像データに対して、色補正部9、空間フィルタ処理部11、階調再現処理部13によって上述した処理が施され、プリンタ言語翻訳部18にてプリンタ言語に変換される。そして、通信ポートドライバ・通信ポート(RS232C・LAN等)を介して電子写真方式やインクジェット方式のプリンタ等であるカラー画像出力装置3に入力される。プリンタは、プリンタ機能の他にコピー機能およびファックス機能を有するデジタル複合機であっても良い。
【0209】
あるいは、スキャナ15において、原稿種別の判別や領域分離処理は行わず、これらの処理をコンピュータ16にてアプリケーションソフトウェアとして実現するようにしても良い。
【0210】
本発明はコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、画像処理方法を記録するものとすることもできる。この結果、画像処理方法を行うプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
【0211】
なお、本実施の形態では、この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROM(Read Only Memory)のようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
【0212】
いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0213】
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)/MO(Magneto Optical)/MD(Mini−Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。
【0214】
また、本実施の形態においては、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。
【0215】
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
【0216】
なお、コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより構成される。さらには、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのネットワークカードやモデムなどが備えられる。
【0217】
また、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0218】
【発明の効果】
本発明の画像処理装置は、以上のように、入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する画像判定手段と、画像判定手段によって面積階調画像データを含むと判定された入力画像データの色情報を算出する色情報算出手段とを備えている構成である。
【0219】
これにより、表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0220】
本発明の画像処理装置は、入力画像データに基づき、入力画像データに対応する原稿の種別を判別する原稿種別判別手段に、画像判定手段と色情報算出手段とが備えられている構成である。
【0221】
これにより、原稿種別判別手段が原稿の種別を判別すると共に、面積階調原稿であるか否かを判別することができる。従って、面積階調原稿である場合には、その色情報を得ることができ、原稿全体に適切な処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0222】
本発明の画像処理装置は、画像判定手段が、ユーザによる入力が可能な操作表示部からの入力データに基づいて判定する構成である。
【0223】
これにより、例えば操作パネル(操作表示部)からの入力により、簡単に原稿の種別を判別することができ、入力画像データが面積階調画像データを含む否かも簡単に判別できるといった効果を奏する。
【0224】
本発明の画像処理装置は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離手段と、領域分離手段によって抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、または、複数の画素よりなるブロックごとに色情報を算出する色情報算出手段とを備えている構成である。
【0225】
これにより、領域分離手段による領域分離処理によって画素毎あるいはブロック単位で面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0226】
本発明の画像処理装置は、色情報算出手段が、色情報の算出により、面積階調画像データが予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う構成である。
【0227】
これにより、例えば、色情報算出手段の判定結果が、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色である、特定濃度である、または、特定彩度であること等を示す場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより高画質化を図ることができるといった効果を奏する。
【0228】
本発明の画像処理装置は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画像処理手段による入力画像データから出力画像データへの変換のための処理を切り換える制御手段を備えている構成である。
【0229】
これにより、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理などの処理内容を切り換えることができる。これにより、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができるといった効果を奏する。
【0230】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを入力画像データとは異なる表色系の画像データに変換して入力画像データに色補正処理を施す色補正手段であり、制御手段は、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、色補正処理を切り換える構成である。
【0231】
これにより、面積階調の画素またはブロックであっても、あるいは原稿全体に対しても、最適値もしくは指定した色に変換することができるといった効果を奏する。
【0232】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データに空間フィルタ処理を施す空間フィルタ手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、空間フィルタ処理を切り換える構成である。
【0233】
これにより、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域等に対して、最適な空間フィルタ処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0234】
本発明の画像処理装置は、画像処理手段が、入力画像データを予め定められる階調数に変換する処理を施す階調再現処理手段であり、制御手段が、色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、階調再現処理を切り換える構成である。
【0235】
これにより、面積階調画像領域において、予め定められた特定色領域、予め定められた特定濃度領域あるいは予め定められた特定彩度領域等に対して、最適な階調再現処理を行うことができるといった効果を奏する。
【0236】
本発明の画像読取装置は、上記記載の画像処理装置を備え、原稿から画像を読み取り、該読み取った画像に所定の処理を施す構成である。
【0237】
これにより、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、記憶色処理を施したり、面積階調画像領域の色やユーザが指定する色へ変換することができ、適切な画像処理を行うことができる画像読取装置を提供することができるといった効果を奏する。
【0238】
本発明の画像形成装置は、上記記載の画像処理装置と、原稿から画像を読み取り、画像処理装置に読み取った画像を入力する画像入力装置と、画像処理装置により処理が施された出力画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像出力装置とを備える構成である。
【0239】
これにより、例えば、面積階調画像領域が肌色などの特定色である場合、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理を施して、高画質の画像を出力する画像形成装置を提供することができるといった効果を奏する。
【0240】
本発明の画像処理方法は、入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定する判定工程と、面積階調画像データを含むと判定された入力画像データの色情報を算出する算出工程とを含んでいる構成である。
【0241】
これにより、例えば表現しようとする階調に対応する色情報を入力画像データから求めるので、入力画像データが面積階調画像データを含む場合であっても中間調を含む色情報を得ることができる。従って、入力画像データに含まれている面積階調画像データを適切に画像処理することができるといった効果を奏する。
【0242】
本発明の画像処理方法は、入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離工程と、抽出された面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに上記色情報を算出する算出工程とを含んでいる構成である。
【0243】
これにより、領域分離工程による領域分離処理によって、画素毎あるいはブロック単位で、または原稿ごとに、面積階調画像データの領域を抽出することができ、色情報を得ることができるといった効果を奏する。
【0244】
本発明の画像処理方法は、色情報を算出して、面積階調画像データが、予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う色情報判定工程を含む構成である。
【0245】
これにより、例えば、面積階調画像データの領域が肌色などの特定色、特定濃度、または特定彩度である場合、入力画像データに対する処理(例えば色補正処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等)として適切な方法を選択することにより、画像処理方法を適用した画像処理装置において高画質化を図ることができるといった効果を奏する。
【0246】
本発明の画像処理方法は、面積階調画像データの色情報の算出結果に基づいて、入力画像データから出力画像データへ変換するための処理を切り換える構成である。
【0247】
これにより、例えば、面積階調画像領域が特定色であるか否か、特定濃度であるか否か、あるいは特定彩度であるか否かの何れかに基づいて、色補正処理・黒生成下色除去処理・空間フィルタ処理・階調再現処理等の処理内容を切り換えることができる。従って、入力画像データの特徴に応じて適切な処理を施すことができるといった効果を奏する。
【0248】
本発明の画像処理プログラムは、上記記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる構成である。
【0249】
これにより、例えば、網点領域が特定色であるか否かを判定して、適切な色補正処理・空間フィルタ処理・中間調処理を施すことができる画像処理方法の画像処理プログラムをコンピュータシステムにロードすることにより、上記画像処理方法をユーザに提供することができるといった効果を奏する。
【0250】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記記載の画像処理プログラムを記録した構成である。
【0251】
これにより、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記画像処理方法をユーザに提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る画像処理装置における原稿種別自動判別部の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像処理装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
【図3】原稿種別の判定処理の一部を示すフローチャートである。
【図4】原稿種別の判定処理のうち図3に示すものの残りの一部と特定色の領域の有無の判定処理とを示すフローチャートである。
【図5】色情報算出処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】複数の画素よりなるブロックの構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の他の一形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。
【図8】図7に示す画像処理装置において、面積階調画像領域を分離し注目画素が特定色であるか否かを判定する方法の一例を示すフローチャートである。
【図9】重み付けフィルタの構成の一例を示す図である。
【図10】色補正部における色補正処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】空間フィルタ処理部における空間フィルタ処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】平滑度合いの弱い重み付けフィルタの構成の一例を示す図である。
【図13】階調再現処理部における階調再現(中間調)処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】誤差拡散マトリクスの構成を示す図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の一形態に係る画像読取装置の要部の構成を示す図である。
【図16】図15に示す画像読取装置に接続されるコンピュータの要部の構成を示す図である。
【図17】判別制御部と色情報算出部とが並行して処理を行う場合の原稿種別自動判別部の要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラー画像処理装置(画像処理装置)
2 カラー画像入力装置
3 カラー画像出力装置
6 原稿種別自動判別部(原稿種別判別手段)
7 入力階調補正部
8 領域分離処理部
9 色補正部(色補正手段、画像処理手段)
10 黒生成下色除去部(画像処理手段)
11 空間フィルタ処理部(空間フィルタ手段、画像処理手段)
12 出力階調補正部
13 階調再現処理部(階調再現処理手段、画像処理手段)
14 操作パネル(操作表示部)
15 スキャナ(画像読取装置)
61 判別制御部(画像判定手段)
62 色情報算出部(色情報算出手段、入力データ色情報算出手段)
63 原稿判定部(色情報算出手段、色情報判別手段)
81 分離制御部(画像判定手段、領域分離手段)
82 色情報算出部(色情報算出手段)
83 画像領域判定部(色情報算出手段)
P 原稿種別判定信号
Q 領域識別信号
Claims (17)
- 画像処理手段により所定の処理を施すことで入力画像データを出力画像データに変換する画像処理装置において、
上記入力画像データに面積階調画像データが含まれているか否かを判定する画像判定手段と、
上記画像判定手段によって面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 上記入力画像データに基づき、入力画像データに対応する原稿の種別を判別する原稿種別判別手段に、上記画像判定手段と上記色情報算出手段とが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 上記画像判定手段は、ユーザによる入力が可能な操作表示部からの入力データに基づいて判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 画像処理手段により所定の処理を施すことで入力画像データを出力画像データに変換する画像処理装置において、
上記入力画像データから面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離手段と、
上記領域分離手段によって抽出された上記面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに色情報を算出する色情報算出手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 上記色情報算出手段は、上記色情報の算出により、面積階調画像データが予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1または4に記載の画像処理装置。
- 上記色情報算出手段の判定結果に基づいて、上記画像処理手段による上記入力画像データから上記出力画像データへの変換のための上記処理を切り換える制御手段を備えていることを特徴とする請求項1または4に記載の画像処理装置。
- 上記画像処理手段は、入力画像データを入力画像データとは異なる表色系の画像データに変換して入力画像データに色補正処理を施す色補正手段であり、
上記制御手段は、上記色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、上記色補正処理を切り換えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 上記画像処理手段は、入力画像データに空間フィルタ処理を施す空間フィルタ手段であり、
上記制御手段は、上記色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、上記空間フィルタ処理を切り換えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 上記画像処理手段は、上記入力画像データを予め定められる階調数に変換する階調再現処理を施す階調再現処理手段であり、
上記制御手段は、上記色情報算出手段の判定結果に基づいて、画素、または、複数の画素よりなるブロックに対して、あるいは、原稿ごとに、上記階調再現処理を切り換えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置を備え、
原稿から画像を読み取り、該読み取った画像に所定の処理を施すことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
原稿から画像を読み取り、上記画像処理装置に読み取った画像を入力する画像入力装置と、
上記画像処理装置により処理が施された出力画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、
上記入力画像データに面積階調画像データが含まれるか否かを判定する判定工程と、
上記面積階調画像データを含むと判定された上記入力画像データの色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴とする画像処理方法。 - 入力画像データに所定の処理を施して出力画像データに変換する画像処理方法において、
上記入力画像データから上記面積階調画像データの領域を分離して抽出する領域分離工程と、
抽出された上記面積階調画像データの領域において、画素ごと、複数の画素よりなるブロックごと、または、原稿ごとに上記色情報を算出する算出工程とを含んでいることを特徴とする画像処理方法。 - 上記色情報を算出して、上記面積階調画像データが、予め定められた特定色であるか否か、予め定められた濃度であるか否か、または、予め定められた彩度であるか否かの判定を行う色情報判定工程を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理方法。
- 上記面積階調画像データの色情報の算出結果に基づいて、上記入力画像データから上記出力画像データへ変換するための処理を切り換えることを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理方法。
- 請求項12ないし15のいずれか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
- 請求項16に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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|---|---|---|---|
| JP2003037350A JP2004248103A (ja) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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2003
- 2003-02-14 JP JP2003037350A patent/JP2004248103A/ja not_active Withdrawn
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