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JP2004244115A - 電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム及びその製造方法 - Google Patents

電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒートシール性、易開封性等の基本特性に優れた新規な電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを提供する。
【解決手段】最外層である第1層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層、第2層がポリエチレン樹脂層、第3層がポリオレフィン系樹脂層、第4層がシーラント層からなるヘーズが30%以下であって、第4層のシーラント層が30μm未満の厚みを有し下記成分(a)〜(c)の合計が50〜100重量%と成分(d)の0〜50重量%とを含む樹脂組成物からなる電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム。(a)スチレン系炭化水素50〜95重量%と共役ジエン系炭化水素5〜50重量%とのブロック共重合体5〜50重量%(b)エチレン−αオレフィンランダム共重合体5〜50重量%(c)スチレン系炭化水素10〜50重量%と共役ジエン系炭化水素90〜50重量%とのブロック共重合体5〜70重量%(d)耐衝撃性ポリスチレン。
【選択図】なし

Description

本発明は、ヒートシール性、易開封性、及び、透明度に極めて優れた、新規な電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム及びその製造方法に関する。
従来、ICなどの電子部品を保管、輸送、装着し、また、電子回路基板に実装するために電子部品を容易に整列させて収納し取り出せる形態で収納するのに使用される電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムは、引裂強度や破断強度を保持し、かつヒートシールするための耐熱性を与えるための延伸フィルムと、加熱により融着性が発現するヒートシール層からなる2層構造を有するものもある。しかし、機械的強度等の向上を与えるために、延伸フィルムとヒートシール層の間に中間層を配した3層のもの或いはそれ以上の多層のものが広く使用されている。これら3層又はそれ以上の多層構造を有するカバーフィルムは、ヒートシール層又はヒートシール層と延伸フィルムの間にある中間層の熱融着性を利用して、押出ラミネート法により製造されている。しかし、この製造方法では、多層になるにつれ押出ラミネート工程も増え、それによって、生産性の低下や原反ロスも多くなりコストアップが問題になる。また、品質の面においても、工程数が多いほど異物混入の可能性が高くなる。
このような電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムには、基本的な特性として、以下を有することが必要とされている。
(1)実用的な剥離強度を容易に得るためのヒートシール性、及び
(2)開封時に内容物の飛散がなく、容易に取り出せる易開封性。
近年さらに(3)透明性も望まれている。これは透明性が良好であると充填した内容物の確認が容易であり、それによって、点検作業の効率化、信頼性の向上、及び安心感が得られる。
例えば、特公昭57−53828号や特公昭57−42652号にはヒートシール性に優れ、開封の容易なヒートシールフィルムが開示されている。しかし、これらは透明性が小さく電子部品用における透明化の要求を十分に満たすものではない。したがって、電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムとしてはさらに透明性に優れたものが望まれている。
本発明は、上記した電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムとしてのヒートシール性、易開封性などの基本特性に優れ、更に透明性に極めて優れ、かつ品質の安定した新規な電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム及びその製造方法を提供するものである。
本発明は、最外層である第1層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層であり、第2層がポリエチレン樹脂層であり、第3層がポリオレフィン系樹脂層であり、第4層がシーラント層からなり、かつヘーズ(曇価)が30%以下であって、上記第4層のシーラント層が30μm未満の厚みを有しかつ下記の成分(a)〜(c)の合計が50〜100重量%と、下記の成分(d)の0〜50重量%とを含む樹脂組成物からなることを特徴とする電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムにある。
(a)スチレン系炭化水素50〜95重量%と共役ジエン系炭化水素5〜50重量%とのブロック共重合体5〜50重量%、
(b)エチレン−αオレフィンランダム共重合体5〜50重量%、
(c)スチレン系炭化水素10〜50重量%と共役ジエン系炭化水素90〜50重量%とのブロック共重合体5〜70重量%、
(d)耐衝撃性ポリスチレン。
また、本発明は、上記電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムの製造方法であって、以下の(イ)又は(ロ)からなるおことを特徴とする製造方法にある。
(イ)第1層に対して第2層のポリエチレン樹脂を押出コーティングする工程、及び得られた2層フィルムの第2層に対して第3層のポリオレフィン系樹脂層と第4層のシーラント層を共押出コーティングする工程からなる。
(ロ)第1層に対して第3層とのポリエチレン系樹脂層と第4層のシーラント層の共押出フィルムを第2層のポリエチレン樹脂層を介して押出ラミネートする工程からなる。
本発明で用いるスチレン系炭化水素とは、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、及び各種アルキル置換スチレンなどである。なかでもスチレンを好適に用いることができる。また、共役ジエン系炭化水素とは、例えば、イソプレン、ブタジエン又はこれらの不飽和結合部に水素が添加したものなどが挙げられる。これらのブロック共重合体のうち、成分(a)及び(c)としてそれぞれ1種用いることができるが、2種類又はそれ以上を併用することもできる。エチレン−αオレフィンランダム共重合体におけるαオレフィンとは、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセンなどが挙げられる。
耐衝撃性ポリスチレンとしては、スチレン系炭化水素重合体と共役ジエン系炭化水素重合体とからなり、マトリックスを形成するスチレン系炭化水素重合体中に共役ジエン系炭化水素重合体からなる軟質成分粒子が分散して存在しているものである。
スチレン系炭化水素と共役ジエン系炭化水素とのブロック共重合体、エチレン−αオレフィンランダム共重合体、及び耐衝撃性ポリスチレンは、それぞれ、市販のものを用いることができる。
成分(a)〜(d)の樹脂組成物の配合比は、成分(a)5〜50重量%、成分(b)5〜50重量%、成分(c)5〜70重量%で、成分(a)〜(c)の合計が50〜100重量%であり、成分(d)は0〜50重量%である。
これは、成分(a)が5重量%未満であるとフィルム化が困難となり、50重量%を超えると剥離強度の温度依存性が顕著となり、易開封性が損なわれる。
成分(b)は5重量%未満であると十分な剥離強度が得られず、50重量%を超えると成膜時のロールへの粘着性が大きくフィルム化が困難となる。
成分(c)が5重量%未満であると易開封性を付与するために必要なシール条件が得にくくなり、70重量%を超えるとフィルム化が困難になる。
成分(d)においては50重量%を超えると透明性が得られなくなる。
ヘーズ(曇価)とは、不透明な曇り状態の程度を指し、積分球式光線透過率測定装置を用いて拡散透過率及び全光線透過率を測定した際の(拡散透過率/全光線透過率)の百分率で表される。従って透明性に優れると拡散透過率は小さいので、ヘーズの値が小さいほど透明性に優れる。本発明の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムのヘーズは30%以下であり、透明性に優れるため充填した内容物の確認が極めて容易となる。
シーラント層の厚みは30μm未満が好ましく、更には4μm〜25μmが好ましい。30μm以上のシーラント層を有する電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムでは透明性が低下し、目視による透明感が損なわれる。
本発明における電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムは二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層を最外層とし、該最外層に接する第2層としてポリエチレン樹脂層、第2層に接する第3層としてポリオレフィン系樹脂層、及び第3層に接する第4層として上述したシーラント層という構成においてもっとも好適に用いることができる。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層に用いられる二軸延伸ポリエチレンテレフタレートとしては、通常用いられているものの他に、帯電防止処理のための帯電防止剤が塗布又は練り込まれたもの、又はコロナ処理等を施したものも用いることができる。
ポリエチレン樹脂層としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン等を用いることができ、これらのポリエチレンは単独或いはそれらの2以上の混合物として併用することもできる。また、エチレン−1−ブテンやエチレンとカルボン酸基を有するビニル基の共重合体、例えば、エチレン−アクリル酸エステルやエチレン−酢酸ビニル共重合体等や、さらにそれらと酸無水物との3元共重合体等をブレンドし用いることもできる。
最外層と第2層との接着力をより十分とするために、一般的に用いられている各種アンカーコート剤や表面処理技術を用いることができる。アンカーコート(AC)剤としては、特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートとポリエチレン樹脂との接着を強固にするために2液硬化型イソシアネート系のアンカーコート剤を用いることができる。更に、アンカーコート剤と二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとの接着をより強固なものとするために、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにコロナ処理を施し、また、ポリエチレン樹脂側にオゾン処理を施すこともできる。
ポリオレフィン系樹脂層に用いられるポリオレフィン樹脂としては、例えば、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−エチレングラフト共重合体、スチレン−プロピレングラフト共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエンブロック共重合体、プロピレン重合体、エチレン重合体等、及びこれらのブレンド物が挙げられる。
本発明で得られた電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムは少なくとも片方の面に帯電防止処理を行うことができる。帯電防止処理は、界面活性剤系帯電防止剤、高分子型帯電防止剤や導電剤などを帯電防止剤として、グラビアロール等を用いたロールコーターや、スプレー等で塗布することにより行うことができる。
最外層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層、第2層がポリエチレン樹脂層、第3層がポリオレフィン系樹脂層、及び第4層がシーラント層であるヒートシールフィルムは、最外層である第1層の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに好ましくはAC剤を塗布する工程、この第1層に対して第2層のポリエチレン樹脂を押出コーティングする工程、及び得られた2層フィルムの第2層に対して第3層のポリオレフィン系樹脂層と第4層のシーラント層を共押出コーティングする工程を含むプロセスにより製造することができる。
あるいは、最外層である第1層の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに好ましくはAC剤を塗布する工程、この第1層に対して第3層のポリオレフィン系樹脂層と第4層のシーラント層の共押出フィルムを第2層のポリエチレン樹脂を介して押出ラミネートする工程を含むプロセスにより製造することもできる。
シーラント層に用いられる樹脂及び樹脂組成物としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体及びその水添物、熱可塑性ポリウレタン等、及びこれらのブレンド物がある。以下の混合物を50〜100重量%含む樹脂組成物が好ましい。
(a)スチレン系炭化水素50〜95重量%と共役ジエン系炭化水素5〜50重量%とのブロック共重合体5〜50重量%、
(b)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体5〜50重量%、
(c)スチレン系炭化水素10〜50重量%と共役ジエン系炭化水素90〜50重量%とのブロック共重合体5〜70重量%の混合物50〜100重量%、及び
(d)耐衝撃性ポリスチレン0〜50重量%。
本発明の製造機としては、一般的なラミネーターを用いることができ、タンデムラミネーターを好適に用いることができる。AC剤を二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにコーティングするためのコーターとしては、ロールコーター、グラビアコーター、リバースロールコーター、バーコーター、ダイコーター等の通常使用されているものを用いることができる。
ポリエチレン樹脂を押し出すラミネーターのダイは、T−ダイを用いることができる。また、フィルム幅を調節するためのディッケルを備えていてもかまわない。
ポリオレフィン系樹脂層とシーラント層とを共押出しするラミネーターのダイは、共押出に一般的に使用されているフィードブロックを備えたT−ダイ、マルチマニホールドダイ、デュアルスロットダイ等を用いることができる。
第3層のポリオレフィン系樹脂層と第4層のシーラント層とを共押出法により複層フィルムとして製膜して得ることができる。なかでもT−ダイ法により複層フィルムを得る方法ではダイスから出た溶融樹脂が鏡面ロールでニップされるため、より透明性が高くなる。またシーラント層のみの単層のフィルムを得ようとした場合、本発明においてはその厚みが30μm未満であるので、良好な厚薄精度が得難く安定した充分な剥離強度が得難くなり、透明性にむらを生じ易い。一方、オレフィン系樹脂と共押出しすることにより、安定した厚みのシーラント層を得ることができる。なお、得られた複層フィルムは溶融した第2層であるポリエチレン樹脂層を介して二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と積層しヒートシールフィルムとすることができる。
本発明では、前記の工程に加えて、必要に応じて、更に帯電防止処理工程を追加することができる。帯電防止剤として、例えば、界面活性剤系帯電防止剤、高分子型帯電防止剤及び導電剤等をグラビアロールを用いたロールコーターやスプレー等により塗布することができる。また、これらの帯電防止剤を均一に塗布するために、帯電防止処理を行う前に、フィルム表面をコロナ処理やオゾン処理することが好ましく、特にコロナ放電処理することが好ましい。
本発明の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムは、これを使用することにより、電子部品の保管、輸送、装着中に電子部品が汚染されることを防止し、また、実用的な剥離強度を容易に得るためのヒートシール性、容易に取り出せる易開封性に優れ、更に、透明性に極めて優れるために充填した電子部品の確認が容易であり、電子部品の点検作業の効率化、点検作業の信頼性の向上が達成される。
以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜6
ヒートシール用樹脂混合物(シーラント層)として、(a)スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂(電気化学工業社製、「デンカクリアレン」、スチレン含量80重量%、ブタジエン含量20重量%)、(b)エチレン−ブテン−1ランダム共重合体(三井化学社製、「タフマーA」)、(c)スチレン−ブタジエンブロック共重合体(日本合成ゴム社製、「STRレジン」、スチレン含量40重量%、ブタジエン含量60重量%)、(d)耐衝撃性ポリスチレン樹脂(電気化学工業社製、「デンカスチロールHI−E6」)を表1に示された組成になるように各々ハンドブレンドし、40mm単軸押出機にて200℃でコンパウンド化し樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物と、ポリオレフィン系樹脂として低密度ポリエチレンとをT−ダイ法によって共押出しを行い、表2に挙げたシーラント厚みを有する2層フィルム(総厚30μm)を得た。この2層フィルムを押出ラミネート法によりポリエチレン樹脂(厚み15μm)を介して、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)と積層させてそれぞれ電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得た。
比較例1〜5
上記と同様に、表1に示した組成をもつように、成分(a)〜(d)を配合しヒートシール用樹脂混合物をそれぞれ得た。次に、この混合物を低密度ポリエチレンとともに共押出して表2に示した厚みのフィルムを製造し、このフィルムをドライラミネート法により二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと積層して透明積層電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム(比較例5のみ総厚40μm、それ以外は総厚30μm)を得た。
以上の得られた電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムに対して、以下に示す評価を行った。
透明性の評価(ヘーズの測定)
JIS−K7105(1998)に準ずる測定法Aによる積分球式測定装置を用いてヘーズ(曇価)を測定した。単位は%である。これを表2に示す。
ヒートシール性及び易開封性の評価
シールヘッド幅0.5mm×2、シール圧力0.4MPa、シール速度2回/秒の条件にて150℃でフィルムを電子包装材用のポリスチレン系キャリアテープにシールした。平均剥離強度が0.2N〜0.6Nの範囲にあるものを○とし、上記範囲外の平均剥離強度のものを×とした。結果を表2の「ヒートシール性」のコラムに示す。また剥離強度の最大値と最小値の差が0.4N以下であるものを○とし、それ以外の差のものを×とした。結果を表2の「易開封性」のコラムに示す。
Figure 2004244115
Figure 2004244115
上記の実施例の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムは実用的な剥離強度を容易に得るためのヒートシール性にすぐれ、開封時に内容物の飛散がなく、また容易に取り出せる易開封性といった基本特性を損なうことなしに透明性に優れる。
実施例7
シーラント層用ポリスチレン系樹脂の製造
(a)スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂(電気化学工業社製、商品名:デンカクリアレン、スチレン含量80重量%、ブタジエン含量20重量%)、(b)エチレン−ブテン−1ランダム共重合体(三井化学社製、商品名:タフマーA)、(c)スチレン−ブタジエンブロック共重合体樹脂(日本合成ゴム社製、商品名:STRレジン、スチレン含量40重量%、ブタジエン含量80重量%)、(d)耐衝撃性ポリスチレン樹脂(電気化学工業社製、商品名:デンカスチロールHI−E6)をそれぞれ40、25、25、10重量%となるようにブレンドし、40mm単軸押出機にて200℃で溶融混練し、目的とするシーラント層用樹脂ペレットを得た。
タンデムラミネーターを用いて、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:東洋紡エステルフィルム、厚み16μm)を繰り出し、ACコーターによりイソシアネート系二液硬化型AC剤(武田薬品工業社製、商品名:タケラックA971、タケネートA3)をコーティングし乾燥することによりコートフィルムを得た。このフィルムに、T−ダイを備えた65mm押出ラミネーターにより温度320℃で押し出した低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックLD)を、厚み13μmとなるようにコーティングした。更にこのフィルムに、マルチマニホールドダイを備えた65mm押出ラミネーターにより、低密度ポリエチレン(宇部興産社製、商品名:UBEポリエチレン)と前記の通り製造したシーラント層用ポリスチレン系樹脂とを、ポリエチレン、ポリスチレン系樹脂の厚みがそれぞれ30、10μmとなるように、温度230℃で共押出コーティングして4層の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得た。
実施例8
タンデムラミネーターを用いて、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:東洋紡エステルフィルム、厚み16μm)を供給し、ACコーターによりイソシアネート系二液硬化型AC剤(武田薬品工業社製、商品名:タケラックA971、タケネートA3)をコーティングし乾燥することによりコートフィルムを得た。このフィルムに、T−ダイを備えた65mm押出ラミネーターにより温度320℃で押し出した低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックLD)を、厚み13μmとなるようにコーティングした。更にこのフィルムに、マルチマニホールドダイを備えた65mm押出ラミネーターにより、低密度ポリエチレン(宇部興産社製、商品名:UBEポリエチレン)と前記の通り製造したシーラント層用ポリスチレン系樹脂とを、ポリエチレン、ポリスチレン系樹脂の厚みがそれぞれ30、10μmとなるように温度230℃で共押出コーティングして4層の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得た。次いで、そのフィルムの表面をコロナ処理機でコロナ処理した。引き続き、界面活性剤系帯電防止剤(日本純薬社製、商品名:SAT−4)を噴霧して目的とするフィルムを得た。
実施例9
タンデムラミネーターを用いて、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:東洋紡エステルフィルム、厚み16μm)を供給し、ACコーターによりイソシアネート系二液硬化型AC剤(武田薬品工業社製、商品名:タケラックA971、タケネートA3)をコーティングし乾燥することによりコートフィルムを得た。一方、マルチマニホールドダイを備えた65mm押出ラミネーターにより、低密度ポリエチレン(宇部興産社製、商品名:UBEポリエチレン)と前記の通り製造したシーラント層用ポリスチレン系樹脂とを、ポリエチレン、ポリスチレン系樹脂の厚みがそれぞれ30、10μmとなるように温度230℃で共押出して共押出フィルムを得た。次いで、上記のコートフィルムと共押出フィルムとを、T−ダイを備えた65mm押出ラミネーターにより温度320℃で押し出した低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックLD)を介して、ポリエチレン樹脂の厚みが13μmとなるように押出しラミネートを行って目的とする4層の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得た。
実施例10
タンデムラミネーターを用いて、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績社製、商品名:東洋紡エステルフィルム、厚み16μm)を供給し、ACコーターによりイソシアネート系二液硬化型AC剤(武田薬品工業社製、商品名:タケラックA971、タケネートA3)をコーティングし乾燥することによりコートフィルムを得た。一方、マルチマニホールドダイを備えた65mm押出ラミネーターにより、低密度ポリエチレン(宇部興産社製、商品名:UBEポリエチレン)と前記の通り製造したシーラント層用ポリスチレン系樹脂とを、ポリエチレン、ポリスチレン系樹脂の厚みがそれぞれ30、10μmとなるように温度230℃で共押出して共押出フィルムを得た。次いで、上記のコートフィルムと共押出フィルムとをT−ダイを備えた65mm押出ラミネーターにより温度320℃で押し出した低密度ポリエチレン樹脂(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックLD)を介して、ポリエチレン樹脂の厚みが13μmとなるように押出しラミネートを行い目的とする4層の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得た。次いで、コロナ処理機で上記フィルム表面をコロナ処理した後、界面活性剤系帯電防止剤(日本純薬社製、商品名:SAT−4)を噴霧して目的とするフィルムを得た。
上記実施例の製造方法によれば、多層フィルムの製造において、工程を簡略化し、オペレーターの減員、原反ロスの削減といったコスト削減に寄与し、更に安定した品質の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムを得ることができる。

Claims (9)

  1. 最外層である第1層が二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層であり、第2層がポリエチレン樹脂層であり、第3層がポリオレフィン系樹脂層であり、第4層がシーラント層からなるヘーズ(曇価)が30%以下であり、上記第4層のシーラント層が30μm未満の厚みを有しかつ下記の成分(a)〜(c)の合計が50〜100重量%と下記の成分(d)の0〜50重量%とを含む樹脂組成物からなる、電子部品のキャリアテープ用カバーフィルム。
    (a)スチレン系炭化水素50〜95重量%と共役ジエン系炭化水素5〜50重量%とのブロック共重合体5〜50重量%、
    (b)エチレン−αオレフィンランダム共重合体5〜50重量%、
    (c)スチレン系炭化水素10〜50重量%と共役ジエン系炭化水素90〜50重量%とのブロック共重合体5〜70重量%、
    (d)耐衝撃性ポリスチレン。
  2. ヘーズ(曇価)が25%以下である請求項1に記載のカバーフィルム。
  3. シーラント層の厚みが4〜25μmである請求項1又は2に記載のカバーフィルム。
  4. 少なくとも片面に帯電防止処理がなされている請求項1〜3のいずれかに記載のカバーフィルム。
  5. 第1層に対して第2層のポリエチレン樹脂を押出コーティングする工程、及び得られた2層フィルムの第2層に対して第3層のポリオレフィン系樹脂層と第4層のシーラント層を共押出コーティングする工程からなる請求項1〜4のいずれかに記載の子部品のキャリアテープ用カバーフィルムの製造方法。
  6. 第1層に対して第3層とのポリエチレン系樹脂層と第4層のシーラント層の共押出フィルムを第2層のポリエチレン樹脂層を介して押出ラミネートする工程からなる請求項1〜4のいずれかに記載の電子部品のキャリアテープ用カバーフィルムの製造方法。
  7. 更に、第1の層と第4層との少なくとも片面に帯電防止処理を施す工程からなる請求項5又は6に記載の製造方法。
  8. 帯電防止処理を施す工程の前に、少なくとも帯電防止処理される面をコロナ放電処理する請求項7に記載の製造方法。
  9. 全工程を同一ライン内で行う請求項5〜8のいずれか1項に記載の製造方法。
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