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JP2004242758A - 医療用カテーテル - Google Patents

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JP2004242758A
JP2004242758A JP2003033538A JP2003033538A JP2004242758A JP 2004242758 A JP2004242758 A JP 2004242758A JP 2003033538 A JP2003033538 A JP 2003033538A JP 2003033538 A JP2003033538 A JP 2003033538A JP 2004242758 A JP2004242758 A JP 2004242758A
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cylindrical case
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JP2003033538A
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English (en)
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Takaki Okanda
高貴 大神田
Koji Hosoda
光司 細田
Kazuo Yamada
和夫 山田
Nobuo Enomoto
信雄 榎本
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Enomoto Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Co Ltd
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Abstract

【課題】誤操作が発生しにくく、利き手による操作の難易がなく、片手で操作でき、組立も容易なだけでなく、構造が簡単な、ヒトまたは動物用の留置針や採血用器具に用い得る医療用カテーテルを提供する。
【解決手段】筒状ケース3の外筒31の軸線方向途中部位に取り付けたリング5を回転操作することにより、内針21とこれを保持する内針ハブ22からなる内針部2及び筒状ケース3の内筒32の係止状態を解放し、コイルバネ4の付勢力でこれらを一体にスライド移動させ、外筒31内へ収納する。これにより内針21の針先を筒状ケース3中に保持して外部へ突出しないようにして針刺し事故の発生可能性を低下させ、HIV等の感染病に罹病する危険性も減少させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ヒトまたは動物用の留置針や採血用器具に用いる医療用カテーテルに関し、詳細には安全機構付き留置針や安全機構付き採血用器具に用い、使用済みの針をケース内へ収納するタイプのものに関する。
【0002】
【従来の技術】
医療機関においては、留置針の内針を誤って刺してHBV、HCV、HIV等の血液中の病原体に感染する事故が起き問題となっている。このような針刺し事故の対策法の1つとして、安全機構付き留置針や安全機構付き採血用器具の開発が行われている。
【0003】
安全機構付き留置針や安全機構付き採血用器具等の医療用カテーテル、特に使用済みの針をケース内へ収納するタイプのものについては、例えば突き刺しのおそれがあるニードルハブを付勢手段によって中空のハンドル内部へ収納するもの(例えば、特許文献1参照。)、使用後の内針を速やかに収納筒内へ収納する収納機構を備えるもの(例えば、特許文献2、3参照。)等が提案されている。これらの技術は、操作部材を収納筒の周方向に操作して付勢手段にて内針を収納し、収納筒に設けられた切り欠きへ操作部材を固定するというものである。
【0004】
また誤動作が発生しにくく、利き手による操作の難易がない構造として、収納筒の内部に内針を基端方向に付勢するための付勢手段を備えるとともに、内針を収納筒の先端部に解除可能かつ内針の先端が収納筒から突出するように係合する操作体を備るものも提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−15481号公報
【特許文献2】
特開2000−167051号公報
【特許文献3】
特開2000−185096号公報
【特許文献4】
特開2002−210018号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1が開示するものは、トリガーに相当する部分を収納筒外側から内側へ押圧して解除するため、本来予定していない場面において誤って押圧され、内針が収納されてしまうという誤動作が極めて発生しやすいという問題がある。また特許文献2、3が開示する安全留置針は、意図しない押圧による誤動作を防止できるものの、内針収容後に収納筒自体の周方向への操作を必要とすること等の点から、利き手の左右によっては操作しにくく、利き手の左右に合わせた二種類の製品を用意しなければならなくなり、製造コストや管理コストが増大するとともに、使用者も二種類の製品から選んでから使用しなければならないという問題がある。さらに特許文献4が開示する装置は、誤動作が発生しにくく、利き手による操作の難易がないとしても、構造が非常に複雑になり、製造コストが上昇してしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、誤動作が発生しにくく、利き手による操作の難易がなく、片手で操作でき、組立も容易なだけでなく、構造が簡単で、安価に製造可能な医療用カテーテルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る留置針は、上記目的を達成するために、少なくとも先端を血管内等患者や患畜の体内へ留置させ得る外針を備える外針部と、該外針部に装着した状態で患者や患畜の皮膚へ穿刺することにより上記外針を上記留置可能状態へ案内する内針を備える内針部と、少なくとも上記内針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記内針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ移動付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針部の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付け、上記環状体の操作により上記環状体の突状部と上記内針の係止部位とを上記付勢手段による付勢力に抗した状態で係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記内針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする。なお、本明細書において、先端とは針先側の端部を、基端とは軸方向でその逆側の端部を言い、先端部、基端部についても同様である。
【0009】
本発明の請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、少なくとも先端を血管内等患者や患畜の体内へ留置させ得る外針を備える外針部と、該外針部に装着した状態で患者や患畜の皮膚等へ穿刺することにより上記外針を上記留置可能状態へ案内する内針を備える内針部と、少なくとも上記内針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記内針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ移動付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針部の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付けるとともに、上記筒状ケースの基端から突出する上記内針部の基端に回転操作用部位を設け、上記環状体または上記回転操作用部位の操作により上記環状体の突状部と上記内針の係止部位とを上記付勢手段による付勢力に抗した状態で係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記内針を付勢移動可能としてなることを特徴とする。
【0010】
また本発明の請求項3に係る採血用器具は、上記目的を達成するために、注射針を備える針部と、少なくとも上記注射針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部と上記針部の係止部位とを係合及び係合解除可能に取り付け、上記環状体の操作により上記付勢手段による付勢力に抗して上記針部と係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、注射針を備える針部と、少なくとも上記注射針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付けるとともに、上記筒状ケースの基端から突出する上記針部の基端に回転操作用部位を設け、上記環状体または上記回転操作用部位の操作により上記付勢手段による付勢力に抗して上記針部の係止部位を上記環状体の突状部と係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る医療用カテーテルの実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では本発明に係る医療用カテーテルを留置針として用いた場合の実施形態についてのみ説明するが、本発明に係る医療用カテーテルを採血用器具に適用することは図示しかつ後述する実施形態から容易に想到可能であるので、その実施形態については説明を省略する。また以下の実施形態では各構成要素が円形または略円形の断面形状を有するものとするが、本発明はこれに限定されず、非円形の断面形状を有するものでも適用できる。
【0013】
図1は、本発明に係る医療用カテーテルである静脈留置針の構造を示す使用前の正面断面図(A)と、使用後に内針を収納した状態の正面断面図(B)である。本実施形態の留置針は、外針部1、内針部2、筒状ケース3、筒状ケース3の内部に位置する付勢手段としてのコイルバネ4、内針部2の収納操作用のリング5、及び先細形状の先端カバー6からなる。
【0014】
外針部1は、先端側を血管内等患者や患畜(以下単に患者等という)の体内へ留置させ得る外針11、外針11の基端を保持する段付き中空筒状の外針ハブ12、外針ハブ12の太径部分内に設けた逆止弁13及び逆止弁13を操作するために外針ハブ12の太径部分外周に取り付けたスライド操作部14から構成してある。詳細な図示は省略するが、外針ハブ12の太径部分外周に設けた突部15を、スライド操作部14をスライドさせて外針ハブ12の内径側へ押し込むことにより逆止弁13を開とすることができ、通常は突部15を押し込まずに逆止弁13を図示のように閉としておく。なおこれら外針11等については公知の形態のものを用いればよい。符号17は端部を示している。
【0015】
図2は、図1に示す留置針の内針部2の構造を示す正面図(A)及び先端側の構造を示す端面図(B)と基端側の構造を示す端面図(C)である。内針部2は、外針部1に装着した状態、すなわち外針11内を貫通して突出する先端側を患者等の皮膚等へ穿刺することにより外針11を留置可能状態へ案内するための内針21(図2では図示を省略してある)、及び内針21の基端を保持する内針ハブ22から構成してある。
【0016】
内針ハブ22は段付き円柱形状を有し、若干先細のテーパ形状とした細い先端側部分22aを外針ハブ12の基部の中空部16内へ挿入可能であり、径が太い基端部22bの外周には摺動ガイド用の一対の突起23、23を備えている。また段付きの中空孔22cを貫通形成してあり、基端の広径開口側から軸線を一致させて内針21を挿入しかつ保持できる。なお基端部22bの外径は、筒状ケース3の後述する内筒の内径よりわずかに小さくしてある。
【0017】
筒状ケース3は、ツマミ部31と、ツマミ部31内で摺動可能な内筒32からなる。図3は、外筒31の正面断面図(A)、B−B線に沿う拡大断面図(B)、C−C線に沿う拡大断面図(C)、及び矢印D方向から見た基端側端面図(D)である。これらの図に示すように、外筒31は、先端カバー6の基端開口部を嵌着するための直筒状のカバー装着部31a、鼓状の外形状を有する先端部31b、先端部31bの最大径と外径が同じ直筒状の基端部31c、先端部31bと基端部31cの間に位置するリング装着部31dとから構成してあり、これらの内部に段付きの中空孔を貫通形成してある。図中333a、333bがカバー装着部31aの中空孔、334a、334bが先端部31bの中空孔、335が基端部31cの中空孔、336がリング装着部31dの中空孔である。
【0018】
カバー装着部31aの先端側の中空孔333aは、基端側の中空孔333bより小径に形成してあり、液密を保って内針ハブ22の先端側部分22aの直筒状部分外周と嵌着し得る。また基端側の中空孔333bと先端部31bの中空孔334aは先端側の中空孔333aよりも若干広径としてあり、内針ハブ22の先端側部分22a外周との間にコイルバネ4を装着できる。すなわちコイルバネ4の先端を中空孔333bの基端壁面に当接させ、コイルバネ4の基端を内針ハブ22の段付き部分の端壁面で受ける装着状態とすることにより、コイルバネ4の付勢力で内針ハブ22をツマミ部31の基端側へ押し付け付勢できる。なお付勢手段としてはコイルバネ以外の手段も採用できる。
【0019】
先端部31bは、先端側の径を先端カバー6の基端開口部外径と等しくしてあり、カバー装着部31aに先端カバー6を嵌着した状態では先端カバー6及び先端部31bの外周面が面一状態で連なる構成としてある。また先端部31bの基端側内周壁には、内針ハブ22の突起23を受け入れて周方向の位置決めを行うための一対の溝34、34を径方向で対向させて設けてある。
【0020】
基端部31cは、軸線方向全長にわたって中空孔335の内周壁に一対のガイド溝35、35を、先端部31bの溝34と軸線方向周りで90度回転した位置に対向させて形成してある。これらのガイド溝35は、後述する内筒32の先端突部をそれぞれ受け入れてその摺動をガイドするためのものである。ただしガイド溝35は基端部31cを貫通しておらず、最も基端側の部分335tとの境界を段付き部とすることにより、内筒32の抜け止めを図ってある。また最基端側部分335tには、ガイド溝35と軸線方向周りで90度回転した位置(先端部31bの溝34と軸線方向で位置が一致する)に対向させて挿抜溝36a、36aを設け、さらに、ガイド溝35と挿抜溝36aの間をつなぐ一対の連通溝36b、36bとを形成してあり、内筒32を回転させつつツマミ部31に対して挿入、抜去を可能にしてある。
【0021】
図4は、リング装着部31dとその近傍の拡大正面断面図(A)及びB−B線に沿う断面図(B)である。リング装着部31dは直短管状の部分で、先端部31bと基端部31cの隣り合う部分よりも小径で凹環溝状を呈し、内部の中空孔336は、基端部31cの中空孔335に設けたガイド溝35の溝底と同径に、すなわち中空孔335よりもガイド溝34の深さ分だけ若干大径に形成してある。また周壁には略90度強の周方向角度範囲にわたって一対の開口を対向形成してあり、開口内に止血用フィルタ37(あるいはバックフロー止めフィルタ)が取り付けられてあり、後述するリング5の突起を装着できる。
【0022】
図5は、リング装着部31dに装着するリング5の側面図(A)とB−B線に沿う断面正面図(B)及び分解状態のB−B線に沿う断面正面図(C)である。リング5は、図示のように径方向で2分割した半環状体5a、5bを組み合わせて形成するものである。両半環状体5a、5bは組み合わせた状態における中心の周りで点対称の形状を有し、リング装着部31dの開口に装着する突起38を周方向中央かつ幅方向(図5B、Cの左右方向)中央にそれぞれ有する。また周方向両端に組み合わせ用の凸部39aと凹部39bを備えている。凸部39aは小半球状の小凸部40aを幅方向両面にそれぞれ一対ずつ有し、凹部39bは小凸部40aと対応する形状の小半球状の小凹部40bを幅方向両内面にそれぞれ一対ずつ有する。すなわち、それぞれの凸部39aを相手方の凹部39b内へ差し込み、凸部39a及び凹部39bの弾性を利用して小凸部40aと小凹部40bとを嵌着させることにより半環状体5a、5bを組み合わせ、環状のリング5を形成する。
【0023】
不図示の他の実施形態においては、リング5は、2分割構造ではなく、一体構造である。一体構造のリング5は射出成形法等によって製造される。
【0024】
図6は、内筒32の正面図(A)、先端側の側面図(B)及び基端側の側面図(C)である。また図7は、図6のA−A線に沿う拡大断面図(A)とB−B線に沿う側面図(B)及び同図中の矢印C方向から見た部分正面図(C)である。これらの図に示すように、内筒32は、ツマミ部31の基端部31c内に摺動可能に装着する直筒部32aと、外筒31の基端部31cより大径で短筒状のダイアル部32bとから構成してある。
【0025】
直筒部32aは、内針ハブ22を受け入れる中空孔41を有する中空有底状の構造を有し、先端外周にツマミ部31の基端部31cに形成したガイド溝35に装着する一対の突部42、42を径方向で対向させて設けてある。またそのすぐ横に、リング5の突起38を受け入れるための一対の溝43、43を同じく径方向で対向させて設けてある。なおダイアル部32bとの境界をなす直筒部32aの底部にも中空孔44を設けてあるが、図示のように非常に細く絞ってある。またダイアル部32bには直筒部32aの中空孔41、44に連通するラッパ状に開いた孔45を設けてある。さらに、直筒部32aの中空孔41内壁には、内針ハブ22の突起23を摺動ガイドするための一対のガイド溝46、46を、突部42と径方向で直交する方向で対向させて設けてある。
【0026】
直筒部32aは、図1(A)からわかるように、ツマミ部31の基端部31cの中空孔335を貫通し、かつリング装着部31dの中空孔336をもほぼ貫通し、先端部31bとリング装着部31dとの境界の中空孔334b、336の径の差によって生じる段部に先端が当接あるいはほぼ当接し得る軸線方向長さを有する。そして突部42の軸線方向寸法h1をリング装着部31dの中空孔336の長さとほぼ同一あるいは若干短く形成してあり、突部42全体がリング装着部31dの中空孔336内に入ると基端部31cのガイド溝35から外れる。また溝43の軸線方向寸法h2は突部42の軸線方向寸法h1以下(図の例では短い)としてある。
【0027】
すなわち、直筒部32aの溝43にリング5の突起38を受け入れ得る状態で内筒32の先端側をリング装着部31dの中空孔336内に入れると、突部42が基端部31cのガイド溝35から外れ、リング5を軸線の周りで回転させることにより、内筒32全体を回転させ得る。また内筒32全体を回転させることにより、基端部31cのガイド溝35を形成していない段付き部分の端面に突部42の基端部が当たる状態になり、軸線方向での摺動を妨げる。図1(A)はこの状態を示している。
【0028】
次に上述した実施形態の留置針について、使用形態を説明する。
まず、袋やシール材等で密閉保存してあれば袋等を破って取り出し、図1(A)の状態から先端カバー6を取り外し、内針21先端及びその外周に位置する外針11を露出させる。ついで周知あるいは公知の静脈留置針と同様に、内針21を患者等の所要部位の皮膚へ穿刺し、さらに押し込んで少なくとも外針11先端を刺し込む。外針11の先端が患者等の例えば所要の静脈血管等に到達したならば、外針11の先端近傍を指先等で押さえつつ、外針部1を残して内針部2その他を引き抜く。すると図8に示すように、外針11が患者等の静脈血管等に刺し込まれたまま外針部1が患者等の側に残り、内針部2その他が分離する。
【0029】
外針11を患者等の皮膚に刺したまま内針部2等を抜去するので、外針11内には血液等の体液が逆流してくるが、逆止弁13によりせき止められる。また何らかの理由で逆止弁13を開とするときには、既に述べたようにスライド操作部14の操作により突部15を外針ハブ12の内径側へ押し込めばよい。
【0030】
そしてリング5を回転させると、内筒32の直筒部32aの溝43にリング5の突起38が嵌っているため内筒32が内針部2ごと軸線周りで回転する。すると、直筒部32a先端の突部42が基端部31cのガイド溝35対応位置へ移動し、基端部31cのガイド溝35を形成していない段付き部分に突部42が当たって軸線方向での移動を妨げられていた状態から解放され、コイルバネ4の付勢力によってガイド溝35に沿って外筒31内を内筒32と内針部2が一体にスライド移動する。内筒32の移動は、外筒31の最基端側部分335t段付き部分壁面に突部42が突き当たることで止まる。
【0031】
さらに、内筒32の回転で突部42が基端部31cのガイド溝35と対応する位置へ移動すると、内針ハブ22の突起23と直筒部32aのガイド溝46の位置が一致するので、内針部2がコイルバネ4の付勢力によって内筒32内へ押し込まれ、内針ハブ22の基端部が図1(B)に示す状態となる。この状態で内針21の先端は外筒31内へ収納され、コイルバネ4の付勢力に抗して内筒32を外筒31内へ押し込まない限り、内針21が外筒ツマミ部31から外へ突出しなくなり、この状態で内針21を誤って刺すことによる事故の危険がほとんどなくなる。したがってこの状態のまま廃棄処理してもよいが、さらに安全を期すために、先端カバー6を再び装着することが好ましい。
【0032】
なお本実施形態においては、リング5の操作だけでなく、内筒32のダイアル部32bを回すことによっても、上記と同様の収納操作を行い得る。
【0033】
また上述のように使用済みの留置針において、何らかの理由で内針21を再び外筒31から突出させて図8に示す状態とするには、内筒32を外筒ツマミ部31の基端部31cへ押し込み、かつダイアル部32bの孔45から直筒部32aの中空孔44を通して針あるいは細い棒状の部材を差し込んで内針ハブ22を先端側へ押し出し、既述のようなリング5による係止操作を行えばよい。
【0034】
不図示のさらに他の実施形態においては、逆止弁が内蔵されていない。抜去した内針部2等は図8に示す状態となるが、このとき内針21には血液等が付着しており、HBV等の感染事故の原因となる。そこで、抜去後は急いで内針21を筒状ケース3内へ収納することになるが、その操作は、リング装着部31dに装着してあるリング5を看護士等の使用者が右手または左手の親指と人差し指等で挟んで回転させるだけである。すなわち、この種の器具の操作では、外筒ツマミ部31の基端部31cの長手方向中央よりも先端側、具体的には先端部31bあるいは先端部31bと基端部31cの先端側部位をつかむのが自然であり、基端部31cの最も基端側のみをつまんで内針部2を引き抜き操作することは通常は不自然であるためと、先端部31bを鼓状の外形状としてつかみやすくしてあるため、内針部2等を抜去した直後は、使用者の指がリング5の近傍に位置する。そこで、そのままの状態あるいは若干握り直す程度の所作を行って指2本をリング5の操作に最適な状態とすることができる。
【0035】
なお以上説明してきた実施形態をなす諸構成要素の材質、製法等については、公知かつ同種の医療用カテーテルと同様のもの、例えば射出成形による合成樹脂成形品や、種々の製法による金属製品等を用いることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る医療用カテーテルは、筒状ケースの先端と基端との間の部位の外周に、筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を筒状ケースと同心に設け、かつ筒状ケースに設けた開口を介して環状体の内周壁に設けた突状部を内針部の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付け、環状体の操作により環状体の突状部と内針の係止部位とを付勢手段による付勢力に抗した状態で係合可能とし、かつ該係合を解いて筒状ケースの基端方向へ内針部を付勢移動可能としてなるので、使用後に指先で環状体を回すという簡単な操作によって内針を筒状ケース内へ収納でき、医師、歯科医師、看護士、看護人等の操作者や廃葉物処理者が誤って内針を自分や他人に刺したりする事故の発生可能性を低下させ、HIV等の感染病に罹病する危険性も減少させ得るという効果が得られる。特に簡単な操作であるため、片手だけで行なうことができ、しかも、利き手でなくても十分に操作可能である。したがって、右手用と左手用の区別が無く、製品の種類も半減することができ、選択使用する必要もなく、管理が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医療用カテーテルである留置針の構造を示す使用前の正面断面図(A)と、使用後に内針を収納した状態の正面断面図(B)である。
【図2】図1に示す留置針の内針部2の構造を示す正面図(A)及び先端側の構造を示す端面図(B)と基端側の構造を示す端面図(C)である。
【図3】同外筒の正面断面図(A)、B−B線に沿う拡大断面図(B)、C−C線に沿う拡大断面図(C)、及び基端側端面図(D)である。
【図4】同リング装着部とその近傍の拡大正面断面図(A)及びB−B線に沿う断面図(B)である。
【図5】同リングの側面図(A)とB−B線に沿う断面正面図(B)及び分解状態のB−B線に沿う断面正面図(C)である。
【図6】同内筒の正面図(A)、先端側の側面図(B)及び基端側の側面図(C)である。
【図7】図6のA−A線に沿う拡大断面図(A)とB−B線に沿う側面図(B)及びその部分正面図(C)である。
【図8】患者等から外針部を残して内針部その他を引き抜いた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 外針部
2 内針部
3 筒状ケース
4 コイルバネ
5 リング
5a、5b 半環状体
6 先端カバー
11 外針
12 外針ハブ
13 逆止弁
14 スライド操作部
15 突部
16 中空部
17 端部
21 内針
22 内針ハブ
22a 内針ハブの先端側部分
22b 基端部
22c 中空孔
23 突起
31 ツマミ部
31a 外筒のカバー装着部
31b 先端部
31c 基端部
31ct 基端部の最基端側部分
31d リング装着部
32 内筒
32a 内筒の直筒部
32b ダイアル部
333a、333b、334a、334b、335、336 中空孔
34 溝
35 ガイド溝
36a 挿抜溝
36b 連通溝
37 止血用フィルタ
38 突起
39a 凸部
39b 凹部
40a 小凸部
40b 小凹部
41 中空孔
42 突部
43 溝
44 中空孔
45 孔
46 ガイド溝

Claims (4)

  1. 少なくとも先端を血管内等患者や患畜の体内へ留置させ得る外針を備える外針部と、該外針部に装着した状態で患者や患畜の皮膚へ穿刺することにより上記外針を上記留置可能状態へ案内する内針を備える内針部と、少なくとも上記内針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記内針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ移動付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針部の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付け、上記環状体の操作により上記環状体の突状部と上記内針の係止部位とを上記付勢手段による付勢力に抗した状態で係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記内針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする医療用カテーテル。
  2. 少なくとも先端を血管内等患者や患畜の体内へ留置させ得る外針を備える外針部と、該外針部に装着した状態で患者や患畜の皮膚等へ穿刺することにより上記外針を上記留置可能状態へ案内する内針を備える内針部と、少なくとも上記内針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記内針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ移動付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針部の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付けるとともに、上記筒状ケースの基端から突出する上記内針部の基端に回転操作用部位を設け、上記環状体または上記回転操作用部位の操作により上記環状体の突状部と上記内針の係止部位とを上記付勢手段による付勢力に抗した状態で係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記内針を付勢移動可能としてなることを特徴とする医療用カテーテル。
  3. 注射針を備える針部と、少なくとも上記注射針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部と上記針部の係止部位とを係合及び係合解除可能に取り付け、上記環状体の操作により上記付勢手段による付勢力に抗して上記針部と係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする医療用カテーテル。
  4. 注射針を備える針部と、少なくとも上記注射針を収納可能な筒状ケースと、該筒状ケースの内部に位置して上記針部を上記筒状ケースの先端側から基端側へ付勢する付勢手段とからなる医療用カテーテルにおいて、上記筒状ケースの上記先端と上記基端との間の部位の外周に、上記筒状ケースの軸心周りで回転可能な環状体を上記筒状ケースと同心に設け、かつ上記筒状ケースに設けた開口を介して上記環状体の内周壁に設けた突状部を上記内針の外周に設けた係止部位と係合及び係合解除可能に取り付けるとともに、上記筒状ケースの基端から突出する上記針部の基端に回転操作用部位を設け、上記環状体または上記回転操作用部位の操作により上記付勢手段による付勢力に抗して上記針部の係止部位を上記環状体の突状部と係合可能とし、かつ該係合を解いて上記筒状ケースの上記基端方向へ上記針部を付勢移動可能としてなることを特徴とする医療用カテーテル。
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