[go: up one dir, main page]

JP2004242668A - 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法 - Google Patents

薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004242668A
JP2004242668A JP2003381334A JP2003381334A JP2004242668A JP 2004242668 A JP2004242668 A JP 2004242668A JP 2003381334 A JP2003381334 A JP 2003381334A JP 2003381334 A JP2003381334 A JP 2003381334A JP 2004242668 A JP2004242668 A JP 2004242668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
windmill
methyl
hydrogen atom
methyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003381334A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Katsuta
純郎 勝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Original Assignee
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainihon Jochugiku Co Ltd filed Critical Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority to JP2003381334A priority Critical patent/JP2004242668A/ja
Publication of JP2004242668A publication Critical patent/JP2004242668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、外部からの風力のみで薬剤を揮散させ、しかも長期間にわたり優れた害虫防除効果を奏する風車タイプの薬剤揮散具、ならびにこれを用いた害虫防除方法の提供。
【課題の解決手段】常温揮散性防虫成分として、テフラメトリン及び一般式(I)
【化1】
(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表される化合物を担持させた風車を外部から受ける風力により回転せしめ、この風車から防虫成分を揮散させるようになした薬剤揮散具。
【選択図】図2

Description

本発明は、モーターやゼンマイ等を使用せず外部から受ける風力により風車を回転せしめて薬剤を揮散させる薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法に関するものである。
害虫、例えば蚊や蚋などを駆除するために、薬剤を閉鎖空間(建築物や自動車の室内、アウトドアスポーツにおけるテント内など)全体に揮散、放出させる薬剤揮散方法として、熱エネルギーを利用した蚊取線香や電気蚊取マット、液体式電気蚊取(リキッド)が一般的である。一方、電源として乾電池を用い、薬剤含浸体にファン等の風をあてて常温で薬剤を揮散、放出させるファン式薬剤揮散装置も携帯用として実用化されているが、ファンを回転させるモーターとその駆動用電源を必要とする。
ファンを具備せず、空中に浮遊もしくは吊り下げて薬剤を揮散させようとする提案もある。例えば、特開平11−255604号公報に揮散性薬剤を風船基材に保持させてなる防虫材が記載されているが、自然に浮遊させるのみなので薬剤の放散力が十分と言えない。また、特開2000−247806号公報には、揮散性薬剤を保持した担体を有する通気性構造体を吊り下げ、好ましくはこの通気性構造体に空中推進手段を備えた薬剤拡散装置が開示されている。しかしながら、この装置は、実質的にモーターやゼンマイ等の駆動装置を必要とし、また、担体の材質や使用する殺虫成分等との関係について何の検討もされていないことから、長期間にわたり満足のいく揮散性能や害虫防除効果を示し得なかった。
特開平11−255604号公報 特開2000−247806号公報
本発明は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、外部からの風力のみで薬剤を揮散させ、しかも長期間にわたり優れた害虫防除効果を奏する風車タイプの薬剤揮散具、及びこれを用いた害虫防除方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、次のような構成を採用する。
(1)常温揮散性防虫成分として、テフラメトリン及び一般式(I)
Figure 2004242668

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上を担持させた風車を外部から受ける風力により回転せしめ、この風車から防虫成分を揮散させるようになした薬剤揮散具。
(2)風車がプラスチック樹脂又は布製であり、常温揮散性防虫成分を風車当たり30〜500mg担持させた(1)に記載の薬剤揮散具。
(3)一辺が5〜15cmの正方状のプラスチック樹脂シートの4頂点付近から中央部に向かって弧状の切り込みを入れ、切り込み先端部を巴状に重ねて風車の前面部を形成するとともに、前記中央部を風車の背面部となし、この前面部と背面部に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて風車を構成した(1)又は(2)に記載の薬剤揮散具。
(4)プラスチック樹脂製風車が、その前面部と背面部の間に1〜5cmの距離を設けてなる(3)に記載の薬剤揮散具。
(5)複数枚の羽根部材をこれらの中心部に位置する固定部材で保持するとともに、固定部材に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて風車を構成した(1)又は(2)に記載の薬剤揮散具。
(6)針金で形成された外枠に布製シートを張設して羽根部材を構成し、かつ固定部材と支持体軸部の間に回転用ボールベアリングを介装させた(5)に記載の薬剤揮散具。
(7)常温揮散性防虫成分として、テフラメトリン及び一般式(I)
Figure 2004242668

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上を担持させた風車を外部から受ける風力により回転せしめ、この風車から防虫成分を揮散させて害虫を防除する害虫防除方法。
本発明の薬剤揮散具は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、その使用に当たっては、エアーコンディショナーや扇風機の風の当たる場所や、外気が入り込む窓などに設置すればよい。そして、これを用いた本発明の害虫防除方法によれば、屋内はもちろん屋外のペット小屋などで、蚊や蚋、ハエ、ユスリカなどの各種害虫に対し、簡便でしかも長期間にわたり優れた害虫防除効果を示すのでその実用性は極めて高い。
本発明で用いられる常温揮散性防虫成分としては、テフラメトリン及び一般式(I)
Figure 2004242668

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上が用いられる。なお、化合物の酸成分において、不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在する場合、それらの各々や任意の混合物も本発明に包含されることは勿論である。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Aと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Bと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Cと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Dと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Eと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Fと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Gと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Hと称す)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Iと称す)、4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Jと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−ビニルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Kと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Lと称す)、又は4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Mと称す)をあげることができる。
なかでも、一般式(II)
Figure 2004242668

(式中、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物に該当する化合物B、化合物E、化合物H及び化合物Jが好適である。
本発明で風車に担持させる常温揮散性防虫成分量は、風車の材質、使用場所、使用期間などを考慮して適宜決定すればよいが、通常30〜500mgが適当である。防虫成分の含浸量が30mgより少ないと、害虫防除効力の持続性に不足を生じる場合があり、一方500mgを超えても使用期間が必要以上に延長されるだけで格別のメリットはない。
常温揮散性防虫成分を風車に担持させるに際しては、必要に応じ溶剤、希釈剤、界面活性剤、分散剤、徐放化剤などを用い、従来から知られている各種処理手段を採用することができる。また、前記防虫成分に、安定剤、香料、着色剤、帯電防止剤などを適宜配合してもよく、更に、防虫成分の揮散性能に支障をきたさない限りにおいて、揮散性の高い他の殺虫、忌避成分(例えば、ディート、ヒノキチオール、カルボン、サフロール、シトロネロール、ケイ皮アルデヒドなどの防虫香料など)、殺ダニ剤、殺菌剤、消臭剤などを添加して多目的組成物とすることもできる。
なお、常温揮散性防虫成分量と連動する着色剤を風車に担持させ、薬剤の揮散終了を示すインジケーターとして利用することも可能である。
本発明の薬剤揮散具は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を具備しない簡単な構造で、しかも外部からの風力のみで薬剤を揮散させる風車タイプとしたことに特徴を有する。すなわち、自然蒸散では薬剤の放散力は不足するが、特定の常温揮散性防虫成分を選択するとともに、これに風車の回転作用を組み合わせることによって、十分な害虫防除効果を奏しえる簡便な薬剤揮散具を達成したものである。
風車の形状は特に限定されないが、例えば、次のような形態を例示できる。
(1)一辺が5〜15cmの正方状のプラスチック樹脂シートの4頂点付近から中央部に向かって弧状の切り込みを入れ、切り込み先端部を巴状に重ねて風車の前面部を形成するとともに、前記中央部を風車の背面部となし、この前面部と背面部に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて構成した風車。なお、前面部と背面部の間に1〜5cmの距離を設けた形態は、防虫成分の拡散性を高めえる。
(2)複数枚の羽根部材をこれらの中心部に位置する固定部材で保持するとともに、固定部材に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて構成した風車。
上記(1)の形態の風車は、通常プラスチック樹脂シートを用いて成形される。
常温揮散性防虫成分を風車に担持させる手段としては、(a)プラスチック製樹脂に薬剤を含浸させて風車を作製する、(b)数層からなるプラスチック製樹脂の表層部分に薬剤を混入させた風車を用いる、(c)風車の表面に薬剤を塗布する、(d)薬剤を含浸させた吸油性シートを風車に貼付する、などの手段があげられる。いずれのケースにおいても、常温揮散性防虫成分の揮散終了後、新しい風車と交換し使用を継続すればよい。
プラスチック樹脂の材質は、薬剤保持方式が前述の(c)のタイプの場合特に限定されず、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネ―ト、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニール、エチレン酢酸ビニルコポリマーなど任意のものを採用しうる。一方、薬剤保持方式が前述の(a)や(b)の場合、常温揮散性防虫成分が風車の樹脂中に保持され、かつ風車の回転によって徐々に風車から揮散する必要があることから、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂ならびにポリウレタンが好ましく、なかんずく連続発泡処理等が施された有孔ポリプロピレンが好適である。
前述の(d)のタイプのように、薬剤含浸シートを風車に貼付する場合においても、シートの材質は(a)や(b)の場合と同様、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂ならびにポリウレタンが好ましく、特に連続発泡処理等が施された有孔ポリプロピレンがより好ましい。
上記(2)の形態の風車は、中心部の固定部材に複数枚の羽根部材を放射状に取り付けたものである。羽根部材の形状や大きさ、あるいは枚数などは何ら限定されないが、例えば短径5〜10cm、長径6〜12cm程度の楕円状の羽根部材4〜8枚を、重なり合わないように花弁状に配したものを例示できる。羽根部材は、通常プラスチック樹脂又は布を用いて成形され、布製の場合は、強度的な観点から針金で形成された外枠に布製シートを張設して羽根部材を構成するのがよい。
羽根部材が取り付けられる固定部材の形状も任意であるが、その中央には貫通孔が設けられ支持体軸部が挿通される。そして、弱い風でも回転が円滑に促されるように、固定部材と支持体軸部の間に回転用ボールベアリングを介装させるのが好ましい。
また、花弁状の羽根部材を1連だけでなく、2ないし3連並設してもよいことはもちろんである。
常温揮散性防虫成分を(2)の形態の風車に担持させる手段は、前述の(1)の形態に準じてよく、布の材質も、綿、羊毛、麻、絹等の天然繊維、レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維などから適宜選択すればよい。
こうして得られた本発明の薬剤揮散具は、モーターやゼンマイ等の駆動装置を必要としない簡単な構造で、外部から受ける風力、例えばエアーコンディショナー、扇風機のエアーや、窓を通して入り込む風を利用して、風車を回転せしめ薬剤を揮散させる。通常、外部からの風を受けやすいように、風車の前面部を風上に向けて設置する。なお、風車に人の指などが触れないように、風車の周囲に保護カバーを装填してもよい。
風車からの防虫成分揮散量は、使用場所や風力等にもよるが、1時間当たり0.01〜0.5mg程度であり、例えば通常の6畳の居住部屋で十分な害虫防除効果を奏する。ここで、害虫防除効果とは致死に至る殺虫作用を必然とせず、蚊に対する刺咬阻止、忌避作用を含めた広義の防虫効果を意味する。
かかる本発明の成果は、本発明で用いる常温揮散性防虫成分が従来のエムペントリンに比べて蒸気圧が幾分低いものの極めて高い基礎殺虫活性を有することを踏まえ、風車の材質や構造等との組み合わせを種々検討して初めて得られたものである。
そして、これを用いた本発明の害虫防除方法によれば、屋内はもちろん屋外のペット小屋などで、蚊や蚋、ハエ、ユスリカなどの各種害虫に対し、簡便でしかも長期間にわたり優れた害虫防除効果を示すので極めて実用性が高い。
次に、具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の薬剤揮散具、及びこれを用いた害虫防除方法を更に詳細に説明する。
図1は本発明の薬剤揮散具の一実施例の斜視図、図2はその断面図、及び図3はその作製参考図を示す。
薬剤揮散具1を参考図に基づき作製した。すなわち、常温揮散性防虫成分・化合物H[4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]60mgを含浸・混入させた正方状のポリプロピレン板2(一辺:10cm、厚さ:0.2mm、直径1mmの孔を約400個穿孔)を用い、頂点付近の切り込み先端部(I、II、III、IV)を巴状に重ねて風車3の前面部4を形成するとともに、ポリプロピレン板2の中央部を背面部5とした。前面部4と背面部5の中心に設けられた貫通孔に支持体軸部6を挿通させ、前面部4と背面部5の間の距離が3cmとなるように設定して本発明の薬剤揮散具1を得た。
支持体7を介し風車3の前面部4を風上に向けて、薬剤揮散具1を寝室(6畳間)のエアーコンディショナーの吹き出し口前方に設置した。
就寝の間8時間にわたり微風でエアーコンディショナーを作動させたところ、1時間当たりの薬剤揮散量は約0.15mgで蚊に刺されることはなかった。また、本薬剤揮散具はおよそ1ケ月間にわたり使用でき、使いやすく極めて実用的であった。なお、本薬剤揮散具を扇風機の前や風通しのよい窓で使用した場合も、同様に有効であった。
図4は本発明の薬剤揮散具の他の実施例の斜視図、及び図5はそれの保護カバーを装填した形態の断面図を示す。
針金を用いて羽根部材8の外枠(短径6.5cm、長径7.5cmの略楕円)を6個形成し、その先端を固定部材9に差し込んだ。常温揮散性防虫成分・化合物E[4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]を練りこんだレーヨン繊維製シート[風車あたりの薬剤量:120mg]を羽根部材8の外枠に張設して風車3を構成した。固定部材9と支持体軸部6の間に回転用ボールベアリング10を介装させて風車3を取り付け、更に風車3の周囲に保護カバー11を装填して本発明の薬剤揮散具1を得た。
支持体7を風通しのよい窓際に設置したところ、ボールベアリング10の作用で風車3がよく回転し、1時間当たりの薬剤揮散量は平均で約0.10mgであった。本薬剤揮散具は、電池や駆動装置を必要とせず簡便で使いやすく、およそ2ケ月間にわたり十分な害虫防除効果を示した。
実施例1及び実施例2に準じて各種薬剤揮散具(実施例1に準じた型をA、実施例2に準じた型をB)を作製し、同様にエアーコンディショナーを備えた部屋で使用した。使用開始時と1ケ月後に、下記の殺虫効力試験を行い、評価結果を併せて表1に示した。
[殺虫効力試験]:8m3の部屋で風速0.5m/秒の条件を設定し、アカイエカ成虫に対する殺虫効果を調べた。結果は、市販蚊取製剤と比較して、○、△、×で評価した。
Figure 2004242668
本発明の薬剤揮散具は、自然蒸散方式(比較例5)に比べ、風車による回転の作用で長期にわたり優れた害虫防除効果を示し極めて効率的な揮散性能を奏することが認められた。なお、風車に薬剤を含浸・混入させる本実施例のA型では、プラスチック樹脂の材質はポリオレフィン系が好ましく、また風車の前面部と背面部の間隔は1〜5cmが適当であった。また、B型では、固定部材と支持体軸部の間に回転用ボールベアリングを介装させると揮散性の向上に有用であった。
これに対し、比較例1のように常温揮散性薬剤としてエムペントリンを用いた場合は本発明の薬剤揮散システムに合致しなかった。また、比較例2の如く、薬剤含浸量が30mgより少ない場合や、風車の材質が紙の場合(比較例4)、防除効果が長期間持続しなかった。一方、比較例3のように、風車の材質がポリスチレンの場合、樹脂からの薬剤の揮散性が低すぎて不適当であった。
本発明の薬剤揮散具の一実施例の斜視図を示す。 その断面図を示す。 その作製参考図を示す。 本発明の薬剤揮散具の他の実施例の斜視図を示す。 それの保護カバーを装填した形態の断面図を示す。
符号の説明
1:薬剤揮散具、
2:ポリプロピレン板、
3:風車、
4:前面部、
5:背面部、
6:支持体軸部
7:支持体
8:羽根部材
9:固定部材
10:回転用ボールベアリング
11:保護カバー

Claims (7)

  1. 常温揮散性防虫成分として、テフラメトリン及び一般式(I)
    Figure 2004242668

    (式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上を担持させた風車を外部から受ける風力により回転せしめ、この風車から防虫成分を揮散させるようになしたことを特徴とする薬剤揮散具。
  2. 風車がプラスチック樹脂又は布製であり、常温揮散性防虫成分を風車当たり30〜500mg担持させたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散具。
  3. 一辺が5〜15cmの正方状のプラスチック樹脂シートの4頂点付近から中央部に向かって弧状の切り込みを入れ、切り込み先端部を巴状に重ねて風車の前面部を形成するとともに、前記中央部を風車の背面部となし、この前面部と背面部に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて風車を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤揮散具。
  4. プラスチック樹脂製風車が、その前面部と背面部の間に1〜5cmの距離を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の薬剤揮散具。
  5. 複数枚の羽根部材をこれらの中心部に位置する固定部材で保持するとともに、固定部材に設けられた貫通孔に支持体軸部を挿通させて風車を構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤揮散具。
  6. 針金で形成された外枠に布製シートを張設して羽根部材を構成し、かつ固定部材と支持体軸部の間に回転用ボールベアリングを介装させたことを特徴とする請求項5に記載の薬剤揮散具。
  7. 常温揮散性防虫成分として、テフラメトリン及び一般式(I)
    Figure 2004242668

    (式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上を担持させた風車を外部から受ける風力により回転せしめ、この風車から防虫成分を揮散させて害虫を防除することを特徴とする害虫防除方法。
JP2003381334A 2003-01-20 2003-11-11 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法 Pending JP2004242668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381334A JP2004242668A (ja) 2003-01-20 2003-11-11 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003011264 2003-01-20
JP2003381334A JP2004242668A (ja) 2003-01-20 2003-11-11 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004242668A true JP2004242668A (ja) 2004-09-02

Family

ID=33031914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003381334A Pending JP2004242668A (ja) 2003-01-20 2003-11-11 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004242668A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166745A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Earth Chem Corp Ltd 害虫のランディング抑制方法、揮散装置および揮散製剤
JP2008178384A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Earth Chem Corp Ltd 携帯型害虫防除装置
JP2009189247A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Fumakilla Ltd 着用型薬剤拡散装置
JP2011019507A (ja) * 2009-12-08 2011-02-03 Fumakilla Ltd 虫除け用薬剤放散器
JP2014158501A (ja) * 2011-11-16 2014-09-04 Dainippon Jochugiku Co Ltd 揮散性薬剤含有構造体及びこれからなる防虫製品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166745A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Earth Chem Corp Ltd 害虫のランディング抑制方法、揮散装置および揮散製剤
JP2008178384A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Earth Chem Corp Ltd 携帯型害虫防除装置
JP2009189247A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Fumakilla Ltd 着用型薬剤拡散装置
JP2011019507A (ja) * 2009-12-08 2011-02-03 Fumakilla Ltd 虫除け用薬剤放散器
JP2014158501A (ja) * 2011-11-16 2014-09-04 Dainippon Jochugiku Co Ltd 揮散性薬剤含有構造体及びこれからなる防虫製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0925717A1 (en) Pesticide applicator
JP6681457B2 (ja) 薬剤揮散装置、及び薬剤揮散方法
JP4340996B2 (ja) 薬剤揮散方法
JP3818764B2 (ja) 害虫防除装置
JP2004242668A (ja) 薬剤揮散具及びこれを用いた害虫防除方法
JP4673523B2 (ja) 揮散性薬剤の送風放散装置
JP4237336B2 (ja) 害虫防除方法及び害虫防除装置
JPH0372833A (ja) 吸液芯並びに薬剤蒸散方法
JP5948010B2 (ja) ゴキブリ侵入防止用薬剤揮散装置
JP5754895B2 (ja) 薬剤揮散装置
JP4679831B2 (ja) 薬剤揮散装置
JP2009124987A (ja) 薬剤揮散装置
JP6348091B2 (ja) ゴキブリ侵入防止用薬剤揮散装置
JP5385501B2 (ja) 蒸散材、吸血害虫の吸血前行動低下剤および蒸散方法
JP2007116967A (ja) 薬剤揮散装置
JP2012034597A (ja) 薬剤揮散装置
JP2010017195A (ja) 薬剤揮散装置
JP2001292679A (ja) 薬剤揮散装置
JP2004229658A (ja) 薬剤揮散装置及びこれを用いた害虫防除方法
JP4213025B2 (ja) 薬剤揮散具
JP2005145823A (ja) 薬剤揮散方法
JP2002017230A (ja) 薬剤揮散装置
JP2000247806A (ja) 薬剤拡散方法とこれに用いる薬剤拡散装置
US20070148051A1 (en) Chemical volatilization device
JP2004357665A (ja) 線香付き薬剤揮散装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512