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JP2004138169A - プレス式管継手 - Google Patents

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JP2004138169A
JP2004138169A JP2002303862A JP2002303862A JP2004138169A JP 2004138169 A JP2004138169 A JP 2004138169A JP 2002303862 A JP2002303862 A JP 2002303862A JP 2002303862 A JP2002303862 A JP 2002303862A JP 2004138169 A JP2004138169 A JP 2004138169A
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Abstract

【課題】配管施工のためにプレス工具によりかしめると、その箇所が発色するために、発色の有無により締め忘れを容易に判別できるプレス式管継手を提供する。
【解決手段】受口1にプレス施工により接続パイプを接合する形式のプレス式管継手Fにおいて、受口1の端面から当該継手軸芯方向所定距離の円周上に、感圧又は感熱発色片7を貼付してなり、プレス施工に伴う当該片の加圧により発色させ得る機能を有することを特徴とする。
【効果】配管のかしめによる加圧付加時に、その箇所に鮮やかな発色が顕れ、その有無により締め忘れを容易に発見でき、締め忘れが減少するために、液漏れ事故を未然に防止し、配管の安全性を確保し得るばかりか、検査の作業性も良好となる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、接続パイプに対してそれが嵌まる周囲をかしめるプレス施工により接合する配管施工形式のプレス式管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス式管継手は、ステンレス等の管部材に塑性加工等で継手としての成形を施したもので、接続パイプが差し込まれる部分の内径が拡張する受口を有する。配管施工では、この受口の部分をプレス工具によりかしめ、その絞りにより接続パイプに対して密着結合させるが、プレス施工だけでは、気密・水密性に不足し液漏れが生じるおそれがあるので、受口の一部に内側に開口する環状凹溝を設け、環状凹溝にOリングが嵌着される。
【0003】
プレス式管継手は、このように配管にプレス施工が不可欠で最も重要な事項であるが、時として締め忘れがあり、締め忘れがあっても、かしめの変形の有無だけでは発見しがたいため、締め忘れのまま操業されることにより大事故を招くことがあった。配管施工が完了すると、水圧(又は空圧)試験が行なわれて、水漏れの有無がチェックされるが、かしめがなくてもOリングだけの機能で水漏れしないために、締め忘れが看過されることがあり、したがって、水圧試験では締め忘れを検知するのに信頼性が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
締め忘れを水圧試験で発見できるように、Oリングに工夫を凝らし、接続パイプを差し込んだだけでは、Oリングの機能が発揮されないようにすることが考えられた。これについては、仮にOリングの内径を接続パイプの外形よりもやや大きめに遊びを持たせておく考えであると、接続パイプを差し込んだ時の位置決めが不安定となる不都合があり採れないため、Oリングの一部に膨出凸部に挟まれる凹部を設ける提案がなされる(実公平6−33258号公報)。
【0005】
これによると、接続パイプを差し込んだ段階では、Oリングの凹部が未だ完全に潰されなく、これにより管継手と接続パイプとの双方の間に水が通過する間隙が生じる。これで、水圧試験において締め忘れを確認できるよう水漏れが生じることとなるはずであるが、実際には水漏れが生じないために締め忘れを水圧試験で発見できないことがあった。しかも、これはOリングの機能を犠牲にするものであり、また、接続パイプの差し込みに凸部を突かれてOリングが環状凹溝から外れるおそれもあるため、シール性に万全を期すという理想から外れ、管継手として好ましい対策とは言えないかった。
【0006】
この発明は、上記のような実情から、配管施工のためにプレス工具によりかしめると、その箇所が発色するために、発色の有無により締め忘れを容易に判別できるプレス式管継手を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、受口にプレス施工により接続パイプを接合する形式のプレス式管継手において、受口の端面から当該継手軸芯方向所定距離の円周上に、感圧又は感熱発色片を貼付してなり、プレス施工に伴う当該片の加圧により発色させ得る機能を有することを特徴とするプレス式管継手を提供するものである。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、配管接続のためにプレス式管継手の所定箇所をプレス施工によりかしめると、感圧又は感熱発色テープ片がプレスに伴う圧力又は加熱により発色する。したがって、発色があればプレス施工がなされていることになるので、これによりプレス施工の有無が確認される。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は、プレス式管継手Fの受口1に貼着されている感圧又は感熱発色片7がプレス施工に伴う圧力や加熱により発色するようにしたもので、発色片7の基材13には、テープ、フィルム、紙などが使用される。この発色片7だけを基材13を上にして受口1の所定箇所に貼着しても良いが、UV(紫外線)カットテープ9で被覆することが望ましい。また、これは受口1に嵌めたり巻いたりする環状であっても良い。しかし、図7に示すように、このように全周に貼着されていると、プレス工具Tの上下ダイス4,4が合わさった時、その間からはみ出て盛り上がる突起30や内角12で寄るしわ31が生じ、或いは切れたりして見苦しくなる。特に、テープが厚いと汚く体裁が悪くなる。したがって、内角12,12の間の各内面11ごとに加圧面内に収まるように貼付する大きさのものが望ましい。その形状については、例えば、円、楕円、長楕円、長方形、正方形、ドーナツ形、三角形などが適当なものとして挙げられる。またダイス4、4が合わさった形が六角形の場合、貼付する発色片は6個に決めることはなく、1〜5個でもよい。
【0010】
感圧、感熱材料としては特に限定するものではないが、顕色剤と発色剤との双方または一方をマイクロカプセル化し、加圧により破裂して両剤が触れて化学変化で発色するものが適当である。感熱発色片としては、例えば、60°Cくらいで白から赤に変色する感温テープ、サーモテープと称されるものを使用できる。この場合、プレス工具Tのダイス2,2にヒーターを埋設しておき、かしめ時に熱を発色片7に与えて発色させるようにもなし得る。
【0011】
いずれの材料を使用しても、紫外線を受けることにより発色の能力が衰えるし、発色してからもそれが褪色する原因となる。したがって、UVカットテープ9又はセロハンテープで被覆することが望ましい(請求項2後段、請求項3)。したがって、後記実施例ではそのような例を記載した。UVカットテープ9であると、紫外線のカット率が例えば99%として同じでも、先の透過率が大きくて薄いものが望ましい。セロハンテープであると、伸びはないが、膜厚が薄いためか、発色片7を押さえるに好結果を得ている。
【0012】
UVカットテープ9は、紫外線を遮断するためにその吸収剤をテープ基材に混入したものであるが、一般的に事務において使用されるセロハンテープも紫外線カットの効果があることが分かった。いずれにしても、発色を視覚できるようにできるだけ透明に近いことが必要である。また、テープ9による被覆があると、プレス施工の時に発色片7を保護することになるため、発色がはみ出たり、プレス工具Tに発色が付着するというような不都合が防止される。
【0013】
なお、プレス式管継手Fは、ステンレス、鉄、銅等の金属パイプを塑性加工等をして、ソケット、エルボ、チー、レジューサー等に成形されたもので、Oリング5の環状凹溝3の位置については、受口1の開口縁である場合(図1)と、受口1の両端間の中途である場合とがある。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のプレス式管継手によれば、配管のかしめによる加圧付加時に、その箇所に鮮やかな発色が顕れ、その有無により締め忘れを容易に発見でき、締め忘れが減少するために、液漏れ事故を未然に防止し、配管の安全性を確保し得るばかりか、検査の作業性も良好となる等の優れた効果がある。
【0015】
特に、UVカットテープやセロハンテープで発色片が被覆されていると、耐光性があって、発色の機能を維持する品質保持能力および発色した状態を維持する褪色防止性が高いため、締め忘れの発見に確実性が得られ、しかも、発色がはみ出たりプレス工具に付着する不都合を有効に防止できる。
【0016】
【実施例】
次に、この発明によるプレス式管継手についての実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1から図4は一実施例を示したもので、そのプレス式管継手Fは、ソケットであって、直のステンレス管の両端部に、接続パイプP,Pを挿入しうる開拡した受口1,1が形成され(図1)、受口1,1の開口縁にカールプレス加工により環状凹溝3,3を形成し、環状凹溝3,3にOリング5,5が嵌着され、さらに、受口1,1の外周には、プレス工具Tでかしめる箇所に感圧テープとしての発色片7,7,・・を外周に沿って等間隔に貼付し(図4)、その上にUVカットテープ9が貼付される。
【0018】
また、プレス工具Tについては、この場合、上下ダイス2,2で六角形にかしめるようになっており(図3,図4)、内面に両方で六角形となる内角突部4,4を有し、その内角突部4の角形の各辺に相当する6面の内面11,11,・・が当たる箇所にその範囲内に納まるように、前記発色片7,7,・・の貼付がなされている。
【0019】
発色片7の発色は、顕色剤入りマイクロカプセル15の群と発色剤入りマイクロカプセル16の群とを積層したもので、それらが粘着剤17,17に混入した塗料の状態で、透明な樹脂(PET)からなるテープ基材13に、顕色剤入り、発色剤入りの順にその塗料が塗布される。そして、この塗料面18で受口1の所定位置に粘着され、その上からUVカットテープ9が貼付される。
【0020】
発色片7は矩形に形成され、UVカットテープ9はそれよりも一回り広い矩形に形成されている。そして、UVカットテープ9にはその裏面に粘着剤19が塗布されており、発色片7を被覆して周囲の部分20が受口1の外面に粘着される(図2)。
【0021】
図3において、断面無しの左半において、かしめたことにより発色片7が灰色から赤に発色し、それが透明フィルム基材13及びUVカットテープ9を透して観える状態を示した。この実施例では、発色片7がテープ基材13とUVカットテープ9とにより二重に保護されるため、紫外線による劣化が二重に防止される。また、内部の発色が外にはみ出てプレス工具Tに付着する不都合も有効に防止できる。
【0022】
図5は、他の実施例を示したもので、この場合は、発色片7については、テープ基材13の上面に発色剤入りマイクロカプセル16と顕色剤入りマイクロカプセル15とを粘着剤17,17の混入状態で順次塗布し、その塗料面18でUVカットテープ9に接着してから、UVカットテープ9を受口1の所定箇所に貼付し、周囲の部分20の粘着で発色片7が押さえ止められている。
【0023】
図6は、さらに他の実施例を示したもので、この場合は、発色片7については、上下テープ基材13,13に顕色剤入りマイクロカプセル15と、発色剤入りマイクロカプセル16とを粘着剤17,17混入状態でそれぞれ別々に塗布してから合わせたもので、これをUVカットテープ9の下面にその粘着剤19で付着させてから、受口1の外面にUVカットテープ9が貼付される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一例のプレス式管継手を示す斜視図である。
【図2】同プレス式管継手において発色片の貼付箇所を示す断面説明図である。
【図3】同プレス式管継手において右半をプレス施工前において、左半を施工後において示す右半断面の正面図である。
【図4】図3のA−A線矢視においてプレス施工直前の状態を示す断面図である。
【図5】他の実施例を示す図2に対応する断面説明図である。
【図6】さらに他の実施例を示す図2に対応する断面説明図である。
【図7】プレス施工の実験例を示す受口の断面説明図である。
【符号の説明】
F プレス式管継手
P 接続パイプ
1 受口
7 発色片
9 UVカットテープ
17 塗料面となる粘着剤
18 塗料面

Claims (3)

  1. 受口にプレス施工により接続パイプを接合する形式のプレス式管継手において、受口の端面から当該継手軸芯方向所定距離の円周上に、感圧又は感熱発色片を貼付してなり、プレス施工に伴う当該片の加圧により発色させ得る機能を有することを特徴とするプレス式管継手。
  2. 前記発色片の貼付について、発色のための顔料又は染料を主成分とする塗料面で当該継手側に面して粘着してなされ、又は、このように粘着した該発色片の上から加えて、粘着剤又は接着剤が塗布された比較的広いUVカットテープ又はセロハンテープなどを継手に貼着し、発色片が該テープで発色を透かし観えるように被覆されていることを特徴とする請求項1記載のプレス式管継手。
  3. 前記発色片の貼付について、発色のための顔料又は染料を主成分とする塗料面を、該片よりも広いUVカットテープ又はセロハンテープなど等に固着し、且つ、発色片を下にして継手に該テープを貼付し、発色を透かし観えるように該テープで被覆されていることを特徴とする請求項1記載のプレス式管継手。
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