JP2004137226A

JP2004137226A - Cosmetic

Info

Publication number: JP2004137226A
Application number: JP2002305161A
Authority: JP
Inventors: Masami Iida; 飯田　正美; Kazuhiro Tsuhara; 津原　一寛; Noriyasu Imai; 今井　教安
Original assignee: Kose Corp
Current assignee: Kose Corp
Priority date: 2002-10-18
Filing date: 2002-10-18
Publication date: 2004-05-13
Anticipated expiration: 2022-10-18
Also published as: JP4191976B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cosmetic excellent in stability, having light slip, excellent function free from stickiness, excellent in makeup lasting quality of gloss, etc., with passage of time, not attaching to clothes, etc., having so-called color transfer-preventing effect. <P>SOLUTION: The cosmetic comprises (A) an ester oil which is liquid at 25°C, (B) a fluorine-based oil solution which is not dissolved in the component A at 25°C and (C) a fluorine-based oil solution which is dissolved in the component A at 25°C. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は安定性に優れ、伸びが軽く、ベタツキがない優れた官能を有し、経時でのツヤ等の化粧持ちに優れ、更には化粧料が衣服等に付着しない、いわゆる色移り防止効果を有する化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
分子中にパーフルオロアルキル基を有するフッ素系油剤は非常に低い界面張力を示し、ベタツキが無く、優れた耐水性に加え、耐油性にも優れる特徴を有し、化粧料に配合した場合、化粧持ちを向上させることが知られていた。
しかしながら、フッ素系油剤は他の油剤との相溶性に劣り、化粧料剤形への配合が難しく、効果を十分に発揮させることは難しかった。また、配合できたとしても経時でフッ素系油剤が分離するなどして安定に保つことは難しかった。これらを解決するためにフッ素系高分子を乳化剤として用いるＦ／Ｏ型油性固形化粧料を得る方法が提案されている。（例えば特許文献１参照。）しかし、この方法ではフッ素系油剤がゲル化しているため、実際に塗布したときにフッ素系油剤が塗布表面に移動しにくく、十分な化粧持続性や色移り防止効果を発揮することができないことがあった。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−１９３７４３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そこでフッ素系油剤を安定に配合でき、かつ伸びが軽く、化粧持ち効果に優れるというフッ素系油剤の効果を十分発揮できる化粧料の開発が望まれていた。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】
本発明者らは２５℃で液状のエステル油と該エステル油に溶解するフッ素系油剤と該エステル油に溶解しないフッ素系油剤を併用することにより、フッ素系油剤を化粧料に安定に配合でき、十分な化粧持続性や色移り防止効果を発揮し、さらにベタツキのない非常に軽い伸びを有する化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）
（Ａ）２５℃で液状のエステル油
（Ｂ）２５℃で（Ａ）に溶解しないフッ素系油剤
（Ｃ）２５℃で（Ａ）に溶解するフッ素系油剤
を含有することを特徴とする化粧料を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分（Ａ）の２５℃で液状のエステル油は化粧料一般に使用されるものであればいずれのものも使用することができるが、具体例としては、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、２−エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸イソセチル、トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、アジピン酸２−エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、ジ２−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等が挙げられる。
成分（Ａ）は目的に応じてその１種又は２種以上を用いることができる。成分（Ａ）の配合量は化粧料全量中に１〜６０質量％（以下、単に「％」と示す。）が好ましく、特に油性化粧料の場合は１０〜６０％、それ以外の剤形（例えば、固形粉末化粧料や乳化化粧料）では１〜３０％であれば使用感、安定性に優れた化粧料が得られるため好ましい。
【０００７】
本発明に用いられる成分（Ｂ）の２５℃で成分（Ａ）に溶解しないフッ素系油剤は、化粧時に塗布膜中から膜表面に速やかに移動して、色移り防止効果、化粧持ち向上効果を発揮するもので、常温で不揮発性液体のフッ素基含有の有機化合物であればいずれのものも使用することができるが、例えば、パーフルオロデカリン、パーフルオロジメチルシクロヘキサン等のパーフルオロアルカン、下記一般式（１）で表されるパーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
Ｒ^１（ＣＦ_２ＣＦ（Ｒ^３）ＣＦ_２Ｏ）_ｐ（ＣＦ（Ｒ^４）ＣＦ_２Ｏ）_ｑ（ＣＦ（Ｒ^５）Ｏ）_ｒＲ^２　…（１）
（式中、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、Ｒ^４及びＲ^５は同一又は異なって、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又はオキシパーフルオロアルキル基を示し、ｐ、ｑ、及びｒは分子量５００〜１００，０００を与える０以上の整数を示す。但し、ｐ＝ｑ＝ｒ＝０となることはない。尚、ここで括弧内に示される各パーフルオロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブロック重合でも構わない。）
かかるパーフルオロポリエーテルとしては、撥水性、撥油性を有し、特に粘度が５〜５０００ｍｍ２／ｓのものが好ましく、例えば次の一般式（２）
ＣＦ_３（ＯＣＦ（ＣＦ_３）ＣＦ_２）_ｎ（ＯＣＦ_２）_ｍＯＣＦ_３　…（２）
（式中、ｍ及びｎは分子量５００〜１０，０００を与える数を示し、ｎ／ｍは０．２〜２である）
で表されるもの、市販品としてはＦＯＭＢＬＩＮ　ＨＣ−０４（動粘度測定法で測定した重量平均分子量１５００）、同ＨＣ−２５（同３２００）、同ＨＣ−Ｒ（同６６００）（以上、アウジモント社製）や、次の一般式（３）
Ｆ（ＣＦ_２ＣＦ_２Ｏ）_ｌＣＦ_２ＣＦ_３　…（３）
（式中、ｌは４〜５００の整数を示す。）
で表されるもの、市販品としてはデムナムＳ−２０（重量平均分子量２５０００）、同Ｓ−６５（同４５００）、同Ｓ−１００（同５６００）、同Ｓ−２００（同８４００）（ダイキン工業社製）等が挙げられる。
成分（Ｂ）は目的に応じてその１種又は２種以上を用いることができる。成分（Ｂ）の配合量は化粧料中に０．１〜１０％が好ましく、特に０．５〜８％含有すると使用感、安定性に優れ好ましい。また、成分（Ａ）に対して１〜５０％含有すると使用感、安定性に優れた化粧料を得る点で好ましい。
【０００８】
本発明に用いられる成分（Ｃ）の、２５℃で成分（Ａ）に溶解するフッ素系油剤は成分（Ｂ）の配合安定性を向上するとともに、経時的に化粧塗布膜中より膜表面に移動して色移り防止効果、化粧持ち向上効果を発揮するものでフッ素基含有の有機化合物であればいずれのものも使用できる。市販品の例としては、ＦＦ１５０（ゼネラルエレクトリック社製）、ＦＬ１００（信越化学社製）などがあげられる。
また、たとえば次の一般式（４）
【０００９】
【化１】

【００１０】
（式中、Ｒ^１は炭素原子数１〜１０のアルキル基またはフェニル基を、Ｒ^２は炭素原子数１〜１０のフッ素置換アルキル基を示し、ｍは０〜３の整数、ｎは１〜６の正数であり、ｍ＋ｎは３〜６の正数である。）で表されるフッ素変性環状シリコーンがあげられる。市販品の例としてはＫＦ−５００２（信越化学工業社製）があげられる。
【００１１】
また、たとえば次の一般式（５）
【００１２】
【化２】

【００１３】
（式中、Ｒ^１は互いに同一でも異なっていてもよく、非置換もしくは置換の炭素数１〜２０のアルキル基もしくはアリール基であり、Ｒ^２は炭素数１〜１０のフッ素置換アルキル基であり、Ｒ^３は−Ｃ_ｐＨ_２ｐＯ（Ｃ_２Ｈ_４Ｏ）_ａ（Ｃ_３Ｈ_６Ｏ）_ｂＲ^５で示されるポリオキシアルキレン基であり、Ｒ^４はＲ^１、Ｒ^２、Ｒ^３のいずれかであり、Ｒ^５は水素原子、炭素数１〜５のアルキル基又はアセチル基であり、ａ、ｂ、ｐは整数であって、ａ＝１〜１００、ｂ＝０〜１００であり、ｐ＝２〜６である。ｌ、ｍ、ｎは整数であってｌ＝０〜５００、ｍ＝０〜５００、ｎ＝０〜５００で、ｌ＋ｍ＋ｎ≠０であり、ｍ＝ｎ＝０の時、Ｒ^４はＲ^２及びＲ^３であり、ｍ＝０でｎ≠０の時Ｒ^４の少なくとも１つはＲ^２であり、ｍ≠０でｎ＝０の時Ｒ^４の少なくとも１つはＲ^３である。）で表されるフッ素ポリエーテル共変性シリコーンがあげられる。このような物質の市販例としてはＦＰＤ−４６９４（カネボウ社製）などがあげられる。
成分（Ｃ）は目的に応じてその１種又は２種以上を用いることができる。成分（Ｃ）の配合量は化粧料中に０．１〜３０％が好ましく、特に１〜２５％含有すると使用感、化粧持ちに優れた化粧料が得られるため好ましい。また、成分（Ａ）に対して１〜１００％含有すると安定性に優れた化粧料が得られるため好ましい。
【００１４】
成分（Ｄ）として１２−ヒドロキシステアリン酸、煙霧状シリカ、デキストリン脂肪酸エステルから選ばれる１種又は２種以上のゲル化剤を含有することにより、成分（Ａ）およびそれに溶解している（Ｃ）をゲル化することができる。これにより、化粧料の安定性が向上し、長時間にわたって色移り防止効果を発揮する。また成分（Ｂ）はゲル化しないため、塗布時に速やかに膜中を移動し短時間で色移り防止効果を発揮する。これらの相乗作用により、経時での化粧持ちや色移り防止効果を非常に向上させることができる。
１２−ヒドロキシステアリン酸は、例えば、ひまし油に８０〜８５％グリセリドとして含まれるリシノール酸を水素ガスにて接触還元することによって得ることができ、白色でロウ状の固体であり、市販品としては、例えば１２−ヒドロキシステアリン酸（吉川製油社製）があげられる。
煙霧状無水ケイ酸は、例えば四塩化ケイ素を水素と酸素炎中で加水分解して得られるものが挙げられ、市販品としては、ＡＥＲＯＳＩＬ　５０、ＡＥＲＯＳＩＬ　１３０、ＡＥＲＯＳＩＬ　２００、ＡＥＲＯＳＩＬ　２００Ｖ、ＡＥＲＯＳＩＬ　２００ＣＦ、ＡＥＲＯＳＩＬ　２００ＦＡＤ、ＡＥＲＯＳＩＬ　３００、ＡＥＲＯＳＩＬ　３００ＣＦ、ＡＥＲＯＳＩＬ　３８０（以上、日本アエロジル社製）等が挙げられる。また、前記煙霧状無水ケイ酸を反応性アルキルシランやオルガノシラザン等で処理した疎水性煙霧状無水ケイ酸でもよい。疎水化処理の方法としては、ジメチルジクロルシランによるジメチルシリル化処理、トリメチルクロルシランやヘキサメチルジシラザンによるトリメチルシリル化処理、オクチルトリクロルシランによるオクチルシリル化処理、ジメチルポリシロキサンやメチルハイドロジェンポリシロキサンによるシリコーン処理、金属セッケン化合物によるコーティング処理等が挙げられる。市販品としては、ＡＥＲＯＳＩＬ　Ｒ−９７２、ＡＥＲＯＳＩＬ　Ｒ９７４、ＡＥＲＯＳＩＬ　Ｒ９７６（以上、ジメチルジクロルシラン処理）、ＡＥＲＯＳＩＬ　ＲＸ２００、ＡＥＲＯＳＩＬ　ＲＸ３００（以上、ヘキサメチルジシラザン処理）、ＡＥＲＯＳＩＬ　Ｒ８０５（オクチルシラン処理）、ＡＥＲＯＳＩＬ　ＲＹ２００、ＡＥＲＯＳＩＬ　ＲＹ３００（以上、ジメチルシロキサン処理）（いずれも日本アエロジル社製）、キャボジルＴＳ５３０（トリメチルクロルシラン処理）（キャボット社製）等が挙げられる。これらの煙霧状無水ケイ酸の一次粒径は５０ｎｍ以下が好ましく、２０ｎｍ以下が特に好ましい。また、これらの煙霧状無水ケイ酸は必要に応じ、１種又は２種以上を用いることができる。
デキストリン脂肪酸エステルとしてはデキストリンと炭素数８〜２２の高級脂肪酸とのエステルが好ましく、具体的にはラウリン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン等があげられ、市販品としてはレオパールＫＥ、レオパールＫＬ，レオパールＴＴ（いずれも千葉製粉社製）等があげられる。また、これらのデキストリン脂肪酸エステルは必要に応じ、１種又は２種以上を用いることができる。
成分（Ｄ）の配合量は０．１〜２５％であれば、経時安定性に優れた化粧料が得られるため好ましい。
【００１５】
成分（Ｅ）として融点が７５〜１２０℃のエチレンホモポリマー及び／又はコポリマーを含有することにより、形状の保持や経時及び高温での安定性を向上させることができる。成分（Ｅ）の融点が７５〜１２０℃のエチレンホモポリマー及び／又はコポリマーはエチレン単独若しくは、エチレンと付加重合可能な１種以上の不飽和単量体との共重合体であり、通常化粧料に使用されるものであればいずれのものも使用することができるが、ポリエチレンワックス及び／又はエチレン・プロピレン共重合体が好ましい。
市販品としてはＰＥＲＦＯＲＭＡＬＥＮＥ５００、ＰＥＲＦＯＲＭＡＬＥＮＥ６５５、ＰＥＲＦＯＲＭＡＬＥＮＥ７２５、ＥＰ−７００、ＥＰ−１１００（共にＢａｋｅｒ　Ｐｅｔｒｏｌｉｔｅ社製）などが挙げられる。また、これらは必要に応じて１種又は２種以上を用いることができる。成分（Ｅ）の配合量は０．１〜２５％であれば、経時安定性に優れた化粧料が得られるため好ましい。
【００１６】
本発明の化粧料には、本発明の効果を損なわない程度で、必要に応じて、前記必須成分以外の各種成分、例えば、油性成分、粉体成分、界面活性剤、水溶性高分子、紫外線吸収剤、保湿剤、水性成分、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
様々な感触を演出したり、経時安定性を確保する目的で用いる油性成分としては、成分（Ａ）〜（Ｅ）以外で、動物油、植物油、合成油等の起源や性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、エステル油類、硬化油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、モクロウ、ロジン酸ペンタエリスリットエステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、メチルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン油類、液状ラノリン、酢酸液状ラノリン等のラノリン誘導体類、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの１種又は２種以上用いることができる。
【００１７】
経時安定性の確保や、着色や感触の改善等を目的として用いる粉体であれば、成分（Ｄ）の煙霧状シリカ以外で球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母（セリサイト）、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄雲母、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、Ｎ−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０５号、赤色２２６号、赤色２２８号、橙色２０３号、橙色２０４号、青色４０４号、黄色４０１号等の有機顔料粉体、赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、橙色２０５号、黄色４号、黄色５号、緑色３号、青色１号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末のラメ剤等が挙げられ、これら粉体はその１種又は２種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の１種又は２種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【００１８】
乳化や粉体の分散性向上を目的とする界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればよく、ノニオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、Ｎ−メチル−Ｎ−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、Ｎ−アシルアミノ酸塩、Ｎ−アシル−Ｎ−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノルアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、大豆リン脂質、Ｎ，Ｎ−ジメチル−Ｎ−アルキル−Ｎ−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、Ｎ，Ｎ−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、Ｎ，Ｎ，Ｎ−トリアルキル−Ｎ−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、Ｎ，Ｎ−ジアルキル−Ｎ，Ｎ−ビス（ポリオキシエチレン硫酸）アンモニウムベタイン、２−アルキル−１−ヒドロキシエチル−１−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
【００１９】
経時安定性の確保や感触の改善を目的で用いる水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、ＰＡＢＡ系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、４−ｔｅｒｔ−ブチル−４’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、モイスチャー効果を付与する目的としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチンや水性成分等が挙げられる。水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【００２０】
本発明の化粧料は、油系、水系、乳化系等の剤型を問わず、メイクアップ、スキンケア、頭髪製品等種々の化粧料とすることができるが、形状としてスティック状、ゲル状、液状、流し込みタイプ等のものがあげられ、また、製品形態では、口紅、リップグロス、下地用のリップベース、口紅オーバーコート、リップクリーム、アイカラー、フェイスカラー、ファンデーション、オイルクレンジング、アイクリーム、チック等があげられる。中でも油性化粧料であることが好適であり、特に口唇用化粧料であることが好ましい。
【００２１】
【実施例】
次に以下に実施例をあげて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００２２】
実施例１〜８および比較例１〜３：スティック状口紅
表１に示す処方の口紅を調製し、経時安定性、伸びの軽さ、ベタツキのなさ、色移り防止効果、化粧持ちについて評価した結果をあわせて表１に示す。
【００２３】
【表１】

【００２４】
注１：ＡＥＲＯＳＩＬ　Ｒ９７２（日本アエロジール社製比表面積１３０ｍ２／ｇ　平均粒径　１６ｎｍ）
注２：クロダモルＴＮ（クローダジャパン社製）
注３：パーフルオロポリエーテル：フォンブリンＨＣ／０４（アウジモント社製）
注４：メチル・トリフロロプロピルシクロポリシロキサン：ＫＦ−５００２（信越化学工業社製）
（製造方法）
Ａ：成分１〜７を加熱混合する。
Ｂ：成分８〜１２を均一に分散後Ａと混合し、脱泡後、容器に充填し、製品とする。
【００２５】
（評価方法）
下記評価項目について各々評価を行った。
イの経時安定性については各試料の４５℃で２週間保存の状態を観察し、室温保存品と比較して、下記４段階判定基準により判定した。ロの伸びの軽さ、ハのベタツキの無さについては、各試料について専門パネル２０名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて７段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記４段階判定基準により判定した。ニの色移り防止効果については専門パネル２０名による使用テストを行い、塗布し１０分後ティッシュオフしたときの色移り防止効果をパネル各人が下記絶対評価にて７段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記４段階判定基準により判定した。ホの化粧持ちについては専門パネル２０名による使用テストを行い、塗布後４時間普通に生活してもらいパネル各人が下記絶対評価にて７段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記４段階判定基準により判定した。
【００２６】
（評価項目）
イ．経時安定性
ロ．伸びの軽さ
ハ．ベタツキの無さ
ニ．色移り防止効果
ホ．化粧持ち
【００２７】
（経時安定性）
（４段階判定基準）
◎：変化なく良好。
○：油剤のしみ出し等外観にわずかに変化があるが、室温に戻すと使用に問題ない。
△：発汗や硬さに変化があり、室温に戻しても変化がある。
×：明らかに変化があり形状維持が困難である。
【００２８】
（伸びの軽さ、ベタツキのなさ、色移り防止効果、化粧持ち）

（４段階判定基準）
（評点平均値）　　　：（判定）
５点を超える　　　　：非常に良い（◎）
３点を超えて５点以下：良好（○）
２点を超えて３点以下：やや不良（△）
２点以下　　　　　　：不良（×）
【００２９】
表１に示すように、本発明は、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。それに対し、比較例はいずれも実施例に劣る結果となり、特に、エステル油に溶解しないフッ素系油剤を含まない比較例１は伸びの軽さと色移り防止効果に特に劣り、エステル油に溶解するフッ素系油剤を含まない比較例２は経時安定性と化粧持ちに、エステル油を配合しない比較例３は経時安定性と伸びの軽さに特に劣るものであった。
【００３０】
実施例９：水中油型乳液
（成分）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（％）
１．セタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５
２．ワセリン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
３．成分（Ａ）：２−エチルヘキサン酸セチル　　　　３
４．成分（Ｂ）：フッ素系油剤　注５　　　　　　　　０．５
５．成分（Ｃ）：フッ素系油剤　注６　　　　　　　　２
６．１，３−ブチレングリコール　　　　　　　　　１５
７．アクリル酸・メタクリル酸共重合体　注７　　　　０．１５
８．精製水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残量
９．水酸化カリウム　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
１０．ＰＯＥ（２０）モノオレイン酸エステル　　　　１
１１．モノステアリン酸グリセリル　　　　　　　　　１
１２．香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量
１３．ローズマリー抽出液　　　　　　　　　　　　　０．１
１４．紫外線吸収剤　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
注５：パーフルオロポリエーテル：デムナム　Ｓ−１００（ダイキン工業社製）
注６：フッ素変性シリコーン：ＦＬ１００（４５０ＣＳ）（信越化学工業社製）
注７：ＰＥＭＵＬＥＮ　ＴＲ−１（グッドリッチケミカル社製）
（製造方法）
Ａ：１〜５を加熱溶解する。
Ｂ：６〜１１を加熱し、均一に混合する。
Ｃ：ＡとＢを乳化し、冷却後１２〜１４を分散し容器に充填して乳液を得た。
以上のようにして得られた実施例９の水中油型乳液は、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。
【００３１】
実施例１０：クリーム状油中水型ファンデーション
（成分）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（％）
１．ベンガラ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
２．黄酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５
３．酸化チタン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５
４．黒酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
５．成分（Ｄ）：デキストリン脂肪酸エステル　注８　　　　　　　２
６．セスキオレイン酸ソルビタン　　　　　　　　　　　　　　　　１
７．成分（Ａ）：トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル　　　　　１０
８．球状ポリスチレン（粒径１０μｍ）　　　　　　　　　　　　　　３
９．ポリオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン　注９　　　３
１０．ＰＥＧ−９ポリジメチルシロキシエチルジメチコン　注１０　２
１１．デカメチルシクロペンタシロキサン　　　　　　　　　　　１０
１２．成分（Ｂ）：フッ素系油剤　注１１　　　　　　　　　　　　０．５
１３．成分（Ｃ）：フッ素系油剤　注１２　　　　　　　　　　　　２
１４．香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量
１５．エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０
１６．ジプロピレングリコール　　　　　　　　　　　　　　　　　５
１７．パラオキシ安息香酸ブチル　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
１８．グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
１９．ビタミンＥアセテート　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
２０．精製水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残量
注８：レオパールＴＴ（千葉製粉社製）
注９：ＫＦ−６０１７（信越化学工業社製）
注１０：ＫＦ−６０２８（信越化学工業社製）
注１１：パーフルオロデカリン
注１２：フッ素ポリエーテル共変性シリコーン：ＦＰＤ−４６９４（カネボウ社製）
【００３２】
（製造方法）
Ａ：成分５〜７を加熱溶解後、成分１〜４を加え均一分散する。
Ｂ：成分８〜１９を混合し、成分２０を加えて乳化する。
Ｃ：ＡとＢを混合後容器に充填してクリーム状油中水型ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた実施例１０のクリーム状油中水型ファンデーションは、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。
【００３３】
実施例１１：粉末固形アイシャドウ
（成分）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（％）
１．シリコーン処理タルク　　　　　　　　　　　　　　３０
２．シリコーン処理マイカ　　　　　　　　　　　　　　　残量
３．球状シリカ（粒径１２μｍ）　　　　　　　　　　　　２
４．チッ化ホウ素　注１３　　　　　　　　　　　　　　　５
５．酸化チタン処理合成金雲母　注１４　　　　　　　　１０
６．結晶セルロース　　　　　　　　　　　　　　　　　　５
７．赤色２２６号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
８．群青　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３
９．成分（Ｂ）：フッ素系油剤　注１５　　　　　　　　１０
１０．成分（Ｃ）：フッ素系油剤　注１６　　　　　　　　５
１１．成分（Ａ）：テトラ２−エチルヘキサン酸
ペンタエリスリット　　　　　　　　　　　　　　　　　　３
１２．パラオキシ安息香酸メチル　　　　　　　　　　　　０．２
１３．油溶性アルニカエキス　　　　　　　　　　　　　　０．１
１４．香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適量
注１３：ＳＨＰ−６（水島合金鉄社製）
注１４：プロミネンスＳＦ（トピー工業社製）
注１５：パーフルオロポリエーテル：フォンブリンＨＣ／２５（アウジモント社製）
注１６：トリフルオロプロピル変性シリコーン：ＦＳ１２６５（３００ＣＳ）（東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製）
【００３４】
（製造方法）
Ａ：成分１〜８を均一に混合する。
Ｂ：成分９〜１４を溶解後、Ａと均一に混合する。
Ｃ：Ｂを粉砕し、容器にプレス充填してアイシャドウを得た。
以上のようにして得られた実施例１１の粉末固形アイシャドウは、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。
【００３５】
実施例１２：ペースト状リップグロス
（成分）　　　　　　　　　　　　　　　　（％）
１．成分（Ｄ）：デキストリン脂肪酸エステル　注１７　　５
２．成分（Ｄ）：無水ケイ酸　注１８　　　　　　　　　　０．５
３．流動パラフィン　　　　　　　　　　　　　　　　　残量
４．重質流動イソパラフィン　　　　　　　　　　　　　４０
５．成分（Ａ）：リンゴ酸ジイソステアリル　　　　　　２０
６．成分（Ｂ）：フッ素系油剤　注１９　　　　　　　　　３
７．成分（Ｃ）：フッ素系油剤　注２０　　　　　　　　２０
８．フェノキシエタノール　　　　　　　　　　　　　　０．５
９．油溶性アルニカ抽出液　　　　　　　　　　　　　　０．２
１０．酸化チタン被覆ガラス末　注２１　　　　　　　　　３
注１７：レオパールＫＬ（千葉製粉社製）
注１８：ＡＥＲＯＳＩＬ　３００　（日本アエロジル社製：比表面積３００ｍ２／ｇ　粒径　７ｎｍ）
注１９：パーフルオロポリエーテル：デムナムＳ−２０（ダイキン工業社製）
注２０：メチル・トリフロロプロピルシクロポリシロキサン：ＫＦ−５００２（信越化学工業社製）
注２１：メタシャイン１０８０ＲＣ−Ｓ（日本板硝子社製）
【００３６】
（製造方法）
Ａ：成分１〜９を加熱溶解し、１０を加え均一に混合する。
Ｂ：Ａを容器に充填してリップグロスを得た。
以上のようにして得られた実施例１２のリップグロスは、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。
【００３７】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の化粧料は、伸びが軽くベタツキがない官能を有し、経時安定性に優れ、色移り防止効果が高く化粧持ちがよい化粧料であった。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention has excellent stability, low elongation, excellent sensation without stickiness, excellent long-lasting luster and the like, and a so-called color transfer prevention effect in which cosmetics do not adhere to clothes. It relates to cosmetics having.
[0002]
[Prior art]
Fluorinated oils having a perfluoroalkyl group in the molecule exhibit very low interfacial tension, are free of stickiness, have excellent water resistance, and are also excellent in oil resistance. It was known to improve holding.
However, fluorine-based oils are inferior in compatibility with other oils, are difficult to be incorporated into cosmetic dosage forms, and are difficult to exert their effects sufficiently. Even if it can be blended, it has been difficult to keep it stable due to separation of the fluorinated oil agent over time. In order to solve these problems, a method for obtaining an F / O type oily solid cosmetic using a fluoropolymer as an emulsifier has been proposed. However, in this method, since the fluorine-based oil is gelled in this method, the fluorine-based oil is less likely to move to the application surface when actually applied, so that sufficient cosmetic persistence and color transfer prevention effect can be obtained. Could not be demonstrated.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-193743
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, there has been a demand for the development of a cosmetic that can stably incorporate a fluorine-based oil agent, has a low elongation, and can sufficiently exhibit the effects of the fluorine-based oil agent, that is, has an excellent cosmetic holding effect.
[0005]
[Means for solving the problem]
The present inventors can use a combination of a liquid ester oil which is liquid at 25 ° C. and a fluorine oil which dissolves in the ester oil and a fluorine oil which does not dissolve in the ester oil, so that the fluorine oil can be stably compounded in cosmetics, The present inventors have found that a cosmetic that exhibits sufficient cosmetic durability and a color transfer preventing effect and that has very light elongation without stickiness can be obtained, and has completed the present invention.
That is, the present invention provides the following components (A), (B) and (C)
(A) an ester oil which is liquid at 25 ° C. (B) a fluorinated oil which is insoluble in (A) at 25 ° C. (C) a cosmetic comprising a fluorinated oil which is soluble in (A) at 25 ° C. Is provided.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
As the ester oil which is liquid at 25 ° C. of the component (A) used in the present invention, any of those commonly used in cosmetics can be used. Specific examples thereof include olive oil, castor oil and jojoba oil. Oil, isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, cetyl 2-ethylhexanoate, isocetyl stearate, glyceryl tri-2-ethylhexanoate, glyceryl triisostearate, 2-ethylhexyl adipate, diisostearyl malate And trimethylolpropane trioctanoate, trimethylolpropane triisostearate, pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate, neopentyl glycol di-2-ethylhexanoate, and the like.
One or more of the components (A) can be used depending on the purpose. The compounding amount of the component (A) is preferably 1 to 60% by mass (hereinafter, simply referred to as “%”) in the total amount of the cosmetic, particularly 10 to 60% in the case of an oily cosmetic, and other dosage forms ( For example, in the case of a solid powder cosmetic or an emulsified cosmetic), 1 to 30% is preferable since a cosmetic having excellent usability and stability can be obtained.
[0007]
The fluorinated oil of the component (B) used in the present invention, which does not dissolve in the component (A) at 25 ° C., quickly moves from the inside of the applied film to the surface of the film during makeup, and has an effect of preventing color transfer and an effect of improving makeup durability. Any substance can be used as long as it is a non-volatile liquid fluorine-containing organic compound at room temperature, and examples thereof include perfluoroalkanes such as perfluorodecalin and perfluorodimethylcyclohexane; The perfluoropolyether represented by (1) is exemplified.
R ¹ (CF ₂ CF (R ³ ) CF ₂ O) _p (CF (R ⁴ ) CF ₂ O) _q (CF (R ⁵ ) O) _r R ² (1)
(Wherein, R ¹ , R ² , R ³ , R ⁴ and R ⁵ are the same or different and each represent a fluorine atom, a perfluoroalkyl group or an oxyperfluoroalkyl group, and p, q and r have a molecular weight of 500 It represents an integer of 0 or more that gives １００100,000, provided that p = q = r = 0, and that the perfluoro groups shown in parentheses need not be arranged in this order. And random polymerization or block polymerization may be used.)
Such perfluoropolyether has water repellency and oil repellency, and preferably has a viscosity of 5 to 5000 mm2 / s. For example, the following general formula (2)
CF ₃ (OCF (CF ₃ ) CF ₂ ) _n (OCF ₂ ) _m OCF ₃ (2)
(Wherein, m and n are numbers giving a molecular weight of 500 to 10,000, and n / m is 0.2 to 2)
FOMBLIN HC-04 (weight average molecular weight 1500 measured by kinematic viscosity measurement method), HC-25 (3200), HC-R (6600) (Audimont) And the following general formula (3)
F (CF ₂ CF ₂ O) ₁ CF ₂ CF ₃ (3)
(In the formula, 1 represents an integer of 4 to 500.)
And as commercial products, Demnum S-20 (weight average molecular weight 25,000), S-65 (4500), S-100 (5600), S-200 (8400) (Daikin Industries, Ltd.) And the like).
One or more of the components (B) can be used depending on the purpose. The compounding amount of the component (B) is preferably 0.1 to 10% in the cosmetic, and when it is contained in the cosmetic in an amount of 0.5 to 8%, the feeling of use and the stability are excellent, which is preferable. In addition, it is preferable to contain 1 to 50% with respect to the component (A) in that a cosmetic having excellent feeling in use and stability is obtained.
[0008]
The fluorine-based oil soluble in the component (A) at 25 ° C. of the component (C) used in the present invention improves the blending stability of the component (B) and moves to the surface of the decorative coating film over time with time. Any of these compounds can be used as long as they exhibit a color transfer preventing effect and an effect of improving cosmetic durability and are fluorine-containing organic compounds. Examples of commercially available products include FF150 (manufactured by General Electric) and FL100 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.).
Also, for example, the following general formula (4)
[0009]
Embedded image

[0010]
(Wherein, R ¹ represents an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or a phenyl group, R ² represents a fluorine-substituted alkyl group having 1 to 10 carbon atoms, m is an integer of 0 to 3, n is 1 to 3) 6 is a positive number, and m + n is a positive number of 3 to 6.). Examples of commercially available products include KF-5002 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.).
[0011]
Also, for example, the following general formula (5)
[0012]
Embedded image

[0013]
(Wherein, R ¹ may be the same or different from each other, is an unsubstituted or substituted alkyl group having 1 to 20 carbon atoms or an aryl group, and R ² is a fluorine-substituted alkyl group having 1 to 10 carbon atoms. , ^{R 3} is _{_{_{_{-C p H 2p O (C 2}}}} H 4 O) a (C 3 H 6 O) a polyoxyalkylene group represented by b ^{^R 5, R} ⁴ is the ^R ^1, R 2, ^{R 3} R ⁵ is a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 5 carbon atoms or an acetyl group, a, b, and p are integers, a = 1 to 100, and b = 0 to 100; p = 2 to 6. l, m, and n are integers, and l = 0 to 500, m = 0 to 500, n = 0 to 500, l + m + n ＋ 0, and m = n = 0. , ^{R 4} is ^{R 2} and ^{R 3,} at least 1 when ^{R 4} of n ≠ 0 at m = 0 is ^{R 2,} m ≠ In at least one of when R ⁴ of n = 0 is R ^3.) Fluoropolyether co-modified silicone represented by like. Commercially available examples of such a substance include FPD-4694 (manufactured by Kanebo).
One or more of the components (C) can be used depending on the purpose. The compounding amount of the component (C) is preferably 0.1 to 30% in the cosmetic, and particularly preferably 1 to 25%, because a cosmetic having excellent feeling in use and long lasting can be obtained. In addition, when the content is 1 to 100% with respect to the component (A), a cosmetic having excellent stability can be obtained, which is preferable.
[0014]
By containing one or more gelling agents selected from 12-hydroxystearic acid, fumed silica, and dextrin fatty acid ester as component (D), component (A) is dissolved therein (C). Can be gelled. Thereby, the stability of the cosmetic is improved, and the effect of preventing color transfer is exhibited for a long time. In addition, since the component (B) does not gel, the component (B) moves quickly in the film at the time of application and exhibits an effect of preventing color transfer in a short time. These synergistic effects can greatly improve the effect of keeping makeup and preventing color transfer over time.
12-hydroxystearic acid can be obtained by, for example, catalytically reducing ricinoleic acid contained in castor oil as 80-85% glyceride with hydrogen gas, and is a white, waxy solid. For example, 12-hydroxystearic acid (manufactured by Yoshikawa Oil Co., Ltd.) can be mentioned.
The fumed silicic anhydride includes, for example, those obtained by hydrolyzing silicon tetrachloride with hydrogen in an oxygen flame, and commercially available products include AEROSIL 50, AEROSIL 130, AEROSIL 200, AEROSIL 200V, AEROSIL 200CF, and AEROSIL. 200FAD, AEROSIL 300, AEROSIL 300CF, and AEROSIL 380 (all manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.). Further, hydrophobic fumed silicic acid obtained by treating the fumed silicic anhydride with a reactive alkylsilane, organosilazane or the like may be used. As a method of the hydrophobic treatment, dimethylsilylation treatment with dimethyldichlorosilane, trimethylsilylation treatment with trimethylchlorosilane or hexamethyldisilazane, octylsilylation treatment with octyltrichlorosilane, dimethylpolysiloxane or methylhydrogenpolysiloxane Silicone treatment, coating treatment with a metal soap compound and the like can be mentioned. Commercially available products include AEROSIL R-972, AEROSIL R974, AEROSIL R976 (above, dimethyldichlorosilane treatment), AEROSIL RX200, AEROSIL RX300 (above, hexamethyldisilazane treatment), AEROSIL R805 (octylsilane treatment), and AEROSIL RY200. And AEROSIL RY300 (all treated with dimethylsiloxane) (all manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), and Cabosil TS530 (trimethylchlorosilane treated) (manufactured by Cabot Corporation). The primary particle size of these fumed silicic anhydrides is preferably 50 nm or less, particularly preferably 20 nm or less. In addition, one or more of these fumed silicic anhydrides can be used as necessary.
As the dextrin fatty acid ester, an ester of dextrin and a higher fatty acid having 8 to 22 carbon atoms is preferable, and specifically, dextrin laurate, dextrin myristate, dextrin palmitate, dextrin stearate, dextrin behenate, dextrin coconut oil, and the like. Examples of commercially available products include Leopearl KE, Leopearl KL, and Leopearl TT (all manufactured by Chiba Flour Milling Co., Ltd.). One or more of these dextrin fatty acid esters can be used as needed.
It is preferable that the compounding amount of the component (D) is 0.1 to 25% since a cosmetic having excellent stability over time can be obtained.
[0015]
By containing an ethylene homopolymer and / or copolymer having a melting point of 75 to 120 ° C as the component (E), shape retention and stability over time and at high temperatures can be improved. The ethylene homopolymer and / or copolymer having a melting point of 75 to 120 ° C. of the component (E) is ethylene alone or a copolymer of ethylene and one or more unsaturated monomers capable of addition polymerization. Any one can be used as long as it is used, but polyethylene wax and / or ethylene-propylene copolymer is preferred.
Commercially available products include PERFORMALENE500, PERFORMALENE655, PERFORMALENE725, EP-700, EP-1100 (all manufactured by Baker Petrolite). One or more of these can be used as needed. It is preferable that the compounding amount of the component (E) is 0.1 to 25% because a cosmetic having excellent stability over time can be obtained.
[0016]
In the cosmetic of the present invention, to the extent that the effects of the present invention are not impaired, if necessary, various components other than the essential components, for example, oil components, powder components, surfactants, water-soluble polymers, ultraviolet rays An absorbent, a humectant, an aqueous component, a film-forming agent, an anti-fading agent, an antioxidant, an antifoaming agent, a cosmetic component, a preservative, a fragrance, and the like can be appropriately compounded to impart various effects.
The oily component used for producing various feelings and ensuring the stability over time includes hydrocarbons irrespective of the origin and properties of animal oils, vegetable oils, synthetic oils, etc., in addition to components (A) to (E). , Oils and fats, waxes, ester oils, hardened oils, fatty acids, higher alcohols, silicone oils, lanolin derivatives, oily gelling agents, and the like. Specifically, hydrocarbons such as paraffin wax, ceresin wax, microcrystalline wax, montan wax, and Fischer-Tropsch wax; waxes such as beeswax, carnauba wax, candelilla wax, and gay wax; mokurou; Esters such as esters, fatty acids such as stearic acid, lauric acid, myristic acid, and behenic acid; higher alcohols such as stearyl alcohol, cetyl alcohol, lauryl alcohol, and behenyl alcohol; methylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, and octamethylcyclo. Silicone oils such as tetrasiloxane and decamethylcyclopentasiloxane; lanolin derivatives such as liquid lanolin and acetic acid lanolin; aluminum isostearate; Oily gelling agents such as calcium phosphate and the like, can be used those of one or more.
[0017]
If the powder is used for the purpose of securing stability over time and improving coloring and feel, etc., other than the fumed silica of the component (D), spheres, plates, needles, etc., mist, fine particles, pigments There is no particular limitation on the particle size such as the grade, the particle structure such as porous or non-porous, etc., and inorganic powders, glitter powders, organic powders, pigment powders, metal powders, composite powders Powders and the like. Specific examples include white inorganic pigments such as titanium oxide, zinc oxide, cerium oxide, and barium sulfate; colored inorganic pigments such as iron oxide, carbon black, chromium oxide, chromium hydroxide, navy blue, and ultramarine blue; talc; Phlogopite, mica, biotite, synthetic mica, sericite (sericite), synthetic sericite, kaolin, silicon carbide, bentonite, smectite, aluminum oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, antimony oxide, diatomaceous earth, silica White body powders such as aluminum silicate, magnesium aluminum metasilicate, calcium silicate, barium silicate, magnesium silicate, calcium carbonate, magnesium carbonate, hydroxyapatite, boron nitride, titanium dioxide-coated mica, titanium dioxide-coated bismuth oxychloride, Iron oxide coated mica titanium, iron oxide mica Bright blue powder such as navy blue treated mica titanium, carmine treated mica titanium, bismuth oxychloride, fish scale foil, polyamide resin, polyethylene resin, polyacrylic resin, polyester resin, fluorine resin, cellulose resin, polystyrene resin Resin, copolymer resin such as styrene-acryl copolymer, organic polymer resin powder such as polypropylene resin, silicone resin, urethane resin, low molecular weight organic powder such as zinc stearate, N-acyl lysine, starch, silk Powder, natural organic powders such as cellulose powder, organic pigments such as Red No. 201, Red No. 202, Red No. 205, Red No. 226, Red No. 228, Orange No. 203, Orange No. 204, Blue No. 404, Yellow No. 401, etc. Powder, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 106, Orange No. 205, Yellow No. 4, Yellow No. 5, Green No. 3 Organic pigment powders such as zirconium, barium or aluminum lake such as Blue No. 1 or metal powders such as aluminum powder, gold powder and silver powder, fine titanium oxide coated mica titanium, fine zinc oxide coated mica titanium, barium sulfate coated mica titanium Composite powder of titanium oxide-containing silicon dioxide, zinc oxide-containing silicon dioxide, etc., polyethylene terephthalate / aluminum / epoxy laminated powder, polyethylene terephthalate / polyolefin laminated film powder, polyethylene terephthalate / polymethyl methacrylate laminated film powder, and the like. These powders may be used alone or in combination of two or more, and may be used in combination. These powders may be one or two of fluorine compounds, silicone compounds, metal soaps, lecithin, hydrogenated lecithin, collagen, hydrocarbons, higher fatty acids, higher alcohols, esters, waxes, waxes, surfactants and the like. Surface treatment may be performed using more than one kind.
[0018]
As a surfactant for the purpose of improving emulsification and dispersibility of powder, any surfactant commonly used in cosmetics may be used, and a nonionic surfactant, an anionic surfactant, a cationic surfactant, Examples include an amphoteric surfactant.
Examples of the nonionic surfactant include glycerin fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, polyglycerin fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, propylene glycol fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, sorbitan fatty acid ester and its alkylene glycol adduct , Sorbitol fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, polyalkylene glycol fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, polyoxyalkylene alkyl ether, glycerin alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, lanolin alkylene glycol Adduct, polyoxyalkylene-modified silicone, polyoxyalkylene alkyl co-modified silicone Corn and the like.
Examples of the anionic surfactant include fatty acids such as stearic acid and lauric acid and their inorganic and organic salts, alkylbenzene sulfates, alkyl sulfonates, α-olefin sulfonates, dialkyl sulfosuccinates, α-sulfones Fatty acid salt, acylmethyl taurine salt, N-methyl-N-alkyl taurine salt, polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl phenyl ether sulfate, alkyl phosphate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxy Ethylene alkyl phenyl ether phosphate, N-acyl amino acid salt, N-acyl-N-alkyl amino acid salt, o-alkyl substituted malate, alkyl sulfosuccinate and the like.
Examples of the cationic surfactant include an alkylamine salt, a polyamine and an alkanolamine fatty acid derivative, an alkyl quaternary ammonium salt, and a cyclic quaternary ammonium salt.
As the amphoteric surfactant, there are carboxylic acid type, sulfate type, sulfonic acid type and phosphate type of amino acid type and betaine type, and those which are safe for human body can be used. For example, soybean phospholipid, N, N-dimethyl-N-alkyl-N-carboxylmethylammonium betaine, N, N-dialkylaminoalkylenecarboxylic acid, N, N, N-trialkyl-N-sulfoalkyleneammonium betaine, N, N-dialkyl-N, N-bis (polyoxyethylene sulfate) ammonium betaine, 2-alkyl-1-hydroxyethyl-1-carboxymethylimidazolinium betaine, and the like.
[0019]
Examples of the water-soluble polymer used for the purpose of securing stability over time and improving the feel include natural substances such as guar gum, sodium chondroitin sulfate, hyaluronic acid, gum arabic, sodium alginate, and carrageenan, methyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, and carboxymethyl cellulose. And the like, and synthetic systems such as carboxyvinyl polymer, polyvinyl alcohol, polyvinylpyrrolidone, and sodium polyacrylate.
Examples of the ultraviolet absorber include benzophenone, PABA, cinnamic acid, salicylic acid, 4-tert-butyl-4′-methoxydibenzoylmethane, oxybenzone, and the like. Examples include mucopolysaccharide, collagen, elastin, keratin and aqueous components. The aqueous component may be any component as long as it is water and a component soluble in water.In addition to water, for example, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, dipropylene glycol, glycols such as polyethylene glycol, glycerin, Examples include glycerols such as diglycerin and polyglycerin, and plant extracts such as aloe vera, witch hazel, hamamelis, cucumber, lemon, lavender and rose. Antioxidants include, for example, α-tocopherol and ascorbic acid; beauty ingredients include, for example, vitamins, anti-inflammatory agents, crude drugs; and preservatives include, for example, paraoxybenzoate, phenoxyethanol, and the like.
[0020]
The cosmetics of the present invention can be made into various cosmetics such as makeup, skin care, hair products, etc. Lipstick, lip gloss, base lip base, lipstick overcoat, lip balm, eye color, face color, foundation, oil cleansing, eye cream, tic, etc. Is raised. Among them, an oily cosmetic is preferred, and a lip cosmetic is particularly preferred.
[0021]
【Example】
Next, the present invention will be further described with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0022]
Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 to 3: Sticky lipsticks Lipsticks having the formulations shown in Table 1 were prepared and evaluated for stability over time, low elongation, no stickiness, color transfer prevention effect, and long-lasting makeup. Are shown in Table 1.
[0023]
[Table 1]

[0024]
Note 1: AEROSIL R972 (Nippon Aerosil Co., Ltd., specific surface area 130 m2 / g, average particle size 16 nm)
Note 2: Kurodamol TN (manufactured by Croda Japan)
Note 3: Perfluoropolyether: Fomblin HC / 04 (Audimont)
Note 4: Methyl trifluoropropyl cyclopolysiloxane: KF-5002 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
(Production method)
A: Components 1 to 7 are mixed by heating.
B: Components 8 to 12 are uniformly dispersed, mixed with A, defoamed, and filled in a container to obtain a product.
[0025]
(Evaluation method)
Each of the following evaluation items was evaluated.
With respect to the stability over time of (a), the state of each sample stored at 45 ° C. for 2 weeks was observed, and compared with the product stored at room temperature, and evaluated according to the following four-step criteria. (B) Regarding the lightness of elongation and the absence of stickiness of c, a use test was conducted by 20 specialized panels for each sample, and each panel evaluated and rated it on a 7-point scale based on the following absolute evaluation. Then, the average value was calculated from the total score of all the panel members, and judged by the following four-step criteria. (2) For the effect of preventing color transfer, perform a use test with 20 specialized panels, and evaluate the color transfer prevention effect when applying and tissue-off after 10 minutes by the panelists on a 7-point scale based on the following absolute evaluation. The average value was calculated from the total score of all the panels for each sample, and the average value was determined according to the following four-step criteria. For the durability of e-housing, a 20-panel specialized panel conducts a use test. After applying, the panel is allowed to live normally for 4 hours. Each panel member gives a 7-point scale based on the following absolute evaluation and gives a score. The average value was calculated from the total score of the above, and judged according to the following four-step criterion.
[0026]
(Evaluation item)
I. Stability over time b. Light elongation c. No stickiness. Color transfer prevention effect e. Holding makeup [0027]
(Aging stability)
(Four-step criteria)
◎: good without change
：: There is a slight change in appearance such as oozing of the oil agent, but there is no problem in use when the temperature is returned to room temperature.
Δ: There is a change in sweating and hardness, and there is a change even after returning to room temperature.
X: There is a clear change and it is difficult to maintain the shape.
[0028]
(Light growth, no stickiness, color transfer prevention effect, long-lasting makeup)

(Four-step criteria)
(Average score): (Judgment)
More than 5 points: very good (◎)
More than 3 points and 5 points or less: good (○)
More than 2 points and 3 points or less: Somewhat poor (△)
2 points or less: defective (×)
[0029]
As shown in Table 1, the present invention was a cosmetic having a function of having a low elongation and no stickiness, having excellent stability over time, having a high color transfer preventing effect, and having a long lasting makeup. On the other hand, the comparative examples all resulted in inferior results to the examples. In particular, the comparative example 1 containing no fluorine-based oil which did not dissolve in the ester oil was particularly inferior in light elongation and the effect of preventing color transfer, Comparative Example 2, which did not contain a base oil, had stability over time and long lasting, and Comparative Example 3, which did not contain ester oil, was particularly inferior in stability over time and low elongation.
[0030]
Example 9: Oil-in-water emulsion (component) (%)
1. Cetanol 0.5
2. Vaseline 1
3. Component (A): Cetyl 2-ethylhexanoate 3
4. Component (B): fluorinated oil * 5 0.5
5. Ingredient (C): fluorinated oil Note 6 2
6. 1,3-butylene glycol 15
7. Acrylic acid / methacrylic acid copolymer * 7 0.15
8. Purified water balance 9. Potassium hydroxide 0.1
10. POE (20) monooleate 1
11. Glyceryl monostearate 1
12. Suitable amount of fragrance 13. Rosemary extract 0.1
14． UV absorber 0.1
Note 5: Perfluoropolyether: Demnum S-100 (manufactured by Daikin Industries, Ltd.)
Note 6: Fluorine-modified silicone: FL100 (450CS) (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 7: PEMULEN TR-1 (Goodrich Chemical Co., Ltd.)
(Production method)
A: Heat and dissolve 1 to 5.
B: Heat 6 to 11 and mix uniformly.
C: A and B were emulsified, and after cooling, 12 to 14 were dispersed and filled in a container to obtain an emulsion.
The oil-in-water emulsion of Example 9 obtained as described above was a cosmetic having a function of having a low elongation and no stickiness, having excellent stability over time, having a high color transfer prevention effect, and having a long lasting makeup. .
[0031]
Example 10: Creamy water-in-oil foundation (component) (%)
1. Bengala 0.1
2. Yellow iron oxide 0.5
3. Titanium oxide 5
4. Black iron oxide 0.1
5. Component (D): dextrin fatty acid ester * 8 2
6. Sorbitan sesquioleate 1
7. Component (A): glyceryl tri-2-ethylhexanoate 10
8. Spherical polystyrene (particle diameter 10 μm) 3
9. Polyoxyalkylene-modified dimethylpolysiloxane Note 9 3
10. PEG-9 polydimethylsiloxyethyl dimethicone Note 10 2
11. Decamethylcyclopentasiloxane 10
12. Component (B): fluorinated oil Note 11 0.5
13. Component (C): Fluorine-based oil agent * 12 2
14． Perfume appropriate amount 15. Ethanol 10
16. Dipropylene glycol 5
17. Butyl paraoxybenzoate 0.1
18. Glycerin 1
19. Vitamin E acetate 0.1
20. Remaining purified water Note 8: Leo Pearl TT (Chiba Flour Milling Co., Ltd.)
Note 9: KF-6017 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 10: KF-6028 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 11: Perfluorodecalin Note 12: Fluorine polyether co-modified silicone: FPD-4694 (manufactured by Kanebo)
[0032]
(Production method)
A: After dissolving components 5 to 7 by heating, components 1 to 4 are added and uniformly dispersed.
B: Components 8 to 19 are mixed, component 20 is added and emulsified.
C: After mixing A and B, the mixture was filled in a container to obtain a creamy water-in-oil foundation.
The creamy water-in-oil foundation of Example 10 obtained as described above has a light-elongating, non-sticky sensation, excellent stability over time, a high color transfer prevention effect, and a long lasting cosmetic. Met.
[0033]
Example 11: Powdered solid eye shadow (component) (%)
1. Silicone treated talc 30
2. Siliconized mica Remaining amount 3. Spherical silica (particle size 12 μm) 2
4. Boron nitride Note 135
5. Synthetic phlogopite treated with titanium oxide * 14 10
6. Crystalline cellulose 5
7. Red No. 226 1
8. Ultramarine 3
9. Ingredient (B): fluorinated oil agent * 15 10
10. Component (C): fluorinated oil agent Note 16 5
11. Component (A): pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate 3
12. Methyl paraoxybenzoate 0.2
13. Oil soluble Arnica extract 0.1
14． Fragrance appropriate amount Note 13: SHP-6 (manufactured by Mizushima Alloy Iron)
Note 14: Prominence SF (manufactured by Topy Industries)
Note 15: Perfluoropolyether: Fomblin HC / 25 (Audimont)
Note 16: Trifluoropropyl-modified silicone: FS1265 (300CS) (manufactured by Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd.)
[0034]
(Production method)
A: Components 1 to 8 are uniformly mixed.
B: After components 9 to 14 are dissolved, they are uniformly mixed with A.
C: B was ground and press-filled into a container to obtain an eye shadow.
The powdered solid eyeshadow of Example 11 obtained as described above was a cosmetic having a function of having a low elongation and no stickiness, having excellent stability over time, having a high color transfer prevention effect, and having a long lasting makeup. .
[0035]
Example 12: Paste-like lip gloss (component) (%)
1. Component (D): dextrin fatty acid ester Note 175
2. Component (D): Silicic anhydride * 18 0.5
3. Liquid paraffin balance 4. Heavy liquid isoparaffin 40
5. Component (A): diisostearyl malate 20
6. Ingredient (B): fluorinated oil Note 19 3
7. Component (C): fluorinated oil agent Note 20 20
8. Phenoxyethanol 0.5
9. Oil-soluble arnica extract 0.2
10. Titanium oxide coated glass powder Note 21 3
Note 17: Leopard KL (Chiba Flour Milling Co., Ltd.)
Note 18: AEROSIL 300 (manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd .: specific surface area 300 m2 / g, particle size 7 nm)
Note 19: Perfluoropolyether: Demnum S-20 (manufactured by Daikin Industries, Ltd.)
Note 20: Methyl trifluoropropylcyclopolysiloxane: KF-5002 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 21: Metashine 1080RC-S (Nippon Sheet Glass)
[0036]
(Production method)
A: Components 1 to 9 are dissolved by heating, and 10 is added and mixed uniformly.
B: A was filled in a container to obtain a lip gloss.
The lip gloss of Example 12 obtained as described above was a cosmetic that had a function of light elongation and no stickiness, was excellent in stability over time, had a high effect of preventing color transfer, and had good makeup durability.
[0037]
【The invention's effect】
As described above in detail, the cosmetic of the present invention is a cosmetic that has a function that is light in elongation and has no stickiness, has excellent stability over time, has a high color transfer prevention effect, and has a long lasting makeup.

Claims

The following components (A), (B) and (C),
(A) ester oil which is liquid at 25 ° C. (B) fluorinated oil which is not soluble in component (A) at 25 ° C. (C) It contains a fluorinated oil which is soluble in component (A) at 25 ° C. Cosmetics.

2. The cosmetic according to claim 1, comprising 1 to 60% by mass of the component (A), 0.1 to 10% by mass of the component (B), and 0.1 to 30% by mass of the component (C). .

3. The cosmetic according to claim 1, wherein the cosmetic is an oily cosmetic.

The composition according to any one of claims 1 to 3, further comprising, as component (D), one or more gelling agents selected from 12-hydroxystearic acid, fumed silica, and dextrin fatty acid ester. Cosmetics.

The cosmetic according to any one of claims 1 to 4, further comprising, as component (E), an ethylene homopolymer and / or copolymer having a melting point of 75 to 120 ° C.

The cosmetic according to any one of claims 1 to 5, which is a lip cosmetic.