JP2004117045A - シャント抵抗器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1基板15に直接に接続される第1端子部分32−1〜2と、第1端子部分32−1〜2の間に介設され第1端子部分32−1〜2の間に電気抵抗を与える抵抗部分30と、第1基板15と別個に設けられている第2基板23に直接に接続される第2端子部分33−1〜2とを具えている。抵抗部分30と第1端子部分32−1〜2と第2端子部分33−1〜2とは、一体に接合され、互いに電気的に接続されている。第2基板23は、第2端子部分33−1〜2の間の電位差を測定する。第2基板23は、第1基板15と第2基板23とを電気的に接続するケーブルまたは第1基板15が有する配線を介して第2端子部分33−1〜2の間の電位差を測定するときより、ノイズや信号経路の温度変化による誤差が小さく、第2端子部分33−1〜2の間の電位差をより正確に測定することができる。
【選択図】図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャント抵抗器に関し、特に、自動車に搭載されるアクチュエータの運動を制御する電子制御ユニットに適用されるシャント抵抗器とシャント抵抗器を電子制御ユニットに取り付けるシャント抵抗器取付方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される各種システムを制御する電子制御装置が知られている。そのシステムとしては、エンジン(ガソリン、ディーゼル)関係電子制御装置、トランスミッション関係電子制御装置、パワーステアリング関係電子制御装置、車高調整関係電子制御装置、ABS関係電子制御装置、エアバッグ関係電子制御装置、エアコンディショニング関係電子制御装置、定速走行関係電子制御装置が例示される。
【0003】
図11は、公知の電子制御装置を示している。その電子制御装置101は、電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下、本明細書で「ECU」と略記される。)102、電源103、センサ群104およびアクチュエータ105を備え、自動車に搭載されている。電源103は、バッテリーであり、直流電力106を生成してECU102に供給する。センサ群104は、その自動車に関する物理量を測定し、その物理量を示す電気信号107をECU102に出力する。ECU102は、電気信号107が示す物理量に基づいて電気信号108を生成してアクチュエータ105に出力する。アクチュエータ105は、可動部分を備え、電気信号108をその可動部分の運動に変換する。アクチュエータ105としては、電動モータ、油圧装置が例示される。
【0004】
直流電力106は、電圧が一定であり、電流の向きが一定である電気信号である。電気信号108は、電流の向きと大きさとが時間にともなって変化し、アクチュエータ105に電力を供給する。アクチュエータ105は、電動モータであるときに、可動部分である軸の回転の方向とトルクとが電気信号108に基づいて変化する。このとき、直流電力106と電気信号108とは、電気信号107に比較して電流が十分に大きい。
【0005】
電子制御装置101は、ガソリンエンジン関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、吸気圧力センサ、水温センサ、吸気温センサ、酸素センサ、スロットル開度センサ、クランク角センサおよびノックセンサを含み、アクチュエータ105は、フューエルインジェクタ、ISCバルブおよびパワートランジスタユニットを含んでいる。電子制御装置101は、ディーゼルエンジン関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、吸気圧力センサ、水温センサ、アクセルストロークセンサ、ラック位置センサおよび燃料噴射時期センサを含み、アクチュエータ105は、ガバナアクチュエータとタイマアクチュエータとを含んでいる。電子制御装置101は、トランスミッション関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、水温センサ、車速センサおよびスロットル開度センサを含み、アクチュエータ105は、トランスミッションソレノイドとロックアップソレノイドとを含んでいる。電子制御装置101は、パワーステアリング関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、車速センサ、トルクセンサ、エンジン回転センサを含み、アクチュエータ105は、パワーステアリングソレノイドを含んでいる。電子制御装置101は、車高調整関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、車高センサを含み、アクチュエータ105は、車高ソレノイドを含んでいる。電子制御装置101は、ABS関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、車輪速センサと車速センサとを含み、アクチュエータ105は、ABSソレノイドを含んでいる。電子制御装置101は、エアバッグ関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、メインセンサとセイフィングセンサとを含み、アクチュエータ105は、インフレータを含んでいる。電子制御装置101は、エアコンディショニング関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、外気温センサ、内気温センサ、日射センサ、エバポレータ温度センサ、エバポレータサーモスタットおよび冷媒圧力スイッチを含み、アクチュエータ105は、DCサーボモータとブロワファンモータとを含んでいる。電子制御装置101は、低速走行関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群104は、車速センサを含み、アクチュエータ105は、低速走行アクチュエータを含んでいる。
【0006】
図12は、特開平11−115775号公報に示されている公知のECU102を詳細に示している。そのECU102は、複数の電子機器をハウジング111の内部に備えている。ハウジング111は、絶縁体である樹脂から形成され、バスバー112が埋め込まれている。バスバー112は、互いに絶縁された複数の金属板から形成され、その複数の電子機器とともに電気回路を形成している。その複数の電子機器は、リレー114、コンデンサ115およびパワー素子実装用基板116から形成されている。リレー114、コンデンサ115およびパワー素子実装用基板116は、ハウジング111の内部に互いに上下に重ならないように配置されている。
【0007】
バスバー112は、埋め込み部分127と露出部分128とから形成されている。埋め込み部分127は、ハウジング111に埋め込まれ、リレー114、コンデンサ115の上方に配置されている。埋め込み部分127は、上側の表面のうちのハウジング111から露出した領域がリレー114の端子またはコンデンサ115の端子に半田付けされている。その半田付けされている領域は、ハウジング111の内部に配置されている。
【0008】
露出部分128は、ハウジング111から露出して、パワー素子実装用基板116の上方に配置され、屈曲している棒状に形成されている。露出部分128は、一端が埋め込み部分127に一体に接合され、他端がパワー素子実装用基板116に半田付けされて接続されている。その他端は、埋め込み部分127の半田付けされている領域より、下方に配置されている。
【0009】
ハウジング111は、さらに、側面にコネクタ113が形成されている。コネクタ113は、金属板から形成される複数の端子を備えている。その複数の端子は、ハウジング111に埋め込まれて支持され、それぞれバスバー112に電気的に接続されている。コネクタ113は、電源103に接続される電線に接続され、アクチュエータ105に接続される電線に接続される。
【0010】
パワー素子実装用基板116は、半導体スイッチング素子117とシャント抵抗器118とを備えている。半導体スイッチング素子117は、リレー114を制御してアクチュエータ105に流れる電流を制御し、動作時に発熱する。シャント抵抗器118は、アクチュエータ105に直列に接続されている。
【0011】
ECU102は、さらに、制御回路基板119をハウジング111の内部に備えている。制御回路基板119は、電線121を介して、パワー素子実装用基板116に電気的に接続されている。制御回路基板119は、さらに、電線121とパワー素子実装用基板116のパターン配線とを介してシャント抵抗器118の両端や半導体スイッチング素子117に接続されている。制御回路基板119は、コネクタ122を備えている。コネクタ122は、センサ群104に接続する電線に電気的に接続される。
【0012】
ECU102は、さらに、保護カバー123とシールドカバー124とを備えている。保護カバー123は、ハウジング111の下方に接合され、リレー114とコンデンサ115とを外部から隔離している。シールドカバー124は、取り付けネジ125を用いてハウジング111に上方に支持され、制御回路基板119を外部から隔離している。ECU102は、さらに、図示されていないヒートシンクを備えている。そのヒートシンクは、パワー素子実装用基板116の下方に接合されている。
【0013】
パワー素子実装用基板116は、制御回路基板119から出力される電気信号に基づいて、直流電力106から電気信号108を生成する。パワー素子実装用基板116は、さらに、シャント抵抗器25を用いてアクチュエータ105を流れる電流を示す電気信号を制御回路基板119に電線121を介して伝送する。制御回路基板119は、コンピュータであり、センサ群104から出力される電気信号107とアクチュエータ105を流れる電流を示す電気信号とに基づいてアクチュエータ105の運動を算出し、電線121を介してその運動を示す電気信号をパワー素子実装用基板116に伝送する。
【0014】
このとき、制御回路基板119を流れる電流は、バスバー112を流れる電流より小さく、制御回路基板119は、パワー素子実装用基板116より発熱量が小さい。制御回路基板119とパワー素子実装用基板116とは、同一の基板上に配置しないで、間隔を持って配置されている。このような配置は、バスバー112を流れる電流によるノイズまたはパワー素子実装用基板116により発せられる熱により、制御回路基板119が誤動作することを防止している。
【0015】
アクチュエータ105に流れる電流をより正確に測定することが望まれている。
【0016】
【特許文献1】
特開平11−115775号公報、図2
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、アクチュエータに流れる電流をより正確に測定するシャント抵抗器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0019】
本発明によるシャント抵抗器(25)は、第1基板(15)に直接に接続される第1端子部分(32−1、32−2)と、第1端子部分(32−1、32−2)の間に介設され第1端子部分(32−1、32−2)の間に電気抵抗を与える抵抗部分(30)と、第1基板(15)と別個に設けられている第2基板(23)に直接に接続される第2端子部分(33−1、33−2)とを具えている。抵抗部分(30)と第1端子部分(32−1、32−2)と第2端子部分(33−1、33−2)とは、一体に接合され、互いに電気的に接続されている。第2基板(23)は、第2端子部分(33−1、33−2)の間の電位差を測定する。
【0020】
第2基板(23)は、第1基板(15)と第2基板(23)とを電気的に接続するケーブルまたは第1基板(15)が有する配線を介して第2端子部分(33−1、33−2)の間の電位差を測定するときより、ノイズや信号経路の温度変化による誤差が小さく、第2端子部分(33−1、33−2)の間の電位差をより正確に測定することができる。
【0021】
第2基板(23)は、センサ(4)から入力される第1電気信号(7)と電位差とに基づいて第2電気信号を生成する。第1基板(15)は、第2電気信号に基づいてアクチュエータ(5)に第3電気信号(8)を生成する。アクチュエータ(5)は、可動部分を備え、第3電気信号(8)を可動部分の運動に変換する。第1基板(15)に流れる電流の最大値は、第2基板(23)に流れる電流の最大値より大きいときに、シャント抵抗器(25)は特に有用であり、第2基板(23)は第2端子部分(33−1、33−2)の間の電位差をより正確に測定することができる。
【0022】
抵抗部分(30)は、第1端子部分(32−1、32−2)を介してアクチュエータ(5)に電気的に直列に接続される。このとき、第2基板(23)は、電位差を測定することにより、アクチュエータ(5)に流れる電流を間接的に測定することができる。
【0023】
第1基板(15)は、複数電子機器(16、17、18、25)を互いに電気的に接続するバスバー(14)を備えている。バスバー(14)と複数電子機器(16、17、18、25)とを電気的に接続する半田(53)は、同一平面に重なって配置されることが好ましい。
【0024】
アクチュエータ(5)は、自動車に搭載され、自動車が走行するときに利用される。すなわち、本発明によるシャント抵抗器(25)は、自動車に搭載される電子制御装置(1)に適用されることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明によるシャント抵抗器が適用される電子制御装置の実施の形態を説明する。その電子制御装置1は、図1に示されているように、ECU2、電源3、センサ群4およびアクチュエータ5を備え、自動車に搭載されている。電源3は、バッテリーであり、直流電力6を生成してECU2に供給する。センサ群4は、その自動車に関する物理量を測定し、その物理量を示す電気信号7をECU2に出力する。ECU2は、電気信号7が示す物理量に基づいて電気信号8を生成してアクチュエータ5に出力する。アクチュエータ5は、可動部分を備え、電気信号8をその可動部分の運動に変換する。アクチュエータ5としては、電動モータ、油圧装置が例示される。
【0026】
直流電力6は、電圧が一定であり、電流の向きが一定である電気信号である。電気信号8は、電流の向きと大きさとが時間にともなって変化し、アクチュエータ5に電力を供給する。アクチュエータ5は、電動モータであるときに、可動部分である軸の回転の方向とトルクとが電気信号8に基づいて変化する。このとき、直流電力6と電気信号8とは、電気信号7に比較して電流が十分に大きい。
【0027】
電子制御装置1は、ガソリンエンジン関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、吸気圧力センサ、水温センサ、吸気温センサ、酸素センサ、スロットル開度センサ、クランク角センサおよびノックセンサを含み、アクチュエータ5は、フューエルインジェクタ、ISCバルブおよびパワートランジスタユニットを含んでいる。電子制御装置1は、ディーゼルエンジン関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、吸気圧力センサ、水温センサ、アクセルストロークセンサ、ラック位置センサおよび燃料噴射時期センサを含み、アクチュエータ5は、ガバナアクチュエータとタイマアクチュエータとを含んでいる。電子制御装置1は、トランスミッション関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、水温センサ、車速センサおよびスロットル開度センサを含み、アクチュエータ5は、トランスミッションソレノイドとロックアップソレノイドとを含んでいる。電子制御装置1は、パワーステアリング関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、車速センサ、トルクセンサ、エンジン回転センサを含み、アクチュエータ5は、パワーステアリングソレノイドを含んでいる。電子制御装置1は、車高調整関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、車高センサを含み、アクチュエータ5は、車高ソレノイドを含んでいる。電子制御装置1は、ABS関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、車輪速センサと車速センサとを含み、アクチュエータ5は、ABSソレノイドを含んでいる。電子制御装置1は、エアバッグ関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、メインセンサとセイフィングセンサとを含み、アクチュエータ5は、インフレータを含んでいる。電子制御装置1は、エアコンディショニング関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、外気温センサ、内気温センサ、日射センサ、エバポレータ温度センサ、エバポレータサーモスタットおよび冷媒圧力スイッチを含み、アクチュエータ5は、DCサーボモータとブロワファンモータとを含んでいる。電子制御装置1は、低速走行関係電子制御装置に適用されるときに、センサ群4は、車速センサを含み、アクチュエータ5は、低速走行アクチュエータを含んでいる。
【0028】
図2は、ECU2を詳細に示している。ECU2は、基板をハウジング11の内部に備えている。ハウジング11は、耐熱樹脂から形成されている。その耐熱樹脂は、半田の融点(約180℃)以上の温度環境で十分な強度を有している。このような耐熱樹脂としては、SPS、PPSが例示される。ハウジング11は、底部分12と側壁部分13とから形成されている。ハウジング11は、底部分12の内部にバスバー14が埋め込まれている。バスバー14は、互いに絶縁された複数の金属板から形成され、複数の電子機器とともにパワー基板15を形成している。その複数の電子機器は、コンデンサ16、半導体スイッチング素子17およびリレー18を含んでいる。
【0029】
ハウジング11は、側壁部分13にコネクタ19が形成されている。コネクタ19は、金属板から形成される複数の端子(図示されていない)を備えている。コネクタ19は、電源3に接続される電線に接続され、直流電力6を複数の電子機器に供給する。コネクタ19は、さらに、アクチュエータ5に接続される電線に接続され、電気信号8をアクチュエータ5に出力する。
【0030】
ECU2は、さらに、ヒートシンク21を備えている。ヒートシンク21は、ネジを用いてハウジング11に支持され、電気を通さない絶縁体を介して底部分12の外側の面に熱伝導可能に接合されている。ECU2は、さらに、カバー22を備えている。カバー22は、ハウジング11の口を覆うように接合され、電気回路をハウジング11の外部と隔離している。
【0031】
図3は、ハウジング11の内部に配置される基板の位置関係を示している。その基板は、パワー基板15と制御回路基板23とから形成されている。制御回路基板23は、ハウジング11の内部にバスバー14と平行に配置されている。パワー基板15は、電線24を備えている。電線24は、バスバー14に一体に形成され、塑性加工により形成されている。電線24は、半田を用いて制御回路基板23に電気的に接続されている。
【0032】
パワー基板15は、さらに、シャント抵抗器25を備えている。シャント抵抗器25は、4つの端子を有している。バスバー14は、その4つの端子のうちの端子に接続されている。制御回路基板23は、その4つの端子のうちの他の端子に接続されている。
【0033】
制御回路基板23は、コンピュータであり、センサ群4により測定される物理量を収集し、シャント抵抗器25を介してアクチュエータ5を流れる電流を収集する。制御回路基板23は、その物理量と電流とにに基づいてアクチュエータ5の運動を算出し、電線24を介してその運動を示す電気信号をパワー基板15に伝送する。パワー基板15は、制御回路基板23から出力される電気信号に基づいて、直流電力6から電気信号8を生成する。
【0034】
このとき、制御回路基板23を流れる電流の最大値は、バスバー14を流れる電流の最大値より小さく、制御回路基板23は、パワー基板15より発熱量が小さい。制御回路基板23とパワー基板15とは、同一の基板上に配置しないで、間隔を持って配置されている。このような配置は、バスバー14を流れる電流によるノイズまたはパワー基板15により発せられる熱により、制御回路基板23が誤動作することを防止している。
【0035】
図4は、シャント抵抗器25を詳細に示している。シャント抵抗器25は、1枚の金属板から形成され、抵抗部分30、複数の端子部分および引っ掛かり部分31−1、31−2から形成されている。その複数の端子部分は、電流端子部分32−1、32−2、電圧端子部分33−1、33−2から形成されている。抵抗部分30は、長方形状を形成し、対向する長辺側端縁34−1、34−2と対向する短辺側端縁35−1、35−2とを有している。
【0036】
電流端子部分32−1、32−2は、抵抗部分30より小さい長方形状を形成している。電流端子部分32−1は、抵抗部分30の長辺側端縁34−1の短辺側端縁35−1の側の端に一体に接合されている。電流端子部分32−2は、抵抗部分30の長辺側端縁34−1の短辺側端縁35−2の側の端に一体に接合されている。
【0037】
電圧端子部分33−1、33−2は、屈曲している棒を形成している。電圧端子部分33−1の一端36−1は、抵抗部分30の長辺側端縁34−2の短辺側端縁35−1の側の端に一体に接合されている。電圧端子部分33−2の一端36−2は、抵抗部分30の長辺側端縁34−2の短辺側端縁35−2の側の端に一体に接合されている。電圧端子部分33−1の他端37−1は、電圧端子部分33−2の他端37−2の近傍に配置されている。
【0038】
引っ掛かり部分31−1は、抵抗部分30の短辺側端縁35−1に一体に接合されている。引っ掛かり部分31−2は、抵抗部分30の短辺側端縁35−2に一体に接合されている。
【0039】
シャント抵抗器25は、1枚の金属板から、型で打ち抜かれて製造される。または、シャント抵抗器25は、1枚の金属板から、エッチングにより形成されて製造される。
【0040】
このようなシャント抵抗器25によれば、制御回路基板23は、パワー基板15と制御回路基板23とを電気的に接続するケーブルまたはパワー基板15が有する配線を介してシャント抵抗器の両端の電位差を測定するときより、ノイズや信号経路の温度変化による誤差が小さく、シャント抵抗器25の両端のの電位差をより正確に測定することができる。
【0041】
図5は、ハウジング11の底部分12の外側の面を詳細に示している。その面41は、バスバー14が配置される平面と平行である平面を形成している。コネクタ19は、面41より外側に突出している。ハウジング11は、底部分12に複数の半田領域42を形成している。半田領域42は、コネクタ19から10mm以上離れている。
【0042】
図6は、半田領域42を詳細に示している。半田領域42は、パワー基板15を構成する電子機器の近傍の底部分12に配置されている。その電子機器は、コンデンサ16、半導体スイッチング素子17、リレー18およびシャント抵抗器25を含み、それぞれ端子43を備えている。底部分12は、耐熱樹脂から形成される樹脂層44、45の間にバスバー14が介設されている。樹脂層44はその電子機器が配置されるバスバー14より内側に配置され、樹脂層45は外側の面41が配置されるバスバー14より外側に配置されている。
【0043】
底部分12は、半田領域42に内側と外側とを貫通する穴46が形成されている。穴46は、ハウジング11の底部分12により形成される壁面により形成されている。その壁面は、内側壁面47、バスバー壁面48および外側壁面49を含んでいる。内側壁面47は、樹脂層44により形成されている。バスバー壁面48は、バスバー14により形成されている。外側壁面49は、樹脂層45により形成されている。
【0044】
内側壁面47は、柱体の側面を形成している。バスバー壁面48は、柱体の側面を形成し、その内径は、内側壁面47の内径より小さい。このため、バスバー14の半田領域42の部分は、内側の外部に露出している。バスバー壁面48の内径は、さらに、端子43の径より大きい。外側壁面49は、錐体の側面を形成し、バスバー14に接する部分の内径は、外側の面41に接する部分の内径より小さい。外側壁面49の内径は、さらに、バスバー壁面48の内径より大きい。このため、バスバー14の外側の面51は、バスバー壁面48の近傍に樹脂層45に接合されていない半田面52を含んでいる。半田面52と外側壁面49とのなす角θ、すなわち、半田面52の法線と外側壁面の法線とのなす角θは、30度以下の鋭角を形成している。
【0045】
端子43は、穴46を底部分12の内側から外側に貫通している。端子43は、バスバー14より外側に突出している部分が半田53を介して半田面52に同体に接合され、バスバー14に電気的に接続されている。
【0046】
図7〜図10は、ECU2の製造方法の実施の形態を示している。まず、バスバー14に形成される金属板が製造される。その金属板61は、図7に示されているように、バスバー部分62、コネクタ部分63、電線部分64およびタイバー部分66から形成されている。バスバー部分62は、複数から形成され、バスバー部分62の形状は、バスバー17の形状に一致している。コネクタ部分63は、複数から形成され、コネクタ部分63の形状は、コネクタ19を構成する端子の形状に一致している。電線部分64は、複数から形成され、塑性加工されてバスバー部分62、コネクタ部分63および電線部分64が配置される平面と垂直方向に延びている。電線部分64の形状は、電線24の形状に一致している。タイバー部分66は、複数から形成され、バスバー部分62、コネクタ部分63、電線部分64およびコネクタ部分65を互いに一体に接合している。
【0047】
金属板61は、インサート成形により耐熱樹脂に埋め込まれて、ハウジングが形成される。そのハウジング68は、図8に示されているように、金属板61の電線部分64を耐熱樹脂から外部に露出させている。ハウジング68は、図示されていないコネクタ部分63を耐熱樹脂から外部に露出させている。ハウジング68は、バスバー部分62の半田領域42に属する部分69を耐熱樹脂から露出させ、バスバー部分62の半田領域42に属さない部分を耐熱樹脂に埋め込んでいる。
【0048】
ハウジング68は、さらに、引っ掛け部分70が形成される。引っ掛け部分70は、耐熱樹脂から形成され、ハウジング68の底部分から内側に突出している。
【0049】
ハウジング68は、さらに、図9に示されているように、金属板61のタイバー部分66を耐熱樹脂から外部に露出させている。タイバー部分66は、ドリルで切削されて除去される。このことにより、複数のバスバー部分62は互いに絶縁され、複数のコネクタ部分63は互いに絶縁され、複数のバスバー部分62は互いに絶縁される。
【0050】
タイバー部分66が切除された後に、複数の電子機器(コンデンサ16、半導体スイッチング素子17、リレー18およびシャント抵抗器25)は、それぞれ端子がハウジング68に形成される穴に差し込まれてハウジング11に搭載される。
【0051】
シャント抵抗器25は、特に、引っ掛かり部分31−1、31−2が引っ掛け部分70に引っ掛けられてハウジング11に支持される。シャント抵抗器25は、さらに、電圧端子部分33−1、33−2が塑性変形されて、制御回路基板23が配置される位置に他端37−1、37−2が配置される。
【0052】
図9は、その複数の電子機器をバスバー14に半田付けするフロー半田装置を示している。そのフロー半田装置71は、半田槽72と複数の半田噴き口73とを備えている。半田槽72は、溶融している溶融半田を貯めている。複数の半田噴き口73は、ハウジング11の外側の面41を鉛直下方に向けたときに、半田領域42と一致するように、配置されている。複数の半田噴き口73は、半田槽72に貯められている溶融半田を鉛直上方に吹き出し、噴流74を形成する。溶融半田は、半田槽72と半田噴き口73とを循環している。すなわち、溶融半田は、半田噴き口73から噴き出て噴流74を形成した後に、半田槽72に貯められ、再度半田噴き口73から噴き出て噴流74を形成する。
【0053】
被半田付け部材である電子機器が搭載されたハウジング68は、外側の面41を鉛直下方に向けて、噴流74を形成しているフロー半田装置71に近づけられる。このとき、半田領域42は、噴流74に接触して、電子機器を構成する端子とバスバー14とが半田付けされる。
【0054】
複数の電子機器が半田付けされたハウジング68は、次いで、制御回路基板23が取り付けられ、電線24が制御回路基板23に半田付けされる。ハウジング68は、さらに、電気を通さない絶縁体を介してヒートシンク21が取り付けられ、ハウジング68とヒートシンク21とは、ネジを用いて同体に接合される。ハウジング68は、さらに、カバー22が取り付けられる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によるシャント抵抗器は、アクチュエータに流れる電流をより正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、電子制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図2は、ECUの実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図3】図3は、基板の位置関係を示す斜軸投影図である。
【図4】図4は、本発明によるシャント抵抗器の実施の形態を示す平面図である。
【図5】図5は、ハウジングの実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、半田部分を示す断面図である。
【図7】図7は、金属板を示す斜軸投影図である。
【図8】図8は、ハウジングを示す斜軸投影図である。
【図9】図9は、ハウジングを示す平面図である。
【図10】図10は、フロー半田装置の実施の形態を示す図である。
【図11】図11は、公知の電子制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】図12は、公知のECUの実施の形態を示す斜軸投影図である。
【符号の説明】
1 :電子制御装置
2 :ECU
3 :電源
4 :センサ群
5 :アクチュエータ
6 :直流電力
7 :電気信号
8 :電気信号
11:ハウジング
12:底部分
13:側壁部分
14:バスバー
15:パワー基板
16:コンデンサ
17:半導体スイッチング素子
18:リレー
19:コネクタ
21:ヒートシンク
22:カバー
23:制御回路基板
24:電線
25:シャント抵抗器
30:抵抗部分
31−1〜31−2:引っ掛かり部分
32−1〜32−2:電流端子部分
33−1〜33−2:電圧端子部分
34−1〜34−2:長辺側端縁
35−1〜35−2:短辺側端縁
36−1〜36−2:一端
37−1〜37−2:他端
41:面
42:半田領域
43:端子
44:樹脂層
45:樹脂層
46:穴
47:内側壁面
48:バスバー壁面
49:外側壁面
51:面
52:半田面
61:金属板
62:バスバー部分
63:コネクタ部分
64:電線部分
66:タイバー部分
68:ハウジング
69:部分
70:引っ掛け部分
71:フロー半田装置
72:半田槽
73:半田噴き口
74:噴流
Claims (5)
- 第1基板に接続される第1端子部分と、
前記第1端子部分の間に介設され前記第1端子部分の間に電気抵抗を与える抵抗部分と、
前記第1基板と別個に設けられている第2基板に接続される第2端子部分とを具備し、
前記抵抗部分と前記第1端子部分と前記第2端子部分とは、一体に接合され、
前記第2基板は、前記第2端子部分の間の電位差を測定する
シャント抵抗器。 - 請求項1において、
前記第2基板は、センサから入力される第1電気信号と前記電位差とに基づいて第2電気信号を生成し、
前記第1基板は、前記第2電気信号に基づいてアクチュエータに第3電気信号を生成し、
前記アクチュエータは、可動部分を備え、前記第3電気信号を前記可動部分の運動に変換し、
前記第1基板に流れる電流の最大値は、前記第2基板に流れる電流の最大値より大きい
ことを特徴とするシャント抵抗器。 - 請求項2において、
前記抵抗部分は、前記第1端子部分を介して前記アクチュエータに電気的に直列に接続される
ことを特徴とするシャント抵抗器。 - 請求項3において、
前記第1基板は、複数電子機器を互いに電気的に接続するバスバーを備え、
前記バスバーと前記複数電子機器とを電気的に接続する半田は、同一平面に重なって配置される
シャント抵抗器。 - 請求項4において、
前記アクチュエータは、自動車に搭載され、前記自動車が走行するときに利用される
ことを特徴とするシャント抵抗器。
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|---|---|---|---|
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