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JP2004113078A - 野菜移植機 - Google Patents

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JP2004113078A
JP2004113078A JP2002279407A JP2002279407A JP2004113078A JP 2004113078 A JP2004113078 A JP 2004113078A JP 2002279407 A JP2002279407 A JP 2002279407A JP 2002279407 A JP2002279407 A JP 2002279407A JP 2004113078 A JP2004113078 A JP 2004113078A
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Japan
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seedling
frame
seedling mounting
mounting table
vegetable transplanter
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Application number
JP2002279407A
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English (en)
Inventor
Minoru Kuwabara
桑原 穣
Itsuhito Yasumoto
安本 逸人
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】機体後部に、左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備え、該機体後部から後方へ向けてハンドルフレームが設けられた野菜移植機において、該野菜移植機の運転操作部の操作性の向上を図るとともに、苗載台の総面積を広く確保して作業性の向上を図ることを課題とする。
【解決手段】前記ハンドルフレーム6は左フレーム6Lと右フレーム6Rとを備えて、左のフレーム6Lを機体の左右中央に配置するとともに、右フレーム6Rを機体の右側部に配置し、該左フレーム6Lに、右方へ突出する第1操作部110aと左方へ突出する第2操作部110bとを備えたメインクラッチレバー110を設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行型の野菜移植機に関し、詳しくは、機体後部の運転操作部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機体後部に設けた苗供給部より苗を移植爪内に投入し、該移植爪を畝中へ移動して該苗の移植を行う野菜移植機が知られている。この野菜移植機は、機体後部に左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備え、該機体後部から後方へ向けてハンドルフレームが設けられ、該ハンドルフレーム後部が運転操作部として構成されている。
【0003】
具体的には、特開平11−332316号公報において、機体後部に長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置する野菜移植機の運転操作部は、以下のように構成されている。
同号公報の図1及び図2に示すように、野菜移植機の走行部1aは、走行部ミッションケース7の前部にエンジン9が配置されている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられており、この連結フレーム13の背面右端部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。
【0004】
野菜移植機の植付部1bは、前記連結フレーム13の上面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミッションケース30の下部が固着され、該植付部ミッションケース30の上部に左右第一植付伝動ケース31・31の基部が固着され、更に該左右第一植付伝動ケース31・31の各先端部に左右植付伝動ケース32・32の基部が固着されている。そして、左右第一植付伝動ケース31・31と左右植付伝動ケース32・32に後述する左右苗植付装置5・5の各作動機構が連結されている。左右苗植付装置5・5の後記各々の苗植付具60・60は、走行部1aよりも後側に左右方向に並んで配置している。
また、植付部ミッションケース30に基部を固着した上部フレーム34に、左右苗植付具60・60の上方に位置するように苗供給装置4と苗載台56が取り付けられている。
【0005】
苗供給装置4の前側には、上部フレーム34から前方に突設した取付棒56a・56aに取り付けられた苗載台56が設けられており、その上には育苗トレイが1個載せられる。この苗載台56は機体の左右一側部(左側部)に配置されて、人手により、苗載台56に載置されている育苗トレイのポット苗を苗供給装置4の各苗供給カップ40・40・・・に補給するように構成されている。
【0006】
前記操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面視、略「コ」字型をしており、その両後端部にグリップ6a・6aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a・6aを握って操縦する。グリップ6a・6aの下側にはサイドクラッチレバー100・100が設けられ、該操縦ハンドル6の基部には操作パネル101が設けられている。該操作パネル101には、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする植付昇降レバー102、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー103等が設けられており、該メインクラッチレバー103は該操作パネル103の左右一側部(左側部)に、該植付昇降レバー102は該操作パネル103の左右他側部(右側部)に配置されている。
【0007】
【特許文献】
特開平11−332316号公報(図1、図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報の野菜移植機においては、苗供給装置4の左側方且つ左側の後輪2の後方部分は、機体の進行に合わせて作業者が歩きながら苗補給作業を行うための空間部Aとなっており、通常、作業者はこの空間部Aを歩きながら苗供給装置4に苗補給作業を行うようになっている。この空間部Aにいる作業者にとっては、操作パネル103の右側部に配置される植付け昇降レバー102はやや遠くなって操作がし辛く、逆に、作業者が操縦ハンドル6の右方且つ、苗供給装置4の後方にいる場合は、操作パネル103の左側部に配置されるメインクラッチレバー103がやや遠くなって操作がし辛くなる。特に、メインクラッチレバー103に関しては、安全面の観点から、作業者が即座に容易に操作できる位置に配置しておきたいものであり、万一、野菜移植機が暴走などしたとき、すぐにエンジンからの伝達動力を切断して、野菜移植機の走行を停止させることができるようにしておく必要がある。
【0009】
また、前記野菜移植機では、苗載台56の面積が比較的狭く、該苗載台56上にはそれほど多くの苗ポットを置くことができないため、苗移植作業中に畑の真中で苗ポットがなくなることがある。この場合、いちいち野菜移植機を苗ポットの保管場所まで移動させて、苗載台56に苗ポットを補給してやる必要があり、作業効率があまりよくない。
【0010】
そこで、本発明ではこれらの点を鑑みて、野菜移植機の運転操作部の操作性の向上を図るとともに、苗載台の総面積を広く確保して作業性の向上を図ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
まず、請求項1に記載のように、機体後部に、左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備え、該機体後部から後方へ向けてハンドルフレームが設けられた野菜移植機において、前記ハンドルフレームは左フレームと右フレームとを備えて、左右一方のフレームを機体の左右中央に配置するとともに、左右他方のフレームを機体の側部に配置し、該左右一方のフレームに、右方へ突出する第1操作部と左方へ突出する第2操作部とを備えたメインクラッチ操作手段を設ける。
【0012】
また、請求項2に記載のように、前記ハンドルフレームの左右他方のフレームに機体昇降操作手段と、植深調整操作手段とを設ける。
【0013】
そして、請求項3に記載のように、機体後部に、左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備えた野菜移植機において、前記苗供給部の左右両側に第1苗載台を水平に設けるとともに、該第1苗載台の間に第2苗載台を水平に設け、該第1苗載台と該第2苗載台とを上下に段違いに配置する。
【0014】
また、請求項4に記載のように、前記第2苗載台は、機体後方のハンドルフレームに支持され、前記苗供給部の左右幅に渡って設けられ、該第2苗載台は、上下にスライド可能に構成されるとともに、前後にスライド可能に構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施例である歩行型野菜移植機1について説明する。
図1は歩行型野菜移植機1の左側面図、図2は同じく平面図、図3は苗載部8及び運転操作部9の平面図、図4は苗載部8の後面図、図5は同じく左側面図、図6は運転操作部9の平面図である。
【0016】
まず、野菜移植機1の全体構成から説明する。
図1及び図2に示すように、野菜移植機1は、機体後部に設けた苗供給部7より苗46が移植爪49内に投入され、該移植爪49を畝45中へ移動して該苗46の移植を行う農作業機であり、シャーシの前部を構成するエンジンフレーム24上にエンジン3が載置され、シャーシの前後中央部上にミッションケース4が配置されて、シャーシ後部上から後方に向けてハンドル部材となるハンドルフレーム6が水平方向に連設され、該ハンドルフレーム6の前後中途部上に苗載部8が支持されるとともに苗供給部7が配置されて、該ハンドルフレーム6後部が運転操作部9として構成され、メインクラッチレバー110や、機体昇降レバー120、植深調整レバー125等の操作レバーが配置されている。
【0017】
シャーシの前部には前輪回動支軸10が左右水平方向に横架されて、該前輪回動支軸10の左端部と右端部とにそれぞれ前輪支持体となる前輪支持アーム11・11の上端部が取り付けられている。この左右の前輪支持アーム11・11は、シャーシに対して回動可能に構成されていて、各前輪支持アーム11の下端部に従動輪である前輪12が回転自在に取り付けられている。
【0018】
また、ミッションケース4より後輪駆動軸15・15が左右両側方に突出されている。各後輪駆動軸15の外側には、それぞれ後輪支持パイプ21が配置されて、各後輪支持パイプ21の外端部に後輪支持体となるチェーンケース16の上端部が固設されている。この左右のチェーンケース16・16はシャーシに対して回動可能に構成されていて、各チェーンケース16の下端部に駆動輪である後輪17が支持されている。
【0019】
そして、苗供給部7の下方に移植部40が配置され、該移植部40は移植爪49を昇降して、最上位置で苗供給部7より苗46を受け取り、下端位置で移植爪49を開いて畝45中に苗を落下させて、その後方に配置した覆土輪22により苗46の根部に土を寄せて覆土して移植する構成としている。
【0020】
苗供給部7には、左右横長の長円形状に連結した苗搬送体を連続的に回転駆動する構成を設けている。該苗搬送体は苗挿入用ポット48とポット取付基部41より構成され、苗46の挿入される苗挿入用ポット48をポット取付基部41が保持して回転駆動させる。そして、苗搬送体の長円形状となる移動軌跡の適宜位置に受継部が設けられて、該受継部より苗46を落下させて、移植部40の移植爪49に苗46が投入される。
【0021】
次に、苗載部8の構成について説明する。
図3及び図4に示すように、苗載部8は、機体左右両側に配置される主苗載台たる第1苗載台81L・81Rと、左右中央に配置される予備苗載台たる第2苗載台82とを備え、それぞれハンドルフレーム6上に支持されている。
この左右の第1苗載台81L・81Rは同じ高さ位置、若しくは、略同じ高さ位置に水平に配置されて、第2苗載台82は該第1苗載台81L・81Rよりも1段高くして水平に配置されている。
【0022】
図2に示すように、ハンドルフレーム6は、平面視、略「E」状に形成されて、右フレーム6Rと中フレーム6Mと左フレーム6Lとを備えている。該左フレーム6Lは機体の左右中央に、該右フレーム6Rは機体の右側部に配置されて、該左フレーム6Lと該右フレーム6Rとは、平面視、前方側が開口する「コ」字型に一体的に形成されている。左フレーム6Lの前半部と右フレーム6Rの前半部との左右間に中フレーム6Mが配置され、該右フレーム6Rの前端部と該中フレーム6Mの前端部とがミッションケース4の左右両側部に固設されている。そして、右フレーム6Rの前後中央部と中フレーム6Mの後部との間に支持プレート60Rが架設され、該支持プレート60Rの下部に苗供給部7の駆動ケース(図示略)が垂設されている。
【0023】
また、左フレーム6Lには前後中央部から左方(外側方)へ向けて支持プレート60Lが固設され、該支持プレート60Lの下面と、前記支持プレート60Rの下面とに、それぞれシャーシを構成する左右一対の後部フレーム5・5の後端上部が固設されている(図1参照)。そして、中フレーム6Mと左フレーム6Lとには、左側方へ延出する支持フレーム69が架設されて、この支持フレーム69や、支持プレート60R・60Lにより、苗供給部7が支持されている。
【0024】
前記支持プレート60Rに垂設された駆動ケースから上方に駆動軸76が突設されて、該駆動軸76に駆動スプロケット77が固設されている。また、支持プレート60Lの略左右中央部と支持フレーム69の左側部との間には取付フレーム73が架設されて、該取付フレーム73に上方に突設する支持軸78が枢設され、該支持軸78に従動スプロケット79が固設されている。この駆動スプロケット77と従動スプロケット79とは略機体の左右幅間に配置されて、該駆動スプロケット77と該従動スプロケット79とに、無端状に連結したポット取付基部41・41・・・連が巻回されている。ポット取付基部41にはそれぞれ、一の苗が挿入される苗挿入用ポット48が保持される。該駆動スプロケット77へは前記ミッションケース4よりチェーン等の伝動機構を介して動力が伝達される。このようにして苗供給部7が構成され、該苗供給部7の左右両側方に第1苗載台81L・81Rが配置される。
【0025】
図3に示すように、支持フレーム69の左端部(外端部)と、右フレーム6Rの前後中央部とにそれぞれ取付部69e・6eが形成されて、各取付部69e・6eから、それぞれ側面視、「L」字形状の苗載台フレーム83L・83Rが斜前方へ向けて延設され、該苗載台フレーム83L(83R)上に第1苗載台81L(81R)が取り付けられている。
【0026】
この第1苗載台81L(81R)は、前後方向に長い矩形のフレーム81aと、左右方向に長い矩形のフレーム81bとが中心位置(重心位置)を合わせて接合され、平面視、略「十」字型に形成されている。一方のフレーム81aには、対向する一組の長辺部位の前後中央部間に取付プレート81cが架設されている。また、第1苗載台81L(81R)の前後両端部81d・81dと、左右両端部81e・81eとはそれぞれ上方に折曲されていて、この4箇所の折曲部に係合させて、矩形の苗載トレイがフレーム81a・81b上に置かれ、該苗載トレイ上に前記の苗46・46・・・が縦横に並べられる。
【0027】
図4及び図5に示すように、苗載台フレーム83L(83R)は、垂直部位83aと、該垂直部位83aの上端から前方へ延出される水平部位83bとを備え、該垂直部位83aの下部が前記フレーム69(6R)の取付部69e(6e)の取付孔69f(6f)に挿入されて、ボルトとナットから成る固定具85を介して締結されている。この固定具85を緩めると、苗載台フレーム83L(83R)の垂直部位83aがフレーム69(6R)の取付孔69f(6f)に対して上下スライド自在、且つ、左右回転自在となって、作業者が作業しやすいように苗載台フレーム83L(83R)の高さ位置と向きとを調整できるようになり、また、野菜移植機1を車庫などに収納するときなど、第1苗載台81L(81R)を苗載台フレーム83L(83R)ごと取り外して、機体をコンパクトに収めることもできる。
【0028】
また、苗載台フレーム83L(83R)の垂直部位83aにストッパを形成して、苗載台フレーム83L(83R)が所定高さより下方に下がらないように構成しておいてもよい。具体的には、苗載台フレーム83L(83R)の垂直部位83aの上下中途部に凸部を形成しておき、該凸部がフレーム69(6R)の取付孔69f(6f)の縁部に引っ掛かったときに、苗載台フレーム83L(83R)が最下位置となり、該最下位置で、苗載台フレーム83L(83R)の水平部位83bの下端位置が、前記苗供給部7のポット取付基部41に保持される苗挿入用ポット48・48・・・の上端位置よりも高くなるように構成しておく。この構成では、最下位置にある苗載台フレーム83L(83R)を左右に回動させたときにも(図3参照)、その水平部位83bがポット取付基部41上の苗挿入用ポット48・48・・・に当たることはなく、安全性の向上を図ることができる。
【0029】
さらに、第1苗載台81L(81R)を左右に回動させたときに、該第1苗載台81L(81R)が第2苗載台82を支持する苗載台フレーム84L(84R)と当たらないように、該第1苗載台81L(81R)を支持する苗載台フレーム83L(83R)と、該苗載台フレーム83L(83R)が挿入されるフレーム69(6R)の取付孔69f(6f)との間に回転規制部材を設けて、第1苗載台81L(81R)の回転範囲を規制するように構成しておいてもよい。
【0030】
また、苗載台フレーム83L(83R)の水平部位83bの先端部(前端部)には第1苗載台81L(81R)の取付部83cが形成されている。この取付部83cは軸方向を上下に向けて配置される円筒体83dと、該円筒体83d内に挿入される軸体83eと、該軸体83eの上端に取り付けられた円盤体83fとを備え、該円盤体83fの外径は円筒体83dの内径より大きく形成されて、軸体83e及び円盤体83fは円筒体83dの上端面に回転自在に支持されて、該円盤体83f上に第1苗載台81L(81R)の取付プレート81cが固設されている。また、円筒体83dには苗載台フレーム83L(83R)の水平部位83bの軸方向にボルトとナットから成る固定具86が螺入されて、該固定具86の内端部が軸体83eの外周面を押圧して、該軸体83eの回転が規制されている。この固定具86を緩めると、軸体83eは円筒体83dに対して左右回転自在となって、作業者が作業しやすいように苗載台81L(81R)の向きを調整できるようになっている。
【0031】
図1及び図3に示すように、左フレーム6Lの前後中央部と、右フレーム6Rの前部とにそれぞれ取付部6g・6hが形成されて、各取付部6g・6hから、それぞれ側面視、「L」字形状の苗載台フレーム84L・84Rが前方へ向けて延設され、該苗載台フレーム84L・84R上に第2苗載台82が架設されている。左右の苗載台フレーム84L・84Rは、左側の苗載台フレーム84Lの方が右側の苗載台フレーム84Rよりもやや前方に配置されており、両苗載台フレーム84L・84Rとも、前後方向に伸縮可能に構成されて、該苗載台フレーム84L・84R上に第2苗載台82が前後にスライド可能に取り付けられている。
【0032】
図3に示すように、第2苗載台82は、矩形の外枠フレーム82a内に棒状の縦フレーム82b・82b・・・と横フレーム・82c・82cとが縦横に複数架け渡されて、平面視、略「田」字状に形成されている。これらのフレーム82b・82b・・・、82c・82cはそれぞれ長手方向の両端部が上方に折曲されて、該折曲部の上端が外枠フレーム82aの下面に固設されている。そして、外枠フレーム82a内には矩形の苗載トレイが嵌め込まれ、該苗載トレイは複数のフレーム82b・82b・・・、82c・82cに支持されて、該苗載トレイ上に前記の苗46・46・・・が縦横に並べられる。
【0033】
図4及び図5に示すように、苗載台フレーム84L(84R)は、垂直部位84aと、該垂直部位84aの上端から前方へ延出される水平部位84bとを備え、該垂直部位84aの下部が前記フレーム6L(6R)の取付部6g(6h)の取付孔6j(6k)に挿入されて、ボルトとナットから成る固定具87を介して締結されている。この左右のフレーム6L・6Rの取付部6g・6hの固定具87・87をともに緩めると、苗載台フレーム84L(84R)の垂直部位84aがフレーム6L(6R)の取付孔6j(6k)に対して上下スライド自在となって、第2苗載台82を水平姿勢を保ちながら上下に平行移動させることができ、作業者が作業しやすいように苗載台フレーム84L・84Rの高さ位置を調整できるようになるとともに、また、野菜移植機1を車庫などに収納するときなど、第2苗載台82を苗載台フレーム84L・84Rごと取り外して、機体をコンパクトに収めることもできる。
【0034】
また、苗載台フレーム84L・84Rの垂直部位84a・84aにストッパを形成して、苗載台フレーム84L・84Rが所定高さより下方に下がらないように構成しておいてもよい。具体的には、左右の苗載台フレーム84L・84Rのうち、少なくとも一方の垂直部位84aの上下中途部に凸部を形成しておき、該凸部がフレーム6L(6R)の取付孔6g(6h)の縁部に引っ掛かったときに、苗載台フレーム84L・84Rが最下位置となり、該最下位置で、苗載台フレーム84L・84Rの水平部位84bの下端位置が、前記苗供給部7のポット取付基部41に保持される苗挿入用ポット48・48・・・の上端位置よりも高くなるように構成しておく。
【0035】
以上のように、第1苗載台81L・81Rの苗載台フレーム83L・83Rと、第2苗載台82の苗載台フレーム84L・84Rとは上下にスライド可能で、高さ調整が可能になっており、通常は、第1苗載台81L・81Rは同じ高さ位置、若しくは、略同じ高さ位置に配置されて、第2苗載台82は該第1苗載台81L・81Rよりもやや高く、上下に段違いに配置される。
【0036】
また、図5に示すように、苗載台フレーム84L(84R)の水平部位84bの前部には支持パイプ84cが前後スライド自在に外嵌されている。そして、図3に示すように、左側の苗載台フレーム84Lの支持パイプ84cは第2苗載台82の左右中央の縦フレーム82bに取り付けられ、右側の苗載台フレーム84Lの支持パイプ84cは最右方の縦フレーム82bに取り付けられている。このように、第2苗載台82は左右中央部と右端部とが苗載台フレーム84L・84Rに支持されていて、前後にスライド可能に構成されている。第2苗載台82の左半分は、左側の苗載台フレーム84Lの支持パイプ84cより左方へ突出して、該第2苗載台82は、前記苗供給部7の駆動スプロケット77と従動スプロケット79上に跨って、該苗供給部7の左右幅に配置されて、第2苗載台82に載置される苗載トレイの面積が広く確保され、多数の苗46・46・・・を載置できる。
【0037】
図5に示すように、支持パイプ84cの前端部と後端部には、それぞれボルトとナットから成る固定具88・88が下方から螺入されて、該固定具88・88のうち、少なくとも一方の固定具88の内端部が苗載台フレーム84Lの水平部位84bの外周面を押圧することで、支持パイプ84cの摺動が規制されている。この固定具88・88を緩めると、第2苗載台82を支持する支持パイプ84cは水平部位84bに対して前後スライド自在となって、作業者が作業しやすいように苗載台82を前後にずらすことができるようになっている。
【0038】
以上のように、苗載部8は第1苗載台81L・81Rと第2苗載台82とを備えて、苗載台81L・81L・82に載置される苗載トレイの総面積が広く確保され、充分な量の苗46・46・・・を載置することができて、途中で苗46・46・・・を補給する必要が殆どなくなり、作業性が向上する。
【0039】
次に、運転操作部9の構成について説明する。
図2に示すように、本野菜移植機1では、ハンドルフレーム6の右フレーム6Rの右側方の、後輪17後方(苗供給部7の右斜め後方)に主作業者101が位置し、左フレーム6Lの左側方の後輪17後方(苗供給部7の左斜め後方)に補助作業者102が位置し、あるいは、一人作業の場合は機体右側のみ位置し、主作業者101は前記運転操作部9を操作するとともに、右側の第1苗載台81Rから苗46を取り、苗供給部7の各苗搬送ポット41に一つずつ(あるいは所定本数ずつ)苗46を挿入していく。補助作業者102は主作業者101が苗搬送ポット41に挿入できなかった苗搬送ポット41に苗46を挿入して補完する。
【0040】
図6に示すように、機体の左右中央に配置される左フレーム6Lの後部には、メインクラッチレバー110が配置され、機体右側部に配置される右フレーム6Rの後部には、アクセルレバー105と機体昇降レバー120と植深調整レバー125とが配置され、左右のフレーム6L・6Rの後端部にはそれぞれサイドクラッチレバー115・116が配置されて、各種操作レバーの配置構成が整理され、操作性の向上が図られている。
【0041】
左フレーム6Lの後部にはメインクラッチレバーガイド111が取り付けられ、該メインクラッチレバーガイド111には前後方向にガイド孔が形成されて、該ガイド孔にメインクラッチレバー110が前後回動自在に挿入されている。メインクラッチレバー110は、平面視、「T」字型に形成され、右方へ突出する第1操作部110aと左方へ突出する第2操作部110bとを備えて、機体の右後方で作業する主作業者101は該第1操作部110aを操作し、機体の左後方で作業する補助作業者102は該第2操作部110bを操作するように構成されている。
【0042】
エンジン3からの出力軸とミッションケース4への入力軸との間にはベルトテンション式のクラッチ機構が設けられており、該クラッチ機構のレバーアームとメインクラッチレバー110とがワイヤー112等を介して連結されている。メインクラッチレバー110の入・切は、メインクラッチレバーガイド111のガイド孔の前端位置で「入」、後端位置で「切」となるように構成され、該メインクラッチレバー110の操作により前記クラッチ機構の入・切が行われて、エンジン3からミッションケース4への伝達動力が接・断される。
【0043】
また、メインクラッチレバー110は、ワイヤー113等を介してミッションケース4のブレーキ機構に連結されている。ミッションケース4内には前記入力軸と平行にブレーキ軸が配置されており、該ブレーキ軸上には出力スプロケットとブレーキドラムとが周設されて、該出力スプロケットと、前記入力軸上の入力スプロケットとの間にチェーンが巻回され、該ブレーキドラムはカム機構を介してブレーキシューを圧接させることで制動できるようにしている。このカム機構に取り付けたアームがワイヤー113等を介してメインクラッチレバーに連結されて、該メインクラッチレバー110が「入」位置でブレーキ機構は解除となり、「切」位置でブレーキ機構が作動して、野菜移植機1を制動させる。
【0044】
以上のような構成で、メインクラッチレバー110は機体の左右中央に配置されて、機体後方の左右両側方、どちらからでも操作がしやすいようになっており、万一、野菜移植機1が暴走などしたとき、主作業者101、又は補助作業者102は無理な姿勢をとることなく容易にメインクラッチレバー110の第1操作部110a、又は第2操作部110bを操作することができ、該メインクラッチレバー110を「切」位置に回動することで、エンジン3からの動力伝達が切断されるとともに、ブレーキ機構が作動して、野菜移植機1の走行を即座に停止させることができる。このように、本野菜移植機1は、メインクラッチレバー110の操作性の向上が図られるとともに、安全性の向上が図られている。
【0045】
また、このメインクラッチレバー110の後方には、左右のフレーム6L・6Rの後端部にそれぞれサイドクラッチレバー115・116が上下回動自在に取り付けられている。前記ミッションケース4の入力軸と前記左右の後輪駆動軸15・15との間にはそれぞれサイドクラッチ機構が設けられており、ミッションケース4の左側部と右側部とに設けられたクラッチアームを回動することによって、後輪駆動軸15・15への動力の接・断を可能とし、該クラッチアームはそれぞれワイヤー117・118を介して前記サイドクラッチレバー115・116に連結されている。
【0046】
一方、ハンドルフレーム6の右フレーム6Lの後部には、アクセルレバー105が上下回動自在に取り付けられて、該アクセルレバー105の斜後方に、機体昇降レバー120が配置され、前方に植深調整レバー125が配置されている。
アクセルレバー105はワイヤー106等を介してエンジン3の右側部のスロットルレバーに連結され、該アクセルレバー105の操作によって該スロットルレバーが回動し、キャブレター内のスロットルバルブを駆動して空気または混合気量を調節し、エンジン3の回転数を調整するように構成されている。
【0047】
機体昇降レバー120は、右フレーム6R後部に取り付けられた機体昇降レバーガイド121に前後回動自在及び左右回動自在に挿入されている。機体昇降レバーガイド121は前後方向に形成された第1ガイド孔と、該第1ガイド孔の前後中央部より内方向(右方)へ向けて形成された第2ガイド孔とを備えている。機体昇降レバー120は、機体昇降レバーガイド121の第1ガイド孔の前端位置で機体下降位置に、後端位置で機体上昇位置になるよう構成され、さらに第2ガイド孔の内端位置(右端位置)で、中立位置となるように構成され、該機体昇降レバー120は、ワイヤー122と植深調整リンク機構127とを介して、エンジン3とミッションケース4との間に配置される油圧ポンプ27右側部のレバーアーム128に連結されている。機体昇降レバー120の操作により、油圧ポンプ27右側部のレバーガイド75が回動され、該油圧ポンプ27の下方に配置された油圧シリンダ28が作動して、機体昇降リンク機構によって機体本体が昇降するように構成されている。
【0048】
また、機体昇降レバー120は、ワイヤー123等を介して前記覆土輪22を昇降させる覆土輪昇降機構と、ワイヤー124等を介して覆土輪22を位置固定するロック機構とにそれぞれ連結されている。覆土輪22の覆土輪昇降レバー130はハンドルフレーム6の中フレーム6Mの下方で、後部フレーム5・5の中途部間に架設されたフレームに上下回動可能に取り付けられ、斜後方へ向けて延出されている。覆土輪昇降レバー130の前後中途部は前記の覆土輪昇降機構とロック機構とにそれぞれ連結されるとともに、該覆土輪昇降レバー130の後部から覆土輪22が垂設されて、該覆土輪22は該覆土輪昇降レバー130の操作により手動で昇降されるとともに、機体昇降レバー120の操作によっても昇降されるように構成されている。
【0049】
機体昇降レバー120を前方へ回動して、機体昇降レバーガイド121の機体下降位置にセットしたときには、機体本体が下降し始め、前記ロック機構が解除されて、前記覆土輪昇降機構により覆土輪22が下方回動する。一方、機体昇降レバー120を後方へ回動して、機体昇降レバーガイド121の機体上昇位置にセットしたときには、機体本体が上昇し始め、前記ロック機構が解除されて、前記覆土輪昇降機構によって覆土輪22が上方回動する。
【0050】
そして、植深調整レバー125は、右フレーム6R後部に垂設された植深調整レバーガイド126に上下回動自在に挿入されている。
植深調整レバーガイド126には上下方向にガイド孔が形成されており、該ガイド孔に沿って複数の係止孔が形成されている。この係止孔はガイド孔から外方向(左方)へ向けて形成されていて、植深調整レバー125を上下に回動した後、外方向(左方)へに軽く押し込み、所望の係止孔に係合させるように構成されている。この植深調整レバー125を係合させる係止孔を変更することで、機体本体の昇降量を微調整することができるように構成されている。
【0051】
図1に示すように、前記エンジンフレーム24からは斜後方に向けて支持アーム53が回動自在に支持されており、該支持アーム53の後端部に畝センサローラ50が取り付けられ、該畝センサローラ50の回転軸と、植深調整レバー125の前端部と、前記油圧ポンプ27のレバーアーム128とがそれぞれ前記植深調整リンク機構127によって連結されている。
【0052】
図6に示すように、植深調整レバー125の回動操作によって前記レバーアーム128を回転させ、油圧ポンプ27の開閉摘みが開閉されて、油圧シリンダ28へ油量が供給され、または、油圧シリンダ28から油量が流出されて、該油圧シリンダ28のシリンダロッドを進退させ、これにより前記機体昇降リンク機構が作動して、機体本体が昇降するとともに、該植深調整リンク機構127によって畝45上面から機体本体下面までの高さが一定に保たれるように機体本体高さが調整されるように構成されている。
【0053】
なお、本実施例では、メインクラッチ操作手段はメインクラッチレバー110とメインクラッチレバーガイド111とで、機体昇降操作手段は機体昇降レバー120と機体昇降操レバーガイド121とで、植深調整操作手段は植深調整レバー125と植深調整レバーガイド126とで、それぞれ構成されているが、特にこれらの操作手段の構成は限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏するのである。
まず、請求項1に記載の発明では、作業者はメインクラッチ操作手段を、機体後方の左右両側方、どちらからでも操作がしやすいようになり、万一、野菜移植機1が暴走などしたとき、無理な姿勢をとることなく容易にメインクラッチ操作手段の第1操作部、又は第2操作部を操作することができて、野菜移植機の走行を即座に停止させることができ、操作性が向上するとともに、安全性が向上する。
【0055】
また、請求項2に記載の発明では、ハンドルフレームの、左右一方のフレームにメインクラッチ操作手段が配置されるとともに、左右他方のフレームに機体昇降操作手段と、植深調整操作手段とが配置されて、各種操作手段の配置構成が整理され、操作性が向上する。特に、メインクラッチ操作手段は機体後方の左右両側方、どちらからでも操作がしやすくなり、操作性が向上する。
【0056】
そして、請求項3に記載の発明では、第1苗載台と、第2苗載台とは上下に段違いに設けることで、苗載台の総面積を広く確保することができ、充分な量の苗を載置することができて、途中で苗を補給する必要がなくなり、作業性が向上する。
【0057】
また、請求項4に記載の発明では、前記第2苗載台は苗供給部の左右幅に渡って設けらて、該第2苗載台の総面積を広く確保することができ、充分な量の苗を載置することができて、途中で苗を補給する必要が殆どなくなり、作業性が向上する。また、第2苗載台を上下にスライドさせて、作業者の作業しやすい高さ位置に配置することができるとともに、前後にスライドさせて、作業者の作業しやすい位置に配置することができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型野菜移植機1の左側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】苗載部8及び運転操作部9の平面図。
【図4】苗載部8の後面図。
【図5】同じく左側面図。
【図6】運転操作部9の平面図。
【符号の説明】
1  野菜移植機
3  エンジン
4  ミッションケース
6  ハンドルフレーム
6L 左フレーム
6R 右フレーム
7  苗供給部
8  苗載部
81L 第1苗載台
81R 第1苗載台
82  第2苗載台
101  主作業者
102  補助作業者
105  アクセルレバー
110  メインクラッチレバー
110a 第1操作部
110b 第2操作部
120  機体昇降レバー
125  植深調整レバー

Claims (4)

  1. 機体後部に、左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備え、該機体後部から後方へ向けてハンドルフレームが設けられた野菜移植機において、
    前記ハンドルフレームは左フレームと右フレームとを備えて、左右一方のフレームを機体の左右中央に配置するとともに、左右他方のフレームを機体の側部に配置し、
    該左右一方のフレームに、右方へ突出する第1操作部と左方へ突出する第2操作部とを備えたメインクラッチ操作手段を設けたことを特徴とする野菜移植機。
  2. 前記ハンドルフレームの左右他方のフレームに機体昇降操作手段と、植深調整操作手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の野菜移植機。
  3. 機体後部に、左右横長の長円形状に複数の苗挿入用ポットを配置して、水平面上で回転させて受継部へ搬送する苗供給部を備えた野菜移植機において、
    前記苗供給部の左右両側に第1苗載台を水平に設けるとともに、該第1苗載台の間に第2苗載台を水平に設け、該第1苗載台と該第2苗載台とを上下に段違いに配置したことを特徴とする野菜移植機。
  4. 前記第2苗載台は、機体後方のハンドルフレームに支持され、前記苗供給部の左右幅に渡って設けられ、該第2苗載台は、上下にスライド可能に構成されるとともに、前後にスライド可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の野菜移植機。
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JP2010063415A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Iseki & Co Ltd 苗移植機
JP2010148378A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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